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技術 ヘチマ液水の採集方法、およびそれに使用するヘチマ液水採集装置

出願人 菅原冷蔵製氷株式会社
発明者 菅原昌一
出願日 1997年7月31日 (22年3ヶ月経過) 出願番号 1997-206726
公開日 1999年2月23日 (20年8ヶ月経過) 公開番号 1999-049688
状態 特許登録済
技術分野 化粧料 植物物質含有医薬 非環式または炭素環式化合物含有医薬 化合物または医薬の治療活性 植物の栽培
主要キーワード 採集作業 日除け板 雨上がり 貯留部分 一次マイク アルミ蒸着シート 熱変換装置 耐水シート
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (4)

課題

ヘチマ液水採集するための新規な構成からなる採集方法と、それに使用する新規な構造からなるヘチマ液水採集装置とを提供する。

解決手段

ヘチマ8の根元から適宜高さ位置を切断した上、その切り口81を含む茎の一部が低温雰囲気内に誘導された状態に維持し、同切り口81から溢出するヘチマ液水9を、低温雰囲気内において採集してしまうようにしたヘチマ液水の採集方法である。

概要

背景

熱帯アジア原産のウリ科年草であって、既に江戸時代初期には我が国にも渡来していたとされるヘチマは、若い果実を煮たり漬物とすることによって食用に供されたり、また、成熟した果実を水に晒してその果皮果肉、種子を洗い出し、網状の繊維体部分だけとしたものは、そのまま入浴時の洗浄用具として、あるいはそれを圧潰偏平化して履物下敷き等として広く使用されてきていたが、そのから溢出するヘチマ液水も、今日のように各種の化粧品が用意されていなかった時代には、貴重な化粧品として多くの女性から用されてきた実績があった。

ところが、時代が進んで様々な化学物質が作り出され、それらを使った様々な化粧品が登場してくるようになってからは、一部の愛用者が個人的に使用している希なケースを除き、このヘチマ液水が化粧品に使用もしくは応用されることが殆どなくなり、それ自体忘れられた存在となりかけていたところ、様々な分野において薬害が問題視されるようになってからというもの、俄かにこのヘチマ液水の効能が見直され始め、特に最近では、自然化粧品と打ってその有用性ならびに効能が高い評価を得るようになってきている。

このヘチマ液水は、従前までであれば、図 にその採集状態を示すとおり、栽培されたヘチマの茎を、根元から50〜60cm程度のところで切断し、その切り口を洗浄した一升瓶等の普通の容器に差し込み、その口をアルミホイールビニール袋とを使って塞いで虫や雑菌等の侵入を防止するようにすると共に、容器自体地中に半分程度埋まるような状態に立設、固定した上、日光が差し込む方向には日除け板並置して容器に直射日光が当たり、容器内のヘチマ液水が長時間の採集過程変質してしまわないようにしながら、ヘチマ液水の採集を行うのが一般的であり、こうした従前からの採集方法を頼りにヘチマ栽培農家に採集を委託したとしても、委託された栽培農家にとってみれば、栽培したヘチマ1株毎に容器をセットしながら採集作業をしなければならないという煩わしさがあるだけではなく、1株当たりから採集できるヘチマ液水の量が限られる(切り口が乾燥したり、腐って2〜3日しか採集ができない)上、所定の品質に保つ(変色したり、腐敗してしまうことをなくす)ことも難しいという課題を抱えてしまうことから、決して採算効率の良い事業という訳にはいかず、したがって、需要が出てくる兆しが見えたとしても、現時点では、それに応えるだけの有効な採集手段が見出だせないでいるというのが実情となっている。

そのため、本願発明者は、このような状況を見聞する中で、折角ヘチマ液水の効能が再認識され、化粧品等への応用を期待する時代の要請に応える上で、ヘチマ液水の効率的な採集手段の開発の必要性を痛感し、鋭意その開発、研究に取り組み、試行錯誤と幾多の試作実験とを長期に渡って繰り返してきた結果、今回、遂に後述するとおりの新規な構造からなるヘチマ液水の採集方法、およびそれに使用する採集装置を完成すると共に、その実用化にも成功したものであり、以下では、図面に示すこの発明を代表する幾つかの実施例と共に、その構成を詳述していくこととする。

概要

ヘチマ液水を採集するための新規な構成からなる採集方法と、それに使用する新規な構造からなるヘチマ液水採集装置とを提供する。

ヘチマ茎8の根元から適宜高さ位置を切断した上、その切り口81を含む茎の一部が低温雰囲気内に誘導された状態に維持し、同切り口81から溢出するヘチマ液水9を、低温雰囲気内において採集してしまうようにしたヘチマ液水の採集方法である。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
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請求項1

ヘチマ根元から適宜高さ位置を切断した上、その切り口を含む茎の一部が低温雰囲気内に誘導された状態に維持し、同切り口から溢出するヘチマ液水を、低温雰囲気内において採集してしまうようにしたことを特徴とするヘチマ液水の採集方法

請求項2

ヘチマ茎の根元から適宜高さ位置を切断した上、その切り口を含む茎の一部が低温雰囲気内に誘導された状態に維持し、同切り口から溢出するヘチマ液水を、低温雰囲気内において雑菌侵入繁殖を阻止し、貯留中のヘチマ液水の酸化を防止しながら採集してしまうようにしたことを特徴とするヘチマ液水の採集方法。

請求項3

ヘチマ茎の根元から適宜高さ位置を切断した上、その切り口を含む茎の一部が、適宜冷媒で低温雰囲気に維持されている断熱容器内に誘導され、同切り口から溢出するヘチマ液水を、外界から遮断断熱され、低温雰囲気に維持された断熱容器内において雑菌の侵入、繁殖を阻止し、貯留中のヘチマ液水の酸化を防止しながら採集してしまうようにしたことを特徴とするヘチマ液水の採集方法。

請求項4

ヘチマ茎の根元から適宜高さ位置を切断した上、その切り口を含む茎の一部が、開閉自在とした断熱容器の蓋部に予め穿設してある通孔から断熱容器内に差し込まれ、更に断熱容器内に配された貯留容器にまで誘導されるようにする一方、該貯留容器周囲の断熱容器内には適宜冷媒を装填し、断熱容器内を外界から遮断、断熱して低温雰囲気に維持し、雑菌の侵入、繁殖を阻止し、貯留中のヘチマ液水の酸化を防止しながら、茎の切り口から溢出するヘチマ液水を、断熱容器内に配してある貯留容器内に採集するようにしたことを特徴とするヘチマ液水の採集方法。

請求項5

ヘチマ茎の根元から適宜高さ位置を切断した上、その切り口を含む茎の一部が、開閉自在とした断熱容器の蓋部に予め穿設してある通孔から断熱容器内に差し込まれ、更に断熱容器内に配された貯留容器にまで誘導されるようにする一方、該貯留容器周囲の断熱容器内には適宜冷媒を装填すると共に、断熱容器を日光遮蔽シートで覆った状態とすることにより、断熱容器内を外界から遮断、断熱して低温雰囲気に維持し、雑菌の侵入、繁殖を阻止し、貯留中のヘチマ液水の酸化および日光による変質を防止しながら、茎の切り口から溢出するヘチマ液水を、断熱容器内に配してある貯留容器内に採集するようにしたことを特徴とするヘチマ液水の採集方法。

請求項6

断熱容器内において所定量のヘチマ液水を採集した後、それまで採集してきた切り口から約10mm程度の範囲のヘチマ茎を切断、除去して新たな切り口となし、該切り口から溢出するヘチマ液水を、繰り返し低温雰囲気内において採集するようにした、請求項1ないし5何れか記載のヘチマ液水の採集方法。

請求項7

断熱容器内の低温雰囲気が、略−1℃〜略+10℃の範囲で、少なくとも24時間持続されるようにしてなる、請求項1〜6何れか記載のヘチマ液水の採集方法。

請求項8

予め所定間隔置きに栽培してなる2本またはそれ以上の本数のヘチマの間に断熱容器を接地し、各ヘチマ茎の根元から適宜高さ位置を切断した上、それら複数本の、夫々切り口を含む茎の一部が何れも低温雰囲気内に誘導された状態に維持し、それら各切り口から溢出するヘチマ液水を、低温雰囲気内において同時に採集してしまうようにした、請求項1〜7何れか記載のヘチマ液水の採集方法。

請求項9

箱型容器本体とその上端開口に着脱自在となる蓋部とからなる合成樹脂発泡体製の断熱容器の、蓋部には、適宜間隔を置き、厚み方向に貫通させた通孔が少なくとも2個穿設され、これら各通孔に対応する位置の容器体内には、貯留容器が安定に配置、組み合わされると共に、外部から通孔に差し込まれ、断熱容器内に誘導されてきた茎の一部の中の切り口側所定長範囲部分と、前記貯留容器の上端口とを同時に覆い包むことを可能とする耐水シートが用意されてなる、請求項1ないし8何れか記載のヘチマ液水の採集方法に使用するヘチマ液水採集装置

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0001

この発明は、その有効性分の故に旧くから化粧品を始め、シャンプーリンス日焼け止め染毛料等といった様々な用途に応用され続けてきたヘチマ液水を、栽培したヘチマから効率的且つ高品質のものとして採集するための新規なヘチマ液水の採集方法と、それに使用する新規な構造からなるヘチマ液水採集装置とを提供しようとするものである。

背景技術

0002

熱帯アジア原産のウリ科年草であって、既に江戸時代初期には我が国にも渡来していたとされるヘチマは、若い果実を煮たり漬物とすることによって食用に供されたり、また、成熟した果実を水に晒してその果皮果肉、種子を洗い出し、網状の繊維体部分だけとしたものは、そのまま入浴時の洗浄用具として、あるいはそれを圧潰偏平化して履物下敷き等として広く使用されてきていたが、そのから溢出するヘチマ液水も、今日のように各種の化粧品が用意されていなかった時代には、貴重な化粧品として多くの女性から用されてきた実績があった。

0003

ところが、時代が進んで様々な化学物質が作り出され、それらを使った様々な化粧品が登場してくるようになってからは、一部の愛用者が個人的に使用している希なケースを除き、このヘチマ液水が化粧品に使用もしくは応用されることが殆どなくなり、それ自体忘れられた存在となりかけていたところ、様々な分野において薬害が問題視されるようになってからというもの、俄かにこのヘチマ液水の効能が見直され始め、特に最近では、自然化粧品と打ってその有用性ならびに効能が高い評価を得るようになってきている。

0004

このヘチマ液水は、従前までであれば、図 にその採集状態を示すとおり、栽培されたヘチマの茎を、根元から50〜60cm程度のところで切断し、その切り口を洗浄した一升瓶等の普通の容器に差し込み、その口をアルミホイールビニール袋とを使って塞いで虫や雑菌等の侵入を防止するようにすると共に、容器自体地中に半分程度埋まるような状態に立設、固定した上、日光が差し込む方向には日除け板並置して容器に直射日光が当たり、容器内のヘチマ液水が長時間の採集過程変質してしまわないようにしながら、ヘチマ液水の採集を行うのが一般的であり、こうした従前からの採集方法を頼りにヘチマ栽培農家に採集を委託したとしても、委託された栽培農家にとってみれば、栽培したヘチマ1株毎に容器をセットしながら採集作業をしなければならないという煩わしさがあるだけではなく、1株当たりから採集できるヘチマ液水の量が限られる(切り口が乾燥したり、腐って2〜3日しか採集ができない)上、所定の品質に保つ(変色したり、腐敗してしまうことをなくす)ことも難しいという課題を抱えてしまうことから、決して採算効率の良い事業という訳にはいかず、したがって、需要が出てくる兆しが見えたとしても、現時点では、それに応えるだけの有効な採集手段が見出だせないでいるというのが実情となっている。

0005

そのため、本願発明者は、このような状況を見聞する中で、折角ヘチマ液水の効能が再認識され、化粧品等への応用を期待する時代の要請に応える上で、ヘチマ液水の効率的な採集手段の開発の必要性を痛感し、鋭意その開発、研究に取り組み、試行錯誤と幾多の試作実験とを長期に渡って繰り返してきた結果、今回、遂に後述するとおりの新規な構造からなるヘチマ液水の採集方法、およびそれに使用する採集装置を完成すると共に、その実用化にも成功したものであり、以下では、図面に示すこの発明を代表する幾つかの実施例と共に、その構成を詳述していくこととする。

0006

図面に示すこの発明を代表する実施例からも明確に理解されるように、この発明に包含されるヘチマ液水の採集方法は、基本的に次のような構成から成り立っている。即ち、ヘチマ茎の根元から適宜高さ位置を切断した上、その切り口を含む茎の一部が低温雰囲気内に誘導された状態に維持し、同切り口から溢出するヘチマ液水を、低温雰囲気内において採集してしまうようにしたヘチマ液水の採集方法である。

0007

表現を変えて示せば、この発明のヘチマ液水の採集方法は、ヘチマ茎の根元から適宜高さ位置を切断した上、その切り口を含む茎の一部が低温雰囲気内に誘導された状態に維持し、同切り口から溢出するヘチマ液水を、低温雰囲気内において雑菌の侵入、繁殖を阻止し、貯留中のヘチマ液水の酸化を防止しながら採集してしまうようにした構成を要旨とするということもできる。

0008

そして、より具体的な構成によるものとして示せば、ヘチマ茎の根元から適宜高さ位置を切断した上、その切り口を含む茎の一部が、適宜冷媒で低温雰囲気に維持されている断熱容器内に誘導され、同切り口から溢出するヘチマ液水を、外界から遮断断熱され、低温雰囲気に維持された断熱容器内において雑菌の侵入、繁殖を阻止し、貯留中のヘチマ液水の酸化を防止しながら採集してしまうようにしたヘチマ液水の採集方法とすることができるし、更に一層具体的には、ヘチマ茎の根元から適宜高さ位置を切断した上、その切り口を含む茎の一部が、開閉自在とした断熱容器の蓋部に予め穿設してある通孔から断熱容器内に差し込まれ、更に断熱容器内に配された貯留容器にまで誘導されるようにする一方、該貯留容器周囲の断熱容器内には適宜冷媒を装填し、断熱容器内を外界から遮断、断熱して低温雰囲気に維持し、雑菌の侵入、繁殖を阻止し、貯留中のヘチマ液水の酸化を防止しながら、茎の切り口から溢出するヘチマ液水を、断熱容器内に配してある貯留容器内に採集するようにしたヘチマ液水の採集方法となる。

0009

更に、より望ましい態様からなる構成のものとしては、ヘチマ茎の根元から適宜高さ位置を切断した上、その切り口を含む茎の一部が、開閉自在とした断熱容器の蓋部に予め穿設してある通孔から断熱容器内に差し込まれ、更に断熱容器内に配された貯留容器にまで誘導されるようにする一方、該貯留容器周囲の断熱容器内には適宜冷媒を装填すると共に、断熱容器を日光遮蔽シートで覆った状態とすることにより、断熱容器内を外界から遮断、断熱して低温雰囲気に維持し、雑菌の侵入、繁殖を阻止し、貯留中のヘチマ液水の酸化および日光による変質を防止しながら、茎の切り口から溢出するヘチマ液水を、断熱容器内に配してある貯留容器内に採集するようにしたヘチマ液水の採集方法とすることができる。

0010

ヘチマ液水を採集するヘチマ茎の切り口は、該切り口を含むヘチマ茎の一部を低温雰囲気下に保持する上で支障を来すことがなく、しかも、ヘチマ液水の溢出に都合の良い根元からの高さ位置、通常60〜80cm程度のところで切断し、その切り口は、アルコール液消毒した上、同切り口に雑菌が極力付着したままとならないように注意をすべきであり、こうした前処理を施して後述の低温雰囲気下の適宜採集箇所に誘導するのが望ましく、しかもこれらの作業はできるだけ手早く実施されるようにすべきである。

0011

低温雰囲気は、雑菌の侵入、繁殖を阻止して採集効率を高めると共に、ヘチマ液水内に雑菌が混入されないようにし、しかも溢出して貯留されている間のヘチマ液水の酸化を防止するために欠くことができない条件であり、実用上、−1℃〜+10℃程度、望ましくは4〜5℃前後の範囲内の温度環境が維持されるようにすべきであり、約−1℃以下ではヘチマの茎切り口を凍らせるかそれに近い状態を呈してしまってヘチマ液水の溢出に支障を来す虞が生じ、また、約+10℃を越えていけばいく程、雑菌の侵入、繁殖に都合の良い環境となってヘチマ茎切り口辺りの細胞を腐敗させ、その生理活動に支障を来して採集効率を低下させると共に、採集されるヘチマ液水の品質を劣化させてしまうことにも繋がる。

0012

この低温雰囲気は、ヘチマ液水の採集に適した9月中旬のヘチマの栽培地(通常はであって、当然野晒しとなる場所)で実現されるようにしなければならないことから、外界からの遮断に都合が良く、しかも、搬入、設置、採集、搬出等といった一連の採集作業に支障を来すことのない機械器具、装置を使い、所望の低温雰囲気が所定時間(通常24時間程度)に渡って持続して確保できるよう、例えば、外周または中心部分を冷媒で冷却可能とした貯留容器(貯留部分区画された部分に冷媒を装填可能とした構造の容器)のように貯留容器自体に低温雰囲気を実現する構造が組み込まれたものや、貯留容器を適宜冷媒の装填された別体の袋体その他で覆うようにしたもの、あるいは、後述する実施例のように発泡スチロール等の合成樹脂発泡体その他製の箱状断熱容器を用意し、その中に適宜冷媒、例えば−25℃まで冷凍した保冷剤等といった取り扱いに都合の良い冷媒を、その断熱容器の容量や同時採集株数、あるいは栽培地の気象条件、一回の採集時間等各種要素案して必要となる数量分だけ装填する等、特殊な環境下において理想的なヘチマ液水の採集が実現されるようにする。

0013

なお、この低温雰囲気の実現のための冷媒は、上記事例の保冷剤等のような他の機械装置熱変換することによって冷熱を蓄えたものだけに限る訳ではなく、例えば断熱容器等、低温雰囲気を保持するに相応しい器具が、太陽エネルギー風力等の自然エネルギー、あるいは配線による通常の電気エネルギー等を利用する熱変換装置の組み込まれたものとされ、その熱変換装置によって直接低温雰囲気を実現したり、あるいは上記した冷媒と併用して低温雰囲気を実現するようにしたもの等によっても当然目的を達成することができ、それらもこの発明の技術的思想の範囲内となることはいうまでもない。

0014

断熱容器は、この発明の重要な構成要件の一つである上記低温雰囲気を実現する上で、最も簡便且つ経済的な器具であり、後述の実施例で取り上げるとおり、単なる箱型であって開閉自在となる蓋部を有し、該蓋部を開閉して冷媒や貯留容器を装填あるいは設置するようしたものとする外、横蓋構造の箱型容器や、蓋部側が箱型で、それに貯留容器をセットする底板が組み合わされた箱型容器としたり、箱型容器の内部構造に工夫がなされ、冷媒装填区画や貯留容器設置部等が特別に用意された構造のものとしたり、あるいは蓋部側に冷媒装填室を配した構造のものとする等、その断熱容器の形状、構造には特に制限はなく、且つまた、該断熱容器は、ヘチマ一株毎に配されるようなサイズのものとしたり、二株あるいはそれ以上の株から同時にまとめて採集可能となるようにしたものとすることも適宜事情に応じて選択、採用可能である。

0015

一方、貯留容器は、上記した断熱容器とは独立した構造のものとなし、一時に所定量のヘチマ液水が採集される毎に取り出し、他の空の容器に交換可能となるようにする外、必要があれば断熱容器の一部が貯留容器を兼ねる構造のもの等とすることも可能であり、特にこの貯留容器の形状、構造にも制約はなく、ヘチマ液水採集工程に入る前に、熱湯消毒その他の方法で十分消毒されたものとする外、ヘチマ液水採集工程の間にも、不用意に雑菌や異物等が混入してしまったり、空気に触れて酸化してしまわないよう、液水貯留部の上方が何等かの手段、例えば後述の実施例の如く、アルミホイールや耐水シートその他で覆うことが可能となるような構造のものとしたり、切り口を含む茎の適宜箇所挿通状としたまま蓋の機能を果たし、貯留部上方を隠蔽可能となるような構造のものとする等、貯留部分が低温雰囲気から隔絶された構造のものとなるようにするのが望ましく、また、特に雑菌の侵入、繁殖をより一層確実に阻止する目的から、断熱容器自体を外界から完全に遮断可能な特別な構造のものとするようにしたり、断熱容器内の適当な箇所に雑菌の侵入、繁殖を阻止する殺菌剤殺菌装置を用意するようにしたものとすることも可能である。

0016

また、長時間を掛けてヘチマ液水を採集する関係上、採集過程で貯留された状態となるヘチマ液水が、日光の影響を受けて変質してしまうことがないよう、この貯留容器を日光遮蔽性に富んだ素材からなるものとしたり、あるいは、断熱容器を日光遮蔽性の高い素材によって形成したり、後述する実施例のように、例えば、黒色あるいは黒色系ビニールシートアルミ蒸着シート等といった日光遮蔽性シートで断熱容器全体を覆ってしまうようにしたものとすると極めて好都合のものとすることができる。

0017

この発明によるヘチマ液水採集方法では、ヘチマ液水を溢出することとなる切り口とそれを含むヘチマ茎の所定範囲部分とが、低温雰囲気内で、しかも雑菌の繁殖を阻止して実施される結果、一株から所定時間を掛けて所定量のヘチマ液水を採集した後も、その切り口から10mm程度の所を切断して新たな切り口として再びこの発明の採集方法を繰り返してヘチマ液水の採集が可能であり、一株あたりで略5日前後に渡って繰り返しヘチマ液水の採集が実施可能であることを実際に確認済みである。

0018

上記したヘチマ液水の採集方法に関連し、この発明にはそれに使用するヘチマ液水採集装置も包含しており、その構成の要旨は、基本的に次のとおりのものである。即ち、箱型容器本体とその上端開口に着脱自在となる蓋部とからなる合成樹脂発泡体製の断熱容器の、蓋部には、適宜間隔を置き、厚み方向に貫通させた通孔が少なくとも2個穿設され、これら各通孔に対応する位置の容器本体内には、貯留容器が安定に配置、組み合わされると共に、外部から通孔に差し込まれ、断熱容器内に誘導されてきた茎の一部の中の切り口側所定長範囲部分と、前記貯留容器の上端口とを同時に覆い包むことを可能とする耐水シートが用意されてなるヘチマ液水採集装置である。

0019

断熱容器は、記述の如く、例えば発泡スチロール等の合成樹脂発泡体自体で箱型に形成されたものや、この合成樹脂発泡体や空気封入袋セル袋等を芯材とし、表面をアルミ板ステンレス板金属薄板プラスチック板FRP板木板等の補強板で覆ったサンドイッチ構造の素材のように断熱性能に秀れ、しかも軽量な素材からなり、その内部には、後述する貯留容器を少なくとも2個並置可能にすると共に、その周囲には適宜冷媒を必要量だけ装填可能とする空間も確保されるようにした容量の箱型容器本体に形成されたものとなし、該箱型容器本体の上端開口部には、前記箱型容器本体と同一素材か他の断熱構造からなる蓋部が、密封状に嵌合可能となる開閉自在な構造で組み合わされてなるものとする。

0020

また、蓋部には、上記した箱型容器本体内に並置、収容した貯留容器の位置に対応する如くして、ヘチマ茎の切り口を含む茎部分所定範囲を差し込み可能とする通孔が、その厚み方向を貫通するようにして形成される一方、その周縁は、箱型容器本体への嵌合状態密着状となって、一旦嵌合状とされてしまうと内部が外界から遮断された構造を実現して空気や熱の侵入が遮断され、湿気や雑菌、熱等の侵入が阻止され、断熱容器内の低温雰囲気の維持や、雑菌や異物の侵入防止に都合の良い環境が構造が実現されるようにする。

0021

したがって、断熱容器内部の環境維持のためには、ヘチマ茎の切り口を含む茎部分所定範囲を差し込み可能とする通孔も、差し込まれた茎との間に残った空間から内外が連通状とならないようにするため、該通孔自体も極力小さめ(但し、茎の差し込み作業に支障を来してはならず、通常10mm程度)のものに形成するようにし、残った空間には、綿やスポンジ等茎を傷めることなく密封状にできる充填材や、ゴム軟質合成樹脂体、コルク材等からなる半裁リング状の栓体等が充填されるようにしたり、粘着テープのような絶縁シートで茎の周りを隠蔽してしまうようにするのが望ましい。

0022

一方、貯留容器は、ヘチマ茎の切り口から溢出するヘチマ液水の所定量を貯留でき、しかも、貯留されたヘチマ液水に雑菌やごみ・虫等の異物が侵入し辛くし、採集期間中にもヘチマ液水の品質維持に有利になる構造のもの、例えば後述の実施例に示すとおり、茎を差し込む上端口が細く絞りこまれたポリタンクあるいはガラスビンのような構造からなるものとすべきであり、しかも、差し込まれた茎との間の空間も閉鎖してしまうことができるよう、耐水シート(例えば、ビニールシートやアルミ箔等)が併用され、茎の周りの上端口を覆い隠してしまうことができるようになる構造のものに形成されるようする。

0023

以上のとおりの構成を基本として形成されるこの発明のヘチマ液水採集装置は、その他、ヘチマ栽培地への搬入、設置、搬出等の採集作業に都合の良い各種構造、例えば、凹凸のある栽培地上にも略水平状態に安定して据え置くことができるよう断熱容器底部四隅に脚部を突設したり、あるいは、断熱容器とは別体の台部が用意され、該台部が栽培地上に据え置かれ、その上に断熱容器が載置状とされるようにしたものとする外、断熱容器の適所把持部ベルトが形成されてなるものとしたり、あるいは、貯留容器の収容が安定するように、箱型容器本体の底部が、貯留容器に合わせた凹部に形成されたり、あるいはまた、既述したような冷媒装填に都合の良い構造のものとすること等も適宜採用可能となることはいうまでもない。以下、この発明のヘチマ液水の採集方法、およびそれに使用するヘチマ液水採集装置がより明確に理解されるように、添付図面と共に、代表的な構成からなる実施例を具体的に説明していくことにする。

0024

図1のヘチマ液水採集状態を示す概略図、および図2の貯留容器への茎の差し込み状態を示す側面図の事例は、この発明の最も基本的な構成によって実施する代表的なヘチマ液水の採集方法である。先ず、ヘチマ液水を採集する上で最も都合の良い時期、即ち地域差もあるが、概ね9月中旬頃で、雨上がりの日の前日に、貯留容器とする2リットル手付きポリタンク1を予め十分に熱湯消毒しておき、断熱容器である発泡スチロール製の箱型容器本体2の中に、それら2個の手付きポリタンク1,1を安定した状態に並置し、余った箱型容器本体2内空間に、冷媒とするための予め−25℃に冷凍した保冷材4,4,……を十分に装填し、蓋部3を箱型容器本体2の上方から開閉自在に嵌合し、蓋部3の通孔31,31は、栽培地まで搬送する間に外気が侵入しないよう、適宜粘着テープ(図示せず)か、後で使用する綿栓33、33等を使って閉鎖しておく。なお、保冷材4,4,……の装填個数目安は、例えば外気温を35℃程度と想定し、24時間に渡って低温雰囲気を5℃前後に維持した連続採集をするとすれば、−25℃まで予冷凍してある約500グラム程度の保冷材であれば、7〜10個程度が少なくとも必要とされる。

0025

こうして多数の低温雰囲気を実現した断熱容器を、ヘチマ8,8,……の栽培地まで搬送していき、個々の断熱容器を二株のヘチマ8,8の間に、できるだけ水平状態で安定して据え置かれるようにしていき、1個の断熱容器毎に、その側に栽培されているヘチマ8,8の株から約70〜80cm程度の所を挟みで切断した上、その都度、切り口81をアルコール液の入ったビンの中に突っ込んで消毒してから、手早く断熱容器の蓋部3を開け、その通孔31に切り口81から茎を差し込み、その茎が蓋部3の裏側から突出状となるようにし、更に事前に用意してあるビニール袋5の切り欠かれている底部コーナーの孔に差し入れる。

0026

その後、蓋部3の裏から突出している切り口81を含む茎を、図2の蓋部3を省略して示す拡大側面図のように、貯留容器である手付きポリタンク11の上端口11から差し込んで、手付きポリタンク1内に切り口81を含む茎の一部約10cm程度の範囲を入り込んだ状態にした上、別途用意してあるアルミホイール6を外側から巻き付け、手付きポリタンク1の上端口11と差し込んだ茎との間を塞ぐと同時に、茎の差し込み状態が一時的に変わらないようにしておき、続けて、既に茎に刺し通してあるビニール袋5の口(該袋5の口は下に向いている)を広げて上端口11を含む手付きポリタンク11の上方に被せてしまってから、該ビニール袋5の上を針金51で巻き付け、手付きポリタンク1への茎の差し込み状態が最終的に変わらず、しかも、先のアルミホイール6とビニール袋5とが、手付きポリタンク1の上端口11を閉鎖状としたまま脱落しないようにする。

0027

箱型容器本体2内の2個の手付きポリタンク1,1に、夫々上記の状態に切り口81を含む茎の一部約10cm程度の範囲をセットし終えた段階で、通孔31,31にヘチマ8の茎が挿通状とされて開けたままとしてある蓋部3を、茎のセット状態が変わらないように注意しながら箱型容器本体2の開口縁部22に嵌合状としてしまう。この嵌合状態は、蓋部3の周縁の段差部32が開口縁部22に嵌合状となるようにしてあり、該蓋部3のズレを防止すると共に、箱型容器本体2への嵌合状態を密着状として、箱型容器本体2の内部が外界から遮断された構造を実現することになる。また、この断熱容器の内部環境を外界からより遮断された構造となるようにするため、蓋部3の通孔31,31と、夫々に差し込んであるヘチマ8,8の各茎との間隙を、綿栓32,32で塞いでしまうようにしてある。

0028

最後に、必要があれば、断熱容器全体を黒色シート7で覆い、断熱容器内に日光が透過してしまわないようにする。なお、上記のとおりの状態の採集作業は、既述の如く、ヘチマ液水の採集に適した9月中旬頃であって、前日に雨が降った日を選択すべきであるが、採集開始日前日に雨を望めない時には、雨の代わりに十分な水遣りを施してから実施するようにすべきである。また、夫々の断熱容器にヘチマ8の茎のセットを終えたタイミングを明らかにするように、図2の中に示してあるように、手付きポリタンク1毎にセットをし終えた日時を表示ラベル13に記載した上、更に、図示にはしていないが、断熱容器の蓋部3表面にもその表示が成されるようにしておくと、貯留容器を回収する時期の判断をする上で好都合のものとなる。

0029

個々の断熱容器が所定時間、通常24時間経過したのを見計らって、黒色シート7を取り除いて、静かに蓋部3を箱型容器本体2から外し、先にセットした手順と略逆の工程で針金51を解き、ビニール袋5を解放(ヘチマの茎には取り付いたままに)し、アルミホイール6を除去した上、ヘチマ液水9の充満した手付きポリタンク1を箱型容器本体2から取り出し、素早くその上端口11にそれ用のキャップをしてしまい、別に用意した保冷箱等に収容する等して外界からの温度に影響された温度上昇をしないよう配慮した取り扱いをする一方、それまでの箱型容器本体2の中には、消毒済みの新たな手付きポリタンク1を並置すると共に、蓋部3の裏側に突出状となっている茎の切り口81から略1cm程度上がった箇所を挟みで切断して新たな切り口81と成し、消毒してから、最初と同様の手順で該切り口81を含む茎の一部を、新たに並置した手付きポリタンク1内に密封状にセットし直し、蓋部3を嵌合し、黒色シート7を被せて再びヘチマ液水の採集作業を所定時間続行するようにする。この繰り返し採集作業は、同一ヘチマ株から4〜5日間に渡って実施することが可能となる。

0030

採集された手付きポリタンク1内のヘチマ液水9は、1個の大きな容器に移してまとめられ、その全量が記録されると共に、一まとめにしたもののpHと比重とを測定、記録した後、回収後1時間以内にパラベン処理を施してから、直ちに冷蔵保管してしまう。その後、1週間以内の適当な段階に一次マイクフィルター濾過処理を実施し、所定量毎冷凍保存するようにし、必要に応じた段階には、用途や使用目的に応じ、必要量だけを自然解凍した上、目的に応じた物質を配合して二次マイクロフィルター濾過処理を施し、ビン詰めして製品とされる。なお、ビン詰めされて製品は、冷蔵保管して品質管理が十分となるよう配慮されるべきである。

0031

以上のような手順によって実施されるこの発明のヘチマ液水9の採集方法に使用する採集装置は、図3の斜視図が示すとおりの発泡スチロール製の箱型容器本体2と、同じく発泡スチロール製とした蓋部3とからなり、該蓋部3の周縁には、その4周に渡って、箱型容器本体2の上端開口縁22の厚みに相当する切欠き段部32が形成され、嵌合状態において箱型容器本体2内の空間が外界と極力連通状とならない構造を実現し得るものとされ、また、その通孔31,31は、箱型容器本体2内に並置される手付きポリタンク1,1の上端口11に対応する位置に、その厚み方向に貫通する1cm程度の直径の孔として予め穿設、形成され、既述の如く、ヘチマ8の茎が差し込まれて残る間隙には、綿栓33等が詰め込まれるようにし、先の周縁の段差部32と共に、箱型容器本体2内の空間ができるだけ理想的な低温雰囲気に持続されるようにしてある。図中、23は、断熱容器を搬入、設置、搬出する作業に都合が良くなるよう、箱型容器本体2の対応する一対の側面の凹欠把持部を示している。

0032

更に、この断熱容器には、貯留容器としての手付きポリタンク1,1と、外部から通孔31,31に差し込まれ、断熱容器内に誘導されてきた茎の一部の中の切り口81側所定長さ範囲部分と、前記手付きポリタンク1,1の各上端口11,11とを同時に覆い包むことを可能とする耐水シート5とが組み合わされると共に、必要に応じてアルミホイール6やそれらを一体化するための針金51等も組み合わされ、採集装置とされる。なお、図中には表示していないが、手付きポリタンク1のキャップは、箱型容器本体2内か、蓋部3の裏面の所定箇所に仮着状となるようにして組み合わされており、ヘチマ液水9の充満した手付きポリタンク1を回収する際に手際良く作業が実施できるようにしてある。図中、12は、ポリタンク1の取っ手を示している。

0033

以上のとおりの構成からなるこの発明のヘチマ液水の採集方法は、ヘチマ茎の地上60〜80cm程度のところで切断し、その切り口を含む所定範囲の茎部分を低温雰囲気下に維持した状態でヘチマ液水を採集するようにしたことから、蛋白質ペクチンビタミンCサポニン等といった各種成分を含むヘチマ液水を溢出して湿潤状態のまま長時間に渡って空気に晒されてしまう切り口およびその周りも、そのヘチマ液水に雑菌が付着、繁殖し難い環境に持続され、切断されて露となっているヘチマ細胞部分の腐敗を極力防止することができ、何時までも茎を新鮮な状態に保って植物の生理活動を低下させてしまうことが少なくなり、したがって、根からの水分の吸い上げ活動も平常状態に長く維持できる結果、品質の良いヘチマ液水を効率的に採集することができるという極めて秀れた特徴を発揮する。

0034

更に、この発明のヘチマ液水の採集方法における低温雰囲気が、断熱容器を採用し、その中に冷媒と共に貯留容器を装填するようした手段によって実現されるようにすることもでき、この採集方法によるものでは、長時間に渡って理想的な低温雰囲気に維持することが極めて簡便且つ確実に実施可能になる上、ヘチマ栽培地での取り扱いも極めて容易になって、ヘチマ液水の採集のための装置据え置き作業を効率化することが可能になると共に、設置後のヘチマ液水の採集も略理想的な環境下で継続、実施され、高品質のヘチマ液水を従前よりも長期間に渡って繰り返し採集することが保証される結果、委託農家における作業性および収益率を高めることが可能になり、計画的に大量のヘチマ液水の生産販売が可能になるという大きな特徴を奏するものとすることができる。

0035

また、この発明のヘチマ液水の採集方法を実施するに際し、ヘチマ液水を溜める貯留容器の消毒、およびヘチマ茎の切り口およびそれを含む所定範囲の茎部分の消毒等、採集に使われる各種器具の消毒を確実に実施して採集を行うようにすれば、低温雰囲気下で行われるこの発明のヘチマ液水の採集方法は、より効率的且つ高品質のヘチマ液水の採集を可能にすることになり、更に、光透過性ある断熱容器あるいは貯留容器を使用している場合等には、断熱容器外側を積極的に遮光シートで覆うようにしてこの発明のヘチマ液水の採集方法をするようにして、日光によるヘチマ液水の変質も防止でき、野晒し下の採集によっても非常に高品質のヘチマ液水の採集が可能になる。

0036

こうして得られた高品質のヘチマ液水は、製品化するまでの期間内も、冷蔵保管、冷凍保管濾過等の手段が採集直後の決められた時間内で確実に実行されることにより、長期間に渡って当初の高品質のヘチマ液水として提供可能になり、化粧品をはじめとした各種用途の自然エキス分として応用が利き、最近のような化学物質による人体への悪影響を払拭する素材として、大いにその威力を発揮することが可能になる。

0037

そして、蓋部に通孔が少なくとも2個穿設された合成樹脂発泡体製の断熱容器内に、貯留容器が安定に配置、組み合わされると共に、切り口側所定長さ範囲の茎部分と貯留容器の上端口とを同時に覆い包むことを可能とする耐水シートが用意されてなるこの発明のヘチマ液水採集装置は、この発明のヘチマ液水の採集方法を初期の目的どおりに確実に実施可能にすると共に、複数のヘチマ下部を同一低温雰囲気下に管理、採集できて、非常に作業効率を高める効果が得られることになると共に、その取扱い性の面でも秀れ、しかも比較的構造も簡潔なものとなっていて、製造も容易で安価に提供可能となることから、ヘチマ液水の生産の上で大いに役立つものになる。

0038

特に、この発明を代表するヘチマ液水の採集方法として取り上げた実施例に示すヘチマ液水9の採集方法、およびそれに使用するヘチマ液水採集装置は、何れも上記した特徴を遍く奏するものとなっていて、因みに山形県工業技術センターにおける食品分析成績書においては、この発明の採集装置を使った採集方法によって得られたヘチマ液水9の試験結果では、一般細菌数=0、大腸菌陰性という結果も得られているとおり、高品質のヘチマ液水9であることが裏付けられていること等からしても、極めて実用価値の高いものということができることから、委託栽培農家が生産性の高い栽培品目の一つとして認め、多くの農家によってヘチマ液水9の生産、出荷が進み、ヘチマ液水9を必要とする化粧品業界はもとよりのこと、その他の関連分野においても、積極的に無害有用なヘチマ液水9を使用した商品の製品化を可能にするという効果をもたらすことになる

0039

叙上の如く、この発明のヘチマ液水の採集方法、およびそれに使用するヘチマ液水採集装置は、その効能が再認識されてはいるものの計画的な供給に課題を残してきたヘチマ液水の採集が、それも極めて高品質のものとして効率的且つ比較的安価に生産、提供可能となることから、農家経営上に利するものになると共に、ヘチマ液水を必要とする分野から大いに歓迎されることとなり、ひいては一般消費者に対しても、その効能によって高い評価が得られることになる等、社会的に大きく貢献することになるものと予想される。

図面の簡単な説明

0040

図面は、この発明のヘチマ液水の採集方法、およびそれに使用するヘチマ液水採集装置を具現化した代表的な実施例を示すものである。
図1この発明によるヘチマ液水の採集方法を説明するための概略図である。
図2同採集方法におけるヘチマ茎と貯留容器との関係を示す正面図である。
図3同採集方法に使用する採集装置の断熱容器を示す斜視図である。

--

0041

1貯留容器
11 同上端口
12 同取っ手
13 同 ラベル
2箱型容器本体
21 同 内部空間
22 同上端開口縁
23 同 凹欠把持部
3 蓋 部
31 同通孔
32 同切欠き段部
4保冷材
5耐水シート
51 同針金
6アルミホイール
7遮光シート
8ヘチマ茎
81 同切り口
9 ヘチマ液水
A 栽培地

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