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技術 原稿読取装置

出願人 京セラミタ株式会社
発明者 小林宏至蔵人茂雄出口正樹日下部盾
出願日 1997年11月21日 (20年1ヶ月経過) 出願番号 1997-321563
公開日 1999年6月15日 (18年7ヶ月経過) 公開番号 1999-157756
状態 特許登録済
技術分野 電子写真における露光及び原稿送り シートの分離、振分け、減速、湾曲 循環式搬送
主要キーワード 反転中 反転部側 排出部側 上下向き 正方向回転 分岐レバー 反転分岐 上り傾斜

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図面 (7)

課題

原稿ページ順を変えることなく原稿の両面を読取るに際して、原稿の読取り位置の通過を必要最小限の2回だけとして、原稿読取り部の汚れを軽減することのできる原稿読取装置を提供する。

解決手段

原稿トレイ10から分離給紙部20により給送された原稿を、まず第1搬送路31により原稿反転部60に導いて原稿の表裏反転させた後に、第2搬送路32から原稿読取り部70に搬送して原稿裏面読み取り、第3搬送路33の第1分岐位置44から第4搬送路34を通って再び原稿反転部60に導き、もう一度原稿を反転したのちに、第2搬送路32から原稿読取り部70に搬送して原稿表面を読み取り、第3搬送路33を通って原稿表面を下にして排出トレイ80に排出する。

概要

背景

従来の原稿読取装置(特開平7−64359)を図6に示す。この原稿読取装置は、原稿トレイ原稿載置部)10に載置される原稿を上から分離給紙部20により1枚ずつ取り出して原稿読取り部70の読取り位置71に給送し、ここで原稿の表面の画像情報読み取り、続いて原稿反転部60で原稿をスイッチバックさせることにより原稿の表裏反転させた後、再び読取り位置71に搬送して原稿の裏面を読み取るものである。

このように原稿を上から1枚ずつ分離給紙しているのは、原稿トレイ10からの原稿の分離給紙は一般に給紙ローラ等による摩擦力を利用して行われるものであるが、原稿を下から取り出すこととすると、原稿トレイ10上の原稿に上から比較的大きな押圧力を与えることが必要となり、大きな摩擦力のために原稿汚れが生じやすくなるためである。

このように、原稿トレイ10上の原稿を上から取り出すこととすると、読取りを終えて排出トレイ(原稿排出部)80上に排出される原稿のページ順を変えないためには、原稿トレイ10上での原稿の表面側を下向きにして排出する必要がある。そのため、この原稿読取装置では、上述の手順により原稿の表面と裏面の読取りが終わったとき、読取り位置71から搬送されてくる原稿の表面は上向きになっているため、この原稿をさらにもう一度原稿反転部60で原稿を反転して、原稿の表面を下向きにした状態で読取り位置71から排出トレイに排出している。

概要

原稿のページ順を変えることなく原稿の両面を読取るに際して、原稿の読取り位置の通過を必要最小限の2回だけとして、原稿読取り部の汚れを軽減することのできる原稿読取装置を提供する。

原稿トレイ10から分離給紙部20により給送された原稿を、まず第1搬送路31により原稿反転部60に導いて原稿の表裏を反転させた後に、第2搬送路32から原稿読取り部70に搬送して原稿裏面を読み取り、第3搬送路33の第1分岐位置44から第4搬送路34を通って再び原稿反転部60に導き、もう一度原稿を反転したのちに、第2搬送路32から原稿読取り部70に搬送して原稿表面を読み取り、第3搬送路33を通って原稿表面を下にして排出トレイ80に排出する。

目的

本発明は、上記のような課題に鑑みてなされたものであり、原稿のページ順を変えることなく原稿の両面を読取るに際して、原稿の読取り位置の通過を必要最小限の2回だけとして、原稿読取り部の汚れを軽減することのできる原稿読取装置を提供することを第1の目的とする。

また、この発明は、反転中の原稿によって排出トレイ(原稿排出部)上の原稿を落下させることなく、特に高さ方向についてコンパクトで、しかも排出原稿の取り出し時の操作性に優れた原稿読取装置を提供することを第2の目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
3件

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請求項1

両面に画像情報を有する複数の原稿が載置される原稿載置部と、この原稿載置部に載置された原稿を上から1枚ずつ分離して給送する分離給紙部と、原稿を反転させる原稿反転部と、読取り位置上を搬送される原稿の画像情報を読み取る原稿読取り部と、前記読取り位置に対して前記原稿載置部と同じ側に配置され、両面の画像情報を読み取られた原稿が載置される原稿排出部と、前記原稿載置部から前記分離給紙部により給送された原稿を前記原稿反転部に導く第1搬送路と、前記原稿反転部において反転された原稿を前記読取り位置に導く第2搬送路と、前記読取り位置から原稿を前記原稿排出部に導く第3搬送路と、前記第3搬送路途中の第1分岐位置から分岐し、前記第1搬送路と合流して、この第1分岐位置から原稿を前記原稿反転部に導く第4搬送路と、前記第1分岐位置に設けられ、前記原稿読取り部からの原稿の搬送経路を、この第1分岐位置より前記原稿排出部側の第3搬送路または第4搬送路に切り換える第1切換え手段とを備えたことを特徴とする原稿読取装置。

請求項2

請求項1記載の原稿読取装置において、前記原稿反転部が前記原稿載置部および前記原稿排出部の上側に配置されたことを特徴とする原稿読取装置。

請求項3

請求項2記載の原稿読取装置において、前記原稿排出部が前記原稿載置部の下側に配置されたことを特徴とする原稿読取装置。

請求項4

請求項3記載の原稿読取装置において、前記原稿反転部が、第1搬送路から搬送される原稿を反転路に導き、スイッチバックさせて第2搬送路に搬送することにより原稿を反転させるように構成され、この反転路の終端部本装置本体の外方へ開口していることを特徴とする原稿読取装置。

請求項5

請求項1〜4のうちいずれかに記載の原稿読取装置において、前記第1搬送路途中の第2分岐位置から分岐し、前記第2搬送路と合流することにより、前記第1搬送路に沿って搬送される原稿をこの第2分岐位置を介して前記読取り位置に直接導く第5搬送路と、前記第2分岐位置における原稿の搬送経路を、この第2分岐位置より前記原稿反転部側の第1搬送路または第5搬送路に切り換える第2切換え手段とをさらに備えたことを特徴とする原稿読取装置。

技術分野

0001

本発明は、複写機スキャナー装置およびファクシミリ装置等に用いられる、複数の原稿表裏両面に形成された画像情報を読み取るための原稿読取装置に関する。

背景技術

0002

従来の原稿読取装置(特開平7−64359)を図6に示す。この原稿読取装置は、原稿トレイ(原稿載置部)10に載置される原稿を上から分離給紙部20により1枚ずつ取り出して原稿読取り部70の読取り位置71に給送し、ここで原稿の表面の画像情報を読み取り、続いて原稿反転部60で原稿をスイッチバックさせることにより原稿の表裏を反転させた後、再び読取り位置71に搬送して原稿の裏面を読み取るものである。

0003

このように原稿を上から1枚ずつ分離給紙しているのは、原稿トレイ10からの原稿の分離給紙は一般に給紙ローラ等による摩擦力を利用して行われるものであるが、原稿を下から取り出すこととすると、原稿トレイ10上の原稿に上から比較的大きな押圧力を与えることが必要となり、大きな摩擦力のために原稿汚れが生じやすくなるためである。

0004

このように、原稿トレイ10上の原稿を上から取り出すこととすると、読取りを終えて排出トレイ(原稿排出部)80上に排出される原稿のページ順を変えないためには、原稿トレイ10上での原稿の表面側を下向きにして排出する必要がある。そのため、この原稿読取装置では、上述の手順により原稿の表面と裏面の読取りが終わったとき、読取り位置71から搬送されてくる原稿の表面は上向きになっているため、この原稿をさらにもう一度原稿反転部60で原稿を反転して、原稿の表面を下向きにした状態で読取り位置71から排出トレイに排出している。

発明が解決しようとする課題

0005

しかし、このページ順どおりに排出するために反転された原稿は、読取り位置71を含むループ状経路を通って排出トレイ80に搬送されるため、この原稿読取装置では、原稿は、原稿表面と裏面の読取り時に加えて、ページ順どおりに排出するためだけの原稿読取りを行わない空送りの合計3回、読取り位置71を通過することとなる。このため、このような空送りを必要とする原稿読取装置では、原稿読取り部70の読取り位置71で原稿と接するコンタクトガラス73が必要以上に汚れやすいという問題があった。

0006

また、この原稿読取装置では、原稿反転部60で原稿をスイッチバックさせるときに一時的に原稿が搬入される反転路を排出トレイ80と兼用する構成としているが、排出トレイ80上の原稿は、排出されたまま積み重ねられているだけであるので、反転中の原稿の先端部に押され、排出トレイ80から落下する恐れがある。これを防止するために、反転中の原稿と排出トレイ80上の原稿が干渉しないように排出トレイ80を深いものとして構成したり、あるいは排出トレイ80の上側または下側に反転路となるサブトレイを設けると、原稿読取装置が高さ方向に大きなものとなってしまう。

0007

特に、排出トレイ80の上側、すなわち、原稿トレイ10と排出トレイ80との間にサブトレイを設けた場合には、排出トレイ80に排出された原稿を取り出すために、原稿トレイ10とともにサブトレイも持ち上げなければならず、排出原稿の取り出し時の操作性が悪くなってしまうという問題があった。

0008

本発明は、上記のような課題に鑑みてなされたものであり、原稿のページ順を変えることなく原稿の両面を読取るに際して、原稿の読取り位置の通過を必要最小限の2回だけとして、原稿読取り部の汚れを軽減することのできる原稿読取装置を提供することを第1の目的とする。

0009

また、この発明は、反転中の原稿によって排出トレイ(原稿排出部)上の原稿を落下させることなく、特に高さ方向についてコンパクトで、しかも排出原稿の取り出し時の操作性に優れた原稿読取装置を提供することを第2の目的とする。

課題を解決するための手段

0010

請求項1の発明は、両面に画像情報を有する複数の原稿が載置される原稿載置部と、この原稿載置部に載置された原稿を上から1枚ずつ分離して給送する分離給紙部と、原稿を反転させる原稿反転部と、読取り位置上を搬送される原稿の画像情報を読み取る原稿読取り部と、前記読取り位置に対して前記原稿載置部と同じ側に配置され、両面の画像情報を読み取られた原稿が載置される原稿排出部と、前記原稿載置部から前記分離給紙部により給送された原稿を前記原稿反転部に導く第1搬送路と、前記原稿反転部において反転された原稿を前記読取り位置に導く第2搬送路と、前記読取り位置から原稿を前記原稿排出部に導く第3搬送路と、前記第3搬送路途中の第1分岐位置から分岐し、前記第1搬送路と合流して、この第1分岐位置から原稿を前記原稿反転部に導く第4搬送路と、前記第1分岐位置に設けられ、前記原稿読取り部からの原稿の搬送経路を、この第1分岐位置より前記原稿排出部側の第3搬送路または第4搬送路に切り換える第1切換え手段とを備えたものである。

0011

この発明では、第1搬送路からの原稿は、まず原稿反転部に給送されて反転された後、第2搬送路を介して原稿読取り部の読取り位置に給送されて原稿の片面の画像情報が読取られる。こうして片面の画像情報が読取られた原稿は、第3搬送路の第1分岐位置に設けられた第1切換え手段によって第4搬送路に導かれ、さらに第1搬送路を介して原稿反転部に給送される。そして、この原稿は、原稿反転部で反転された後、第2搬送路を介して原稿読取り部の原稿読取り位置に給送されて原稿の残りの面の画像情報が読取られる。こうして両面の画像情報が読取られた原稿は、第1切換え手段によって第3搬送路をそのまま直進して原稿排出部に排出される。

0012

請求項2の発明は、請求項1記載の原稿読取装置において、前記原稿反転部が前記原稿載置部および前記原稿排出部の上側に配置されたものである。

0013

この発明では、原稿反転部が、原稿載置部および原稿排出部の上側に配置されているため、原稿反転部は本装置本体の上部に位置することとなり、したがって、本装置本体上方のスペースを自由に使うことで原稿反転部の構成の自由度が高まる。

0014

請求項3の発明は、請求項2記載の原稿読取装置において、前記原稿排出部が前記原稿載置部の下側に配置されたものである。

0015

この発明では、原稿排出部が、読取り位置に対して原稿載置部と同じ側であって、さらに原稿載置部の下側に配置されていることから、原稿載置部と原稿排出部を上下方向に重なった状態で配置することができ、したがって、本装置本体を水平方向にコンパクトに構成することができる。

0016

請求項4の発明は、請求項3記載の原稿読取装置において、前記原稿反転部が、第1搬送路から搬送される原稿を反転路に導き、スイッチバックさせて第2搬送路に搬送することにより原稿を反転させるように構成され、この反転路の終端部が本装置本体の外方へ開口しているものである。

0017

この発明では、原稿反転部に搬送される原稿は反転路を用いてスイッチバックされることにより反転されるが、この反転路の終端部が本装置本体の外方に開口しているため、長手の原稿の場合には、反転路に導かれたときに原稿先端部がこの開口部分から装置本体外方に一時的に排出された状態となる。

0018

すなわち、原稿をスイッチバックして反転させるために原稿を一時的に留める場所として、本装置本体内の反転路だけでなく本装置本体外部も用いることができるため、反転路を原稿の長手方向に関して必ずしも原稿の長手方向サイズ受け入れる大きさに構成する必要がなく、反転路を小さく構成することができ、反転路となる大きなサブトレイ等を必要としない。したがって、原稿読取装置として上下方向(高さ方向)のサイズの小さいコンパクトなものとして構成することができる。

0019

請求項5の発明は、請求項1〜4のうちいずれかに記載の原稿読取装置において、前記第1搬送路途中の第2分岐位置から分岐し、前記第2搬送路と合流することにより、前記第1搬送路に沿って搬送される原稿をこの第2分岐位置を介して前記読取り位置に直接導く第5搬送路と、前記第2分岐位置における原稿の搬送経路を、この第2分岐位置より前記原稿反転部側の第1搬送路または第5搬送路に切り換える第2切換え手段とをさらに備えたものである。

0020

この発明では、片面原稿を読み込む場合には、第1分岐位置の第1切換え手段を第3搬送路側(排出トレイ80側)に、第2分岐位置の第2切換え手段を第5搬送路側に原稿を送るように設定することによって、原稿載置部から、原稿反転部を経由することなく、原稿読取り部で片面の画像情報を読み取って原稿排出部に至る搬送経路が形成される。この搬送経路を用いれば、原稿は、原稿読取り部を空送りされることなく、片面の画像情報を読み取るために読取り位置を1回だけ通過することで原稿の読取りが行われる。

0021

さらに、このような片面原稿を搬送する第5搬送路を備えた上で、請求項3のように、原稿排出部を原稿載置部の下側に配置すれば、原稿載置部から読取り位置に至る間に原稿は上下向きが反転するため、片面原稿であっても、原稿載置部に画像情報が形成された原稿表面を上側に向けて載置(フェイスアップ載置)することができ、原稿載置操作が容易なものとなる。

発明を実施するための最良の形態

0022

この発明にかかる原稿読取装置の一実施形態を図1に示す。なお、従来の原稿読取装置と同様の機能を果たす部分には同一の符号を付している。

0023

この原稿読取装置は、トップページを上向きにしてページ順に原稿トレイ10に載置される原稿束から、1枚ずつ原稿を取り込んでその画像情報を読み取り、トップページを下向きにしてページ順に排出トレイ80に排出するものであり、片面にのみ画像情報が形成された片面原稿のみならず、表裏両面に画像情報が形成された両面原稿についても表裏両面の画像情報を読み取るとともに、原稿束のページ順を変えてしまうことなく排出できるものである。なお、この実施形態は、複写機の上部に搭載する場合を例にしているが、同様の構成によって、スキャナー装置やファクシミリ装置等に適用することもできる。

0024

まず、この原稿読取装置の構成について説明する。原稿トレイ10は、画像情報を有する原稿Pを積層して載置可能に構成された原稿載置部である。この原稿トレイ10の底部には原稿セットセンサ11が設けられており、原稿トレイ10上の原稿Pの有無を検出する。

0025

原稿トレイ10の上方には前送りローラ23が設けられており、原稿トレイ10上の原稿Pを給紙ローラ21および分離コロ22に向かって給紙する。給紙ローラ21は原稿トレイ10上の原稿Pを送り出すように回転駆動する一方、分離コロ22はこの給紙ローラ21に摺接するように配置され、給紙ローラ側21からの圧力に応じた回転抵抗を生じながら給紙ローラ21に従動して回転するように構成されており、これら給紙ローラ21および分離コロ22によって、原稿トレイ10上に載置された原稿束のうち最上位置にある1枚の原稿Pが原稿束から分離されて第1搬送路31に給送される。また、第1搬送路31の入口部には原稿Pの先端部を検出するフィードセンサ24が設けられている。これらの給紙ローラ21、分離コロ22および前送りローラ23等が、原稿トレイ10上の原稿Pを一枚ずつに分離して給送する分離給紙部20を構成している。

0026

第1搬送路31上には、原稿Pを搬送するように回転駆動するレジストローラ51とこれに摺接して従動するレジストコロ52が設けられている。第1搬送路31は、このレジストローラ51の下流側に、略水平方向に延びる第5搬送路が分岐する第2分岐位置44を有している。この第2分岐位置44には、原稿Pの搬送経路をこの第2分岐位置44より下流の第1搬送路31または第5搬送路35に切換える第2切換え手段として、反転分岐レバー45が設けられている。第1搬送路31は、この第2分岐位置44から上方に向かって屈曲している。

0027

第1搬送路31の出口近傍には、第1搬送路31を搬送される原稿Pの後端を検出する反転センサ64が設けられており、第1搬送路31の出口には、反転ローラ61およびこれに対向する反転コロ62が設けられている。この反転ローラ61は、正・逆の両方向に回転駆動しうるように構成されている。反転コロ62は、反転コロ加圧手段63によって反転ローラ61に摺接するように押し付けられることにより、反転ローラ61とともに原稿Pを挟み、反転ローラ61の正・逆の回転駆動するときには反転ローラ61との間に挟み込んだ原稿Pを搬送し、また、反転ローラ61が停止するときには原稿Pを挟み込んで保持することができるとともに、反転コロ加圧手段63によって反転ローラ61との間に隙間を形成するように反転ローラ61から離されることにより、反転ローラ61との間にある原稿Pが上下に抵抗なく移動しうるフリー状態とすることができるように構成されている。そのため、原稿Pの前部分と後部分が原稿反転部60で重なり合う場合でも、スムーズに原稿搬送を行うことができる。この点については後で詳述する。

0028

反転ローラ61と反転コロ62間の上側に、原稿Pをスイッチバックさせるための反転路65が設けられている。この反転路65は、反転ローラ61と反転コロ62間から給紙ローラ21上方位置に向かって略水平方向に形成されており、この反転路65は給紙ローラ21上方位置から原稿トレイ10上方に向かって本装置本体の外方へ開口する開口部66を有している。したがって、搬送方向について長手の原稿Pの場合、原稿Pが反転ローラ61によってこの反転路65に搬送されたとき、原稿Pの後端部が反転ローラ61および反転コロ62に挟まれて保持されたまま、原稿Pの先端部は一時的にこの開口部66から本装置本体の外方に排出された状態となる。これらの反転ローラ61、反転コロ62、反転センサ64、反転路65等が原稿反転部60を構成している。

0029

反転ローラ61、反転コロ62間の下側は、上述の第1搬送路31と第2搬送路32とに分岐している。この分岐部分には、原稿Pが、第1搬送路31から原稿反転部60へ搬入されうるとともに、原稿反転部60から搬出されるときは第2搬送路32側に送られるように原稿Pの搬送方向を規制する手段として、第1搬送路31の出口を狭めるように第2搬送路32下側の壁面を延ばした突出部67が設けられている。

0030

第2搬送路32は、この分岐部分から下側に回り込むように屈曲しており、この第2搬送路32上に設けられた上搬送ローラ53とこれに摺接して従動する上搬送コロ54、下搬送ローラ55とこれに摺接して従動する下搬送コロ56によって、第2搬送路32上の原稿Pを原稿読取り部70の読取り位置71に搬送するように構成されている。また、第2搬送路32は上搬送ローラ53の上流側において上述の第5搬送路35が合流しており、この第5搬送路35から第2搬送路32に送り込まれる原稿Pも同様に上記上搬送ローラ53および下搬送ローラ55によって読取り位置71に向かって搬送するように構成されている。また、第2搬送路32の出口近傍、すなわち読取り位置71の直前には、搬送される原稿Pの先端および後端を検出するタイミングセンサ72が設けられている。

0031

原稿読取り部70は複写機本体上面に設けられたコンタクトガラス73上面を読取り位置71として、このコンタクトガラス73上を搬送される原稿Pの下面に図示しない露光ランプ等からの光を照射し、その反射光を図示しないレンズ系、反射ミラーを介して図示しない画像読取り機構部に導光して、この原稿Pの下面の画像情報を読み取るように構成されている。

0032

原稿読取り部70により、その下面の画像情報が読み取られた原稿Pは、読取り位置71から第3搬送路33に搬送される。この第3搬送路33は、読取り位置71から斜め上方に向かう略直線状に形成されており、この第3搬送路33上の原稿Pは、第3搬送路33上に設けられた中間ローラ57とこれに摺接して従動する中間コロ58によって搬送される。

0033

第3搬送経路33の出口には、排出ローラ81およびこれに摺接して従動する排出コロ82が設けられており、原稿Pは、これら排出ローラ81および排出コロ82によって原稿トレイ10の下方に位置する排出トレイ80に排出される。

0034

この排出トレイ80は、読取りを終えた原稿Pが載置される原稿排出部であり、排出ローラ81側からみて若干の上り傾斜を有し、これによって、既に排出トレイ80上に排出されて載置されている原稿Pが、排出されてくる原稿Pによって押され、排出トレイ80から落下してしまうことが防止されている。

0035

また、第3搬送路33は、中間ローラ57と排出ローラ81との中間位置に上方に向かう第4搬送路が分岐する第1分岐位置41を有している。この第1分岐位置41には、原稿Pの搬送経路をこの第1分岐位置41より下流の第3搬送経路33または第4搬送経路34に切換える第1切換え手段として排出分岐レバー42が設けられている。

0036

第4搬送路34は、第1分岐位置41で第3搬送路33から分岐した後、第1搬送路31の途中のレジストローラ51の上流側で第1搬送路31に合流している。

0037

次に、この原稿読取装置の制御系について図2により説明する。この図に示すように、この原稿読取装置の制御系は、コントローラ90が、入力手段94を介して伝達されるユーザーからの指示、ならびに、原稿セットセンサ11、フィードセンサ24、反転センサ64およびタイミングセンサ72の各センサからの検出信号を受けて、給紙モータ91、給紙クラッチ25、搬送モータ92、反転コロ加圧手段63、排出分岐レバー42および反転分岐レバー45の各駆動部分を駆動させるように構成されている。

0038

給紙モータ91は、給紙ローラ21、前送りローラ23、レジストローラ51および反転ローラ61を回転駆動するものであり、給紙ローラ21および前送りローラ23については給紙クラッチ25を介して駆動することで、この給紙クラッチ25を切ることにより、給紙モータ91は反転ローラ61およびレジストローラ51のみを回転駆動することができる。また、給紙モータ91は、反転ローラ61を反転させるために逆回転しうるように構成されている。

0039

一方、搬送モータ92は、上搬送ローラ53、下搬送ローラ55、中間ローラ57および排出ローラ81を回転駆動するように構成されている。これら4つのローラは常に同一方向に回転駆動すればよいため、搬送モータ92およびこれら4つのローラは、正回転のみを高い精度をもって等速で行うことができるように構成されている。

0040

次に、この原稿読取装置における原稿の搬送手順について、片面原稿の場合、両面原稿の場合に分けて説明する。

0041

まず、片面原稿の搬送手順を図3に示す。図3において、P1 〜P3 は片面原稿であり、以下の説明の便宜のため、この原稿P1 〜P3 の読み取るべき画像情報が形成された原稿面三角形突起を付して表わし、ページ番号をこの三角形の突起内に付した数字によって示す。なお、上記三角形の突起およびこの突起内の数字は、後で説明する図4図5においても同様の趣旨から使用している。

0042

ユーザーは、図3(a)に示すように、片面原稿P1 〜P3 を原稿面を上向きにして原稿トレイ10上に載置し、片面原稿モードを選択して、スタートキー等の入力手段94により読取りを開始するようにコントローラ90に指示する。

0043

コントローラ90は、原稿セットセンサ11により原稿トレイ10上に原稿Pの載置されたことが検出されているならば、片面原稿の読取りを開始する。このとき、第1分岐位置41の排出分岐レバー42は第3搬送路33側(排出トレイ80側)に、第2分岐位置44の反転分岐レバー45は第5搬送路35側に原稿Pを送るようにセットされる。

0044

原稿トレイ10上の原稿P1 〜P3 は、前送りローラ23の時計回り方向に駆動により給紙ローラ21および分離コロ22側に向かって給紙される。このとき、給紙ローラ21が時計回り方向に回転駆動することによって、最上位置の原稿P1 が分離され、第1搬送路31に給送される。フィードセンサ24によって原稿P1 の先端部が第1搬送路31に給送されたことが検知されれば、コントローラ90は原稿P1 の先端部がレジストローラ51に至る所定時間後に給紙クラッチ25を切り、給紙ローラ21および前送りローラ23の駆動を停止して、続けて2、3枚目の原稿P2 ,P3 が給紙されることが防止される。

0045

先端部がレジストローラ51に至った原稿P1 は、レジストローラ51により搬送されて第2分岐位置44に至る。第2分岐位置44では、第5搬送路35側にセットされた反転分岐レバー45に案内されて、原稿P1 は第5搬送路35に搬送され、上搬送ローラ53上流側で合流する第2搬送路32に入り図3(b)に示すように、上搬送ローラ53および下搬送ローラ55に搬送されて読取り位置71に至る。

0046

原稿P1 の先端部が読取り位置71の直前でタイミングセンサ72に検知されれば、コントローラ90は、原稿読取り部70に、原稿P1 の先端部が読取り位置71に到達する所定時間後から原稿の読取りを開始させる。なお、読取り位置71に搬送される原稿P1 は原稿面が下側を向いている。

0047

読取り位置71から第3搬送路33に入った原稿P1 は、中間ローラ57により搬送されて第1分岐位置41に至る。第1分岐位置41では、第3搬送路33側(排出トレイ80側)にセットされた排出分岐レバー42に案内されて、原稿P1 はそのまま第3搬送路33を搬送されて排出ローラ81に至り、図3(c)に示すように、原稿面を下向きにして排出トレイ80上に排出される。

0048

また、タイミングセンサ72により原稿P1 の後端部が検知されれば、コントローラ90は、原稿読取り部70に、原稿P1 の後端部が読取り位置71を通過する所定時間後に原稿P1 の読取りを停止させる。

0049

こうして、1枚目の原稿P1 の画像情報の読取りが終了する。同様にして、2、3枚目の原稿P2 ,P3 についても画像情報の読取りが行われ、図3(d)に示すように、各原稿P1 ,P2 ,P3 は原稿面を下側にむけて、下からこの順に排出される。すなわち、原稿P1 ,P2 ,P3 は原稿束として、原稿トレイ10上とは上下が逆になった状態でページ順が変わることなく、排出トレイ80上に排出される。

0050

なお、片面原稿の読取りを行う場合、原稿は各搬送路を1度ずつしか通らないため、1枚目の原稿P1 を読み取っている間に、1枚目の原稿P1 の後端と重ならない範囲で連続して2枚目の原稿P2 の搬送を始め、複数枚の原稿を効率的に読取るように構成することもできる。

0051

次に、両面原稿の搬送手順を図4および図5に示す。図4および図5において、P11〜P13は両面原稿であり、この原稿P11〜P13の原稿面を三角形の突起によって、ページ番号をこの突起内の数字によって表わす。すなわち、P11は1枚目の原稿であって、その表面に第1ページ、裏面に第2ページの画像情報が形成されており、同様にP12は第2枚目の原稿で第3ページ、第4ページの画像情報が、P13は第3枚目の原稿で第5ページ、第6ページの画像情報が形成されている。

0052

ユーザーは、図4(a)に示すように、両面原稿P11〜P13を上向きに、すなわち、1枚目の原稿P11を上として、第1ページが上になるようにページ順に並べた状態で原稿トレイ10上に載置する。そして、両面原稿モードを選択し、スタートキー等の入力手段94により読取り開始をコントローラ90に指示する。

0053

コントローラ90は、原稿セットセンサ11により原稿トレイ10上に原稿Pが載置されていることが検知されているならば、両面原稿の読取りを開始する。このとき、第1分岐位置41の排出分岐レバー42は、第4搬送路34側に、第2分岐位置44の反転分岐レバー45は第1搬送路31側(原稿反転部60側)に原稿を送るようにセットされる。

0054

原稿トレイ10上の原稿P11〜P13は、片面原稿の場合と同様にして、給紙ローラ21等の分離給紙部20により第1搬送路31に給送され第2分岐位置44に至る。第2分岐位置44では、第1搬送路31側(原稿反転部60側)にセットされた反転分岐レバー45に案内されて、原稿P11は、図4(b)に示すように、原稿反転部60に至る。このとき、コントローラ90は、反転ローラ61を時計回り方向に回転(正方向回転)させるとともに、反転コロ62を反転コロ加圧手段63により反転ローラ61に押圧して、原稿反転部60に搬送される原稿P11を反転ローラ61と反転コロ62によって挟み、反転ローラ61の回転駆動により反転路65に送る。反転ローラ61直前の反転センサ64に原稿P11の後端部が検知されると、コントローラ90は、図4(c)に示すように、原稿P11を反転ローラ61および反転コロ62によって挟んで保持した状態で反転ローラ61の駆動を停止する。このとき、原稿P11が長手のものである場合には、原稿P11の先端部は反転路65の開口部66から本装置本体の外方に一時的に排出された状態となる。

0055

このとき、原稿P11の先端部は、原稿トレイ10上の原稿P12,P13と干渉しうるが、原稿P12,P13は、上から前送りローラ23によって押さえられているため、反転中の原稿P11に押されることによって原稿トレイ10から落下してしまうことはない。

0056

続いて、コントローラ90は、給紙モータ91を反転駆動させ、反転ローラ61を反時計回り方向に回転(逆方向回転)させることにより、原稿P11をスイッチバックさせる。この原稿P11は、原稿反転部60下側で上述した突出部67に案内されて第2搬送路32側に搬出される。こうして原稿反転部60から搬出される原稿P11は、先端部と後端部は入れ替り、表面と裏面が反転している。

0057

第2搬送路32に送り込まれた原稿P11は、片面原稿の場合と同様に、上搬送ローラ53、下搬送ローラ55によって読取り位置71へ搬送され、図4(d)に示すように、原稿P11の 先端部がタイミングセンサ72に検知されれば、コントローラ90は、所定時間後から原稿読取り部70に原稿P11の画像情報を読み取らせる。ただし、原稿P11は反転しているため、この読取りは裏面側の第2ページから行われる。

0058

また、原稿P11の先端部がタイミングセンサ72によって検知されれば、コントローラ90は、反転コロ62を反転コロ加圧手段63により反転ローラ61から離間させて、反転ローラ61、反転コロ62間の原稿をフリー状態とし、さらに、給紙モータ91を正転駆動に切換えてレジストローラ51および反転ローラ61を正方向回転させる。これは、原稿P11の先端部が読取り位置71に至れば、原稿P11は、上搬送ローラ53、下搬送ローラ55等によって搬送されうるとともに、後述するように、原稿P11がさらにレジストローラ51、原稿反転部60まで搬送されたとき、レジストローラ51の回転方向を原稿の搬送方向に合わせ、また原稿反転部60の反転路65に原稿P11を搬入する必要があるためである。

0059

読取り位置71から第3搬送路33を通り、第1分岐位置41に至る原稿P11は、排出分岐レバー42に案内されて第4搬送路34に搬送される。そして、第1搬送路31との合流点から第1搬送路31に入り、レジストローラ51によって再び原稿反転部60に搬送される。このとき、原稿P11が長手の原稿であるならば、図5(a)に示すように、反転ローラ61と反転コロ62間に原稿の前部分と後部分が重なることがあるが、上述したように反転コロ62は反転ローラ61から離間してこれらの間の原稿P11を上下に抵抗なく移動しうるフリー状態としているので、原稿P11の後端部を反転路65から第2搬送路32に搬出しながら、原稿P11の前端部を第1搬送路31から反転路65に搬入することができる。

0060

原稿P11の後端部がタイミングセンサ72に検知されれば、コントローラ90は、原稿読取り部70に所定時間後に原稿P11の読取りを停止させるとともに、図5(b)に示すように、反転コロ加圧手段63を駆動して反転コロ62を反転ローラ61に押し付けて、原稿P11を反転ローラ61および反転コロ62で挟み、反転ローラ61の正方向回転によって反転路65に搬送する。

0061

原稿P11の後端部が反転センサ64によって検知されれば、コントローラ90は反転ローラ61を停止し、続いて逆方向回転させて、原稿P11を再び反転させて第2搬送路32に排出する。また同時に、第1分岐位置41の排出分岐レバー42を原稿P11が第3搬送路33側(排出トレイ80側)に送られるように切換える。

0062

第2搬送路32から読取り位置71に搬送される原稿P11は、図5(c)に示すように、原稿の表面すなわち第1ページ側が下側を向いているため、今度は第1ページの画像情報が読み取られ、片面原稿の場合と同様に、第1分岐位置41で排出分岐レバー42に案内されて排出ローラ81側に送られ、第1ページを下側にして排出トレイ80に排出される。

0063

こうして、1枚目の原稿P11の表裏両面(第1、第2ページ)の画像情報の読取りが終了する。同様にして、2、3枚目の原稿P12,P13についても画像上の読取りが行われ、図5(d)に示すように、各原稿P11,P12,P13はそれぞれ第1、第3、第5ページを下側として下からこの順に排出される。すなわち、原稿P11,P12,P13は原稿束として、原稿トレイ10上とは上下が逆になった状態でページ順が狂うことなく、排出トレイ80上に排出される。

0064

なお、両面原稿の場合であっても、図5(c)に示すような、先行する原稿P11が原稿反転部60から搬出され、その後端部がタイミングセンサ72により検知された状態となれば、原稿トレイ10から次の原稿P12の給送を始めるようにして、複数原稿の読取りの効率化を図ることができる。

0065

また、このような両面原稿の画像情報の読取り手順によれば、第2ページの画像情報から読み取られることとなるが、第2ページの画像情報を、例えば電気的なデータとしてメモリ等の記憶手段によって貯えておき、第1ページの画像情報が得られてから、第1ページの画像情報を出力したのちに、第2ページの画像情報を出力することとすれば、画像情報の読み取りはページ順となっていなくとも、この出力される画像情報はページ順となる。

0066

このような原稿読取装置によれば、原稿Pの表裏両面の画像情報を読み取るために、原稿Pは必要最小限の2回しか原稿読取り部70の読取り位置71上を通過しないため、図6に示した従来の原稿読取装置のように原稿Pが読取り位置71を3回通過するものと比較して、読取り位置71のコンタクトガラス73の汚れを軽減することができる。

0067

また、分離給紙部20が原稿トレイ10上の原稿Pを上から1枚ずつ分離して給送するように構成されているため、原稿Pを下から1枚ずつ分離して給送するよりも原稿汚れを軽減することができる。

0068

また、排出トレイ(原稿排出部)80を、原稿読取り部70の読取り位置71に対して原稿トレイ(原稿載置部)10と同じ側であって、しかも上下方向に重なった部分をもって原稿トレイ10の下側に配置しているため、水平方向についてコンパクトに構成することができる。

0069

また、原稿Pを反転させる原稿反転部60の反転路65の終端部を本装置本体の外方へ開口してサブトレイを設けていないため、上下方向(高さ方向)のサイズの小さいコンパクトなものとして構成することができるとともに、排出トレイ80上側には原稿トレイ10のみが配置されているため、この原稿トレイ10のみを持ち上げるだけで、容易に排出トレイ80上に排出された原稿Pを取り出すことができる。

0070

また、原稿トレイ10上の原稿Pは、分離給紙部20の前送りローラ23によってその上面を押さえられているため、反転路65の開口部66から一時的に排出される反転中の原稿Pの先端部に押されることによって、原稿トレイ10から落下することはない。

0071

また、原稿Pの搬送経路は原稿反転部60の反転路65を除いてすべて一方向であるため、原稿Pを搬送するローラの回転方向は、反転ローラ61を除いてすべて同一方向にのみ駆動させればよいため、ローラの駆動手段であるモータ等の構成や制御を簡易なものとすることができる。特に、読取り位置71上での原稿Pの搬送速度に大きな影響を与える下搬送ローラ55や中間ローラ57等が同一方向にのみ駆動されるため、これらにバックラッシュが生じにくく回転速度を安定させることが容易であり、この結果、原稿読取り部70で読み取られる画像の精度を高いものすることができる。

0072

さらに、第5搬送路35を設けたことによって、片面原稿についても必要最小限の1回だけ読取り位置71を通過するだけで画像情報の読取りを行うことができるため、読取り位置71のコンタクトガラス73の汚れを最小限に押さえることができるとともに、原稿読取りの高い効率を得ることができる。

0073

また、原稿トレイ10を排出トレイ80の上側に配置していることから、第5搬送路35を通って原稿読取り部70に至る原稿Pは、原稿トレイ10上で上面側の画像情報が読み取られることとなるため、片面原稿Pを原稿トレイ10上でトップページを上向きにして載置することができ、原稿載置操作が容易なものとなる。

0074

以上、実施形態に即してこの発明を説明したが、この発明は上記実施形態に限定されるものではなく、以下のように構成してもよい。

0075

(1)上記実施形態においては、原稿反転部60の反転ローラ61の下側で、すぐに第1搬送路31と第2搬送路32とが分岐するように構成したが、第1搬送路31から搬入される原稿Pを反転させて第2搬送路32に搬出することができれば、例えば、反転ローラ61の下側に第1搬送路31と第2搬送路32を兼ねる搬送路を設けて、この搬送路の所定位置で第1搬送路31と第2搬送路32が分岐する構成としてもよい。

0076

(2)上記実施形態においては、原稿反転部60の下側の第1搬送路31と第2搬送路32の分岐部分に突出部67を設けることで、原稿Pを、第1搬送路31から原稿反転部60に搬入し、かつ、原稿反転部60から第2搬送路32に搬出するための原稿Pの搬送方向を規制する手段を構成したが、原稿Pの搬送方向を規制する手段であれば、例えば、分岐レバー等によるものとしてもよい。

0077

(3)上記実施形態では、開口部66が給紙ローラ21上に位置する短い反転路65を備えたものとしたが、反転路65の長さは任意に設定することができる。そこで、反転路65の長さを例えば使用頻度の高いA4サイズ用紙までであれば収納しうるものとして、これより大きな例えばA3サイズ用紙等の場合だけ反転時に一時的にその原稿先端部が開口部66より外方に排出されるようなものとしてもよい。あるいは、この反転路65を十分な長さをもつように構成して、開口部66を備えず、反転される原稿が本装置本体から一時的にも排出されないようにしてもよい。

0078

(4)上記実施形態においては、分離給紙部20の分離コロ22は、これに対向する給紙ローラ側21からの圧力に応じた回転抵抗を生じながら従動するものとして構成したが、分離コロ22を給紙ローラ21との接触面において逆方向に回転駆動して原稿載置部10上の原稿Pを分離給紙するように構成してもよい。

0079

(5)上記実施形態においては、片面原稿の搬送のための第5搬送路35を設けたが、このような搬送路を設けなくとも、両面原稿の場合と同じ搬送経路を通すことによって、原稿の裏面読取りのとき原稿読取りをせずに空送りとすることによって、片面原稿の読取りを行い、ページ順に排出することができる。

0080

(6)上記実施形態においては、両面原稿の読取り場合、第2ページから読み取られることから、第1ページからページ順に画像情報を出力するために、第2ページの画像情報を電気的なデータとしてメモリ等の記憶手段に一時的に記憶しておく方法を挙げたが、ページ順に出力するための方法としては必ずしもこのような電気的な記憶手段によらなくともよい。例えば、複写機の場合に、両面原稿から用紙の両面に画像を形成するときは、第2ページ(裏面)から画像を形成したのちに第1ページ(表面)の画像を形成してもよく、また、両面原稿から用紙の片面に画像を形成するときは、第2ページの画像情報がコピーされた用紙を保持しておき、第1ページの画像情報がコピーされた用紙を排出した後で排出するものとしてもよい。

0081

(7)上記実施形態においては、原稿を搬送するローラを駆動するモータとして、給紙モータ91と搬送モータ92の2つのモータを用いる構成としたが、このような構成に限らず、1または3以上のモータを用いて原稿を搬送するようにしてもよい。また、原稿の搬送速度は、例えば高精度の画像情報の読取りを行うときには低速に設定するなど、各ローラの回転速度を変更しうるように構成してもよい。

発明の効果

0082

以上のように、本発明にかかる原稿読取装置によれば、原稿載置部から取り出された原稿を、まず原稿反転部で原稿を反転させてからその表裏両面の画像情報を読み取るように構成したため、読取りを終えた原稿は原稿載置部での上面側が下向きとなるので、ページ順合わせのための空送りをすることなくそのまま原稿排出部に排出することができ、これにより、原稿の読取り位置の通過を必要最小限の2回だけとして原稿読取り部の汚れを軽減することができる。

0083

また、分離給紙部を原稿載置部に載置された原稿を上から1枚ずつ分離して給送するように構成したため、原稿載置部上の原稿の原稿汚れを軽減することができる。

0084

また、原稿反転部を原稿載置部および原稿排出部の上側に配置すれば、本装置本体上方のスペースを自由に使うことができるため、原稿反転部の構成の自由度を高いものとすることができる。

0085

また、原稿排出部を、読取り位置に対して原稿載置部と同じ側であって、しかも原稿載置部の下側に配置すれば、原稿載置部と原稿排出部とを上下方向に重合した状態で配置することができ、したがって、本装置本体を水平方向についてコンパクトに構成することができる。

0086

さらに、原稿反転部に、その終端部が本装置本体の外方へ開口した反転路を備えたものとすれば、原稿をスイッチバックさせて反転させる際に、原稿を一時的に留める場所として本装置本体の外部も用いることができるため、反転路となる大きなサブトレイ等を必要とせず、原稿反転部を小さく構成できる。したがって、本装置全体として高さ方向についてコンパクトに構成することができるとともに、排出原稿の取り出し時の操作性に優れたものとできる。

0087

また、原稿を分離給紙部から原稿反転部を経由することなく原稿読取り部の読取り位置に導く搬送路(第5搬送路)を備えれば、片面原稿についても読取り位置の通過を必要最小限の1回だけとでき、画像読取り部の汚れを最小限に押さえることができるとともに、原稿読取りの高い効率を得ることができる。

図面の簡単な説明

0088

図1本発明にかかる原稿読取装置の一実施形態を示す構成図である。
図2同原稿読取装置の制御系を示す説明図である。
図3片面原稿の搬送手順を示す説明図である。
図4両面原稿の搬送手順を示す説明図である。
図5両面原稿の搬送手順を示す説明図である。
図6従来の原稿読取装置を示す構成図である。

--

0089

10原稿トレイ(原稿載置部)
20分離給紙部
21給紙ローラ
22分離コロ
23前送りローラ
31〜35 第1〜第5搬送路
41 第1分岐位置
42排出分岐レバー(第1切換え手段)
44 第2分岐位置
45反転分岐レバー(第2切換え手段)
60 原稿反転部
61反転ローラ
62反転コロ
64反転センサ
65反転路
70原稿読取り部
71読取り位置
72タイミングセンサ
80排出トレイ(原稿排出部)
81排出ローラ
82 排出コロ

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