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図面 (11)

課題

有限資源残量情報と、実際に出力を行なうユーザ/ホスト装置ジョブに応じて出力制御を行ない、有限資源を効率的に共有する。

解決手段

センサにより、用紙、トナーステープルなどの有限資源の残量をチェックし、基準値以下の資源がある場合には警告フラグがセットされる。警告フラグがセットされている場合には(S701)、印刷ジョブ発行するユーザないしホストが各有限資源に対して保有する優先度を格納したテーブルを参照し(S702)、警告フラグが生じている資源について優先度を有さないユーザ、ホストのジョブであれば出力不可としてホストにその旨を通知する(S707)。警告フラグがセットされている資源について優先度を有するユーザ、ホストのジョブであれば、出力可とし、データの出力処理(S704〜S706)を行なう。

概要

背景

従来より、電子写真方式インクジェット方式、その他の記録方式を用いた種々の出力装置が知られている。

この種の出力装置では、通常、用紙、ステープル針トナー等の有限資源を用いており、これらの資源は消耗部品として随時補給する必要がある。

従来では、この種の出力装置においては、上記の有限な資源の残量を検出し、それが残り少なくなった場合、その旨を出力装置表示部に表示することにより警告したり、あるいは所定のインターフェースを介して装置が接続されたホストコンピュータなどの上位装置へ通知する機能を有するものが知られている。たとえば、セントロニクスインターフェースにおいては、PE (Paper Empty) 信号がホスト装置に用紙の残量無し報知するために用いられている。

しかし、従来装置では、用紙、ステープル針、トナー等の有限資源の残量情報によって、それ以降に処理するジョブを制限する機能はなかった。

概要

有限資源の残量情報と、実際に出力を行なうユーザ/ホスト装置やジョブに応じて出力制御を行ない、有限資源を効率的に共有する。

センサにより、用紙、トナー、ステープルなどの有限資源の残量をチェックし、基準値以下の資源がある場合には警告フラグがセットされる。警告フラグがセットされている場合には(S701)、印刷ジョブ発行するユーザないしホストが各有限資源に対して保有する優先度を格納したテーブルを参照し(S702)、警告フラグが生じている資源について優先度を有さないユーザ、ホストのジョブであれば出力不可としてホストにその旨を通知する(S707)。警告フラグがセットされている資源について優先度を有するユーザ、ホストのジョブであれば、出力可とし、データの出力処理(S704〜S706)を行なう。

目的

本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、有限資源の残量情報と、実際に出力を行なうユーザ/ホスト装置やジョブの性質に応じて装置の動作を制御することができ、出力装置の有限資源を効率的に使用できるようにすることにある。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
3件

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請求項1

装置内の有限資源を用いてホスト装置から発行された印刷ジョブを処理することにより、データの出力処理を行なう出力装置において、前記有限資源の残量を検出する手段と、前記検出手段により前記有限資源の残量が一定量以下になったことが検出された場合、その資源を使用できるホストないしユーザーを制限する出力制御手段を有することを特徴とする出力装置。

請求項2

前記印刷ジョブは、当該ジョブが必要とする有限資源に関する情報をヘッダ情報として含み、前記出力制御手段による出力制御が該ヘッダ情報に含まれる当該ジョブが必要とする有限資源のみについて行なわれることを特徴とする請求項1に記載の出力装置。

請求項3

装置内の有限資源を用いてホスト装置から発行された印刷ジョブを処理することにより、データの出力処理を行なう出力装置において、前記印刷ジョブが必要とする有限資源の量に関する情報を取得する手段と、前記取得手段により取得した有限資源の量に関する情報に基づき有限資源の使用制限を行なう出力制御手段を有することを特徴とする出力装置。

技術分野

0001

本発明は、有限資源(用紙、ステープル針トナー等)を使用して、ホストコンピュータからのデータを処理、出力する機能を有する出力装置に関する。

背景技術

0002

従来より、電子写真方式インクジェット方式、その他の記録方式を用いた種々の出力装置が知られている。

0003

この種の出力装置では、通常、用紙、ステープル針、トナー等の有限な資源を用いており、これらの資源は消耗部品として随時補給する必要がある。

0004

従来では、この種の出力装置においては、上記の有限な資源の残量を検出し、それが残り少なくなった場合、その旨を出力装置表示部に表示することにより警告したり、あるいは所定のインターフェースを介して装置が接続されたホストコンピュータなどの上位装置へ通知する機能を有するものが知られている。たとえば、セントロニクスインターフェースにおいては、PE (Paper Empty) 信号がホスト装置に用紙の残量無し報知するために用いられている。

0005

しかし、従来装置では、用紙、ステープル針、トナー等の有限資源の残量情報によって、それ以降に処理するジョブを制限する機能はなかった。

発明が解決しようとする課題

0006

ところが、昨今の出力装置は、ネットワークなどを介して複数のオペレータ/複数の上位装置に共有される環境下で使用される場合が多くある。

0007

そのため、出力装置に一度にセットできる資源は有限であるにもかかわらず、その出力装置を共有する上位装置が増加したことにより、資源の補給に時間をとられる、大量の資源を必要とするジョブ、緊急ではないジョブ等によって、資源を使用されてしまい、他の通常のジョブを処理する為に十分な資源が確保されない等、といった不都合を招く可能性が大きくなってきた。

0008

従来では、有限資源の残量が僅少となった際に装置の動作を停止させる程度の制御しか行なうことができず、実際に出力を行なうユーザ/ホスト装置やジョブの性質に応じて装置の動作を制御することは不可能であった。

0009

本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、有限資源の残量情報と、実際に出力を行なうユーザ/ホスト装置やジョブの性質に応じて装置の動作を制御することができ、出力装置の有限資源を効率的に使用できるようにすることにある。

課題を解決するための手段

0010

上記の課題を解決するため、本発明によれば、装置内の有限資源を用いてホスト装置から発行された印刷ジョブを処理することにより、データの出力処理を行なう出力装置において、前記有限資源の残量を検出する手段と、前記検出手段により前記有限資源の残量が一定量以下になったことが検出された場合、その資源を使用できるホストないしユーザーを制限する出力制御手段を有する構成、あるいは装置内の有限資源を用いてホスト装置から発行された印刷ジョブを処理することにより、データの出力処理を行なう出力装置において、前記印刷ジョブが必要とする有限資源の量に関する情報を取得する手段と、前記取得手段により取得した有限資源の量に関する情報に基づき有限資源の使用制限を行なう出力制御手段を有する構成を採用した。

発明を実施するための最良の形態

0011

以下、図を参照して本発明の実施の形態を説明する。

0012

[第1実施形態]図1に、本実施形態を適用する出力装置としてプリンタの構成を例示する。図1では、レーザビームプリンタ(LBP)の構成を前提とするが、本実施形態を適用するプリンタは、レーザビームプリンタ、ないしインクジェットプリンタに限られるものではなく、他の記録方式のプリンタでも良いことは言うまでもない。

0013

図1において、符号1000はLBP本体であり、外部に接続されているホストコンピュータから供給される印刷情報文字コード等)やフォーム情報あるいはマクロ命令等を入力して記憶するとともに、それらの情報に従って対応する文字パターンフォームパターン等を作成し、記録媒体である記録紙等に像を形成する。

0014

符号1012は操作のためのスイッチおよびLED表示器等が配されている操作パネル、1001はLBP本体1000全体の制御およびホストコンピュータから供給される文字情報等を解析するプリンタ制御ユニットである。

0015

このプリンタ制御ユニット1001は、主に文字情報を対応する文字パターンのビデオ信号に変換してレーザドライバ1002に出力する。

0016

レーザドライバ1002は半導体レーザ1003を駆動するためのもので、入力されたビデオ信号に応じて半導体レーザ1003から発射されるレーザ光1004をオンオフ切り換えする。

0017

レーザ光1004は回転多面鏡1005で左右方向に振らされて静電ドラム1006上を走査露光する。これにより、静電ドラム1006上に文字パターンの静電潜像が形成される。

0018

この潜像は、静電ドラム1006の周囲に配設された現像ユニット1007によりトナー現像された後、記録紙に転写され、定着器1013によりトナーが定着され、トレイ1016に排出される。

0019

記録紙はカットシート(紙のみならず、プラスチックなどの種々の材質から成るものもある)が用いられており、LBP1000の下部(図1左側)に装着した用紙カセット1008に収納され、給紙ローラ1009および搬送ローラ1010と搬送ローラ1011により、装置内に取り込まれて、静電ドラム1006に供給される。なお、用紙カセット1008は、簡略化のため図1では1つのみ装填するよう図示してあるが、後述の制御では複数装填してそのうちの1つの用紙カセットを選択的に用いる構成を前提とする。

0020

また、図1では不図示であるが、用紙トレイ1016の近傍には排出される用紙をステープル綴じるための綴じ装置がある。この綴じ装置の構成については公知なので詳細な説明は省略するが、主として排紙された用紙を一旦溜める用紙整列装置と、用紙を針で綴じるための綴じ装置から構成される。

0021

また、LBP本体1000には、図示しない拡張用インターフェースを少なくとも1個以上備え、内蔵フォントに加えてオプションフォントROM、言語系の異なる制御用ROM(エミュレーション等)、大容量の不揮発性記憶素子図2外部メモリ14に相当)を接続できるように構成されている。

0022

図2は本発明を採用したプリンタ制御システムの構成を説明するブロック図である。ここでは、プリンタ1000(図1のLBP1000)と、ホストコンピュータ3000から成る構成を示している。なお、本発明は、単体出力機器であっても、複数の機器からなるシステムであっても、LAN等のネットワークを介して処理が行われるシステムであっても本発明を適用できることは言うまでもない。

0023

図2において、符号3000はホストコンピュータで、制御部2000のROM3のプログラム用ROMに記憶された文書処理プログラム等に基づいて図形、イメージ文字、表(表計算等を含む)等が混在した文書処理、あるいは数値演算処理基くグラフィック処理などを実行するCPU1を備え、システムデバイス4に接続される各デバイスをCPU1が総括的に制御する。

0024

また、このROM3のプログラム用ROMには、CPU1の制御プログラム等を記憶し、ROM3のフォント用ROMには上記文書処理の際に使用するフォントデータ等を記憶し、ROM3のデータ用ROMは上記文書処理等を行う際に使用する各種データを記憶する。ROM3のフォント用ROMに格納されたフォントは主にCRT10での表示に用いられるが、このフォントでラスタライズされたイメージデータをプリンタ1000側に転送して印刷することもある。また、フォントはROMのみならず、RAMやハードディスクなどの外部記憶装置に格納されたものも用いられる。

0025

符号2はRAMで、CPU1の主メモリワークエリア等として機能する。

0026

符号5はキーボードコントローラKBC)で、キーボード9や不図示のポインティングデバイスからのキー入力を制御する。6はCRTコントローラ(CRTC)で、CRTディスプレイ(CRT)10の表示を制御する。

0027

符号7はメモリコントローラ(MC)で、ブートプログラム,種々のアプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル編集ファイル等を記憶するハードディスク(HD)、フロッピーディスクFD)等の外部メモリ11とのアクセスを制御する。

0028

符号8はプリンタコントローラ(PRTC)で、所定の双方向性インタフェース(インタフェース)21を介してプリンタ1000に接続されて、プリンタ1000との通信制御処理を実行する。所定の双方向性インタフェース(インタフェース)21としてはセントロニクスインターフェースやシリアルインターフェースイーサネットなど種々のインターフェースが考えられる。

0029

なお、CPU1は、例えばRAM2上に設定されたROM3のフォントROMなどに格納されたフォントデータに基づき、RAM2の表示情報RAMへのアウトラインフォント展開(ラスタライズ)処理を実行し、CRT10上でのWYSIWYGを可能としている。また、CPU1は、CRT10上の不図示のマウスカーソル等で指示されたコマンドに基づいて登録された種々のウインドウを開き、種々のデータ処理を実行する。

0030

一方、プリンタ1000において、12はプリンタCPUで、ROM13のプログラム用ROMに記憶された制御プログラム等或いは外部メモリ14に記憶された制御プログラム等に基づいてシステムバス15に接続される各種のデバイスとのアクセスを総括的に制御し、印刷部インタフェース16を介して接続される印刷部(プリンタエンジン)17に出力情報としての画像信号を出力する。

0031

本プリンタがLBPであるとすると、印刷部17は、図1のような電子写真方式の記録機構、および制御回路から構成される。LBPではない場合には、インクジェット方式、その他の記録方式が用いられる。

0032

本実施形態では、印刷部17には、トナー、ステープル針、用紙などの有限な資源については、その残量を検出可能なセンサーが設けられているものとする。残量の検出機構としては、後述の制御形態から明かなように単に資源無しの状態を検出するのではなく、少なくとも後述の基準値図4)の前後より少ない状態において、ある程度具体的な数値として残量を検出できる機構を設けるのが望ましい。

0033

また、このROM13のプログラムROMには、図6〜10のフローチャートで示されるようなCPU12の制御プログラム等を記憶する。ROM13のフォント用ROMには上記出力情報を生成する際に使用するフォントデータ等を記憶し、ROM13のデータ用ROMにはハードディスク等の外部メモリ14が無いプリンタの場合には、ホストコンピュータ上で利用される情報等を記憶している。

0034

CPU12は入力部18を介してホストコンピュータとの通信処理が可能となっており、プリンタ内の情報等をホストコンピュータ3000に通知可能に構成されている。符号19はCPU12の主メモリ、ワークエリア等として機能するRAMで、図示しない増設ポートに接続されるオプションRAMによりメモリ容量を拡張することができるように構成されている。

0035

なお、RAM19は、出力情報展開領域環境データ格納領域、NVRAM等に用いられる。前述したハードディスク(HD)、ICカード等の外部メモリ14は、メモリコントローラ(MC)20によりアクセス制御を受ける。

0036

外部メモリ14は、オプションとして接続され、フォントデータ、エミュレーションプログラムフォームデータ等を記憶する。また、18は前述した操作パネルで操作のためのスイッチおよびLED表示器等が配されている。

0037

また、前述した外部メモリは1個に限らず、少なくとも1個以上備え、内蔵フォントに加えてオプションフォントカード、言語系の異なるプリンタ制御言語解釈するプログラムを格納した外部メモリを複数接続できるように構成されていても良い。さらに、図示しないNVRAMを有し、操作パネル1012からのプリンタモード設定情報を記憶するようにしても良い。

0038

このように構成されたプリンタ制御システムにおいて、CPU12がデータ処理中、またはホストからのデータ待ちの状態にある時、その状態における印刷環境初期化するような事象、例えば操作部1012を介しての初期化指示が発生した場合に、CPU12は現在の環境を入力部18を介してホストコンピュータ3000に通知するので、オペレータは本初期化処理予期せぬ事象である場合でも元の印刷環境に復帰することが容易となる。

0039

なお、プリンタ1000とホストコンピュータ3000の接続形態としては、セントロニクスインターフェースやシリアルインターフェースなどの場合は、プリンタ1000がホストコンピュータ3000に従属する周辺装置として接続される形態となり、イーサネットなどのLANの場合は、プリンタ1000が独立したホスト装置の1つとしてネットワーク内に接続される形態となる。いずれの形態においても、現在のネットワーク技術では、プリンタ1000は図示の1つのホストコンピュータ3000のみならず、複数のホストコンピュータが要求する印刷ジョブを実行することができる。

0040

このようなプリンタの共有は、プリンタ1000がホストコンピュータ3000に従属する周辺装置として接続されている場合においても、SMBやLPRなどの所定のネットワークプロトコルを用いることにより可能である。このようなプリンタの共有形態においては、印刷ジョブを発行するホストやユーザに関する識別情報がプリンタにネットワークプロトコルを介して伝達される。

0041

図6は本発明にかかる出力装置の処理手順の一例を示すフローチャートである。以下では、説明を容易にするため、プリンタ1000が独立したホスト装置としてネットワークに接続されているものとするが、周辺装置としてホストコンピュータ3000に接続されている場合には以下の手順(の一部)はホストコンピュータ3000で実行しても構わない。

0042

テップS601において出力装置の用紙、ステープル等の資源残量チェックする。

0043

ステップS602において、予め定められた資源の基準値と実際の資源残量を比較する。用紙、トナー、ステープル針、などの有限な資源については、前記の印刷部17の検出機構が用いられ、この検出機構は具体的な数値として残量を検出し、CPU12に報知する。

0044

CPU12は、図4に示されたような資源警告(Warning)フラグテーブル記述されている基準値と比較を行なう。図4のテーブルは、用紙(A〜Cの3種類が同時装填可能な構成を想定している)、トナー、ステープル針の各資源について警告フラグと基準値を格納するようになっている。警告フラグは、資源残量検出の結果、基準値を下まわるものが存在した場合、セットされる。図4では、用紙Aとステープルについて警告フラグがセットされている。

0045

図4の資源警告フラグテーブルは、RAM19などのメモリの所定領域に配置される。ステップS601において印刷部17の検出機構が検出した資源残量のうち、図4のテーブル中の基準値を下回る資源が存在する場合、ステップS603において図4の資源警告フラグテーブルの該当する資源のフラグをセットする。

0046

ステップS604では、印刷すべきデータが存在する場合はステップS605のデータ処理(図7)へ移行する。

0047

また、上記ステップS602において、基準値以下の資源が存在しない場合、ステップS606において図4の資源警告フラグテーブル中の該当する資源のフラグをリセットして、ステップS604へ移行する。

0048

図7は、実際のデータ処理を示すフローチャートで、ステップS701で資源警告フラグテーブルの警告フラグをチェックする。もし、セットされているフラグがあれば、ステップS702でテーブル全てのフラグをチェックする。

0049

ステップ3において、警告が発生している資源に対して、データを転送してきたユーザ、ないし上位(ホスト)装置がその資源についていかなる優先度を持っているかを判断する。その際、図3で示すような優先度テーブルに予め登録されている優先度を元に判別する。データを転送してきたユーザ、ないし上位(ホスト)装置は前記のようにネットワークプロトコルを介して伝達される識別情報により識別することができる。

0050

図3のフラグは、図4に対応する各資源についてのユーザないし、ホスト装置が保有する優先度情報を格納する。図3のテーブルの上部はユーザに対する優先度情報を格納するテーブルで、用紙A、ステープル、用紙Bについて1、2、3…の数字で表わされる優先度を持つことを示す。たとえば、用紙AについてはユーザAが最も高い優先度を持ち、用紙Aの残量が僅少であり、図4の警告フラグがセットされている場合でもユーザAが最も優先的に用紙Aを用いて印刷を行なえる、ということを示す。図3の下部は同様にホストに対する優先度のテーブルである。

0051

なお、図3のテーブルでは各ユーザないしホストに対して、全て異なる優先度を付加しているが、同一優先度のユーザないしホストが複数存在してもよい。

0052

優先度の判定基準の例は後述するが、資源に対する優先度の判別により、出力可と判断された場合は、ステップS704でデータ解析を行ない、ステップS705で印刷データの展開処理、ステップS706で出力処理を実施し、データ処理ルーチンを終了する。

0053

一方、ステップS703で、資源に対する優先度の判別により出力不可と判断された場合、ステップS707で印刷ジョブを発行したホストに出力を拒否された旨を通知し、処理を終了する。

0054

以下に、資源に対する優先度の判定基準の具体例を示す。

0055

たとえば、警告が発生している資源が用紙Aである時、データを転送してきた上位装置が用紙Aに対して、優先度1を持っていれば、通常の出力が実行される。優先度5を持っていれば、上位装置に対して、用紙Aが足りない旨を通知して、処理を終了する。

0056

このように、残量無し(僅少)に関して印刷を許可、または禁止するだけの制御であれば、ユーザないしホストについて図3のテーブルに記憶する優先度は優先、非優先の2段階であってもよい。また、前述のような5段階の優先度ではなく、上、中、下の様な3段階程度のカテゴリ分けによって優先度を記憶してもよい。

0057

また、図3のような5段階の優先度を用いる場合には、検出された資源残量の数値と、優先度を対応づけ、印刷を許可、または禁止するようにしてもよい。たとえば用紙残量が120枚以上の場合には全てのユーザ(ホスト)が、100枚以上の場合には優先度5以上のユーザ(ホスト)が、80枚以上の場合には優先度4以上のユーザ(ホスト)が、60枚以上の場合には優先度3以上のユーザ(ホスト)が、40枚以上の場合には優先度2以上のユーザ(ホスト)が、20枚以上の場合には優先度1以上のユーザ(ホスト)がそれぞれ印刷可能となるように制御することも考えられる。

0058

なお、特に優先度を登録されていないユーザ(ホスト)は資源に対する優先度を有していない、として扱うのが妥当である。

0059

また、図3のように、ユーザおよびホスト装置に対してそれぞれテーブルを有する場合には、これらのいずれか一方のテーブルのみを用いて上記の資源僅少時の制御を行うかをオプション情報としてメモリに設定可能な構成も考えられる。あるいは、印刷ジョブを発行したユーザおよびそのユーザが属するホストのそれぞれの優先度を適当な演算組合せて用いても良い。たとえば、ユーザおよびそのユーザが属するホスト装置のそれぞれの優先度を図3の2つのテーブルから求め、その優先度の数値の和(あるいは平均値)に基づき、上記の資源に対する優先度の判定を行なう、などの方式が考えられる。

0060

図3のテーブルの優先度、あるいは図4警告基準値などの設定は、操作部1012からユーザ(管理者)が所定の操作を行うことによって任意の優先度の設定を行なえるようにしてもよい。このような設定のためのユーザインターフェースとしては、操作部1012から行なうのみならず、プリンタ1000がネットワーク接続の場合には、telnetプロトコルやhttpプロトコルなどを用いて他のホストから行なうことも考えられる。

0061

また、図3ではユーザに対して優先度を設定しているが、ある種のOS(UNIXなど)で用いられているユーザグループごとに優先度を設定してもよい。

0062

図3のテーブルの優先度の設定は、多くのプリンタ共有を行うネットワーク環境で典型的に存在するIPアドレスや、ユーザ名(ないし番号)、ユーザグループ名(ないし番号)などに基づき、自動設定可能なものについては出力装置が自動的に設定してもよい。これにより、設定操作を行なう必要なしにある程度の利用が可能となり、また、環境ごとに異なる優先度設定については上述のような方式で設定を行なうようにすることができる。

0063

なお、図4の資源残量の基準値については、多くの数値を用紙カセット、ステープル装填部の容量などに応じてあらかじめデフォルト設定することができる。異なる容量の用紙トレイや、ステープル装填部を選択的に用いることができる構成においては、用紙トレイや、ステープル装填部の容量を検出し、この検出結果に応じて資源残量の基準値を自動設定してもよい。

0064

[第2実施形態]実施形態1のステップ2、3においては資源警告フラグと優先度のみで解析、展開、出力処理に移行するか否かを判断していたが、この判断基準に加え、発行された印刷ジョブにどの資源を優先するかを指示する情報を加え、より細かな判断を行なうようにすることができる。

0065

本実施形態では図5のようなキー情報を印刷ジョブのヘッダに含める。

0066

図5のヘッダは、図3、4におけるものと同じ資源について、キーフラグを格納しており、当該ジョブで必須とされる資源についてはキーフラグ1が、必要無い資源についてはキーフラグ0が格納されている。図5では用紙Aのみが必須でキーフラグ1となっているが、その他の資源は不要でキーフラグ0となっている。

0067

印刷ジョブは、通常ホスト装置(ないしその指示に応じてプリンタ1000)が生成する。プリンタ1000はジョブを受けとると、図5のヘッダをRAM19などの所定エリアに記憶する。

0068

本実施形態でも、メイン処理図6のフローチャートと同様であるが、前記実施形態の図7に相当する処理として図8のフローチャート処理を行う。

0069

ステップS801では、警告フラグがセットされている資源があるか否かを判断する。警告フラグがセットされていれば、次に、ステップS802でジョブのヘッダに付加されているキーフラグと、残量警告が発生している資源が一致しているかどうかを判定する。たとえば、残量警告が発生している資源と、ジョブのヘッダのキーフラグが1となっており該ジョブが必ず必要としている資源を照合し、その結果、警告フラグとキーフラグがいずれもセットされていれば、ステップS803に移行する。

0070

ステップS803以降の処理は、図7のステップS703以降の処理と全く同様であり、警告要となっている資源に対して、上位装置がいかなる優先度を持っているかを判断し、出力可であればステップS804以降を実行し、不可であればステップS807で通知(警告)を行なう。

0071

このように、印刷ジョブに当該ジョブが必須とする資源を指定することによって、よりきめ細かく出力処理を制御でき、たとえば、当該ジョブで必須ではない資源の残量僅少が原因で印刷不能となる問題を回避することができる。

0072

[第3実施形態]第2の実施形態では、印刷ジョブのヘッダに含めたキーフラグによりジョブに必須の資源を指定するようにしているが、さらに、ジョブヘッダに当該ジョブが必要とするステープルの数、用紙枚数等の必要資源に関する情報を含め、これに基いて必要な資源が利用できるかどうかを判断してもよい。

0073

また、ジョブヘッダに必要資源に関する情報を含めず、図5のようなキーフラグのみのジョブヘッダを用いる場合でも、図9図10に示すような処理によりジョブの必要とする資源の情報(ジョブが必要とするステープルの数、用紙枚数等)についてホストに問い合せを行なうことにより出力制御を行うようにしてもよい。

0074

図9図7図8に相当する手順で、図9のステップS901では、警告フラグがセットされている資源があるか否かを判断する。警告フラグがセットされている場合にはステップS902でジョブ情報取得処理へ移行する。

0075

ステップS902、S903、S907のジョブ情報取得処理は図10にステップS1001、S1002、S1003として示されており、ここではステップS1001でジョブに関する資源情報をホスト装置から取得する。

0076

ステップS1001の情報取得処理では、当該ジョブが使用する用紙枚数、ステープル部数等の資源使用情報を含んだ情報がホストから返送される。この問い合せを行うために、必要に応じて専用プロトコルを用意してもよいし、あるいはプリンタ共有のためのプロトコルを拡張し、その一部として必要なコマンド/レスポンスを定義してもよい。なお、ジョブヘッダなどの形で既にジョブ情報が全てプリンタ側に到着しているのであれば、ステップS1001の情報取得処理では、単に所定のメモリ領域からデータを読み出す処理を行なえばよい。

0077

ステップS1002においては、ステップS1001で取得した当該ジョブが要求する資源の量を判定することにより、出力を許可するか否かを決定する。

0078

当該ジョブが要求する資源の量の判定にはいくつかの方法が考えられるが、まず、警告フラグがセットされている資源の基準値と、当該ジョブが要求する資源の量を比較し、前者が後者を越えている場合、ステップS1003で出力不可を上位装置に通知し、データ処理を終了することが考えられる。

0079

また、警告フラグがセットされている資源の実際の残量がジョブが要求する資源の量よりも多ければ出力可とする制御も考えられる。さらに、上述の実施例と同様にジョブが要求する資源の量の判定にユーザ、ホストの優先度の判定を組合せて最終的な判定を行なうことも考えられる。

0080

一方、当該ジョブが要求する資源の量の判定の結果出力可と判定された場合には、図9のステップS1004に移行し、前述の実施形態と同様、実際の出力処理を行なう。

発明の効果

0081

以上の説明から明らかなように、本発明によれば、有限資源の残量が一定量以下になったことが検出された場合、その資源を使用できるホストないしユーザーを制限する出力制御手段を有する構成、あるいは、印刷ジョブが必要とする有限資源の量に関する情報を取得し、この情報に基づき有限資源の使用制限を行なう出力制御手段を有する構成を採用することにより、有限資源の残量情報と、実際に出力を行なうユーザ/ホスト装置やジョブの性質に応じて装置の動作を制御することができ、出力装置の有限資源を効率的に使用できる。たとえば、用紙、ステープル、トナーなどの出力装置の有限資源を効果的に共有でき、資源が少なくなった時にある特定のユーザ、ホストあるいは特定のジョブが資源を全て使い果たしてしまう問題を回避でき、出力装置の有限資源を効果的に共有することができるという優れた利点がある。

図面の簡単な説明

0082

図1本発明を適用可能な出力装置の構成を示す断面図である。
図2本発明を適用可能なプリンタ制御システムの構成を説明するブロック図である。
図3本発明の出力制御で用いられる資源に関する優先度を格納したテーブルを示す表図である。
図4本発明の出力制御で用いられる資源に関する警告フラグを格納したテーブルを示す表図である。
図5本発明の出力制御で用いられる印刷ジョブのヘッダに格納されたキーフラグのテーブルを示す表図である。
図6本発明の第1実施形態における制御の主要部分を示したフローチャートである。
図7本発明の第1実施形態における出力制御を示したフローチャートである。
図8本発明の第2実施形態における出力制御を示したフローチャートである。
図9本発明の第3実施形態における出力制御を示したフローチャートである。
図10本発明の第3実施形態における出力制御を示したフローチャートである。

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0083

1 CPU
2 RAM
3 ROM
4システムバス
12 CPU
13 ROM
17印刷部
19 RAM
1000プリンタ
1001プリンタ制御ユニット
1002レーザドライバ
1003半導体レーザ
1004レーザ光
1006静電ドラム
1007現像ユニット
1008 用紙カセット
1016トレイ
3000 ホストコンピュータ

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