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技術 ストマックポンプ及び魚の胃から内容物を採取してサンプルを作成する方法

出願人 久保和彦
発明者 久保和彦
出願日 1998年3月23日 (23年3ヶ月経過) 出願番号 1998-095300
公開日 1999年10月5日 (21年9ヶ月経過) 公開番号 1999-266761
状態 特許登録済
技術分野 魚釣り(4)(釣り用付属具) 家畜、動物の飼育(3)(その他の飼育)
主要キーワード 装着管 筒状メッシュ 蛇腹体 釣り道具 補強リング フライフィッシング ヤマメ 接続筒
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1999年10月5日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (11)

課題

の内容物を容器内に吸引して観察可能とするとともに、内容物を他の容器に移し変えることなく、その容器をサンプルとし、フライ毛鉤)の選択及びフライ(毛鉤)作りの参考とするストマックポンプを提供する。

解決手段

押圧ポンプ5、透明な容器6及びチューブ7が互いに着脱可能に組み立てられ、押圧ポンプ5は、蛇腹体13及びメッシュフィルタ具備し、チューブ7を魚Fの胃の中に挿入し、蛇腹体13を圧縮解放することにより胃の中の内容物を容器6内に吸い出して観察可能とするとともに、容器6に蓋を装着することにより、容器6をサンプル容器として利用可能とする。

概要

背景

近年人気のあるフライフイシングとは、文字通りフライ(毛鉤)による魚釣りで、その中でも昆虫を捕らえるを昆虫を模したフライを使って釣るという釣り方である。日本では、ヤマメイワナマス等の仲間を主な対象としている。そのような昆虫食性を示す魚が、日々、目にし、ロにもしている水生昆虫の多くは、一生の大部分を水中で生活し、わずかな時間ではあるが最終段階大気中ですごす。大気生活に入る際、ほとんどの種で(はね)が生えた姿に変態する。これを羽化といい、フライフイツシングでは羽化をハッチとも呼び、異常なまでに重視する。それというのも、水生昆虫はその時またはその前後にもの凄く魚に食われるからである。従って、釣り人から見れば、今、魚が正に捕らえ食っている虫がなんなのか(どんな種で、どんな状態、幼虫なのか、脱皮中なのか、成虫なのか)分かれば、その虫と紛らわしいフライを使いより簡単に魚を釣ることができる。この釣りの長い歴史に見る通り、フライフイッシングというのは、元々水生昆虫の生態と分かちがたく結びついている釣りなのである。(島崎憲司郎著、「水性昆虫アルバム」を参照。)

実際には流されている虫をネットですくったり、羽化して飛びたった虫を捕まえたりして、虫の種や状態をある程度、把握してフライを選択する。魚を釣り上げた場合は、その魚の内容物を調べることにとって虫の種、状態を特定することができ、フライの選択は容易になり、よく釣れるようになる。

このような背景を下に、従来より、ストマックポンプと呼んでいる魚のの内容物を吸い上げる道具があり、吸い上げた胃の内容物をシャーレ等にあけて調べる。時にはその虫を別のボトル採取した虫をホルマリンづけにするためのインセクトボトルと称する物。)に入れ、保存することがある。

図1は、従来のストマックポンプを示し、このストマックポンプ1は、チューブ2の基端ゴム等の材料で形成された圧縮復元可能な弾性3が取付けられ、チューブ1の先端を魚の胃の中に入れて、嚢3を圧縮し解放することにより、胃の中の内容物を吸い上げるものであり、いわゆる、スポイトの域を越えないものである。

しかしながら、このようなストマックポンプ1では、吸い取った内容物を外部から見ることができないので、シャーレ等に移し変えて観察しなくてはならず、釣り場にまでにシャーレ等を持参したり、又釣り場でそのような移し変えの作業をすることは実際のところ煩わしいという問題があった。又、サンプルとしてインセクトボトルに保存することも、同様に煩わしいという問題があった。

概要

魚の胃の内容物を容器内に吸引して観察可能とするとともに、内容物を他の容器に移し変えることなく、その容器をサンプルとし、フライ(毛鉤)の選択及びフライ(毛鉤)作りの参考とするストマックポンプを提供する。

押圧ポンプ5、透明な容器6及びチューブ7が互いに着脱可能に組み立てられ、押圧ポンプ5は、蛇腹体13及びメッシュフィルタ具備し、チューブ7を魚Fの胃の中に挿入し、蛇腹体13を圧縮し解放することにより胃の中の内容物を容器6内に吸い出して観察可能とするとともに、容器6に蓋を装着することにより、容器6をサンプル容器として利用可能とする。

目的

本発明の課題は、上記のような従来の問題を解決しようとすることであり、(1)ストマックポンプにおいて、魚の胃から吸い出した内容物をシャーレ等に移し変えることなく、ストマックポンプを構成する容器内に採取してその場で見ることができる、(2)内容物の中で観察対象とする虫等をポンプ本体側へ流入することを阻止して容器内に採取でき、(3)内容物を他の瓶や容器に移し変えることなく、吸い出したストマックポンプを構成する容器に蓋をすることにより簡単にサンプルとして、運搬、保存することのできる、ストマックポンプ及びそれを使用した魚の胃から内容物を採取してサンプルを作成する方法を実現することである。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

押圧ポンプ、透明な容器及びチューブが互いに着脱可能に組み立てられて構成されるストマックポンプであって、上記容器は、大径の容器本体と、該容器本体の基端部及び先端部に夫々形成された小径の筒状端部とから構成され、上記押圧ポンプは、弾力的に圧縮復元が可能なポンプ本体、メッシュフィルタ及び上記容器本体の基端部の筒状端部に装着可能な先端装着管部とを具備しており、上記チューブの基端は、上記容器本体の先端部の筒状端部の開口内に水密状態を保って挿入できる直径であり、上記チューブの先端は、の中に挿入され、上記ポンプ本体を圧縮し解放することにより、上記胃の中の内容物を上記容器内に吸い出して観察可能とするとともに、上記容器本体の先端部及び基端部の筒状端部に蓋を装着することにより、上記容器をサンプル容器として利用可能とすることを特徴とするストマックポンプ。

請求項2

上記容器本体の先端部及び基端部の筒状端部の外周面にねじが形成されていることを特徴とする請求項1記載のストマックポンプ。

請求項3

上記ポンプ本体は蛇腹体であり、上記押圧ポンプは、上記蛇腹体と先端装着管部とが接続筒を介して接続されて構成され、上記先端装着管部の先端は、上記容器の筒状端部の開口に圧入又は螺着して装着できるようにした構成であることを特徴とする請求項1又は2記載のストマックポンプ。

請求項4

上記ポンプ本体は蛇腹体であり、上記押圧ポンプは、上記蛇腹体と先端装着管部とから一体に構成され、上記先端装着管部の先端は、上記容器の筒状端部の開口に圧入又は螺着して装着できるようにした構成であることを特徴とする請求項1又は2記載のストマックポンプ。

請求項5

押圧ポンプ、透明な容器及びチューブが互いに着脱可能に組み立てられて構成されるストマックポンプであって、上記容器は、大径の容器本体と、該容器本体の基端部及び先端部に夫々形成された小径の筒状端部とから構成され、上記押圧ポンプは、弾力的に圧縮と復元が可能なポンプ本体、メッシュフィルタ及び上記容器本体の基端部の筒状端部に装着可能な先端装着管部とを具備しており、上記チューブは、上記容器本体の先端部の筒状端部の開口内に水密状態を保って挿入できる直径であるストマックポンプを利用して魚の胃から内容物を採取してサンプルを作成する方法において、次の(1)〜(6)の作業過程を含むことを特徴とする魚の胃から内容物を採取してサンプルを作成する方法。(1)上記蛇腹体を伸縮させて水を容器内に吸引充填する。(2)上記チューブの先端を魚の口腔内を通して胃まで挿入し、蛇腹体の押圧部を押圧して容器内の水を胃の中に注入する。(3)上記蛇腹体の押圧部を押圧した状態からゆっくりと押圧を解放して上記蛇腹体を伸ばすことにより、魚の胃の中の内容物を上記水とともに容器内に吸い出す。(4)上記チューブを上記容器内に押し込み、上記チューブの基端を容器の略基端側に位置させ、チューブが下方にくるように容器を垂直にする。(5)容器6の内容物が下に沈むのを待って押圧ポンプを容器から取り外し、チューブを容器から徐々に下方に引き抜きながら、容器内の水を排水する。(6)容器内の排水が終了してから、チューブを筒状端部から完全に引き抜き、該筒状端部に蓋を装着し、保存液を容器内に充填してサンプルを完成する。

技術分野

0001

本発明は、フライフィッシングに用いる釣り道具に関するものであり、の内容物を調べ魚の好物とする昆虫の種類、状態を知り、フライ選択の手段として、又それに似せたフライ(毛鉤)を作るための、魚の胃の内容物を吸引して吸い出すポンプ(以下、「ストマックポンプ」という。)及び魚の胃から内容物を採取してサンプルを作成する方法に関する。

背景技術

0002

近年人気のあるフライフイシングとは、文字通りフライ(毛鉤)による魚釣りで、その中でも昆虫を捕らえる魚を昆虫を模したフライを使って釣るという釣り方である。日本では、ヤマメイワナマス等の仲間を主な対象としている。そのような昆虫食性を示す魚が、日々、目にし、ロにもしている水生昆虫の多くは、一生の大部分を水中で生活し、わずかな時間ではあるが最終段階大気中ですごす。大気生活に入る際、ほとんどの種で(はね)が生えた姿に変態する。これを羽化といい、フライフイツシングでは羽化をハッチとも呼び、異常なまでに重視する。それというのも、水生昆虫はその時またはその前後にもの凄く魚に食われるからである。従って、釣り人から見れば、今、魚が正に捕らえ食っている虫がなんなのか(どんな種で、どんな状態、幼虫なのか、脱皮中なのか、成虫なのか)分かれば、その虫と紛らわしいフライを使いより簡単に魚を釣ることができる。この釣りの長い歴史に見る通り、フライフイッシングというのは、元々水生昆虫の生態と分かちがたく結びついている釣りなのである。(島崎憲司郎著、「水性昆虫アルバム」を参照。)

0003

実際には流されている虫をネットですくったり、羽化して飛びたった虫を捕まえたりして、虫の種や状態をある程度、把握してフライを選択する。魚を釣り上げた場合は、その魚の内容物を調べることにとって虫の種、状態を特定することができ、フライの選択は容易になり、よく釣れるようになる。

0004

このような背景を下に、従来より、ストマックポンプと呼んでいる魚の胃の内容物を吸い上げる道具があり、吸い上げた胃の内容物をシャーレ等にあけて調べる。時にはその虫を別のボトル(採取した虫をホルマリンづけにするためのインセクトボトルと称する物。)に入れ、保存することがある。

0005

図1は、従来のストマックポンプを示し、このストマックポンプ1は、チューブ2の基端ゴム等の材料で形成された圧縮復元可能な弾性3が取付けられ、チューブ1の先端を魚の胃の中に入れて、嚢3を圧縮し解放することにより、胃の中の内容物を吸い上げるものであり、いわゆる、スポイトの域を越えないものである。

0006

しかしながら、このようなストマックポンプ1では、吸い取った内容物を外部から見ることができないので、シャーレ等に移し変えて観察しなくてはならず、釣り場にまでにシャーレ等を持参したり、又釣り場でそのような移し変えの作業をすることは実際のところ煩わしいという問題があった。又、サンプルとしてインセクトボトルに保存することも、同様に煩わしいという問題があった。

発明が解決しようとする課題

0007

本発明の課題は、上記のような従来の問題を解決しようとすることであり、(1)ストマックポンプにおいて、魚の胃から吸い出した内容物をシャーレ等に移し変えることなく、ストマックポンプを構成する容器内に採取してその場で見ることができる、(2)内容物の中で観察対象とする虫等をポンプ本体側へ流入することを阻止して容器内に採取でき、(3)内容物を他の瓶や容器に移し変えることなく、吸い出したストマックポンプを構成する容器に蓋をすることにより簡単にサンプルとして、運搬、保存することのできる、ストマックポンプ及びそれを使用した魚の胃から内容物を採取してサンプルを作成する方法を実現することである。

課題を解決するための手段

0008

上記課題を解決するために、本発明は、押圧ポンプ、透明な容器及びチューブが互いに着脱可能に組み立てられて構成されるストマックポンプであって、上記容器は、大径の容器本体と、該容器本体の基端部及び先端部に夫々形成された小径の筒状端部とから構成され、上記押圧ポンプは、弾力的に圧縮と復元が可能なポンプ本体、メッシュフィルタ及び上記容器本体の基端部の筒状端部に装着可能な先端装着管部とを具備しており、上記チューブの基端は、上記容器本体の先端部の筒状端部の開口内に水密状態を保って挿入できる直径であり、上記チューブの先端は、魚の胃の中に挿入され、上記ポンプ本体を圧縮し解放することにより、上記胃の中の内容物を上記容器内に吸い出して観察可能とするとともに、上記容器本体の先端部及び基端部の筒状端部に蓋を装着することにより、上記容器をサンプル容器として利用可能とすることを特徴とするストマックポンプを提供する。

0009

そして、上記容器本体の先端部及び基端部の筒状端部の外周面にねじが形成されていてもよい。

0010

上記ポンプ本体は蛇腹体であり、上記押圧ポンプは、上記蛇腹体と先端装着管部とが接続筒を介して接続されて構成され、上記先端装着管部の先端は、上記容器の筒状端部の開口に圧入又は螺着して装着できるような構成としてもよい。

0011

上記ポンプ本体は蛇腹体であり、上記押圧ポンプは、上記蛇腹体と先端装着管部とから一体に構成され、上記先端装着管部の先端は、上記容器の筒状端部の開口に圧入又は螺着して装着できるようにした構成としてもよい。

0012

又、上記課題を解決するために、本発明は、押圧ポンプ、透明な容器及びチューブが互いに着脱可能に組み立てられて構成されるストマックポンプであって、上記容器は、大径の容器本体と、該容器本体の基端部及び先端部に夫々形成された小径の筒状端部とから構成され、上記押圧ポンプは、弾力的に圧縮と復元が可能なポンプ本体、メッシュフィルタ及び上記容器本体の基端部の筒状端部に装着可能な先端装着管部とを具備しており、上記チューブは、上記容器本体の先端部の筒状端部の開口内に水密状態を保って挿入できる直径であるストマックポンプを利用して魚の胃から内容物を採取してサンプルを作成する方法において、次の(1)〜(6)の作業過程を含むことを特徴とする魚の胃から内容物を採取してサンプルを作成する方法を提供する。
(1)上記蛇腹体を伸縮させて水を容器内に吸引し充填する。
(2)上記チューブの先端を魚の口腔内を通して胃まで挿入し、蛇腹体の押圧部を押圧して容器内の水を胃の中に注入する。
(3)上記蛇腹体の押圧部を押圧した状態からゆっくりと押圧を解放して上記蛇腹体を伸ばすことにより、魚の胃の中の内容物を上記水とともに容器内に吸い出す。
(4)上記チューブを上記容器内に押し込み、上記チューブの基端を容器の略基端側に位置させ、チューブが下方にくるように容器を垂直にする。
(5)容器6の内容物が下に沈むのを待って押圧ポンプを容器から取り外し、チューブを容器から徐々に下方に引き抜きながら、容器内の水を排水する。
(6)容器内の排水が終了してから、チューブを筒状端部から完全に引き抜き、該筒状端部に蓋を装着し、保存液を容器内に充填してサンプルを完成する。

発明を実施するための最良の形態

0013

本発明の実施の形態を実施例に基づき図面を参照にして以下説明する。図2は、本発明のストマックポンプの実施例を示す。このストマックポンプ4は、押圧ポンプ5、透明の容器6及びチューブ7とから構成される。

0014

図3は、ストマックポンプ4の容器6を示しており、容器6は、大径の筒状の容器本体8と、その本体の基端部(図3の右側端部)及び先端部(図3の左側端部)の夫々に形成されている小径の筒状端部9、9’とから構成され、透明な、ガラス合成樹脂等の材料から一体に形成される。筒状端部9、9’は開口17、17’が形成されており、筒状端部9、9’の外周面にはねじ10、10’が形成され、蓋が着脱可能に螺着して取付けられる。もちろん、このようなねじを形成することなく、蓋を筒状端部9、9’の開口内又は外面に弾力的、あるいはその他の手段により着脱可能に装着する構成としてもよい。容器6は、魚の胃から採取した内容物をサンプルとする場合は、複数個用意しておくと、採取毎のサンプルを保存することができる。

0015

押圧ポンプ5は、弾力的に圧縮と復元が可能なポンプ本体11と、上記容器6の筒状端部に装着可能な先端装着管部12とを具備している。

0016

図4は、押圧ポンプの具体的な構造を示すものであり、図4(a)は、この押圧ポンプ5の部品を示す図である。押圧ポンプ5は、ポンプ本体11、先端装着管部12、接続筒15、及びメッシュフィルタ16とから構成される。

0017

ポンプ本体11は、伸縮可能な蛇腹体13を有し、蛇腹体13の基端部には、蛇腹体13を押圧するときに使用者が指を当てる押圧部14となっている。蛇腹体13の先端部には小径筒部が形成されている。蛇腹体13及び先端装着管部12は、例えば合成樹脂で形成され、接続筒15は、例えばゴム、合成樹脂等の材料で形成されている。これらの材料は特に他の材料で形成してもよいことはいうまでもない。先端装着管部12は、容器6の基端側の筒状端部9に圧入して挿入できるような直径に形成されている。なお、先端装着管部12の先端にねじを形成し、上記筒状端部のネジ10に螺着するような構成としてもよい。

0018

メッシュフィルタ16は、魚の胃の中から採取する内容物がポンプ本体11内に入り込まないようにするフィルタ機能を有するものであり、可撓性を有し、薄手の繊維、合成樹脂、金属性メッシュ(あるいはネット)材料が利用され、例えばストッキング等の布片が利用される。

0019

図4(b)及び図4(a)に示されているように、先端装着管部12の基端にメッシュフィルタ16が被着されて接続筒15の細径部に嵌入され、接続筒15に蛇腹体13の小径筒部が嵌入されてポンプ5が組み立てられる。先端装着管部12は、互いに接続筒15により接続され、図4(b)のように組み立てられて構成される。

0020

図10にメッシュフィルタの変形例を示す。例えば、図10(a)に示すように、筒の一端にメッシュ22を配設してなる筒状メッシュフィルタ23を、図10(b)に示すように、先端装着管部12の基端外面に嵌合する構成にしてもよい。又、図10(c)に示すような、補強リング24内にメッシュ25を設けて成る平板状メッシュフィルタ26を、図10(d)に示すようにポンプ本体の小径筒部の先端と接続筒15の縮径部に挟着するようにして配設してもよい。メッシュフィルタの構造及び装着部は、以上説明したものに限定されることなく、その他いろいろな構成があることは言うまでもない。なお、メッシュフィルタを特に設けないポンプの構成も実施可能であるが、この場合は、ポンプ内に採取した胃の内容物を吸い込まないように使用上の注意が必要である。

0021

ポンプ5は、ポンプ本体11と先端装着管部12とを別体で形成し接続筒15で接続した構成であるが、このような構成であると、接続筒15により蛇腹体13と先端装着管部12が互いに屈曲し自由がきくので、魚から胃の内容物を採取する作業が行ないやすい等の利点がある。

0022

図5は、ポンプ本体11’と先端装着管部12’とが合成樹脂材料等により一体に形成された押圧ポンプ5’の例を示し、ポンプ本体11’は、蛇腹体13’を有し、蛇腹体13’の基端部には、蛇腹体13’を押圧するときに使用者が指を当てる押圧部14’が形成されている。蛇腹体13’の先端部には小径筒部が形成され、先端装着管部12’へ連成している。

0023

先端装着管部12’は、容器6の基端側の筒状端部9に圧入して挿入できるような直径に形成されている。先端装着管部12’の先端の内側又は外側に、筒状のメッシュフィルタを嵌合又は螺着する。あるいは、可撓性を有し、薄手のメッシュフィルタを先端装着管部12’の先端の外側に被着するようにしてもよい。なお、先端装着管部12’は、その先端にねじを形成し、上記筒状端部のネジ10に螺着するような構成としてもよい。

0024

なお、以上説明した押圧ポンプ5、5’は、弾力的に圧縮と復元が可能なポンプ本体11、11’を蛇腹体13、13’で形成した例を示しているが、ポンプ本体は、弾力的に圧縮と復元が可能な嚢等で構成してもよい。

0025

チューブ7は、合成樹脂やゴム等の材料で可撓性に形成され、その長さは魚の種類等に応じて異なるいくつかのものが用意され使用される。又チューブ7の直径は、容器8の先端側の筒状端部9’の開口17’の内径と略同じであり、チューブ7が開口17’内に圧入して挿入され、挿入されている状態では、チューブ7の外面が開口17’内面圧接され開口17’を水密状態に封止するような直径寸法に形成される。

0026

ストマックポンプ4を組み立てる際には、筒状端部9の開口17内に押圧ポンプ11の先端装着管部12を圧入して挿入し、筒状端部9’の開口17’内にチューブ7を圧入して挿入し、図2に示すストマックポンプ4として組み立てられる。

0027

以上のような構成の本発明のストマックポンプ4を使用して、魚の胃から内容物を採取する方法について以下説明する。ストマックポンプ4の使用に際しては、まず上記のとおりストマックポンプ4を組み立て、川や等の水を蛇腹を伸縮させて容器6内に吸引し充填する。

0028

図6に示すように、チューブ7の先端を魚Fの口腔内を通して胃まで挿入する。この状態で、蛇腹体13の押圧部14を押圧して容器6内の水を胃の中に注入する。そして、蛇腹体13の押圧部14を押圧した状態からゆっくりと押圧を解放して蛇腹体13を伸ばすことにより、魚Fの胃の中の内容物(魚の食べた虫、植物等)を上記水とともに容器6内に吸い出す。この際、メッシュフィルタ16により、胃の内容物の中で観察の対象とする虫等がポンプ5のポンプ本体11内に入り込まないように阻止される。使用者は、容器6内に吸い取った胃の内容物を容器6の外側から観察することができる。

0029

容器6内に吸い取った内容物をサンプルとして保存する場合には、図7に示すように、まず、チューブ7を容器6内に押し込み、チューブ7の基端を容器6の略基端側に位置させる。この状態で、チューブ7が下方にくるように容器6を垂直にする。そして、容器6内の内容物が下に沈むのを待って押圧ポンプ5を容器6取り外し、図8に示すようにチューブ7を容器6から徐々に下方に引き抜いていく。すると、容器6内の水18はチューブ7の基端(図8上端)からチューブ7内に流入して下方に流下して外へ排水される。そして、容器6内の水が少なくなったには、容器6内に沈んだ内容物19が容器6の内面にはり付いたような状態となる。

0030

容器6内の排水が終了してから、チューブ7は容器6の筒状端部9’から完全に引き抜かれ、筒状端部9’に蓋20’が螺着される。そして、アルコール等の保存液21が容器6内に充填される。そして筒状端部9には蓋20が螺着されてサンプルが完成される。

発明の効果

0031

本発明のストマックポンプは、容器の先端に取付けたチューブを魚の胃の中に挿入し、容器の基端に取付けた押圧ポンプを圧縮し、解放することにより、魚の胃から内容物を透明の容器内に吸い出すことができる構成としたので、ストマックポンプにおいて、魚の胃から吸い出した内容物をシャーレ等に移し変えることなく、その場で見ることができ、しかも内容物を他の瓶等に移し変えることなく、容器に蓋をすることにより、極めて簡単にサンプルとして運搬、保存することができる。

0032

さらに、本発明のストマックポンプは、ポンプにメッシュフィルタを配設したので、ポンプ本体内に胃の内容物の中で観察の対象とする虫等が入り込むことが防止されるので、容器内に観察の対象とするものが十分採取することができる。

図面の簡単な説明

0033

図1ストマックポンプの従来例を示す斜視図である。
図2本発明のストマックポンプの全体を示す側面図である。
図3図2のストマックポンプの容器を拡大した図である。
図4図2のストマックポンプの押圧ポンプを拡大した図である。
図5押圧ポンプの変形例を示す図である。
図6本発明のストマックポンプの使用状態を示す図である。
図7本発明のストマックポンプにより内容物のサンプルを作製する方法を説明する図である。
図8本発明のストマックポンプにより内容物のサンプルを作製する方法を説明する図である。
図9本発明のストマックポンプにより作製された内容物のサンプルを示す図である。
図10本発明のストマックポンプのメッシュフィルタの変形例を示す図である。

--

0034

1 ストマックポンプ(従来例)
4 ストマックポンプ(本発明)
5押圧ポンプ
6容器
7チューブ
12 先端装着管部
13蛇腹体
16メッシュフィルタ
18 水
19 内容物
21 保存液

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