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図面 (20)

課題

ユーザが文書の内容をどの程度覚えているかといった記憶量一目で把握させる記憶量表示装置を提供することを目的とする。

解決手段

忘却速度値生成手段11は、忘却の速さを規定する忘却速度値を生成する。経過時間計時手段12は、ユーザが文書を参照し終わってから現在までの経過時間を計時する。記憶量推定手段13は、忘却速度値と、経過時間と、からユーザが文書の内容を現在どの程度記憶しているかという記憶量の推定を行う。記憶量オブジェクト生成表示手段14は、推定された記憶量を視覚的に表現した記憶量オブジェクトを生成し表示する。データ管理手段15は、文書と文書の属性データ及び記憶量オブジェクトを表示するのに必要なデータを保存して管理する。

概要

背景

近年のパーソナルコンピュータワードプロセッサなどの操作環境は、ユーザの直感的な操作を可能とするグラフカル・ユーザ・インタフェースGUI)環境が主流となっている。なかでも操作対象の存在、さらには種類、機能、状態などをユーザが直感的に把握できるように、それらを絵柄図案を用いて画面上に表現したアイコンは、GUI環境の重要な構成要素となっている。

アイコンには様々な種類がある。例えば、よく知られたものに、文書フォルダプリンタの絵柄で表現されるアイコンのように、ユーザによってウインドウとして開かれたり、移動されたり、消去されたりするオブジェクト・アイコンがある。

または、矢印や砂時計の絵柄で表現される指示用アイコン、さらにペン消しゴムスプレーなどの絵柄で表現される作業用(ツール)アイコン、さらにまたボタンチェックボックススクロールバーなどの図案で表現される制御用アイコンなどがある。

これらのアイコンは多くの場合、現実世界のよく知られた対象の形状をモデルにして描かれているので、操作対象の機能を容易に理解でき、また、たとえ多くのアイコンが画面上に置かれていたとしても、比較的容易に目的の操作対象を他から識別して見つけだすことができて便利である。

ところが、同じワードプロセッサを使って多くの文書ファイルを作成して保存したときのように、同じアプリケーションを用いて数多くのファイルをつくると、それらのファイルに対応するアイコンの絵柄がすべて同じになってしまう。このような場合は、そのなかから目的のファイルを見つけるのは困難である。

特に、同じアプリケーションでつくった数多くのファイルを同じフォルダやドロア内に保存した場合には、この探索は一層困難なものとなる。この際、探索の手がかりになるものは、アイコンに付されたファイル名であるが、それらをひとつずつ読んで目的のファイルを見つけるのは、ユーザにとって負担のかかる作業であった。

ユーザがファイルの新旧(作成してからの経過時間)やサイズ(記憶使用量)をある程度記憶している場合には、それらが探索の際の別の手がかりとなりうる。そこで、ファイルの新旧やサイズに応じて、アイコンの濃度、色、大きさなどの視覚属性を変化させて表示することにより、探索の際のユーザの負担を軽減しようとする工夫が提案されている。

例えば、特開平7−36657号公報では、ファイルの作成時から現在までの経過時間を計時して、その経過時間が少ないときは青っぽい色に、経過時間が大きくなるにつれて黄色から赤に、経過時間がもっと大きくなると色から黒っぽい色へと、アイコンの色を変化させて、ユーザがファイルの新旧を直感的に把握できるようにしている。

また、特開平6−4258号公報では、ファイルのサイズをアイコンの大きさに反映させることによって、ファイルの相対的なサイズを把握できるようにしている。

概要

ユーザが文書の内容をどの程度覚えているかといった記憶量一目で把握させる記憶量表示装置を提供することを目的とする。

忘却速度値生成手段11は、忘却の速さを規定する忘却速度値を生成する。経過時間計時手段12は、ユーザが文書を参照し終わってから現在までの経過時間を計時する。記憶量推定手段13は、忘却速度値と、経過時間と、からユーザが文書の内容を現在どの程度記憶しているかという記憶量の推定を行う。記憶量オブジェクト生成表示手段14は、推定された記憶量を視覚的に表現した記憶量オブジェクトを生成し表示する。データ管理手段15は、文書と文書の属性データ及び記憶量オブジェクトを表示するのに必要なデータを保存して管理する。

目的

本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、ユーザが文書の内容をどの程度覚えているかといった記憶量を一目で把握させる記憶量表示装置を提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
2件
牽制数
4件

この技術が所属する分野

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請求項1

ユーザの記憶量を表示する記憶量表示装置において、忘却の速さを規定する忘却速度値を生成する忘却速度値生成手段と、ユーザが文書を参照し終わってから現在までの経過時間を計時する経過時間計時手段と、前記忘却速度値と、前記経過時間と、から前記ユーザが前記文書の内容を現在どの程度記憶しているかという記憶量の推定を行う記憶量推定手段と、推定された前記記憶量を視覚的に表現した記憶量オブジェクトを生成し表示する記憶量オブジェクト生成表示手段と、前記文書と前記文書の属性データ及び前記記憶量オブジェクトを表示するのに必要なデータを保存して管理するデータ管理手段と、を有することを特徴とする記憶量表示装置。

請求項2

前記記憶量オブジェクト生成表示手段は、前記記憶量オブジェクトとして、前記記憶量の度合いを示す記憶量インディケータタグ付きアイコン画像を生成し表示することを特徴とする請求項1記載の記憶量表示装置。

請求項3

前記記憶量オブジェクト生成表示手段は、前記記憶量オブジェクトとして、前記記憶量の低減に伴って傾きの度合いが増していくアイコン画像を生成し表示することを特徴とする請求項1記載の記憶量表示装置。

請求項4

前記ユーザによる前記文書の累積参照回数カウントして記録する参照回数記録手段をさらに含むことを特徴とする請求項1記載の記憶量表示装置。

請求項5

前記記憶量推定手段は、前記忘却速度値と、前記経過時間と、前記累積参照回数と、から前記記憶量の推定を行うことを特徴とする請求項4記載の記憶量表示装置。

請求項6

前記文書の内容に関する記憶の程度を検査する記憶検査手段と、前記記憶検査手段の検査結果にもとづいて、前記忘却速度値を変更する忘却速度値変更手段と、をさらに含むことを特徴とする請求項1記載の記憶量表示装置。

請求項7

前記記憶量推定手段は、変更後の前記忘却速度値と、前記経過時間と、から前記記憶量の推定を行うことを特徴とする請求項6記載の記憶量表示装置。

請求項8

前記記憶量推定手段によって推定された記憶量があらかじめ定められたしきい値よりも小さいと判定した場合は、前記記憶量に対応する前記記憶量オブジェクトの写し、または前記文書、の少なくとも一方を起動画面上へ表示させることを特徴とする表示判定手段をさらに含むことを特徴とする請求項1記載の記憶量表示装置。

技術分野

0001

本発明は、記憶量表示装置において、特にユーザの記憶量を表示する記憶量表示装置に関する。

背景技術

0002

近年のパーソナルコンピュータワードプロセッサなどの操作環境は、ユーザの直感的な操作を可能とするグラフカル・ユーザ・インタフェースGUI)環境が主流となっている。なかでも操作対象の存在、さらには種類、機能、状態などをユーザが直感的に把握できるように、それらを絵柄図案を用いて画面上に表現したアイコンは、GUI環境の重要な構成要素となっている。

0003

アイコンには様々な種類がある。例えば、よく知られたものに、文書フォルダプリンタの絵柄で表現されるアイコンのように、ユーザによってウインドウとして開かれたり、移動されたり、消去されたりするオブジェクト・アイコンがある。

0004

または、矢印や砂時計の絵柄で表現される指示用アイコン、さらにペン消しゴムスプレーなどの絵柄で表現される作業用(ツール)アイコン、さらにまたボタンチェックボックススクロールバーなどの図案で表現される制御用アイコンなどがある。

0005

これらのアイコンは多くの場合、現実世界のよく知られた対象の形状をモデルにして描かれているので、操作対象の機能を容易に理解でき、また、たとえ多くのアイコンが画面上に置かれていたとしても、比較的容易に目的の操作対象を他から識別して見つけだすことができて便利である。

0006

ところが、同じワードプロセッサを使って多くの文書ファイルを作成して保存したときのように、同じアプリケーションを用いて数多くのファイルをつくると、それらのファイルに対応するアイコンの絵柄がすべて同じになってしまう。このような場合は、そのなかから目的のファイルを見つけるのは困難である。

0007

特に、同じアプリケーションでつくった数多くのファイルを同じフォルダやドロア内に保存した場合には、この探索は一層困難なものとなる。この際、探索の手がかりになるものは、アイコンに付されたファイル名であるが、それらをひとつずつ読んで目的のファイルを見つけるのは、ユーザにとって負担のかかる作業であった。

0008

ユーザがファイルの新旧(作成してからの経過時間)やサイズ(記憶使用量)をある程度記憶している場合には、それらが探索の際の別の手がかりとなりうる。そこで、ファイルの新旧やサイズに応じて、アイコンの濃度、色、大きさなどの視覚属性を変化させて表示することにより、探索の際のユーザの負担を軽減しようとする工夫が提案されている。

0009

例えば、特開平7−36657号公報では、ファイルの作成時から現在までの経過時間を計時して、その経過時間が少ないときは青っぽい色に、経過時間が大きくなるにつれて黄色から赤に、経過時間がもっと大きくなると色から黒っぽい色へと、アイコンの色を変化させて、ユーザがファイルの新旧を直感的に把握できるようにしている。

0010

また、特開平6−4258号公報では、ファイルのサイズをアイコンの大きさに反映させることによって、ファイルの相対的なサイズを把握できるようにしている。

発明が解決しようとする課題

0011

ところが、上記のような従来技術では、ファイルの作成時期やサイズなどは、アイコンの視覚的属性を変化させて表示することで容易にユーザに把握させることができても、個々の文書ファイルに関して、それらの内容をユーザが現在どの程度記憶しているかということについては、アイコンを見ただけでは判別することができない。

0012

したがって、ユーザが、多数の文書ファイルのなかから内容を忘れかけたものだけを選択して再学習したいと思っても、現状では、文書ファイルを一つずつ開いて記述内容を少し読み、それによってそれが再学習すべき文書か否かを判断していかなければならないため、非効率で面倒であるといった問題があった。

0013

この点に関して、上記の特開平7−36657号公報記載の発明のように、文書ファイルの新旧に応じてアイコンの色を順次変化させれば、アイコンの色は、それに対応する文書ファイルの内容をユーザがどの程度記憶しているかを把握するうえでのきわめて大雑把な目安にはなりうる。

0014

しかし、記憶量の推定という点で決して精度の高いものではない。なぜなら、忘却は経過時間の長さに比例して進行するわけではないし、また、文書の内容によって忘却速度に大きな違いが生じるからである。

0015

本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、ユーザが文書の内容をどの程度覚えているかといった記憶量を一目で把握させる記憶量表示装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0016

本発明では上記課題を解決するために、ユーザの記憶量を表示する記憶量表示装置において、忘却の速さを規定する忘却速度値を生成する忘却速度値生成手段と、ユーザが文書を参照し終わってから現在までの経過時間を計時する経過時間計時手段と、前記忘却速度値と、前記経過時間と、から前記ユーザが前記文書の内容を現在どの程度記憶しているかという記憶量の推定を行う記憶量推定手段と、推定された前記記憶量を視覚的に表現した記憶量オブジェクトを生成し表示する記憶量オブジェクト生成表示手段と、前記文書と前記文書の属性データ及び前記記憶量オブジェクトを表示するのに必要なデータを保存して管理するデータ管理手段と、を有することを特徴とする記憶量表示装置が提供される。

0017

ここで、忘却速度値生成手段は、忘却の速さを規定する忘却速度値を生成する。経過時間計時手段は、ユーザが文書を参照し終わってから現在までの経過時間を計時する。記憶量推定手段は、忘却速度値と、経過時間と、からユーザが文書の内容を現在どの程度記憶しているかという記憶量の推定を行う。記憶量オブジェクト生成表示手段は、推定された記憶量を視覚的に表現した記憶量オブジェクトを生成し表示する。データ管理手段は、文書と文書の属性データ及び記憶量オブジェクトを表示するのに必要なデータを保存して管理する。

発明を実施するための最良の形態

0018

以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は本発明である記憶量表示装置の第1の実施の形態の原理図である。忘却速度値生成手段11は、忘却の速さを規定する忘却速度値を生成する。経過時間計時手段12は、時計と日時記録部から構成され、文書(文書ファイル)をユーザが参照し終わってから現在までの経過時間を計時する。

0019

記憶量推定手段13は、忘却速度値と、経過時間と、からユーザが文書ファイルを現在どの程度記憶しているかという記憶量の推定を行う。記憶量オブジェクト生成表示手段14は、推定された記憶量を視覚的に表現した記憶量オブジェクトを生成し表示する。

0020

データ管理手段15は、文書ファイルを含めた種々のファイルデータ、それに関連するファイル属性データ(例えば、ファイルのアドレスタイトル、アプリケーションの種類、容量、作成日時など)、記憶量オブジェクト作成に関するデータなど、様々なデータを保存し管理する。

0021

次に概略動作について説明する。図2は第1の実施の形態の概略動作の流れを示すフローチャートである。
〔S1〕表示部16は、ユーザが作成した文書ファイルや、通信網などを介して外部から取り込んだ文書ファイルなど、をウインドウやアイコンとして表示する。
〔S2〕データ管理手段15は文書ファイルを保存する。
〔S3〕忘却速度値生成手段11は、忘却速度値を生成し、データ管理手段15の保存する文書ファイルに付与する。
〔S4〕経過時間計時手段12は、忘却速度値が付与された文書ファイルに対して、それらが保存された日時、またはそれらが検索されてウインドウとして表示部16に表示されたことがある場合には、その最新表示日時を計時して記録する。

0022

さらに、現在日時を計時して、文書ファイルが最後にウインドウとして表示されてから(もしくは最初に保存されてから)現在までの経過時間の算定を行う。
〔S5〕記憶量推定手段13は、忘却速度値生成手段11によって生成された忘却速度値と経過時間計時手段12によって獲得された経過時間から、保存された文書ファイルの現在の記憶量M(i)を算定する。
〔S6〕記憶量オブジェクト生成表示手段14は、記憶量推定手段13により推定された記憶量にもとづいて、視覚的に表現した記憶量オブジェクトを生成し表示する。第1の実施の形態では記憶量の違いにもとづいて、アイコン画像上に貼付すべき記憶量インディケータタグ付きアイコンを生成し表示する。

0023

すなわち、データ管理手段15から文書ファイル(i)に対応するファイル名、アイコン画像、及び貼付すべきタグ画像を呼び出して合成し、記憶量インディケータ付きアイコン画像を生成する。生成された記憶量インディケータ付きアイコンは、表示部16を介してユーザに表示される。

0024

次に記憶量インディケータ付きアイコンについて説明する。図3は記憶量インディケータ付きアイコンの一例を示す図である。記憶量インディケータ付きアイコン14a〜14eは、アイコンと、インディケータ付きのタグから構成される。そして、インディケータの目盛りは記憶量のパーセンテージを示し、インディケータの色は記憶量が50%以上なら青、50%未満なら赤になる。

0025

例えば、記憶量インディケータ付きアイコン14aは記憶量100%(完全に記憶している)で、インディケータの色は青である。記憶量インディケータ付きアイコン14dは記憶量30%(ほとんど忘れている)で、インディケータの色は赤となっている。

0026

このようなインディケータを見ることで、ユーザはその文書ファイルの内容を現在どの程度自分が記憶しているかを即座に知ることができる。次にファイル属性情報を格納する情報テ−ブルについて説明する。図4は情報テ−ブルを示す図である。情報テーブル15aは、ファイル名、ファイルのアドレス、アイコン画像のアドレス、忘却速度値、作成日時、参照日時、経過日数、記憶量、貼り付けタグの種類、アイコンの表示位置(XY座標)の10個の属性情報を格納するためのものであり、データ管理手段15で管理される。なお、図では、すでに3つのファイルが登録されている。

0027

次に忘却速度値設定パネルについて説明する。図5は忘却速度値設定パネルを示す図である。忘却速度値設定パネル16−1は、忘却速度値をユーザが設定できるスライダ16aと、縦軸に記憶量(%)及び横軸日数をとった忘却曲線図16bと、数個の設定スイッチと、で構成される。

0028

このような忘却速度値設定パネル16−1に対し、ユーザはスライダ16aの位置をキーボードマウス等から移動させて忘却速度値を設定できる。次に忘却速度値について説明する。図6はスライダ16aの設定位置から忘却速度値を求めるための変換テ−ブルである。変換テ−ブル11aはスライダ16aの設定位置と、忘却速度値(α)の項目からなる。

0029

スライダ16aの設定位置1〜9に対して忘却速度値(α)が対応しており、スライダ16aの設定位置数が大きくなるほど忘却速度値(α)が高くなっている。

0030

例えば、スライダ16aの設定位置が1ならば忘却速度値(α)は0.00625であるから、登録した文書は忘れにくいということになる。また、スライダ16aの設定位置が9ならば忘却速度値(α)は1.6であるから非常に忘れやすいということになる。

0031

次にエントリ処理について説明する。なお、以下の処理は、図1には特に図示しないマイクロコンピュータ(以下、処理部)がRAMをワークエリアとして、またROMなどに記憶された制御プログラムを実行するかたちで実現される。この処理部は、例えば、コンピュータなどの情報処理システムに備えられたキーボードやマウスなどからの指示にもとづいて作動する。

0032

エントリ処理は、記憶量の表示をしたいと思う文書ファイルを本発明の記憶量表示装置に新規に登録する際の処理である。第1の実施の形態では、エントリ処理の終了した直後の文書ファイルは、記憶量100%を示す記憶量インディケータタグを貼付したアイコンとして表示される。図7図8はエントリ処理の処理手順を示すフローチャートである。
〔S10〕エントリ処理が表示部16から指示される。
〔S11〕文書ファイルを設定する。
〔S12〕処理部は、データ管理手段15に対して、対象ファイルの内容を格納するとともに、アイコンの表示に必要となるファイル属性情報を格納するための情報テーブル15aを作成する。
〔S13〕処理部は、ファイル名、ファイルのアドレス、アイコン画像のアドレスをそれぞれこの情報テーブル15aに設定する。
〔S14〕処理部は、データ管理手段15から、忘却速度値設定パネル16−1を呼び出し、表示部16に表示する。
〔S15〕忘却速度値設定パネル16−1上の適当な位置にスライダ16aが設定されると、処理部は、その位置情報を獲得し、忘却速度値生成手段11に送る。
〔S16〕忘却速度値生成手段11は、変換テ−ブル11aを参照して位置情報から忘却速度値(α)を獲得する。
〔S17〕処理部はこれを情報テーブル15aの忘却速度値の欄に設定する。
〔S18〕経過時間計時手段12に備えられた時計が現在日時を獲得する。
〔S19〕処理部はデータ管理手段15内に設定された情報テーブル15aの作成日時欄および参照日時欄に作成日時および参照日時を設定する。すなわち、エントリ処理では、作成日時と参照日時の各欄には同じ時間データが設定される。
〔S20〕処理部は、経過日数の初期値(Di=0)を情報テーブル15aの経過日数欄に、記憶量の初期値(Mi=1.0)を同テーブルの記憶量の欄に、さらにタグの種類名(Tag 1=100%、青い目盛り)を同テーブルのタグの種類欄にそれぞれ設定する。
〔S21〕上記の一連のファイル属性情報の設定処理が終わると、処理部は、情報テーブル15aをいったんデータ管理手段15に保存する。
〔S22〕処理部は、先に情報テーブル15a内に格納したファイルのアドレスを参照し、そのファイルに対応したアイコンを表示する必要があるか否かを判定する。もしアイコンを表示する必要がなければ、ここで処理を終える。一方、アイコンを表示する必要がある場合には、後述のアイコン表示処理を実行する。

0033

次にアイコン表示処理について説明する。図9は記憶量インディケータタグ付きアイコンを表示する際の処理の流れを示すフローチャートである。
〔S30〕処理部はアイコン表示の指示を受け取る。
〔S31〕処理部はデータ管理手段15の情報テーブル15aに格納されている属性情報を読み込み、アイコン画像のアドレスとタグの種類を参照して、それぞれのアイコン画像と記憶量を表示するタグ画像とをデータ管理手段15から獲得し、それらを記憶量オブジェクト生成表示手段14に送る。
〔S32〕記憶量オブジェクト生成表示手段14は、まずアイコン画像上の規定された位置にタグ画像を転記して貼付することにより、記憶量インディケータタグが付いたアイコン合成画像を得る。
〔S33〕記憶量オブジェクト生成表示手段14はファイル名を情報テーブル15aから獲得して、ステップS32で得たアイコン合成画像のあらかじめ規定された下部領域に転記した後合成して、ファイル名付きのアイコン合成画像を得る。
〔S34〕記憶量オブジェクト生成表示手段14は、合成されたアイコン画像の表示位置を決定して、表示部16に送るとともに、処理部は位置情報(XY座標)を情報テーブル15aの表示位置欄に格納する。
〔S35〕表示部16は、記憶量インディケータタグとファイル名を付けたアイコンの合成画像を記憶量オブジェクト生成表示手段14から受け取り、それをステップS34で決定された位置に表示する。
〔S36〕表示すべきアイコンがあるか否かを判定し、もしもさらにアイコンを表示する必要があるなら、ステップS31へ戻る。その必要がなければ、処理を終了する。

0034

次にタグ画像決定テ−ブルについて説明する。図10はタグ画像決定テ−ブルを示す図である。タグ画像決定テ−ブル140は記憶量Mとタグの種類との項目からなる。

0035

タグ画像決定のルールについては、例えば、記憶量Mが0.85>M≧0.75であるならば、Tag 3であり、記憶量が80%で青のインディケータとなる。また、決定されたタグの種類は、情報テーブル15aの貼り付けタグの種類欄に、古いタグの種類名と置換されるかたちで設定される。

0036

次に保存ファイルの記憶量の更新処理について説明する。エントリー処理を終えた直後のアイコンは、記憶量100%を示すインディケータタグを付けているが、この目盛りは、そのアイコンに対応するファイルの内容が参照されないかぎり、時間の経過とともに指数関数的に目減りしていく。

0037

また、ファイルに付与される記憶量がある一定値図10よりM=0.45)を下回ると、目盛りの色も青から赤へ変化し、それによってユーザの注意が忘却の危険性のあるファイルに向きやすくなるようにしてある。このような目盛りの変化は、データ管理手段15に保存されたすべてのファイルに対して行われる記憶量の更新処理によってもたらされるものである。

0038

更新処理は、あらかじめ規定したスケジュールに従って定期的に実行することも、さらにはアイコンの表示要求が出される度に実行することも可能であるが、第1の実施の形態では、本装置起動する度に更新処理を行うものとする。図11は保存ファイルの記憶量の起動時の更新処理の流れを示すフローチャートである。
〔S40〕処理部は起動信号を検出する。
〔S41〕処理部は、データ管理手段15に保存されたファイル(i)(第1行目)の情報テーブル15aの内容を読み込む。
〔S42〕経過時間計時手段12に備えられた時計が現在日時Tpを獲得する。
〔S43〕経過時間計時手段12は、現在日時から参照日時の差(経過時間)を求め(D(i)=Tp −Tr(i))、それを日数値に変換した後、その結果を記憶量推定手段13に送るとともに、情報テーブル15aの経過日数欄に設定する。
〔S44〕古い経過日数値を消去して、記憶量推定手段13は、獲得した経過日数D(i)と、読み込んだ忘却速度値α(i)を、次式代入して、現在の記憶量M(i)を求める。

0039

M(i)=exp(−α(i)・D(i)) …(1)
例えば、図4に示した情報テーブル15aの第1行目に格納された「アイデアメモ1」の記憶量は、exp(−0.1×7.7)=0.463のように算定される。処理部は、この計算結果を記憶量推定手段13より受け取り、情報テーブル15aの記憶量の欄に古い記憶量と入れ替えて設定するとともに、それを記憶量オブジェクト生成表示手段14に送る。
〔S45〕記憶量オブジェクト生成表示手段14では、獲得した記憶量を、図10で示したタグ画像決定テ−ブル140と照合して、タグの種類を決定する。

0040

例えば、上述の「アイデアメモ1」の記憶量Mは0.463であり、これは0.55>M≧0.45に該当するので、タグの種類は、Tag 6(50%青)に決定される。決定されたタグの種類は、情報テーブル15aの貼り付けタグの種類欄に、古いタグの種類名と置換されるかたちで設定される。
〔S46〕上記の一連の処理により新しい内容に更新されたファイル(i)の情報テーブル15aは、データ管理手段15に格納される。
〔S47〕処理部は、情報テーブル15aからファイル(i)のアドレスを獲得して、アイコンを表示すべきか否かの判定を行う。ここで、もしアイコンを表示する必要があると判定された場合には、すでに説明したアイコン表示処理を実行する。一方、その必要がない場合には、表示処理を行わずに、ステップS48に行く。
〔S48〕処理部は情報テーブル15aを参照することにより、更新すべきファイルがまだあるかないかを判定し、あれば次の(例えば、第2行目に格納された)ファイルに関する情報テーブル15a内の属性情報の更新処理を行う。これを更新すべきファイルがなくなるまでステップS41へ戻って繰り返し、その後処理を終了する。

0041

次にファイル参照後の更新処理について説明する。ユーザが記憶量の低いアイコンを見つけて、それをウインドウとして開き、内容を確認した後に閉じたとする。この直後に、その文書の記憶量は初期値1.0に更新され、アイコンは100%の記憶量インディケータタグを貼付したものに変化する。図12はファイル参照後の更新処理の流れを示すフローチャートである。
〔S50〕処理部はマウスなどからファイル(i)に対するウインドウ表示終了信号を検出する。
〔S51〕表示部16に表示されているウインドウを閉じる。
〔S52〕経過時間計時手段12は、内在する時計を使って、ウインドウが閉じられた時の日時を獲得して処理部に送り、処理部はそれをファイル(i)の情報テーブル15aの参照日時欄に書き込む。この際、すでにそこに格納されている参照時間は消去される。
〔S53〕処理部は、さらに経過日数の初期値(Di=0)を情報テーブルの経過日数欄に、記憶量の初期値(Mi=1.0)を同テーブルの記憶量の欄に、さらにタグの種類名(Tag 1=100%、青い目盛り)を同テーブルのタグの種類欄にそれぞれ設定する。
〔S54〕設定後にファイル属性を情報テーブル15aを格納する。
〔S55〕処理部は情報テーブル15a内に格納されているファイル(i)のアドレスを参照することにより、そのファイルに対応するアイコンを表示する必要があるか否かを判定する。その結果、もしその必要がなければ、ここで処理を終える。一方、表示の必要がある場合には、すでに説明したアイコン表示処理を実行して処理を終える。

0042

以上説明したように、第1の実施の形態は、忘却速度値と経過時間の2つをパラメータとする指数関数特性に従って記憶量の推定を行うとともに、アイコン画像に記憶量インディケータ画像を貼付して表示する構成とした。これにより、文書ファイルの内容をどの程度記憶しているかということを、ユーザが即座に把握することが可能になる。

0043

次に本発明の第1の実施の形態をさらに詳しく説明する。経験事象に対する記憶は、忘却曲線としてよく知られているように、一般的には、時間経過に対して指数関数的に減衰する。すなわち、ある事象(i)に関する記憶量M(i)は、上述した式(1)として表現することができる。

0044

したがって、その事象(i)に特有で、その忘却速度を規定する定数α(i)と、その事象(i)を経験してからの経過時間Dがわかれば、ある事象(i)に関するある経過時間における記憶量M(i)を求めることができる。

0045

第1の実施の形態における文書ファイルに関する記憶量の推定は、この知見に立脚したものである。まず、忘却速度値生成手段11は、保存すべき文書ファイル(i)の内容に応じて、忘却速度を規定する定数α(i)を生成する。

0046

ある文書ファイルに対して、どのような大きさの定数α(i)を生成するかに関しては、その文書を読んだユーザに、その内容の忘れやすさ(あるいは覚えやすさ)を予想してもらい、その予想値から定数α(i)を求めて生成する方式と、このような予想はユーザに要求せず、文書ファイルの種類の違いなどに応じて自動的に適当な定数α(i)を割り振る方式とがありうるが、とくにその方式について限定しない。

0047

文書ファイルは忘却速度値が生成された後に、データ管理手段15に保存される。経過時間計時手段12は、式(1)のDを求めるものであり、文書ファイルがデータ管理手段15に保存された時から現在までの経過時間、もしくは文書ファイルの最も最近の表示から現在までの経過時間を計時する。

0048

記憶量推定手段13は、システム起動時やユーザの要求時に作動し、忘却速度値生成手段11により生成された忘却速度値を示す定数α(i)と、経過時間計時手段12により得られた経過時間Dを、式(1)に代入することによって、データ管理手段15に保存された文書ファイルに対して、現在の記憶量の推定値である記憶量を算定する。

0049

こうして、データ管理手段15に保存された文書ファイルには、それぞれ適当な記憶量が付与されることになる。記憶量オブジェクト生成表示手段14は、記憶量推定手段13により文書ファイルに付与された記憶量を、アイコン画像上に表示する。例えば、記憶量を数値としてそのままアイコン画像上に貼り付けたり、目盛りなどのグラフィック表現に変換した後、それをアイコン画像上に貼付したりする。また、記憶量の違いに応じて、アイコンの色、動き、大きさ、透明度、傾きなどの視覚属性を変化させることによって、記憶量を表現することも可能である。

0050

このような構成によれば、保存された文書ファイルに対する記憶量の推定が、記憶が経過時間に対して指数関数的に減衰していくことと、その減衰傾向ファイル内容の違いに応じて異なるという人間の記憶の忘却特性に即してなされるということから、ユーザがある文書ファイルの内容をどの程度よく記憶しているかということを比較的精度良く推定することが可能になる。

0051

また、推定された記憶量を、文書ファイルに対応するアイコン画像上に表現できるので、ユーザは、自分がどの程度その文書ファイルの内容を覚えているかを、アイコンを見るだけで即座に把握することが可能になる。

0052

次に本発明の第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態は、忘却速度値、経過時間、累積参照回数の3つをパラメータとして、指数関数特性にしたがって記憶量の推定を行うものである。また、第1の実施の形態では、起動時に保存ファイルすべてに対して記憶量の更新処理をおこなったが、第2の実施の形態では、アイコンの表示要求がある度に表示の必要のあるファイルに対してのみ記憶量の更新処理を行う。

0053

図13は本発明である第2の実施の形態の原理図である。図1と同じ構成要素に対しては、同一符号を付して説明は省略する。参照回数記録手段17は、文書の累積参照回数をカウントして記録する。記憶量推定手段13−1は忘却速度値と、経過時間と、累積参照回数と、から記憶量の推定を行う。記憶量オブジェクト生成表示手段14−1は、記憶量オブジェクトを生成するために、アイコンの色、大きさ、形などを変えるためのさまざまな画像変換処理を施す。ここでは、算定された記憶量に応じて回転変換の量を変えた例を取り上げる。

0054

次に記憶量に応じて回転するアイコンについて説明する。図14は記憶量に応じて回転するアイコンを示す図である。図のアイコン画像14f〜14jは、記憶量の低減に伴って傾きの度合いが増している。

0055

例えば、アイコン14fは記憶量M=1.0であり、この場合は回転していない。アイコン14jは記憶量M=0.0であり、この場合は90°回転している。

0056

このようなアイコンの傾きの度合いを見ることで、ユーザはその文書ファイルの内容を現在どの程度自分が記憶しているかを即座に知ることができる。次にファイル属性情報を格納する情報テ−ブルについて説明する。図15は情報テ−ブルを示す図である。情報テーブル15bは、ファイル名、ファイル内容が保存されているアドレス(ファイルのアドレス)、アイコン画像が格納されているアドレス(アイコンのアドレス)、忘却速度値、作成日時、参照日時、参照回数、アイコンの表示位置(XY座標)の8個の属性値を格納するためのものであり、データ管理手段15で管理される。なお、図では、すでに3つのファイルに関する属性値が格納されている。

0057

次にエントリ処理について説明する。図16図17はエントリ処理の処理手順を示すフローチャートである。
〔S60〕エントリ処理が表示部16から指示される。
〔S61〕文書ファイルを設定する。
〔S62〕処理部はデータ管理手段15に対して、対象ファイルの内容を格納するとともに、アイコンの表示に必要となるファイル属性情報を格納するための情報テーブル15bを作成する。
〔S63〕処理部は、ファイル名、ファイルのアドレス、アイコン画像のアドレスをそれぞれ情報テーブル15bに設定する。
〔S64〕処理部はデータ管理手段15から忘却速度値設定パネル16−1を呼び出し、表示部16に表示する。
〔S65〕処理部はユーザによって設定されたスライダ16aの位置から位置情報を獲得し、忘却速度値生成手段11に送る。
〔S66〕忘却速度値生成手段11は、変換テ−ブル11aを参照して位置情報から忘却速度値(α)を求める。
〔S67〕処理部はこれを情報テ−ブル15bの忘却速度値の欄に設定する。
〔S68〕経過時間計時手段12に備えられた時計が現在日時を獲得する。
〔S69〕処理部はデータ管理手段15内に設定された情報テ−ブル15bの作成日時欄、参照日時欄に作成日時、参照日時を設定する。すなわち、エントリ処理では、作成日時と参照日時の各欄には同じ時間データが設定される。
〔S70〕参照記録手段17は参照回数Ni=0を設定する。
〔S71〕上記の一連のファイル属性情報の設定処理が終わると、処理部は情報テ−ブル15bをデータ管理手段15に保存する。

0058

次にアイコン表示処理について説明する。第1の実施の形態とは異なり、まず記憶量の計算処理をおこない、そこで得られた記憶量にもとづいてアイコン画像に回転変換を施して表示する。図18は記憶量の低減に伴って傾くアイコン画像を表示する際の処理手順を示すフローチャートである。
〔S80〕処理部はアイコン表示の指示を受け取る。
〔S81〕表示すべき最初のファイル(i)に関する情報テーブル15bの内容(属性情報)をデータ管理手段15より読み出す。
〔S82〕経過時間計時手段12は、付属する時計を用いて現在日時を獲得して、それを処理部に送る。
〔S83〕処理部は、獲得した現在日時から読み出した参照日時を差し引き、その結果を日数値に換算して、経過日時を算出する。
〔S84〕記憶量推定手段13−1は、読み出した情報テーブル15bから忘却速度値α(i)と参照回数N(i)、さらにステップS83で獲得した経過日時D(i)を受け取り、次式にそれぞれを代入して、現在の記憶量M(i)を算出する。

0059

M(i)=exp( −(α(i)−N(i)・Δα(i))・D(i))
…(2)
ただし、ここでΔα(i)はファイル(i)の内容を1回参照(ウインドウ表示)したときにともなう学習効果による増分を表し、この第2の実施の形態では、便宜的に定数(0.01・α(i))で算出される。また、式(2)において、α(i)−N(i)・Δα(i)の最小値を0.001と規定する。

0060

例えば、情報テ−ブル15bに示すファイル「BS法の原理」の記憶量は、このファイルの経過日時が、かりに7.06日だとすれば、忘却速度値α(i)=0.025、参照回数N(i)=3であるから、exp(−(0.025−3×0.01×0.025)×7.06)=0.8426のように算定される。
〔S85〕処理部は、この結果を受け取り、それを記憶量オブジェクト生成表示手段14−1に送る。記憶量オブジェクト生成表示手段14−1は、まず、その値を次式に代入して、アイコン表示の際の回転角θ(i)を求める。

0061

θ(i)=90×(1−M(i)) …(3)
例えば、情報テ−ブル15bに示すファイル「BS法の原理」に対応するアイコンの変換角は、記憶量が0.8426なので、90×(1−0.8426)=14.17のように算定される。
〔S86〕処理部は、読み込んだ情報テーブル15bからアイコン画像のアドレスを参照して、データ管理手段15からアイコン画像を獲得し、算出した回転角とともに、記憶量オブジェクト生成表示手段14−1に送る。
〔S87〕記憶量オブジェクト生成表示手段14−1では、アイコン画像を構成する各画素を次式にしたがって半時計回り回転移動(転記)し、傾いたアイコン画像を得る。

0062

X=x・cosθ(i)+y・sinθ(i) …(4a)
Y=−x・sinθ(i)+y・cosθ(i) …(4b)
ここで、XとYは、アイコン画像を構成するある画素(x、y)がθ(i)回転した結果として得られる座標である。
〔S88〕記憶量オブジェクト生成表示手段14−1はアイコン画像を表示すべき位置を算出する。
〔S89〕記憶量オブジェクト生成表示手段14−1は回転変換後のアイコン画像を表示部16に渡し、表示部16がアイコン画像を表示する。
〔S90〕処理部はアイコン表示の指示を受けたファイルがあるか否かを判定して、もしあれば該当するファイルに関して、ステップS81からステップS89までの一連の処理の実行を繰り返す。アイコンとして表示すべきアイコンがなくなったら処理を終了する。

0063

次にファイル参照後の更新処理について説明する。図19はファイル参照後の更新処理手順について説明するフローチャートである。ユーザが大きく左に傾いたアイコン(すなわち、記憶量の低いファイル)を見つけて、その内容をウインドウとして開き内容を確認した後に閉じたとする。この直後にそのファイルの記憶量は1.0に更新され、アイコンは正立した状態で表示されるようになる。図19は、この更新処理の流れを示している。
〔S100〕処理部がウインドウ表示の終了信号を検出する。
〔S101〕処理部は、該当するファイルのウインドウを閉じる。
〔S102〕経過時間計時手段12は、付属する時計を用いて、現在時刻を獲得して処理部に送る
〔S103〕処理部はそれを情報テーブル15bの参照日時の欄に設定する。この際、すでに格納されていた古い参照日時のデータは消される。
〔S104〕参照回数記録手段17は、ウインドウ終了信号を受け取ると、情報テーブル15bの参照回数欄に格納されていた数値(回数)を参照し、それに1を加算した値を新たな回数として参照回数欄に戻す。
〔S105〕処理部は情報テーブル15bを格納する。
〔S106〕引き続いてアイコンを表示する必要がある場合には、上述したアイコン表示処理を行い、そうでなければ終了する。

0064

以上説明したように、第2の実施の形態では、忘却速度値を示す定数α(i)と、経過時間Dに加え、参照回数記録手段17によって提供される文書ファイル(i)の累積参照回数N(i)を考慮して記憶量を推定する構成とした。

0065

すなわち、記憶量を推定する際に、最初に生成された忘却速度値を示す定数α(i)から累積参照回数に応じた値を減じることで、よく参照される文書ほど忘却速度が遅くなるようにした。

0066

この記憶量の推定方式は、同じ事象に関する記憶が学習経験の量や回数が増えるほど強化されるという経験的事実(すなわち、学習・練習効果、あるいは反復効果)を踏まえたものであるので、第1の実施の形態よりもさらに正確な記憶量の推定が可能になる。

0067

次に第3の実施の形態について説明する。第3の実施の形態は、保存した文書ファイルの内容に関する記憶検査をユーザに対し実施し、その結果にもとづいて忘却量の大きさを規定する忘却速度値を随時変更していく点に特徴がある。

0068

したがって、ユーザ自身エントリ時に忘却速度値を予測、設定しなくとも、適切な忘却速度値を漸近的に獲得することが可能になる。図20は第3の実施の形態の原理図である。図1と同じ構成要素には同一符号を付して説明は省略する。記憶検査手段18は文書の内容に関する記憶の程度を検査する。忘却速度値変更手段19は、記憶検査手段18の検査結果にもとづいて忘却速度値生成手段11で求めた忘却速度値を変更する。

0069

次に記憶検査手段18について説明する。図21は記憶検査手段18の構成例1を示す図である。構成例1である記憶検査手段18aは質問文生成手段18a−1と、回答得手段18a−2と、回答結果判定手段18a−3とからなる。

0070

質問文生成手段18a−1は記憶検査用質問文からなる検査画面を生成する。生成された質問文は、表示部16によりユーザに表示される。回答獲得手段18a−2は質問に対するユーザの回答を獲得する。回答結果判定手段18a−3は、獲得された回答を、データ管理手段15にエントリ時に保存した答えと照合して、正答であるか誤答であるかの判定を行う。そして、その結果を忘却速度値変更手段19に送信する。

0071

図22は記憶検査手段18の構成例2を示す図である。構成例2である記憶検査手段18bは質問文生成手段18b−1と、主観評定値獲得手段18b−2と、からなる。

0072

質問文生成手段18b−1は、記憶検査用の質問文からなる検査画面を生成する。生成された質問文は、表示部16によりユーザに表示される。主観的評定値獲得手段18b−2は、表示された質問に対して、ユーザが答えられるか否かを判定してそこからユーザの記憶に関する主観的評価値を獲得する。そして、その結果を忘却速度値変更手段19に送信する。

0073

次に記憶検査手段18で記憶検査を行う際に表示される検査画面であるポップアップウインドウについて説明する。図23は記憶検査手段18aでのポップアップウインドウの一例を示す図である。

0074

ポップアップウインドウ16−2では、「の花言葉の意味は?」という質問文が明示され、その質問に対する回答をユーザが選択して入力できるようになっている。また、その回答が正しいか誤りであるかを即座にフィードバックするようなユーザインタフェースが提供されている。

0075

なお、ここでは、正答を選択する方式が採用されているが、回答をタイプインして、正答とマッチングすることによって回答が正しいか否かを判定するという方式も可能である。

0076

図24は記憶検査手段18bでのポップアップウインドウの一例を示す図である。ポップアップウインドウ16−3では、「遠隔会議システムでの視線一致の実現技術を3つ以上答えなさい」という質問文が明示されており、この質問に答えられるか否かにしたがって、ユーザ自身が「おぼえている」か「忘れた」かを判断して選択入力するためのユーザインタフェースが提供されている。

0077

図23図24いずれの構成をとっても、質問文はユーザ自身が作成する必要がある。図23の構成では、客観的な記憶検査が可能であるが、ユーザ自身が正答と質問文の内容に関連したもっともらしい選択肢(選択肢問題の場合)も作成しなければならない。

0078

次に記憶検査の結果にもとづいて忘却速度値を変更するために使用するステップテ−ブルについて説明する。図25はステップテ−ブルの一例を示す図である。 例えば、ユーザの記憶検査後、評定結果が「おぼえている」ならば、忘却速度値を現状よりも1ステップだけ小さな忘却速度値βに変更する。「忘れている」ならば、現状よりも1ステップだけ大きな忘却速度値βに変更する。

0079

次にエントリ処理について説明する。なお、アイコン表示処理とファイル参照後の更新処理は、第1の実施の形態と同じなので説明は省略する。図26図27はエントリ処理の処理手順を示すフローチャートである。
〔S110〕エントリ処理が表示部16から指示される。
〔S111〕文書ファイルを設定する。
〔S112〕処理部は、データ管理手段15に対して、対象ファイルの内容を格納するとともに、アイコンの表示に必要となるファイル属性情報を格納するための情報テーブルを作成する。
〔S113〕情報テーブルは、ファイル名、ファイルのアドレス、アイコン画像のアドレス、質問文のアドレス、忘却速度値、作成日時、参照日時、経過日数、記憶量、貼付タグの種類、アイコンの表示位置(XY座標)の11個の属性情報を格納する。そして処理部は、ファイル名、ファイルのアドレス、アイコン画像のアドレスをそれぞれこの情報テーブルに設定する。
〔S114〕処理部は、データ管理手段15から、検査画面を呼び出し、表示部16に表示する。この検査画面は、ユーザに対して質問文の作成を促すメッセージと、質問文を入力するための領域、完了ボタンからなる。

0080

ユーザは、キーボードなどを用いて、エントリすべきファイルの内容に関連した質問文をこの入力領域に入力する。なお、この質問文の形式は自由であり、例えば、「〜とはなにか?」とか、「〜について説明せよ」などのようなものでよい。
〔S115〕ユーザの操作によって完了が指示された場合、処理部は、作成された質問文をデータ管理手段15に格納する。
〔S116〕質問文のアドレスを情報テーブルに登録する。
〔S117〕処理部は、忘却速度値の初期値として、あらかじめ規定したデフォルト値(第3の実施の形態では、βinitial =0.1)を情報テーブルに設定する。
〔S118〕経過時間計時手段12に備えられた時計が現在日時を獲得する。
〔S119〕処理部はデータ管理手段15内に設定された情報テーブルの作成日時欄および参照日時欄に作成日時および参照日時を設定する。すなわち、エントリ処理では、作成日時と参照日時の各欄には同じ時間データが設定される。
〔S120〕処理部は、経過日数の初期値(Di=0)を情報テーブル15aの経過日数欄に、記憶量の初期値(Mi=1.0)を同テーブルの記憶量の欄に、さらにタグの種類名(Tag 1=100%、青い目盛り)を同テーブルのタグの種類欄にそれぞれ設定する。
〔S121〕以上の一連のファイル属性情報の設定処理が終わると、処理部は、情報テーブルをいったんデータ管理手段15に保存する。
〔S122〕処理部は、先に情報テーブル内に格納したファイルのアドレスを参照し、そのファイルに対応したアイコンを表示する必要があるか否かを判定する。もしアイコンを表示する必要がなければ、ここで処理を終える。一方、アイコンを表示する必要がある場合には、上述したアイコン表示処理を実行する。

0081

次に保存ファイルの記憶量と忘却速度値の更新処理について説明する。第3の実施の形態では、第1の実施の形態と同様に、本装置が起動する度にすべての保存ファイルについて記憶量の更新処理を実行する。また、この更新処理の結果、記憶量0.5以下に達したファイルに関しては、そのファイルの内容に関する質問文を表示して、その質問にユーザが答えられた否かにしたがって、忘却速度値の値に変更を加える。図28図29は起動時の更新処理の流れを示すフローチャートである。
〔S130〕処理部は起動信号を検出する。
〔S131〕処理部はファイル(i)の情報テーブルの内容を読み込む。
〔S132〕経時時間計時手段12は現在日時を獲得する。
〔S133〕経時時間計時手段12は経過日数を算定する。
〔S134〕この経過日数と情報テーブルに設定された忘却速度値を次式に代入して記憶量M(i)を求める。

0082

M(i)=exp( −β(i)・D(i)) …(5)
ここで、D(i)は文書ファイルiが登録、あるいは参照されてから現在までの経過日数、β(i)は忘却速度値である。したがって、第1の実施の形態の場合と算定方法自体は同じであるが、β(i)は、α(i)と異なり、以下で述べる記憶検査手段18の処理結果にもとづいて随時変更される変動値である。
〔S135〕タグの種類を決定し設定する。
〔S136〕ステップS134で記憶量が算定されると、処理部は記憶量をあらかじめ規定したしきい値(第3の実施の形態ではM(θ)=0.5)と比較する。記憶量が設定しきい値0.5以上の場合には、ステップS144へ、そうでなければステップS137へ行く。
〔S137〕処理部は、情報テーブルに保管された質問文のアドレスを参照して、データ管理手段15より質問文を読み出す。
〔S138〕質問文の適当な表示位置を決定する。
〔S139〕表示部16は、ウインドウ表示用の画像と質問文を結合して、記憶検査用のポップアップウインドウを表示する。
〔S140〕記憶検査用のポップアップウインドウからユーザの主観的評価値を獲得する。
〔S141〕主観的評価値獲得手段18b−2によって獲得された回答の違いにもとづいて、忘却速度値変更手段19は情報テーブルに設定されている忘却速度値を変更する。この変更にはステップテーブル19aが用いられる。おぼえている場合はステップS142へ、忘れている場合はステップS147へ行く。
〔S142〕忘却速度値変更手段19は忘却速度値を現状よりも1ステップだけ小さな規定値に変更する。ただし、第3の実施の形態の場合、忘却速度値の最小値を0.00625とし、この最小値に達した後にもなお「おぼえている」と評定されたとしても、引き続きこの値を用いる(ちなみに、この最小値では約55日後に記憶量0.5に達する換算になる)。
〔S143〕記憶検査用ウインドウには、「内容確認」ボタンが用意されておりユーザは「おぼえている」と評価した場合でも、このボタンを押すことによって、文書ファイルの内容を確認することができる。確認する場合はステップS148へ、確認しない場合はステップS144へ行く。
〔S144〕属性情報が更新された情報テーブルをデータ管理手段15に格納する。
〔S145〕アイコンの表示が必要な場合には、第1の実施の形態の場合と同じ処理の流れにしたがって、記憶量インディケータ付きのアイコンの表示を行う。アイコンの表示が不必要な場合には、ステップS146へ行く。
〔S146〕処理部は、更新すべき保存ファイルがまだあるか否かを調べ、あるならステップS131に戻って一連の更新処理を繰り返し、なければ処理を終了する。
〔S147〕忘却速度値変更手段19は、ステップテーブル19aを参照して、忘却速度値を現状よりも1ステップだけ大きなものに変更する。ただし、忘却速度値の最大値を1.6と規定して、たとえその後に「忘れた」という評価を得たとしてもこの値が用いられる(ちなみに、この値は、約0.4日の経過で記憶量0.5に達する換算になる)。
〔S148〕「忘れた」という評定の場合には、文書ファイルの内容がウインドウとして自動的に表示される。すなわち、処理部は、情報テーブルに格納されているファイルのアドレスを参照して、データ管理部より文書ファイルの内容を獲得する。
〔S149〕処理部は、ウインドウの表示位置を決定する。
〔S150〕処理部は、ファイル内容と表示位置情報を表示部16に渡し、表示部16が文書内容をウインドウ表示する。ウインドウ表示処理を終えると、ステップS146へ行く。また、ファイルの内容がユーザによって確認されて、ウインドウが閉じられると、上述の参照後の更新処理がなされ処理が終了する。
以上説明したように、第3の実施の形態では、忘却速度値β(i)と、経過時間Dに加え、文書ファイルの内容に関する記憶検査の結果をも踏まえて記憶量の推定を行う構成とした。

0083

すなわち、記憶量検査手段18は、ユーザに対して文書ファイルの内容に関する記憶の程度を査定するための検査を実施する。この検査結果にもとづいて忘却速度値変更手段19は、忘却速度生成手段11によって生成された忘却速度を規定する定数β(i)の値を変更する。

0084

これによって過去に回答できた文書ファイルに対しては、忘却速度が遅くなるように、また回答できなかった文書ファイルに対しては忘却速度が速くなるように調整することが可能になり、これを繰り返すことでユーザの現実記憶レベルにきわめて近い記憶量に漸次接近することができる。

0085

なお、上記の第3の実施の形態では、忘却速度値βは、おぼえているか忘れたかの二者択一的な評定結果に応じて、1ステップずつ増減するように設定したが、記憶検査手段18を多段階評定を許すように設定すれば、(例えば「完全に忘れた」〜「完全におぼえている」を両極とする5段階評価など)、βを一度に2ステップ以上増減させることができ、その結果、適切な忘却速度値をより速く獲得することが可能になる。

0086

次に第4の実施の形態について説明する。図30は第4の実施の形態の原理図である。図1と同じ構成要素には同一符号を付して、その説明は省略する。表示判定手段20は、記憶量推定手段13によって推定された記憶量M(i)を設定した表示しきい値M( θ) と比較して、そのしきい値よりも小さな記憶量を持った文書ファイルをすべて検出する。

0087

そして、それらのファイルに対応するアイコンがデスクトップ上にない場合には、記憶量インディケータタグの付いたショートカットアイコン(アイコンの写し)を生成するように、記憶量オブジェクト生成表示手段14に指示する。

0088

また、表示しきい値設定手段21は、表示しきい値M( θ) の設定と変更とを行う。これは、しきい値設定用パネルを表示部16に表示して、マウスやキーボードなどの入力装置を使ってユーザがしきい値を入力できるようなユーザインタフェースを提供することによって実現される。

0089

これら2つの構成要素を付加することにより、第4の実施の形態では、データ管理手段15に保存された文書ファイルの中から、例えば記憶量が0.3以下のもの、すなわち、忘却の危険性に大きいものだけをすべて検出して、それらのファイルに対応したショートカットアイコンをデスクトップに表示することができる。また、対応する文書をデスクトップ上に表示してもよい。

0090

これにより、例えば、ディレクトリ階層の下部に保存されている文書ファイルも、ユーザが忘れそうになった時点にタイミングよく表示され、文書内容の忘却の回避ができ、効果的な学習を行うことが可能になる。

0091

また、第4の実施の形態のエントリー処理と記憶量インディケータタグ付きアイコンの表示処理の流れは、第1の実施の形態で説明したものと同じなので省略し、起動時の更新処理とそれに続くデスクトップへのショートカットアイコンの表示処理、及び参照後の更新処理とそれに続くデスクトップからのショートカットアイコンの消去処理について説明する。

0092

なお、以下の説明では、表示しきい値M( θ) =0.3とし、この値が表示しきい値設定手段部21を介して表示判定手段20に設定されているものとする。また、ショートカットアイコンの形態は、アイコンの写しであることを明示するタグ画像(例えば、「C」のマーク)をアイコン画像上に貼付したものであるとする。

0093

図31は起動時の更新処理の流れを示したフローチャートである。なお、ステップS160からステップS165までの処理の流れは、図11で説明した第1の実施の形態の更新処理と全く同じである。
〔S160〕処理部は起動信号を検出する。
〔S161〕処理部はデータ管理手段15に保存されたファイルの情報テ−ブルの内容を読み込む。
〔S162〕経過時間計時手段12は、現在日時を獲得する。
〔S163〕経過時間計時手段12は、経過日数を算出して情報テ−ブルに設定する。
〔S164〕記憶量推定手段13は記憶量を推定して情報テ−ブルに設定する。
〔S165〕記憶量オブジェクト生成表示手段14は、タグの種類を決定する。
〔S166〕処理部は情報テーブルのファイルのアドレスを参照して、そのファイルの置き場所を調べ、アイコンがデスクトップ上に置かれているか否かを判断する。アイコンがデスクトップ上に置かれている場合には、上述のアイコン表示処理を行い、記憶量インディケータタグ付きアイコンをデスクトップ上に表示する。このアイコンの表示処理が終えたら、ステップS168に進む。

0094

一方、アイコンがデスクトップ上に置かれていない場合は、ステップS167へ行く。
〔S167〕処理部は、ステップS164で獲得した記憶量M(i)と、表示しきい値設定手段21を介して表示判定手段20に設定された表示しきい値M( θ) =0.3とを比較する。その結果、M(i)<0.3ならば、後述の記憶量インディケータタグ付きショートカットアイコンのデスクトップへの表示処理を行う。M(i)≧0.3の場合はステップS168へ行く。
〔S168〕処理部は情報テ−ブルをデータ管理手段15に設定する。
〔S169〕情報テ−ブルを参照して更新すべきファイルがあるかどうかを判定し、あればステップS161へ戻り、なければ終了する。

0095

次にショートカットアイコンの表示処理について説明する。図32はショートカットアイコンの表示処理の流れを示すフローチャートである。
〔S170〕ショートカットアイコンの表示が指示される。
〔S171〕処理部はショートカットアイコン作成のログを情報テーブル15aに設定する。
〔S172〕処理部はショートカットアイコンであることを明示するタグ画像(例えば、「C」のマーク)をデータ管理手段15より獲得する。
〔S173〕記憶量オブジェクト生成表示手段14はアイコン画像を読み込む。
〔S174〕記憶量オブジェクト生成表示手段14は記憶量表示タグ画像の読み込む。
〔S175〕記憶量オブジェクト生成表示手段14はアイコン画像上の規定された位置にショートカットアイコンであることを明示するタグ画像と記憶量表示タグ画像の2つのタグ画像をそれぞれ転記して貼付することにより記憶量インディケータタグが付いたショートカットアイコン画像を生成する。
〔S176〕記憶量オブジェクト生成表示手段14はファイル名を情報テ−ブルから獲得してアイコン合成画像のあらかじめ規定された下部領域に転記した後、合成してファイル名付きのアイコン合成画像を生成する。
〔S177〕処理部は表示位置を確定し、情報テ−ブルへ設定する。なお、ショートカットアイコンの表示場所が、ディレクトリの第1階層であるデスクトップ領域になるようにあらかじめ規定しておく。
〔S178〕記憶量オブジェクト生成表示手段14は記憶量表示タグとファイルのついたショートカットアイコンを表示する。

0096

次に文書ファイル参照後のショートカットアイコンの消去処理について説明する。図33は文書ファイル参照後になされる記憶量の初期化処理とショートカットアイコンの消去処理の流れを示すフローチャートである。

0097

デスクトップ上に記憶量0.3未満の文書ファイルに対応する記憶量インディケータ付きのショートカットアイコンが表示された後、ユーザがウインドウを開き、その内容を確認してからウインドウを閉じたとする。第1の実施の形態でも述べたように、そうした場合には、記憶量M(i)を1.0に初期化する更新処理が実行されるが、第4の実施の形態では、それに加えてデスクトップ上に表示したショートカットアイコンを消去する処理も合わせて実行される。
〔S180〕処理部はウインドウ表示終了信号の検出する。
〔S181〕表示部16に表示されているウインドウを閉じる。
〔S182〕経過時間計時手段12は現在日時、参照日時を獲得する。
〔S183〕処理部は経過日数、記憶量、タグ種類名を情報テ−ブルに設定する。
〔S184〕処理部はデスクトップ上に参照した文書ファイルに対応したショートカットアイコンがあるか否かを、情報テーブルにショートカットアイコン作成のログの有無を調べることで判定する。ショートカットアイコンがデスクトップ上にあると確認された場合には、ステップS185へ行く。そうでなければステップS188へ行く。
〔S185〕記憶量オブジェクト生成表示手段14はショートカットアイコンをデスクトップから消去する。
〔S186〕処理部は情報テーブルのショートカットアイコン作成のログも消去する。
〔S187〕処理部は情報テーブルをデータ管理手段15に設定してから、処理を終える。
〔S188〕ウインドウを閉じた後、アイコンを表示する必要があるか否かを、情報テーブルのファイルのアドレスを参照することによって判定する。表示の必要がある場合には、上述のアイコン表示処理を行う。表示する必要がなければ、ステップS187へ行く。

0098

以上説明したように、第4の実施の形態は、記憶量推定手段13によって推定された記憶量の大きさにもとづいて、デスクトップ上にアイコンが置かれていない保存文書ファイルに対して、ショートカットアイコンをデスクトップ上に表示したり、文書内容をポップアップウインドウとして表示するか否かの判定を行う構成とした。これにより、例えばディレクトリ階層の下部に保存されている文書ファイルも、ユーザが忘れそうになった時点にタイミングよく表示することが可能になり、文書内容の忘却を回避し、効果的な学習を行うことが可能になる。

発明の効果

0099

以上説明したように、本発明の記憶表示装置は忘却速度値と、経過時間と、からユーザの記憶量を推定し、この記憶量を記憶量オブジェクトとして表示する構成とした。これによりユーザは文書をどの程度記憶しているかということを即座に把握することが可能になる。

図面の簡単な説明

0100

図1本発明である記憶量表示装置の第1の実施の形態の原理図である。
図2第1の実施の形態の概略動作の流れを示すフローチャートである。
図3記憶量インディケータ付きアイコンの一例を示す図である。
図4情報テ−ブルを示す図である。
図5忘却速度値設定パネルを示す図である。
図6スライダの設定位置から忘却速度値を求めるための変換テ−ブルである。
図7エントリ処理の処理手順を示すフローチャートである。
図8エントリ処理の処理手順を示すフローチャートである。
図9記憶量インディケータタグ付きアイコンを表示する際の流れを示すフローチャートである。
図10タグ画像決定テ−ブルを示す図である。
図11保存ファイルの記憶量の起動時の更新処理の流れを示すフローチャートである。
図12ファイル参照後の更新処理の流れを示すフローチャートである。
図13本発明である第2の実施の形態の原理図である。
図14記憶量に応じて回転するアイコンを示す図である。
図15情報テ−ブルを示す図である。
図16エントリ処理の処理手順を示すフローチャートである。
図17エントリ処理の処理手順を示すフローチャートである。
図18記憶量の低減に伴って傾くアイコン画像を表示する際の処理手順を示すフローチャートである。
図19ファイル参照後の更新処理手順を示すフローチャートである。
図20第3の実施の形態の原理図である。
図21記憶検査手段の構成例1を示す図である。
図22記憶検査手段の構成例2を示す図である。
図23記憶検査手段でのポップアップウインドウの一例を示す図である。
図24記憶検査手段でのポップアップウインドウの一例を示す図である。
図25ステップテーブルの一例を示す図である。
図26エントリ処理の処理手順を示すフローチャートである。
図27エントリ処理の処理手順を示すフローチャートである。
図28起動時の更新処理の流れを示すフローチャートである。
図29起動時の更新処理の流れを示すフローチャートである。
図30第4の実施の形態の原理図である。
図31起時時の更新処理の流れを示すフローチャートである。
図32ショートカットアイコンの表示処理の流れを示すフローチャートである。
図33文書ファイル参照後になされる記憶量の初期化処理とショートカットアイコンの消去処理の流れを示すフローチャートである。

--

0101

11忘却速度値生成手段
12 経過時間計時手段
13記憶量推定手段
14 記憶量オブジェクト生成表示手段
15データ管理手段
16 表示部

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