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技術 自動販売機の在庫管理方法および在庫管理システム

出願人 大庭剛
発明者 大庭剛
出願日 1997年9月29日 (23年2ヶ月経過) 出願番号 1997-282965
公開日 1999年4月23日 (21年7ヶ月経過) 公開番号 1999-110622
状態 未査定
技術分野 特定用途計算機 自動販売機等の制御,補助装置
主要キーワード 予備数 データ伝達装置 充填数 データ収集指令 設定変更データ 最大収容数 商品レベル 各作業毎
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1999年4月23日)のものです。
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図面 (4)

課題

自動販売機収納されている商品在庫管理方法および在庫管理システムに関し、最適な在庫数の設定、管理ができ、商品の補充作業の効率化を十分に達成できる自動販売機の在庫管理方法および在庫管理システムを実現することを目的とする。

解決手段

カラムに収納される商品の在庫数と売上数とのデータを計測して記憶し、任意に表示することができる記憶ユニットが設けられた自動販売機から、該記憶ユニットに記憶されたデータを収集して情報処理を行なうことにより、自動販売機の在庫管理を行なうシステムにおいて、各カラム毎に任意に設定できる基準収容在庫数の設定数および売上数データを収集し、それらのデータに基づいて各コラムの最適な在庫数を決定し、該在庫数データに従って各コラムの基準収容在庫数を設定し、不必要な在庫をなくすことにより、商品の補充作業を軽減し、品質管理の向上を計った。

概要

背景

自動販売機販売されている商品としては、たばこや清涼飲料が多く見られる。1台の自動販売機に収納される商品の種類はかなり多く、50種類になるものもある。

収納されている商品の種類は、自動販売機の前面パネル見本陳列されており、各種類の商品は、自動販売機内部に設けられた「コラム」と呼ばれる収納区画に分けて収納されている。

販売時には、自動販売機の見本棚に記載の価格に従い、貨幣投入口より販売金額投入し、商品選択スイッチを押すことにより、希望の商品が自動販売機の下部の商品取出口より排出されて購入できるようになっている。

このような従来の自動販売機において、商品の在庫数は、自動販売機内の各コラムに収納されている商品残数量となるが、実際には、コラムの最大収容数から売上数を差し引いた数を在庫数として管理されている。上記のように商品選択スイッチを押す毎に商品が購入され、売上数がカウントされて売上金額および在庫数が計測され、自動販売機の内部に設置される記憶ユニットに記憶されるようになっている。

商品の補充は、定期的に巡回するサービスマンによって行なわれ、同時に在庫売上情報収集する。この収集データ情報処理して在庫管理が行なわれている。

この商品補充時には、各コラムが満杯になるまで充填し、その最大収容数を基準在庫数とし、この基準在庫数より売上数を差し引いて在庫数を計測するようになっている。

巡回するサービスマンが各コラムに補充する商品の数は、上記のように、売上データより解るが、売上データを表示するモニターは自動販売機の内部にあり、前面扉を開けなければ確認することができない。

通常の商品補充作業では、作業効率の問題から、自動販売機の扉を開けて各コラムの必要補充数を記憶ユニットの表示で確認し、メモしてから、サービスカーに戻って、メモに従い補充数を荷下ろしして、再び自動販売機に行って補充するというような面倒な作業は行なわれていない。

これは、自動販売機では、コラム数が多いため、それら全ての補充数を確認することは非常に手間がかかる作業であるためである。また、事前確認した場合においても、メモ時の記載ミスを考慮する必要から多めに搬送する。

一般には、事前に記憶ユニットの確認は行なわれず、各コラムの最大収容数と売上状況を経験的に判断し、予め多めの補充商品をサービスカーより荷下ろしし、台車などに積載して自動販売機まで運び、前面扉を開けて、商品を補充するのである。

上記のような問題から、補充商品の充填数チェックを自動化し、作業の手間やデータ管理上の人為的なミスをなくすために、特公昭62−59357号(自動販売機の販売データ処理方式)などの発明が提案されている。

これは自動販売機から携帯端末光通信を利用して売上データを収集し、この携帯端末を持ち帰り、光通信で管理センター処理装置に送信するようにしたものである。

この他、自動販売機に関しては、多くの発明がなされており、自動販売機の在庫数量無線データ送信し、管理センターで集中管理するようにしたもの(特公平4−49156号)や、無線で集中管理を行ない、商品レベル警報を送信し、売切れ前に警報が出るようにしたもの(特公平6−70820号)などもある。

このように、従来の自動販売機の問題点であった、在庫情報や売上情報の収集時の手間や人為的な記載ミスの問題については、上記の光通信を利用してデータ収集することにより解決できる。

また、無線通信を利用することにより、巡回時に自動販売機に運ぶ補充数を予め通信で知ることが可能となり、補充時の作業の無駄が少なくなり、品切れになる前に巡回して補充することが可能となる。

概要

自動販売機に収納されている商品の在庫管理方法および在庫管理システムに関し、最適な在庫数の設定、管理ができ、商品の補充作業の効率化を十分に達成できる自動販売機の在庫管理方法および在庫管理システムを実現することを目的とする。

カラムに収納される商品の在庫数と売上数とのデータを計測して記憶し、任意に表示することができる記憶ユニットが設けられた自動販売機から、該記憶ユニットに記憶されたデータを収集して情報処理を行なうことにより、自動販売機の在庫管理を行なうシステムにおいて、各カラム毎に任意に設定できる基準収容在庫数の設定数および売上数データを収集し、それらのデータに基づいて各コラムの最適な在庫数を決定し、該在庫数データに従って各コラムの基準収容在庫数を設定し、不必要な在庫をなくすことにより、商品の補充作業を軽減し、品質管理の向上を計った。

目的

本発明は、自動販売機の管理に関して、今まで省みられてこなかった、このような在庫管理の中での品質管理の問題に注目し、不必要な在庫を極力無くすことを目的とするものであり、在庫管理において、実用的な設備で在庫情報および売上情報の信頼性を確保し、かつ、適切な在庫数設定が可能であり、サービスマンの作業の軽減化、効率化が十分に達成できる在庫管理方法およびそのシステムを提供することを課題とする。

効果

実績

技術文献被引用数
5件
牽制数
7件

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請求項1

カラム収納される商品在庫数売上数とのデータを計測して記憶し、任意に表示することができる記憶ユニットが設けられた自動販売機から、該記憶ユニットに記憶されたデータを収集して情報処理を行なうことにより、自動販売機の在庫管理を行なうシステムにおいて、各カラム毎に任意に設定できる基準収容在庫数の設定数および売上数データを収集し、それらのデータに基づいて各コラムの必要最少在庫数を決定し、該必要最少在庫数データに従って各コラムの基準収容在庫数を設定することを特徴とする自動販売機の在庫管理方法

請求項2

前記の必要最少在庫数の決定において、一定期間内の補充時の補充個数を計測して記憶しておき、それらの補充個数データの中で最大補充個数を必要最少在庫数とすることを特徴とする請求項1に記載の自動販売機の在庫管理方法。

請求項3

自動販売機内の各コラムに収納される商品の基準収容在庫情報および売上情報とを計測し記憶するための情報記憶手段と、該情報記憶手段に記憶された情報を収集するための情報収集手段と、該収集された情報を情報処理し、必要最少在庫数を取得するための在庫情報処理手段と、該在庫情報処理手段にて得られた必要最少在庫数情報を自動販売機に設定するための収容在庫数設定手段とで構成されることを特徴とする自動販売機の在庫管理システム

請求項4

前記の情報収集手段として、光通信を利用した携帯端末装置を用いて、自動販売機の情報記憶手段の情報を在庫情報処理手段に伝送し、在庫情報処理手段で情報処理して得られた必要最少在庫数情報を光通信を利用した携帯端末装置を用いて自動販売機の収容在庫数設定手段に伝送することを特徴とする請求項3に記載の自動販売機の在庫管理システム。

請求項5

前記の情報収集手段として、自動販売機の情報記憶手段の情報を無線通信手段を用いて、在庫情報処理手段に伝送し、在庫情報処理手段で情報処理して得られた必要最少在庫数情報を無線通信手段を用いて自動販売機の収容在庫数設定手段に伝送することを特徴とする請求項3に記載の自動販売機の在庫管理システム。

技術分野

0001

自動販売機収納されている商品在庫管理方法および在庫管理システムに関し、特に最適な在庫数の設定、管理ができ、商品の補充作業の効率化を実現できる自動販売機の在庫管理方法および在庫管理システムに関する。

背景技術

0002

自動販売機で販売されている商品としては、たばこや清涼飲料が多く見られる。1台の自動販売機に収納される商品の種類はかなり多く、50種類になるものもある。

0003

収納されている商品の種類は、自動販売機の前面パネル見本陳列されており、各種類の商品は、自動販売機内部に設けられた「コラム」と呼ばれる収納区画に分けて収納されている。

0004

販売時には、自動販売機の見本棚に記載の価格に従い、貨幣投入口より販売金額投入し、商品選択スイッチを押すことにより、希望の商品が自動販売機の下部の商品取出口より排出されて購入できるようになっている。

0005

このような従来の自動販売機において、商品の在庫数は、自動販売機内の各コラムに収納されている商品残数量となるが、実際には、コラムの最大収容数から売上数を差し引いた数を在庫数として管理されている。上記のように商品選択スイッチを押す毎に商品が購入され、売上数がカウントされて売上金額および在庫数が計測され、自動販売機の内部に設置される記憶ユニットに記憶されるようになっている。

0006

商品の補充は、定期的に巡回するサービスマンによって行なわれ、同時に在庫売上情報収集する。この収集データ情報処理して在庫管理が行なわれている。

0007

この商品補充時には、各コラムが満杯になるまで充填し、その最大収容数を基準在庫数とし、この基準在庫数より売上数を差し引いて在庫数を計測するようになっている。

0008

巡回するサービスマンが各コラムに補充する商品の数は、上記のように、売上データより解るが、売上データを表示するモニターは自動販売機の内部にあり、前面扉を開けなければ確認することができない。

0009

通常の商品補充作業では、作業効率の問題から、自動販売機の扉を開けて各コラムの必要補充数を記憶ユニットの表示で確認し、メモしてから、サービスカーに戻って、メモに従い補充数を荷下ろしして、再び自動販売機に行って補充するというような面倒な作業は行なわれていない。

0010

これは、自動販売機では、コラム数が多いため、それら全ての補充数を確認することは非常に手間がかかる作業であるためである。また、事前確認した場合においても、メモ時の記載ミスを考慮する必要から多めに搬送する。

0011

一般には、事前に記憶ユニットの確認は行なわれず、各コラムの最大収容数と売上状況を経験的に判断し、予め多めの補充商品をサービスカーより荷下ろしし、台車などに積載して自動販売機まで運び、前面扉を開けて、商品を補充するのである。

0012

上記のような問題から、補充商品の充填数チェックを自動化し、作業の手間やデータ管理上の人為的なミスをなくすために、特公昭62−59357号(自動販売機の販売データ処理方式)などの発明が提案されている。

0013

これは自動販売機から携帯端末光通信を利用して売上データを収集し、この携帯端末を持ち帰り、光通信で管理センター処理装置に送信するようにしたものである。

0014

この他、自動販売機に関しては、多くの発明がなされており、自動販売機の在庫数量無線データ送信し、管理センターで集中管理するようにしたもの(特公平4−49156号)や、無線で集中管理を行ない、商品レベル警報を送信し、売切れ前に警報が出るようにしたもの(特公平6−70820号)などもある。

0015

このように、従来の自動販売機の問題点であった、在庫情報や売上情報の収集時の手間や人為的な記載ミスの問題については、上記の光通信を利用してデータ収集することにより解決できる。

0016

また、無線通信を利用することにより、巡回時に自動販売機に運ぶ補充数を予め通信で知ることが可能となり、補充時の作業の無駄が少なくなり、品切れになる前に巡回して補充することが可能となる。

発明が解決しようとする課題

0017

しかしながら、無線通信などの場合には、中継局を設けたり、特別な送受信設備を自動販売機に組込んだりしなければならず、設備費用がかなり高価になってしまうため、現状では実用化されているものはない。

0018

また、品切れ前に補充可能であるが、自動販売機内の一つのコラムのみが品薄になった場合においても巡回しなければならないため、結局のところ、定期的な巡回とほとんどかわらない状態となってしまう。

0019

これらの従来の改善策は、在庫管理データ信頼性の問題は自動化によりクリアされるが、自動販売機を巡回するサービスマンの作業の軽減化、効率化という目的は十分に達成されるとは言い難い。

0020

また、在庫管理で最も重要な品質管理の問題も解決されていない。即ち、自動販売機に収納される商品は、各コラムに満杯に充填されるが、売れる商品のコラム、すなわち多くの在庫数を必要とするコラムでも、売れ行きの悪い商品のコラム、すなわち少ない在庫で十分なコラムでも、常に最大収容数が充填されている。

0021

自動販売機には、様々な商品が陳列されており、それらの全ての商品は、同じように売れることはなく、売れる商品と売れ行きの悪い商品とが一緒に販売されている。各商品の売れ行きは、自動販売機の設置する地域や周辺環境により様々に異なった結果が得られる。

0022

上記を考慮すると、自動販売機の商品の在庫数量は、設置場所や商品の種類によって、各コラムの適切な在庫数量があることは明らかであるが、通常の場合、自動販売機内に収納される各商品の在庫量は、各コラムの構造によって決められている。即ち、各コラムの最大収納在庫数がそのまま基準収容在庫数となっているのである。

0023

従来の自動販売機のコラムの構造では、前記に示したように、該コラム内の在庫数を直接検出するのが困難なために、基準収容在庫数から売上数を差し引いて現在の在庫数を算出するようになっている。すなわち、各コラムに満杯に商品を補充することにより、基準収容在庫数(最大収納在庫数)としているためである。

0024

この様に従来の在庫管理の場合、売れ行きの悪い商品では、不必要な在庫を多く抱えることになり、売れ残ったまま長期間在庫されることになり、品質的に問題となるのである。従って、売れ行きに応じた適切な在庫数管理が必要となる。

0025

本発明は、自動販売機の管理に関して、今まで省みられてこなかった、このような在庫管理の中での品質管理の問題に注目し、不必要な在庫を極力無くすことを目的とするものであり、在庫管理において、実用的な設備で在庫情報および売上情報の信頼性を確保し、かつ、適切な在庫数設定が可能であり、サービスマンの作業の軽減化、効率化が十分に達成できる在庫管理方法およびそのシステムを提供することを課題とする。

課題を解決するための手段

0026

請求項1は、自動販売機内の各カラムに収納されている商品の在庫数と売上数とのデータを検出し、計測し、記憶し、任意に表示することができる記憶ユニットが設けられた自動販売機から、該記憶ユニットに記憶されたデータを収集して情報処理を行なうことにより、自動販売機の在庫管理を行なうシステムにおいて、各カラム毎に任意に設定できる基準収容在庫数の設定数および売上数データを収集し、それらのデータに基づいて各コラムの必要最少在庫数を決定し、該必要最少在庫数データに従って各コラムの基準収容在庫数を設定するようにした自動販売機の在庫管理方法である。

0027

自動販売機より取得する在庫数情報は、各カラムの最大収容数ではなく、最低必要在庫数であり、任意に設定される基準収容設定数である。従って、在庫数はこの基準収容設定数より売上個数を差し引いた数となる。

0028

必要最少在庫数の決定においては、請求項2のように、一定期間内に行なわれる商品補充作業における各作業毎、各コラム毎の補充個数を計測して記憶しておき、それらの補充個数データの中で、各コラム毎の最大補充個数を取得し、この数を必要最少在庫数とするようにしても良い。

0029

請求項3は、自動販売機内の各コラムに収納される商品の基準収容在庫情報および売上情報とを計測し記憶するための情報記憶手段と、該情報記憶手段に記憶された情報を収集するための情報収集手段と、該収集された情報を情報処理し、必要最少在庫数を取得するための在庫情報処理手段と、該在庫情報処理手段にて得られた必要最少在庫数情報を自動販売機に設定するための収容在庫数設定手段とで構成されている自動販売機の在庫管理システムである。

0030

該情報記憶手段は、基準在庫設定数、売上数や売上金額などの在庫・売上情報のデータを取得および計算し、記憶し、任意に表示できるものであればいずれでも良く、各コラム毎のデータおよび自動販売機全体集計データを表示できるディスプレーを有するものが良く、データをプリントできるものでも良い。

0031

該情報収集手段は、前記の情報記憶手段に記憶されたデータを収集し、情報処理手段に確実にデータを伝達できるものならばいずれでも良い。自動販売機に電話回線を接続してデータの伝送を行なうようにしても良い。

0032

また、請求項4に示すように、光通信を利用した携帯端末装置を用いて、自動販売機の情報記憶手段の情報を在庫情報処理手段に伝送し、該在庫情報処理手段で情報処理して得られた必要最少在庫数情報を自動販売機の収容在庫数設定手段に伝送するようにしても良い。自動販売機に設けられた光送受信装置により、巡回サービスマン携帯する携帯端末装置にデータを収集し、該携帯端末装置を持ち帰り情報処理手段にデータが伝送される。また、情報処理手段で処理されて得られた設定変更データなどを自動販売機の情報記憶手段や収容在庫数設定手段に伝達する。

0033

該情報処理手段は、在庫、売上情報データを情報処理して在庫管理するための情報処理装置であり、多数の自動販売機を集中管理する管理センターや販売店に設置され、必要最少在庫数の算出なども行なわれる。

0034

さらにまた、請求項5に示すように、自動販売機の情報記憶手段の情報を無線通信手段を用いて、在庫情報処理手段に伝送し、在庫情報処理手段で情報処理して得られた必要最少在庫数情報を無線通信手段を用いて自動販売機の収容在庫数設定手段に伝送するようにしても良い。

0035

無線通信手段として、無線の中継局を設けたり、複数の自動販売機で無線ネットワーク構築し、メインとなる自動販売機にデータを集中し、情報処理手段へデータを纏めて無線送信するようにしたものでも良い。

0036

該収容在庫数設定手段は、在庫情報処理手段により得られた必要最少在庫数データを自動販売機の情報記憶手段に送り、基準収容在庫数データを書き換えることができるデータ伝達装置であるならばいずれでも良く、前記の情報収集手段と兼用に設けられても良い。また、各コラムに基準収容在庫数の表示ディスプレーを設け、前記の情報記憶手段に記憶された基準収容在庫数を表示するようにしても良い。

発明を実施するための最良の形態

0037

請求項1においては、各自動販売機は、商品の販売毎に、売上個数がカウントされ、コラムナンバー、基準収容在庫数、商品コードおよび商品単価データなどとともに記憶ユニットに記憶される。

0038

これらの記憶されたデータを収集し、基準収容在庫数より売上数を差し引いて在庫残数を算出する。算出された在庫残数に予備数を加えて必要最少在庫数を決定する。

0039

決定された必要最少在庫数を自動販売機の各コラムの基準収容在庫数として記憶ユニットに記憶される。巡回するサービスマンは、自動販売機の各コラムの商品がこの基準在庫数となるように商品を補充する。

0040

このように、必要最少在庫数を設定すると、自動販売機の各コラムの商品は、絶えず最小限度の在庫となるため、無駄な商品の補充をすることがなくなり、巡回するサービスマンの作業量が大幅に軽減され、無駄な在庫が無くなり効率的な販売管理ができる。また、過剰な在庫が長期間に渡って自動販売機内に収納されたままとなるなどの品質低下を招く事もなくなり、品質管理が向上する。

0041

請求項2においては、一定期間例えば1ケ月の間、サービスマンの補充作業毎に、自動販売機の記憶ユニットから各コラムの基準収容在庫数と売上数データを収集し、それらのデータから各コラムの補充数を計算して記憶しておき、1回の補充により充填された商品が最も多かった補充個数、すなわち補充数の最大値を取得し、この最大補充個数を必要最低在庫数と判断し、各コラムの基準収容在庫数として自動販売機の記憶ユニットに記憶させ、商品の補充時には、この基準収容在庫数に従って補充を行なう。

0042

なお、最大補充個数を取得するために補充作業毎の補充個数を記憶し集計する一定期間の長さは、自動販売機の設置場所や周辺環境により、考慮する必要がある。

0043

請求項3においては、各コラムの基準収容在庫情報と売上情報とが計測され、記憶されている情報記憶手段より、該情報データが情報収集手段によって収集され、在庫情報処理手段に送られる。

0044

該情報処理手段では、送られきた情報データを情報処理し、各コラムの補充個数を計算し、必要な予備個数を加えて必要最少在庫数を取得する。

0045

該在庫情報処理手段にて得られた必要最少在庫数情報は、収容在庫数設定手段により、自動販売機の情報記憶手段へ伝送され、基準収容在庫数データが更新される。

0046

請求項4においては、自動販売機の情報記憶手段に記憶されたデータが光通信により送受信するための光通信装置により、巡回サービスマンが携帯する光通信用携帯端末装置にデータが送信され、該携帯端末装置に一時記憶される。

0047

携帯端末装置に記憶されたデータは、サービスマンが持ち帰り、情報処理手段に送られ、データ処理がなされる。また、該情報処理装置で得られた必要最少在庫数データを逆に自動販売機の情報記憶手段に光送信することにより、基準収容在庫数データの更新ができる。

0048

請求項5においては、自動販売機の情報記憶手段に記憶された情報データが無線通信装置により送信されて、情報処理手段に設けられた無線通信装置に送信される。受信されたデータは情報処理手段において、データ処理され、必要最少在庫数が取得される。この必要最少在庫数が無線通信装置により自動販売機の情報記憶手段に送信されて、基準収容在庫数データが更新される。

0049

このように、基準収容在庫数の設定変更ができ、必要最少在庫数を設定できるため、無駄のない在庫管理が可能となる。

0050

以下に実施例について図面を用いて説明する。

0051

図1は、本発明による自動販売機の在庫管理システムの実施例を示すものであり、たばこの自動販売機の在庫管理システムの構成図である。

0052

各地に配置される自動販売機1と、自動販売機1へ商品の補充を行ない、自動販売機1の管理データを収集するためのサービスカー2と、自動販売機1の管理データをデータ処理し、在庫管理するための管理センター3とで構成される。

0053

自動販売機1には、商品の販売毎に売上個数を計測するセンサー4と、サンサー4により計測された売上データ5と、各コラムの基準収容在庫数6を記憶し、売上金額や在庫数を計算するための記憶ユニット7と、売上データ5や在庫データ6を表示する表示モニター8と、該記憶ユニット7に記憶されたデータ5,6を光通信により携帯端末装置10へ送信するための光通信装置9が設けられている。

0054

サービスカー2には、自動販売機1より光送信されたデータ5,6を受信し、記憶するための光通信用携帯端末装置10と、該携帯端末装置10が収集したデータを無線送信により管理センター3に送信するための無線送信装置11が設けられている。

0055

管理センター3には、サービスカー2より無線送信されたデータを受信するための無線受信装置12と、該受信したデータを記憶するための情報記憶用パソコン13と、該情報記憶用パソコン13とネットワーク接続される情報処理用パソコン14が設置されている。

0056

図2は、自動販売機の在庫管理データの流れを示す概略図であり、自動販売機1の在庫管理データは、光通信用携帯端末装置10により収集され、サービスカー2に設置されるデータ伝達装置10aにセットされて無線送信装置11に送られ、該無線送信装置11から管理センターの無線受信装置12で送信され、情報記憶用パソコン13に送られて記憶され、さらに、情報処理用パソコン14に送られ、データ処理されて必要最少在庫数が出力される。

0057

該必要最少在庫数データは、情報記憶用パソコン13に記憶されるとともに、管理センター3に設置されるデータ伝達装置10bを介して光通信用携帯端末装置10に基準収容在庫数データとして記憶される。

0058

この光通信用携帯端末装置10は、サービスカー2aに積載されて、自動販売機1まで運ばれる。ここで、光通信用携帯端末装置10に記憶された基準収容在庫数データが光通信により自動販売機1に送信され、自動販売機1に設定されている基準収容在庫数データが更新される。

0059

次に、上記の実施例における商品補充作業について説明する。自動販売機に商品を補充する場合には、サービスカーに各商品を積載し、定期的に各自動販売機を巡回して補充していく。この時の各自動販売機での補充作業は以下の通りである。

0060

1)光通信用携帯端末装置を作動させて、データ収集指令信号を自動販売機に光送信する。同時に基準収容在庫数データの変更がある場合には更新データが送信される。
2)データ収集指令信号の送信により、自動販売機内の記憶ユニットから光通信装置を介して在庫管理データが光通信用携帯端末装置に送信され、記憶される。
3)受信の完了をランプで確認する。
4)光通信用携帯端末装置で補充数をプリントする。
5)光通信用携帯端末装置でプリントされた各コラムの補充数に従ってサービスカーより補充に必要な商品を荷下ろしし、台車に積載して自動販売機に運ぶ。
6)自動販売機の前面扉を開けて、記憶ユニットで売上金額を確認し、釣り銭ユニットから売上金額を確認して取り出し、必要な釣り銭を補充する。
7)各コラムに表示された基準収容在庫数を確認し、プリントされた補充数に従い商品を充填する。
8)自動販売機の前面扉を閉める。

0061

上記の実施例は、光通信と無線通信を併用したシステムであるが、光通信のみでも良く、無線通信により自動販売機から直接、管理センターに送信してもよい。また、電話回線などを利用しても良い。

0062

従来の補充作業では、自動販売機の前面扉を開けて、内部に設置されている記憶ユニットから各コラムの補充数を確認し、メモを取らなければならなかった。この作業は、非常にたいへんであるため、省略して補充数を予想して多めにサービスカーより荷下ろしして運んでいるのが現状である。

0063

本発明では、上記に示すように、前面扉を開けずに補充数が簡単に確認できるようになっている。しかもプリントされるので、記載ミスもなく、正確な補充数となるため、余分に荷下ろしする必要もなく、大幅な作業量の低減が実現する。

0064

さらにまた、最少限の在庫数量となるように在庫管理されるため、絶えず新しい商品が収納されることとなり、品質管理が行き届き、自動販売機の信頼性の向上となる。

0065

図3(1)は、各コラムに設けられたディスプレーの表示例であり、(2)は自動販売機全体の状況を表すディスプレーの表示例である。各コラムのディスプレーの設置により、補充数を確認しながら充填作業ができるので安心である。全体のディスプレーは、サービスマンが商品の売上状況を把握できるようにするためである。

0066

補充作業時にサービスマンが自動販売機の状況を正確に把握することは、自動販売機の維持管理にとって非常に重要であり、これらのディスプレーにより、自動販売機の状態をサービスマンがすばやく正確にチェックできるようになる。

発明の効果

0067

請求項1は、各コラムの基準収容在庫数の設定数を任意に変更することができ、必要最少在庫数を基準収容在庫数とするように設定されることにより、売上数の変動に柔軟に対応して無駄な在庫を抑えることができる在庫管理を実現できる。また、コラムを有効に使用することができるので、販売する商品の種類を増やすことが可能となる。また、絶えず新しい商品を提供することができ、品質管理面での大幅な向上が計られる。

0068

請求項2は、一定期間内の補充時の補充個数の最大値を必要最少在庫数とすることにより、特異的な売上数の上昇に対する基準収容在庫数の設定による在庫の無駄を抑えることができる。また、一定期間、基準収容在庫数の設定が変更しないので、その間の確認作業が軽減できる。

0069

請求項3は、自動販売機の各コラムの基準収容在庫数の設定を変更することができ、必要最少在庫数を取得することができるため、無駄な在庫を極力抑えることができる在庫管理システムを実現できる。

0070

請求項4は、情報収集手段として、光通信を利用した携帯端末装置を用いることにより、自動販売機の前面扉を開けずに、補充個数を確認することができ、作業時間を大幅に短縮できる。また、データ収集において、人為的な記載ミスがなくなるため、データの信頼性が向上する。

0071

請求項5は、情報収集手段として、無線通信手段を用いることにより、補充作業において最も手間がかかる、自動販売機から直接、補充個数を確認する作業が無くなるので、作業時間の大幅な短縮となる。また、自動販売機からのデータ収集においては、サービスマンは関与しなくて良くなり、商品の補充のみの作業に専念できるようになる。

0072

以上に示したように、本発明によれば、自動販売機の在庫管理において、自動販売機より収集する在庫情報および売上情報の信頼性を確保し、かつ、適切な在庫数設定が可能となり、サービスマンの作業の軽減化、効率化が十分に達成できる在庫管理方法およびそのシステムを提供することができる。

0073

従来の売上主義的な販売管理から品質重視の販売管理に転換でき、自動販売機の信頼性の著しい向上が計られる。

図面の簡単な説明

0074

図1本発明による自動販売機の在庫管理システムの実施例を示す構成図である。
図2本発明による自動販売機の在庫管理システムの在庫管理データの流れを示す概略図である。
図3本発明による自動販売機の在庫管理システムにおける自動販売機の在庫状況を表すディスプレーの表示例であり、(1)は、各コラムに設けられるディスプレーの表示例であり、(2)は自動販売機全体の状況を表すディスプレーの表示例である。

--

0075

1自動販売機
2サービスカー
3管理センター
4センサー
5売上データ
6 基準収容在庫数データ
7記憶ユニット
8表示モニター
9光通信装置
10光通信用携帯端末装置
11無線送信装置
12無線受信装置
13情報記憶用パソコン
14情報処理用パソコン

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