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図面 (3)

課題

乾燥した、加工しやすいフライアッシュを提供するための方法を提供する。

解決手段

さまざまなサイズの塵埃粒子負荷されたガスを精製するための方法であって、その方法は次の工程、すなわち、(a)塵埃粒子が負荷されたガスが、露点以上で湿式ガススクラビングに供され、その操作の間にガス中に存在するいずれの酸性気体成分も吸収され、≧50μmのサイズを有する大きな塵埃粒子の大半の比率は、スクラビング液により除去され、その後、(b)ガス中に存在する残存する塵埃粒子は、ガスから塵埃を除去するための装置において露点以上で回収され、精製されたガスが得られる工程を含む方法。

概要

背景

廃棄物を加工するための多くの異なる方法が存在する。燃焼による加工は現在のところ広く用いられている。他に可能性のあるものとしては熱分解ガス化であり、その両方にはまた溶解工程が続き得る。熱分解の場合においては、廃棄物は、(実質的に)酸素の無い条件下で350℃ないし700℃の温度で加熱され、ガスおよびコークス様の残留物が作られる。約1100℃の温度で分留することにより、高分子量の成分を得られたガスから除去し得る。分留により、CO、CO2 、H2 OおよびH2 の混合物が作られる。ガス化の場合においては、より多くの酸素が加えられ、通常は900℃までの温度を用いる。顕著にCOを産生し、コークス様残留物をほとんど形成しない。前記残留物もまた、廃棄物からの無機成分を含む。約1400℃の温度での溶解工程によりこれらの残留物は、揮発性の金属/金属化合物を含む利用可能なスラグおよびフライアッシュ飛散灰)に転化する。ガスの前記成分に加えて、そのガスは、主にそれらの直接の酸形態において、事実上すべてのハライドもまた含むであろう。熱分解およびガス化工程は、生成ガスとして、いまだ熱を生じる価値を有する燃料ガスを産生する。同じことは溶解工程からのオフガス(off−gas)に当てはまり、但し、少なくとも後者が還元条件下で操業されればである。

熱分解ガスおよび溶解ガスの両方において、固体は一般的に2つの異なるタイプにおいて存在する、すなわち、直接に伴出された起源または少し溶解した材料(いわゆる「エントレインメント(entrainment)」)および気相において存在する気化した金属または金属化合物から作られたフライアッシュである。エントレインメントは石灰およびシリカのような物質を含み、フライアッシュより粗大である。

溶解ガスおよび熱分解ガスを精製するために存在する方法において、そのガスは通常、固形分を捕獲するために、ガス・コンデンサーサイクロンおよび/またはバグフィルターを通して連続して供給され、ガスから酸性成分を除去するため、ガス・スクラバー(gas scrubber)を通される。そのような方法は、得られたフライアッシュがしばしばそれに吸着した酸性成分をいまだに含んでおり、その結果として、そのフライアッシュの更なる加工および/または使用をより困難にするという欠点を有する。その上、そのフライアッシュは、伴出された素材(エントレインメント)と混合される。さらにその上、存在する方法においては、フライアッシュは通常湿潤形態で得られ、その結果として付加的な乾燥工程が必要である。

上記と関連して、DE4237228A1に参照がなされ得る。この参照文献においては、医療廃棄物が、アフターバーナーを有する熱分解設備において、洗濯ドライクリーニング廃棄物製品とともに処理される。第1に蒸気を産生するために用いられた後、アフターバーナーから得られたガスがガススクラバーに送られ、そこでガスは露点の下まで冷却され、HCl成分が除かれる。廃棄物質負荷された水がこのように得られる。不純物を除かれたガスを100−120℃に再加熱した後、それは、バグフィルターのような集塵器に送られ、ついでコークスフィルターに送られる。この方法により得られたフィルターケーキ、塩および消尽されたコークス素材は最終的に特定の場所に捨てられる。

更に引用される刊行物はUS−A4301128であり、それにおいては、特に固形分と気体の不純物の両方を含む排気ガスであるガスの選択的な精製のための幾分複雑な方法が記載されている。この既知の方法によれば、そのようなガスは、
−第1に、例えば静電プレシピテーターである、固体不純物のための分離器を通過させ、そこで約90%のフライアッシュを回収し、
−部分的に精製されたガスは次いで、スプレードライヤーに送られ、そこでガスは、例えば水酸化カルシウム水溶液である吸収剤により処理され、気体不純物を除去し、および
−バグフィルターのような第3の分離器を最終的に通過して、それにより残留量の固体不純物をガス流から除去し、そうして最終的に固体不純物も気体不純物もないガスが得られる。

最後の引用のUS−A3668833は、オフガスを精製するための方法に関し、その方法は多数の工程から構成されており、特に請求項1における工程(e)−(j)はすなわち、(e)オフガスをきめの粗いフィルター系を通過させる工程、(f)(e)から放出されるオフガスにおける粒子およびガスを後燃焼させる工程、(g)静電的回収器により前記オフガスから粒子を回収する工程、(h)酸性ガスを除去するため、アルカリpHの水でオフガスの不純物を除く工程、(i)続いて中性の水でオフガスの不純物を除く工程、および(j)第2のフィルター系を通して最終的に得られたオフガスを通過させる工程である。

概要

乾燥した、加工しやすいフライアッシュを提供するための方法を提供する。

さまざまなサイズの塵埃粒子を負荷されたガスを精製するための方法であって、その方法は次の工程、すなわち、(a)塵埃粒子が負荷されたガスが、露点以上で湿式ガススクラビングに供され、その操作の間にガス中に存在するいずれの酸性気体成分も吸収され、≧50μmのサイズを有する大きな塵埃粒子の大半の比率は、スクラビング液により除去され、その後、(b)ガス中に存在する残存する塵埃粒子は、ガスから塵埃を除去するための装置において露点以上で回収され、精製されたガスが得られる工程を含む方法。

目的

本発明の目的は、上記欠点を克服する、単純な様式で行えるもので、したがって、(i)吸着されたいずれの酸性成分を含まないかほとんど含まないで、その結果として加工または再使用しやすく、(ii)いずれのエントレインメントを含まないかほとんど含まないで、その結果としてフライアッシュ中有価金属の濃度が高く、および(iii)乾燥して得ることができるので付加的な乾燥工程を無しで済ませ得るし、乾燥および湿潤フライアッシュの間の重量の差の結果として、加工会社への輸送のための輸送コストの節約を達成し得る、フライアッシュを産する方法を提供する。

効果

実績

技術文献被引用数
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請求項1

さまざまなサイズの塵埃粒子負荷されたガスを精製するための方法であって、その方法は次の工程、すなわち、(a)塵埃粒子が負荷されたガスが、露点以上で湿式ガススクラビングに供され、その操作の間にガス中に存在するいずれの酸性気体成分も吸収され、≧50μmのサイズを有する大きな塵埃粒子の大半の比率は、スクラビング液により除去され、その後、(b)ガス中に存在する残存する塵埃粒子は、ガスから塵埃を除去するための装置において露点以上で回収され、精製されたガスが得られる工程を含む方法。

請求項2

ガス中に存在する大きな塵埃粒子のすくなくとも75%が工程(a)において除去されることを特徴とする請求項1記載の方法。

請求項3

塵埃を負荷されたガスが金属含有廃棄材の乾式精錬処理から得られた溶解ガス、廃棄物の熱分解から得られた熱分解ガスまたはその2つの混合物である請求項1または2に記載の方法。

請求項4

工程(a)が、3ないし11、好ましくは5ないし9のpHに維持された循環する塩溶液をスクラビング液として用いるガススクラバーにおいて実施される請求項1ないし3のいずれか1項記載の方法。

請求項5

塵埃が負荷されたガスの流量が、ガスのスクラビングの間に1m/sより大きく、好ましくは2ないし15m/sであり、スクラビング液が、少なくとも0.3mm、好ましくは少なくとも1mmのサイズの液滴の形態において用いられる、請求項1ないし4のいずれか1項記載の方法。

請求項6

用いられるスクラビング液の一部が周期的にまたは連続的に水により置換され、ろ過に続いて塩結晶化器において蒸発させられてソルトケーキとなる請求項1ないし5のいずれか1項記載の方法。

請求項7

工程(a)から得られる塵埃を負荷されたガスの温度が100℃より高く、好ましくは150ないし300℃である請求項1ないし6のいずれか1項記載の方法。

請求項8

ガスから塵埃を除去するための装置が1以上のフィルターを含む請求項1ないし7のいずれか1項記載の方法。

技術分野

0001

本発明は、塵埃負荷されたガスを精製するための方法に関し、精製されたガスが得られる。

背景技術

0002

廃棄物を加工するための多くの異なる方法が存在する。燃焼による加工は現在のところ広く用いられている。他に可能性のあるものとしては熱分解ガス化であり、その両方にはまた溶解工程が続き得る。熱分解の場合においては、廃棄物は、(実質的に)酸素の無い条件下で350℃ないし700℃の温度で加熱され、ガスおよびコークス様の残留物が作られる。約1100℃の温度で分留することにより、高分子量の成分を得られたガスから除去し得る。分留により、CO、CO2 、H2 OおよびH2 の混合物が作られる。ガス化の場合においては、より多くの酸素が加えられ、通常は900℃までの温度を用いる。顕著にCOを産生し、コークス様残留物をほとんど形成しない。前記残留物もまた、廃棄物からの無機成分を含む。約1400℃の温度での溶解工程によりこれらの残留物は、揮発性の金属/金属化合物を含む利用可能なスラグおよびフライアッシュ飛散灰)に転化する。ガスの前記成分に加えて、そのガスは、主にそれらの直接の酸形態において、事実上すべてのハライドもまた含むであろう。熱分解およびガス化工程は、生成ガスとして、いまだ熱を生じる価値を有する燃料ガスを産生する。同じことは溶解工程からのオフガス(off−gas)に当てはまり、但し、少なくとも後者が還元条件下で操業されればである。

0003

熱分解ガスおよび溶解ガスの両方において、固体は一般的に2つの異なるタイプにおいて存在する、すなわち、直接に伴出された起源または少し溶解した材料(いわゆる「エントレインメント(entrainment)」)および気相において存在する気化した金属または金属化合物から作られたフライアッシュである。エントレインメントは石灰およびシリカのような物質を含み、フライアッシュより粗大である。

0004

溶解ガスおよび熱分解ガスを精製するために存在する方法において、そのガスは通常、固形分を捕獲するために、ガス・コンデンサーサイクロンおよび/またはバグフィルターを通して連続して供給され、ガスから酸性成分を除去するため、ガス・スクラバー(gas scrubber)を通される。そのような方法は、得られたフライアッシュがしばしばそれに吸着した酸性成分をいまだに含んでおり、その結果として、そのフライアッシュの更なる加工および/または使用をより困難にするという欠点を有する。その上、そのフライアッシュは、伴出された素材(エントレインメント)と混合される。さらにその上、存在する方法においては、フライアッシュは通常湿潤形態で得られ、その結果として付加的な乾燥工程が必要である。

0005

上記と関連して、DE4237228A1に参照がなされ得る。この参照文献においては、医療廃棄物が、アフターバーナーを有する熱分解設備において、洗濯ドライクリーニング廃棄物製品とともに処理される。第1に蒸気を産生するために用いられた後、アフターバーナーから得られたガスがガススクラバーに送られ、そこでガスは露点の下まで冷却され、HCl成分が除かれる。廃棄物質が負荷された水がこのように得られる。不純物を除かれたガスを100−120℃に再加熱した後、それは、バグフィルターのような集塵器に送られ、ついでコークスフィルターに送られる。この方法により得られたフィルターケーキ、塩および消尽されたコークス素材は最終的に特定の場所に捨てられる。

0006

更に引用される刊行物はUS−A4301128であり、それにおいては、特に固形分と気体の不純物の両方を含む排気ガスであるガスの選択的な精製のための幾分複雑な方法が記載されている。この既知の方法によれば、そのようなガスは、
−第1に、例えば静電プレシピテーターである、固体不純物のための分離器を通過させ、そこで約90%のフライアッシュを回収し、
−部分的に精製されたガスは次いで、スプレードライヤーに送られ、そこでガスは、例えば水酸化カルシウム水溶液である吸収剤により処理され、気体不純物を除去し、および
−バグフィルターのような第3の分離器を最終的に通過して、それにより残留量の固体不純物をガス流から除去し、そうして最終的に固体不純物も気体不純物もないガスが得られる。

0007

最後の引用のUS−A3668833は、オフガスを精製するための方法に関し、その方法は多数の工程から構成されており、特に請求項1における工程(e)−(j)はすなわち、(e)オフガスをきめの粗いフィルター系を通過させる工程、(f)(e)から放出されるオフガスにおける粒子およびガスを後燃焼させる工程、(g)静電的回収器により前記オフガスから粒子を回収する工程、(h)酸性ガスを除去するため、アルカリpHの水でオフガスの不純物を除く工程、(i)続いて中性の水でオフガスの不純物を除く工程、および(j)第2のフィルター系を通して最終的に得られたオフガスを通過させる工程である。

発明が解決しようとする課題

0008

本発明の目的は、上記欠点を克服する、単純な様式で行えるもので、したがって、(i)吸着されたいずれの酸性成分を含まないかほとんど含まないで、その結果として加工または再使用しやすく、(ii)いずれのエントレインメントを含まないかほとんど含まないで、その結果としてフライアッシュ中有価金属の濃度が高く、および(iii)乾燥して得ることができるので付加的な乾燥工程を無しで済ませ得るし、乾燥および湿潤フライアッシュの間の重量の差の結果として、加工会社への輸送のための輸送コストの節約を達成し得る、フライアッシュを産する方法を提供する。

課題を解決するための手段

0009

上記目的は、最初に塵埃を負荷されたガスを湿式ガススクラビング掛け、その後に単に塵埃除去処理に掛けることにより達せられる。

0010

したがって、本発明はさまざまのサイズの塵埃粒子で負荷されたガスを精製するための方法に関し、その方法は以下の工程を含む、すなわち、(a)塵埃粒子が負荷されたガスが、露点以上で湿式ガススクラビングに供され、その操作の間にガス中に存在するいずれの酸性気体成分も吸収され、≧50μmのサイズを有する大きな塵埃粒子の大半の比率は、不純物除去液により除去され、その後、(b)ガス中に存在する残存する塵埃粒子は、ガスから塵埃を除去するための装置において露点以上で回収され、精製されたガスが得られる。

発明を実施するための最良の形態

0011

本発明による方法は特に、塵埃が比較的多量に負荷されているガスを精製するのに非常に適しており、フライアッシュは乾燥形態において回収されることが好ましい。本発明による方法により精製され得る塵埃を負荷されたガスはしたがってまた、金属含有廃棄物素材の乾式精錬処理から得られた溶解ガス、廃棄物の熱分解から得られた熱分解ガスまたはその2つの混合物であることが好ましい。しかしながら、煙管ガスおよび加熱ガスのような他の塵埃が負荷されたガスもまた本発明による方法を用いて精製され得る。

0012

本発明による方法の工程(a)において、HF、HBrおよびHClのようなガス中に存在する酸または酸形成成分は、湿式(酸)ガススクラビングにより除去される。このタイプの処理およびこれのために適切な装備はそれ自体既知である。したがって、本発明による方法の工程(a)もまた、それ自体既知の様式において実施され得る。しかしながら、湿式スクラビングは、3ないし11、好ましくは5ないし9のpHに維持される循環する塩溶液スクラビング液体として用いられるガススクラバーにおいて実施されることが好ましい。循環する塩溶液は、ポンプにより循環し、例えば水酸化ナトリウム溶液または水酸化カリウム溶液のような塩基を加えることにより正確なpHに維持される。塵埃を負荷されたガス中に存在する酸成分は塩溶液により吸収され、ガススクラバーの頂点に、もし必要であれば少量の塩基を加えた後、供給して戻すために、塩溶液として湿潤ガススクラバーから除去し、その後、スプレーすることが通常実施される。この手段により、酸成分は、塩溶液により十分に吸収され得る。

0013

精製されるべき、ガス中に存在するエントレインメント(同伴物)(粒子サイズは≧50μm、好ましくは≧100μm)(石灰、シリカ)の、好都合には75%以上、好ましくは85%以上もまた工程(a)において塩溶液により除去される。

0014

湿式ガススクラバーにおける条件は通常、固体粒子微細断片(粒子サイズ≦25μm、好ましくは≦10μm)の大半の比率(すなわち、90%より多く、好ましくは95%より多く)が妨害されずに湿式ガススクラバーを通過し、フライアッシュを除去するための下流の設備(工程(b))においてのみ回収されるように選ばれる。このことは、ガス中に存在するフライアッシュがガススクラバー内で湿らないかまたはかろうじ湿るような条件を選ぶことにより達せられ、一般的に通例であることとは対照的に、それは、比較的効率の悪い様式においてガススクラバーを操作しなければならないことを意味する。このことは、例えば、「円盤およびドーナツ」型の湿潤ガススクラバーにおいて達せられ得る。好ましくは、その時のガススクラバーにおける条件もまた、ガスの不純物除去の間、塵埃を負荷されたガスの流量は1m/sより大きく、好ましくは2から15m/sであり、不純物を除去する液体は、少なくとも0.3mm、好ましくは少なくとも1mmのサイズの液滴の形態において用いられるように選ばれる。しかしながら、固体粒子の小部分はそれでも、通常塩溶液に入るであろう。

0015

循環する塩溶液中の塩濃度が増大して高くなるという事実から考えて、ポンピングにより溶液を循環する回数が大きくなるにしたがって、一般的に、水を用いてスクラビング液(すなわち塩溶液)のどれほどかを周期的にまたは連続的に置換することが好ましく、ろ過後、それを塩結晶化器中で蒸発させ、ソルトケーキを得る。循環する塩溶液の塩濃度は、例えば、密度測定により定量し得る。ろ過は、消費されたスクラビング液から存在する塵埃粒子を除去するために必要とされ、フィルタープレスにおいてきわめて適切に実施され得る。ろ過して取出された塵埃粒子はフィルターケーキを形成し、それは、溶解プロセスにおいて再加工され得るし、または、更なる加工のためにフライアッシュとともに組み合わせられ得る。ろ過され精製された液体の流れは蒸発のために塩結晶化器に送られる。付随的に、ガススクラバーを通って循環するスクラビング液を一杯にするためにこの液流の一部を再使用することもまた可能である。

0016

塩結晶化器における蒸発により、ソルトケーキの形成および、とりわけ欲する値にスクラビング液のpHを維持するために用いられた塩基を含む液体が得られる。前記液体は、欲する値に循環するスクラビング液のpHを維持するためにガススクラバー内で再使用し得る。得られたソルトケーキは、例えば再結晶によって更に増強することができる。

0017

本発明による方法において上記の塩結晶化の使用は、少しのまたはまったく廃液が産生されないという利点を有する。特に、塩の結晶化が生ずるべきでないとすれば、特定の塩濃度のスクラビング液は真水により置換されるかまたは工程の水は廃水流として排出されるべきである。前記廃液流を処理するためには、外的な精製操作を必要とし、その結果として、排出に加えて、廃液処理のための付加的なコストもまたかかる。さらにその上、前記廃液はもちろん、環境の汚染をもたらす。

0018

既に述べたように、固体粒子の大半の比率は、妨害なくガススクラバーを通過する。前記粒子はこのように、塵埃が負荷され、そこから酸性成分が除去されたガスの形態においてガススクラバーを出て行く。前記ガスは更に、フライアッシュの除去のための下流の設備において処理される。100℃より高い温度で、それゆえ露点以上で、好ましくは150ないし300℃で、工程(a)において得られた塵埃の負荷されたガスを維持することが好ましいことが見出された。このことは存在する水蒸気濃縮することを妨げ、フライアッシュの集塊を引き起こすことを妨げる。後者は、工程(b)における塵埃の効率的な除去を目的とすれば望ましくない。

0019

本発明による方法の工程(b)において、先行の工程(a)において得られた塵埃を負荷されたガスから露点以上で塵埃が除去される。このことは、ガスから塵埃を除去するための適切な設備に負荷されたガスを通して送ることにより達成される。そのような設備はそれ自体既知である。原理において、既知の塵埃除去設備は、本発明による方法とともに用いられ得る。これらの設備のうちで、1以上のフィルターを含む設備が好ましいであろう。そのような設備は通常、1以上のバッグ(フィルター)が懸架されている漏斗形状先細の底を有する容器を含む。前記バッグは、ガスは通すが(フライダストは通さない、通常は織物である材料からできている。負荷されたガスはフィルターを通して供給され、塵埃粒子はフィルターを通過することができず、金属濃縮物の形態において設備の漏斗形状をした底部を経由して除去される。ガスはフィルターを通過し、そこから排出される。

0020

そこから塵埃および酸性成分が除去され、このように得られたガス(精製されたガス)は、場合に応じて、水銀および最後の微量の有機不純物を除去するために活性炭床を通過することにより、および/またはH2 S、COSおよびSO2のような硫黄含有成分を除去するために更なるガス処理に掛けることにより、さらに精製し得る。酸化液(例えば、サルフェロックス(Sulferox)(登録商標)プロセスのようなもの)中への吸収または二酸化亜鉛含有床のような固定床上への吸着を通すような、多数の既知のプロセスがこの目的のために用いることができる。このタイプの更なる処理は既知である。さらにその上、ガスを100℃未満に冷却することにより、ガスから水を除去することができる。ガス中に存在する水のどれほどかはその時凝縮するであろう。これが起こる程度は、温度および水蒸気圧に依存する。最終的なガスはCOおよびH2 に富んでおり、したがって、合成ガスとしての使用にとって極めて適切である。

0021

得られたフライアッシュすなわち金属濃縮物は乾燥形態において得られ、通常、亜鉛カドミウムおよび鉛のような金属の酸化物を含む。酸性ガスおよびエントレインメントはすでに湿式スクラビング工程(a)において除去されたので、金属の濃度は相対的に高く、金属酸化物は比較的純粋な形態において存在する。このことは更なるフライアッシュの加工を容易にし、フライアッシュの価値を大きくする。フライアッシュは乾燥形態において得られるので、更なる乾燥工程を必要とはしない。

0022

本発明を更に図1および2を参照して例示する。

0023

図1において、塵埃を負荷されたガス1はガススクラバー2に送られ、そこで負荷されたガス中に存在する酸または酸形成成分は、ガスに塩溶液13aを接触させてもたらすことにより除去され、もし必要であれば、その塩溶液に、正確なpHを塩溶液13aにもたらすために、弁15を通して計量することにより、アルカリ16を加え得る。塵埃が負荷され、それから酸成分が除去されたガス流3はガススクラバーを出て行き、次いで、1以上の塵埃フィルターが存在するフィルター設備5に供給される。場合に応じて、水の凝縮がフィルター設備5の塵埃フィルター内で起こらないように、不純物を除去されたガス3を幾分か加熱するために、ガススクラバー2およびフィルター設備5の間に熱交換器4を用いることができる。排出するガス流3の温度が高くなるように、ガススクラバー2に供給される前に、塵埃が負荷されたガス1を場合に応じて熱交換器により加熱し得る。この場合において、熱交換器4は不必要である。フィルター設備5におけるろ過の後に、精製されたガス6および金属濃縮物(フライアッシュ)7を得る。フィルター設備11において、場合に応じて熱交換器10における冷却の後に、ガススクラバー2から得られた汚染された塩溶液(「塩水懸濁液」)9から固体粒子が除去される。このように得られた精製された液流13はガススクラバーに戻される(塩溶液13a)か更なる加工のために排出される(液流13b)。このことは弁14により制御され得る。また得られた湿ったフィルターケーキ12はさらに処理され、例えば溶解設備に供給することもできるだろう。汚染された塩溶液9の一部(液流8)は塩溶液13aを経由してガススクラバーに直接に再利用され得る。

0024

図2は、図1において例示された方法のより大規模な説明を示す。図2において、精製された塩溶液13bはさらにフィルター設備19(限外ろ過またはマイクロろ過)を経由して塩結晶化器22にそれを供給することにより、処理され得ることが示される。精製された塩溶液13bのpHを弁17を通してアルカリ18を加えることにより、10ないし12の値に上昇させる。フィルター設備19から出てくる透過液は、ついで塩結晶化器22に送られる。沈殿した金属水酸化物を含む液流20はガススクラバー2の底部に送られ、このように最終的に汚染された塩溶液9を通過して、湿ったフィルターケーキ12に至る。精製された塩溶液13bから重金属が除去されているので、塩結晶化器22から得られたソルトケーキ25は利用可能な製品であり、例えば、ロードソルト(road salt)として用いられ得る。ガススクラバー2にリサイクルし得るアルカリ溶液24および少量の蒸気23もまた塩結晶化器22から得られる。前記蒸気流は場合に応じて、プロセスにおけるどこか他のより大きなガス/蒸気流、たとえばフィルター設備5の下流の精製されたガス6に加え得る。

図面の簡単な説明

0025

図1本発明による方法の図式表現である。
図2塩の結晶化の使用が組み込まれた本発明による方法の更なる態様である。

--

0026

1…塵埃を負荷されたガス
2…ガススクラバー
3…酸成分が除去されたガス流
4,10…熱交換器
5,11,19…フィルター設備
6…精製されたガス
7…金属濃縮物
9…汚染された塩溶液
12…フィルターケーキ
13…精製された液流
13a,13b…塩溶液
14,15,17…弁
16,18,24…アルカリ
20…金属水酸化物を含む液流
22…塩結晶化器
23…蒸気
25…ソルトケーキ

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