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技術 塗布装置

出願人 リンテック株式会社
発明者 山口弘一渡邉健一小池洋朱峰承興
出願日 1998年1月23日 (22年9ヶ月経過) 出願番号 1998-011416
公開日 1999年8月3日 (21年3ヶ月経過) 公開番号 1999-207237
状態 拒絶査定
技術分野 塗布装置3(一般、その他) 塗布装置2(吐出、流下) 塗布装置1(接触、浸漬)
主要キーワード 上下間隙 中間ヘッド 塗布剤層 設置位置関係 バックブロック フロントブロック 均一圧力 EIAJ
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1999年8月3日)のものです。
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図面 (17)

課題

2種類以上の塗布剤を同時に基材表面にストライプ状に塗布することができ、しかも、基材の幅方向平坦で均一な厚さで、長さ方向に沿ってもその全長に亘って均一な厚さに塗布剤を塗布することの可能な塗布装置を提供する。

解決手段

連続的に供給される基材2の表面に、コータヘッドに形成された吐出口を介して、塗布剤を吐出して基材の表面にストライプ状に塗布剤を塗布する塗布装置であって、コータヘッド11が、上部ヘッドブロック20と下部ヘッドブロック19とを備え、両ヘッドブロックを緊締連結して構成され、上部ヘッドブロックと下部ヘッドブロックの当接面の少なくとも一方に、塗布剤供給口21、22と連通するとともに、コータヘッドの先端に開口して吐出口34、54を形成する吐出溝33、54を設けた。

概要

背景

従来より、接着製品のような塗布加工を行う物品においては、その用途に応じて部分塗布を行うものがある。例えば、実開平7−40531号公報に記載のカバーテープ106として、図15に示したように、基材107の片面の長手方向両端接着剤部108,108を設け、該接着剤部の間に非接着性樹脂部109をストライプ状に略同一の厚さとなるように形成した構成のカバーテープが開示されている。なお、図15中、200はキャリアテープ、201はチップ体105を収納する収容部202を形成する凹部、203は送り用穴を示している。

このような基材の表面に接着剤などの塗布剤をストライプ状に形成する方法としては、従来より、下記の種々の方法が提案されている。従来のダイコーターを用いた方法として、図16に示したように、ダイコーター300の吐出口301に複数個遮蔽板302を挟着して、基材の幅方向一定間隔離間した吐出口303を形成して、塗布剤供給口より導入した塗布剤をこれら吐出口303を介して基材の表面にストライプ状に塗工する方法が行われている。

また、特開平9−220503号公報には、ダイコーターの吐出口の上部リップ部より下方に突設する凸部を一定間隔に設けて、吐出口の上下間隙を変えるとともに、基材との間の距離を調整するために一定間隔離間して上部リップ部に基材方向に凹設した凹部を設けて、このダイコーターを用いて塗布剤を吐出することにより基材表面に濃淡ストライプを塗工する方法が開示されている。

さらに、特開平8−99056号公報には、ダイコーターをフロントブロックバックブロックに分割して、フロントブロックをバックブロックに対して基材方向に突出させるとともに、バックブロックのフロントブロックとの当接面にスリットを設けて、塗布剤の流路を形成するとともに、バックブロックの表面に穿設した矩形状の吐出口を介して塗布剤を吐出して、基材表面に均一な膜厚および線幅でストライプ状の塗膜を塗工する方法が開示されている。

さらに、接着剤を塗布する場合に、横断面が真円状の吐出ノズルを使用して塗布剤を基材の表面に直線的に塗布すると、吐出ノズルの中央での吐出量がその周辺よりも多くなって、中央が盛り上がった平坦でない塗膜が形成されて、この塗膜の膜厚がその幅方向に一定とならず、塗膜を例えば接着剤層として使用すると、接合部がこの頂端部のみとなって、接着力が弱くなってしまう。このため、特開平8−112563号公報には、コータヘッドに一定間隔離間して基材の幅方向に形成された吐出口の形状を基材の幅方向に長軸を有する扁平に形成したノズルを形成して、基材の幅方向および長手方向に平坦で均一な厚さに塗布剤を塗布できるようにする方法が提案されている。

概要

2種類以上の塗布剤を同時に基材表面にストライプ状に塗布することができ、しかも、基材の幅方向に平坦で均一な厚さで、長さ方向に沿ってもその全長に亘って均一な厚さに塗布剤を塗布することの可能な塗布装置を提供する。

連続的に供給される基材2の表面に、コータヘッドに形成された吐出口を介して、塗布剤を吐出して基材の表面にストライプ状に塗布剤を塗布する塗布装置であって、コータヘッド11が、上部ヘッドブロック20と下部ヘッドブロック19とを備え、両ヘッドブロックを緊締連結して構成され、上部ヘッドブロックと下部ヘッドブロックの当接面の少なくとも一方に、塗布剤供給口21、22と連通するとともに、コータヘッドの先端に開口して吐出口34、54を形成する吐出溝33、54を設けた。

目的

さらに、特開平9−220503号公報に開示される方法においても、流路および吐出口が一系統しかないので、2種類以上の塗布剤を同時に塗布することは不可能である。また、上部リップ部に凸部や凹部を形成しなけらばならず、精度良くこのような複雑な部分をリップ部に形成するのは、複雑な作業が必要で装置が高価なものとなる。しかも、この方法では、濃淡を有する塗布膜を目的とするため、塗布膜が均一な厚さとならず、例えば、前述したような、カバーテープに適用した場合には、均一にロール状に巻き取ることが困難で、搬送時や使用時に巻崩れを起こす等の原因ともなる。

本発明は、このような実状に鑑みて、2種類以上の塗布剤を同時に基材表面にストライプ状に塗布することができ、しかも、基材の幅方向に平坦で均一な厚さで、長さ方向に沿ってもその全長に亘って均一な厚さに塗布剤を塗布することの可能な塗布装置を提供することを目的とする。

また、本発明は、製品の種類に応じて、ストライプ幅、ストライプ位置、塗布剤の数、種類などを簡単に変更可能であり、メンテナンスのため、あるいは製品の種類の変更のために、コータヘッド取り外して洗浄する場合にも、特殊な道具を必要とすることなく簡単に洗浄可能であり、しかも構造が簡単で製作が容易で安価な塗布装置を提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
4件
牽制数
5件

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請求項1

連続的に供給される基材の表面に、コータヘッドに形成された吐出口を介して、塗布剤を吐出して基材の表面にストライプ状に塗布剤を塗布する塗布装置であって、前記コータヘッドが、上部ヘッドブロックと下部ヘッドブロックとを備え、両ヘッドブロックを緊締連結して構成され、前記上部ヘッドブロックと下部ヘッドブロックの当接面の少なくとも一方に、塗布剤供給口と連通するとともに、コータヘッドの先端に開口して吐出口を形成する吐出溝を設けたことを特徴とする塗布装置。

請求項2

前記上部ヘッドブロックと下部ヘッドブロックの当接面のそれぞれに、前記吐出溝を設けて、該吐出溝がそれぞれ、別々の塗布剤を供給する塗布剤供給口と連通するように構成したことを特徴とする請求項1に記載の塗布装置。

請求項3

前記上部ヘッドブロックに設けた吐出溝と下部ヘッドブロックの当接面に設けた吐出溝とがそれぞれ複数個設けられており、それぞれ基材の幅方向に一列に所定間隔離間して、且つ相互に基材の幅方向に位置をずらして設けられていることを特徴とする請求項2に記載の塗布装置。

請求項4

前記上部ヘッドブロックと下部ヘッドブロックとの間に、中間ヘッドブロックが挟装され、該中間ヘッドブロックの上部ヘッドブロックとの当接面および下部ヘッドブロックとの当接面のうち、少なくとも一方の当接面に、第3の塗布剤供給口と連通するとともに、コータヘッドの先端に開口して吐出口を形成する第3の吐出溝が設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の塗布装置。

請求項5

複数個の中間ヘッドブロックが、前記上部ヘッドブロックと下部ヘッドブロックとの間に挟装されていることを特徴とする請求項4に記載の塗布装置。

請求項6

前記吐出溝によって形成される吐出口の形状が、矩形状であることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の塗布装置。

請求項7

前記吐出溝によって形成される吐出口の形状が、基材の幅方向の両端部近傍の基材供給方向の寸法が、吐出口の中間部の基材供給方向の寸法よりも大きくなるように形成されていることを特徴とする請求項6に記載の塗布装置。

請求項8

前記上部ヘッドブロックに設けた吐出溝、下部ヘッドブロックに設けた吐出溝、および中間ヘッドブロックに設けた吐出溝とが、基材の幅方向に位置を相互にずらして設けられていることを特徴とする請求項4から7のいずれかに記載の塗布装置。

請求項9

前記コータヘッドが、前記塗布剤供給口から供給された塗布剤が滞留して、前記吐出溝に均一圧力で塗布剤を供給する液溜まり部を備えた少なくとも一つのバックブロックを備えていることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の塗布装置。

請求項10

前記コータヘッドが、前記塗布剤供給口から供給された塗布剤が重力の作用によって、前記吐出溝に均一圧力で塗布剤を供給する重力調整部を備えた少なくとも一つのフロントブロックを備えていることを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の塗布装置。

技術分野

0001

本発明は、一定の速度で連続的に供給される基材の表面に、コータヘッドに形成された吐出口を介して、一種類又は複数の種類の塗布剤、例えば、貼着剤や非貼着剤等の塗布剤を吐出して基材の表面にストライプ状に塗布剤を塗布する塗布装置に関する。

背景技術

0002

従来より、接着製品のような塗布加工を行う物品においては、その用途に応じて部分塗布を行うものがある。例えば、実開平7−40531号公報に記載のカバーテープ106として、図15に示したように、基材107の片面の長手方向両端接着剤部108,108を設け、該接着剤部の間に非接着性樹脂部109をストライプ状に略同一の厚さとなるように形成した構成のカバーテープが開示されている。なお、図15中、200はキャリアテープ、201はチップ体105を収納する収容部202を形成する凹部、203は送り用穴を示している。

0003

このような基材の表面に接着剤などの塗布剤をストライプ状に形成する方法としては、従来より、下記の種々の方法が提案されている。従来のダイコーターを用いた方法として、図16に示したように、ダイコーター300の吐出口301に複数個遮蔽板302を挟着して、基材の幅方向一定間隔離間した吐出口303を形成して、塗布剤供給口より導入した塗布剤をこれら吐出口303を介して基材の表面にストライプ状に塗工する方法が行われている。

0004

また、特開平9−220503号公報には、ダイコーターの吐出口の上部リップ部より下方に突設する凸部を一定間隔に設けて、吐出口の上下間隙を変えるとともに、基材との間の距離を調整するために一定間隔離間して上部リップ部に基材方向に凹設した凹部を設けて、このダイコーターを用いて塗布剤を吐出することにより基材表面に濃淡ストライプを塗工する方法が開示されている。

0005

さらに、特開平8−99056号公報には、ダイコーターをフロントブロックバックブロックに分割して、フロントブロックをバックブロックに対して基材方向に突出させるとともに、バックブロックのフロントブロックとの当接面にスリットを設けて、塗布剤の流路を形成するとともに、バックブロックの表面に穿設した矩形状の吐出口を介して塗布剤を吐出して、基材表面に均一な膜厚および線幅でストライプ状の塗膜を塗工する方法が開示されている。

0006

さらに、接着剤を塗布する場合に、横断面が真円状の吐出ノズルを使用して塗布剤を基材の表面に直線的に塗布すると、吐出ノズルの中央での吐出量がその周辺よりも多くなって、中央が盛り上がった平坦でない塗膜が形成されて、この塗膜の膜厚がその幅方向に一定とならず、塗膜を例えば接着剤層として使用すると、接合部がこの頂端部のみとなって、接着力が弱くなってしまう。このため、特開平8−112563号公報には、コータヘッドに一定間隔離間して基材の幅方向に形成された吐出口の形状を基材の幅方向に長軸を有する扁平に形成したノズルを形成して、基材の幅方向および長手方向に平坦で均一な厚さに塗布剤を塗布できるようにする方法が提案されている。

発明が解決しようとする課題

0007

しかしながら、従来のように、一つの基材に2種類以上の異なる層を塗布剤を塗り分けて平面的に形成する場合に、2種類以上の装置又は塗工工程を使用して形成する方法では、多数の塗布装置が必要であり、しかも煩雑な工程を繰り返す必要があり、生産性が良好でなく、コスト高となっていた。さらに、このような多数の塗布装置を用いて、一工程で塗工しようとする場合には、これらの装置の設置位置関係を精度良く配置しなければならず困難である。

0008

また、従来の遮蔽板を挟着したダイコーターを用いる場合には、流路および吐出口が一系統しかないので、2種類以上の塗布剤を同時に塗布することは不可能であり、しかも、遮蔽板が存在するので、基材の幅方向に他種類の塗布剤を間隙なく、ストライプ状に塗布することは不可能である。

0009

さらに、特開平9−220503号公報に開示される方法においても、流路および吐出口が一系統しかないので、2種類以上の塗布剤を同時に塗布することは不可能である。また、上部リップ部に凸部や凹部を形成しなけらばならず、精度良くこのような複雑な部分をリップ部に形成するのは、複雑な作業が必要で装置が高価なものとなる。しかも、この方法では、濃淡を有する塗布膜を目的とするため、塗布膜が均一な厚さとならず、例えば、前述したような、カバーテープに適用した場合には、均一にロール状に巻き取ることが困難で、搬送時や使用時に巻崩れを起こす等の原因ともなる。

0010

また、特開平8−99056号公報の方法では、2種類以上の塗布剤を塗布できるものの、バックブロックの表面に矩形状の吐出口を正確に穿設することは困難でコスト高となる。

0011

さらに、特開平8−112563号公報の方法では、コータヘッドに扁平断面の管状のノズルを形成する必要があるが、このようなノズルを形成することは非常に精密で複雑な作業が必要でコスト高となる。また、管状のノズルであるので、断面扁平形状とするのが限界であって、矩形形状とするのは難しく、そのためこの方法においても塗膜断面平坦度においてまだまだ改良の余地がある。

0012

また、いずれの方法においても、塗布剤を圧送装置より塗布剤供給口から供給した場合、塗布剤供給口側では圧力損失が少なく、塗布剤供給口側から離間するにつれて圧力損失が増大し、各吐出口において、塗布剤の圧力が不均一となり、その結果、塗布厚が不均一となり、巻き取り不良の原因となる。

0013

さらに、いずれの方法でも、粘度の小さい塗布剤では、吐出口の中央での吐出量がその周辺よりも多くなって、中央が盛り上がった横断面山形の(平坦でない)塗膜が形成されて、この塗膜の膜厚がその幅方向に一定とならない。

0014

また、メンテナンスのため、あるいは製品の種類の変更のために、ダイコーター、コータヘッドなどを取り外して洗浄する場合に、前述したいずれの方法においても、複雑な形状の部品であるため、特殊な形状のブラシなどが必要でその洗浄作業が煩雑である。

0015

さらに、製品の種類によって、ストライプ幅、ストライプ位置、塗布剤の数などを変更しなければならない場合には、従来の方法では、ダイコーター、コータヘッド自体を別途製品仕様に応じて用意したものと交換しなければならず、他種類のダイコーター、コータヘッドが必要で、コスト高となっていた。

0016

本発明は、このような実状に鑑みて、2種類以上の塗布剤を同時に基材表面にストライプ状に塗布することができ、しかも、基材の幅方向に平坦で均一な厚さで、長さ方向に沿ってもその全長に亘って均一な厚さに塗布剤を塗布することの可能な塗布装置を提供することを目的とする。

0017

また、本発明は、製品の種類に応じて、ストライプ幅、ストライプ位置、塗布剤の数、種類などを簡単に変更可能であり、メンテナンスのため、あるいは製品の種類の変更のために、コータヘッド取り外して洗浄する場合にも、特殊な道具を必要とすることなく簡単に洗浄可能であり、しかも構造が簡単で製作が容易で安価な塗布装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0018

本発明は、前述した課題および目的を達成するために発明なされたものであって、本発明の塗布装置は、連続的に供給される基材の表面に、コータヘッドに形成された吐出口を介して、塗布剤を吐出して基材の表面にストライプ状に塗布剤を塗布する塗布装置であって、前記コータヘッドが、上部ヘッドブロックと下部ヘッドブロックとを備え、両ヘッドブロックを緊締連結して構成され、前記上部ヘッドブロックと下部ヘッドブロックの当接面の少なくとも一方に、塗布剤供給口と連通するとともに、コータヘッドの先端に開口して吐出口を形成する吐出溝を設けたことを特徴とする。

0019

このように構成することによって、上部ヘッドブロックと下部ヘッドブロックの少なくとも一方の当接面に吐出溝を形成するだけで、吐出口を形成できるので製造が簡単で、しかも、基材の表面にストライプ状に塗布剤を一工程で正確に塗工できる。また、メンテナンスのため、あるいは製品の種類の変更のために、コータヘッド取り外して洗浄する場合にも、特殊な道具を必要とすることなく簡単に洗浄することが可能である。さらに、これらの上部ヘッドブロック、下部ヘッドブロックを種々組み合わせることによって、製品の種類に応じて、ストライプ幅、ストライプ位置、塗布剤の数、種類などを簡単に変更可能である。

0020

また、本発明の塗布装置は、前記上部ヘッドブロックと下部ヘッドブロックの当接面のそれぞれに、前記吐出溝を設けて、該吐出溝がそれぞれ、別々の塗布剤を供給する塗布剤供給口と連通するように構成したことを特徴とする。

0021

これにより、2種類の塗布剤を同時に基材表面に正確にストライプ状に塗布することができる。さらに、本発明の塗布装置は、前記上部ヘッドブロックに設けた吐出溝と下部ヘッドブロックの当接面に設けた吐出溝とがそれぞれ複数個設けられており、それぞれ基材の幅方向に一列に所定間隔離間して、且つ相互に基材の幅方向に位置をずらして設けられていることを特徴とする。

0022

これによって、2種類の塗布剤を同時に基材表面に、所定間隔離間して正確にストライプ状に塗布することができる。また、本発明の塗布装置は、前記上部ヘッドブロックと下部ヘッドブロックとの間に、中間ヘッドブロックが挟装され、該中間ヘッドブロックの上部ヘッドブロックとの当接面および下部ヘッドブロックとの当接面のうち、少なくとも一方の当接面に、第3の塗布剤供給口と連通するとともに、コータヘッドの先端に開口して吐出口を形成する第3の吐出溝が設けられていることを特徴とする。

0023

このように構成することによって、少なくとも3種類以上の塗布剤を同時に基材表面に、正確にストライプ状に塗布することができるとともに、これらの上部ヘッドブロック、下部ヘッドブロック、および中間ヘッドブロックを種々変更して組み合わせることによって、製品の種類に応じて、ストライプ幅、ストライプ位置、塗布剤の数、種類などを簡単に変更できる。

0024

さらに、本発明の塗布装置は、複数個の中間ヘッドブロックが、前記上部ヘッドブロックと下部ヘッドブロックとの間に挟装されていることを特徴とする。これによって、さらに他種類の塗布剤を同時に基材表面に、正確にストライプ状に塗布することができるとともに、中間ヘッドブロックの組み合わせの数だけストライプ状塗布バリエーションが拡大することとなる。

0025

また、本発明の塗布装置は、前記吐出溝によって形成される吐出口の形状が、矩形状であることを特徴とする。これによって、従来の円形の吐出口のように、中央での吐出量がその周辺よりも多くなって、中央が盛り上がった横断面山形の(平坦でない)塗膜が形成されことなく、基材の幅方向に平坦で均一な厚さで、長さ方向に沿ってもその全長に亘って均一な厚さに塗布剤を塗布することができる。

0026

さらに、本発明の塗布装置では、前記吐出溝によって形成される吐出口の形状が、基材の幅方向の両端部近傍の基材供給方向の寸法が、吐出口の中間部の基材供給方向の寸法よりも大きくなるように形成されていることを特徴とする。

0027

これにより、塗布剤の粘度などの条件よって、中央での吐出量がその周辺よりも多くなって、中央が盛り上がった横断面山形の(平坦でない)塗膜が形成されるのを流動解析に基づいて補正することができるため、基材の幅方向にさらに平坦で均一な厚さで、長さ方向に沿ってもその全長に亘って均一な厚さに塗布剤を塗布することができる。

0028

また、本発明の塗布装置は、前記上部ヘッドブロックに設けた吐出溝、下部ヘッドブロックに設けた吐出溝、および中間ヘッドブロックに設けた吐出溝とが、基材の幅方向に位置を相互にずらして設けられていることを特徴とする。

0029

これによって、基材の表面に重なることなく複数の塗布剤をストライプ状に塗工することができる。さらに、本発明の塗布装置は、前記コータヘッドが、前記塗布剤供給口から供給された塗布剤が滞留して、前記吐出溝に均一圧力で塗布剤を供給する液溜まり部を備えた少なくとも一つのバックブロックを備えていることを特徴とする。

0030

これにより、塗布剤供給口から供給された塗布剤が液溜まり部を介して、各吐出溝に均一な供給圧力で供給されるので、塗布厚が均一なストライプ状の塗工が可能となる。

0031

また、本発明の塗布装置は、前記コータヘッドが、前記塗布剤供給口から供給された塗布剤が重力の作用によって、前記吐出溝に均一圧力で塗布剤を供給する重力調整部を備えた少なくとも一つのフロントブロックを備えていることを特徴とする。

0032

このように構成することによって、塗布剤供給口から供給された塗布剤が重力調整部を通過することによって、重力の作用によって調整されて、各吐出溝に均一な供給圧力で供給されるので、塗布厚が均一なストライプ状の塗工が可能となる。

発明を実施するための最良の形態

0033

以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態(実施例)について説明する。図1は、本発明の塗布装置のコータヘッド部分を示す側面図、図2は、コータヘッド部分のみを示して他の構成部材を省略した概略斜視図、図3は、本発明の塗布装置のコータヘッドの拡大断面図、図4は、図3のA方向矢視図、図5は、図3のB−B断面図、図6は、塗布装置の全体の概略図である。

0034

図1図6は、本発明の塗布装置の第1の実施例を示すもので、この実施例では、2種類の塗布剤を一つの基材の表面に基材の幅方向に交互に塗り別けて、例えば、貼着剤層と非貼着剤層とをほぼ均一な厚さで、基材の長さ方向に沿って直線的に形成するのに使用して最適な実施例を示している。

0035

すなわち、図2及び図6に示すように、アンワインダ1に巻き付けられたテープ状の基材2は、バックアップロール3の回転に伴って一定の速度で連続的に搬送され、ドライヤ4の内部を通過した後、リワインダ5に巻き取られるようになっている。この搬送の途中で、基材2の表面に複数条のストライプ状の貼着剤層6とこの貼着剤層6に挟まれた非貼着剤層7とが同時に形成されるようになっている。

0036

なお、図6に示す実施例では、基材2の背面に剥離処理を施した基材を用いることにより、リワインダ5で基材2を巻き取る際、この剥離処理を施した面が内側に位置する基材の表面側に位置して、貼着剤層6及び非貼着剤層7が表面に露出するのを防止するとともに、基材2を容易に剥がしつつ使用することができるようになっている。しかしながら、図6に2点鎖線で示すように、アンワインダ8に巻き付けた剥離シート9を基材2の塗布面側に貼り付けつつリワインダ5’に巻き取るようにすることもできる。

0037

図1に示したように、バックアップロール3が矢印a方向に回転可能に配設されており、このバックアップロール3の駆動とともに、基材が矢印a方向に供給(走行)するようになっている。そして、10は全体で本発明の塗布装置のコータヘッド部を示しており、コータヘッド部10は、バックアップロール3に対向するように配置されたコータヘッド本体11を備えており、このコータヘッド本体11は、バックアップロール3の軸方向に沿って延びている。

0038

コータヘッド本体11は、支持台12の上面に図示しない固定装置で脱着自在に固定されており、支持台12は、固定配置された架台13に設けたレール14に沿って、バックアップロール3の方向に、図示しない調整機構によって、接近離反調整が可能となっている。これによって、コータヘッド本体11は、コータヘッド本体11の先端部に設けられたリップ部15とバックアップロール3に支持された基材2との間のギャップを調整することができるようになっている。

0039

コータヘッド本体11は、図3図5に示したように、例えば、SUS304などのステンレス鋼などの金属製の複数のブロックに分割されており、これらが図示しないボルトなどの締結具によって、緊締連結して構成されている。

0040

すなわち、コータヘッド本体11は、塗布剤を収容した供給タンク及び圧送装置(図示せず)に接続するための塗布剤供給口を備えた第1のバックブロック16と、第1のバックブロック16の前面に配置された第2のバックブロック17と、第2のバックブロックの前面に配置されたフロントブロック18と、フロントブロック18の上面に配置された下部ヘッドブロック19と、下部ヘッドブロック19の上面に配置された上部ヘッドブロック20とから構成されている。なお、各ブロックの間の当接面は、表面の平滑度を上げて、緊締連結して塗布剤を供給した際に、当接面から塗布剤が漏洩しないように、シールの機能を持たせている。

0041

第1のバックブロック16には、その背面16aに第1の塗布剤供給口21と第2の塗布剤供給口22が上下方向に離間して設けられており、それぞれ、別々の塗布剤、例えば、第1の塗布剤供給口21が貼着剤を収容する供給タンクに、第2の塗布剤供給口22が非貼着剤を収容する供給タンクに接続されている。

0042

そして、第1の塗布剤供給口21は、図3及び図5に示したように、第1のバックブロック16の内部に前後方向に形成された塗布剤供給通路23を介して、第1のバックブロック16の前面、すなわち、第2のバックブロック17との当接面16bに設けられた液溜まり部24と連通している。

0043

この液溜まり部24は、図5に示したように、第1のバックブロック16の当接面16bに基材の幅方向にわたって延びており、1本の管状からなる第1の塗布剤供給口21を介して供給された塗布剤が、塗布剤供給口21の直流する位置に集中する圧力を基材の幅方向に全体的に均一な圧力となってそれぞれ、後述する導入孔25に塗布剤を均一な供給圧力で供給するようにするためのものである。

0044

すなわち、液溜まり部24は、図3及び図5に示したように、第2のバックブロック17の背面、すなわち、第1のバックブロック16との当接面17aにその長手方向に一定間隔離間して形成された複数個、この実施例では合計6個の導入孔25、25と連通するように構成されており、液溜まり部24を通過することによって、基材の幅方向に全体的に均一な圧力となった塗布剤が均一な供給圧力でそれぞれの導入孔25、25に供給されるようになっている。

0045

これらの導入孔25、25は、第2のバックブロック17の内部に前後方向に形成された塗布剤供給通路26を介して、第2のバックブロック17の前面、すなわち、フロントブロック18との当接面17bに設けられた液溜まり部27と連通している。

0046

なお、この場合、図5に示したように、第1の塗布剤供給口21と、導入孔25、すなわち、塗布剤供給通路26とはその位置が一致しないように基材の幅方向にずれて形成されている。すなわち、もし第1の塗布剤供給口21、塗布剤供給通路23と塗布剤供給通路26とが一直線上に並んだ状態にある場合には、第1の塗布剤供給口21を介して供給された塗布剤がこれら経路を介して流れ、供給圧力が集中してしまうので、この様に一直線上にある塗布剤供給通路26と一直線上にない供給通路26との間で供給圧力に差が発生して好ましくないので、これを防止するためである。なお、本実施例では、この塗布剤供給通路26は、6個としたが、この数、その配置位置は適宜変更可能である。

0047

この液溜まり部27は、前述した液溜まり部24と同様に、図5に示したように、第2のバックブロック17の当接面17bに基材の幅方向にわたって延びており、塗布剤供給通路26を介して供給された塗布剤が、全体的にさらに均一な圧力となってそれぞれ、後述する導入孔28に塗布剤を均一な供給圧力で供給するようにするためのものである。

0048

すなわち、液溜まり部27は、図3及び図5に示したように、フロントブロック18の背面、すなわち、第2のバックブロック17との当接面18aに基材の幅方向に一定間隔離間して複数個形成された導入孔28、28と連通するように構成されており、液溜まり部27を通過することによって、全体的により均一な圧力となった塗布剤が均一な供給圧力でそれぞれの導入孔28、28に供給されるようになっている。なお、導入孔28はそれぞれ、後述する吐出口34に分岐せずに導通している。

0049

なお、この場合にも、前述と同様な理由で、図5に示したように、塗布剤供給通路26と導入孔28とはその位置が一致しないように基材の幅方向にずれて形成されており、これにより供給圧力に差が発生するのを防止するように構成されている。

0050

これらの導入孔28、28はそれぞれ、フロントブロック18の内部に前後方向に形成された塗布剤供給通路29に連通しており、この塗布剤供給通路29の前端は、上方に分岐して、重力調整部30を構成する重力調整通路31となっている。この重力調整通路31はそれぞれ、下部ヘッドブロック19を上下方向に貫通するように、重力調整通路31に対応して形成された重力調整通路32に連通している。これらの重力調整通路31と重力調整通路32とで、重力調整部30を構成するようになっている。

0051

この重力調整部30は、塗布剤供給通路29にそれぞれ供給された塗布剤の供給圧力が、重力調整部30を通過することによって、重力の作用によって調整されて、全ての塗布剤供給通路29において均一な供給圧力となって、後述する上部ヘッドブロック20の第1の吐出溝33に塗布剤を供給するようにするためのものである。

0052

なお、本実施例では、重力調整部30重力調整通路31と重力調整通路32とをほぼ垂直上方向に設けたが、重力作用が期待される限り、斜め上方向に傾斜して設けてもよいことは勿論である。

0053

重力調整通路32の上端はそれぞれ、図3及び図4に示したように、上部ヘッドブロック20の下面、すなわち、下部ヘッドブロック19との当接面20aに、前後方向に延設して形成された第1の吐出溝33と連通するように構成されている。この第1の吐出溝33の前方向端部、すなわち、基材2側の端部は、リップ部15に開口して第1の吐出口34を構成している。

0054

なお、この第1の吐出口34は、図7及び図8に示したように、略矩形状であり、上部ヘッドブロック20の基材の幅方向に一定間隔離間して設けられている。このように略矩形状とすることによって、従来の円形の吐出口のように、中央での吐出量がその周辺よりも多くなって、中央が盛り上がった横断面山形の(平坦でない)塗膜が形成されことがなく、基材の幅方向に平坦で均一な厚さで、長さ方向に沿ってもその全長に亘って均一な厚さに塗布剤を塗布することができる。

0055

なお、図4及び図5では、説明の便宜上、塗布剤供給通路29、重力調整部30、第1の吐出溝33、吐出口34などをコータヘッド本体11の両端部においてのみ実線点線で示し、その間においては省略してあるが、これらは、コータヘッド本体11の長手方向に一定間隔離間して複数個設けられている。

0056

以上の説明とほぼ同様であるのでその詳細な説明は省略するが、第2の塗布剤供給口22も同様にして、第1のバックブロック16に形成された塗布剤供給通路43および液溜まり部44を介して、第2のバックブロック17に形成された塗布剤供給通路46および液溜まり部47と連通している。さらに、液溜まり部47は、フロントブロック18に形成されるとともにその前端部が前述した塗布剤供給通路29よりも前方に位置する塗布剤供給通路49、塗布剤供給通路から上方に分岐し重力調整部50を構成する重力調整通路51、下部ヘッドブロック19に形成された重力調整通路52を介して、下部ヘッドブロック19の上面19aに形成された第2の吐出溝53に連通している。そして、この第2の吐出溝53の前方向端部が、リップ部15に開口して第2の吐出口54を構成している。

0057

なお、これらの第1の吐出口34および第2の吐出口54の寸法は、特に限定されるものではなく、それぞれ目的とする塗布剤層の幅、例えば、貼着剤層6、非貼着剤層7の幅、ならびに塗布剤の種類、濃度、粘度、塗布装置の塗工速度、供給圧力の能力などに合わせて適宜設定すればよい。

0058

また、第1の吐出口34および第2の吐出口54の配置位置、配置数も、目的とする製品のストライプ形状、基材幅などに対応して、決定すればよく、例えば、図2に示したように、貼着剤層6と非貼着剤層7とを基材の表面に基材の幅方向に交互に塗り別けてカバーテープを作製しようとする場合には、図9に示したように、第1の吐出口34の両端部の位置と第2の吐出口54の両端部の位置が、基材2の幅方向に略一致するようにすればよい。

0059

さらに、第1の吐出口34および第2の吐出口54の形状は、図10に示したように、基材2の幅方向の両端部34a、34b近傍の基材供給方向の寸法L’が、吐出口の中間部の基材供給方向の寸法Lよりも大きくなるように突出部34c、34dが形成されているのが望ましい。これにより、塗布剤の粘度などの条件よって、中央での吐出量がその周辺よりも多くなって、中央が盛り上がった横断面山形の(平坦でない)塗膜が形成されるのを流動解析に基づいて補正することができるため、基材の幅方向にさらに平坦で均一な厚さで、長さ方向に沿ってもその全長に亘って均一な厚さに塗布剤を塗布することができる。なお、この図では、説明の便宜上、第1の吐出口34のみを示したが、第2の吐出口54についても同様である。

0060

また、本実施例では、第1のバックブロック16と第2のバックブロック17を設けて、塗布剤供給口21、22に対してそれぞれ、2つの液溜まり部24、27、液溜まり部44、47を設けたが、バックブロックを一つにして、塗布剤供給口に対してそれぞれ、一つの液溜まり部とすることも可能である。また、バックブロックを3つ以上として、塗布剤供給口に対してそれぞれ、3つ以上の液溜まり部とすることも可能である。さらに、フロントブロック18を複数個設けて、重力調整部を複数設けることも勿論可能である。

0061

さらに、本実施例では、液だまり部24、27、44、47と重力調整部30、50の両方を具備するようにしたが、液だまり部若しくは重力調整部のいずれか片方のみを設けて均一な供給圧力が得られるようにしてもよい。

0062

また、本実施例では、2種類の塗布剤を塗布剤供給口21、22から吐出口34、54を介して吐出するようにしたが、図11に示したように、いずれか一方の塗布剤供給口、吐出口、図では、塗布剤供給口21、吐出口34として、1種類の塗布剤を基材2の表面にストライプ状に塗工することも勿論可能である。

0063

なお、基材2として、片面に剥離処理を施した厚さ25μmのポリエチレンテレフタレートフィルムを、第1の塗布剤(貼着剤)として、濃度35%、粘度1000cpsアクリル系貼着剤を、第2の塗布剤(非貼着剤)として、濃度40%、粘度1500cpsのポリエステル樹脂をそれぞれ使用して、基材2の片面に厚さ20μmの貼着剤層6と非貼着剤層7とを形成した後、この貼着剤層6の幅方向の中央を裁断機裁断して、非貼着剤層7を挟んでその両側に貼着層6を有するテープを形成し、キャリア用カバーテープとした場合、20gの接着力を得ることができ、この値は、EIAJ規格(10〜70g)内に入って、安定した接着力が得られることが確かめられている。

0064

図12は、本発明の塗布装置の第2の実施例を示すリップ部のみを示す部分拡大図である。この実施例では、基本的な装置構成は、前述した第1の実施例の塗布装置と同様であるのでその詳細な説明は省略する。

0065

この実施例では、3種類の塗布剤をストライプ状に塗工することのできる塗布装置を示しており、第1の実施例とは相違して、上部ヘッドブロック20と下部ヘッドブロック19の間に中間ヘッドブロック60を挟装してある。

0066

すなわち、この中間ヘッドブロックの上面、すなわち上部ヘッドブロック20との当接面60aに、第3の吐出溝63を形成して、リップ部15において第3の吐出口64を構成して、図示しない第3の塗布剤供給口と連通するように構成している。

0067

なお、上部ヘッドブロック20に設けた吐出溝33、下部ヘッドブロック19に設けた吐出溝53、および中間ヘッドブロック60に設けた吐出溝63とを、基材2の幅方向に位置を相互にずらして設けて、基材の表面に重なることなく複数の塗布剤をストライプ状に塗工するようにしている。

0068

なお、この場合、図13に示したように、中間ヘッドブロック60の下面、すなわち、下部ヘッドブロック19との当接面19bにも、第4の吐出溝63’を設けて吐出口64’を形成するようにしてもよい。

0069

このように構成することによって、少なくとも3種類以上の塗布剤を同時に基材表面に、正確にストライプ状に塗布することができるとともに、これらの上部ヘッドブロック20、下部ヘッドブロック19、および中間ヘッドブロック60を種々変更して組み合わせることによって、製品の種類に応じて、ストライプ幅、ストライプ位置、塗布剤の数、種類などを簡単に変更でき、バリエーションの拡大が図れる。

0070

さらに、図14に示したように、上部ヘッドブロック20と下部ヘッドブロック19との間に、中間ヘッドブロック60とは別の中間ヘッドブロック70を挟装してもよい。すなわち、複数個の中間ヘッドブロックを、上部ヘッドブロック20と下部ヘッドブロック19との間に挟装することもできる。

0071

これによって、さらに多種類の塗布剤を同時に基材表面に、正確にストライプ状に塗布することができるとともに、中間ヘッドブロックの組み合わせの数だけストライプ状塗布のバリエーションが拡大することとなる。

0072

なお、以上の実施例では、吐出溝同士が基材の幅方向に重ならないように相互に位置をずらして設けたが、製品によっては、一部塗布剤が重なるようにする必要がある場合には、吐出口を基材の幅方向に重複するようにしてもよいことは勿論である。

0073

また、以上述べた実施例では、バックアップロールに対向して、コータヘッド部10を一つだけ設けたが、図示しないが、基材の幅に応じて、複数個のコータヘッド部を、基材の走行方向に位置をずらして、基材の幅方向に一列に相互に重ならないように並設しても良い。さらに、製品によって塗布剤が一部重ねる必要がある場合には、基材の幅方向に重なるように配置してもよい。

発明の効果

0074

本発明の塗布装置では、上部ヘッドブロックと下部ヘッドブロックの少なくとも一方の当接面に吐出溝を形成するだけで、吐出口を形成できるので製造が簡単で、しかも、基材の表面にストライプ状に塗布剤を一工程で正確に塗工できる。また、メンテナンスのため、あるいは製品の種類の変更のために、コータヘッド取り外して洗浄する場合にも、特殊な道具を必要とすることなく簡単に洗浄することが可能である。さらに、これらの上部ヘッドブロック、下部ヘッドブロックを種々組み合わせることによって、製品の種類に応じて、ストライプ幅、ストライプ位置、塗布剤の数、種類などを簡単に変更可能である。

0075

また、本発明の塗布装置では、上部ヘッドブロックと下部ヘッドブロックとの間に、中間ヘッドブロックを挟装して、吐出口を形成する第3の吐出溝が設けてあるので、少なくとも3種類以上の塗布剤を同時に基材表面に、正確にストライプ状に塗布することができるとともに、これらの上部ヘッドブロック、下部ヘッドブロック、および中間ヘッドブロックを種々変更して組み合わせることによって、製品の種類に応じて、ストライプ幅、ストライプ位置、塗布剤の数、種類などを簡単に変更できる。

0076

さらに、本発明の塗布装置では、吐出溝によって形成される吐出口の形状が、矩形状であるので、従来の円形の吐出口のように、中央での吐出量がその周辺よりも多くなって、中央が盛り上がった横断面山形の(平坦でない)塗膜が形成されことなく、基材の幅方向に平坦で均一な厚さで、長さ方向に沿ってもその全長に亘って均一な厚さに塗布剤を塗布することができる。

0077

さらに、この吐出口の形状が、基材の幅方向の両端部近傍の基材供給方向の寸法が、吐出口の中間部の基材供給方向の寸法よりも大きくなるように形成されているので、塗布剤の粘度などの条件よって、このように中央が盛り上がった横断面山形の(平坦でない)塗膜が形成されるのを流動解析に基づいて補正することができるため、基材の幅方向にさらに平坦で均一な厚さで、長さ方向に沿ってもその全長に亘って均一な厚さに塗布剤を塗布することができる。

0078

さらに、本発明の塗布装置では、液溜まり部を備えた少なくとも一つのバックブロック、重力の作用によって吐出溝に均一圧力で塗布剤を供給する重力調整部を備えた少なくとも一つのフロントブロックの両方又はこれらのいずれかを備えているので、塗布剤供給口から供給された塗布剤が液溜まり部を介して、均一な供給圧力で重力調整部供給され、重力調整部を通過することによって各吐出溝により均一な供給圧力で供給されるので、塗布厚がさらに均一なストライプ状の塗工が可能となる。

0079

従って、本発明の塗布装置によれば、精密で均一な膜厚のストライプ塗工が要求される分野において、例えば、半導体チップ抵抗器コンデンサー等の小型電子部品などを収容するために用いる図15に示したようなキャリアテープ用のカバーテープ、液晶表示素子(LCD)用のカラーフィルターなどを、簡単に、品質よく、コストも安価に製造することができ、しかも、均一にロール状で巻き取ることができる製品を提供できる等幾多の作用効果を示す極めて優れた発明である。

図面の簡単な説明

0080

図1図1は、本発明の塗布装置のコータヘッド部分を示す側面図である。
図2図2は、コータヘッド部分のみを示して他の構成部材を省略した概略斜視図である。
図3図3は、本発明の塗布装置のコータヘッドの拡大断面図である。
図4図4は、図3のA方向矢視図である。
図5図5は、図3のB−B断面図である。
図6図6は、塗布装置の全体の概略図である。
図7図7は、本発明の塗布装置のコータヘッドのリップ部の部分拡大図である。
図8図8は、本発明の塗布装置のコータヘッドのリップ部の吐出口の形状を示す部分拡大図である。
図9図9は、本発明の塗布装置のコータヘッドのリップ部の別の実施例を示す部分拡大図である。
図10図10は、本発明の塗布装置のコータヘッドのリップ部の吐出口の別の形状を示す部分拡大図である。
図11図11は、本発明の塗布装置のコータヘッドのリップ部の別の実施例を示す部分拡大図である。
図12図12は、本発明の塗布装置の第2の実施例を示すリップ部のみを示す部分拡大図である。
図13図13は、本発明の塗布装置のコータヘッドのリップ部の別の実施例を示す部分拡大図である。
図14図14は、本発明の塗布装置のコータヘッドのリップ部の別の実施例を示す部分拡大図である。
図15図15は、従来のテープキャリア方式を使用してチップ体を梱包した状態を示す一部断面斜視図である。
図16図16は、従来のダイコーターを用いて基材の表面に塗布剤をストライプ状に形成する方法を示すダイコーターヘッドの部分拡大図である。

--

0081

2・・・・基材
6・・・・貼着剤層
7・・・・非貼着剤層
10・・・・コータヘッド部
11・・・・コータヘッド本体
15・・・・リップ部
16、17・・・・バックブロック
18・・・・フロントブロック
19・・・・下部ヘッドブロック
20・・・・上部ヘッドブロック
21、22・・・・塗布剤供給口
24、27、44、47・・・・液溜まり部
30、50・・・・重力調整部
31、32、51、52・・・・重力調整通路
33、53、63、63’・・・・吐出溝
34、54、64、64’・・・・吐出口
60、70・・・・中間ヘッドブロック

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