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技術 接続スリーブ

出願人 東京電力ホールディングス株式会社株式会社フジクラ株式会社富田電機製作所株式会社華陽電機工業所スリーエムジャパン株式会社
発明者 荒木薫矢作恵司土屋厚中村和弘河野匡純小山学石川信治
出願日 1998年2月18日 (23年0ヶ月経過) 出願番号 1998-036373
公開日 1999年8月27日 (21年5ヶ月経過) 公開番号 1999-233166
状態 特許登録済
技術分野 端末部処理 はんだ付け、接着又は永久変形による接続
主要キーワード 着脱部分 雨水対策 カバー状態 線材端 位置替え 外皮表面 圧縮固定 圧縮工具
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1999年8月27日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (11)

課題

電線接続の迅速化を図る。

解決手段

柱状をなすスリーブ本体40の両端に、これと一体的に中空状の連結筒部42、44が設けられ、スリーブ本体の外径は連結筒部の外径よりも僅かに小さく選定されると共に、連結筒部は電線16、18の端部が挿入された状態で圧縮されることによってスリーブ本体に電線が連結される。連結筒部圧縮時に使用する圧縮工具開口端の幅はスリーブ本体の外径よりも広いので、このスリーブ本体を圧縮工具の着脱部分として利用できるから、太線接続の場合でもその作業の迅速化を図れる。

概要

背景

電線本体を取り替えたり、図6に示すような支柱電柱)10に装架された開閉器14の交換位置替えなどをするようなときには、開閉器14より導出された口出し線16の切断、連結作業を繰り返すことによって、開閉器14に設けられた口出し線16などが次第に短尺化される。短尺化されて口出し線16が短くなったようなときには、その全長規定長(例えば2m)となるように足し線18を使用し、この足し線18を介して本線12と接続するようにしている。

このような足し線処理を行うとき、足し線18と口出し線16との接続具として図6に示すような接続スリーブ20が使用される。縁回しの場合にも同様な接続スリーブ20が用いられる。

このような接続スリーブ20としては図7に示すように円柱状のスリーブ本体22を有し、このスリーブ本体22の両側に連結圧縮部として機能する連結筒部24、26が夫々設けられる。足し線18は図8のように線材18aとその絶縁被覆層である外皮18bとで構成され、線材18a自体はより線などが使用される。連結筒部24、26には接続すべき電線である口出し線16と足し線18のそれぞれの線材端部がその中空部24a、26aの内部に挿入され、この挿入状態で連結筒部24、26の外周を圧縮することによって、図9のように挿入された口出し線16と足し線18との相互接続が行われる。接続スリーブ20の外周は絶縁用カバー30で被覆される。

概要

電線接続の迅速化を図る。

柱状をなすスリーブ本体40の両端に、これと一体的に中空状の連結筒部42、44が設けられ、スリーブ本体の外径は連結筒部の外径よりも僅かに小さく選定されると共に、連結筒部は電線16、18の端部が挿入された状態で圧縮されることによってスリーブ本体に電線が連結される。連結筒部圧縮時に使用する圧縮工具開口端の幅はスリーブ本体の外径よりも広いので、このスリーブ本体を圧縮工具の着脱部分として利用できるから、太線接続の場合でもその作業の迅速化を図れる。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
2件
牽制数
2件

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請求項1

柱状をなすスリーブ本体の両端に、これと一体的に中空状の連結筒部が設けられ、上記スリーブ本体の外径は上記連結筒部の外径よりも僅かに小さく選定され、このスリーブ本体が上記連結筒部を圧縮するときの工具着脱部分として使用されると共に、上記連結筒部は電線端部が挿入された状態で上記工具を用いて圧縮されることによって、上記スリーブ本体に上記電線が連結されるようになされたことを特徴とする接続スリーブ

請求項2

上記スリーブ本体の外径は、圧縮工具開口端の幅よりも短くなされたことを特徴とする請求項1記載の接続スリーブ。

請求項3

上記スリーブ本体の外面は平滑面となされたことを特徴とする請求項1記載の接続スリーブ。

技術分野

0001

この発明は、開閉器口出し線と本線とを接続するようなときに使用して好適な電線接続用接続スリーブに関する。詳しくは、スリーブ本体の外径電線接続時に使用する圧縮工具開口端の幅よりも短くなるように、その両端に形成した連結筒部の外径よりも小さくすることによって、このスリーブ本体を圧縮工具の挿脱部位として使用できるようにして、接続用足し線の被覆外皮)やスリーブ本体に傷などを付けることなく接続作業遂行できるようにすると共に、その接続作業を短縮できるようにしたものである。

背景技術

0002

電線本体を取り替えたり、図6に示すような支柱電柱)10に装架された開閉器14の交換位置替えなどをするようなときには、開閉器14より導出された口出し線16の切断、連結作業を繰り返すことによって、開閉器14に設けられた口出し線16などが次第に短尺化される。短尺化されて口出し線16が短くなったようなときには、その全長規定長(例えば2m)となるように足し線18を使用し、この足し線18を介して本線12と接続するようにしている。

0003

このような足し線処理を行うとき、足し線18と口出し線16との接続具として図6に示すような接続スリーブ20が使用される。縁回しの場合にも同様な接続スリーブ20が用いられる。

0004

このような接続スリーブ20としては図7に示すように円柱状のスリーブ本体22を有し、このスリーブ本体22の両側に連結圧縮部として機能する連結筒部24、26が夫々設けられる。足し線18は図8のように線材18aとその絶縁被覆層である外皮18bとで構成され、線材18a自体はより線などが使用される。連結筒部24、26には接続すべき電線である口出し線16と足し線18のそれぞれの線材端部がその中空部24a、26aの内部に挿入され、この挿入状態で連結筒部24、26の外周を圧縮することによって、図9のように挿入された口出し線16と足し線18との相互接続が行われる。接続スリーブ20の外周は絶縁用カバー30で被覆される。

発明が解決しようとする課題

0005

上述した連結筒部24、26を圧縮する工具としては図10に示すような油圧式の圧縮工具32が使用される。圧縮工具32は開口端36を有し、内部38には上下に圧縮可動端片39が設けられ、内部に挿入された部品(この例では接続スリーブ20)を圧縮可動端片39によって押圧することによって圧縮するようにしている。このような圧縮工具32を使用するのは、接続後の引っ張り強度規定値(例えば1000Kg)を満たすように強固に圧縮固定する必要があることと、接続部の電気抵抗値接続電線抵抗値よりも低く抑えるためである。圧縮工具32の開口端36の幅Deはその内部38よりも小さく、市販されている寸法の最大でも26mm程度である。

0006

ところで、最近の消費電力の増大に伴って口出し線16や足し線18の線径は径大化する傾向にある。例えば、公称断面積が200mm2の電線(太物電線)の場合には線材の外径Ddが22.1mm程度となり、絶縁被覆層である外皮16b、18bもその厚みが4.5mm程度と厚くなる傾向にあるため、電線全体の線径Dcは31mm近傍となってしまう。

0007

この電線の太線化に伴って、使用する接続スリーブ20の外径Daも大きくなり、上述したような太線の場合には、接続スリーブ20の外径Daは30mm程度となってしまう。

0008

そのため、このような太物電線を足し線などとして使用して、これを接続スリーブ20に接続固定する場合には、上述した圧縮工具32の開口端36側から接続スリーブ20や電線16、18を開口内部36に導入することができない。無理矢理導入しようとすると、電線外皮表面や接続スリーブ20の外表面が傷ついてしまう。外皮表面に傷などが付くと雨水の浸入などに対する対策が不充分となる。

0009

これを避けるため図8のように線材18aの外径が開口端36の開口幅よりも小さいことを利用して、圧縮工具32を着脱するようにしている。つまり、連結筒部24、26の長さ(線材挿入長)Laに対し、電線16、18の外皮16a、18aを多めに皮剥し、この長めの皮剥部分ΔLを圧縮工具32の着脱部分として利用する。皮剥長はLb(=La+ΔL)となるため、再利用時にはΔLだけ線材を再利用できなくなるので無駄も多くなると共に、水密性能を確保するために収縮カバー30の全長も長くなることから、収縮カバー30自体のコストも高くなってしまう。

0010

そこで、この発明はこのような従来の課題を解決したものであって、電線や接続スリーブに傷を付けたり、電線の外皮を長めに皮剥することなく電線の接続作業を短縮できるようにした接続スリーブを提案するものである。

課題を解決するための手段

0011

上述の課題を解決するため、この発明においては、柱状をなすスリーブ本体の両端に、これと一体的に中空状の連結筒部が設けられ、上記スリーブ本体の外径は上記連結筒部の外径よりも僅かに小さく選定され、このスリーブ本体が上記連結筒部を圧縮するときの工具着脱部分として使用されると共に、上記連結筒部は電線端部が挿入された状態で上記工具を用いて圧縮されることによって、上記スリーブ本体に上記電線が連結されるようになされたことを特徴とする。

0012

この発明ではスリーブ本体を連結筒部の外径よりも小さくし、具体的には圧縮工具の開口端の寸法よりも小さくすることによって、このスリーブ本体そのものを圧縮工具の着脱部分として利用する。

0013

こうすれば、電線や接続スリーブ自体に傷を付けることなく着脱作業および圧縮作業を実行できる。これによって、着脱作業、圧縮作業性を大幅に改善できるので、足し線作業や縁回し作業時間を短縮できる。また、電線外皮を長めに皮剥すこともないので、電線の再利用性の向上が図れると共に、全収縮型カバーと組み合わせることによって、スリーブ本体とカバーおよび電線外皮とカバーのそれぞれに対する水密性を充分に確保できる。

発明を実施するための最良の形態

0014

続いて、この発明に係る接続スリーブを上述した開閉器の口出し線と足し線の接続を行う場合に適用してときの一実施形態を図面を参照して詳細に説明する。

0015

図1はこの発明に係る接続スリーブ20の一実施形態であって、この接続スリーブ20は断面が円形となされたスリーブ本体40と、その両端にこのスリーブ本体40と一体化的に設けられた一対の連結筒部42、44とで構成される。連結筒部42、44は図2に示すように中空状をなし、この中空部42a、44aに連結すべき電線の先端部が挿入、固定される。

0016

この発明の接続スリーブ20は、銅材若しくはアルミニウム材鍛造若しくは切削により形成される。そして、この発明に係る接続スリーブ20は特に線径の太い電線を接続する場合に適用して好適となしたもので、上述したように公称断面積が200mm2で、線材の外径が22mm程度であって、外皮を含めると31mm程度となる電線などの太線を対象とする。

0017

この発明では、スリーブ本体40の外径Dxを連結筒部42、44の外径Dyよりも小さく、具体的には圧縮工具32の開口端36の幅Deよりも小さくする。例えば開口端36の幅Deが26mmであるような圧縮工具32を使用するときには、この開口幅の値以下、この例ではDx=20mmに選定される。一方、線材の外径Ddを挿入する関係で、連結筒部42、44の中空部42a、44aの内径Dbは線材外径Ddよりも僅かに大きくなるように選定されている。仮に線材外径Ddが22mm程度あるときには内径Dbは23mm程度に選ぶことができる。連結筒部42、44に関しては機械的、電気的性能を保持する必要がある関係で、その外径Dyは30mm程度となされる。

0018

スリーブ本体40と連結筒部42、44との連結外周部分は図1に示すようなスロープ50となされているが、このスロープ50は後述する収縮カバーを取り付けたとき収縮カバーとの密着性をよくするためと、外部から雨水などが浸入したとき、スリーブ本体40との付け根部分50aがその溜まり部となるようにするためである。スリーブ本体40の外表面40aは比較的平滑な面となさているが、この点に関しては後述する。

0019

さて、このように構成された接続スリーブ20を、口出し線16と足し線18とを接続する場合に適用した場合について、図3以下を参照して説明する。まず図3に示すように例えば一方の連結筒部44側に口出し線16の線材16aが挿入される。このとき口出し線16の外皮16bは中空部44aの長さLaよりも僅かに長めに皮剥される。したがって図3のように連結筒部44の端面と外皮16bとの間には僅かな隙間Δdが空く。他方の連結筒部42には足し線18の線材18aが挿入される。この場合も足し線18の外皮18bは中空部42aの長さLaよりも僅かに長めに皮剥される結果、上述したと同様な隙間Δdが空く。

0020

それぞれの電線を挿入した状態で、図10に示すような圧縮工具32の開口端36をスリーブ本体40に挿入する。この挿入作業は比較的簡単に、しかもスリーブ本体40の外表面に触れることなく遂行できる。これは上述したように開口端幅Deに対して、スリーブ本体40の外径Dxが比較的余裕をもった寸法関係(Dx=20mm、De=26mm)に選定されているためである。

0021

接続スリーブ20内に挿入された圧縮工具32は次に圧縮すべき個所までスライドされて連結筒部42、44が順次圧縮される(図4参照)。それぞれの連結筒部42、44に対する圧縮作業は、この例の場合では2個所にわたって行われる。圧縮は内側から外側に順に行われる。

0022

圧縮個所の指定と、圧縮方向の指定を行うため、図1に示すように連結筒部42、44の外周面には複数のローレット43、45が形成される他、スリーブ本体40側から外側に向かって図示のような矢印47、49が刻印されている。この矢印刻印は工具による圧縮方向を示すもので、ローレットで囲まれる第1の領域52を最初に圧縮し、この圧縮工程によって連結筒部42、44が長手方向に伸長した状態で、次に圧縮工具32を第2の領域54に移動させて第2の領域54を圧縮する。これによって線材を確実にこれら連結筒部42、44に圧縮固定している。

0023

圧縮作業を行うことによって連結筒部42、44のそれぞれが外側に多少伸びるので、図4に示すように連結筒部42、44の端面と外皮16b、18bとの間の隙間Δdはほぼ完全に塞がれることになる。次に予め口出し線16あるいは足し線18側に挿入しておいた収縮カバー30を使用して接続スリーブ20の全長がカバーされる。図示の例では、全収縮型の収縮カバー30を使用して外皮16b、18bの一部も被覆されるようにカバー長が選定される。収縮カバー30としては、インナーコアを抜くと収縮するシリコーンゴムなどを使用した全収縮型の収縮カバーなどを使用することができる。

0024

ここで、外皮16b、18bの外径Dcと連結筒部42、44の外径Dyとがほぼ同じ太さであること、外皮16b、18b表面の圧縮工具32による傷が殆どないこと、連結筒部42、44とスリーブ本体40とはスロープ50によって連結されていること、スリーブ本体40の外表面が比較的平滑面となされていることなどから収縮カバー30と口出し線16、足し線18およびスリーブ本体40との相互密着性が良好となる。その結果、水密性を確保できる。

0025

万が一、極めて僅かではあるが収縮カバー30内に雨水が浸透したような場合でも、芯線より浸入する雨水は連結筒部42、44の各中空部42a、44aの閉塞部で防ぐことができ、また沿面より浸入する雨水はスロープ50の付け根50a付近に溜まるから、電線を流れる電流による発熱でこの付け根50aに溜まった雨水は直ぐに蒸発するので、雨水対策が完全なものとなる。これはスリーブ本体40の外表面40aが平滑面となされているためで、雨水がこの外表面の一部に滞留することがなくなるからである。

0026

上述した実施形態では、この発明に係る接続スリーブ20を開閉器14の足し線接続に使用した場合を説明したが、縁回しの電線接続などの場合にも適用できることは言うまでもない。上述した接続スリーブ20の寸法などは一例であり、使用する電線や圧縮工具などに応じて適宜変更できることはもちろんである。

発明の効果

0027

以上のように、この発明に係る接続スリーブではスリーブ本体をこれに連結された連結筒部の外径よりも小さくし、このスリーブ本体を圧縮工具の着脱部分として使用できるようにしたものである。

0028

これによれば、スリーブ本体を利用して圧縮工具を簡単に着脱できるから、圧縮作業がスムースとなり、電線の接続作業を大幅に短縮できる特徴を有する。さらに接続スリーブ自体はもちろんのこと、接続される電線の外皮などが圧縮工具によって傷付けられるおそれがなくなるため、収縮カバーを付けたときの水密性が向上し、雨水対策が万全なものとなるなどの特徴を有する。したがってこの発明は開閉器などの口出し線との足し線接続などに適用して極めて好適である。

図面の簡単な説明

0029

図1この発明に係る接続スリーブの一例を示す平面図である。
図2その断面図である。
図3電線接続状態の断面図である。
図4圧縮状態の断面図である。
図5収縮カバー状態の断面図である。
図6開閉器と足し線との関係を示す図である。
図7これに使用される従来の接続スリーブの断面図である。
図8電線の断面図である。
図9電線接続状態の断面図である。
図10圧縮工具の一例を示す図である。

--

0030

12・・・本線
14・・・開閉器
16・・・口出し線
18・・・足し線
20・・・接続スリーブ
40・・・スリーブ本体
42、44・・・連結筒部
30・・・収縮カバー
32・・・圧縮工具

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