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技術 放送案内表示板監視制御システム

出願人 株式会社東芝東芝通信システムエンジニアリング株式会社
発明者 栗原孝也
出願日 1997年7月30日 (23年4ヶ月経過) 出願番号 1997-204016
公開日 1999年2月26日 (21年9ヶ月経過) 公開番号 1999-055204
状態 未査定
技術分野 放送分配方式
主要キーワード 表示制御スイッチ 制御信号伝送路 放送室 放送スイッチ モニタースピーカ 放送案内 線路増幅器 情報表示信号
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1999年2月26日)のものです。
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図面 (6)

課題

放送案内表示板監視制御のための専用回線を必要としない放送案内表示板監視制御システムを提供する。

解決手段

第1の箇所の送信機10から空中線系12a、12bに、放送内容に対応した表示信号を付加した放送信号送出し、第2の箇所の受信機20で受信した放送信号から表示信号を検出し放送案内表示板14に放送内容に対応した内容の表示を行う。放送案内表示板14からは表示板の動作状態が分かる監視信号を、放送信号に重畳して伝送し、第1の箇所の監視表示器80で重畳信号中から監視信号を検出し、これに基づき、放送案内表示板14の動作状態を表示し監視する。

概要

背景

従来のこの種システムは、図4に示すように構成されていた。即ち、道路100の中央分離帯101には、設定されている放送区間と対応して同一長さの空中線系12a、12bが敷設されており、2本の空中線系12a、12bの中央側端部には、分配器102からの給電線が夫々接続されている。一方、2本の空中線系12a、12bの中央側端部と反対側の端部には、夫々、終端抵抗104a、104bが接続されている。分配器102の入力側は送信機10に接続されている。空中線系12a、12bは中央の放送室(図示しない)から、送信機10、分配器102を通して伝送される音声情報放送電波として放射する。これについては後に詳述する。道路100の一側と他側の放送区間の起点(車両の走行方向から見た起点)に対応する位置には、夫々、放送案内表示板14が設置されている。これら放送案内表示板14は、前記中央の放送室(図示しない)からの監視制御信号に基づき動作する。これについても、後に詳述する。なお、図の上部には放送電波の放射による電界強度103を示してあるが、電界強度は放送区間の中央部付近が最も強い値を示している。

図5は、この従来システムの一例の構成(図4の放送区間の片側)を更に詳細に示したものである。なお、図5において、図4に示したものと同一部分には、同一符号を付してある。

図5において、放送区間(一般に2km〜4km程度の距離の、図4において示した放送区間)とされている道路の路側には、空中線系(平行2線式誘導線にて図示している。)12a、12bが敷設されている。空中線系12a、12bの基端部には、送信機10が接続されている。また、空中線系12a、12bの終端部には、インピーダンス整合のための終端抵抗13が接続されている。(なお、図4において示した分配器102の図示は省略してある。)
送信機10は、音声信号伝送路8を通して操作器1の放送スイッチ2と接続されている。この放送スイッチ2は常開接点であり、後述するようにオペレータにより操作される。更に前記操作器1は、一般に送信機10から数km〜数10km程度離れた箇所に設置されている放送室(図示しない)と伝送線路を介して接続されている。

上述したような従来システムでは、図4において説明したように、放送区間の起点(即ち放送が開始される地点)に放送案内表示板14が設置されているのみならず、この放送案内表示板14を制御および監視する信号伝送部(端末側)11が放送案内表示板14に隣接して設けられているとともに、表示制御スイッチ5a、5b、…、5nと監視表示灯6a、6b、…、6nが操作器1に設けられている。更に、信号伝送部(端末側)11と対応して信号伝送部(中央側)7が設けられている。

各表示制御スイッチ5a、5b、…、5nは、放送信号AS(Audio Signal)の内容(渋滞情報事故情報通行止情報等)に応じた表示を放送案内表示板14に行わせるための制御信号を作成するスイッチである。

前述した放送室(図示しない)から放送信号ASが出力されると、この放送信号ASは、操作器1の電力増幅器3に与えられる。このとき、放送スイッチ2は開成状態を保持している。電力増幅器3に入力した放送信号ASは、該電力増幅器3にてスピーカ4を駆動するために電力増幅され、スピーカ4から音声として出力される。これによりオペレータによる放送信号ASの音声でのモニターが可能となる。オペレータは、スピーカ4から出力される音声をモニターすることにより放送内容を判断し、放送内容と一致した表示が放送案内表示板14上に出力されるよう前記表示制御スイッチ5a、5b、…、5nのいずれかを選択的にONにした後、前記放送スイッチ2をONにする。オペレータによる上記各表示制御スイッチ5a、5b、…、5nの選択操作により、操作器1から出力された表示制御信号は、信号伝送部(中央側)7に与えられる。

信号伝送部(中央側)7に与えられた表示制御信号は、信号伝送部(中央側)7の信号伝送送信部7aにてコード化された後、シリアルデータの態様で信号伝送部(中央側)7から制御信号伝送路9aを通して信号伝送部(端末側)11に送出される。

信号伝送部(端末側)11に与えられたシリアルデータは、信号伝送部(端末側)11の信号伝送受信部11aにおいてデコードされて元の表示制御信号となる。この表示制御信号は、信号伝送部(端末側)11から放送案内表示板14に送出され、この表示制御信号によって放送案内表示板14の表示内容が制御されることになる。

また、前記放送案内表示板14からは、動作状態に対応した監視信号を信号伝送部(端末側)11に出力する。この監視信号は、信号伝送部(端末側)11の信号伝送送信部11bにおいてコード化された後、シリアルデータの態様で信号伝送部(端末側)11から監視信号伝送路9bを通して信号伝送部(中央側)7に送出される。信号伝送部(中央側)7に与えられたシリアルデータは、信号伝送部(中央側)7の信号伝送受信部7bにおいてデコードされて元の監視信号となる。

この監視信号は信号伝送部(中央側)7から操作器1に送出され、この監視信号によって放送案内表示板14の動作状態が操作器1の監視表示灯6a、6b…、6nに表示されることになる。

オペレータが放送スイッチ2を閉成操作すると、前述した放送信号ASは、放送スイッチ2、音声信号伝送路8を通して送信機10に送出される。放送信号ASにより、送信機10において作成される搬送波変調され、この変調によって得られる放送搬送波信号が送信機10から空中線系12a、12bに供給される。放送搬送波信号の空中線系12a、12bへの供給によって、空中線系12a、12bから放送搬送波信号に応じた放送電波が放射される。これにより放送区間を走行中の車両は、カーラジオにて道路交通情報等の放送を受信することが可能となる。

概要

放送案内表示板監視制御のための専用回線を必要としない放送案内表示板監視制御システムを提供する。

第1の箇所の送信機10から空中線系12a、12bに、放送内容に対応した表示信号を付加した放送信号を送出し、第2の箇所の受信機20で受信した放送信号から表示信号を検出し放送案内表示板14に放送内容に対応した内容の表示を行う。放送案内表示板14からは表示板の動作状態が分かる監視信号を、放送信号に重畳して伝送し、第1の箇所の監視表示器80で重畳信号中から監視信号を検出し、これに基づき、放送案内表示板14の動作状態を表示し監視する。

目的

上述の如く、従来のシステムでは放送案内表示板監視制御のための専用回線が必要となり、ケーブル敷設の工事費が多大にかかるという問題があった。そこで本発明は、このような従来の放送案内表示板監視制御システムの問題点を解決するために為されたもので、その目的は専用の監視制御回線を必要としない放送案内表示板監視制御システムを提供することである。

効果

実績

技術文献被引用数
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牽制数
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請求項1

動体に対して放送を行う放送区間に設けられた空中線系と、第1の箇所に設けられ前記空中線系に表示信号を含む放送信号を供給する手段と、第2の箇所に設けられ前記空中線系から放射された放送信号を受信して前記表示信号を検出する表示信号検出手段と、この手段により検出された表示信号を判別し、判別された結果に基づいて放送案内表示板に所定の表示を行うように制御する表示制御手段と、前記放送案内表示板の動作状態を示す監視信号を、前記第2の箇所から前記空中線系の放送信号に重畳する監視信号重畳手段と、この手段により重畳された前記監視信号を前記第1の箇所において検出する監視信号検出手段と、この手段により検出された前記監視信号に基き前記放送案内表示板の動作状態を表示する監視表示手段とを具備することを特徴とする放送案内表示板監視制御システム

請求項2

前記表示信号は、前記放送信号中の放送メッセージの冒頭に付加された、前記放送案内表示板に表示される表示内容に応じて異なるチャイム音信号であり、前記表示信号検出手段は、前記チャイム音信号の周波数帯域を検出する複数のバンドパスフィルタを含むものであり、前記表示制御手段は、前記表示信号検出手段により検出されたチャイム音信号の周波数帯域を判別し、判別された結果に基づいて放送案内表示板に所定の表示を行うように制御するものであることを特徴とする請求項1に記載の放送案内表示板監視制御システム。

請求項3

前記表示信号は、前記放送信号中の放送メッセージの冒頭に付加された、前記放送案内表示板に表示される表示内容に応じて異なるメロディからなる信号であり、前記表示信号検出手段は、前記メロディからなる信号の周波数帯域を検出する複数のバンドパスフィルタを含むものであり、前記表示制御手段は、前記表示信号検出手段により検出されたメロディからなる信号の周波数帯域の時間的な組み合わせパターンを判別し、判別された結果に基づいて放送案内表示板に所定の表示を行うように制御するものであることを特徴とする請求項1に記載の放送案内表示板監視制御システム。

請求項4

前記監視信号は、直流または低周波パルス信号であり、監視信号重畳手段及び監視信号検出手段は、夫々、直流または低周波のパルス信号を通過させ前記放送信号の通過を阻止するチョークコイルを含むものであることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の放送案内表示板監視制御システム。

技術分野

0001

この発明は、例えば高速道路一般道路等の各種道路における路側放送装置係り、特に空中線系に供給される放送信号表示信号を付加し表示板の制御と監視を行う表示板監視制御システムに関する。

背景技術

0002

従来のこの種システムは、図4に示すように構成されていた。即ち、道路100の中央分離帯101には、設定されている放送区間と対応して同一長さの空中線系12a、12bが敷設されており、2本の空中線系12a、12bの中央側端部には、分配器102からの給電線が夫々接続されている。一方、2本の空中線系12a、12bの中央側端部と反対側の端部には、夫々、終端抵抗104a、104bが接続されている。分配器102の入力側は送信機10に接続されている。空中線系12a、12bは中央の放送室(図示しない)から、送信機10、分配器102を通して伝送される音声情報放送電波として放射する。これについては後に詳述する。道路100の一側と他側の放送区間の起点(車両の走行方向から見た起点)に対応する位置には、夫々、放送案内表示板14が設置されている。これら放送案内表示板14は、前記中央の放送室(図示しない)からの監視制御信号に基づき動作する。これについても、後に詳述する。なお、図の上部には放送電波の放射による電界強度103を示してあるが、電界強度は放送区間の中央部付近が最も強い値を示している。

0003

図5は、この従来システムの一例の構成(図4の放送区間の片側)を更に詳細に示したものである。なお、図5において、図4に示したものと同一部分には、同一符号を付してある。

0004

図5において、放送区間(一般に2km〜4km程度の距離の、図4において示した放送区間)とされている道路の路側には、空中線系(平行2線式誘導線にて図示している。)12a、12bが敷設されている。空中線系12a、12bの基端部には、送信機10が接続されている。また、空中線系12a、12bの終端部には、インピーダンス整合のための終端抵抗13が接続されている。(なお、図4において示した分配器102の図示は省略してある。)
送信機10は、音声信号伝送路8を通して操作器1の放送スイッチ2と接続されている。この放送スイッチ2は常開接点であり、後述するようにオペレータにより操作される。更に前記操作器1は、一般に送信機10から数km〜数10km程度離れた箇所に設置されている放送室(図示しない)と伝送線路を介して接続されている。

0005

上述したような従来システムでは、図4において説明したように、放送区間の起点(即ち放送が開始される地点)に放送案内表示板14が設置されているのみならず、この放送案内表示板14を制御および監視する信号伝送部(端末側)11が放送案内表示板14に隣接して設けられているとともに、表示制御スイッチ5a、5b、…、5nと監視表示灯6a、6b、…、6nが操作器1に設けられている。更に、信号伝送部(端末側)11と対応して信号伝送部(中央側)7が設けられている。

0006

各表示制御スイッチ5a、5b、…、5nは、放送信号AS(Audio Signal)の内容(渋滞情報事故情報通行止情報等)に応じた表示を放送案内表示板14に行わせるための制御信号を作成するスイッチである。

0007

前述した放送室(図示しない)から放送信号ASが出力されると、この放送信号ASは、操作器1の電力増幅器3に与えられる。このとき、放送スイッチ2は開成状態を保持している。電力増幅器3に入力した放送信号ASは、該電力増幅器3にてスピーカ4を駆動するために電力増幅され、スピーカ4から音声として出力される。これによりオペレータによる放送信号ASの音声でのモニターが可能となる。オペレータは、スピーカ4から出力される音声をモニターすることにより放送内容を判断し、放送内容と一致した表示が放送案内表示板14上に出力されるよう前記表示制御スイッチ5a、5b、…、5nのいずれかを選択的にONにした後、前記放送スイッチ2をONにする。オペレータによる上記各表示制御スイッチ5a、5b、…、5nの選択操作により、操作器1から出力された表示制御信号は、信号伝送部(中央側)7に与えられる。

0008

信号伝送部(中央側)7に与えられた表示制御信号は、信号伝送部(中央側)7の信号伝送送信部7aにてコード化された後、シリアルデータの態様で信号伝送部(中央側)7から制御信号伝送路9aを通して信号伝送部(端末側)11に送出される。

0009

信号伝送部(端末側)11に与えられたシリアルデータは、信号伝送部(端末側)11の信号伝送受信部11aにおいてデコードされて元の表示制御信号となる。この表示制御信号は、信号伝送部(端末側)11から放送案内表示板14に送出され、この表示制御信号によって放送案内表示板14の表示内容が制御されることになる。

0010

また、前記放送案内表示板14からは、動作状態に対応した監視信号を信号伝送部(端末側)11に出力する。この監視信号は、信号伝送部(端末側)11の信号伝送送信部11bにおいてコード化された後、シリアルデータの態様で信号伝送部(端末側)11から監視信号伝送路9bを通して信号伝送部(中央側)7に送出される。信号伝送部(中央側)7に与えられたシリアルデータは、信号伝送部(中央側)7の信号伝送受信部7bにおいてデコードされて元の監視信号となる。

0011

この監視信号は信号伝送部(中央側)7から操作器1に送出され、この監視信号によって放送案内表示板14の動作状態が操作器1の監視表示灯6a、6b…、6nに表示されることになる。

0012

オペレータが放送スイッチ2を閉成操作すると、前述した放送信号ASは、放送スイッチ2、音声信号伝送路8を通して送信機10に送出される。放送信号ASにより、送信機10において作成される搬送波変調され、この変調によって得られる放送搬送波信号が送信機10から空中線系12a、12bに供給される。放送搬送波信号の空中線系12a、12bへの供給によって、空中線系12a、12bから放送搬送波信号に応じた放送電波が放射される。これにより放送区間を走行中の車両は、カーラジオにて道路交通情報等の放送を受信することが可能となる。

発明が解決しようとする課題

0013

上述の如く、従来のシステムでは放送案内表示板監視制御のための専用回線が必要となり、ケーブル敷設の工事費が多大にかかるという問題があった。そこで本発明は、このような従来の放送案内表示板監視制御システムの問題点を解決するために為されたもので、その目的は専用の監視制御回線を必要としない放送案内表示板監視制御システムを提供することである。

課題を解決するための手段

0014

本発明に係る放送案内表示板監視制御システムは、移動体、例えば走行車に対して放送を行う放送区間、例えば高速道路等における放送区間に設けられた空中線系と、第1の箇所に設けられこの空中線系に表示信号を含む放送信号を供給する手段と、第2の箇所に設けられ空中線系から放射された放送信号を受信して表示信号を検出する表示信号検出手段と、この手段により検出された表示信号を判別し、判別された結果に基づいて放送案内表示板に所定の表示を行うように制御する表示制御手段と、放送案内表示板の動作状態を示す監視信号を、第2の箇所から前記空中線系の放送信号に重畳する監視信号重畳手段と、この手段により重畳された監視信号を第1の箇所において検出する監視信号検出手段と、この手段により検出された監視信号に基き放送案内表示板の動作状態を表示する監視表示手段とを備えたことを具備することを特徴とする。

0015

このような構成とすることにより、放送案内表示板監視制御のための専用回線を必要とすることなく、離れた箇所からの放送案内表示板の表示制御、ならびに監視を行うことができる。

0016

更に、表示信号を、放送信号中の放送メッセージの冒頭に付加された、放送案内表示板に表示される表示内容に応じて異なるチャイム音信号とし、表示信号検出手段は、前記チャイム音信号の周波数帯域を検出する複数のバンドパスフィルタを含むものとし、表示制御手段は、表示信号検出手段により検出されたチャイム音信号の周波数帯域を判別し、判別された結果に基づいて放送案内表示板に所定の表示を行うように制御するものとすることができる。

0017

また、表示信号を、放送信号中の放送メッセージの冒頭に付加された、放送案内表示板に表示される表示内容に応じて異なるメロディからなる信号とし、表示信号検出手段は、メロディからなる信号の周波数帯域を検出する複数のバンドパスフィルタを含むものとし、表示制御手段は、表示信号検出手段により検出されたメロディからなる信号の周波数帯域の時間的な組み合わせパターンを判別し、判別された結果に基づいて放送案内表示板に所定の表示を行うように制御するものとすることもできる。

0018

このように、表示信号をチャイム音信号としたり、メロディからなる信号とすることにより、放送信号を受信する移動体、例えば走行車で、この放送を聞いている者に対して違和感を与えることなく、離れた箇所からの放送案内表示板の表示制御、ならびに監視を行うことができる。

0019

また、監視信号を、直流または低周波パルス信号とし、監視信号重畳手段及び監視信号検出手段は、夫々、直流または低周波のパルス信号を通過させ前記放送信号の通過を阻止するチョークコイルを含むものとすることができる。このような構成とすることにより、簡単な回路構成で、監視信号を放送信号に重畳させ、また放送信号から監視信号を分離して検出することができる。

発明を実施するための最良の形態

0020

以下、図面により本発明の一実施形態について説明する。図1は、本発明に係る放送案内表示板監視制御システムの一実施形態の主要部の構成を示したブロック図である。

0021

図1において、従来と同様に、らせん漏洩同軸ケーブル(SLCX)、または平行2線式誘導線等の空中線系12a、12bが高速道路、一般道路等の放送区間の路側に約2km〜4kmに亘り敷設されている。

0022

送信機10には、放送室(図示しない)からの放送信号ASが、変調入力として接続されている。このAS信号は、一般にテープ録音されたり、あるいは音声合成等のデジタル信号として記録されたものである。

0023

放送信号ASは、放送メッセージの冒頭にチャイム音等の表示信号(周波数帯域f0〜f1)を付加した事故情報放送信号、この事故情報放送信号のチャイム音とは異なる周波数のチャイム音等の表示信号(周波数帯域f2〜f3)を付加した渋滞情報放送信号、…、同様に、異なる周波数の表示信号(周波数帯域f4〜f5)を付加した通行止情報放送信号等である。

0024

送信機10においては、放送信号ASにより搬送波が変調され、監視信号検出部70の直流カットコンデンサ72a、72bを経由して空中線系12a、12bに出力される。放送搬送波電力高周波信号なので、直流カットコンデンサ72a、72bでの損失微少で、そのまま空中線系12a、12bから放送電波として発射される。空中線系12a、12bに出力された放送搬送波電力は監視信号重畳部60内の直流カットコンデンサ62を通り、終端抵抗13で終端される。

0025

受信機20に接続された受信アンテナ30は、空中線系12a、12bからの放送電波を受信するように設けられ、受信機20は受信アンテナ30が受信した放送信号AS´が出力される。この放送信号ASは表示板制御部40に供給され、この表示板制御部40にて放送信号AS´より所定の情報表示信号が検出され、放送案内表示板14に出力される。

0026

放送案内表示板14は字幕またはLED等の表示器(図示せず)と、この表示機を制御する駆動回路(図示せず)とから構成され、この放送案内表示板14には表示板制御部40の出力信号を受けて「放送中」、「事故情報」、「渋滞情報」、「通行止情報」、「停止中」等の情報が表示される。

0027

また、放送案内表示板14からは、動作状態に応じて、監視信号が直流信号変換部50に出力される。この直流信号変換部50に出力された監視信号は、この直流信号変換部50において、直流信号または低周波信号に変換された後、監視信号重畳部60に出力される。

0028

この直流信号または低周波信号は、例えば、放送案内表示板14の表示内容に応じてそのパルス幅が異なる直流パルス信号、または放送案内表示板14の表示内容に応じてその繰返し周期が異なる低周波信号とすればよい。

0029

監視信号重畳部60に出力された直流信号または低周波信号は、高周波信号の流入防止のために設けられているチョークコイル61a、61bを介して空中線系12a、12bに出力される。

0030

空中線系12a、12b上の放送搬送波に重畳された直流信号または低周波信号(即ち、監視信号)は、空中線系12a、12bの基端部に設けられている監視信号検出部70にまで伝送される。直流信号または低周波信号(監視信号)は、監視信号検出部70内に設けられている、高周波信号の流入防止のためのチョークコイル71a、71bを介して監視表示器80に出力される。

0031

上記監視表示器80に出力された直流信号または低周波信号(監視信号)は、監視信号出力部81にて直流信号または低周波信号からなる監視信号を所定の表示制御信号に変換し表示器82a、82b、…、82nを動作させる。

0032

この表示器82a、82b、…、82nは例えば「放送中」、「渋滞情報」、「事故情報」、「通行止情報」なる文字が記載されたLEDまたはランプ等で構成されている。

0033

次に、図2に受信機20の構成を示す。受信アンテナ30で受信された放送電波は、AMチューナ21に入力され、AMチューナ21内で高周波増幅周波数混合中間周波増幅検波、AGCなどの回路を通って音声信号となってAMチューナ21から出力される。

0034

この出力された音声信号は、音量調整用可変抵抗器23においてレベル調整され、モニター用の電力増幅器24にて電力増幅され、モニタースピーカ25を駆動させるので音声にて確認することができる。

0035

前記AMチューナ21からは、受信電界強度のレベルに対応した出力があり、この信号は、同調メータ22に接続されている。このため同調メータ22の指針の変化により電波受信状態が確認できる。

0036

前記AMチューナ21からの出力は、線路増幅器26にも出力され、この線路増幅器26にて所定のレベルに増幅され、放送信号AS´が前述の表示板制御部40に出力される。

0037

図3に表示板制御部40の構成を示す。表示板制御部40には、受信機20からの放送信号AS´を受け、この放送信号AS´を増幅する電圧増幅器41が設けられている。この電圧増幅器41には、放送信号を検出する放送信号検出部42と、異なる周波数の表示信号を区別して検出するための、異なる表示信号の数だけのバンドパスフィルタ(BPF)43a、43b、…、43nとが接続されている。

0038

放送信号検出部42には、検出用ダイオード抵抗およびコンデンサからなる平滑回路(図示せず)が備えられており、平滑回路の時定数は、放送信号が一時的に断になっても、検出信号が断とならないように、ある程度大きくしてある。

0039

バンドパスフィルタ43aにはコンパレータ44aが、バンドパスフィルタ43bにはコンパレータ44bが、…、バンドパスフィルタ43nにはコンパレータ44nが接続され、バンドパスフィルタ43a,43b、…、43nを通過した異なる表示信号が、それぞれのコンパレータ44a、44b、…、44nにおいて異なるパルス波形に整形される。

0040

放送信号検出部42の出力信号および前記各コンパレータ44a、44b、…、44nの出力信号は、CPU等の演算処理部45に供給され、放送出力部の出力信号とコンパレータの出力信号とを受け、検出時間、組み合わせ等の演算処理がされ、所定の情報表示信号が放送案内表示板14に送出される。

0041

前述のように、放送メッセージの冒頭のチャイム音等の表示信号の周波数帯域が、放送内容毎に異なる帯域の場合、即ち、事故情報放送の表示信号の周波数帯域がf0〜f1、渋滞情報放送の表示信号の周波数帯域がf2〜f3、…、、通行止情報放送の表示信号の周波数帯域f4〜f5となっている場合には、演算処理部45は単に各コンパレータ44a、44b、…、44nのうちのどのコンパレータから出力があるかを判別すればよい。

0042

しかし、放送メッセージの冒頭に付加するチャイム音信号の周波数帯域を、放送内容毎に異なる帯域とせずに、周波数帯域をオーバーラップさせてもよい。この場合は、演算処理部45は各コンパレータ44a、44b、…、44nの出力の検出時間と、その組み合わせから放送内容を判別することができる。

0043

更に、放送メッセージの冒頭に付加する表示信号をチャイム音の代わりに放送内容毎に異なる曲のメロディとすることもできる。この場合は、演算処理部45において、これらの各メロディについての周波数帯域の時間的な組み合わせのパターンを予め記憶しておき、各コンパレータ44a、44b、…、44nからの出力をこれらの周波数帯域の時間的な組み合わせのパターンと比較することにより放送内容を判別することができる。このように放送メッセージの冒頭に付加する表示信号をメロディからなる信号とすることにより、放送を聞いているものに対して、違和感を与えずに、実施することができる。

発明の効果

0044

以下説明したように、本発明によれば、専用の監視制御伝送路を敷設することなく、離れた箇所からの放送案内表示板の表示制御、並びに監視を行うことができる。

図面の簡単な説明

0045

図1本発明に係る放送案内表示板監視制御システムの一実施形態の主要部の構成を示すブロック図。
図2図1における受信機のさらに詳細な構成を示すブロック図。
図3図1における表示板制御部のさらに詳細な構成を示すブロック図。
図4従来の放送案内表示板監視制御システムの一例の構成を示すブロック図。
図5図4に示す従来例の主要部の構成をさらに詳細に示すブロック図。

--

0046

1…操作器
2…放送スイッチ
3、24…電力増幅器
4、25…スピーカ
5a、5b、…、5n…表示制御スイッチ
6a、6b、…、6n…監視表示灯
7…信号伝送部(中央側)
7a、11b…信号伝送送信部
7b、11a…信号伝送受信部
8…音声信号伝送路
9a…制御信号伝送路
9b…監視信号伝送路
10…送信機
11…信号伝送部(端末側)
12a、12b…空中線系
13…終端抵抗
14…放送案内表示板
20…受信機
21…AMチューナ
22…同調メータ
23…可変抵抗器
26…線路増幅器
30…受信アンテナ
40…表示板制御部
41…電圧増幅器
42…放送信号検出部
43a、43b、…、43n…バンドパスフィルタ
44a、44b、…、44n…コンパレータ
45…演算処理部
50…直流信号変換部
60…監視信号重畳部
61a、61b、71a、71b…チョークコイル
62、72a,72b…直流カットコンデンサ
70…監視信号検出部
80…監視表示器
81…監視信号出力部
82a、82b、…、82n…表示器
100…道路
101…中央分離帯
102…分配器
103…放送電波の電界強度
104a、104b…終端抵抗器

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