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技術 増幅器及びディスプレイ装置

出願人 NECディスプレイソリューションズ株式会社
発明者 若林俊次
出願日 1997年9月22日 (23年3ヶ月経過) 出願番号 1997-257333
公開日 1999年4月9日 (21年8ヶ月経過) 公開番号 1999-097940
状態 特許登録済
技術分野 増幅器1 カラーTV映像再生装置 増幅器2 増幅器一般
主要キーワード パワーオペアンプ 鋸歯状波発生回路 電流増幅段 鋸歯状波電圧 コレクタ損失 色信号再生回路 鋸歯状波形 パラボラ状
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図面 (7)

課題

エネルギー効率が良い増幅器の提供。

解決手段

周期的に変化する信号を増幅して負荷17に与える増幅回路4,7,8と、負荷17により発生した電圧分圧を求め、その分圧の周期毎のピークを検出し保持するピークホールド回路24と、ピークホールド回路24が保持している電圧に応じて、増幅回路4,7,8が有する増幅素子7,8の電源電圧を変化させる増幅素子電源回路5,6,9〜12,21,22,26とを備える構成である。

概要

背景

図5は、ディスプレイ装置において、コンバージェンス及びピュリティ等の補正回路に使用される従来の増幅器の構成例を示した回路図である。この増幅器は、ディスプレイ装置の垂直周期信号に変調された水平周期パラボラ状波形電圧入力波発生源31から非反転入力端子に与えられるパワーオペアンプ34と、ベースがパワーオペアンプ34の出力端子共通接続されたNPN型パワートランジスタ35及びPNP型パワートランジスタ36からなるSEPP(Single-Ended Push Pull)方式のOTL(Output Transformer-Less )回路と、一端が補正コイル37の一端に接続され、他端が接地されて、負荷である補正コイル37に流れる電流を検出し、パワーオペアンプ34に負帰還掛ける為の抵抗38とを備えている。

OTL回路は、NPN型パワートランジスタ35及びPNP型パワートランジスタ36のエミッタ共通接続点が負荷である補正コイル37の他端に接続されている。NPN型パワートランジスタ35のコレクタは、負極が接地された電圧VCCの電源32の正極に接続され、PNP型パワートランジスタ36のコレクタは、正極が接地された電圧VCCの電源33の負極に接続されている。

このような構成の増幅器では、入力波発生源31から、図2(a)に示すような、ディスプレイ装置の垂直周期信号に変調された水平周期のパラボラ状波形電圧が、パワーオペアンプ34の非反転入力端子に与えられる。パワーオペアンプ34は、与えられたパラボラ状波形電圧を増幅してNPN型パワートランジスタ35及びPNP型パワートランジスタ36の各ベースに与える。OTL回路は、パワーオペアンプ34から与えられたパラボラ状波形電圧が正の時は、NPN型パワートランジスタ35がオンし、パラボラ状波形電圧が負の時は、PNP型パワートランジスタ36がオンして、パラボラ状波形電圧と同様波形の電流を補正コイル37に流すように作動する。この時、補正コイル37により生じる電圧は、補正コイル37が誘導負荷である為、図6に示すような、入力電流が微分された鋸歯状波形となる。

NPN型パワートランジスタ35は、電源電圧として+VCCが印加されており、コレクタ−エミッタ間には、+VCC−鋸歯状波電圧(図6の正側)の電圧が加わり、オンしている間はこの電圧とパラボラ状波形電流とによる熱が発生する。つまり、図6の正側の斜線部がNPN型パワートランジスタ35の電力損失コレクタ損失)となる。また、PNP型パワートランジスタ36は、電源電圧として−VCCが印加されており、コレクタ−エミッタ間には、−VCC+鋸歯状波電圧(図6の負側)の電圧が加わり、オンしている間はこの電圧とパラボラ状波形電流とによる熱が発生する。つまり、図6の負側の斜線部がPNP型パワートランジスタ36の電力損失(コレクタ損失)となる。

概要

エネルギー効率が良い増幅器の提供。

周期的に変化する信号を増幅して負荷17に与える増幅回路4,7,8と、負荷17により発生した電圧の分圧を求め、その分圧の周期毎のピークを検出し保持するピークホールド回路24と、ピークホールド回路24が保持している電圧に応じて、増幅回路4,7,8が有する増幅素子7,8の電源電圧を変化させる増幅素子電源回路5,6,9〜12,21,22,26とを備える構成である。

目的

電力増幅に伴うエネルギー効率を良くする技術としては、パルス幅変調方式スイッチングにより、適当で必要最小限の電源電圧を供給する電力増幅回路が、特開昭57−140008号公報に開示されている。本発明は、上述したような事情に鑑みてなされたものであり、エネルギー効率が良い増幅器及びディスプレイ装置を提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

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請求項1

周期的に変化する信号を増幅して負荷に与える増幅回路と、該負荷により発生した電圧分圧を求め、該分圧の周期毎のピークを検出し保持するピークホールド回路と、該ピークホールド回路が保持している電圧に応じて、前記増幅回路が有する増幅素子電源電圧を変化させる増幅素子電源回路とを備えることを特徴とする増幅器

請求項2

負荷により発生した電圧の分圧を求め、該分圧の絶対値を出力する絶対値回路を更に備え、ピークホールド回路は該絶対値回路が出力した電圧のピークを検出し保持する請求項1記載の増幅器。

請求項3

増幅素子電源回路は、負荷により発生した電圧をトリガとして鋸歯状波電圧を発生させる鋸歯状波発生回路と、該鋸歯状波発生回路が発生させた鋸歯状波電圧及びピークホールド回路が保持している電圧に基づきパルス幅変調したパルス列を出力するパルス幅変調回路と、該パルス幅変調回路が出力したパルス列を平滑し電源電圧として出力する平滑回路とを備える請求項1又は2記載の増幅器。

請求項4

ピークホールド回路が保持している電圧を与えられ、該電圧が所定値を超えている時は、ピークホールド回路が保持している電圧として、前記所定値を超える所定の電圧を出力し、前記所定値を超えていない時は、ピークホールド回路が保持している電圧を出力するクランプ回路を更に備える請求項1〜3の何れかに記載の増幅器。

請求項5

増幅素子電源回路は、平滑回路が出力した電源電圧の位相補償制御してピークホールド回路が周期的に保持している電圧の位相に一致させる為の信号をパルス幅変調回路に与える位相補償制御回路を備える請求項3又は4に記載の増幅器。

請求項6

請求項1〜5の何れかに記載の増幅器を有して画像を補正する画像補正回路を備えることを特徴とするディスプレイ装置

技術分野

0001

本発明は、ディスプレイモニター及びテレビジョン等のディスプレイ装置において、コンバージェンス及びピュリティ等の補正回路に使用される増幅器及びディスプレイ装置の改良に関するものである。

背景技術

0002

図5は、ディスプレイ装置において、コンバージェンス及びピュリティ等の補正回路に使用される従来の増幅器の構成例を示した回路図である。この増幅器は、ディスプレイ装置の垂直周期信号に変調された水平周期パラボラ状波形電圧入力波発生源31から非反転入力端子に与えられるパワーオペアンプ34と、ベースがパワーオペアンプ34の出力端子共通接続されたNPN型パワートランジスタ35及びPNP型パワートランジスタ36からなるSEPP(Single-Ended Push Pull)方式のOTL(Output Transformer-Less )回路と、一端が補正コイル37の一端に接続され、他端が接地されて、負荷である補正コイル37に流れる電流を検出し、パワーオペアンプ34に負帰還掛ける為の抵抗38とを備えている。

0003

OTL回路は、NPN型パワートランジスタ35及びPNP型パワートランジスタ36のエミッタ共通接続点が負荷である補正コイル37の他端に接続されている。NPN型パワートランジスタ35のコレクタは、負極が接地された電圧VCCの電源32の正極に接続され、PNP型パワートランジスタ36のコレクタは、正極が接地された電圧VCCの電源33の負極に接続されている。

0004

このような構成の増幅器では、入力波発生源31から、図2(a)に示すような、ディスプレイ装置の垂直周期信号に変調された水平周期のパラボラ状波形電圧が、パワーオペアンプ34の非反転入力端子に与えられる。パワーオペアンプ34は、与えられたパラボラ状波形電圧を増幅してNPN型パワートランジスタ35及びPNP型パワートランジスタ36の各ベースに与える。OTL回路は、パワーオペアンプ34から与えられたパラボラ状波形電圧が正の時は、NPN型パワートランジスタ35がオンし、パラボラ状波形電圧が負の時は、PNP型パワートランジスタ36がオンして、パラボラ状波形電圧と同様波形の電流を補正コイル37に流すように作動する。この時、補正コイル37により生じる電圧は、補正コイル37が誘導負荷である為、図6に示すような、入力電流が微分された鋸歯状波形となる。

0005

NPN型パワートランジスタ35は、電源電圧として+VCCが印加されており、コレクタ−エミッタ間には、+VCC−鋸歯状波電圧図6の正側)の電圧が加わり、オンしている間はこの電圧とパラボラ状波形電流とによる熱が発生する。つまり、図6の正側の斜線部がNPN型パワートランジスタ35の電力損失コレクタ損失)となる。また、PNP型パワートランジスタ36は、電源電圧として−VCCが印加されており、コレクタ−エミッタ間には、−VCC+鋸歯状波電圧(図6の負側)の電圧が加わり、オンしている間はこの電圧とパラボラ状波形電流とによる熱が発生する。つまり、図6の負側の斜線部がPNP型パワートランジスタ36の電力損失(コレクタ損失)となる。

発明が解決しようとする課題

0006

上述したように、従来の増幅器では、電流増幅段のパワートランジスタ35,36の電力損失が大きく、発熱量が大きい為、大型の放熱器を必要としていた。また、誘導負荷に水平周期電流のような高い周波数成分の電流を流すと、図6に示すような急峻な電圧が発生する為、図6に示す斜線部を減らすことはできず、エネルギー効率を良くすることは困難であった。

0007

電力増幅に伴うエネルギー効率を良くする技術としては、パルス幅変調方式スイッチングにより、適当で必要最小限の電源電圧を供給する電力増幅回路が、特開昭57−140008号公報に開示されている。本発明は、上述したような事情に鑑みてなされたものであり、エネルギー効率が良い増幅器及びディスプレイ装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0008

第1発明に係る増幅器は、周期的に変化する信号を増幅して負荷に与える増幅回路と、該負荷により発生した電圧の分圧を求め、該分圧の周期毎のピークを検出し保持するピークホールド回路と、該ピークホールド回路が保持している電圧に応じて、前記増幅回路が有する増幅素子の電源電圧を変化させる増幅素子電源回路とを備えることを特徴とする。

0009

第2発明に係る増幅器は、負荷により発生した電圧の分圧を求め、該分圧の絶対値を出力する絶対値回路を更に備え、ピークホールド回路は該絶対値回路が出力した電圧のピークを検出し保持することを特徴とする。

0010

第3発明に係る増幅器は、増幅素子電源回路は、負荷により発生した電圧をトリガとして鋸歯状波電圧を発生させる鋸歯状波発生回路と、該鋸歯状波発生回路が発生させた鋸歯状波電圧及びピークホールド回路が保持している電圧に基づきパルス幅変調したパルス列を出力するパルス幅変調回路と、該パルス幅変調回路が出力したパルス列を平滑し電源電圧として出力する平滑回路とを備えることを特徴とする。

0011

第4発明に係る増幅器は、ピークホールド回路が保持している電圧を与えられ、該電圧が所定値を超えている時は、ピークホールド回路が保持している電圧として、前記所定値を超える所定の電圧を出力し、前記所定値を超えていない時は、ピークホールド回路が保持している電圧を出力するクランプ回路を更に備えることを特徴とする。

0012

第5発明に係る増幅器は、増幅素子電源回路は、平滑回路が出力した電源電圧の位相補償制御してピークホールド回路が周期的に保持している電圧の位相に一致させる為の信号をパルス幅変調回路に与える位相補償制御回路を備えることを特徴とする。

0013

第6発明に係るディスプレイ装置は、請求項1〜5の何れかに記載の増幅器を有して画像を補正する画像補正回路を備えることを特徴とする。

0014

実施の形態1.以下に、本発明を、その実施の形態を示す図面に基づき説明する。図1は、本発明に係る増幅器の実施の形態の構成を示すブロック図である。この増幅器は、ディスプレイ装置の垂直周期信号に変調された水平周期のパラボラ状波形電圧が入力波発生源3から非反転入力端子に与えられるパワーオペアンプ4と、ベースがパワーオペアンプ4の出力端子に共通接続された増幅素子であるNPN型パワートランジスタ7及びPNP型パワートランジスタ8からなるSEPP(Single-Ended Push Pull)方式のOTL(Output Transformer-Less )回路と、一端が補正コイル17の一端に接続され、他端が接地されて、負荷である補正コイル17に流れる電流を検出し、パワーオペアンプ4に負帰還を掛ける為の抵抗18とを備えている。

0015

OTL回路は、NPN型パワートランジスタ7及びPNP型パワートランジスタ8のエミッタの共通接続点が負荷である補正コイル17の他端に接続されている。この増幅器は、また、補正コイル17及び抵抗18の直列回路並列接続された分圧抵抗19,20の直列回路と、分圧抵抗19,20の接続点入力端子が接続された絶対値回路23と、絶対値回路23の出力を与えられるコンデンサ27及び抵抗28からなる微分回路と、この微分回路の出力に同期して鋸歯状波電圧を発生させる鋸歯状波発生回路26と、絶対値回路23の出力を与えられ、与えられた電圧の周期毎のピークを検出し保持するピークホールド回路24と、ピークホールド回路24が保持している電圧が所定値を超えている時は、所定の最大電圧を出力し、所定値を超えていない時は、ピークホールド回路24が保持している電圧を出力するクランプ回路25とを備えている。

0016

この増幅器は、また、非反転入力端子にクランプ回路25の出力が与えられた位相補償制御回路であるエラーアンプ21と、エラーアンプ21の出力及び鋸歯状波発生回路26の出力が与えられ、電圧VCCの電源1の正極に接続されたパルス幅変調回路であるパルス幅変調電源回路5と、パルス幅変調電源回路5の出力が与えられるチョークコイル9及び平滑コンデンサ11からなる平滑回路と、平滑コンデンサ11に並列接続された分圧抵抗13,14の直列回路とを備えている。

0017

鋸歯状波発生回路26、エラーアンプ21、パルス幅変調電源回路5、チョークコイル9及び平滑コンデンサ11は、増幅素子電源回路を構成している。分圧抵抗13,14の接続点は、エラーアンプ21の反転入力端子に接続されている。チョークコイル9及び平滑コンデンサ11からなる平滑回路は、NPN型パワートランジスタ7のコレクタに接続されている。

0018

この増幅器は、また、非反転入力端子にクランプ回路25の出力が与えられた位相補償制御回路であるエラーアンプ22と、エラーアンプ22の出力及び鋸歯状波発生回路26の出力が与えられ、電圧VCCの電源2の負極に接続されたパルス幅変調回路であるパルス幅変調電源回路6と、パルス幅変調電源回路6の出力が与えられるチョークコイル10及び平滑コンデンサ12からなる平滑回路と、平滑コンデンサ12に並列接続された分圧抵抗15,16の直列回路とを備えている。

0019

鋸歯状波発生回路26、エラーアンプ22、パルス幅変調電源回路6、チョークコイル10及び平滑コンデンサ12は、増幅素子電源回路を構成している。分圧抵抗15,16の接続点は、エラーアンプ22の反転入力端子に接続されている。チョークコイル10及び平滑コンデンサ12からなる平滑回路は、PNP型パワートランジスタ8のコレクタに接続されている。

0020

以下に、このような構成の増幅器の動作を、その各部の電圧波形を示す波形図である図2図3を参照しながら説明する。入力波発生源3から、図2(a)のa1 に示すような、ディスプレイ装置の垂直周期信号に変調された水平周期のパラボラ状波形電圧が、パワーオペアンプ4の非反転入力端子に与えられる。パワーオペアンプ4は、与えられたパラボラ状波形電圧を増幅してNPN型パワートランジスタ7及びPNP型パワートランジスタ8の各ベースに与える。

0021

OTL回路は、パワーオペアンプ4から与えられたパラボラ状波形電圧が正の時は、NPN型パワートランジスタ7がオンし、パラボラ状波形電圧が負の時は、PNP型パワートランジスタ8がオンして、パラボラ状波形電圧と同様波形の電流を補正コイル17に流すように作動する。この時、補正コイル17により生じる電圧は、補正コイル17が誘導負荷である為、図2(b)のb1 に示すような、入力電流が微分された鋸歯状波形となる。

0022

絶対値回路23は、補正コイル17により発生した電圧の分圧を分圧抵抗19,20から求め、全波整流により、図2(c)のc1 に示すような、その絶対値を求めて出力する。ピークホールド回路24は、絶対値回路23が出力した電圧の、図2(c)のc2 に示すような、周期毎のピークを検出し保持する。クランプ回路25は、図2(d)のd1 に示すように、ピークホールド回路24が保持している電圧が所定電圧を超えている時は、最大電圧を出力し、所定電圧を超えていない時は、ピークホールド回路24が保持している電圧を出力する。これにより、NPN型パワートランジスタ7及びPNP型パワートランジスタ8の飽和を防止し、波形歪みの無い負荷電流を得ることができる。

0023

一方、絶対値回路23が出力した電圧波形電圧(c1 )は、微分回路27,28により、図3(e)のe1 に示すように微分され、鋸歯状波発生回路26に与えられる。鋸歯状波発生回路26は、与えられた微分波形電圧(e1 )に同期して、図3(f)のf1 に示すような鋸歯状波形電圧を発生させる。位相補償制御回路21は、後述する平滑回路9,11が出力した電源電圧(図2(b)のb2 )の分圧を分圧抵抗13,14から求め、その位相を補償制御し、クランプ回路25が保持している電圧(d1 )の位相に一致させる為の、図3(f)のf2 に示すような電圧信号をパルス幅変調電源回路5に与える。

0024

パルス幅変調電源回路5は、位相補償制御回路21から与えられた電圧信号(f2 )と、鋸歯状波発生回路26から与えられた鋸歯状波形電圧(f1 )とから、図3(g)のgに示すような矩形波信号を作成し、この矩形波信号(g)に基づきパルス幅変調した、電圧VCCのパルス列を出力する。平滑回路9,11は、パルス幅変調回路が出力したパルス列を平滑し、図2(b)のb2 に示すような電源電圧として、NPN型パワートランジスタ7のコレクタに与える。これにより、クランプ回路25が保持している電圧(d1 )に応じて、NPN型パワートランジスタ7の電源電圧(b2 )を変化させることができ、NPN型パワートランジスタ7のコレクタ損失は図2(b)の正側の斜線部となり、エネルギー効率を良くすることができる。

0025

また、位相補償制御回路22は、後述する平滑回路10,12が出力した電源電圧(図2(b)のb3 )の分圧を分圧抵抗15,16から求め、その位相を補償制御し、クランプ回路25が保持している電圧(d1 )の位相に一致させる為の、図3(f)のf2 に示すような電圧信号をパルス幅変調電源回路6に与える。パルス幅変調電源回路6は、位相補償制御回路22から与えられた電圧信号(f2 )と、鋸歯状波発生回路26から与えられた鋸歯状波形電圧(f1 )とから、図3(g)のgに示すような矩形波信号を作成し、この矩形波信号(g)に基づきパルス幅変調した、電圧−VCCのパルス列を出力する。

0026

平滑回路10,12は、パルス幅変調回路が出力したパルス列を平滑し、図2(b)のb3 に示すような電源電圧として、PNP型パワートランジスタ8のコレクタに与える。これにより、クランプ回路25が保持している電圧(d1 )に応じて、PNP型パワートランジスタ8の電源電圧(b3 )を変化させることができ、PNP型パワートランジスタ8のコレクタ損失は図2(b)の負側の斜線部となり、エネルギー効率を良くすることができる。尚、上述した実施の形態では、誘導負荷の場合について記述したが、容量負荷又は抵抗負荷の場合についても同様の効果を得ることができる。

0027

実施の形態2.図4は、本発明に係るディスプレイ装置の実施の形態の構成を示すブロック図である。このディスプレイ装置は、カラーテレビジョン受像機であり、アンテナ40により受信されたカラーテレビジョン電波は、チューナ41により選択増幅されると共に、中間周波信号に変換され、映像中周波増幅・検波回路42へ送られる。中間周波信号は、映像中間周波増幅・検波回路42で増幅され、カラーテレビジョン信号音声中間周波信号とに分離される。音声中間周波信号は、音声中間周波増幅回路48で増幅された後、音声検波増幅回路49により音声信号が検波増幅され、スピーカ50から出力される。

0028

カラーテレビジョン信号は、映像増幅回路43で増幅された後、搬送色信号C及び輝度信号Yに分離され、搬送色信号Cは色信号再生回路44へ送られ、輝度信号Yは輝度信号増幅回路45及び同期・偏向回路46へ送られる。色信号再生回路44では、搬送色信号Cから色差信号R−Y,G−Y,B−Yが再生出力される。色差信号R−Y,G−Y,B−Yは、輝度信号増幅回路45で増幅された輝度信号Yがそれぞれ加算されて、色信号R,G,Bとなって、CRT51へ入力される。CRT51では、色信号R,G,Bは、それぞれの強さに応じた電子ビームとなる。

0029

また、同期・偏向回路46は、垂直同期信号水平同期信号とを画像補正回路47へ与える。画像補正回路47は、コンバージェンス及びピュリティ等の何れかの画像補正を行う回路であり、実施の形態1で説明した増幅器を有して、CRT51の補正コイルを駆動し、画像を補正する。その他の構成及び動作は、実施の形態1で説明した増幅器の構成及び動作と同様なので、説明を省略する。これにより、画像補正回路47の増幅器のエネルギー効率がよくなるので、消費電力を減少させることができる。

発明の効果

0030

第1発明に係る増幅器によれば、増幅回路が、周期的に変化する信号を増幅して負荷に与え、ピークホールド回路が、負荷により発生した電圧の分圧を求め、その分圧の周期毎のピークを検出し保持する。増幅素子電源回路は、ピークホールド回路が保持している電圧に応じて、増幅回路が有する増幅素子の電源電圧を変化させる。これにより、エネルギー効率を良くすることができる。

0031

第2発明に係る増幅器によれば、絶対値回路が、負荷により発生した電圧の分圧を求め、その分圧の絶対値を出力し、ピークホールド回路は、絶対値回路が出力した電圧のピークを検出し保持するので、負荷により発生する正電圧及び負電圧の双方を、1つのピークホールド回路により処理することができる。

0032

第3発明に係る増幅器によれば、増幅素子電源回路は、鋸歯状波発生回路が、負荷により発生した電圧をトリガとして鋸歯状波電圧を発生させ、パルス幅変調回路が、鋸歯状波発生回路が発生させた鋸歯状波電圧及びピークホールド回路が保持している電圧に基づきパルス幅変調したパルス列を出力し、平滑回路が、パルス幅変調回路が出力したパルス列を平滑し電源電圧として出力する。これにより、スイッチングノイズ等の影響が少なく、また、エネルギー効率が高い増幅器を得ることができる。

0033

第4発明に係る増幅器によれば、クランプ回路が、ピークホールド回路が保持している電圧が所定値を超えている時は、ピークホールド回路が保持している電圧として、前記所定値を超える所定の電圧を出力し、前記所定値を超えていない時は、ピークホールド回路が保持している電圧を出力するので、増幅素子に一様なバイアス電圧をかけることができ、また、増幅素子の飽和を防止することができ、歪みのない負荷電流を得ることができる。

0034

第5発明に係る増幅器によれば、増幅素子電源回路は、位相補償制御回路が、平滑回路が出力した電源電圧の位相を補償制御し、ピークホールド回路が周期的に保持している電圧の位相に一致させる為、平滑回路により生じた位相の遅れ補償することができ、歪みのない負荷電流を得ることができる。

0035

第6発明に係るディスプレイ装置によれば、請求項1〜5の何れかに記載の増幅器を有して画像を補正する画像補正回路を備えているので、消費電力を減少させることができる。

図面の簡単な説明

0036

図1本発明に係る増幅器の実施の形態の構成を示すブロック図である。
図2本発明に係る増幅器の各部の電圧波形を示す波形図である。
図3本発明に係る増幅器の各部の電圧波形を示す波形図である。
図4本発明に係るディスプレイ装置の実施の形態の構成を示すブロック図である。
図5従来の増幅器の構成例を示した回路図である。
図6従来の増幅器の各部の電圧波形を示す波形図である。

--

0037

1,2電源、3入力波発生源、4パワーオペアンプ、5,6パルス幅変調(電源)回路、7NPN型パワートランジスタ(増幅素子)、8PNP型パワートランジスタ(増幅素子)、9,10チョークコイル(平滑回路)、11,12平滑コンデンサ(平滑回路)、17補正コイル(負荷)、21,22エラーアンプ(位相補償制御回路)、23絶対値回路、24ピークホールド回路、25クランプ回路、26鋸歯状波発生回路、27コンデンサ(微分回路)、28抵抗(微分回路)、47画像補正回路、51 CRT。

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