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技術 振動部品供給装置

出願人 シンフォニアテクノロジー株式会社
発明者 成川修一
出願日 1997年8月4日 (22年7ヶ月経過) 出願番号 1997-221883
公開日 1999年2月23日 (21年1ヶ月経過) 公開番号 1999-049336
状態 特許登録済
技術分野 物品のコンベヤ等への供給
主要キーワード 破損部品 薄板状部品 振動供給装置 偏心カム機構 薄板部品 庇部材 階段面 下り階段
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図面 (14)

課題

薄板状の部品を1枚ずつ次工程へ供給するべく振動パーツフィーダ直線振動フィーダとを組み合わせた振動供給装置に設けられ、直線振動フィーダの移送面から落下する部品を振動パーツフィーダのボウルへ戻すための戻しプレートにおいて部品の戻しが円滑に行われる振動供給装置を提供すること。

解決手段

供給対象の長さ5mmx幅2.5mmx厚さ0.03mmのサイズにカットされた水晶の薄板である部品Qについて、ボウル21の周縁部に取り付けて、直線振動フィーダ50の移送面64と振動パーツフィーダ10のボウル21との間に設ける階段状戻しプレート81の表面上に、移送面64に平行に、踏み面Wを1.5mm、蹴上げTを0.05mmとした階段84を重ねた下り傾斜階段面82を形成させ、障壁85と接する各階段84の端部はボウル21側へR5の円弧状曲げる。

概要

背景

振動パーツフィーダによって部品単列単層化させて、それを直線振動フィーダによって1個ずつ次工程へ供給する振動供給装置においては、直線振動フィーダの先端部のストッパーで部品の移送を停止させ、次工程からのピックアップ待機させるのが一般的であるが、次工程からのピックアップ時に待機場所に部品が存在しない状態を招かないように、換言すれば待機場所に部品が常に存在するように、部品をややオーバーフロー気味に移送して、必要以上の部品は振動パーツフィーダへ戻すことが行われる。

例えば、図12は本願出願人の出願による実公平4−20832号公報に係る「薄板状部品の振動供給装置」に開示されている実施例の振動供給装置100の平面図である。供給対象の部品Mはコンデンサ誘電体としての薄い円形セラミック板である。部品Mの振動供給装置100は振動パーツフィーダ110と、その下流側に相互の干渉を避けて接続された直線振動フィーダ150とからなっている。

部品Mを収容し送り出す振動パーツフィーダ110のボウル121には、その底面122からスパイラル状に上昇させてトラック124が形成されている。すなわち、トラック124は底面122において断面をV字形状として、ボウル121の内周壁面125にほぼ平行な傾斜面124aと、これに直角な傾斜面124bとからなる溝状に形成され、その上昇と共に傾斜面124bの幅が狭められて上開きのL字形状とされており、部品Mは傾斜面124bに支持され傾斜面124aに傾倒して移送される。そして、トラック124の最上の周回には上流側から順に部品Mの単列化装置131、単層化装置132、破損部品除去装置133が取り付けられており、部品Mはトラック124の下流端から単列、単層化された状態で排出される。

トラック124の下流端には、直線振動フィーダ150のトラフブロック161に形成された移送面164が僅かの隙間をあけて接続されている。すなわち、図12における[13]−[13]線方向方向の断面図である図13も参照して、トラフ・ブロック161は側方となるボウル121側へ向かって下向き傾斜の表面を有し、その表面のボウル121側には庇部材163と共に側壁板162が移送面164から部品Mの1枚の厚さより僅かに低い高さだけ突出されてボルト162bで取り付けられ、部品Mを単列で移送する移送面164を挟む位置にガイド板165がボルト165bで固定されてトラフ166が形成されている。そして、移送面164には移送方向に多数本の条溝164cが形成されている。また、トラフ・ブロック161とは独立して移送面164の下流端から僅かに離れた位置にストッパー板169が取り付けられている。

更には、図12、図13を参照して、ボウル121の直線振動フィーダ150側となる周縁部には直角三角形状の戻しプレート181がボルト181bで取り付けられている。戻しプレート181の直線振動フィーダ150側の端縁部181Eは庇部材163の直下方に突っ込む位置まで延在しており、その端縁部181Eと直角な端縁部には障壁185が設けられ、ボウル121の中心に最も近い取付け部184においてボウル121の周縁部にボルト184bで取り付けられている。また、戻しプレート181の平板部を3分割し多数本の条溝181a、181b、181cがほぼ捩り振動の方向に形成されている。

振動パーツフィーダ110のボウル121内の部品Mは捩り振動を受けてトラック124を矢印qで示す方向へ移送され、単列化装置131、単層化装置132、破損部品除去装置133を経由してトラック124の下流端から直線振動フィーダ150へ移行される。直線振動フィーダ150において、部品Mは移送面164上を移送され、ストッパー板169に当接して、次工程からのピックアップに待機する。

振動パーツフィーダ110および直線振動フィーダ150の振動系は、移送面164に部品Mが単層で相互に接触する状態になるように、しかしややオーバーフロー気味の移送となるように調整されるが、オーバーフローする部品M、ないしは移送面164上で重なっている部品Mのうち上層の部品Mは側壁板162を乗り越えて戻しプレート181上へ落下する。そして、戻しプレート181上へ落下した部品Mは捩り振動パーツフィーダ110の捩り振動を受け、形成されている条溝181a、181b、181cに介助されてボウル121内の部品Mと同様に矢印qで示す方向へ移送され障壁185に導かれてボウル121内へ落下し戻される。

概要

薄板状の部品を1枚ずつ次工程へ供給するべく振動パーツフィーダと直線振動フィーダとを組み合わせた振動供給装置に設けられ、直線振動フィーダの移送面から落下する部品を振動パーツフィーダのボウルへ戻すための戻しプレートにおいて部品の戻しが円滑に行われる振動供給装置を提供すること。

供給対象の長さ5mmx幅2.5mmx厚さ0.03mmのサイズにカットされた水晶の薄板である部品Qについて、ボウル21の周縁部に取り付けて、直線振動フィーダ50の移送面64と振動パーツフィーダ10のボウル21との間に設ける階段状戻しプレート81の表面上に、移送面64に平行に、踏み面Wを1.5mm、蹴上げTを0.05mmとした階段84を重ねた下り傾斜階段面82を形成させ、障壁85と接する各階段84の端部はボウル21側へR5の円弧状曲げる。

目的

本発明は上述の問題に鑑みてなされ、水晶の長方形状の薄板である部品Qを円滑にボウルへ戻し得る振動部品供給装置を提供することを課題とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
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請求項1

薄板部品移送するトラック内周壁面スパイラル状に形成させたボウル捩り振動を与えて前記薄板部品を移送する振動パーツフィーダと、前記トラックの下流端近接して接続された直線状の移送面を有し、前記振動パーツフィーダへ向かって前記移送面を側方へ傾斜させ、下側となる側壁を前記部品の厚さより僅かに低くしたトラフ直線振動を与えて前記薄板部品を移送する直線振動フィーダと、過剰気味に移送され前記移送面から落下する前記薄板部品を前記ボウルへ戻す径路としての、前記移送面と前記ボウルとの間に設けられた戻しプレートとからなる振動部品供給装置において、前記戻しプレートの表面に、前記移送面から前記ボウルに向かって下向き傾斜の階段面が形成されており、前記階段面を構成する各階段踏み面が前記薄板部品の長辺または長径より短く形成されていることを特徴とする振動供給装置

請求項2

前記薄板部品が長方形状である請求項1に記載の振動部品供給装置。

請求項3

前記階段の踏み面が前記長方形状の薄板部品の長辺の1/2よりは短く、好ましくは1/3より短く形成されている請求項1または請求項2に記載の振動部品供給装置。

請求項4

前記階段面の下向き傾斜が前記階段の段鼻に相当する部分の上面エッジを結ぶ線の傾斜角度θで示して10度以下である請求項1から請求項3までの何れかに記載の振動部品供給装置。

請求項5

前記戻しプレートの前記移送面側の端縁部は前記移送面から落下する前記部品を受け得る位置まで延在され、一方、前記ボウル側の端縁部は前記ボウルの周縁部の上方に位置されており、それら以外の端縁部には前記部品の装置外への落下を防ぐと共に、前記部品を前記ボウル側へ導く障壁が形成されている請求項1から請求項4までの何れかに記載の振動部品供給装置。

請求項6

前記各階段が前記トラフの前記移送面に平行に形成されており、前記移送面の下流側に対応する前記各階段の端部が前記障壁に接する箇所において前記ボウル側へ円弧状に曲げられている請求項1から請求項5までの何れかに記載の振動部品供給装置。

請求項7

前記戻しプレートが前記ボウルの周縁部の上面に固定されている請求項1から請求項6までの何れかに記載の振動部品供給装置。

請求項8

前記ボウルの前記内周壁面に形成された前記トラックに沿い前記トラックの直上方となる箇所に切欠きが形成されており、過剰気味に多列になって移送される前記部品が前記切欠き内へ倒れ込み、前記切欠き内を移送されて、その下流端から前記ボウル内へ落下し戻されることにより、前記部品が1周上の前記トラックに至るような状態、または上方へあふれるような状態の発生が防がれている請求項1から請求項7の何れかに記載の振動部品供給装置。

請求項9

前記トラックが前記部品を単列で移送する幅、単層で移送する深さに形成されている箇所に、ワイパー板がかぶされて前記トラックがトンネル状とされると共に、前記ワイパー板の上流側端縁が前記トラックに対して上流側から下流側へかけて斜交されており、前記部品が前記ワイパー板の下を通過することによって単列、単層化され、前記ワイパー板の下へ入り得ない前記部品が前記ワイパー板の前記上流側端縁に導かれて前記ボウル内へ戻される請求項1から請求項8までの何れかに記載の振動部品供給装置。

請求項10

前記直線振動フィーダの前記移送面の下流端部にストッパーが設けられ、前記部品が前記ストッパーによって移送を停止され前記移送面上にプールされて、下流端側の前記部品から順に次工程へ供給されるようになっており、前記部品が前記移送面へ過剰気味に送給されている請求項1から請求項9までの何れかに記載の振動部品供給装置。

請求項11

前記部品が水晶の薄板部品である請求項1から請求項10までの何れかに記載の振動部品供給装置。

請求項12

薄板部品を移送するトラックを内周壁面にスパイラル状に形成させたボウルに捩り振動を与えて前記薄板部品を移送する振動部品供給装置において、前記トラックの外周部近傍に、該トラックに向かって下向き傾斜の階段面が形成されていることを特徴とする振動部品供給装置。

技術分野

0001

本発明は振動部品供給装置に関するものであり、更に詳しくは、平滑な表面を有する薄板状の部品を1枚ずつ次工程へ供給するための振動供給装置に関するものである。

背景技術

0002

振動パーツフィーダによって部品を単列単層化させて、それを直線振動フィーダによって1個ずつ次工程へ供給する振動供給装置においては、直線振動フィーダの先端部のストッパーで部品の移送を停止させ、次工程からのピックアップ待機させるのが一般的であるが、次工程からのピックアップ時に待機場所に部品が存在しない状態を招かないように、換言すれば待機場所に部品が常に存在するように、部品をややオーバーフロー気味に移送して、必要以上の部品は振動パーツフィーダへ戻すことが行われる。

0003

例えば、図12は本願出願人の出願による実公平4−20832号公報に係る「薄板状部品の振動供給装置」に開示されている実施例の振動供給装置100の平面図である。供給対象の部品Mはコンデンサ誘電体としての薄い円形セラミック板である。部品Mの振動供給装置100は振動パーツフィーダ110と、その下流側に相互の干渉を避けて接続された直線振動フィーダ150とからなっている。

0004

部品Mを収容し送り出す振動パーツフィーダ110のボウル121には、その底面122からスパイラル状に上昇させてトラック124が形成されている。すなわち、トラック124は底面122において断面をV字形状として、ボウル121の内周壁面125にほぼ平行な傾斜面124aと、これに直角な傾斜面124bとからなる溝状に形成され、その上昇と共に傾斜面124bの幅が狭められて上開きのL字形状とされており、部品Mは傾斜面124bに支持され傾斜面124aに傾倒して移送される。そして、トラック124の最上の周回には上流側から順に部品Mの単列化装置131、単層化装置132、破損部品除去装置133が取り付けられており、部品Mはトラック124の下流端から単列、単層化された状態で排出される。

0005

トラック124の下流端には、直線振動フィーダ150のトラフブロック161に形成された移送面164が僅かの隙間をあけて接続されている。すなわち、図12における[13]−[13]線方向方向の断面図である図13も参照して、トラフ・ブロック161は側方となるボウル121側へ向かって下向き傾斜の表面を有し、その表面のボウル121側には庇部材163と共に側壁板162が移送面164から部品Mの1枚の厚さより僅かに低い高さだけ突出されてボルト162bで取り付けられ、部品Mを単列で移送する移送面164を挟む位置にガイド板165がボルト165bで固定されてトラフ166が形成されている。そして、移送面164には移送方向に多数本の条溝164cが形成されている。また、トラフ・ブロック161とは独立して移送面164の下流端から僅かに離れた位置にストッパー板169が取り付けられている。

0006

更には、図12図13を参照して、ボウル121の直線振動フィーダ150側となる周縁部には直角三角形状の戻しプレート181がボルト181bで取り付けられている。戻しプレート181の直線振動フィーダ150側の端縁部181Eは庇部材163の直下方に突っ込む位置まで延在しており、その端縁部181Eと直角な端縁部には障壁185が設けられ、ボウル121の中心に最も近い取付け部184においてボウル121の周縁部にボルト184bで取り付けられている。また、戻しプレート181の平板部を3分割し多数本の条溝181a、181b、181cがほぼ捩り振動の方向に形成されている。

0007

振動パーツフィーダ110のボウル121内の部品Mは捩り振動を受けてトラック124を矢印qで示す方向へ移送され、単列化装置131、単層化装置132、破損部品除去装置133を経由してトラック124の下流端から直線振動フィーダ150へ移行される。直線振動フィーダ150において、部品Mは移送面164上を移送され、ストッパー板169に当接して、次工程からのピックアップに待機する。

0008

振動パーツフィーダ110および直線振動フィーダ150の振動系は、移送面164に部品Mが単層で相互に接触する状態になるように、しかしややオーバーフロー気味の移送となるように調整されるが、オーバーフローする部品M、ないしは移送面164上で重なっている部品Mのうち上層の部品Mは側壁板162を乗り越えて戻しプレート181上へ落下する。そして、戻しプレート181上へ落下した部品Mは捩り振動パーツフィーダ110の捩り振動を受け、形成されている条溝181a、181b、181cに介助されてボウル121内の部品Mと同様に矢印qで示す方向へ移送され障壁185に導かれてボウル121内へ落下し戻される。

発明が解決しようとする課題

0009

薄い円形のセラミック板である部品Mを上記の振動部品供給装置100で供給する場合には、ボウル121からオーバーフロー気味に移送する部品Mを上述した戻しプレート181によってボウル121内へ戻し得たが、水晶振動子用の、例えば長さ5mmx幅2.5mmx厚さ0.08mm(0.03mmから0.1mmの範囲で数種ある)のサイズにカットされた長方形状水晶の薄板Q(以降、部品Qと略称する)を1個ずつ次工程へ供給する場合には、振動供給装置100におけるような条溝181a、181b、181cを形成させた戻しプレート181によっても部品Qはボウル121内へは円滑に戻らない。勿論、戻しプレート181の傾斜角度を大にすれば部品Qは滑落してボウル121内へ戻されるが、現実の問題として、この様な微小な部品Qを移送する振動供給装置においては装置全体が小さくコンパクトなものとなっているので、トラフ・ブロック161とボウル121との間に大きい高低差を取ること自体が困難であり、傾斜をつけるとしてもその傾斜角度は2度程度とするのが限界である。

0010

本発明は上述の問題に鑑みてなされ、水晶の長方形状の薄板である部品Qを円滑にボウルへ戻し得る振動部品供給装置を提供することを課題とする。

課題を解決するための手段

0011

上記の課題は請求項1又は請求項12の構成によって解決されるが、その解決手段を実施の形態によって例示すれば、図10は本発明の実施の形態による振動供給装置1に取り付けられた階段状戻しプレート81の平面図であり、図11図10における[11]−[11]線方向の断面図である。階段状戻しプレート81は振動パーツフィーダ10のボウル21の周縁部にボルト81a、81bで取り付けられ、直線振動フィーダ50の移送面64側から振動パーツフィーダ10のボウル21側へ向かって下向きの傾斜角度1.9度に設定されている。そして、階段状戻しプレート81は階段面82と障壁85とからなっており、階段面82の直線振動フィーダ50側となる端縁82Eはトラフ・ブロック61の庇部材63に直下方に突っ込まれている。

0012

そして、階段面82には、ボルト81bの直線振動フィーダ50の移送面64側に平面部83を残して、トラフ・ブロック61と平行に、踏み面Wを1.5mm、蹴上げTを0.05mmとした階段84を28段重ねて、移送面64側から振動パーツフィーダ10のボウル21側へ向かって上述の下り傾斜の階段面82が形成されている。また、各階段84の障壁85側の端部は半径Rが5mmの円弧状にボウル21側へ曲げられている。

0013

そして、移送面64からオーバーフローによって落下し、また重なった状態から側壁板62を越えて落下する上層の部品Qは、移送面64で受ける直線振動の移送力の慣性と、階段状戻しプレート81上において受ける捩り振動の移送力とによって、長さ方向を回転させ矢印pで示すような経路を辿って階段面82を滑落し、振動パーツフィーダ10のボウル21内へ戻される。すなわち、各階段84の踏み面Wは1.5mmピッチであるに対して部品Qの長さは5mm、幅は2.5mmであることから、部品Qは図11に示すように最大3段の階段84に跨がって階段面82を滑落する。

0014

更には、移送面64と平行な向きとなって階段84の踏み面W上にある部品Qは捩り振動による移送力によって蹴上げTの壁面に衝突して弾かれ、長さ方向をボウル21側の方へ振る。また更には、各階段84は障壁85側においてボウル21側へ円弧状に曲げられているので、踏み面W上を移送面64の下流側の方向へ移送される部品Qがあっても蹴上げTの壁面に導かれ長さ方向をボウル21の方へ向けつつ滑落するようになる。そして、直線振動フィーダ50の移送面64からオーバーフローする部品Q、また重なった状態から側壁板62を越えて落下する上層の部品Qは、このようにして階段状戻しプレート81上を円滑に移送されてボウル21内へ戻される。階段状戻しプレート81を単なる平板状戻しプレートとしただけでは、たとえ2度程度の傾斜を与えてもこのような円滑な移送は得られない。

発明を実施するための最良の形態

0015

以下、本発明の実施の形態による振動供給装置について、図面を参照して具体的に説明する。

0016

図1は上述の水晶の薄板である部品Qを次工程へ1枚ずつ供給するための振動供給装置1の平面図であり、図2はその側面図、図3は正面図である。すなわち、振動供給装置1は収容する部品Qを単列、単層として送り出す振動パーツフィーダ10と、その下流側に接続され、部品Qを単列、単層でプールし、下流端側の部品Qを次工程からのピックアップに待機させる直線振動フィーダ50とからなるが、これらを順次説明する。

0017

振動パーツフィーダ10は図3を参照して、部品Qを収容し、単列、単層として送り出す皿状のボウル21と、これに捩り振動を与える駆動部11とからなっている。駆動部11においては、ボウル21の底板と一体的に固定された可動ブロック12が等角度間隔に配置した傾斜板バネ13によって下方の固定ブロック14と連結されており、固定ブロック14は防振ゴム18を介して直線振動フィーダ50との共通基盤7上に固定されている。また、共通基盤7は防振ゴム8を介して床面上に設置されている。そして、固定ブロック14上には、コイル15を巻装した電磁石16が固定されており、可動ブロック12の下面側に設けられている可動コア12Cとの間に僅かの間隙をあけて対向されており、駆動部11はカバー17で覆われている。そして、コイル15に交流通電されることにより、ボウル21に上方から見て反時計方向の捩り振動を与える。

0018

なお、以上のような電磁振動駆動部の構成により、電磁石のコイルにはインバータの出力が供給され、振動数300ヘルツで駆動される。これは共振周波数にほぼ一致しており、また、ボウル21の捩り振動の振動方向は水平方向に対して約10度であり、またその振は3/100ないし4/100mmである。このような振動条件により、上述したような形状の水晶部品Qが円滑に移送され、実施例で示すような各部寸法に対して発明の効果を充分に得ることが出来る。

0019

ボウル21は、図1を参照して、底面22の中高とされた中央部においてセンターボルト23で上述した駆動部11の可動ブロック12に固定されており、ボウル21内には部品Qが1万枚のような単位で収容される。また、底面22の周縁部に起点24Sを有する断面がV字形状のトラック24が設けられており部品Qの移送路となる。このトラック24はボウル21の内周壁面25にほぼ平行な傾斜面24aと、これに直角傾斜面24bとからなるが、トラック24がスパイラル状に上昇されるにつれて傾斜面24bの幅が狭められており、部品Qは傾斜面24bに支持され、傾斜面24aに傾倒して移送される。なお、ボウル21はアルミニウム製であり、その表面は硬質アルマイト加工されている。

0020

トラック24の途中においては、図1における[4]−[4]線方向の断面図である図4、同じく[5]−[5]線方向の断面図である図5を参照して、トラック24の傾斜面24aの上方が切り欠かれ、水平面と垂直面とからなり図1の平面図では眉形状とされた切欠き26、27が形成されている。これらの切欠き26、27において傾斜面24aを多列となり過剰に移送されてくる部品Qが倒れ込み、切欠き26、27内を移送されて、その下流端から下方へ落下し戻されるようになっている。また、トラック24が一周上昇した箇所においては、傾斜面24aの幅を部品Qが長さ方向に単列で移送される幅とされたトラック24の上方となるボウル21の内周壁面25に切欠き28、29が形成されている。すなわち、この部分においては、部品Qを単列化させると同時に、切欠き26、27と同様に、部品Qが内周壁面25を多列となって移送されること、極端な場合には更に上方へあふれ出すことを防ぐために設けられている。

0021

また、切欠き29の下流側には部品Qを単層化するためのワイパー31が設けられている。図1における[6]−[6]線方向の断面図である図6も参照して、部品Qを単列で移送する幅とし、単層で移送する深さとされたトラック24をトンネル状とするようにその上方にワイパー板31がかぶされている。すなわち、ワイパー31は根元部をボウル21の内周壁面25に形成された溝32に差し込んで、内周壁面25にネジ31bで固定され、先端部は上流側の端縁31Eをトラック24の外周側から内周側へ斜交する形状とされている。従って、部品Qはワイパー板31の下方を通過して単列、単層化されるが、ワイパー31の下方へ入り得ない部品Qはワイパー31の端縁31Eに導かれて下方へ落下する。そして、部品Qが確実に単列、単層化されるように、ワイパー31の下流側に同様なワイパー33が根元部を溝34に差し込み内周壁面25にネジ33bで固定されてワイパー31の下流側に直列に設けられている。

0022

また更には、トラック24の下流端部には、非定常時にボウル21内から部品Qを系外へ抜き出すための早出ゲート41が設けられている。図1における[7]−[7]線方向の断面図である図7も参照して、ボウル21の周縁部を切り欠いた平面部にゲートブロック42がボルト42bで固定されている。ゲートブロック42にはボウル21の径外方へ向かって下向き傾斜の抜き穴43が穿設されており、この抜き穴43を塞ぎ、かつトラック24の移送面と整合された表面を有するゲート板44がゲートブロック42の上部にボルト46で取り付けられている。ゲート板44にはボウル21の径方向長穴45が形成されているので、ボルト46を緩めてゲート板44を斜め上方スライドさせることにより、トラック24を移送されてくる部品Qは抜き穴43内へ落下する。そして、抜き穴43の下方には後述の直線振動フィーダ3に取り付けた傾斜シュート47が配置されており、その傾斜シュート47の下流端には、抜き出した部品Qを受けるボックス48が共通基盤7上に固定された架台49に乗せられている。

0023

早出しゲート41の下流側には、干渉を避けるために僅かの間隙をあけて、直線振動フィーダ50が接続されているが、図8はボウル21のトラック24の下流端部と、直線振動フィーダ50のトラフ・ブロック61とを示す斜視図である。直線振動フィーダ50は図2を参照して、部品Qを単列、単層でプールし下流端部で部品Qを次工程からのピックアップに待機させる移送面64を備えたトラフ・ブロック61と、これに直線振動を与える駆動部51とからなっている。

0024

駆動部51においては、ボウル21側へ向かって下向き傾斜の表面を有しトラフ・ブロック61が固定されている可動ブロック52Aをボルト52bで一体的に固定した可動ブロック52Bが前後一対の傾斜板バネ53によって下方の固定ブロック54と連結されており、固定ブロック54上にはコイル55を巻装した電磁石56が可動ブロック52Bから垂下されている可動コア52Cと僅かの間隙をあけ対向して設けられている。固定ブロック54は前後一対の防振板バネ57を介して取付けブロック58に取り付けられており、取付けブロック58は共通基盤7上にボルト58bで固定されている。そして、コイル55に交流が通電されることにより、振動トラフ61に矢印nで示す方向の直線振動が与えられるので、トラフ・ブロック61上の部品Qは図2において右方から左方へ移送される。

0025

図1図3図8を参照し、ボウル21側へ向かって下向きの傾斜角度15度とされたトラフ・ブロック61の表面には、部品Qを単列で移送する幅とされた移送面64が形成されており、移送面64には、従来例における条溝164cと同様、移送方向に平行な多数本の条溝64cが形成されている。そして、移送面64のボウル21側には側壁板62が移送面64から部品Qの1枚の厚さより僅かに低い高さに突出されており、その外側の庇部材63と共に取り付けられている。そして、更には側壁板62とは移送面64を挟む位置にガイド板65がボルト65bで取り付けられてトラフ66が形成されている。そして、側壁板62の突出高さを部品Qの種類に応じて調節するための偏心カム機構が側壁板62とは反対側となるトラフ・ブロック61の背面部にボルト67で取り付けられており、その調整ハンドル68が上流側と下流側との2か所に取り付けられている。

0026

更には、移送面64の下流端部に形成された縦孔に、トラフ・ブロック61の底面側から直径1mmの丸棒状の無振動ストッパー71が遊貫され突き出されている。無振動ストッパー71は移送面64を単列で移送されてくる部品Qを相接するように停止させ、無振動ストッパー71に接している部品Qが次工程からのピックアップに待機するようになっている。ピックアップの頻度は50〜60枚/分である。そして、その部品Qがピックアップされると後続する部品Qが順に前送りされる。なお、無振動ストッパー71は直線振動フィーダ50の基台58にボルト74bで固定した支柱取付けブロック74にボルト75bで取り付けられている支柱75の先端部のホールダ76に固定されている。

0027

そして、無振動ストッパー71に接する部品Qを下流端の部品Qとして複数の部品Qが移送面64にプールされるように、振動パーツフィーダ10および直線振動フィーダ50が振動系を調整されて駆動されるので、トラフ・ブロック61の移送面64からオーバーフローする部品Qや、2層に重なった部品Qから側壁板62を乗り越える2層目の部品Qが発生し、これらは庇部材63を経由して落下するが、図8、および図1における[9]−[9]線方向の断面図である図9に示す様に、それらの部品Qを受けてボウル21へ戻すための、本発明の主要部を構成する階段状戻しプレート81が、それぞれカラー89a、89bを介在させたボルト81a、81bによって、ボウル21の周縁部を切り欠いた箇所に取り付けられている。なお、階段状戻しプレート81の材質はボウル21と同様にアルミニウム製で表面を硬質アルマイト加工したものとしている。

0028

図10は階段状戻しプレート81の拡大平面図であり、図11図10における[11]−[11]線方向の断面図である。階段状戻しプレート81は階段面82と障壁85とからなっており、階段面82のトラフ・ブロック61側となる端縁82Eはトラフ・ブロック61に取り付けた庇部材63の直下方に延在され、階段面82には、ボルト81bのトラフ・ブロック61側に平面部83を残している。平面部83を残したのは、その部分においては部品Qを移送させたい方向が捩り振動による移送方向と同一であることのほか、その部分に階段84があると、ボルト81bのトラフ・ブロック61側に近い周面に接して移送される部品Qは階段84を登ることになり部品Qの円滑な移送が妨げられるので、それを避けるためである。

0029

そして、階段面82にはトラフ・ブロック61と平行に28段の階段84が形成されおり、各階段84の障壁85側となる端部は半径Rが5mmの円弧状にボウル21側へ曲げられている。そして、各階段84の直線状部分における各階段84は、図11を参照して、踏み面Wを1.5mm、蹴上げTを0.05mmに形成されており、図9を参照して、階段面82にはトラフ・ブロック61側からボウル21側へ向かって下向きに、傾斜角度θ=1.9度の傾斜が与えられている。

0030

本実施の形態の振動供給装置1は以上のように構成されるが、次にその作用を説明する。

0031

図1図2図3を参照して、振動パーツフィーダ10のボウル21内には長方形状の薄板である部品Qが多数、例えば1万枚程度が収容されており、かつ捩り振動パーツフィーダ10の駆動部11のコイル15、および直線振動フィーダ50の駆動部51のコイル55に交流が通電されて、振動パーツフィーダ10のボウル21には捩り振動が与えられ、直線振動フィーダ50のトラフ・ブロック61には矢印nで示す方向の直線振動が与えられているものとする。

0032

部品Qは捩り振動を受けてボウル21の底面22を周辺部へ移動されると共に矢印mで示す方向へ移送され、起点24sから断面がV字形状のトラック24へ入り込む。図4図5を参照して、その傾斜面24aまたは傾斜面24bに傾倒して移送され始めるが、この時、部品Qは多列、多層になっており、更には長辺を移送方向に向けて横に寝た姿勢のもの、短辺を移送方向に向けて立った姿勢のものが混在している。なお、図4図5では、簡明化のために部品Qを散在的に示している。

0033

部品Qはトラック24を上昇して図1図4、に示す切欠き26に至るが、ここにおいて傾斜面24aで多列になっている部品Qは切欠き26内へ倒れ込み、切欠き26内を移送されて、その下流端から落下る。このことは図5に示す切欠き27においても繰り返されて、多列の移送が排除される。そして、スパイラル状のトラック24を上昇するにつれて斜面24bの幅が狭められているので、斜面24bに傾倒している部品Qは下方へ落下し、斜面24aに傾倒している部品Qは下端縁を斜面24bに支持されてトラック24を上昇する。またその後においても、部品Qを支持する斜面24bの幅が狭められているので、斜面24aに傾倒している部品Qは数枚の重なりとなり、更には短辺を移送方向に向けて立った姿勢の部品Qは不安定であるため、トラック24から落下する。

0034

トラック24を更に上昇して部品Qは図1図4、に示す切欠き28に至るが、この箇所においてはトラック24の斜面24aの幅が部品Qを単列で移送する幅とされていることから、部品Qは単列化されると同時に、内周壁面25上で多列になっている部品Qは切欠き28内へ倒れ込んで排除される。このことは、図5に示す切欠き29においても繰り返され、内周壁面25上で多列となった部品Qが内周壁面25から上方へ溢れ出すことが防がれる。

0035

そして、部品Qは図1図6に示すワイパー31に至り、トンネル状とされたトラック24を通過して単層化される。そして、トンネル状とされたトラック24へ入り得ない部品Qはトラック24上を斜交するワイパー31の端縁31Eに導かれて下方へ落下し排除される。このことは、ワイパー31の下流側に設けられている同様なワイパー33においても繰り返され、ワイパー33より下流側におけるトラック24においては、部品Qは単列、単層化されて移送される。

0036

トラック24の下流端部には、品種切替え時や作業終了時などの非定常時に、ボウル21内の部品Qを系外へ抜き出すため図1図7に示す早出しゲート41が設けられているが、定常時には、部品Qはトラック24の移送面と整合された表面を有するゲート板44上を移送され、その下流端と僅かの間隙をあけて接続されている直線振動フィーダ50のトラフ・ブロック61の移送面64へ移行される。

0037

図1図8を参照し、部品Qは、直線振動フィーダ50において、ボウル21側へ傾斜したトラフ・ブロック61に形成されたトラフ66、すなわち、トラフ・ブロック61の表面の側壁板32とガイド板65との間の条溝64cが形成された移送面64上を単列、単層で移送されるが、移送面64の下流端部に遊貫され突出されている無振動ストッパー71によって移送を停止され、その停止位置において、部品Qは次工程からのピックアップに待機する。この待機位置に部品Qが常に存在するように、無振動ストッパー71に接する部品Qを下流端側の部品Qとして複数の部品Qが相接して移送面64にプールされる。そして、その状態を維持するように、振動パーツフィーダ10および直線振動フィーダ50は部品Qを過剰気味に移送しているので、図9図11に示すように、移送面64からオーバーフローする部品Qや、2層に重なったうちの側壁板62を乗り越える2層目の部品Qが発生し、これらは庇部材63を経由して、ボウル21の周縁部に固定されている階段状戻しプレート81の階段面82上へ落下する。

0038

そして、部品Qは全体としては直線振動フィーダ50から受けた直線振動の慣性と、階段状戻しプレート81から受ける捩り振動とによって、図10に示す部品Qaのように、階段状戻しプレート81上において長辺の向きを矢印pで示すように回転させて階段面82を移送されボウル21内へ戻される。この時の移送速度は50mm/秒程度である。また、階段84に平行な向きの部品Qbは側壁としての階段84の蹴上げTに弾かれて向きをボウル21側へ捻り階段面82を滑落する。部品Qcのように階段面82上において、ボウル21から離れるように移送されるものは、階段84がボウル21側へ円弧状に曲げられていることから、移送の向きを代えられ障壁85に沿ってボウル21へ円滑して戻される。

0039

図12の従来例で説明した戻しプレートの溝部分180cにおいては障壁に対し、ボウルの捩り振動による移送方向にほぼ平行に延びて終わっており、このため薄板状部品はこの戻しプレートを通ってボウルに戻される時に、この障壁に至った部品はここで滞留しがちであり、次から次へとリニア振動フィーダから落下していくか、戻される部品が更にこの部分で停滞することが多かったが、本実施の形態によれば図1で特にその形状が明示されるように円弧状に形成されており、ボウル21は従来と同様に捩り振動を行なうのであるが、ボウル21に向かってその端部において約45度ないし50度傾斜した方向にあり、従ってこの障壁85の端面に沿って円滑にボウル側へと戻されることができる。もちろん、この図1においてリニア振動フィーダの移送方向と平行な溝部分においては上述したように薄板状部品との大きさ関係で階段状に形成されることで、滑らかにボウルへと戻される。

0040

このように、部品Qが階段状戻しプレート81上において円滑に移送されるのは、図11に拡大して示すように、階段84の段鼻に相当する部分の上面エッジの3か所ないしは4か所で線接触するだけであり、接触抵抗が極めて小さいことがその主たる理由と考えられる。

0041

なお、上記実施の形態においては、ボウル21の駆動部に対する取り付け方については詳しく述べなかったが、本実施の形態によれば、図8で明示される円錐台形状の取り付けブロックPを介してボルト23が駆動部に取り付けられている。この取り付けブロックPはボルト23の軸部を貫通される貫通孔を有し、更に円錐形状の内凹所を形成させている。これによりボルト23を締めつけていく時にボウルの底面22を押圧しながら、この取り付けブロックPも固定されるのであるが、この時に上記凹所の頂部の対角は若干大きくなり、そのボウル21の駆動部への固定を確実にする。またこの取り付けブロックPはやはり図8明記されるように円錐台形状であるので、上述したように1万個の水晶部品Q(なお、図を分かりやすくするために図8を含めて全ての図において散在的にのみ示す)がこの取り付けブロックPの周壁面に沿って捩り振動による遠心力も加わって滑らかにボウルの底面22の外周部すなわちトラックの登り口へと導かれる。

0042

本発明の実施の形態による振動供給装置1は以上のように構成され作用するが、勿論、本発明はこれに限られることなく、本発明の技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。

0043

例えば本実施の形態においては、図10に示したように、階段状戻しプレート81における階段84の平面形状を、全体的には直線振動フィーダ50の移送面64に平行なものとし、障壁85側となる端部をボウル21側へ円弧状に曲げたものとしたが、階段の平面形状はこれ以外の形状としてもよく、例えば、ボウル21の円周に対してほぼ同心円状としても同様な効果が得られる。その場合には、障壁の配置も適宜変更されることは言うまでもない。

0044

また本実施の形態においては、部品Qの長さが5mmであることを考慮して、階段状戻しプレート81の階段84の踏み面Wを1.5mmに設定したが、部品Qの長さによって踏み面Wの大きさは変更される。部品Qが長さ方向に滑落する時に、2段ないし3段の階段84に跨がっているような状態となることが好ましいが、勿論、それ以外の状態としてもよい。

0045

また本実施の形態においては、階段状戻しプレート81における階段面82の傾斜角度を1.9度としたが、この角度は特定の振動パーツフィーダ10と直線振動フィーダ50との組合わせによって決まるものであり、階段面部82の傾斜角度は限定されないが、平面状戻しプレートでの滑落が困難になる10度以下の傾斜角度において、本発明の振動供給装置の階段状戻しプレートは極めて効果的に作用する。

0046

また本実施の形態においては、階段状戻しプレート81の階段面82を平面状に形成させたが、直線振動フィーダ50の移送面64側からボウル21側への傾斜は維持して、中央部を低くした曲面状としてもよい。また本実施の形態においては、階段状戻しプレート81をボウル21の周縁部に取り付けたが、直線振動フィーダに取り付けるようにしてもよい。

0047

また本実施の形態においては、直線振動フィーダ50は移送面64の下流端部に無振動ストッパー71を設け、部品Qを移送面64上でプールさせるものを例示したが、ストッパーを備えず部品がプールされない直線振動フィーダであってもよい。

0048

また本実施の形態においては、供給対象の薄板状の部品として長方形状にカットされた水晶板取り上げたが、部品の形状は正方形状、楕円形状、または円形状であってもよい。

0049

また本実施の形態においては、圧電体である水晶の薄板である部品Qを供給対象としたが、摩擦によって帯電するような薄板部品表面精度が高く戻しプレートと密着し易い薄板部品にも、またステンレスでなる薄板部品にも本発明の振動供給装置は効果的に適用され得る。

0050

また本実施の形態においては、ボウル21、階段状戻しプレート81を表面が硬質アルマイトのアルミニウム製としたが、ステンレス鋼としてもよく、それらの表面にウレタンゴム等を塗装したものであってもよい。

0051

また以上の発明の実施の形態においては直線的な振動フィーダから振動パーツフィーダに薄板状の部品を戻す場合について説明したが、勿論、本発明においては他の実施の形態にも適用可能である。例えば、パーツフィーダから多列で部品を所定の姿勢で次工程に供給する場合にはボウル内で多列トラックの導入口に導くために上流側から延びてきている一列の平トラックの排出端部はボウルの径外方向に大きく拡がりオーバーフロー気味で部品が供給され、この径外方の移送路部分から多列のトラック部分に均一に部品を供給するのに傾斜面を施している場合があるが、この場合にも上述したような薄板部品、特に水晶振動子の場合には小さな傾斜角では移送されにくく、また振動パーツフィーダ全体の特にボウル全体の高さを大きくすることができない場合には、この多列トラックへと導くべく設けた傾斜面に本発明が適用可能である。

0052

また以上の発明の実施の形態では振動パーツフィーダの振動角を10度、振動数を300ヘルツ及び振巾を3/100ないし5mmとしたが勿論、これら数値に限定されることなく広い範囲に渡って本発明は適用可能であるが、特に300ヘルツという高周波、例えば100ないし400ヘルツで、振巾(周波数の増大に伴って一般に反比例して減少させているが)1/100ないし10/100mm程度また振動角も10度に限定されることなく(周波数が高いほど振動角は小とされるが)例えば8度ないし15度の範囲で設定可能である。

発明の効果

0053

本発明は以上に説明したような形態で実施され、次ぎに記載するような効果を奏する。

0054

薄板状の部品を1枚ずつ次工程へ供給するべく振動パーツフィーダと直線振動フィーダとを組み合わせ、直線振動フィーダの移送面の下流端部に部品をプールさせ次工程からのピックアップに待機させるようにした振動供給装置に設けられ、過剰気味とされる移送面から落下する部品を振動パーツフィーダのボウルへ戻すための緩い傾斜の戻しプレートの表面に、移送面側からボウル側へ向かう下り階段を形成させたので薄板状の部品が円滑にボウル内へ戻されるようになり結果的に次工程への部品の供給が遅滞なく行われ生産性が向上する。

0055

また本発明の戻しプレートを多列供給用の振動パーツフィーダのボウル内に適用した場合には次工程への薄板状部品の供給を途絶えることなく連続的なものとすることができる。

図面の簡単な説明

0056

図1実施の形態による振動供給装置の平面図である。
図2同側面図である。
図3同正面図である。
図4図1における[4]−[4]線方向の断面図である。
図5図1における[5]−[5]線方向の断面図である。
図6図1における[6]−[6]線方向の断面図である。
図7図1における[7]−[7]線方向の断面図である。
図8実施の形態による振動供給装置の振動パーツフィーダの下流部と直線振動フィーダとを示す斜視図である。
図9図1における[9]−[9]線方向の断面図である。
図10実施の形態による振動供給装置の階段状戻しプレートの平面図である。
図11図10における[11]−[11]線方向の断面図である。
図12従来例の振動供給装置の平面図である。
図13図12における[13]−[13]線方向の断面図である。

--

0057

1振動供給装置
10振動パーツフィーダ
11 駆動部
21ボウル
50直線振動フィーダ
51 駆動部
61トラフ・ブロック
62側壁板
63庇部材
64移送面
65ガイド板
66 トラフ
81階段状戻しプレート
82階段面
85障壁
Q部品
T蹴上げ
W 踏み面

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