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技術 信号記録装置及び方法、並びに信号再生装置及び方法、並びに信号記録再生装置及び方法

出願人 ソニー株式会社
発明者 水藤太郎高橋孝夫太田正志秋葉俊哉濱田敏道冨田真巳長徳弘一宮田勝成
出願日 1997年9月30日 (22年4ヶ月経過) 出願番号 1997-267485
公開日 1999年4月23日 (20年9ヶ月経過) 公開番号 1999-110952
状態 未査定
技術分野 記録担体の情報管理、編集
主要キーワード 振幅レベル差 等比級数 系入力 物理的要因 音声レベル調整 配置換え 記録停止コマンド 音声信号帯域
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図面 (18)

課題

信号の持つ情報を欠落することを低減しながら、音声信号つなぐことができ、且つつないだ部分の障りな音を発生させない信号記録再生装置の提供を目的とする。

解決手段

信号記録再生装置の音声信号処理部12に、時間的に不連続な音声信号をつなぐ音声バッファ12と、音声バッファ12でつなぎ合わされた音声信号のつなぎ部分の前後の音声レベルを変化させるフェード処理回路17と、フェード処理回路12を制御信号によって制御して、音声信号のつなぎ部分の前後の振幅レベルの差に応じて音声レベルを調整する制御回路とを備える。

概要

背景

従来より、信号記録又は再生装置、或いは信号記録再生装置は、映像及び音声信号光磁気ディスク等の記録媒体に対して記録または再生している。

例えば、上記音声信号は、上記光磁気ディスクの記録面上において時間的に不連続な状態で記録される場合がある。

上記信号記録又は再生装置、或いは信号記録再生装置は、上述のように時間的に連続していない音声信号等を何ら特別な処理を施さずに編集作業等によって映像及び音声信号をつないで記録媒体に対する記録又は再生を行っている。

概要

信号の持つ情報を欠落することを低減しながら、音声信号をつなぐことができ、且つつないだ部分の障りな音を発生させない信号記録再生装置の提供を目的とする。

信号記録再生装置の音声信号処理部12に、時間的に不連続な音声信号をつなぐ音声バッファ12と、音声バッファ12でつなぎ合わされた音声信号のつなぎ部分の前後の音声レベルを変化させるフェード処理回路17と、フェード処理回路12を制御信号によって制御して、音声信号のつなぎ部分の前後の振幅レベルの差に応じて音声レベルを調整する制御回路とを備える。

目的

そこで、本発明は、上述の実情に鑑みてなされたものであって、信号の持つ情報を欠落することを低減しながら、音声信号をつなぐことができ、且つつないだ部分の耳障りな音を発生させない信号記録装置及び方法、並びに信号再生装置及び方法、並びに信号記録再生装置及び方法の提供を目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
2件

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請求項1

音声信号、又は音声信号及び映像信号記録媒体に記録する信号記録装置であって、時間軸方向に不連続な上記音声信号をつなぐ信号合成手段と、上記信号合成手段でつなぎ合わされた上記音声信号のつなぎ部分の前後の音声レベルを変化させる音声レベル変化手段と、上記音声レベル変化手段を制御して、上記音声信号の上記つなぎ部分の前後の振幅レベルの差に応じて上記音声レベルを調整する制御手段と、上記つながれた音声信号を記録媒体に書き込む信号書き込み手段とを備えることを特徴とする信号記録装置。

請求項2

上記音声レベル変化手段は、上記振幅レベルの差が所定の値以下のときには、上記音声レベルを変化させないことを特徴とする請求項1記載の信号記録装置。

請求項3

上記音声レベル変化手段は、上記振幅レベルの差が所定の値より大きいときには、上記音声レベルの上記つなぎ部分の前部近傍をフェードアウトして、上記つなぎ部分後部近傍をフェードインするフェード処理を施すことを特徴とする請求項1記載の信号記録装置。

請求項4

音声信号、又は音声信号及び映像信号を記録媒体に記録する信号記録方法であって、時間軸方向に不連続な上記音声信号をつなぐ信号合成工程と、上記信号合成工程においてつなぎ合わされた上記音声信号のつなぎ部分の前後の音声レベルを当該つなぎ部分の前後の振幅レベルの差に応じて調整する音声レベル調整工程と、上記つながれた音声信号を記録媒体に書き込む信号書き込み工程とを有することを特徴とする信号記録方法。

請求項5

上記音声レベル調整工程は、上記振幅レベルの差が所定の値以下のときには、上記音声レベルを変化させないことを特徴とする請求項4記載の信号記録方法。

請求項6

上記音声レベル調整工程は、上記振幅レベルの差が所定の値より大きいときには、上記音声レベルの上記つなぎ部分の前部近傍をフェードアウトして、上記つなぎ部分後部近傍をフェードインするフェード処理を施すことを特徴とする請求項4記載の信号記録方法。

請求項7

記録媒体に記録されている音声信号、又は音声信号及び映像信号を再生する信号再生装置であって、時間軸方向に不連続な音声信号、又は音声信号及び映像信号を記録媒体から読み込む信号読み込み手段と、上記信号読み込み手段によって読み込んだ上記音声信号をつなぐ信号合成手段と、上記信号合成手段でつなぎ合わされた上記音声信号のつなぎ部分の前後の音声レベルを変化させる音声レベル変化手段と、上記音声レベル変化手段を制御して、上記音声信号の上記つなぎ部分の前後の振幅レベルの差に応じて上記音声レベルを調整する制御手段とを備えることを特徴とする信号再生装置。

請求項8

上記音声レベル変化手段は、上記振幅レベルの差が所定の値以下のときには、上記音声レベルを変化させないことを特徴とする請求項7記載の信号再生装置。

請求項9

上記音声レベル変化手段は、上記振幅レベルの差が所定の値より大きいときには、上記音声レベルの上記つなぎ部分の前部近傍をフェードアウトして、上記つなぎ部分後部近傍をフェードインして上記音声信号をつなぐことを特徴とする請求項7記載の信号再生装置。

請求項10

記録媒体に記録されている音声信号、又は音声信号及び映像信号を再生する信号再生方法であって、時間軸方向に不連続な音声信号、又は音声信号及び映像信号を記録媒体から読み込む信号読み込み工程と、上記信号読み込み工程において読み込んだ上記音声信号をつなぐ信号合成工程と、上記信号合成工程においてつなぎ合わされた上記音声信号のつなぎ部分の前後の音声レベルを当該つなぎ部分の前後の振幅レベルの差に応じて調整する音声レベル調整工程と、を有することを特徴とする信号再生方法。

請求項11

上記音声レベル調整工程は、上記振幅レベルの差が所定の値以下のときには、上記音声レベルを変化させないことを特徴とする請求項10記載の信号再生方法。

請求項12

上記音声レベル調整工程は、上記振幅レベルの差が所定の値より大きいときには、上記音声レベルの上記つなぎ部分の前部近傍をフェードアウトして、上記つなぎ部分後部近傍をフェードインして上記音声信号をつなぐことを特徴とする請求項10記載の信号再生方法。

請求項13

記録媒体に対する音声信号、又は音声信号及び映像信号の記録及び/又は再生を行う信号記録再生装置であって、上記記録媒体に対する音声信号、及び音声信号及び再生信号の書き込み及び読み込みを行う信号書き込み/読み出し手段と、時間的に不連続な音声信号をつなぐ信号合成手段と、上記信号合成手段でつなぎ合わされた上記音声信号のつなぎ部分の前後の音声レベルを変化させる音声レベル変化手段と、上記音声レベル変化手段を制御して、上記音声信号の上記つなぎ部分の前後の振幅レベルの差に応じて上記音声レベルを調整する制御手段とを備えることを特徴とする信号記録再生装置。

請求項14

上記音声レベル変化手段は、上記振幅レベルの差が所定の値以下のときには、上記音声レベルを変化させないことを特徴とする請求項13記載の信号記録再生装置。

請求項15

上記音声レベル変化手段は、上記振幅レベルの差が所定の値より大きいときには、上記音声レベルの上記つなぎ部分の前部近傍をフェードアウトして、上記つなぎ部分後部近傍をフェードインするフェード処理を施すことを特徴とする請求項13記載の信号記録再生装置。

請求項16

記録媒体に対する音声信号、又は音声信号及び映像信号の記録及び/又は再生を行う信号記録再生方法であって、上記記録媒体に書き込む時間的に不連続な音声信号、及び記録媒体から読み込まれた時間的に不連続な音声信号をつなぐ信号合成工程と、上記信号合成工程においてつなぎ合わされた上記音声信号のつなぎ部分の前後の音声レベルを当該つなぎ部分の前後の振幅レベルの差に応じて調整する音声レベル調整工程と、を有することを特徴とする信号記録再生方法。

請求項17

上記音声レベル調整工程は、上記振幅レベルの差が所定の値以下のときには、上記音声レベルを変化させないことを特徴とする請求項16記載の信号記録再生方法。

請求項18

上記音声レベル調整工程は、上記振幅レベルの差が所定の値より大きいときには、上記音声レベルの上記つなぎ部分の前部近傍をフェードアウトして、上記つなぎ部分後部近傍をフェードインするフェード処理を施すことを特徴とする請求項16記載の信号記録再生方法。

技術分野

0001

本発明は、記録媒体情報信号を記録する信号記録装置及び方法、並びに記録媒体から情報信号を再生する信号再生装置及び方法、並びに記録媒体に対する情報信号の記録及び再生を行う信号記録再生装置及び方法に関する。

背景技術

0002

従来より、信号記録又は再生装置、或いは信号記録再生装置は、映像及び音声信号光磁気ディスク等の記録媒体に対して記録または再生している。

0003

例えば、上記音声信号は、上記光磁気ディスクの記録面上において時間的に不連続な状態で記録される場合がある。

0004

上記信号記録又は再生装置、或いは信号記録再生装置は、上述のように時間的に連続していない音声信号等を何ら特別な処理を施さずに編集作業等によって映像及び音声信号をつないで記録媒体に対する記録又は再生を行っている。

発明が解決しようとする課題

0005

ところで、上述したように時間的に連続していない上記情報信号をつないだ場合、つなぎ部分の振幅レベルに大きく差ができ、つなぎ部分に実際にはない高周波数成分が生成されてしまうことがある。この高周波数成分が生成されると、当該つなぎ部分を再生した際に、例えば「ボツッ」というノイズが大きく発生してしまい、当該つなぎ部分の音が非常に障りになる。

0006

また、フェードインフェードアウトつなぐということも考えられるが、何ら条件もなくつないでしまうと当該つなぎ部分は常に情報が欠落された状態となってしまう。

0007

そこで、本発明は、上述の実情に鑑みてなされたものであって、信号の持つ情報を欠落することを低減しながら、音声信号をつなぐことができ、且つつないだ部分の耳障りな音を発生させない信号記録装置及び方法、並びに信号再生装置及び方法、並びに信号記録再生装置及び方法の提供を目的とする。

課題を解決するための手段

0008

本発明に係る信号記録装置は、上述の課題を解決するために、時間軸方向に不連続な音声信号をつなぐ信号合成手段と、信号合成手段でつなぎ合わされた音声信号のつなぎ部分の前後の音声レベルを変化させる音声レベル変化手段と、音声レベル変化手段を制御して、音声信号のつなぎ部分の前後の振幅レベルの差に応じて上記音声レベルを調整する制御手段と、つながれた音声信号を記録媒体に書き込む信号書き込み手段とを備える。

0009

これにより、信号記録装置は、信号合成手段によって時間軸方向に不連続な音声信号をつなぎ、制御手段に制御される音声レベル変化手段によって当該音声信号のつなぎ部分の前後の振幅レベルの差に応じて音声レベルを調整してから、つながれた音声信号を信号書き込み手段によって記録媒体に書き込む。

0010

また、信号記録方法は、上述の課題を解決するために、時間軸方向に不連続な音声信号をつなぐ信号合成工程と、信号合成工程においてつなぎ合わされた音声信号のつなぎ部分の前後の音声レベルを当該つなぎ部分の前後の振幅レベルの差に応じて調整する音声レベル調整工程と、つながれた音声信号を記録媒体に書き込む信号書き込み工程とを有する。

0011

これにより、信号記録方法は、信号合成手段において時間軸方向に不連続な音声信号をつないぎ、音声レベル調整工程において当該音声信号のつなぎ部分の前後の振幅レベルの差に応じて音声レベルを調整してから、つながれた音声信号を信号書き込み工程において記録媒体に書き込む。

0012

また、信号再生装置は、上述の課題を解決するために、時間軸方向に不連続な音声信号、又は音声信号及び映像信号を記録媒体から読み込む信号読み込み手段と、信号読み込み手段によって読み込んだ音声信号をつなぐ信号合成手段と、信号合成手段でつなぎ合わされた音声信号のつなぎ部分の前後の音声レベルを変化させる音声レベル変化手段と、音声レベル変化手段を制御して、音声信号の上記つなぎ部分の前後の振幅レベルの差に応じて音声レベルを調整する制御手段とを備える。

0013

これにより、信号再生装置は、信号読み込み手段によって記録媒体から読み込んだ時間軸方向に不連続な音声情報を、信号合成手段によってつなぎ、制御手段に制御される音声レベル変化手段によって当該音声信号のつなぎ部分の前後の振幅レベルの差に応じて音声レベルを調整する。

0014

また、信号再生方法は、上述の課題を解決するために、時間軸方向に不連続な音声信号、又は音声信号及び映像信号を記録媒体から読み込む信号読み込み工程と、信号読み込み工程において読み込んだ上記音声信号をつなぐ信号合成工程と、信号合成工程においてつなぎ合わされた上記音声信号のつなぎ部分の前後の音声レベルを当該つなぎ部分の前後の振幅レベルの差に応じて調整する音声レベル調整工程とを有する。

0015

これにより、信号再生方法は、信号読み込み工程において記録媒体から読み込んだ時間軸方向に不連続な音声情報を、信号合成工程においてつなぎ、音声レベル調整工程において当該音声信号のつなぎ部分の前後の振幅レベルの差に応じて音声レベルを調整する。

0016

また、信号記録再生装置は、上述の課題を解決するために、記録媒体に対する音声信号、及び音声信号及び再生信号の書き込み及び読み込みを行う信号書き込み/読み込み手段と、時間的に不連続な音声信号をつなぐ信号合成手段と、信号合成手段でつなぎ合わされた音声信号のつなぎ部分の前後の音声レベルを変化させる音声レベル変化手段と、音声レベル変化手段を制御して、音声信号のつなぎ部分の前後の振幅レベルの差に応じて音声レベルを調整する制御手段とを備える。

0017

これにより、信号記録再生装置は、信号合成手段によって時間的に不連続な音声信号をつないで、制御手段によって制御される音声レベル変化手段によって当該音声信号のつなぎ部分の前後の振幅レベルの差に応じて音声レベルを調整する。

0018

また、信号記録再生方法は、上述の課題を解決するために、記録媒体に書き込む時間的に不連続な音声信号、及び記録媒体から読み込まれた時間的に不連続な音声信号をつなぐ信号合成工程と、信号合成工程においてつなぎ合わされた音声信号のつなぎ部分の前後の音声レベルを当該つなぎ部分の前後の振幅レベルの差に応じて調整する音声レベル調整工程とを有する。

0019

これにより、信号記録再生方法は、信号合成工程において時間的に不連続な音声信号をつないで、音声レベル変化工程によって当該音声信号のつなぎ部分の前後の振幅レベルの差に応じて音声レベルを調整する。

発明を実施するための最良の形態

0020

以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳しく説明する。この実施の形態は、入力された映像及び音声信号を記録媒体に記録する信号記録装置である。記録媒体は、例えばテープ光ディスク磁気ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリー等である。

0021

上記信号記録装置の構成の概要は、図1乃至図3に示すようになる。上記信号記録装置は、時間軸方向に不連続な音声信号をつなぐ信号合成手段である図3に示す音声バッファ16と、音声バッファ16でつなぎ合わされた音声信号のつなぎ部分の前後の音声レベルを変化させる音声レベル変化手段である図3に示すフェード処理回路17と、フェード処理回路17を制御して、音声信号のつなぎ部分の前後の振幅レベルの差に応じて音声レベルを調整する制御機能を有する図2に示す制御回路13と、上記つながれた音声信号を記録媒体に記録する図1に示す書き込み装置7とを備える。

0022

図1には、上述した構成部を有する信号記録装置の全体構成の概要を示す。この信号記録再生装置は、外部からの映像及び音声信号の入力部であるチューナー2及び外部入力3と、チューナー2及び外部入力3から入力された映像及び音声信号について信号処理する信号処理部4と、信号処理部4から出力された映像及び音声信号を記録媒体8に対して記録処理する記録部5とから構成される。ここで、記録部5は、入力された信号について変調処理する変調回路6と、入力された信号を記録媒体8に記録する書き込み装置7とから構成される。

0023

なお、信号記録装置1内に入力されて信号は、アナログ信号のまま、またはディジタル信号のまま処理することが可能であり、本例では、入力された信号は全てディジタル化して、ディジタル信号の状態で信号処理を施し、記録媒体に記録する。

0024

チューナー2及び外部入力3は、外部からの映像及び音声信号の入力部を構成している。このチューナー2及び外部入力3から出力された信号は、信号処理部4に入力される。

0025

信号処理部4は、図2に示すように、チューナー2及び外部入力3から出力された映像及び音声信号を音声信号と映像信号とを切り換え後段の回路に出力する入力切り換え部11と、入力切り換え部11によって切り換えられて出力された音声信号について信号処理する音声信号処理部12とから構成される。

0026

ここで、入力切り換え部11及び音声信号処理部12は、制御回路13からの制御信号によって制御されている。また、制御回路13は、ユーザとのインターフェースとされるヒューマンインターフェース部14に接続されており、ヒューマンインターフェース部14からの命令信号によって各回路を制御する機能を有している。

0027

これにより、ヒューマンインターフェース部14からの切り換え信号により、制御回路13は、入力切り換え部11を切り換え操作して、チューナー2と外部入力3とから入力される信号が切り換えられて後段の音声信号処理部12に入力する。

0028

上記音声信号処理部12は、入力された音声信号について信号処理する回路である。この音声信号処理部12は、ヒューマンインターフェース部14からの切り換え信号による書き込み開始・停止に基づいて、処理状態を変化させる。

0029

上記音声信号処理部12は、図3に示すように、入力される音声信号をアナログ信号からディジタル信号に変換するA/D変換回路15と、A/D変換回路15から出力された音声信号を一旦格納するための上記音声バッファ16と、音声バッファ16から出力された音声信号に対してフェード処理を施す上記フェード処理回路17とから構成される。

0030

上記音声バッファ16は、上記A/D変換回路から出力されたデータを一時的に記憶する記憶部である。この音声バッファ16は、図2に示す制御回路13によって制御されており、制御回路13からの制御信号によってデータの書き込み及び読み出し制御がなされる。そして、この音声バッファ16は、上述したように、時間的に不連続な音声信号をつなぐ部分として構成されている。音声バッファ16から出力された音声信号は、フェード処理回路17に入力される。

0031

フェード処理回路17は、音声バッファ16によってつながれた音声信号の当該つなぎ部分の前後の音声レベルを変化させる音声レベル変化手段である。このフェード処理回路17は、図2に示す制御回路13によってその動作が制御されており、音声信号の上記つなぎ部分の前後の振幅レベルの差を判別した制御回路13によって制御されてつなぎ部分の前後の音声レベルを変化させる。

0032

例えば、制御回路13による上記フェード処理回路17の制御は、ヒューマンインターフェース部14からの命令信号によって行われる。

0033

このように構成された音声信号処理部14は、アナログ信号とされて入力された音声信号をA/D変換回路15によってディジタル信号として音声バッファ16に蓄える。

0034

音声信号処理部12は、ヒューマンインターフェース部14からの信号が記録停止コマンドであった場合、音声バッファ16への音声信号の入力を停止する。そして、音声信号処理部14は、ヒューマンインターフェース部14からの信号が記録停止コマンドから記録開始コマンドに変わったときだけフェード処理回路17によってフェード処理を行い、それ以外の場合は、フェード処理回路17をスルーさせて、A/D変換回路15からの入力ディジタル信号をそのまま出力する。

0035

なお、映像信号については、Vブランキングでつなぐことにより、当該映像信号に含まれる映像情報の欠落を防いで記録媒体に記録している。

0036

次にフェード処理回路17によってフェード処理するか否かの条件について図4図5(a)及び図5(b)を用いて説明する。フェード処理するか否かの条件については、つないだ部分の信号の前後の振幅レベルの差が所定の値以下のときには、音声レベルを変化させず、つないだ部分の信号の前後の振幅レベルの差が所定の値より大きいときには、つないだ部分の前部近傍をフェードアウトして、つなぎ部分後部近傍をフェードインするフェード処理を施す。

0037

具体的には、図4に示すように、記録開始コマンドによってつながれた音声信号における当該つないだ部分の前後の振幅レベルの差αが所定の値以下の場合、信号記録装置1は、フェード処理を施さず、フェード処理回路16をスルーさせて、そのまま出力する。

0038

また、図5(a)に示すように、記録開始コマンドによってつながれた音声信号において当該つないだ部分の前後の振幅レベルの差αが所定の値より大きい場合には、信号記録装置1は、フェード処理によって、図5(b)に示すように、つなぎ部分の前部近傍をフェードアウトして、上記つなぎ部分後部近傍をフェードインする処理を施す。

0039

図6には、検出した上記振幅レベルの差αに基づいて、フェード処理を行うか否かを判断するためのフローチャートを示す。

0040

まず、ステップS1において入力された音声データから当該音声データのつなぎ部分のレベルの差αを、ステップS2において、検出する。例えば、検出は、図2に示す制御回路13によって行う。

0041

ステップS2に続くステップS3では、検出した振幅レベルの差αが所定値より大きいか否かの判別を行う。ここで、肯定的な結果として上記振幅レベルの差αが所定値より大きいと判断した場合、信号記録装置1は、ステップS4に示すように、当該検出したつなぎ部分についてフェード処理回路7において図5(b)に示すようなフェード処理を施して、ステップS5において当該処理した音声データを出力する。一方、否定的な結果として上記振幅レベルの差αが所定値以下であると判断した場合、 当該検出したつなぎ部分についてフェード処理を施さないでステップS5において音声データをそのまま出力する。

0042

また、図7には、音声バッファ16においてフェード処理を施すデータの位置を示しており、フェード処理されるつなぎ位置から時間方向に前β時間内のn個のデータと、後ろβ時間内のn個のデータを示している。

0043

音声バッファ16に格納された音声データに対するフェード処理については、以下のようになる。音声バッファ16に格納される入力信号d[i]、フェード処理された出力信号D[i]、サンプリングタイムT、i,nを整数、aを1以上の有利数として、かつ0≦i≦2n−1、n=β/Tとするとき、
D[i]=A[i]×d[i]
ここで、A[i]は、例えば等比級数であって、
A[i]=1/(a^i) ・・・(0≦i≦n−1)
A[i]=a^(i−2n) ・・・(n≦i≦2n−1)
である。

0044

上記信号記録装置1は、上述のような条件によりフェード処理を施すことで、信号の持つ情報を欠落することを低減しながら、音声信号をつなぐことができ、且つ、つないだ部分の耳障りな音を低減させることができる。

0045

次に本発明の実施の形態とされる信号再生装置について説明する。この信号再生装置は、記録媒体に記録されている映像及び音声信号を再生するように構成している。記録媒体は、例えばテープ、光ディスク、磁気ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリー等である。

0046

上記信号音声信号の構成の概要は、図8乃至図10に示すようなになる。信号再生装置は、時間軸方向に不連続な音声信号、又は音声信号及び映像信号を記録媒体から読み込む信号読み込み手段である図8に示す読み込み装置36と、読み込み装置36によって読み込んだ音声信号をつなぐ信号合成手段である図10に示す音声バッファ45と、音声バッファ45でつなぎ合わされた音声信号のつなぎ部分の前後の音声レベルを変化させる音声レベル変化手段であるフェード処理回路46と、フェード処理回路46を制御して、音声信号のつなぎ部分の前後の振幅レベルの差に応じて音声レベルを調整する制御機能を有する図9に示す制御回路43とを備える。

0047

図8には、上述した構成部を有する信号再生装置31の全体構成の概要を示す。この信号記録再生装置31は、記録媒体35に記録されている映像及び音声信号を読み込む再生部32と、再生部32によって記録媒体35から読み込まれた映像及び音声信号に対して信号処理等する信号処理部33とから構成される。

0048

ここで、再生部32は、記録媒体35に記録されている映像及び音声信号を読み込む上記読み込み装置36と、読み込み装置36によって読まれた映像及び音声信号に対して復調処理する復調回路34とから構成される。

0049

この信号再生装置31は、通常再生の他に、記録媒体35に時間的に不連続とされて記録されている音声信号及び映像信号をスキップ再生するように構成されている。

0050

上記読み込み装置36は、時間軸方向に連続していない映像及び音声信号を記録媒体から読み込む信号読み込み手段である。この読み込み装置36によって読み込まれた映像及び音声信号は、復調回路34に入力される。

0051

復調回路34は、入力された映像及び音声信号に対して復調処理する。この復調回路34によって復調処理された映像及び音声信号は、信号処理部33に入力される。

0052

信号処理部33は、図9に示すように、図8に示す再生部32から出力された音声信号について信号処理する音声信号処理部42によって構成される。

0053

音声信号処理部42は、制御回路43からの制御信号によって制御されている。また、制御回路43は、ユーザとのインターフェースとされるヒューマンインターフェース部44に接続されており、ヒューマンインターフェース部44からの命令信号によって各回路を制御する機能を有している。

0054

これにより、音声信号処理部42は、ヒューマンインターフェース部44からの信号、例えば通常再生コマンド、又はスキップ再生コマンドにより再生動作を開始する。

0055

音声信号処理部42は、図10に示すように、再生部32からの音声信号を一旦格納しておくための音声バッファ45と、音声バッファ45から出力された音声信号に対してフェード処理を施すフェード処理回路46と、入力されてくる音声信号をディジタル信号からアナログ信号に変換するD/A変換回路47とから構成される。

0056

なお、本例においては、D/A変換回路47を備えてディジタル信号をアナログ信号に変換して出力するようにしているが、フェード処理回路46の後段以降では、ディジタル信号のまま処理することも可能である。

0057

上記音声バッファ45は、時間軸方向に連続していない音声信号をつなぐ信号合成手段である。すなわち、音声バッファ45は、当該音声バッファ45に入力されてくる時間的に不連続な音声信号をつなぐ処理を施す。

0058

フェード処理回路46は、上記信号合成手段とされる音声バッファ45によってつながれた音声信号の当該つなぎ部分の前後の音声レベルを変化させる音声レベル変化手段である。

0059

例えば、制御回路43によるフェード処理回路46の制御は、ヒューマンインターフェース部44から制御回路43に入力される命令信号に基づいて行われる。

0060

例えば、音声信号処理部42は、ヒューマンインターフェース部44からの信号が通常再生コマンドであった場合、音声バッファ45から出力されてくる音声信号をフェード処理回路46において常時スルーさせる処理を行う。そして、音声信号処理部42は、ヒューマンインターフェース部44からの信号がスキップ再生コマンドとされたときだけフェード処理を行うか否かを判断して必要に応じてフェード処理回路46によってフェード処理を行うようにする。

0061

上記フェード処理回路46が行うフェード処理については、上述した信号記録装置1の備えるフェード処理回路17と同様な条件によって行う。

0062

すなわち、フェード処理するか否かの条件について、つないだ部分の信号の前後の振幅レベルの差が所定の値以下のときには、上記音声レベルを変化させず、一方、つないだ部分の信号の前後の振幅レベルの差が所定の値より大きいときには、上記つなぎ部分の前部近傍をフェードアウトして、上記つなぎ部分後部近傍をフェードインするフェード処理を施す。

0063

具体的には、図4に示すように、スキップ再生コマンドによって入力された音声信号においてつないだ部分の前後の振幅レベルの差αが所定の値以下の場合には、信号再生装置31は、フェード処理を施さず、当該フェード処理回路46をスルーさせて、そのまま出力する。

0064

また、図5(a)に示すように、入力された音声信号においてつないだ部分の前後の振幅レベルの差αが所定の値より大きい場合には、信号再生装置31は、フェード処理によって、図5(b)に示すように、つなぎ部分の前部近傍をフェードアウトして、上記つなぎ部分後部近傍をフェードインする処理を施す。

0065

また、フェード処理を施すデータの範囲は、図7に示して説明したと同様に、フェード処理されるつなぎ位置から時間方向に前β時間内のn個のデータと、後ろβ時間内のn個のデータとについて行う。

0066

また、音声バッファ45に格納された音声信号データに対するフェード処理についても、上述の信号記録装置で説明したものと同様になる。

0067

すなわち、音声バッファ16に格納される入力信号d[i]、フェード処理された出力信号D[i]、サンプリングタイムT、i,nを整数、aを1以上の有利数として、かつ0≦i≦2n−1、n=β/Tとするとき、
D[i]=A[i]×d[i]
ここで、A[i]は、例えば等比級数であって、
A[i]=1/(a^i) ・・・(0≦i≦n−1)
A[i]=a^(i−2n) ・・・(n≦i≦2n−1)
である。

0068

信号再生装置31は、上述のようにフェード処理することで、信号の持つ情報を欠落することを低減しながら、音声信号をつなぐことができ、且つ、つないだ部分の耳障りな音を低減させることができる。

0069

また、信号再生装置31は、ポインタ再生を行うこともできる。ここで、ポインタ再生とは、編集処理等により、時間的に不連続な信号を連続的に再生するために、次の再生位置を示すポインタを参照しながら再生することである。例えば、信号再生装置31は、例えばポインタ再生コマンドによって、ポインタ再生を開始する。

0070

信号再生装置31が、図11(a)に示すように、記録媒体であるディスク50に時間的に不連続とされて記録されている、例えば、離れてセクタに記録されている映像及び音声信号を再生する場合について説明する。図11(b)は、ディスク50から読み出すデータのディスク50上の物理的位置を直線状にして模式的に示している。

0071

例えば、ポインタ情報は、ディスクのTOC(Table of Contents)に書き込まれており、信号再生装置31は、このTOCに記録されているポインタ情報に基づいてディスク上に不連続とされて記録されている映像及び音声信号を読み出す。

0072

信号再生装置31は、ディスク50上に時間的に不連続とされて記録されている映像及び音声信号を読み出し、上述したように、つなぎ合わせて出力する処理を行う。そして、信号再生装置31は、つなぎ部分を、図10に示すフェード処理回路46によってその振幅レベルの差に対応じて、フェード処理を施す。

0073

つなぎ部分の振幅レベルに応じてフェード処理を施すことによって、信号再生装置31は、音声信号を上述したような編集による情報の切り貼り作業を行っても、信号の持つ情報を欠落することを低減しながら、音声信号をつなぐことができ、且つ、つないだ部分の耳障りな音を低減させることができる。

0074

また、上述したようなディスク50に記録されている情報の編集による切り貼り作業は、その多くは実データを動かすことなく、TOC上のポインタ情報の書き換えのみで容易に実現されるものであって、こういった場合の編集に本発明は適用することができる。

0075

複数のテレビ番組が記録されているディスク50を信号再生装置31が再生する場合について具体的に説明する。

0076

例えば、ディスクに3つの番組が記録されている場合であり、図12には、その番組の情報とされるファイルが記録されているディスク上の物理的な位置を直線状にして模式化したものを示している。

0077

また、この図12では、番組1は本来連続している内容がディスクへの書き込み時の物理的要因により3つのファイルF11,F12,F13に断片化して記録されていることを示している。番組1はセクタ2からセクタ7(ファイルF11)まで続き、その後セクタc(ファイルF12の先頭セクタ)にジャンプしている。

0078

上記の各番組の管理について、信号再生装置31は、例えばシステムコントローラ内のファイルシステムによって行っている。

0079

例えば、ディスクに記録されている番組(ファイル)情報は、全てTOCエリアに記録されている。信号再生装置31は、ディスクが当該装置に挿入された時点でシステムコントローラによってTOCエリアのファイル情報を読み出し、以後ディスクが取り出されるまでは、この読み出したファイル情報に基づいてシステムコントローラによってディスク上に記録されているファイルの管理を行う。

0080

上記システムコントローラは、ファイル管理を行うために例えばFAT(FileAllocation Tadle)のようなものを持っており、これを参照することで、ディスク上の各ファイルの位置、属性(例えば、番組内容、記録されて日時、ファイルネーム、等)を管理している。例えば、FATは、システムがディスクにアクセスする最小のアクセス単位(例えばセクタ単位)毎にファイル情報を管理しているものである。なお、本発明例において、1セクタは2048バイト(2K)である。

0081

信号再生装置31は、上述したようにTOCエリアに記録されているファイル情報をシステムコントローラによって管理することでディスク上に断片化されて記録された番組を再生することができる。

0082

また、ディスクにおける空きエリア状況の把握は、上記ファイルシステムがFATをスキャンすることで行っている。

0083

図13には、番組1を構成するファイルに関する情報とされる上記FATの例を示している。なお、図を見やすくするために空き領域は空欄にしているが、実際には「000」が書かれている。図13に示すようにFATには、番組を連続として再生するために次のセクタ番号が情報として記録されている。また、ファイルの終了時には「FFF」が書かれる。

0084

信号再生装置31は、このような形式とされているFATの空き領域の検出にはセクタ番号「000」から順にFATをスキャンし、次につながるセクタ番号が「000」の領域を捜し、物理的に連続して何個つながっているかを検出することでそれぞれの空き領域の大きさを把握している。

0085

なお、FATを含めたファイル管理情報は、ディスクが取り出される前までにディスク上のTOCエリアに全て書き込まれる。

0086

表1には、ファイルシステムの一例を示している。表1に示すように、ファイルエントリには、ファイル名(番組名)、記録日時、記録チャンネル番組記録時間、ファイルの最初のセクタ番号が書かれている。なお、これ以外のファイル属性情報を付加することもできる。

0087


ID=000003HE=055 WI=137 LX=0365 LY=1750

0088

信号再生装置31は、ディスク上において断片的に記録されている番組であっても、上述のようなFATを参照して、ディスクから連続に読み込むことができる。信号再生装置31は、読み込んだ番組において音声信号をつないだ部分にあっては、そのつなぎ部分の前後の振幅レベルの差に応じてフェード処理回路46によってフェード処理を施す。

0089

また、本発明は、例えば、コマーシャルスキップのようなポインタ再生をシームレスで行う場合に有効である。例えば、ディスクのTOCに記録されている各番組のポインタ情報をコマーシャル位置情報として扱うことで、コマーシャル部分を飛ばして必要な番組部分のみを再生し、時間的に不連続に読み込まれることでつながれた部分の音声信号について、条件に応じてフェード処理を施す。これによって、コマーシャルスキップのようなポインタ再生を行う場合であっても、映像と共にシームレスな音声信号再生を行うことができるようになる。

0090

次に、信号記録再生装置について説明する。信号記録再生装置は、記録媒体に対する映像及び音声信号の記録及び再生を行うものであって、例えば、上述した信号記録装置と信号再生装置の機能を有する。ここで、信号記録再生装置が記録及び再生する記録媒体は、例えばテープ、光ディスク、磁気ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリー等である。

0091

上記信号記録再生装置は、記録媒体に対する映像及び音声信号の書き込み及び読み込みを行う信号書き込み/読み出し手段である図14に示すヘッド部71と、図15に示す音声信号記録処理系において時間的に不連続な音声信号をつなぐ信号合成手段である図15に示す音声系バッファ130と、音声系用バッファ130でつなぎ合わされた上記音声信号のつなぎ部分の前後の音声レベルを変化させる音声レベル変化手段である図15に示すフェード処理部131と、図16に示す音声信号再生処理系220において時間的に不連続な音声信号をつなぐ信号合成手段である図16に示す音声系用バッファ225と、音声系用バッファ225でつなぎ合わされた上記音声信号のつなぎ部分の前後の音声レベルを変化させる音声レベル変化手段である図16に示すフェード処理部226と、フェード処理部131,226をそれぞれ制御して、上記音声信号の上記つなぎ部分の前後の振幅レベルの差に応じて上記音声レベルを調整する制御機能を有する図に示すように、システムコントローラ104とを備えている。

0092

図14は、上述した構成部を有する信号記録再生装置70の全体構成の概要を示す。信号記録再生装置70は、入力端子80及び90を介して入力される映像信号及び音声信号を記録媒体の一例であるディスク100に記録するための記録処理系110と記録処理系用バッファメモリ部160とを備え、またディスク100に記録されている映像信号及び音声信号を再生するための再生系用バッファメモリ部170と再生処理系200とを備える。

0093

また、この信号記録再生装置70は、ディスク100の回転速度を制御したり、ディスク100に対して映像及び音声信号を書き込み/読み出すヘッド部及びディスク100を回転操作するためのドライブ72を制御するディスク/ヘッド制御部101と、映像及び音声信号をディスク100に記録するための制御信号を図示しないヒューマンインターフェースを介して入力する記録制御信号入力部102と、上記映像及び音声信号をディスク100から再生するための制御信号をヒューマンインターフェースを介して入力する再生制御信号入力部103と、記録制御信号入力部102及び再生制御信号入力部103から供給される上記記録制御信号及び再生制御信号に基づいて上記各処理系又は制御部を制御するシステムコントローラ104とを備えている。

0094

この映像及び音声信号記録再生装置の基本的な動作を説明する。

0095

先ず、記録動作について説明する。入力端子80及び90を介して入力された映像信号及び音声信号は、記録処理系110に供給される。この記録処理系110は、上記映像信号及び音声信号に所定の信号処理を施して、記録系用バッファメモリ部160に供給する。記録系用バッファメモリ部160は、上記信号の書き込みと読み出しのバランスを取りながら、ディスク100に信号を出力する。ディスク100は、ディスク/ヘッド制御部101に制御されているドライブ72によって回転操作されており、また、ヘッド部71の移動等のサーボが制御されることによって上記信号が記録される。

0096

なお、この記録動作は以下に説明する手順で実行される。ユーザが図示しない操作部上で記録モードを指定する記録ボタンを押すことにより、記録制御信号入力部102が記録制御信号を生成し、この記録制御信号がヒューマンインターフェースを介してシステムコントローラ104に伝わり、このシステムコントローラ104が上記各処理系、制御部に上記記録制御信号に応じた指示を与える。

0097

次に、再生動作について説明する。再生モード時、ディスク100はディスク/ヘッド制御部101によりサーボ、ヘッド移動等が制御され、再生信号を再生系用バッファメモリ部170に出力する。再生系用バッファメモリ部170は上記再生信号の書き込みと読み出しのバランスを取りながら、再生処理系200に上記再生信号を出力する。この再生処理系200は、上記再生信号に所定の信号処理を施して、映像信号及び音声信号出力を得て、出力端子250及び260に供給する。

0098

なお、この再生動作は以下に説明する手順で実行される。ユーザが操作部で再生モードを指定する再生ボタンを押すことにより、再生制御信号入力部103が再生制御信号を生成し、この再生制御信号がヒューマンインターフェースを介してシステムコントローラ104に伝わり、このシステムコントローラ104が上記各処理系、制御部に上記再生制御信号に応じた指示を与える。

0099

ところで、この信号記録再生装置70では、記録系用バッファメモリ部160と再生系用バッファメモリ部170を、一つのメモリ統合して使用する。このメモリを以下、統合バッファメモリ150とする。

0100

この信号記録再生装置70では、ディスク100から再生した信号に編集を施し、その編集した信号を再びディスク100に記録することができる。この場合、再生処理系200から記録処理系110に信号を戻せばよい。

0101

また、再生信号に編集処理を施さないで、ディスク100上での物理的な配置を変えるときには、再生信号を記録系用バッファメモリ部160を経由して記録することで可能になる。

0102

さらに、記録処理と再生処理とを同時に行う場合は、ディスク100での信号の読み出し/書き込みを時分割で行い、この際のデータの途切れに対しては、統合バッファメモリ150で補償を行うことにより実現できる。

0103

図15には記録処理系110の詳細な構成を示す。この記録処理系110は、上記映像信号に記録処理を施す映像信号記録処理系111と、上記音声信号に記録処理を施す音声信号記録処理系125とからなる。

0104

先ず、映像信号記録処理系111について説明する。入力端子81、82及び83から入力される映像信号入力カメラ系入力、アンテナ系入力は、映像信号処理部112、カメラ信号処理部113及びチューナ系信号処理部(映像系)114vで、それぞれ映像信号処理、カメラ信号処理、チューナ系(映像系)信号処理が施され、映像信号切り換え部115に供給される。

0105

この映像信号切り換え部115は、システムコントローラ104によって、上記各入力映像信号から所望の映像信号を選択する。システムコントローラ104には、図示しないユーザインターフェースを介してユーザが設定した内容に応じて記録制御信号入力部102が記録制御信号を供給する。そして、映像信号切り換え部115で選択された所望の映像信号は、映像信号A/D変換部116に供給される。

0106

映像信号A/D変換部116は、上記所望の映像信号をディジタル信号に変換して、映像信号制御部117に供給する。

0107

映像信号制御部117では、映像信号切り換え部115と同様に、ユーザーの設定に従ったシステムコントローラ104の制御に応じて、映像信号A/D変換部117からのディジタル映像、入力端子84から入力されるディジタル映像入力、又は入力端子85からDV方式伸張部118を介して入力されるDV入力のいずれから1つを選択して、映像信号帯域圧縮処理部119に供給する。

0108

なお、ここでのDV入力とは、家庭用ディジタルビデオカメラ規格に基づいたディジタルビデオカメラ入力のことであり、DV方式伸張部118により、本記録再生装置適合するよう変換が施された後、映像信号制御部117に供給される。

0109

また、映像信号制御部117には、記録処理系110が再生処理系200からの再生映像信号を編集等に用いる場合には、入力端子87を介して上記再生映像信号が供給される。

0110

映像信号帯域圧縮処理部119では、映像信号制御部117からの映像信号にMPEGやJPEGといった帯域圧縮を施し、映像信号切り換え部120に供給する。

0111

映像信号切り換え部120では、入力端子86から圧縮方式変換部121を介して入力されるディジタル衛星放送ディジタルTV放送などの圧縮ディジタル入力と、映像信号帯域圧縮処理部119からの映像信号との切り換え選択を行う。

0112

なお、圧縮ディジタル入力には、コンピュータ等のデータを入力することも可能である。この圧縮ディジタル入力が、本記録再生装置の記録方式と適合しない場合は、圧縮方式変換部121にて変換が行われる。

0113

映像信号切り換え部120にて選択された映像信号は、記録系用バッファメモリ部160を構成する映像系用バッファメモリ部161に供給される。この映像系用バッファメモリ部161は、映像信号切り換え部120からの映像信号の書き込みと光ディスク100への読み出しのバランスを取りながら、上記映像信号をデータバスを介して記録データ処理部105に供給する。

0114

なお、記録系用バッファメモリ部160は、映像系用バッファメモリ部161の他に、音声系用バッファメモリ部161と、配置換え用バッファメモリ部162とを内部に備えている。

0115

次に、音声信号記録処理系123について説明する。入力端子91、92及び83から入力される音声信号入力マイ系入力、アンテナ系入力は、音声信号処理部124、マイク音声処理部125、チューナ系信号処理部(音声系)114aで、それぞれ音声信号処理、マイク信号処理、チューナ系(音声系)信号処理が施され、音声信号切り換え部126に供給される。

0116

音声信号切り換え部126は、システムコントローラ104によって、上記各入力音声信号から所望の音声信号を選択する。システムコントローラ104には、図示しないユーザインターフェースを介してユーザが設定した内容に応じて記録制御信号入力部102が記録制御信号を供給する。そして、音声信号切り換え部126で選択された所望の音声信号は、音声信号A/D変換部127に供給される。

0117

音声信号A/D変換部127は、上記所望の音声信号をディジタル信号に変換して、音声信号切り換え部128に供給する。

0118

音声信号切り換え部128では、音声信号切り換え部126と同様に、ユーザーの設定に従ったシステムコントローラ104の制御に応じて、音声信号A/D変換部127からのディジタル音声、入力端子93から入力されるディジタル音声入力、又は入力端子85からDV方式伸張部118を介して入力されるDV入力のいずれから1つを選択して、音声信号処理部129に供給する。

0119

また、音声信号切り換え部128には、この記録処理系110が再生処理系200からの再生音声信号を編集等に用いる場合には、入力端子94を介して上記再生音声信号が供給される。

0120

音声信号処理部129は、信号合成手段である音声系バッファメモリ130と音声レベル変化手段であるフェード処理部131とから構成される。ここで、音声系バッファメモリ130は、時間軸方向に連続していない上記入力ディジタル音声をつなぐ部分であって、フェード処理部131は、当該つなぎ部分を調整する部分である。この音声系バッファメモリ130とフェード処理部131は、システムコントローラ104によって制御されいる。フェード処理部131は、システムコントローラ104によって制御されて、つないだ部分の音声信号の振幅レベル差に応じてつなぎ部分近傍の音声レベルを調整する。

0121

具体的には、フェード処理部131は、つなぐ部分の上記入力ディジタル音声の振幅レベルの差が所定の値以下のときには、フェード処理を行わず、上記振幅レベル差が所定の値より大きいときにフェード処理を施す。ここで音声信号に施すフェード処理は、つなぎ位置の近傍前部をフェードアウト、つなぎ位置の近傍後部をフェードインすることである。振幅レベルの差はシステムコントローラ104にて検出している。そして、システムコントローラ104は、その振幅差に応じて上述したようにフェード処理部131にフェード処理を実行させるか、或いはスルーさせる。

0122

この音声信号処理部129により、つなぎ部分における耳障りなノイズを減少することができ、再生時につなぎ部分で発生してしまう「ボツッ」というノイズの発生を抑えることができる。

0123

音声信号処理部129からのディジタル音声信号出力は、音声信号帯域圧縮処理部132に供給される。この音声信号帯域圧縮処理部132では、MPEGオーディオやAC−3といった帯域圧縮を施し、音声信号切り換え部133に供給する。

0124

音声信号切り換え部133では、入力端子86から圧縮方式変換部121を介して入力されるディジタル衛星放送/ディジタルTV放送などの圧縮ディジタル入力と、音声信号帯域圧縮処理部132からの音声信号との切り換え選択を行う。

0125

なお、圧縮ディジタル入力が、本システムの記録方式と適合しない場合は、圧縮方式変換部121にて変換が行われる。

0126

音声信号切り換え部133にて選択された信号は、記録系用バッファメモリ部160を構成する音声系用バッファメモリ部162に供給される。記録系用バッファメモリ部160全体としては、メモリ制御部164からの制御により、映像信号切り換え部120と音声信号切り換え部133から、それぞれ映像系用バッファメモリ部161と音声系用バッファメモリ部162に供給される信号の時間調整を行いつつ、多重化(例えばMPEGシステムプログラムストリームトランスポートストリーム)を行う。多重化に必要なヘッダ情報時間情報ストリーム情報等)は、システムコントローラ104から供給される。

0127

多重化された信号は、記録系用バッファメモリ部160の消費と供給のバランスをとり、オーバーフロー又はアンダーフローしないように記録データ処理部105に供給される。

0128

記録データ処理部105では、記録フォーマットに合わせ、例えばデータの並べ換えや、エラー訂正符号の付加、EFMのような変調を行い、ディスク100に記録を行う。ディスク100は、上述したように、ディスク/ヘッド制御部101により、サーボ/ヘッド移動等の制御が行われ、与えられた位置に上記記録データの記録を行う。

0129

なお、記録系用バッファメモリ部160には、図示するように、映像系用バッファメモリ部161と音声系用バッファメモリ部162の他に、再生処理系200で再生した映像及び音声信号を編集に用いるのではなく、単にディスク100に記録位置を換えて記録するために用いる配置換え用バッファメモリ部163も備えられている。

0130

図16には再生処理系200の詳細な構成を示す。この再生処理系200は、ディスク100から読み出した映像信号に再生処理を施す映像信号再生処理系201と、ディスク100から読み出した音声信号に再生処理を施す音声信号再生処理系とからなる。

0131

ディスク/ヘッド制御部101によりディスク回転が制御され、またトラッキングフォーカシング等のサーボが制御されて光学ヘッドが読み出した信号は、再生データ処理部106に供給される。

0132

再生データ処理部106では、再生フォーマットに従い、上記読み出し信号に例えばEFM復調エラー訂正、データの並べ替えなどの処理を施し、再生データをデータバスを経由して再生系用バッファメモリ部170に供給する。

0133

再生系用バッファメモリ部170は、上記記録系用バッファメモリ部160と共に、統合バッファメモリ150に統合されている。

0134

特に、この再生系用バッファメモリ部170は、上記読み出しデータが圧縮データであるとき、圧縮方式を変換するために用いられる圧縮方式変換用バッファメモリ部171と、映像系1用バッファメモリ部172と、映像系2用バッファメモリ部173と、音声系1用バッファメモリ部174、音声系2用バッファメモリ部175と、上記記録系用バッファメモリ部160内部の配置換え用バッファメモリ部163と同様の配置換え用バッファメモリ部176とから構成される。これらの各バッファメモリ部により構成される再生系用バッファメモリ部170は、メモリ制御部164により制御される。

0135

再生データ処理部106からの再生データは、メモリ制御部164でのメモリ制御により再生系用バッファメモリ部170に取り込まれた後、ヘッダ解析が行われ、多重化が分離され、上記各バッファメモリ部に振り分けられる。

0136

例えば、ディスク100に記録された別々の2つのファイルを同時に再生する同時2CH再生の場合は、CH1の映像を映像系1用バッファメモリ部172に、音声を音声系1用バッファメモリ部174に、CH2の映像を映像系2用バッファメモリ部173に、音声を音声系用2バッファメモリ部175にそれぞれ供給する。

0137

そして、この再生系バッファメモリ部170では、システムコントローラ104及びメモリ制御部164の制御により、消費と供給のバランスがとられ、容量がオーバーフロー/アンダーフローしないようにされる共に、ヘッダの時間情報により、映像と音声の時間合わせが行われる。映像系1用バッファメモリ部172からの映像信号は映像信号帯域伸張処理部202に供給される。映像系2用バッファメモリ部173からの映像信号は映像信号帯域伸張処理部203に供給される。

0138

映像信号帯域伸張処理部202、及び映像信号帯域伸張処理部203ではそれぞれの上記入力映像信号にMPEG、JPEG等の伸張処理を施した後、映像切り換え/合成部204に供給する。

0139

映像切り換え/合成部204は、ユーザの設定に従って再生制御信号入力部103を介して得た情報に基づいたシステムコントローラ104により制御され、映像信号帯域伸張処理部202、及び映像信号帯域伸張処理部203からの映像に切り換え/合成などの処理を施し、映像信号D/A変換部205、DV方式変換部206、また出力端子207を介して記録処理系110に出力する。また、出力端子208を介してディジタル映像として導出する。

0140

映像信号D/A変換部205では、ディジタル映像信号にD/A変換を施す。この映像信号D/A変換部205からのアナログ映像信号は、映像信号出力部209に供給され、クロマエンコード等の処理が施された後、出力端子210から映像信号出力1として導出される。

0141

一方、DV方式圧縮部206では、映像切り換え/合成部204からの処理信号をDV方式に変換し、出力端子211からDV出力として導出する。また、映像切り換え/合成部204から出力端子207に供給される処理信号は、記録処理系110の入力端子87から映像信号制御部117に供給され、編集処理等に用いられる。

0142

2CH同時に映像を出力する場合は、映像信号帯域伸張処理部203からの映像信号を映像信号D/A変換部212に供給し、アナログ映像信号に変換させた後、映像信号出力処理部213を介して、出力端子214から映像信号出力2として導出させる。

0143

一方、音声信号再生処理系220の音声信号帯域伸張処理部221、及び音声信号帯域伸張処理部222ではそれぞれの上記入力音声信号に、MPEGオーディオ、AC−3等の伸張(リニアPCMのときは伸張処理はしない)を施した後、音声切り換え/合成部223に供給する。

0144

音声切り換え合成部223は、ユーザの設定に従って再生制御信号入力部103を介して得た情報に基づいたシステムコントローラ104により制御され、音声信号帯域伸張処理部221、及び音声信号帯域伸張処理部222からの音声信号に切り換え/合成などの処理を施し、音声信号処理部224に供給する。

0145

この音声信号処理部224は、上述した音声信号処理部129と同様な構成をなし、信号合成手段である音声系バッファメモリ225と音声レベル変化手段であるフェード処理部226とから構成される。ここで、音声系バッファメモリ225は、時間軸方向に連続していない上記入力ディジタル音声をつなぐ部分であって、フェード処理部226は、当該つなぎ部分を調整する部分である。この音声系バッファメモリ225とフェード処理部226は、システムコントローラ104によって制御されている。フェード処理部226は、システムコントローラ104によって制御されて、つないだ部分の音声信号の振幅レベル差に応じてつなぎ部分近傍の音声レベルを調整する。

0146

また、音声レベルの調整も上述した信号記録処理系にあるフェード処理部131と同様な条件によって行う。すなわち、フェード処理部226は、つなぐ部分の上記入力ディジタル音声の振幅レベルの差が所定の値以下のときには、フェード処理を行わず、上記振幅レベル差が所定の値より大きいときにフェード処理を施す。ここで音声信号に施すフェード処理は、つなぎ位置の近傍前部をフェードアウト、つなぎ位置の近傍後部をフェードインすることである。振幅レベルの差はシステムコントローラ104にて検出している。そして、システムコントローラ104は、その振幅差に応じて上述したようにフェード処理部226にフェード処理を実行させるか、或いはスルーさせる。

0147

この音声信号処理部224により、つなぎ部分における耳障りなノイズを減少することができ、再生時につなぎ部分で発生してしまう「ボツッ」というノイズの発生を抑えることができる。

0148

音声信号処理部224からのディジタル音声信号出力は、上記DV方式圧縮部206に供給される。また、出力端子227から記録処理系110の入力端子94を介して音声信号切り換え部128に供給される。また、出力端子228からディジタル音声出力として導出される。さらにまた、音声信号D/A変換部229にも供給される。

0149

音声信号D/A変換部229では、音声信号処理部224からのディジタル音声信号にD/A変換を施す。この音声信号D/A変換部229からのアナログ音声信号は、音声信号出力処理部230に供給される。音声信号出力処理部230では、上記アナログ音声信号に、各種処理を施した後、出力端子231に供給する。

0150

2CH同時に音声を出力する場合は、音声信号帯域伸張処理部222からの音声信号を音声信号D/A変換部232に供給し、アナログ音声信号に変換させた後、音声信号出力処理部233で各種処理を施させ、出力端子234から導出させる。

0151

また、映像/音声伸張系を搭載した機器(例えばディジタル映像放送受信機ディジタルTV受信機)に対しては、圧縮方式変換用バッファメモリ部171を介して、圧縮方式変換部215で圧縮方式の変換処理を施した後、出力端子216から圧縮ディジタル出力として導出される。この出力をコンピュータ等に接続することも可能である。

0152

以上のように構成した信号記録再生装置70は、外部より入力される映像及び音声信号を各信号記録処理系を介して記録媒体であるディスクに記録することができ、さらに、記録媒体に記録してある映像及び音声信号を各信号再生処理系によって再生することができる。

0153

そして、信号記録再生装置70は、音声信号記録処理系123にフェード処理部131を備えることによって、時間的に不連続に外部から入力された映像音声信号のつなぎ部分を当該つなぎ部分の振幅レベルに応じて適宜フェード処理することで、信号の持つ情報を欠落することを低減しながら、音声信号をつなぐことができ、且つつないだ部分の耳障りな音の発生の低減が防止された音声信号を映像信号と共に記録媒体に記録することができる。

0154

さらに、信号記録再生装置70は、音声信号再処理系220にフェード処理部220を備えることによって、時間的に不連続に外部から入力された映像音声信号のつなぎ部分を当該つなぎ部分の振幅レベルに応じて適宜フェード処理することで、信号の持つ情報を欠落することを低減しながら、音声信号をつなぐことができ、且つつないだ部分の耳障りな音の発生の低減が防止された音声信号を映像信号と共に記録媒体から再生することができる。

0155

図17には、信号記録再生装置70が、記録媒体であるディスク100に記録されている映像及び音声信号を読み出して、時間的に不連続な音声信号をつないで再びディスク100に記録する場合について説明する。例えば、このような動作は、ディスク100に記録されている映像及び音声信号を編集する場合の動作である。

0156

信号記録再生装置70は、ステップS11において当該装置に装填されたディスク100を確認して、ステップS12において記録開始操作がなされたことを確認する。

0157

続くステップS13では、信号記録再生装置70は、その記録操作が映像及び音声信号のつなぎ記録を行う操作であるかを判別する。ここで、肯定的な結果としてつなぎ記録であることを確認した場合、図7に示すようにつなぎ位置直前β時間分の音声データをデコードして、図16に示す音声系用バッファ前部に当該デコードした音声データを書き込む。ここで使用する音声系用バッファは、例えば、音声信号記録系220に備えられている音声系用バッファ130を用いる。

0158

そして、信号記録再生装置70は、ステップS5において、音声系用バッファ130後部に音声データを書き込む。例えば、音声系用バッファ130の後部に書き込む音声データは、図15に示すチューナー部114から入力された情報のディジタル化された音声データである。また、これに限定されず記録媒体100に記録されている音声データを読み出してデコードしたデータであってもよい。

0159

なお、ステップS13において、否定的な結果としてつなぎ記録でないことを確認した場合には、信号記録再生装置70は、上記ステップS14の処理を行わず、上記ステップS15の処理を行う。

0160

続くステップS16では、信号記録再生装置70は、音声系用バッファ130に書き込まれることでつながれた音声データの当該つなぎ部分の振幅レベルの差αが所定の値より大きいか否かの判別を行う。ここで、肯定的な結果として上記振幅レベルの差αが所定の値より大きいことを確認した場合、ステップS17において、信号記録再生装置70は、フェード処理部226においてつなぎ部分にフェード処理を施す。フェード処理を施した後、ステップS19において、信号記録再生装置70は、当該処理した音声データをディスク100に記録するため、エンコーダである音声信号処理帯域圧縮処理部132へ出力する。

0161

なお、ステップS16で否定的な結果として、上記振幅レベルの差αが所定の値より大きいことを確認した場合、信号記録再生装置70は、ステップS18においてフェード処理を施さずに音声系用バッファ130内に書き込まれている音声データを、ステップS19において吐き出す処理を行う。そして、信号記録再生装置170は、吐き出した音声データを音声信号処理帯域圧縮処理部132で処理し、ディスク100に記録する。

0162

以上のようにして、信号記録再生装置70は、時間的に不連続とされる音声信号をつないで、そのつなぎ部分の音声レベルの振幅の差に基づいて適宜フェード処理して、ディスク100に記録することができる。

0163

よって、信号記録再生装置70は、上述のようにフェード処理することで、信号の持つ情報を欠落することを低減しながら、音声信号をつなぐことができ、且つ、つないだ部分の耳障りな音を低減させることができる。

発明の効果

0164

本発明に係る信号記録装置は、時間軸方向に不連続な音声信号をつなぐ信号合成手段と、信号合成手段でつなぎ合わされた音声信号のつなぎ部分の前後の音声レベルを変化させる音声レベル変化手段と、音声レベル変化手段を制御して、音声信号のつなぎ部分の前後の振幅レベルの差に応じて上記音声レベルを調整する制御手段と、つながれた音声信号を記録媒体に書き込む信号書き込み手段とを備えることにより、信号合成手段によって時間軸方向に不連続な音声信号をつなぎ、制御手段に制御される音声レベル変化手段によって当該音声信号のつなぎ部分の前後の振幅レベルの差に応じて音声レベルを調整してから、つながれた音声信号を信号書き込み手段によって記録媒体に書き込むことができる。

0165

このようにすることで、信号記録装置は、信号の持つ情報を欠落することを低減しながら、音声信号をつなぐことができ、且つつないだ部分の耳障りな音の発生を低減することができる。

0166

また、信号記録方法は、時間軸方向に不連続な音声信号をつなぐ信号合成工程と、信号合成工程においてつなぎ合わされた音声信号のつなぎ部分の前後の音声レベルを当該つなぎ部分の前後の振幅レベルの差に応じて調整する音声レベル調整工程と、つながれた音声信号を記録媒体に書き込む信号書き込み工程とを有することにより、信号合成手段において時間軸方向に不連続な音声信号をつないぎ、音声レベル調整工程において当該音声信号のつなぎ部分の前後の振幅レベルの差に応じて音声レベルを調整してから、つながれた音声信号を信号書き込み工程において記録媒体に書き込むことができる。

0167

このようにすることで、信号記録方法は、信号の持つ情報を欠落することを低減しながら、音声信号をつなぐことができ、且つつないだ部分の耳障りな音の発生を低減することができる。

0168

また、信号再生装置は、時間軸方向に不連続な音声信号、又は音声信号及び映像信号を記録媒体から読み込む信号読み込み手段と、信号読み込み手段によって読み込んだ音声信号をつなぐ信号合成手段と、信号合成手段でつなぎ合わされた音声信号のつなぎ部分の前後の音声レベルを変化させる音声レベル変化手段と、音声レベル変化手段を制御して、音声信号の上記つなぎ部分の前後の振幅レベルの差に応じて音声レベルを調整する制御手段とを備えることにより、信号読み込み手段によって記録媒体から読み込んだ時間軸方向に不連続な音声情報を、信号合成手段によってつなぎ、制御手段に制御される音声レベル変化手段によって当該音声信号のつなぎ部分の前後の振幅レベルの差に応じて音声レベルを調整することができる。

0169

このようにすることで、信号再生装置は、信号の持つ情報を欠落することを低減しながら、音声信号をつなぐことができ、且つつないだ部分の耳障りな音の発生を低減することができる。

0170

また、信号記録方法は、時間軸方向に不連続な音声信号、又は音声信号及び映像信号を記録媒体から読み込む信号読み込み工程と、信号読み込み工程において読み込んだ上記音声信号をつなぐ信号合成工程と、信号合成工程においてつなぎ合わされた上記音声信号のつなぎ部分の前後の音声レベルを当該つなぎ部分の前後の振幅レベルの差に応じて調整する音声レベル調整工程とを有することにより、信号読み込み工程において記録媒体から読み込んだ時間軸方向に不連続な音声情報を、信号合成工程においてつなぎ、音声レベル調整工程において当該音声信号のつなぎ部分の前後の振幅レベルの差に応じて音声レベルを調整することができる。

0171

このようにすることで、信号再生方法は、信号の持つ情報を欠落することを低減しながら、音声信号をつなぐことができ、且つつないだ部分の耳障りな音の発生を低減することができる。

0172

また、信号記録再生装置は、記録媒体に対する音声信号、及び音声信号及び再生信号の書き込み及び読み込みを行う信号書き込み/読み込み手段と、時間的に不連続な音声信号をつなぐ信号合成手段と、信号合成手段でつなぎ合わされた音声信号のつなぎ部分の前後の音声レベルを変化させる音声レベル変化手段と、音声レベル変化手段を制御して、音声信号のつなぎ部分の前後の振幅レベルの差に応じて音声レベルを調整する制御手段とを備えることにより、信号記録再生装置は、信号合成手段によって時間的に不連続な音声信号をつないで、制御手段によって制御される音声レベル変化手段によって当該音声信号のつなぎ部分の前後の振幅レベルの差に応じて音声レベルを調整することができる。

0173

このようにすることで、信号記録再生装置は、信号の持つ情報を欠落することを低減しながら、音声信号をつなぐことができ、且つつないだ部分の耳障りな音の発生を低減することができる。

0174

また、信号記録再生方法は、記録媒体に書き込む時間的に不連続な音声信号、及び記録媒体から読み込まれた時間的に不連続な音声信号をつなぐ信号合成工程と、信号合成工程においてつなぎ合わされた音声信号のつなぎ部分の前後の音声レベルを当該つなぎ部分の前後の振幅レベルの差に応じて調整する音声レベル調整工程とを有することにより、信号記録再生方法は、信号合成工程において時間的に不連続な音声信号をつないで、音声レベル変化工程によって当該音声信号のつなぎ部分の前後の振幅レベルの差に応じて音声レベルを調整することができる。

0175

このようにすることで、信号記録再生方法は、信号の持つ情報を欠落することを低減しながら、音声信号をつなぐことができ、且つつないだ部分の耳障りな音の発生を低減することができる。

図面の簡単な説明

0176

図1本発明の実施の形態である信号記録装置の回路構成を示すブロック図である。
図2上記信号記録装置の備える信号処理部の回路構成を示すブロック図である。
図3上記信号処理部の備える音声信号処理部の回路構成を示すブロック図である。
図4時間的に不連続な音声信号がつながれた場合の、当該つなぎ部分の音声レベルの振幅レベルの差が所定の値以下のときの処理であって、フェード処理をしないで出力される上記つながれた音声信号を示す図である。
図5時間的に不連続な音声信号がつながれた場合の、当該つなぎ部分の音声レベルの振幅レベルの差が所定の値より大きいときの処理であって、フェード処理が施されて処理される上記つながれた音声信号を示す図である。
図6上記信号記録装置が時間的に不連続な音声信号をつないで、当該つなぎ部分の音声レベルの振幅レベルの差を所定の値で判別するときの処理手順を示すフローチャートである。
図7上記信号記録措置が時間的に不連続な音声信号をつないぐ音声バッファに書き込まれる音声信号データを示す図である。
図8本発明の実施の形態である信号再生装置の回路構成を示す図である。
図9上記信号記録装置の備える信号処理部の回路構成を示すブロック図である。
図10上記信号処理部の備える音声信号処理部の回路構成を示すブロック図である。
図11ディスクにおいて時間的に不連続に記録されている映像及び音声信号データを示す図である。
図12上記ディスクに記録されている映像及び音声信号とされる番組であって、その番組が記録されている状態を直線状に模式的に示した図である。
図13上記番組がディスクにおいて記録されている位置情報を示す図である。
図14本発明の実施の形態である信号記録再生装置の回路構成を示す図である。
図15上記信号記録再生装置の備える記録処理系の回路構成を示すブロック図である。
図16上記信号記録再生装置の備える再生処理系の回路構成を示すブロック図である。
図17上記信号記録再生装置によって行われる音声信号のつなぎに関する処理手順を示すフローチャートである。

--

0177

1信号記録装置、13制御回路、16音声バッファ、31信号再生装置、43 制御回路、45 音声バッファ、46フェード処理回路、70信号記録再生回路、104システムコントローラ、130音声系用バッファ、131 フェード処理部、224 音声系用バッファ、226 フェード処理部

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