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技術 木材接続装置

出願人 積水化学工業株式会社東北セキスイ工業株式会社
発明者 石川信一田母神守
出願日 1997年12月2日 (22年8ヶ月経過) 出願番号 1997-331911
公開日 1999年6月15日 (21年1ヶ月経過) 公開番号 1999-156808
状態 特許登録済
技術分野 木材のありみぞ加工、釘・ステープル打ち機
主要キーワード 変換ギア 各接合箇所 Y座標 傘歯歯車 字状アーム プレス台 最大移動位置 駆動ナット
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1999年6月15日)のものです。
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図面 (12)

課題

接合箇所がテーブルの内側に位置するようなトラスをも一度で組み立て可能な木材接続装置の提供を目的(課題)とする。

解決手段

基台100上に配置されて木材および板が載置されるテーブル200と、基台100上でテーブル200に対してX方向に沿って直線移動可能に設けられたプレス台車300とを備えている。プレス台車300には、水平面内でX方向と直交するY方向に沿って直線移動可能にプレスシリンダ310が取り付けられている。木材と釘板との配置が終了した後、操作盤400からプレス開始のコマンドを入力すると、全ての接合位置にプレスシリンダ310を順に移動させ、接合位置毎にプレス板314を下降させてテーブル200とプレス板314との間に釘板3と木材2とを挟み込んで釘板3の突起を木材2に打ち込み、木材どおしを接合してゆく。

概要

背景

従来の木材接続装置としては、例えば特開昭62−5801号公報に記載されるものが知られている。図10および図11は、この公報に記載された木材接続装置の概略を示す説明図である。木材接続装置は、トラスを構成する複数の木材(ランバー)が載置されるテーブル10と、このテーブル10の周囲に沿って移動するプレス台車20とから構成されている。テーブル10は、ベース1の中央に固定された支柱11と、この支柱11により支持された上板12とを備え、上板12には木材の位置を規定するための位置決めピン13が固定されている。

プレス台車20は、モータ21により駆動される車輪22を備えた台車部20aと、この台車部20a上に配置されたプレス部20bとを備え、ベース1に敷設された2本のレール20cに沿って移動する。レール20cは、図11に示されるように、テーブル10の周囲に沿って敷設されている。プレス部20bには、C字状のアーム23が備えられ、このアーム23の上端にはプレスシリンダ24が固定されている。プレスシリンダ24の上下動可能なピストンロッドには、上プレス部25が固定され、C字状アーム23の下端には、テーブル10の上板12を挟んで上プレス部25に対向する下プレス部26が固定されている。

トラスを組み立てる際には、まず、木材2を位置決めピン13に合わせて上板12上に配置すると共に、木材2の各接合箇所の上下に板3を配置する。釘板3は、板材の一方側に多数の釘状突起を有する接合部材である。次に、プレス台車20を移動させ、各接合箇所毎にプレスシリンダ24を駆動して上プレス部25と下プレス部26との間に上下の釘板3、木材2、テーブル10の上板12を挟み込み、釘板3を木材2に打ち込んで木材2どうしを接合する。

概要

接合箇所がテーブルの内側に位置するようなトラスをも一度で組み立て可能な木材接続装置の提供を目的(課題)とする。

基台100上に配置されて木材および釘板が載置されるテーブル200と、基台100上でテーブル200に対してX方向に沿って直線移動可能に設けられたプレス台車300とを備えている。プレス台車300には、水平面内でX方向と直交するY方向に沿って直線移動可能にプレスシリンダ310が取り付けられている。木材と釘板との配置が終了した後、操作盤400からプレス開始のコマンドを入力すると、全ての接合位置にプレスシリンダ310を順に移動させ、接合位置毎にプレス板314を下降させてテーブル200とプレス板314との間に釘板3と木材2とを挟み込んで釘板3の突起を木材2に打ち込み、木材どおしを接合してゆく。

目的

この発明は、上述した従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、接合箇所がテーブルの内側に位置するようなトラス等、木材を複数組み合わせて構成される様々な形状のものをも一度で組み立て可能な木材接続装置の提供を目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

複数の木材の接合箇所の上下に、多数の釘状突起を有する板を配置し、該接合箇所をプレスすることにより前記釘板を前記木材に打ち込んで前記木材を接合する木材接続装置において、前記木材および前記釘板が載置されるテーブルと、前記テーブルに対して水平面内の第1の方向に沿って直線移動可能に設けられたプレス台車と、前記プレス台車を前記第1の方向に沿って移動させる第1の駆動機構と、前記プレス台車上に設けられ、前記テーブル上で前記木材と前記釘板とをプレスできるよう上下動可能なプレスシリンダと、前記プレスシリンダを水平面内で前記第1の方向と直交する第2の方向に沿って直線移動させる第2の駆動機構と、前記第1、第2の駆動機構を制御して前記プレスシリンダを前記テーブル上の任意の位置に移動させると共に、前記プレスシリンダを制御して任意の位置で前記木材と前記釘板とをプレスさせる制御手段とを備えることを特徴とする木材接続装置。

請求項2

前記テーブルは、前記第2の方向に関する幅を変更できるよう構成されていることを特徴とする請求項1に記載の木材接続装置。

請求項3

前記テーブルは、固定テーブルと移動テーブルとを備え、該移動テーブルを前記第2の方向に沿って移動させることにより、テーブル全体の幅を変更することを特徴とする請求項2に記載の木材接続装置。

請求項4

前記テーブルを挟んだ両側の足場に、前記プレス台車を乗せてガイドするレールが敷設され、前記足場には、前記レールの外側で前記レールの上面とほぼ同一高さで固定された固定足場板と、前記レールの内側で前記レールの上面とほぼ同一高さの上昇位置、および該上昇位置より低い下降位置の間で昇降可能な昇降足場板とが備えられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の木材接続装置。

請求項5

前記昇降足場板は、前記移動テーブルが前記固定テーブル側に移動した際に前記レールと前記移動テーブルとに挟まれる領域に配置されていることを特徴とする請求項3および4に記載の木材接続装置。

請求項6

前記第1の駆動機構は、前記レールの内側に固定されたラックと、前記プレス台車に設けられて前記ラックに噛合する駆動ピニオンとを備え、前記昇降足場板は、前記プレス台車が移動する際には前記下降位置にあって前記ピニオン移動空間を形成すると共に、前記プレス台車が所定の待機位置にある際には前記上昇位置にあって前記移動空間を塞ぐよう制御されることを特徴とする請求項4または5のいずれかに記載の木材接続装置。

請求項7

前記制御手段は、組み立てられるトラスの種類に応じて必要な接合箇所で自動的にプレスするよう前記第1、第2の駆動機構と前記プレスシリンダとを制御することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の木材接続装置。

技術分野

0001

この発明は、複数の木材を接続して、住宅等の木造建築物トラス等を工場で組み立てる際に利用される木材接続装置に関する。

背景技術

0002

従来の木材接続装置としては、例えば特開昭62−5801号公報に記載されるものが知られている。図10および図11は、この公報に記載された木材接続装置の概略を示す説明図である。木材接続装置は、トラスを構成する複数の木材(ランバー)が載置されるテーブル10と、このテーブル10の周囲に沿って移動するプレス台車20とから構成されている。テーブル10は、ベース1の中央に固定された支柱11と、この支柱11により支持された上板12とを備え、上板12には木材の位置を規定するための位置決めピン13が固定されている。

0003

プレス台車20は、モータ21により駆動される車輪22を備えた台車部20aと、この台車部20a上に配置されたプレス部20bとを備え、ベース1に敷設された2本のレール20cに沿って移動する。レール20cは、図11に示されるように、テーブル10の周囲に沿って敷設されている。プレス部20bには、C字状のアーム23が備えられ、このアーム23の上端にはプレスシリンダ24が固定されている。プレスシリンダ24の上下動可能なピストンロッドには、上プレス部25が固定され、C字状アーム23の下端には、テーブル10の上板12を挟んで上プレス部25に対向する下プレス部26が固定されている。

0004

トラスを組み立てる際には、まず、木材2を位置決めピン13に合わせて上板12上に配置すると共に、木材2の各接合箇所の上下に板3を配置する。釘板3は、板材の一方側に多数の釘状突起を有する接合部材である。次に、プレス台車20を移動させ、各接合箇所毎にプレスシリンダ24を駆動して上プレス部25と下プレス部26との間に上下の釘板3、木材2、テーブル10の上板12を挟み込み、釘板3を木材2に打ち込んで木材2どうしを接合する。

発明が解決しようとする課題

0005

しかしながら、上述した従来の木材接続装置では、プレス台車20がテーブル10の周囲に敷設されたレール上を移動しつつ、テーブル10の外側から接続箇所をプレスする構成であるため、プレス可能な範囲がテーブルの周囲の一定範囲に限定され、接合箇所がテーブルの内側に位置するようなトラスは一度に組み立てることができないという問題があった。

0006

この発明は、上述した従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、接合箇所がテーブルの内側に位置するようなトラス等、木材を複数組み合わせて構成される様々な形状のものをも一度で組み立て可能な木材接続装置の提供を目的とする。

課題を解決するための手段

0007

この発明にかかる木材接続装置は、上記の目的を達成させるため、木材と釘板とをプレスするプレスシリンダを、木材および釘板が載置されるテーブル上の任意の箇所に二次元的に移動可能としたことを特徴とする。すなわち、この発明の木材接続装置は、トラス等を構成する複数の木材の接合箇所の上下に、多数の釘状突起を有する釘板を配置し、接合箇所をプレスすることにより釘板を木材に打ち込んで木材を接合する構成において、木材および釘板が載置されるテーブルと、テーブルに対して水平面内の第1の方向に沿って直線移動可能に設けられたプレス台車と、プレス台車を第1の方向に沿って移動させる第1の駆動機構と、プレス台車上に設けられ、テーブル上で木材と釘板とをプレスできるよう上下動可能なプレスシリンダと、プレスシリンダを水平面内で第1の方向と直交する第2の方向に沿って直線移動させる第2の駆動機構と、第1、第2の駆動機構を制御してプレスシリンダをテーブル上の任意の位置に移動させると共に、プレスシリンダを制御して任意の位置で木材と釘板とをプレスさせる制御手段とを備えることを特徴とする。

0008

上記の構成によれば、制御手段をマニュアルで操作し、あるいは所定のプログラムにしたがって作動させて第1、第2の駆動機構を制御することにより、プレスシリンダを水平面内でテーブル上で任意の位置に設定することができる。したがって、テーブルに載置可能なトラスであれば、接合箇所がどのような位置にあってもプレスして接合することができる。制御手段をプログラムにしたがって作動させる場合には、組み立てられるトラスの種類に応じて必要な接合箇所で自動的にプレスするよう第1、第2の駆動機構とプレスシリンダとが制御される。

0009

また、上記のテーブルは、第2の方向に関する幅を変更できるよう構成することができる。具体的には、例えば、テーブルを固定テーブルと移動テーブルとの組み合わせとし、移動テーブルを第2の方向に沿って移動させることにより、テーブル全体の幅を変更する。テーブルの幅は、組み立てられれるトラスの幅に合わせて調整することができる。これにより、幅が狭いトラスを組み立てるときに、テーブル上への木材、釘板の配置作業が容易となる。

0010

さらに、テーブルを挟んだ両側の足場にプレス台車を乗せてガイドするレールを敷設する場合、レールの外側にはレールの上面とほぼ同一高さで固定された固定足場板を設け、レールの内側にはレールの上面とほぼ同一高さの上昇位置、および上昇位置より低い下降位置の間で昇降可能な昇降足場板を設けることができる。このような構成によれば、昇降足場板が上昇位置にある際には足場を面一にして作業者歩行を容易にすると共に、下降位置にある際には上昇位置との間の空間を別の用途に利用することができる。

0011

テーブルが前記のように固定テーブルと移動テーブルとから構成される場合、移動テーブルが固定テーブル側に移動した際に、移動テーブル側のレールと移動テーブルとの間の空間が大きくなり、作業者はレールの内側まで入り込んで木材や釘板の配置作業をする必要がある。そこで、このようなテーブル構成前提として昇降足場板を設ける場合には、移動テーブルが固定テーブル側に移動した際にレールと移動テーブルとに挟まれる領域に昇降足場板を配置することが望ましい。

0012

なお、第1の駆動機構がレールの内側に固定されたラックとプレス台車に設けられたピニオンとを備える場合には、昇降足場板の下降位置と上昇位置との間の空間をピニオンの移動空間として利用することができる。その場合、昇降足場板は、プレス台車が移動する際には下降位置にあってピニオンの移動空間を形成すると共に、プレス台車が所定の待機位置にある際には上昇位置にあって移動空間を塞ぐよう制御される。

発明を実施するための最良の形態

0013

以下、この発明にかかる木材接続装置の実施形態を図1図9に基づいて説明する。実施形態の木材接続装置は、平面図である図1および側面図である図2に示されるように、工場の床面に固定される基台100と、この基台100上に配置されて木材(ランバー)および釘板が載置されるテーブル200と、基台100上でテーブル200に対して水平面内の第1の方向(X方向)に沿って直線移動可能に設けられたプレス台車300とを備えている。なお、プレス台車300の移動範囲は、図1および図2実線で示す待機位置と、二点鎖線と符号300'で示される最大移動位置との間の範囲である。

0014

プレス台車300には、水平面内でX方向と直交する第2の方向(Y方向)に沿って直線移動可能にプレスシリンダ310が取り付けられている。なお、プレス台車300には、各部の移動、プレスシリンダ310の加圧減圧等を制御する操作盤400が取り付けられており、この操作盤400にはコンピュータ410が接続されている。操作盤400およびコンピュータ410の機能については後述する。

0015

テーブル200は、図1図3に示されるように、X方向の両端で基台100に取り付けられた逆U字状支持フレーム210,210と、この支持フレーム210に固定された固定テーブル220、そして、支持フレーム210上でY方向に移動可能に設けられた移動テーブル230とを備えている。木材、釘板が配置される固定テーブル220、および移動テーブル230には、木材を配置する際の位置決めに用いられる位置決めピンが合計で213本内蔵されている。

0016

図1のR方向からの矢視図である図3に示されるように、支持フレーム210は、基台100から垂直に延びる2本の脚部211,211と、これらの脚部上に水平に架設された架台部212とを備えており、移動テーブル230は、架台部212の上面に固定されたガイドレール213に沿ってY方向に移動可能に配置されている。移動テーブル230をY方向に移動させる駆動機構は、架台部212に固定されたテーブル移動用モータ214と、一端がテーブル移動用モータ214の回転軸に取り付けられ、他端が軸受け215により支持されたスクリューロッド216と、移動テーブル230の下端に固定されてスクリューロッド216に螺合する被駆動ナット235とから構成されている。

0017

このテーブル用の駆動機構は、図1に示されるようにテーブル200の長手方向の両端に配置されており、移動テーブル230は、2つのテーブル移動用モータ214を回転駆動することにより図中のY方向に移動する。移動テーブル230が図1に実線で示すように固定テーブル220に接する位置にあるときにテーブル200の全体幅は最小となり、移動テーブル230が破線Aに達する位置まで移動したときにテーブル200の全体幅は最大となる。この例では、最小幅1600mm〜最大幅2800mmの範囲でトラスの幅(建物に取り付けられる際の高さ)に応じてテーブル200の全体幅を任意に設定することができる。これにより、幅が大きなトラスを組み立てることが可能である上、幅が狭いトラスを組み立てる際のテーブル200上への木材、釘板の配置作業が容易となる。

0018

移動テーブル230に内蔵された位置決めピン240は、図4に示されるように、移動テーブル230内に設けられたエアシリンダ241のピストンロッド241aの先端に固定され、エアシリンダ241の作動に応じて移動テーブルの上面から出没する。エアシリンダ241は、移動テーブル230の上板231,232の下側にブッシュ242を介して取り付けられている。位置決めピン240は、不使用時には図中実線で示したように移動テーブル230に形成された出没孔230aの内部に待避し、使用時には二点鎖線で示したように出没孔230から突出する。固定テーブル220側に設けられた位置決めピンも同様に構成されている。これらの位置決めピンの位置は、組立可能な全てのトラスの設計データに基づいて決定されており、組み立てられるトラスの種類に応じて、木材の位置決めに必要なピンのみが突出するよう制御される。

0019

プレス台車300は、図5および図6に示されるように、テーブル200より下方に位置する台車部320と、この台車部320のY方向の両側に立設された支柱330,330と、これらの支柱330,330を渡してテーブル200の上方に架設されたシリンダ支持フレーム340とを備えている。シリンダ支持フレーム340には、プレスシリンダ310がY方向に移動可能に支持されている。

0020

基台100には、テーブル200を挟んだ両側の足場となる位置にX方向に沿って平行な2本のレール110,110が敷設されており、プレス台車300はこのレールにガイドされてX方向に移動可能となっている。プレス台車300の台車部320には、レール110に乗る車輪が片側2輪づつ、合計4輪設けられている。図5中の右側の2つの車輪321は、断面I字状のレール110の上部を両側から挟むように、円板状の車輪本体の厚さ方向の両側にエッジを形成して構成されており、左側の2つの車輪322はエッジのない円板状に形成されている。

0021

次に、プレス台車300をX方向に沿って移動させる第1の駆動機構について説明する。プレス台車300の台車部320には、水平方向の回転軸を有する台車移動用モータ323、車輪321,322の内側に位置して鉛直方向の回転軸を有するピニオン324,324、およびこれらの間に動力を伝達する伝達手段325が設けられている。伝達手段325は、台車移動用モータ323の回転軸に取り付けられた駆動ギア325a、チェーン325bを介して駆動ギア325aに連動する従動ギア325c、従動ギア325cが一体に固定された回転シャフト325d、それぞれ一対の傘歯歯車を有して回転シャフト325dの回転を90度変換してピニオン324,324を回転させる変換ギアボックス325eを備えている。また、基台100には、ピニオン324,324に噛合するラック120,120がレール110,110の内側に設けられている。これらの台車移動用モータ323、ピニオン324,324、伝達手段325と、ラック120,120とにより第1の駆動手段が構成されている。上記の構成によれば、台車移動用モータ323を回転駆動することにより、その駆動力によりラック120,120に噛み合うピニオン324,324が回転し、プレス台車300がX方向に移動する。

0022

一方、プレス台車300の支持フレーム340は、図6に示されるように、X方向に所定間隔離れて配置された第1、第2のフレーム340a,340bにより構成されており、プレスシリンダ310は、両フレームの間に配置されている。各フレーム340a,340bの下面には、ガイドレール341,341が固定されており、プレスシリンダ310に設けられたスライド部材311,311が、ガイドレール341,341に下方から噛み合うことにより、プレスシリンダ310を支持フレーム340に対してY方向に沿って移動可能に支持している。プレスシリンダ310は、フレームの間に挟まれたシリンダ本体312と、ピストンロッド313、そしてピストンロッド313の先端に固定されたプレス板314とから構成されている。プレスシリンダ310は、油圧によりプレス板314を上下方向に変位させることができ、テーブル200上に配置された木材と釘板とを上からプレスして接合する。

0023

ここで、プレスシリンダ310をY方向に沿って直線移動させる第2の駆動機構について説明する。支持フレーム340を構成する第1のフレーム340aには、シリンダ移動用モータ342、その回転軸に固定された駆動ギア342a、チェーン343を介して駆動ギア342aに連動する従動ギア344、そしてこの従動ギア344と同軸で一体に回転するスクリューロッド345が取り付けられている。一方、プレスシリンダ310には、スクリューロッド345に螺合する被駆動ナット315が固定されている。第2の駆動手段は、これらのシリンダ移動用モータ342からスクリューロッド345に至る部材と、被駆動ナット315とから構成されている。上記の構成によれば、シリンダ移動用モータ342を回転駆動することにより、その駆動力によりスクリューロッド345が回転し、被駆動ナット315に作用する駆動力によりプレスシリンダ310がY方向に移動する。

0024

図7は、移動テーブル230が配置された側(図5中の左側)の足場部分を示す拡大図である。木材、釘板は、作業員手作業によりテーブル200上に配置されるため、テーブル200の周囲には作業員が歩行できるよう足場が設けられている。レール110の外側には、断面逆U字状の台座130を外側からカバーする形で断面L字状の固定足場板131が設けられている。この固定足場板131は、その上面がレール110の上面とほぼ同一高さとなるように、レール110の近傍までの領域を覆って設けられている。

0025

一方、レール110の内側には、レールの上面とほぼ同一高さの上昇位置、および上昇位置より低い下降位置の間で昇降可能な昇降足場板140が設けられている。昇降足場板140は、中央側の固定足場板141に対して蝶番142を介して傾動可能に取り付けられており、その昇降を行うためのエアシリンダ143が昇降足場板140の下側で基台100に固定されている。エアシリンダ143のピストンロッド143aの先端には、ピン143bが固定されており、このピン143bが昇降足場板140の下面に固定されたガイド部材140aの長孔140bに係合している。なお、昇降足場板140の上昇位置は、固定足場板141と同一高さとなる水平位置であり、下降位置は、図7に示されるように、プレス台車300が移動する際のピニオン324の移動空間を確保できる位置として規定される。なお、昇降足場板140は、図1に一点鎖線で示されるように、移動テーブル230が固定テーブル220側に移動した際にレール110と移動テーブル230とに挟まれる領域に配置されている。

0026

このような構成により、作業者がテーブル200上に木材、釘板を配置する際には、プレス台車300を所定の待機位置に移動させると共に、エアシリンダ143を作動させて昇降足場板140を上昇位置に設定してピニオン324の移動空間を塞ぐ。これにより、レール内外の足場がほぼ同一面となり、移動テーブル230が固定テーブル220の近くに配置されている際にも、すなわち、レール110と移動テーブル230との距離が大きく開いているときにも、作業者が容易に移動テーブル230の位置まで歩行して木材等を配置することができる。また、木材、釘板の配置が終了してプレス作業を開始する際には、昇降足場板140を下降位置に設定する。これにより、プレス台車300は昇降足場板140に妨げられずに移動が可能となる。

0027

なお、固定足場板131の構成は固定テーブル220が配置された側も同一である。ただし、固定テーブル220はレール110を覆う位置に固定されているため、固定テーブル200側ではレール110の内側に作業者が入り込むことはなく、したがって昇降足場板を設ける必要はない。

0028

次に、操作盤400、およびコンピュータ410の機能について説明する。操作盤400は、入力手段としてキーボードを備え、位置決めピン240を作動させるエアシリンダ241、移動テーブル230を移動させるテーブル移動用モータ214、プレス台車300を移動させる台車移動用モータ323、プレスシリンダ310を移動させるシリンダ移動用モータ342、プレスシリンダ310自体、そして昇降足場板140を昇降させるエアシリンダ143を集中的に制御する機能を備えている。マニュアル操作の際には、操作盤400のキーボードからコマンドを入力することにより、各モータ等を独立して所望の量だけ作動させることができる。プログラム操作の場合には、コンピュータ410に登録されたデータを用いて1つのトラスの組み立てを一貫した自動運転で行わせることができる。

0029

コンピュータ410には、例えば最大で3000品番程度のトラスのデータが登録可能であり、操作盤400から入力された品番に基づき、その品番のトラスを組み立てる際に必要な各種のデータ、すなわち、突出させる位置決めピン240を特定するデータ、移動テーブル230の移動量、全てのプレス位置のXY座標等を操作盤400へ出力する。新たな品番を登録し、あるいは既存のデータを更新する際には、コンピュータ410から直接入力する形態以外に、他のコンピュータで作成したデータを利用する形態、そして、操作盤400によるマニュアル操作のデータをコンピュータ410へ送信して登録するティーチングプレイバック方式の形態を採用することができる。

0030

続いて、既に登録されたデータに基づいてプログラム操作によりトラスを組み立てる場合の工程を説明する。最初に、操作盤400から組み立てるトラスの品番を入力する。操作盤400は、入力された品番に基づいて必要なデータをコンピュータ410から受け取り、そのデータに基づいて移動テーブル230をトラスのサイズに適した所定の位置に移動すると共に、木材の位置決めに利用する位置決めピン240を213本の中から選択して突出させる。また、プレス台車300を所定の待機位置に戻し、昇降足場板140を上昇位置に設定する。この状態で作業員が木材を位置決めピン240に合わせてテーブル200上に配置すると共に、木材の接合箇所には上下に釘板を配置する。

0031

図8および図9は、木材および釘板の配置を完了した状態を示すテーブル200上の平面図である。図中2が木材、3が釘板であり、位置決めピン240については突出している分のみを図示している。図8は、幅狭の段違いトラスを組み立てる際の状態、図9幅広アーチ型トラスを組み立てる際の状態をそれぞれ示す。いずれのトラスも、接続箇所がテーブルの外周のみでなく内側にもあり、従来の装置では一度に組み立てることができないタイプである。移動テーブル230は、図8に示す状態では最も固定テーブル220に近接した位置、図9に示す状態では固定テーブル220から最も離れた位置に設定される。

0032

木材と釘板との配置が終了した後、操作盤400からプレス開始のコマンドを入力すると、一連のプレス作業が自動的に実行される。まず、昇降足場板140を下降位置に下ろし、登録されている全ての接合位置、すなわち釘板3が配置された位置にプレスシリンダ310を順に移動させる。そして、接合位置毎にプレス板314を下降させてテーブル200とプレス板314との間に釘板3と木材2とを挟み込んで釘板3の突起を木材2に打ち込み、木材どおしを接合してゆく。プレスシリンダ310の位置は、X方向についてはプレス台車300を移動させることにより、そしてY方向についてはプレスシリンダ310を移動させることにより定められる。

0033

全ての接合位置に対してプレスシリンダ310によるプレス処理が終了すると、プレス台車300は所定の待機位置に戻り、昇降足場板140は上昇位置にセットされる。組立が完了したトラスをテーブルから取り出す際には、木材2の下に位置する位置決めピン240を突出させてトラスをテーブルから浮かせる。これにより、トラスの取り出しが容易となる。

0034

以上、この発明の実施の形態を図面により詳述してきたが、具体的な構成はこの実施の形態に限らず、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれる。例えば、この実施の形態では、木材の接続を、略三角形状となるように行うトラスの接続装置を用いているが特にこれに限らず、例えば、矩形のフレームを組み立てる接続装置等、どのような形状、大きさ、厚さを有するものであっても、前記釘板3を、木材2等に打ち込んで接続するものであるならばよい。

発明の効果

0035

以上説明したように、この発明によれば、第1、第2の駆動機構を制御することにより、プレスシリンダを水平面内でテーブル上で任意の位置に設定することができ、テーブルに載置可能なトラスであれば、接合箇所がどのような位置にあってもプレスして接合することができる。したがって、接合箇所がテーブルの内側に位置するようなトラスをも一度で組み立てることができる。また、テーブルの幅を可変とすることにより、テーブル幅を広くした場合には幅広のトラスを組み立てることができると共に、幅狭のトラスを組み立てる際にはテーブルの幅を狭くすることにより木材や釘板の配置作業を容易にすることができる。さらに、昇降足場板を設けた場合には、これが上昇位置にある際には足場を面一にして作業者の歩行を容易にすると共に、下降位置にある際には上昇位置との間の空間を別の用途に利用することができる。特に、第1の駆動機がレールの内側に固定されたラックとプレス台車に設けられてラックに噛合する駆動ピニオンとを備える場合には、昇降足場板の下降位置と上昇位置との間の空間をピニオンの移動空間として利用することができる。

図面の簡単な説明

0036

図1この発明の実施形態にかかる木材接続装置の全体構造を示す平面図である。
図2図1の木材接続装置の側面図である。
図3図1の木材接続装置を図1中の記号R方向から見た正面図である。
図4図8中、B−B線に沿った位置の木材接続装置の位置決めピンの構成を示す拡大断面図である。
図5図1の木材接続装置におけるプレス台車の移動機構の説明図である。
図6図1の木材接続装置のプレス台車の側面図である。
図7図1中、C−C線に沿った位置の木材接続装置の足場部分の拡大断面図である。
図8図1の木材接続装置のテーブルに木材および釘板を配置した状態を示す平面図である。
図9図1の木材接続装置のテーブルに木材および釘板を配置した他の状態を示す平面図である。
図10従来の木材接続装置の構成を示す正面図である。
図11図10の木材接続装置の全体構造を示す平面図である。

--

0037

100基台
200 テーブル
220固定テーブル
230 移動テーブル
240位置決めピン
300プレス台車
310プレスシリンダ
400操作盤
410 コンピュータ

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