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技術 植物の生育装置及び植物生育用ホルダー

出願人 海瀬昇株式会社日清エンジニアリング
発明者 海瀬昇
出願日 1997年9月17日 (23年2ヶ月経過) 出願番号 1997-252188
公開日 1999年4月6日 (21年7ヶ月経過) 公開番号 1999-089455
状態 未査定
技術分野 播種・植付けの前処理 水耕栽培
主要キーワード 多角形筒 水循環機構 流れ調整 生育装置 曝気機構 閉塞用 水溶性肥料 植物生育用
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1999年4月6日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (8)

課題

植物が生育する水質肥料を正確に試験、研究することができる。

解決手段

栽培槽2と、前記栽培槽2の内部の水の温度を制御する温度制御機構3と、栽培槽2内の水を循環させる水循環機構4と、前記栽培槽2内に肥料を供給する肥料供給機構5と、栽培槽2内に装脱可能に収納するホルダー6とを有し、前記栽培槽2内の水を前記温度制御機構3で温度を調整するとともに、前記水循環機構4により循環流させて前記肥料供給機構5により肥料を供給しながら、前記ホルダー6に植え付ける植物の種子やを生育させるようにした。

概要

背景

周知のように、植物を生育させるには水、温度、空気等が不可決の条件で、特に山葵、菖蒲やあやめ、蓮等の水生植物においては、繁殖したり生育するためには河川湖沼や池の水質に著しく影響される。そして、水生植物に適正な水質であれば著しく良好に生育するが、不適正な水質であれば全く生育することができない。全国各地での河川、湖沼、池等において、硬度、PH値、含有成分等の水質がすべて相違するので、どの地域での河川、湖沼や池にどのような植物が良好に繁殖するのかを判断することが困難である。

概要

植物が生育する水質や肥料を正確に試験、研究することができる。

栽培槽2と、前記栽培槽2の内部の水の温度を制御する温度制御機構3と、栽培槽2内の水を循環させる水循環機構4と、前記栽培槽2内に肥料を供給する肥料供給機構5と、栽培槽2内に装脱可能に収納するホルダー6とを有し、前記栽培槽2内の水を前記温度制御機構3で温度を調整するとともに、前記水循環機構4により循環流させて前記肥料供給機構5により肥料を供給しながら、前記ホルダー6に植え付ける植物の種子やを生育させるようにした。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
1件

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請求項1

栽培槽と、前記栽培槽の内部の水の温度を制御する温度制御機構と、栽培槽内の水を循環させる水循環機構と、栽培槽内に肥料を供給する肥料供給機構と、栽培槽内に装脱可能に収納するホルダーとを有し、前記栽培槽内の水を前記温度制御機構で温度を調整するとともに、前記水循環機構により循環流させて前記肥料供給機構により肥料を供給しながら、前記ホルダーに植え付ける植物の種子やを生育させるようにしたことを特徴とする植物の生育装置

請求項2

筒材側壁に横方向のスリットを上下に複数開設し、内部に植え付ける植物の種子や苗の根毛を前記スリットに絡ませて生育させるようにしたことを特徴とする植物生育用ホルダー。

請求項3

筒材は円筒形で、スリットは円筒形のほぼ半径分の長さだけ形成され、且つ上下に隣り合うスリットの位置は相互に半径分だけずれていることを特徴とする請求項2に記載の植物生育用ホルダー。

技術分野

0001

本発明は、植物の種子やを、水質肥料試験、研究しながら生育するようにした植物の生育装置、及び生育用ホルダーに関するものである。

背景技術

0002

周知のように、植物を生育させるには水、温度、空気等が不可決の条件で、特に山葵、菖蒲やあやめ、蓮等の水生植物においては、繁殖したり生育するためには河川湖沼や池の水質に著しく影響される。そして、水生植物に適正な水質であれば著しく良好に生育するが、不適正な水質であれば全く生育することができない。全国各地での河川、湖沼、池等において、硬度、PH値、含有成分等の水質がすべて相違するので、どの地域での河川、湖沼や池にどのような植物が良好に繁殖するのかを判断することが困難である。

発明が解決しようとする課題

0003

従来では、全国各地の水質の硬度、PH値、含有成分等を化学的に測定することはできるが、水生植物の種類によって人工的に生育が適正であるか否かを簡単に判断できないので、河川や湖沼、池等を人工的に植物栽培していないのが実情である。そこで本発明は、ある種の水質若しくは肥料が、どのような種類の水生植物の種子や苗が適正に栽培できるか否かを簡単に実験、試験若しくは研究する目的で提案されたものである。

課題を解決するための手段

0004

前記目的を達成するため、本発明では、栽培槽と、前記栽培槽の内部の水の温度を制御する温度制御機構と、栽培槽内の水を循環させる水循環機構と、栽培槽内に肥料を供給する肥料供給機構と、栽培槽内に装脱可能に収納するホルダーとを有し、栽培槽内の水を前記温度制御機構で温度を調整するとともに、前記水循環機構により循環流させて前記肥料供給機構により肥料を供給しながら、前記ホルダーに植え付ける植物の種子や苗を生育させるようにしたこと、及び前記ホルダーを、筒材側壁に横方向のスリットを上下に複数開設し、内部に植え付ける植物の種子や苗の根毛を前記スリットに絡ませて生育させるようにしたことを特徴とする。

発明を実施するための最良の形態

0005

以下に本発明の実施の形態を説明すると、図1において、本発明の植物の生育装置1は、上面が開放する栽培槽2と、前記栽培槽2の内部に貯溜する水の温度を制御する温度制御機構3と、栽培槽2の水を循環流させる水循環機構4と、栽培槽2の内部に、特に液体肥料を供給する肥料供給機構5と、前記栽培槽2の内部に装脱可能に収納するホルダー6とを有する。

0006

前記栽培槽2は、上面が開放する水密な浅い枠状で、内部に貯溜する水Wの水位を常に一定に維持するための流出口21を開設してある。前記栽培槽2は、横幅は100センチ、奥行きが60センチ、高さが15センチ程度の寸法で、下から10センチ程度の位置に前記流出口21が形成されているので水深が10センチとなり、内部に約60リットルの水を貯溜することができる。

0007

そして、前記温度制御機構3は、栽培槽2の内部に設けてある水温センサー31と、前記水温センサー31を電気的に接続したコンピューター等からなる制御部32と、前記制御部32に電気的に接続されている冷媒の加温・冷却可能な温度調節部33と、前記栽培槽2の底部に蛇行状に配設されている冷媒管34と、前記冷媒管34の入口と出口とに接続されて途中に冷媒ポンプ35を介在させた冷媒流路36とを有する。

0008

したがって、前記水温センサー31が栽培槽2の内部の水温を検出して制御部32に温度信号を与え、その温度信号が制御部32に設定された範囲の温度以上であれば温度調節部33が冷媒ポンプ35の駆動で冷媒流路36を流れる冷媒を冷却して冷媒管34に流し、水Wを冷却する。また、制御部32からの温度信号が制御部32の設定温度以下であれば、温度調節部33が冷媒流路36の冷媒を加温するので、水Wが加温される。このため、栽培槽2の内部の水温は制御部32に設定された範囲の温度に維持されている。なお、冷媒流路36を流れる前記冷媒としては水を使用することができる。

0009

前記水循環機構4は、例えば3流路ローラチューブポンプ41と、前記ポンプ41に接続されて栽培槽2の内部に外部からの水を供給する外部水供給路42と、前記栽培槽2の水を循環流させる第1循環路43及び第2循環路44とを有する。

0010

したがって、ポンプ41の3流路ローラチューブをすべて駆動すると外部水供給路42によって外部からの水が栽培槽2に供給されるとともに、第1循環路43と第2循環路44とにより栽培槽2の水が循環流し、外部水供給路42から供給される水に相当する量が流出口21から排出する。また、外部水供給路42を止めて第1循環路43と第2循環路44とに水を流すと栽培槽2の水が両循環路によって循環流し、第1循環路43または第2循環路44のいずれか一方のみに水を流すと栽培槽2の水がゆるく循環流する。更に、外部水供給路42と第1循環路43または第2循環路44のいずれか一方に水を流すと外部から供給される水と循環する水とが等量になるし、外部水供給路42にのみ水を流すと外部の水だけが栽培槽2に供給される。ポンプ41の制御による各流路の水の流れ調整は、植物の栽培条件によって調節するものである。

0011

前記肥料供給機構5は、肥料貯溜槽51と、前記肥料貯溜槽51に接続されて途中に肥料注入用のローラチューブポンプ52を介在させた肥料供給路53とを有し、ポンプ52の駆動によって適正に制御された量の肥料を、肥料供給路53を介して栽培槽2に注入することができる。

0012

前記ホルダー6は、図3から図5に示す実施例では、上下端部が開放する円筒状の筒材61の側壁に、横方向のスリット62を上下に複数開設した構成で、開放する下端に閉塞用栓材63を着脱可能に設けるとともに、内部に植物の苗や種子の着床材64を設けた構成である。

0013

前記ホルダー6は、直径が6センチ、高さが14センチ程度で、栽培槽2の内部において冷媒管34の蛇行状隙間内直立状に収納する。そして、栽培槽2の水深が10センチであるから、ホルダー6を栽培槽2の内部に設置した状態では下から10センチが水中で、上方の4センチが空中に位置する。したがって、前記着床材64は筒材61の内部に下から約11センチの高さにまで充填する。

0014

前記着床材64は、生育させる植物によっても相違するが、例えば細かいや砂ばかりでなく、コーヒー注出した後のコーヒー豆糟を使用することができ、毛細管現象により栽培槽2の水位より上にまで水が上昇する素材を使用する。

0015

また、前記筒材61に開設したスリット62は、最も望ましい形状として、筒材61の円筒形のほぼ半径分の長さに形成され、且つ上下に隣り合うスリット62の位置が相互に半径分だけずれている。このような構成であると、着床材64の上面に植物の苗や種子をおいて生育した場合に、毛根がスリット62にきわめて絡みやすくなり、植物の生育を助長することができる。

0016

しかし、筒材61は多角形筒でもよいし、また前記スリット62は図6図7に示すように縦方向のスリットでもよいし、円形の孔を複数開設してスリットとしてもよい。また、図7に示すように、筒材61は左右に2分割した片半筒材65、65を組合せた構成にし、両片半筒材65を蝶番(図示せず)で開閉可能にしたり、底面66を設けた構成でもよい。

0017

また本発明によれば、例えばエアーポンプからなる曝気機構7を栽培槽2に接続し、栽培槽2の水中に微細気泡を供給するようにしてもよい。

0018

本発明の生育装置1は前記した構成であり、植物を生育する場合は以下のとおりである。筒材61に着床材64を所定の深さまで充填し、着床材64の上端に植物の苗若しくは種を載せてなる複数のホルダー6を、栽培槽2の内部に直立状にして収納する。この場合、すべてのホルダー6に同一種類の植物の苗や種を載せてもよいし、複数種類の苗や種を各ホルダー6に載せてもよい。

0019

次いで水循環機構4のポンプ41において、外部水供給路42のみを開放して第1循環路43及び第2循環路44を閉止し、外部からの水を栽培槽2に、流出口21の高さまで供給するとともに、温度制御機構3を作動して栽培槽2内の水をホルダー6内の苗や種子の生育に適する温度に制御する。この状態では、水Wの水面が着床材64の上端より下に位置していても、着床材64は毛細管現象により水を上端にまで吸い上げるので、苗や種子が湿潤して次第に膨潤し、発する。

0020

ある程度の時間、期間が経過したら、苗や種子の生育に最適なように肥料供給機構5から液体肥料若しくは水溶性肥料を栽培槽2に適性量あて供給したり、ポンプ41を駆動制御して栽培槽2の水を循環させながら一部を外部からの水に交換する。

0021

生育装置1を前記のように作動させることにより、ホルダー6内の苗や種子が発芽して根毛が次第に生育し、着床材64中を侵入してスリット62を通って外部にまで達したり絡みつく。この状態にまでなると苗や種子は安定するので、ホルダー6を栽培槽2から取り出して閉塞用栓材63を筒材61から外し、着床材64を排出して筒材61の上方に苗、種子、根毛等を位置させて再び栽培槽2内に収納する。

0022

栽培槽2にホルダー6を再度収納したら、温度制御機構3、水循環機構4及び肥料供給機構5を継続して運転することにより、ホルダー6内の植物の生育状態を観察することができ、特に栽培槽2の水が外部水供給路42からの外部の水であるから、植物の生育と栽培槽2に供給される外部の水との因果関係を試験、研究することができる。また、肥料供給機構5から供給される肥料が、ホルダー6の植物に与える影響も確認することができる。特に栽培槽2や筒材61を透明な樹脂によって成形すると、ホルダー6の植物の生育状態を詳細に観察することができるし、また、複数個の生育装置1を並列状に設置して各生育装置1に種類の異なった肥料を使用し、肥料の種類によって植物の生育状態を比較観察することもできる。また、本発明の生育装置1を実験室的に植物栽培するばかりでなく、河川や湖沼、池等の近傍に設置し、外部の水としてそれらの天然水を使用するとともに、生育装置1を大気中に位置させて自然の環境に臨ませておくと、植物の生育状態をその地域での環境にしたがって観察することができ、正確な生育データーを収集することができる。

0023

以上本発明を図面に示す実施の形態に基づいて説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載の構成を変更しない限りどのようにでも実施することができる。例えば、本発明の生育装置1をラック等で上下多段に設置して移動可能にすることにより、栽培面積を増大したり、栽培する植物の種類を多くすることができる。

発明の効果

0024

以上要するに、本発明は、栽培槽と、前記栽培槽の内部の水の温度を制御する温度制御機構と、栽培槽内の水を循環させる水循環機構と、栽培槽内に肥料を供給する肥料供給機構と、栽培槽内に装脱可能に収納するホルダーとを有し、前記栽培槽内の水を前記温度制御機構で温度を調整するとともに、前記水循環機構により循環流させて前記肥料供給機構により肥料を供給しながら、前記ホルダーに植え付ける植物の種子や苗を生育させるようにしたことを特徴とし、また前記ホルダーに関するものである。

0025

したがって、特に山葵、蓮、菖蒲やあやめ等の水生植物の生育状態を、生育させる水質との関係で観察して実験したり試験、研究することができるばかりでなく、複数種類の植物や肥料を、相互に比較しながら多彩な状態で試験、研究することができる。また、栽培槽2に対するホルダー6の収納間隔を適宜に設定することにより、植物の栽培密度を確認できるばかりでなく、水質、水温、溶存酸素量、肥料の種類や供給量等と植物の生育との因果関係も、確実に、正確に観察することができるので、どの地域にどのような種類の植物が良好に生育できるかを判断できるので、従来では開拓されていなかった地域で、新種の植物を育成可能なデータを取得することもできる。しかも、装置本体はきわめて簡単で、どこにでも搬送可能であり、実用的価値の高いものとなる。

図面の簡単な説明

0026

図1本発明の実施例を示す概略側面図である。
図2同上の概略平面図である。
図3ホルダーの斜視図である。
図4ホルダーの一部を断面とした正面図である。
図5ホルダーの使用状態の概略縦断面図である。
図6ホルダーの他の実施例の正面図である。
図7ホルダーの他の実施例の分解した斜視図である。

--

0027

1生育装置
2栽培槽
3温度制御機構
4水循環機構
5肥料供給機構
6ホルダー
7曝気機構
21 流出口
31水温センサー
32 制御部
33温度調節部
34冷媒管
35冷媒ポンプ
41ポンプ
42外部水供給路
43 第1循環路
44 第2循環路
51肥料貯溜槽
52 ポンプ
53肥料供給路
61筒材
62スリット
63閉塞用栓材
64着床材
65 片半筒材
66 底面

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