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技術 配管の耐圧試験方法およびその方法を用いた配管の耐圧試験装置

出願人 株式会社川本製作所
発明者 佐藤智昭水野久範藤田泰孝
出願日 1997年11月26日 (23年0ヶ月経過) 出願番号 1997-324623
公開日 1999年6月18日 (21年6ヶ月経過) 公開番号 1999-160190
状態 未査定
技術分野 機械的応力負荷による材料の強さの調査 気密性の調査・試験
主要キーワード 式固定具 字形継手 吸水配管 オーバーフロー出口 遮音ケース 手動式開閉弁 市中電源 異種部材
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1999年6月18日)のものです。
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図面 (8)

課題

本発明は、配管施工時に、静圧脈動圧との二種類の耐圧試験が可能な配管耐圧試験方法を提供する。

解決手段

本発明は、注入部から配管内に水を圧送して配管内部を所定圧力加圧した後、この状態を放置して配管内部の圧力変化を検知する静圧試験を行い、この静水圧試験を終えた後、配管の内部を所定圧力に加圧しながら所定回数で配管の内部圧力を変動させて配管内部に脈動圧を発生させ、この脈動圧の発生を終えた後、再び静水圧試験を行い、静圧試験での圧力変化と脈動圧発生試験後の配管内部の圧力変化とを比較することによって、配管使用による配管内圧力脈動を想定した、実際に近い脈動圧での配管の漏水が確認できるようにした。

概要

背景

マンション等の一戸毎の水道配管は、専門的な技術を必要とする金属製の配管によって施工されている。ところが、この施工だと、専門的な技術をもつ作業者でないと、水道配管の施工が行えない。

そこで、施工が簡単な、さや管を用いた配管工法で、水道配管の施工が行えるようになってきた。これは、例えばコンクリートスラブ内やスラブ上にあらかじめ可撓性を有する合成樹脂製のさや管を敷設し、内装が完了後、その中に水道配管となる例えば架橋ポリエチレン管通管して、求められる配管経路の施工を行う。

ところで、水道配管は、施工後、配管各部に漏水が有るか無いかを検出するべく耐水圧試験が課せられている。さや管を用いて施工した水道配管では、継手部が外部から確認しやすい地点に配置されることを利用して、配管施工後手動式あるいは電動式ポンプで、あらかじめ配管に形成されている試験ゲージ部から配管の内部へ、圧力流体、例えば水を供給して配管内部を加圧しておき、この状態から作業者が継手部から漏水が生じてか否かを確認していた。

概要

本発明は、配管施工時に、静圧脈動圧との二種類の耐圧試験が可能な配管の耐圧試験方法を提供する。

本発明は、注入部から配管内に水を圧送して配管内部を所定圧力に加圧した後、この状態を放置して配管内部の圧力変化を検知する静圧試験を行い、この静水圧試験を終えた後、配管の内部を所定圧力に加圧しながら所定回数で配管の内部圧力を変動させて配管内部に脈動圧を発生させ、この脈動圧の発生を終えた後、再び静水圧試験を行い、静圧試験での圧力変化と脈動圧発生試験後の配管内部の圧力変化とを比較することによって、配管使用による配管内圧力脈動を想定した、実際に近い脈動圧での配管の漏水が確認できるようにした。

目的

本発明は上記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、配管施工時に、静圧と脈動圧との二種類の耐圧試験が可能な配管の耐圧試験方法およびその方法を用いた配管の耐圧試験装置を提供することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
2件

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請求項1

配管に接続される注入部を通じ同配管内に圧力流体を供給し、配管内部を所定の圧力に加圧した後、この状態を放置して、配管内部の圧力変化を検知する静圧試験を行い、この静圧試験を終えた後、前記注入部を通じ、配管の内部を圧力流体の供給により所定の圧力に加圧しながら所定回数で配管の内部圧力を変動させて配管内部に脈動圧を発生させ、この脈動圧の発生を終えた後、再び前記静圧試験を行い、前記静圧試験での圧力変化と前記脈動圧発生試験後の配管内部の圧力変化との比較から、実配管使用を想定した前記配管の漏洩の有無を検出することを特徴とする配管の耐圧試験方法

請求項2

配管に接続される注入部と、流体貯溜する貯溜部と、この貯溜部の流体を前記注入部を通じて前記配管内へ圧送するポンプと、前記注入部を閉じる第1開閉弁と、前記配管の内部の圧力を検知する圧力検知部とを有してなり、圧力流体の供給で配管内を所定の圧力に加圧させたまま放置したときの配管内部の圧力変化を検知する静圧試験部と、前記注入部を通じて前記配管内の圧力を外部へ逃がす第2開閉弁を有し、前記ポンプで配管内を所定の圧力で加圧しながら前記第2開閉弁を所定回数で開閉することによって配管内部に脈動圧を発生させる脈動圧発生部とを有し、前記脈動圧の発生を終えた後、再び前記静圧試験部で配管内部の圧力変化を検知し、この検知結果と前記前回の配管内部の圧力変化の検知結果と比較することによって、実配管使用を想定した前記配管の漏洩の有無を検出することを特徴とする配管の耐圧試験装置

請求項3

前記第2開閉弁は、開時間と閉時間とがそれぞれ設定可能な電磁弁で構成されていることを特徴とする請求項2に記載の配管の耐圧試験装置。

請求項4

前記静圧試験部の運転と前記脈動圧発生部の運転とを切り換える切換スイッチ部、前記電磁弁の開閉回数を設定する回数設定部、前記電磁弁の開時間と閉時間とを設定する開閉タイマ設定部、これら切換スイッチ部,回数設定部,開閉タイマ設定部の各設定にしたがい前記ポンプ、前記電磁弁を制御する制御部を有していること特徴とする請求項3に記載の配管の耐圧試験装置。

請求項5

前記貯溜部が水槽から構成され、前記ポンプが、吐出側に調圧弁が付いたポンプで構成され、前記圧力検知部が圧力計で構成され、前記第1開閉弁が手動式開閉弁で構成され、前記水槽の流出口に順に前記ポンプ、前記手動式開閉弁、前記圧力計、前記注入部を接続して、前記静圧試験部が構成され、前記ポンプの吐出側と前記水槽との間をバイパスするように前記電磁弁が介装されて前記脈動圧発生部が構成されていることを特徴とする請求項4に記載の配管の耐圧試験装置。

請求項6

前記静圧試験部、前記脈動圧発生部の各機器は、前記切換スイッチ部、前記回数設定部、前記開閉タイマ設定部、前記制御部と共に、台車に組み付けられて、移動可能な一つのユニットに構成されていることを特徴とする請求項5に記載の配管の耐圧試験装置。

請求項7

前記切換スイッチ部、回数設定部、開閉タイマ設定部、制御部は、制御盤に組み付けられて、一つのユニットに構成されていることを特徴とする請求項6に記載の配管の耐圧試験装置。

請求項8

前記台車は、下部にキャスターが付いたベースとこのベースの上部に該ベースを覆うように組み付けた遮音ケースとを有して構成され、前記遮音ケース内には前記ポンプ、前記電磁弁が収容され、前記遮音ケース外には他の機器が組み付けられることを特徴とする請求項7に記載の配管の耐圧試験装置。

請求項9

前記ポンプおよび前記電磁弁は、防振部材を介して、前記ベースに据え付けてあることを特徴とする請求項8に記載の耐圧試験装置。

請求項10

前記遮音ケースの側壁には、蓋で開閉される開口部が形成してあることを特徴とする請求項8に記載の耐圧試験装置。

請求項11

前記制御盤および前記水槽が、前記遮音ケース上部の一方側に組み付けられ、前記注入部、前記手動式開閉弁、前記圧力計を組み合わせた配管が、前記遮音ケース上部の他方側に組み付けられることを特徴とする請求項8に記載の配管の耐圧試験装置。

請求項12

前記水槽の流出口からポンプへ向かう流路にはストレーナーが設けてあることを特徴とする請求項11に記載の耐圧試験装置。

請求項13

前記配管は、防振部材を介して、遮音ケースの上部に据え付けてあることを特徴とする請求項11に記載の耐圧試験装置。

請求項14

前記水槽の開口は、着脱自在な透明蓋で閉塞してあることを特徴とする請求項11に記載の耐圧試験装置。

請求項15

前記台車のベースには、運搬用取手が組み付けられていることを特徴とする請求項11に記載の耐圧試験装置。

技術分野

0001

本発明は、施工した水道配管など、使用によって内部圧力が変動する配管漏洩を検出するのに用いられる配管の漏洩検出方法およびその方法を用いた配管の漏洩検出装置に関する。

背景技術

0002

マンション等の一戸毎の水道配管は、専門的な技術を必要とする金属製の配管によって施工されている。ところが、この施工だと、専門的な技術をもつ作業者でないと、水道配管の施工が行えない。

0003

そこで、施工が簡単な、さや管を用いた配管工法で、水道配管の施工が行えるようになってきた。これは、例えばコンクリートスラブ内やスラブ上にあらかじめ可撓性を有する合成樹脂製のさや管を敷設し、内装が完了後、その中に水道配管となる例えば架橋ポリエチレン管通管して、求められる配管経路の施工を行う。

0004

ところで、水道配管は、施工後、配管各部に漏水が有るか無いかを検出するべく耐水圧試験が課せられている。さや管を用いて施工した水道配管では、継手部が外部から確認しやすい地点に配置されることを利用して、配管施工後手動式あるいは電動式ポンプで、あらかじめ配管に形成されている試験ゲージ部から配管の内部へ、圧力流体、例えば水を供給して配管内部を加圧しておき、この状態から作業者が継手部から漏水が生じてか否かを確認していた。

発明が解決しようとする課題

0005

ところで、さや管を用いた配管工法は、合成樹脂製の管が、浴室洗面所トイレ台所据え付け水栓器具の金属製の口金に接続されるという、異種部材の接続が用いられるので、継手部は衝撃的な圧力の影響を受けやすい。

0006

ところが、水道配管は、浴室、洗面所、トイレ、台所などで水を使用すると、配管内の圧力が脈動し、脈動圧が発生する。このため、上記した配管施工時の耐水圧試験では配管に漏水がでないが、配管施工後、配管を実際に使用したときに、配管内圧力の脈動で、配管の継手部から漏水が見られるという問題が生じることがあった。

0007

それ故、こうした使用によって内部圧力が変動する配管では、静(水)圧での耐圧試験だけでは十分でなく、実配管使用に即した耐水圧試験が行える技術が要望されている。

0008

本発明は上記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、配管施工時に、静圧と脈動圧との二種類の耐圧試験が可能な配管の耐圧試験方法およびその方法を用いた配管の耐圧試験装置を提供することにある。

課題を解決するための手段

0009

上記目的を達成するために請求項1の配管の耐圧試験方法は、配管に接続される注入部を通じ同配管内に圧力流体を供給し配管内部を所定の圧力に加圧した後、この状態を放置して配管内部の圧力変化を検知する静圧試験を行い、この静圧試験を終えた後、注入部を通じ配管の内部を圧力流体の供給により所定の圧力に加圧しながら所定回数で配管の内部圧力を変動させて配管内部に脈動圧を発生させ、この脈動圧の発生を終えた後、再び静圧試験を行い、静圧試験での圧力変化と脈動圧発生試験後の配管内部の圧力変化との比較から、実配管使用を想定した配管の漏洩の有無を検出することにある。

0010

この耐圧試験方法により、配管施工時において、静圧の耐圧試験による配管の漏洩の確認ならびに、施工後の配管使用による配管内圧力の脈動を想定した、実際に近い脈動圧での耐圧試験による配管の漏洩の確認とが行える。

0011

同じく上記目的を達成するために請求項2の配管の耐圧試験装置は、配管に接続される注入部と、流体貯溜する貯溜部と、この貯溜部の流体を注入部を通じて配管内へ圧送するポンプと、注入部を閉じる第1開閉弁と、配管の内部の圧力を検知する圧力検知部とを有してなり、圧力流体の供給で配管内を所定の圧力に加圧させたまま放置したときの配管内部の圧力変化を検知する静圧試験部と、注入部を通じて配管内の圧力を外部へ逃がす第2開閉弁を有し、ポンプで配管内を所定の圧力で加圧しながら前記第2開閉弁を所定回数で開閉することによって配管内部に脈動圧を発生させる脈動圧発生部とを有し、脈動圧の発生を終えた後、再び静圧試験部で配管内部の圧力変化を検知し、この検知結果と前回の配管内部の圧力変化の検知結果と比較することによって、実配管使用を想定した配管の漏洩の有無を検出する構造を採用して、一台の耐圧試験装置で、配管施工時に、静圧の耐圧試験による配管の漏洩の確認と、施工後の配管使用による配管内圧力の脈動を想定した、実際に近い脈動圧での耐圧試験による配管の漏洩の確認とが行えるようにしたことにある。

0012

請求項3に記載の配管の耐圧試験装置は、さらに上記目的に加え、種々実際に近い脈動圧での耐圧試験が行えるよう、個々の配管使用状況に即した脈動を配管内で発生させるために、第2開閉弁を、開時間と閉時間とがそれぞれ設定可能な電磁弁で構成したことにある。

0013

請求項4に記載の配管の耐圧試験装置は、さらに上記目的に加え、容易に耐圧試験が行えるよう、静圧試験部の運転と脈動圧発生部の運転とを切り換える切換スイッチ部、電磁弁の開閉回数を設定する回数設定部、電磁弁の開時間と閉時間とを設定する開閉タイマ設定部、これら切換スイッチ部,回数設定部,開閉タイマ設定部の各設定にしたがってポンプ、電磁弁を制御する制御部を有した制御構造を採用して、だれでも容易に耐圧試験装置の操作が行えるようにしたことにある。

0014

請求項5に記載の配管の耐圧試験装置は、さらに上記目的に加え、耐圧試験装置が簡単な構造で製作されるよう、貯溜部に水槽を採用し、ポンプに調圧弁付のポンプを採用し、圧力検知部に圧力計を採用し、第1開閉弁に手動式開閉弁を採用し、水槽の流出口に順にポンプ、手動式開閉弁、圧力計、注入部を接続して静圧試験部を構成し、またポンプの吐出側と水槽との間をバイパスするように電磁弁を介装することによって脈動圧発生部を構成したことにある。

0015

請求項6に記載の配管の耐圧試験装置は、さらに上記目的に加え、配管を施工した場所に耐圧試験装置が移動/据え付けしやすいよう、静圧試験部、脈動圧発生部の各機器を、切換スイッチ部,回数設定部,開閉タイマ設定部,制御部と共に、台車に組み付けて、装置全体を移動可能な一つのユニットに構成したことにある。

0016

請求項7に記載の配管の耐圧試験装置は、さらに上記目的に加え、耐圧試験装置を取扱くするために、切換スイッチ部,回数設定部,開閉タイマ設定部,制御部を、制御盤に組み付けて、制御系を一つのユニットに構成したことにある。

0017

請求項8に記載の配管の耐圧試験装置は、さらに上記目的に加え、運転時の騒音を低減するために、台車を、下部にキャスターが付いたベースとこのベースの上部に該ベースを覆うように組み付けた遮音ケースとから構成し、遮音ケース内にポンプ、電磁弁を収容し、遮音ケース外に他の機器を組み付けて、ポンプ、電磁弁の動作に伴い発する音を遮音したことにある。

0018

請求項9に記載の配管の耐圧試験装置は、さらに上記目的に加え、装置運転時振動を低減するために、ポンプおよび電磁弁を、防振部材を介し、ベースに据え付けて、ポンプ、電磁弁の動作に伴い発する振動を緩衝したことにある。

0019

請求項10に記載の配管の耐圧試験装置は、さらに上記目的に加え、装置の点検保守/調整の作業が容易に行われるよう、遮音ケースの側壁に、蓋で開閉される開口部を形成して、開口部を通じ、ポンプ、電磁弁などの点検/保守/調整が行えるようにした。

0020

請求項11に記載の配管の耐圧試験装置は、さらに上記目的に加え、ポンプ特性を高めつつ、操作しやすい外観に構成されるよう、制御盤および水槽を遮音ケース上部の一方側に組み付け、注入部、手動式開閉弁および圧力計を組み合わせた配管を遮音ケース上部の他方側に組み付けて、水槽,注入部,手動式開閉弁,圧力計,制御盤を操作しやすい位置にレイアウトしつつ、水槽内の流体がポンプに対し押し込まれる構成にしたことにある。

0021

請求項12に記載の配管の耐圧試験装置は、さらに上記目的に加え、ポンプ、配管類故障誤動作が防止されるよう、水槽の流出口からポンプへ向かう流路ストレーナーを設けて、ポンプ、弁類など機器に砂などの異物侵入するのを防ぐようにしたことにある。

0022

請求項13に記載の配管の耐圧試験装置は、さらに上記目的に加え、脈動に伴う振動発生を抑えるために、遮音ケースの上部の配管を、防振部材を介して据え付けて、遮音ケースと配管との間を緩衝したことにある。

0023

請求項14に記載の配管の耐圧試験装置は、さらに上記目的に加え、水槽内の水位の確認が容易に行えつつ、装置の移動の際、流体が水槽から流出しないようにするために、水槽の開口を、着脱自在な透明蓋で閉塞したことにある。

0024

請求項15に記載の配管の耐圧試験装置は、さらに上記目的に加え、装置の移動、持ち運び、吊り上げが容易に行えるよう、台車のベースに運搬用取手を組み付けたことにある。

発明を実施するための最良の形態

0025

以下、本発明を図1ないし図7に示す一実施形態にもとづいて説明する。図1中1は、例えばさや管工法を用いて、例えばマンション等の一戸毎に施工された水道配管である。なお、水道配管1には、給湯器1aから給湯ヘッダー2a,給水ヘッダー2bを経て、浴室、洗面所、トイレ、台所などの水洗機器(図示しない)へ接続された配管経路だけを示している。但し、3aはさや管、3bは給湯配管、3cは給水配管を示す。

0026

給湯器1aから各ヘッダー2a,2bへ至る給湯/給水配管部分には、試験ゲージ部4a,4b(例えば口金部)が形成してあり、これら試験ゲージ部4aあるいは4bに耐水圧試験装置5(耐圧試験装置に相当)を接続することによって、給水系統給湯系統毎に耐水圧試験(耐圧試験)が行えるようにしてある。

0027

この耐水圧試験装置5には、図1の概略図に示されるように圧力流体、例えば水で、試験を行うとする給水配管3bあるいは給水配管3cの内部を所定圧力に加圧してから一定時間放置して配管内部の圧力変化を検知する静水圧試験部10(静圧試験部に相当)と、配管を使用したときと同等の脈動を配管内部に発生させる脈動圧発生部30とを組み合わせて、初回静水圧による圧力変化の結果と、脈動を発生した後、再び静水圧試験部10で検知される圧力変化の結果との対比が行えるようにした構造が採用してある。

0028

すなわち、静水圧試験部10は、ポンプ11で、例えば水槽12(貯溜部に相当)内に貯溜されている水(圧力流体に相当)を、カプラ13(注入部に相当)から試験ゲージ部4a(あるいは試験ゲージ部4b)へ圧送して、試験を行うとする給湯配管3bあるいは給水配管3c内を所定の圧力まで加圧する加圧系14と、加圧された配管3b,3cを手動式のボール弁15(手動式開閉弁,第1開閉弁に相当)で締切って放置させる放置系16と、放置中、配管内部の圧力変化を圧力計17(圧力検知部に相当)で検知する圧力検知系18とを組み合わせて構成してある。

0029

脈動圧発生部30は、電磁弁31(第2開閉弁に相当)を所定回数、開閉させることにより、カプラ13を通じて配管内圧力を水槽12へ逃がす構造が用いてある。

0030

また静水圧/脈動圧の運転は、制御盤40で制御されるようにしてある。そして、こうした静水圧試験部10、脈動圧発生部30、制御盤40を、台車50に組み合わせて、図2図7に示されるような実用性に優れる耐水圧試験装置5を実現している。なお、図2は耐水圧試験装置5の外観、図3は同装置5の分解図、図4図7は同装置5の各部をそれぞれ異なる方向から見た図を示してある。

0031

この耐水圧試験装置10を説明すれば、台車50は、図3に示されるように下部の四隅部にキャスター51が装着された例えば外周端周壁が形成されてなる矩形板状のベース52と、このベース52の外周部に該上部を覆うように着脱可能に嵌まる箱形の遮音ケース53とから構成してある。ベース52の左右両側には遮音ケース53の側面に沿って上方へ延びるコ字形アームで形成される運搬用の一対の取手54が取り付けられていて、耐水圧試験装置5の全体の移動/運搬/吊り上げなどが行えるようにしてある。

0032

遮音ケース53内には、耐水試験装置5の機器のうち、騒音を発する機器、すなわちポンプ11、電磁弁31を含んだ配管部分31aが収容してある。詳しくは、加圧系14を構成するポンプ11はケース寄りの地点に横向きに配置され、電磁弁31を含む配管部分31aはケース後寄りの地点にポンプ11と並行(横向き)に配置してある。

0033

このポンプ11には、例えば電動モータ11aにプランジャ式のポンプ11bを組み合わせて構成される細長外形プランジャポンプが用いられている。なお、ポンプ部11bの吐出部には、例えば吐出圧力ハンドル19aの操作で任意に調整可能とする調圧弁19が接続してある。

0034

ポンプ11の支持脚11c(電動モータ11aから幅方向張り出ている一対の脚)は、防振部材、例えば防振ゴム20で、ベース52の上面から浮くように取り付けたポンプ用ベース21に据え付けてある。

0035

電磁弁31を含む配管部分31aは、電磁弁31の流入側に短管32が接続され、流出側にT字形継手33、ドレン弁34(水槽12内の水を電磁弁31を通じて外部に排出させる弁)が順に接続して構成してある。なお、ドレン弁34はベース52の周壁を貫通して外部に臨み、T字形継手33の分岐部は、遮音ケース53の上部を貫通する戻りホース37を介して、水槽12の内底部に開口している戻り口12bに接続してある。

0036

そして、電磁弁31の両側、すなわち短管32とT字形継手33とは、据付金具35を介して、ベース52の上面に設置した防振部材、例えば防振ゴム36に据え付けてある。

0037

遮音ケース53のうちの一側面、例えば後部側の側壁には、蓋体56で開閉される開口部53aが形成されている。この開口部53aは、側壁の多くを占めるような矩形の大きな開口で形成されていて、この開口部53aを通じ、遮音ケース53内に収めてある各機器の保守/点検、さらにはポンプ部11に装着されている調圧弁19の調整を行える構造にしてある。

0038

またポンプ11、電磁弁31を除く他の機器は、遮音ケース53外に組み付けてある。具体的には、遮音ケース53の上面のうち、ポンプ11の電動モータ11aが配置される左側(一方側)には、前部から制御盤40、水槽12の順で据え付けてある。またポンプ部11bが配置される右側(他方側)には、放置系16と圧力検知系18が据え付けてある。

0039

水槽12の内底部に形成された流出口12aには、水槽12内の水に含まれる砂などの異物を取り除くストレーナー22が接続してある。このストレーナー22の出口は、例えば遮音ケース53の上部を貫通するフレキシブルホース23を介して、ポンプ部11bの吸込部に接続されていて、清浄な水が水槽11内から吸水されるようにしてある。

0040

また放置系16および圧力検知系18は、例えば水槽12と並行をなす向きで、ボール弁15、例えば二針式の圧力計17、長尺なホース13a、カプラ13を順に接続した配管で構成してある。このうち圧力計17を支え継手部分17aに付いている据付座17dは、電磁弁31を支持するときと同様、防振ゴム17b(防振部材)介して、遮音ケース53の上部に据え付けられ、配管全体を防振している。

0041

ボール弁15の入口は、遮音ケース53の上部を貫通するホース26を介して、ポンプ部11bの吐出部に接続された吐出配管27に接続されている。この接続により、水槽12の流出口12aの後に順にポンプ11、ボール弁15、圧力計17、カプラ13が配置される。

0042

この配管構造によって、圧力計17で配管内部を検知し、ボール弁15でカプラ13の開閉を行う静水圧試験部10を構成している。すなわち、まず、ポンプ11で吸水された水槽12内の水を、カプラ13から、試験を行うとする給湯配管3bあるいは給水配管3cへ圧送し、ついで調圧弁19の操作で、静水圧試験に適した圧力に配管内部を保った後、ボール弁15を閉じることにより、配管内部が設定した圧力に保たれる。なお、過剰な圧力は、調圧弁19のオーバーフロー出口から、戻りホース37の途中に在るT字形継手38に接続したオーバーフローホース39を介して水槽12へ戻る。そして、この加圧された配管をある時間、放置した後、圧力計17で、配管内部の圧力降下具合を測定することにより、給湯配管3bあるいは吸水配管3cの漏水検知(静水圧による耐水圧試験)が行われるようになっている。なお、17cは圧力計用弁を示す。

0043

また吐出配管27の途中は、例えばT字形継手28、ホース29を用いて、電磁弁31の流入側の短管32に接続されている。つまり、電磁弁31はポンプ11の吐出側と水槽12との間をバイパスするように介装され、カプラ13を通じて、試験を行う配管の内部圧力を外部、すなわち水槽12へ逃がせる構造にしてある。

0044

これにより、ポンプ11で、試験を行う配管内部を所定の圧力で加圧しながら、電磁弁31を所定回数で開閉すると、配管内部に脈動圧が発生される。つまり、脈動発生部30を構成している。

0045

一方、制御盤40は、例えば箱形のケーシング40a内に内蔵した制御部41(例えばマイクロコンピュータより構成されるもの)と、ケーシング40aの前面に設けられ、制御部41へ操作信号を出力する操作パネル42とから構成してある。

0046

そして、この操作パネル42から入力される操作信号にしたがい、静水圧/脈動圧を組み合わせた試験が行えるようにしてある。すなわち、操作パネル42には、ポンプ11の運転/停止を行う試験開始/停止ボタン43、静圧試験モードと脈動圧発生モードとを選択するセレクトスイッチ44(切換スイッチ部に相当)、実配管使用時における蛇口の開閉頻度の設定となる電磁弁31の開閉回数を設定する回数セット部45(回数設定部に相当)、同セット部45でセットした回数を表示するカウンター46、実配管使用時における蛇口の開閉頻度の設定となる電磁弁31の開時間と閉時間を設定する開/閉タイマセット部47(開閉タイマ設定部に相当)が設けてある。

0047

また制御部43には、静水圧試験モードにセレクトスイッチ44を操作したときは、電磁弁31を閉、ポンプ11を試験開始/停止ボタン43からの入力にしたがいオンオフさせる機能が設定されている。

0048

さらに制御部43には、脈動圧発生モードにセレクトスイッチ44を操作したときは、ポンプ11を試験開始/停止ボタン43からの入力にしたがいオン/オフ、電磁弁31を回数セット部45で設定した回数、開/閉タイマセット部47で設定した開時間と閉時間のサイクルにしたがって開閉させる機能が設定されている。

0049

これにより、試験開始/停止ボタン43の操作と静水圧試験モードとの組み合わせで静水圧試験が行え、試験開始/停止ボタン43の操作と脈動圧発生モードとの組み合わせで、試験しようとする配管の内部圧力を脈動させて、実配管使用時に近い状況の脈動圧(実際に近いサイクルの脈動圧)が発生されるようにしてある。

0050

つまり、始めに静水圧試験を行い、つぎに脈動圧の発生を行い、その後、再び静水圧試験を行って、始めの静水圧試験のとき圧力計17が示した圧力変化の検知結果、すなわち圧力計33の一針目が指示する圧力値と、脈動発生試験後の静水圧試験のとき圧力計17が示した圧力変化の検知結果、すなわち圧力計17の二針目が指示する圧力値とを比較することで、実配管使用時に近い脈動圧での耐水圧試験の結果が行えるようにしている(脈動圧による耐水圧試験)。

0051

なお、水槽12の上部に形成されている開口は、例えばねじ式固定具25aで着脱自在に取り付けた透明な蓋板(透明蓋に相当)25により閉塞されていて、水槽12内の水が不用意に外部へ流れ出ないようにしてある。

0052

つぎに、このように構成された配管の耐水圧試験装置を用いて、本発明方法を説明する。今、施工された給水配管3cの耐水圧試験を行うとする。

0053

このときには、耐水圧試験装置5は、水槽11内へ水を入れておき、カプラ13の在る長尺なホース13a、制御盤40から延びている電源コード40bを移動/運搬の邪魔とならないようにしておく。

0054

そして、この状態のまま、取手53を使い、キャスター51で装置全体を移動させて、給水配管3cの試験ゲージ部4bがある地点まで搬送する。目的の地点に耐水圧試験装置5を運んだならば、同装置の電源コード40bを近くのコンセント市中電源)に接続し、ホース端にあるカプラ13を試験ゲージ部4bに接続する。

0055

この後、まず、静水圧試験を行う。このときには、セレクトスイッチ44を静水圧試験側にセレクトし、試験開始/停止ボタン43を操作してポンプ11を運転(始動)させる。

0056

これにより、ポンプ11は、水槽12内に貯溜されている水を吸水し、吐出部から吐出させる。ついで、ボール弁15を開操作する。

0057

ここで、電磁弁31は閉状態のままであるから、ポンプ11からの吐出水は、吐出配管27、ホース26、ボール弁15、圧力計17、ホース13a、カプラ13を経て、試験ゲージ部4bから給水配管3c内へ圧送される。

0058

ここで、給水配管3cに接続される水栓機器側は水が出たことを確認してから閉じる。これにより、給水配管3cの内部は、満たされる水によって加圧される。

0059

そして、圧力計用バルブ17cを開き、圧力計17の第一指針から、給水配管3cの加圧状況を見る。ついで、調圧弁19のハンドル19aを操作して、静水圧試験に適した圧力に給水配管3cの内部圧力を保つ。このとき過剰な圧力は、調圧弁19のオーバーフローホース39から水槽12内へ戻る吐出水によって外部へ逃げる。

0060

この後、ボール弁15を閉操作し、ポンプ11の運転を停止する(試験開始/停止ボタン43の操作による)。これにより、給水配管3cの内部は設定した一定圧力に保たれる。

0061

この後、この状態を放置、例えば一定時間の間、放置する。そして、この放置後における配管内部の圧力変化を圧力計17の第一指針の変化から測定する。

0062

このときの圧力降下の具合から、静水圧における給水配管3c(接続部を含む)漏水の有無がわかる。この静水圧試験の結果、漏水が無いと確認されると、つぎに実配管使用に相当する脈動圧を給水配管3cに発生させる作業に入る。

0063

このときには、静水圧試験の検知結果となる圧力計17の第一針を置針させておく。そして、調圧弁19の圧力設定とセレクトスイッチ44の位置とはそのままに、ポンプ11を運転(始動)させる。

0064

ついで、ボール弁15を開操作する。すると、ポンプ11からの吐出水は、先に述べたのと同様、カプラ13から試験ゲージ部4bを通じて給水配管3c内へ圧送される。

0065

ここで、調圧弁19は、前回の静水圧試験のときに設定した圧力に設定してあるから、給水配管3cの内部圧力は、前回の静水圧試験のときと同じ圧力に保たれる。

0066

そして、圧力計17の第二針から、前回の静水圧試験と同じ圧力が保たれ続けることが確認されたら、セレクトスイッチ44を脈動圧発生モード側へ切り換える。

0067

この切り換えを受けて制御部41は、電磁弁31を動作させる。このとき、回数セット部45には、例えば施工した建物の水道使用頻度から考慮した蛇口の開閉回数に相当する回数が設定され、開/閉タイマセット部47には、例えば同じく蛇口の開閉時期に相当する開時間と閉時間とが設定してあるから、制御部41は、電磁弁31を、設定された開/閉時間のサイクルで、設定回数だけ開閉動作させる。

0068

すると、給水配管3cの内部では、電磁弁31の開閉動作により、圧力の変動が起きる。これにより、給水配管3cは、水道配管の施工後、実際に水を使用したときに近い状態となり、給水配管3cの内部で脈動が生じ、実際に水を使用したときに生じていたような脈動圧が発生される。

0069

つまり、脈動圧が給水配管3cの各部(接続部を含む)に加わる状況、すなわち実際に水を使用していたときの配管内圧力の状況が再現される。この電磁弁31の設定回数での開閉動作が終えると、再び先の静水圧試験を行う。

0070

このときには、セレクトスイッチ44を静水圧モードに戻す。そして、圧力計17の第二指針が、前回の静水圧試験のときに設定した圧力値を安定して指したら、ボール弁15を閉操作し、ポンプ11の運転を停止する(試験開始/停止ボタン43の操作による)。

0071

これにより、給水配管3cの内部は、先の静水圧試験のときと同じ試験圧力で加圧される。この後、この状態を放置、例えば先の静水圧試験と同じ時間の間放置する。

0072

そして、この放置後における配管内部の圧力変化を圧力計17の第二指針から測定し、この測定結果を前回の静水圧試験のときの圧力計17の第一指針の測定結果と比較する。

0073

つまり、圧力計17の第二指針が、同圧力計17の第一指針の位置よりも低下しているか否かにより、脈動圧における給水配管3c(接続部を含む)漏水の有無がわかる。

0074

これにより、実配管使用を想定した給水配管3cの漏水(漏洩)の有無の確認(検出)が行われる。そして、脈動圧での耐水圧試験の結果、漏水が無いと確認されたならば、つぎの配管、すなわち給湯配管3bの試験ゲージ部4aが在る地点まで、耐水圧試験装置5を移動して運び(キャスター12、取手54による)、同様な作業で静水圧/脈動圧での二種類の耐水圧試験を行えばよい。

0075

したがって、配管施工時において、静水圧での配管の漏洩検出と、配管使用(配管施工後)による配管内圧力の脈動を想定した、実際に近い脈動圧での配管の漏洩検出との二種類の耐圧試験を行うことができる。

0076

この結果、使用によって内部圧力が変動する水道配管、特に変動圧力の影響を受けやすい、さや管3aを用いた配管工法で施工した水道配管(接続部を含む)の耐圧性能を十分に確認でき、漏水の心配のない高い信頼性の配管施工が実現できる。

0077

しかも、一台の耐水圧試験装置5で、静水圧/脈動圧での二種類の耐水圧試験を行うことができる。そのうえ、電磁弁31の開/閉時間とをそれぞれ設定可能としたので、個々の配管使用状況に即した脈動が配管内で発生可能で、種々実際に近い脈動圧での耐水圧試験が再現できる。特に試験開始/停止ボタン43、セレクトスイッチ44、回数セット部45、開/閉タイマセット部47の設定にしたがって、ポンプ11、電磁弁31を制御する制御構造を用いたので、だれでも容易に耐水圧試験装置5の操作を行える。

0078

また静水圧試験部10は、水槽12に調圧弁付のポンプ11、手動式のボール弁15、圧力計17、カプラ13を接続し、脈動圧発生部30はポンプ11の吐出側と水槽12との間をバイパスするように電磁弁31を介装する構造なので、簡単な構造で耐水圧試験装置5が製作できる。

0079

しかも、耐水圧試験装置5は、こうした静水圧試験部10、脈動圧発生部30の各機器を制御系の各機器と共に台車50に組み付けて、装置全体を移動可能な一つのユニットに構成したので、耐水圧試験装置5は配管を施工した場所に移動/据え付けしやすい。特に台車50に取り付けた運搬用の取手53により、装置全体が移動、持ち運び、さらには吊り上げしやすくなっているので、一層、取扱いが容易である。

0080

加えて、制御系は、制御盤40を採用して、試験開始/停止ボタン43、セレクトスイッチ44、回数セット部45、開/閉タイマセット部47、制御部41を、一つのユニットにしてあるので、耐水圧試験装置5は操作しやすく、取扱いが容易である。

0081

また各機器を組み付けるに際し、キャスター付のベース52,該ベース52を覆う遮音ケース53で組み合わされる台車50を採用して、遮音ケース53内にポンプ11、電磁弁31といった騒音が大きい機器を収容し、他の機器を遮音ケース53外に組み付けたので、ポンプ11、電磁弁31の動作に伴い発する音は遮音され、装置運転時の騒音を低くできる。しかも、ポンプ11、電磁弁31は、防振ゴム36で防振してベース52に据え付けてあるので、装置運転時の振動も小さくてすむ。そのうえ、遮音ケース53の側壁に、蓋体56付の開口部53aを形成したので、ポンプ11、電磁弁31など遮音ケース53内の機器でも、容易に点検/保守/調整が行える。

0082

さらに遮音ケース53外に機器を組み付けるに際し、遮音ケース53の上面の一方側(片側)に水槽12、制御盤40を据え付け、他方側(もう片側)にカプラー13、ボール弁15および圧力計17を組み合わせた配管を据え付けたので、使用頻度の多い水槽12,カプラ13,ボール弁15,圧力計17,制御盤40を操作しやすい位置にレイアウトできる。しかも、水槽11内の水が重力によってポンプ11の吸込口(図示しない)に対して押し込まれるレイアウトとなるので、ポンプ11の特性にも優れる(吸い上げによるエアーロック発生が回避されるため)。そのうえ、カプラー13、ボール弁15、圧力計17を組み合わせた遮音ケース53上の配管は、防振ゴム20で遮音ケース53との間を緩衝しているから、振動に伴う振動の発生は抑制され、装置運転時の振動が少なくてすむ。

0083

加えて、水槽12の流出口からポンプ11へ向かう流路にはストレーナー22を設けてあるので、ポンプ11、弁類など機器に対する砂などの異物の侵入が回避され、ポンプ11、弁類、配管類の故障/誤動作を防いで、安定した静水圧試験装置5の運転が期待できる。特にストレーナー22は水槽12内に配置したことで、装置が大形になるのを防ぐ効果をもたらす。

0084

また水槽12の開口を蓋板25で塞ぐ構造を用いてあるので、装置の移動/運搬の際、水槽12内に貯溜してある水が外部に流出するのが回避される。しかも、蓋体25は透明なので、容易に水位の確認も行える利点もある。

0085

なお、こうした種々の効果をもたらす本発明の方法,装置を、さや管を用いた配管工法で施工した水道配管の耐圧試験に例を挙げて説明したが、これに限らず、他の工法で施工した水道配管、さらには他の配管の耐圧試験するときにも適用してもよい。むろん、圧力流体も、水に限らず、他の圧力流体でも構わないことはいうまでもない。

発明の効果

0086

以上説明したように請求項1に記載の発明によれば、配管施工時に、静水圧での配管の漏洩検出と、配管使用(配管施工後)による配管内圧力の脈動を想定した、実際に近い脈動圧での配管の漏洩検出との二種類の耐圧試験を行うことができる。

0087

この結果、使用によって内部圧力が変動する配管(接続部を含む)の耐圧性能を十分に確認でき、漏洩の心配のない高い信頼性の配管施工を実現できるようになる。

0088

請求項2に記載の発明によれば、上記効果に加え、さらに一台の耐水圧試験装置で、静水圧/脈動圧での二種類の耐圧試験を行うことができるという効果をもたらす。

0089

請求項3に記載の発明によれば、上記効果に加え、個々の配管使用状況に即した脈動を配管内で発生させることができ、種々実際に近い脈動圧での耐圧試験を行うことができるという効果を奏する。

0090

請求項4に記載の発明によれば、上記効果に加え、運転の切換操作、電磁弁の開閉回数の設定操作、電磁弁の開/閉時間の設定操作を行うだけで、だれでも容易に静水圧/脈動圧の二種類の耐圧試験を行うことができるという効果を奏する。

0091

請求項5に記載の発明によれば、上記効果に加え、簡単、かつ安価な機器の組み合わせで、静圧試験部、脈動圧発生部が構成されるので、簡単な構造で耐圧試験装置を製作できるという効果を奏する。

0092

請求項6に記載の発明によれば、上記効果に加え、装置全体が移動可能な一つのユニットに構成されるので、配管を施工した場所に、耐圧試験装置を容易に移動させることができるという効果を奏する。

0093

請求項7に記載の発明によれば、上記効果に加え、制御系の機器が、制御盤で一つのユニットに構成されるので、耐圧試験装置が取扱いやすくなるという効果を奏する。

0094

請求項8に記載の発明によれば、上記効果に加え、遮音ケースの遮音効果によって、騒音をもたらすポンプ、電磁弁の動作に伴い発する音が遮音されるので、装置運転時の騒音が小さてすむという効果を奏する。

0095

請求項9に記載の発明によれば、上記効果に加え、防振部材の防振効果により、装置運転時のポンプ、電磁弁がもたらす振動が小さくてすむという効果を奏する。

0096

請求項10に記載の発明によれば、上記効果に加え、遮音ケースの開口部を通じて、遮音ケース内のポンプ、電磁弁など機器の点検/保守/調整を容易に行うことができるという効果を奏する。

0097

請求項11に記載の発明によれば、上記効果に加え、水槽,注入部,手動式開閉弁,圧力計,制御盤が操作しやすい位置にレイアウトされる上、水槽内の流体がポンプに対し押し込まれるレイアウトになるので、装置を操作しやすい外観にしつつポンプ特性を向上させることができるという効果を奏する。

0098

請求項12に記載の発明によれば、上記効果に加え、ストレーナーにより、ポンプ、弁類など機器に砂など異物が侵入するのを防げるので、ポンプ、配管類の故障,誤動作が防止されるという効果を奏する。

0099

請求項13に記載の発明によれば、上記効果に加え、防振部材の防振効果により、装置運転時の遮音ケース上の配管/機器類の振動が小さくてすむという効果を奏する。

0100

請求項14に記載の発明によれば、上記効果に加え、水槽の開口を塞ぐ透明蓋により、装置の移動の際、水槽に貯溜してある流体が外部に流出するのを防げる。しかも、透明蓋なので、水槽内の水位の確認が外部から容易に行えるという効果を奏する。請求項15に記載の発明によれば、上記効果に加え、運搬用の取手により、装置の移動、持ち運び、吊り上げが容易に行えるという効果を奏する。

図面の簡単な説明

0101

図1本発明の一実施形態の配管の耐圧試験装置の概略構成を示す図。
図2同耐圧試験装置の外観を示す斜視図。
図3同耐圧試験装置の構造を説明するための分解斜視図。
図4同耐圧試験装置の平面図。
図5図2中のA〜A線に沿う耐圧試験装置の側断面図。
図6同耐圧試験装置の正面図。
図7図2中のB〜B線に沿う耐圧試験装置の平断面図。

--

0102

3b,3c…給湯配管,給水配管(配管)
4a,4b…試験ゲージ部
5…耐水圧試験装置(耐圧試験装置)
10…静水圧試験部(静圧試験部)
11…ポンプ
11a…電動ポンプ
11b…ポンプ部
12…水槽(貯溜部)
13…カプラ(注入部)
15…ボール弁(第1開閉弁)
17…圧力計(圧力検知部)
19…調圧弁
17b,20,36…防振ゴム
22…ストレーナー
25,56…蓋体
30…脈動圧発生部
31…電磁弁(第2開閉弁)
34…ドレン弁
40…制御盤
41…制御部
42…操作パネル
43…試験開始/停止ボタン
44…セレクトスイッチ(切換スイッチ部)
45…回数セット部(回数設定部)
47…開閉タイマセット部(開閉タイマ設定部)
50…台車
51…キャスター
52…ベース
53…遮音ケース
53a…開口部
54…運搬用の取手。

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