図面 (/)

この項目の情報は公開日時点(1999年2月9日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (9)

課題

上位装置がシステムダウンしたときや列車ダイヤ乱れたときでも適切な案内ができる旅客案内装置を得ることである。

解決手段

上位装置2である運転指令所コンピュータ3やローカルコンピュータ4から送られてくるダイヤ情報等は、伝送制御装置26により所定の通信規約に基づいて表示または放送用情報フォーマットに変換される。複数台の各々の表示放送端末装置27には軌道回路5から直接在線情報が入力されており、各々の表示放送端末装置27は伝送制御装置26から送信された情報フォーマットと軌道回路5から直接受け取った在線情報とに基づいて旅客案内のための表示データまたは放送データを出力する。

概要

背景

一般に、旅客案内装置公共物として設置され、駅構内において列車ダイヤ情報運行状態情報に関する情報を表示したり放送したりしている。これにより、旅客への列車の情報提供を行っている。

図6は、そのような従来の旅客案内装置の構成図である。旅客案内装置1は上位装置2である運転指令所コンピュータ3や駅構内に配置されているローカルコンピュータ4から表示や放送を行うにあたり必要なダイヤ情報等を定期的に取り込みを行うと共に、軌道回路5からの在線情報を取り込む。なお、在線情報はローカルコンピュータ4にも入力され、ローカルコンピュータ4からは信号機ポイント6に対し信号制御信号が出力される。

旅客案内装置1は、大きく分けて表示放送制御装置7と表示端末装置8とスピーカ9との3つの要素より構成されている。表示端末装置8は駅の各ホームにそれぞれ複数台設けられると共に、コンコースにも複数台の表示端末装置8が設けられる。表示放送制御装置7は、ローカルコンピュータ4から読み込んだ表示を行うために必要な情報に対して、その表示コードを作成して表示端末装置8に送信する。また、放送を行うに必要な情報に対して、音声文章情報を作成する。そして、軌道回路5から在線情報が入力されると、作成した音声文章情報をスピーカ9に出力すると共に、表示端末装置8に対しては送信済みの表示コードに対する表示指令を出力する。

表示端末装置8は、表示放送制御装置7から表示コードが送信されてくると、その表示コードに対応する表示データを作成する。そして、表示指令があるとその作成した表示データを表示する。

このように、旅客案内装置1は上位装置2である運転指令所コンピュータ3やローカルコンピュータ4からのダイヤ情報等や軌道回路5からの各情報(列車接近、列車到着、列車出発等)に基づいて、列車の案内を行っている。

図7は、旅客案内装置1の表示放送制御装置7の構成図である。表示放送制御装置7へのダイヤ情報等の取込みは、MPU10aにより行われる。すなわち、MPU10aがSIO11aを制御してローカルコンピュータ4とのデータ通信でダイヤ情報等の情報を得る。このデータ通信で得られたダイヤ情報等はRAM12aに保管される。ROM13aには予め定められた固定データや演算に必要なプログラムが記憶されている。また、PIO14aは軌道回路5からの在線情報を入力する。

ダイヤ情報等の入力後において、MPU10aは、表示端末装置8による表示出力やスピーカ48による放送出力を行うための前置準備を行う。表示出力に関しては、RAM12aに保管されたダイヤ情報から表示コード情報等に変換しSIO11bを介して表示端末装置8へデータ転送を行う。

また、放送出力に関しては、RAM12aに保管されたダイヤ情報から、予めROM13aやRAM12aに登録されている複数個の音声文節情報を持ちより、音声文章情報として組み立てを行う。このようにして作成した音声文章情報は再度RAM12aへ戻され記憶される。つまり、音声文章情報を作成した時点で即座に実際のスピーカ9への音声出力は行わず、軌道回路5からの在線情報を待つことになる。

軌道回路5からの在線情報がPIO14aを介して入力されると、MPU10aはRAM12aに記憶された音声文章情報を取り出し、D/A15でデジタル信号からアナログ信号に変換して増幅器16およびローパスフィルタ17を介してスピーカ9に出力する。

次に、図8は旅客案内装置1の表示端末装置8の構成図である。表示端末装置8は、通信制御部18と表示制御部19とを備えている。

表示放送制御装置7からの表示データ情報は、通信制御部18のMPU10cで受信処理される。すなわち、MPU10cでは、その表示コード情報をSIO11cを制御して受け取り、RAM12cに記憶すると共にデュアルポートメモリ20へ転送する。なお、ROM13cには予め定められた固定データや演算に必要なプログラムが記憶されており、PIO14cはLED表示装置21へ表示制御信号を出力する。

そして、デュアルポートメモリ18へ転送された表示コード情報は、表示制御部19のMPU11dによって受け取られ、これに対応した文字フォント情報、つまり個々の文字ピクセル情報等を常駐メモリエリア22より1文字ずつ取り出して非常駐メモリエリア23に記憶すると共にビデオメモリ24へ随時転送を行う。

これらの処理を終了するとMPU10cおよびMPU11dは、表示放送制御装置7からの表示指令を入力するまで新たな表示への更新動作を行わず、前回、ビデオメモリ24へ組み立て、登録された表示情報のまま表示動作を継続する。MPU11dは、これらのビデオメモリ24への更新動作を行っている最中でも前回登録された表示内容にて表示動作を維持している。なお、LED表示装置21への表示はCRTC25を介して行われることになる。

ここで、表示放送制御装置7からの表示指令を受け取ると、表示端末装置8のMPU10cではSI053を制御して、MPU11dへデュアルポートメモリ20経由にてその旨を伝える。MPU11dでは表示指令を受け取ると、表示更新のためにCRTC25を制御してビデオメモリ24より今回表示データを取り出して表示内容の更新を行う。

このように、従来の旅客案内装置1では、表示放送制御装置7内のMPU10aは、表示データ情報の表示出力および放送出力の前置準備を終了すると、外部の軌道回路5から送出されてくる列車接近等の在線情報が入力するのをじっと待つ動作に移行する。そして、外部の軌道回路5からの一意の在線情報が入力されると、表示放送制御装置7内のMPU10aは、表示に関しては表示端末装置8へ表示指令を発行し、音声に関しては、組み立てられた音声文章情報をRAM12aより取り出してD/A15にて音声信号に対応したアナログ信号へ変換し、増幅器16にて増幅してローバスフィルタ17にて帯域制限の後にスピーカ9にて在線情報に対応した放送出力を行う。

従って、旅客案内装置1は、上位装置2からの表示内容の変更や放送内容の変更を電子的に容易に制御することができる利点を持っているため、旅客案内用途として広く公共機関で使用されている。

概要

上位装置がシステムダウンしたときや列車ダイヤ乱れたときでも適切な案内ができる旅客案内装置を得ることである。

上位装置2である運転指令所コンピュータ3やローカルコンピュータ4から送られてくるダイヤ情報等は、伝送制御装置26により所定の通信規約に基づいて表示または放送用情報フォーマットに変換される。複数台の各々の表示放送端末装置27には軌道回路5から直接在線情報が入力されており、各々の表示放送端末装置27は伝送制御装置26から送信された情報フォーマットと軌道回路5から直接受け取った在線情報とに基づいて旅客案内のための表示データまたは放送データを出力する。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

この技術が所属する分野

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

上位装置である運転指令所コンピュータローカルコンピュータから送られてくるダイヤ情報等を表示または放送用情報フォーマットに変換する伝送制御装置と、に設置され前記伝送制御装置から送信された表示または放送用の情報フォーマットと軌道回路から直接受け取った在線情報とに基づいて旅客案内のための表示データまたは放送データを出力する複数台の表示放送端末装置とを備えたことを特徴とする旅客案内装置

請求項2

請求項1に記載の旅客案内装置において、前記表示放送端末装置は、前記伝送制御装置からの表示または放送用の情報フォーマットを受信しコード情報に変換する通信制御部と、前記通信制御部で変換されたコード情報に基づいて表示データまたは放送データを作成すると共に軌道回路から直接在線情報を受け取ったときは前記表示データまたは放送データを出力する表示放送制御部とを備えたことを特徴とする旅客案内装置。

請求項3

請求項2に記載の旅客案内装置において、前記表示放送端末装置の前記表示放送制御部は、前記通信制御部または前記上位装置が故障した状態で前記在線情報を受け取ったときは、予め定められた表示データまたは放送データを出力するようにしたことを特徴とする旅客案内装置。

請求項4

請求項2に記載の旅客案内装置において、前記表示放送端末装置の通信制御部は、前記表示放送制御部の故障を検出したときは、表示データの出力または放送データの出力を停止させるようにしたことを特徴とする旅客案内装置。

請求項5

前記請求項1乃至請求項4に記載の旅客案内装置において、前記伝送制御装置は、各々の前記表示放送端末装置の監視を行い、故障となった表示放送端末装置を前記上位装置に通知するようにしたことを特徴とする旅客案内装置。

技術分野

0001

本発明は、駅構内において列車ダイヤ情報運行状態情報旅客に提供する旅客案内装置に関するものである。

背景技術

0002

一般に、旅客案内装置は公共物として設置され、駅構内において列車のダイヤ情報や運行状態情報に関する情報を表示したり放送したりしている。これにより、旅客への列車の情報提供を行っている。

0003

図6は、そのような従来の旅客案内装置の構成図である。旅客案内装置1は上位装置2である運転指令所コンピュータ3や駅構内に配置されているローカルコンピュータ4から表示や放送を行うにあたり必要なダイヤ情報等を定期的に取り込みを行うと共に、軌道回路5からの在線情報を取り込む。なお、在線情報はローカルコンピュータ4にも入力され、ローカルコンピュータ4からは信号機ポイント6に対し信号制御信号が出力される。

0004

旅客案内装置1は、大きく分けて表示放送制御装置7と表示端末装置8とスピーカ9との3つの要素より構成されている。表示端末装置8は駅の各ホームにそれぞれ複数台設けられると共に、コンコースにも複数台の表示端末装置8が設けられる。表示放送制御装置7は、ローカルコンピュータ4から読み込んだ表示を行うために必要な情報に対して、その表示コードを作成して表示端末装置8に送信する。また、放送を行うに必要な情報に対して、音声文章情報を作成する。そして、軌道回路5から在線情報が入力されると、作成した音声文章情報をスピーカ9に出力すると共に、表示端末装置8に対しては送信済みの表示コードに対する表示指令を出力する。

0005

表示端末装置8は、表示放送制御装置7から表示コードが送信されてくると、その表示コードに対応する表示データを作成する。そして、表示指令があるとその作成した表示データを表示する。

0006

このように、旅客案内装置1は上位装置2である運転指令所コンピュータ3やローカルコンピュータ4からのダイヤ情報等や軌道回路5からの各情報(列車接近、列車到着、列車出発等)に基づいて、列車の案内を行っている。

0007

図7は、旅客案内装置1の表示放送制御装置7の構成図である。表示放送制御装置7へのダイヤ情報等の取込みは、MPU10aにより行われる。すなわち、MPU10aがSIO11aを制御してローカルコンピュータ4とのデータ通信でダイヤ情報等の情報を得る。このデータ通信で得られたダイヤ情報等はRAM12aに保管される。ROM13aには予め定められた固定データや演算に必要なプログラムが記憶されている。また、PIO14aは軌道回路5からの在線情報を入力する。

0008

ダイヤ情報等の入力後において、MPU10aは、表示端末装置8による表示出力やスピーカ48による放送出力を行うための前置準備を行う。表示出力に関しては、RAM12aに保管されたダイヤ情報から表示コード情報等に変換しSIO11bを介して表示端末装置8へデータ転送を行う。

0009

また、放送出力に関しては、RAM12aに保管されたダイヤ情報から、予めROM13aやRAM12aに登録されている複数個の音声文節情報を持ちより、音声文章情報として組み立てを行う。このようにして作成した音声文章情報は再度RAM12aへ戻され記憶される。つまり、音声文章情報を作成した時点で即座に実際のスピーカ9への音声出力は行わず、軌道回路5からの在線情報を待つことになる。

0010

軌道回路5からの在線情報がPIO14aを介して入力されると、MPU10aはRAM12aに記憶された音声文章情報を取り出し、D/A15でデジタル信号からアナログ信号に変換して増幅器16およびローパスフィルタ17を介してスピーカ9に出力する。

0011

次に、図8は旅客案内装置1の表示端末装置8の構成図である。表示端末装置8は、通信制御部18と表示制御部19とを備えている。

0012

表示放送制御装置7からの表示データ情報は、通信制御部18のMPU10cで受信処理される。すなわち、MPU10cでは、その表示コード情報をSIO11cを制御して受け取り、RAM12cに記憶すると共にデュアルポートメモリ20へ転送する。なお、ROM13cには予め定められた固定データや演算に必要なプログラムが記憶されており、PIO14cはLED表示装置21へ表示制御信号を出力する。

0013

そして、デュアルポートメモリ18へ転送された表示コード情報は、表示制御部19のMPU11dによって受け取られ、これに対応した文字フォント情報、つまり個々の文字ピクセル情報等を常駐メモリエリア22より1文字ずつ取り出して非常駐メモリエリア23に記憶すると共にビデオメモリ24へ随時転送を行う。

0014

これらの処理を終了するとMPU10cおよびMPU11dは、表示放送制御装置7からの表示指令を入力するまで新たな表示への更新動作を行わず、前回、ビデオメモリ24へ組み立て、登録された表示情報のまま表示動作を継続する。MPU11dは、これらのビデオメモリ24への更新動作を行っている最中でも前回登録された表示内容にて表示動作を維持している。なお、LED表示装置21への表示はCRTC25を介して行われることになる。

0015

ここで、表示放送制御装置7からの表示指令を受け取ると、表示端末装置8のMPU10cではSI053を制御して、MPU11dへデュアルポートメモリ20経由にてその旨を伝える。MPU11dでは表示指令を受け取ると、表示更新のためにCRTC25を制御してビデオメモリ24より今回表示データを取り出して表示内容の更新を行う。

0016

このように、従来の旅客案内装置1では、表示放送制御装置7内のMPU10aは、表示データ情報の表示出力および放送出力の前置準備を終了すると、外部の軌道回路5から送出されてくる列車接近等の在線情報が入力するのをじっと待つ動作に移行する。そして、外部の軌道回路5からの一意の在線情報が入力されると、表示放送制御装置7内のMPU10aは、表示に関しては表示端末装置8へ表示指令を発行し、音声に関しては、組み立てられた音声文章情報をRAM12aより取り出してD/A15にて音声信号に対応したアナログ信号へ変換し、増幅器16にて増幅してローバスフィルタ17にて帯域制限の後にスピーカ9にて在線情報に対応した放送出力を行う。

0017

従って、旅客案内装置1は、上位装置2からの表示内容の変更や放送内容の変更を電子的に容易に制御することができる利点を持っているため、旅客案内用途として広く公共機関で使用されている。

発明が解決しようとする課題

0018

ところが、上位装置2がシステムダウンしたときや列車ダイヤ乱れた時などには、表示端末装置8やスピーカ9は本来の機能である「旅客を安全に目的地送り届けるために、旅客を事故より未然に防ぐ」ための列車の接近注意喚起駆け込み乗車注意案内等の情報案内ができなくなることがある。このような場合には、駅務員はマイクによる放送や旅客誘導を行う必要があり、手間がかかることになる。

0019

本発明の目的は、上位装置がシステムダウンしたときや列車ダイヤが乱れたときでも適切な案内ができる旅客案内装置を得ることである。

課題を解決するための手段

0020

請求項1の発明に係わる旅客案内装置は、上位装置である運転指令所コンピュータやローカルコンピュータから送られてくるダイヤ情報等を表示または放送用情報フォーマットに変換する伝送制御装置と、駅に設置され伝送制御装置から送信された表示または放送用の情報フォーマットと軌道回路から直接受け取った在線情報とに基づいて旅客案内のための表示データまたは放送データを出力する複数台の表示放送端末装置とを備えたものである。

0021

請求項1の発明に係わる旅客案内装置では、上位装置である運転指令所コンピュータやローカルコンピュータから送られてくるダイヤ情報等は、駅に設置され伝送制御装置により所定の通信規約に基づいて表示または放送用の情報フォーマットに変換される。複数台の各々の表示放送端末装置には軌道回路から直接在線情報が入力されており、各々の表示放送端末装置は伝送制御装置から送信された情報フォーマットと軌道回路から直接受け取った在線情報とに基づいて旅客案内のための表示データまたは放送データを出力する。

0022

請求項2の発明に係わる旅客案内装置は、請求項1の発明において、表示放送端末装置は、伝送制御装置からの表示または放送用の情報フォーマットを受信しコード情報に変換する通信制御部と、通信制御部で変換されたコード情報に基づいて表示データまたは放送データを作成すると共に軌道回路から直接在線情報を受け取ったときは表示データまたは放送データを出力する表示放送制御部とを備えたものである。

0023

請求項2の発明に係わる旅客案内装置では、請求項1の発明の作用に加え、伝送制御装置からの表示または放送用の情報フォーマットは、表示放送端末装置の通信制御部で受信されコード情報に変換される。通信制御部で変換されたコード情報は、表示放送端末装置の表示放送制御部に入力され表示データまたは放送データが作成される。そして、表示放送制御部は軌道回路から直接在線情報を受け取ったときに、表示データまたは放送データを出力する。

0024

請求項3の発明に係わる旅客案内装置は、請求項2の発明において、表示放送端末装置の表示放送制御部は、通信制御部または上位装置が故障した状態で在線情報を受け取ったときは、予め定められた表示データまたは放送データを出力するようにしたものである。

0025

請求項3の発明に係わる旅客案内装置では、請求項2の発明の作用に加え、通信制御部または上位装置が故障したときには、各々の表示放送端末装置の表示放送制御部は、通信制御部または上位装置軌道回路からの表示データまたは放送データに代えて、予め定められた表示データまたは放送データを出力する。

0026

請求項4の発明に係わる旅客案内装置は、請求項2の発明において、表示放送端末装置の通信制御部は、表示放送制御部の故障を検出したときは、表示データの出力または放送データの出力を停止させるようにしたものである。

0027

請求項4の発明に係わる旅客案内装置では、請求項2の発明の作用に加え、表示放送端末装置の表示放送制御部が故障したときには、表示放送端末装置の通信制御部は、表示データの出力または放送データの出力を停止させ誤出力を防止する。

0028

請求項5の発明に係わる旅客案内装置は、請求項1乃至請求項4の発明において、伝送制御装置は、各々の表示放送端末装置の監視を行い、故障となった表示放送端末装置を上位装置に通知するようにしたものである。

0029

請求項5の発明に係わる旅客案内装置では、請求項1乃至請求項4の発明の作用に加え、伝送制御装置により各々の表示放送端末装置の監視を行い、故障となった表示放送端末装置を上位装置に通知する。

発明を実施するための最良の形態

0030

以下、本発明の実施の形態を説明する。図1は本発明の実施の形態に係わる旅客案内装置の構成図である。旅客案内装置1は上位装置2である運転指令所コンピュータ3や駅構内に配置されているローカルコンピュータ4から表示や放送を行うにあたり必要なダイヤ情報等を定期的に取り込みを行うと共に、軌道回路5からの在線情報を取り込む。軌道回路5からの在線情報はローカルコンピュータ4にも入力され、ローカルコンピュータ4からは信号機ポイント6に対し信号制御信号が出力される。

0031

旅客案内装置1は、大きく分けて伝送制御装置26と表示放送端末装置27との2つの要素から構成されている。表示放送端末装置27は駅の各ホームにそれぞれ複数台設けられると共に、コンコースにも複数台の表示放送端末装置27が設けられる。伝送制御装置26は、ローカルコンピュータ4から読み込んだ表示および放送を行うために必要な情報に対して、表示放送端末装置27で情報処理が行えるように通信規約を整合させ、表示または放送用の情報フォーマットに変換する。そして、その変換した情報フォーマットを表示放送端末装置27へ出力する。

0032

表示放送端末装置27では、伝送制御装置26からの表示または放送用の情報フォーマットを受け取り、旅客案内のための表示データまたは放送データを作成する。また、各々の表示放送端末装置27には軌道回路5からの在線情報が直接入力されるようになっており、各々の表示放送端末装置27は軌道回路5からの在線情報を受信したときに表示データまたは放送データを出力するようになっている。

0033

このように、伝送制御装置26は、上位装置2である運転指令所コンピュータ3や駅構内に設置されているローカルコンピュータ4から表示や放送を行うにあたり必要なダイヤ情報等を定期的に取り込み、表示放送端末装置27にて表示出力や放送出力できるようにするための前置準備として、表示出力に関してはダイヤ情報から表示および放送を共用化した案内コード情報等に変換し、各々の表示放送端末装置27へデータ転送を行う。

0034

図2は旅客案内装置1の表示放送端末装置27の構成図である。表示放送端末装置27は、通信制御部18と表示放送制御部28とを備えている。伝送制御装置26からの案内コード情報は、通信制御部18のMPU10eで受信処理される。すなわち、MPU10eでは、その案内コード情報をSIO11eを制御して受け取り、案内コード情報に対応した表示のための文字コード情報および放送のための文節コード情報をROM13eより読み出しRAM12eに記憶すると共に、デュアルポートメモリ20へ転送する。なお、ROM13eには予め定められた固定データや演算に必要なプログラムが記憶されており、PIO14eはLED表示装置21へ表示制御信号を出力する。

0035

そして、デュアルポートメモリ20へ転送された案内コード情報は、表示放送制御部28のMPU11fによって受け取られ、表示データに関してはこれに対応した文字フォント情報(個々の文字のピクセル情報)等を常駐メモリエリア22より1文字ずつ取り出して非常駐メモリエリア23やビデオメモリ24へ随時転送を行う。一方、放送データに関しては、デュアルポートメモリ20へ転送された案内情報に基づいて、常駐メモリエリア22からこれらに対応する文節コード情報を取り出し音声文章情報として組み立てを行い、非常駐エリア23ないし常駐エリア22へ音声文章情報を戻す。

0036

これらの処理を終了すると、MPU11fは、軌道回路5からの在線情報の入力があるまで新たな表示更新や音声出力は行わない。つまり、LED表示装置21への表示更新やスピーカ9への音声出力には移行しない。そして、軌道回路5からの在線情報の入力があると、ビデオメモリ24からCRTC25を介してLED表示装置21への文字表示を行うと共に、D/A15にてアナログ信号をデジタル信号に変換しローパスフィルタ17および増幅器16を介して音声出力をスピーカ9に対して行う。

0037

図3は、表示放送制御部28でのMPU11fによる表示データの作成処理の説明図である。表示放送制御部28のMPU11fは、デュアルポートメモリ(DPU)20へ転送された案内コード情報に対応した文字フォント情報(個々の文字のピクセル情報)を常駐メモリエリア22より1文字ずつ取り出して非常駐メモリエリア23上で文章組立を行う。ここで、情報の内容によっては1文字ずつではなく、予め組み立てられた文章を常駐メモリエリア22に記憶しておき、案内コード情報によりその文章を非常駐メモリエリア23に転送する。このようにして得られた案内文章はビデオメモリ24の所定のエリアに転送される。

0038

これらの処理を終了すると、MPU11fは、軌道回路5からの在線情報の入力があるまで新たな表示更新は行わない。軌道回路5からの在線情報は表示放送制御部28のPIO14fにて入力される。すなわち、MPU11fは在線情報に対応した表示指令を入力するまでの間、新たな表示の更新動作を行わず、前回のビデオメモリ24への表示データの組み立てでCRTC25を制御することで、前回登録された表示内容のままの表示動作をLED表示装置21に対して継続する。つまり、MPU11fは、常駐メモリエリア22や非常駐メモリエリア23への更新動作を行っている最中でも前回登録された表示内容にて表示動作を維持している。

0039

そして、この表示に関する前置処理を終了すると、次の表示更新の起動時期を待っているMPU11fは、外部の軌道回路5からの一意の在線情報をPIO14f経由にて入力すると、CRTC15へ表示更新指令を発行し表示を更新させる。

0040

次に、図4は、本発明の実施の形態における表示放送制御部28でのMPU11fによる放送データの作成処理の説明図である。

0041

表示放送制御部28のMPU11fは、デュアルポートメモリ(DPU)20へ転送された案内コード情報に対応した文節コード情報を常駐メモリエリア22から取り出し、それらを複数持ちより非常駐メモリエリア23上で音声文章情報として組み立てを行う。ここで、情報の内容によっては文節ごとではなく、予め組み立てられた音声文章情報を常駐メモリエリア22に記憶しておき、案内コード情報によりその文章を非常駐メモリエリア23に転送する。これらの処理を終了すると、MPU11fは、軌道回路5からの在線情報の入力があるまでスピーカ9への音声出力には移行しない。

0042

そして、この表示に関する前置処理を終了すると、次の音声出力の起動時期を待っているMPU11fは、外部の軌道回路5からの一意の在線情報をPIO14f経由にて入力すると、組み立てられた音声文章情報を非常駐メモリエリア23より取り出してD/A15にて音声信号に対応したアナログ信号へ変換し、ローパスフィルタ17にて帯域制限の後、増幅器16にて増幅してスピーカ9を駆動して在線情報に対応して放送出力を行う。

0043

このような一連の動作は、上位装置2であるローカルコンピュータ4や運転指令所コンピュータ3がダウンすることなく得られるダイヤ情報等に基づき、外部の軌道回路5からの各情報(列車接近、列車到着、列車出発等)により表示および放送スケジュールが進んでいく場合を示している。

0044

次に、表示放送端末装置27の通信制御部18や伝送制御装置26や回線障害を含む上位装置2部分がシステムダウンした場合、あるいは複数台の表示放送端末装置27のうち1つが故障した場合を想定した場合の処理について説明する。

0045

前述のように、表示放送端末装置27の表示放送制御部28では、軌道回路5からの在線情報が全ての表示放送端末装置27で入力できるようにPIO14fを準備すると共に、旅客案内装置1の構成上、複数台の表示放送端末装置27を実装している。

0046

まず、表示放送端末装置27の通信制御部18を含めた上位部分が故障に陥った場合は、図5に示すように、表示放送制御部28のMPU11fが、予め常駐メモリエリア22に登録されている文章テーブルのうち表示用として1つ、放送用として1つを、PIO14fを経由して軌道回路5からの在線情報に基づき選択する。

0047

このようにすることで、通信制御部18を含めた上位部分等を切り離して情報案内が行えるため、上位装置2がシステムダウンとなったときや、ダイヤが乱れた時等のシステム故障状態に陥っても、列車の接近注意喚起や駆け込み乗車注意案内等の情報案内等を行うことができる。従って、上位装置2からのダイヤ情報に依存しない表示が行える。

0048

次に、表示放送端末装置27における表示放送制御部28が故障した場合について説明する。この場合は、通信制御部18と表示放送制御部28との相互の異常監視をデュアルポートメモリ20を用い双方で交信して検出する。これにより、通信制御部18のMPU10eは、表示放送制御部28の異常を知ることができる。その後、通信制御部18のMPU10eは、表示放送制御部28によるLED表示装置21の表示画面の電源給電遮断による表示消去や音声出力の遮断を行う。これにより誤案内を防止することが行える。

0049

さらに、伝送制御装置26と表示放送端末装置27の通信制御部18との間でデータ通信を行うことで、前述の種々の診断結果を上位装置2に伝えることも行える。つまり、伝送制御装置26で複数台の表示放送端末装置27の監視を行うことで、どの表示放送端末装置27が故障したのかを上位装置2に伝えることができる。

発明の効果

0050

以上、詳述したように、本発明によれば、上位装置がシステムダウンしたときやダイヤが乱れたとき等のシステム故障状態に陥っても、列車の接近注意喚起や駆け込み乗車注意案内等の情報案内等の優先表示が行える。従って、表示放送端末装置の本来の機能である「旅客を安全に目的地へ送り届けるために、旅客を事故より未然に防ぐ」ことを生かし続けることができる。

0051

また、表示および放送を司る部分と通信制御を行う部分とを分けて構成しているため、相互の異常状態確認が行えると共に、表示および放送を司る部分が異常の場合には、表示および放送の媒体切り離す等の誤案内の防止も行える。さらに、これら異常状態の監視結果は、表示放送端末装置ごとに上位装置にて監視が行える。

図面の簡単な説明

0052

図1図1は、本発明の実施の形態に係わる旅客案内装置の構成図である。
図2図2は、本発明の実施の形態に係わる旅客案内装置の表示放送端末装置の構成図である。
図3図3は、本発明の実施の形態における表示放送制御部でのMPUによる表示データの作成処理の説明図である。
図4図4は、本発明の実施の形態における表示放送制御部でのMPUによる放送データの作成処理の説明図である。
図5図5は、通信制御部を含めた上位部分が異常時の表示放送制御部の処理内容の説明図である。
図6図6は、従来の旅客案内装置の構成図である。
図7図7は、従来の旅客案内装置における表示放送制御装置の構成図である。
図8図8は、従来の旅客案内装置における表示端末装置の構成図である。

--

0053

1旅客案内装置
2 上位装置
3運転指令所コンピュータ
4ローカルコンピュータ
5軌道回路
6信号機ポイント
7 表示放送制御装置
8表示端末装置
9スピーカ
10 MPU
11 SIO
12 RAM
13 ROM
14 PIO
15 D/A
16増幅器
17ローパスフィルタ
18通信制御部
19表示制御部
20デュアルポートメモリ
21LED表示装置
22常駐メモリエリア
23非常駐メモリエリア
24ビデオメモリ
25 CRTC
26伝送制御装置
27 表示放送端末装置
28 表示放送制御部

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

関連する公募課題一覧

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ