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技術 画像表示用記録液

出願人 富士ゼロックス株式会社
発明者 小林孝子
出願日 1998年2月2日 (22年9ヶ月経過) 出願番号 1998-021259
公開日 1999年8月10日 (21年3ヶ月経過) 公開番号 1999-217526
状態 未査定
技術分野 インキ、鉛筆の芯、クレヨン
主要キーワード キャップ無し 蒸気圧上昇 実機テスト 画像度 炭化水素系分散媒 拡大ルーペ ヘプチレングリコール 有機系分散媒
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1999年8月10日)のものです。
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課題

記録紙上での滲みがなく、かつ、耐水性に優れた画像を形成する画像表示用記録液、特に、インクジェット方式出力装置に用いられた場合に、低エネルギーでの印字が可能であり、かつ、ノズル目詰まりがなく吐出性が安定した画像表示用記録液を提供することを目的とする。

解決手段

着色剤分散媒とを含有する画像表示用記録液であって、該分散媒が少なくとも1種以上のエーテルを含み、該エーテルの構造中に酸素原子が1から4存在し、かつ、該酸素原子がすべてエーテルを形成していることを特徴とする画像表示用記録液である。

概要

背景

近年、コンピューター等の情報機器出力装置として、ランニングコストが低く、高精細で、かつ、フルカラー出力が容易なインクジェット方式の出力装置が注目されている。従来、インクジェット方式の出力装置用のインクとしては、主に染料水溶液、即ち、水性インクが使用されてきた。しかし、水性インクを用いた場合、ノズルから吐出飛翔したインクが記録紙上に付着した際に、インクが記録紙上で滲み、飛翔時に形成したインク滴より大きなドットとなってしまったり、記録された画像の濃度が低いという問題があった。

これらの問題を解決するため、改良されたインクジェット用の水性インクが種々提案された。例えば、特開平08−157760号公報には、インク表面油膜を存在させたインク滴を吐出する技術が提案されている。この技術により、記録紙上のドットの滲みはある程度低減できたが、画像濃度の改善には至らなかった。また、分散媒が水であることから、画像の耐水性が劣るという問題がある。さらに、特開平05−208548号公報には反応性染料を用いる技術が提案されている。この技術は、前記問題点をある程度解決しているものの、反応性染料の種類が限定されるため、フルカラー印刷用に用いるのは困難である。また、特開平06−128514号公報には、インクと接触することによって凝集析出する成分を別途インクの上に印字する技術が提案されている。この技術は、耐水性の向上、滲みの低減を達成することができたが、印字に必要なインクが1種類分多くなることから、インク容量が大きくなり、その結果、印字時間が遅くなるという問題がある。さらに、印字システムが複雑になリ印字時間が長くなったり、マシンサイズが大きくなるという問題もある。

これらの水性インクの欠点を解決する目的で、非水性溶媒を用いる技術が種々提案されている。例えば、特開平09−194779号公報には常温固体有機化合物を用いる技術が、特開平06−9910号公報には炭化水素系溶媒を用いる技術が、特開平03−64377号公報にはグリコール類メチルエーテルを用いる技術が提案されている。これらの非水性溶媒により、水性インク等を使用した場合の記録紙上の滲みの問題や画像濃度の低下等の問題は解決された。しかし、分散媒に常温固体の有機化合物を用いた場合は、印字にあたって一旦インクを溶解させなければならないため印字に必要なエネルギーが大きく、マシンが大型になるという問題がある。また、分散媒に炭化水素系溶媒を用いた場合は、印字をスムーズに行うことができる低粘度の炭化水素溶媒は、ノズル付近蒸発するため目詰りを起こすという問題がある。これを解決するために高分子量の炭化水素溶媒を用いると、直鎖型脂肪族炭化水素凝固点が高くなってしまうため常温固体となり、印字時に加熱が必要となるという問題がある。また、高分子量の分岐型脂肪族炭化水素を用いた場合は、溶媒の粘度が上昇し吐出に支障をきたす。グリコール類のメチルエーテルを用いた場合も蒸発を押さえるために高分子量にすると粘度が上昇しヘッドからの吐出に支障をきたす。

概要

記録紙上での滲みがなく、かつ、耐水性に優れた画像を形成する画像表示用記録液、特に、インクジェット方式の出力装置に用いられた場合に、低エネルギーでの印字が可能であり、かつ、ノズルの目詰まりがなく吐出性が安定した画像表示用記録液を提供することを目的とする。

着色剤と分散媒とを含有する画像表示用記録液であって、該分散媒が少なくとも1種以上のエーテルを含み、該エーテルの構造中に酸素原子が1から4存在し、かつ、該酸素原子がすべてエーテルを形成していることを特徴とする画像表示用記録液である。

目的

本発明は、従来の画像表示用記録液の前記欠点を克服し、記録紙上での滲みがなく、かつ、耐水性に優れた画像を形成する画像表示用記録液、特に、インクジェット方式の出力装置(以下、「インクジェットプリンター」という場合がある。)に好適な画像表示用記録液を提供することを目的とする。さらに、インクジェットプリンターに用いられた場合に、低エネルギーでの印字が可能であり、かつ、ノズルの目詰まりがなく吐出性が安定した画像表示用記録液を提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
3件

この技術が所属する分野

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請求項1

着色剤分散媒とを含有する画像表示用記録液であって、該分散媒が1種以上のエーテルを含み、該エーテルの構造中に酸素原子が1から4存在し、かつ、該酸素原子がすべてエーテル結合を形成していることを特徴とする画像表示用記録液。

請求項2

エーテルが下記の一般式(1)で表されることを特徴とする請求項1に記載の画像表示用記録液。R1 −O−R2 (1)(上記一般式(1)中、R1 およびR2 は、同一または異なって、アルキル基脂環式アルキル基アリール基またはアリールアルキル基を表し、かつ、R1 およびR2 に含まれる炭素原子数の合計は8〜20である。)

請求項3

エーテルが下記の一般式(2)で表されることを特徴とする請求項1に記載の画像表示用記録液。R3 −O(Cn H2nO)x −R4 (2)(上記一般式(2)中、R3 およびR4 は、同一または異なって、アルキル基、脂環式アルキル基、アリール基またはアリールアルキル基を表し、かつ、R3 およびR4 に含まれる炭素原子数の合計は6〜20である。nは2または3の整数、xは1〜3の整数である。)

請求項4

エーテルが下記の一般式(3)で表されることを特徴とする請求項1に記載の画像表示用記録液。R5 −O(Cn H2nO)x −R6 (3)(上記一般式(3)中、R5 およびR6 は、同一または異なって、アルキル基、脂環式アルキル基、アリール基またはアリールアルキル基を表し、かつ、R5 およびR6 に含まれる炭素原子数の合計は4〜20である。nは4〜8の整数であり、xは1または2の整数である。)

請求項5

分散媒が、1種以上の前記エーテルを30重量%以上100重量%以下含有することを特徴とする請求項1から請求項4までに記載の画像表示用記録液。

請求項6

インクジェット用の画像表示記録液であることを特徴とする請求項1から請求項5までに記載の画像表示用記録液。

技術分野

0001

本発明は、非水性の画像表示用記録液に関し、さらに詳しくはインクジェット方式出力装置に好適に用いられる非水性の画像表示用記録液に関する。

背景技術

0002

近年、コンピューター等の情報機器の出力装置として、ランニングコストが低く、高精細で、かつ、フルカラー出力が容易なインクジェット方式の出力装置が注目されている。従来、インクジェット方式の出力装置用のインクとしては、主に染料水溶液、即ち、水性インクが使用されてきた。しかし、水性インクを用いた場合、ノズルから吐出飛翔したインクが記録紙上に付着した際に、インクが記録紙上で滲み、飛翔時に形成したインク滴より大きなドットとなってしまったり、記録された画像の濃度が低いという問題があった。

0003

これらの問題を解決するため、改良されたインクジェット用の水性インクが種々提案された。例えば、特開平08−157760号公報には、インク表面油膜を存在させたインク滴を吐出する技術が提案されている。この技術により、記録紙上のドットの滲みはある程度低減できたが、画像濃度の改善には至らなかった。また、分散媒が水であることから、画像の耐水性が劣るという問題がある。さらに、特開平05−208548号公報には反応性染料を用いる技術が提案されている。この技術は、前記問題点をある程度解決しているものの、反応性染料の種類が限定されるため、フルカラー印刷用に用いるのは困難である。また、特開平06−128514号公報には、インクと接触することによって凝集析出する成分を別途インクの上に印字する技術が提案されている。この技術は、耐水性の向上、滲みの低減を達成することができたが、印字に必要なインクが1種類分多くなることから、インク容量が大きくなり、その結果、印字時間が遅くなるという問題がある。さらに、印字システムが複雑になリ印字時間が長くなったり、マシンサイズが大きくなるという問題もある。

0004

これらの水性インクの欠点を解決する目的で、非水性溶媒を用いる技術が種々提案されている。例えば、特開平09−194779号公報には常温固体有機化合物を用いる技術が、特開平06−9910号公報には炭化水素系溶媒を用いる技術が、特開平03−64377号公報にはグリコール類メチルエーテルを用いる技術が提案されている。これらの非水性溶媒により、水性インク等を使用した場合の記録紙上の滲みの問題や画像濃度の低下等の問題は解決された。しかし、分散媒に常温固体の有機化合物を用いた場合は、印字にあたって一旦インクを溶解させなければならないため印字に必要なエネルギーが大きく、マシンが大型になるという問題がある。また、分散媒に炭化水素系溶媒を用いた場合は、印字をスムーズに行うことができる低粘度の炭化水素溶媒は、ノズル付近蒸発するため目詰りを起こすという問題がある。これを解決するために高分子量の炭化水素溶媒を用いると、直鎖型脂肪族炭化水素凝固点が高くなってしまうため常温固体となり、印字時に加熱が必要となるという問題がある。また、高分子量の分岐型脂肪族炭化水素を用いた場合は、溶媒の粘度が上昇し吐出に支障をきたす。グリコール類のメチルエーテルを用いた場合も蒸発を押さえるために高分子量にすると粘度が上昇しヘッドからの吐出に支障をきたす。

発明が解決しようとする課題

0005

本発明は、従来の画像表示用記録液の前記欠点を克服し、記録紙上での滲みがなく、かつ、耐水性に優れた画像を形成する画像表示用記録液、特に、インクジェット方式の出力装置(以下、「インクジェットプリンター」という場合がある。)に好適な画像表示用記録液を提供することを目的とする。さらに、インクジェットプリンターに用いられた場合に、低エネルギーでの印字が可能であり、かつ、ノズルの目詰まりがなく吐出性が安定した画像表示用記録液を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0006

本発明者等は、エーテルの構造と粘度や、蒸気圧等の物性値との相関について鋭意研究した結果、一定の構造を有するエーテルは、画像表示用記録液の分散媒として好適な、低粘度、低蒸気圧等の物性値を示すことを見出し、この知見に基づいて本発明を完成するに至った。

0007

即ち、上記課題は、着色剤と分散媒とを含有する画像表示用記録液であって、該分散媒が少なくとも1種以上のエーテルを含み、該エーテルの構造中に酸素原子が1から4存在し、かつ、該酸素原子がすべてエーテルを形成していることを特徴とする画像表示用記録液、特に、該エーテルが下記の一般式(1)〜(3)で示されることを特徴とする画像表示用記録液により解決する。
R1 −O−R2 (1)
(上記一般式(1)中、R1 およびR2 は、同一または異なって、アルキル基脂環式アルキル基アリール基またはアリールアルキル基を表し、かつ、R1 およびR2 に含まれる炭素原子数の合計は8〜20である。)
R3 −O(Cn H2nO)x −R4 (2)
(上記一般式(2)中、R3 およびR4 は、同一または異なって、アルキル基、脂環式アルキル基、アリール基またはアリールアルキル基を表し、かつ、R3 およびR4 に含まれる炭素原子数の合計は6〜20である。nは2または3の整数、xは1〜3の整数である。)
R5 −O(Cn H2nO)x −R6 (3)
(上記一般式(3)中、R5 およびR6 は、同一または異なって、アルキル基、脂環式アルキル基、アリール基またはアリールアルキル基を表し、かつ、R5 およびR6 に含まれる炭素原子数の合計は4〜20である。nは4〜8の整数であり、xは1または2の整数である。)

0008

これらのエーテルは、低粘度、低蒸気圧、低流動点を示し、また、着色剤の分散性にも優れていて、かつ、無臭である。従って、これらのエーテルを画像表示用記録液の分散媒として用いると、高画質で、かつ、耐水性に優れた画像を得ることができる。また、絶縁性も高いので、装置内で電気分解を生じず、安全性の面でも優れている。特に、ジェットインク用の画像表示用記録液に用いた場合は、ノズルの目詰まりもなく、低エネルギーでの吐出が可能であり、画像表示に費やすエネルギーを低く抑えられる点でも優れている。

発明を実施するための最良の形態

0009

以下に発明の実施の形態を挙げて本発明を詳細に説明する。

0010

本発明の画像表示用記録液(以下、単に「記録液」という場合がある。)は、着色剤と分散媒を含有する。分散媒は、1種以上のエーテルを含有することを特徴とする。このエーテルは、構造中にエーテル結合を形成する酸素原子を1から4含む。エーテルは記録紙に対して高い浸透性を有するので、これを分散媒として含有する画像表示用記録液は、記録紙上でフェザリングを起こすことがなく、滲みのないドットの形成が可能である。また、構造中にエーテル結合を形成する酸素原子を有しないと、凝固点が上昇する傾向にあり、取扱上問題となる。例えば、同じ分子量の直鎖状炭化水素とエーテルの凝固点を比較すると、直鎖状炭化水素は分子量の増加に伴って急激に凝固点が上昇してしまうのに対し、エーテルは分子量の増加に伴う凝固点の上昇が比較的小さい。従って、ある程度の高分子量のエーテルであっても、凝固点は室温未満となり、環境の室温でも分散媒として機能する。さらに、酸素原子等の極性の高い原子が構造中に存在すると、親水性の着色剤の溶解性/分散性が向上するので、このような着色剤を使用する場合に他の特殊な分散剤等を配合する必要がない。一方、エーテル中の酸素原子が5以上になると、エーテルの分子量が増加し、粘度の上昇、さらには固化してしまうため、低エネルギーの吐出が不可能となる点で問題がある。

0011

さらに、前記エーテルの構造中の1から4個の酸素原子は、すべてエーテル結合を形成していて、構造中にはOH基等の親水性基が含まれていない。従って、これを分散媒として用いた本発明の画像表示用記録液は、疎水性、絶縁性の高いものである。記録液の疎水性が高い結果、記録液の用紙内への浸透性を抑制することができるので、裏移り等の問題が無く、さらに、画像の耐水性が良好で、滲み等が生じない。また、記録液の絶縁性も高いので、ヘッド内部の記録液との接触部分を腐食させることがなく、さらに、内部に電極があっても記録液が電気分解することもなく高い安全性を有する。

0012

前記エーテルの構造中の炭化水素基は、アルキル基、脂環式アルキル基、アリール基、または、アリールアルキル基等のいずれであってもよい。エーテルの構造中の炭化水素基に含まれる炭素原子数の合計は、これを分散媒として含む画像表示用記録液の諸特性、I)粘度、II)蒸気圧、III)凝固点、IV)着色剤の溶解性/分散性と以下のように相関がある。

0013

I)画像表示記録液の粘度との相関
エーテル中の炭化水素基は、分散媒に含まれる分子の分子間相互力、例えば水素結合等を緩和し、その結果、画像表示記録液の粘度を下げるものである。一方、炭素原子の数が増加するに従って、即ち分子量が増加するに従って、エーテルの粘度は上昇する傾向がある。その結果、これを分散媒として含む画像表示記録液の粘度も上昇する。
II)画像表示記録液の蒸気圧との相関
液体状態のエーテルは、炭素原子数が多い程、即ち分子量が大きくなる程、エーテルの蒸気圧は低くなる傾向がある。その結果、これを分散媒として含む画像表示記録液の蒸気圧も低下する。
III)画像表示記録液の凝固点との相関
炭素原子数が増加するに従って、即ちエーテルの分子量が増加するに従って、エーテルの凝固点は上昇する傾向がある。その結果、これを分散媒として含む画像表示記録液の凝固点も上昇する。
IV)着色剤の溶解性/分散性との相関
炭素原子数が増加するに従って、エーテルの疎水性は高くなる。従って、親油性の着色剤の溶解性/分散性は向上する傾向があり、一方、親水性着色剤の溶解性/分散性は低下する傾向がある。

0014

このように、エーテル構造中の炭化水素基の炭素原子数の合計、および、酸素原子数は、それを分散媒として含有する画像表示記録液の諸特性と相関がある。画像表示記録液の諸特性を最適化すると、以下の一般式(1)〜(3)で表されるエーテルが好ましい。

0015

R1 −O−R2 (1)
上記一般式(1)中、R1 およびR2 は、同一または異なって、アルキル基、脂環式アルキル基、アリール基またはアリールアルキル基を表し、かつ、R1 およびR2 に含まれる炭素原子数の合計は8〜20であり、より好ましくは、12〜20、さらに好ましくは、12〜18である。R1 およびR2 に含まれる炭素原子数の合計が、20を越えると粘度が増加し、これを分散媒として含有する画像表示記録液のノズルからの吐出等、画像表示に大きなエネルギーを要することとなり好ましくない。また、凝固点も室温近傍まで上昇するので、吐出時等に加熱が必要となり、エネルギーコストが高くなるという点、および、ヒートサイクルを繰り返した際に不安定であるという点で好ましくない。一方、R1 およびR2 に含まれる炭素原子数の合計が、8未満であると、蒸気圧が過度に高くなり、これを分散媒として含有する画像表示記録液は、ノズルの目詰まりを生じ易くなり好ましくない。

0016

アルキル基の例としては、メチル基エチル基、n−プロピル基、i−プロピル基、n−ブチル基、i−ブチル基、s−ブチル基、t−ブチル基、ペンチル基ネオペンチル基、1,1−ジメチルプロピル基n−ヘキシル基、i−ヘキシル基、2−エチルブチル基、n−ヘプチル基、i−ヘプチル基、n−オクチル基、i−オクチル基、2−エチルヘキシル基、n−ノニル基、i−ノニル基、n−デシル基、i−デシル基、2−エチルオクチル基等の直鎖状および分岐状のアルキル基が挙げられる。脂環式アルキル基の例としては、シクロペンチル基、シクロヘキシル基メチルシクロヘキシル基等が挙げられる。アリール基の例としては、フェニル基トリル基キシリル基ナフチル基等が挙げられる。アリールアリキル基としては、ベンジル基フェネチル基、フェニルプロピル基等が挙げられる。

0017

R1 とR2 の双方がアルキル基であるジアルキルエーテルの例としては、ジ−n−ブチルエーテル、ジ−n−ペンチルエーテル、ジ−n−ヘキシルエーテル、ジ−n−ヘプチルエーテル、ジ−n−オクチルエーテル、ジ−n−ノニルエーテル、ジ−n−デシルエーテル等が挙げられる。また、n−プロピル−n−ペンチルエーテル、n−プロピル−n−ヘキシルエーテル、n−プロピル−n−ヘプチルエーテル、n−プロピル−n−オクチルエーテル、n−ブチル−n−ペンチルエーテル、n−ブチル−n−ヘキシルエーテル、n−ブチル−n−ヘプチルエーテル、n−ブチル−n−オクチルエーテル、n−ブチル−n−ノニルエーテル、n−ブチル−n−デシルエーテル、n−ブチル−n−ウンデシルエーテル、n−ブチル−n−ドデシルエーテル、n−ペンチル−n−ヘキシルエーテル、n−ペンチル−n−ヘプチルエーテル、n−ペンチル−n−オクチルエーテル、n−ペンチル−n−ノニルエーテル、n−ペンチル−n−デシルエーテル、n−ペンチル−n−ウンデシルエーテル、n−ペンチル−n−ドデシルエーテル、n−ヘキシル−n−ヘプチルエーテル、n−ヘキシル−n−オクチルエーテル、n−ヘキシル−n−ノニルエーテル、n−ヘキシル−n−デシルエーテル、n−ヘキシル−n−ウンデシルエーテル、n−ヘキシル−n−ドデシルエーテル、n−ヘプチル−n−オクチルエーテル、n−ヘプチル−n−ノニルエーテル、n−ヘプチル−n−デシルエーテル、n−ヘプチル−n−ウンデシルエーテル、n−ヘプチル−n−ドデシルエーテル、n−オクチル−n−ノニルエーテル、n−オクチル−n−デシルエーテル、n−オクチル−n−ウンデシルエーテル、n−オクチル−n−ドデシルエーテル、n−ノニル−n−デシルエーテル、n−ノニル−n−ウンデシルエーテル等左右非対象のエーテルも用いることができる。さらに、前記ジアルキルエーテルの直鎖状のn−アルキル基がi−、s−、t−等分岐構造を有する構造異性体のエーテル、例えば、ジ−i−オクチルエーテル、n−オクチル−i−オクチルエーテル等も使用することができる。R1 とR2 の双方が、脂環式アルキル基であるジ脂環式アルキルエーテルの例としては、ジシクロペンチルエーテル、ジシクロヘキシルエーテル、ジメチルシクロヘキシルエーテル、シクロペンチルシクロヘキシルエーテル等が挙げられる。R1 とR2 の双方が、アリール基であるジアリールエーテルの例としては、ジフェニルエーテルジトリルエーテル、フェニルトリルエーテル等が挙げられる。R1 とR2 の双方が、アリールアルキル基であるジアリールアルキルエーテルの例としては、ジベンジルエーテルジフェネチルエーテル、フェネチルベンジルエーテル等が挙げられる。また、R1 とR2 の一方がアルキル基で他方が脂環式アルキル基であるアルキル脂環式アルキルエーテルの例としては、n−ブチルシクロペンチルエーテル、n−ヘキシルシクロペンチルエーテル、n−オクチルシクロペンチルエーテル、n−デシルシクロペンチルエーテル、n−ブチルシクロヘキシルエーテル、n−ヘキシルシクロヘキシルエーテル、n−オクチルシクロヘキシルエーテル、n−デシルシクロヘキシルエーテル、シクロペンチルシクロヘキシルエーテル、シクロペンチルメチルシクロヘキシルエーテル等が挙げられる。さらに、前記アルキル脂環式アルキルエーテルの直鎖状のn−アルキル基がi−、s−、t−等分岐構造を有する構造異性体のエーテルも使用することができる。R1 とR2 の一方がアルキル基で他方がアリール基であるアルキルアリールエーテルの例としては、n−ブチルフェニルエーテル、n−ヘキシルフェニルエーテル、n−オクチルフェニルエーテル、n−ブチルトリルエーテル、n−ヘキシルトリルエーテル、エチルナフチルエーテル、n−ブチルナフチルエーテル、n−ペンチルナフチルエーテル等が挙げられる。さらに、前記アルキルアリールエーテルの直鎖状のn−アルキル基がi−、s−、t−等分岐構造を有する構造異性体のエーテルも使用することができる。R1 とR2 の一方がアルキル基で他方がアリールアルキル基であるアルキルアリールアルキルエーテルの例としては、n−ブチルベンジルエーテルエチルベンジルエーテル、n−ペンチルベンジルエーテル等が挙げられる。さらに、前記アルキルアリールアルキルエーテルの直鎖状のn−アルキル基がi−、s−、t−等分岐構造を有する構造異性体のエーテルも使用することができる。

0018

例示された前記の一般式(1)で表されるエーテルの中でも、諸特性が総合的に優れている点等から、ジ−n−ヘキシルエーテル、ジ−n−ヘプチルエーテル、n−オクチル−i−オクチルエーテル、ジ−i−オクチルエーテルが特に好ましい。

0019

R3 −O(Cn H2nO)x −R4 (2)
上記一般式(2)中、R3 およびR4 は、同一または異なって、アルキル基、脂環式アルキル基、アリール基またはアリールアルキル基を表し、かつ、R3 およびR4 に含まれる炭素原子数の合計は6〜20である。nは2または3の整数、xは1〜3の整数である。より好ましくは、R3 およびR4 に含まれる炭素原子数の合計は6〜12であり、nは2または3、xは1または2である。さらに好ましくは、R3 およびR4 に含まれる炭素原子数の合計は6〜8であり、nは2または3、xは2、もしくは、R3 およびR4 に含まれる炭素原子数の合計は9〜12であり、nは2または3、xは1である。炭素原子数の合計がこの範囲であると好ましい理由は、一般式(1)と同様である。アルキル基、アリール基の例としては、一般式(1)と同様である。

0020

n=2のエチレングリゴールエーテル類の例としては、x=1のエチレングリコールエーテル、x=2のジエチレングリコールエーテル、x=3のトリエチレングリコールエーテルがある。エチレングリコールエーテルの例としては、エチレングリコールジ−n−プロピルエーテル、エチレングリコールジ−n−ブチルエーテル、エチレングリコールジ−n−ペンチルエーテル、エチレングリコールジ−n−ヘキシルエーテル、エチレングリコールジ−n−ヘプチルエーテル、エチレングリコールジ−n−オクチルエーテル、エチレングリコールジ−n−ノニルエーテル、エチレングリコールジ−n−デシルエーテル、エチレングリコールジシクロヘキシルエーテル、エチレングリコールジフェニルエーテル、エチレングリコールジトリルエーテル、エチレングリコールジキシリルエーテル、エチレングリコールジナフチルエーテル、エチレングリコールジベンジルエーテル、エチレングリコール−n−ブチル−n−ヘキシルエーテル、エチレングリコール−2−エチルヘキシルアミルエーテル等が挙げられる。ジエチレングリコールエーテルの例としては、ジエチレングリコールジプロピルエーテル、ジエチレングリコールジ−n−ブチルエーテル、ジエチレングリコールジ−n−ペンチルエーテル、ジエチレングリコールジ−n−ヘキシルエーテル、ジエチレングリコールジ−n−ヘプチルエーテル、ジエチレングリコールジ−n−オクチルエーテル、ジエチレングリコールジ−n−ノニルエーテル、ジエチレングリコールジ−n−デシルエーテル、ジエチレングリコールジシクロヘキシルエーテル、ジエチレングリコールジフェニルエーテル、ジエチレングリコールジトリルエーテル、ジエチレングリコールジキシリルエーテル、ジエチレングリコールジナフチルエーテル、ジエチレングリコールジベンジルエーテル、ジエチレングリコールエチル−n−ブチルエーテル、ジエチレングリコール−n−ブチル−n−ヘキシルエーテル、ジエチレングリコール−2−エチルヘキシルアミルエーテル等が挙げられる。また、同様のトリエチレングリコールジエーテル類も使用可能である。さらに、前記化合物直鎖構造のn−アルキル基が、i−、s−、t−等の分岐構造となった構造異性体のエーテルも使用することができる。

0021

n=3のプロピレングリゴールエーテル類の例としては、x=1のプロピレングリコールエーテル、x=2のジプロピレングリコールエーテル、x=3のトリプロピレングリコールエーテルがある。プロピレングリコールエーテルの例としては、プロピレングリコールジ−n−プロピルエーテル、プロピレングリコールジ−n−ブチルエーテル、プロピレングリコールジ−n−ペンチルエーテル、プロピレングリコールジ−n−ヘキシルエーテル、プロピレングリコールジ−n−ヘプチルエーテル、プロピレングリコールジ−n−オクチルエーテル、プロピレングリコールジ−n−ノニルエーテル、プロピレングリコールジ−n−デシルエーテル、プロピレングリコールジシクロヘキシルエーテル、プロピレングリコールジフェニルエーテル、プロピレングリコールジトリルエーテル、プロピレングリコールジキシリルエーテル、プロピレングリコールジナフチルエーテル、プロピレングリコールジベンジルエーテル、プロピレングリコール−n−ブチル−n−ヘキシルエーテル、プロピレングリコール−2−エチルヘキシルアミルエーテル等が挙げられる。ジプロピレングリコールエーテルの例としては、ジプロピレングリコールジ−n−プロピルエーテル、ジプロピレングリコールジ−n−ブチルエーテル、ジプロピレングリコールジ−n−ペンチルエーテル、ジプロピレングリコールジ−n−ヘキシルエーテル、ジプロピレングリコールジ−n−ヘプチルエーテル、ジプロピレングリコールジ−n−オクチルエーテル、ジプロピレングリコールジ−n−ノニルエーテル、ジプロピレングリコールジ−n−デシルエーテル、ジプロピレングリコールジシクロヘキシルエーテル、ジプロピレングリコールジフェニルエーテル、ジプロピレングリコールジトリルエーテル、ジプロピレングリコールジキシリルエーテル、ジプロピレングリコールジナフチルエーテル、ジプロピレングリコールジベンジルエーテル、ジプロピレングリコールエチル−n−ブチルエーテル、ジプロピレングリコール−n−ブチル−n−ヘキシルエーテル、ジプロピレングリコール−2−エチルヘキシルアミルエーテル等が挙げられる。また、同様のトリプロピレングリコールジエーテルも使用可能である。さらに、前記化合物の直鎖構造のn−アルキル基が、i−、s−、t−等の分岐構造となった構造異性体のエーテルも使用することができる。

0022

例示された前記の一般式(2)で表されるエチレングリコールエーテル類およびプロピレングリコールエーテル類の中でも、諸特性が総合的に優れている点等から、エチレングリコールジ−n−ヘキシルエーテル、ジエチレングリコールエチル−n−ブチルエーテル、ジエチレングリコールジ−n−ブチルエーテル、プロピレングリコールジ−n−ヘキシルエーテル、ジプロピレングリコールエチル−n−ブチルエーテル、ジプロピレングリコールジ−n−ブチルエーテルが特に好ましい。

0023

R5 −O(Cn H2nO)x −R6 (3)
上記一般式(3)中、R5 およびR6 は、同一または異なって、アルキル基、脂環式アルキル基、アリール基またはアリールアルキル基を表し、かつ、R5 およびR6 に含まれる炭素原子数の合計は4〜20である。nは4〜8の整数であり、xは1または2の整数である。より好ましくは、R5 およびR6 に含まれる炭素原子数の合計は4〜16であり、nは4または5、xは1または2、もしくは、R5 およびR6 に含まれる炭素原子数の合計は4〜16であり、nは6〜8、xは1である。さらに好ましくは、R5 およびR6 に含まれる炭素原子数の合計は8〜16であり、nは4または5、xは1、もしくは、R5 およびR6 に含まれる炭素原子数の合計は4〜12であり、nは6または7、xは1である。即ち、構造中に含まれる炭素原子数の合計は、8〜36であり、好ましくは、8〜26、より好ましくは10〜21である。炭素原子数の合計がこの範囲であると好ましい理由は、一般式(1)と同様であるが、一般式(1)と比較して、上限値が大きいのは、構造中に含まれる酸素原子の数が増加したこと、また、酸素原子間のアルキル基の炭素原子数が増え、疎水性が向上したことに起因するものと考えられる。アルキル基、脂環式アルキル基、アリール基、アリールアルキル基の例としては、一般式(1)と同様である。

0024

n=4のブチレングリゴールエーテル類の例としては、x=1のブチレングリコールエーテル、x=2のジブレングリコールエーテルがある。ブチレングリコールエーテルの例としては、1,4−ブチレングリコールジエチルエーテル、1,4−ブチレングリコールジ−n−プロピルエーテル、1,4−ブチレングリコールジ−n−ブチルエーテル、1,4−ブチレングリコールジ−n−ペンチルエーテル、1,4−ブチレングリコールジ−n−ヘキシルエーテル、1,4−ブチレングリコールジ−n−ヘプチルエーテル、1,4−ブチレングリコールジ−n−オクチルエーテル、1,4−ブチレングリコールジ−n−ノニルエーテル、1,4−ブチレングリコールジ−n−デシルエーテル、1,4−ブチレングリコールジシクロヘキシルエーテル、1,4−ブチレングリコールジフェニルエーテル、1,4−ブチレングリコールジトリルエーテル、1,4−ブチレングリコールジキシリルエーテル、1,4−ブチレングリコールジナフチルエーテル、1,4−ブチレングリコールジベンジルエーテル、1,4−ブチレングリコール−n−ブチル−n−ヘキシルエーテル、1,4−ブチレングリコール−n−ブチル−2−エチルヘキシルエーテル等が挙げられる。さらに、1,2−ブチレングリコール、1,3−ブチレングリコール、および2,3−ブチレングリコールの上記と同様なジエーテル類も使用可能である。また、前記化合物の直鎖構造のn−アルキル基が、i−、s−、t−等の分岐構造となった構造異性体のエーテルも使用することができる。ジブチレングリコールエーテルの例としては、ジ−1,4−ブチレングリコールジエチルエーテル、ジ−1,4−ブチレングリコールジ−n−プロピルエーテル、ジ−1,4−ブチレングリコールジ−n−ブチルエーテル、ジ−1,4−ブチレングリコールジ−n−ペンチルエーテル、ジ−1,4−ブチレングリコールジ−n−ヘキシルエーテル、ジ−1,4−ブチレングリコールジ−n−ヘプチルエーテル、ジ−1,4−ブチレングリコールジ−n−オクチルエーテル、ジ−1,4−ブチレングリコールジ−n−ノニルエーテル、ジ−1,4ブチレングリコールジ−n−デシルエーテル、ジ−1,4−ブチレングリコールジシクロヘキシルエーテル、ジ−1,4−ブチレングリコールジフェニルエーテル、ジ−1,4ブチレングリコールジトリルエーテル、ジ−1,4−ブチレングリコールジキシリルエーテル、ジ−1,4−ブチレングリコールジナフチルエーテル、ジ−1,4−ブチレングリコールジベンジルエーテル、ジ−1,4−ブチレングリコール−n−ブチル−n−ヘキシルエーテル、ジ−1,4−ブチレングリコールブチル−2−エチルヘキシルエーテル等が挙げられる。さらに、ジ−1,2−ブチレングリコール、ジ−1,3−ブチレングリコール、およびジ−2,3−ブチレングリコールの上記と同様なジエーテル類も使用可能である。また、前記化合物の直鎖構造のn−アルキル基が、i−、s−、t−等の分岐構造となった構造異性体のエーテルも使用することができる。

0025

n=5のペンチレングリコールエーテル類としては、x=1のペンチレングリコールエーテル、x=2のジペンチレングリコールエーテルがある。ペンチレングリコールエーテルの例としては、1,5−ペンチレングリコールジエチルエーテル、1,5−ペンチレングリコールジ−n−プロピルエーテル、1,5−ペンチレングリコールジ−n−ブチルエーテル、1,5−ペンチレングリコールジ−n−ペンチルエーテル、1,5−ペンチレングリコールジ−n−ヘキシルエーテル、1,5−ペンチレングリコールジ−n−ヘプチルエーテル、1,5−ペンチレングリコールジ−n−オクチルエーテル、1,5−ペンチレングリコールジ−n−ノニルエーテル、1,5−ペンチレングリコールジ−n−デシルエーテル、1,5−ペンチレングリコールジシクロヘキシルエーテル、1,5−ペンチレングリコールジフェニルエーテル、1,5−ペンチレングリコールジトリルエーテル、1,5−ペンチレングリコールジキシリルエーテル、1,5−ペンチレングリコールジナフチルエーテル、1,5−ペンチレングリコールジベンジルエーテル、1,5−ペンチレングリコールエチル−n−ブチルエーテル、1,5−ペンチレングリコール−n−ブチル−n−ヘキシルエーテル、1,5−ペンチレングリコール−n−ブチル−2−エチルヘキシルエーテル等が挙げられる。さらに、1,2−ペンチレングリコール、1,3−ペンチレングリコール、1,4−ペンチレングリコール、2,3−ペンチレングリコール、および2,4−ペンチレングリコールの上記と同様なジエーテル類も使用可能である。また、前記化合物の直鎖構造のn−アルキル基が、i−、s−、t−等の分岐構造となった構造異性体のエーテルも使用することができる。ジペンチレングリコールエーテルの例としては、ジ−1,5−ペンチレングリコールジエチルエーテル、ジ−1,5−ペンチレングリコールジ−n−プロピルエーテル、ジ−1,5−ペンチレングリコールジ−n−ブチルエーテル、ジ−1,5−ペンチレングリコールジ−n−ペンチルエーテル、ジ−1,5−ペンチレングリコールジ−n−ヘキシルエーテル、ジ−1,5−ペンチレングリコールジ−n−ヘプチルエーテル、ジ−1,5−ペンチレングリコールジ−n−オクチルエーテル、ジ−1,5−ペンチレングリコールジ−n−ノニルエーテル、ジ−1,5−ペンチレングリコールジ−n−デシルエーテル、ジ−1,5−ペンチレングリコールジシクロヘキシルエーテル、ジ−1,5−ペンチレングリコールジフェニルエーテル、ジ−1,5−ペンチレングリコールジトリルエーテル、ジ−1,5−ペンチレングリコールジキシリルエーテル、ジ−1,5−ペンチレングリコールジナフチルエーテル、ジ−1,5−ペンチレングリコールジベンジルエーテル、ジ−1,5−ペンチレングリコールエチル−n−ブチルエーテル、ジ−1,5−ペンチレングリコール−n−ブチル−n−ヘキシルエーテル、ジ−1,5−ペンチレングリコール−n−ブチル−2−エチルヘキシルエーテル等が挙げられる。さらに、ジ−1,2−ペンチレングリコール、ジ−1,3−ペンチレングリコール、ジ−1,4−ペンチレングリコール、ジ−2,3−ペンチレングリコール、およびジ−2,4−ペンチレングリコールの上記と同様なジエーテル類も使用可能である。また、前記化合物の直鎖構造のn−アルキル基が、i−、s−、t−等の分岐構造となった構造異性体のエーテルも使用することができる。

0026

n=6のヘキシレングリコールエーテル類としては、x=1のヘキシレングリコールエーテル、x=2のジヘキシレングリコールエーテルがある。ヘキシレングリコールエーテルの例としては、1,6−ヘキシレングリコールジエチルエーテル、1,6−ヘキシレングリコールジ−n−プロピルエーテル、1,6−ヘキシレングリコールジ−n−ブチルエーテル、1,6−ヘキシレングリコールジ−n−ペンチルエーテル、1,6−ヘキシレングリコールジ−n−ヘキシルエーテル、1,6−ヘキシレングリコールジ−n−ヘプチルエーテル、1,6−ヘキシレングリコールジ−n−オクチルエーテル、1,6−ヘキシレングリコールジ−n−ノニルエーテル、1,6−ヘキシレングリコールジ−n−デシルエーテル、1,6−ヘキシレングリコールジシクロヘキシルエーテル、1,6−ヘキシレングリコールジフェニルエーテル、1,6−ヘキシレングリコールジトリルエーテル、1,6−ヘキシレングリコールジキシリルエーテル、1,6−ヘキシレングリコールジナフチルエーテル、1,6−ヘキシレングリコールジベンジルエーテル、1,6−ヘキシレングリコールエチル−n−ブチルエーテル、1,6−ヘキシレングリコール−n−ブチル−n−ヘキシルエーテル、1,6−ヘキシレングリコール−n−ブチル−2−エチルヘキシルエーテル等が挙げられる。さらに、1,2−ヘキシレングリコール、1,3−ヘキシレングリコール、1,4−ヘキシレングリコール、1,5−ヘキシレングリコール、2,3−ヘキシレングリコール、2,4−ヘキシレングリコール、2,5−ヘキシレングリコールおよび3,4−ヘキシレングリコールの上記と同様なジエーテル類も使用可能である。また、前記化合物の直鎖構造のn−アルキル基が、i−、s−、t−等の分岐構造となった構造異性体のエーテルも使用することができる。ジヘキシレングリコールエーテルの例としては、ジ−1,6−ヘキシレングリコールジエチルエーテル、ジ−1,6−ヘキシレングリコールジ−n−プロピルエーテル、ジ−1,6−ヘキシレングリコールジ−n−ブチルエーテル、ジ−1,6−ヘキシレングリコールジ−n−ペンチルエーテル、ジ−1,6−ヘキシレングリコールジ−n−ヘキシルエーテル、ジ−1,6−ヘキシレングリコールジ−n−ヘプチルエーテル、ジ−1,6−ヘキシレングリコールジ−n−オクチルエーテル、ジ−1,6−ヘキシレングリコールジ−n−ノニルエーテル、ジ−1,6−ヘキシレングリコールジ−n−デシルエーテル、ジ−1,6−ヘキシレングリコールジシクロヘキシルエーテル、ジ−1,6−ヘキシレングリコールジフェニルエーテル、ジ−1,6−ヘキシレングリコールジトリルエーテル、ジ−1,6−ヘキシレングリコールジキシリルエーテル、ジ−1,6−ヘキシレングリコールジナフチルエーテル、ジ−1,6−ヘキシレングリコールジベンジルエーテル、ジ−1,6−ヘキシレングリコールエチル−n−ブチルエーテル、ジ−1,6−ヘキシレングリコール−n−ブチル−n−ヘキシルエーテル、ジ−1,6−ヘキシレングリコール−n−ブチル−2−エチルヘキシルエーテル等が挙げられる。さらに、ジ−1,2−ヘキシレングリコール、ジ−1,3−ヘキシレングリコール、ジ−1,4−ヘキシレングリコール、ジ−1,5−ヘキシレングリコール、ジ−2,3−ヘキシレングリコール、ジ−2,4−ヘキシレングリコール、ジ−2,5−ヘキシレングリコールおよびジ−3,4−ヘキシレングリコールの上記と同様なジエーテル類も使用可能である。また、前記化合物の直鎖構造のn−アルキル基が、i−、s−、t−等の分岐構造となった構造異性体のエーテルも使用することができる。

0027

n=7のヘプチレングリコールエーテル類としては、x=1のヘプチレングリコールエーテル、x=2のジヘプチレングリコールエーテルがある。ヘプチレングリコールエーテルの例としては、1,7−ヘプチレングリコールジエチルエーテル、1,7−ヘプチレングリコールジ−n−プロピルエーテル、1,7−ヘプチレングリコールジ−n−ブチルエーテル、1,7−ヘプチレングリコールジシクロヘキシルエーテル、1,7−ヘプチレングリコールジフェニルエーテル、1,7−ヘプチレングリコールジベンジルエーテル、1,7−ヘプチレングリコールエチル−n−ブチルエーテル等が挙げられる。さらに、1,2−ヘプチレングリコール、1,3−ヘプチレングリコール、1,4−ヘプチレングリコール、1,5−ヘプチレングリコール、1,6−ヘプチレングリコール、2,3−ヘプチレングリコール、2,4−ヘプチレングリコール、3,4−ヘプチレングリコール、および3,5−ヘプチレングリコールの上記と同様なジエーテル類も使用可能である。また、前記化合物の直鎖構造のn−アルキル基が、i−、s−、t−等の分岐構造となった構造異性体のエーテルも使用することができる。ジ−ヘプチレングリコールエーテルの例としては、ジ−1,7−ヘプチレングリコールジエチルエーテル、ジ−1,7−ヘプチレングリコールジ−n−プロピルエーテル、ジ−1,7−ヘプチレングリコールジ−n−ブチルエーテル、ジ−1,7−ヘプチレングリコールジシクロヘキシルエーテル、ジ−1,7−ヘプチレングリコールジフェニルエーテル、ジ−1,7−ヘプチレングリコールジベンジルエーテル、ジ−1,7−ヘプチレングリコールエチル−n−ブチルエーテル等が挙げられる。さらに、ジ−1,2−ヘプチレングリコール、ジ−1,3−ヘプチレングリコール、ジ−1,4−ヘプチレングリコール、ジ−1,5−ヘプチレングリコール、ジ−1,6−ヘプチレングリコール、ジ−2,3−ヘプチレングリコール、ジ−2,4−ヘプチレングリコール、ジ−3,4−ヘプチレングリコール、およびジ−3,5−ヘプチレングリコールの上記と同様なジエーテル類も使用可能である。また、前記化合物の直鎖構造のn−アルキル基が、i−、s−、t−等の分岐構造となった構造異性体のエーテルも使用することができる。

0028

n=8のオクチレングリコールエーテル類としては、x=1のオクチレングリコールエーテル、x=2のジオクチレングリコールエーテルがある。オクチレングリコールエーテルの例としては、1,8−オクチレングリコールジエチルエーテル、1,8−オクチレングリコールジ−n−プロピルエーテル、1,8−オクチレングリコールジ−n−ブチルエーテル、1,8−オクチレングリコールジシクロヘキシルエーテル、1,8−オクチレングリコールジフェニルエーテル、1,8−オクチレングリコールジベンジルエーテル、1,8−オクチレングリコールエチル−n−ブチルエーテル等が挙げられる。さらに、1,2−オクチレングリコール、1,3−オクチレングリコール、1,4−オクチレングリコール、1,5−オクチレングリコール、1,6−オクチレングリコール、1,7−オクチレングリコール、2,3−オクチレングリコール、2,4−オクチレングリコール、2,5−オクチレングリコール、2,6−オクチレングリコール、2,7−オクチレングリコール、3,4−オクチレングリコール、3,5−オクチレングリコール、3,6−オクチレングリコールおよび4,5−オクチレングリコール、の上記と同様なジエーテル類も使用可能である。また、前記化合物の直鎖構造のn−アルキル基が、i−、s−、t−等の分岐構造となった構造異性体のエーテルも使用することができる。ジオクチレングリコールエーテルの例としては、ジ−1,8−オクチレングリコールジエチルエーテル、ジ−1,8−オクチレングリコールジ−n−プロピルエーテル、ジ−1,8−オクチレングリコールジ−n−ブチルエーテル、ジ−1,8−オクチレングリコールジシクロヘキシルエーテル、ジ−1,8−オクチレングリコールジフェニルエーテル、ジ−1,8−オクチレングリコールジベンジルエーテル、ジ−1,8−オクチレングリコールエチル−n−ブチルエーテル等が挙げられる。さらに、ジ−1,2−オクチレングリコール、ジ−1,3−オクチレングリコール、ジ−1,4−オクチレングリコール、ジ−1,5−オクチレングリコール、ジ−1,6−オクチレングリコール、ジ−1,7−オクチレングリコール、ジ−2,3−オクチレングリコール、ジ−2,4−オクチレングリコール、ジ−2,5−オクチレングリコール、ジ−2,6−オクチレングリコール、ジ−2,7−オクチレングリコール、ジ−3,4−オクチレングリコール、ジ−3,5−オクチレングリコール、ジ−3,6−オクチレングリコールおよびジ−4,5−オクチレングリコール、の上記と同様なジエーテル類も使用可能である。また、前記化合物の直鎖構造のn−アルキル基が、i−、s−、t−等の分岐構造となった構造異性体のエーテルも使用することができる。

0029

例示された一般式(3)で表されるグリコールエーテル類の中でも、諸特性が総合的に優れているという点等から、ブチレングリコールジ−n−ブチルエーテル、ブチレングリコールジ−n−ヘキシルエーテル、ブチレングリコールブチル−2−エチルヘキシルエーテル、ジブチレングリコールジエチルエーテル、1,5−ペンチレングリコールジ−n−ブチルエーテル、ヘキシレングリコールジエチルエーテル、ヘキシレングリコールジプロピルエーテル、1,6−ヘキシレングリコールジ−n−ブチルエーテル、ペンチレングリコールジエチルエーテル、オクチレングリコールジエチルエーテルが特に好ましい。

0030

本発明の画像表示記録液の分散媒は、前記のエーテルを少なくとも1種含有する。従って、分散媒として、前記のエーテルを単独あるいは2種以上混合して用いてもよく、また、従来用いられている有機系分散媒と混合して用いてもよい。有機系分散媒としては、例えば、アイソパーH、L、M(エクソン化学社製)等の分岐状脂肪族炭化水素、ノルパー14、15、16(エクソン化学社製)等の直鎖状脂肪族炭化水素などのほかに、n−ウンデカン、n−ドデカンn−トリデカンn−テトラデカン、n−ペンタデカンn−ヘキサデカン、n−ヘプタデカンn−オクタデカン、n−ノナデカン等の分子量の比較的大きい炭化水素、および、これらのフッ素化等されたハロゲン化炭化水素、さらに、シリコーンオイル類変性シリコーン化合物等が挙げられる。また、パラフィンワックス等常温で固体の化合物も、前記エーテルとの混合により実用上問題無い液状にすることができるので使用することができる。

0031

前記エーテルの分散媒に対する組成比は5〜100重量%の範囲が適当であり、特に好ましくは、30〜100重量%の範囲である。5重量%未満では、混合された他の有機分散媒に起因する効果、例えば分子量の大きい脂肪族炭化水素等の凝固点上昇の効果や、分子量の小さいパラフィンオイル等の蒸気圧上昇の効果等、が顕著となり、前記エーテルを分散媒として用いた場合の効果を十分に奏しないこととなる。また、画像の滲み防止および画像の耐水性向上の観点から、分散媒は水を含有していないものが好ましいが、分散媒の調製上必要に応じて、本発明の効果を損なわない程度、例えば、全分散媒に対して5重量%以下程度含有していても構わない。

0032

本発明の画像表示記録液中の着色剤としては、従来から一般的に使用されている顔料及び油溶性染料樹脂着色染料等の染料が用いられる。これらの顔料および染料は、合成したものでもよく、また、市販されているものをそのまま使用することもできる。具体的にはカラーインデックスに記載されている、ソルベントイエローソルベントレッドソルベントバイオレットソルベントブルーソルベントグリーンソルベントブラックピグメントイエローピグメントレッドピグメントバイオレットピグメントブルーピグメントブラックなどの色素が挙げられるが、それら以外でもフタロシアニン系、アゾ系、アントラキノン系、アゾメチン系、縮合環系などの色素も用いることができる。この他、黄色4号、5号、205号、401号、橙色204号、赤色104号、201号、202号、204号、220号、226〜228号、405号、青色1号、404号等の有機顔料の他、カーボンブラック酸化チタン酸化亜鉛酸化ジルコニウム酸化鉄群青紺青酸化クローム等の無機顔料を用いることもできる。これらの、染料および顔料は、分散媒である前記エーテルと親和性がないものであっても、分散剤を併用することにより、均一分散性を向上させて使用することができる。用いる顔料および染料の調製前の粒子径については、何ら制約はなく、通常の粒子径5〜100μm程度のものを広く使用することができる。尚、調色などのため、これらの色素を2種以上併用することも可能である。

0033

本発明の画像表示記録液に対する着色剤の添加量は、着色剤としての機能を発揮できればよく、好ましくは0.2〜30重量%、特に好ましくは0.5〜12重量%である。これらの顔料を均一に分散するために、必要により分散剤を本発明の効果を損なわない程度に添加することができる。添加量は、顔料または染料に対して0.01〜1重量%程度である。さらにボールミル等の分散機分散処理することが望ましい。

0034

画像表示記録液の製造は、具体的には、以下の手順で行うことができるが、これに限定されるものではない。着色剤と分散剤からなる溶液をボールミル等の分散機で分散し、着色剤粒子単分散状態になったことを顕微鏡観察により確認し、その後、分散剤等の添加物を加え完全溶解させる。この分散液を、例えば、孔径10μmのメンブランフイルターにてろ過して、ゴミおよび粗大粒子を除去し、画像表示用記録液とする。

0035

本発明の画像表示用記録液は、インクジェット方式の出力装置に好適である。このような出力装置としては、例えば、オフィス用、及び用の出力装置等が挙げられる。

0036

以下、本発明の構成、効果を実施例を用いてより具体的に説明する。但し、本発明はこれらの実施例によって限定されるものではない。なお、実施例に用いている部は特に指定の無い限り重量部を示す。

0037

実施例1
ジ−n−オクチルエーテル90部
フタロシアニン顔料9部
(ピグメントブルー15:3、大日精化工業社製)
Aerosol OT(和光純薬社製) 1部
ジ−n−オクチルエーテルとAerosol OTを三角フラスコ内で30分間マグネチックスターラーを用いて攪拌し、あらかじめ溶解させた。ここに、上記の組成物組成となるように顔料をボールミルで5時間混合した後、さらにホモジナイザーハイフレックスホモジナイザーPH91型エムエステー社製)を用いて10000rpmで15分間攪拌した。これを孔径10μmのメンブランフィルター加圧ろ過し、画像表示記録液を得た。

0038

実施例2
ジエチレングリコールジ−n−ブチルエーテル90部
油溶性ローダミンB塩基10部
(C.I.Red49、住友化学社製)
上記の組成物をボールミルで5時間混合し、孔径10μmのメンブランフィルターで加圧ろ過し、画像表示記録液を得た。

0039

実施例3
1,5−ペンチレングリコールジ−n−ブチルエーテル90部
ソルベントイエロー56(三井東圧染料社製) 10部
上記の組成物を、実施例2と同様に混合、ろ過し、画像表示記録液を得た。

0040

実施例4
1,6−ヘキシレングリコールジ−n−ブチルエーテル45部
アイソパーL(エクソン社製) 45部
カーボンブラック9部
(「リーガル330」、キャボット社製)
Aerosol OT和光純薬製 1部
ヘキシレングリコールジ−n−ブチルエーテル45部とアイソパーL45部をあらかじめ三角フラスコ内でマグネチックスターラを用いて混合し、ヘキシレングリコールジ−n−ブチルエーテル/アイソパーL50/50液を90部得た。この混合液を用いて、実施例1と同様に他の組成物と混合等し画像表示記録液を得た。

0041

比較例1
蒸留水76部
ジエチレングリコールモノ−n−ブチルエーテル5部
グリセリン5部
フタロシアニン顔料14部
(ピグメントブルー15:3 分散液EP700、顔料濃度35重量%「大
日精化工業社製」)
上記の組成物を実施例1と同様に調製し、画像表示記録液を得た。

0042

比較例2
アイソパーL(エクソン社製) 90部
油溶性のローダミンB塩基10部
(C.I.Red49、住友化学社製)
上記の組成物を、実施例2と同様に調製し、画像表示記録液を得た。

0043

比較例3
ジエチレングリコールモノ−n−ブチルエーテル90部
ローダミンB塩基10部
(C.I.Red49、住友化学社製)
上記の組成物を、実施例2と同様に調製し、画像表示記録液を得た。

0044

実施例1から4、比較例1から3の記録液について以下のA、B、CDの評価を行った。
A.分散媒の蒸発速度の測定
開口径50mmのガラスシャーレに記録液の分散媒3gを各々採取した。このシャーレを40℃のホットプレート上に放置し、時間に対する蒸発量の変化を精密天秤で測定した。単位面積当たりの蒸発速度を下記の式に従って求めた。
蒸発速度(g/m2 ・h)=x時間後のキャリア液の蒸発重量(g)/開口面積(m2 )・放置時間(h)
B.印字の画像度テスト
市販のインクジェットプリンター(「MJ−500C」、セイコーエプソン社製)に記録液を各々充填し、記録液の普通紙上への印字テストを実施した。このようにして印字されたサンプルの印字ドット拡大ルーペおよび光学顕微鏡により観察した。
C.目詰まり性のテスト
さらに、ヘッドにインクを充填したまま40℃の環境下にキャップ無しで1ヶ月間放置した。この状態で再度印字テストを実施した。この時吐出不能だったものには、ヘッドクリーニングメンテナンスを行い、再度印字テストを行った。
D.耐水性テスト
上記のBの実機テストで印字した画像に対し、霧吹きで水をかけ、画像滲みを目視にて観察した。実施例1から4の画像表示記録液、および、比較例1から3の画像表示記録液の評価結果を以下の一覧表に示した。

0045

0046

Bの評価結果から、実機ジェットプリンターを用いた普通紙上への印字において、比較例1の水性記録液および比較例2のジエチレングリコールモノ−n−ブチルエーテルを分散媒として含有する記録液は、滲みおよび裏移りを生じるドット画像を形成したのに対し、実施例1から4の記録液は、滲みおよび裏移りのない高画質なドット画像を形成できることが確認できた。さらに、Dの耐水性の評価結果から、実施例1から4の記録液により形成された画像は滲みがなく、比較例1の水性記録液および比較例2のジエチレングリコールモノ−n−ブチルエーテルを分散媒として含有する記録液と比較して、画像の耐水性が格段に向上していることが確認できた。また、Aの評価結果から、実施例1から4の記録液は、比較例1の水性記録液および比較例2の炭化水素系分散媒を用いた記録液よりも、蒸発速度が小さく、格段に蒸発し難いものであった。その効果は、実機でのテストであるCの評価結果からも明らかで、比較例1、2の記録液は、インクジェットプリンターのヘッド部に目詰まりを生じたが、実施例1から4の記録液は目詰まりを生じなかった。

発明の効果

0047

本発明の画像表示用記録液は、記録紙上での滲みがないので高画像で、かつ、耐水性に優れた画像を形成することができる。さらに、蒸気圧も低いので、インクジェット用の出力装置に使用された場合に、ノズル付近での分散媒の蒸発による目詰まりもなく、それに伴うメンテナンスも必要としない。また、絶縁性も高いので、装置内で電極等と接触しても電気分解することもなく安全である。このように、本発明の画像表示用記録液は、従来の画像表示記録液の欠点を克服し、画像表示用記録液として好適な特性を有している。

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