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技術 壁装材

出願人 積水化学工業株式会社
発明者 遠山茂雄森田登志雄白井佳明
出願日 1997年9月4日 (23年3ヶ月経過) 出願番号 1997-239448
公開日 1999年3月26日 (21年9ヶ月経過) 公開番号 1999-081608
状態 拒絶査定
技術分野 壁の仕上げ 積層体(2)
主要キーワード クギ止め 熱コート アクリル系エマルジョン接着剤 固定作用 ポリオレフィンフォーム 接着剤ラミネート エスダイン ポリオレフィン樹脂粉末
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1999年3月26日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

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課題

壁装材の壁面施工に於いて、下地処理工数を大幅に削減するもので、壁装材を普通に施工するだけで、不陸調整処理と壁装材の目開の防止が自然にできる壁装材を提供することを目的とする。

解決手段

内装材の裏面に見掛け密度0.2〜0.025g/cm3 の独立気泡ポリオレフィンフォームが積層されていることを特徴とする。

概要

背景

従来より、壁装材は、化粧紙、繊維/紙、合成樹脂/紙(記号/は積層を意味する)が主として使用されている。壁装材の表面は、印刷などの着色や種々の凹凸模様エンボス加工が施されて、織物砂壁木目大理石などのあらゆる種類の装飾が施され、裏面は、コンクリートベニア板などの壁面に澱粉糊等の水溶性接着剤で容易に貼り合わせることができる様に、紙が積層されている場合が多い。

壁装材は、広い面積継ぎ目なしで、安価に装飾できることが特徴であるが、離れた所から人間に観察されるので、壁装材を施工する下地の小さな不陸凹凸)、接続部分、孔などが壁装材の表面に現れ、これが人間に容易に識別できる欠点がある。そのため、壁装材を施工する面は、施工に先立って、壁用パテ石膏などで下地の凹凸を均一に埋めて平滑にする不陸調整処理を行い、しかも、施工後の壁装材の継ぎ目は、目開きが0.2mm以下になるように施工されなければならない。

壁装材工事の下地の条件は、現場により千差万別であり、通常、下地処理工数の多くを費やし、しかも、施工する職人能力により、仕上がりの程度の差が必然的に生まれていた。そのため、誰が施工しても、効率的に作業でき、しかも所定の品質が確保できる壁装材が強く要望されていた。

外観を良くするための壁装材は、本来の目的から、各種提案されており、例えば、特開平8−4237号公報には、小片分散物を混合した透明樹脂層着色層に積層した合成樹脂製壁紙や前記着色層を発泡層とする壁紙が提案されている。しかし、上記壁装材は、外観と耐磨耗性を改善するものであって、壁装材に下地の凹凸を吸収させて、工数の削減を図るものではなかった。

概要

壁装材の壁面施工に於いて、下地処理の工数を大幅に削減するもので、壁装材を普通に施工するだけで、不陸調整処理と壁装材の目開の防止が自然にできる壁装材を提供することを目的とする。

内装材の裏面に見掛け密度0.2〜0.025g/cm3 の独立気泡ポリオレフィンフォームが積層されていることを特徴とする。

目的

本発明は、上述のような問題点を解決するためになされたものであって、壁装材の壁面施工に於いて、下地処理の工数を大幅に削減するもので、壁装材を普通に施工するだけで、不陸調整処理と壁装材の目開の防止が自然にできる壁装材を提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

内装材の裏面に見掛け密度0.2〜0.025g/cm3 の独立気泡ポリオレフィンフォームが積層されていることを特徴とする壁装材

技術分野

0001

本発明は、不陸調整機能を有する壁装材に関する。

背景技術

0002

従来より、壁装材は、化粧紙、繊維/紙、合成樹脂/紙(記号/は積層を意味する)が主として使用されている。壁装材の表面は、印刷などの着色や種々の凹凸模様エンボス加工が施されて、織物砂壁木目大理石などのあらゆる種類の装飾が施され、裏面は、コンクリートベニア板などの壁面に澱粉糊等の水溶性接着剤で容易に貼り合わせることができる様に、紙が積層されている場合が多い。

0003

壁装材は、広い面積継ぎ目なしで、安価に装飾できることが特徴であるが、離れた所から人間に観察されるので、壁装材を施工する下地の小さな不陸凹凸)、接続部分、孔などが壁装材の表面に現れ、これが人間に容易に識別できる欠点がある。そのため、壁装材を施工する面は、施工に先立って、壁用パテ石膏などで下地の凹凸を均一に埋めて平滑にする不陸調整処理を行い、しかも、施工後の壁装材の継ぎ目は、目開きが0.2mm以下になるように施工されなければならない。

0004

壁装材工事の下地の条件は、現場により千差万別であり、通常、下地処理工数の多くを費やし、しかも、施工する職人能力により、仕上がりの程度の差が必然的に生まれていた。そのため、誰が施工しても、効率的に作業でき、しかも所定の品質が確保できる壁装材が強く要望されていた。

0005

外観を良くするための壁装材は、本来の目的から、各種提案されており、例えば、特開平8−4237号公報には、小片分散物を混合した透明樹脂層着色層に積層した合成樹脂製壁紙や前記着色層を発泡層とする壁紙が提案されている。しかし、上記壁装材は、外観と耐磨耗性を改善するものであって、壁装材に下地の凹凸を吸収させて、工数の削減を図るものではなかった。

発明が解決しようとする課題

0006

本発明は、上述のような問題点を解決するためになされたものであって、壁装材の壁面施工に於いて、下地処理の工数を大幅に削減するもので、壁装材を普通に施工するだけで、不陸調整処理と壁装材の目開の防止が自然にできる壁装材を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0007

本発明の壁装材は、内装材の裏面に見掛け密度0.2〜0.025g/cm3の独立気泡ポリオレフィンフォームが積層されていることを特徴とする。

0008

本発明に於いて使用される内装材とは、室内の内壁に装着される表皮材を意味し、通常の壁紙と基本的に同一である。具体的に例示すれば、印刷したり、エンボス加工した化粧紙;繊維の織物、編み物及びこれらと紙との積層体;印刷したり、エンボス加工した合成樹脂フィルム及びこれと紙との積層体;塩化ビニールペースト樹脂を紙にコートしてゲル化し、印刷したり、エンボス加工した塩化ビニール樹脂系壁紙などが挙げられる。

0009

本発明に於いて使用されるポリオレフィンフォームは、ポリオレフィン主体とする合成樹脂より製造された発泡体であって、上記ポリオレフィンとしては、例えば、低、中、高密度ポリエチレンエチレンを主体とする酢酸ビニールとの共重合体、エチレンを主体とするアルキルメタアクリレートとの共重合体、ポリプロピレンエチレン−プロピレン共重合体、エチレン−α−オレフィン共重合体などが挙げられ、これらは単独であってもよいし、1種以上が併用されていてもよい。

0010

独立気泡ポリオレフィンフォームとは、独立気泡率が50%以上である上記ポリオレフィンフォームであって、架橋されていてもよいし、無架橋であってもよい。通常、架橋ポリオレフィンフォームは、ポリオレフィン樹脂アゾジカルボン酸アミド等の発泡剤が均一に溶融・混合されて押出シートとされ、しかる後に、放射線又は過酸化物によって架橋されて、加熱発泡されるもので、通常、独立気泡の発泡体となる。又、無架橋ポリオレフィンフォームは、ポリオレフィンの溶融樹脂揮発性ガス混入され、所定の温度、圧力下で押出されて、大気圧の下で自由発泡させられるもので、通常、独立気泡の発泡体となる。本発明に使用される独立気泡ポリオレフィンフォームは、発泡体の肉厚が均一になり易い点に於いて、前者の架橋ポリオレフィンフォームが好ましい。

0011

独立気泡ポリオレフィンフォームの見掛け密度は、0.2〜0.025g/cm3 の範囲にあることが必要である。見掛け密度が、0.2g/cm3 未満の場合は、圧縮強度が大き過ぎて、本発明の壁装材を施工する下地の凹凸を吸収することが困難で、下地調整材の役目を果たすことができない。又、0.025g/cm3 を超える場合は、緩衝効果が小さ過ぎて、下地及び内装材の長期間に亘る収縮膨張に耐え切れなく、クリープを起こしてしまう。尚、見掛け密度とは、JIS K 6767に定められた試験方法で測定された値である。

0012

本発明の壁装材に使用される独立気泡ポリオレフィンフォームの肉厚は、1〜10mmが好ましく、更に好ましくは1.5〜5mmである。1mm未満の場合は、不陸調整機能が乏しく、10mmを超えると、内装材の収縮・膨張によって、内装材の継ぎ目が運動し、壁装材の目開きが大きくなる傾向がでる。これは下地による独立気泡ポリオレフィンフォームの固定作用が、肉厚が厚くなるに従い希薄になることによる。

0013

内装材の裏面に独立気泡ポリオレフィンフォームを積層させる方法としては、特に限定されるものではなく、通常のクロロプレン系接着剤ウレタン系接着剤による接着剤ラミネート、ポリオレフィン樹脂による押出ラミネートホットメルト接着剤を使用した加熱コートによるラミネートポリオレフィン樹脂粉末によるパウダーラミネートなどが挙げられる。

0014

本発明の壁装材は、上述のように、独立気泡ポリオレフィンフォームが積層されているので、下地の不陸調整機能が優れているばかりでなく、断熱性緩衝性、下地からの防湿性が優れており、更に、柱などの角部に積層された場合は、角部が鈍角になり、安全性が向上する。

0015

本発明の壁装材は、独立気泡ポリオレフィンフォームが内装材に積層されており、適度に柔軟であるので、下地の凹凸、段差などを独立気泡ポリオレフィンフォームの肉厚に中に埋め込ませて、結果として、下地の表面を緩やかで平滑な曲面に変える作用を有する。従って、個々に凹凸をパテなどで下地処理(不陸調整)をする必要が少なくなる。

0016

又、壁装材の施工後、下地に割れ目が発生しても、独立気泡ポリオレフィンフォームがこれを吸収し、内装材が破れることがない。

発明を実施するための最良の形態

0017

本発明を更に詳しく説明するために、実施例、比較例でもって説明する。
実施例1
塩化ビニール樹脂系壁紙(共和レザー社製、塩化ビニール製ペースト樹脂を紙にコート、ゲル化し、印刷、エンボス加工をした壁紙)の裏面に肉厚2mm、見掛け密度0.034g/cm3 の電子線架橋発泡ポリエチレン積水化学社製、ソフトロン3002)をネオプレン系接着剤(積水化学社製、エスダイン#2008)50g/m2 を用いて、接着剤ラミネートして、幅950mmの壁装材を作製した。

0018

施工用下地材として、面積;3尺×6尺、肉厚;5mmのベニア板を2枚用意し、これを突き合わせた状態で、角材クギ止めして、6尺角の壁装材施工用パネルを作製した。

0019

次に、アクリル系エマルジョン接着剤(住友スリエム社製、ボンド7)を上記に作製した施工用パネルに約150g/m2 の割合でロールで塗布し、未乾燥のままで、幅950mm×長さ1500mmの大きさに切断した本発明の壁装材をパネルのベニア板の継ぎ目を中心にして手で貼り合わせた。貼り合わせてから1週間後、ベニア板の継ぎ目部分の壁装材の表面外観を、1.5m離れた所から観察した所、下地の継ぎ目の線は識別できなかった。

0020

比較例1
発泡ポリエチレンフォームを積層せずに、実施例1の塩化ビニール系壁紙だけを使用したこと以外は、実施例1と同様にして、ベニア板の継ぎ目部分の壁装材の表面外観を観察した。貼り合わせた直後から、下地の継ぎ目の線が、明確に直線となって観察され、1週間経過後も同じであった。

0021

比較例2
6尺角の壁装材施工用パネルの継ぎ目部分を、下地調整用のパテで埋め、凹凸を平滑にした以外は、比較例1と同様にして、塩化ビニール系壁紙だけを施工して、表面外観の評価した。貼り合わせた直後から、下地の継ぎ目の線が、意識すれば若干観察された。

発明の効果

0022

本発明の壁装材は、上述のように構成されているので、壁装材を施工する下地の不陸調整処理が殆ど必要がなく、施工工数が大幅に低減でき、施工職人の技術の相違が殆ど現れない。しかも、仕上がりが美しく、断熱性、緩衝性、風合いなど各種の特性が内装材に付与できる。

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