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技術 工業用殺菌剤

出願人 株式会社パーマケム・アジア
発明者 西村眞山口俊幸
出願日 1997年6月3日 (23年8ヶ月経過) 出願番号 1997-160450
公開日 1998年12月15日 (22年2ヶ月経過) 公開番号 1998-330205
状態 拒絶査定
技術分野 農薬・動植物の保存
主要キーワード 冷却用循環水 輸送パイプ 微生物防除 紙パルプスラリー 供試微生物 フローボックス セルロース粉 付着形成
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1998年12月15日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (1)

課題

従来の工業用殺菌剤よりも人体や環境に与える影響が小さく、しかも広範囲微生物に有効な工業用殺菌剤を提供する。

解決手段

下記一般式を有する化合物又はその塩を含んでなる。

化1

概要

背景

概要

従来の工業用殺菌剤よりも人体や環境に与える影響が小さく、しかも広範囲微生物に有効な工業用殺菌剤を提供する。

下記一般式を有する化合物又はその塩を含んでなる。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

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請求項1

下記一般式I、II、IIIを有する化合物から選ばれる少なくとも1つ、またはその塩を含んでなる工業用殺菌剤

請求項

ID=000003HE=110 WI=053 LX=0335 LY=0550上式中、R1:低級アルキル基シクロアルキル基フェニル基、またはこれらのハロゲン化物R2:水素基アミノ基、またはメチル基R3:ピペラジル基、ピペリジル基、ピロリジニルメチルピペラジル基、ジメチルピペラジル基、アミノピペラジル基、メチルピペリジル基、ジメチルピペリジル基、アミノピペリジル基、メチルピロリジル基、ジメチルピロリジル基、アミノピロリジル基、またはハロゲンR4:低級アルキル基、または水素X1、X2:水素基、またはハロゲン基であり、X1とX2は同じでも異なってもよいY:酸素、または硫黄

技術分野

0001

本発明は、製紙工程における工業用水中のスライム防除や、エマルジョン塗料糊料金属加工油繊維油剤などの工業原料工業製品微生物防除に優れる工業用殺菌剤に関する。

0002

従来、工業用水においては、それらに有害な微生物が増殖しやすく、生産性品質、作業性低下の原因となっている。

0003

特に、紙パルプ工業分野における用水系では、細菌、糸状菌酵母類の増殖により、スライムが発生し、パルプスラリーが流れる水路、中でもスラリーが接する壁面の粗い場所や、チェストフローボックス輸送パイプ、その他パルプスラリーの流速が小さくなって淀むような場所に、スライムが多量に付着形成しやすい。このスライムは、しばしば脱離し、パルプスラリー中に再び混入して、抄紙工程に移行し、紙切れ、あるいは製品汚染の原因となるほか、微生物の繁殖による種々の障害を発生させる。このような障害の発生は、特に高速マシンを使用する際に大きな問題となり、著しい生産性低下経済的損失を招来する。

0004

また、例えば金属加工工程などの冷却用循環水系における微生物の繁殖は、冷却性能乳化性阻害するなど、金属加工上での問題を引き起こすほか、悪臭を発生させて作業環境を悪化させるなど、公衆衛生上においても好ましくない現象を引き起こす。

0005

さらに、有害微生物の増殖は、上記のような各種工業の工程上での問題のみならず、水性塗料紙用塗工液高分子ラテックス製紙用パルプ、糊料、皮革金属加工油剤などの工業製品にも見られ、品質の低下、衛生上の問題など、各種の障害を引き起こす。

0006

ところで、前記工業用水系、または工業製品における有害微生物の発生を防除する薬剤としては、これまで、例えば有機金属化合物類、有機塩素化合物類、有機硫黄化合物類、第四級アンモニウム塩類などが用いられてきた。しかし、これらは、人体に対し毒性を有し、悪臭や異臭を発し、さらには発泡などの好ましくない現象を生じる。また、これらを含んだ水系を一般河川や海に投流した場合には、魚貝類に対し悪影響を与えるほか、環境保全上問題を生じる。

0007

このような問題を回避し得るものとしては、例えば2−ブロモ2−ニトロプロパンジオール−1,3が知られている。しかし、この化合物は、作用が特異的で殺菌できる微生物の種類が制約され、白水のように微生物を多種類含む水系に対しては殺菌効果が不十分であり、効果の持続性欠けるため、工業用殺菌剤としては十分満足し得るものではなかった。

0008

本発明では、従来の工業用殺菌剤よりも人体や環境に与える影響が小さく、しかも広範囲の微生物に有効な工業用殺菌剤を提供することを目的とする。

発明の概要

0009

本発明者らは、上記目的を達成するために種々の化合物について検討を行った結果、従来、医学分野において抗菌剤として用いられて来た(したがって、人体や環境に与える影響が小さい)下記一般式を有する化合物が、工業分野における広範囲の微生物に対しても優れた殺菌作用抗微生物作用)を示し、工業用殺菌剤として極めて有効であることを見い出し、本発明を開発するに至った。

0010

本発明の工業用殺菌剤は、下記一般式I、II、IIIを有する化合物のうち少なくとも1つ、またはその塩を含んでなることを特徴とする。

0011

0012

上式中、R1〜R4、X1〜X2、およびYは、次の通りである。
R1:低級アルキル基シクロアルキル基フェニル基、またはこれらのハロゲン化物
R2:水素基アミノ基、またはメチル基
R3:ピペラジル基、ピペリジル基、ピロリジニルメチルピペラジル基、ジメチルピペラジル基、アミノピペラジル基、メチルピペリジル基、ジメチルピペリジル基、アミノピペリジル基、メチルピロリジル基、ジメチルピロリジル基、アミノピロリジル基、またはハロゲン
R4:低級アルキル基、または水素
X1、X2:水素基、またはハロゲン基であり、X1とX2は同じでも異なってもよい
Y:酸素、または硫黄

0013

上記一般式I〜IIIを有する化合物において、R1の低級アルキル基は、炭素数が1〜4、好ましくは2〜3のものである。シクロアルキル基は、炭素数が3のものが特に好ましく、またフッ素、フェニル基、メチル基が付加されたものであってもよい。

0014

R3のメチルピペラジル基は、3または4−メチルピペラジル基が好ましい。ジメチルピペラジル基は、3,5−ジメチルピペラジル基が好ましい。アミノピペラジル基は、3または4−アミノピペラジル基が好ましい。メチルピペリジル基は、3−メチルピペリジル基が好ましい。アノミピペリジル基は、4−アミノピペリジル基が好ましい。ピロリジル基は、1、2または3−ピロリジル基が好ましい。アミノピロリジル基は、3−アミノピロリジル基が好ましい。

0015

R4の低級アルキル基は、炭素数が1のものが特に好ましい。

0016

また、本発明において、上記一般式を有する化合物は、その塩であってもよい。この塩とは、上記一般式を有する化合物に、塩酸硫酸燐酸臭化水素酸などのハロゲン化水素酸類、塩素酸などのハロゲン酸類などの無機酸;酢酸蓚酸グルコン酸安息香酸などのカルボン酸類メタンスルホン酸ベンゼンスルホン酸p−トルエンスルホン酸などのスルホン酸類乳酸酒石酸クエン酸などのオキシ酸類などの有機酸を付加したもの、あるいはナトリウムカリウムなどのアルカリ金属塩としたもの、ジエタノールアミンジエチレントリアミンイソプロピルアミンモルホリンなどのアミン塩としたもの、その他各種形態の化合物としたものを言う。

0017

本発明の工業用殺菌剤として用いる化合物の具体例としては、次のような化合物を挙げることができる。

0018

0019

0020

0021

本発明の工業用殺菌剤は、製紙工程におけるパルプスラリーや、金属加工工程における冷却水などの工業用水はもとより、水性塗料、紙用塗工液、高分子ラテックス、製紙用パルプ、糊料、皮革、金属加工油剤などの各種の工業製品に添加することにより、その殺菌効果を発揮する。

0022

添加量は、本発明の殺菌剤がこれらの工業用水、工業製品中に、10000〜0.01mg/kg、好ましくは1000〜0.1mg/kg存在するように調整する。添加量がこれより多いと、効果が飽和するため、経済的に不利になるのみならず、多量の添加は人体や環境に悪影響を及ぼす懸念もある。また、添加量が少なすぎると、十分な効果が得られない。

0023

本発明の殺菌剤は、上記の化合物のほかに、必要に応じて、界面活性剤増粘剤填料などの添加剤を配合することもできる。

0024

必要に応じてこれらの添加剤を配合した本発明の殺菌剤は、適当な溶媒を用いて溶液または分散液として使用することもできるし、水溶性固体微粉末などと混合して粉剤あるいは錠剤として使用することもできる。

0026

上記の粉剤や粒剤、錠剤にする場合に使用する水溶性の固体や微粉末等としては、食塩無水芒硝硫酸マグネシウム等の無機塩高分子量のポリエチレングリコール;多孔性デキストリンブドウ糖乳糖等の糖類;セルロース粉古紙粉パルプ粉微細繊維ふすま等の天然繊維;等が挙げられる。これらと本発明の工業用殺菌剤とをニーダーブレンダー等で混合して粉剤や粒剤として使用するか、打錠器で錠剤化して使用すればよい。

0027

〔工業用殺菌剤の調剤例〕表4に示す組成の殺菌剤を調製した。

0028

(重量部)
調剤例1
ノルフロキサシン10
界面活性剤*1 3
増粘剤*2 0.5
水 86.5
調剤例2
スパルフロキサシン酢酸塩10
ジエチレングリコールモノメチルエーテル20
水 70
調剤例3
トシル酸トスフロキサシン
塩酸シプロフロキサシン
水 90
調剤例4
塩酸ロメフロキサシン
エノキサシン塩酸塩
水 90
調剤例5
ジフロキサシンナトリウム塩10
オフロキサシン・ナトリウム塩 10
水 80
調剤例6
フレロキサシン・アミン塩15
エチレングリコール10
水 75
調剤例7
マフロキサシン 5
フロキサシン 10
界面活性剤*1 3
増粘剤*2 0.5
水 81.5
比較調剤例1
2−ブロモ−2−ニトロプロパンジオール−1,3 30
水 70
*1:花王社製商品名“ディモールN”使用
*2:キサンタンガム(三晶社製商品名“KELZAN”使用)

0029

実施例1〔微生物最小発育阻止濃度の測定〕
各調剤例の殺菌剤を滅菌水にて希釈し、1000、660、330、100、70、60、50、40、30、20、10、5、1mg/kgになるように各シャーレに添加し、ブイヨン寒天培地に混合して平板培地を調製した。この平板培地にあらかじめ前培養した下記A〜Dの微生物を接種し、33℃にて48時間静置した後、これらの微生物に対する最小発育阻止濃度を測定した。結果を表5に示す。

0030

供試微生物
A:エシェリヒアコリ
B:エアロバクター・アエロゲネス
C:シュードモナスエルギノサ
D:バチルス・ズブチリス

0031

0032

実施例2(紙パルプスラリー殺菌試験
製紙工場の紙抄造工程より採取した循環白水をワックスマン液体培地に加えて30℃にて1.5時間振とう培養し、これを供試微生物とした。各調剤例の薬剤が10mg/kgとなるように加えたワックスマン液体培地に希釈した前述の供試微生物を接種して33℃にて48時間振とう培養した後、この濁度を測定した。結果を表6に示す。

0033

0034

実施例3(澱粉スラリー防腐試験
タピオカ澱粉(日本食品加工社製)に水を加えタピオカ澱粉濃度が20重量%のスラリーを調製し、このスラリーに各調剤例の殺菌剤が100mg/kgになるように加え、30℃にて放置した。その腐敗の状況を14日間観察した。結果を表7に示す。

0035

発明の効果

0036

本発明の工業用殺菌剤は、人体や環境に毒性が低いにもかかわらず、工業用水や工業製品について広範囲の微生物防除を効果的に、しかも持続的に行うことができる。

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