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技術 マンホールを含む路面の舗装方法

出願人 株式会社ハネックス・ロード
発明者 椿森信一
出願日 1997年12月10日 (22年6ヶ月経過) 出願番号 1997-361930
公開日 1999年6月29日 (21年0ヶ月経過) 公開番号 1999-172610
状態 特許登録済
技術分野 地下構造物、基礎の保護・試験・修復 道路の舗装構造
主要キーワード 切断中心 引き上げ機 円形切断 ドリル穿孔 拡張アンカー 樹脂セメント 路面舗装 拡張部材
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1999年6月29日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (15)

課題

マンホールを含む道路舗装において、円形に切断した円盤舗装版を確実に引き揚げ撤去できるようにする。

解決手段

マンホール蓋受枠11を含む既設舗装2のオーバーレイ工法において、マンホールを包囲して既設舗装を円形に切断して蓋受枠11を環状舗装版と共に撤去し、マンホール1に中心孔51を塞いだ仮蓋5を設置する。仮蓋上に急結コンクリート充填転圧してマンホールを隠蔽する。オーバーレイ9を施工した後、仮蓋を中心として舗装路面を円形に切断し、仮蓋5の中心孔51に路面からドリル穿孔し貫通させる。貫通孔拡張アンカー6を挿入して拡張部材62でアンカーが抜けないようにし、アンカーを引き揚げることで円盤状舗装版41を仮蓋5で支えて撤去する。円盤状舗装版41が撤去された部分にマンホール蓋受枠11を設置し、蓋受枠11の周囲の環状部に急結コンクリートを充填し、転圧して舗装を仕上げる。

概要

背景

既存の舗装表面ひび割れや破損、走行車両による舗装路面摩耗による舗装厚不足オーバーレイ補修しているが、補修箇所マンホールが存在するとそれが邪魔になり、舗装機械の導入を阻み、作業性を著しく低下させる。さらに、マンホール周辺転圧が不十分となり、交通開放後に路面が沈下するという不都合があった。そこで、本発明者は、特許第2623490号、2623491号、2623492号に開示されているように、マンホール周辺の転圧を十分に行える道路舗装方法を提案した。

概要

マンホールを含む道路舗装において、円形に切断した円盤舗装版を確実に引き揚げ撤去できるようにする。

マンホール蓋受枠11を含む既設舗装2のオーバーレイ工法において、マンホールを包囲して既設舗装を円形に切断して蓋受枠11を環状舗装版と共に撤去し、マンホール1に中心孔51を塞いだ仮蓋5を設置する。仮蓋上に急結コンクリート充填、転圧してマンホールを隠蔽する。オーバーレイ9を施工した後、仮蓋を中心として舗装路面を円形に切断し、仮蓋5の中心孔51に路面からドリル穿孔し貫通させる。貫通孔拡張アンカー6を挿入して拡張部材62でアンカーが抜けないようにし、アンカーを引き揚げることで円盤状舗装版41を仮蓋5で支えて撤去する。円盤状舗装版41が撤去された部分にマンホール蓋受枠11を設置し、蓋受枠11の周囲の環状部に急結コンクリートを充填し、転圧して舗装を仕上げる。

目的

しかしながら、複数のアンカーに均等に引き揚げ荷重をかけるのは難しく、1本のアンカーに引き揚げ荷重が集中する場合があった。アスファルトは、粘弾性体であり、荷重がかかると徐々に変形するので舗装版からアンカーが抜け出すことがあり、アンカーの打ち直しなど撤去に手間取ることがあった。そこで、本発明は、撤去すべき舗装版を、確実に引き揚げ撤去できる方法を提供することを課題とする。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
3件

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請求項1

マンホールを含む道路舗装方法において、中心孔閉塞手段で塞いだ仮蓋をマンホール位置に設置し、仮蓋を覆うように舗装施工し、マンホールを包囲して舗装面円形に切断し、仮蓋の閉塞手段を突き破って中心孔に拡張アンカーを挿入し、拡張部材を仮蓋の裏面に引掛けて切断した舗装版を仮蓋と共に引き揚げ撤去し、マンホール蓋受枠を設置した後、環状部分舗装材充填転圧する舗装方法

請求項2

中心孔を閉塞手段で塞いだ仮蓋をマンホール位置に設置し、仮蓋を覆うように舗装を施工し、マンホールを包囲して舗装路面を円形に切断し、仮蓋の閉塞手段を突き破って中心孔に拡張アンカーを挿入し、拡張部材を仮蓋の裏面に引掛けて切断した舗装版を仮蓋と共に引き揚げて撤去し、マンホール蓋受枠の高さを路面に合わせて設置するマンホール施工方法

請求項3

中心孔を閉塞手段で塞いだ仮蓋をマンホール位置に設置し、仮蓋を覆うように舗装を施工し、マンホールを包囲して舗装路面を円形に切断し、仮蓋の閉塞手段を突き破って中心孔に拡張アンカーを挿入し、拡張部材を仮蓋の裏面に引掛けて切断した舗装版を仮蓋と共に引き揚げて撤去する舗装版撤去方法

請求項4

アンカー本体の先端に割れ目を設け、この割れ目に拡張部材が回転可能に偏心して支持され、拡張部材はアンカー本体内収納される拡張アンカー。

請求項5

中心に孔を有する板体と、中心孔を覆う閉塞手段からなるマンホールを含む舗装に用いる仮蓋。

技術分野

0001

本発明は、マンホールを含む道路舗装方法及びマンホールの設置方法舗装版撤去方法、さらに、方法の実施に使用する拡張アンカーと仮蓋に関する。

背景技術

0002

既存の舗装表面ひび割れや破損、走行車両による舗装路面摩耗による舗装厚不足オーバーレイ補修しているが、補修箇所にマンホールが存在するとそれが邪魔になり、舗装機械の導入を阻み、作業性を著しく低下させる。さらに、マンホール周辺転圧が不十分となり、交通開放後に路面が沈下するという不都合があった。そこで、本発明者は、特許第2623490号、2623491号、2623492号に開示されているように、マンホール周辺の転圧を十分に行える道路舗装方法を提案した。

発明が解決しようとする課題

0003

特許第2623491号においては、仮蓋でマンホールを覆いオーバーレイを施工し、マンホール周囲のオーバーレイなどの舗装円形に切断した後、舗装版にアンカー打ち込み、このアンカーを利用して舗装版を引き揚げ撤去していた。

0004

しかしながら、複数のアンカーに均等に引き揚げ荷重をかけるのは難しく、1本のアンカーに引き揚げ荷重が集中する場合があった。アスファルトは、粘弾性体であり、荷重がかかると徐々に変形するので舗装版からアンカーが抜け出すことがあり、アンカーの打ち直しなど撤去に手間取ることがあった。そこで、本発明は、撤去すべき舗装版を、確実に引き揚げ撤去できる方法を提供することを課題とする。

課題を解決するための手段

0005

仮蓋に中心孔を設け、中心孔を閉塞手段で塞いでマンホール位置に設置し、仮蓋を覆うように舗装を施工し、マンホールを包囲して舗装路面を円形に切断し、仮蓋の閉塞手段を突き破って中心孔に拡張アンカーを挿入し、拡張部材を仮蓋の裏面に引掛けて切断した舗装版を仮蓋と共に撤去することで、切断した舗装版を確実に撤去できるようにした。

0006

拡張部材をアンカー本体内部に収納した状態の拡張アンカーを舗装に設けた穴に挿入し、仮蓋の中心に設けた孔に差し込む。拡張部材は、偏心した状態で軸に回転可能に支持されているので、仮蓋の下側の空間に到達すると、重力によって自動的に回転し、アンカー本体に対して90度回転してアンカー本体から横に突出し、孔から抜けなくなる。仮蓋の表面に剥離層を設けておき、引き揚げ後に舗装版から仮蓋を剥がし易くしておく。剥離材は、例えば剥離用の各種薬剤路盤紙等の各種シートを使用する。

発明を実施するための最良の形態

0007

本発明を切削オーバーレイ工法に適用した場合について説明する。図1図10は本発明の工程を示す図である。
(1)マンホール1の周囲の既設舗装2を回転型の路面円形切断機や圧入切断機21で斜壁3上面まで円形に切断する。(図1
(2)切断した環状舗装版4及びマンホール蓋受枠11を一体的に撤去する。(図2

0008

(3)図11に示す中心孔51を有する円形鉄板の仮蓋5を準備し、ガムテープを中心孔51に貼って塞ぎ、充填する舗装材マンホール内に落下するのを防止する。斜壁3上面に設置した仮蓋5が移動すると、中心孔がずれてしまい、後の舗装版撤去作業に支障をきたすので、仮蓋5の下面には円筒状の突起53、または棒状の突起が円形に配置され、これを斜壁3の内壁に当てて移動を防止する。中心孔51を塞ぐ閉塞手段52は、ドリルで簡単に突き破れる程度の強度で、その上に充填する舗装材の圧力では破壊しない材料で構成する。簡易な閉塞手段52は、ガムテープで中心孔51を塞ぐことである。また、中心孔51に一定以上の機械的な力で開く扉(図示無し)を設けてもよい。オーバーレイ9を施工すると仮蓋5がオーバーレイの下に隠れ、仮蓋5の中心位置が不明となるため、中心位置を3点オフセット道路側部に印を付けておき、後の作業に備える。(図3

0009

(4)仮蓋5上に舗装材7を既設舗装2の高さまで充填して転圧し、撤去した環状舗装版4部分と仮蓋5上側を埋める。仮蓋5の再使用のため、仮蓋5の表面を剥離材で予め被覆しておく。(図4

0010

(5)既設舗装2表面を切削し、路面を平坦にし、切削面8にタックコートなどのコーティングを施し、所要厚さのオーバーレイ9を施工し路面舗装を施工する。マンホールは仮蓋5で保護され、路面に突出する部分が無いので、オーバーレイ9を機械施工能率良く円滑に行うことができる。(図5

0011

(6)先に印を付けた道路側部の3点のマークからの距離を測量し、仮蓋5の中心位置を求め、路面に印を付ける。再度、オーバーレイ9上から路面円形切断機で円形状に斜壁3上面の深さまで舗装を切断する。路面円形切断機は水を使用して切断するので求めた中心位置の印が消えてしまっており、再度仮蓋5の中心を測量で求め、路面に印を付ける。この印部分をドリルDで舗装を穿孔し、仮蓋5の中心孔51を塞いでいた閉塞手段52のガムテープを突き破って貫通させる。(図6

0012

(7)ドリルであけた孔に図12図13に示す拡張アンカー6の拡張部材62をアンカー本体61に収納した状態で挿入する。拡張アンカー6の先端が仮蓋5の中心孔51を通過すると、孔壁によって回転を抑制されていた拡張部材62が回転して側方拡張し、図14に示すように仮蓋5の下面に引掛かるので抜け出なくなる。なお、仮蓋5には補強のため梁を十字状に設けておく。(図7

0013

(8)拡張アンカー6を引っ張り図14に示すように拡張部材62が仮蓋下面に引っかかって抜けないことを確認し、拡張アンカー6の頭部にワイヤーをかけ、切断した円盤状舗装版41をクレーンで吊り上げ撤去する。拡張アンカー6の拡張部材62が仮蓋下面に引掛かり、円盤状舗装版41は仮蓋5に載せられた形で撤去されるので、従来の打ち込み型のアンカーのように抜けるようなことなく確実に撤去することができる。(図8

0014

(9)さらに、斜壁3上に高さ調整部材でマンホール蓋受枠11の据え付け基礎を所要高さに調整する。据え付け基礎上にマンホール蓋受枠11を設置し上面がオーバーレイ9表面と一致するように微調整する。(図9

0015

(10)最後にマンホール蓋受枠11周囲に急結型の樹脂セメントコンクリート等の舗装材71を充填し、転圧してオーバーレイ9の高さと一致させる。(図10

0016

オーバーレイ9上から切断中心を特定するために公知の金属探知機等を使用して内部のマンホール蓋受枠11の位置を探査するなどの手法を取ってもよい。マンホール蓋受枠周囲の切断舗装版は、作業性の向上や騒音振動の防止等の観点から特公昭61−33938号公報、特公昭61−52283号公報、特公昭61−25844号公報に開示されるようにマンホール蓋受枠と一体的に撤去する。切断舗装版及びマンホール蓋受枠を一体的に撤去するには、実開昭59−156942号公報や実開昭59−193679号公報に開示されるマンホール蓋受枠と斜壁との間にマンホール蓋受枠内部から伸縮するアームを挿入するようにしたマンホール蓋受枠引き上げ機やマンホール蓋受枠剥離機等を必要に応じて利用する。

発明の効果

0017

仮蓋に設けた中心孔に拡張アンカーを挿入して拡張部材を仮蓋の裏面に引掛けて切断した円盤状舗装版を仮蓋で支えて撤去するようにしたので、打ち込み型アンカーのように抜け出ることが無く、切断した円盤状舗装版を確実に撤去できるようになった。

図面の簡単な説明

0018

図1既設舗装の切断工程の断面図
図2切断舗装版撤去工程の断面図
図3仮蓋設置工程の断面図
図4仮蓋上の舗装材充填工程の断面図
図5オーバーレイ工程の断面図
図6ドリル穿孔の工程図
図7拡張アンカー設置工程の断面図
図8円盤状舗装版撤去工程の断面図
図9マンホール蓋受枠設置工程の断面図
図10仕上げ工程の断面図
図11仮蓋の斜視図
図12拡張アンカーの正面図
図13拡張アンカーの部分断面図
図14拡張アンカーの拡張状態の説明図

--

0019

1マンホール
11マンホール蓋受枠
2既設舗装
3斜壁
4 環状舗装版
41円盤状舗装版
5 仮蓋
6拡張アンカー
7舗装材
8切削面
9 オーバーレイ

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