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技術 シンボル可変表示遊戯機

出願人 株式会社コナミアミューズメント
発明者 木下俊一
出願日 1998年5月26日 (22年7ヶ月経過) 出願番号 1998-143861
公開日 1999年8月17日 (21年4ヶ月経過) 公開番号 1999-221314
状態 特許登録済
技術分野 スロットマシン、カードゲーム、盤上ゲーム
主要キーワード 押釦操作 数字表示器 準備操作 パチンコ遊戯機 上段位置 回転効率 下段位置 遊戯場
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1999年8月17日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (10)

課題

どの遊戯者に対しても、平等かつ正味引込解除設定時間を保証し、遊戯者に不満、いらいら、不公平感などを感じさせずに、ゲーム意欲を高めるようにする。

解決手段

メダル投入口16へメダル投入して始動レバー14を操作すると、3個のリールが回転し、シンボル表示窓20a,20b,20cには、リール外周面に表された複数種シンボル可変表示される。機体1の本体部2には、前記可変表示の停止動作抽選結果に応じて制御する制御装置が組み込まれる。制御装置は、有効ライン上に特定のシンボルが停止するなど、予め決められた条件が成立したとき、メダルのメダル投入口16への投入など、ゲーム開始または準備操作に要した時間を含まない所定の設定時間の間、前記抽選結果に応じた停止制御中止する。

概要

背景

代表的なシンボル可変表示遊戯機として、パチンコホールなどの遊戯場に設置されるスロットマシンが一般に知られている。従来の典型的なスロットマシンは、外周面複数種シンボルが表された3個のリールを持つものであり、遊戯媒体としてのメダルメダル投入口へ投入されると、メダル投入枚数に応じた本数の停止ラインが有効化され、始動レバーが操作されると、3個のリールが一斉に始動する。リール毎停止釦スイッチが設けられており、いずれかの停止釦スイッチが押操作されると、対応するリールが個別に停止する。

全てのリールが停止したとき、有効化された停止ライン(以下「有効ライン」という。)上に、特定のシンボルの組み合わせが成立すると、そのゲームは入賞となり、入賞の種類に応じて予め決められた枚数のメダルがそのゲームの配当として払い出される。

近年のスロットマシンでは、始動レバーの操作で全リールが一斉に始動すると、機械が内蔵する制御装置抽選処理を行い、遊戯者による停止操作があったとき、抽選結果に応じて、有効ライン上に、所定のシンボルを引き込んでリールを強制停止させる、いわゆる引込制御が行われている。この引込制御は、抽選が当たっていれば、有効ライン上に、入賞に関わるシンボルが停止するタイミングでリールの回転を強制的に停止させ、一方、抽選が外れていれば、入賞に関わるシンボルが有効ライン上に停止しないタイミングでリールの回転を強制的に停止させる、というものである。

引込制御機能を備えたスロットマシンでは、ゲームの結果が機械内部の抽選処理に左右されるため、ゲームは投機的となり、リールの停止操作に熟練した遊戯者は技能を十分に生かせない、という問題がある。そこで先般、引込制御機能を適宜解除することで、リールの停止操作に熟練した遊戯者が、その技能を生かしてゲームを楽しめるようにしたスロットマシンが提案された(特公平5−74391号)。

このスロットマシンは、遊戯中に予め決められた条件が成立したとき、予め定められたゲーム回数分、抽選結果に応じたリールの停止制御、すなわち引込制御を解除するよう構成されている。引込制御が解除されたゲーム(以下「引込解除ゲーム」という。)では、遊戯者は、有効ライン上に、狙ったシンボルが停止するよう、回転中のリールの外周面を凝視し、タイミングをはかって停止釦スイッチを押操作する。

概要

どの遊戯者に対しても、平等かつ正味の引込解除設定時間を保証し、遊戯者に不満、いらいら、不公平感などを感じさせずに、ゲーム意欲を高めるようにする。

メダル投入口16へメダルを投入して始動レバー14を操作すると、3個のリールが回転し、シンボル表示窓20a,20b,20cには、リール外周面に表された複数種のシンボルが可変表示される。機体1の本体部2には、前記可変表示の停止動作を抽選結果に応じて制御する制御装置が組み込まれる。制御装置は、有効ライン上に特定のシンボルが停止するなど、予め決められた条件が成立したとき、メダルのメダル投入口16への投入など、ゲーム開始または準備操作に要した時間を含まない所定の設定時間の間、前記抽選結果に応じた停止制御を中止する。

目的

この発明は、上記問題に着目してなされたもので、ゲーム開始または準備操作時間の全部または一部が引込解除の設定時間に含まれないよう構成することにより、どの遊戯者に対しても、平等かつ正味の引込解除設定時間を保証し、遊戯者に不満、いらいら、不公平感などを感じさせず、ゲーム意欲を大幅に高めることができるシンボル可変表示遊戯機を提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
2件

この技術が所属する分野

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請求項1

遊戯者によるゲーム開始操作複数種シンボルを変動させて表示し、遊戯者による停止操作で前記変動表示を停止させて所定の位置にいずれかのシンボルを停止させるシンボル可変表示遊戯機において、抽選処理を実施しかつ抽選処理による抽選結果に応じて前記変動表示の停止動作を制御する制御装置を備えており、前記制御装置は、予め決められた条件が成立したとき、ゲーム開始または準備操作時間の一部または全部が含まれない所定の設定時間の間、前記抽選結果に応じた停止制御中止するように構成されて成るシンボル可変表示遊戯機。

請求項2

前記制御装置は、予め決められた条件が成立したとき、前記設定時間の計時動作を開始し、ゲーム開始または準備操作時間の一部または全部の期間、前記計時動作を中断するようにした請求項1に記載されたシンボル可変表示遊戯機。

請求項3

前記制御装置は、予め決められた条件が成立したとき、前記設定時間の計時動作を開始し、設定時間の経過前にゲーム開始または準備操作があったとき、そのゲーム開始または準備操作時間の一部または全部を設定時間の残り時間に加算するようにした請求項1に記載されたシンボル可変表示遊戯機。

請求項4

前記制御装置は、予め決められた条件が成立したときは、設定時間が経過するまでの間、抽選処理を実施しないように構成されている請求項1に記載されたシンボル可変表示遊戯機。

請求項5

前記制御装置は、予め決められた条件が成立しても、抽選処理を実施するように構成されると共に、前記設定時間の経過前に抽選当たりがあったときは、設定時間の経過を止めて、前記抽選結果に応じた停止制御を実施するように構成されている請求項1に記載されたシンボル可変表示遊戯機。

請求項6

前記制御装置は、予め決められた条件が成立しても、抽選処理を実施するように構成されると共に、前記設定時間の経過前に抽選当たりがあったとき、設定時間に経過を止めずに、前記抽選結果に応じた停止制御を実施するように構成されている請求項1に記載されたシンボル可変表示遊戯機。

請求項7

前記制御装置は、ゲーム開始または準備操作時間の一部または全部が所定の制限時間を超過したとき、その時間の超過分を前記設定時間に含ませるようにしている請求項1に記載されたシンボル可変表示遊戯機。

技術分野

0001

この発明は、遊戯者によるゲーム開始操作複数種シンボルを変動させて表示し、遊戯者による停止操作で前記変動表示を停止させて所定の位置にいずれかのシンボルを停止させるスロットマシンのようなシンボル可変表示遊戯機に関連し、特にこの発明は、前記変動表示の停止動作抽選結果に応じて制御する機能をもったシンボル可変表示遊戯機に関する。

背景技術

0002

代表的なシンボル可変表示遊戯機として、パチンコホールなどの遊戯場に設置されるスロットマシンが一般に知られている。従来の典型的なスロットマシンは、外周面に複数種のシンボルが表された3個のリールを持つものであり、遊戯媒体としてのメダルメダル投入口へ投入されると、メダル投入枚数に応じた本数の停止ラインが有効化され、始動レバーが操作されると、3個のリールが一斉に始動する。リール毎停止釦スイッチが設けられており、いずれかの停止釦スイッチが押操作されると、対応するリールが個別に停止する。

0003

全てのリールが停止したとき、有効化された停止ライン(以下「有効ライン」という。)上に、特定のシンボルの組み合わせが成立すると、そのゲームは入賞となり、入賞の種類に応じて予め決められた枚数のメダルがそのゲームの配当として払い出される。

0004

近年のスロットマシンでは、始動レバーの操作で全リールが一斉に始動すると、機械が内蔵する制御装置抽選処理を行い、遊戯者による停止操作があったとき、抽選結果に応じて、有効ライン上に、所定のシンボルを引き込んでリールを強制停止させる、いわゆる引込制御が行われている。この引込制御は、抽選が当たっていれば、有効ライン上に、入賞に関わるシンボルが停止するタイミングでリールの回転を強制的に停止させ、一方、抽選が外れていれば、入賞に関わるシンボルが有効ライン上に停止しないタイミングでリールの回転を強制的に停止させる、というものである。

0005

引込制御機能を備えたスロットマシンでは、ゲームの結果が機械内部の抽選処理に左右されるため、ゲームは投機的となり、リールの停止操作に熟練した遊戯者は技能を十分に生かせない、という問題がある。そこで先般、引込制御機能を適宜解除することで、リールの停止操作に熟練した遊戯者が、その技能を生かしてゲームを楽しめるようにしたスロットマシンが提案された(特公平5−74391号)。

0006

このスロットマシンは、遊戯中に予め決められた条件が成立したとき、予め定められたゲーム回数分、抽選結果に応じたリールの停止制御、すなわち引込制御を解除するよう構成されている。引込制御が解除されたゲーム(以下「引込解除ゲーム」という。)では、遊戯者は、有効ライン上に、狙ったシンボルが停止するよう、回転中のリールの外周面を凝視し、タイミングをはかって停止釦スイッチを押操作する。

発明が解決しようとする課題

0007

ところがこの種のスロットマシンでは、遊戯者は、引込制御が解除されると、停止釦スイッチの操作を時間をかけて慎重に行うため、1ゲーム当たりのゲーム所要時間が著しく長くなる。引込解除ゲームのゲーム実行可能回数を多く設定すると、一人の遊戯者が一台のスロットマシンを占拠する時間は当然長くなり、遊戯場における遊戯者の回転効率が著しく低下する。一方、引込解除ゲームのゲーム実行可能回数を少なく設定すると、遊戯者に満足感が与えられず、引込解除ゲームを導入することの意義が失われてしまう。

0008

そこで引込解除ゲームの実行可能な期間を、ゲーム回数ではなく、時間長さで制限するようにすれば、上記の問題を解決し得る。もし遊戯者が、迅速な停止操作を行ってゲーム速度を早めれば、ゲーム実行回数が多くなり、またそれが熟練者の腕のみせどころでもあるため、遊戯者のゲーム意欲が高められ、またゲームの興趣も大幅に向上される。

0009

ところが、スロットマシンでは、パチンコ遊戯機と違って、ゲーム毎に1〜3枚のメダルをメダル投入口へ投入して始動レバーを操作するというゲーム開始操作が必要であるため、このゲーム開始操作時間だけ、引込制御が解除される設定時間(以下「引込解除設定時間」という。)が無駄に消費され、これが遊戯者の不満やいらいらを募らせる原因となる。

0010

前記ゲーム開始操作時間を引込解除設定時間に予め見込んでおくという方法もあるが、ゲーム開始操作時間は遊戯者によってまちまちであるため、手早くメダルを投入して始動レバー操作ができるか否かでゲーム実行回数に差異が生じる。メダルを手早く投入できるか否かなどの技能は、所望のシンボルを停止させることができるかどうかという技能とは無関係であるから、ゲーム開始操作時間の長短でゲーム実行回数に差異が生じるというのは好ましくなく、遊戯者に不満を抱かせる要因となる。

0011

ところで近年のスロットマシンは、ゲームに先立ち、予め多数枚のメダルをメダル投入口へ投入して機械に貯留しておき、ゲームの実行に際して、押釦操作貯留メダルを使ってゲームを行う、いわゆるクレジット方式のものが主流となっている。機種によっては、ゲームの都度、メダルを投入してゲームを実行する従来のゲーム方式と、貯留メダルを使ってゲームを実行するクレジットのゲーム方式とが切換スイッチの操作で遊戯者が自由に選択できるようになっているが、遊戯者が従来のゲーム方式を選択したときは、ゲーム毎のメダルの投入が必要であるため、前記した技術課題が生じる。クレジットのゲーム方式を選択したときは、ゲーム毎のメダルの投入操作は不要であるため、前記した技術課題は殆ど問題とならない。

0012

ところが、クレジットのゲーム方式を選択した場合、引込解除ゲームの継続途中でメダルの貯留枚数がゼロになることがあり、この場合は、ゲームを中断し、多数枚のメダルをメダル投入口へ投入してメダルを貯留するというゲーム準備操作が必要となる。その結果、このゲーム準備操作時間により引込解除設定時間が無駄に消費されることになり、遊戯者の不満やいらいらを募らせる原因となる。

0013

また、クレジットのゲーム方式でゲームが実行される場合、入賞が成立してメダルが払い出されると、そのメダルは自動的に貯留されてメダルの貯留枚数に加算されるようになっている。このため、引込解除設定時間中にメダルの貯留枚数が必ずしもゼロになるとは限らず、引込解除設定時間に、貯留のためのメダルの投入操作時間を見込んでおくわけにはいかない。何故ならば、メダルの貯留枚数がゼロになった場合と、ゼロにならなかった場合とでは、大きな有利、不利が生じることになり、遊戯者に不公平感を持たせる結果となるからである。

0014

この発明は、上記問題に着目してなされたもので、ゲーム開始または準備操作時間の全部または一部が引込解除の設定時間に含まれないよう構成することにより、どの遊戯者に対しても、平等かつ正味の引込解除設定時間を保証し、遊戯者に不満、いらいら、不公平感などを感じさせず、ゲーム意欲を大幅に高めることができるシンボル可変表示遊戯機を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0015

この発明は、遊戯者によるゲーム開始操作で複数種のシンボルを変動させて表示させ、遊戯者による停止操作で前記変動表示を停止させて所定の位置にいずれかのシンボルを停止させるシンボル可変表示遊戯機において、抽選処理を実施しかつ抽選処理による抽選結果に応じて前記変動表示の停止動作を制御する制御装置を備えたものである。前記制御装置は、予め決められた条件が成立したとき、ゲーム開始または準備操作時間の一部または全部が含まれない所定の設定時間の間、前記抽選結果に応じた停止制御を中止するように構成されて成る。

0016

請求項2の発明では、前記制御装置は、予め決められた条件が成立したとき、設定時間の計時動作を開始し、ゲーム開始または準備操作時間の一部または全部の期間、前記計時動作を中断するようにしている。

0017

請求項3の発明では、前記制御装置は、予め決められた条件が成立したとき、設定時間の計時動作を開始し、設定時間の経過前にゲーム開始または準備操作があったとき、そのゲーム開始または準備操作時間の一部または全部を設定時間の残り時間に加算するようにしている。

0018

請求項4の発明では、前記制御装置は、予め決められた条件が成立したときは、設定時間が経過するまでの間、抽選処理を実施しないように構成されている。

0019

請求項5の発明では、前記制御装置は、予め決められた条件が成立しても、抽選処理を実施するように構成されると共に、前記設定時間の経過前に抽選当たりがあったときは、設定時間の経過を止めて、前記抽選結果に応じた停止制御を実施するように構成されている。

0020

請求項6の発明では、前記制御装置は、予め決められた条件が成立しても、抽選処理を実施するように構成されると共に、前記設定時間の経過前に抽選当たりがあったとき、設定時間に経過を止めずに、前記抽選結果に応じた停止制御を実施するように構成されている。

0021

請求項7の発明では、前記制御装置は、ゲーム開始または準備操作時間の一部または全部が所定の制限時間を超過したとき、その時間の超過分を前記設定時間に含ませるようにしている。

0022

予め決められた条件が成立したとき、抽選結果に応じた停止制御が中止されるので、遊戯者は停止操作に対応したタイミングで可変表示を停止させることができる。この抽選結果に応じた停止制御を中止させる設定時間には、ゲーム開始または準備操作時間の一部または全部が含まれないので、どの遊戯者も、正味の設定時間の間、停止操作に対応したタイミングで可変表示を停止させることができる。

0023

請求項2のシンボル可変表示遊戯機では、ゲーム開始または準備操作時間の一部または全部の期間、設定時間の計時動作を中断するので、設定時間には前記ゲーム開始または準備操作時間の一部または全部が含まれないようになる。

0024

請求項3のシンボル可変表示遊戯機では、ゲーム開始または準備操作時間の一部または全部が設定時間の残り時間に加算されるので、設定時間には前記ゲーム開始または準備操作時間の一部または全部が含まれないようになる。

0025

請求項4のシンボル可変表示遊戯機では、予め決められた条件が成立すれば、設定時間が経過するまでの間、抽選処理は実施されず、抽選結果に応じた停止制御が中止されるので、遊戯者は停止操作に対応したタイミングで可変表示を停止させることができる。

0026

請求項5のシンボル可変表示遊戯機では、予め決められた条件が成立した場合でも、抽選処理が実施され、設定時間の経過前に抽選当たりがあれば、設定時間の経過を止めて、前記抽選結果に応じた停止制御が実施される。もし、抽選当たりがなければ、抽選結果に応じた停止制御が中止され、遊戯者は停止操作に対応したタイミングで可変表示を停止させることができる。

0027

請求項6のシンボル可変表示遊戯機では、予め決められた条件が成立した場合でも、抽選処理が実施され、設定時間の経過前に抽選当たりがあれば、設定時間の経過を止めずに、前記抽選結果に応じた停止制御を実施される。もし、抽選当たりがなければ、抽選結果に応じた停止制御が中止され、遊戯者は停止操作に対応したタイミングで可変表示を停止させることができる。

0028

請求項7のシンボル可変表示遊戯機では、ゲームの開始や準備操作に、制限時間を超過する程の時間が費やされた場合には、制限時間が超過した時点で、設定時間の経過を開始させる。

0029

図1は、この発明の一実施例であるスロットマシンの外観を示す。このスロットマシンの機体1は、ボックス形状の本体部2の前面開口に扉部3を開閉可能に取り付けて構成される。前記本体部2の中空内部には、図2に示すように、上段位置にリールブロック4や制御装置が実装された回路基板5が、下段位置に多数枚のメダルを収容するホッパー6aを有するメダル払出機6が、それぞれ組み込まれている。なお、図2の30は前記回路基板5などへ電源を供給するための電源装置であり、31はメダル払出機6のホッパー6aより溢れ出たメダルを回収するためのメダル回収箱である。

0030

前記リールブロック4は、金属フレーム7に3個のリール8a,8b,8cが一体に組み付けられて成る。各リール8a,8b,8cの外周面には、特別入賞を成立させる特別入賞シンボルと、その他の入賞を成立させる入賞シンボルと、入賞に関わらない複数種のシンボルと、後記する引込制御を解除する条件を構成する特定のシンボル(以下「引込解除シンボル」という。)とが表されている。このリールブロック4には、各リール8a,8b,8cを個別に回転駆動するステッピングモータ9a,9b,9cが組み付けてあり、各リール8a,8b,8cと共にシンボル可変表示装置10を構成している。

0031

前記扉部3の前面は、各リール8a,8b,8cのシンボルを可変表示するための中央パネル11と、機種名やゲーム情報を表示するための上部パネル12および下部パネル13とで構成される。各パネル11,12,13は、透明な合成樹脂板または強化ガラスの表面に、シルクスクリーン印刷を施して形成される。

0032

中央パネル11の下方には、始動レバー14,3個の停止釦スイッチ15a,15b,15c、およびメダル投入口16が、また下部パネル13の下方には、メダル放出口17やメダル受け皿18が、それぞれ配備される。メダル投入口16はメダルの投入を受け付ける部分である。始動レバー14は3個のリール8a,8b,8cを一斉に始動させるためのものである。3個の停止釦スイッチ15a,15b,15cは対応するリール8a,8b,8cを個別に停止させるためのものである。

0033

中央パネル11の板面中央には、無着色で透明のシンボル表示窓20a,20b,20cが3個並設してある。各シンボル表示窓20a,20b,20cの背後には前記リールブロック4の各リール8a,8b,8cが位置しており、リール停止時には、リール毎にリール外周面のシンボルが3駒分だけ視認できるように、各シンボル表示窓20a,20b,20cが縦長形状に形成されている。

0034

中央パネル11には、図3に示すように、シンボル表示窓20a,20b,20cを横切るように、上、中、下、斜めの合計5本の停止ラインL1〜L5が表されており、リール停止時、これら停止ラインL1〜L5上に各リール8a,8b,8cのシンボルが整列するようになっている。これら停止ラインL1〜L5は、前記メダル投入口16へのメダルの投入枚数が1枚であれば、中央の1本の停止ラインL1のみが、2枚であれば、上、中、下の3本の停止ラインL1〜L3が、3枚であれば、5本すべての停止ラインL1〜L5が、それぞれ有効化される。なお、図中、19は中央パネル11の内側に配設された蛍光灯より成るリール照明装置であり、このリール照明装置19は、機械作動中は常時点灯し、各リール8a,8b,8cの外周面に照明を施す。

0035

このスロットマシンは、複数枚のメダルを予めメダル投入口16より投入して機械に貯留しておき、この貯留メダルを使ってゲームを行うという、いわゆるクレジットのゲーム方式でゲームが実施できるようになっている。そのために、前記扉部3の前面には、機械に貯留されたメダルの枚数をデジタル表示する貯留枚数表示器32,1ゲームに対する貯留メダルの使用枚数を選択してゲームを開始させるための3種類のベット釦スイッチ33,34,35、貯留メダルの精算を指示するための精算スイッチ36が設けてある。

0036

第1のベット釦スイッチ33は、これを押操作すると、3枚の貯留メダルが使用されて5本の停止ラインL1〜L5が有効化される。第2のベット釦スイッチ34が押操作されると、2枚の貯留メダルが使用されて3本の停止ラインL1〜L3が有効化される。第3のベット釦スイッチ35が押操作されると、1枚の貯留メダルが使用されて1本の停止ラインL1が有効化される。

0037

この実施例では、ゲーム毎に1〜3枚のメダルを投入してゲームを行う従来のゲーム方式と、貯留メダルを使用してゲームを行うクレジットのゲーム方式とを遊戯者が選択できるようになっており、そのために、いずれかのゲーム方式を選択するための切換スイッチ37が設けられている。

0038

またこのスロットマシンでは、メダル投入口16へのメダルの投入またはベット釦スイッチ33,34,35の操作で停止ラインを有効化させた後、始動レバー6の操作で全リール8a,8b,8cを一斉に始動させると、機械内部で抽選処理が行われ、有効ライン上に、特別入賞シンボルまたは入賞シンボルの組合せが成立するような引込制御を行うか否かが決定される。その後、停止釦スイッチ15a,15b,15cが押操作されたとき、抽選当たりであれば、前記抽選処理の結果に基づく所定のシンボルが、有効ライン上に停止するよう、各リール8a,8b,8cの停止動作が制御される。

0039

前記抽選処理は、図4に示す乱数発生器44が発生する乱数サンプリングして、そのサンプリングされた乱数値が所定の範囲内の値であるかどうかを判断することにより、特別入賞シンボルや入賞シンボルについての抽選当たりであるかどうかを決定するものであるが、この種の抽選処理は公知であり、ここでは詳細な説明は省略する。

0040

全リール8a,8b,8cが停止したとき、有効ライン上に特別入賞シンボルや入賞シンボルの組み合わせが成立すると、所定枚数のメダルが払い出され、さらに特別入賞シンボルの組み合わせが成立したときは、多量のメダルを獲得できる「ボーナスゲーム」へと移行する。

0041

この実施例では、いずれかの有効ライン上に、いずれかのリールの前記した引込解除シンボルが停止したとき、所定の引込解除設定時間の間、引込制御が解除された引込解除ゲームが実行できるよう構成されているが、この引込制御の解除条件は、この実施例のものに限らず、例えば、毎日の予め決められた時刻になったこと、前記抽選処理に引込制御の解除に関わる当たりを設けてこの抽選が当たったこと、「ボーナスゲーム」が終了したことなどを引込制御の解除条件とすることもできる。

0042

またこの実施例では、いずれかの有効ライン上に、いずれかのリールの引込解除シンボルが1個でも停止したとき、引込制御を解除するようにしているが、いずれかの有効ライン上に、各リールの引込解除シンボルが整列して停止したことを引込制御の解除条件としてもよい。

0043

さらにこの実施例の引込解除ゲームは、すべてのリール8a,8b,8cを対象としているが、第1番目に操作された停止釦スイッチに対応する1個のリールのみを、或いは第1番目および第2番目に操作された停止釦スイッチに対応する2個のリールのみを、それぞれ対象とすることもでき、或いは予め決められた特定のリール(例えば中央のリール8b)のみを、対象とすることもできる。

0044

前記引込解除設定時間は、図4に示すタイマ45により計測されるもので、メダル投入口16へのメダルの投入、始動レバー14の操作など、ゲームの開始または準備操作に要した時間(以下「ゲーム開始または準備操作時間」という。)の一部または全部が引込解除設定時間に含まれないようにするために、引込制御の解除条件が成立したときに前記タイマ45による引込解除設定時間の計時を開始させ、所定のゲーム開始または準備操作時間の間は、前記計時動作を中断するようにしている。

0045

この実施例では、切換スイッチ37により従来のゲーム方式が選択されているとき、1枚目のメダルの投入が検出された時点でタイマ45の計時動作を中断し、始動レバー14が操作された時点でタイマ45の計時動作を再開しているが、1ゲームが終了した時点、すなわち入賞判別が行われた時点で計時動作を中断するようにしてもよい。。前記タイマ45は、所定のゲーム開始または準備操作時間を含まない引込解除設定時間が経過したとき、すなわちタイマ45がタイムアップしたとき、計時動作を終了する。

0046

切換スイッチ37によりクレジットのゲーム方式が選択されているときは、貯留メダル枚数がゼロになった時点でタイマ45の計時動作を中断し、貯留メダルの投入というゲーム準備操作が完了してゲーム開始のための始動レバー14が押操作された時点でタイマ45の計時動作を再開する。

0047

なお、引込解除設定時間に、ゲーム開始または準備操作時間の一部または全部が含まれないようにするには、上記した実施例の方法に限らず、例えばゲーム開始操作やゲーム準備操作に要した時間を引込解除設定時間の残り時間に加算するような方法を採用してもよい。この方法では、引込解除設定時間を計時するための第1のタイマ45とは別に、ゲーム開始または準備操作時間を計測するための第2のタイマ46(図4に示す)を設け、第1のタイマ45は、引込制御の解除条件が成立したときに引込解除設定時間の計時を開始し、第1のタイマ45がタイムアップする前に、すなわち引込解除設定時間の経過前に、1枚目のメダルの投入操作があった場合やメダルの貯留枚数がゼロになった場合などに、そのゲーム開始または準備操作時間を第2のタイマ46で計測し、計測されたゲーム開始または準備操作時間を引込解除設定時間の残り時間に加算するのである。

0048

図1に戻って、前記扉部3の前面には、前記引込制御が解除された状態であることを遊戯者に報知するための引込解除表示部38が設けられている。この実施例では、引込解除表示部38として、引込制御の解除条件が成立したときに点灯動作するランプが用いてあるが、これに限らず、例えば7セグメントLEDで構成される数字表示器を用いることも可能であり、この場合は、引込解除設定時間の残り時間を表示するようにする。

0049

図4は、スロットマシンの動作を制御する制御装置40を含むスロットマシン全体の電気的な構成を示す。前記制御装置40は、制御、演算主体であるCPU41、プログラムや固定データが格納されるROM42、およびデータの読み書きに用いられるRAM43などのマイクロコンピュータを構成するチップを含むと共に、抽選処理のための乱数を発生させる乱数発生器44や引込解除設定時間を計測するためのタイマ45、さらに必要に応じて、前記したゲーム開始または準備操作時間を計測するための第2のタイマ46を含んでいる。

0050

前記CPU41には、バス50を介して、リール駆動部47、メダル払出機6、貯留枚数表示器32、引込解除表示部38などの出力各部や、メダル検知センサ49、始動レバー14、3種類のベット釦スイッチ33,34,35、3個の停止釦スイッチ15a,15b,15c、精算スイッチ36、切換スイッチ37などの入力各部が接続されている。前記CPU41は、ROM42に格納されたプログラムに従ってRAM43に対するデータの読み書きを行いつつ、前記入出力各部の動作を一連に制御するほか、前記乱数発生器44が発生した乱数値をサンプリングして前記した抽選処理を実行する。

0051

前記リール駆動部47は、各リール8a,8b,8cの駆動源であるステッピングモータ9a,9b,9cの駆動を制御する。メダル払出機6は、精算スイッチ36が操作されたときなどに駆動して、貯留枚数表示器32に表示された枚数のメダルをメダル放出口17よりメダル受け皿18へ払い戻す。メダル検知センサ49は、メダル投入口16に投入されたメダルを検知してメダル検知信号を出力する。

0052

図5は、切換スイッチ37により従来のゲーム方式が選択されたときのCPU41による制御の手順をフローチャートで示したものである。なお図中、STは、一連の制御の流れにおける各ステップを意味する。

0053

同図のST1では、メダル投入口16へ1枚目のメダルの投入があったかどうかをメダル検知センサ49からの信号によりチェックしている。もしメダルの投入があれば、ST1の判定は「YES」であり、つぎのST2で、引込制御の解除条件が成立したときにセットされるフラグFが1にセットされているかどうかをチェックする。この段階では、いまだフラグFはセットされていないから、ST2の判定は「NO」であり、ST4で始動レバー14が操作されたかどうか、ST5で次のメダルが投入されたかどうかをそれぞれチェックする。

0054

もし次のメダルが投入された場合は、ST4の判定が「NO」、ST5の判定が「YES」となり、つぎのST6で、投入されたメダルの枚数が規定枚数の3枚以内かどうかがチェックされる。ST6の判定が「YES」であれば、ST4に戻って始動レバー14の操作に待機するが、4枚以上のメダルが投入された場合は、ST6の判定は「NO」であり、ST7で無効処理が行われ、規定枚数以上の投入メダルはメダル受け皿18へ返却される。

0055

始動レバー14が操作されると、ST4の判定が「YES」となり、CPU41は全てのリール8a,8b,8cを一斉に始動させる(ST8)。つぎのST9では、前記フラグFが1にセットされているかどうかがチェックされ、この場合、ST9の判定は「NO」であるから、ST10へ進み、CPU41は乱数発生器44が発生した乱数値をサンプリングすることにより内部抽選処理を行う。

0056

つぎのST12では、遊戯者により停止釦スイッチ15a,15b,15cが操作されたか否かが判定され、ST12の判定が「YES」であれば、前記フラグFは1にセットされていないから、つぎのST13の判定は「NO」であり、CPU41は抽選結果に基づく引込制御を実行して、対応するリールを停止させる(ST14)。停止釦スイッチ15a,15b,15cが操作される度に同様に手順が実行されるもので、全てのリール8a,8b,8cが停止したとき、ST16の判定が「YES」となり、有効ライン上に停止したシンボルの判別が行われ、入賞が成立したかどうかが判定される(ST17,18)。

0057

もし入賞が成立していれば、ST18の判定は「YES」であり、CPU41はメダル払出機6を駆動してメダルの配当を行う(ST19)。もし特別入賞であれば、つぎのST20が「YES」であり、この段階では前記フラグFはセットされていないから、ST30の判定は「NO」となり、ST31,32がスキップされて「ボーナスゲーム」へ移行する。

0058

もし入賞または特別入賞が成立していなければ、ST18の判定は「NO」であり、ST21で有効ライン上に引込解除シンボルが停止したかどうかが判定される。もしST21の判定が「NO」であれば、フラグFはセットされていないから、つぎのST26の判定も「NO」であり、ST27〜29はスキップされてつぎのゲームへ移行する。

0059

もし有効ライン上に引込解除シンボルが停止したときは、ST21の判定は「YES」であり、CPU41は前記フラグFを1にセットした後、タイマ45に引込解除設定時間Tを設定する(ST22,23)。この実施例では、引込解除ゲームの継続中に再度引込解除シンボルが有効ライン上に停止する場合を想定し、計時中の引込解除設定時間の残り時間T1を加算したものを、新たな引込解除設定時間Tとしてタイマ45に設定するが、引込解除ゲームの継続中には、再度引込解除シンボルが有効ライン上に停止しないように制御することもでき、この場合は、残り時間T1の加算は必要ない。つぎにCPU41は、前記タイマ45を始動して計時動作を開始させ、引込解除表示部38を点灯して遊戯者へ報知する(ST24,25)。

0060

前記引込解除シンボルが有効ライン上に停止して引込制御の解除条件が成立した場合、それ以後のゲームにおいては、ST1で1枚目のメダルの投入が判別されると、つぎのST2の判定は「YES」であるから、CPU41は前記タイマ45の計時動作を中断させ、メダル投入操作の完了、具体的には始動レバー14の操作に待機する(ST4)。なお、遊戯者は一般に、3枚のメダルを投入してゲームを実行するのが殆どであるから、この実施例では、1枚目のメダルの投入があったときに、タイマ45の計時動作を中断させるようにしている。

0061

遊戯者がメダル投入操作を終えて始動レバー14を操作すると、ST4の判定は「YES」となり、CPU41は、ST8で全てのリール8a,8b,8cを始動させ、つぎのST9の判定は「YES」であるから、ST11でタイマ45の計時動作を再開させる。これにより1枚目のメダルの投入後から始動レバー14の操作があるまでのゲーム開始操作時間が引込解除設定時間Tから除かれることになる。

0062

つぎに停止釦スイッチ15a,15b,15cのいずれかが操作されると、ST12が「YES」、またフラグFが1にセットされているから、つぎのST13の判定も「YES」となり、CPU41は、引込制御を解除した状態に設定して、遊戯者による停止操作に対応したタイミングでリールの回転を停止させる。同様の停止動作が全てのリール8a,8b,8cについて実行されると、ST16の判定が「YES」であり、ST17でシンボルの判別処理が行われる。

0063

もし有効ライン上に特別入賞シンボルが停止したことが判別されると、ST18からST19を経てST20へ進み、このST20の判定は「YES」であるから、つぎのST30でフラグFが1にセットされているかどうかが判定される。この場合、ST30の判定は「YES」であるから、CPU41は、ST31でフラグFを0にリセットし、ST32で引込解除表示部38を消灯した後、「ボーナスゲーム」へ移行する。ここで「ボーナスゲーム」への移行に際して、引込制御の状態に戻したのは、「ボーナスゲーム」においては、遊戯者に多量のメダルを獲得させるためには、引込制御の実行が必要であるからである。

0064

もし有効ライン上に、特別入賞シンボル以外の入賞シンボルが停止した場合や、特別入賞シンボル、入賞シンボル、引込解除シンボルのいずれもが停止しなかった場合は、ST26へ進み、フラグFが1にセットされているかどうかが判別される。この場合、ST26の判定は「YES」であるから、つぎのST27へ進み、タイマ45が引込解除設定時間を計時し終えたかどうか、すなわちタイムアップしたかどうかが判定される。もしST27の判定が「NO」であれば、つぎのゲームへ移行するが、ST27の判定が「YES」であれば、CPU41は、ST28でフラグFを0にリセットし、続くST29で引込解除表示部38を消灯した後、つぎのゲームへと移行する。

0065

図6は、切換スイッチ37によりクレジットのゲーム方式が選択されたときのCPU41による制御の手順をフローチャートで示したものである。

0066

同図のST1では、ベット釦スイッチ33,34,35のいずれかが押操作されたかどうかをチェックしている。もしいずれかのベット釦スイッチ33,34,35が押操作されると、ST1の判定は「YES」であり、つぎのST2で始動レバー14が操作されたかどうか、ST3でさらにベット釦スイッチ33,34,35が押操作されたかどうかをそれぞれチェックする。

0067

もし、ベット釦スイッチ33,34,35が再度押操作されたような場合は、ST2の判定が「NO」、ST3の判定が「YES」となり、つぎのST4で、貯留メダルの使用枚数が3枚以内かどうかがチェックされ、その判定が「YES」であれば、ST2に戻って始動レバー14の操作に待機する。もし貯留メダルの使用枚数が規定枚数の4枚以上であれば、ST4の判定は「NO」であり、ST5で無効処理、例えば2度目のベット釦スイッチの押操作は無視される。

0068

始動レバー14が操作されると、ST2の判定が「YES」となり、CPU41は全てのリール8a,8b,8cを一斉に始動させる(ST6)。つぎのST7では、前記フラグFが1にセットされているかどうかがチェックされ、この場合、その判定は「NO」であるから、ST8へ進み、CPU41は乱数発生器44が発生した乱数値をサンプリングすることにより内部抽選処理を行う。

0069

つぎに遊戯者が停止釦スイッチ15a,15b,15cのいずれかを押操作すると、ST12の判定は「YES」となり、前記フラグFはセットされていないから、つぎのST13の判定は「NO」であり、CPU41は抽選結果に基づく引込制御を実行して、対応するリールを停止させる(ST15)。停止釦スイッチ15a,15b,15cが操作される度に同様に手順が実行されのもので、全てのリール8a,8b,8cが停止したとき、ST16の判定が「YES」となり、有効ライン上に停止したシンボルの判別が行われ、入賞が成立したかどうかが判定される(ST17,18)。

0070

もし入賞が成立していれば、ST18の判定が「YES」となり、CPU41はメダル払出機6を駆動してメダルの配当を行う(ST19)。もし特別入賞であれば、つぎのST20の判定は「YES」であり、この段階では前記フラグFは1にセットされていないから、ST34の判定は「NO」であり、ST35,36がスキップされて「ボーナスゲーム」へ移行する。

0071

もし入賞または特別入賞が成立していなければ、ST18の判定は「NO」であり、ST21で有効ライン上に引込解除シンボルが停止したかどうかが判定される。もしST21の判定が「NO」であれば、フラグFはセットされていないから、つぎのST26の判定も「NO」であり、ST27〜29はスキップされ、つぎのゲームへ移行する。

0072

もし有効ライン上に引込解除シンボルが停止したときは、ST21の判定は「YES」となり、CPU41は前記フラグFを1にセットした後、タイマ45に引込解除設定時間Tを設定する(ST22,23)。この場合、引込解除ゲームの継続中に再度引込解除シンボルが有効ライン上に停止する場合を想定し、計時中の引込解除設定時間の残り時間T1を加算したものを、新たな引込解除設定時間Tとしてタイマ45に設定する。つぎにCPU41は、前記タイマ45を始動して計時動作を開始させ、引込解除表示部38を点灯して遊戯者へ報知する(ST24,25)。

0073

つぎのST30は、フラグFが1にセットされているかどうかを判定しており、もしその判定が「NO」であれば、ST31〜33はスキップされ、つぎのゲームへ移行する。もしST30の判定が「YES」であれば、つぎにCPU41は、貯留メダルの枚数がゼロになったかどうかを判定する(ST31)。もしその判定が「NO」であれば、ST32,33はスキップされ、つぎのゲームへ移行するが、ST31の判定が「YES」であれば、CPU41は、ST32でタイマ45の計時動作を中断させ、ST33で計時の中断を示す中断フラグF2を1にセットした後、遊戯者による貯留メダルの投入操作を待つ。

0074

遊戯者が多数枚のメダルをメダル投入口16より投入してメダルの貯留を行った後に、つぎのゲームへ移行し、ST1でベット釦スイッチ33,34,35のいずれかを押操作し、さらにST2で始動レバー14を操作すると、CPU41は、ST6で全てのリール8a,8b,8cを一斉に始動させる。つぎのST7の判定は「YES」であるから、ST9へ進み、中断フラグF2が1にセットされているかどうかが判定される。もしST9の判定が「NO」であれば、ST10,11がスキップされてST12へ進むが、ST9の判定が「YES」であれば、CPU41は、ST10で前記中断フラグF2を0にリセットし、ST11でタイマ45の計時動作を再開させた後、ST12へ進む。これにより貯留メダルの投入から投入後の最初のゲーム開始操作に至るゲーム準備操作時間が引込解除設定時間Tから除かれることになる。

0075

つぎのST12で停止釦スイッチ15a,15b,15cのいずれかが操作されると、フラグFがセットされているから、つぎのST13の判定は「YES」であり、CPU41は、引込制御を解除した状態に設定して、遊戯者による停止操作に対応したタイミングでリールの回転を停止させる。同様の停止動作が全てのリール8a,8b,8cについて実行されると、ST16の判定が「YES」であり、ST17へ進んでシンボルの判別処理が行われる。

0076

もし有効ライン上に特別入賞シンボルが停止したことが判別されると、ST18からST19へ進んでメダル配当が行われた後、つぎのST20の判定は「YES」であるから、つぎのST30でフラグFが1にセットされているかどうかが判定される。この場合、ST30の判定は「YES」であるから、CPU41は、ST35でフラグFを0にリセットし、ST36で引込解除表示部38を消灯した後、「ボーナスゲーム」へ移行する。

0077

もし有効ライン上に、特別入賞シンボル以外の入賞シンボルが停止した場合や、特別入賞シンボル、入賞シンボル、引込解除シンボルのいずれもが停止しなかった場合は、ST26へ進み、フラグFが1にセットされているかどうかが判別される。ST26の判定は「YES」であるから、つぎのST27へ進み、タイマ45が引込解除設定時間を計時し終えたかどうか、すなわちタイムアップしたかどうかが判定される。ST27の判定が「NO」であれば、ST30以降のメダルの貯留枚数の判定処理へ移行するが、ST27の判定が「YES」であれば、CPU41は、ST28でフラグFを0にリセットし、続くST29で引込解除表示部38を消灯した後、ST30以降のメダルの貯留枚数の判定処理へ移行する。

0078

なお、図5および図6に示した実施例では、引込解除ゲームへ移行した後は、内部抽選処理は実施されない制御の流れになっているが、引込解除ゲームへ移行した後も、内部抽選処理を実施し、かつ抽選当たりがあったときは、その抽選結果に応じた停止制御を行うような制御の流れに変更することもできる。

0079

上記のような制御を実現するには、図5において破線Aで示すST9〜ST15の各ステップを、図7に示すST100〜ST108または図8に示すST200〜ST207の各ステップに置き換えればよい。なお、図6についても、同様の制御の流れに変更することにより、引込解除ゲームへの移行後も、内部抽選処理を実施し、かつ抽選当たりがあったときは、その抽選結果に応じた停止制御を行うような制御が可能である。

0080

図7に示す実施例では、抽選当たりがあったときは、引込解除設定時間Tの経過を止めて、抽選結果に応じた停止制御を実施するようにしたものであり、また、図8に示す実施例では、抽選当たりがあったときは、引込解除設定時間Tの経過を止めずに、抽選結果に応じた停止制御を実施するようにしたものである。

0081

図7において、始動レバー14の操作により、全てのリール8a,8b,8cが一斉に始動すると(ST8)、CPU41は、乱数発生器44が発生した乱数値をサンプリングすることにより内部抽選処理を行う(ST100)。つぎにCPU41は、前記フラグFがセットされているかどうかを判定し(ST101)、その判定が「NO」あれば、ST104へ進み、遊戯者による停止釦スイッチ15a,15b,15cの操作に待機する。もしST101の判定が「YES」であれば、ST102へ進み、前記抽選処理の結果が当たりであるかどうかが判定される。もし抽選が当たりの場合は、ST102の判定が「YES」であり、ST104へ進むが、抽選が外れである場合は、ST102の判定が「NO」であり、前記タイマ45の計時動作を再開させた後、ST104へ進む。

0082

つぎに遊戯者により停止釦スイッチ15a,15b,15cのいずれかが操作されると、ST104の判定が「YES」となり、つぎにCPU41は、前記内部抽選の結果が当たりであるかどうかを判定する(ST105)。もし当たりであれば、ST105の判定が「YES」となり、CPU41は抽選結果に基づく引込制御を行って、対応するリールを停止させる(ST106)。もし外れであれば、ST105の判定は「NO」であり、ST107へ進んで、前記フラグFがセットされているかどうかを判定する。

0083

もしフラグFがセットされていなければ、ST106へ進み、CPU41は抽選結果に基づく引込制御を行って、対応するリールを停止させる。もしフラグがセットされていれば、ST108へ進み、CPU41は、引込制御を解除した状態に設定し、遊戯者による停止操作に対応したタイミングでリールの回転を停止させる。停止釦スイッチ15a,15b,15cが操作される度に同様に手順が実行されるもので、全てのリール8a,8b,8cが停止したとき、ST16の判定が「YES」となり、図5におけるつぎのステップ17へ進むことになる。

0084

つぎに図8に示す実施例では、始動レバー14の操作により、全てのリール8a,8b,8cが一斉に始動すると、CPU41は、前記フラグFがセットされているかどうかを判定する(ST200)。その判定が「YES」あれば、CPU41は、ST201へ進み、前記タイマ45の計時動作を再開させた後、乱数発生器44が発生した乱数値をサンプリングすることにより内部抽選処理を行う(ST202)。ST200の判定が「NO」であれば、CPU41は、ST201をスキップして、ST202の内部抽選処理へ移行する。

0085

つぎに遊戯者により停止釦スイッチ15a,15b,15cのいずれかが操作されると、ST203の判定が「YES」となり、つぎにCPU41は、前記内部抽選の結果が当たりであるかどうかを判定する(ST204)。もし当たりであれば、ST204の判定が「YES」となり、CPU41は、抽選結果に基づく引込制御を実行し、対応するリールを停止させる(ST205)。もし外れであれば、ST204の判定は「NO」であり、ST206へ進んで、前記フラグFがセットされているかどうかを判定する。

0086

もしフラグFがセットされていなければ、ST205へ進み、CPU41は抽選結果に基づく引込制御を実行し、対応するリールを停止させる。もしフラグがセットされていれば、ST207へ進み、CPU41は、引込制御を解除した状態に設定し、遊戯者による停止操作に対応したタイミングでリールの回転を停止させる。停止釦スイッチ15a,15b,15cが操作される度に同様に手順が実行されるもので、全てのリール8a,8b,8cが停止したとき、ST16の判定が「YES」となり、図5におけるつぎのステップ17へ進む。

0087

図9は、ゲーム開始操作時間に制限時間を設けた場合の制御の流れを示す。このような制御を実現するには、図5において破線Bで示すST2〜ST7の各ステップを、図9に示すST300〜ST313の各ステップに置き換えればよい。なお、図6におけるゲーム準備操作時間についても、同様の制御の流れに変更することにより、ゲーム準備操作時間に制限時間を設ける制御が可能である。

0088

図9において、ST1で1枚目のメダルの投入があると、つぎのST300で、前記フラグFがセットされているかどうかがチェックされる。もし、ST300の判定が「YES」であれば、CPU41は、前記タイマ45の計時動作を中断させた後、制限時間の経過を計測するための第2のタイマの計時動作を開始させる(ST301,302)。もしフラグFがセットされていなければ、ST300の判定が「NO」であり、ST301,302はスキップされる。つぎにST303で始動レバー14が操作されたかどうか、ST304で次のメダルが投入されたかどうかがそれぞれチェックされる。

0089

次のメダルが投入されると、ST303の判定が「NO」、ST304の判定が「YES」となり、つぎのST305で、投入されたメダルの枚数が規定枚数の3枚以内かどうかがチェックされる。ST305の判定が「YES」であれば、ST307へ進むが、4枚以上のメダルが投入された場合は、ST305の判定は「NO」であり、ST306で無効処理が行われ、規定枚数以上の投入メダルはメダル受け皿18へ返却される。

0090

ST307では、前記フラグFがセットされているかどうかが判定され、その判定が「YES」であれば、つぎのST308で、タイマ45の計時が再開されているかどうかがチェックされる。いまだ計時が再開されていなければ、ST308の判定は「NO」であり、つぎのST309で、前記制限時間の経過により第2のタイマがタイムアップしたかどうかが判定される。もしタイムアップしていなければ、ST309の判定は「NO」であり、ST303,304に戻って、始動レバー14の操作または次のメダルの投入操作に待機する。

0091

始動レバー14の操作に待機している状態において、第2のタイマがタイムアップすると、ST309の判定が「YES」となり、CPU41は、ST310でタイマ45の計時動作を再開させる。これにより1枚目のメダルの投入後から制限時間が経過するまでのゲーム開始操作時間は引込解除設定時間Tから除かれるものの、それ以後の時間は引込解除設定時間Tに含まれることになる。

0092

かくして、始動レバー14が操作されると、ST303の判定が「YES」となり、CPU41は、ST311で前記フラグFがセットされているかどうかを判定し、その判定が「NO」であれば、ST8へ進み、全てのリール8a,8b,8cを一斉に始動させる。もしST311の判定が「YES」であれば、つぎST312で第2のタイマがタイムアップしているかどうかをチェックし、いまだタイムアップしていなければ、第2のタイマの計時動作を中止させた後にST8へ進む。もし第2のタイマがすでにタイムアップしていれば、ST313はスキップされてST8へ進む。

0093

なお、複数種のシンボルを可変表示するシンボル可変表示装置10としては、上記の実施例のようなリールを用いたものに限らず、例えばベルトディスクなどを用いたものであってもよく、また液晶などの電気的な表示手段を用いたものであってもよい。また、上記実施例は、遊戯媒体としてメダルを用いているが、例えばパチンコ玉を用いたものであってもよい。

発明の効果

0094

この発明は上記の如く、予め決められた条件が成立したとき、ゲーム開始または準備操作時間の一部または全部が含まれない所定の設定時間の間、抽選結果に応じた停止制御を中止するよう構成したから、どの遊戯者に対しても、平等かつ正味の引込解除設定時間を保証でき、遊戯者に不満、いらいら、不公平感などを感じさせず、遊戯者のゲーム意欲を高めることができると共に、ゲームの興趣を向上させることができる。

0095

請求項2の発明では、予め決められた条件が成立したとき、設定時間の計時を開始し、ゲーム開始または準備操作時間の一部または全部の期間、前記計時動作を中断するようし、また請求項3の発明では、予め決められた条件が成立したとき、設定時間の計時動作を開始し、設定時間の経過前にゲーム開始または準備操作があったとき、そのゲーム開始または準備操作時間の一部または全部を設定時間の残り時間に加算するようにしたから、設定時間に前記ゲーム開始または準備操作時間の一部または全部を含ませないようにすることが可能である。

0096

請求項4の発明では、予め決められた条件が成立したときは、設定時間が経過するまでの間、抽選処理を実施しないようにしたから、遊戯者は、設定時間の間、抽選結果に応じた停止制御が中止されるゲーム、すなわち自己の技能を生かしたゲームを継続して行うことができる。

0097

請求項5、6の発明では、予め決められた条件が成立しても、抽選処理を実施するから、抽選結果に応じた停止制御が中止されたゲーム状態になっても、抽選当たりがあれば、抽選結果に応じた停止制御が実施され、入賞が成立し易い状態になる。請求項5の発明では、設定時間の経過を止めて、抽選結果に応じた停止制御を実施するから、抽選結果に応じた停止制御が中止されるゲームを行うための時間が消費されることがない。

0098

請求項7の発明では、ゲーム開始または準備操作時間の一部または全部が所定の制限時間を超過したとき、その時間の超過分を前記設定時間に含ませるようにしたから、遊戯者は、ゲームの開始または準備操作に必要以上の時間を費やすことができなくなり、ゲームを迅速に進行させることができる。

図面の簡単な説明

0099

図1この発明が実施されたスロットマシンの外観を示す正面図である。
図2スロットマシンの内部構造を示す正面図である。
図3中央パネルの構成を示す正面図である。
図4スロットマシンの電気的構成を示すブロック図である。
図5通常のゲーム方式が選択されたときのCPUによる制御の流れを示すフローチャートである。
図6クレジットのゲーム方式が選択されたときのCPUによる制御の流れを示すフローチャートである。
図7他の実施例についての制御の流れを示すフローチャートである。
図8他の実施例についての制御の流れを示すフローチャートである。
図9他の実施例についての制御の流れを示すフローチャートである。

--

0100

8a,8b,8c リール
16メダル投入口
40制御装置
41 CPU
42 ROM
43 RAM
45タイマ
46 第2のタイマ

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