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技術 用紙ナイフ折り装置

出願人 ホリゾン・インターナショナル株式会社
発明者 山口忠二
出願日 1997年10月3日 (23年2ヶ月経過) 出願番号 1997-307794
公開日 1999年4月20日 (21年8ヶ月経過) 公開番号 1999-105456
状態 特許登録済
技術分野 綴じ具、製本 薄板状材料の折畳み、特殊排送装置、その他
主要キーワード 位置決め棒 バネ固定 初期設定位置 駆動金 往復動機構 上下軸 連結関係 保持動作
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1999年4月20日)のものです。
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図面 (11)

課題

一対の折りローラナイフを用いて用紙の折り位置に折りぐせを付与した折り丁の仕上がりを良好にする用紙ナイフ折り装置を提供すること。

解決手段

図示しない用紙の折り位置をナイフ2aで一対の折りローラ2bに押し込み、折り丁を形成する際に、用紙の端部を内側に折り込んだペラ部1a,1bを押さえガイド板4をナイフ2aと連動して降下させる。ガイド板4は両側からホルダ5a,5bで固定されガイド板上下軸6a,6b、連結具7で連結される。連結具7の位置決め棒7aは電磁ソレノイド8により所定の位置で拘束される。ナイフ2aの図示しない上下軸と連結具7との間はバネ部材により接続され、ナイフ2aはガイド板4がペラ部を押さえて停止した後にも一対の折りローラ2bに向けて降下し、また一対の折りローラ2bから独立して上昇する。

概要

背景

図4は、カンノン折り用紙と称される用紙の一例を示す斜視図である。図4において、カンノン折り用紙1は両端部より平行に内側に折られ、この内側に折られた部分1a,1bはペラ部分と称されている。

図5は、図4のようなカンノン折り用紙1の中心線1cを折り位置とする例の斜視図である。このようなカンノン折り用紙1の中心線1cを折り位置として折り丁を形成する際には、用紙ナイフ折り装置が使用されている。

図6は、用紙ナイフ折り装置の一例を示す概略の斜視図である。図6において、2は用紙ナイフ折り装置、2aはナイフ、2bは一対の折りローラ、2cは第1の駆動装置、2dは第1の伝動ベルトである。第1の伝動ベルト2dは図示のように一対の折りローラ2bの一方側では上側から、他方側では下側から掛け渡している。第1の駆動装置2cを矢視P方向(時計回り方向)に駆動すると、第1の伝動ベルト2dはQ方向に回動し、一対の折りローラ2bはそれぞれ矢視R,S方向に互いに逆方向に回転する。

2eは第2の駆動装置、2fは第2の伝動ベルト、2gは電磁クラッチ、2hは偏心カムが設けられている連結部、2iはナイフ上下軸、2jはナイフ固定台である。第2の駆動装置2eを駆動すると、第2の伝動ベルト2fを介して電磁クラッチ2gを動作させて、連結部2hに設けられている偏心カムにより回転運動上下運動に変換して、連結部2hでナイフ上下軸2iを上下動させる。ナイフ上下軸2iにはナイフ固定台2jを連結し、ナイフ固定台2jにナイフ2aを固定しているので、ナイフ上下軸2iを上下動させることにより、ナイフ2aも連動して上下動する。すなわち、これらの2e〜2jの各部材によりナイフ2aを上下動させ、一対の折りローラ2bに対してナイフ2aの往復動機構を構成している。

第1の駆動装置2cを矢視P方向に駆動して一対の折りローラ2bをそれぞれ矢視R,S方向に互いに逆方向に回転させておき、カンノン折り用紙1を矢視Y方向から用紙ナイフ折り装置2に供給する。カンノン折り用紙1の中心線が一対の折りローラ2bの中間位置に供給されるタイミングで、ナイフ2aをカンノン折り用紙1の折り位置である中心線1cに下降させて一対の折りローラ2b間に押し込み、一対の折りローラ2bはそれぞれ前記矢視R,S方向に回転して折り位置から引き込んで折り丁を形成し、矢視Z方向に搬出する。

図7は、前記ナイフ動作時に用紙ナイフ折り装置を図6の矢視X方向からみた概略の側面図である。図7において、3a,3bは図6では図示を省略しているが、カンノン折り用紙1の搬送方向に沿って配置されているペラ部1a,1bの押さえ部材である。このような押さえ部材3a,3bを設けても、ナイフ2aを下降させてカンノン折り用紙1の折り位置である中心線1cを一対の折りローラ2b間に押し込んで折り丁を形成する際には、ペラ部1a,1bの開放端が固定されず自由端となるので安定せず、折り丁の仕上がりが悪くなるという問題がある。

図9、図10は、このような折り丁の仕上がりが悪い不良品の例を示すものである。図9はカンノン折り用紙1の一方端部1eの折れ部に重なって二段折れ部1fが形成される例の斜視図であり、図10は一方のペラ部1aに外側飛び出し部1g,1hが形成される例の斜視図である。

図9に示すような二段折れ部は、ナイフ2aを下降させてカンノン折り用紙1の折り位置である中心線1cを押圧し、一対の折りローラ2b間に前記折り位置を引き込む際に、カンノン折り用紙1を両端部より平行に内側に折られた部分のうち、図示の例では端部1e側にペラ部1bの開放端と中心線1cとの間の間隙より空気が入り込み、この状態で一対の折りローラ2b間で押圧力を加えるので端部1eの折れ部に重なって二段折れ部1fが形成される。また、図10に示すような外側飛び出し部1g,1hは、ペラ部の開放端、この例ではペラ部1aの開放端が固定されず自由端となっているため、ナイフ2aを下降させカンノン折り用紙1の折り位置である中心線1cに折りぐせを形成するために押圧力を加えた際に、めくれ部分が生じてしまうために発生する。

図9に示したような二段折れ部の発生は、一対の折りローラ間の隙間を大きくすることにより防止できる。しかしながら、前記ローラ間の隙間を大きくするとカンノン折り用紙1の折り位置である中心線1cに折りぐせが付与されず、折り丁が美麗に形成されないという別の問題が生じる。

そこで、前記押さえ部材3a,3bを設けると共にガイド板を設けてペラ部1a,1bの開放端を安定させ、折り丁の仕上がりを良好にする試みがなされている。図8はこのようなガイド板を設けた用紙ナイフ折り装置を図6の矢視X方向からみた概略の側面図である。この例では、ナイフ2aの上下動に連動して上下動するガイド板4を図示しない取り付け部に固定し、カンノン折り用紙1の折り位置である中心線1cにナイフを押圧する際に、ペラ部1a,1bが外側に開かないようにガイド板4によりペラ部1a,1bを押さえている。このため、ペラ部1a,1bの開放端は安定するので折り丁の仕上がりは良好になる。

概要

一対の折りローラとナイフを用いて用紙の折り位置に折りぐせを付与した折り丁の仕上がりを良好にする用紙ナイフ折り装置を提供すること。

図示しない用紙の折り位置をナイフ2aで一対の折りローラ2bに押し込み、折り丁を形成する際に、用紙の端部を内側に折り込んだペラ部1a,1bを押さえるガイド板4をナイフ2aと連動して降下させる。ガイド板4は両側からホルダ5a,5bで固定されガイド板上下軸6a,6b、連結具7で連結される。連結具7の位置決め棒7aは電磁ソレノイド8により所定の位置で拘束される。ナイフ2aの図示しない上下軸と連結具7との間はバネ部材により接続され、ナイフ2aはガイド板4がペラ部を押さえて停止した後にも一対の折りローラ2bに向けて降下し、また一対の折りローラ2bから独立して上昇する。

目的

本発明はこのような問題に鑑み、一対の折りローラとナイフを用いて用紙の折り位置に折りぐせを付与して折り丁を形成する際に、折り丁の仕上がりを良好にする用紙ナイフ折り装置の提供を目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
2件

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請求項1

一対の折りローラと、前記一対の折りローラ間に用紙の折り位置を押し込むナイフと、前記一対の折りローラ上の用紙に対してナイフを往復動させるナイフ往復動機構と、前記用紙の折り位置の近傍を両側で押さえ押さえ板と、前記ナイフ往復動機構と押さえ板とを連結する連結機構とを備え、前記連結機構はナイフ往復動機構により押さえ板が一対の折りローラ上の用紙に近接する位置まで移動されると押さえ板の移動を停止させて保持し、前記ナイフ往復動機構により一対の折りローラ間に用紙の折り位置を押し込む位置まで移動したナイフを、一対の折りローラより所定位置まで離間させると押さえ板の前記保持動作解除してなる用紙ナイフ折り装置。

技術分野

0001

本発明は、用紙ナイフ折り装置に関するものである。

背景技術

0002

図4は、カンノン折り用紙と称される用紙の一例を示す斜視図である。図4において、カンノン折り用紙1は両端部より平行に内側に折られ、この内側に折られた部分1a,1bはペラ部分と称されている。

0003

図5は、図4のようなカンノン折り用紙1の中心線1cを折り位置とする例の斜視図である。このようなカンノン折り用紙1の中心線1cを折り位置として折り丁を形成する際には、用紙ナイフ折り装置が使用されている。

0004

図6は、用紙ナイフ折り装置の一例を示す概略の斜視図である。図6において、2は用紙ナイフ折り装置、2aはナイフ、2bは一対の折りローラ、2cは第1の駆動装置、2dは第1の伝動ベルトである。第1の伝動ベルト2dは図示のように一対の折りローラ2bの一方側では上側から、他方側では下側から掛け渡している。第1の駆動装置2cを矢視P方向(時計回り方向)に駆動すると、第1の伝動ベルト2dはQ方向に回動し、一対の折りローラ2bはそれぞれ矢視R,S方向に互いに逆方向に回転する。

0005

2eは第2の駆動装置、2fは第2の伝動ベルト、2gは電磁クラッチ、2hは偏心カムが設けられている連結部、2iはナイフ上下軸、2jはナイフ固定台である。第2の駆動装置2eを駆動すると、第2の伝動ベルト2fを介して電磁クラッチ2gを動作させて、連結部2hに設けられている偏心カムにより回転運動上下運動に変換して、連結部2hでナイフ上下軸2iを上下動させる。ナイフ上下軸2iにはナイフ固定台2jを連結し、ナイフ固定台2jにナイフ2aを固定しているので、ナイフ上下軸2iを上下動させることにより、ナイフ2aも連動して上下動する。すなわち、これらの2e〜2jの各部材によりナイフ2aを上下動させ、一対の折りローラ2bに対してナイフ2aの往復動機構を構成している。

0006

第1の駆動装置2cを矢視P方向に駆動して一対の折りローラ2bをそれぞれ矢視R,S方向に互いに逆方向に回転させておき、カンノン折り用紙1を矢視Y方向から用紙ナイフ折り装置2に供給する。カンノン折り用紙1の中心線が一対の折りローラ2bの中間位置に供給されるタイミングで、ナイフ2aをカンノン折り用紙1の折り位置である中心線1cに下降させて一対の折りローラ2b間に押し込み、一対の折りローラ2bはそれぞれ前記矢視R,S方向に回転して折り位置から引き込んで折り丁を形成し、矢視Z方向に搬出する。

0007

図7は、前記ナイフ動作時に用紙ナイフ折り装置を図6の矢視X方向からみた概略の側面図である。図7において、3a,3bは図6では図示を省略しているが、カンノン折り用紙1の搬送方向に沿って配置されているペラ部1a,1bの押さえ部材である。このような押さえ部材3a,3bを設けても、ナイフ2aを下降させてカンノン折り用紙1の折り位置である中心線1cを一対の折りローラ2b間に押し込んで折り丁を形成する際には、ペラ部1a,1bの開放端が固定されず自由端となるので安定せず、折り丁の仕上がりが悪くなるという問題がある。

0008

図9図10は、このような折り丁の仕上がりが悪い不良品の例を示すものである。図9はカンノン折り用紙1の一方端部1eの折れ部に重なって二段折れ部1fが形成される例の斜視図であり、図10は一方のペラ部1aに外側飛び出し部1g,1hが形成される例の斜視図である。

0009

図9に示すような二段折れ部は、ナイフ2aを下降させてカンノン折り用紙1の折り位置である中心線1cを押圧し、一対の折りローラ2b間に前記折り位置を引き込む際に、カンノン折り用紙1を両端部より平行に内側に折られた部分のうち、図示の例では端部1e側にペラ部1bの開放端と中心線1cとの間の間隙より空気が入り込み、この状態で一対の折りローラ2b間で押圧力を加えるので端部1eの折れ部に重なって二段折れ部1fが形成される。また、図10に示すような外側飛び出し部1g,1hは、ペラ部の開放端、この例ではペラ部1aの開放端が固定されず自由端となっているため、ナイフ2aを下降させカンノン折り用紙1の折り位置である中心線1cに折りぐせを形成するために押圧力を加えた際に、めくれ部分が生じてしまうために発生する。

0010

図9に示したような二段折れ部の発生は、一対の折りローラ間の隙間を大きくすることにより防止できる。しかしながら、前記ローラ間の隙間を大きくするとカンノン折り用紙1の折り位置である中心線1cに折りぐせが付与されず、折り丁が美麗に形成されないという別の問題が生じる。

0011

そこで、前記押さえ部材3a,3bを設けると共にガイド板を設けてペラ部1a,1bの開放端を安定させ、折り丁の仕上がりを良好にする試みがなされている。図8はこのようなガイド板を設けた用紙ナイフ折り装置を図6の矢視X方向からみた概略の側面図である。この例では、ナイフ2aの上下動に連動して上下動するガイド板4を図示しない取り付け部に固定し、カンノン折り用紙1の折り位置である中心線1cにナイフを押圧する際に、ペラ部1a,1bが外側に開かないようにガイド板4によりペラ部1a,1bを押さえている。このため、ペラ部1a,1bの開放端は安定するので折り丁の仕上がりは良好になる。

発明が解決しようとする課題

0012

しかしながら、図8に示したようなガイド板を用紙ナイフ折り装置に設けても、図9図10に示したような折り丁の不良品が発生するという問題がある。すなわち、図8の例ではカンノン折り用紙1の折り位置である中心線1cに折りぐせを付与して折り丁を形成する際には、ナイフ2aとガイド板4とは連動して下降する構成としており、ガイド板4がペラ部1a,1bを押さえるよりも先にナイフ2aの先端がカンノン折り用紙1の折り位置である中心線1cに到達して一対のローラ2b間に押し込んで折り丁を形成するので、ガイド板4が機能せず、結果的には図9に示したような二段折れ部が発生する場合がある。

0013

また、ナイフ2aがカンノン折り用紙1の折り位置である中心線1cを一対のローラ2b間に押し込んでからナイフ2aが上昇動作移行すると、ガイド板4も連動して上昇を開始する。一方、カンノン折り用紙1は一対のローラ2b間で引き込みが開始され、カンノン折り用紙1のペラ部1a,1bが一対の折りローラ2bの位置に到達すると、この時点ではガイド板4は既に上昇しているためにペラ部1a,1bを押さえられず、図10に示したようなペラ部1aに外側飛び出し部1g,1hが形成される場合がある。このように、一対の折りローラとナイフにより用紙の折り位置に折りぐせを付与して折り丁を形成する際には、ナイフで押圧される用紙の折り位置の両側が安定した状態ではないために、折り丁の仕上がりが悪くなるという問題があった。

0014

本発明はこのような問題に鑑み、一対の折りローラとナイフを用いて用紙の折り位置に折りぐせを付与して折り丁を形成する際に、折り丁の仕上がりを良好にする用紙ナイフ折り装置の提供を目的とする。

課題を解決するための手段

0015

上記目的は、用紙ナイフ折り装置を、一対の折りローラと、前記一対の折りローラ間に用紙の折り位置を押し込むナイフと、前記一対の折りローラ上の用紙に対してナイフを往復動させるナイフ往復動機構と、前記用紙の折り位置の近傍を両側で押さえる押さえ板と、前記ナイフ往復動機構と押さえ板とを連結する連結機構とを備え、前記連結機構はナイフ往復動機構により押さえ板が一対の折りローラ上の用紙に近接する位置まで移動されると押さえ板の移動を停止させて保持し、前記ナイフ往復動機構により一対の折りローラ間に用紙の折り位置を押し込む位置まで移動したナイフを、一対の折りローラより所定位置まで離間させると押さえ板の前記保持動作解除する構成とすることにより達成される。

0016

このような構成とすることにより、用紙の折り位置の近傍を両側で押さえる押さえ板を、一対の折りローラ上の用紙に近接した位置で移動を停止させて保持する機構を設けているので、ナイフで用紙の折り位置を一対の折りローラ間に押し込む際に用紙が安定し、また、ナイフを一対の折りローラから所定位置まで離間させた後に、すなわち折り丁形成後に押さえ板を上昇させるので、用紙のサイズに拘わらず折り丁の仕上がりが良好になる。

発明を実施するための最良の形態

0017

以下、本発明に係る用紙ナイフ折り装置の実施の形態について図を参照して説明する。図1は用紙ナイフ折り装置を一部省略して示す概略の斜視図であり、図2図1の矢視X方向からみた側面図である。図6の従来例と同一の部分または対応する部分には同一の符号を付しており詳細な説明は省略する。図1に示すようにガイド板4は長さ方向に沿って両側からホルダ5a,5bで固定されて一対の折りローラ2bの上に配置される。

0018

一対の折りローラ2bの上に配置されるホルダ5a,5bの一方の先端部はガイド板上下軸6a,6bに固定され、ガイド板上下軸6a,6bの上部は連結具7で連結される。8は用紙ナイフ折り装置の適宜の個所に固定される電磁ソレノイドである。連結具7には、図2に示すように位置決め棒7aが設けられている。電磁ソレノイド8に形成された挿通孔8aには位置決め棒7aの先端位置を上下方向で調整可能にするストッパー12が設けられている。このストッパー12は挿通孔8aの下側から矢視T方向にネジを押し込むことにより構成している。

0019

図3は、ナイフ上下軸とガイド板上下軸との連結関係を説明する概略の正面図である。ナイフ上下軸2iにブロック9を固定し、ブロック9にはガイド板駆動金具10を取り付けている。ガイド板駆動金具10と、ガイド板上下軸6a,6bを連結する連結具7とは上下方向に伸縮するバネ部材11により接続されている。7bは連結具7に設けたバネ固定部である。ナイフ上下軸2iが初期設定位置から一対の折りローラ2bに向けて下降すると、ブロック9、ガイド板駆動金具10、バネ部材11を介して連結具7には下降方向の引っ張り力が加わり、ガイド板上下軸6a,6bが下降する。

0020

ガイド板上下軸6a,6bが下降することにより、ホルダ5a,5bを介してガイド板上下軸6a,6bに取り付けられているガイド板4もナイフ2aと連動して初期設定位置から一対の折りローラ2bに向けて下降を開始する。ガイド板4がペラ部1a,1bの開放端に接触してから更に10mm程度降下して、一対の折りローラ2bに近接した位置に移動し位置決め棒7aの先端位置が電磁ソレノイド8の挿通孔8aに設けられているストッパー12の位置に到達すると、電磁ソレノイド8が動作して位置決め棒7aを拘束して保持する。これによって、ガイド板4もこの位置で停止して上下動が拘束されペラ部1a,1bの解放端を押さえつける。

0021

その後もナイフ上下軸2iが下降動作するためにナイフ2aは降下を続けるが、ナイフ上下軸2iと連結具7との間にはバネ部材11を介在させており、しかも位置決め棒7aは電磁ソレノイド8で拘束されているので、ナイフ上下軸2iが降下してもバネ部材11が下方に引っ張られるのみであり、ガイド板4は降下しない。

0022

ナイフ2aがカンノン折り用紙1の折り位置である中心線1cを押圧しながら一対の折りローラ2b間に接触させる位置、すなわちナイフ2aの下限位置に到達すると、ナイフ2aは下降動作を停止して、その後上昇動作に移行し上限位置で停止する。この際にもナイフ上下軸2iの上昇動作による上向きの力はバネ部材11により遮断され、ガイド板4には伝達されない。なお、ナイフ2aの上記下限位置および上限位置の検出は、図示しないセンサにより行われる。

0023

このように、ガイド板4によりペラ部1a,1bの開放端を押さえつけた状態で、ナイフ2aを更に降下させてカンノン折り用紙1の折り位置である中心線1cを一対の折りローラ2bの位置に向けて押圧するので、ペラ部1a,1bの開放端とカンノン折り用紙1のナイフ折り部との間の間隙がなくなり、図9に示したような二段折り部の発生を防止できる。

0024

カンノン折り用紙1は、折り位置である中心線1cがナイフ2aにより一対の折りローラ2b間に押し込まれると、一対の折りローラ2bの回転により下向きに搬送されていく。その後カンノン折り用紙1の端部1d,1e(図9)の位置が一対の折りローラ2b間に達すると、これをセンサ13が検出して電磁ソレノイド8の通電を停止する。このため、位置決め棒7aは電磁ソレノイド8で拘束されて保持された状態から解放される。

0025

ガイド板駆動金具10の位置は、ナイフ上下軸2iの上昇動作により連結具7の上方に位置しており、バネ部材11には上向きに引っ張り力が加わっている。このため、位置決め棒7aを電磁ソレノイド8の拘束から解放すると、バネ部材11の弾性力により連結具7が引き上げられ、ガイド板4は初期設定位置に復帰する。

0026

このように、ブロック9、ブロック9に取り付けられているガイド板駆動金具10、ガイド板駆動金具10に接続されているバネ部材11、バネ部材11と接続されている連結具7、連結具7に連結されるガイド板上下軸6a,6b、ガイド板上下軸6a,6bに固定されるホルダ5a,5b、ガイド板4の降下を停止させるストッパー12、ガイド板4を前記ストッパー12による停止位置で保持し、ナイフ2aの一対の折りローラ2bからの離間位置に応じてガイド板4の保持を解除する電磁ソレノイド8とにより、ナイフ上下軸2iとガイド板4との連結機構を構成している。

0027

カンノン折り用紙1の端部1d,1eの位置は用紙のサイズにより異なるが、ナイフ2aの初期設定位置への上昇後に、ペラ部1a,1bを押さえつけているガイド板4がペラ部1a,1bから離れて上昇するタイミングを用紙のサイズに応じて変えている。すなわち、カンノン折り用紙1の端部1d,1eの位置が一対の折りローラ2b間に達するのをまって、換言すれば折り丁形成後にガイド板4を上昇させることにより、図10に示すようなペラ部の外部飛び出し部の発生を防止している。

0028

上記の例では、ガイド板4はペラ部1a,1bの開放端を押さえるものとして説明したが、本発明はこのようなものには限定されず、ナイフにより一対の折りローラ間に用紙の折り位置を押し込み、ナイフと一対の折りローラにより用紙の折り位置に折りぐせを付与して折り丁を形成する際に、用紙の折り位置の近傍を両側で押さえて安定させる押さえ手段を設けるものであれば適用できるものである。

0029

また、ナイフ2aとガイド板4は一対の折りローラ2b上の用紙に対して上下動するものとして説明したが、一対の折りローラ2b上の用紙に対するナイフ2aとガイド板4の移動方向は上下方向には限らず、一対の折りローラに2bに対して接近、離間の往復動をするものであれば本発明は適用できる。

発明の効果

0030

以上説明したように本発明においては、用紙の折り位置の近傍を両側で押さえる押さえ板を、一対の折りローラ上の用紙に近接した位置で移動を停止させて保持する機構を設けているので、ナイフで用紙の折り位置を一対の折りローラ間に押し込む際に用紙が安定し、また、ナイフを一対の折りローラから所定位置まで離間させた後に、すなわち折り丁形成後に押さえ板を上昇させるので、用紙のサイズに拘わらず折り丁の仕上がりが良好になる。

図面の簡単な説明

0031

図1本発明に係る実施の形態の用紙ナイフ折り装置の概略の斜視図である。
図2図1の矢視X方向からみた一部断面で示す側面図である。
図3ナイフ上下軸とガイド板上下軸との連結関係を説明する概略の正面図である。
図4カンノン折り用紙の一例を示す斜視図である。
図5カンノン折り用紙の中心部で内側に折り込む折り丁の例の斜視図である
図6従来の用紙ナイフ折り装置の概略の斜視図である。
図7図6の矢視X方向からみた側面図である。
図8ナイフとガイド板とを連結した例で図6の矢視X方向からみた側面図である。
図9折り丁に二段折れ部が生じる例の斜視図である。
図10折り丁に外側飛び出し部が生じる例の斜視図である。

--

0032

1 用紙
1a,1bペラ部
1c中心線
2 用紙ナイフ折り装置
2a ナイフ
2b 一対の折りローラ
2i ナイフ上下軸
3a,3b押さえ部材
4ガイド板
5a,5bホルダ
6a,6b ガイド板上下軸
7連結具
7a位置決め棒
8電磁ソレノイド
9ブロック
10 ガイド板駆動金具
11バネ部材
12ストッパー
13 センサ

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