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技術 凍結防止剤散布車における凍結防止剤と溶液との混合装置

出願人 範多機械株式会社
発明者 良子寛
出願日 1998年2月3日 (22年10ヶ月経過) 出願番号 1998-037993
公開日 1999年8月17日 (21年4ヶ月経過) 公開番号 1999-222827
状態 特許登録済
技術分野 街路・軌道・海岸の清掃
主要キーワード がらがら 傾斜前面 収容ホッパー 反射壁面 両側壁板 収容ホッパ 小間隔毎 溶液供給配管
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (6)

課題

簡単な構造によって溶液凍結防止剤とを均一に混合させて湿潤凍結防止剤とし、路面に連続的に散布する凍結防止剤散布車における凍結防止剤と溶液との混合装置を提供する。

解決手段

散布車本体1のホッパ2内に収容されている乾燥状態の凍結防止剤Aを搬送コンベア3により搬送してその搬送終端の下方に配設している傾斜シュート5上に落下させる。この傾斜シュート5上には噴射ノズル6から溶液Bが層状に噴射されてあり、凍結防止剤Aはこの層状の溶液B上に均一な分布状態に落下したのち、傾斜シュート5の下端前方に配設している垂直な反射壁面部材7の反射面に流突、拡散して一次混合が行われる。さらに、反射壁面部材7の下端から散布円盤4cに向かって配設している収束シュート8により凍結防止剤Aと溶液Bとが寄せ集められて二次混合が行われ、湿潤凍結防止剤が得られる。

概要

背景

従来から、冬季においては路面凍結防止のために、凍結防止剤散布車によって氷雪路面上に凍結防止剤散布することが行われている。凍結防止剤の散布方式としては、乾燥塩をそのまゝ散布する乾式散布と、塩水などの溶液を塩に添加してなる湿潤凍結防止剤を散布する湿式散布との2方式があっていずれも実用化されているが、乾式散布は凍結防止効果を奏するのが遅く且つ飛散する虞れがあるために、近年、凍結防止剤に水又は塩化カルシウム溶液を添加して湿潤凍結防止剤とし、この湿潤凍結防止剤を散布することが行われるようになった。

このような湿式凍結防止剤を散布する散布車としては、図5に示すように、乾燥した凍結防止剤を受け入れるホッパAの下方に凍結防止剤搬送コンベアBを配設してホッパAの開口下端から送出される凍結防止剤を該コンベアB上に受止させ、散布車の後方にまで搬送して該コンベアBの搬送終端から投下される凍結防止剤をシュートCを通じて回転散布円盤D上に落下させる一方、該散布円盤Dの斜め上方噴霧装置Eを配設して、シュートCから落下する凍結防止剤に向かって溶液を噴霧し、凍結防止剤を加湿するように構成した手段を備えているものが広く知られている。

また、実公平7ー48743号公報に記載しているように、凍結防止剤搬送コンベアとホッパとの間にケーシング内に回転螺旋羽根内装してなる攪拌装置を配設し、この攪拌装置のケーシング内に乾燥凍結防止剤と溶液とを供給して回転螺旋羽根により攪拌、混合して湿潤凍結防止剤とし、この湿潤凍結防止剤を散布円盤上に排出して散布するように構成した散布車も開発されている。

概要

簡単な構造によって溶液と凍結防止剤とを均一に混合させて湿潤凍結防止剤とし、路面に連続的に散布する凍結防止剤散布車における凍結防止剤と溶液との混合装置を提供する。

散布車本体1のホッパ2内に収容されている乾燥状態の凍結防止剤Aを搬送コンベア3により搬送してその搬送終端の下方に配設している傾斜シュート5上に落下させる。この傾斜シュート5上には噴射ノズル6から溶液Bが層状に噴射されてあり、凍結防止剤Aはこの層状の溶液B上に均一な分布状態に落下したのち、傾斜シュート5の下端前方に配設している垂直な反射壁面部材7の反射面に流突、拡散して一次混合が行われる。さらに、反射壁面部材7の下端から散布円盤4cに向かって配設している収束シュート8により凍結防止剤Aと溶液Bとが寄せ集められて二次混合が行われ、湿潤凍結防止剤が得られる。

目的

本発明はこのような問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは散布装置に向かって落下する凍結防止剤に溶液を攪拌のような混合手段によることなく簡易な構造によって均一に混合させることができる凍結防止剤散布車における凍結防止剤と溶液との混合装置を提供するにある。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
4件

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請求項1

散布車本体に設置した凍結防止剤収容ホッパと、この凍結防止剤収容ホッパから供給される凍結防止剤の搬送手段と、該搬送手段から送り出される凍結防止剤を散布する散布装置とを備えた凍結防止剤散布車において、上記搬送手段と散布装置との間に搬送手段から投下される凍結防止剤を受止して斜め下方に案内する傾斜シュートを配設すると共にこの傾斜シュート上に沿って上方から溶液を層状に噴射する噴射ノズルを備え、さらに、傾斜シュートの下端から下方に向かって該傾斜シュートから流下する凍結防止剤と溶液とを流突、拡散させることにより混合させて湿潤凍結防止剤とする反射壁面部材を配設すると共にこの反射壁面部材の下端と上記散布装置上との間に反射壁面部材によって拡散した湿潤凍結防止剤を幅方向収束させる収束シュートを配設してなることを特徴とする凍結防止剤散布車における凍結防止剤と溶液との混合装置

請求項2

上記反射壁面部材は上下端が開口し且つ垂直な前壁板内面を反射壁面に形成した角筒体からなり、この角筒体の上端開口部内に斜め前方に向かって傾斜した上記傾斜シュートの下端部を挿入させてその下端縁を角筒体の反射壁面の後方一定間隔を存して対向させていることを特徴とする請求項1に記載の凍結防止剤散布車における凍結防止剤と溶液との混合装置。

請求項3

上記収束シュートは湿潤凍結防止剤の案内面を幅方向の中央部から両側端縁に向かって後方に円弧状に湾曲させていると共に上端から下端に向かって該案内面を徐々に幅狭く形成し且つその案内面を上端から下端に向かって傾斜させていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の凍結防止剤散布車における凍結防止剤と溶液との混合装置。

技術分野

0001

本発明は湿潤状態凍結防止剤を路面に散布する凍結防止剤散布車において、凍結防止剤と溶液とを混合して凍結防止剤を浸潤させるための混合装置に関するものである。

背景技術

0002

従来から、冬季においては路面凍結防止のために、凍結防止剤散布車によって氷雪路面上に凍結防止剤を散布することが行われている。凍結防止剤の散布方式としては、乾燥塩をそのまゝ散布する乾式散布と、塩水などの溶液を塩に添加してなる湿潤凍結防止剤を散布する湿式散布との2方式があっていずれも実用化されているが、乾式散布は凍結防止効果を奏するのが遅く且つ飛散する虞れがあるために、近年、凍結防止剤に水又は塩化カルシウム溶液を添加して湿潤凍結防止剤とし、この湿潤凍結防止剤を散布することが行われるようになった。

0003

このような湿式凍結防止剤を散布する散布車としては、図5に示すように、乾燥した凍結防止剤を受け入れるホッパAの下方に凍結防止剤搬送コンベアBを配設してホッパAの開口下端から送出される凍結防止剤を該コンベアB上に受止させ、散布車の後方にまで搬送して該コンベアBの搬送終端から投下される凍結防止剤をシュートCを通じて回転散布円盤D上に落下させる一方、該散布円盤Dの斜め上方噴霧装置Eを配設して、シュートCから落下する凍結防止剤に向かって溶液を噴霧し、凍結防止剤を加湿するように構成した手段を備えているものが広く知られている。

0004

また、実公平7ー48743号公報に記載しているように、凍結防止剤搬送コンベアとホッパとの間にケーシング内に回転螺旋羽根内装してなる攪拌装置を配設し、この攪拌装置のケーシング内に乾燥凍結防止剤と溶液とを供給して回転螺旋羽根により攪拌、混合して湿潤凍結防止剤とし、この湿潤凍結防止剤を散布円盤上に排出して散布するように構成した散布車も開発されている。

発明が解決しようとする課題

0005

しかしながら、前者の凍結防止剤散布車によれば、シュートCから落下する凍結防止剤に溶液を噴霧するものであるから、溶液が付着して湿潤化する凍結防止剤と溶液が付着しない乾燥状態の凍結防止剤とが生じ、散布円盤Dの回転により散布された時に湿潤凍結防止剤と乾燥凍結防止剤との比重差でそれぞれの散布範囲が異なって路面上に即効性のある湿潤凍結防止剤を均一に散布することができないという問題点がある。

0006

一方、後者の凍結防止剤散布車によれば、攪拌装置によって凍結防止剤と溶液とを強制的に均一に攪拌、混合することができるが、このような攪拌装置は構造が複雑で高価につくと共に散布円盤を備えた既製の凍結防止剤散布車に付帯させることが困難であり、また、ケーシング内の回転螺旋羽根やその駆動機構等の保守点検を要すると共に散布後における洗浄作業も煩わしいという問題点があった。

0007

本発明はこのような問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは散布装置に向かって落下する凍結防止剤に溶液を攪拌のような混合手段によることなく簡易な構造によって均一に混合させることができる凍結防止剤散布車における凍結防止剤と溶液との混合装置を提供するにある。

課題を解決するための手段

0008

上記目的を達成するために、本発明の凍結防止剤散布車における凍結防止剤と溶液との混合装置は、散布車本体に設置した凍結防止剤収容ホッパと、この凍結防止剤収容ホッパから供給される凍結防止剤の搬送手段と、該搬送手段から送り出される凍結防止剤を散布する散布装置とを備えた凍結防止剤散布車において、上記搬送手段と散布装置との間に搬送手段から投下される凍結防止剤を受止して斜め下方に案内する傾斜シュートを配設すると共にこの傾斜シュート上に沿って上方から溶液を層状に噴射する噴射ノズルを備え、さらに、傾斜シュートの下端から下方に向かって該傾斜シュートから流下する凍結防止剤と溶液とを流突、拡散させることにより混合させて湿潤凍結防止剤とする反射壁面部材を配設すると共にこの反射壁面部材の下端と上記散布装置上との間に反射壁面部材によって拡散した湿潤凍結防止剤を幅方向収束させる収束シュートを配設してなる構造としている。

0009

上記凍結防止剤散布車における凍結防止剤と溶液との混合装置において、請求項2に係る発明は、上記反射壁面部材を上下端が開口し且つ垂直な前壁板内面を反射壁面に形成した角筒体から形成してなり、この角筒体の上端開口部内に斜め前方に向かって傾斜した上記傾斜シュートの下端部を挿入させて該下端部の下端縁を角筒体の反射壁面の後方に一定間隔を存して対向させていることを特徴としている。

0010

また、請求項3に係る発明は、湿潤凍結防止剤を流下中に幅方向に収束させる上記収束シュートの構造であって、該収束シュートの湿潤凍結防止剤の案内面を幅方向の中央部から両側端縁に向かって後方に円弧状に湾曲させていると共に上端から下端に向かって該案内面を徐々に幅狭く形成し且つその案内面を上端から下端に向かって傾斜させていることを特徴としている。

0011

散布車本体に設置した収容ホッパ内には乾燥状態の粉粒状凍結防止剤が収容されてあり、この凍結防止剤は収容ホッパの開口下端からベルトコンベヤ又はスクリューコンベア等の搬送手段によって散布車本体の後方に搬送され、その搬送端から落下する。一方、搬送手段の搬送端の下方には傾斜シュートが配設されていると共にこの傾斜シュートの上端側には該傾斜シュートの傾斜面上に向かって噴射ノズルを配設してあり、この噴射ノズルから噴射される溶液は傾斜シュートの傾斜面に沿って噴流してこの傾斜シュート上に上端から下端に向かって流れる溶液の流動層を形成する。従って、この溶液流動層上に上記搬送手段の搬送端から送り出される凍結防止剤が落下し、流動中の溶液が該凍結防止剤に浸透すると共に該溶液の流れに乗って凍結防止剤が勢いよく傾斜シュートの下端から流出して反射壁面部材に流突する。

0012

反射壁面部材に流突した溶液及び凍結防止剤は跳ね返って拡散し、凍結防止剤全体に溶液が付着、混合して凍結防止剤を湿潤させる。さらに、この湿潤した凍結防止剤は収束シュートによって拡散幅を徐々に狭められて収束しながら収束シュート上を下方に流動し、該収束シュートから落下するまでの間に凍結防止剤及び残余の溶液が寄せ集められて溶液が凍結防止剤全体に亘って略均等な割合となるように混合、浸透した状態となり、この湿潤凍結防止剤が収束シュートから散布装置上に落下して該散布装置により路面に散布されるものである。

発明を実施するための最良の形態

0013

次に、本発明の具体的な実施の形態を図面について説明する。図1及び図2において、1は凍結防止剤散布車本体で、その車台1a上に乾燥した粉粒状の凍結防止剤の収容ホッパー2を搭載、設置してある。このホッパー2の両側壁は下端に向かって互いに近接する方向に傾斜した傾斜壁面に形成されていると共に下端が開放されていてその開放下端に沿って凍結防止剤Aを後方に搬送するベルトコンベアよりなる搬送コンベア3を配設している。なお、凍結防止剤Aの搬送手段としてはベルトコンベアに限らずスクリューコンベアなどの搬送手段を採用してもよい。

0014

4は散布車本体1の車台1aの後端において、上記搬送コンベア3の搬送終端の下方に配設している凍結防止剤散布装置で、駆動モータ4aによって回転する垂直中心軸4bの下端に散布円盤4cの中心を一体に固着してなるものであり、この散布円盤4cの上面には複数枚散布羽根4dを放射状に突設している。そして、この散布装置4と上記搬送コンベア3との間に、図3図4に示すように、この搬送コンベア3から投下される乾燥状態の凍結防止剤Aを受止して斜め下方に案内する傾斜シュート5と、該傾斜シュート5の上端に配設されて凍結防止剤Aを湿潤させる溶液Bを傾斜シュート5上に層状に噴射する噴射ノズル6と、傾斜シュート5の下端から流出する凍結防止剤Aと溶液Bとを流突させて斜め下方に反射、拡散させる垂直な反射面7Aを有する反射壁面部材7と、この反射壁面部材7の下端と上記散布装置4の散布円盤4c上との間に配設されて上記反射壁面部材7により拡散した湿潤凍結防止剤A'を幅方向に収束させる収束シュート8とを順次設けてあり、傾斜シュート5と反射壁面部材7と収束シュート8とによって凍結防止剤Aと溶液Bとの混合装置を構成している。

0015

この混合装置の構成を更に詳しく説明すると、上記傾斜シュート5は、上端が上記搬送コンベア3よりも幅広く形成され且つこの上端から下端に向かって徐々に幅狭く形成した正面逆等脚台形状金属板からなり、この傾斜シュート5を搬送コンベア3の搬送端の垂直下方に上端から下端に向かって前方に傾斜させた状態にしてその傾斜前面の上部面上で搬送コンベア3から落下する凍結防止剤Aを受止する位置に配設されている。さらに、この傾斜シュート5の両側端には前方に向かって突出した両側板5a、5aが一体に設けられてあり、この両側板5a、5aの前端を散布車本体1の車台1aの後端面に固着している。

0016

傾斜シュート5の下方部に配設した上記反射壁面部材7は、上下端が開口した角筒体からなり、この角筒体の両側壁板7b、7b間の幅を上記傾斜シュート5の下端部の幅よりも大きく形成していると共に垂直な前壁板7aの内面(後面)を凍結防止剤Aと溶液Bの上記反射面7Aに形成している。この前壁板7aを散布車本体1の車台1aの後端部に固着することによって反射壁面部材7を所定の位置に配設してあり、さらに、この反射壁面部材7の上端開口部内に上記傾斜シュート5の下端部を、該下端部の下端縁と反射壁面部材7の上記反射面7Aとの間に前後方向に一定間隔を存した状態で挿入している。また、反射面7Aに衝突して後方に反射、拡散する凍結防止剤Aと溶液Bとの混合剤を反射壁面部材7の垂直な後壁板7cと両側壁板7b、7bとによって外部に飛散するのを防止しながら収束シュート8側に確実に導出させるように構成している。

0017

上記収束シュート8はその上端部を反射壁面部材7に一体的に固着していると共にこの反射壁面部材7の反射面7Aの下端から下方に向かって斜め後方に傾斜した状態で垂下し、その下端を上記散布装置4の散布円盤4cの上面中央部上方に臨ませている。この収束シュート8は、その中央部から両側端縁に向かうに従って後方に円弧状に湾曲させることにより、傾斜した後面を樋形状の収束案内面8Aに形成している。さらに、この収束案内面8Aを上端から下端に向かうに従って徐々に幅狭くなるように大きく湾曲させて湿潤凍結防止剤A'を幅方向に収束させるように構成している。

0018

このように構成した混合装置における上記傾斜シュート5上に溶液Bを層状に噴出、流下させる溶液噴射ノズル6は、傾斜シュート5の上端縁全幅に沿って配設、固定した溶液供給パイプ6Aに長さ方向に小間隔毎に多数個設けられてあり、その噴射角度を傾斜シュート5の傾斜の傾斜角度と同一にして傾斜シュート5に平行する方向に溶液を噴射するように構成している。

0019

この溶液供給パイプ6Aはその一端が閉塞されていると共に他端に溶液供給ホース10を接続してあり、この溶液供給ホース10を散布車本体1の車台1aの後端部上に設置した油圧モータ11によって駆動される溶液ポンプ12の吐出口に接続している。溶液タンク9は上記ホッパ2の両側部における車台1a上に互いに連通した状態で複数個、設置されてあり、この溶液タンク9と上記溶液ポンプ12の吸込口間を溶液供給配管13に接続して溶液ポンプ12により溶液タンク9内の溶液を上記溶液供給パイプ6Aに供給するように構成している。

0020

溶液タンク9に対する溶液の供給は、該溶液タンク9の上端部に設けている蓋体によって開閉自在に閉止された注入口を通じて行ってもよいが、図に示すように、溶液タンク9の前面にバルブ14によって開閉自在の注入管15を設け、この注入管15の開口端溶液供給源から溶液を圧送するホース(図示せず)を接続することによって行うように構成している。

0021

また、乾燥状態の凍結防止剤Aを後方に向かって搬送する搬送コンベア3の後端部上にはシリンダ16によって上下動するゲート17を配設してあり、このゲート17の開閉度、即ち、該ゲート17の下端と搬送コンベア3の搬送面間の間隔を変更することによって散布装置4に供給する凍結防止剤Aの供給量を調整するように構成している。一方、溶液Bの供給量は、上記溶液ポンプ12の回転数によって調整している。

0022

このように構成した湿式凍結防止剤散布車を使用して路面に湿潤凍結防止剤A'を散布するには、まず、凍結防止剤収容ホッパ2に粉粒状の乾燥した塩剤或いは塩化カルシウムからなる凍結防止剤を投入、収容しておく一方、溶液タンク9内に水又は塩水等の溶液を収容しておく。そして、湿潤した凍結防止剤A'を路面に散布するには、搬送コンベア3を作動させてホッパ2内の凍結防止剤Aを後方に搬送し、搬送終端から傾斜シュート5上に落下させる一方、この傾斜シュート5の上端に沿って配設した多数の噴射ノズル6から該傾斜シュート5上に溶液Bを噴射して傾斜シュート5上に層状の溶液の流れを形成する。

0023

この層状に流下する溶液B上に図3に示すように、搬送コンベア3の搬送終端から乾燥状態の凍結防止剤Aが落下して溶液B中に浸入すると同時に溶液Bの噴流によって溶液Bと一体的に傾斜シュート5上を傾斜下端に向かって流動し、傾斜シュート5の傾斜下端から角筒体からなる反射壁面部材7の上端開口部内に流出して該反射壁面部材7の垂直な反射面7Aに流突する。なお、傾斜シュート5には両側板5a、5aを一体に設けているので、凍結防止剤Aや溶液Bは傾斜シュート5から外部に漏れる虞れはない。

0024

反射壁面部材7の反射面7Aに凍結防止剤Aと溶液Bとが流突すると、傾斜シュート5の傾斜方向と反対方向、即ち、斜め下方に向かって前方に反射して拡散し、凍結防止剤Aと溶液Bとが均一に分散しながら混合して溶液Bが凍結防止剤Aに付着、浸透し、凍結防止剤Aが全体的に湿潤する。この凍結防止剤Aと溶液Bとが拡散、混合しながら収束シュート8の樋形状の収束案内面8A上に流下して該収束案内面8Aの中央部側に寄せ集められることにより凍結防止剤Aと溶液Bとが均一に混合した湿潤凍結防止剤A'となり、下端に向かって斜め後方に傾斜したこの収束案内面8Aを流下しながらさらに寄せ集められて該収束シュート8の下端から散布装置4の散布円盤4c上に投下され、散布円盤4cの回転によって湿潤凍結防止剤A'を路面に散布する。

0025

このように、反射壁面部材7の反射面7Aに凍結防止剤Aと溶液Bとを流突、拡散させることによって一次混合を行い、下端に向かって徐々に幅狭く形成した樋形状の傾斜収束シュート8の収束案内面8Aによって二次混合を行って凍結防止剤Aに溶液Bを均一に浸透させた湿潤凍結防止剤A'としながらがら、路面に散布するものである。なお、乾燥状態の凍結防止剤Aと溶液Bとの混合割合は、溶液Bを凍結防止剤Aに対して重量比で8〜30%位に混合させれば、凍結防止剤Aを充分に湿潤させることができるものであり、この混合割合の調整は上述したように、凍結防止剤Aの供給量はゲート17の開度によって、溶液Bの供給量は溶液ポンプ12の回転数によってそれぞれ調整することにより行われる。

発明の効果

0026

以上のように本発明の凍結防止剤散布車における凍結防止剤と溶液との混合装置によれば、乾燥した凍結防止剤の搬送手段と散布装置との間に搬送手段から投下される凍結防止剤を受止して斜め下方に案内する傾斜シュートと、この傾斜シュート上に沿って上方から溶液を層状に噴射する噴射ノズルと、傾斜シュートの下端から下方に向かって該傾斜シュートから流下する凍結防止剤と溶液とを流突、拡散させることにより混合させて湿潤凍結防止剤とする反射壁面部材と、この反射壁面部材の下端と上記散布装置上との間に反射壁面部材によって拡散した湿潤凍結防止剤を幅方向に収束させる収束シュートとを配設してなるものであるから、構造が簡単で安価に製作し得ると共に散布装置を備えた既製の凍結防止剤散布車にも容易に装着することができ、また、その保守、点検が容易であるのは勿論、噴射ノズルから傾斜シュート上に溶液を層状に噴流させてこの層状溶液上に搬送手段から凍結防止剤を落下させるように構成しているので、溶液に対して凍結防止剤を傾斜シュート上で全面的に均等な分布状態となるように混入させることができる。

0027

さらに、傾斜シュート上を溶液の流れによって該溶液と凍結防止剤とを反射壁面部材に流突、拡散させるように構成しているので、その拡散により凍結防止剤と溶液とを均一に分散、混合させることができ、その上、この反射壁面部材の下方部に配設した収束シュート上に流下した時に収束シュートの中央部に向かって寄せ集められて凍結防止剤に溶液を充分に混合、浸透させることができるものである。

0028

上記凍結防止剤散布車における凍結防止剤と溶液との混合装置において、請求項2に係る発明は、上下端が開口し且つ垂直な前壁板内面を反射壁面に形成した角筒体によって上記反射壁面部材を構成しているので、傾斜シュートから流下する凍結防止剤と溶液とを外部に漏らすことなく該角筒体内に投入することができると共にこの角筒体の垂直な前壁板内面で形成した反射壁面によって角筒体内で凍結防止剤と溶液とを確実に拡散、混合させることができるものであり、その上、拡散させたのち、収束シュート側に連続的に流下させて凍結防止剤と溶液とが均一に混合した湿潤凍結防止剤を得ることができるものである。

0029

また、請求項3に係る発明によれば、上記収束シュートの湿潤凍結防止剤案内面を幅方向の中央部から両側端縁に向かって後方に円弧状に湾曲させていると共に上端から下端に向かって該案内面を徐々に幅狭く形成し且つその案内面を上端から下端に向かって傾斜させているので、収束シュートを流下中においても凍結防止剤と溶液とを該収束シュートの中央部側に向かって寄せ集めながら充分に混合させることができると共に収束シュートの幅狭い下傾端から湿潤凍結防止剤を散布装置の散布円盤上に正確に送り出すことができ、路面に円滑且つ均等に散布することができるものである。

図面の簡単な説明

0030

図1凍結防止剤散布車の背面側から見た簡略斜視図、
図2その要部の側面図、
図3混合装置の縦断側面図、
図4その背面図、
図5従来例を示す簡略側面図

--

0031

1散布車本体
2 ホッパ
3搬送コンベア
4散布装置
5傾斜シュート
6噴射ノズル
7反射壁面部材
7A反射面
8収束シュート

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