図面 (/)

技術 シート材給送装置、画像形成装置、ファクシミリ装置

出願人 キヤノン株式会社
発明者 外村尚之
出願日 1997年12月2日 (23年0ヶ月経過) 出願番号 1997-347139
公開日 1999年6月22日 (21年6ヶ月経過) 公開番号 1999-165896
状態 未査定
技術分野 電子写真における紙送り シート、マガジン及び分離
主要キーワード 切欠歯 制御回路基盤 被案内突起 部材交換 中継ぎ 調整穴 隅角部分 受け基板
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1999年6月22日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (16)

課題

シート材収納部に積載収納したシート材を1枚ずつ分離して給送するシート材給送装置について、簡単で低コスト装置構成制御構成で、しかもシート材の積載量や材質、装置の使用環境等の如何にかかわらず常に安定・確実にシート材の1枚分離給送動作を実行させることを可能とした信頼性の高いシート材給送装置を提供すること。

解決手段

シート材収納部100からシート材Sを給送する給送回転体11bと、給送されたシート材を1枚分離するための分離爪106(138)と、爪分離給送されたシート材を搬送する給紙搬送回転体50及び分離回転体192と、分離回転体の回転検出手段350・356を有し、分離回転体の回転が停止している場合、次回のシート材給送動作の際に給送回転体を駆動せず、給紙搬送回転体及び分離回転体に駆動を伝達することを特徴とするシート材給送装置。

概要

背景

従来例として、シート材収納部に積載収納したシート材を1枚ずつ分離して給送するシート材給送装置を具備する画像形成装置の一例の概略構成を図13に示した。この画像形成装置は転写電子写真プロセス利用のレーザープリンタである。

201は原稿台ガラスであり、この原稿台ガラス上に原稿Dを複写すべき画像面を下向きにして所定の載置基準に合わせて載置し、その上から原稿圧着板202を被せてセットする。このセット原稿の下向き画像面が、原稿照明ランンプ203・ミラー204を有し、読取開始信号に基づいて所定の制御タイミングで原稿台ガラス201の下面に沿って移動駆動される照明走査手段により、一方辺側から他方辺側にかけて順次に照明走査され、その照明走査光の原稿面反射光結像レンズ205・ミラー206を介してCCD部(固体撮像素子アレイ)207に結像されることで、原稿Dの画像情報が時系列電気デジタル画素信号として光電読取処理される。

208・209はプリンタ内に上下2段に配設したシート材収納部としての第1および第2の給紙カセットである。この各給紙カセット内にはシート材としての記録紙Sを積載収納させてある。

第1の給紙カセット208からの給紙が選択されているときには給紙開始信号に基づいて該給紙カセット側の給紙ローラ2101 ・搬送ローラ2111 ・分離ローラ2121 の作動がなされて該給紙カセット内積載記録紙最上位の記録紙が1枚分離給送され、第1縦パスローラ2131 →レジ前ローラ214→レジトローラ215のシートパス経路を通って記録部の転写部位に対して所定の制御タイミングにて搬送される。

第2の給紙カセット209からの給紙が選択されているときには給紙開始信号に基づいて該給紙カセット側の給紙ローラ2102 ・搬送ローラ2112 ・分離ローラ2122 の作動がなされて該給紙カセット内の積載記録紙の最上位の記録紙が1枚分離給送され、第2縦パスローラ2132 →第1縦パスローラ2131→レジ前ローラ214→レジシトローラ215のシートパス経路を通って記録部の転写部位に対して所定の制御タイミングにて搬送される。

216は手差し給紙台であり、不使用時はプリンタ本体の側面部に実線示のように畳み込んで格納される。使用時は下辺側ヒンジ部を中心に2点鎖線示のように開かれ、その開いた給紙台の上に記録紙を載置してセットする。そして給紙開始信号に基づいて該給紙台側の給紙ローラ217の作動がなされて該給紙台上の記録紙が1枚分離給送され、レジ前ローラ214→レジストローラ215のシートパス経路を通って記録部の転写部位に対して所定の制御タイミングにて搬送される。

記録部は、回転ドラム型電子写真感光体219、該感光体外周面を所定の極性電位に一様に帯電処理する帯電手段220、その感光体の帯電処理面にレーザー走査露光して画像情報の静電潜像を形成させるレーザースキャナー221、その静電潜像をトナー画像として現像する現像手段224、そのトナー画像を記録紙に転写させる転写手段225、転写紙分離後の感光体面から転写残トナー等の残留付着物を除去して感光体面を清掃するクリーニング手段226等からなる。

レーザースキャナー221は、前記CCD部207で光電読取された原稿Dの画像情報の入力を受け、その入力画像情報の時系列電気デジタル画素信号に対応してON/OFF変調したレーザー光を出力してミラー222・223を介して回転感光体219の帯電処理面を走査露光して画像情報の静電潜像を形成する。

前記のように第1或は第2の給紙カセット208・209若しくは手差し給紙台216から給紙された記録紙はレジストローラ215で所定の制御タイミングをもって感光体219と転写手段225との間(転写部位)に搬送され、回転感光体219に形成されたトナー画像の転写を順次に受ける。

転写部位でトナー画像の転写を受けた記録紙は回転感光体219の面から順次に分離され、搬送手段227で定着手段228に搬送導入されて熱および圧力が加えられ、トナー画像が永久画像として定着される。

定着手段228で画像定着を受けた記録紙は搬送ローラ229・排紙ローラ230のシートパス経路を通って、機外排紙トレイ231上に画像形成物コピープリント)として排紙される。

図14は上記のプリンタにおける第1の給紙カセット208または第2の給紙カセット209からのシート材給送制御系の概略図である。

操作者が原稿台ガラス201(読取部)に原稿Dをセットし、コピーボタンを選択すると、DCコントローラ基板232上のCPUからの信号に基づいて記録モータM1(メインモータ)が駆動され、一定時間後にCPUから記録紙Sの給紙を行なうための信号が記録部に伝達されると、給紙クラッチCL4またはCL1がONし、給紙ローラ2101 または2102 が回転し、第1または第2の給紙カセット208または209からの記録紙給送がなされる。その後、給紙ローラ解除ソレノイドSL2またはSL1がONし給紙ローラ2101 または2102 が記録紙面から離間される。

給紙ローラ2101 または2102 で送り出された記録紙は搬送ローラと分離ローラ2111 ・2121 または2112 ・2122 によって1枚だけ搬送路に送り出される。給紙クラッチCL4またはCL1がONしてから一定時間後に、縦パスローラ駆動クラッチCL3または/およびCL2がONして、第1縦パスローラ2131 または/および第2縦パスローラ2132 が駆動されて、上記の1枚分離されて送り出された記録紙の中継ぎ搬送がなされる。縦パスローラ2131 ・2132 は最小サイズの記録紙を搬送可能なように配置されている。

1枚分離されて送り出された記録紙が第1縦パスローラ2131 または第2縦パスローラ2132 に到達した後も、搬送ローラと分離ローラ2111 ・2121 または2112 ・2122 は給紙クラッチCL4またはCL1がONしているために、分離ローラ2121 または2122 は搬送ローラ2111 または2112 と同方向に回転している駆動力が伝達されており、第1または第2の給紙カセット208・209内の積載収納シート材の最上位以外のシート材が搬送ローラと分離ローラ2111 ・2121 または2112 ・2122 とのニップ部に入り込むのを防いでいる。

縦パスローラ駆動クラッチCL3または/およびCL2がONしてから一定時間後に、レジ前ローラ駆動クラッチCL9がONし、記録紙は回転状態になったレジ前ローラ214によってレジストローラ215まで送られる。

図には示していないが、レジ前ローラ214の直前には記録紙検知センサが設けられ、一定時間後に記録紙が到達しない場合にはジャム(紙詰り)と判断するようになっている。レジ前ローラ214に記録紙が到達してから一定時間後に給紙クラッチCL4またはCL1がOFFされるようになっている。

レジストローラ215まで搬送された記録紙は、レジストローラ駆動クラッチCL8がOFFのため回転停止状態にあるレジストローラ215に突き当たり、ループが形成されることで斜行補正され、レジストローラ215によって保持される。

レジストローラ215のON/OFFによって光学系のモータの駆動が開始されて、前述の原稿台ガラス201上にセットの原稿Dの画像読取および回転感光体219に対するトナー画像の形成プロセスが実行される。

回転感光体219に形成されたトナー画像の先端と記録紙Sの先端が転写部位において一致するように、レジストローラ駆動クラッチCL8のONでレジシトローラ215の駆動が所定の制御タイミングで開始され、記録紙が転写部位に搬送される。

概要

シート材収納部に積載収納したシート材を1枚ずつ分離して給送するシート材給送装置について、簡単で低コスト装置構成制御構成で、しかもシート材の積載量や材質、装置の使用環境等の如何にかかわらず常に安定・確実にシート材の1枚分離給送動作を実行させることを可能とした信頼性の高いシート材給送装置を提供すること。

シート材収納部100からシート材Sを給送する給送回転体11bと、給送されたシート材を1枚分離するための分離爪106(138)と、爪分離給送されたシート材を搬送する給紙搬送回転体50及び分離回転体192と、分離回転体の回転検出手段350・356を有し、分離回転体の回転が停止している場合、次回のシート材給送動作の際に給送回転体を駆動せず、給紙搬送回転体及び分離回転体に駆動を伝達することを特徴とするシート材給送装置。

目的

そこで本発明は、シート材収納部に積載収納したシート材を1枚ずつ分離して給送するシート材給送装置について、簡単で低コストな装置構成・制御構成で、しかもシート材の積載量や材質、装置の使用環境等の如何にかかわらず常に安定・確実にシート材の1枚分離給送動作を実行させることを可能とした信頼性の高いシート材給送装置を提供することを目的とする。

また該シート材給送装置を具備させることで、シート材の1枚分離給送を安定・確実化させ、信頼性を向上させた、画像形成装置、ファクシミリ装置を提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

シート材収納部に積載収納したシート材を1枚ずつ分離して給送するシート材給送装置であり、シート材収納部からシート材を給送する給送回転体と、給送回転体で給送されたシート材を1枚分離するための分離爪と、前記給送回転体と分離爪で爪分離給送されたシート材を搬送する給紙搬送回転体及び分離回転体と、を有し、前記分離回転体は、前記爪分離給送時に複数枚のシート材が重送された場合は、1枚分離給送されるべきシート材以外のシート材をシート材収納部に戻すように力が働き、シート材が1枚だけ給送された場合は、該シート材を搬送するように回転し、前記分離回転体の回転検出手段を有し、前記分離回転体の回転が停止している場合、次回のシート材給送動作の際に前記給送回転体を駆動せず、給紙搬送回転体及び分離回転体に駆動を伝達することを特徴とするシート材給送装置。

請求項2

前記分離回転体の回転検出を1つのフォトインタラプタで行うことを特徴とする請求項1に記載のシート材給送装置。

請求項3

請求項1または2に記載のシート材給送装置と、給送されたシート材に画像を形成する画像形成部を備えたことを特徴とする画像形成装置

請求項4

請求項3に記載の画像形成装置と、通信回線から受信した画像情報を前記画像形成装置に送信して前記受信画像情報の画像を給送シート材に形成させる通信手段を備えたことを特徴とするファクシミリ装置

請求項5

シート材収納部に積載収納したシート材を1枚ずつ分離して給送するシート材給送装置と、給送されたシート材に画像を形成する画像形成部を備えた画像形成装置において、前記シート材給送装置は、シート材収納部からシート材を給送する給送回転体と、給送回転体で給送されたシート材を1枚分離するための分離爪と、前記給送回転体と分離爪で爪分離給送されたシート材を搬送する給紙搬送回転体及び分離回転体と、を有し、前記分離回転体は、前記爪分離給送時に複数枚のシート材が重送された場合は、1枚分離給送されるべきシート材以外のシート材をシート材収納部に戻すように力が働き、シート材が1枚だけ給送された場合は、該シート材を搬送するように回転し、前記分離回転体の回転検出手段を有し、前記分離回転体の回転が停止している場合、次回のシート材給送動作の際に前記給送回転体を駆動せず、給紙搬送回転体及び分離回転体に駆動を伝達することを特徴とする画像形成装置。

請求項6

請求項5に記載の画像形成装置と、通信回線から受信した画像情報を前記画像形成装置に送信して前記受信画像情報の画像を給送シート材に形成させる通信手段を備えたことを特徴とするファクシミリ装置。

技術分野

0001

本発明は、シート材収納部に積載収納したシート材を1枚ずつ分離して給送するシート材給送装置、また該シート材給送装置を具備する画像形成装置ファクシミリ装置に関する。

0002

上記において、シート材は、例えば複写機プリンタ印刷機・ファクシミリ装置などの事務機器、その他のシート材使用機器において、画像形成部・画像読取部・加工部などシート材処理部に対して供給する転写紙・感光紙感熱紙・静電記録紙印刷紙・原稿カード封筒・はがきなどの枚葉紙カットシート)である。材質は紙には限らない。

背景技術

0003

従来例として、シート材収納部に積載収納したシート材を1枚ずつ分離して給送するシート材給送装置を具備する画像形成装置の一例の概略構成図13に示した。この画像形成装置は転写式電子写真プロセス利用のレーザープリンタである。

0004

201は原稿台ガラスであり、この原稿台ガラス上に原稿Dを複写すべき画像面を下向きにして所定の載置基準に合わせて載置し、その上から原稿圧着板202を被せてセットする。このセット原稿の下向き画像面が、原稿照明ランンプ203・ミラー204を有し、読取開始信号に基づいて所定の制御タイミングで原稿台ガラス201の下面に沿って移動駆動される照明走査手段により、一方辺側から他方辺側にかけて順次に照明走査され、その照明走査光の原稿面反射光結像レンズ205・ミラー206を介してCCD部(固体撮像素子アレイ)207に結像されることで、原稿Dの画像情報が時系列電気デジタル画素信号として光電読取処理される。

0005

208・209はプリンタ内に上下2段に配設したシート材収納部としての第1および第2の給紙カセットである。この各給紙カセット内にはシート材としての記録紙Sを積載収納させてある。

0006

第1の給紙カセット208からの給紙が選択されているときには給紙開始信号に基づいて該給紙カセット側の給紙ローラ2101 ・搬送ローラ2111 ・分離ローラ2121 の作動がなされて該給紙カセット内積載記録紙最上位の記録紙が1枚分離給送され、第1縦パスローラ2131 →レジ前ローラ214→レジトローラ215のシートパス経路を通って記録部の転写部位に対して所定の制御タイミングにて搬送される。

0007

第2の給紙カセット209からの給紙が選択されているときには給紙開始信号に基づいて該給紙カセット側の給紙ローラ2102 ・搬送ローラ2112 ・分離ローラ2122 の作動がなされて該給紙カセット内の積載記録紙の最上位の記録紙が1枚分離給送され、第2縦パスローラ2132 →第1縦パスローラ2131→レジ前ローラ214→レジシトローラ215のシートパス経路を通って記録部の転写部位に対して所定の制御タイミングにて搬送される。

0008

216は手差し給紙台であり、不使用時はプリンタ本体の側面部に実線示のように畳み込んで格納される。使用時は下辺側ヒンジ部を中心に2点鎖線示のように開かれ、その開いた給紙台の上に記録紙を載置してセットする。そして給紙開始信号に基づいて該給紙台側の給紙ローラ217の作動がなされて該給紙台上の記録紙が1枚分離給送され、レジ前ローラ214→レジストローラ215のシートパス経路を通って記録部の転写部位に対して所定の制御タイミングにて搬送される。

0009

記録部は、回転ドラム型電子写真感光体219、該感光体外周面を所定の極性電位に一様に帯電処理する帯電手段220、その感光体の帯電処理面にレーザー走査露光して画像情報の静電潜像を形成させるレーザースキャナー221、その静電潜像をトナー画像として現像する現像手段224、そのトナー画像を記録紙に転写させる転写手段225、転写紙分離後の感光体面から転写残トナー等の残留付着物を除去して感光体面を清掃するクリーニング手段226等からなる。

0010

レーザースキャナー221は、前記CCD部207で光電読取された原稿Dの画像情報の入力を受け、その入力画像情報の時系列電気デジタル画素信号に対応してON/OFF変調したレーザー光を出力してミラー222・223を介して回転感光体219の帯電処理面を走査露光して画像情報の静電潜像を形成する。

0011

前記のように第1或は第2の給紙カセット208・209若しくは手差し給紙台216から給紙された記録紙はレジストローラ215で所定の制御タイミングをもって感光体219と転写手段225との間(転写部位)に搬送され、回転感光体219に形成されたトナー画像の転写を順次に受ける。

0012

転写部位でトナー画像の転写を受けた記録紙は回転感光体219の面から順次に分離され、搬送手段227で定着手段228に搬送導入されて熱および圧力が加えられ、トナー画像が永久画像として定着される。

0013

定着手段228で画像定着を受けた記録紙は搬送ローラ229・排紙ローラ230のシートパス経路を通って、機外排紙トレイ231上に画像形成物コピープリント)として排紙される。

0014

図14は上記のプリンタにおける第1の給紙カセット208または第2の給紙カセット209からのシート材給送制御系の概略図である。

0015

操作者が原稿台ガラス201(読取部)に原稿Dをセットし、コピーボタンを選択すると、DCコントローラ基板232上のCPUからの信号に基づいて記録モータM1(メインモータ)が駆動され、一定時間後にCPUから記録紙Sの給紙を行なうための信号が記録部に伝達されると、給紙クラッチCL4またはCL1がONし、給紙ローラ2101 または2102 が回転し、第1または第2の給紙カセット208または209からの記録紙給送がなされる。その後、給紙ローラ解除ソレノイドSL2またはSL1がONし給紙ローラ2101 または2102 が記録紙面から離間される。

0016

給紙ローラ2101 または2102 で送り出された記録紙は搬送ローラと分離ローラ2111 ・2121 または2112 ・2122 によって1枚だけ搬送路に送り出される。給紙クラッチCL4またはCL1がONしてから一定時間後に、縦パスローラ駆動クラッチCL3または/およびCL2がONして、第1縦パスローラ2131 または/および第2縦パスローラ2132 が駆動されて、上記の1枚分離されて送り出された記録紙の中継ぎ搬送がなされる。縦パスローラ2131 ・2132 は最小サイズの記録紙を搬送可能なように配置されている。

0017

1枚分離されて送り出された記録紙が第1縦パスローラ2131 または第2縦パスローラ2132 に到達した後も、搬送ローラと分離ローラ2111 ・2121 または2112 ・2122 は給紙クラッチCL4またはCL1がONしているために、分離ローラ2121 または2122 は搬送ローラ2111 または2112 と同方向に回転している駆動力が伝達されており、第1または第2の給紙カセット208・209内の積載収納シート材の最上位以外のシート材が搬送ローラと分離ローラ2111 ・2121 または2112 ・2122 とのニップ部に入り込むのを防いでいる。

0018

縦パスローラ駆動クラッチCL3または/およびCL2がONしてから一定時間後に、レジ前ローラ駆動クラッチCL9がONし、記録紙は回転状態になったレジ前ローラ214によってレジストローラ215まで送られる。

0019

図には示していないが、レジ前ローラ214の直前には記録紙検知センサが設けられ、一定時間後に記録紙が到達しない場合にはジャム(紙詰り)と判断するようになっている。レジ前ローラ214に記録紙が到達してから一定時間後に給紙クラッチCL4またはCL1がOFFされるようになっている。

0020

レジストローラ215まで搬送された記録紙は、レジストローラ駆動クラッチCL8がOFFのため回転停止状態にあるレジストローラ215に突き当たり、ループが形成されることで斜行補正され、レジストローラ215によって保持される。

0021

レジストローラ215のON/OFFによって光学系のモータの駆動が開始されて、前述の原稿台ガラス201上にセットの原稿Dの画像読取および回転感光体219に対するトナー画像の形成プロセスが実行される。

0022

回転感光体219に形成されたトナー画像の先端と記録紙Sの先端が転写部位において一致するように、レジストローラ駆動クラッチCL8のONでレジシトローラ215の駆動が所定の制御タイミングで開始され、記録紙が転写部位に搬送される。

発明が解決しようとする課題

0023

しかしながら、上述した従来の複写機等におけるシート材給送装置では、給紙ローラ2101 (2102 )、給紙搬送ローラ2111 (2112 )、分離ローラ2121 (2122 )、搬送ローラ2131 (2132 )の回転制御にDCソレノイドや電磁クラッチ等の部品単価の高い電気部品を数多く使用しなければならないため、装置全体コストアップにつながっていた。

0024

また数多くのDCソレノイドや電磁クラッチを使用するため、制御が複雑になりコストアップ及び開発期間の長期化を招いていた。

0025

これらのコストアップを避けるため、シート材の重送を防止するためにシート材堆積体積載シート材)のシート材給送方向の先端近傍分離爪を設け、最上部のシート材が給送されるとき、その先端部に若干のたわみループを作りつつ分離爪を乗越す動作をさせることにより、該最上部のシート材をその下の次位以下のシート材より分離させて1枚のシート材のみが給送されるようにした分離爪方式のシート材給送装置が従来からよく知られている。

0026

図15は分離爪方式のシート材給送装置の一例の要部の斜視図を示している。240はシート材受け基板としてのシート材積載台(シート材収納部)、241はこのシート材積載台を持上げ付勢しているバネ、Sは該シート積載台上に積載した一定サイズのシート材(カットシート、用紙)、242は給紙ローラ、243は積載シート材Sの給紙方向先端辺の左右側隅角部の上面に掛合させた左右一対の分離爪である。

0027

積載シート材Sの先端辺寄りの上面はバネ241によるシート材積載台持上げ力で給紙ローラ242の下面に所定の押圧力で接している。或は給送信号毎に給紙ローラ242が下降動作して積載シート材Sの上面に所定の押圧力で接する。

0028

分離爪243は軸243aを中心に上下揺動自由であり、積載シート材Sの先端辺隅角部の上面に自重で乗って係合している。

0029

給紙ローラ242がシート材給送方向に回転駆動されると、積載シート材Sの最上部のシート材S1に摩擦力給紙方向への送り出し力が作用する。送りを掛けられた最上部のシート材S1は前進しようとするが、その先端辺左右の隅角部が分離爪243で受けとめられて前方への移動が阻止されている。そのため給紙ローラ242の回転に伴い、この最上部シート材S1について分離爪243と給紙ローラ242との間の分離爪寄り部分にシート材のコシの強さに抗してたわみループRができる。

0030

このたわみループRの大きさがある程度以上になるとたわみをもとに戻そうとする反発力により、最上部シート材S1の分離爪243で押えられている先端辺左右の隅角部分が分離爪243の下面側から上面側へ自然に抜け外れて分離爪243を乗越える。即ち積載シート材Sの最上部シート材S1のみが上記のたわみループRの形成で分離爪243の拘束から解放されて次位以下のシート材から1枚だけ分離給送されていく。

0031

しかしながら、上記のような分離爪方式のシート材給送装置の場合、情報の多様化に伴いシート材の使用頻度が増大し、従来のカセットより積載枚数の多いカセット(例えば、従来250枚積載に対して500枚積載)が装置に組込まれるようになると、残ったシート材の保管を適正環境下で行なわないと、次に使用するときにシート材が波打ち耳折れカール等によりシート材表面が変化してしまい、紙詰り等のトラブルが少なくなかった。

0032

また積載量の増加によりシート材を1枚ずつ次工程に向けて分離給送させる条件を一定に保つことができず、例えば、厚紙、薄紙等の特殊なシート材を使用するとなると、給送不良、重送等の現象が発生し易いので給送可能なシート材の種類を制限したり、装置の使用環境を制限しなければならないというような欠点があった。

0033

そこで本発明は、シート材収納部に積載収納したシート材を1枚ずつ分離して給送するシート材給送装置について、簡単で低コスト装置構成制御構成で、しかもシート材の積載量や材質、装置の使用環境等の如何にかかわらず常に安定・確実にシート材の1枚分離給送動作を実行させることを可能とした信頼性の高いシート材給送装置を提供することを目的とする。

0034

また該シート材給送装置を具備させることで、シート材の1枚分離給送を安定・確実化させ、信頼性を向上させた、画像形成装置、ファクシミリ装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0035

本発明は下記の構成を特徴とする、シート材給送装置、画像形成装置、ファクシミリ装置である。

0036

(1)シート材収納部に積載収納したシート材を1枚ずつ分離して給送するシート材給送装置であり、シート材収納部からシート材を給送する給送回転体と、給送回転体で給送されたシート材を1枚分離するための分離爪と、前記給送回転体と分離爪で爪分離給送されたシート材を搬送する給紙搬送回転体及び分離回転体と、を有し、前記分離回転体は、前記爪分離給送時に複数枚のシート材が重送された場合は、1枚分離給送されるべきシート材以外のシート材をシート材収納部に戻すように力が働き、シート材が1枚だけ給送された場合は、該シート材を搬送するように回転し、前記分離回転体の回転検出手段を有し、前記分離回転体の回転が停止している場合、次回のシート材給送動作の際に前記給送回転体を駆動せず、給紙搬送回転体及び分離回転体に駆動を伝達することを特徴とするシート材給送装置。

0037

(2)前記分離回転体の回転検出を1つのフォトインタラプタで行うことを特徴とする(1)に記載のシート材給送装置。

0038

(3)前記(1)または(2)に記載のシート材給送装置と、給送されたシート材に画像を形成する画像形成部を備えたことを特徴とする画像形成装置。

0039

(4)前記(3)に記載の画像形成装置と、通信回線から受信した画像情報を前記画像形成装置に送信して前記受信画像情報の画像を給送シート材に形成させる通信手段を備えたことを特徴とするファクシミリ装置。

0040

(5)シート材収納部に積載収納したシート材を1枚ずつ分離して給送するシート材給送装置と、給送されたシート材に画像を形成する画像形成部を備えた画像形成装置において、前記シート材給送装置は、シート材収納部からシート材を給送する給送回転体と、給送回転体で給送されたシート材を1枚分離するための分離爪と、前記給送回転体と分離爪で爪分離給送されたシート材を搬送する給紙搬送回転体及び分離回転体と、を有し、前記分離回転体は、前記爪分離給送時に複数枚のシート材が重送された場合は、1枚分離給送されるべきシート材以外のシート材をシート材収納部に戻すように力が働き、シート材が1枚だけ給送された場合は、該シート材を搬送するように回転し、前記分離回転体の回転検出手段を有し、前記分離回転体の回転が停止している場合、次回のシート材給送動作の際に前記給送回転体を駆動せず、給紙搬送回転体及び分離回転体に駆動を伝達することを特徴とする画像形成装置。

0041

(6)前記(5)に記載の画像形成装置と、通信回線から受信した画像情報を前記画像形成装置に送信して前記受信画像情報の画像を給送シート材に形成させる通信手段を備えたことを特徴とするファクシミリ装置。

0042

〈作 用〉
.即ち、シート材収納部に積載収納したシート材の1枚分離給送は基本的には、シート材収納部からシート材を給送する給送回転体(ピックアップローラ)と、該給送回転体で給送されたシート材を1枚分離するための分離爪とにより、簡便な分離爪方式にて実行される。

0043

そして、この分離爪方式のシート材給送手段自体のシート材1枚分離給送の精度・信頼性が、シート材収納部に対するシート材の積載量の増加、使用シート材の材質、装置の使用環境等にて、低下したり、変動することで、給送シート材に重送を生じたとしても、次位に配設の、これも比較的簡便な手段構成である給紙搬送回転体(フィードローラ)および分離回転体(リタードローラ)により、1枚分離給送されるべきシート材は引き続き搬送され、このシート材以外の重送のシート材の搬送は阻止されて、シート材の1枚分離給送が確実になされる。

0044

爪分離だけでなくリタード分離を備えているために、シート材の給紙圧の設定がシビアでなく余裕を持って設定できるために、シート材を1枚ずつ次工程に向けて分離給送させる条件を一定に保つことができる。そのため、例えば厚紙、薄紙等の特殊なシート材を使用するとなると、給送不良、重送などの現象が発生し易いが、上記の構成であれば給送可能なシート材の種類を制限したり装置の使用環境を制限しなければならないというようなことはない。

0045

したがって、シート材収納部に積載収納したシート材を1枚ずつ分離して給送するシート材給送装置について、簡単で低コストな装置構成・制御構成で、しかもシート材の積載量や材質、装置の使用環境等の如何にかかわらず常に安定・確実にシート材の1枚分離給送動作を実行させることが可能となる。

0046

.また、分離回転体の回転検出手段を具備させ、分離回転体の回転が停止している場合、即ち給送するシート材の先端部が既に給紙搬送回転体及び分離回転体のニップ部に到達している場合は、次回のシート材給送動作の際に給送回転体を駆動せず、給紙搬送回転体及び分離回転体に駆動を伝達する動作制御により、シート材の重送を防ぐことが可能である。

0047

また先端部が既に給紙搬送回転体及び分離回転体のニップ部に到達しているシート材を給送回転体の回転駆動で後押ししないことにより、シート材が給送回転体と給紙搬送回転体及び分離回転体のニップ部の間でジャムすることを防止でき、安定した給紙性能を得ることが可能となる。

発明を実施するための最良の形態

0048

(1)画像形成装置例の概略構成
図1は本実施例における画像形成装置の外観斜視図、図2は正面図、図3内部機構の概略図である。

0049

本実施例における画像形成装置は、ファクシミリ機能複写機機能プリンタ機能を有する多重機能の画像形成装置(ファクシミリ装置)である。

0050

Aは画像形成装置(記録装置)本体である。Bはこの画像形成装置本体Aに対して増設して使用されるオプショナル機器として構成したシート材給送装置(シートフィーダ)である。本実施例のシート材給送装置Bは1台或は実質同じものを複数台上下に所定に重ね合わせて据え置き、その上に画像形成装置本体Aを所定に搭載した形態で画像形成装置本体と組み合わせて使用される。図1図2では上下2台のシート材給送装置B(1)とB(2)を所定に重ね合わせて据え置き、その上に画像形成装置本体Aを所定に搭載して画像形成装置本体と組み合わせた状態を示している。

0051

画像形成装置本体Aは、図1のように、装置本体上面手前側装置本体正面側上部)に配設した操作盤部(コントロールボード)10、装置本体上面奥側に配設したハンドセット部(送受話器)20、上記操作盤部10とハンドセット部20の間の装置本体上面部に配設した画像読取部30と、図3のように、装置本体内部に配設した画像形成部40、装置本体内部の底部に配設した給紙部50等を有している。

0052

a)操作盤部10
操作盤部10において、11は操作部、12は表示部、13は装置の動作状態を示すタリーランプである。

0053

b)画像読取部30
画像読取部30は、画像形成装置本体Aの上部に配設してあり、原稿Dを複数枚積載することができるようにし構成された原稿載置台31と、画像読取部を含むADF部(オートドキュメントフィーダ)32を有する。

0054

原稿載置台31には原稿Dの搬送方向と直角方向(原稿Dの幅方向)にスライド可能なスライダ31aが設けられていて、このスライダ31aによって原稿載置台31上に積載された原稿Dの両サイドを揃えることが出来るようになっている。また、原稿Dが長尺原稿の場合は延長原稿トレイ31b(図1)を外側に開くことによって原稿Dの後端部が原稿載置台31からはみ出して垂れ下がることを防止することができる。

0055

ADF部32は、図3のように、原稿搬送方向に沿って順次に配列した、予備搬送ローラ32a、これに圧接の予備搬送押圧片32b、分離ローラ32c、これに圧接の逆転ローラ32d、給紙ローラ32e、これに圧接の給紙コロ32f、画像読取部としての密着型イメージセンサ33、排紙ローラ32g、これに圧接の排紙コロ32h、上記の予備搬送ローラ32aから排紙ローラ32gに至るシートパスを構成する上下の原稿ガイド32i・32j、原稿排紙トレイ32k等からなる。

0056

ファクシミリ送信モードや複写機モードのときは、原稿載置台31上の1枚或は複数枚の原稿を画像面を下向きにして積載セットする。

0057

画像読取開始信号に基づいて所定の制御タイミングにてADF部32が駆動されることで、原稿載置台31上に積載セットの原稿Dが予備搬送押圧片32bと圧接した予備搬送ローラ32a及び逆転ローラ32dと圧接した分離ローラ32cで下側の原稿から1枚ずつ分離給送される。さらに給紙コロ32fと圧接した給紙ローラ32eで密着型イメージセンサ33上を原稿押え部材の協動により密着摺動搬送されることで、密着型イメージセンサ33で原稿Dの画像情報が光電読取処理される。密着型イメージセンサ33上を搬送された原稿Dは排紙コロ32hと圧接した排紙ローラ32gによって原稿排紙トレイ32kに排出される。

0058

密着型イメージセンサ33は光源としてのLEDアレイから原稿Dの画像情報面に光を照射し、画像情報面を反射した反射光をセルフォックレンズ商標)でセンサ素子に結像して画像情報を読取るものである。

0059

このようにして、原稿載置台31上に積載セットの原稿DがADF部32の駆動により下のものから順次に1枚分離給送され、画像読取部としての密着型イメージセンサ33に搬送されることで順次に画像読取処理され、画像読取済みの原稿Dが原稿排紙トレイ32kに順次に排出される。

0060

密着型イメージセンサ33により光電読取りされた原稿Dの画像情報は、ファクシミリ送信モードの場合は、通信手段により通信回線を通じて相手方のファクシミリ装置に送信される。複写機モードの場合は次に説明する画像形成部40の画像形成動作により上記の光電読取りされた原稿Dの画像情報に対応した画像形成物(ハードコピー)の作成・出力がなされる。

0061

c)画像形成部40
本実施例の装置において画像形成部40は転写式電子写真プロセス利用のレーザービームプリンタ機構である。

0062

41は像担持体としての回転ドラム型の電子写真感光体(以下、感光体ドラムと記す)である。画像形成部40は画像形成開始信号に基づいて所定の制御タイミングで起動され、感光体ドラム41が所定の周速度(プロセススピード)にて矢印の時計方向に回転駆動される。

0063

この回転感光体ドラム41に対して、一次帯電器42による帯電処理、その帯電処理面に対するレーザースキャナ43によるレーザービーム走査露光がなされることで、回転感光体ドラム面に目的の画像情報の静電潜像が形成される。

0064

レーザースキャナ43はレーザービーム発振器ポリゴンミラー・F−θレンズ等を有し、装置制御部(制御回路基盤)60から出力される画像信号(時系列電気デジタル画素信号)に基づいて変調されたレーザービームを出力し、折り返しミラー43aを介して回転感光体ドラム面の帯電処理面を走査露光することで、回転感光体ドラム面に目的の画像情報に対応の静電潜像を書き込み形成する。

0065

回転感光体ドラム面に形成された静電潜像は次いで現像器44によりトナー画像として現像される。

0066

そのトナー画像が回転感光体ドラム41と転写帯電器(本例はバイアス転写ローラ)45との間の転写部位において該転写部位に後述する給紙部50或は増設の第1のシート材給送装置B(1)または第2のシート材給送装置B(2)から所定の制御タイミングにて給送されたシート材Sに順次に転写されていく。

0067

転写部位を通りトナー画像の転写を受けたシート材Sは回転感光体ドラム41面から分離されて搬送ガイド47で熱定着器48へ導入されることでトナー画像の定着処理を受け、永久画像の画像形成物として排紙ローラ49で排紙トレイ49aに排出される。

0068

一方、シート材分離後の回転感光体ドラム41面はクリーニング器46により転写残トナー等の付着汚染物の除去を受けて清掃され、繰り返して作像に供される。

0069

ファクシミリ受信モード、複写機モード、プリンタモードの時は、上記の画像形成部40、および給紙部50或は増設の第1のシート材給送装置B(1)または第2のシート材給送装置B(2)が駆動され、装置制御部(制御回路基盤)60からレーザースキャナ43に、相手方ファクシミリ装置から受信の画像信号、或は原稿読取部30で光電読取した原稿Dの画像信号、或はコンピュータワードプロセッサイメーイジリーダ等のホスト装置から画像形成装置本体Aに入力する画像信号が出力されて、それらの画像情報の画像形成物が排紙トレイ49aに出力される。

0070

なお本実施例のものは、感光体ドラム41、一次帯電器42、現像器44、クリーニング器46の4つのプロセス機器を共通の記録カートリッジ内に一体に組み込んで、画像形成装置本体A内の所定の配設位置に着脱自在のプロセスカートリッジとして構成してある。

0071

d)給紙部50
給紙部50は画像形成装置本体A内の底部に配設してあり、本例の該給紙部は所謂MP(マルチ記録紙)シート材給送装置である。積載可能なシートサイズはA4、レター、リーガルの3種類である。51は該給紙部50のシート材積載部シート材積載装置)としての給紙カセットであり、シート材積載可能枚数は約100枚であり、図3の2点鎖線示のように画像形成装置本体Aの左側面方向に引き出されるように構成されている(サイドローディング方式)。

0072

MP給紙カセット51に積載されたシート材Sはサイズに合わせて移動可能に装着されたMP規制板52によって側端面、後端面を規制され斜行や不送りが発生しないようになっている。また、シート材Sのサイズや有無はMPシート積載装置センサ54により検知される。

0073

この給紙部50からの給紙が選択されたときには、MP給紙カセット51に積載されたシート材Sは圧接部材55によりMP中板53が上方に回動させられることによってMP分離ローラ56に圧接され、MP分離パッド56aによって1枚ずつ分離され(摩擦片分離方式)、MP分離ベース57aに沿って搬送される。さらに、搬送ローラ57b、これに圧接のコロ57c、Uターンガイド57dによって反転される。さらに給送中のシート材Sは所定時間後にレジストセンサー58により先端を検出され、感光体ドラム41に形成されたトナー画像の先端とシート材Sの先端が感光体ドラム41と転写帯電器45との間の転写部位において一致するように給紙、画像出力タイミングを合わされた後、転写部位に搬送される。

0074

e)第1および第2のシート材給送装置B(1)・B(2)
上下2段の第1(1段目)および第2(2段目)のシート材給送装置B(1)・B(2)は前述したように本実施例では画像形成装置本体Aに対して増設して使用されるオプショナル機器として構成したシートフィーダであり、実質同じ構造のものである。図3においては第2のシート材給送装置B(2)は省略した。

0075

第1および第2のシート材給送装置B(1)・B(2)はいずれもシート材積載可能枚数は約500枚であり、シート材積載部(シート材積載装置)としての給紙カセット100を画像形成装置本体Aに対して前面に引き出されるよう構成されている(フロントローディング)。また、積載可能な記録紙サイズとしてはA4、レターの2種類である。

0076

画像形成装置全体のシート材積載可能枚数は、オプショナル機器であるシート材給送装置Bを設けない場合の、画像形成装置本体Aに内蔵させた前述のMPシート材給送装置50だけの約100枚から、シート材給送装置Bを2段設けた場合の約1100枚まで可変することが可能になっている。

0077

シート材給送装置Bはその天板11hが画像形成装置本体Aの底部下面に接するように配置されており、天板11hの上面は画像形成装置本体Aの底板になっている。あるいはシート材給送装置Bはその天板11hがその上に搭載のシート材給送装置の底部下面に接するように配置されている。

0078

1段目である第1のシート材給送装置B(1)からの給紙が選択されたときには、このシート材給送装置B(1)の給紙カセット100に積載されたシート材Sは、中板102が中板バネ104によって上方に付勢されて、給送回転体としての半月状の給紙ローラ11b(以下、ピックアップローラと記す)と、分離爪部材106によって1枚ずつ分離され(爪分離方式)、この分離されたシート材Sが、さらに、給紙搬送回転体としての搬送ローラ50(以下、フィードローラと記す)と分離回転体としての分離ローラ192(以下、リタードローラと記す)により1枚分離搬送(重送防止)され、ガイド11iにより上方にガイドされて搬送ローラ11kとこれに圧接のコロ11mに至る。

0079

そして、画像形成装置本体Aの底部に設けられ、上記の搬送ローラ11k・コロ11mが対応しているシート材入口57eから画像形成装置本体A内に下から上に送り込まれ、MP分離ベース57aと対向ガイド57fの間を通り、以後は前述したMPシート材給送装置50からの給紙の場合と同様に、搬送ローラ57b、これに圧接のコロ57c、Uターンガイド57dによって反転される。さらに給送中のシート材Sは所定時間後にレジストセンサー58により先端を検出され、感光体ドラム41に形成されたトナー画像の先端とシート材Sの先端が感光体ドラム41と転写帯電器45との間の転写部位において一致するように給紙、画像出力タイミングを合わされた後、転写部位に搬送される。

0080

2段目である第2のシート材給送装置B(2)からの給紙が選択されたときには、該第2のシート材給送装置B(2)から上記した第1のシート材給送装置B(1)の場合と同様の機構動作でシート材が1枚分離給送され、そのシート材が第2のシート材給送装置B(2)の搬送ローラ(11k)・コロ(11m)から、1段目である第1のシート材給送装置B(1)側の上下方向の貫通シートパス11nに入り、第1のシート材給送装置B(1)側の搬送ローラ11k・コロ11mから画像形成装置本体A内に送り込まれる。以後は前述した第1のシート材給送装置B(1)からの給紙の場合と同様に画像形成装置本体A内を搬送される。

0081

(2)シート材給送装置Bの詳細説明
a)給紙カセット100
図4はシート材給送装置Bの拡大縦断正面図、図5は該シート材給送装置Bの切欠き側面図、図6は給紙カセット100の側面図、図7は該給紙カセット100の平面図である。

0082

シート材給送装置Bにおいて、シート材積載部(シート材積載装置)としての給紙カセット100は前述したように本実施例においては画像形成装置本体Aに対して前面に引き出されるよう構成されている(フロントローディング)。

0083

主として図7を参照して、給紙カセット100は、1対の側板108・110、カセット奥側で前記側板の間に伸びる奥板112、カセット手前側で前記側板の間に延びる前板114、及び底板116を有する。

0084

また、前記バネ104(図4)により付勢される中板102は奥板116及び前板114にピン118により支持されている。

0085

120は給紙カセット100の奥側に設けられた突き当て部材である。図8の(a)はこの突き当て部材120の正面図、(b)は平面図である。該突き当て部材120は奥板112上に対応する上壁部122及び奥板112の側部に対応する立ち壁部124を有し、上壁部122は1対の長穴126が配置され、また立ち壁部124にはシート材Sの1側即ち給紙方向に関し左側(図7における上方側)を規制する突起部128を有するとともに、下端には1対の突起130が形成されており、該突起130はカセット底板116に設けられた適宜数の調整穴132に係合可能となっている。

0086

突き当て部材120の給紙方向に関し前方に設けられた分離爪部材106は、図8のように、ガイド穴134が形成された板状の本体部136及び分離爪部138を有し、ピン140により立ち壁部124に枢支されている。分離爪部材106は片側だけに設けられており、製作コストが低減できる。

0087

給紙カセット100の前板114の内部には、シート材の他側を押す板状部材142、該板状部材を付勢するバネ(図示せず)等を有する付勢手段144が設けられている。

0088

更に、前板114の上部には断面略字形等適宜形状の位置決め手段146が設けられ、該位置決め手段の基準面148が装置本体に対して給紙カセット100を位置決めする。

0089

以上の構成において、突き当て部材120はその下端の突起130を、紙サイズに応じて給紙カセット100の底板116の適宜の調整穴132に嵌合し、長穴126を介してビス152により奥板112に固定される。

0090

そして、所定枚数のシート材Sを給紙カセット100内の中板102上に積載収納すると、付勢手段144によりシート材Sは突き当て部材120即ち奥側に押し当てられ、突起部128の基準面によりシート材Sの一端は規制されることになる。

0091

このような状態で、給紙カセット100がシート材給送装置Bの装置本体にフロントローディングで装着される。シート材Sは突き当て部材120により位置が規定されているので、従来の手前側規制のようなシート材の位置ずれは防止され、シート材は所定の位置決めが維持され、分離爪部138からの離脱もなく良好なシート材搬送遂行することができる。

0092

シート材としての紙は湿度の影響を受け伸縮するが、一般には高温では多湿となる傾向があるがいずれにしても湿度の増加に応じてシート材は伸長する。また、給紙カセット100は温度の上昇に応じて膨張するが、給紙カセット100は樹脂成形されることが多く、その膨張傾向はより顕著である。前記のようにシート材の位置決めを奥側にすると、高温多湿となった場合、シート材の他端は前板114側即ち手前側に伸長し、画像形成基準(印字等の画像形成はシートの左側から行われる)がずれることになる。しかし、給紙カセット100を装置本体に装着し、前板114に設けられた位置決め手段146により、給紙カセット100を装置本体に対し位置決めすると、高温多湿の環境下では、シート材は前板114側即ち手前側に伸長するが、シート材の1側の基準となる突き当て部材120は給紙カセット100の膨張により奥側に移動することになり、即ちシート材の伸長と給紙カセット100の膨張が互いにキャンセルし、シート材の他端の搬送基準ズレが低減され、画像のズレが防止される。

0093

b)分離圧調整手段
図5図6図7において、170は分離圧調整手段であり、該分離圧調整手段170の調整レバー172は給紙カセット100の側板110に形成された凹部174内に納められ、その一端が側板110に軸176により枢支されている。レバー172の上辺中央部には、前部及び後部にテーパ178、180を有する突起部182が形成されている。レバー172の一端の係止ピン184と側板110の凹部174の係止ピン186の間には引っ張りバネ188が設けられており、該バネ188によりレバー172は図6において反時計方向に付勢される。また引っ張りバネ188はバネ定数を小さくなるようにされ、レバー172の回動中、該レバー172からの前述の分離回転体としてのリタードローラ192に略一定の加圧力が付与されるようになっている。

0094

また、給紙カセット100の上部にはレール190が設けられている。なお図6において172Aはレバー172に設けられた被案内突起で、給紙カセット100の凹部174のオーバーハング部の内面に摺動可能となっていてレバー172がみだりに凹部174以外に出ることを防止している。

0095

一方、シート材給送装置Bの装置本体には、前記の給紙搬送回転体としてのフィードローラ50に対応する分離回転体としてのリタードローラ192が設けられており、該リタードローラ192は下部に突起194を有するリタードホルダ196に回動自在に支持されている。

0096

該リタードホルダ196は支軸198に揺動自在に支持されている。また、装置本体側には前記給紙カセット100側のレール190に対応するレール200が設けられている。

0097

上記実施例によれば給紙カセット100をレール190と200によりガイドしながらシート材給送装置Bの装置本体内に装着すると、装着途中に装置本体側のレール200により押し下げられながら進行していた調整レバー172の突起182は、図5に示すように、装着操作最終段階で装置本体側のレール200に形成された穴にクリック動作的に係合する。この動作により、ユーザは給紙カセット100が装置本体に装着されたことを感知し、給紙カセット100の押し込み操作を止めることができ、前記のように給紙カセット100を装置本体の衝突させてシート材の搬送基準からのズレ等を防止することができる。

0098

また、給紙カセット100が前記のようにして装置本体に装着されると、調整レバー172の突起182はリタードホルダ196の突起194に係合し、該リタードホルダ196をバネ188の付勢力に応じて押し上げ、所望の分離圧をもってフィードローラ50に押圧することになる。

0099

このように分離圧の調整手段170が給紙カセット100側に設けられているので、該調整手段170の部材交換や調整等が給紙カセット100を装置本体から引き出した状態で行うことができ、その作業が容易となる。

0100

また、摩擦分離手段は装置本体側に設けられているので、手油により汚損されたりすることがない。

0101

なお、本実施例は、調整手段170によりリタードローラ192の分離圧を調整する例で説明したが、摩擦パッド等の他の摩擦手段にも適応し得ることは勿論である。

0102

c)駆動系
図9はシート材給送装置Bの駆動系の斜視図、図10は駆動系のギアトレイン部分の図(給紙待機時)、図11はリタードローラ回転検出手段の回転検出原理説明図、図12給紙動作制御フローチャート図である。

0103

主として図9を参照して、300はシート材給送装置Bの駆動歯車となるべき第1の歯車である。この第1の歯車300は、給紙搬送回転体としての搬送フィードローラ50に固定されたフィードローラ軸302に回転自在に遊嵌されており、不図示のモータから適宜中間歯車を介して駆動力即ち回転力を受ける。

0104

この第1の歯車300の回転は第2の歯車304に伝達され、第2の歯車304の回転は電磁クラッチ306を介して第3の歯車308に伝達され、第3の歯車308の回転はフィードローラ軸302に固定されたフィードローラ歯車である第4の歯車310に伝達される。

0105

第4の歯車310の回転は、第5の歯車312、トルクリミッタ314、第6の歯車316に伝達され、該歯車316の回転は、第7の歯車318を介して伝達軸198に伝達される。

0106

この第7の歯車318の胴部350の一部に突起部350a、350bが形成されており、その突起部はフォトインタラプタ356の受光部を遮ることが可能にされている。このフォトインタラプタ356の信号によりリタードローラ192の回転状態を検知する構成になっている。

0107

さらに上記伝達軸198の回転はホルダ196内の第8の歯車320、第9の歯車322、第10の歯車324を介して分離回転体であるリタードローラ192に伝達される。

0108

第9の歯車322は支軸326により、リタードローラ192及び第10の歯車324は支軸328によりそれぞれホルダ196に回転自在に支持されているが、支軸326の延長部の記載は図9では省略している。

0109

このようにして第1の歯車300からの回転力によりリタードローラ192は回転される。

0110

330は第2の歯車304に対応する切欠歯車であり、切欠部332を有する。該切欠歯車330は、一部が切り欠かれれた半月状等の形状をなす、給送回転体としてのピックアップローラ11bのピックアップローラ軸334に固定されている。このピックアップローラ軸334の一端には突起336を有する制御環338が固定され、該制御環338の突起336にソレノイド340により駆動される爪部材342が係合可能とされている。また、制御環338と装置本体との間にはバネ348(図10)が設けられている。

0111

上記シート材給送装置Bの給紙作動について説明すると、まず図10の給紙待機時状態において、ソレノイド340が通電されると、該ソレノイド340の作動により爪部材342と突起336の係合が解除され、制御環338はバネ348の力により時計方向に回転する。

0112

そうすると、制御環338と同軸上の切欠歯車330が第2の歯車304に係合して回転され、この回転は軸334を介してピックアップローラ11bに伝達され、ピックアップローラ11bは給紙カセット100内に積載された最上位のシート材Sに送りをかけ、分離爪部材106の分離爪部138が該シート材を1枚分離してフィードローラ50へ給送することになる。

0113

ピックアップローラ11bが回転してシート材Sに当接する直前に、電磁クラッチ306がONし動力伝達可能状態となり、第1の歯車300から第2の歯車304、電磁クラッチ306、第3の歯車308、第4の歯車310、軸302を介して動力が伝達されて、フィードローラ50が回転されることになる。

0114

また、第4の歯車310からは、第5〜10の歯車312、316、318、320、322、324を介して動力が伝達されることにより、リタードローラ192も回転される。

0115

従って、分離爪部138でシート材Sに重送が生じてもフィードローラ50とリタードローラ192により1枚ずつシート材が分離され(重送防止)、後流のガイド部11iから搬送ローラ11k・コロ11m部へ送られることになる。

0116

シート材の先端がフィードローラ50とリタードローラ192の間を通過し、切欠歯車330が1回転して図9の位置にくると、それ以前にソレノイド340の通電を断つことにより、バネ340a(図10)により復帰されている係止爪342が制御環338の突起336に係合し、切欠歯車330は停止され、ピックアップローラ11b及びフィードローラ50も停止され、次のシート材給送の待機状態となる。

0117

その後、搬送ローラ11k・コロ11mによって搬送されたシート材は一定時間後に電磁クラッチ306の通電がOFFされることによりフィードローラ50及びリタードローラ192の駆動が停止され、搬送ローラ11k・コロ11によるシート材Sの引き抜き力によって発生するフィードローラ50の連れ回りの回転が第4の歯車310に動力として伝達される。

0118

そして駆動を受けた、第3の歯車308は電磁クラッチ306により空回転をするため、その駆動力が第2の歯車304には伝わらない。

0119

一方、第4の歯車310によって、第5〜10の歯車312、316、318、320、322、324を介して動力が伝達されることにより、リタードローラ192も回転され、重送されるシート材を分離することができる。

0120

しかし、前回の給紙動作の際にフィードローラ50とリタードローラ192によって重送が防止されていたシート材がある場合、次の給紙動作によって再びピックアップローラ11bが回転状態になる瞬間、フィードローラ50とリタードローラ192の2つのローラで抑えられていた重送しようとしているシート材が、再びピックアップローラ11bで搬送されようとするため、その回転する勢いで、重送を抑えられていたシート材と次の給紙動作で搬送されるシート材が同時にフィードローラ50とリタードローラ192のローラ間に入り込んでしまい、リタードローラ192のシート材を給紙カセット100の方向に戻す力では戻せなくなり、重送してしまう問題点があった。

0121

さらに、ひどい場合はフィードローラ50とリタードローラ192の2つのローラで抑えられていた重送しようとしているシート材を回転状態になったピックアップローラ11bが後押ししてしまうことで、該シート材がアコーディオン状に押しつぶされて、ジャムとなってしまうという問題になることがあった。

0122

そこで本発明では、分離回転体であるリタードローラ192の回転を検知する手段を設け、リタードローラ192が停止状態にあるとき、つまり給紙搬送回転体であるフィードローラ50及び分離回転体であるリタードローラ192のニップ部にシート材が入り込んでいるときは、次回の給紙動作時に、給送回転体であるピックアップローラ11bを回転させず、フィードローラ50とリタードローラ192のみを回転させる制御を行なうことにより、重送を防ぎ、また最悪の状態のジャムを避けることが可能となる。

0123

図12はこの給紙動作の制御フローチャート図である。まず、画像形成装置本体A(ファクシミリ装置)のコントローラ部に給紙動作をさせる信号が伝達されると、画像形成装置装置全体を制御するCPUから不図示のカセット紙有り無しセンサの信号を見に行き、第1または第2のシート材給送装置B(1)・B(2)の給紙カセット100にシート材が収納されているかの確認を行う(ステップS1)。

0124

第1または第2のシート材給送装置B(1)・B(2)の給紙カセット100にシート材が有ることが確認されると、CPUからソレノイド340に通電するための信号が伝達されソレノイド340がONとなる(ステップS2)。

0125

そして、一定時間後に電磁クラッチ306にCPUから通電するための信号が伝達され電磁クラッチ306がONとなる(ステップS3)。これにより、第2の歯車304の駆動力が、電磁クラッチ306を介して第3の歯車308に駆動伝達され、第4の歯車310、軸302を介して動力が伝達されて、フィードローラ50が回転されることになる。

0126

また、第4の歯車310からは、第5〜10の歯車312、316、318、320、322、324を介して動力が伝達されることにより、リタードローラ192も駆動される。

0127

ここで、分離爪部材106(分離爪部138)によって分離されたシート材が1枚の場合は、フィードローラ50とリタードローラ192のシート材の搬送力がトルクリミッタ314の力に打ち勝って、リタードローラ192は図9において反時計回りに回転される。

0128

これにより、第7の歯車318は図9において反時計回りに回転する。従って、第7の歯車318の胴部350に設けられた突起部350a、350bは、図11正転方向に回転される。突起部350aの一端部がフォトインタラプタ356の受光部を遮ってからa°回転して突起部350bの一端部が再び遮ることになる。第7の歯車318及びその胴部350の回転速度(v[mm/sec])は一定のためCPUは1度フォトインタラプタ356を遮ってから再び遮られる時間を検知することで、現在第7の歯車318及びその胴部350がa°回転したことを判断して、リタードローラ192が正転(図9において反時計方向に回転)していることを認識する。

0129

この場合は、次のシート材は給紙カセット100に収納されているためピックアップローラ11bを駆動させないとシート材が給紙できない。そこで、CPUから不図示のカセット紙有り無しセンサの信号を見に行き(ステップS4→S1)、第1または第2のシート材給送装置B(1)・B(2)の給紙カセット100にシート材が収納されているかの確認を行い(ステップS1)、シート材が収納されていれば給紙動作を行う(ステップS2・S3)。

0130

また、分離爪部材106によって分離されたシート材が複数枚(重送)の場合は、シート材間の摩擦力よりもトルクリミッタ314のトルク値の方が大きいために、リタードローラ192は図9において時計回りに回転、または停止状態になる。

0131

リタードローラ192は図9において時計回りに回転した場合、第7の歯車318の胴部350に設けられた突起部350a、350bは図11逆転方向に回転される。突起部350aの一端部がフォトインタラプタ356の受光部を遮ってからb°回転して突起部350bの一端部が再び遮ることになる。第7の歯車318及びその胴部350の回転速度(v[mm/sec])は一定のためCPUは1度フォトインタラプタ356を遮ってから再び遮られる時間を検知することで、現在第7の歯車318及びその胴部350がb°回転したことを判断して、リタードローラ192が逆転(図9において時計方向に回転)していることを認識する(ステップS5)。

0132

この場合、シート材はフィードローラ50とリタードローラ192のニップ部に入っていないため、ピックアップローラ11bを駆動させないとシート材が給紙できない。また、シート材が給紙カセット100にあることが確実なため、次回の給紙動作時はすぐにステップS2のDCソレノイド340を動作されるステップに進む(ステップS6)。

0133

また、リタードローラ50は重送を防止する場合必ずしも逆転(図9において時計方向に回転)するわけではなく、リタードローラ50が停止する場合がほとんどである。この時、第7の歯車318の胴部350に設けられた突起部350a、350bはフォトインタラプタ356の受光部をずっと遮ったままか、フォトインタラプタ356の受光部を全く遮らないままになる。第7の歯車318及びその胴部350の回転速度(v[mm/sec])は一定のためCPUは、フォトインタラプタ356が遮られてから一定時間以上信号を検知し続ける場合または、一定時間以上信号を検知しない場合は、現在第7の歯車318及びその胴部350が停止していることを認識する(ステップ7)。

0134

その場合、ステップS9に進み、ピックアップローラ11bを駆動させずフィードローラ50及びリタードローラ192のみを回転させる制御を行なうことにより、重送を防ぎ、また最悪の状態のジャムを避けることが可能となる。

0135

このようにして、フィードローラ50とリタードローラ192により確実に1枚ずつシート材が分離されて、後流の搬送ローラ11k・コロ11m部へ送られることになる。

発明の効果

0136

以上説明したように本発明のシート材給送装置は、シート材収納部に積載収納したシート材の1枚分離給送は基本的には、シート材収納部からシート材を給送する給送回転体(ピックアップローラ)と、該給送回転体で給送されたシート材を1枚分離するための分離爪とにより、簡便な分離爪方式にて実行される。そして、この分離爪方式のシート材給送手段自体のシート材1枚分離給送の精度・信頼性が、シート材収納部に対するシート材の積載量の増加、使用シート材の材質、装置の使用環境等にて、低下したり、変動することで、給送シート材に重送を生じたとしても、次位に配設の、これも比較的簡便な手段構成である給紙搬送回転体(フィードローラ)および分離回転体(リタードローラ)により、1枚分離給送されるべきシート材は引き続き搬送され、このシート材以外の重送のシート材の搬送は阻止されて、シート材の1枚分離給送が確実になされる。

0137

爪分離だけでなくリタード分離を備えているために、シート材の給紙圧の設定がシビアでなく余裕を持って設定できるために、シート材を1枚ずつ次工程に向けて分離給送させる条件を一定に保つことができる。そのため、例えば厚紙、薄紙等の特殊なシート材を使用するとなると、給送不良、重送などの現象が発生し易いが、上記の構成であれば給送可能なシート材の種類を制限したり装置の使用環境を制限しなければならないというようなことはない。

0138

したがって、シート材収納部に積載収納したシート材を1枚ずつ分離して給送するシート材給送装置について、簡単で低コストな装置構成・制御構成で、しかもシート材の積載量や材質、装置の使用環境等の如何にかかわらず常に安定・確実にシート材の1枚分離給送動作を実行させることが可能となる。

0139

また、分離回転体の回転検出手段を具備させ、分離回転体の回転が停止している場合、即ち給送するシート材の先端部が既に給紙搬送回転体及び分離回転体のニップ部に到達している場合は、次回のシート材給送動作の際に給送回転体を駆動せず、給紙搬送回転体及び分離回転体に駆動を伝達する動作制御により、シート材の重送を防ぐことが可能である。

0140

また先端部が既に給紙搬送回転体及び分離回転体のニップ部に到達しているシート材を給送回転体の回転駆動で後押ししないことにより、シート材が給送回転体と給紙搬送回転体及び分離回転体のニップ部の間でジャムすることを防止でき、安定した給紙性能を得ることが可能となる。

0141

また該シート材給送装置を具備させることで、シート材の1枚分離給送を安定・確実化させ、信頼性を向上させた、画像形成装置、ファクシミリ装置を得ることが可能となる。

図面の簡単な説明

0142

図1実施例における画像形成装置の外観斜視図
図2同 正面図
図3内部機構の概略図
図4シート材給送装置の拡大縦断正面図
図5同 一部切欠き側面図
図6給紙カセットの側面図
図7同 平面図
図8(a)は突き当て部材の正面図、(b)は平面図
図9駆動系の斜視図
図10ギヤトレイン部分の図(給紙待機時)
図11リタードローラ回転検出手段の回転検出原理説明図
図12給紙動作の制御フローチャート図
図13シート材収納部に積載収納したシート材を1枚ずつ分離して給送するシート材給送装置を具備する画像形成装置の一例の概略構成図
図14同画像形成装置のシート材給送制御系の概略図
図15分離爪方式のシート材給送装置の一例の要部の斜視図

--

0143

A画像形成装置本体(ファクシミリ装置)
10操作盤部
20ハンドセット部
30画像読取部
40画像形成部
50 給紙部(MPシート材給送装置)
60装置制御部
B(1)・B(2) 第1と第2のシート材給送装置
100給紙カセット(シート材積載装置、シート材収納部)
11bピックアップローラ(給送回転体)
106(138)分離爪部材(分離爪部)
50フィードローラ(給紙搬送回転体)
192リタードローラ(分離回転体)
350・350a・350b・356 リタードローラ回転検出手段

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

該当するデータがありません

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

  • 京セラドキュメントソリューションズ株式会社の「 画像形成システム及び画像形成装置」が 公開されました。( 2020/10/29)

    【課題】ユーザーの希望する給紙元と異なる給紙元からの給紙を抑制し、印字処理を適切に実行する。【解決手段】画像形成システムは、画像形成装置と、画像形成装置にネットワークを介して接続される端末装置と、を備... 詳細

  • シャープ株式会社の「 用紙集積装置および画像形成装置」が 公開されました。( 2020/10/29)

    【課題】用紙の条件の違いによる、用紙排出部から排出される用紙の飛び出し量のバラつきを抑制することにより、用紙のスタック性を向上させた用紙集積装置を提供する。【解決手段】用紙排出部80から排出される排出... 詳細

  • シャープ株式会社の「 画像形成装置」が 公開されました。( 2020/10/29)

    【課題】使用者の誤操作を抑制し、画像形成の不具合を抑制する画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成装置100は、用紙を保持するための給紙カセット111a〜111dと、給紙カセット111a〜111d... 詳細

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

該当するデータがありません

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ