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技術 救急絆創膏

出願人 リバテープ製薬株式会社
発明者 力武史朗
出願日 1997年8月29日 (23年5ヶ月経過) 出願番号 1997-234534
公開日 1999年3月16日 (21年11ヶ月経過) 公開番号 1999-070139
状態 特許登録済
技術分野 包帯、被覆用品
主要キーワード 瓢箪形状 裏面全域 保護パッド 水濡れ 合成樹脂製フィルム シリコーンコート 救急絆創膏 両フィルム
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1999年3月16日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (10)

課題

皮膚表面に貼り付けた際にネットが皮膚表面に直接触れないようにしてざらつきによる不快な違和感を軽減し、皮膚表面から基材を引き剥がした際に粘着剤層やネットの一部が基材の裏面から分離して皮膚表面に残らないようにする。

解決手段

シート状に形成され且つ裏面に粘着剤層2を形成した救急絆創膏の基材1を、一対の合成樹脂製フィルム7,8の間に所要靱性を付与する為のネット9を挟んで前記両フィルム7,8を熱融着した三層構造として形成する。

概要

背景

従来より、皮膚表面にできた創傷を衛生的に保護する為の救急絆創膏が良く知られているが、炊事入浴等の際には、創傷部を救急絆創膏により保護していても創傷部にあてがわれた保護パッド濡れ雑菌繁殖し易い状態となってしまったり、創傷部に水がしみて痛みを感じたりする等の不具合が生じ、炊事や入浴等の度に新しい救急絆創膏に付け替えなければならないという不具合があった。

この為、近年においては、創傷部を水濡れから保護し得るよう救急絆創膏の基材防水性透湿性とを併せ持つ合成樹脂製としたものが開発され、普及し始めているところである。

防水性と透湿性とを併せ持つ合成樹脂として基材に用いられているものには、例えば25〜30μm程度のポリウレタンフィルムがあるが、一般的に、この種の合成樹脂フィルムは柔軟すぎて皺等が生じ易く、皮膚表面に対し貼り付け難いという欠点があり、一般的には、図9に示す如く、シート状に形成したポリウレタンフィルム等から成る基材aの裏面に、ナイロン等から成るネットbを熱融着して所要靱性を付与した上で粘着剤層cを形成するようにしている。

概要

皮膚表面に貼り付けた際にネットが皮膚表面に直接触れないようにしてざらつきによる不快な違和感を軽減し、皮膚表面から基材を引き剥がした際に粘着剤層やネットの一部が基材の裏面から分離して皮膚表面に残らないようにする。

シート状に形成され且つ裏面に粘着剤層2を形成した救急絆創膏の基材1を、一対の合成樹脂製フィルム7,8の間に所要の靱性を付与する為のネット9を挟んで前記両フィルム7,8を熱融着した三層構造として形成する。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
2件
牽制数
0件

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請求項1

シート状に形成され且つ裏面に粘着剤層を形成した基材と、該基材の粘着剤層の適宜位置貼付されたパッドと、前記基材の裏面全域被覆する剥離シートとを備えた救急絆創膏において、前記基材を一対の合成樹脂製フィルムの間に所要靱性を付与する為のネットを挟んで前記両フィルム熱融着した三層構造として形成したことを特徴とする救急絆創膏。

請求項2

パッドを長方形状に形成すると共に、基材及び剥離シートを前記パッドの長手方向中間部付近を括れ部とした瓢箪形状に形成したことを特徴とする請求項1に記載の救急絆創膏。

技術分野

0001

本発明は、救急絆創膏に関するものである。

背景技術

0002

従来より、皮膚表面にできた創傷を衛生的に保護する為の救急絆創膏が良く知られているが、炊事入浴等の際には、創傷部を救急絆創膏により保護していても創傷部にあてがわれた保護パッド濡れ雑菌繁殖し易い状態となってしまったり、創傷部に水がしみて痛みを感じたりする等の不具合が生じ、炊事や入浴等の度に新しい救急絆創膏に付け替えなければならないという不具合があった。

0003

この為、近年においては、創傷部を水濡れから保護し得るよう救急絆創膏の基材防水性透湿性とを併せ持つ合成樹脂製としたものが開発され、普及し始めているところである。

0004

防水性と透湿性とを併せ持つ合成樹脂として基材に用いられているものには、例えば25〜30μm程度のポリウレタンフィルムがあるが、一般的に、この種の合成樹脂フィルムは柔軟すぎて皺等が生じ易く、皮膚表面に対し貼り付け難いという欠点があり、一般的には、図9に示す如く、シート状に形成したポリウレタンフィルム等から成る基材aの裏面に、ナイロン等から成るネットbを熱融着して所要靱性を付与した上で粘着剤層cを形成するようにしている。

発明が解決しようとする課題

0005

しかしながら、上記した如き従来構造では、基材aを皮膚表面に貼り付けた際に、ネットbが皮膚表面に対し直接触れることになるので、特に指先等に貼付して物を触ったような場合に、ネットbの網目がざらついて不快な違和感を感じるという不具合があった。

0006

また、基材aの裏面に対するネットbの実質的な熱融着面積は極めて小さく、しかも、粘着剤層cによる粘着力が直接的にネットbに作用することになる為、皮膚表面から基材aを引き剥がす際に、ネットbの一部が基材aの裏面から粘着剤層cと共に分離し易く、粘着剤層cやネットbの一部が皮膚表面に残ってしまう虞れがあった。

0007

本発明は上述の実情に鑑みてなしたもので、皮膚表面に貼り付けた際にネットが皮膚表面に直接触れないようにしてざらつきによる不快な違和感を軽減し、皮膚表面から基材を引き剥がした際に粘着剤層やネットの一部が基材の裏面から分離して皮膚表面に残らないようにすることを目的としている。

課題を解決するための手段

0008

本発明は、シート状に形成され且つ裏面に粘着剤層を形成した基材と、該基材の粘着剤層の適宜位置に貼付されたパッドと、前記基材の裏面全域被覆する剥離シートとを備えた救急絆創膏において、前記基材を一対の合成樹脂製フィルムの間に所要の靱性を付与する為のネットを挟んで前記両フィルムを熱融着した三層構造として形成したことを特徴とするものである。

0009

このような救急絆創膏によれば、剥離シートを剥がして基材を皮膚表面に貼り付けた際に、ネットが皮膚表面に対し直接触れることがなくなり、皮膚表面に対しては滑らかな内側のフィルムが触れることになるので、特に指先等に貼付して物を触ったような場合に、ネットの網目によるざらつきの感触が少なくなって不快な違和感が著しく軽減されることになる。

0010

更に、基材に所要の靱性を付与する為のネットは、該ネットの空隙を介し十分に広い熱融着面積で強靭に接合された両フィルム間に挾持されることになり、しかも、内側のフィルムの裏面全域に介在物なく良好に形成される粘着剤層が、前記ネットに対し直接的に粘着力を作用させることがなくなるので、皮膚表面から基材を引き剥がした際に、粘着剤層やネットの一部が分離して皮膚表面に残ってしまうといった不具合の発生が防止される。

0011

また、本発明においては、パッドを長方形状に形成すると共に、基材及び剥離シートを前記パッドの長手方向中間部付近を括れ部とした瓢箪形状に形成することが可能であり、このようにすれば、従来において貼り付けが困難であった指先に対し良好に貼り付けを行い得る救急絆創膏が得られ、より具体的には、パッドの長手方向中間部付近を指先に合わせて基材を括れ部で折り返し、基材の一方の端部を指の腹側に、他方の端部を指の背側に夫々貼り付け、指の幅方向外側に張り出した基材の側部を内側に折り返して指先付近を包むように基材を貼付することが可能となる。

発明を実施するための最良の形態

0012

以下本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。

0013

図1図8は本発明を実施する形態の一例を示すもので、図1は本形態例を表側から見た平面図、図2図1のII−II方向の矢視図、図3は本形態例を裏側から見た底面図であり、図中1はシート状に形成され且つ裏面に粘着剤層2を形成した基材を示し、該基材1の粘着剤層2の適宜位置には、皮膚表面にできた創傷にあてがって創傷部を衛生的に保護する為のパッド3が貼付されており、前記基材1の裏面全域は、剥離シート4によりパッド3ごと被覆されるようになっている。

0014

ここで、特に本形態例においては、パッド3が長方形状に形成され、基材1及び剥離シート4が前記パッド3の長手方向中間部付近を括れ部10とした瓢箪形状に形成されており、従来において貼り付けが困難であった指先に対し良好に貼り付けを行い得るようにした救急絆創膏の場合で例示してある。

0015

また、基材1の裏面全域を被覆する剥離シート4は、前記基材1の粘着剤層2に対し容易に剥離し得るよう紙片の一面にシリコーンコートを施して構成され、パッド3の長手方向中間部付近を境界部5として一対の剥離シート片4a,4bに分割されており、該各剥離シート片4a,4bの境界部5は、一方の剥離シート片4aの端部に形成した折り返し部6に対し、他方の剥離シート片4bの端部を重合した構成としてある。

0016

斯かる救急絆創膏において、前記基材1は、図4に模式的に断面図を示す如く、一対の合成樹脂製フィルム7,8の間に所要の靱性を付与する為のネット9を挟んで前記両フィルム7,8を熱融着した三層構造として形成してあり、各フィルム7,8の材質としては、例えば防水性と透湿性とを併せ持つポリウレタンフィルム等が好ましく、各フィルム7,8の夫々の厚さに関しては約20μm程度とすることが好ましい。

0017

また、各フィルム7,8間に挟み込まれるネット9の材質としては、シルクや綿、ウール等の天然繊維、若しくはナイロン等の合成繊維を用いることが可能であり、糸の太さを15デニール程度とし、図5に示す如く、一辺xが約0.7mm程度の正六角形の網目が形成されるようにすれば良い。

0018

而して、斯かる救急絆創膏の使用にあたっては、一方の剥離シート片4aの折り返し部6に重合された他方の剥離シート片4bの端部を摘んで該剥離シート片4bを引き剥がし、これによって、基材1の粘着剤層2の片側を露出させ、図6に示す如く、その露出した粘着剤層2の片側を、指先の創傷部に対しパッド3の長手方向中間部付近をあてがいつつ指の腹側(背側でも可)に貼り付け、且つ指の幅方向外側に張り出した基材1の側部を内側に折り返して貼り付ける。

0019

次いで、基材1の粘着剤層2に残された剥離シート片4aを折り返し部6を摘んで引き剥がし、これによって露出する粘着剤層2の残りの片側を、図7に示す如く、括れ部10で基材1を折り返すことにより指の背側(先に背側に貼り付けた場合には腹側)に貼り付け、次いで、図8に指の腹側(図6及び図7の図示とは反対側)から見た状態を示す如く、指の幅方向外側に張り出した基材1の側部を内側に折り返し、指先付近を包むようにして基材1の貼り付けを完了する。

0020

尚、図6図8の図示により明らかであるように、基材1に付された瓢箪形状における相対的に狭幅で形成されている側を先に貼付し、相対的に広幅で形成されている側を後から貼付するのが好ましいことは勿論である。

0021

このようにして指先に貼り付けられた救急絆創膏の基材1は、先にも述べたように、一対の合成樹脂製フィルム7,8の間に所要の靱性を付与する為のネット9を挟んで前記両フィルム7,8を熱融着した三層構造として形成してあるので、ネット9が皮膚表面に対し直接触れることがなくなり、皮膚表面に対しては滑らかな内側のフィルム7,8が触れることになるので、基材1を貼り付けた指先で物を触った場合に、ネット9の網目によるざらつきの感触が少なくなって不快な違和感が著しく軽減されることになる。

0022

更に、基材1に所要の靱性を付与する為のネット9は、該ネット9の空隙を介し十分に広い熱融着面積で強靭に接合された両フィルム7,8間に挾持されることになり、しかも、内側のフィルム7,8の裏面全域に介在物なく良好に形成される粘着剤層2が、前記ネット9に対し直接的に粘着力を作用させることがなくなるので、皮膚表面から基材1を引き剥がした際に、粘着剤層2やネット9の一部が分離して皮膚表面に残ってしまうといった不具合の発生が防止されることになる。

0023

また、特に本形態例においては、パッド3を長方形状に形成すると共に、基材1及び剥離シート4を前記パッド3の長手方向中間部付近を括れ部10とした瓢箪形状に形成しているので、従来において貼り付けが困難であった指先に対し該指先付近を包むようにして良好に貼り付けを行うことが可能である。

0024

尚、本発明の救急絆創膏は、上述の形態例にのみ限定されるものではなく、図示の如き指先に良好に貼り付け得るよう瓢箪形状を採用した救急絆創膏以外に、様々な貼り付け場所に対応した各種形状の救急絆創膏についても適用可能であること、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。

発明の効果

0025

上記した本発明の救急絆創膏によれば、下記の如き種々の優れた効果を奏し得る。

0026

(I)本発明の請求項1に記載の発明によれば、ネットが皮膚表面に対し直接触れることがなくなり、皮膚表面に対しては滑らかな内側のフィルムが触れることになるので、特に指先等に貼付して物を触ったような場合におけるネットの網目によるざらつきの感触を少なくすることができ、不快な違和感を著しく軽減することができる。

0027

(II)本発明の請求項1に記載の発明によれば、基材に所要の靱性を付与する為のネットが、該ネットの空隙を介し十分に広い熱融着面積で強靭に接合された両フィルム間に挾持され、しかも、基材の裏面に形成される粘着剤層が、内側のフィルムの裏面全域に介在物なく良好に形成されて前記ネットに対し直接的に粘着力を作用させることがなくなるので、皮膚表面から基材を引き剥がした際に、粘着剤層やネットの一部が分離して皮膚表面に残ってしまうといった不具合の発生を防止することができる。

0028

(III)本発明の請求項2に記載の発明によれば、パッドの長手方向中間部付近を指先に合わせて基材を括れ部で折り返し、基材の一方の端部を指の腹側に、他方の端部を指の背側に夫々貼り付け、指の幅方向外側に張り出した基材の側部を内側に折り返して指先付近を包むように基材を貼付することができるので、従来において貼り付けが困難であった指先に対し良好に貼り付けを行うことができる。

図面の簡単な説明

0029

図1本発明を実施する形態の一例を表側から見た平面図である。
図2図1のII−II方向の矢視図である。
図3本発明を実施する形態の一例を裏側から見た底面図である。
図4図2の基材の詳細な構造を模式的に示した断面図である。
図5図4のネットの詳細な形状を示す平面図である。
図6指の腹側に基材の一方の側を貼り付けた状態を示す説明図である。
図7図6の基材の他方の側を指の背側に折り返した状態を示す説明図である。
図8図7の基材の貼り付けを完了した状態を示す説明図である。
図9従来における基材の構造を模式的に示した断面図である。

--

0030

1基材
2粘着剤層
3パッド
4剥離シート
7フィルム
8 フィルム
9ネット
10 括れ部

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