図面 (/)

技術 三次元データ作成システム及び三次元データ作成方法

出願人 新日鉄住金ソリューションズ株式会社
発明者 矢羽々茂樹下村修
出願日 1997年8月21日 (23年4ヶ月経過) 出願番号 1997-225402
公開日 1999年3月9日 (21年9ヶ月経過) 公開番号 1999-066113
状態 未査定
技術分野 CAD
主要キーワード 三点位置 立体形 位置合わせ処理後 図面要素 読み込み位置 サーフェイス アフィン変換係数 指定済み
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1999年3月9日)のものです。
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図面 (9)

課題

立体物を表示する三つの二次元データ、例えば正面図、左側面図及び平面図に基づいて、容易に立体図である三次元データを作成することができる三次元データ作成システム及び三次元データ作成方法を提供する。

解決手段

ハードディスク装置12には、例えば、一の対象物についての正面図、左側面図及び平面図の三つの二次元データが記録される。割付け手段15aは、ハードディスク装置12に記録された三つの二次元データを、CRT表示装置13の画面に表示される三次元座標系上の対応する各平面に配置してCRT表示装置13の画面に表示する。算出手段15bは、位置入力手段14により少なくとも二つの二次元データにおいて共通する点の位置が指示されたときに、その指示された少なくとも二つの点の情報に基づいて、かかる共通する点に対応する三次元座標系上の位置を算出し、CRT表示装置13の画面に表示する。

概要

背景

通常、三次元データは、三次元CADシステムを用いて作成する。三次元CADシステムで三次元データを作成するには、対象となる物体を複数のポリゴンプリミティブ(簡単な関数式で表すことができる図形)で近似し、その三次元空間上の座標値データ化しなければならない。従来は、対象となる物体を構成する各ポリゴン又は各プリミティブを表すのに必要な三次元空間上の座標値を、キーボードから入力するか、マウスによってポリゴン又はプリミティブを変形させるか、実物レーザペン型センサ等の立体形読み取りツールで読み取って入力していた。

概要

立体物を表示する三つの二次元データ、例えば正面図、左側面図及び平面図に基づいて、容易に立体図である三次元データを作成することができる三次元データ作成システム及び三次元データ作成方法を提供する。

ハードディスク装置12には、例えば、一の対象物についての正面図、左側面図及び平面図の三つの二次元データが記録される。割付け手段15aは、ハードディスク装置12に記録された三つの二次元データを、CRT表示装置13の画面に表示される三次元座標系上の対応する各平面に配置してCRT表示装置13の画面に表示する。算出手段15bは、位置入力手段14により少なくとも二つの二次元データにおいて共通する点の位置が指示されたときに、その指示された少なくとも二つの点の情報に基づいて、かかる共通する点に対応する三次元座標系上の位置を算出し、CRT表示装置13の画面に表示する。

目的

本発明は上記事情に基づいてなされたものであり、立体物を表示する三つの二次元データ、例えば正面図、左側面図及び平面図に基づいて、容易に立体図である三次元データを作成することができる三次元データ作成システム及び三次元データ作成方法を提供することを目的とするものである。

効果

実績

技術文献被引用数
2件
牽制数
2件

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請求項1

一の対象物について正面図と背面図のうちの少なくとも一方と、両側面図のうちの少なくとも一方と、平面図と底面図のうちの少なくとも一方との、少なくとも合計三つの二次元データを記録する記録手段と、前記記録手段に記録された複数の前記二次元データのうちの三つの二次元データを、表示画面に表示される三次元座標系上の各平面に対応付け割付け手段と、前記三つの二次元データのうちの少なくとも二つの二次元データにおいて共通する点の位置を前記表示画面に表示された前記二次元データ上で指示する指示手段と、前記指示された少なくとも二つの点の情報に基づいて、前記三次元座標系上の位置を算出して前記表示画面に表示する算出手段と、を備えることを特徴とする三次元データ作成システム

請求項2

前記割付け手段は、さらに前記各二次元データを前記三次元座標系上の対応する各平面に配置して前記表示画面に表示するものであることを特徴とする請求項1記載の三次元データ作成システム。

請求項3

前記指示手段は、前記少なくとも二つの点に加えて、直線、自由曲線、円、楕円円弧円筒直方体、球を含む図形要素を指定することができ、且つ前記算出手段は、前記三次元座標上の位置を算出すると共に、前記指定された図形要素を前記表示画面に表示するものであることを特徴とする請求項1又は2記載の三次元データ作成システム。

請求項4

前記三次元座標系上の所定の基準点と、前記基準点に対応する前記各二次元データ上の点とが前記指示手段から指示されたときに、前記各二次元データを、前記割付け手段により前記三次元座標系上に配置された平面上で移動させることにより、前記各二次元データ上の前記基準点に対応する点を、前記基準点に一致させる処理を行う位置合わせ手段を備えることを特徴とする請求項2記載の三次元データシステム。

請求項5

前記二次元データはラスターデータであることを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の三次元データ作成システム。

請求項6

前記ラスターデータは、スキャナを介して読み取ったものでり、且つ前記ラスターデータの歪みやスキャナでの読み込み位置ズレ補正する補正手段を備えることを特徴とする請求項5記載の三次元データ作成システム。

請求項7

前記二次元データはCADデータであることを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の三次元データ作成システム。

請求項8

一の対象物について正面図と背面図のうちの少なくとも一方と、両側面図のうちの少なくとも一方と、平面図と底面図のうちの少なくとも一方との、少なくとも合計三つの二次元データを記録する工程と、前記記録された複数の前記二次元データのうちの三つの二次元データを、表示画面に表示される三次元座標系上の対応する各平面に割り付ける工程と、前記三つの二次元データのうちの少なくとも二つの二次元データにおいて共通する点の位置を前記表示画面に表示された前記二次元データ上で指示する工程と、前記指示された少なくとも二つの点の情報に基づいて、前記三次元座標系上の位置を算出して前記表示画面に表示する工程と、を備えることを特徴とする三次元データ作成方法

請求項9

前記割付ける工程は、さらに前記各二次元データを前記三次元座標系上の対応する各平面に配置して前記表示画面に表示するものであることを特徴とする請求項8記載の三次元データ作成方法。

請求項10

一の対象物について正面図と背面図のうちの少なくとも一方と、両側面図のうちの少なくとも一方と、平面図と底面図のうちの少なくとも一方との、少なくとも合計三つの二次元データを記録装置に記録する機能と、前記記録装置に記録された複数の前記二次元データのうちの三つの二次元データを、表示画面に表示される三次元座標系上の対応する各平面に割り付ける機能と、前記表示画面に表示された前記二次元データ上で位置入力装置により前記三つの二次元データのうちの少なくとも二つの二次元データにおいて共通する点の位置が指示されたときに、前記指示された少なくとも二つの点の情報に基づいて、前記三次元座標系上の位置を算出して前記表示画面に表示する機能と、を含む機能をコンピュータに実現させるためのプログラムを記録した記録媒体

請求項11

前記割付ける機能は、さらに前記各二次元データを前記三次元座標系上の対応する各平面に配置して前記表示画面に表示するものであることを特徴とする請求項10記載のプログラムを記録した記録媒体。

技術分野

0001

本発明は、三つの二次元データ、例えば正面図、左側面図及び平面図を用いて三次元データである立体図を作成する三次元データ作成システム及び三次元データ作成方法に関するものである。

背景技術

0002

通常、三次元データは、三次元CADシステムを用いて作成する。三次元CADシステムで三次元データを作成するには、対象となる物体を複数のポリゴンプリミティブ(簡単な関数式で表すことができる図形)で近似し、その三次元空間上の座標値データ化しなければならない。従来は、対象となる物体を構成する各ポリゴン又は各プリミティブを表すのに必要な三次元空間上の座標値を、キーボードから入力するか、マウスによってポリゴン又はプリミティブを変形させるか、実物レーザペン型センサ等の立体形読み取りツールで読み取って入力していた。

発明が解決しようとする課題

0003

ところで、既に、二次元データとして作成された正面図や側面図等の図面に基づいて、三次元データを作成する場合、再度、三次元CADシステムを用いて、データを入力し直さなければならないので、新たに三次元データを作成する場合とほぼ同様の労力と時間とを必要とする。このため、特に、設計図面等のように大量の紙図面がある場合、既存の平面図、正面図、左側面図等の三つの図面から、立体図である三次元データを作成するには、膨大なデータを入力をする必要があり、このような紙図面の三次元データ化は、実際には不可能に近い。

0004

本発明は上記事情に基づいてなされたものであり、立体物を表示する三つの二次元データ、例えば正面図、左側面図及び平面図に基づいて、容易に立体図である三次元データを作成することができる三次元データ作成システム及び三次元データ作成方法を提供することを目的とするものである。

課題を解決するための手段

0005

上記の目的を達成するための本発明に係る三次元データ作成システムは、一の対象物について正面図と背面図のうちの少なくとも一方と、両側面図のうちの少なくとも一方と、平面図と底面図のうちの少なくとも一方との、少なくとも合計三つの二次元データを記録する記録手段と、前記三つの二次元データを表示画面に表示される三次元座標系上の各平面に対応付け割付け手段と、前記三つの二次元データのうちの少なくとも二つの二次元データにおいて共通する点の位置を前記表示画面に表示された前記二次元データ上で指示する指示手段と、前記指示された少なくとも二つの点の情報に基づいて、前記三次元座標系上の位置を算出して前記表示画面に表示する算出手段と、を備えることを特徴とするものである。

0006

上記の目的を達成するための本発明に係る三次元データ作成方法は、一の対象物について正面図と背面図のうちの少なくとも一方と、両側面図のうちの少なくとも一方と、平面図と底面図のうちの少なくとも一方との、少なくとも合計三つの二次元データを記録する工程と、前記三つの二次元データを表示画面に表示される三次元座標系上の対応する各平面に割り付ける工程と、前記三つの二次元データのうちの少なくとも二つの二次元データにおいて共通する点の位置を前記表示画面に表示された前記二次元データ上で指示する工程と、前記指示された少なくとも二つの点の情報に基づいて、前記三次元座標系上の位置を算出して前記表示画面に表示する工程と、を備えることを特徴とするものである。

0007

本発明によれば、例えば、正面図、左側面図及び平面図の三つの二次元データを三次元座標系上の各平面に対応付け、少なくとも二つの二次元データにおいて共通する点の位置を表示画面に表示された二次元データ上で指示することにより、その点に対応する三次元座標上の位置を算出して表示画面に表示することができるので、既存の二次元データを用いて、簡単に三次元データを作成することができる。

発明を実施するための最良の形態

0008

以下に本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施形態である三次元データ作成システムの概略ブロック図である。本実施形態の三次元データ作成システムは、ある対象物(立体物)についての少なくとも三つの二次元データを用いて、三次元データである立体図を作成するためのものである。かかる三次元データ作成システムは、図1に示すように、図面入力手段としてのイメージスキャナ11と、記録手段としてのハードディスク装置12と、表示装置として例えばCRT表示装置13と、指示手段としての位置入力装置(pointing device )14と、三次元データ処理手段15と、位置合わせ手段16と、補正手段17とを備えるものである。かかる三次元データ作成システムは、例えば三次元CADシステム上で実現される。

0009

イメージスキャナ11は、紙に描かれた図面を光学的に走査して二次元データとして読み取るものである。ここで、イメージスキャナ11から入力された二次元データとしては、一般に、TIFFデータCCITTのG4データ、ファクス等のG3データ、ビットマップデータ等のラスターデータを用いることができる。本実施形態では、二次元データとしてラスターデータを採用することにする。ハードディスク装置12は、イメージスキャナ11で得られた二次元データを記録するものである。このハードディスク装置12には、三次元CADシステム上で作成された三次元ベクトルデータも格納されている。

0010

また、イメージスキャナ11から読み取る紙図面としては、各対象物についての、正面図と背面図のうちの少なくとも一方と、両側面図のうちの少なくとも一方と、平面図と底面図のうちの少なくとも一方との、少なくとも合計三つの紙図面を用いる。この読み取られた少なくとも三つの紙図面は、ハードディスク装置12に記録される。

0011

三次元データ処理手段15は、本来的なCAD機能を備えるものであり、図1に示すように、割付け手段15aと、算出手段15bとを有する。割付け手段15aは、ハードディスク装置12に記録された一の対象物についての少なくとも三つの二次元データを、CRT表示装置13の画面上に表示される三次元座標系上の各平面に対応付けると共に、その各二次元データを三次元座標系上の対応する各平面に配置してCRT表示装置13の画面上に表示するものである。

0012

CRT表示装置13は、三次元データ処理手段15で処理された結果を表示するものである。位置入力装置14は、CRT表示装置13の画面上で所定の位置を指示するためのものであり、キーボードやマウス等が用いられる。具体的には、例えば、割付け手段15aによりCRT表示装置13の画面上に表示された二次元データ上で、少なくとも二つの二次元データにおいて共通する点の位置を指示したり、また、直線、自由曲線、円、楕円円弧円筒直方体、球等を含む図形要素を指定したりする。

0013

三次元データ処理手段15の算出手段15bは、位置入力手段14により少なくとも二つの二次元データにおいて共通する点の位置が指示されたときに、その指示された少なくとも二つの点の情報に基づいて、かかる共通する点に対応する三次元座標系上の位置を算出して、CRT表示装置13の画面上に表示するものである。また、算出手段15bは、位置入力手段14により指定された図面要素をCRT表示装置13の画面上に表示する。

0014

位置合わせ手段16は、三次元座標系上の所定の一点(基準点)と、その基準点に対応する各二次元データ上の点とが位置入力装置14から指示されたときに、各二次元データを、割付け手段15aにより三次元座標系上に配置された平面上で移動させることにより、各二次元データ上の基準点に対応する点を、基準点に一致させる処理を行うものである。

0015

尚、本実施形態では、一の対象物について正面図と背面図のうちの少なくとも一方と、両側面図のうちの少なくとも一方と、平面図と底面図のうちの少なくとも一方との、少なくとも合計三つの二次元データをハードディスク装置12に記録する機能をコンピュータに実現させるためのプログラムと、ハードディスク装置12に記録された複数の二次元データのうちの三つの二次元データを、CRT表示装置13の画面上に表示される三次元座標系上の対応する各平面に対応付ける機能をコンピュータに実現させるためのプログラムと、その少なくとも三つの二次元データのうちの少なくとも二つの二次元データにおいて共通する点の位置が位置入力装置14によりCRT表示装置13の画面上に表示された二次元データ上で指示されたときに、その指示された少なくとも二つの点の情報に基づいて、三次元座標系上の位置を算出してCRT表示装置13の画面上に表示する機能をコンピュータに実現させるためのプログラムとを、記録媒体に記録している。そして、これらのプログラムがコンピュータに読み込まれて、本実施形態の三次元データ作成システムがコンピュータ上で実行される。

0016

ところで、紙図面をイメージスキャナ11で読み取るときに、紙の伸縮によりラスターデータが歪んだり、また、イメージスキャナ11の有限解像度や紙の送り精度等に起因して、ラスターデータに微小位置誤差(歪み)が生じる。例えば、A0サイズの紙を用いた場合、紙がわずかに伸びただけでも、ラスターデータには、1〜2mm程度の位置ずれが生じる。補正手段17は、かかるラスターデータの歪みやイメージスキャナ11での読み込み位置ズレを補正するものである。このような歪みを補正する方法としては、例えば、アフィン変換による三点位置歪み補正方法や、特開平6−131452号公報記載の四点位置歪み補正方法等が用いられる。但し、三点位置歪み補正方法では、二次元データの有する非線形な歪みを正しく補正することができないので、上記の四点位置歪み補正方法を用いることが望ましい。

0017

上記の四点位置歪み補正方法について簡単に説明する。図2は四点位置歪み補正を説明するための図である。ここでは、ある図面(二次元データ)上において、所定の四つの点α′,β′,γ′,δ′をそれぞれ基準点α,β,γ,δに一致させる場合について考える。尚、四つの点α′,β′,γ′,δ′のうち一つの点(例えばα′)については、位置合わせ手段16での位置合わせ処理により、既に基準点αと一致している。

0018

まず、図面上において、三つの点α′,β′,γ′をそれぞれ基準点α,β,γに一致させる。このためには、上記のアフィン変換による三点位置歪み補正方法を用いる。すなわち、点β′,γ′の二次元座標と基準点β,γの二次元座標とを、位置入力装置14を用いて指定する。ここで、点α′の二次元座標については既に指定済みである。そして、点α′,β′,γ′についての二次元座標をそれぞれ、基準点α,β,γについての二次元座標に一致させるためのアフィン変換係数算定し、これに基づき、三点位置歪み補正を行う。これにより、三つの点α′,β′,γ′はそれぞれ、図2(a)に示すように基準点α,β,γに一致する。

0019

次に、点δ′の二次元座標と基準点δの二次元座標とを、位置入力装置14を用いて指定する。そして、点δ′の二次元座標を、基準点δの二次元座標に一致させるために必要な補正量を算出した後、この算出した補正量を、補正前後における図面上の各点の位置関係に応じて、比例配分することにより、四点位置歪み補正を行う。こうして、図2(b)に示すように、四つの点α′,β′,γ′,δ′がそれぞれ基準点α,β,γ,δに一致する。

0020

次に、本実施形態の三次元データ作成システムを用いて三次元データを作成する処理手順について具体的に説明する。ここでは、図3に示すような対象物Mについての立体斜視図を作成する場合を考える。図4(a)にその対象物Mの平面図を、図4(b)にその対象物Mの正面図を、そして、図4(c)にその対象物Mの左側面図を示す。

0021

最初に、図4に示す対象物Mについての平面図、正面図、左側面図の三つの図面についての二次元データを作成する。図5は紙図面をイメージスキャナ11から読み取り、二次元データ(ラスターデータ)を得る処理のフローチャートである。まず、紙図面をイメージスキャナ11で読み取り(step11)、ラスターデータを生成する(step12)。次に、かかるラスターデータを圧縮した後(step13)、これをハードディスク装置12に格納する(step14)。この二次元データの読み取り作業は、平面図、正面図、左側面図の各紙図面について行われる。これにより、ハードディスク装置12には、図4に示す平面図、正面図、左側面図の三つの図面が記録される。

0022

次に、ハードディスク装置12に記録された二次元データを用いて、三次元データを作成する。図6は二次元データを用いて三次元データを作成する処理のフローチャートである。まず、オペレータが、図4に示す平面図、正面図、左側面図についての三つの二次元データを位置入力装置14により指定すると、三次元データ処理手段15は、その指定された三つの二次元データをハードディスク装置12から読み出す(step21)。次に、オペレータは、二次元データをCRT表示装置13に表示させるときの三次元空間における視線方向に関する情報や、各二次元データを三次元座標系(xyz座標系)上に配置する平面に関する情報を入力する。かかる平面に関する情報としては、例えば、図4(a)に示す平面図についてはxy平面を、図4(b)に示す正面図についてはyz平面を、図4(c)に示す左側面図についてはzx平面を指定する。また、オペレータは、CRT表示装置13に表示する際の縮尺情報も入力する。すると、割付け手段15aは、かかる情報に基づいて三つの二次元データを所望の座標系にマッピングする(step22)。マッピング処理は、具体的には、まず、各二次元データを三次元座標系上に配置する平面に関する情報に基づいて、各二次元データを三次元座標系上に張り付ける。

0023

その後、割付け手段15aは、マッピング処理の結果に基づいて、各二次元データをそれぞれ、CRT表示装置13の画面上に表示される三次元座標上の対応する平面に配置し、その三次元座標系上に張り付けられた二次元データを、視線方向から見て、その視線方向に垂直な平面(二次元座標系)に射影することによって、二次元データをその二次元座標系にマッピングすることにより、その三次元空間を所定の視線方向から見た図がディスプレイ装置13の画面上に表示される(step23)。

0024

図7にマッピング処理後におけるCRT表示装置13の画面上に表示された各二次元データを示す。ここでは、対象物Mの平面図をxy平面に配置し、その正面図をyz平面に配置し、その左側面図をzx平面に配置している。また、平面図、正面図、左側面図の三つの二次元データと共に、三次元データである三次元座標系の各座標軸(x軸、y軸、z軸)を表示している。

0025

この時点では、三次元座標系上に張り付けられた各図面(二次元データ)間の位置関係は考慮されていない。このため、次に、各二次元データの位置合わせを行う(step24)。まず、オペレータは、位置入力装置14を用いて、対象物Mのある一点、例えば図3に示すA0 点に対応する三次元座標系上の基準点Aを指定すると共に、A0 点に対応する各二次元データ上の三点を指定する。すなわち、図7に示すように、平面図についてはAxy点、正面図についてはAyz点、左側面図についてはAzx点を指定する。すると、位置合わせ手段16は、平面図については、Axy点を通りxy平面に垂直な直線が基準点Aと交わるように、平面図をxy平面上で移動することにより、平面図の位置合わせを行う。そして、同様に、正面図及び左側面図についても位置合わせを行う。こうして、基準点Aを基準として、三つの図面の相対的な位置関係を合わせることができる。

0026

オペレータは、かかる位置合わせ処理後の画面上に表示された結果を見て、紙図面(二次元データ)の枠が歪んでいるかどうか、紙図面に描かれたものの位置がズレているかどうかを調べる。そして、かかる不具合があることを発見すると、オペレータは、位置入力装置14を用いて二次元データの歪みを補正する旨の指示を入力すると共に、歪み補正において必要な基準点についての情報を入力する。補正手段17は、かかる歪み補正を行う旨の指示を受けると、基準点についての情報に基づいて二次元データに前述した歪み補正を行い(step25)、その補正後の二次元データを三次元データ処理手段15に送る。三次元データ処理手段15は、その補正後の二次元データを三次元空間に配置し、その結果をCRT表示装置13の画面上に表示する。

0027

図8に各二次元データについて位置合わせ処理(step24)及び歪み補正処理(step25)を行った後のCRT表示装置13の画面上に表示された二次元データを示す図である。この時点では、CRT表示装置13の画面上に表示される三つの二次元データの相対的な位置はほとんど正確に合っており、三次元データの作成を行うことが可能となる。

0028

次に、対象物Mについての三次元データの作成を行う(step26)。まず、オペレータは、位置入力装置14を用いて、三つの二次元データのうちの少なくとも二つの二次元データにおいて共通する点の位置をCRT表示装置13の画面上に表示された二次元データ上で指示する。例えば、図8において、平面図についてはAxy点を、左側面図についてはAzx点を指定する。ここで、三次元座標系におけるAxy点の座標は(Ax ,Ay ,0)であり、また、Azx点の座標は(Ax ,0,Az )であるとする。すると、算出手段15bは、その指示されたAxy点及びAzx点の情報に基づいて、Axy点及びAzx点に対応する三次元座標系上の位置A=(Ax ,Ay ,Az )を算出し、CRT表示装置13の画面上に表示する。同様に、平面図についてはBxy点を、左側面図についてはBzx点を指定すると、算出手段15bは、Bxy点及びBzx点に対応する三次元座標系上の位置Bを算出し、CRT表示装置13の画面上に表示する。また、オペレータは、位置入力装置14を用いて、図形要素として直線を指示すると共に、その始点(A点)と終点B点)とを指定することにより、算出手段15bは、CRT表示装置13の画面上でA点とB点とを結ぶ線分Sを表示する。このようにして、オペレータは、対象物Mの平面図、正面図及び左側面図を用いて、対象物Mの図3に示すような立体斜視図を容易に作成することができる。

0029

本実施形態の三次元データ作成システムでは、例えば、一の対象物についての平面図、正面図及び左側面図の三つの二次元データを三次元座標系上の各平面に対応付け、少なくとも二つの二次元データにおいて共通する点の位置をCRT表示装置の画面上に表示された二次元データ上で指示することにより、三次元座標系上のその点の位置を算出してCRT表示装置の画面上に表示することができるので、既存の二次元データを用いて、簡単に三次元データを作成することができる。

0030

尚、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内において種々の変形が可能である。例えば、本発明の三次元データ作成システムは、上記の立体斜視だけでなく、三次元ワイヤフレーム図や三次元サーフェイス図等を作成する場合にも好適である。また、上記の実施形態では、一の対象物についての平面図、正面図及び左側面図の三つの二次元データを三次元座標系上の各平面に対応付ける場合について説明したが、四つ以上の二次元データを三次元座標系上の各平面に対応付けるようにしてもよい。この場合、三次元座標系のxy平面、yz平面又はzx平面上に複数の二次元データを対応付けることができる。

0031

また、上記の実施形態では、二次元データとしてラスターデータを用いた場合について説明したが、二次元データとしては、CADデータであってもよい。この場合、二次元CADデータは補正手段で歪み補正をする必要はない。

発明の効果

0032

以上説明したように本発明によれば、例えば、一の対象物についての正面図、左側面図及び平面図の三つの二次元データを三次元座標系上の各平面に対応付け、少なくとも二つの二次元データにおいて共通する点の位置を表示画面に表示された二次元データ上で指示することにより、三次元座標系上のその点の位置を算出して表示画面に表示することができるので、既存の二次元データを用いて、簡単に三次元データを作成することができる三次元データ作成システム及び三次元データ作成方法を提供することができる。

図面の簡単な説明

0033

図1本発明の一実施形態である三次元データ作成システムの概略ブロック図である。
図2四点位置歪み補正を説明するための図である。
図3本実施形態の三次元データ作成システムを用いて立体図を作成する対象物の一例を示す図である。
図4(a)は図3に示す対象物の平面図、(b)はその対象物の正面図、(c)はその対象物の左側面図である。
図5紙図面をイメージスキャナから読み取り、二次元データを得る処理のフローチャートである。
図6二次元データを用いて三次元データを作成する処理のフローチャートである。
図7マッピング処理後におけるCRT表示装置の画面上に表示された二次元データを示す。
図8各二次元データについて位置合わせ処理及び歪み補正処理を行った後のCRT表示装置の画面上に表示された二次元データを示す図である。

--

0034

11イメージスキャナ
12ハードディスク装置
13CRT表示装置
14位置入力装置
15三次元データ処理手段
15a割付け手段
15b 算出手段
16 位置合わせ手段
17補正手段

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