図面 (/)

技術 梱包された鉛蓄電池

出願人 新神戸電機株式会社
発明者 三木克巳
出願日 1998年4月9日 (22年10ヶ月経過) 出願番号 1998-096521
公開日 1999年6月22日 (21年7ヶ月経過) 公開番号 1999-167907
状態 特許登録済
技術分野 包装体 梱包枠と結束バンド 電池の装着・懸架 電池及び電池容器の装着・懸架
主要キーワード 板状緩衝材 延伸性フィルム JIS規格 過剰包装 紙成形体 箱状部材 ブレンド材 上包み
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1999年6月22日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (3)

課題

梱包された鉛蓄電池1において、段ボール箱をを使用せずに梱包の機能を発揮させ、梱包材廃棄による環境負荷を小さくし、さらに梱包作業性を良好なものとする。

解決手段

外部端子4や液口栓等の突出物を有する面に、突出物最大高さ以上の厚みの緩衝材2を突出物を避けるよう結束する。前記結束する手段の一例は、緩衝材2と鉛蓄電池1とを共に延伸性を有するフィルム3でタイト包装するものである。このときフィルム3が透明であることが好ましい。また緩衝材2中に鉛蓄電池関連部品を収容可能とする。

概要

背景

鉛蓄電池、特に自動車用鉛蓄電池は、その上面(電池蓋面)に外部端子液口栓が突出した状態で存在している。これは外部端子のようにJIS規格により外観形状が規定されていることが原因の一つにある。従って鉛蓄電池単体で実質的に直方体の外観となるよう設計するのは不可能な場合がある。鉛蓄電池を多数個積載する際には、外観が前記直方体形状であることが理想的である。そこで従来から一般的に段ボールに代表される紙を主材料とする箱に鉛蓄電池を挿入し梱包して、前記直方体の外観を実現させてきた。

概要

梱包された鉛蓄電池1において、段ボール箱をを使用せずに梱包の機能を発揮させ、梱包材廃棄による環境負荷を小さくし、さらに梱包作業性を良好なものとする。

外部端子4や液口栓等の突出物を有する面に、突出物最大高さ以上の厚みの緩衝材2を突出物を避けるよう結束する。前記結束する手段の一例は、緩衝材2と鉛蓄電池1とを共に延伸性を有するフィルム3でタイト包装するものである。このときフィルム3が透明であることが好ましい。また緩衝材2中に鉛蓄電池関連部品を収容可能とする。

目的

本発明が解決しようとする課題は、梱包された鉛蓄電池において、段ボール箱をを使用せずに梱包の機能を発揮させ、梱包材の廃棄による環境負荷を小さくし、さらに梱包作業性を良好なものとすることである。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
1件

この技術が所属する分野

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

外面に突出物を有した鉛蓄電池において、前記突出物を有した面には、突出物最大高さ以上の厚みの板状緩衝材を突出物を避けるように配置し、前記緩衝材結束手段により電池外面に固定されていることを特徴とする梱包された鉛蓄電池。

請求項2

突出物が外部端子及び/又は液口栓である請求項1記載の鉛蓄電池。

請求項3

結束手段が、緩衝材と鉛蓄電池とを共に延伸性を有するフィルムタイト包装するものであることを特徴とする請求項1又は2記載の梱包された鉛蓄電池。

請求項4

フィルムが透明である請求項3記載の梱包された鉛蓄電池。

請求項5

緩衝材中に鉛蓄電池関連部品を収容可能であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の梱包された鉛蓄電池。

請求項6

鉛蓄電池関連部品が液口栓を含み、鉛蓄電池が即用電池である請求項5記載の梱包された鉛蓄電池。

技術分野

0001

本発明は梱包された鉛蓄電池に関するものである。

背景技術

0002

鉛蓄電池、特に自動車用鉛蓄電池は、その上面(電池蓋面)に外部端子液口栓が突出した状態で存在している。これは外部端子のようにJIS規格により外観形状が規定されていることが原因の一つにある。従って鉛蓄電池単体で実質的に直方体の外観となるよう設計するのは不可能な場合がある。鉛蓄電池を多数個積載する際には、外観が前記直方体形状であることが理想的である。そこで従来から一般的に段ボールに代表される紙を主材料とする箱に鉛蓄電池を挿入し梱包して、前記直方体の外観を実現させてきた。

発明が解決しようとする課題

0003

しかしながら上記従来の、段ボール箱に鉛蓄電池を挿入し梱包する手段には以下の欠点がある。
(1)梱包材が段ボール、つまり紙が主材料であるため、圧縮強度が弱い。これは多数個の梱包した鉛蓄電池を積載して搬送等する際には梱包材が上下方向に圧縮変形し、直方体形状を維持できなくなる原因となり得る。直方体形状を維持できなくなると、積み重ねた鉛蓄電池のいくつかが傾いて落下するおそれもある。前記圧縮変形は、梱包材の主材料が紙であるため、吸湿しやすい環境にさらされたとき特に起きやすい。
(2)鉛蓄電池を実際に使用するときには、梱包材は不要となる。従って大量の段ボールが不要物つまりゴミとなる。ここで「大量の」と記載した理由は、単位体積当たりの重量が大なる鉛蓄電池を挿入し、搬送可能な程度の強度を有する梱包材としての段ボール量は、必然的に多くなってしまうためである。また前記「ゴミとなる」理由は、箱形状の段ボールは、それが不要になったときに、そのままの形で、且つ強度を維持しながら再利用することは困難なためである。これらはいわゆる過剰包装とも言え、環境負荷を大きくする原因となり、好ましい状況ではない。
(3)鉛蓄電池を梱包する作業性に着目してみる。まず段ボールを箱状に組み立てる工程があり、次に前述したように単位体積当たりの重量が大である鉛蓄電池を段ボール箱に挿入する工程があり、更に必要に応じて緩衝材段ボール箱内に配置する工程がある。該緩衝材は発泡スチロール製であったり、段ボール製であったりする。これらの工程の全てを機械化することは非常に困難であり、決して作業性は良くない。

0004

本発明が解決しようとする課題は、梱包された鉛蓄電池において、段ボール箱をを使用せずに梱包の機能を発揮させ、梱包材の廃棄による環境負荷を小さくし、さらに梱包作業性を良好なものとすることである。

課題を解決するための手段

0005

上記課題を解決するために、本発明に係る鉛蓄電池の突出物を有した面には、突出物最大高さ以上の厚みの板状緩衝材を突出物を避けるように配置し、前記緩衝材は結束手段により電池外面に固定されていることを特徴とする。前記突出物の具体例は外部端子4や液口栓等である。上記結束する手段の一例は、緩衝材2と鉛蓄電池1とを共に延伸性を有するフィルム3でタイト包装するものである。このときフィルム3が透明であることが好ましい。その理由は、鉛蓄電池1電槽側面等に印刷されている、鉛蓄電池1に関す情報を外側から見て確認することができるためである。

0006

上記構成を有することにより、梱包された鉛蓄電池を外観が実質的に直方体形状にすることができる。つまり梱包された鉛蓄電池を積載する際に理想的な形状とすることができる。また梱包された鉛蓄電池を積載したときの圧縮による変形を抑制することができる。その理由は、従来の梱包材であった箱状の段ボール等よりもはるかに強度の高い電槽材(通常ポリエチレン等からなる)に前記積載時の応力圧縮力)が付与されるためである。積載時の応力は、緩衝材2にも加えられるが、梱包された鉛蓄電池の予想される取扱われ方に応じて、圧縮による変形を抑制できる圧縮強度を有する緩衝材2の材質を適宜選択すればよい。つまり上記構成を採用することによって前述した(1)の欠点を克服することができる。

0007

また上記構成を有することにより、梱包材料の使用量を飛躍的に低減することができる。その理由は上記構成における梱包材と表現される部材は、緩衝材2のみ、場合によって延伸性のフィルム3が加わるだけだからである。また上記構成を有することにより、梱包材料である緩衝材2の再利用も可能となり得る。それは緩衝材2が板状であることに起因する。板状部材箱状部材に比して単純な構造であるため、変形、劣化しにくい。また梱包された鉛蓄電池の予想される取扱われ方に応じて劣化しにくい材質を適宜選択することができる。このように上記構成を採用することによって環境負荷を小さくすることができる。つまり前述した(2)の欠点を克服することができる。

0008

また上記構成を有することにより、梱包作業性を良好なものとすることができる。その理由は上記構成を実現するには、緩衝材2を載置してそれを固定するだけだからである。このように上記構成を採用することによって梱包作業性を良好なものとすることができる。つまり前述した(3)の欠点を克服することができる。

発明を実施するための最良の形態

0009

本発明の実施の形態の一例を図1を参照しながら以下に説明する。鉛蓄電池1は、その上面(電池蓋)から実質的に外部端子4のみが突出物として存在するものである。この鉛蓄電池1上面に緩衝材2を載置する。そのとき緩衝材2は、外部端子4の最大高さよりも5mm厚い発泡スチロールからなり、幅、長さは鉛蓄電池1上面のサイズとほぼ等しくする。そして緩衝材2に図1に示すように外部端子4を避けるよう切り欠きを入れ、それを図1のように鉛蓄電池1上面幅、長さ方向に位置合わせをして配置する。そしてポリエチレンからなる透明のフィルム3で緩衝材2と鉛蓄電池1とを共にタイト包装することで、緩衝材2を前記配置した位置に固定する。上記タイト包装とは、延伸性を有するフィルムの端を固定し、それを引っ張りながら鉛蓄電池1と緩衝材2を1周以上包み込む操作をし、フィルムが重なり合う部分を熱溶着等の手段で一体化する包装手段である。これら一連梱包作業は、容易に機械化・自動化が可能であると考えられる。

0010

本例では緩衝材2が突出物である外部端子4を避ける手段として、図1に示すように外部端子4部分に切り欠きを入れたが、それ以外の手段でも構わない。例えば緩衝材2に凹陥部を設けて当該凹陥部に外部端子4を収容する手段等である。前者の手段(切り欠きを入れる手段)は、緩衝材2を成形する作業が容易となる利点がある。後者の手段は、梱包された鉛蓄電池を複数個積載するとき等の上下方向の加圧力から外部端子4をより保護できる点、前記上下方向の加圧力により外部端子4がその周囲の動産不動産を傷つけることをより防止できる点で有利である。これらのことは、突出物が外部端子4以外の場合についても同様である。また本例では緩衝材2の厚みを突出物としての外部端子4の最大高さよりも5mm厚くしたが、突出物の最大高さ以上であれば本発明の効果は得ることができる。また本例では緩衝材2の幅、長さを鉛蓄電池1上面のサイズとほぼ等しくし、それを図1のように鉛蓄電池1上面幅、長さ方向に位置合わせをして配置し、梱包した鉛蓄電池を前述した「理想的な形状」である実質的な直方体とした。しかし本発明の効果が得られる範囲であれば、緩衝材2の幅、長さ、配置は適宜変更しても良い。また本例では緩衝材2に発泡スチロールを用いたが、その材質は、段ボールを積層したものや、蜂の状の紙成形体等でも好適に使用できる。段ボールを積層したものや、蜂の巣状の紙成形体は従来用いていた箱状の段ボールと同じ紙材であるが使用可能である。それは緩衝材2が板状であることに起因する。板状部材は箱状部材に比して単純な構造であるため、変形、劣化しにくい。

0011

本例での突出物は外部端子4のみだが、それ以外にも本発明に係る梱包で無視できない程度の突出物、例えば液口栓等が存在する鉛蓄電池1を梱包する際には、緩衝材2の形状を該突出物を避けるような形状にする。本発明に係る梱包で無視できる程度の突出物、例えば電槽材外側側面のリブや電池蓋表面の僅かな凹部等に対しては、緩衝材2の形状を該突出物を避けるような形状にする必要はない。鉛蓄電池上面又は底面又は側面からの突出物が付属物、例えば帯状取っ手等である場合でも、本発明は適用可能である。前記付属物が本発明に係る梱包で無視できない程度の突出物である場合は緩衝材2の形状を該突出物を避けるような形状にする。また前記付属物が本発明に係る梱包で無視できる程度の突出物である場合は緩衝材2の形状を該突出物を避けるような形状にする必要はない。付属物が帯状取っ手である場合、図1における緩衝材2の上面あるいは鉛蓄電池側面に帯状取っ手を接触させた上で上述したタイト包装することも可能である。

0012

本例では緩衝材2を結束して固定する手段としてタイト包装を選択したが、他の手段でもよい。例えばひもで縛って固定する手段や、熱収縮フィルムで覆った後に加熱して熱収縮フィルムを収縮させることで固定する手段等である。前者ひもを用いる手段では、ひもを再利用することが容易である利点がある。またタイト包装する際に使用した延伸性フィルムには透明のものを用いたが、不透明でもよい。但し透明であった方が内容物を確認しやすいため好ましい。またフィルムの材質も、延伸性を有していればよく、ポリプロピレンや、ポリプロピレンとポリエチレンとのブレンド材等が好適に使用できる。またタイト包装する際には鉛蓄電池1及び緩衝材2の全面を包み込むように包装する必要はなく、部分的に鉛蓄電池1及び/又は緩衝材2が露出していても良い。但し鉛蓄電池1及び緩衝材2の全面を包み込むように包装した方が、ゴミなどが鉛蓄電池に付着することを防ぐことができるため好ましい。

0013

鉛蓄電池の種類や用途によっては、その側面や底面に外部端子等の突出物が存在するものもあり得る。その場合は、突出物が存在する面に緩衝材2を本発明に従って配置すればよい。場合によっては鉛蓄電池の2面以上に緩衝材2を本発明に従って配置してもよい。

0014

また、図2に示すように緩衝材2中に鉛蓄電池関連部品を収容可能とすることもできる。図2は緩衝材2に収容スペース5を設けた様子を示している。鉛蓄電池関連部品の例は、鉛蓄電池が即用電池である場合、液口栓6等である。鉛蓄電池の型式が75D31Lである場合、収容スペース5の寸法は例えば長さ150mm、幅40mm、深さ23mmである。この場合、収容スペース5が緩衝材2を厚み方向に貫通していても良い。収容スペース5が緩衝材2を厚み方向に貫通していない場合には、緩衝材2の上面、下面、側面から選ばれる一箇所以上に配置する。上記構成を採用することにより、鉛蓄電池関連部品を鉛蓄電池と別に梱包、搬送する手間を省くことができる。この効果は鉛蓄電池が即用式電池である場合に限らない。その理由は鉛蓄電池関連部品は、即用式電池の場合の液口栓6以外に、液口栓6を鉛蓄電池に取り付ける際の工具や、鉛蓄電池の取扱説明書や、鉛蓄電池を機器に搭載する際に用いるスパナ等の工具等があるためである。但し即用式電池の場合の液口栓6は、従来それだけを包装して鉛蓄電池に添付する場合があったが、上記構成によりその手間を省くことができる点、及び添付スペースを省くことができる点で特に工業的価値が高い。図2では鉛蓄電池1、緩衝材2、液口栓6全てをフィルム3によって覆う構成であるが、収容スペースの形状や配置される箇所によってはフィルム3が必要無い場合がある。例えば緩衝材2下面に緩衝材2を厚み方向に貫通しない収容スペース5がある場合等である。

発明の効果

0015

本発明により、梱包された鉛蓄電池において、段ボール箱をを使用せずに梱包の機能を発揮させ、梱包材の廃棄による環境負荷を小さくし、さらに梱包作業性を良好なものとすることができた。また即用式電池の場合の液口栓等の、鉛蓄電池関連部品をを鉛蓄電池と別に梱包、搬送する手間を省くことができた。

図面の簡単な説明

0016

図1本発明の一例の梱包された鉛蓄電池を示した斜視図である。
図2本発明の別の一例の梱包された鉛蓄電池を示した斜視図である。

--

0017

1.鉛蓄電池
2.緩衝材
3.フィルム
4.外部端子
5.収容スペース
6.液口栓

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

この 技術と関連性が強い技術

関連性が強い 技術一覧

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ