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技術 生理活性物質を主材とする健康食品

出願人 アサヒフードアンドヘルスケア株式会社株式会社応微研
発明者 森尾恒久堀内勲
出願日 1997年7月22日 (23年4ヶ月経過) 出願番号 1997-195475
公開日 1999年2月9日 (21年9ヶ月経過) 公開番号 1999-032723
状態 特許登録済
技術分野 菓子 発酵液の蒸留、酒類の加工、食酢及びビール 飼料または食品用豆類 魚肉練製品 食用海藻 みそ、モルト製品 食品の着色及び栄養改善 非アルコール性飲料 酒類 穀類誘導体・合成クリーム ベイカリー製品及びその製造方法 茶・コーヒー 種実、スープ、その他の食品 食品の調整及び処理一般 ゼリ-、ジャム、シロップ 穀類誘導製品3(麺類)
主要キーワード タブレット機 素材重量 配合素材 冷却盤 あんこ 加工原料 アンパン 複合品
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重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1999年2月9日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

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課題

アガリクスブラゼイから得られた生理活性物質を利用した健康食品の提供を目的としており、生体の各種細胞賦活させ、抗腫瘍作用生活習慣病治療や予防に有用なものである。

解決手段

アガリクスブラゼイの菌糸体子実体およびその混合物、又はこれらの培養残液ヘミセルラーゼ主体酵素剤分解処理し、そのときに得られるβ−グルカン類が多量に含まれる生理活性物質を主材とする。

概要

背景

キノコ類は古くから食用として利用されているが、最近その成分の生理活性が明らかにされ、生薬として薬効を認められているものもある。クレスチンレンチナン茯苓(いずれも商品名)などは、医薬品として認められている一例である。また、その優れた効能を期待して子実体やその抽出物体内に容易に摂取出来る食品素材として利用することも色々と試みられている。例えば、マンネンダケは、子実体またはその抽出物を健康食品原料として利用することが報告されている(特公昭58−36946号)。さらに培養で得られる菌糸体の利用も知られている(特公昭58−15108号)。

概要

アガリクスブラゼイから得られた生理活性物質を利用した健康食品の提供を目的としており、生体の各種細胞賦活させ、抗腫瘍作用生活習慣病治療や予防に有用なものである。

アガリクスブラゼイの菌糸体、子実体およびその混合物、又はこれらの培養残液ヘミセルラーゼ主体酵素剤分解処理し、そのときに得られるβ−グルカン類が多量に含まれる生理活性物質を主材とする。

目的

そこで、本発明者は、アガリクスブラゼイの菌糸体、子実体およびその混合物、又はこれらの培養残液をヘミセルラーゼが主体の酵素剤で分解処理することでβ−グルカン類が多量に含まれる生理活性物質を得るための方法を既に出願している(特願平9−89378)。そこで本発明は、このアガリクスブラゼイから得られた生理活性物質を利用したより有用な健康食品の提供を目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
8件

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請求項1

アガリクスブラゼイ菌糸体子実体およびその混合物、又はこれらの培養残液ヘミセルラーゼ主体酵素剤分解処理し、そのときに得られるβ−グルカン類が多量に含まれる生理活性物質主材とする健康食品

請求項2

粉末状または液体状の生理活性物質を主材とする請求項1に記載の健康食品。

技術分野

市販されている各種健康食品配合素材として、本発明に係る生理活性物質粉末を使用することで、従来のものより機能性の高い食品を製造することが出来る。加える粉末量は1日量として2〜5gが適量である。

背景技術

0001

本発明はアガリクスブラゼイ菌糸体子実体などにヘミセルラーゼ主体とする酵素を作用させたときに得られる生理活性物質を主材として利用した健康食品に関する。

発明が解決しようとする課題

0002

キノコ類は古くから食用として利用されているが、最近その成分の生理活性が明らかにされ、生薬として薬効を認められているものもある。クレスチンレンチナン茯苓(いずれも商品名)などは、医薬品として認められている一例である。また、その優れた効能を期待して子実体やその抽出物体内に容易に摂取出来る食品素材として利用することも色々と試みられている。例えば、マンネンダケは、子実体またはその抽出物を健康食品の原料として利用することが報告されている(特公昭58−36946号)。さらに培養で得られる菌糸体の利用も知られている(特公昭58−15108号)。

0003

ところで、近年耐性菌出現MRS)や、幼児老人(弱免疫者)、免疫不全者(例えばHIV,医薬品の副作用による)の感染症生活習慣病免疫病アレルギー病、代謝異常糖尿病など)、癌治療の問題などがクローズアップされているが、これらの原因は、免疫担当細胞類や食細胞白血球マクロファージなど)の機能低下に起因することが多い。それゆえ、これら細胞に対して賦活作用を有する組成物は、これらの疾患の予防や治療にきわめて有用であるのみならず、健康を維持する上からもきわめて有用である。

0004

最近、キノコ類の中でも特にアガリクスブラゼイが上記疾患の予防や治療に極めて有用であるとの報告が盛んになされている(例えば、水野卓著 食べてなおす「がん」の特効食:β−グルカン秘密青春出版社 1996.1)。アガリクスブラゼイの主要成分はβ−グルカンであることが知られており、従来からβ−グルカン等の有効多糖をアガリクスブラゼイから抽出する方法が提案されている(例えば特開平1−6719号)。しかし、この方法は抽出量がきわめて少なく有効な利用量まで至らない。

0005

一方、酵素剤を利用してアガリクスブラゼイの菌糸体からエキス成分を抽出する方法が知られている(特開平5−268905号)。この方法はアガリクスブラゼイの菌糸体にエンド−1.4β−グルカナーゼキシラナーゼおよびエンド−1.3βグルカナーゼを含有する酵素剤を作用させて、マツタケ様の風味を保持した抽出エキス液を得るものである。しかし、この方法ではβ−グルカナーゼを含む酵素剤を利用しているため、β−グルカンがセルビオースブルコースにまで分解して活性体の含量が低下してしまうといった問題があった。

課題を解決するための手段

0006

そこで、本発明者は、アガリクスブラゼイの菌糸体、子実体およびその混合物、又はこれらの培養残液をヘミセルラーゼが主体の酵素剤で分解処理することでβ−グルカン類が多量に含まれる生理活性物質を得るための方法を既に出願している(特願平9−89378)。そこで本発明は、このアガリクスブラゼイから得られた生理活性物質を利用したより有用な健康食品の提供を目的とする。

0007

本発明は、アガリクスブラゼイの菌糸体、子実体およびその混合物、又は培養残液にヘミセルラーゼが主体の酵素剤を作用させて分解処理し、それによって得られたβ−グルカンを多量に含む生理活性物質を凍結乾燥またはスプレードライ粉末化して利用するものである。このように粉末化することで、食品中に添加する生理活性物質の含有量を簡単に調整できる。また、軽量化されるので取り扱い及び持ち運びが便利となる。さらに、粉末乾燥させることで細菌の繁殖変敗の防止に対しても良好となる他、保存性が極めてよく熱にも安定である。なお、この生理活性物質は水溶性でもあるので、粉末を水に溶かした状態で使うこともできるし、粉末化する前の溶液をそのまま利用することもできる。

0008

乾燥粉末品はそのまま錠剤細粒トローチなどに加工し、あるいは多少の調味料などを加えて粉末の状態で服用あるいはふりかけペーストとして利用することができ、また調理に添加することもできる。それ自体が美味であるのでそのまま栄養剤として食品用に利用できる。さらに、生理活性物質は、水あるいは水とアルコールとの混液に溶かすことができるので、ソフトドリンク酒類添加物としても利用できる。また、食料加工原料に添加して加工食品型の健康食品として製造することも可能である。たとえばブイヨン添加混合してスープカレーシチュウなどを製造したり、水飴などに混入して、飴を製造したり、そのほか豆腐パン、うどん(めん類)や、かまぼこなどの水産加工品ハムソーセージなどの畜産加工品など多種の食品に添加加工したり、冷凍食品類インスタント食品類などにも利用できる。また、他の健康食品素材に加えより優れた健康食品への加工も可能である。いずれも各種細胞賦活させ健康を保つのに有用な健康食品として価値の高い食品が得られる。

0009

上述のように種々の食品に添加する場合、その添加量は1日当たり2〜6gの粉末量を摂食ないし飲用する程度が適当である。しかし、過剰に摂取したとしてもそれが原因となる障害は全くない。

0010

上述の生理活性物質の製造方法は、特願平9−89378に詳しく載っているのでここでは詳細な説明は省略するが、基本的にはアガリクスブラゼイの菌糸体は、β−グルカンのほか、キシランマンナンアラビナン等が結合して長鎖繊維を構成しており、これにヘミセルラーゼ又はペクチナーゼを混合した酵素を作用させることで、ヘミセルロースが段階的に加水分解して結合鎖切れ高分子多糖を経て活性多糖(β−D−グルカン)が得られるものである。アガリクスブラゼイに作用させる酵素剤は、マンナーゼアラビノシダーゼ、キシロビアーゼなどの酵素群や一般に市販されている酵素剤(例えば、シグマ社製のヘミセルラーゼ)を利用することができ、その添加割合は約0.01〜0.5重量%、酵素処理液のpHは3.0〜8.5である。酵素処理の温度は25〜60℃、酵素処理時間は20〜120分程度である。

発明の効果

0011

酵素処理による反応がある程度まで進行したら、処理液を加熱して酵素反応を止める。通常、80〜100℃で約10分間加熱して酵素を失活させる。酵素反応の停止によって、アガリクスブラゼイ由来のβ−グルカンを多量に含む活性多糖の原料が完成する。さらに、これを濃縮、乾燥することで本発明の生理活性物質を得る。乾燥法は凍結乾燥が望ましいが、有効成分が比較的熱にも強いことからスプレードライによる乾燥も可能である。本発明生理活性物質は、主成分であるβ−グルカンの他にα−グルカン、β−ガラクトグルカン、タンパク質グルカン等を含有する。

0012

以上説明したように、本発明に係る生理活性物質を主材とする健康食品によれば、生理活性物質そのものが経口投与によって生体の各種細胞を賦活させ、抗腫瘍作用や生活習慣病の治療や予防に、また他の健康食品との併用による有用性の向上など、従来の製品に比べてもすぐれた効果が認められるとともに、人間に対しての悪影響を及ぼさないので、これを主材とする食品は健康に対してすぐれた効果を発揮するものである。また、生理活性物質を精製する必要がないので、健康食品を安価且つ容易に製造できる利点がある。また、医薬品とは異なって一般の家庭でも気軽に利用することができるといった効果もある。さらに、粉末として利用できるので取扱いが容易であり保存上も有利であるばかりでなく、水または、水・アルコールの混液に溶けるので液剤としての利用も可能であり、食品加工上も幅広く利用できる効果がある。以下実施例にて本発明に係る健康食品の利用形態を示すが、本発明はこれに限定されるものではない。

0013

(実施例1)
つくだに
水1リットル醤油4リットル、水あめ10Kg、砂糖1.7Kg、寒天少々からなる調味液を煮る。さらに、この調味液で昆布煮込み、焦付かないようにして煮汁がなくなるまで煮詰める。煮詰まる少し前に本発明に係る生理活性物質の粉末又は水溶液を加えて完全に煮詰める。

0014

(実施例2)
ふりかけ
醤油1リットルにグルタミン酸ソーダ10g(必要に応じてイノシン酸2gを加えてもよい)、砂糖100gを加えて煮る。冷却後、本発明に係る生理活性物質の粉末又は水溶液を加え、蒸発乾固して得られる粉末をふるいにかけて粒子を揃え、さらに80℃で2時間乾燥したのち、必要に応じて昆布、青のり、ゴマなどを加えて防湿包装する。

0015

(実施例3)
飲料
本発明に係る生理活性物質を添加した水溶液200ml(粉末にして2g相当)を作る。この水溶液に例えば、糖類30g、蜂蜜3g、カラメル1g、アスコルビン酸クエン酸を少々、さらに香料適量を加え、93℃で20分間殺菌し、無菌的にまたはびん充填してソフトドリンクを製造する。蜂蜜、カラメルの代わりに、オレンジグレープまたはピーチの濃縮液を加えて果実ジュースとすることもできる。また前記水溶液に緑茶ウーロン茶霊芝アマチャズルアロエなどの茶類を加え、さらに必要に応じて少量の調味料、香料を加えてお茶とすることもできる。

0016

(実施例4)
豆腐
一般的な豆腐の製造過程で、ニガリを加える時に一緒に本発明に係る生理活性物質の粉末2g(一丁に付き)を加え、よくかきまぜ固化させて豆腐を得る。

0017

(実施例5)
パン
醗酵前のパン生地に本発明に係る生理活性物質の粉末3g(1斤に付き)を練り込み、これを焼き上げることでβ−グルカン入りパンができる。アンパンクリームパンなどの菓子パンでは、中に入れるあんこやクリームに生理活性物質の粉末2を練り込んでもよい。

0018

(実施例6)

砂糖10kgに本発明に係る生理活性物質の500g相当を粉末又は水溶液として加え、さらに水飴1kgを加えて煮詰める。やや放冷後、色素、香料、酸味料を加えよく練り混ぜた後、油をひいた冷却盤またはタブレット機にかけて冷却し、形を整える。

0019

(実施例7)
うどん
うどん生地を練る前に本発明に係る生理活性物質の粉末を加え、常法に従って生うどん、乾うどん、インスタントうどんとする。そば、ラーメンなども同様の方法で製造することができる。

0020

(実施例8)
かまぼこ、ソーセージ
魚肉またはミンチ肉中に本発明に係る生理活性物質の粉末をねり込み、常法に従って加工する。

0021

(実施例9)
錠剤、細粒、トローチ
携帯性や服用の簡便性を考慮して、本発明に係る生理活性物質の粉末に乳糖デンプン乾燥酵母などの賦型剤を加え、常法によって成型加工する。

0022

(実施例10)
調理用細粒
酵母エキス、かつおエキスなどの調味料と本発明に係る生理活性物質の粉末とを、100対20から100対70までの間で随意に配合し、常法によって加工する。

0023

(実施例11)
発泡酒
醸造工程の麦芽汁に本発明に係る生理活性物質を含有する培養残液を10%相当混合し、しかる後に酵母による発酵を行い、以下常法でビール様発泡酒を製造する。

0024

(実施例12)
アルコール飲料
梅酒果実酒ウイスキー焼酎、その他酒類の飲用に際し、本発明に係る生理活性物質を含有する培養残液を適宜混合する。あるいは混合した後にビン又は缶に充填する。

0025

(実施例13)
嘗め味噌
米、麦、豆を加工して出来た醸造用味噌に、本発明に係る生理活性物質の粉末を味噌1kgに対して50〜100g混合し、その他にゆずや具を使用し、常法で加工して嘗め味噌を製造する。

0026

(実施例14)
お茶(飲料、振り出し
緑茶、烏龍茶及び各種生薬の単体又は複合品の煎じ液あるいは振り出し用パックに、本発明に係る生理活性物質の粉末を予め加えておく。配合量は各素材重量の5〜10%とする。

0027

(実施例15)
各種健康食品の追加素材

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