図面 (/)

技術 印刷装置の駆動制御装置

出願人 東芝機械株式会社
発明者 鎌田庸司林誠渡辺昌裕
出願日 1997年7月17日 (22年2ヶ月経過) 出願番号 1997-192534
公開日 1999年2月9日 (20年7ヶ月経過) 公開番号 1999-034297
状態 特許登録済
技術分野 印刷機の着肉、制御、洗浄 複数電動機の制御
主要キーワード 等角加速度 計測トルク 伝導軸 略一定速度 単独駆動 駆動用サーボモータ グラビア輪転機 平均圧
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1999年2月9日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (8)

課題

圧胴印刷版胴に着ける際でも被印刷材テンションが安定した状態に維持され、時間の無駄や印刷資材の無駄を削減することができる印刷装置駆動制御装置を提供すること。

解決手段

印刷版胴11を駆動する版胴駆動用サーボモータ21と、版胴駆動用サーボモータ21に対応して設けられ版胴駆動用サーボモータ21の回転状態を制御するサーボ制御手段31と、サーボ制御手段31に接続されサーボ制御手段31に速度指令信号伝送する中央制御手段7とを有する。サーボ制御手段31の負荷慣性モーメント測定手段51は、版胴駆動用サーボモータ21の負荷慣性モーメントを予め測定する。サーボ制御手段31の制御演算手段61は、測定された負荷慣性モーメントに基づき、負荷変動時における各サーボモータ21〜26間の速度変動がないよう版胴駆動用サーボモータ21が発生させる補正トルクを予め演算する。

概要

背景

多色印刷などを行う輪転印刷機などの印刷装置、とりわけ印刷ユニット等をサーボモータ単独駆動する印刷装置においては、円滑な印刷のために、印刷開始時から印刷終了時まで負荷変動があっても、過渡的な速度変動無しに印刷版胴回転駆動される必要がある。

この場合、印刷のための圧胴が印刷版胴に着けられる(加圧される)瞬間においても印刷版胴の回転速度変化がなるべく起こらないようにすることが望ましい。従来装置においては、予め設定された圧胴着シーケンスに基づいて圧胴を印刷版胴に着ける一方、版胴駆動用サーボモータ発生トルクは、印刷版胴に取り付けられたエンコーダからの信号による位置ループ制御法に基づいて、制御がなされている。

概要

圧胴を印刷版胴に着ける際でも被印刷材テンションが安定した状態に維持され、時間の無駄や印刷資材の無駄を削減することができる印刷装置の駆動制御装置を提供すること。

印刷版胴11を駆動する版胴駆動用サーボモータ21と、版胴駆動用サーボモータ21に対応して設けられ版胴駆動用サーボモータ21の回転状態を制御するサーボ制御手段31と、サーボ制御手段31に接続されサーボ制御手段31に速度指令信号伝送する中央制御手段7とを有する。サーボ制御手段31の負荷慣性モーメント測定手段51は、版胴駆動用サーボモータ21の負荷慣性モーメントを予め測定する。サーボ制御手段31の制御演算手段61は、測定された負荷慣性モーメントに基づき、負荷変動時における各サーボモータ21〜26間の速度変動がないよう版胴駆動用サーボモータ21が発生させる補正トルクを予め演算する。

目的

本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、圧胴を印刷版胴に着ける際でも被印刷材のテンションが安定した状態に維持され、時間の無駄や印刷資材の無駄を削減することができる印刷装置の駆動制御装置を提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

印刷版胴を有する印刷装置駆動制御装置において、前記印刷版胴に対応して設けられ、当該印刷版胴を駆動する版胴駆動用サーボモータと、前記版胴駆動用サーボモータに対応して設けられ、当該版胴駆動用サーボモータの回転状態を制御するサーボ制御手段と、前記サーボ制御手段に接続され、当該サーボ制御手段に速度指令信号伝送する中央制御手段と、を備え、前記サーボ制御手段は、前記版胴駆動用サーボモータ自身を含む負荷慣性モーメントを測定する負荷慣性モーメント測定手段と、負荷慣性モーメント測定手段において測定された負荷慣性モーメントに基づいて、負荷変動時における各サーボモータ間の速度変動がないよう版胴駆動用サーボモータが発生させる補正トルクを予め演算して記憶しておき、この補正トルクを考慮して版胴駆動用サーボモータを制御する制御演算手段と、を有することを特徴とする印刷装置の駆動制御装置。

請求項2

前記負荷慣性モーメント測定手段は、版胴駆動用サーボモータの負荷慣性モーメントを測定する測定部と、負荷慣性モーメントの測定開始のための測定開始信号を受信する測定信号受信部と、測定信号受信部からの信号に基づいて、負荷慣性モーメントの測定を測定部によって開始した後、測定部で測定した負荷慣性モーメントの測定値を単位時間毎に記憶する測定値記憶部と、を有することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置の駆動制御装置。

請求項3

版胴駆動用サーボモータが負荷慣性モーメント測定手段用の測定開始信号として起動信号を発するか、あるいは圧胴保持機構が負荷慣性モーメント測定手段用の測定開始信号として圧胴が印刷版胴に接する位置に移動したときに圧胴着け信号を発することを特徴とする請求項2に記載の印刷装置の駆動制御装置。

請求項4

前記制御演算手段は、負荷慣性モーメント測定手段において予め測定された負荷慣性モーメントに基づいて負荷変動時における各サーボモータ間の速度変動がないよう版胴駆動用サーボモータが発生させる補正トルクを演算して記憶する演算部と、補正トルクの演算開始のための補正開始信号を受信する補正信号受信部と、を有しており、演算部は補正信号受信部からの信号に基づいて、版胴駆動用サーボモータを制御することを特徴とする請求項2に記載の印刷装置の駆動制御装置。

請求項5

圧胴の保持機構が、制御演算手段用の補正開始信号として圧胴が印刷版胴に接する位置に移動したときに圧胴着け信号を発することを特徴とする請求項4に記載の印刷装置の駆動制御装置。

請求項6

前記サーボ制御手段は、前記版胴駆動用サーボモータ自身を含む負荷慣性モーメントを測定する負荷慣性モーメント測定手段と、負荷慣性モーメント測定手段において測定された負荷慣性モーメントに基づいて、加減速時における各サーボモータ間の速度関係に変動がないよう版胴駆動用サーボモータが発生させる補正トルクを予め演算して記憶しておき、この補正トルクを考慮して版胴駆動用サーボモータを制御する制御演算手段と、を有することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置の駆動制御装置。

技術分野

0001

本発明は、多色印刷などを行う輪転印刷機などの印刷装置、とりわけ印刷ユニット等をサーボモータ単独駆動する印刷装置における駆動制御装置に関する。

背景技術

0002

多色印刷などを行う輪転印刷機などの印刷装置、とりわけ印刷ユニット等をサーボモータで単独駆動する印刷装置においては、円滑な印刷のために、印刷開始時から印刷終了時まで負荷変動があっても、過渡的な速度変動無しに印刷版胴回転駆動される必要がある。

0003

この場合、印刷のための圧胴が印刷版胴に着けられる(加圧される)瞬間においても印刷版胴の回転速度変化がなるべく起こらないようにすることが望ましい。従来装置においては、予め設定された圧胴着シーケンスに基づいて圧胴を印刷版胴に着ける一方、版胴駆動用サーボモータ発生トルクは、印刷版胴に取り付けられたエンコーダからの信号による位置ループ制御法に基づいて、制御がなされている。

発明が解決しようとする課題

0004

前述した従来装置における版胴駆動用サーボモータの発生トルクの制御は、印刷版胴に圧胴が着けられて印刷版胴の回転速度が減速された後に事後的になされるものである。しかも一般的には、版胴駆動用サーボモータと各印刷版胴との間には適当な伝導軸が介在している。このため、印刷版胴に圧胴が着けられたことによる負荷慣性モーメントの変化に対応した発生トルクの制御は、時間的に遅れが存在する。

0005

従って圧胴着けの瞬間においては、被印刷材の供給速度(慣性によって一定である)と、印刷版胴の回転駆動速度(負荷慣性モーメントの増加によって減速する)とに差異が生じてしまい、結果として被印刷材の大きなテンション変動を引き起こし、場合によっては被印刷材が切断されてしまう。

0006

従来装置においては、前記の問題の影響を小さく抑えるため、印刷版胴に圧胴を着ける際には低速の駆動とし、圧胴着け後被印刷材のテンションが安定してから増速している。しかしながら、このような方法では、印刷物が得られる印刷状態に移るまでの時間の無駄および印刷資材(用紙、インキ等)の無駄が発生している。

0007

本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、圧胴を印刷版胴に着ける際でも被印刷材のテンションが安定した状態に維持され、時間の無駄や印刷資材の無駄を削減することができる印刷装置の駆動制御装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0008

本発明は、印刷版胴を有する印刷装置の駆動制御装置において、前記印刷版胴に対応して設けられ、当該印刷版胴を駆動する版胴駆動用サーボモータと、前記版胴駆動用サーボモータに対応して設けられ、当該版胴駆動用サーボモータの回転状態を制御するサーボ制御手段と、前記サーボ制御手段に接続され、当該サーボ制御手段に速度指令信号伝送する中央制御部と、を備え、前記サーボ制御手段は、前記版胴駆動用サーボモータ自身を含む負荷慣性モーメントを測定する負荷慣性モーメント測定手段と、負荷慣性モーメント測定手段において測定された負荷慣性モーメントに基づいて、負荷変動時における各サーボモータ間の速度変動がないよう版胴駆動用サーボモータが発生させる補正トルクを予め演算して記憶しておき、この補正トルクを考慮して版胴駆動用サーボモータを制御する制御演算手段と、を有することを特徴とする印刷装置の駆動制御装置である。

0009

本発明によれば、サーボ制御手段の負荷慣性モーメント測定手段によって版胴駆動用サーボモータの負荷慣性モーメントが測定され、その測定された負荷慣性モーメントに基づき、サーボ制御手段の制御演算手段によって、負荷変動時における各サーボモータ間の速度変動がないよう版胴駆動用サーボモータが発生させる補正トルクが予め演算され記憶される。制御演算手段はこの補正トルクを考慮して、版胴駆動用サーボモータを制御する。

発明を実施するための最良の形態

0010

以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。

0011

図1乃至図3は、本発明による印刷装置の駆動制御装置の一実施の形態を示す図であり、このうち図1は印刷装置全体の構成概略図である。

0012

まず図1により、印刷装置の概略を説明する。図1に示すように、印刷装置は給紙部1と、給紙部1に接続されたインフィード部2と、インフィード部2に接続された印刷部3と、印刷部3に接続されたアウトフィード部4と、アウトフィード部4に接続された巻取り部5とを備えた単独駆動の6色グラビア輪転機から構成されている。このうち印刷部3は6つの印刷版胴11〜16を有している。印刷装置はこの他、エアーダンサー等によるテンション制御手段(図示しない)を有している。

0013

次に本発明による駆動制御装置10について述べる。駆動制御装置10は各印刷版胴11〜16に対応して設けられ当該印刷版胴11〜16を駆動する版胴駆動用サーボモータ21〜26と、版胴駆動用サーボモータ21〜26に対応して設けられ版胴駆動用サーボモータ21〜26の回転状態を制御するサーボ制御手段31〜36と、サーボ制御手段31〜36に接続されサーボ制御手段31〜36に速度指令信号を伝送する中央制御手段7とを備えている。

0014

また本実施の形態は、各版胴駆動用サーボモータ21〜26に対応して、この版胴駆動用サーボモータ21〜26を駆動するためのサーボアンプ41〜46が、サーボ制御手段31〜36と版胴駆動用サーボモータ21〜26との間に挿入されている。また、印刷版胴11〜16と版胴駆動用サーボモータ21〜26との間に、変速歯車を設けることもできる。

0015

次に図2および図3により駆動制御装置10について更に説明する。ここで図2は本発明による駆動制御装置10の制御系ブロック図であり、図3図2の制御系ブロック図の一部分の詳細図である。これら図2および図3に示すように、版胴駆動用サーボモータ21〜26にはエンコーダ71〜76が設けられている。また版胴駆動用サーボモータ21〜26を制御するサーボ制御手段31〜36は、各々負荷慣性モーメント測定手段51〜56と制御演算手段61〜66とを有している。

0016

負荷慣性モーメント測定手段51〜56は、各々エンコーダ71〜76からの出力信号を利用して版胴駆動用サーボモータ21〜26の負荷慣性モーメントを測定する測定部51a〜56aを有している。また測定部51a〜56aには負荷慣性モーメントの測定開始のための測定開始信号を受信する測定信号受信部51b〜56bと、測定信号受信部51b〜56bからの信号に基づいて負荷慣性モーメントの測定を測定部51a〜56aによって開始した後、測定部51a〜56aで測定した負荷慣性モーメントの測定値を単位時間毎に記憶する測定値記憶部51c〜56cとが接続されている。

0017

本実施の形態においては、負荷慣性モーメント測定手段用の測定開始信号として、版胴駆動用サーボモータ21〜26からの起動信号、または圧胴が印刷版胴11〜16に接する位置に移動したことを示す圧胴着け信号および圧胴が印刷版胴11〜16に接する位置から離れたことを示す圧胴離れ信号を利用している。すなわち、版胴駆動用サーボモータ21〜26は起動信号を発するようになっており、圧胴の保持機構81〜86は圧胴着け信号および圧胴離れ信号を発するようになっており、発せられる各信号は測定開始信号として前記測定信号受信部51b〜56bによって受信されるようになっている。

0018

また制御演算手段61〜66は、負荷慣性モーメント測定手段51〜56において予め測定された負荷慣性モーメントに基づき、負荷変動時における各サーボモータ21〜26間の速度変動がないよう版胴駆動用サーボモータ21〜26が発生させる補正トルクを演算して記憶する演算部61a〜66aを有している。またこの演算部61a〜66aには、補正トルクの演算開始のための補正開始信号を受信する補正信号受信部61b〜66bが接続されている。

0019

本実施の形態においては、制御演算手段用の補正開始信号として圧胴が印刷版胴11〜16に接する位置に移動したことを示す圧胴着け信号および圧胴が印刷版胴11〜16に接する位置から離れたことを示す圧胴離れ信号を利用している。すなわち、圧胴の保持機構81〜86は圧胴着け信号および圧胴離れ信号を発するようになっており、当該圧胴着け信号および圧胴離れ信号は、制御演算手段用の補正開始信号として前記補正信号受信部61b〜66bによって受信されるようになっている。

0020

次にこのような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。まず予め各サーボ制御手段31〜36の負荷慣性モーメント測定手段51〜56における測定部51a〜56aが、各版胴駆動用サーボモータ21〜26の負荷慣性モーメントを測定する。すなわち、版胴駆動用サーボモータ21〜26が起動すると、版胴駆動用サーボモータ21〜26は測定開始信号としての起動信号を発し、その起動信号は負荷慣性モーメント測定手段51〜56の測定信号受信部51b〜56bに受信され、その起動信号に基づいて測定部51a〜56aが負荷慣性モーメントの測定を開始する。

0021

具体的には、図6に示すように、印刷装置の印刷開始時において、各版胴駆動用サーボモータ21〜26が所定の速度に達するまで等角加速度運動をするように制御して、その時サーボ制御手段31〜36によって与えられるトルク指令値と、当該版胴駆動用サーボモータ21〜26に対応して設けられたエンコーダ71〜76の出力から得られる角加速度とから、各版胴駆動用サーボモータ21〜26についての負荷慣性モーメントを測定する。図4トルクと角速度との関係の一例を示す図であり、回転体の運動方程式

0022

ID=000003HE=035 WI=027 LX=1365 LY=0300
から負荷慣性モーメントを求めることができる。測定された負荷慣性モーメントは、負荷慣性モーメント測定手段51〜56の測定値記憶部51c〜56cに単位時間毎に記憶される。負荷慣性モーメントの測定および測定値の記憶は、本実施の形態においては、印刷版胴11〜16が所定の回転速度に達した時点で終了する。

0023

次いで、実際の印刷工程に合わせて圧胴着け工程時についての負荷慣性モーメントも測定する。すなわち、所定の速度で速度一定に印刷版胴11〜16が駆動されている状態から、圧胴が印刷版胴11〜16に接する位置に移動すると、圧胴の保持機構81〜86はかかる移動状態を示す圧胴着け信号を発し、当該圧胴着け信号が測定開始信号として負荷慣性モーメント測定手段51〜56の測定信号受信部51b〜56bに受信され、その圧胴着け信号に基づいて測定部51a〜56aが再び負荷慣性モーメントの測定を開始する。

0024

具体的には、図6に示すように圧胴着けによって減速した各版胴駆動用サーボモータ21〜26が再び所定の速度に達するまで等角加速度運動をするように制御して、その時サーボ制御手段31〜36によって与えられるトルク指令値と、当該版胴駆動用サーボモータ21〜26に対応して設けられたエンコーダ71〜76の出力から得られる角加速度とから、各版胴駆動用サーボモータ21〜26についての負荷慣性モーメントを測定する。図5は等角加速度に制御した時のトルク指令値の一例を示す図であり、前述の回転体の運動方程式から負荷慣性モーメントを求めることができる。

0025

測定された負荷慣性モーメントは、負荷慣性モーメント測定手段51〜56の測定値記憶部51c〜56cに単位時間毎に記憶される。負荷慣性モーメントの測定は、本実施の形態においては、印刷版胴11〜16が再び所定の回転速度に達した段階で終了する。

0026

制御演算手段61〜66は、予め測定した負荷慣性モーメントの測定値に基づいて補正トルクを演算して記憶する。本実施の形態の制御演算手段61〜66は、測定値記憶部51c〜56cが記憶した負荷慣性モーメントの測定値に基づいて、以下のような演算を施す。すなわち、負荷慣性モーメントの測定中、トルク指令値が変動している時間を「圧胴着け時間」として記憶し、さらに当該「圧胴着け時間」のトルク指令値の積分値を「圧胴着け計測トルク」として補助演算し、「圧胴着け計測トルク」/「圧胴着け時間」を「平均圧胴着けトルク」として演算する。

0027

さらに、実際の印刷工程に合わせて圧胴離れ工程時についての負荷慣性モーメントも測定する。すなわち、圧胴着けの状態で所定の速度で速度一定に印刷版胴11〜16が駆動されている状態から、圧胴が印刷版胴11〜16に接する位置から離れると、圧胴の保持機構81〜86はかかる移動状態を示す圧胴離れ信号を発し、当該圧胴離れ信号が測定開始信号として負荷慣性モーメント測定手段51〜56の測定信号受信部51b〜56bに受信され、その圧胴離れ信号に基づいて測定部51a〜56aが再び負荷慣性モーメントの測定を開始する。以下の作用は圧胴着け工程時の場合と同様なので、説明を省略する。

0028

本実施の形態において、印刷装置は、図1に示すように単独駆動の6色グラビア輪転機として使用される。この場合、6つの印刷版胴11〜16は、図3に示すように中央制御手段7からの駆動指令信号に基づいて、サーボ制御手段31〜36、サーボアンプ41〜46および版胴駆動用サーボモータ21〜26によって同期回転して、連続に円滑に印刷工程を実施する。

0029

また、印刷開始時には負荷慣性モーメントと、予め指示されている加速時間からトルク指令値を求め、版胴駆動用サーボモータを同期回転して、円滑に印刷工程を実施する。

0030

印刷工程実施時に、各圧胴が印刷版胴11〜16に接する位置に移動された時(負荷変動時)、本実施の形態は以下のように作用する。まず圧胴の保持機構81〜86は、各印刷版胴11〜16が圧胴着けの状態に変化したことを示す圧胴着け信号を、対応する各サーボ制御手段31〜36の制御演算手段61〜66の補正信号受信部61b〜66bに伝送する。

0031

その後、制御演算手段61〜66は、補正信号受信部61b〜66bで受信した圧胴着け信号に基づいて、予め演算されていた版胴駆動用サーボモータ21〜26が発生すべき補正トルクに基づいて版胴駆動用サーボモータ21〜26を制御する。具体的に本実施の形態では、「平均圧胴着けトルク」をそのまま補正トルクとする。一般的に補正トルクは、時間の関数とされる。

0032

補正トルクは、補正トルクを与える電流指令信号として、サーボアンプ41〜46を介して、それぞれ対応する版胴駆動用サーボモータ21〜26に送られ、この電流指令信号に基づいて版胴駆動用サーボモータ21〜26が制御される。このため、版胴駆動用サーボモータ21〜26は、圧胴着けがなされた場合でも、略一定速度で回転駆動される。この間の制御の流れ図を図7に示す。

0033

次に、各圧胴が印刷版胴11〜16に接する位置から離れる時(負荷変動時)、本実施の形態は以下のように作用する。まず圧胴の保持機構は、各印刷版胴11〜16が圧胴離れの状態に変化したことを示す圧胴離れ信号を、対応する各サーボ制御手段31〜36の制御演算手段61〜66の補正信号受信部61b〜66bに伝送する。

0034

その後、制御演算手段61〜66は、補正信号受信部61b〜66bで受信した圧胴離れ信号に基づいて、予め演算されていた版胴駆動用サーボモータ21〜26が発生すべき補正トルクに基づいて版胴駆動用サーボモータ21〜26を制御する。具体的に本実施の形態では、「平均圧胴離れトルク」を補正トルクとするが、一般的に補正トルクは、時間の関数である。

0035

補正トルクは、補正トルクを与える電流指令信号として、サーボアンプ41〜46を介して、それぞれ対応する版胴駆動用サーボモータ21〜26に送られ、この電流指令信号に基づいて版胴駆動用サーボモータ21〜26が制御される。このため、版胴駆動用サーボモータ21〜26は、圧胴が離れた場合でも、略一定速度で回転駆動される。

0036

以上のように本実施の形態によれば、版胴駆動用サーボモータ21〜26の駆動制御は、予め測定された版胴駆動用サーボモータ21〜26の負荷慣性モーメントに基づいてなされるため、圧胴着けの際および圧胴離れの際においても、印刷版胴は略一定速度で回転される。

0037

尚、記憶された負荷慣性モーメントの測定値は、当該負荷慣性モーメントの対応するJOBにおける補正トルクの演算に用いられるが、複数のJOBに対応する負荷慣性モーメントの測定値をテーブル状に記憶させ、JOB毎にこれを選択して用いることができるように応用することも可能である。

発明の効果

0038

以上のように本発明によれば、圧胴を印刷版胴に着ける際でも被印刷材のテンションが安定した状態に維持され、時間の無駄や印刷資材の無駄を削減することができる。

0039

特に圧胴着けの際においても、被印刷材の供給速度と印刷版胴の回転駆動速度とに差異が生じることが回避されるため、被印刷材の大きなテンション変動を引き起こすことがなく、被印刷材が切断されてしまう恐れがない。

図面の簡単な説明

0040

図1本発明による印刷装置の駆動制御装置の実施の形態を示す構成概略図。
図2本発明による印刷装置の駆動制御装置の実施の形態の制御系ブロック図。
図3図2の制御系ブロック図の一部分の詳細図。。
図4トルクと角速度との関係の一例を示す図。
図5等角加速度に制御した時のトルク指令値の一例を示す図。
図6本発明による印刷装置の駆動制御装置の実施の形態における負荷慣性モーメント測定時の制御の流れ図。
図7本発明による印刷装置の駆動制御装置の実施の形態におけるトルク補正時の制御の流れ図。

--

0041

1 給紙部
2インフィード部
3印刷部
4アウトフィード部
5巻取り部
7中央制御手段
10印刷装置の駆動制御装置
11〜16印刷版胴
21〜26版胴駆動用サーボモータ
31〜36サーボ制御手段
41〜46サーボアンプ
51〜56負荷慣性モーメント測定手段
51a〜56a測定部
51b〜56b測定信号受信部
51c〜56c測定値記憶部
61〜66制御演算手段
61a〜66a演算部
61b〜66b補正信号受信部
71〜76エンコーダ
81〜86圧胴の保持機構

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ