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技術 容器の口部に仮着された蓋体の回収方法

出願人 大阪シーリング印刷株式会社
発明者 松口豊松口正山内孝一山口保博
出願日 1997年12月12日 (21年1ヶ月経過) 出願番号 1997-362760
公開日 1999年6月29日 (19年6ヶ月経過) 公開番号 1999-171293
状態 特許登録済
技術分野 栓抜き;缶切り
主要キーワード 排出バー 回転補助部材 除去回収装置 連結支持部材 位置決めストッパー 吸盤内 粗密度 位置決めロッド
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1999年6月29日)のものです。
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図面 (20)

課題

容器の口部に一時的に仮着された蓋体を確実に、且つ、経済的に回収することができる、容器の口部に仮着された蓋体の回収方法を提供する。

解決手段

多数の容器Wを連続して取り扱う一連作業工程において、容器Wの口部Aに仮着された感圧型接着剤層14を有する剥離容易なラベル状の蓋体10Aを容器Wの口部Aの周端縁から取り除いて回収する方法であって、蓋体除去装置60の昇降シリンダ64Aの作動により、吸着保持板68aで蓋体10を容器Wの口部Aから除去する工程と、蓋体除去装置60の昇降シリンダ64A,排出シリンダ66の作動により、吸着保持板68aに吸引保持された蓋体10Aを蓋体10Aの感圧型接着剤層で保持体92の排出路面94aに仮着して回収する回収工程とを含む、容器の口部に仮着された蓋体の回収方法である。

概要

背景

本願発明背景となる従来技術がたとえば特公平6−555号公報に開示されている。特公平6−555号公報には、ドラム缶の口部に一時的に貼付されている粘着面をもったラベル状仮蓋を吸引方式によって除去して回収する「仮蓋の回収方法」が開示されている。この従来技術では、吸盤電磁弁を介して真空ポンプに接続された多数の小孔を有する吸盤によって、ドラム缶の口部に貼付された仮蓋を吸引除去し、それから、吸盤と間隔を隔てて配置された仮蓋吸引装置によって仮蓋を回収している。仮蓋吸引装置は、ノズルを有するディヒューザを含み、ノズルは仮蓋吸引装置用電磁弁を介して空気圧縮機に接続されている。

この従来技術では、まず、吸盤によりドラム缶の口部に一時的に貼付された仮蓋を吸引し、ドラム缶の口部から仮蓋を除去する。次に、吸盤用電磁弁を閉じて吸盤の吸引作用を停止させることによって、吸盤に吸引された仮蓋を真下に落下させた後、落下してきた仮蓋を仮蓋吸引装置によって吸い込んで仮蓋回収かごへ回収するものである。また、この従来技術では、吸盤に吸引された仮蓋がうまく吸盤から落下しない場合、吸盤内に空気を送り込むことによって仮蓋を強制的に落下させるものである。

概要

容器の口部に一時的に仮着された蓋体を確実に、且つ、経済的に回収することができる、容器の口部に仮着された蓋体の回収方法を提供する。

多数の容器Wを連続して取り扱う一連作業工程において、容器Wの口部Aに仮着された感圧型接着剤層14を有する剥離容易なラベル状の蓋体10Aを容器Wの口部Aの周端縁から取り除いて回収する方法であって、蓋体除去装置60の昇降シリンダ64Aの作動により、吸着保持板68aで蓋体10を容器Wの口部Aから除去する工程と、蓋体除去装置60の昇降シリンダ64A,排出シリンダ66の作動により、吸着保持板68aに吸引保持された蓋体10Aを蓋体10Aの感圧型接着剤層で保持体92の排出路面94aに仮着して回収する回収工程とを含む、容器の口部に仮着された蓋体の回収方法である。

目的

それゆえに、本願発明の主たる目的は、容器の口部に一時的に仮着された蓋体を確実に且つ経済的に回収することができる、容器の口部に仮着された蓋体の回収方法を提供することである。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

多数の容器を連続して取り扱う一連作業工程において、容器の口部に仮着された感圧型接着剤層を有する剥離容易なラベル状の蓋体を前記容器の口部から取り除いて回収する方法であって、前記蓋体を前記容器の口部から除去する除去工程、および前記容器の口部から除去した蓋体を前記蓋体の前記感圧型接着剤層により保持体に仮着することによって回収する回収工程を含む、容器の口部に仮着された蓋体の回収方法

請求項2

前記保持体は、循環する無端環状排出路を含む、請求項1に記載の容器の口部に仮着された蓋体の回収方法。

請求項3

前記蓋体は、前記保持体に積み重ねるように仮着されることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の容器の口部に仮着された蓋体の回収方法。

請求項4

前記除去工程は、吸引手段により前記容器の口部から蓋体を除去する工程を含む、請求項1、請求項2および請求項3のいずれかに記載の容器の口部に仮着された蓋体の回収方法。

請求項5

多数の容器を連続して取り扱う一連の作業工程において、容器の口部に仮着された感圧型接着剤層を有する剥離容易なラベル状の蓋体を前記容器の口部から除去して回収する、容器の口部に仮着された蓋体の回収装置であって、前記容器の口部に仮着された前記蓋体の表面が上になるように、多数の前記容器を垂直姿勢搬送路上の上流側から下流側へ連続して搬送させる搬送手段、前記搬送装置の上方に配置され、前記蓋体が仮着された前記容器の口部を所定の位置に位置決めする位置決め手段、前記位置決め手段の下流側で前記容器の口部上方に配置され、前記容器の口部から前記蓋体を除去する除去手段、および前記容器の口部から除去した蓋体を前記搬送路上から離脱させ、前記搬送路上から離れて位置する排出路に仮着する仮着手段を含む、容器の口部に仮着された蓋体の回収装置。

技術分野

0001

本願発明は、容器の口部に仮着された蓋体回収方法に関し、特にたとえば、石油灯油,その他各種原材料を収容保管しておくドラム缶食品医薬品,化粧品等包装する瓶、、その他の各種容器の口部に仮着され、一時的に容器の口部を閉塞するラベル状の蓋体を除去して回収する、容器の口部に仮着された蓋体の回収方法に関する。

背景技術

0002

本願発明の背景となる従来技術がたとえば特公平6−555号公報に開示されている。特公平6−555号公報には、ドラム缶の口部に一時的に貼付されている粘着面をもったラベル状仮蓋を吸引方式によって除去して回収する「仮蓋の回収方法」が開示されている。この従来技術では、吸盤電磁弁を介して真空ポンプに接続された多数の小孔を有する吸盤によって、ドラム缶の口部に貼付された仮蓋を吸引除去し、それから、吸盤と間隔を隔てて配置された仮蓋吸引装置によって仮蓋を回収している。仮蓋吸引装置は、ノズルを有するディヒューザを含み、ノズルは仮蓋吸引装置用電磁弁を介して空気圧縮機に接続されている。

0003

この従来技術では、まず、吸盤によりドラム缶の口部に一時的に貼付された仮蓋を吸引し、ドラム缶の口部から仮蓋を除去する。次に、吸盤用電磁弁を閉じて吸盤の吸引作用を停止させることによって、吸盤に吸引された仮蓋を真下に落下させた後、落下してきた仮蓋を仮蓋吸引装置によって吸い込んで仮蓋回収かごへ回収するものである。また、この従来技術では、吸盤に吸引された仮蓋がうまく吸盤から落下しない場合、吸盤内に空気を送り込むことによって仮蓋を強制的に落下させるものである。

発明が解決しようとする課題

0004

しかしながら、従来の仮蓋の回収方法では、吸盤に吸引された仮蓋をいったん吸盤から落下させた後、さらに、仮蓋吸引装置で吸い込むことによって回収する方法を採用しているので、仮蓋吸引装置用電磁弁等がうまく作動しない場合、吸盤から落下した仮蓋が仮蓋回収かごに回収されないで、地上にそのまま落下し散乱してしまう恐れがあった。

0005

また、上述の従来技術によれば、吸盤から仮蓋がうまく落下しない場合、吸盤内に空気を送り込んで仮蓋を強制的に落下させることが開示されているが、吸盤内に送り込む空気の圧力が仮蓋吸引装置の吸引力よりも大きいときには、仮蓋が仮蓋吸引装置にうまく吸い込まれないため、仮蓋回収かごに回収できず、仮蓋が地上に散乱してしまう恐れがあった。これらの場合、仮蓋が地上に散乱してしまうと、仮蓋の裏面には粘着面が形成されているため、仮蓋が他の物品や床面に貼着し、仮蓋の清掃後片付けが面倒なものとなり、不要な作業コストが掛かり不経済である。

0006

さらに、従来技術による仮蓋の回収方法では、ドラム缶の大小2つの口部に貼付された仮蓋をそれぞれ吸盤により吸引した後、仮蓋をそれぞれの吸盤から1枚ずつ落下させて、1枚1枚ばらばらの状態で仮蓋吸引装置で回収するので、仮に、吸盤からうまく仮蓋が仮蓋回収かごに回収されたとしても、仮蓋回収かご内の壁面に仮蓋が散乱した状態で貼着してしまう。そのため、仮蓋回収かごに回収された仮蓋の後始末に手間が掛かり、一連作業工程に支障をきたす恐れがないとは言えない。

0007

それゆえに、本願発明の主たる目的は、容器の口部に一時的に仮着された蓋体を確実に且つ経済的に回収することができる、容器の口部に仮着された蓋体の回収方法を提供することである。

課題を解決するための手段

0008

本願発明にかかる容器の口部に仮着された蓋体の回収方法は、多数の容器を連続して取り扱う一連の作業工程において、容器の口部に仮着された感圧型接着剤層を有する剥離容易なラベル状の蓋体を容器の口部から取り除いて回収する方法であって、蓋体を容器の口部から除去する除去工程と、容器の口部から除去した蓋体を蓋体の感圧型接着剤層により保持体に仮着することによって回収する回収工程を含む、容器の口部に仮着された蓋体の回収方法である。保持体は、循環する無端環状排出路を含むとよい。保持体は、昇降自在に配設される排出路を含んでもよい。蓋体は、保持体に積み重ねるように仮着されると一層効果的に回収される。除去工程は、吸引手段により容器の口部から蓋体を除去する工程を含んでもよい。本願発明にかかる容器の口部に仮着された蓋体を回収する回収装置は、多数の容器を連続して取り扱う一連の作業工程において、容器の口部に仮着された感圧型接着剤層を有する剥離容易なラベル状の蓋体を容器の口部から除去して回収する、容器の口部に仮着された蓋体の回収装置であって、容器の口部に仮着された蓋体の表面が上になるように、多数の容器を垂直姿勢搬送路上の上流側から下流側へ連続して搬送させる搬送手段と、搬送装置の上方に配置され、蓋体が仮着された容器の口部を所定の位置に位置決めする位置決め手段と、位置決め手段の下流側で容器の口部上方に配置され、容器の口部から蓋体を除去する除去手段と、容器の口部から除去した蓋体を搬送路上から離脱させ、搬送路上から離れて位置する排出路に仮着する仮着手段とを含む、容器の口部に仮着された蓋体の回収装置である。

0009

本願発明にかかる容器の口部に仮着された蓋体の回収方法では、除去工程により、蓋体が容器の口部から除去される。さらに、回収工程によって、容器の口部から除去された蓋体が、蓋体の感圧型接着剤層でもって保持体に仮着される。すなわち、吸盤から落下したあるいは強制的に落下させた蓋体を吸引装置等により回収する従来の回収方法に比べて、本願発明にかかる容器の口部に仮着された蓋体の回収方法では、蓋体の感圧型接着剤層によって、容器の口部から除去された蓋体を保持体に確実に仮着して回収することが可能となる。そのため、従来技術による仮蓋の回収方法のように、仮蓋が回収されずに地上に落下して散乱するようなこともない。さらに、蓋体が保持体に積み重ねるように仮着される場合、蓋体を1枚1枚ばらばらに回収する従来技術と比べて、容器の口部から除去した蓋体を複数枚以上まとめて回収することが可能となるので、蓋体を効果的かつ経済的に回収することが可能となる。また、本願発明にかかる容器の口部に仮着された蓋体を回収する回収装置では、多数の容器を連続して取り扱う一連の作業工程において、搬送手段は、多数の容器を垂直姿勢で搬送路上の上流側から下流側へ連続して搬送する。この場合、容器の口部には、感圧型接着剤層を有するラベル状の蓋体が仮着されていて、搬送手段によって、容器の口部に仮着された蓋体の表面が上になるように搬送される。位置決め手段によって、蓋体が仮着された容器の口部が所定の位置に位置決めされる。除去手段によって、容器の口部から蓋体が除去される。仮着手段は、容器の口部から除去した蓋体を搬送路上から離脱させる。さらに、仮着手段によって、容器の口部から除去した蓋体は、搬送路上から離れて位置する排出路の路面に仮着される。

0010

本願発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明の実施の形態の詳細な説明から一層明らかとなろう。

0011

図1は本願発明にかかる容器の口部に仮着された蓋体の回収方法によって取り除かれて回収されるラベル状の蓋体を示す裏面図であり、図2図1の線II−IIにおける断面図である。図3図1および図2に示す蓋体がドラム缶の口部に仮着された状態を示す要部断面図である。また、図4は本願発明にかかる容器の口部に仮着された蓋体の回収方法を実施するために用いられる蓋体自動回収装置の一例を示す平面図解図であり、図5はその正面図解図である。図6図5の蓋体自動回収装置を矢印VIの方向から見た矢視図解図であり、図7図5の蓋体自動回収装置を矢印VIIの方向から見た矢視図解図である。本実施例では、本願発明にかかる容器の口部に仮着された蓋体の回収方法の一例として、例えばドラム缶の塗装工程前にドラム缶の大小2つの口部に仮着されたラベル状の蓋体を、ドラム缶の塗装工程後に、蓋体自動回収装置により取り除いて回収する回収方法について説明する。

0012

まず、本願発明にかかる容器の口部に仮着された蓋体の回収方法によって回収されるラベル状の蓋体10について説明する。本実施例の蓋体自動回収装置20によって取り除かれて回収されるラベル状の蓋体10は、たとえば合成樹脂材料からなる円形基材12を含む。基材12の裏面の全面には、感圧型接着剤層14が形成される。感圧型接着剤層14は、基材12の裏面全面に感圧型接着剤を塗布し乾燥させることによって形成される。感圧型接着剤層14の表面の一部には、感圧型接着剤層14の接着力を弱める接着力弱化層16が、全体的にみると半月状に形成される。接着力弱化層16は、基材12の外周縁に到達し、基材12の裏面全面の約3分の1の面積にて形成される。

0013

この場合、接着力弱化層16が形成されている部分と接着力弱化層16が形成されていない部分との境界においては、1本の直線が形成されている。また、接着力弱化層16を巨視的に見ると、図1の一点鎖線で円形に囲まれた部分において拡大図示したように、点状の接着力弱化層16が適宜な間隔をおいて点在して水玉模様を形成している。接着力弱化層16は、塗料印刷インキ、合成樹脂材料等で形成される。

0014

本実施例で除去、回収される蓋体10では、たとえば透明なワニススクリーン印刷方式等の方法で感圧型接着剤層14の表面の所定の部分に塗布し乾燥させることによって、接着力弱化層16が形成される。スクリーン印刷方式によるメッシュ網目)の割合は、たとえば50%網目、60%網目等のメッシュが用いられる。

0015

本実施例で除去、回収される蓋体10では、スクリーン印刷方式により接着力弱化層16が形成されるため、スクリーン印刷における網目の数、形状等を適宜変更することによって、接着力弱化層16の粗密度を調整することができる。そのため、本実施例で除去、回収される蓋体10では、接着力弱化層16の接着力、言い換えると、剥離力コントロールすることができる。すなわち、本実施例の蓋体自動回収装置20により除去、回収される蓋体10では、それを図3に示すようにドラム缶Wの大小2つの口部A,Bの周縁端に仮着するときの初期接着力および仮着時間を適宜調整することが可能となる。

0016

また、本実施例で除去、回収される蓋体10では、接着力弱化層16の印刷パターンを変えることによって、接着力弱化層16が形成されている部分(図1で見ると、右側部分に相当する部分)と接着力弱化層16が形成されていない部分(図1で見ると、左側部分に相当する感圧型接着剤層14部分)との形成位置や形成割合等を調整することができるので、ドラム缶Wの口部A,Bの形状,大きさに対応して、適宜、それらを変更することができる。

0017

次に、本願発明にかかる容器の口部に仮着された蓋体の回収方法を実施するために用いられる本実施例の蓋体自動回収装置20について説明する。蓋体自動回収装置20は、大きく分けて、口部位置決めステーション22、蓋体回収ステーション24および蓋体回収不良品排出ステーション26の3つに区分される。蓋体自動回収装置20は、先の3つのステーション22,24,26における各機構を包容するハウジング28を含む。ハウジング28は、口部位置決めステーション22、蓋体回収ステーション24および蓋体回収不良品排出ステーション26に含まれる各種機械装置などを囲んでいる複数のフレーム30を有する。ハウジング28の下側には、たとえばチェーンコンベヤ32aを含むコンベヤシステム等からなる搬送手段32が配設される。この搬送手段32によって、ドラム缶Wの大小2つの口部A,Bに仮着されたラベル状の蓋体10A,10Bの表面が上になるように、多数のドラム缶Wが連続して搬送される。ドラム缶Wは、たとえば図4図5で見て、各ステーション22,24,26をその順で通過するように、チェーンコンベヤ32a上を右側(上流側)から左側(下流側)へと搬送されていく。

0018

口部位置決めステーション22の下側には、図4図8図10図11図12および図13に示すように、ドラム缶Wを支持する支持部材として、たとえば3つの支持ローラ34,36,38が配設される。3つの支持ローラ34,36,38は、チェーンコンベヤ32aの幅方向の外側で、平面視略3角形状に間隔を隔てて配設される。1つの支持ローラ34は、ブレーキ付きモータ40aおよび減速機(図示せず)等を含むローラ駆動部40によって、回動自在に形成される。他の2つの支持ローラ36,38は、フリーローラとして形成される。3つの支持ローラ34,36,38によってドラム缶Wの底面を3点支持することが可能となる。3つの支持ローラ34,36,38は、リフター42によって、昇降自在に配設される。3つの支持ローラ34,36,38は、特に、図8図13等に示すように、たとえば逆T字形の取着板44の上に、ブラケット部材46でもってそれぞれ固定されている。取着板44は、リフター42を作動させることにより、3つの支持ローラ34,36,38と共に昇降自在に変位するものである。

0019

さらに、口部位置決めステーション22の下側には、図4図5図8図9図12および図13等に示すように、幅方向に間隔を隔てて2つのストッパーロッド48,48が配設される。2つのストッパーロッド48,48は、チェーンコンベヤ32aの幅方向の内側面に配置されたシリンダ50,50により昇降自在に形成される。2つのストッパーロッド48,48は、常時、上昇した位置で停止しているものであるが、リフター42が上昇したときにそれぞれ下降するように制御されている。

0020

さらに、口部位置決めステーション22の上側には、図5図6図10および図15等に示すように、弾性材等からなる押さえローラ52aを含む回転補助部材52が配設される。回転補助部材52は、上記支持ローラ34の上方に配置され、ドラム缶Wの回転を補助するものである。なお、本実施例では、ドラム缶Wがたとえば平面視で見て時計方向に回転する。回転補助部材52は、リフター42が上昇した後、上記1つの支持ローラ34を回転駆動させて、他の2つの支持ローラ36,38と協働して、ドラム缶Wを回転させ始めるときのドラム缶Wの初期回転を安定させるための機能を有するものである。言い換えると、回転補助部材52は、ドラム缶Wの初期回転時におけるスリップを防止する機能を有する。この回転補助部材52の押さえローラー52aは、ドラム缶Wが回転すれば直ちに上昇するように制御されている。

0021

また、口部位置決めステーション22の上側には、図4図5および図11等に示すように、位置決めストッパー53が配設される。位置決めストッパー53は、ドラム缶Wを回転させたときに、平面視で見て、ドラム缶Wの大きい方の口部Aのほぼ回転軌道上の上方の所定の位置に配置される。位置決めストッパー53は、上下動自在のストッパーロッド53aを含み、ストッパーロッド53aは、シリンダ53bの作用により上下動自在に形成される。本実施例では、位置決めロッド53aが常時上昇しているが、ドラム缶Wの回転が停止するときに、ストッパーロッド53aが下降する。この場合、ストッパーロッド53aは、ドラム缶Wの大きい方の口部Aの回転軌道上に下降するため、ストッパーロッド53aが口部Aの周端縁に当たり、それとほぼ同時にドラム缶Wの回転も停止する。つまり、ストッパーロッド53aが口部Aの口金にあたって、ドラム缶Wの位置決めが完了する。

0022

さらに、口部位置決めステーション22の上側には、ドラム缶Wが口部位置決めステーション22内に搬送されてきたことを検知するためのセンサとして、たとえば投光器54aおよび受光器54bを有する透過形の光電センサ54が配設される。この光電センサ54は、特に、図4に示すように、投光器54aがハウジング28上部の長さ方向に延びる一方のフレーム30に配設され、受光器54bが投光器54aと対向するように他方のフレーム30に配設される。この光電センサ54は、投光器54aおよび受光器54b間の光路にドラム缶Wが搬送され光路が遮断されると作動するものである。この光電センサ54が作動していないとき、つまり、投光器54aおよび受光器54b間の光路にドラム缶Wが搬送されていないときには、2つのストッパーロッド48,48が上昇している。

0023

さらに、口部位置決めステーション22の上側には、特に、図5に示すように、口部位置決めステーション22内に搬送されてきたドラム缶Wの小さい方の口部Bの口金部分を検知するためのセンサとして、たとえば近接スイッチ56が配設される。この近接スイッチ56は、ドラム缶Wの小さい方の口部Bを所定の位置に位置決めするために、予め定められた所定の位置、すなわち、ドラム缶Wの小さい方の口部Bの口金の上端部近傍に配設される。

0024

本実施例の蓋体自動回収装置20では、ドラム缶Wの小さい方の口部Bの口金部分を検知することにより、自動的にドラム缶Wの2つの大小の口部A,Bの位置決めを行うものである。通常、ドラム缶Wの中心線から大きい方の口部Aの中心線までの距離と、ドラム缶Wの中心線から小さい方の口部Bの中心線までの距離とは、相違する。この場合、ドラム缶Wの中心線から小さい方の口部Bの中心線までの距離の方が、ドラム缶Wの中心線から大きい方の口部Aの中心線までの距離よりも長い。このことを考慮して、本実施例の蓋体自動回収装置20では、近接スイッチ56がドラム缶Wの小さい方の口部Bの口金の上部近傍に配置される。

0025

本実施例に適用される近接スイッチ56では、その下方にドラム缶Wの小さい方の口部Bの口金の上端部が近づいたときの電界磁界の変化を検知して近接スイッチ56が作動する。本実施例の蓋体自動回収装置20では、近接スイッチ56が作動していない間、ドラム缶Wが回転され、近接スイッチ56が作動したとき、すなわち、近接スイッチ56の下方にドラム缶Wの小さい方の口部Bの口金部分が位置したときに、ドラム缶Wの回転が停止され、自動的にドラム缶Wの小さい方の口部Bの位置決めが行われる。結果的に、口部位置決めステーション22においてドラム缶Wの口部A,Bの位置決めが行われるものである。

0026

蓋体回収ステーション24の上側には、図4図6図13図17等に示すように、蓋体除去装置60が配設される。蓋体除去装置60は、大小2つの蓋体除去ヘッド62Aおよび62Bを含む。蓋体除去ヘッド62Aおよび62Bは、ドラム缶Wの大小2つの口部A,Bに仮着された蓋体10A,10Bを除去し、除去した蓋体10A,10Bをそれらの感圧型接着剤層14でもって、後述する保持体92に仮着するものである。蓋体除去ヘッド62Aおよび62Bは、特に、図4に示すように、搬送路であるチェーンコンベヤ32a上から離脱した位置に変位自在に配設される。本実施例では、蓋体除去ヘッド62A,62Bが、チェーンコンベヤ32aの幅方向に間隔を隔てて配置された保持体92の上方に配設される。

0027

蓋体除去ヘッド62Aおよび62Bは、それぞれ、昇降シリンダ64Aおよび64Bにより上下動自在に形成され、排出シリンダ66により進退自在に形成される。蓋体除去ヘッド62A,62Bは、真空ポンプ,電磁制御弁,空気圧縮機等からなる吸引・吸着装置機械的かつ電気的に接続され、ドラム缶Wの大小2つの口部A,Bに仮着されたラベル状の蓋体10A,10Bを吸引・吸着作用により除去することができるものである。この場合、蓋体除去ヘッド62Aは、ドラム缶Wの大きい方の口部Aに仮着される蓋体10Aを吸引・吸着するもので、蓋体除去ヘッド62Bは、ドラム缶Wの小さい方の口部Bに仮着される蓋体10Bを吸引・吸着するものである。

0028

蓋体除去ヘッド62Aおよび62Bは同様の構造を有するので、一方の蓋体除去ヘッド62Aについて説明する。蓋体除去ヘッド62Aは、その下面に多数の吸引孔(図示せず)を有する吸着保持板68aを含む。吸着保持板68aは、昇降シリンダ64Aのロッド64aの下端部に取着される。同様にして、蓋体除去ヘッド62Bは、吸着保持板68bを含み、吸着保持板68bは昇降シリンダ64Bの下端部に取着される。2つの昇降シリンダ64Aおよび64Bは、それぞれ、ブラケット板70aおよび70bで支持されている。ブラケット板70aおよび70bは、連結支持部材72によりドラム缶Wの搬送路の搬送方向、つまり、チェーンコンベヤ32aと並行に互いに間隔を隔てて支持される。

0029

さらに、蓋体回収ステーション24の上側には、チェーンコンベヤ32aと直交する方向に、2つのガイドポスト部74Aおよひ74Bが配設される。2つのガイドポスト部74Aおよび74Bは、ドラム缶Wの搬送方向に所定の間隔を隔てて配設される。ガイドポスト部74Aおよび74Bは、それぞれ、その軸方向の一端部がブラケット軸受部76Aおよび76Bで支持され、その軸方向の他端部がブラケット軸受部78Aおよび78Bでそれぞれ支持される。ブラケット軸受部76A,76Bは、特に、図13および図15に示すように、それぞれ、取着ブラケット80A,80Bによって、ハウジング28の幅方向の一方側上部のフレーム30に取着され、ブラケット軸受部78Aおよび78Bは、それぞれ、取着ブラケット82A,82Bによって、ハウジング28の幅方向の他方側上部のフレーム30に取着される。

0030

また、ガイドポスト部74Aおよび74Bの軸方向の中間部には、それぞれ、摺動軸受部84Aおよび84Bが配設される。摺動軸受部84Aおよび84Bは、それぞれ、ガイドポスト部74Aおよび74Bの軸線上を摺動自在に変位する。摺動軸受部84Aおよび84Bは、それぞれ、ブラケット板86Aおよび86Bでもって、連結支持部材72の長さ方向に所定の間隔を隔てて取着される。

0031

さらに、連結支持部材72の長さ方向の中央部には、排出シリンダ66のロッド67の先端部がジョイント部88を介して連結される。排出シリンダ66は、特に、フランジ90aおよびブラケット90b等を含む取付けブラケット部材90によりハウジング28の上側のフレーム30に固定される。排出シリンダ66を作動させることによって、そのロッド67が進退自在に変位する。本実施例では、排出シリンダ66のシロッド67が図4図13で見て、ドラム缶Wの搬送方向、すなわち、チェーンコンベヤ32aの長さ方向と直交する方向に進退自在に変位するものである。

0032

したがって、本実施例では、排出シリンダ66によりそのロッド67が変位すれば、それに連動して、摺動軸受部84A,84Bが連結支持部材72と共にガイドポスト部74A,74Bに沿って摺動自在に変位する。この場合、昇降シリンダ64Aおよび64Bにより上下動する吸着保持板68aよび68bは、それぞれ、常時には、すなわち、排出シリンダ66のロッド67が伸長していないときには、蓋体回収ステーション24内に搬送されてくるドラム缶Wの口部Aおよび口部Bの上方に位置するように配置される。また、排出シリンダ66のロッド67が伸長したとき、吸着保持板68aおよび68bは、たとえば図4図5図6図16および図17に示すように、ドラム缶Wの搬送路上から離脱する。この場合、排出シリンダ66のロッド67は、チェーンコンベヤ32aから離れた位置に配置される保持体92の上方に配置される。

0033

保持体92は、たとえば無端環状のベルト94aを循環させてなるベルトコンベヤ94で構成される。すなわち、ベルトコンベヤ94は、たとえばフレーム96の両端に設けた2つのドラム98および99を含む。2つのドラム98および99間には、排出路としてのベルト94aがエンドレスに架け渡される。ベルト94aは、たとえばモータMによりエンドレスに回転駆動される。さらに、ベルトコンベヤ94には、ベルト94aの移送路上に突出するように、排出バー100が、フレーム96にブラケット板(図示せず)等で取着される。排出バー100は、ベルト94a面上に仮着されて移送されてくる蓋体10A,10Bを下方の排出容器101に排出させるためのものである。

0034

本実施例の蓋体自動回収装置20では、蓋体除去ヘッド62A,62Bの吸着保持板68a,68bにより吸引保持された蓋体10A,10Bが、ベルトコンベヤ94のベルト94a面に仮着されて、所定量の蓋体10A,10Bが積層されたときに、ベルトコンベヤ94が作動するように設定、制御されている。すなわち、本実施例の蓋体自動回収装置20では、通常、ベルトコンベヤ94が停止しているが、そのベルト94a面に所定量の蓋体10A,10Bが積層仮着されたときに、モータMが駆動し、ベルト94aが循環駆動する。

0035

このベルトコンベヤ94のベルト94a面上には、上述した蓋体除去ヘッド62A,62Bにより除去された蓋体10A,10Bが仮着される。すなわち、排出シリンダ66の作動により、排出シリンダ66のロッド67がベルトコンベヤ94の上方まで伸長する。さらに、昇降シリンダ64A,64Bの作動により、吸着保持板68aおよび68bが下降し、ベルトコンベヤ94のベルト94aの排出路面に吸着保持板68a,68bが当接される。このとき、蓋体除去ヘッド62A,62Bの吸引・吸着作用が解除される。そのため、吸着保持板68aおよび68bに吸引・吸着保持された蓋体10A,10Bがベルトコンベヤ94のベルト94a面上に仮着される。さらに、ベルト94a面上に所定量の蓋体10A,10Bが積層仮着されると、ベルトコンベヤ94が作動する。そして、循環するベルト94a面に積層仮着されて移送されてくる蓋体10A,10Bは、排出バー100に当たって、ベルト94a面から落下し、排出バー100の下方に配置された排出容器101に順次排出されていく。

0036

なお、蓋体回収ステーション24の下側には、図4図5図9図10および図11等に示すように、3つの支持ローラ102が配設される。これらの支持ローラ102は、口部位置決めステーション22に配置された支持ローラ36,38と同様の構造を有するフリーローラである。3つの支持ローラ102は、ブラケット部材104により逆T字形の取着板106上に固定される。3つの支持ローラ102は、リフター108によって昇降自在に配設される。

0037

さらに、蓋体回収ステーション24の下側には、口部位置決めステーション22に配置されたストッパーロッド48,48と同様の構造および機能を有する2つのストッパーロッド110,110が配設される。すなわち、2つのストッパーロッド110,110は、シリンダ112,112により昇降自在に形成され、常時には、上昇した位置で停止していて、リフター106が上昇したときにそれぞれ下降するように制御されているものである。

0038

また、蓋体回収ステーション24の上側には、図4に示すように、蓋体回収ステーション24内に搬送されてきたドラム缶Wを検知するためのセンサとして、口部位置決めステーション22に配置された光電センサ54と同様の機能を有する光電センサ114が配設される。

0039

蓋体回収不良品排出ステーション26の下側には、蓋体10Aないし10Bが仮着されていないドラム缶W(蓋体回収不良品)を搬送路上から排除して別の場所に移す不良品排出手段として、たとえば2つの排出ローラ116,116が配設される。2つの排出ローラ116,116は、図4図5図18等に示すように、チェーンコンベヤ32aの幅方向の間に間隔を隔てて形成される。2つの排出ローラ116,116は、略U字状の支持ブラケット118によって、ハウジング28の下側のフレーム30に保持される。排出ローラ116,116は、それぞれ、その軸方向の両端部が支持ブラケット118の長さ方向の両端に回動自在に支持される。2つの排出ローラ116,116の軸方向の長さは、ドラム缶Wの直径よりも長い長さを有し、特に、一方の排出ローラ116には、その排出ローラ116自体を正逆両方向に回転駆動させる回転駆動部(図示せず)が内蔵されている。さらに、支持ブラケット118は、リフター120によって昇降自在に支持される。

0040

さらに、蓋体回収不良品排出ステーション26の下側には、先の各ステーション24および26と同様に、チェーンコンベヤ32aの幅方向に間隔を隔てて、2つのストッパーロッド122,122が、シリンダ124,124により昇降自在に配設される。そして、2つのストッパーロッド122,122は、常時、上昇した状態で停止しているが、リフター120が上昇したときにそれぞれ下降するように制御されている。

0041

さらに、蓋体回収不良品排出ステーション26の下側には、チェーンコンベヤ32aの送り方向と直交する方向にローラーコンベヤ126が配設されている。この蓋体仮着不良品排出ステーション26において、リフター120が上昇したとき、2つの排出ローラ116,116は、蓋体回収不良品排出ステーション26内に搬送されてきたドラム缶Wの底面を支持し、一方の排除ローラ116を回転駆動させることにより、ドラム缶Wをローラーコンベヤ126を介して別の場所に移送することができる。

0042

また、蓋体回収不良品排出ステーション26の上側には、図4に示すように、蓋体仮着不良品排出ステーション26内に搬送されてきたドラム缶Wを検知するためのセンサとして、先の各ステーション22,24に配置された光電センサ54,114と同様の機能を有する光電センサ128が配設される。

0043

さらに、蓋体回収不良品排出ステーション26の上側には、図5に示すように、蓋体回収不良品排出ステーション26内に搬送されてきたドラム缶Wの大小2つの口部A,Bに仮着されていた蓋体10A,10Bが取り除かれたか否かを検知するためのセンサとして、たとえば投光器および受光器を内蔵した拡散反射形の光電センサ130,132が配設される。一方の光電センサ130はドラム缶Wの大きい方の口部Aの上方に配設され、他方の光電センサ132はドラム缶Wの小さい方の口部Bの上方に配設される。

0044

ドラム缶Wの大小2つの口部A,Bに仮着されていた蓋体10A,10Bが、蓋体除去ヘッド62A,62Bにより除去されている場合、光電センサ130,132の投光器から放射された光は、蓋体10A,10Bの口部A,Bの開口部a,bを通過するため、受光器は反射光感知することができない。反対に、蓋体10Aないし10Bが除去されていない場合、すなわち、口部A,Bに蓋体10Aないし10Bが仮着されたままの場合、光電センサ130,132の投光器から放射された光は、蓋体10Aないし10Bの表面に当たって、その反射光が受光器により感知されることにより光電センサ130,132が作動する。そして、ドラム缶Wの口部A,Bの両方に仮着されていた蓋体10A,10Bが正確に除去されている場合、リフター120は上昇せず、チェーンコンベヤ32aにより、ドラム缶Wは次の別のステーションへと搬送されていく。反対に、蓋体10Aないし10Bのどちらか一方でも除去されていない場合には、リフター120が上昇し、排出ローラ116,116によって、蓋体回収不良品としてのドラム缶Wは、ローラーコンベヤ126へと移送されチェーンコンベヤ32a上から排出される。

0045

次に、本実施例の蓋体自動回収装置20を用いたドラム缶Wの口部A,Bの開口部a,bを閉塞していた蓋体10A,10Bを取り除いて回収する蓋体の回収方法について説明する。本実施例のドラム缶Wの口部A,Bに仮着された蓋体10A,10Bの回収方法は、大きく分けると、(1)口部位置決めステーション22においてドラム缶Wの大小2つの口部A,Bの位置決めを行うステップ、(2)蓋体回収ステーション24においてドラム缶の大小2つの口部A,Bを正確に位置決めして、大小2つの口部A,Bに仮着された蓋体10A,10Bを取り除いて回収するステップ、および、(3)蓋体回収不良品排出ステーション26において、ドラム缶Wの大小2つの口部A,Bに仮着されていた蓋体10A,10Bが除去されたか否かを検査し、蓋体10A,10Bが除去されていないドラム缶W(蓋体回収不良品)をチェーンコンベヤ32a(搬送路)上から排除するステップの3つのステップに区分される。以下、各ステーション22,24,26で行われるステップについて説明する。

0046

(1)口部位置決めステーション
搬送手段32によってチェーンコンベヤ32a上を塗装前のドラム缶Wが搬送されてくる。ドラム缶Wは、大小2つの口部A,Bに仮着された蓋体10A,10Bの表面が上になるように、チェーンコンベヤ32aに対して垂直に起立した状態で口部位置決めステーション22内に搬送されてくる。搬送されてきたドラム缶Wは、2つのストッパーロッド48,48に当たる。ドラム缶Wがストッパーロッド48,48に当たると、リフター42が上昇する。リフター42が上昇すると、ストッパーロッド48,48が下降すると共に、回転補助部材52が下降する。この場合、ドラム缶Wの底面は、3つの支持ローラ34,36,38によって3点支持される。さらに、ドラム缶Wの上面は、回転補助部材52の押さえローラ52aにより当接され支持される。その状態で、1つの支持ローラ34を回転駆動させることにより、ドラム缶Wが回転する。ドラム缶Wを回転させ始めるときに、押さえローラ52aは、ドラム缶Wの初期回転を安定させて、ドラム缶Wのスリップを防止する。ドラム缶Wの回転後は、回転補助部材52は、直ちに上昇する。

0047

次に、ドラム缶Wの小さい方の口部Bの口金部分が、近接スイッチ56によって検知されると、支持ローラ34の回転駆動が停止されるので、ドラム缶Wの回転が停止する。この場合、位置決めストッパー53の位置決めロッド53aが下降するため、ドラム缶Wの大きい方の口部Aの周縁端、つまり、口金部分に当たり、それとほぼ同時にドラム缶Wの回転が停止する。ドラム缶Wの回転が停止すると、リフター42が下降する。リフター42の下降によりドラム缶Wが下降すると、再び、チェーンコンベヤ32aにより、ドラム缶Wが次の蓋体回収ステーション24へと搬送される。このとき、口部位置決めステーション22内にはドラム缶Wが位置しないので、光電センサ54はドラム缶Wを検知せず、そのため、2つのストッパーロッド48,48が再び上昇して待機することになる。

0048

(2)蓋体回収ステーション
搬送されてきたドラム缶Wは、2つのストッパーロッド110,110に当たる。ドラム缶Wが2つのストッパーロッド110,110に当たると、リフター106が上昇する。リフター106が上昇したとき、ドラム缶Wの底面は、3つの支持ローラー102により支持される。リフター106が上昇すると、ストッパーロッド110,110が下降すると共に、昇降シリンダ64A,64Bが作動して蓋体除去ヘッド62A,62Bが下降する。

0049

さらに、昇降シリンダ64Aおよび64Bの作動により、吸着保持板68aよび68bがそれぞれ下降し、ドラム缶Wの口部Aおよび口部Bに仮着された蓋体10Aおよび10Bに当接する。吸着保持板68aよび68bが蓋体10A,10Bに当接すると、蓋体除去ヘッド62A,62Bの吸引・吸着作用によって蓋体10A,10Bが吸引・吸着され、吸着保持板68aよび68bの下面に保持される。このようにして、蓋体10Aおよび10Bは、蓋体除去ヘッド62A,92Bによって、ドラム缶Wの口部Aおよび口部Bから除去される。

0050

また、昇降シリンダ64Aおよび64Bにより、吸着保持板68aよび68bの下面に蓋体10A,10Bが吸着保持されると、昇降シリンダ64A,64Bの作動により蓋体除去ヘッド62A,62Bがそれぞれ上昇する。すなわち、吸着保持板68aよび68bが蓋体10A,10Bを保持した状態でそれぞれ上昇する。それから、排出シリンダ66が作動する。排出シリンダ66が作動すると、排出シリンダ66のロッド67がベルトコンベヤ94のベルト94a面(排出路面)の上方に伸長する。

0051

さらに、昇降シリンダ64A,64Bが作動することにより、吸着保持板68aよび68bが下降し、ベルト94aの排出路面に当接される。そして、吸着保持板68aよび68bに保持されていた蓋体10A,10Bがベルト94aの排出路面に仮着される。その後、昇降シリンダ64A,64Bにより吸着保持板68aよび68bが上昇し、さらに、排出シリンダ66により吸着保持板68aよび68bが元の状態,位置に復帰し、初期状態に戻る。これら一連の作業工程が繰り返され、ベルト94a面上に所定量の蓋体10A,10Bが積層仮着される。

0052

ベルト94a面上に所定量の蓋体10A,10Bが積層仮着されると、ベルトコンベヤ94が作動し、ベルト94aが循環駆動する。そして、ベルト94a面上に積層仮着された蓋体10A,10Bは、ベルトコンベヤ94に配置された排出バー100に当たって、ベルト94aの排出路面から落下し、排出容器101に次々と排出されていく。

0053

蓋体除去ヘッド62A,62Bによって、ドラム缶Wの大小2つの口部A,Bに仮着されていた蓋体10A,10Bが除去されると、リフター106が下降する。リフター106が下降すると、ドラム缶Wが下降し、チェーンコンベヤ32aにより、ドラム缶Wが次の蓋体回収不良品排出ステーション26に搬送される。このとき、蓋体回収ステーション24内にはドラム缶Wが位置しないので、光電センサ54はドラム缶Wを検知せず、そのため、2つのストッパーロッド110,110が再び上昇して待機することになる。

0054

(3)蓋体回収不良品排出ステーション
搬送されてきたドラム缶Wは、2つのストッパーロッド122,122に当たる。ドラム缶Wが2つのストッパーロッド122,122に当たると、リフター120が上昇する。リフター120が上昇すると、ストッパーロッド122,122が下降する。また、光電センサ130,132によって、ドラム缶Wの大小2つの口部A,Bに蓋体10A,10Bが仮着されているか否かが検知される。蓋体10Aないし10Bが仮着されていない場合は、排出ローラ116,116によって、蓋体回収不良品のドラム缶Wがローラーコンベヤ126へと排出される。蓋体10A,10Bが仮着されている場合には、リフター120は上昇せず、チェーンコンベヤ32aにより、ドラム缶Wが別のステーションへと搬送されていく。このとき、蓋体回収不良品排出ステーション26内にはドラム缶Wが位置しないので、光電センサ128はドラム缶Wを検知せず、そのため、2つのストッパーロッド122,122が再び上昇して待機することになる。

0055

本実施例の蓋体自動回収装置20では、チェーンコンベヤ32aを含むコンベヤシステム等の搬送手段32、センサー54,114,128,130,132,近接スイッチ56、各ストッパーロッド48,110,122を作動させるシリンダ50,112,124、各リフター42,106,120、支持ローラ34を駆動させるローラ駆動部40、押さえローラー52aを含む回転補助部材50、位置決めストッパー53、蓋体除去回収装置60、ベルトコンベヤ64、排出ローラ116等の作動・停止は、シーケンス制御によって制御されている。

0056

すなわち、本実施例の蓋体自動回収装置20を用いた蓋体の回収方法では、ドラム缶Wの大小2つの口部A,Bに仮着された蓋体10A,10Bを除去し、回収する目的を達成するために、予め定められた入力スケジュールにしたがってプログラム制御がおこなわれるものである。プログラム制御は、一連の作業プログラムを正しい順序で経過しながら所望の結果が達成されるように進められる。上述の各ステーション22,24および26において、作業工程途中のある状態から移行すべき次の状態は、現在の状態とそのとき存在する作業工程における入力の両方で決まる。そして、状態遷移のきっかけは入力の変化のつど与えられる、所謂、非同期型である。

0057

本実施例の蓋体自動回収装置20を用いた蓋体の回収方法によれば、多数のドラム缶Wを取り扱う一連の作業工程において、蓋体回収ステーション24で蓋体除去装置60によって、ドラム缶Wの口部A,Bに仮着された10A,10Bを除去し、さらに、除去した蓋体10A,10Bをそれらの感圧型接着剤層14でもって、保持体92のベルト94a(排出路面)に確実に仮着させて回収することができる。この場合、本実施例では、蓋体10A,10Bがベルト94a面に積層仮着されるので、ドラム缶Wの口部A,Bから除去した蓋体10A,10Bを所定量ずつまとめて回収することができる。したがって、本実施例の蓋体自動回収装置20を用いた蓋体の回収方法によれば、ドラム缶Wの大小2つの口部A,Bに仮着された蓋体10A,10Bを効果的に且つ経済的に回収することができる。

0058

図19は本願発明にかかる容器の口部に仮着された蓋体の回収方法を実施するために用いられる蓋体自動回収装置の他の例を示す要部正面図解図であり、図20はその側面図解図である。図19および図20に示す蓋体自動回収装置200は、上述した先の実施例の蓋体自動回収装置20と比べて、特に、蓋体除去装置60によってドラム缶Wの口部A,Bから除去された蓋体10A,10Bを回収する保持体92の構造だけが相違し、それ以外の装置,部材等の構造および作用・効果等は、先の実施例の蓋体自動回収装置20と同様である。

0059

上述の蓋体自動仮着装置20では、ドラム缶Wの口部A,Bから除去した蓋体10A,10Bを、循環する無端環状の保持体92によって、すなわち、ベルトコンベヤ94によってベルト94a面に仮着することにより回収したが、図19および図20に示す蓋体自動回収装置200では、蓋体除去装置60の蓋体除去ヘッド62A,62Bにより除去した蓋体10A,10Bを昇降自在に配設される保持体202によって回収するように構成されている。すなわち、図19および図20に示す蓋体自動回収装置200の保持体202は、平面部204aを有する排出台204を含む。排出台204は、排出台昇降シリンダ206によって、昇降自在に形成される。この実施例の蓋体自動回収装置200によれば、蓋体除去ヘッド62A,62Bで除去された蓋体10A,10Bが、排出台204の平面部204aに積層仮着される。さらに、排出台昇降シリンダ206の作動により排出台204が下降する。そして、排出台204面に積層仮着された複数枚以上の蓋体10A,10Bは、たとえば作業者によって効率的に回収される。

発明の効果

0060

本願発明によれば、容器の口部に一時的に仮着された蓋体を確実に且つ経済的に回収することができる、容器の口部に仮着された蓋体の回収方法が得られる。すなわち、本願発明にかかる容器の口部に仮着された蓋体の回収方法では、容器の口部から除去された蓋体を蓋体の感圧型接着剤層によって、保持体に確実に仮着して回収することが可能となるので、従来技術による仮蓋の回収方法のように、仮蓋が回収されずに地上に落下して散乱するようなこともない。さらに、蓋体を保持体に積み重ねるように仮着する場合、蓋体を1枚1枚ばらばらに回収する従来技術と比べて、容器の口部から除去した蓋体を複数枚以上まとめて回収することが可能となる。したがって、本願発明にかかる容器の口部に仮着された蓋体の回収方法では、従来技術の仮蓋の回収方法と比べて、蓋体を効果的かつ経済的に回収することが可能となる。

図面の簡単な説明

0061

図1本願発明にかかる容器の口部に仮着された蓋体の回収方法によって回収されるラベル状の蓋体を示す裏面図である。
図2図1の線II−IIにおける断面図である。
図3図1および図2に示す蓋体がドラム缶の口部に仮着されている状態を示す要部断面図である。
図4本願発明にかかる容器の口部に仮着された蓋体の回収方法を実施するために用いられる蓋体自動回収装置の一例を示す平面図解図である。
図5図4の蓋体自動回収装置の正面図解図である。
図6図5の蓋体自動回収装置を矢印VIの方向から見た矢視図解図である。
図7図5の蓋体自動回収装置を矢印VIIの方向から見た矢視図解図である。
図8口部位置決めステーションにおける支持ローラとドラム缶との位置関係および支持ローラの回転駆動機構を示す要部平面図解図である。
図9口部位置決めステーションおよび蓋体回収ステーションにおけるドラム缶とストッパーロッドおよびリフター等の位置関係を示す要部拡大正面図解図である。
図10口部位置決めステーションにおけるドラム缶の回転機構の要部を示す斜視図である。
図11口部位置決めステーションにおけるドラム缶の口部と位置決めストッパーの位置関係および位置決めストッパーによるドラム缶の位置決め機構の要部を示す斜視図である。
図12チェーンコンベヤ上におけるドラム缶の搬送状態を示す要部斜視図である。
図13蓋体回収ステーションの要部を示す拡大平面図解図である。
図14蓋体回収ステーションの要部を示す拡大正面図解図である。
図15蓋体回収ステーションの要部を示す拡大側面図解図である。
図16蓋体回収ステーションにおける蓋体の除去および回収機構の要部を示す正面図解図である。
図17蓋体回収ステーションにおける蓋体の除去および回収機構の要部を示す側面図解図である。
図18蓋体回収不良品ステーションにおけるドラム缶と排出ローラとの位置関係を示す要部拡大正面図解図である。
図19本願発明にかかる容器の口部に仮着された蓋体の回収方法の実施のために用いられる蓋体自動回収装置の他の例を示す要部正面図解図である。
図20図10の蓋体自動回収装置の側面図解図である。

--

0062

10,10A,10B蓋体
12基材
14感圧型接着剤層
16接着力弱化層
20,200 蓋体自動回収装置
22 口部位置決めステーション
24 蓋体回収ステーション
26 蓋体回収不良品ステーション
28ハウジング
30フレーム
32 搬送手段
32aチェーンコンベヤ
34,36,38支持ローラ
40ローラ駆動部
42,106,120リフター
48,110,122ストッパーロッド
50,112,124シリンダ
52回転補助部材
52a押さえローラ
53位置決めストッパー
52a ストッパーロッド
54,114,128,130,132光電センサ
56近接スイッチ
60 蓋体除去装置
62A,62B 蓋体除去ヘッド
64A,64B昇降シリンダ
66排出シリンダ
68a,68b吸着保持板
72連結支持部材
92,202保持体
94ベルトコンベヤ
116排出ローラ
126ローラーコンベヤ
204排出台
204a平面部
206 排出台昇降シリンダ
Wドラム缶
A ドラム缶の大きい方の口部
B ドラム缶の小さい方の口部

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