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技術 パチンコ台の不正使用防止システム、パチンコ台の不正使用防止方法、及び不正使用を防止するパチンコ台

出願人 中島伸彦
発明者 中島伸彦
出願日 1997年10月6日 (23年1ヶ月経過) 出願番号 1997-272753
公開日 1999年4月20日 (21年7ヶ月経過) 公開番号 1999-104335
状態 特許登録済
技術分野 弾球遊技機(パチンコ等)
主要キーワード 回転画 構成装置間 番号セット 検査会社 制御用基板 本体背面 ラグランジュ 信頼のおける
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1999年4月20日)のものです。
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図面 (6)

課題

パチンコ台部品、あるいはパチンコ台そのものが不正に取り換えられた場合にこれを早期に検出するシステムを提供する。

解決手段

パチンコ台製造時に、各パチンコ台の所定の部品に固有の部品番号と、パチンコ台が設置されるパチンコ店のパチンコ店番号とを各パチンコ台の各部品に付与する番号付与設置2と、番号付与装置2によって付与された各パチンコ台の部品番号及びパチンコ店番号を各パチンコ台に固有の番号セットとして登録し、問い合わせがあったときにその番号セット中に元の部品番号あるいはパチンコ店番号と異なる番号が存在しているか否かの判定を行なう登録判定装置3と、検査対象のパチンコ台に付されている部品番号と、パチンコ店番号と、そのパチンコ台が設置されているパチンコ店のパチンコ店番号とを入力し、番号セットとして登録判定装置3に対して問い合わせを行う検査装置4と、を備えた。

概要

背景

従来のパチンコ台は、中央処理装置(CPU)、読出専用メモリ(ROM)、制御基板等の部品にそれぞれ独自の番号体系から決定される部品番号を付していた。ここで、「独自の番号体系」とはたとえば中央処理装置(CPU)は中央処理装置(CPU)として独自の記号連番からなる番号が付されるというように、パチンコ台や他の部品との無関係に付される番号体系である。

ここで、後述する本発明の解決課題を理解し易いように、パチンコ台の構造を概略説明する。

図5に示すように、パチンコ台20は、パチンコ店において固定フレーム21に固定されており、通常はその左側にはパチンコ玉交換装置22が配設されている。パチンコ台の正面には、遊戯パネル23が配置され、その下方には、パチンコ玉の受け皿24、下皿25が設けられている。また、パチンコ玉の受け皿24の右下の使用者右手の位置には、パチンコ玉の打ち出しの強さを調整するハンドル26が設けられている。

このパチンコ台において、パチンコ玉が遊戯パネル23の所定の孔に入ると、正面の液晶パネルスロットルマシンのような回転画面を表示し、同一の画面が揃うと、一挙に大量のパチンコ玉が出るような仕組みになっている。

このパチンコ台は、玉の詰まり等の場合に備えて、その左側の上下に設けられたヒンジ27,27’を中心に回転し、パチンコ台の背面にアクセスできるようになっている。無論、パチンコ台を開けるにはパチンコ台の右側に設けられたキー28を解除した上で開けるようになっている。

パチンコ台を開けると、パチンコ台の本体の背面が現れ、そこにはパチンコ台を制御する制御用基板29が取り付けられている。この制御用基板29には、制御のための処理を行う中央処理装置(CPU)と、読出専用メモリ(ROM)が取り付けられている。中央処理装置(CPU)は、パチンコ玉が所定の孔に入った場合の遊戯パネル23の画面表示や光の点滅等の種々の動作の制御を行う。読出専用メモリ(ROM)には、中央処理装置(CPU)が制御を行うための種々のプログラムが格納されている。

読出専用メモリ(ROM)のプログラムには、先に述べたような、同一画面が揃って一挙に大量のパチンコ玉が出る確率等が記述されている。この確率は、ギャンブル性を支配するものであるので、警察承認を得て、承認後は何人も取り替えたりすることができないように法律によって規制されている。

概要

パチンコ台の部品、あるいはパチンコ台そのものが不正に取り換えられた場合にこれを早期に検出するシステムを提供する。

パチンコ台製造時に、各パチンコ台の所定の部品に固有の部品番号と、パチンコ台が設置されるパチンコ店のパチンコ店番号とを各パチンコ台の各部品に付与する番号付与設置2と、番号付与装置2によって付与された各パチンコ台の部品番号及びパチンコ店番号を各パチンコ台に固有の番号セットとして登録し、問い合わせがあったときにその番号セット中に元の部品番号あるいはパチンコ店番号と異なる番号が存在しているか否かの判定を行なう登録判定装置3と、検査対象のパチンコ台に付されている部品番号と、パチンコ店番号と、そのパチンコ台が設置されているパチンコ店のパチンコ店番号とを入力し、番号セットとして登録判定装置3に対して問い合わせを行う検査装置4と、を備えた。

目的

そこで、本発明が解決しようとるす課題は、パチンコ台の中央処理装置(CPU)、読出専用メモリ(ROM)、制御用基板等の部品、あるいはパチンコ台そのものが不正に取り換えられた場合に、これを早期に検出できるシステム、方法、及びパチンコ台を提供することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
11件

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請求項1

パチンコ台製造時に、各パチンコ台の所定の部品のそれぞれに固有の部品番号と、パチンコ台が設置されるパチンコ店のパチンコ店番号とを各パチンコ台の各部品に付与する番号付与設置と、前記番号付与装置によって付与された各パチンコ台の部品番号及びパチンコ店番号を各パチンコ台に固有の番号セットとして登録し、問い合わせがあったときに問い合わせのあった番号セット中に元の部品番号あるいはパチンコ店番号と異なる番号が存在しているか否かの判定を行なう登録判定装置と、検査対象のパチンコ台に付されている部品番号と、パチンコ店番号と、そのパチンコ台が実際に設置されているパチンコ店のパチンコ店番号とを入力し、番号セットとして前記登録判定装置に対して問い合わせを行う検査装置と、を有することを特徴とするパチンコ台の不正使用防止システム

請求項2

前記番号付与装置はパチンコ台の部品に付す番号の少なくとも一部にステルスバーコードによる番号を付与することを特徴とする請求項1に記載のパチンコ台の不正使用防止システム。

請求項3

パチンコ台製造時に、各パチンコ台の所定の部品のそれぞれに固有の平文による部品番号と、パチンコ台が設置されるパチンコ店の平文によるパチンコ店番号とを決定し、パチンコ台製造メーカー秘密鍵により前記部品番号及びパチンコ店番号を暗号化して各パチンコ台の各部品に付与する番号付与装置と、検査対象のパチンコ台の付されている暗号化番号と、そのパチンコ台の製造メーカーの公開鍵とを入力し、前記暗号化番号を復号化して出力する検査用復号装置と、を有していることを特徴とするパチンコ台の不正使用防止システム。

請求項4

前記番号付与装置により、パチンコ台に付与された前記部品番号とパチンコ店番号の暗号化番号、あるいはそれらの平文による番号及び暗号化番号の双方を番号セットとして登録し、問い合わせがあったときに問い合わせのあった番号セット中に元の部品番号あるいはパチンコ店番号と異なる番号が存在しているか否かの判定を行う登録判定装置と、検査対象のパチンコ台に付されている暗号化番号と、そのパチンコ台が実際に設置されているパチンコ店のパチンコ店番号とを入力し、番号セットとして前記登録判定装置に対して問い合わせを行う検査装置と、を有することを特徴とする請求項3に記載のパチンコ台の不正使用防止システム。

請求項5

パチンコ台製造時に、各パチンコ台の所定の部品のそれぞれに固有の部品番号と、パチンコ台が設置されるパチンコ店のパチンコ店番号とを各パチンコ台の各部品に付与し、それらの番号を各パチンコ台の固有の番号セットとして登録判定装置に登録し、パチンコ台の設置後に、検査対象のパチンコ台に付されている部品番号と、パチンコ店番号と、そのパチンコ台が実際に設置されているパチンコ店のパチンコ店番号とを入力し、番号セットとして前記登録判定装置に対して問い合わせを行い、前記登録判定装置により問い合わせのあった番号セット中に元の部品番号あるいはパチンコ店番号と異なる番号が存在しているか否かの判定を行うことを特徴とするパチンコ台の不正使用防止方法

請求項6

パチンコ台製造時に、パチンコ台の部品の少なくとも一部にステルス・バーコードによる番号を付与することを特徴とする請求項5に記載のパチンコ台の不正使用防止方法。

請求項7

パチンコ台製造時に、各パチンコ台の所定の部品のそれぞれに固有の平文による部品番号と、パチンコ台が設置されるパチンコ店の平文によるパチンコ店番号とを決定し、パチンコ台製造メーカーの秘密鍵により前記部品番号及びパチンコ店番号を暗号化して各パチンコ台の各部品に付与し、パチンコ台の設置後に、検査対象のパチンコ台に付されている暗号化番号と、そのパチンコ台の製造メーカーの公開鍵とを入力し、前記暗号化番号を復号化して出力することを特徴とするパチンコ台の不正使用防止方法。

請求項8

前記各パチンコ体に付与された部品番号とパチンコ店番号の暗号化番号、あるいはそれらの平文による番号及び暗号化番号の双方を番号セットとして予め登録判定装置に登録しておき、パチンコ台の設置後に、検査対象のパチンコ台に付されている暗号化番号あるいは復号化した平文の番号の少なくとも一方と、そのパチンコ台が実際に設置されているパチンコ店のパチンコ店番号とを入力し、番号セットとして前記登録判定装置に対して問い合わせを行い、前記登録判定装置により問い合わせのあった番号セット中に元の部品番号あるいはパチンコ店番号と異なる番号が存在しているか否かの判定を行うことを特徴とする請求項7に記載のパチンコ台の不正使用防止方法。

請求項9

パチンコ製造時に、所定の部品のそれぞれに固有の部品番号と、パチンコ台が設置されるパチンコ店のパチンコ店番号とを、パチンコ台製造メーカーの秘密鍵によって暗号化した暗号化番号をパチンコ台の各部品に付したことを特徴とする不正使用を防止するパチンコ台。

技術分野

0001

本発明はパチンコ台の不正な使用を防止するシステム、及び不正使用を防止する方法、あるいはパチンコ台そのものに係り、特に、パチンコ台の中央処理装置(CPU)、読出専用メモリ(ROM)、制御基板等の部品の不正な取換えによる不正使用を早期に発見する「パチンコ台の不正使用防止システム、パチンコ台の不正使用防止方法、及び不正使用を防止するパチンコ台」に関する。

背景技術

0002

従来のパチンコ台は、中央処理装置(CPU)、読出専用メモリ(ROM)、制御基板等の部品にそれぞれ独自の番号体系から決定される部品番号を付していた。ここで、「独自の番号体系」とはたとえば中央処理装置(CPU)は中央処理装置(CPU)として独自の記号連番からなる番号が付されるというように、パチンコ台や他の部品との無関係に付される番号体系である。

0003

ここで、後述する本発明の解決課題を理解し易いように、パチンコ台の構造を概略説明する。

0004

図5に示すように、パチンコ台20は、パチンコ店において固定フレーム21に固定されており、通常はその左側にはパチンコ玉交換装置22が配設されている。パチンコ台の正面には、遊戯パネル23が配置され、その下方には、パチンコ玉の受け皿24、下皿25が設けられている。また、パチンコ玉の受け皿24の右下の使用者右手の位置には、パチンコ玉の打ち出しの強さを調整するハンドル26が設けられている。

0005

このパチンコ台において、パチンコ玉が遊戯パネル23の所定の孔に入ると、正面の液晶パネルスロットルマシンのような回転画面を表示し、同一の画面が揃うと、一挙に大量のパチンコ玉が出るような仕組みになっている。

0006

このパチンコ台は、玉の詰まり等の場合に備えて、その左側の上下に設けられたヒンジ27,27’を中心に回転し、パチンコ台の背面にアクセスできるようになっている。無論、パチンコ台を開けるにはパチンコ台の右側に設けられたキー28を解除した上で開けるようになっている。

0007

パチンコ台を開けると、パチンコ台の本体の背面が現れ、そこにはパチンコ台を制御する制御用基板29が取り付けられている。この制御用基板29には、制御のための処理を行う中央処理装置(CPU)と、読出専用メモリ(ROM)が取り付けられている。中央処理装置(CPU)は、パチンコ玉が所定の孔に入った場合の遊戯パネル23の画面表示や光の点滅等の種々の動作の制御を行う。読出専用メモリ(ROM)には、中央処理装置(CPU)が制御を行うための種々のプログラムが格納されている。

0008

読出専用メモリ(ROM)のプログラムには、先に述べたような、同一画面が揃って一挙に大量のパチンコ玉が出る確率等が記述されている。この確率は、ギャンブル性を支配するものであるので、警察承認を得て、承認後は何人も取り替えたりすることができないように法律によって規制されている。

発明が解決しようとする課題

0009

しかしながら、従来のパチンコ台では、パチンコ店において中央処理装置(CPU)等の部品が不正に取り換えられた場合に発見が難しいため、被害が大きくなっていた。

0010

すでに説明したように、パチンコ台はパチンコ店に設置した状態でパチンコ台の本体が、ヒンジを中心に枢転して開くことができる。このため、不正な改造グループにより、不法にパチンコ台のキーを解除してパチンコ台を開き、その本体背面の中央処理装置(CPU)、あるいは読出専用メモリ(ROM)、あるいは制御用基板、あるいはパチンコ台そのものを取り換え、元の状態に復旧することがあった。熟練した不正改造グループによれば、上記作業は数十秒の間に完成でき他。

0011

パチンコ台の部品の取り換えの目的は、読出専用メモリ(ROM)等を取り換えることにより、パチンコ玉が一挙に大量に出る「大当り」の確率を高くすることが大部分であった。一旦読出専用メモリ(ROM)等の部品を取り換えられたパチンコ台は、連日改造グループの一員により、いわゆる「打止め」の状態になるまで、パチンコ玉を出されるのが常であった。

0012

このような不正な改造に対して、パチンコ店側、あるいは警察は、主に閉店後にパチンコ台を開き、パチンコ台が不正に改造されたか否かを検査している。

0013

この不正改造の検査では、読出専用メモリ(ROM)等の部品の検印があるかどうか、形状や色等の外観が異常な読出専用メモリ(ROM)等の部品があるかどうか、中央処理装置(CPU)、読出専用メモリ(ROM)等の部品に製造番号が付されているかどうか、部品に製造番号が付されていてもその製造番号が通常使用される番号かどうか、等を検査する。

0014

ところが、最近のパチンコ台の不正改造は、精緻を極め、部品の外観はもちろんこと、検印から部品の製造番号に至るまで本物と見分けがつかないようになってきた。

0015

このため、不正改造されたパチンコ台が長い間使用され、被害が拡大することがあった。

0016

また上記問題とは別に、パチンコ台は通常は一つの店で使用された後は廃棄されることになっている。しかし、使用済みのパチンコ台の廃棄には廃棄処理のための経費がかかることから、パチンコ店の間には使用済みパチンコ台を不正に投棄する店もあった。この不法投棄社会的な問題になっていた。また、使用済パチンコ台はパチンコ台の不正使用の温床にもなっていたため、不正使用を防止するとともに、廃棄されたパチンコ台の元の所有者を知る方法の開発が求められていた。

0017

そこで、本発明が解決しようとるす課題は、パチンコ台の中央処理装置(CPU)、読出専用メモリ(ROM)、制御用基板等の部品、あるいはパチンコ台そのものが不正に取り換えられた場合に、これを早期に検出できるシステム、方法、及びパチンコ台を提供することにある。

課題を解決するための手段

0018

本願請求項1に係るパチンコ台の不正使用防止システムは、パチンコ台製造時に、各パチンコ台の所定の部品のそれぞれに固有の部品番号と、パチンコ台が設置されるパチンコ店のパチンコ店番号とを各パチンコ台の各部品に付与する番号付与設置と、前記番号付与装置によって付与された各パチンコ台の部品番号及びパチンコ店番号を各パチンコ台に固有の番号セットとして登録し、問い合わせがあったときに問い合わせのあった番号セット中に元の部品番号あるいはパチンコ店番号と異なる番号が存在しているか否かの判定を行なう登録判定装置と、検査対象のパチンコ台に付されている部品番号と、パチンコ店番号と、そのパチンコ台が実際に設置されているパチンコ店のパチンコ店番号とを入力し、番号セットとして前記登録判定装置に対して問い合わせを行う検査装置と、を有することを特徴とするものである。

0019

本願請求項2に係るパチンコ台の不正使用防止システムは、上記請求項1の不正使用防止システムにおいて、前記番号付与装置はパチンコ台の部品に付す番号の少なくとも一部にステルスバーコードによる番号を付与することを特徴とするものである。

0020

本願請求項3に係るパチンコ台の不正使用防止システムは、パチンコ台製造時に、各パチンコ台の所定の部品のそれぞれに固有の平文による部品番号と、パチンコ台が設置されるパチンコ店の平文によるパチンコ店番号とを決定し、パチンコ台製造メーカー秘密鍵により前記部品番号及びパチンコ店番号を暗号化して各パチンコ台の各部品に付与する番号付与装置と、検査対象のパチンコ台の付されている暗号化番号と、そのパチンコ台の製造メーカーの公開鍵とを入力し、前記暗号化番号を復号化して出力する検査用復号装置と、を有していることを特徴とするものである。

0021

本願請求項4に係るパチンコ台の不正使用防止システムは、上記請求項3の不正使用防止システムにおいて、前記番号付与装置により、パチンコ台に付与された前記部品番号とパチンコ店番号の暗号化番号、あるいはそれらの平文による番号及び暗号化番号の双方を番号セットとして登録し、問い合わせがあったときに問い合わせのあった番号セット中に元の部品番号あるいはパチンコ店番号と異なる番号が存在しているか否かの判定を行う登録判定装置と、検査対象のパチンコ台に付されている暗号化番号と、そのパチンコ台が実際に設置されているパチンコ店のパチンコ店番号とを入力し、番号セットとして前記登録判定装置に対して問い合わせを行う検査装置と、を有することを特徴とするものである。

0022

本願請求項5に係るパチンコ台の不正使用防止方法は、パチンコ台製造時に、各パチンコ台の所定の部品のそれぞれに固有の部品番号と、パチンコ台が設置されるパチンコ店のパチンコ店番号とを各パチンコ台の各部品に付与し、それらの番号を各パチンコ台の固有の番号セットとして登録判定装置に登録し、パチンコ台の設置後に、検査対象のパチンコ台に付されている部品番号と、パチンコ店番号と、そのパチンコ台が実際に設置されているパチンコ店のパチンコ店番号とを入力し、番号セットとして前記登録判定装置に対して問い合わせを行い、前記登録判定装置により問い合わせのあった番号セット中に元の部品番号あるいはパチンコ店番号と異なる番号が存在しているか否かの判定を行うことを特徴とするものである。

0023

本願請求項6に係るパチンコ台の不正使用防止方法は、上記請求項5の不正使用防止方法において、パチンコ台製造時に、パチンコ台の部品の少なくとも一部にステルス・バーコードによる番号を付与することを特徴とするものである。

0024

本願請求項7に係るパチンコ台の不正使用防止方法は、パチンコ台製造時に、各パチンコ台の所定の部品のそれぞれに固有の平文による部品番号と、パチンコ台が設置されるパチンコ店の平文によるパチンコ店番号とを決定し、パチンコ台製造メーカーの秘密鍵により前記部品番号及びパチンコ店番号を暗号化して各パチンコ台の各部品に付与し、パチンコ台の設置後に、検査対象のパチンコ台に付されている暗号化番号と、そのパチンコ台の製造メーカーの公開鍵とを入力し、前記暗号化番号を復号化して出力することを特徴とするものである。

0025

本願請求項8に係るパチンコ台の不正使用防止方法は、上記請求項7の不正使用防止方法において、前記各パチンコ体に付与された部品番号とパチンコ店番号の暗号化番号、あるいはそれらの平文による番号及び暗号化番号の双方を番号セットとして予め登録判定装置に登録しておき、パチンコ台の設置後に、検査対象のパチンコ台に付されている暗号化番号あるいは復号化した平文の番号の少なくとも一方と、そのパチンコ台が実際に設置されているパチンコ店のパチンコ店番号とを入力し、番号セットとして前記登録判定装置に対して問い合わせを行い、前記登録判定装置により問い合わせのあった番号セット中に元の部品番号あるいはパチンコ店番号と異なる番号が存在しているか否かの判定を行うことを特徴とするものである。

0026

本願請求項9に係る不正使用を防止するパチンコ台は、パチンコ製造時に、所定の部品のそれぞれに固有の部品番号と、パチンコ台が設置されるパチンコ店のパチンコ店番号とを、パチンコ台製造メーカーの秘密鍵によって暗号化した暗号化番号をパチンコ台の各部品に付したことを特徴とするものである。

0027

本願請求項1,2に係る「パチンコ台の不正使用防止システム」および本願請求項は5,6に係る「パチンコ台の不正使用防止方法」によれば、パチンコ台の各部品に付される部品番号とパチンコ台が設置されるパチンコ店のパチンコ店番号が番号セットして登録判定装置に登録されているので、パチンコ台のいずれかの部品が不正に取り換えられた場合は、前記登録判定装置の登録内容と照合することにより、不正に取り換えられた部品を特定することができる。

0028

登録判定装置は、問い合わせのあった番号セットのうち、元の部品番号あるいはパチンコ店番号と異なる番号があったか否かの判定のみを行い、登録内容を外部に対して秘密にする。これにより、不正改造グループが予め取り換えようとする部品の部品番号を付しておくことができない。

0029

番号セット中にステルス・バーコードによる番号を付した本願請求項2の「パチンコ台の不正使用防止システム」および本願請求項6の「パチンコ台の不正使用防止方法」によれば、部品番号を予め肉眼によって確認することができないので、不正改造をより一層困難にすることができる。

0030

部品番号等をパチンコ台製造メーカーの秘密鍵によって暗号化して付す本願請求項3,4の「パチンコ台の不正使用防止システム」および本願請求項7,8の「パチンコ台の不正使用防止方法」によれば、パチンコ店に設置されたパチンコ台の各部品に付されている暗号化番号を、そのパチンコ台製造メーカーの公開化鍵によって復号化し、復号化された平文による番号により、パチンコ台の各部品やパチンコ台そのものが不正に取り換えられているか否かを確認することができる。この場合、平文による部品番号、パチンコ店番号に種々の取り決めによる情報、たとえば製造年月日型番シリアルナンバー等を含めることができる。このような規則性のある番号であっても暗号化により、何ら規則性のない番号に変換されるからである。

発明を実施するための最良の形態

0031

次に本発明の実施形態について添付の図面を用いて以下に説明する。図1は本願請求項1または2に係る「パチンコ台の不正使用防止システム」の一実施形態による構成とその構成装置間の処理の関連、流れを示したものである。

0032

本実施形態による「パチンコ台の不正使用防止システム」は、番号付与装置2と、登録判定装置3と、検査装置4とからなる。

0033

番号付与装置2はパチンコ台の各部品に付すべき部品番号と、パチンコ台の少なくとも一部品に付すべきそのパチンコ台が設置される予定のパチンコ店番号を決定し付与する装置である。この番号付与装置2は通常、パチンコ台の製造メーカーに備えられている。

0034

本実施形態の番号付与装置の内部構成は、図1に示すように、番号決定手段2aと、部品番号・パチンコ店番号データベース2bと、通信手段2cと、刻印印刷手段2dとを有している。

0035

あるパチンコ台の所定の部品に部品番号と設置されるパチンコ店番号を付すときは、番号付与装置2は、番号決定手段2aにより部品番号・パチンコ店番号データベース2bを検索し、そのパチンコ台の部品等に付すべき部品番号、パチンコ店番号を決定する。このとき、使用された部品番号等は、使用済番号として部品番号・パチンコ店番号データベース2bに登録される。番号決定手段2aによって決定された部品番号等は、刻印・印刷手段2dと通信手段2cに渡される。

0036

刻印・印刷手段2dは、実際にパチンコ台の部品に部品番号等を刻印等する手段である。刻印・印刷手段2dは、特殊な波長光線のみを反射するインキで印刷されて肉眼では見ることができないステルス・バーコードを印刷する手段である場合もある。本実施形態では刻印・印刷手段2dを番号付与装置2の一部としているが、刻印・印刷手段2dは本システムから独立した装置であってもよい。すなわち、本発明の番号付与装置2は広い意味の「番号を付与する装置」であり、単に部品番号等を決定して各部品に「付与」するだけのものでもよいし、本実施形態のように番号を決定した上で実際に物理的にパチンコ台の部品に刻印等するものであってもよい。あるいは、番号付与装置2は、物理的に独立した刻印・印刷手段2dを制御するものであってもよい。

0037

通信手段2cは、各パチンコ台の各部品の部品番号と設置パチンコ店のパチンコ店番号を登録判定装置3に出力する装置である。なお、本実施形態では「通信手段」としているが、本発明の他の実施形態として単に部品番号等を出力する「出力手段」であってもよい。たとえば、プリンタ等である。この場合、部品番号は紙の形で登録判定装置3に送られる。

0038

登録判定装置3は、番号付与装置2によって付与された各パチンコ台の部品番号等を番号セットとして登録し、問い合わせがあったときに問い合わせのあった番号セット中に元の部品番号あるいはパチンコ店番号と異なる番号が存在しているか否かの判定を行う装置である。登録判定装置3は、通常は信頼のおける第三者機関に備えられる。登録判定装置3は上記部品番号等の登録及び判定のみを行い、登録内容の秘密を保持する。

0039

ここで、「番号セット」とは、各パチンコ台のそれぞれに固有の部品番号、設置パチンコのパチンコ店番号から番号の集合である。たとえば、ケース番号、制御用基板番号、中央処理装置(CPU)番号、読出専用メモリ(ROM)番号、パチンコ店番号を一定の順序で並べた番号などである。また番号セットは肉眼で確認できないステルス・バーコードによる番号を含む場合もある。

0040

本実施形態の登録判定装置3の内部構成は図1に示すように、通信手段3aと、番号セットデータベース3bと、判定手段3cとからなる。

0041

通信手段3aは、番号付与装置2が各パチンコ台に付与した番号を入力し、番号セットとして番号セットデータベース3bに登録する。また通信手段3aは、後に説明すように、検査装置4から問い合わせに係る番号セットを入力し、判定手段3cに渡し、また、判定手段3cからの判定結果を検査装置に返す動作も行う。なお、通信手段3aは、前述した番号付与装置2の通信手段2cと同様に、「通信」によらない通常の入出力手段であってもよい。

0042

判定手段3cは問い合わせのあった番号セットを番号セットデータベース3bから検索し、照合することによりその番号セット中に元の部品番号あるいはパチンコ店番号と異なる番号が存在するか否かの判定を行い、その判定結果を通信手段3aに出力する。

0043

なお、判定に際しては、後に説明するように問い合わせの番号の中にはパチンコ台が実際に設置されていたパチンコ店番号が含まれているので、番号セット中のパチンコ店番号と照合し、両パチンコ店番号が相違する場合はパチンコ台ごと取り換えられたものと判断し、相違ない場合は、そのパチンコ店番号を含む番号セットを番号セットデータベース3bから検索し、各番号セットについて逐一部品番号を照合すればよい。以上の判定処理により、パチンコ台ごと取り換えられた場合、部品が取り換えられた場合のいずれの不正改造も検出できる。

0044

検出装置4は、パチンコ台の各部品に付されている番号(部品番号及びパチンコ店番号)と、検査対象のパチンコ台が実際に設置されているパチンコ店番号とを入力し、番号セットとして登録判定装置3に送り、その番号セット中に元の番号が存在するか否かの判定結果を取得する装置である。検査装置4は通常パチンコ台の設置パチンコ店あるいは警察あるいは検査会社に備えられる。

0045

本実施形態の検査装置4の内部構成は図1に示すように、通信手段4aと、番号入力手段4bと、判定結果出力手段4cとからなる。

0046

番号入力手段4bは、人間によって読み取った部品番号等を入力するキーボード等の入力手段の他、バーコードリーダーのように番号読み取りのための手段を備えた入力手段である。番号入力手段4bは、検査対象のパチンコ台の各部品に付されている番号と、そのパチンコ台が実際に設置されているパチンコ店のパチンコ店番号とを入力し、それらのデータを番号セットとして通信手段4aに出力する。

0047

通信手段4aは、番号入力手段4bから入力した番号セットを登録判定装置3に送り、すでに説明した判定処理を行わしめ、その判定結果を取得する。

0048

判定結果出力手段4cは、通信手段4aから前記登録判定装置3による判定結果を入力し、これを出力する。なお、判定結果出力手段4cは、プリンタのように紙に出力する手段、所定の記憶媒体に出力する手段、画面に判定結果を表示する表示装置、のいずれでもよい。

0049

なお、上記番号付与装置2、登録判定装置3、検査装置4は、上述した処理を行う専用の装置でもよいが、上述処理を行うようにプログラムによって制御されたコンピュータパーソナル・コンピュータ・ワークステーションミニコンピュータ等を含む)であってもよい。

0050

以上で、本実施形態によるパチンコ台の不正使用防止システム1の構成とその処理の説明を終了するが、「パチンコ台の不正使用防止の方法」の面から説明する。

0051

図2は、本願請求項5,6による「パチンコ台の不正使用防止方法」の処理の流れを示している。

0052

図2に示すように、最初に各パチンコ台について、その製造時に各部品に固有の部品番号と、設置されるパチンコ店のパチンコ店番号を各部品に付する(ステップS100)。この処理は、図1における番号付与装置2による処理に該当する。

0053

次に、ステップS100において各パチンコ台の所定の部品に付された部品番号とパチンコ店番号を各パチンコ台に固有の番号セットとして登録判定装置に登録する(ステップS110)。この登録判定装置は図1において説明した登録判定装置3と同様のものである。

0054

上記準備の下でパチンコ台が各パチンコ店に設置される(ステップS120)。

0055

パチンコ台の設置後、不正な改造の有無を検査する時には、パチンコ台に付されている番号及びパチンコ台が設置されているパチンコ店のパチンコ店番号を入力する(ステップS130)。

0056

次に、上記ステップS130において入力した番号を番号セットとして登録判定装置に問い合わせる(ステップS140)。上記ステップS130,S140の処理は図1における検査装置4による処理に該当する。この問い合わせを受けた登録判定装置では、問い合わせのあった番号セットと登録されている番号セットとを照合する(ステップS150)。

0057

最後に、登録判定装置により、問い合わせのあった番号セットについて、元の部品番号あるいはパチンコ店番号と異なる番号が存在するか否かの判定結果を出力する(ステップS160)。

0058

以上説明したパチンコ台の不正使用防止システム及びその方法によれば、パチンコ台に番号セットを付与することにより、パチンコ台は製造時に、設置されるパチンコ店番号、部品番号が一台一台特定される。また、これらパチンコ台の番号セットは秘密の状態で公平な第三者機関の登録判定装置に登録される。

0059

使用時において、たとえばパチンコ台がその本体ごと不正に取り換えられた場合は、パチンコ店番号をはじめとしてすべての部品番号が変化するし、また、たとえば読出専用メモリ(ROM)が不正に取り換えられた場合は、その部品番号が変化する。したがって、パチンコ店、警察等は、検査時に不正な改造を直ちに検出することができる。また、不正に取り換えようとするパチンコ台の部品番号等を予め改造部品等に刻印、印刷等しようとして、これらの番号は第三者機関によって秘密にされ、また、一台一台パチンコ台ごとに番号が変化するので、改造部品を大量に生産することもできないのである。このことにより、不正改造が抑制され、結果的にパチンコ台の不正改造行為を防止することができるのである。

0060

部品番号等が肉眼で確認できないステルス・バーコード等によって印刷されている場合には、部品番号等が肉眼で確認することができないので、不正改造グループが経験的にパチンコ店番号、部品番号の規則性(番号付与の方法)等を察知することを防止することができる。

0061

また、使用済みパチンコ台の不法投棄の問題に関しても、不法投棄の行為があった場合に、不法投棄されたパチンコ台に付されているパチンコ店番号等から不法投棄したパチンコ店を割り出すことができ、これによって不法投棄行為を抑制することができる。

0062

以上は、信頼できる第三者機関への番号セットの登録判定を介してパチンコ台の不正改造を突きとめるシステムと方法であったが、次に、第三者機関への登録判定を必要としない。パチンコ台の不正使用防止システム及びその防止方法(公開鍵、秘密鍵による方法)について以下に説明する。

0063

なお、この公開鍵、秘密鍵による不正使用防止システム及びその方法は、上記第三者機関への番号セットの登録、判定のシステム方法とも組み合わせることが可能であるので、以下の実施の形態ではこれらを組み合わせたシステムと方法について説明する。

0064

図3は、本実施形態によるパチンコ台の不正使用防止システム5の構成とその構成装置間の処理の流れを示している。なお、図3において、図1と同一部分と同一の部分については図1と同一の番号を付して説明を省略することとする。

0065

図3に示すように、本実施形態によるパチンコ台の不正使用防止システム5は、番号付与装置6と、登録判定装置3と、検査装置4と、検査用復号装置7とからなる。これらの不正使用防止システム5の構成装置のうち、登録判定装置3と検査装置4は図1の不正使用防止システム1と全く同一である。一方、番号付与装置6は、暗号化手段10を有している点で、図1の不正使用防止システム1の番号付与装置2と相違する。また、検査用復号装置7は本システムに特有のものである。

0066

番号付与装置6は、パチンコ台の各部品に付すべき部品番号と、パチンコ台の少なくとも一部品に付すべきそのパチンコ台が設置される予定のパチンコ店番号を決定した上で、これらをパチンコ台製造メーカーの秘密鍵によって暗号化して各部品等に付与する装置である。この装置はパチンコ台の製造メーカーに備えられる。

0067

この番号付与登録装置6の内部構成は図3に示すように、番号決定手段2aと、部品番号・パチンコ店番号データベース2bと、暗号化手段10と、通信手段2cと、刻印・印刷手段2dとからなる。

0068

所定のパチンコ台の部品番号を付与するときに、番号決定手段2aは、部品番号・パチンコ店番号データベース2bを検索し、付与すべき部品番号、パチンコ店番号の平文による番号を決定する。このとき、使用された部品番号等は、使用済番号として部品番号・パチンコ店番号データベース2bに登録される。上記平文による番号は、暗号化手段10に送られる。

0069

暗号化手段10は、番号決定手段2aが決定した平文による部品番号等を入力し、パチンコ台製造メーカーの秘密鍵によって暗号化して通信手段2cと刻印・印刷手段2dに渡す。

0070

刻印・印刷手段2dは、暗号化手段より入力した暗号化番号をパチンコ台の各部品に刻印あるいは印刷する。

0071

通信手段2cは、暗号化手段により入力した部品番号、パチンコ店番号の暗号化された番号あるいは暗号化番号と平文による番号の双方を番号セットして登録判定装置3に送る。

0072

登録判定装置3は、番号付与装置2によって付与された各パチンコ台の部品番号等を番号セットとして登録し、問い合わせがあったときに問い合わせのあった番号セット中に元の部品番号あるいはパチンコ店番号と異なる番号が存在しているか否かを判定する。登録判定装置3については、図1においてすでに詳細に説明したので、これ以上の説明を省略する。

0073

検査装置4は、パチンコ台の各部品に付されている番号(部品番号とパチンコ店番号)と、検査対象のパチンコ台が実際に設置されているパチンコ店のパチンコ店番号を入力し、番号セットとして前記登録判定装置3に送り、その判定結果を取得する。検査装置4については、図1においてすでに詳細に説明したのでこれ以上の説明を省略する。

0074

登録判定装置3と検査装置4によるパチンコ台の不正改造の発見の仕組・方法はすでに説明した通りである。

0075

検査用復号装置7は、本実施形態に特有のものであって、検査対象のパチンコ台の各部品に付されている暗号化された部品番号、パチンコ店番号を入力し、これをパチンコ台製造メーカーの公開鍵によって平文による部品番号等に復号化する装置である。この検査用復号装置7は、番号入力手段7aと、復号化手段7bと、平文番号出力手段7cとからなる。検査用復号装置は、独立(スタンドアロン)の装置てあって、パチンコ店、警察、検査会社のいずれの所有であってもよい。

0076

なお、検査用復号装置7は、復号のための専用の装置であってもよいが、以下に説明する処理を行うようにプログラムによって制御されたコンピュータであってもよい。

0077

番号入力手段7aは、人間によって読み取った暗号化番号を入力するキーボード等の入力手段の他、バーコードリーダーのような専用の番号読み取り手段であってもよい。番号入力手段7aによって入力された暗号化番号は復号化手段7bに送られる。

0078

復号化手段7bは、番号入力手段7aから入力した暗号化番号をそのパチンコ台製造メーカーの公開鍵によって平文による部品番号、パチンコ店番号に復号化して平文番号出力手段7cに出力する。

0079

平文番号出力手段7cは、復号化した部品番号等を出力する装置であって、プリンタのように紙に出力する手段、所定の記憶媒体に出力する手段、コンピュータが面に出力する表示装置のいずれでもよい。

0080

平文番号出力手段7cにより出力された平文による部品番号等の意味するところにより、検査を行う物は直ちに不正改造された部品、パチンコ台を発見することができる。

0081

ここで、秘密鍵、公開鍵の原理、不正な改造を防止する仕組みについて概略説明する。

0082

今、大きな2つの素数p,qを選び(たとえば512bit 程度の素数)、その積をn(n=p・q)とする。一方、ある数eを選ぶと、下式(1)の関係を満たす数dを定めることができる。

0083

ID=000003HE=005 WI=080 LX=1100 LY=0650
ここで、ある数Xが、位数(p−1)(q−1)の乗法群Znに属するとすると、ラグランジュ定理により、

0084

ID=000004HE=010 WI=080 LX=1100 LY=0850
成立する。同様にある整数m≧1に対して

0085

ID=000005HE=010 WI=080 LX=1100 LY=1050
が成立する。式(3)から下式(4)を導くことができる。

0086

ID=000006HE=010 WI=080 LX=1100 LY=1300
ここで式(1)により
e・d=m(p−1)(q−1)+1 …(5)
とおけるので式(4)により、

0087

ID=000007HE=050 WI=086 LX=0620 LY=1600
ここで、e,nをパチンコ台製造メーカーの公開鍵、d,p,qをその秘密鍵、部品番号等の平文番号をXとすると、以下のようにして番号を暗号化あるいは復号化することができる。

0088

パチンコ台製造メーカーの秘密鍵dによって暗号化された番号をZとすると、

0089

ID=000008HE=010 WI=080 LX=0200 LY=2450
パチンコ店、警察、検査会社が暗号化番号Zを復号化するには、パチンコ台製造メーカーの公開鍵eを用いて暗号化番号Zをe乗すればよい。すなわち、式(6)を用いて

0090

ID=000009HE=015 WI=041 LX=1295 LY=2100
というように暗号化番号Zから平文による番号Xを復号することができる。

0091

パチンコ台製造メーカーの公開鍵eは、パチンコ店、警察、検査会社等に公開されているので、検査しようとする者は任意に使用でき、暗号化番号から簡単に平文による部品番号等を復元することができる。

0092

一方、たとえば不正改造グループが改造部品に付すために、平文による部品番号から暗号化番号を生成しようとしても、d,p,qの組み合わせの多さから暗号化番号を生成することがほとんど不可能ということができる。

0093

この方法によれば、メーカーの公開鍵を知る者であれば、検査時に第三者機関に問い合わせることなく、簡単な計算で不正改造を検出することができる。また、平文による部品番号に型番、製造年月日、シリアルナンバー等の種々の情報を含ませることができる。

0094

なお、本実施形態のパチンコ台の不正改造防止システム5では、念のために、暗号化番号あるいは復号化した平文番号を番号セットとして登録判定装置3に問い合わせ、登録判定装置3によって判定することも可能としている。番号セットによる判定の方法を併用するようにすれば、同一システムにより、復号化できない者でも登録判定装置3に問い合わせることによって不正改造部品を検出することができるようになる。

0095

以上で、パチンコ台の不正使用防止システム5の構成とその処理の説明を終了するが、次に「パチンコ台の不正使用防止方法」の面から説明する。

0096

図4は、本願請求項7,8による「パチンコ台の不正使用防止方法」の処理の流れを示している。

0097

図4に示すように、本方法では最初に、各パチンコ台についてその製造時に各部品に固有の部品番号、設置されるパチンコ店のパチンコ店番号をパチンコ台製造メーカーの秘密鍵によって暗号化した上で、各部品に刻印・印刷する(ステップS200)。

0098

次に、上記ステップ200で付与された部品番号、パチンコ店番号の暗号化番号、あるいは暗号化番号およびそれらの平文による番号の双方を番号セットとして所定の登録判定装置に登録する(ステップS210)。

0099

上記準備の下、パチンコ台が各パチンコ店に設置される(ステップS220)。

0100

パチンコ台の設置後、不正な改造の有無を検査するには、登録判定装置による判定の方法(ステップS230〜S260)と、復号化による判定方法(ステップS300〜S310)の2通りがある。

0101

まず、登録判定装置によって判定する方法の場合は、パチンコ台に付されている番号と設置パチンコ店のパチンコ店番号を入力する(ステップS230)。

0102

次に、上記ステップS230で入力した番号を番号セットとして登録判定装置に問い合わせる(ステップS240)。この問い合わせを受けた登録判定装置では、問い合わせのあった番号セットと登録されている番号セットとを照合し(ステップS250)、問い合わせのあった番号セットの中で元の部品番号あるいはパチンコ店番号と異なる番号が存在するか否かの判定結果を出力する(ステップS260)。

0103

一方、復号化による判定方法では、不正改造の有無の検査時に、パチンコ台の製造メーカーの公開鍵によって、上述説明したように平文による番号に復号化する(ステップS300)。

0104

最後に、復号化された部品番号、パチンコ店番号の意味するところにより、不正改造の有無を判定することができる(ステップS310)。

0105

なお、図4の「パチンコ台の不正使用防止方法」において、登録判定装置への番号セットの登録(ステップS210)と、登録判定装置による判定の各処理(ステップS230〜S260)は省略することができることは図3の説明から明らかである。

発明の効果

0106

本願請求項1,2の「パチンコ台の不正使用防止システム」および請求項5,6の「パチンコ台の不正使用防止方法」によれば、各パチンコ台の所定の部品のそれぞれに固有な部品番号及び各パチンコ台が設置されるパチンコ店のパチンコ店番号が、パチンコ台の各部品に刻印・印刷されており、かつ、これらの部品番号等がそれらの集合である番号セットとして登録判定装置に秘密の状態で登録されているので、パチンコ台を構成する部品のいずれかが、あるいはパチンコ台そのものが不正に取り換えられた場合には、番号セットとの照合によって取り換えられた部品を直ちに検出することができる。

0107

不正改造グループは、事前に改造しようとる部品の部品番号を知り得ず、たとえ数個の部品番号を知り得たとしても、画一的でないため大量に改造部品を製造できず、また、不正に改造しても直ちに発見される。これにより、不正改造行為が効果的に抑制され、結果的にパチンコ台の不正改造を防止することができる。

0108

また、パチンコ台の不正投棄の問題に対しても、パチンコ台には設置パチンコ店の番号が付されているので、不法投棄したパチンコ店を特定でき、これによってパチンコ台の不法投棄を効果的に抑制できる。

0109

本願請求項3,4の「パチンコ台の不正使用防止システム」および請求項7,8の「パチンコ台の不正使用防止方法」によれば、パチンコ台の各部品に付されている暗号化番号をそのパチンコ台の製造メーカーの公開鍵によって平文による部品番号等に復号化でき、その平文による部品番号の意味するところにより、直ちに不正改造の有無を検出することができる。

0110

暗号化番号を生成するには、パチンコ台製造メーカーのみが知る秘密鍵が必要にとなるので、不正改造グループによる改造部品の製造を阻止できる。

0111

また、平文の番号の中に設置パチンコ店の番号を含ませれば、不法投棄を効果的に抑制できることは既述の通りである。

図面の簡単な説明

0112

図1本発明の一実施形態による「パチンコ台の不正使用防止システム」の構成と処理の流れを示したブロック図。
図2本発明の一実施形態による「パチンコ台の不正使用防止」の処理の流れを示したフローチャート
図3本発明の他の実施形態による「パチンコ台の不正使用防止システム」の構成と処理の流れを示したブロック図。
図4本発明の他の実施形態による「パチンコ台の不正使用防止」の処理の流れを示したフローチャート。
図5パチンコ台の構造を概略示した斜視図。

--

0113

1パチンコ台の不正使用防止システム
2番号付与装置
2a 番号決定手段
2b部品番号・パチンコ店番号データベース
2c通信手段
2d刻印・印刷手段
3登録判定装置
3a 通信手段
3b番号セットデータベース
3c 判定手段
4検査装置
4a 通信手段
4b番号入力手段
4c 判定結果出力手段
5 パチンコ台の不正使用防止システム
6 番号付与装置
7検査用復号装置
7a 番号入力手段
7b復号化手段
7c平文番号出力手段
10 暗号化手段

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