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技術 パルス信号受信装置

出願人 三菱電機株式会社
発明者 川島一夫
出願日 1997年3月26日 (23年8ヶ月経過) 出願番号 1997-072928
公開日 1998年10月9日 (22年2ヶ月経過) 公開番号 1998-268034
状態 特許登録済
技術分野 その他の電気量の測定 レーダ方式及びその細部
主要キーワード 所定スレッショルド 電波パルス パルスグループ パルス立上り時間 判断時刻 相互相関アルゴリズム 周波数算出回路 各立上り
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1998年10月9日)のものです。
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図面 (20)

課題

複数の電波発信源から同時にパルス信号を受信した場合や、パルス信号の到来間隔が一定でないパルス列を受信した場合でも、効率よく受信パルス信号を電波発信源毎に分離して検出する。

解決手段

周波数変換回路2が入力アンテナ1を介し受信したパルス信号を所定のIF周波数に変換し、高速A/D変換回路3がその所定IF周波数に変換された受信パルス信号の振幅値をそのIF周波数より5倍以上高速な周波数で時系列にA/D変換する。そして、包絡線データ検出回路6は、DPFM4を介しA/D変換された受信パルス信号の振幅値に基づいて受信パルス信号毎に時系列包絡線データを検出し、相互相関回路9が包絡線データ記憶メモリ8を介しその時系列包絡線データ同士の相関をとって相関度所定値以上のものを同一発信源からのものと判断して、発信源毎にパルスデータメモリ10に格納する。

概要

背景

図22は、従来のパルス信号受信装置の構成図である。図において、1は入力アンテナ、2は入力波中間周波(IF)周波数に変換する周波数変換回路、30はIFM等のアナログ周波数測定回路、31はビデオ信号からパルス幅を算出するビデオPW算出回路、32はパルスの周波数およびパルス幅からなるパルスデータをパルス毎に格納するパルスデータメモリ、33はパルスデータを周波数に基づき分類するFヒストグラム作成回路、34はFヒストグラム格納メモリ、35は周波数で分類された各区分毎にパルスとパルスとの間隔(TOI)の分布を作成するTOI分類回路、36はTOI分類結果格納メモリ、37はTOI分類結果から1電波発信源か否かを判断する電波発信源判定回路、38は電波発信源データ格納メモリである。

次に動作について説明する。入力アンテナ1に入力したパルス信号は、周波数変換回路2によって中間周波(IF)帯域の周波数に変換され、次いでアナログ周波数測定回路30によって周波数が算出される。一方、ビデオ信号は、ビデオPW算出回路31によって、振幅最大レベルから一定レベル降下したポイント時間幅をパルス幅として検出する。これらの周波数およびパルス幅からなるパルスデータは、受信したパルス信号毎にパルスデータメモリ32に出力される。

次いで、Fヒストグラム作成回路33がパルスデータメモリ32に格納されたパルスデータに基づき周波数頻度分布を作成してFヒストグラム格納メモリ34に格納する共に、その周波数頻度分布をTOI分類回路35に送出する。

TOI分類回路35は、周波数頻度分布で分類されたパルスグループに基づいてパルスの到来間隔のヒストグラムを作成し、TOI分類結果格納メモリ36に格納すると共に、電波発信源判定回路37に送出する。

電波発信源判定回路37は、パルス到来間隔が一定か否かを判定し、パルス到来間隔が一定である場合には、電波発信源として、電波発信源データ格納メモリ38に出力するようにしている。

概要

複数の電波発信源から同時にパルス信号を受信した場合や、パルス信号の到来間隔が一定でないパルス列を受信した場合でも、効率よく受信パルス信号を電波発信源毎に分離して検出する。

周波数変換回路2が入力アンテナ1を介し受信したパルス信号を所定のIF周波数に変換し、高速A/D変換回路3がその所定IF周波数に変換された受信パルス信号の振幅値をそのIF周波数より5倍以上高速な周波数で時系列にA/D変換する。そして、包絡線データ検出回路6は、DPFM4を介しA/D変換された受信パルス信号の振幅値に基づいて受信パルス信号毎に時系列包絡線データを検出し、相互相関回路9が包絡線データ記憶メモリ8を介しその時系列包絡線データ同士の相関をとって相関度所定値以上のものを同一発信源からのものと判断して、発信源毎にパルスデータメモリ10に格納する。

目的

そこで、本発明は、このような問題点を解消するためになされたもので、到来パルスのパルス幅および周波数値ではなく、到来パルスの波形に基づいてパルス列を発信源毎に分類することにより、高周波レーダ等の複数の電波発信源から同時にパルス信号を受信した場合や、パルス信号の到来間隔が一定でないパルス列を受信した場合でも、正確かつ効率よく複数のパルス信号を発信源毎に分離して検出することのできるパルス信号受信装置を提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
9件
牽制数
10件

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請求項1

複数の電波発信源からそれぞれ送出されたパルス信号を受信して、受信パルス信号を上記電波発信源毎に分類するようにしたパルス信号受信装置において、上記受信パルス信号を所定周波数に変換する周波数変換手段と、上記周波数変換手段によって所定周波数に変換された受信パルス信号をその所定周波数より高速周波数で時系列にA/D変換する高速A/D変換手段と、上記高速A/D変換手段によって時系列にA/D変換された受信パルス信号に基づいて受信パルス信号毎にその特徴データを検出する特徴データ検出手段と、上記特徴データ検出手段によって検出された所定時間内の上記受信パルス信号毎の特徴データ同士を比較し、その比較結果に基づいて上記受信パルス信号を上記電波発信源毎に分類する分類手段と、を具備することを特徴とするパルス信号受信装置。

請求項2

特徴データ検出手段は、特徴データとして受信パルス信号毎に時系列包絡線データを検出し、分類手段は、上記特徴データ検出手段によって検出された所定時間内の受信パルス信号毎の時系列包絡線データ同士の相互相関をとって相関度を算出し、その相関度が所定値以上の受信パルス同士を同一発信源からのパルス信号と判断して上記受信パルス信号を電波発信源毎に分類することを特徴とする請求項1記載のパルス信号受信装置。

請求項3

特徴データ検出手段は、特徴データとして受信パルス信号毎に立上り時間を検出し、分類手段は、上記特徴データ検出手段によって検出された受信パルス信号毎の立上り時間を算出して所定時間内の受信パルス信号毎にその立上り時間同士を比較し、立上り時間同士の差が所定値以下である受信パルス同士を同一発信源からのパルス信号と判断して上記受信パルス信号を電波発信源毎に分類することを特徴とする請求項1記載のパルス信号受信装置。

請求項4

特徴データ検出手段は、特徴データとして受信パルス信号毎に立下り時間を検出し、分類手段は、特徴データ検出手段によって検出された受信パルス信号毎の立下り時間を算出して所定時間内の受信パルス信号毎にその立下り時間同士を比較し、立下り時間同士の差が所定値以下である受信パルス同士を同一発信源からのパルス信号と判断して上記受信パルス信号を電波発信源毎に分類することを特徴とする請求項1記載のパルス信号受信装置。

請求項5

複数の電波発信源からそれぞれ送出されたパルス信号を受信して、受信パルス信号を上記電波発信源毎に分類するようにしたパルス信号受信装置において、上記受信パルス信号を所定周波数に変換する周波数変換手段と、上記周波数変換手段によって所定周波数に変換された受信パルス信号の振幅値をその所定周波数より高速な周波数で時系列にA/D変換する高速A/D変換手段と、上記高速A/D変換手段によって時系列にA/D変換された所定時間内の受信パルス信号の時系列正弦波データ同士の相互相関をとって相関度を算出し、その相関度が所定値以上の受信パルス同士を同一発信源からのパルス信号と判断して上記受信信号を電波発信源毎に分類する分類手段と、を有することを特徴とするパルス信号受信装置。

請求項6

さらに、高速A/D変換手段によって時系列にA/D変換された受信パルス信号に基づいて受信パルス信号毎にパルスデータを算出するパルスデータ算出手段と、特徴データ検出手段が検出した受信パルス信号毎の特徴データおよび上記パルスデータ算出手段が算出した受信パルス信号毎のパルスデータを分類手段による分類に基づいて電波発信源毎に記憶する発信源毎データ記憶手段と、を具備することを特徴とする請求項1〜請求項5記載のパルス信号受信装置。

請求項7

さらに、探知済み電波発信源の特徴データとその探知時刻とを少なくとも記憶する探知済み発信源データ記憶手段と、発信源毎データ記憶手段に新たな電波発信源の特徴データが記憶された際、その特徴データが上記探知済み発信源データ記憶手段に記憶されているか否かを判断し、その特徴データが上記探知済み発信源データ記憶手段に既に記憶されている場合には、その判断時刻をその特徴データの電波発信源の探知時刻として更新する一方、その特徴データが上記探知済み発信源データ記憶手段に記憶されていない場合には、その特徴データとその判断時刻を上記探知済み発信源データ記憶手段に新たに記憶させる探知済み発信源データ登録手段と、を具備することを特徴とする請求項6記載のパルス信号受信装置。

請求項8

さらに、識別しようとする電波発信源毎にその名称とその特徴データとが予め登録された識別テーブルと、電波発信源の名称が格納される識別結果格納手段と、探知済み発信源データ記憶手段に新たな電波発信源の特徴データが記憶される毎に、その特徴データが上記識別テーブルに予め記憶されているか否かを判断して、その特徴データが上記識別テーブルに予め記憶されている場合には、その電波発信源の名称を上記識別結果格納手段に記憶する探知済み発信源識別手段と、を具備することを特徴とする請求項7記載のパルス信号受信装置。

請求項9

複数の電波発信源からそれぞれ送出されたパルス信号を受信して、受信パルス信号を上記電波発信源毎に分類するようにしたパルス信号受信装置において、上記受信パルス信号を所定周波数に変換する周波数変換手段と、上記周波数変換手段によって所定周波数に変換された受信パルス信号をその所定周波数より高速な周波数で時系列にA/D変換する高速A/D変換手段と、上記高速A/D変換手段によって時系列にA/D変換された受信パルス信号に基づいて受信パルス信号毎にその特徴データを検出する特徴データ検出手段と、電波発信源毎に少なくともその受信パルス信号の特徴データとが予め登録された識別テーブルと、上記特徴データ検出手段によって検出された上記受信パルス信号の特徴データが上記識別テーブルに予め登録されている否かを判断し、上記受信パルス信号の特徴データが上記識別テーブルに予め登録されている場合のみ、その特徴データを通過させるフィルタ手段と、上記フィルタ手段を通過した特徴データを電波発信源毎に記憶する発信源毎データ記憶手段と、を具備することを特徴とするパルス信号受信装置。

請求項10

特徴データ検出手段は、特徴データとして受信パルス信号毎に時系列包絡線データを検出し、識別テーブルは、電波発信源毎に少なくともその受信パルス信号の特徴データとして上記時系列包絡線データが予め登録され、フィルタ手段は、上記特徴データ検出手段によって検出された受信パルス信号の時系列包絡線データと上記識別テーブルに予め登録された各時系列包絡線データとの相関をとって、所定値以上となる相関度がある場合のみ、その時系列包絡線データを通過させて電波発信源毎に電波発信源毎データ記憶手段に記憶させることを特徴とする請求項9記載のパルス信号受信装置。

請求項11

特徴データ検出手段は、特徴データとして受信パルス信号毎に立上り時間を検出し、識別テーブルは、電波発信源毎に少なくともその受信パルス信号の特徴データとして上記立上り時間データが予め登録され、フィルタ手段は、上記特徴データ検出手段によって検出された受信パルス信号の立上り時間データと上記識別テーブルに予め登録された各立上り時間データとを比較して差を求め、所定値以下となる差がある場合のみ、その立上り時間を通過させて電波発信源毎に電波発信源毎データ記憶手段に記憶させることを特徴とする請求項9記載のパルス信号受信装置。

請求項12

特徴データ検出手段は、特徴データとして受信パルス信号毎に立下り時間を検出し、識別テーブルは、電波発信源毎に少なくともその受信パルス信号の特徴データとして上記立下り時間データが予め登録され、フィルタ手段は、上記特徴データ検出手段によって検出された受信パルス信号の立下り時間データと上記識別テーブルに予め登録された各立下り時間データとを比較して差を求め、所定値以下となる差がある場合のみ、その立下り時間を通過させて電波発信源毎に電波発信源毎データ記憶手段に記憶させることを特徴とする請求項9記載のパルス信号受信装置。

請求項13

複数の電波発信源からそれぞれ送出されたパルス信号を受信して、受信パルス信号を上記電波発信源毎に分類するようにしたパルス信号受信装置において、上記受信パルス信号を所定周波数に変換する周波数変換手段と、上記周波数変換手段によって所定周波数に変換された受信パルス信号をその所定周波数より高速な周波数で時系列にA/D変換する高速A/D変換手段と、電波発信源毎に少なくともその受信信号の時系列正弦波データとが予め登録された識別テーブルと、上記高速A/D変換手段によって時系列にA/D変換された各受信パルス信号の時系列正弦波データが上記識別テーブルに予め登録されている否かを相互相関を行って判断し、上記受信パルス信号の時系列正弦波データが上記識別テーブルに予め登録されている場合のみ、その時系列包絡線データを通過させるフィルタ手段と、上記フィルタ手段を通過した時系列正弦波データを電波発信源毎に記憶する発信源毎データ記憶手段と、を具備することを特徴とするパルス信号受信装置。

請求項14

高速A/D変換手段は、周波数変換手段によって所定周波数に変換された受信パルス信号をその所定周波数の5倍以上高速な周波数で時系列にA/D変換することを特徴とする請求項1〜請求項13記載のパルス信号受信装置。

技術分野

0001

本発明は、周波数が1GHzを越えるような高周波レーダ等の電波発信源から到来するパルス信号を受信して電波発信源毎に分類等するようにしたパルス信号受信装置に関するものである。

背景技術

0002

図22は、従来のパルス信号受信装置の構成図である。図において、1は入力アンテナ、2は入力波中間周波(IF)周波数に変換する周波数変換回路、30はIFM等のアナログ周波数測定回路、31はビデオ信号からパルス幅を算出するビデオPW算出回路、32はパルスの周波数およびパルス幅からなるパルスデータをパルス毎に格納するパルスデータメモリ、33はパルスデータを周波数に基づき分類するFヒストグラム作成回路、34はFヒストグラム格納メモリ、35は周波数で分類された各区分毎にパルスとパルスとの間隔(TOI)の分布を作成するTOI分類回路、36はTOI分類結果格納メモリ、37はTOI分類結果から1電波発信源か否かを判断する電波発信源判定回路、38は電波発信源データ格納メモリである。

0003

次に動作について説明する。入力アンテナ1に入力したパルス信号は、周波数変換回路2によって中間周波(IF)帯域の周波数に変換され、次いでアナログ周波数測定回路30によって周波数が算出される。一方、ビデオ信号は、ビデオPW算出回路31によって、振幅最大レベルから一定レベル降下したポイント時間幅をパルス幅として検出する。これらの周波数およびパルス幅からなるパルスデータは、受信したパルス信号毎にパルスデータメモリ32に出力される。

0004

次いで、Fヒストグラム作成回路33がパルスデータメモリ32に格納されたパルスデータに基づき周波数頻度分布を作成してFヒストグラム格納メモリ34に格納する共に、その周波数頻度分布をTOI分類回路35に送出する。

0005

TOI分類回路35は、周波数頻度分布で分類されたパルスグループに基づいてパルスの到来間隔のヒストグラムを作成し、TOI分類結果格納メモリ36に格納すると共に、電波発信源判定回路37に送出する。

0006

電波発信源判定回路37は、パルス到来間隔が一定か否かを判定し、パルス到来間隔が一定である場合には、電波発信源として、電波発信源データ格納メモリ38に出力するようにしている。

発明が解決しようとする課題

0007

しかし、従来のパルス信号受信装置は、受信した複数パルス同一発信源毎に分類する際に、ビデオ信号を量子化したパルス幅およびその周波数値に基づいて分類していたため、周波数が近接する受信パルス信号を電波発信源毎に同時に受信した場合には、発信源に応じたパルス列毎に分類することができないと共に、PRI(Pulse Repetitional Interval)がパルス毎に変動するようなパルス列を同一発信源である場合には判定できなかった。このため、このような状況で電波パルスが到来した場合、到来した電波パルスの信号列探知できない、という問題点があった。

0008

そこで、本発明は、このような問題点を解消するためになされたもので、到来パルスのパルス幅および周波数値ではなく、到来パルスの波形に基づいてパルス列を発信源毎に分類することにより、高周波のレーダ等の複数の電波発信源から同時にパルス信号を受信した場合や、パルス信号の到来間隔が一定でないパルス列を受信した場合でも、正確かつ効率よく複数のパルス信号を発信源毎に分離して検出することのできるパルス信号受信装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0009

上記目的を達成するため、本発明に係るパルス信号受信装置は、複数の電波発信源からそれぞれ送出されたパルス信号を受信して、受信パルス信号を上記電波発信源毎に分類するようにしたパルス信号受信装置において、上記受信パルス信号を所定周波数に変換する周波数変換手段と、上記周波数変換手段によって所定周波数に変換された受信パルス信号をその所定周波数より高速な周波数で時系列にA/D変換する高速A/D変換手段と、上記高速A/D変換手段によって時系列にA/D変換された受信パルス信号に基づいて受信パルス信号毎にその特徴データを検出する特徴データ検出手段と、上記特徴データ検出手段によって検出された所定時間内の上記受信パルス信号毎の特徴データ同士を比較し、その比較結果に基づいて上記受信パルス信号を上記電波発信源毎に分類する分類手段と、を具備するものである。

0010

特に、この発明において、特徴データ検出手段は、特徴データとして受信パルス信号毎に時系列包絡線データを検出し、分類手段は、上記特徴データ検出手段によって検出された所定時間内の受信パルス信号毎の時系列包絡線データ同士の相互相関をとって相関度を算出し、その相関度が所定値以上の受信パルス同士を同一発信源からのパルス信号と判断して上記受信パルス信号を電波発信源毎に分類するものである。

0011

また、この発明において、特徴データ検出手段は、特徴データとして受信パルス信号毎に立上り時間を検出し、分類手段は、上記特徴データ検出手段によって検出された受信パルス信号毎の立上り時間を算出して所定時間内の受信パルス信号毎にその立上り時間同士を比較し、立上り時間同士の差が所定値以下である受信パルス同士を同一発信源からのパルス信号と判断して上記受信パルス信号を電波発信源毎に分類するものである。

0012

また、この発明のおいて、特徴データ検出手段は、特徴データとして受信パルス信号毎に立下り時間を検出し、分類手段は、特徴データ検出手段によって検出された受信パルス信号毎の立下り時間を算出して所定時間内の受信パルス信号毎にその立下り時間同士を比較し、立下り時間同士の差が所定値以下である受信パルス同士を同一発信源からのパルス信号と判断して上記受信パルス信号を電波発信源毎に分類するものである。

0013

また、次の発明では、複数の電波発信源からそれぞれ送出されたパルス信号を受信して、受信パルス信号を上記電波発信源毎に分類するようにしたパルス信号受信装置において、上記受信パルス信号を所定周波数に変換する周波数変換手段と、上記周波数変換手段によって所定周波数に変換された受信パルス信号の振幅値をその所定周波数より高速な周波数で時系列にA/D変換する高速A/D変換手段と、上記高速A/D変換手段によって時系列にA/D変換された所定時間内の受信パルス信号の時系列正弦波データ同士の相互相関をとって相関度を算出し、その相関度が所定値以上の受信パルス同士を同一発信源からのパルス信号と判断して上記受信信号を電波発信源毎に分類する分類手段と、を有するものである。

0014

さらに、これらの発明において、高速A/D変換手段によって時系列にA/D変換された受信パルス信号に基づいて受信パルス信号毎にパルスデータを算出するパルスデータ算出手段と、特徴データ検出手段が検出した受信パルス信号毎の特徴データおよび上記パルスデータ算出手段が算出した受信パルス信号毎のパルスデータを分類手段による分類に基づいて電波発信源毎に記憶する発信源毎データ記憶手段と、を具備するものである。

0015

さらに、これらの発明において、探知済み電波発信源の特徴データとその探知時刻とを少なくとも記憶する探知済み発信源データ記憶手段と、発信源毎データ記憶手段に新たな電波発信源の特徴データが記憶された際、その特徴データが上記探知済み発信源データ記憶手段に記憶されているか否かを判断し、その特徴データが上記探知済み発信源データ記憶手段に既に記憶されている場合には、その判断時刻をその特徴データの電波発信源の探知時刻として更新する一方、その特徴データが上記探知済み発信源データ記憶手段に記憶されていない場合には、その特徴データとその判断時刻を上記探知済み発信源データ記憶手段に新たに記憶させる探知済み発信源データ登録手段と、を具備するものである。

0016

さらに、これらの発明において、識別しようとする電波発信源毎にその名称とその特徴データとが予め登録された識別テーブルと、識別結果を記憶する識別結果格納手段と、探知済み発信源データ記憶手段に新たな電波発信源の特徴データが記憶される毎に、その特徴データが上記識別テーブルに予め記憶されているか否かを判断して、その特徴データが上記識別テーブルに予め記憶されている場合には、その電波発信源の名称を上記識別結果格納手段に記憶する探知済み発信源識別手段と、を具備するものである。

0017

また、次の発明では、複数の電波発信源からそれぞれ送出されたパルス信号を受信して、受信パルス信号を上記電波発信源毎に分類するようにしたパルス信号受信装置において、上記受信パルス信号を所定周波数に変換する周波数変換手段と、上記周波数変換手段によって所定周波数に変換された受信パルス信号をその所定周波数より高速な周波数で時系列にA/D変換する高速A/D変換手段と、上記高速A/D変換手段によって時系列にA/D変換された受信パルス信号に基づいて受信パルス信号毎にその特徴データを検出する特徴データ検出手段と、電波発信源毎に少なくともその受信パルス信号の特徴データとが予め登録された識別テーブルと、上記特徴データ検出手段によって検出された上記受信パルス信号の特徴データが上記識別テーブルに予め登録されている否かを判断し、上記受信パルス信号の特徴データが上記識別テーブルに予め登録されている場合のみ、その特徴データを通過させるフィルタ手段と、上記フィルタ手段を通過した特徴データを電波発信源毎に記憶する発信源毎データ記憶手段と、を具備するものである。

0018

また、この発明において、特徴データ検出手段は、特徴データとして受信パルス信号毎に時系列包絡線データを検出し、識別テーブルは、電波発信源毎に少なくともその受信パルス信号の特徴データとして上記時系列包絡線データが予め登録され、フィルタ手段は、上記特徴データ検出手段によって検出された受信パルス信号の時系列包絡線データと上記識別テーブルに予め登録された各時系列包絡線データとの相関をとって、所定値以上となる相関度がある場合のみ、その時系列包絡線データを通過させて電波発信源毎に電波発信源毎データ記憶手段に記憶させるものである。

0019

また、この発明において、特徴データ検出手段は、特徴データとして受信パルス信号毎に立上り時間を検出し、識別テーブルは、電波発信源毎に少なくともその受信パルス信号の特徴データとして上記立上り時間データが予め登録され、フィルタ手段は、上記特徴データ検出手段によって検出された受信パルス信号の立上り時間データと上記識別テーブルに予め登録された各立上り時間データとを比較して差を求め、所定値以下となる差がある場合のみ、その立上り時間を通過させて電波発信源毎に電波発信源毎データ記憶手段に記憶させるものである。

0020

また、この発明において、特徴データ検出手段は、特徴データとして受信パルス信号毎に立下り時間を検出し、識別テーブルは、電波発信源毎に少なくともその受信パルス信号の特徴データとして上記立下り時間データが予め登録され、フィルタ手段は、上記特徴データ検出手段によって検出された受信パルス信号の立下り時間データと上記識別テーブルに予め登録された各立下り時間データとを比較して差を求め、所定値以下となる差がある場合のみ、その立下り時間を通過させて電波発信源毎に電波発信源毎データ記憶手段に記憶させるものである。

0021

また、この発明において、複数の電波発信源からそれぞれ送出されたパルス信号を受信して、受信パルス信号を上記電波発信源毎に分類するようにしたパルス信号受信装置において、上記受信パルス信号を所定周波数に変換する周波数変換手段と、上記周波数変換手段によって所定周波数に変換された受信パルス信号をその所定周波数より高速な周波数で時系列にA/D変換する高速A/D変換手段と、電波発信源毎に少なくともその受信信号の時系列正弦波データとが予め登録された識別テーブルと、上記高速A/D変換手段によって時系列にA/D変換された各受信パルス信号の時系列正弦波データが上記識別テーブルに予め登録されている否かを相互相関を行って判断し、上記受信パルス信号の時系列正弦波データが上記識別テーブルに予め登録されている場合のみ、その時系列包絡線データを通過させるフィルタ手段と、上記フィルタ手段を通過した時系列正弦波データを電波発信源毎に記憶する発信源毎sデータ記憶手段と、を具備するものである。

0022

また、以上の発明において、高速A/D変換手段は、周波数変換手段によって所定周波数に変換された受信パルス信号をその所定周波数の5倍以上高速な周波数で時系列にA/D変換するものである。

0023

実施の形態1.以下、本発明の実施の形態1によるパルス信号受信装置を、図面を参照して説明する。

0024

図1に、本発明の実施の形態1によるパルス信号受信装置の構成を示す。図1において、1はパルス信号を受信する入力アンテナ、2は入力波を本装置検波する中間周波(IF)周波数に変換する周波数変換回路、3は本装置の検波周波数である周波数変換回路2が変換する中間周波(IF)周波数の5倍以上の周波数のおよそ2GHzを越える高速間隔でそのIF周波数に変換された受信パルス信号の振幅値を計測してデジタルにA/D変換する高速A/D変換回路、4はA/D変換された時系列の時系列正弦波データを所定時間分毎にデジタル値として時系列で記憶するデジタルRFメモリ(DRFM)、5はデジタルRFメモリ(DRFM)4に格納されたディジタルの時系列IF正弦波データから受信パルス信号の周波数値を算出する周波数算出回路である。

0025

また、6は時系列IF正弦波データからその特徴データとして包絡線形状を示す時系列包絡線データを検出する包絡線データ検出回路、7はその時系列包絡線データから入力パルス幅(PW)を算出するPW算出回路、8は所定時間分毎に受信パルス信号毎の時系列包絡線データを記憶する包絡線データ記憶メモリ、9は受信パルス信号毎の時系列包絡線データ同士を比較して相関度を算出し、時系列包絡線データ同士の相関度が規定値以上の受信パルス信号を同一電波発信源からのものと判断する分類手段としての相互相関回路、10は相互相関回路9の判断出力に基づいて同一電波発信源毎に上記所定時間分の受信パルス信号のパルスデータおよび時系列包絡線データを記憶する発信源毎データ記憶メモリ、11は周波数算出回路5やPW算出回路7によって算出された上記所定時間分の周波数値およびパルス幅からなるパルスデータを相関度判定まで一時的に記憶するバッファメモリである。

0026

次に、この実施の形態1によるパルス信号受信装置の動作について説明する。まず、レーダ等のパルス信号の信号波形は、図2に示すように正弦波であり、この信号が入力アンテナ1に到達して入力すると、周波数変換回路2によってそのパルス信号の周波数は本装置で検波する一定の中間周波(IF)の周波数に変換される。

0027

次いで、高速A/D変換回路3が、周波数変換回路2によって変換されIF周波数の5倍以上の周波数のおよそ2GHzを越える高速間隔でそのIF周波数にデジタルA/D変換して、受信パルス信号の微小時間間隔の振幅値を計測する。

0028

この時、図2に示すような正弦波は、正弦波の周期、すなわちIF周波数の逆数より十分短い間隔で振幅値が計測され、振幅値データは(tn,Pn)の形式でデジタルRFメモリ(DRFM)4に時系列に格納される。なお、tnは時刻を示しており、Pnはその時刻tnの振幅値を示している。

0029

すると、周波数算出回路5は、デジタルRFメモリ(DRFM)4に格納された時系列IF正弦波データ(tn,Pn)に基づいて当該パルス信号の周波数を算出して、バッファメモリ11および包絡線データ検出回路6へ送出する。バッファメモリ11では、そのパルス信号の周波数を記憶する。

0030

ここで、周波数算出回路5の算出方法を説明すると、図3に示すように、時系列で入力するデータのうち、振幅が所定のスレッショルドレベル(Pth)を越えた時刻(ts)から規定値時間前の時点(tb=ts−規定値)の計測値(tb,Pb)から、その振幅がPthを越えた後、振幅の絶対値が所定スレッショルドレベル(Pth)未満となり、その所定スレッショルドレベル(Pth)未満の状態が規定値時間以上連続するまで、すなわち図3において時刻tbから時刻teまでをフーリエ変換FFT対象時間範囲として、フーリエ変換を実施して周波数を算出する。なお、フーリエ変換については公知の変換であるので説明は省略する。

0031

そして、包絡線データ検出回路6は、周波数算出回路5からのパルス信号の周波数データに基づいて時系列包絡線データを算出して、パルス幅(PW)算出回路7および包絡線データ記憶メモリ8へ出力する。

0032

ここで、包絡線データ検出回路6による時系列包絡線データの算出方法を簡単に説明すると、周波数算出回路5によって算出された正弦波の周期Tω、すなわち正弦波の周波数の逆数を入力して、図4に示すように、時系列の時系列正弦波データについて、各時刻(t0,t1,‥‥、tm)について、時系列に時刻±Tω/2の区分における時系列正弦波データ(t0,P0)〜(te,Pe)の最大値を当該時刻での時系列包絡線データとして選択して、その時系列に選択された時系列正弦波データを時系列包絡線データ(t0,H0)〜(te,He)に変換することに 謔闔梃n列包絡線データを算出する。

0033

そして、パルス幅(PW)算出回路7は、包絡線データ検出回路6が算出した時系列包絡線データ(t0,H0)〜(te,He)の中から最大振幅となるHmaxを抽出し、時系列包絡線データの値HiがHi>(Hmax−規定値)となる時系列包絡線データ値Hiの時間区分を算出して、この時間区分をパルス幅とする。すると、図5に示すようにTpwがパルス幅として出力される。

0034

このようにして、周波数算出回路5およびパルス幅(PW)算出回路7によって算出された所定時間内で受信された受信パルス信号毎の周波数データおよびパルス幅データであるパルスデータは、バッファメモリ11に記憶される一方、包絡線データ検出回路6によって検出された所定時間内で受信された受信パルス信号毎の時系列包絡線データ(t0,H0)〜(te,He)は包絡線データ記憶メモリ8に記憶される。

0035

そして、所定の時間経過後、すなわち所定時間内で受信された受信パルス信号毎の周波数データおよびパルス幅データからなるパルスデータや、時系列包絡線データがそれぞれバッファメモリ11または包絡線データ記憶メモリ8に記憶された後、相互相関回路9は、包絡線データ記憶メモリ8に記憶された各受信パルス信号の時系列包絡線データ(t0,H0)〜(te,He)を読出し読み出した時系列包絡線データ同士の相互相関をとって相関度を算出する。なお、相関度は、離散型データ関数同士の相関度を算出するアルゴリズムとして公知のアルゴリズムであり、ここでは相互相関アルゴリズムの説明は省略する。

0036

そして、相互相関回路9は、所定時間内で入力した全受信パルス信号同士の相関度を算出した際、相関度が規定値以上となる受信パルス信号の組があるか否かを判断して、相関度が規定値以上となる受信パルス信号同士の組みがある場合には、その組の受信パルス信号を同一発信源からのものとみなし、バッファメモリ11に一時記憶されている周波数データおよびパルス幅データ、および包絡線データ記憶メモリ8に記憶されている時系列包絡線データを発信源毎データ記憶メモリ10に同一電波発信源毎に記憶させるようにする。

0037

従って、この実施の形態1のパルス信号受信装置によれば、周波数変換回路2が変換するIF周波数の5倍以上の周波数でIF信号を高速A/D変換してIF信号の包絡線波形を時系列IF正弦波データによりほぼ正確に再生し、包絡線データ検出回路6がその時系列IF正弦波データに基づいて時系列包絡線データを検出して、相互相関回路9が時系列包絡線データ同士の相互相関を行なって相関度が規定値以上のものを同一発信源からのパルス信号のものであると判断するようにしたので、パルス到来タイミングが常時変動する電波が混在していても、または同一周波数帯域に複数の電波発信源から送出されたパルス信号が混在していても、時系列包絡線データ同士の相関度により受信パルス信号の各データを電波発信源毎に容易に分離して検出することができると共に、その分類に基づいて記憶することができる。

0038

実施の形態2.図6に、本発明の実施の形態2によるパルス信号受信装置の構成を示す。上記実施の形態1では、受信パルス信号毎の時系列包絡線データ同士の相互相関をとって相関度を算出したが、この実施の形態2では、相互相関回路9の代わりに、図6に示すように立上がり時間比較回路12を設けて、時系列包絡線データから電波発信源毎に異なる特徴データとして「パルス立上がり時間」を検出し、受信パルス信号毎にそのパルス立上り時間を比較して、その比較結果に基づいて同一電波発信源に分類するようにしたことを特徴とするものである。なお、この実施の形態2では、立上がり時間比較回路12以外の構成は、上記実施の形態1のものと同じなので、図6において図1に示す実施の形態1の構成要素と同一のものには同一符号を付してその説明は省略するものとする。

0039

次に、この実施の形態2の動作について説明する。なお、受信パルス信号の時系列包絡線データが包絡線データ記憶メモリ8に記憶され、また受信パルス信号の周波数データやパルス幅データがバッファメモリ11に記憶されまでの動作は、上記実施の形態1の場合と同じであるので省略する。

0040

そして、包絡線データ記憶メモリ8に、受信パルス信号毎の時系列包絡線データ(t0,H0)〜(te,He)が格納されると、立上がり時間比較回路12は、包絡線データ記憶メモリ8に記憶された各受信パルス信号の時系列包絡線データの中から以下の(1),(2)の時刻を算出する。
(1)時系列包絡線データが最大振幅レベル(Hmax)に到達した時刻(tmax)。
(2)時系列包絡線データが規定レベル(Hrise)に到達した時刻(trise)。

0041

なお、パルスの波形に対する上記(1),(2)の時刻の関係については、図7に示す通りである。

0042

次に、立上がり時間比較回路12は、こうして求めたtmaxとtriseとの時間差Δtrを計算して、その時間差Δtrを当該パルスの特徴データであるパルス立上がり時間とし、全受信パルス信号の立上がり時間Δtr同士を比較し、その差分dif=|Δtr1−Δtr2|を算出する。ここで、Δtr1、Δtr2は、各受信パルス信号毎の立上がり時間を示している。

0043

そして、立上がり時間比較回路12は、立上がり時間Δtr同士の差分difが規定値以下となる受信パルス信号同士の組みがあるか否かを判断し、立上がり時間Δtr同士の差分difが規定値以下となる受信パルス信号同士の組みは同一発信源からのパルス信号であるとみなして、バッファメモリ11に一時記憶されている周波数データおよびパルス幅データ、および包絡線データ記憶メモリ8に記憶されている時系列包絡線データを発信源毎データ記憶メモリ10に同一電波発信源毎に記憶させるようにする。

0044

従って、この実施の形態2のパルス信号受信装置によれば、周波数変換回路2が変換するIF周波数の5倍以上の周波数でIF信号を高速A/D変換してIF信号の包絡線波形を時系列IF正弦波データによりほぼ正確に再生し、包絡線データ検出回路6がその時系列IF正弦波データに基づいて時系列包絡線データを検出し、立上り時間比較回路12が各時系列包絡線データのパルス立上り時間を算出してそのパルス立上り時間同士を比較し、そのパルス立上り時間同士が規定値以下のものは同一発信源からのパルス信号のものであると判断するようにしたので、上記実施の形態1の場合と同様に、パルス到来タイミングが常時変動する電波が混在していても、または同一周波数帯域に複数の電波発信源から送出されたパルス信号が混在していても、受信パルス信号の各データを電波発信源毎に容易に分離して検出することができると共に、その分類に基づいて記憶することができる。

0045

また、この実施の形態2では、電波発信源毎に時系列包絡線データのパルス立上がり時間に着目して、立上がり時間比較回路12が入力した各受信パルス信号同士の組み毎にパルス立上がり時間を比較して同一電波発信源の信号に分類するようにしたため、上記実施の形態1の場合とは異なり高速A/D変換により計測した受信パルス信号の包絡線データ全てを受信パルス信号同士で比較して相関度を判定する必要がなくなり、高速に処理することができる。

0046

実施の形態3.図8に、本発明の実施の形態3によるパルス信号受信装置の構成を示す。上記実施の形態2では、受信パルス信号毎の立上がり時間比較回路12を設けて、電波発信源毎に異なる特徴データである「パルス立上がり時間」を受信パルス信号同士の組み毎に比較して同一電波発信源の信号に分類したが、この実施の形態3では、図8に示すように立下り時間比較回路13を設けて、電波発信源毎に異なる特徴データである「パルス立下り時間」を受信パルス信号毎に比較して同一電波発信源毎に分類するようにしたことを特徴とするものである。なお、この実施の形態3では、立上がり時間比較回路12以外の構成は、上記実施の形態1,2のものと同じなので、図8において図1に示す実施の形態1の構成要素と同一のものには同一符号を付してその説明は省略するものとする。

0047

次に、実施の形態3の動作について説明する。なお、受信パルス信号の時系列包絡線データが包絡線データ記憶メモリ8に記憶され、また受信パルス信号の周波数データやパルス幅データがバッファメモリ11に記憶されまでの動作は、上記実施の形態1,2の場合と同じであるので省略する。

0048

そして、包絡線データ記憶メモリ8に、受信パルス信号毎の時系列包絡線データ(t0,H0)〜(te,He)が格納されると、立下り時間比較回路13は、記憶された各受信パルス信号の時系列包絡線データ(t0,H0)〜(te,He)の中から以下の時刻を算出する。
(3)時系列包絡線データが最大振幅レベル(Hmax)に到達した時刻(tmax)。
(4)時系列包絡線データが一旦規定レベル(Hrise)に上昇後、規定レベル(Hrise)に戻るまでの時刻(tfall)

0049

立下り時間比較回路13は、こうして求めたtmax、tfallの時間差(Δtf)を計算し、この時間差(Δtf)を当該パルスの特徴データであるパルス立下り時間として、全受信パルス信号の立下り時間Δtr同士を比較し、その差分dif=|Δtr1−Δtr2|を算出する。ここで、Δtr1、Δtr2は、各受信パルス信号毎の立下り時間を示している。

0050

そして、立下り時間比較回路12は、立下り時間Δtr同士の差分difが規定値以下となる受信パルス信号同士の組みがあるか否かを判断し、立下り時間Δtr同士の差分difが規定値以下となる受信パルス信号同士の組みは同一発信源からのパルス信号であるとみなし、バッファメモリ11に一時記憶されているその受信信号の周波数データおよびパルス幅データ、および包絡線データ記憶メモリ8に記憶されているその受信信号の時系列包絡線データを発信源毎データ記憶メモリ10に同一電波発信源毎に記憶させるようにする。

0051

従って、この実施の形態3のパルス信号受信装置によれば、上記実施の形態2の場合と同様に、パルス到来タイミングが常時変動する電波が混在していても、または同一周波数帯域に複数の電波発信源から送出されたパルス信号が混在していても、受信パルス信号の各データを電波発信源毎に容易に分離して検出することができると共に、その分類に基づいて記憶することができる。また、上記実施の形態2と同様に、高速A/D変換により計測した受信パルス信号の包絡線データ全てを受信パルス信号同士で比較して相関度を判定する必要がなくなり、高速に処理することができる。

0052

実施の形態4.図9に、本発明の実施の形態4によるパルス信号受信装置の構成を示す。上記実施の形態1では、受信パルス信号毎の時系列包絡線データ同士の相互相関をとって相関度を算出して、この相関度に基づいて受信パルス信号を電波発信源毎に分類するように構成したが、この実施の形態4では、包絡線データ検出回路3によって検出された時系列包絡線データ同士ではなく、包絡線演算等のデジタルデータ加工のされていないIF周波数の正弦波からなる時系列IF正弦波データを用いて、各受信パルス信号同士の組み毎に時系列IF正弦波データ同士の相関度を算出して、その相関度によって同一タイミング等で受信した複数の受信パルス信号を同一電波発信源毎に分類して記憶するようにしたことを特徴とするものである。

0053

具体的には、この実施の形態4は、図9に示すように、包絡線データ記憶メモリ8の代わりにIF正弦波データメモリ14を設け、DPFM4から高速A/D変換回路3によって変換された時系列IF正弦波データが直接IF正弦波データメモリ14に記憶されるようにしたことを特徴とするもので、それ以外の構成は上記実施の形態1のものと同じなので、図9において図1に示す実施の形態1の構成要素と同一のものには同一符号を付してその説明は省略するものとする。

0054

次に、実施の形態4の動作について説明する。なお、入力アンテナ1、周波数変換回路2および高速A/D変換回路3を介し、到来したパルス信号が(tn、Pn)の形式でデジタルRFメモリ(DRFM)4に格納され、その後、周波数算出回路5、包絡線データ検出回路6、パルス幅(PW)算出回路7が各データを算出するまでの動作は、上記実施の形態1の動作と同じである。

0055

ただし、この実施の形態4では、包絡線データ検出回路6は、パルス幅の算出用の時系列包絡線データをパルス幅(PW)算出回路7に送出はするが、IF正弦波データメモリ14には出力しない。

0056

IF正弦波データメモリ14は、受信パルス信号の入力終了時に、高速A/D変換回路3によって当該受信パルス信号のIF正弦波データをデジタルRFメモリ(DRFM)4から入力して、所定時間内分だけ受信パルス信号毎に記憶するようにする。

0057

そして、所定時間内に受信された受信パルス信号毎のIF正弦波データがIF正弦波データメモリ14に記憶された後、相互相関回路9は、そのIF正弦波データメモリ14に記憶された各受信パルス信号の時系列IF正弦波データ同士の相互相関をとって、入力した全受信パルス信号同士の相関度を算出し、相関度が規定値以上となる受信パルス信号同士は、同一電波発信源からのものであるとみなし、バッファメモリ11に一時記憶されているその受信パルス信号の周波数データおよびパルス幅データ、および包絡線データ記憶メモリ8に記憶されているその受信パルス信号の時系列包絡線データを発信源毎データ記憶メモリ10に同一電波発信源毎に記憶させるようにする。

0058

従って、この実施の形態4のパルス信号受信装置によれば、周波数変換回路2が変換するIF周波数の5倍以上の周波数でIF信号を高速A/D変換してIF信号の包絡線波形を時系列IF正弦波データによりほぼ正確に再生し、相互相関回路9が時系列IF正弦波データ同士の相互相関を行なって相関度が規定値以上のものを同一発信源からのパルス信号のものであると判断するようにしたので、パルス到来タイミングが常時変動する電波が混在していても、または同一周波数帯域に複数の電波発信源から送出されたパルス信号が混在していても、時系列IF正弦波データ同士の相関度により受信パルス信号の各データを電波発信源毎に容易に分離して検出することができると共に、その分類に基づいて記憶することができる。

0059

実施の形態5.図10に、本発明の実施の形態5によるパルス信号受信装置の構成を示す。上記実施の形態1では、所定時間内における受信パルス信号毎の時系列包絡線データ同士の相互相関をとって受信パルス信号のパルスデータや時系列包絡線データを電波発信源毎に分類するようにしたが、この実施の形態5では、図10に示すように、実施の形態1のパルス信号受信装置に対し、さらに探知済み発信源相関回路15および探知済み発信源データメモリ16を追加して、さらに新たなタイミングで発信源毎データ記憶メモリ10に発信源毎のパルスデータや時系列包絡線データが記憶された際には、その電波発信源がそれ以前の別のタイミング、すなわちそれ以前の別の所定時間で探知したものであるか否かを判断して、新たな電波発信源からのものであればそのデータや探知時刻を新規に登録等するようにしたことを特徴とするものである。

0060

次に、この実施の形態5の動作を説明する。なお、レーダ等のパルス信号が入力アンテナ1に到達して入力し、発信源毎のパルスデータとして発信源毎データ記憶メモリ10に格納されるまでの動作は、上記実施の形態1の場合と同じであるので、それ以降の動作について説明する。

0061

つまり、この実施の形態5では、新たな所定時間内にパルス信号を受信して、発信源毎データ記憶メモリ10に電波発信源毎に分類された受信パルス信号のパルスデータや時系列包絡線データが格納されると、探知済み発信源相関回路15は、探知済み発信源データメモリ16に記憶された探知済みの電波発信源のデータに基づいて、新たな受信パルス信号の電波発信源が、それ以前に探知済みの電波発信源であるか否かを判断する。

0062

具体的には、探知済み発信源相関回路15は、発信源毎データ記憶メモリ10に電波発信源毎に分類された受信パルス信号のパルスデータや時系列包絡線データが格納されると、まず、その時系列包絡線データと、探知済み発信源データメモリ16に既に記憶された探知済みの電波発信源の時系列包絡線データとの相関をとって相関度を計算する。

0063

ここで、探知済み発信源相関回路15は、その時系列包絡線データと探知済み発信源データメモリ16に既に記憶された探知済みの電波発信源の時系列包絡線データとの相関度が、例えば相互相関回路9において同一電波発信源であるか否かを判断した際の規定値以上であるか否かを判断し、その相関度が上記規定値以上あると判断した場合には、その時系列包絡線データの電波発信源のデータは既に探知済み発信源データメモリ16に記憶されており、その電波発信源の探知は継続探知であると判断して、その判断時刻を最新探知時刻として当該探知済み発信源データメモリ16におけるその電波発信源の最新探知時刻を更新するようにする。

0064

これに対し、その時系列包絡線データと探知済み発信源データメモリ16に既に記憶された探知済み発信源の全時系列包絡線データとの相関度を計算して、相関度が全て規定値未満の場合は、探知済み発信源相関回路15は、今回探知した電波発信源は、新たな目標であると判断して、その電波発信源の周波数データ、パルス幅データ、パルス時系列包絡線データを新たな電波発信源のものとして、探知済み発信源データメモリ16に出力して記憶させる。この際、その判断時刻もその新たな電波発信源の最新探知時刻として上記各データに添付して出力し、探知済み発信源データメモリ16に探知時刻として記憶させるようにする。

0065

なお、探知済み発信源データメモリ16に、探知済み発信源の各データがまったく格納されていない、例えば最初の状態等では、探知済み発信源相関回路15は、発信源毎データ記憶メモリ10に発信源毎に記憶された周波数データや、パルス幅データ、時系列包絡線データ等を新規に探知した電波発信源として探知済み発信源データメモリ16に出力して記憶させるようにする。なお、この際の出力時刻も、最新探知時刻としてそのデータに添付して出力して一緒に記憶させるようにする。

0066

従って、この実施の形態5のパルス信号受信装置によれば、上記実施の形態1のパルス信号受信装置に対し、さらに探知済み発信源相関回路15および探知済み発信源データメモリ16を追加して、別のタイミングで発信源毎データ記憶メモリ10に発信源毎のパルスデータや時系列包絡線データが記憶された際には、探知済み発信源相関回路15がその電波発信源の各データがそれ以前の別のタイミングで探知した電波発信源のもので継続探知であるか否かを判断し、継続探知であると判断した場合には、探知済み発信源データメモリ16におけるその電波発信源の最新探知時刻のみを更新する一方、新たに探知した電波発信源の登録であると判断した場合には、探知済み発信源データメモリ16にその電波発信源の各データを最新探知時刻と共に追加するようにしたため、異なる別のタイミングでパルス信号を受信して発信源毎データ記憶メモリ10に別々に記憶された場合でも、探知済み発信源データメモリ16に記憶された探知済みの電波発信源の各データを参照して、既に探知した電波発信源の継続探知であるか、あるいは新規電波発信源の探知であるかを判別して最新探知時刻と共に記憶することができる。

0067

実施の形態6.図11に、本発明の実施の形態6によるパルス信号受信装置の構成を示す。上記実施の形態2では、所定時間内における受信パルス信号毎のパルス立上がり時間を比較することにより受信パルス信号を電波発信源毎に分類するようにしたが、この実施の形態6では、図11に示すように、上記実施の形態2のパルス信号受信装置に、さらに探知済み発信源立上がり比較回路17および探知済み発信源データメモリ16を設けて、以前のタイミングで探知した電波発信源の信号の継続探知であるか否かをパルス立上り時間の比較により行ない、新たな電波発信源からのものであればそのデータや探知時刻を新規に登録等するようにしたことを特徴とするものである。つまり、実施の形態2に対するこの実施の形態6の関係は、上記実施の形態1に対する実施の形態5の関係と同じである。

0068

次に、この実施の形態6の動作を説明する。なお、レーダ等のパルス信号が入力アンテナ1に到達して入力し、発信源毎のパルスデータとして発信源毎データ記憶メモリ10に格納されるまでの動作は、上記実施の形態1の場合と同じであるので、それ以降の動作について説明する。

0069

つまり、この実施の形態6では、新たな所定時間内にパルス信号を受信して、発信源毎データ記憶メモリ10に電波発信源毎に分類された受信パルス信号のパルスデータや時系列包絡線データが格納されると、探知済み発信源立上り時間比較回路17は、探知済み発信源データメモリ16に既にに記憶されている探知済みの電波発信源のデータを参照して、新たな受信パルス信号の電波発信源が、それ以前に探知した探知済みの電波発信源であるか否かを判断する。

0070

具体的には、探知済み発信源立上り比較回路17は、発信源毎データ記憶メモリ10に電波発信源毎に分類された受信パルス信号のパルスデータやパルス立上り時間データが格納されると、まず、そのパルス立上り時間データと探知済み発信源データメモリ16に既に記憶された探知済みの電波発信源のパルス立上り時間データとを比較して、そのパルス立上り時間データと探知済み発信源データメモリ16に既に記憶された探知済みの電波発信源のパルス立上り時間データとの差が、例えば立上り時間比較回路12において同一電波発信源であるか否かを判断した際の規定値以下であるか否かを判断する。

0071

そして、パルス立上り時間データの差が上記規定値以下であると判断した場合には、探知済み発信源立上り比較回路17は、そのパルス立上り時間データの電波発信源のデータは既に探知済み発信源データメモリ16に記憶され、その電波発信源の探知は継続探知であると判断して、その判断時刻を最新探知時刻として当該探知済み発信源データメモリ16におけるそのデータの探知時刻を更新するようにする。

0072

これに対し、そのパルス立上り時間データと探知済み発信源データメモリ16に既に記憶された全探知済み発信源のパルス立上り時間データとの差が全て規定値より大きい場合は、探知済み発信源立上り比較回路17は、今回探知した電波発信源は、新たな目標であると判断して、その電波発信源の周波数データ、パルス幅データ、パルス立上り時間データを新たな電波発信源のものとして、探知済み発信源データメモリ16に出力して記憶させる。この際、その判断時刻も最新探知時刻として上記各データに添付して出力して、探知済み発信源データメモリ16に探知時刻として記憶するようにする。

0073

従って、この実施の形態6のパルス信号受信装置によれば、上記実施の形態2のパルス信号受信装置に対し、さらに探知済み発信源立上り時間回路17および探知済み発信源データメモリ16を追加して、新たなタイミングで発信源毎データ記憶メモリ10に発信源毎のパルスデータやパルス立上り時間データが記憶された際には、その電波発信源がそれ以前の別のタイミングで探知した電波発信源のもので継続探知であるか否かを判断し、継続探知であると判断した場合には、探知済み発信源データメモリ16における最新探知時刻のみを更新する一方、新たに探知した電波発信源の登録であると判断した場合には、探知済み発信源データメモリ16にその発信源のパルスデータをその最新探知時刻と共に追加するようにしたため、上記実施の形態5の場合と同様に、異なる別のタイミングでパルス信号を受信して発信源毎データ記憶メモリ10に別々に記憶された場合でも、探知済み発信源データメモリ16に記憶された探知済みの電波発信源の各データを参照して、既に探知した電波発信源の継続探知であるか、あるいは新規電波発信源の探知であるかを判別して最新探知時刻と共に記憶することができる。

0074

実施の形態7.図12に、本発明の実施の形態7によるパルス信号受信装置の構成を示す。上記実施の形態3では、所定時間内における受信パルス信号毎のパルス立下り時間を比較することにより受信パルス信号を電波発信源毎に分類するようにしたが、この実施の形態7では、図12に示すように、上記実施の形態3のパルス信号受信装置に、さらに探知済み発信源立下り比較回路18および探知済み発信源データメモリ16を設けて、以前のタイミングで探知した電波発信源の信号の継続探知であるか否かをパルス立上り時間の比較により行ない、新たな電波発信源からのものであればそのデータや探知時刻を新規に登録等するようにしたことを特徴とするものである。つまり、実施の形態3に対するこの実施の形態7の関係は、上記実施の形態1,2に対する実施の形態5,6の関係と同じである。

0075

このため、この実施の形態7の動作は、パルス立ち下がり時間で新たな電波発信源からのものであるか否かを判断する以外は、パルス立上り時間により新たな電波発信源からのものであるか否かを判断する上記実施の形態6の動作と同じである。

0076

従って、この実施の形態7のパルス信号受信装置によれば、上記実施の形態3のパルス信号受信装置に対し、さらに探知済み発信源立下り時間回路18および探知済み発信源データメモリ16を追加したので、上記実施の形態6等の場合と同様に、異なる別のタイミングでパルス信号を受信して発信源毎データ記憶メモリ10に別々に記憶された場合でも、探知済み発信源データメモリ16に記憶された探知済みの電波発信源の各データを参照して、既に探知した電波発信源の継続探知であるか、あるいは新規電波発信源の探知であるかを判別して最新探知時刻と共に記憶することができる。

0077

実施の形態8.図13に、本発明の実施の形態8によるパルス信号受信装置の構成を示す。上記実施の形態4では、所定時間内における受信パルス信号毎の時系列IF正弦波データ同士の相互相関をとって受信パルス信号を電波発信源毎に分類するようにしたが、この実施の形態8では、図13に示すように、図9に示す構成の上記実施の形態4の構成に対し、さらに探知済み発信源IF相関回路19および探知済み発信源データメモリ16を設けて、以前のタイミングで探知した電波発信源の信号の継続探知であるか否かを登録済みの時系列IF正弦波データとの相関度により判断し、新たな電波発信源からのものであればそのデータや探知時刻を新規に登録等するようにしたことを特徴とするものである。つまり、上記実施の形態4に対するこの実施の形態8の関係は、上記実施の形態1〜3に対する実施の形態5〜7それぞれの関係と同じである。

0078

このため、この実施の形態8の動作は、探知済み発信源データメモリ16に既に登録された時系列IF正弦波データとの相関度により新たに探知した電波発信源であるか否かを判断している以外は、探知済み発信源データメモリ16に既に登録された時系列包絡線データとの相関度により新たな電波発信源からのものであるか否かを判断する上記実施の形態5の動作と同じである。

0079

従って、この実施の形態8のパルス信号受信装置によれば、上記実施の形態4のパルス信号受信装置に対し、さらに探知済み発信源IF相関回路19および探知済み発信源データメモリ16を追加して、別のタイミングで発信源毎データ記憶メモリ10に発信源毎のパルスデータや時系列IF正弦波データが記憶された際には、探知済み発信源相関回路15がその電波発信源の各データがそれ以前の別のタイミングで探知した電波発信源のもので継続探知であるか否かを判断し、継続探知であると判断した場合には、探知済み発信源データメモリ16におけるその電波発信源の最新探知時刻のみを更新する一方、新たに探知した電波発信源の登録であると判断した場合には、探知済み発信源データメモリ16にその電波発信源の各データを最新探知時刻と共に追加するようにしたため、上記実施の形態5〜7の場合と同様に、異なる別のタイミングでパルス信号を受信して発信源毎データ記憶メモリ10に別々に記憶された場合でも、探知済み発信源データメモリ16に記憶された探知済みの電波発信源の各データを参照して、既に探知した電波発信源の継続探知であるか、あるいは新規電波発信源の探知であるかを判別して最新探知時刻と共に記憶することができる。

0080

実施の形態9.図14に、本発明の実施の形態9によるパルス信号受信装置の構成を示す。図10に示す上記実施の形態5では所定時間内における受信パルス信号毎の時系列包絡線データ同士の相互相関をとってパルス列分類、及び探知済み発信源の継続探知あるいは新たに探知した電波発信源の登録を行なったが、この実施の形態9では、さらに上記実施の形態5のパルス信号受信装置に対し、識別テーブル相関回路20、識別テーブルメモリ21aおよび識別結果格納メモリ22を追加して、探知済み発信源データメモリ16に登録された電波発信源の各データが識別テーブルメモリ21aに予め登録された電波発信源ものであるか否かを識別するようにしたことを特徴とするものである。このため、この実施の形態9の識別テーブルメモリ21aには、電波発信源毎に各電波発信源の名称と、各電波発信源から送信されるパルス信号の電波時系列包絡線データとが対応して予め記憶されている。

0081

次にこの実施の形態9の動作を説明するが、探知済み発信源データメモリ16に探知済みの電波発信源のパルスデータが記憶されるまでの動作は、上記実施の形態5の場合と同じであるため、その後の動作について説明する。

0082

つまり、この実施の形態9では、探知済み発信源相関回路15により新たに電波発信源を探知したと判断され、探知済み発信源データメモリ16に新たな電波発信源の各データが記憶されると、識別テーブル相関回路20は、探知済み発信源データメモリ16に新たに格納された探知済み発信源の時系列包絡線データと、識別テーブルメモリ21aに各電波発信源の名称とともに予め記憶されていた各電波発信源の出力するパルス信号の電波時系列包絡線データとの相関をとって相関度を計算する。

0083

そして、識別テーブル相関回路20は、その算出した相関度が、例えば相互相関回路9におけるパルス列分類時、及び探知済み発信源相関回路15における探知済み発信源か否かの判断の際に使用した規定値以上であるか否かを判断して、その相関度が規定値以上あれば、この電波発信源は識別テーブルメモリ21aに予め登録されているものである判断して、識別テーブルメモリ21aに設定されていたその電波発信源の名称を識別結果格納メモリ22に出力して記憶させるようにする。

0084

従って、この実施の形態9によれば、上記実施の形態5の構成に対し、さらに識別テーブル相関回路20、識別テーブルメモリ21aおよび識別結果格納メモリ22を追加して、探知済み発信源データメモリ16に新たに探知された電波発信源の各データが記憶された場合には、識別テーブル相関回路20がその新たに探知された電波発信源の各データが識別テーブルメモリ21aに予め登録された電波発信源ものであるか否かを識別して、予め登録されたものである場合には、その電波発信源の名称を識別結果格納メモリ22に登録するようにしたため、上記実施の形態5の効果に加え、さらに、探知した電波発信源が予め登録しておいたものであるか否かを容易かつ迅速に認識することができる。

0085

実施の形態10.図15に、本発明の実施の形態10によるパルス信号受信装置の構成を示す。図11に示す実施の形態6では、所定時間内における受信パルス信号毎のパルス立上がり時間を比較することによりパルス列分類、及び探知済み発信源の継続探知あるいは新たに探知した電波発信源の登録を行なったが、この実施の形態10では、図15に示すように、さらに、上記実施の形態6のパルス信号受信装置に対し、識別テーブル立上がり時間比較回路23、識別テーブルメモリ21b、識別結果格納メモリ22を追加して、探知済み発信源データメモリ16に登録された電波発信源の各データが識別テーブルメモリ21bに予め登録された電波発信源ものであるか否かを識別するようにしたことを特徴とするものである。このため、この実施の形態10の識別テーブルメモリ21bには、電波発信源毎に識別しようとする電波発信源の名称と、各電波発信源から送信されるパルス信号のパルス立上り時間データとが対応して予め記憶されている。

0086

次にこの実施の形態10の動作を説明するが、探知済み発信源データメモリ16に探知済みの電波発信源のパルスデータが記憶されるまでの動作は、上記実施の形態6の場合と同じであるため、その後の動作について説明する。

0087

つまり、この実施の形態10では、探知済み立上り比較回路15により新たに電波発信源を探知したと判断され、探知済み発信源データメモリ16に新たな電波発信源の各データが記憶されると、識別テーブル立上り時間比較回路23は、探知済み発信源データメモリ16に新たに格納された探知済み発信源のパルス立上がり時間と、識別テーブルメモリ21aに電波発信源の名称とともに予め記憶されていた当該パルス立上がり時間とを比較する。

0088

そして、識別テーブル立上り時間比較回路23は、その比較の結果パルス立上がり時間の差が、立上り時間比較回路12におけるパルス列分類時、及び探知済み発信源立上り比較回路17における探知済み発信源の判断の際に使用した規定値以下であるか否かを判断し、規定値以下と判断した場合には、この電波発信源は識別テーブルメモリ21bに予めと登録されていたものであると判断して、その識別テーブルメモリ21bに登録されていた電波発信源名称を識別結果格納メモリ22に出力して登録するようにする。

0089

従って、この実施の形態10によれば、上記実施の形態6の構成に対し、さらに識別テーブル立上り時間比較回路23、識別テーブルメモリ21bおよび識別結果格納メモリ22を追加して、新たに探知した電波発信源が識別テーブルメモリ21bに予め登録されたものである場合には、その電波発信源の名称を識別結果格納メモリ22に登録するようにしたため、上記実施の形態6の効果に加え、さらに、探知した電波発信源が予め登録しておいたものであるか否かを容易かつ迅速に認識することができる。

0090

実施の形態11.図16に、本発明の実施の形態11によるパルス信号受信装置の構成を示す。図12に示す実施の形態7では所定時間内における受信パルス信号毎のパルス立下り時間を比較することによりパルス列分類、及び探知済み発信源の継続探知若しくは新たに探知した電波発信源の登録を行なったが、この実施の形態11では、図16に示すように、上記実施の形態7のパルス信号受信装置の構成に対し、さらに、識別テーブル立下り時間比較回路24、識別テーブルメモリ21c、識別結果格納メモリ22を追加して、探知済み発信源データメモリ16に登録された電波発信源の各データが識別テーブルメモリ21cに予め登録された電波発信源ものであるか否かを識別するようにしたことを特徴とするものである。

0091

このため、この実施の形態10の識別テーブルメモリ21cには、電波発信源毎に識別しようとする電波発信源の名称と、各電波発信源から送信されるパルス信号のパルス立下り時間データとが対応して予め記憶されており、実施の形態11の動作は立下り時間データと立上り時間データの違いだけで、上記実施の形態10の動作と同じになる。

0092

従って、この実施の形態11によれば、上記実施の形態7の構成に対し、さらに識別テーブル立上り時間比較回路23、識別テーブルメモリ21cおよび識別結果格納メモリ22を追加して、新たに探知した電波発信源の各データが識別テーブルメモリ21cに予め登録されたものである場合には、その電波発信源を識別結果格納メモリ22に登録するようにしたため、上記実施の形態7の効果に加え、上記実施の形態1の場合と同様に、さらに探知した電波発信源が予め登録しておいたものであるか否かを容易かつ迅速に認識することができる。

0093

実施の形態12.図17に、本発明の実施の形態12によるパルス信号受信装置の構成を示す。図13に示す実施の形態8では、所定時間内における受信パルス信号毎の時系列IF正弦波データ同士の相互相関をとってパルス列分類、及び探知済み発信源の継続探知若しくは新たに探知した電波発信源の登録を行なったが、この実施の形態12では、図17に示すように、上記実施の形態8の構成に対し、さらに、識別テーブルIF相互相関回路25、識別テーブルメモリ21d、識別結果格納メモリ22を追加して、探知済み発信源データメモリ16、識別テーブルメモリ21aに予め登録された電波発信源ものであるか否かを識別するようにしたことを特徴とするものである。このため、この実施の形態11の識別テーブルメモリ21dには、電波発信源毎に識別しようとする電波発信源の名称と、各電波発信源から送信されるパルス信号の時系列IF正弦波データとが対応して予め記憶されている。

0094

次にこの実施の形態12の動作を説明するが、探知済み発信源データメモリ16に探知済みの電波発信源のパルスデータが記憶されるまでの動作は、上記実施の形態8の場合と同じであるため、その後の動作について説明する。

0095

つまり、この実施の形態12では、探知済み発信源IF相関回路19により新たに電波発信源を探知したと判断され、探知済み発信源データメモリ16に新たな電波発信源の各データが記憶されると、識別テーブルIF相関回路25は、探知済み発信源データメモリ16に新たに格納された探知済み発信源の時系列IF正弦波データと、識別テーブルメモリ21aに各電波発信源の名称とともに予め記憶されていた各電波発信源の出力するパルス信号の時系列IF正弦波データとの相関をとって相関度を計算する。

0096

そして、識別テーブルIF相関回路25は、その算出した相関度が、例えば相互相関回路9におけるパルス列分類時、及び探知済み発信源IF相関回路19における探知済み発信源か否かの判断の際に使用した規定値以上であるか否かを判断して、規定値以上あれば、この電波発信源は識別テーブルメモリ21dに予め登録されているものである判断して、識別テーブルメモリ21dに設定されていた電波発信源名称を識別結果格納メモリ22に出力して記憶させるようにする。

0097

従って、この実施の形態12によれば、上記実施の形態8の構成に対し、さらに識別テーブルIF相関回路25、識別テーブルメモリ21dおよび識別結果格納メモリ22を追加して、新たに探知した電波発信源が識別テーブルメモリ21dに予め登録されたものである場合には、その電波発信源を識別結果格納メモリ22に登録するようにしたため、上記実施の形態7の効果に加え、さらに、探知した電波発信源が予め登録しておいたものであるか否かを容易かつ迅速に認識することができる。

0098

実施の形態13.図18に、本発明の実施の形態13によるパルス信号受信装置の構成を示す。上記実施の形態1では、所定時間内におけるパルス同士の組みについて、各々の時系列包絡線データ同士の相互相関をとって受信パルス信号を電波発信源毎に分類するようにしたが、この実施の形態13では、図1に示す上記実施の形態1の包絡線データ記憶メモリ8および相互相関回路9の代わりに、図18に示すように、探知すべき各電波発信源の名称とその各電波発信源から送信されるパルス信号の電波時系列包絡線データとを予め対応させて登録した識別テーブルメモリ21aと、包絡線相関フィルタ26とを設けて、包絡線相関フィルタ26が識別テーブルメモリ21aに予め記憶された時系列包絡線データと相関のとれる時系列包絡線データとそのパルスデータとを発信源毎データ記憶メモリ10に格納するようにしたことを特徴とするものである。なお、この実施の形態13では、識別テーブルメモリ21aには、探知すべき各電波発信源の名称は必ずしも予め記憶されていなくても良い。

0099

このため、この実施の形態13によれば、包絡線データ検出回路6によって算出された時系列包絡線データが時系列包絡線データ相互相関フィルタ26に入力すると、時系列包絡線データ相互相関フィルタ26は、その入力した時系列包絡線データと、識別テーブルメモリ21aに予め登録された各電波発信源の時系列包絡線データの全てと相互相関をとって、その結果、相関度が規定値を越える高いパルスのみを通過させて、その通過した時系列包絡線データとバッファメモリ11に一時的に保持されたその時系列包絡線データを有すパルス信号のパルスデータとを発信源毎データ記憶メモリ10に記憶するようにする。なお、時系列包絡線データ相互相関フィルタ26における相関度の計算、および相関度の判定は、上記実施の形態1の場合と同じである。

0100

従って、この実施の形態13によれば、上記実施の形態1の包絡線データ記憶メモリ8および相互相関回路9の代わりに、識別テーブルメモリ21aと包絡線相関フィルタ26とを設けて、指定した識別テーブルの時系列包絡線データと相関のとれる時系列包絡線データおよびパルスデータのみを発信源毎データ記憶メモリ10に格納するようにしたため、包絡線相関フィルタ26を通過した時点で同一電波発信源のパルス列が形成され、上記実施の形態1の場合と同様に、パルス到来タイミングが常時変動する電波が混在していても、同一周波数帯域に複数の電波発信源から送出された受信パルス信号の各データを電波発信源毎に容易に分離して検出することができると共に、その分類に基づいて記憶することができる。

0101

実施の形態14.図19に、本発明の実施の形態14によるパルス信号受信装置の構成を示す。上記実施の形態2では、所定時間内におけるパルス同士の組みについて、各々のパルス立上がり時間同士を比較することにより受信パルス信号を電波発信源毎に分類するようにしたが、この実施の形態14では、図6に示す上記実施の形態2の包絡線データ記憶メモリ8および立上り時間比較回路12の代わりに、図19に示すように、探知すべき各電波発信源の名称とその各電波発信源から送信される立上り時間データとを予め対応させて登録した識別テーブルメモリ21bと、立上り時間フィルタ27とを設けて、立上り時間フィルタ27が識別テーブルメモリ21bに予め記憶された立上り時間データとの時間差が規定値以下となる立上り時間データとそのパルスデータとを発信源毎データ記憶メモリ10に格納するようにしたことを特徴とするものである。

0102

従って、この実施の形態14によれば、上記実施の形態2の包絡線データ記憶メモリ8および立上り時間比較回路12の代わりに、識別テーブルメモリ21bと立上り時間フィルタ27とを設けて、識別テーブルメモリ21bに予め登録された時系列包絡線データと相関のとれる時系列包絡線データとそのパルスデータのみを発信源毎データ記憶メモリ10に格納するようにしたため、立上り時間フィルタ27を通過した時点で同一電波発信源のパルス列が形成され、上記実施の形態2等の場合と同様に、パルス到来タイミングが常時変動する電波が混在していても、同一周波数帯域に複数の電波発信源から送出された受信パルス信号の各データを電波発信源毎に容易に分離して検出することができると共に、その分類に基づいて記憶することができる。

0103

実施の形態15.図20に、本発明の実施の形態15によるパルス信号受信装置の構成を示す。上記実施の形態3では、所定時間内におけるパルス同士の組みについて、各々のパルス立下り時間同士を比較することにより受信パルス信号を電波発信源毎に分類するようにしたが、この実施の形態15では、図8に示す上記実施の形態3の包絡線データ記憶メモリ8および立下り時間比較回路12の代わりに、図20に示すように、探知すべき各電波発信源の名称とその各電波発信源から送信される立ち下がり時間データとを予め対応させて登録した識別テーブルメモリ21cと、立下り時間フィルタ28とを設けて、立下り時間フィルタ27が識別テーブルメモリ21cに予め記憶された立下り時間データとの時間差が規定値以下となる立下り時間データとそのパルスデータとを発信源毎データ記憶メモリ10に格納するようにしたことを特徴とするものである。

0104

従って、この実施の形態15によれば、上記実施の形態2の包絡線データ記憶メモリ8および立下り時間比較回路12の代わりに、識別テーブルメモリ21cと立下り時間フィルタ28とを設けて、識別テーブルメモリ21cに予め登録された時系列包絡線データと相関のとれる時系列包絡線データとそのパルスデータのみを発信源毎データ記憶メモリ10に格納するようにしたため、立下り時間フィルタ28を通過した時点で同一電波発信源のパルス列が形成され、上記実施の形態2等の場合と同様に、パルス到来タイミングが常時変動する電波が混在していても、同一周波数帯域に複数の電波発信源から送出された受信パルス信号の各データを電波発信源毎に容易に分離して検出することができると共に、その分類に基づいて記憶することができる。

0105

実施の形態16.図21に、本発明の実施の形態16によるパルス信号受信装置の構成を示す。上記実施の形態4では、所定時間内におけるパルス同士の組みについて、各々の時系列IF正弦波データ同士の相互相関をとって受信パルス信号を電波発信源毎に分類するようにしたが、この実施の形態16では、上記実施の形態4のIF正弦波データメモリ14および相互相関回路9の代わりに、図21に示すように、探知すべき各電波発信源の名称とその各電波発信源から送信される時系列IF正弦波データとを予め対応させて登録した識別テーブルメモリ21dと、IF正弦波相関フィルタ29とを設けて、IF正弦波相関フィルタ29が識別テーブルメモリ21dに予め記憶された時系列IF正弦波データとの相関度が規定値以上となる時系列IF正弦波データとそのパルスデータとを発信源毎データ記憶メモリ10に格納するようにしたことを特徴とするものである。

0106

従って、この実施の形態16によれば、上記実施の形態4のIF正弦波データメモリ14および相互相関回路9の代わりに、識別テーブルメモリ21dとIF正弦波相関フィルタ29とを設けて、識別テーブルメモリ21dに予め登録された時系列IF正弦波データと相関のとれる時系列IF正弦波データとそのパルスデータのみを発信源毎データ記憶メモリ10に格納するようにしたため、IF正弦波相関フィルタ29を通過した時点で同一電波発信源のパルス列が形成され、上記実施の形態4等の場合と同様に、パルス到来タイミングが常時変動する電波が混在していても、同一周波数帯域に複数の電波発信源から送出された受信パルス信号の各データを電波発信源毎に容易に分離して検出することができると共に、その分類に基づいて記憶することができる。

発明の効果

0107

以上説明したように、本発明では、本装置で検波すべき所定周波数に変換された受信パルス信号をその所定周波数より高速な周波数で時系列にA/D変換し、その時系列にA/D変換された受信パルス信号に基づいて受信パルス信号毎に時系列包絡線データや、パルス立上り時間、パルス立下り時間等の特徴データを検出し、所定時間内に受信されたパルス信号毎の特徴データ同士を比較して、その比較結果に基づいて受信パルス信号を電波発信源毎に分類するようにしたため、同一タイミングかつ同一周波数帯域に複数の電波発信源から送出されたパルス信号が混在していても、そのパルス信号を電波発信源毎に分離、検出することができると共に、パルス到来タイミングが常時変動する電波が混在してもこれらを分離、検出することができる。

0108

また、次の発明では、本装置で検波すべき所定周波数に変換された受信パルス信号の振幅値をその所定周波数より高速な周波数で時系列にA/D変換し、その時系列にA/D変換された所定時間内の受信パルス信号の時系列正弦波データ同士の相互相関をとって相関度を算出し、その相関度が所定値以上の受信パルス同士を同一発信源からのパルス信号と判断して受信パルス信号を電波発信源毎に分類するようにしたため、同一タイミングかつ同一周波数帯域に複数の電波発信源から送出されたパルス信号が混在していても、そのパルス信号を電波発信源毎に分離、検出することができる共に、パルス到来タイミングが常時変動する電波が混在してもこれらを分離、検出することができる。

0109

また、次の発明では、さらに、時系列にA/D変換された受信パルス信号に基づいて受信パルス信号毎に周波数値やパルス幅のパルスデータを算出し、そのパルスデータや特徴データを電波発信源毎に分類して自動的に記憶するようにしたため、電波発信源毎の各データの整理が容易になる。

0110

また、次の発明では、さらに、発信源毎データ記憶手段に新たな電波発信源のパルスデータおよび特徴データが記憶された際、その特徴データが探知済み発信源データ記憶手段に記憶されているか否かを判断して、その特徴データが探知済み発信源データ記憶手段に既に記憶されている場合には、その探知時刻のみを更新する一方、その特徴データが探知済み発信源データ記憶手段に記憶されていない場合には、そのパルスデータおよび特徴データとその探知時刻とを新たな探知済み発信源のものとして探知済み発信源データ記憶手段に記憶させるようにしたため、別のタイミングで受信した同一電波発信源からのパルス信号の各データがあっても、それらをさらに同一発信源のものか否か分類でき、その結果、所定時間毎に既に探知した電波発信源の継続探知であるか、あるいは新規電波発信源の探知であるかをその探知時刻と共に自動的に記録することができ、電波密度が稠密な環境下でも、高精度な電波発信源更新を行なうことができる。

0111

また、次の発明では、さらに、電波発信源毎にその名称とその特徴データとが予め登録された識別テーブルを設け、探知済み発信源データ記憶手段に探知済み発信源のパルスデータが記憶される毎に、そのパルスデータ中の特徴データが識別テーブルに予め記憶されているか否かを判断して、予め記憶されている場合には、その電波発信源を記憶するようにしたため、予め登録しておいた電波発信源を探知したときは自動的にその名称を記録することができ、さらには電波密度が稠密な環境下でも、高精度な電波発信源識別を行なうことができる。

図面の簡単な説明

0112

図1本発明の実施の形態1によるパルス信号受信装置の構成を示す構成図である。
図2レーダ等のパルス内振幅波形例を示す図である。
図3実施の形態1における時系列IF正弦波データの入力例およびそのデータにおけるフーリエ変換(FFT)対象時間範囲等を示す図である。
図4実施の形態1の包絡線データ検出回路6による時系列包絡線データの算出方法を示す解説図である。
図5実施の形態1のパルス幅(PW)算出回路7によるパルス幅算出方法を示す解説図である。
図6本発明の実施の形態2によるパルス信号受信装置の構成を示す構成図である。
図7実施の形態2における立上がり時間比較回路12が算出して比較するパルス立上り時間を示す解説図である。
図8本発明の実施の形態3によるパルス信号受信装置の構成を示す構成図である。
図9本発明の実施の形態4によるパルス信号受信装置の構成を示す構成図である。
図10本発明の実施の形態5によるパルス信号受信装置の構成を示す構成図である。
図11本発明の実施の形態6によるパルス信号受信装置の構成を示す構成図である。
図12本発明の実施の形態7によるパルス信号受信装置の構成を示す構成図である。
図13本発明の実施の形態8によるパルス信号受信装置の構成を示す構成図である。
図14本発明の実施の形態9によるパルス信号受信装置の構成を示す構成図である。
図15本発明の実施の形態10によるパルス信号受信装置の構成を示す構成図である。
図16本発明の実施の形態11によるパルス信号受信装置の構成を示す構成図である。
図17本発明の実施の形態12によるパルス信号受信装置の構成を示す構成図である。
図18本発明の実施の形態13によるパルス信号受信装置の構成を示す構成図である。
図19本発明の実施の形態14によるパルス信号受信装置の構成を示す構成図である。
図20本発明の実施の形態15によるパルス信号受信装置の構成を示す構成図である。
図21本発明の実施の形態16によるパルス信号受信装置の構成を示す構成図である。
図22従来のパルス信号受信装置の構成を示す構成図である。

--

0113

1入力アンテナ、2周波数変換回路(周波数変換手段)、3高速A/D変換回路(高速A/D変換手段)、4ディジタルRFメモリ、5周波数算出回路(パルスデータ算出手段)、6包絡線データ検出回路(特徴データ検出手段)、7 PW算出回路(パルスデータ算出手段)、8 包絡線データ記憶メモリ、9相互相関回路(分類手段)、10発信源毎データ記憶メモリ(発信源毎データ記憶手段)、11バッファメモリ、12立上がり時間比較回路(分類手段)、13立下り時間比較回路(分類手段)、14 IF正弦波データメモリ、15探知済み発信源相関回路(探知済み発信源データ登録手段)、16探知済み発信源データメモリ(探知済み発信源データ記憶手段)、17 探知済み発信源立上がり比較回路(探知済み発信源データ登録手段)、18 探知済み発信源立下り比較回路(探知済み発信源データ登録手段)、19 探知済み発信源IF相関回路(探知済み発信源データ登録手段)、20識別テーブル相関回路(探知済み発信源識別手段)、21a,21b,21c,21d 識別テーブルメモリ、22 識別結果格納メモリ(識別結果格納手段)、23 識別テーブル立上がり時間比較回路(探知済み発信源識別手段)、24 識別テーブル立下り時間比較回路(探知済み発信源識別手段)、25 識別テーブルIF相互相関回路(探知済み発信源識別手段)、26 包絡線データ相関フィルタ(フィルタ手段)、27 立上がり時間フィルタ(フィルタ手段)、28 立下り時間フィルタ(フィルタ手段)、29 IF正弦波相関フィルタ(フィルタ手段)。

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