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技術 締付具

出願人 TOTO株式会社
発明者 徳永修長谷部秀幸稲田茂通
出願日 1998年3月9日 (22年9ヶ月経過) 出願番号 1998-076546
公開日 1999年9月21日 (21年3ヶ月経過) 公開番号 1999-257333
状態 拒絶査定
技術分野 ボルト・ナット・座金
主要キーワード 締付片 締めすぎ ねじ長 軸強度 凸部材 電動ドライバー ボルト軸部 ラッチ構造
関連する未来課題
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この項目の情報は公開日時点(1999年9月21日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (13)

課題

本発明において解決すべき課題は、ねじにより締付けられる構造において、ボルトもしくは締付片がある一定の範囲を超えて動くと不具合が起こる。特に電動ドライバーのような機器により高速の強い力で回転をかけると、ボルトもしくは締付片がねじに沿って高速で移動するため、その一定の範囲を超えてしまうことがある。本発明はこのような不具合を防止するものである。

解決手段

本発明は、ボルトとボルトに螺着された締付片により構成された締付具であり、ボルトまたは締付片に空回りする空回り手段を設けた。

概要

背景

ボルト及び締付片はねじが切ってあり、そのねじ同士が噛み合いねじに沿ってボルトもしくは締付片が移動することにより締結が行われる。また、現在では電動ドライバーのような機器を用い、高速で強い回転力により締結させる事が少なくない。

概要

本発明において解決すべき課題は、ねじにより締付けられる構造において、ボルトもしくは締付片がある一定の範囲を超えて動くと不具合が起こる。特に電動ドライバーのような機器により高速の強い力で回転をかけると、ボルトもしくは締付片がねじに沿って高速で移動するため、その一定の範囲を超えてしまうことがある。本発明はこのような不具合を防止するものである。

本発明は、ボルトとボルトに螺着された締付片により構成された締付具であり、ボルトまたは締付片に空回りする空回り手段を設けた。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

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請求項1

ボルトとボルトに螺着された締付片により構成された締付具であり、ボルトまたは締付片に、空回りする空回り手段を設けたことを特徴とする締付具。

請求項2

ボルトの逆回転時に空回りする空回り手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の締付具。

請求項3

ボルトの先端部には、締付片のねじ長さ以上のねじ山がかからない部位を形成することにより空回り手段を設けたことを特徴とする請求項2記載の締付具。

請求項4

締付片が、空回り部に達した場合に締付片がボルトから離れること防止する落下防止手段を設けたことを特徴とする請求項3記載の締付具。

請求項5

落下防止手段を空回り部に設けた弾性体としたことを特徴とする請求項4記載の締付具。

請求項6

空回り手段を、逆回転のある一定以上の回転力が加わると、力を伝達する部分が分離することを特徴とする請求項1記載の締付具。

請求項7

ねじ頭部が、分離することを特徴とする請求項6記載の締付具。

請求項8

ラッチ構造により逆回転時に分離することを特徴とする請求項7記載の締付具。

請求項9

締付片が、分離することを特徴とする請求項6記載の締付具。

請求項10

空回り手段を着脱自在に設けたことを特徴とする請求項1から9までのいずれかに記載の締付具。

技術分野

0001

本発明は、ボルトとボルトに螺着された締付片により構成された締付具に関する。

背景技術

0002

ボルト及び締付片にはねじが切ってあり、そのねじ同士が噛み合いねじに沿ってボルトもしくは締付片が移動することにより締結が行われる。また、現在では電動ドライバーのような機器を用い、高速で強い回転力により締結させる事が少なくない。

発明が解決しようとする課題

0003

ところで、従来のボルト及び締付片を、電動ドライバーのような機器を用いて締結させようとした場合、手動に比べねじに沿ってボルト及び締付片が移動する速度も速くなる。この時誤って、逆の回転をかけてしまった場合に、高速で強い回転により微調整がかなわずに不具合を起こす恐れがあった。本発明はこの様な不具合を防止するものである。

課題を解決するための手段

0004

ボルトとボルトに螺着された締付片により構成された締付具であり、ボルトまたは締付片に、空回りする空回り手段を設けた。

発明を実施するための最良の形態

0005

ボルトの逆回転時に空回りする空回り手段を設けた。ボルトの先端部には、締付片のねじ長さ以上のねじ山がかからない部位を形成することにより空回り手段を設けた。さらに、締付片が、空回り部に達した場合に締付片がボルトから離れること防止する落下防止手段を設けた。この落下防止手段を空回り部に設けた弾性体とした。

0006

空回り手段を、逆回転のある一定以上の回転力が加わると、力を伝達する部分が分離するようにした。ねじ頭部が、分離するようにした。ラッチ構造により逆回転時に分離するようにした。または、締付片が、分離するようにした。さらに、空回り手段を着脱自在に設けたようにした。

0007

以下、発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。

0008

図1に第1の実施例を示す。ボルト1と締付片としてのナット2によって締付けが行われる。ボルト1には、空回り手段としてナット2のねじ山がかからず、ナット2のねじ長さ以上の長さを持つ空回り部3を備えている。ボルト1をナット2が下りる方向に回転させた場合、ナット2は空回り部3の領域にはまると、ねじの影響を受けずに空回りするようになる。

0009

図2は第2の実施例を示し、ボルト1の空回り部3にナット2がある場合、ナット2には掛かりが無く自由に移動してしまうため、ナット2がボルト1より外れてしまうのを防止するための落下防止手段としてリング4がボルト1の下端に設けられている。

0010

図3は第3の実施例を示し、空回り部3にナット2がある場合、ナット2をボルト1のねじ下端に押し付ける弾性体としてのバネ5を落下防止手段としてのリング4の上面に設けたている。このため、ボルト1をナット2が下りる方向に回転させた場合、ナット2はボルト1のねじが外れる位置に下降するまでは下降し、バネ5を押し下げ、ナット2全体が空回り部3の領域にはまると、ナット2の上面がボルト1のねじ下端と当接した状態で空回りするようになる。

0011

ナット2の上面がボルト1のねじ下端と当接した状態のため、ボルト1をナット2が上昇する方向に回転させた場合は、ボルト1のねじにナット2のねじがかかりナット2は上昇する。このため、手でナット2をボルト1のねじに噛ませる事なくボルト、ナットにより締付ができるようになる。

0012

図4は第4の実施例を示し、ボルト11の下部にねじ部12を設け、その上方にねじを設けない空回り部13を設けている。ボルト11の頭部14と締付片15の間に取付板等を挟んだ状態で、ボルト11を回転させることにより、締付片15を上方に移動させる。締付片15がボルト11の空回り部13まで移動してくると、締付片15はこれ以上上方へは移動せず、ボルト11は空回りを始める。このため、締めすぎにより取付板等を破損させることがない。取付板の厚みに応じてボルト11の空回り部13の長さの異なるものを使用するとよい。

0013

図5は第5の実施例を示し、ボルトにある一定以上の回転力が加わった場合に分離する構造を示す例である。ボルト16をボルト頭部材17とボルト軸部材18の2部材により構成し、ボルト軸部材18の上端部に雌ねじ19を形成し、ボルト頭部材18の下端に雄ねじを形成する。ボルト軸部材の上端部に雄ねじを形成し、ボルト頭部材の下端に雌ねじを形成して螺着するようにしてもよい。

0014

ボルト軸部材18にボルト頭部材17をねじ込み、ナット2を下降させる方向の回転力が加わった場合には、ボルト頭部材17がボルト軸部材18から外れ、ナット2に回転力が伝達されないようにする。つまり、所定のナット2を締め上げる回転に対しては力の伝達が行われても、緩める方向に動く時に強い力が加わると分離部20のねじが緩み、回転力が伝わらなくなる。また、ボルト頭部材17のねじ込み締結力によって、分離が始まる回転力の大まかなコントロールができるようになる。

0015

図6は第6の実施例を示し、ボルト21のをボルト頭部22を雄ねじ部材23と雌ねじ部24により構成し、雄ねじ部材23をボルト21の雌ねじ部24に螺着している。雄ねじ部材23をナット2を下降させる方向の回転力が加わった場合には、雄ねじ部材23がボルト21の雌ねじ部24から外れ、ナット2に回転力が伝達されないようにする。つまり、所定のナット2を締め上げる回転に対しては力の伝達が行われても、緩める方向に動く時に強い力が加わると分離部25のねじが緩み、回転力が伝わらなくなる。また、雄ねじ部材23のねじ込み締結力によって、分離が始まる回転力の大まかなコントロールができるようになる。

0016

図7は第7の実施例を示し、ボルト30のをボルト頭部31を凸部材32と凹部33により構成し、凸部材32の下面と凹部33の上面にラッチを構成する波形凹凸34を設けている。凹凸34は凸部材32をナット2を下降させる方向の回転力が加わった場合には、凸部材32の凹凸と凹部33の凹凸が噛み合わず、凸部材32が空回りし、凸部材32をナット2を上昇させる方向の回転力が加わった場合には、凸部材32の凹凸と凹部33の凹凸が噛み合い、ナットが締付けるられるようにラッチを形成している。

0017

図8は第8の実施例を示し、ボルトにある一定以上の回転力が加わった場合に締付片が分離する構造を示す例である。ボルト35をボルト頭部36とボルト軸部材37とストッパー部材38により構成されている。ボルト35のねじ部39には締付片40が螺着されている。締付片40は、内側に内面にボルト35のねじ部39と螺着する雌ねじ41を設け、外面に逆方向の雄ねじ42を設けた内側部材43と、内側部材43の雄ねじ42に螺合する雌ねじ44を設けた外側部材45とにより構成されている。ボルト35に締付片40を螺着した後、ストッパー部材38を螺着しボルト35の端部に固定する。

0018

ボルト36を締付片40を下降させる方向の回転力が加わった場合には、図8(a)に示すように、締付片40がボルト36のストッパー部材38に当接する。締付片40の内側部材43は回転するが、外側部材45を回転しないよう支持されているため、内側部材43の雄ねじ42と外側部材45の雌ねじ44により上昇する。そして図8(b)に示すように内側部材43と、雄ねじ42とが分離し、ボルト36が空回りする。

0019

図9に第9の実施例を示す。これは、空回り部を着脱自在にしたものである。ボルト46の頭部47に六角形の凹部48を設け、この凹部48に空回り部材49を着脱自在に挿入する。空回り部材49は、下部に六角凸部を設け、上部にラッチを形成するために凹凸段部を設けたラッチ凹部50を設けた下部部材80と、下部にラッチを形成するために凹凸段部を設けたラッチ凸部51を設け、上部に六角形の凹部52を設けた上部部材53により構成されている。ラッチについては第5の実施例と同様である。空回り部材49を着脱自在に設けたため、必要不必要に応じて空回り部材49をボルト46の六角形の凹部48に装着して利用する事ができるようになる。またボルトの頭部が小さい場合にも着脱自在であるためであるため、ねじサイズにとらわれずに構成できるようになる。

0020

図10図11は本発明の締付具を水栓取付用支持部材の固定に用いた状態を示す。水栓支持部材55は台座56と台座56に搜通した2本のボルト57と、ボルト57に螺着された締付片58と締付片58の回転を規制するストッパー59と、2本のボルト56の下端を連結する連結部材60により構成されている。ボルト57の下部には雄ねじを設けず空回り部61としている。

0021

図10に示すように、締付片58を内側に向けた状態で、洗面台流し台等のカウンター62の取付穴63の上方から水栓支持部材55を差し込む。

0022

図11に示すように、水栓支持部材55は台座56の下部の鍔部64でカウンター62上に載置される。この状態でボルト62を支持片63が上昇する方向に回転させると支持片58が外側に開き、支持片58がストッパー59に当接した状態で支持片58が上昇し、カウンター62の下面まで上昇して、水栓支持部材55をカウンター62に固定する。

0023

誤ってボルト57を支持片58が下降する方向に回転させた場合には、支持片58が下降し、空回り部61に達すると、支持片58は連結部材60上に落下する。支持片58がボルト57のねじ部からはずるれるとボルト57は空回りし、水栓支持部材65を破損等することがない。連結部材60は、2本のボルト57の間隔がボルト締付時に変化することを防止すると共に、支持片58が落下することを防止する落下防止手段でもある。

0024

図12は、カウンター62に固定した水栓支持部材55に水栓70を固定した状態を示す。水栓70の水栓本体71の下端を水栓支持部材55の台座56に嵌合しビス72で固定する。これにより、水栓70をカウンター62に固定することができる。

発明の効果

0025

本発明は、以下の効果を奏する。

0026

ボルトとボルトに螺着された締付片により構成された締付具であり、ボルトまたは締付片に、空回りする空回り手段を設けたため、締付具の破損等の不具合を防ぐことができる。

0027

ボルトの逆回転時に空回りする空回り手段を設けたため、ボルトの逆回転時に締付片のねじのある軸に沿った移動による破損等の不具合を防ぐことができる。

0028

ボルトの先端部には、締付片のねじ長さ以上のねじ山がかからない部位を形成することにより空回り手段を設けたため、簡単な構造により、ボルトの逆回転時に締付片のねじのある軸に沿った移動による破損等の不具合を防ぐことができる。

0029

締付片が、空回り部に達した場合に締付片がボルトから離れること防止する防止手段を設けたため、締付片の位置を一定範囲内に納める事ができる。

0030

防止手段を空回り部に設けた弾性体としたため、正しい回転をかけた場合には再びねじが噛み合い、手動で締付片をねじに噛ませる事なくボルトと締付片により締付ができるようになる。

0031

空回り手段を、逆回転のある所定以上の回転力が加わると、力を伝達する部分が分離する構造を備えているため、例え誤った方向に回転させても、所定以上の力では、誤った方向にねじが回る危険を防ぐ事ができるようになる。

0032

ねじ頭部が分離するため、ボルトの軸強度を損なう事なく分離構造を適用できる。

0033

ラッチ構造により分離するため、ねじ頭にラッチ構造を設け、正しい回転を加えた場合には歯が噛み合い回転力が伝達されるが、誤った回転を加えた場合には歯が外れて空回りするようになる為、誤操作による不具合を防ぐ事ができる。

0034

締付片が、分離するため、ボルトの軸強度を損なう事なく分離構造を適用できる。

0035

空回り手段を着脱自在に設けたため、必要、不必要に応じて空回り手段を装着して簡単に利用する事ができるようになる。

図面の簡単な説明

0036

図1第1の実施例の部分断面図。
図2第2の実施例の部分断面図。
図3第3の実施例の部分断面図。
図4第4の実施例の部分断面図。
図5第5の実施例の部分断面図。
図6第6の実施例の部分断面図。
図7第7の実施例の部分断面図。
図8第8の実施例の部分断面図。
図9第9の実施例の部分断面図。
図10本発明の締付具を水栓支持部材に用いた状態を示す部分断面図。
図11本発明の締付具を水栓支持部材に用いた状態を示す部分断面図。
図12水栓の取付状態を示す部分断面図

--

0037

1、10、20、30、42、…ボルト
2…ナット(締付片)
3…空回り部(空回り手段)
4…リング(落下防止手段)
5…バネ(弾性体)
11…ボルト頭部材
49…空回り部材(空回り手段)

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