図面 (/)
課題
解決手段
上端にグリップ1を、下面前後に車輪3を有する車体1と、この車体に適宜の電源により運転するように搭載した超音波発振器4及び冷却ガスボンベ5と、上記車体の前端に上記超音波発振器の運転により振動するように設けると共に、先端に前方斜め下方に突出する剥離刃10を有する振動子11と、上記グリップ側に設けてある適宜の操作手段の操作により上記ボンベから冷却ガスの供給を受けると共に、上記剥離刃の前方対象面に冷却ガスを噴射するように設けたノズル15とから成り、上記グリップ側での操作にともない適宜の手段により上記剥離刃の先端が対象面のチューインガムに接触するようにして、固く付着したチューインガムを能率よく除去する。
概要
背景
概要
床面などの美観を必要とする対象面に吐き捨てられて固く付着したチューインガムを能率よく除去する除去装置を提供する。
上端にグリップ1を、下面前後に車輪3を有する車体1と、この車体に適宜の電源により運転するように搭載した超音波発振器4及び冷却ガスボンベ5と、上記車体の前端に上記超音波発振器の運転により振動するように設けると共に、先端に前方斜め下方に突出する剥離刃10を有する振動子11と、上記グリップ側に設けてある適宜の操作手段の操作により上記ボンベから冷却ガスの供給を受けると共に、上記剥離刃の前方対象面に冷却ガスを噴射するように設けたノズル15とから成り、上記グリップ側での操作にともない適宜の手段により上記剥離刃の先端が対象面のチューインガムに接触するようにして、固く付着したチューインガムを能率よく除去する。
目的
効果
実績
- 技術文献被引用数
- 1件
- 牽制数
- 0件
この技術が所属する分野
請求項1
上端にグリップを、下面前後に車輪を有する車体と、この車体に適宜の電源により運転するように搭載した超音波発振器及び冷却ガスボンベと、上記車体の前端に上記超音波発振器の運転により振動するように設けると共に、先端に前方斜め下方に突出する剥離刃を有する振動子と、上記グリップ側に設けてある適宜の操作手段の操作により上記ボンベから冷却ガスの供給を受けると共に、上記剥離刃の前方対象面に冷却ガスを噴射するように設けたノズルとから成り、上記グリップ側での操作にともない適宜の手段により上記剥離刃の先端が対象面のチューインガムに接触するようにしたことを特徴とするチューインガムの除去装置。
請求項2
上記の振動子が、振動可能な状態で車体に対し適宜の手段により着脱自在に設けたことを特徴とする請求項1に記載のチューインガム除去装置。
技術分野
背景技術
0002
従来のチューインガム除去方法としての実開平5−16821号公報に記載のものは、可燃ガスを噴射して点火し、その炎で金属製のヘラを加熱し、このヘラの熱でチューインガムを溶かしながら剥離している。
0003
また、実開昭3−105986号公報に記載のものは、対象面に付着したチューインガムに冷却ガスを噴射して、その気化熱によりチューインガムを冷却硬化させ、硬くてもろくなった状態のチューインガムを別に用意したヘラで剥ぎ取るというものである。
発明が解決しようとする課題
0004
上記のような加熱方式によると、高温で溶解したチューインガムは、或る程度除去できるが、溶解したことにより粘着力が増加して完全に除去することができないと共に、床材の材質によっては加熱方式による除去ができない問題があった。
0006
そこで、この発明の課題は、作業員による腰を曲げた除去作業が不要になると共に、極めて能率よくチューインガムの除去を行なうことができるようにしたものである。
課題を解決するための手段
0007
上記の課題を解決するために、この発明は、上端にグリップを、下面前後に車輪を有する車体と、この車体に適宜の電源により運転するように搭載した超音波発振器及び冷却ガスボンベと、上記車体の前端に上記超音波発振器の運転により振動するように設けると共に、先端に前方斜め下方に突出する剥離刃を有する振動子と、上記グリップ側に設けてある適宜の操作手段の操作により上記ボンベから冷却ガスの供給を受けると共に、上記剥離刃の前方対象面に冷却ガスを噴射するように設けたノズルとから成り、上記グリップ側での操作にともない適宜の手段により上記剥離刃の先端が対象面のチューインガムに接触するようにした構成を採用する。
発明を実施するための最良の形態
0008
この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
0011
上記の超音波発振器4は、ボックス7内に据え付けられ、図1に示すようにボックス7内のバッテリ8を電源として運転する以外に床面や壁面などの100Vの電源とソケット9とをコードを介し接続して運転することもある。
0013
また、車体1の前端には、超音波発振器4に接続して前記超音波発振器4の運転により振動すると共に、先端に前方斜め下方に突出する剥離刃10を有する振動子11が設けられている。
0015
上記剥離刃10付の振動子11は、筒状のカバー12内に未端側を挿入して支持させると共に、このカバー12は、フレーム6に取付けピン13を介しカバー12の未端から突出する取付片14を固定して取付けてある。
0016
さらに、車体1の前端には、グリップ2側に設けてある適宜の操作手段の操作によりボンベ5からの冷却ガスの供給を受けると共に、剥離刃10の前方対象面aに冷却ガスを噴射するノズル15が設けてある。
0017
上記ノズル15は、カバー12の上面に取付け金具16を介し未端部が取付けられており、ノズル15とボンベ5の開閉弁側とは、ホース17を介し接続してあり、冷却ガスの供給操作手段は、図示の場合グリップ2側に設けてあるレバー18を引くと、ワイヤ19を緊張してスライダ21を後退させ、そしてスライダ21により開閉弁22をプッシュ(開弁するように)してガスを供給するようになっているが、例えばグリップ2側のボタンをプッシュすると、電磁弁を開いて冷却ガスを供給する方法などを採用して行なうこともある。
0018
また、グリップ2側で操作すると、適宜の手段により剥離刃10の先が地面(A)のチューインガムaに接触するようにしたものである。
0019
上記剥離刃10の先端を降下させる操作手段は、図示の場合、前側双車輪3の車軸31にリンク32の一端を支持すると共に、フレーム6にピン33を介しリンク32の他端を回動自在に取付け、リンク32とフレーム6とにコイルスプリング34の両端を係止して、前側双車輪3に降下方向の回転性を付与する。
0022
なお、上記方式にかえて、例えばグリップ2側でレバーなどを操作すると、剥離刃10が降下するようにしてもよい。
0023
要するに、チューインガムの剥離を行なわないときの車体1の走行時には、対象面(A)から剥離刃10の先が浮上しており、チューインガムの剥離作業に際し剥離刃10の刃先が対象面(A)に付着しているチューインガムaに接触(床面(A)に)するように降下すればよい。
0024
図中35はコイルスプリング34の外側に嵌装した筒状のカバーである。
0025
上記のように構成すると、剥離刃10を上昇させた姿勢(図1鎖線に示す)で把持したグリップ2を押したら車体1を走行させ、対象面(A)に付着しているチューインガムaに剥離刃10が近づくと、まずレバー19を握って開閉弁22を開弁する。
0026
すると、ボンベ5からホース17をへて付着チューインガムaに向けノズル15より冷却ガスを噴射するので、チューインガムが冷却硬化する。
0028
すると、超音波発振器4の運転により振動している振動子11の先端剥離刃10により冷却硬化状態のチューインガムaが破砕されると共に、車体1の押し進みにより破砕が続行される。なお、破砕したチューインガムは、作業者によって回収する。勿論、他の作業者による掃除機によって吸引回収することもある。上記剥離刃10の傾斜角は、25度が望ましい。
0029
この発明の第2の実施形態では、図4に示すように剥離刃10付の振動子11が、振動可能な状態で車体1に対し適宜の手段により着脱自在に設けてある。
0030
上記の着脱自在な手段は、図示の場合、カバー12の未端内にねじ込みにともない縮径する複数条のスリット51付ナット52をねじ込むと共に、取付片14から前方に突出する突軸53を、上記ナット52内に嵌入し、そしてナット52をねじ込みながら、ナット52により突軸53をクランプするようにしたが、上記以外の方法(方式)で着脱にすることもある。
0031
勿論、車体1からカバー12と共に振動子11を取り外し、カバー12を把持して使用する関係上、コード36は引き出し可能に(ケース内から引き出し、ケース内に巻き取り可能にする方式などを採用して)なっている。
0032
すると、図5に示すように車体1を乗り入れて剥離刃10によりチューインガムを除去することができない箇所、例えば階段や狭い場所などでも作業者(人手)により剥離刃10を用いてチューインガムを剥離することができる。
0033
この場合、振動子11の振動により剥離刃10による除去が容易になる。
0034
なお、このとき作業者によって把持した冷却ガスボンベのガスをチューインガムに噴射して、チューインガムを冷却硬化させる。
0035
また、上記以外に車体に搭載してあるボンベのガスを使用することもある。
発明の効果
0036
この発明のチューインガム除去装置は、以上のように構成してあるので、車体を走行させながら対象面に付着しているチューインガムを、冷却ガスにより硬化させ、硬化状態のチューインガムを振動の付与剥離刃によって破砕することができる。
0037
このため、ヘラを用い、かつ腰を曲げながらの剥離作業が不要になると共に、腰痛を引き起すなどの問題をなくすることができる。
0038
また、剥離刃付の振動子を車体に対し着脱自在にしてあるので、車体から取り外して、車体の進入などのできない箇所でのチューインガムの除去を、振動の付与剥離刃により極めて良好に行なうことができる。
図面の簡単な説明
0039
図1この発明のチューインガム除去装置の第1の実施形態を示す側面図
図2要部を示す拡大平面図
図3要部を示す一部切欠拡大側面図
図4第2の実施形態の一部切欠拡大側面図
図5使用状態を示す側面図
--
0040
1 車体
2グリップ
3車輪
4超音波発振器
5冷却ガスボンベ
6フレーム
7ボックス
8バッテリ
10剥離刃
11振動子
12カバー
13ピン
14取付片
15ノズル
16取付け金具
17ホース
18レバー
19ワイヤ
21スライダ
22開閉弁
31車軸
32リンク
34コイルスプリング
36 コード
51スリット
52ナット
53 突軸