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技術 リード線接続装置

出願人 株式会社東芝
発明者 花井悦代井上保
出願日 1997年11月26日 (22年4ヶ月経過) 出願番号 1997-324771
公開日 1999年6月18日 (20年9ヶ月経過) 公開番号 1999-162534
状態 未査定
技術分野 接触部材の形状・材質及び接続の絶縁 ケーブル付属品
主要キーワード エンタシス 絶縁エレメント 接地物 大径開口 油入り変圧器 絶縁被覆材料 リード線接続 輸送制限
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1999年6月18日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (3)

課題

リード線接続装置の接続部に被覆する絶縁被膜の材料を低減させることにより、リード線接続装置を小型化して、さらに機器自体の小型化を図ることができ、また、低コスト化が可能で、絶縁に対する信頼性の向上も図れるリード線接続装置を提供する。

解決手段

接地物体10で囲まれる空間内に、一対のリード線11a,11bの接続部15を配置し、その接続部15をシールド用の椀形の金属製ばね19a,19bと、前記ばね19a,19bの外周に被覆された絶縁被覆用のゴム20a,20bとを有し、その開口部に係止部を有する一対の絶縁エレメント17a,17bから構成されるファスナー式の被覆部材16で覆い、前記各絶縁エレメント17a,17bのばね19a,19bは前記各リード線11a,11bと電気的に接続されるとともに、相互に接続可能とされ、これにより前記ばね19a,19bの電位がリード線11a,11bと同電位となる構成としたことを特徴とする。

概要

背景

リード線電気機器に多く使用され、リード線同士を接続するためのリード線接続部が不可欠である。例えば、油入り変圧器SFガス絶縁変圧器などにおいては、充電部となる巻線ブッシングとの間、あるいは巻線と巻線との間、またガス絶縁開閉装置においては、母線の充電部となる母線導体の相互間に、リード線の接続部が数多く存在する。

図2は、従来のリード線接続装置の一例を示す図である。

図2に示すように、従来のリード線接続装置では、接地物体1で囲まれる空間内に、例えば、一対のリード線2a,2bが、水平面上で対向して一直線上に配置されている。そして、これらのリード線2a,2bには各先端部を除いてそれぞれ絶縁被覆3が施されている。

対向する一方のリード線2aの先端と他方のリード線2bの先端とには、それぞれ接続端子4a,4bが設けられている。これらの接続端子4a,4bの先端部分は、例えば上下に重ねて配置され、ボルト5aおよびナット5bによりリード線2a,2bが締結され、接続部6を構成している。

図2に示すように、接続部6の周囲に接地物体1が存在する場合には、ボルト5a,ナット5bの突起部に電界が集中し易く、この突起部が原因となり絶縁破壊に至ることがある。このようなボルト5a,ナット5bの突起部を無くして電界集中を緩和するために、ボルト5a,ナット5bの外側面に絶縁紙7を巻回する。この絶縁紙7の外周にシールド用の金属箔8を取り付け、さらにこの金属箔8の外側に絶縁被覆9を施している。

従来、接続部6における絶縁被覆は以下のような手順で行われており、多大な手間を要するものであった。

まず、リード線接続部6のボルト5a,ナット5bの突起部を覆うように絶縁紙7で巻回して整形を行う。その後、整形された絶縁紙7の外周を金属箔8で覆うことによりシールドを設け、この金属箔8の両端部をリード線2a,2bに接着させて、金属箔8をリード線2a,2bと同電位とする。さらに、金属箔8の外周に絶縁被覆3に相当する絶縁被覆9を形成する。なお、リード線2a,2bに印加される電圧が低い場合には、前述の絶縁被覆9を省略することもある。

概要

リード線接続装置の接続部に被覆する絶縁被膜の材料を低減させることにより、リード線接続装置を小型化して、さらに機器自体の小型化を図ることができ、また、低コスト化が可能で、絶縁に対する信頼性の向上も図れるリード線接続装置を提供する。

接地物体10で囲まれる空間内に、一対のリード線11a,11bの接続部15を配置し、その接続部15をシールド用の椀形の金属製ばね19a,19bと、前記ばね19a,19bの外周に被覆された絶縁被覆用のゴム20a,20bとを有し、その開口部に係止部を有する一対の絶縁エレメント17a,17bから構成されるファスナー式の被覆部材16で覆い、前記各絶縁エレメント17a,17bのばね19a,19bは前記各リード線11a,11bと電気的に接続されるとともに、相互に接続可能とされ、これにより前記ばね19a,19bの電位がリード線11a,11bと同電位となる構成としたことを特徴とする。

目的

本発明は、これらの問題点を解決するためになされたものであり、リード線の接続部を被覆する絶縁被覆材料の数量を低減するとともに構成を簡素にして、リード線接続部の小型化、ひいては機器自体の小型化ならびに低コスト化が図れ、かつ絶縁被覆をワンタッチ式着脱できるようにして組立ておよび解体等に要する作業工数も低減でき、これにより生産輸送据付けおよび点検等の作業も容易に行え、さらに絶縁に対する信頼性の向上も図れるリード線接続装置を提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

接地物体で囲まれる空間内に、一対のリード線の接続部を配置し、その接続部をシールド用の椀形の金属製ばねと、前記ばねの外周に被覆された絶縁被覆用のゴムとを有し、その開口部に係止部を有する一対の絶縁エレメントから構成されるファスナー式の被覆部材で覆い、前記各絶縁エレメントのばねは前記各リード線と電気的に接続されるとともに、相互に接続可能とされ、これにより前記ばねの電位が前記リード線と同電位となる構成としたことを特徴とするリード線接続装置

請求項2

請求項1記載のリード線接続装置において、ゴム材として、リード線に被覆された絶縁被覆よりも誘電率の低い低誘電率ゴムを適用したことを特徴とするリード線接続装置。

技術分野

0001

本発明は、電気機器に多く利用される一対のリード線を接続する際のリード線接続技術についてのものであり、特にリード線接続部における絶縁被覆構造を改良したリード線接続装置に関するものである。

背景技術

0002

リード線は電気機器に多く使用され、リード線同士を接続するためのリード線接続部が不可欠である。例えば、油入り変圧器SFガス絶縁変圧器などにおいては、充電部となる巻線ブッシングとの間、あるいは巻線と巻線との間、またガス絶縁開閉装置においては、母線の充電部となる母線導体の相互間に、リード線の接続部が数多く存在する。

0003

図2は、従来のリード線接続装置の一例を示す図である。

0004

図2に示すように、従来のリード線接続装置では、接地物体1で囲まれる空間内に、例えば、一対のリード線2a,2bが、水平面上で対向して一直線上に配置されている。そして、これらのリード線2a,2bには各先端部を除いてそれぞれ絶縁被覆3が施されている。

0005

対向する一方のリード線2aの先端と他方のリード線2bの先端とには、それぞれ接続端子4a,4bが設けられている。これらの接続端子4a,4bの先端部分は、例えば上下に重ねて配置され、ボルト5aおよびナット5bによりリード線2a,2bが締結され、接続部6を構成している。

0006

図2に示すように、接続部6の周囲に接地物体1が存在する場合には、ボルト5a,ナット5bの突起部に電界が集中し易く、この突起部が原因となり絶縁破壊に至ることがある。このようなボルト5a,ナット5bの突起部を無くして電界集中を緩和するために、ボルト5a,ナット5bの外側面に絶縁紙7を巻回する。この絶縁紙7の外周にシールド用の金属箔8を取り付け、さらにこの金属箔8の外側に絶縁被覆9を施している。

0007

従来、接続部6における絶縁被覆は以下のような手順で行われており、多大な手間を要するものであった。

0008

まず、リード線接続部6のボルト5a,ナット5bの突起部を覆うように絶縁紙7で巻回して整形を行う。その後、整形された絶縁紙7の外周を金属箔8で覆うことによりシールドを設け、この金属箔8の両端部をリード線2a,2bに接着させて、金属箔8をリード線2a,2bと同電位とする。さらに、金属箔8の外周に絶縁被覆3に相当する絶縁被覆9を形成する。なお、リード線2a,2bに印加される電圧が低い場合には、前述の絶縁被覆9を省略することもある。

発明が解決しようとする課題

0009

しかしながら、上述した従来のリード線接続装置においては、ボルト5a,ナット5bの突起部をシールド用の金属箔8および絶縁被覆9で被覆することにより、電界集中を緩和して効果的に絶縁破壊を防ぐことができたが、これらの内側に整形用の絶縁紙7を厚く巻回している等により、接続部6が大径となって、いわば「こぶ」状に膨出する形状となり、この接続部の大径化が機器の大きさにも影響を与えていた。

0010

また、例えば、変圧器のブッシングなどに接続されたリード線は輸送制限などの問題を解決するために、工場で一旦組み立てて試験を行い、その後取り外した状態で輸送し、さらに現地再組み立てを行っており、このような頻繁な着脱作業に対してリード線接続部の絶縁信頼性を確保しなければならない。しかしながら、輸送の際に上述した手順の従来の被覆作業を逐次行うことでは、作業工数が多くなって多大な労力を要し、また、多量の絶縁被覆材料を使用することから材料コストが高くなり、経済的にも不利であるという問題を有していた。

0011

さらに、上述したように被覆整形の作業工数が多いことから、リード線接続部の点検の際にも頻繁な手間が増大して作業能率が低下する等の問題もあった。

0012

本発明は、これらの問題点を解決するためになされたものであり、リード線の接続部を被覆する絶縁被覆材料の数量を低減するとともに構成を簡素にして、リード線接続部の小型化、ひいては機器自体の小型化ならびに低コスト化が図れ、かつ絶縁被覆をワンタッチ式着脱できるようにして組立ておよび解体等に要する作業工数も低減でき、これにより生産、輸送、据付けおよび点検等の作業も容易に行え、さらに絶縁に対する信頼性の向上も図れるリード線接続装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0013

請求項1記載の発明は、接地物体で囲まれる空間内に、一対のリード線の接続部を配置し、その接続部をシールド用の椀形の金属製ばねと、前記ばねの外周に被覆された絶縁被覆用のゴムとを有し、その開口部に係止部を有する一対の絶縁エレメントから構成されるファスナー式の被覆部材で覆い、前記各絶縁エレメントのばねは前記各リード線と電気的に接続されるとともに、相互に接続可能とされ、これにより前記ばねの電位が前記リード線と同電位となる構成としたことを特徴とする。

0014

請求項2記載の発明は、請求項1記載のリード線接続装置において、ゴム材として、リード線に被覆された絶縁被覆よりも誘電率の低い低誘電率ゴムを適用したことを特徴とする。

発明を実施するための最良の形態

0015

以下、本発明の一実施形態を図1を参照して説明する。

0016

図1は、本実施形態におけるリード線接続装置の要部を拡大して示す断面図である。

0017

図1に示すように、本実施形態のリード線接続装置では、接地物体10で囲まれる空間内に、一対のリード線11a,11bが、例えば、水平面上で対向して一直線上に配置されている。そして、これらのリード線11a,11bには各先端部を除いてそれぞれ絶縁被覆12a,12bが施されている。

0018

対向する一方のリード線11aの先端と他方のリード線11bの先端とには、それぞれ接続端子13a,13bが設けられている。この接続端子13a,13bの先端部分は上下に重ねて配置され、ボルト14aおよびナット14bによりリード線11a,11bが締結され、接続部15を構成している。

0019

本実施形態では、この接続部15にファスナー式の被覆部材16が設けられ、これによりボルト14aおよびナット14bの突起部が被覆されている。このファスナー式の被覆部材16は、一対の椀型の絶縁エレメント17a,17bから構成され、これらの各絶縁エレメント17a,17bの大径な開口部に、係止部であるファスナー18a,18bが設けられ、これらのファスナー18a,18bにより絶縁エレメント17a,17bが一体化できるようになっている。

0020

すなわち、各絶縁エレメント17a,17bは、椀形の金属箔等からなるシールド用のばね19a,19bを基材とし、この各ばね19a,19bの周りにそれぞれ絶縁被覆用のゴム20a,20bを被着した構成とされている。そして、これらのゴム20a,20bは、各リード線11a,11bの絶縁被覆12a,12bよりも低誘電率の材料によって構成されている。

0021

一方の絶縁エレメント17aのばね19aと他方の絶縁エレメント17bのばね19bとは、ファスナー18a,18b部分において相互に接続され、また、ばね19a,19bの両端部はリード線11a,11bと電気的に接続されている。これにより、リード線11a,11bに給電した場合に、ばね19a,19bがリード線11a,11bと同電位となるようにしてある。

0022

リード線接続時においては、予めファスナー式の被覆部材16を各絶縁エレメント17a,17b毎に分離してこれらを各リード線11a,11bの接続端子13a,13bの根本部分にそれぞれ被着しておく。そして、これら接続端子13a,13bをボルト14aおよびナット14bによって接続して接続部15を形成した後に、両絶縁エレメント17a,17bの大径開口部側を合致させてファスナー18a,18bで閉じ合せで一体化させる。なお、本実施形態ではファスナー式の被覆部材16の外周側に、さらに、絶縁被覆12と同様の絶縁被覆21を形成しているが、リード線11a,11bに印加される電圧が低い場合には、これを省略してもよい。また、リード線の接続部15の解体時あるいは点検時等においては、絶縁被覆21のファスナー18a,18bの係合を外すことで、各絶縁エレメント17a,17b毎に分離し、接続部15を露出状態とすることができる。

0023

このような構成によれば、ファスナー式の被覆部材16を設けたことにより、接続部15の被覆および露出の作業をワンタッチ式に行うことができる。そして、被覆時においては、ばね19a,19bとリード線10a,10bとが同電位となるため、接続部15のボルト14aおよびナット14b部分のシールドが確実に行え、また、絶縁エレメント17a,17bの絶縁被覆用のゴムとしてリード線10a,10bの絶縁被覆12a,12bよりも低誘電率のゴム20a,20bを用いていることから、接続部15の電界集中を防ぐことができ、高耐圧化したリード線の接続部15を得ることができる。

0024

また、特にファスナー式の被覆部材16のシールド用の金属がばね19a,19bとなっているため、被覆材自身の弾力性により、接続部15で緩やかなエンタシス形の膨らみを保持できる。このことから、従来のように、ボルトおよびナットの突起部を絶縁紙などで整形を施す必要がなくなる。従って、作業効率の大幅な向上および絶縁被覆材の使用量低減が可能となり、低コストのリード線接続装置を提供できる。しかも、被覆部材16の膨らみは、絶縁紙等の介入を必要としないので、それだけ構成が小型化でき、接続部15の小型化、ひいては使用機器の小型化も図れるようになる。

0025

さらに、本実施形態によれば、ファスナー式の被覆部材16は接続部15の略中央位置にファスナー18a,18bを有する構成とされているため、接続部15の周囲に簡単に着脱できることから、リード線11a,11bの着脱も容易に行える。従って、リード線11a,11bの着脱が容易であることから、接続部15の点検作業も容易に行えるため、絶縁上信頼性の高いリード線接続装置を得られる。

発明の効果

0026

以上で説明したように、本発明によるリード線接続装置によれば、リード線の接続部に被覆する絶縁被覆の材料を低減させることにより、リード線接続装置を小型化して、機器自体の小型化を図ることができ、また、低コスト化および絶縁上信頼性の高いリード線接続装置を提供することができる。

図面の簡単な説明

0027

図1本発明におけるリード線接続装置の一実施形態を示す要部断面図。
図2従来におけるリード線接続装置を示す要部断面図。

--

0028

10接地物体
11a,11bリード線
12a,12b絶縁被覆
13a,13b接続端子
14a,14bボルト,ナット
15 接続部
16ファスナー式の被覆部材
17a,17b絶縁エレメント
18a,18b ファスナー
19a,19b ばね
20a,20b低誘電率ゴム
21 絶縁被覆

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