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技術 ダッタンそば茶

出願人 一番食品株式会社
発明者 有吉正臣
出願日 1998年2月17日 (23年0ヶ月経過) 出願番号 1998-051400
公開日 1999年8月24日 (21年5ヶ月経過) 公開番号 1999-225718
状態 特許登録済
技術分野 非アルコール性飲料 穀類誘導製品
主要キーワード 基本発明 ダッタンそば ティーパック 各検査項目 黒胡麻 ルチン含有量 日本そば 成人病予防
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1999年8月24日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (5)

課題

ダッタンそば原料とし、苦味を抑え、嗜好的にも優れ、且つ、複合機能を持たせた栄養価の高いそばを提供する。

解決手段

焙煎したダッタンそばの実および/またはそば粉を主成分とし、これに、香ばしくなるまで焙煎した微粉末状または微細粒状の大豆および黒ゴマ黒胡麻)が混入されているそば茶。特に好ましいのは、ダッタンそばの実および/またはそば粉60〜80重量部、大豆10〜30重量部、ならびに黒ゴマ10〜30重量部の割合で配合されている(ここで、ダッタンそば、大豆および黒ゴマの合計は100 重量部とする)ものである。

概要

背景

そばは、アミノ酸バランス良く含有されており、さらに、各種ビタミンなど栄養成分も豊富に含まれている。そのため、近年、健康飲料の1種として、そばの実やそば粉から製造された各種そばが提案されている(例えば特開昭56−21556号、特公昭57−5142号、特公昭60−36743号参照)。

概要

ダッタンそば原料とし、苦味を抑え、嗜好的にも優れ、且つ、複合機能を持たせた栄養価の高いそば茶を提供する。

焙煎したダッタンそばの実および/またはそば粉を主成分とし、これに、香ばしくなるまで焙煎した微粉末状または微細粒状の大豆および黒ゴマ黒胡麻)が混入されているそば茶。特に好ましいのは、ダッタンそばの実および/またはそば粉60〜80重量部、大豆10〜30重量部、ならびに黒ゴマ10〜30重量部の割合で配合されている(ここで、ダッタンそば、大豆および黒ゴマの合計は100 重量部とする)ものである。

目的

そこで、本発明は、日本そばのかわりに高血圧予防など生活習慣病予防効果を発揮するルチン高濃度含んだダッタン(韃靼)そばを使用することを目指すものである。ダッタンそばは、モンゴルのダッタン地方栽培され、日本そばと比べるとルチン含有量が大変多く、これを主食とする地域では高血圧症患者脳内出血などの頻度極端に少ないといわれている。しかし、ダッタンそばは、苦そばと呼ばれるほど苦味が強く、日本ではほとんど食用に使われていない。そこで、本発明は、ダッタンそばが持つ優れた特性を活かしながら、苦味を抑え、嗜好的にも優れ、且つ、複合機能を持たせた栄養価の高いそば茶を提供するものである。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
3件

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請求項1

焙煎したダッタンそばの実および/またはそば粉を主成分とすることを特徴とするそば

請求項2

微粉末状または微細粒状の大豆および黒ゴマ混入されていることを特徴とする請求項1のそば茶。

請求項3

ダッタンそばの実および/またはそば粉60〜80重量部、大豆10〜30重量部、ならびに黒ゴマ10〜30重量部の割合で配合されている(但し、それらの合計は100 重量部とする)ことを特徴とする請求項2のそば茶。

請求項4

機能性を有する植物および/またはその抽出物が混入されていることを特徴とする請求項2または請求項3のそば茶。

--

0001

〔発明の詳細な説明〕本発明は、そばを原料とする新規なそばに関する。

背景技術

0002

そばは、アミノ酸バランス良く含有されており、さらに、各種ビタミンなど栄養成分も豊富に含まれている。そのため、近年、健康飲料の1種として、そばの実やそば粉から製造された各種そば茶が提案されている(例えば特開昭56−21556号、特公昭57−5142号、特公昭60−36743号参照)。

発明が解決しようとする課題

0003

しかしながら、従来より見られるそば茶は、原料として専ら日本そばを使用しており、栄養価は高いが健康飲食品素材としては必ずしも充分ではない。特に、そばには血圧降下に有効なルチンが含まれていることは従来からも知られているが、実際には日本そばのルチン含有量は極めて少量であり、これを原料とするそば茶を飲用しても高血圧予防などの成人病生活習慣病)の予防には程遠いと言える。

0004

そこで、本発明は、日本そばのかわりに高血圧予防など生活習慣病の予防効果を発揮するルチンを高濃度含んだダッタン(韃靼)そばを使用することを目指すものである。ダッタンそばは、モンゴルのダッタン地方栽培され、日本そばと比べるとルチン含有量が大変多く、これを主食とする地域では高血圧症患者脳内出血などの頻度極端に少ないといわれている。しかし、ダッタンそばは、苦そばと呼ばれるほど苦味が強く、日本ではほとんど食用に使われていない。そこで、本発明は、ダッタンそばが持つ優れた特性を活かしながら、苦味を抑え、嗜好的にも優れ、且つ、複合機能を持たせた栄養価の高いそば茶を提供するものである。

課題を解決するための手段

0005

本発明に従えば、先ず、基本発明として、焙煎したダッタンそばの実および/またはそば粉を主成分とすることを特徴とするそば茶が提供される。この本発明のそば茶は、ルチンを多量に含有するダッタンそばを原料とし、特に高血圧糖尿病などの成人病予防に実効のある新しいタイプの健康飲料となる。

0006

さらに、本発明のそば茶は、好ましい態様として、香ばしくなるまで焙煎した微粉末状または微細粒状の大豆および黒ゴマ黒胡麻)が混入されていることを特徴とする。特に好ましくは、本発明のそば茶は、ダッタンそばの実および/またはそば粉60〜80重量部、大豆10〜30重量部、ならびに黒ゴマ10〜30重量部の割合で配合されている(ここで、ダッタンそば、大豆および黒ゴマの合計は100 重量部とする)ことを特徴とする。この本発明のそば茶は、ルチンを多量に含有するダッタンそばの特性を活かしながら嗜好的にも優れ、しかも、大豆および黒ゴマに由来する機能が複合的、相乗的に発揮される極めて有用な健康飲料を構成する。

発明を実施するための最良の形態

0007

本発明において用いるダッタンそばには、血圧下げたり血管を夫にする機能を有するルチン(ビタミンPの1種)が、日本そばに比べて一般に100 〜200倍、またはそれ以上含有されている。例えば、本発明者の分析結果では、100g当たりのルチン含有量は日本そばでは1.4mg であるのに対し、ダッタンそばにおいては450mg であった。

0008

本発明のそば茶に用いるダッタンそばの実またはそば粉の調製法は、特に限定されるものではない。一般的には、そばの実(果皮剥離した果実、またはそばの殻のついたままのもの)をそのまま焙煎した後、所定の粒径粉砕するか、あるいは、そばの実を粉砕したそば粉の状態で焙煎する。それらの両者を用いてもよい。焙煎は、一般に、直火ロースターセラミックを用い、250 〜350℃、10分〜25分の条件で実施するのが好ましい。また、焙煎したダッタンそばの実またはそば粉は一般に、0.5 〜5mm程度の粒径で使用するのが好ましい。

0009

以上のように焙煎調製したダッタンそばの実および/またはそば粉は、基本的には、そのままでもダッタンそば茶を原料とする新しいタイプのそば茶を構成し得るが、前述したように苦味が強すぎるために実用的ではない。本発明者は、この問題を解消するために研究を重ねた結果、焙煎そば茶に大豆を混合することにより苦味を除去し、味にコクと丸みを与えることができることを見いだした。大豆は、高タンパク質食材として従来も注目されているが、それ自身、特有の苦味または渋味および青臭味を呈するという欠点がある。このため、食品製造の分野では、この苦味等を除去または減少させるために各種の工夫が行われている(例えば、特願平7−99892号参照)。本発明者は、このたび、驚くべきことに、このような大豆をダッタンそばと組み合わせると(特に一定の割合で組み合わせると)、両者の苦味が感じられなくなり全体としての風味が上昇することを発見した。このような現象がみられる理論的根拠は未だ明らかでないが、ダッタンそばおよび大豆の構成成分が互いに何らかの相互作用をしているものと推測される。

0010

さらに、本発明者は、ダッタンそば茶に、大豆に加えて黒ゴマを混入させると、香ばしい風味を付与できるだけでなく、そのような優れた風味が長期間にわたって保持されることも見出した。黒ゴマによりこのような効果が得られる理由も未だ充分には明らかでないが、黒ゴマに含まれるビタミンEセサミンセサミノール抗酸化作用により、大豆の脂質酸化が抑制されるものと考えられる。本発明に使用する大豆および黒ゴマは、香ばしさをより強化するため、弱火で焙煎する。

0011

かくして、本発明のダッタンそば茶の好ましい態様においては、焙煎したダッタンそばの実および/またはそば粉を主成分とし、これに、香ばしくなるまで焙煎した微粉末状または微細粒状の大豆および黒ゴマが混入される。特に、ダッタンそば+大豆+黒ゴマの全体量を100 重量部とした場合、ダッタンそばの風味とルチンの機能性を考慮すると、ダッタンそばの配合量は60重量部以上が望ましいが、80重量部を越えると苦味が増すので、60〜80重量部が好ましい。大豆の配合量は、ダッタンそばの苦味抑制効果を考慮すると10重量部以上で30重量部以下、黒胡麻の配合量は、抗酸化作用と風味の機能性を考慮すると10重量部以上で30重量部以下が望ましい。したがって、本発明のダッタンそば茶の特に好ましい配合の例は、ダッタンそば60重量部、大豆30重量部、黒ゴマ10重量部である。

0012

本発明のそば茶に用いられる大豆および黒ゴマも焙煎してダッタンそばの実またはそば粉に混入されるのが一般的である。この際、大豆および黒ゴマは、ダッタンそばの実またはそば粉と同様に粉砕した微粉末または微細粒として(一般に0.5 〜5mm程度)使用される。

0013

本発明のそば茶は、ティーパック包材に、ダッタンそばの実および/またはそば粉、大豆、ならびに黒ゴマを充填して使用されるのが好適である。また、本発明のダッタンそば茶には、その風味や効能を損なわない限り、大豆および黒ゴマ以外の成分を添加することもでき、例えば、お茶、小麦粉、はったい粉、ナッツ海藻類などを好みに合わせて混合してもよい。特に好ましいのは、ハーブ香草)、香辛料などの機能性を有する植物またはその抽出物を混入させたものである。

0014

本発明に用いられるダッタンそばは、ルチンの他にも栄養面で有効な成分を豊富に含んでいる。例えば、タンパク質脂肪含有量が米や小麦粉よりも多く、さらに、カルシウムリン、鉄、銅、マグネシウムカリウムナトリウムマンガン等、多くの無機栄養元素を含む。特に、マグネシウムの含有量は米の2倍もあり、血清コレステロールを下げる効果がある。また、シス・ウンベル酸という美容の分野で注目されている物質も含まれている。

0015

さらに、本発明のそば茶においてダッタンそばに混入される大豆および黒ゴマは、前述したようにダッタンそばの苦味を軽減、除去し、風味を高める等の作用に加えて、大豆および黒ゴマ自身の有する優れた機能によりそば茶の付加価値を一層高めることができる。例えば、大豆は、その中に含まれる豊富な不飽和脂肪酸大豆蛋白質が血中コレステロールを下げることは広く知られており、他にも、成人病・癌予防老化防止などの機能を有する。また、黒胡麻は、豊富なミネラルを有する。従って、これらを混合することにより、単独で飲用するよりもその相乗効果も期待でき、成人病予防効果、栄養価、嗜好性の優れた高品質の飲料を提供することができる。

0016

以下、本発明の特徴をさらに明らかにするため実施例を示すが、本発明はこの実施例によって制限されるものではない。
実施例1:官能評価テスト
ダッタンそばの実、大豆および黒ゴマを各々、香ばしくなるまで弱火で焙煎した後、ダッタンそばの実は約3mmの粒径に、また、大豆および黒ゴマは約3mmの粒径にそれぞれ粉砕した。これらを表1に示す配合(1サンプルの合計量12g)で、熱湯リットルに15分間弱火で煮出し、その抽出エキスについて官能評価を行った。

0017

0018

官能評価は、本発明者の属する研究室熟練者20名(10名、10名)を対象に味、香り総合評価の3項目について、得点式(1〜5点)にて行い、20名の合計点評価点とした。その結果を表2に示す。表2に示されるようにダッタンそば60〜80重量%、大豆10〜30重量%、黒ゴマ10〜30重量%とする場合には風味の優れたそば茶が得られた。

0019

0020

実施例2:効能テスト
本発明のダッタンそば茶の健康に及ぼす効果を確認するため、本発明者の属する社内のモニターテストを実施した。テストに供したそば茶は、実施例1のサンプル5に相当するものであり、ティーパック用包材にダッタンそば7.2g、大豆3.6g、黒ゴマ1.2gを充填したものである。水1リットルを沸騰させた後、ティーパック1袋に入れ、10〜20分間弱火で煮出し飲用とした。

0021

モニター66名(男32名、女34名)に毎日約500ml を規則的に飲用してもらい、試験開始時、1ヶ月後、3ヶ月後、6ヶ月後に血圧、総コレステロール血糖値中性脂肪の4項目について診断を行った。第1回(開始時)の診断結果から、各検査項目ごとにモニターをHighリスク境界領域、正常範囲の3群に選別した。各群の該当者は固定し、第2回以降の各検査項目の測定値(各群の平均値)を経時的に追跡した。その結果を図1図5に示す。上記試験結果により、各検査項目はいずれも、Highリスク、境界領域群に属するモニターに関しては、その測定値(平均値)は経時的に減少し、正常範囲に近づいている傾向が認められた。さらにモニターの方から風味が良く、大変飲みやすく、しかも体調が良いという意見も聞かれた。

発明の効果

0022

(1)高血圧や脳溢血・糖尿病などの成人病予防に効果的なルチンの摂取量は、1日50mgと言われている。本発明のダッタンそば茶は、ルチン含有量が従来のそば茶の100 〜200 倍と多く、コップ2〜3の飲用でその全量を摂取することが可能である。

0023

(2)ダッタンそばには特有の苦味があり、それだけでは嗜好的に優れたお茶は得られないが、本発明に従い、ダッタンそばに、大豆を混合することにより苦味を除去し風味を向上させることができる。さらに黒胡麻を混合すると、香ばしい風味を付加するとともに、その品質を維持・向上することができる。

0024

(3)さらに、本発明のそば茶は、風味向上の目的で添加した大豆に由来する成人病・癌予防、老化防止などの効果、黒胡麻からの豊富なミネラルが得られるだけでなく、それらの相乗効果により、成人病を効果的に予防し得る優れた健康飲料である。

図面の簡単な説明

0025

図1本発明のダッタンそば茶を試飲したモニターの最高血圧経時変化を示すグラフである。
図2本発明のダッタンそば茶を試飲したモニターの最低血圧の経時変化を示すグラフである。
図3本発明のダッタンそば茶を試飲したモニターの総コレステロールの経時変化を示すグラフである。
図4本発明のダッタンそば茶を試飲したモニターの血糖値の経時変化を示すグラフである。
図5本発明のダッタンそば茶を試飲したモニターの中性脂肪の経時変化を示すグラフである。

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