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技術 有機物質の分解測定装置

出願人 株式会社IHI
発明者 荒井和浩
出願日 1997年11月11日 (23年0ヶ月経過) 出願番号 1997-308559
公開日 1999年5月25日 (21年5ヶ月経過) 公開番号 1999-137242
状態 未査定
技術分野 特有な方法による材料の調査、分析 微生物・酵素関連装置
主要キーワード 分解測定装置 外周上端縁 周方向全長 内周側壁 平板間 被分解物 測定効率 付着保持
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1999年5月25日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (8)

課題

測定対象となる有機物表面積の拡大化及びその算出の簡便化を図り、分解速度及びガス発生量の測定が精度良く行えるようにする。

解決手段

被分解物Aを分解する微生物混入された試験液Wが収容される瓶1内に、測定体10を配置する。測定体10は、適宜の間隔Gを隔てて複数段段積みされ、且つ被分解物Aの付着面平坦定形状の平板14からなり、これら各々の平板14を瓶1内周側壁に対して間隔を隔てて配置し、被分解物Aの剥離を抑止し、試験液Wの流通が円滑に行われるようにする。

概要

背景

図7はビチューメンゴムアスファルトあるいはプラスチックスなどの微生物による分解の測定に用いる有機物質分解測定装置の一例を示すものである。

この有機物質の分解測定装置においては、例えばビチューメン、ゴム、アスファルトあるいはプラスチックスなどの有機物質の被分解物Aを保持する測定体として多数のガラスなどからなるビーズaを用い、これらのビーズaの表面に被分解物Aを付着保持させて、内径寸法Rの丸瓶からなる瓶1内に配置し、この瓶1内に収容されたメタン生成菌硫酸還元菌あるいは脱窒菌などの腐敗菌である微生物を混入した試験液(微生物に対する栄養源以外の必須元素であるNa、Caなどを含み、微生物の活動に適したpHに調整してなる培養液)Wにて被分解物Aを分解させることにより、その分解速度の測定を行い、また、瓶1を密栓する栓体2に貫通させて設けた通気管3内に溜まるガスを、通気管3の上端開口部を密栓するキャップ4を介して注射器などにて抽出することにより、ガス発生量の測定を行う。

概要

測定対象となる有機物表面積の拡大化及びその算出の簡便化を図り、分解速度及びガス発生量の測定が精度良く行えるようにする。

被分解物Aを分解する微生物が混入された試験液Wが収容される瓶1内に、測定体10を配置する。測定体10は、適宜の間隔Gを隔てて複数段段積みされ、且つ被分解物Aの付着面平坦定形状の平板14からなり、これら各々の平板14を瓶1内周側壁に対して間隔を隔てて配置し、被分解物Aの剥離を抑止し、試験液Wの流通が円滑に行われるようにする。

目的

本発明の目的は、測定対象となる有機物の表面積の拡大化及びその算出の簡便化を図ることにより、分解速度及びガス発生量の測定を精度良く行うことができるようにした有機物質の分解測定装置を提供することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

有機物質よりなる被分解物を分解する微生物混入した試験液が収容される瓶内に、被分解物が保持される測定体を配置してなる有機物質の分解測定装置において、測定体は、適宜の間隔を隔てて複数段段積みされ且つ被分解物の付着面平坦定形状の平板からなり、これら各々の平板を前記瓶内に周側壁に対して間隔を隔てて配置してなることを特徴とする有機物質の分解測定装置。

請求項2

有機物質よりなる被分解物を分解する微生物を混入した試験液が収容される瓶内に、被分解物が保持される測定体を配置してなる有機物質の分解測定装置において、測定体は、適宜の間隔を隔てて複数段に積載され且つ被分解物が収容可能な定形状の容器からなり、これら各々の容器を前記瓶内周側壁に対して間隔を隔てて配置してなることを特徴とする有機物質の分解測定装置。

技術分野

0001

本発明は、例えばビチューメンゴムアスファルトあるいはプラスチックスなどの微生物による分解測定に用いられる有機物質分解測定装置に関し、特に、測定対象となる有機物質を保持する測定体の構造に改良を施してなるものである。

背景技術

0002

図7はビチューメン、ゴム、アスファルトあるいはプラスチックスなどの微生物による分解の測定に用いる有機物質の分解測定装置の一例を示すものである。

0003

この有機物質の分解測定装置においては、例えばビチューメン、ゴム、アスファルトあるいはプラスチックスなどの有機物質の被分解物Aを保持する測定体として多数のガラスなどからなるビーズaを用い、これらのビーズaの表面に被分解物Aを付着保持させて、内径寸法Rの丸瓶からなる瓶1内に配置し、この瓶1内に収容されたメタン生成菌硫酸還元菌あるいは脱窒菌などの腐敗菌である微生物を混入した試験液(微生物に対する栄養源以外の必須元素であるNa、Caなどを含み、微生物の活動に適したpHに調整してなる培養液)Wにて被分解物Aを分解させることにより、その分解速度の測定を行い、また、瓶1を密栓する栓体2に貫通させて設けた通気管3内に溜まるガスを、通気管3の上端開口部を密栓するキャップ4を介して注射器などにて抽出することにより、ガス発生量の測定を行う。

発明が解決しようとする課題

0004

しかしながら、図7に示す有機物質の分解測定装置では、測定対象となる被分解物Aの表面積を広くして測定効率を高めるために、測定体としてガラス製球状体である多数のビーズaを用いていることから、互いに隣接するビーズa同士が接触したり、あるいは瓶1の内壁面に接触し、これらの接触部位Pの存在で被分解物Aの有効表面積の算出が困難となるばかりでなく、瓶1内での自然対流による試験液Wの流通阻害されるために、試験液Wの濃度が不均一になり、これによって、分解速度及びガス発生量の測定が精度良く行えない。

0005

また、被分解物Aの粘性が低い場合、ビーズa表面への付着が困難で剥離し易いために、ビースaに付着させるべき被分解物Aの厚さを充分に確保することが出来ない。

0006

本発明の目的は、測定対象となる有機物の表面積の拡大化及びその算出の簡便化を図ることにより、分解速度及びガス発生量の測定を精度良く行うことができるようにした有機物質の分解測定装置を提供することにある。

課題を解決するための手段

0007

上記した課題を解決するために、本発明は、有機物質よりなる被分解物を分解する微生物を混入した試験液が収容される瓶内に、被分解物が保持される測定体を配置してなる有機物質の分解測定装置において、測定体は、適宜の間隔を隔てて複数段段積みされ且つ被分解物の付着面平坦定形状の平板からなり、これら各々の平板を前記瓶内に周側壁に対して間隔を隔てて配置してなることを特徴とするものである。

0008

また、本発明は、上記の構成において、測定体が、適宜の間隔を隔てて複数段に積載され且つ被分解物が収容可能な定形状の容器からなり、これら各々の容器を前記瓶内周側壁に対して間隔を隔てて配置してなることを特徴とするものである。

0009

本発明では、被分解物の付着面が平坦な複数の平板を上下方向に適宜の間隔を隔てるように段積みした測定体を、瓶内周側壁に対して各平板の周縁部が間隔を隔てるように瓶内に配置して、平板に付着させる被分解物が他の部材と接触すること、及び粘性が低い被分解物の剥離を抑止し、更に、瓶内における試験液の流通を確保する。

0010

また、本発明では、被分解物が収納される複数の容器を上下方向に積載した測定体を、瓶内周側壁に対して各容器の周縁部が間隔を隔てるように瓶内に配置して、容器の収納される被分解物が他の部材と接触すること、及び粘性が低い被分解物の剥離を抑止し、更に、瓶内における試験液の流通を確保する。

発明を実施するための最良の形態

0011

以下、本発明の実施の形態を図1から図6に示す図面に基づいて詳細に説明する。

0012

図1から図3は、本発明に係る有機物質の分解測定装置の実施の形態の第1の例を示すものである。

0013

有機物質の分解測定装置は瓶1と測定体10とで構成され、測定体10は、円盤状の台座11と、この台座11上の中心部に立設した支持棒である芯棒12とからなる高さ寸法Lが130〜200mmの支持部材15を備え、この支持部材15の芯棒12に円筒状のスペーサ13を介して個々に取外し可能に挿通されて適宜の間隔G(例えば4mm)を隔てて段積みされた複数枚の表面が平坦な円盤状の平板14からなる構成を有し、これら各々の平板14は、外径寸法R1が30〜60mmの定形状に形成され、且つ、丸瓶からなる瓶1の内径寸法Rよりも小さくし(R1<R)、前記スペーサ13が当接する部分を除く上下両面及び周側面の付着面14a,14b,14cには、例えばビチューメン、ゴム、アスファルトあるいはプラスチックスなどの有機物質の被分解物Aが付着保持されるようになっている。

0014

この場合、平板14の周側面である付着面14cは曲面となるが、従来のビーズの表面と比較して曲率が非常に大きいために、平坦な面に相当する程度の被分解物Aの付着保持性を有する。

0015

上述した台座11、芯棒12、スペーサ13、平板14は、ガラスあるいはステンレス鋼などの試験液Wの影響を受けない素材で形成されている。

0016

図1から図3に示す有機物質の分解測定装置では、測定体10の平板14の付着面14a,14b,14cに被分解物Aを付着保持させて、従前と同様の瓶1内に平板14が瓶1の内周側壁に対して間隔を隔てるように配置し、この瓶1内に収容されたメタン生成菌、硫酸還元菌あるいは脱窒菌などの腐敗菌である微生物を混入した試験液Wにて被分解物Aを分解させることにより、その分解速度の測定を行い、また、前記瓶1を密栓する栓体2に貫通させて設けた通気管3内に溜まるガスを、通気管3の上端開口部を密栓するキャップ4を介して注射器などにて抽出することにより、ガス発生量の測定を行う。

0017

このように、図1から図3に示す有機物質の分解測定装置では、被分解物Aの付着面14a,14bが平坦な複数の平板14を上下方向に間隔Gを隔てるように段積みした測定体10を、瓶1内周側壁に対して各平板14の周縁部が間隔を隔てるように配置しているので、付着面14a,14b,14cに付着させた被分解物Aが他の部材と接触せず、瓶1内における試験液Wの流通が確保される。

0018

また、被分解物Aの粘性が低い場合には、当該被分解物Aを平板14の付着面14aだけに付着させることにより、平板14からの被分解物Aの剥離を抑止することができる。

0019

更に、平板14の外周上端縁に被分解物Aの付着厚さに応じた高さの部(図示せず)を周方向全長にわたって設ければ、粘性の極めて低い被分解物Aでも容易に付着保持させることが可能になる。

0020

図4から図6は、本発明に係る有機物質の分解測定装置の実施の形態の第2の例を示すものである。

0021

有機物質の分解測定装置は、瓶1と測定体20とで構成され、測定体20は、十字型のスペーサ21と、このスペーサ21を介し複数段に適宜の間隔G(例えば40mm)を隔てて130〜200mmの高さ寸法Lに積載される上端面が開口するシャーレ受皿)状の容器22とからなる構成を有し、これら各々の容器22は、外径寸法R2が30〜60mm、深さ寸法Dが40mmの定形状に形成され、且つ、その外径寸法R2を丸瓶からなる瓶1の内径寸法Rよりも小さくし(R2<R)、各々の容器22内に被分解物Aを厚さD1(例えば30mm)まで収容して(D1<D)、瓶1内に容器22が瓶1の内周側壁に対して間隔を隔てるように配置することにより、試験液Wに混入された微生物で被分解物Aを分解させ、その分解速度の測定及びガス発生量の測定を行うものである。

0022

上述したスペーサ21、容器22は、ガラスあるいはステンレス鋼などの試験液Wの影響を受けない素材で形成されている。

0023

このように、図4から図6に示す有機物質の分解測定装置では、被分解物Aが収納される容器22を上下方向に間隔Gを隔てるように積載した測定体20を、瓶1内周側壁に対して各容器22が間隔を隔てるように配置しているので、容器22に収納した被分解物Aが他の部材と接触せず、瓶1内における試験液Wの流通が確保される。

0024

また、容器22に被分解物Aを収納するので、当該被分解物Aの粘性が低くても、被分解物Aが容器22から剥離せず、試験液Wに対する被分解物Aの厚さを充分に確保することができる。

0025

なお、本発明の有機物質の分解測定装置は上記した各々の実施の形態のみに限定されるものではなく、たとえば、測定体10,20を構成する平板14または容器22を、丸瓶からなる瓶1の形態に応じて円形することに替えて、多角形状の形態にしても良く、また、瓶1として角瓶の形態を採用することも可能であり、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲において変更を加え得ることは勿論である。

発明の効果

0026

以上述べたように、本発明においては、下記のような種々の優れた効果を奏し得る。

0027

(1)本発明の請求項1に記載の有機物質の分解測定装置では、瓶内に配置される測定体が被分解物の付着面を平坦にした定形状の平板からなることから、被分解物の有効表面積の算出を簡便に行うことができ、これによって、分解速度及びガス発生量の測定を精度良く行うことができ、しかも、粘性の低い被分解物でも剥離し難くなる。

0028

(2)本発明の請求項1に記載の有機物質の分解測定装置では、各々の平板を適宜の間隔を隔てて複数段に段積みしてなるために、被分解物の表面積の拡大化を図ることができ、また、各々の平板間及び各々の平板と瓶の内周側壁との間が非接触状態を維持しているので、瓶内での自然対流による試験液の流通を円滑することができ、試験液の濃度が不均一にならず、有機物質の分解速度及びガス発生量の測定を精度良く行える。

0029

(3)本発明の請求項2記載の有機物質の分解測定装置では、瓶内に配置される測定体が被分解物を収容可能にした定形状の容器からなることから、被分解物の有効表面積の算出を簡便に行うことができ、これによって、分解速度及びガス発生量の測定を精度良く行うことができるとともに、粘性の低い被分解物の収容保持を確実に行うことができ、しかも、試験液に対する被分解物の厚さを充分に確保することができる。

0030

(4)本発明の請求項2に記載の有機物質の分解測定装置では、各々の容器を適宜の間隔を隔てて複数段に積載し、各々の容器間及び各々の容器と瓶の内周側壁との間が非接触状態を維持しているので、瓶内での自然対流による試験液の流通が円滑になり、試験液の濃度が不均一にならず、有機物質の分解速度及びガス発生量の測定を精度良く行える。

図面の簡単な説明

0031

図1本発明に係る有機物質の分解測定装置の実施の形態の第1の例を示す断面図である。
図2図1における測定体の詳細を示す断面図である。
図3図2のIII−III矢視図である。
図4本発明に係る有機物質の分解測定装置の実施の形態の第2の例を示す断面図である。
図5図4における測定体の詳細を示す断面図である。
図6図5のVI−VI矢視図である。
図7従来の有機物質の分解測定装置の一例を示す断面図である。

--

0032

1 瓶
10測定体
14平板
14a,14b,14c付着面
20 測定体
22容器
A被分解物
W試験液
G 間隔

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