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課題

本発明は、可搬媒体をベ−スとした記憶装置システムにおいて、冗長性をもつ記憶媒体障害が発生した場合、障害を起こした記憶媒体に格納されていたデ−タの回復処理を、処理装置からのリ−ド/ライト要求を受付ながら実行することに可能にする。

解決手段

制御装置は、R/W装置を、処理装置からの要求とは独立に、回復処理用に割り当てる機能をもつ。さらに、制御装置は、回復処理用に割り当てたR/W装置に、処理装置からのリ−ド/ライト要求を受付ると、回復処理を一時中断させ、再開させる機能をもつ。

概要

背景

発明に最も近い公知例として、以下に示すPattersonの論文が知られている。

エー.シー.エム.シグモッドコンファレンスプロシーディング,1988年,6月,ページ109−116(D.Patterson,et al:A Case for Redundant Arraysof Inexpensive Disks(RAID),ACMSIGMODconference proceeding,Chicago,IL,June1-3,1988,pp.109-116)
Pattersonの論文は、ディスクアレイ上のデータ配置に関する技術を開示したものである。

ディスクアレイは、ディスクシステム高性能化、高信頼化を実現するための機構である。ディスクアレイでは、高性能化のために、物理的には複数のディスク装置を、処理装置に対しては1台のディスク装置に見せかける。一方、高信頼化のためには、データを格納したディスク装置に障害が発生した場合、データの回復を行うための冗長データを別のディスク装置に格納しておく。

通常、ディスク装置のリードライト単位となるデータをレコードと呼ぶが、Pattersonの論文では、いくつかのレコード配置方法が提案されている。ただし、ディスクアレイを用いた場合、処理装置から見たリードライト単位であるレコードと、ディスク装置に実際に記録されるレコードとではデータ長が異なる場合がある。以下、前者を論理レコード、後者を物理レコードと呼ぶ。以下、Pattersonの論文で提案されているいくつかのレコード配置方法の説明を行う。

第1の配置方法は、論理レコード、すなわち、処理装置側から見たレコードを、ディスク装置上では、m個(m≧1)の物理レコードに分割して格納する配置方法である。以下、この配置方法を、分割配置方法と呼ぶ。分割配置を用いた場合、1つの論理レコードをm台のディスク装置との間で転送できることから、見かけデータ転送速度をm倍に向上させたのと同様の効果を得ることができる。

次に、分割配置における冗長データの作成方法を説明する。分割配置では、論理レコードを分割したm個の物理レコードに対し、n個(n≧1)の冗長データが作成され、それぞれを、1つの物理レコード(全体でn個ある)としてディスク装置に格納する。以下、処理装置が直接リードライトするデータを格納した物理レコードをデータレコード、冗長データを格納した物理レコードをパリティレコードと呼ぶ。また、m個のデータレコードとn個のパリティレコードから構成されるグループを、パリティグループと呼ぶ。通常、パリティグループ内のパリティレコードの数がn個であれば、n台までのディスク装置に障害が発生してもそのパリティグループのデータは回復可能である。

第2の配置方法は、処理装置から見たリード/ライト単位である論理レコードを、1つの物理レコード、すなわち、1つのデータレコードとして、ディスク装置上に格納する配置方法である。以下、これを非分割配置と呼ぶ。したがって、論理レコードは、データレコードと等価なる。(それぞれの物理レコードには、データレコードあるいはパリティレコードが割り当てられるため、物理レコードと論理レコードは必ずしも等価にならない。すなわち、1つの論理レコードは、1つの物理レコードではあるが、1つの物理レコードは、1つの論理レコードであるというわけではないし、パリティレコードである場合もある。)非分割配置の特長は、ディスクアレイを構成するそれぞれのディスク装置ごとにリード/ライト処理が実行可能な点である。(分割配置方法をとると、リード/ライトのために複数のディスク装置を専有する必要がある。)したがって、非分割配置をとると、ディスクアレイ内で実行できるリード/ライト処理の多重度を向上させることが可能となり、性能向上を実現できる。非分割配置でも、m個のデータレコードから、n個のパリティレコードを作成し、ディスク装置に格納する。

ただし、分割配置の場合、パリティグループ内のデータレコードの集合が、処理装置から見た1つの論理レコードを形成するのに対し、非分割配置の場合、データレコードのそれぞれが、処理装置から見るとまったく独立した論理レコードとなる。

米国特許5208813号は、ディスクアレイシステムにおいて、ディスク装置に障害が発生した時、新しいディスク装置上に、デ−タの回復処理中に、処理装置からのリ−ド/ライト要求に対する受付を可能にする技術を開示している。本技術では、新しいディスク装置上にデ−タを回復する処理を、ディスク装置の各領域単位に分割して、分割した回復処理の合間に、処理装置からのリ−ド/ライト要求に対する処理を実行することで、その目的を達成している。

計算機システムにおいて、ディスク装置以外にしばしば用いられる記憶装置として、磁気テ−プ、光記憶装置等がある。特に最近では、DVD(Digital Video Disk)が注目されている。これらの記憶装置の特徴は、いずれも記憶媒体とR/W(Read/Write)装置が分離されており、記憶媒体を任意のR/W装置に装填し、記憶媒体上のデ−タを読み書きするという点である。一般にこれらの媒体は、可搬媒体と呼ばれる。大規模計算機システムにおいては、非常に多くの枚数の可搬媒体の管理を容易に実現するために、ライブラリが導入される。ライブラリには、記憶媒体、R/W装置に加えて、多くの枚数の記憶メディア収納する収納庫と、収納庫とR/W装置との間で、記憶媒体を転送するロボットなどが含まれる。

計算機システムで扱うデ−タは、ますます大規模化しているため、その可用性の向上に対するニ−ズも非常に高い。したがって、上記のような可搬媒体で構成される記憶装置システムにおいても、Pattersonの論文で提案されているようなコンセプトを適用することにより、高可用性を実現することは有効である。

可搬媒体にこのようなコンセプトを適用した技術として、コムデックス96:DVDアプリケション(Alan E. Bell (IBM Research Division): DVD Applications ,COMDEX 96 ,Nov.20,1996)がある。本文献ではDVD、R/W装置、ロボット等から構成される通常のライブラリを複数組み合わせて冗長性をもつRAIL( Redundant Arrays of Inexpensive Libralies)が提案されている。

概要

本発明は、可搬媒体をベ−スとした記憶装置システムにおいて、冗長性をもつ記憶媒体に障害が発生した場合、障害を起こした記憶媒体に格納されていたデ−タの回復処理を、処理装置からのリ−ド/ライト要求を受付ながら実行することに可能にする。

制御装置は、R/W装置を、処理装置からの要求とは独立に、回復処理用に割り当てる機能をもつ。さらに、制御装置は、回復処理用に割り当てたR/W装置に、処理装置からのリ−ド/ライト要求を受付ると、回復処理を一時中断させ、再開させる機能をもつ。

目的

一般に、ディスクアレイのように冗長性をもたせたシステムを導入する大きな目的は、単に障害が発生した時にデ−タの消失を防止するだけでなく、障害が発生しても処理装置からのデ−タアクセスを停止させないようにすることである。したがって、RAILのような冗長性をもつ可搬媒体用の記憶装置システムにおいても、記憶媒体に障害が発生した場合、その記憶媒体のデ−タを回復中に、その記憶媒体のデ−タに対するリ−ド/ライトアクセスができなくなってしまうことは、大きな問題がある。同様に、障害を起こした記憶媒体以外の記憶媒体のデ−タに対するリ−ド/ライトアクセスを停止させてしまうことも大きな問題となる。

本発明の目的は、冗長性のある可搬記憶媒体において、記憶媒体の障害が発生した時、障害を発生した記憶媒体のデ−タの回復処理中に、その記憶媒体のデ−タに対するリ−ド/ライトアクセス、および、記憶媒体以外の記憶媒体のデ−タに対するリ−ド/ライトアクセス実行する機能を提供することである。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
2件

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請求項1

それぞれがm+n個の記憶媒体から構成される1組み以上の記憶媒体グル−プと、前記記憶媒体グル−プのそれぞれの記憶媒体に格納される1組以上のレコドグル−プ、前記レコ−ドグル−プは、処理装置アクセスするデータを格納したm個(m≧1)のデータレコードと前記データレコ−ドに格納した内容のデ−タを回復するための冗長データを格納したn個(n≧1)の冗長レコードから構成され、それぞれが、前記記憶媒体を収納する収納単位を複数以上有する1つ以上の収納倉庫と、前記記憶媒体に含まれるm+n個の記憶媒体のそれぞれの記憶媒体を装填し、リ−ド/ライト動作を実行するm+n個のリ−ド/ライト装置から構成される1組以上のリ−ド/ライト装置グル−プと前記収納倉庫と前記R/W装置の間で、前記記憶媒体を搬送する1台以上のロボット、処理装置からの要求にしたがって前記収納倉庫、前記リ−ド/ライト装置、前記ロボットの制御を行う制御装置とから、構成される記憶装置システムであって、前記記憶媒体に障害が発生した時、障害を起こした記憶媒体に格納されていたデ−タの回復処理を実行するために必要なリ−ド/ライト装置グル−プを割り当てる手段と、前記回復処理を実行中に、処理装置から記憶媒体グル−プのアクセス要求受け付けた時、回復処理のために割り当てた前記リ−ド/ライト装置グル−プを解放する手段を有することを特徴とする記憶装置システム

請求項2

前記請求項1に記載した記憶装置システムであって、回復処理のために割り当てた前記リ−ド/ライト装置グル−プを解放する際、回復処理がどこまで完了しているかを記憶する手段をことを特徴とする記憶装置システム

請求項3

前記請求項1に記載した記憶装置システムであって、前記回復処理を実行中に、処理装置から前記回復処理中の記憶媒体グル−プのアクセス要求を受け付けた時、回復処理のために割り当てた前記リ−ド/ライト装置グル−プを用いて前記処理装置からのアクセス要求を実行する手段を有することを特徴とする記憶装置システム

請求項4

それぞれがm+n個の記憶媒体から構成される1組み以上の記憶媒体グル−プと、前記記憶媒体グル−プのそれぞれの記憶媒体に格納される1組以上のレコ−ドグル−プ、前記レコ−ドグル−プは、処理装置がアクセスするデータを格納したm個(m≧1)のデータレコードと前記データレコ−ドに格納した内容のデ−タを回復するための冗長データを格納したn個(n≧1)の冗長レコードから構成され、それぞれが、前記記憶媒体を収納する収納単位を複数以上有する1つ以上の収納倉庫と、前記記憶媒体に含まれるm+n個の記憶媒体のそれぞれの記憶媒体を装填し、リ−ド/ライト動作を実行するm+n個のリ−ド/ライト装置から構成される2組以上のリ−ド/ライト装置グル−プと前記収納倉庫と前記R/W装置の間で、前記記憶媒体を搬送する1台以上のロボット、処理装置からの要求にしたがって前記収納倉庫、前記リ−ド/ライト装置、前記ロボットの制御を行う制御装置とから、構成される記憶装置システムであって、障害を起こした記憶媒体に格納されていたデ−タの回復処理を実行するために、あらかじめ専用のリ−ド/ライト装置グル−プを割り当てておく手段を有することを特徴とする記憶装置システム

請求項5

前記請求項4に記載した記憶装置システムであって、前記回復処理を実行中に、処理装置から前記回復処理中の記憶媒体グル−プのアクセス要求を受け付けた時、回復処理専用の前記リ−ド/ライト装置グル−プを用いて前記処理装置からのアクセス要求を実行する手段を有することを特徴とする記憶装置システム

請求項6

それぞれがm+n個の記憶媒体から構成される1組み以上の記憶媒体グル−プと、前記記憶媒体グル−プのそれぞれの記憶媒体に格納される1組以上のレコ−ドグル−プ、前記レコ−ドグル−プは、処理装置がアクセスするデータを格納したm個(m≧1)のデータレコードと前記データレコ−ドに格納した内容のデ−タを回復するための冗長データを格納したn個(n≧1)の冗長レコードから構成され、それぞれが、前記記憶媒体を収納する収納単位を複数以上有する1つ以上の収納倉庫と、前記記憶媒体に含まれるm+n個の記憶媒体のそれぞれの記憶媒体を装填し、リ−ド/ライト動作を実行するm+n個のリ−ド/ライト装置から構成される2組以上のリ−ド/ライト装置グル−プと前記収納倉庫と前記R/W装置の間で、前記記憶媒体を搬送する1台以上のロボット、処理装置からの要求にしたがって前記収納倉庫、前記リ−ド/ライト装置、前記ロボットの制御を行う制御装置とから、構成される記憶装置システムであって、前記記憶媒体に障害が発生した時、障害を起こした記憶媒体に格納されていたデ−タの回復処理を実行するために必要なリ−ド/ライト装置グル−プを割り当て、割り当てたリ−ド/ライト装置グル−プの障害報告を処理装置に送る手段とを有することを特徴とする記憶装置システム

請求項7

前記請求項6に記載した記憶装置システムであって、前記回復処理を実行中に、処理装置から前記回復処理中の記憶媒体グル−プのアクセス要求を受け付けた時、回復処理のために割り当てた前記リ−ド/ライト装置グル−プを用いて前記処理装置からのアクセス要求を実行する手段を有することを特徴とする記憶装置システム

請求項8

前記請求項6に記載した記憶装置システムであって、前記回復処理が完了した時、回復処理のために割り当てた前記リ−ド/ライト装置グル−プの障害が回復したことを処理装置に通知する手段を有することを特徴とする記憶装置システム

請求項9

それぞれがm+n個の記憶媒体から構成される1組み以上の記憶媒体グル−プと、前記記憶媒体グル−プのそれぞれの記憶媒体に格納される1組以上のレコ−ドグル−プ、前記レコ−ドグル−プは、処理装置がアクセスするデータを格納したm個(m≧1)のデータレコードと前記データレコ−ドに格納した内容のデ−タを回復するための冗長データを格納したn個(n≧1)の冗長レコードから構成され、それぞれが、前記記憶媒体を収納する収納単位を複数以上有する1つ以上の収納倉庫と、前記記憶媒体に含まれるm+n個の記憶媒体のそれぞれの記憶媒体を装填し、リ−ド/ライト動作を実行するm+n個のリ−ド/ライト装置から構成される1組以上のリ−ド/ライト装置グル−プと前記収納倉庫と前記R/W装置の間で、前記記憶媒体を搬送する1台以上のロボット、処理装置からの要求にしたがって前記収納倉庫、前記リ−ド/ライト装置、前記ロボットの制御を行う制御装置とから、構成される記憶装置システムであって、前記記憶媒体に障害が発生した時、記憶媒体を装填していないリ−ド/ライト装置グル−プを探し、障害を起こした記憶媒体に格納されていたデ−タの回復処理を実行するために必要なリ−ド/ライト装置グル−プを割り当てる手段を有することを特徴とする記憶装置システム

請求項10

前記請求項9に記載した記憶装置システムであって、前記回復処理を実行中に、処理装置から記憶媒体グル−プのアクセス要求を受け付けた時、リ−ド/ライト装置グル−プの中で、未使用のリ−ド/ライト装置グル−プができるまで、アクセス要求を待たせる手段を有することを特徴とする記憶装置システム

請求項11

前記請求項9に記載した記憶装置システムであって、前記回復処理を実行中に、処理装置から前記回復処理中の記憶媒体グル−プのアクセス要求を受け付けた時、回復処理のために割り当てた前記リ−ド/ライト装置グル−プを用いて前記処理装置からのアクセス要求を実行する手段を有することを特徴とする記憶装置システム

技術分野

0001

本発明は、可搬記憶媒体を対象とした可用性の高い記憶装置システムに関する。特に、可用性向上のために、各構成要素に冗長性をもつ記憶装置システムに関する。

背景技術

0002

発明に最も近い公知例として、以下に示すPattersonの論文が知られている。

0003

エー.シー.エム.シグモッドコンファレンスプロシーディング,1988年,6月,ページ109−116(D.Patterson,et al:A Case for Redundant Arraysof Inexpensive Disks(RAID),ACMSIGMODconference proceeding,Chicago,IL,June1-3,1988,pp.109-116)
Pattersonの論文は、ディスクアレイ上のデータ配置に関する技術を開示したものである。

0004

ディスクアレイは、ディスクシステム高性能化、高信頼化を実現するための機構である。ディスクアレイでは、高性能化のために、物理的には複数のディスク装置を、処理装置に対しては1台のディスク装置に見せかける。一方、高信頼化のためには、データを格納したディスク装置に障害が発生した場合、データの回復を行うための冗長データを別のディスク装置に格納しておく。

0005

通常、ディスク装置のリードライト単位となるデータをレコードと呼ぶが、Pattersonの論文では、いくつかのレコード配置方法が提案されている。ただし、ディスクアレイを用いた場合、処理装置から見たリードライト単位であるレコードと、ディスク装置に実際に記録されるレコードとではデータ長が異なる場合がある。以下、前者を論理レコード、後者を物理レコードと呼ぶ。以下、Pattersonの論文で提案されているいくつかのレコード配置方法の説明を行う。

0006

第1の配置方法は、論理レコード、すなわち、処理装置側から見たレコードを、ディスク装置上では、m個(m≧1)の物理レコードに分割して格納する配置方法である。以下、この配置方法を、分割配置方法と呼ぶ。分割配置を用いた場合、1つの論理レコードをm台のディスク装置との間で転送できることから、見かけデータ転送速度をm倍に向上させたのと同様の効果を得ることができる。

0007

次に、分割配置における冗長データの作成方法を説明する。分割配置では、論理レコードを分割したm個の物理レコードに対し、n個(n≧1)の冗長データが作成され、それぞれを、1つの物理レコード(全体でn個ある)としてディスク装置に格納する。以下、処理装置が直接リードライトするデータを格納した物理レコードをデータレコード、冗長データを格納した物理レコードをパリティレコードと呼ぶ。また、m個のデータレコードとn個のパリティレコードから構成されるグループを、パリティグループと呼ぶ。通常、パリティグループ内のパリティレコードの数がn個であれば、n台までのディスク装置に障害が発生してもそのパリティグループのデータは回復可能である。

0008

第2の配置方法は、処理装置から見たリード/ライト単位である論理レコードを、1つの物理レコード、すなわち、1つのデータレコードとして、ディスク装置上に格納する配置方法である。以下、これを非分割配置と呼ぶ。したがって、論理レコードは、データレコードと等価なる。(それぞれの物理レコードには、データレコードあるいはパリティレコードが割り当てられるため、物理レコードと論理レコードは必ずしも等価にならない。すなわち、1つの論理レコードは、1つの物理レコードではあるが、1つの物理レコードは、1つの論理レコードであるというわけではないし、パリティレコードである場合もある。)非分割配置の特長は、ディスクアレイを構成するそれぞれのディスク装置ごとにリード/ライト処理が実行可能な点である。(分割配置方法をとると、リード/ライトのために複数のディスク装置を専有する必要がある。)したがって、非分割配置をとると、ディスクアレイ内で実行できるリード/ライト処理の多重度を向上させることが可能となり、性能向上を実現できる。非分割配置でも、m個のデータレコードから、n個のパリティレコードを作成し、ディスク装置に格納する。

0009

ただし、分割配置の場合、パリティグループ内のデータレコードの集合が、処理装置から見た1つの論理レコードを形成するのに対し、非分割配置の場合、データレコードのそれぞれが、処理装置から見るとまったく独立した論理レコードとなる。

0010

米国特許5208813号は、ディスクアレイシステムにおいて、ディスク装置に障害が発生した時、新しいディスク装置上に、デ−タの回復処理中に、処理装置からのリ−ド/ライト要求に対する受付を可能にする技術を開示している。本技術では、新しいディスク装置上にデ−タを回復する処理を、ディスク装置の各領域単位に分割して、分割した回復処理の合間に、処理装置からのリ−ド/ライト要求に対する処理を実行することで、その目的を達成している。

0011

計算機システムにおいて、ディスク装置以外にしばしば用いられる記憶装置として、磁気テ−プ、光記憶装置等がある。特に最近では、DVD(Digital Video Disk)が注目されている。これらの記憶装置の特徴は、いずれも記憶媒体とR/W(Read/Write)装置が分離されており、記憶媒体を任意のR/W装置に装填し、記憶媒体上のデ−タを読み書きするという点である。一般にこれらの媒体は、可搬媒体と呼ばれる。大規模計算機システムにおいては、非常に多くの枚数の可搬媒体の管理を容易に実現するために、ライブラリが導入される。ライブラリには、記憶媒体、R/W装置に加えて、多くの枚数の記憶メディア収納する収納庫と、収納庫とR/W装置との間で、記憶媒体を転送するロボットなどが含まれる。

0012

計算機システムで扱うデ−タは、ますます大規模化しているため、その可用性の向上に対するニ−ズも非常に高い。したがって、上記のような可搬媒体で構成される記憶装置システムにおいても、Pattersonの論文で提案されているようなコンセプトを適用することにより、高可用性を実現することは有効である。

0013

可搬媒体にこのようなコンセプトを適用した技術として、コムデックス96:DVDアプリケション(Alan E. Bell (IBM Research Division): DVD Applications ,COMDEX 96 ,Nov.20,1996)がある。本文献ではDVD、R/W装置、ロボット等から構成される通常のライブラリを複数組み合わせて冗長性をもつRAIL( Redundant Arrays of Inexpensive Libralies)が提案されている。

発明が解決しようとする課題

0014

米国特許5208813号に示されているように、ディスクアレイシステムにおいては、ディスク装置に障害が発生した時、新しいディスク装置上に、デ−タを回復処理中に、処理装置からのリ−ド/ライト要求を受け付ける技術が明らかになっている。

0015

一般に、ディスクアレイのように冗長性をもたせたシステムを導入する大きな目的は、単に障害が発生した時にデ−タの消失を防止するだけでなく、障害が発生しても処理装置からのデ−タアクセスを停止させないようにすることである。したがって、RAILのような冗長性をもつ可搬媒体用の記憶装置システムにおいても、記憶媒体に障害が発生した場合、その記憶媒体のデ−タを回復中に、その記憶媒体のデ−タに対するリ−ド/ライトアクセスができなくなってしまうことは、大きな問題がある。同様に、障害を起こした記憶媒体以外の記憶媒体のデ−タに対するリ−ド/ライトアクセスを停止させてしまうことも大きな問題となる。

0016

冗長性をもつ可搬媒体用の記憶装置システムに、米国特許5208813号に示されているような技術をそのまま適用しても、上記目的を達成できないのは、可搬媒体の場合、記憶媒体とR/W装置が分離されている点にある。したがって、障害を起こした記憶媒体のデ−タの回復のために、障害とは直接関係ないR/W装置を必要とするため、R/W装置を回復処理にいかに割り当てるかが課題となる。もちろん、米国特許5208813号は、可搬媒体に対する考慮はまったくないため、このような課題に対する考慮はまったくなかった。

0017

本発明の目的は、冗長性のある可搬記憶媒体において、記憶媒体の障害が発生した時、障害を発生した記憶媒体のデ−タの回復処理中に、その記憶媒体のデ−タに対するリ−ド/ライトアクセス、および、記憶媒体以外の記憶媒体のデ−タに対するリ−ド/ライトアクセス実行する機能を提供することである。

課題を解決するための手段

0018

以上述べた課題に対する本発明の目的を、いかに達成するかについて以下に述べる。

0019

説明を判り易くするため、ここでは、記憶媒体の冗長性に関しては、m個のデータレコードから、n個のパリティレコードを作成し、これらをm+n個の記憶媒体に配置している例について説明する。このような場合、m+n個の記憶媒体が、処理装置からは論理的な1つの記憶媒体に見えることになる。

0020

また、可搬記憶媒体の場合、記憶装置システムは、リ−ド/ライト処理に入る前に、処理装置からは、記憶媒体をR/W装置に装填するマウント要求を受付、装填を実行することになる。ここでは、m+n個の記憶媒体が、処理装置からは論理的な1つの記憶媒体に見えるため、実際にはm+n個の記憶媒体をm+n個のR/W装置に装填することになる。この後、m+n個の記憶媒体のリ−ド/ライト処理に入る。さらに、処理装置は、リ−ド/ライト処理が完了すると、論理的な記憶媒体をR/W装置から収納倉庫に戻すよう要求する。

0021

最初に説明する構成では、可搬媒体を制御する記憶装置システムに、m+n個のR/W装置しか含まれない場合について説明する。

0022

記憶媒体の回復のためには、m+n個のR/W装置が必要であるため、回復処理にすべてのR/W装置が必要ということになる。

0023

処理装置から、R/W装置に装填中の記憶媒体、すなわち、回復処理に使用しているm+n個の記憶媒体に相当する論理的な記憶媒体に対するマウント要求を受け付けた場合、装填処理を行なったことにして、マウント要求を完了させる。この後実行させるリ−ド/ライト要求に対しては、米国特許5208813号に示されているような技術をそのまま適用することにより、課題を解決することができる。

0024

一方、回復処理中以外の記憶媒体に対するマウント要求を受け付けた場合、R/W装置が空いていないため、単純には実行に入ることができない。本発明では、一度回復処理を中断させ、回復処理中の記憶媒体を一度収納倉庫に戻す。さらに、回復処理がどこまで進んだかを記憶しておく。マウント要求のあった記憶要求デマウント要求を受付、デマウント処理が完了した後、回復処理を再開させる。

0025

次の構成は、可搬媒体を制御する記憶装置システムが、m+n個のR/W装置を複数組持っている場合である。この場合、1組のm+n個のR/W装置を回復処理に割り当てても、残りのR/W装置を用いて、処理装置から要求されたリ−ド/ライト処理を実行することができる。

0026

この場合、3つの方法が考えられる。最初の方法は、回復処理のために、m+n個のR/W装置を常に確保しておく方法である。

0027

残りの2つの方法は、回復処理が必要になった時点で、論理的なR/W装置、すなわち、m+n個のR/W装置を確保する方法である。処理装置は、マウント要求を発行する場合、論理的な記憶媒体を装填する論理的なR/W装置を指定する。したがって、回復処理用に使用している論理的なR/W装置、すなわち、m+n個のR/W装置を、処理装置がマウント要求で指定することがある。回復処理を中断するのでは、R/W装置がm+n個しかない場合と同様である。まず、考えられるのが、回復処理に割り当てた論理的なR/W装置(m+n個のR/W装置)が見かけ上故障したように、処理装置に見せることである。本構成では、まだ使用可能な何組かのm+n個のR/W装置があるため、残りのR/W装置を用いて、処理装置はリ−ド/ライト処理を実行することができる。もちろん、回復処理が完了すると、故障に見せかけていた論理的なR/W装置の故障が修復されたように、処理装置に報告する。

0028

もう1つの方法は、処理装置に見せている論理的なR/W装置とm+n個のR/W装置の対応関係を動的に変更する方法である。つまり、回復処理用に割り当てたm+n個のR/W装置を使用しなくて済むように、処理装置に見せている論理的なR/W装置とm+n個のR/W装置の対応関係を、記憶装置システム側変化させていく。

0029

以上により、課題の解決が可能となる。

発明を実施するための最良の形態

0030

まず、各実施例に共通する内容について説明する。

0031

図2は、本発明の対象となる計算機システムの構成である。計算機システムは、処理装置1300、制御装置1305、および、2台以上のR/W装置1304、2台以上の収納倉庫1306、1台以上のロボット1307により構成する。処理装置1300は、CPU1301、主記憶1302、および、チャネル1303により構成される場合があってもよい。制御装置1305は、処理装置1300からのリード/ライト要求にしたがって、処理装置1300と、ディスク装置1304の間で、転送処理を実行する。制御装置バッファ1310は、制御装置1305がリードライトするデータを、一時的に蓄えるバッファである。

0032

収納倉庫1306には、デ−タを格納した物理記憶媒体1311が複数枚収納されている。ロボット1307は、収納倉庫1306とR/W装置1304の間で、物理記憶媒体1311を運搬する。R/W装置1304は、ロッボト1307によりセットされた物理記憶媒体1311を読み書きする。

0033

図3は、本発明の対象となる別の計算機システムの構成である。図2に示した構成との差異は、制御装置1305が、キャッシュメモリ1308、ディレクトリ1309、不揮発性メモリ1400、および、不揮発性メモリ管理情報1401を含む点である。キャッシュメモリ(以下、単にキャッシュと略す。)1308は、R/W装置1304にセットされた物理記憶媒体1311の一部のデ−タを格納する。ディレクトリ1309には、キャッシュ1308の管理情報を格納する。不揮発性メモリ1400は、不揮発の媒体であり、キャッシュ1308と同様に、R/W装置1304にセットされた物理記憶媒体1311の一部のデ−タを格納する。不揮発性メモリ管理情報1401も不揮発の媒体であり、不揮発性メモリ1400の管理情報を格納する。この場合、制御装置1305は、処理装置1300からのリード/ライト要求とは、非同期に、R/W装置1304とキャッシュ1308との間で、リード/ライト動作を実行する。ただし、図7に示したように、制御装置1305内に2つ以上のディレクタ1312を含み、それぞれのディレクタ1307が、処理装置1300からリード/ライト要求を受け付け、リード/ライト動作を実行するような構成でも本発明は有効である。

0034

通常、処理装置1300がディスク装置との間で、リード/ライトするデータの単位は、レコードと呼ばれる。ただし、本発明では、処理装置1300から見たレコードと、物理記憶媒体1311上に格納されたレコードが、ディスクアレイのレコード配置によって異なる場合がある。以下、ディスクアレイを適用した場合のデータの記録形式について説明する。

0035

次に、図4図5図6を用いて、本実施形態における物理記憶媒体1311の記録形式について説明する。論理記憶媒体400は、処理装置1300から見た1枚の記憶媒体である。これに対し、物理記憶媒体1311は、すでに述べたように、1枚の記憶媒体であり、収納倉庫1306の収納単位、ロボット1307の搬送単位、R/W装置1304のセット単位となる。図4の構成では、m+n枚の物理記憶媒体1311が1枚の論理記憶媒体400となる。図5に示すように、論理レコ−ド401は、処理装置1300からリ−ド/ライトされるレコ−ドである。一方、図6に示すように、R/W装置1304と制御装置1305の間で、リード/ライトされる単位、すなわち、物理記憶媒体1311に記録されている単位を、物理レコード1502と呼ぶ。本発明においては、物理記憶媒体1311上に格納されている物理レコード1502には、データレコード1500とパリティレコード1501の2種類が存在する。データレコード1500は、論理レコ−ド401の内容を格納した物理レコード1502である。一方、パリティレコード1501は、物理記憶媒体1311に障害が発生し、データレコード1501の内容が消失した時、その消失した内容を回復する処理に用いるレコードである。この場合、データレコード1500の値が変更されると、これに対応して、パリティレコード1501の内容も変更する必要が生ずる。

0036

図6を用いて、本実施形態における記憶媒体パリティグル−プ1610について説明する。図6に示す構成では、記憶媒体パリティグル−プ1610は、1つの論理記憶媒体400に対応するm+n枚の物理記憶媒体1311に相当する。

0037

次に、レコ−ドパティグル−プ1600について説明する。1組の記憶媒体パリティグル−プ1610を構成するm枚の物理記憶媒体1311に、それぞれ対応するデータレコード1500が格納されている。これらのm個のデータレコード1500から、n個のパリティレコード1501が作成され、それぞれ対応するn枚の物理記憶媒体1311に格納される。したがって、図6では、m個のデータレコード1500とn個のパリティレコード1501から、レコ−ドパリティグループ1600が構成されている。一般に、n個のパリティレコード1501を含むレコ−ドパリティグループ1600においては、そのレコ−ドパリティグループ1600内の物理レコード1502が格納されているm+n個物理記憶媒体のうち、n台の物理記憶媒体1304が故障しても、レコ−ドパリティグループ1600内のすべての物理レコード1502の内容を回復することができる。以上より、物理記憶媒体1311の高信頼化が実現できる。もちろん、それぞれの物理記憶媒体1311には、複数の物理レコ−ド1502が含まれ、1つのパリティグル−プ記憶媒体1610には、複数のパリティグル−プレコ−ド1600が存在する。

0038

また、図8(a)に示すように、1組のパリティグル−プ記憶媒体1610に複数の論理記憶媒体400が対応してもよい。なお、本発明は、図8(b)に示すように、1つの論理記憶媒体400に複数組パリティグル−プ記憶媒体が対応してもよい。

0039

図9は、R/W装置パリティグル−プ900と論理R/W装置901を示す。パリティグル−プ900は、m+n台のR/W装置1304から構成され、1組のパリティグル−プ記憶媒体1610を装填する。本実施形態では、制御装置1305には、1組以上のR/W装置パリティグル−プ900が接続されているものとする。一方、論理R/W装置901は、処理装置1300から見たR/W処理を実行する論理的な装置であり、論理記憶媒体400を装填する。図9(a)に示すように、1つの記憶媒体パリティグル−プ1610が、1つの論理記憶媒体400に対応する場合、あるいは、1つの記憶媒体パリティグル−プ1610が、複数の論理記憶媒体400に対応する場合、R/W装置パリティグル−プ900と1対1に対応する。一方、図9(b)に示すように、複数の記憶媒体パリティグル−プ1610が、1つの論理記憶媒体400に対応する場合、論理R/W装置901は、複数のR/W装置パリティグル−プ900に対応する。

0040

図10は、収納倉庫1306の構成である。収納倉庫1306は複数のスロット1000を持つ。スロット1000は、1枚の物理記憶媒体1311を収納する単位である。

0041

図11は、スロットパリティグル−プ1100と論理スロット1101を示す。スロットパリティグル−プ1100は、1つの記憶媒体パリティグル−プ1610に属するm+n枚の物理媒体1311を収納したm+n個のスロット1000の集合である。図11に示した構成では、スロットパリティグル−プ1100に属するスロット1000は、1つの収納倉庫1306内のスロット1000となっている。ただし、もちろん、本発明は、1つのスロットパリティグル−プ1100に属する2つ以上のスロット1000が同一の収納倉庫1306に含まれていても有効である。あるいは、1つのスロットパリティグル−プ1100に属するのスロット1000がすべて別々の収納倉庫1306に含まれていても有効である。

0042

論理スロット1101は、処理装置1300から見た論理記憶媒体400を収納する論理的な収納単位である。記憶媒体パリティグル−プ1610が、1つの論理記憶媒体400に対応する場合には、図11(a)に示すように、論理スロット1101は、スロットパリティグル−プ1100と1対1に対応する。一方、記憶媒体パリティグル−プ1610が、複数の論理記憶媒体400に対応する場合には、図11(b)に示すように、スロットパリティグル−プ1100は、複数の論理スロット1101に対応する。さらに、図11(c)に示すように、複数の記憶媒体パリティグル−プ1610が、1つの論理記憶媒体400に対応する場合、論理スロット1101は、複数のスロットパリティグル−プ1100に対応する。

0043

以下に示す各実施形態では、記憶媒体パリティグル−プ1610が、1つの論理記憶媒体400に対応する場合について説明する。もちろん、本発明は、記憶媒体パリティグル−プ1610が、複数の論理記憶媒体400に対応する場合についても有効である。

0044

図1は、第1の実施形態の構成/動作を表す。第1の実施形態では、制御装置1304には、1つのR/W装置パリティグル−プ900、すなわち、m+n台のR/W装置1304が接続されているものとする。

0045

第1の実施形態に関する情報として、制御装置1305は、制御装置バッファ1312、ディレクトリ1309、不揮発性メモリ管理情報1401などに、回復中スロットパリティグル−プ識別子100、回復中フラグ101、中断要求フラグ102、中断フラグ103、回復ポインタ104、R/W処理並列フラグ105を含む。

0046

本実施形態では、回復処理中の記憶媒体パリティグル−プ1610は1つであるため、これに対応するスロットパリティグル−プ1000も1つである。回復中スロットパリティグル−プ識別子100は、回復中の記憶媒体パリティグル−プ1610に対応するスロットパリティグル−プ1000の識別子である。

0047

回復中フラグ101は、回復中スロットパリティグル−プ識別子100で示されたスロットパリティグル−プ1000に対応する記憶媒体パリティグル−プ1610の回復処理を実行中であることを示す。

0048

回復中断要求フラグ102は、他のスロットパリティグル−プ1000のマウント要求を受け取ったため、回復処理の中断が要求されていることを示す。

0049

中断フラグ103は、回復中のスロットパリティグル−プ1000の回復処理を中断したことを示す情報である。

0050

回復ポインタ104は、回復処理をどこまで行なっていたかを表す情報である。回復処理を開始、あるいは、再開する場合、この回復ポインタ104に示された領域から回復処理を再開する。回復ポインタ102は、回復中の記憶媒体パリティグル−プ1610の各物理記憶媒体1311に記憶しておいてもよい。

0051

R/W処理並列フラグ105は、回復処理と処理装置1300からのリ−ド/ライト要求を並行して実行していることを表す。

0052

制御装置1305の主な機能は、マウント処理実行部A110、R/W処理実行部A111、デマウント処理実行部A112、回復処理マウント部A113、回復処理R/W部A114、回復処理デマウント部A115である。

0053

マウント処理実行部A110は、処理装置1300の要求にしたがって、ロボット1307を用い、論理記憶媒体400を論理R/W装置901に装填する。実際には、対応するスロットパリティグル−プ1000に格納されている記憶媒体パリティグル−プ1610を、R/W装置パリティグル−プ900に、装填する。

0054

R/W処理実行部A111は、処理装置1300の要求にしたがって、論理R/W装置901に装填された論理記憶媒体400のR/W処理を実行する。実際には、対応するR/W装置グル−プ900に装填中の記憶媒体パリティグル−プ1610のリ−ド/ライト処理を実行する。この時、回復処理を実行中であれば、回復の中断を要求する。

0055

デマウント処理実行部A112は、処理装置1300の要求にしたがって、ロボット1307を用い、論理R/W装置901に装填された論理記憶媒体400の取りだしを行なう。実際には、対応するR/W装置パリティグル−プ900から、記憶媒体パリティグル−プ1610を取り出す。

0056

回復処理マウント部A113は、故障した物理記憶媒体1312を回復するために、ロボット1307を用い、対応するスロットパリティグル−プ1000に格納されている記憶媒体パリティグル−プ1610を、R/W装置パリティグル−プ900に装填する。

0057

回復処理R/W部A114は、故障した物理記憶媒体1312を回復する処理を実行する。この時、回復中断要求があるかをチェックし、あれば、中断ポイントを記憶し、一度、R/W装置パリティグル−プ900から、回復処理を行っている記憶媒体パリティグル−プ1610を取り出す。

0058

回復デマウント部114は、ロボット1307を用い、回復処理が終了した時、R/W装置パリティグル−プ900から、記憶媒体パリティグル−プ1610を取り出す。

0059

以下、各処理のフロ−を説明する。

0060

まず、マウント処理実行部A110の処理フロ−を説明する。まず、ステップ120で、制御装置1305は、回復中フラグ101を参照する。回復中でなければ、ステップ121で、制御装置1305は、通常のマウント処理を実行する。回復中であれば、ステップ122で、制御装置1305は、回復中スロットパリティグル−プ識別子100を参照して、マウントを要求されたスロットパリティグル−プ1000が、回復中スロットパリティグル−プ識別子100であるかを参照する。そうであれば、ステップ123では、制御装置1305は、R/W処理並列フラグ105をオンにして、ステップ124で、制御装置1305は、処理装置1300に完了報告を行う。そうでなければ、ステップ125で、回復中断要求フラグ102をオンにする。この後、中断フラグ103がオンになるのを待つ。最後に、制御装置1305は、ステップ121で通常のマウント処理を実行する。

0061

R/W処理実行部A111の処理フロ−を説明する。まず、ステップ130で、制御装置1305は、R/W処理並列フラグ105がオンかをチェックする。オンでなければ、ステップ131で、制御装置1305は、要求されたリ−ド/ライト処理を実行する。オンであれば、ステップ132で、回復処理の切れ目をまつ。この後、ステップ131の実行に入る。

0062

デマウント処理実行部A112の処理フロ−を説明する。ステップ140で、制御装置1305は、R/W処理並列フラグ105がオンかをチェックする。ステップ141で、オンでなければ、要求されたデマウント処理を実行する。さらに、ステップ142で、制御装置1305は、R/W処理並列フラグ105をオフし、デマウント要求の完了を報告する。ステップ143で、制御装置1305は、中断フラグ103がオンかをチェックする。オンでなければ、処理を終了し、オンであれば、ステップ144で、回復処理マウント処理の実行を要求する。具体的には、回復処理マウント部A113を起動する。

0063

回復処理マウント部113Aの処理フロ−を説明する。ステップ150で、制御装置1305は、回復処理の対象となる記憶媒体パリティグル−プ1610をR/W装置パリティグル−プ900に装填する。この後ステップ151で、制御装置1305は、中断フラグ103がオンかをチェックする。オフの場合、回復ポインタ103に初期値(まったく回復を行なっていないことを示す値)に設定し、ステップ153へジャンプする。

0064

ステップ152では、制御装置1305は、中断フラグ103をオフにする。さらに、回復ポインタ104を物理記憶媒体1311に退避した場合、この値を読みだし、回復ポインタ104再設定する。ステップ153では、制御装置1305は、回復処理の対象となる記憶媒体パリティグル−プ1610に対応するスロットパリティグル−プ1000の識別子を回復中スロットパリティグル−プ識別子100に設定する。さらに、回復中フラグ101をオンにする。ステップ154では、制御装置1305は、回復ポインタ104で示す領域から、回復処理の実行を要求する。すなわち、回復処理R/W部113の実行を要求する。

0065

回復処理R/W部A114の処理フロ−を説明する。ステップ160で、制御装置1305は、部分領域の回復処理実行する。ステップ161では、回復処理全体が完了したかをチェックする。完了した場合、ステップ162で、回復デマウント処理の実行を要求する。具体的には回復処理デマウント部A115の実行を要求する。完了していない場合、ステップ163で、制御装置1305は、R/W処理並列フラグ105がオンかをチェックする。オフの場合、次の回復処理を行なうため、ステップ160に戻る。オンの場合、ステップ164で、制御装置1305は、実行すべきリ−ド/ライト要求があれば、それが完了するのをまつ。この後、次の回復処理を行なうため、ステップ160に戻る。

0066

回復処理デマウント部A115の処理フロ−を説明する。ステップ170では、制御装置1305は、回復中フラグ101をオフする。ステップ171では、R/W処理並列フラグ105がオンかをチェックする。オンであれば、ステップ172では、R/W処理並列フラグ105をオフし、処理を完了する。オフであれば、ステップ173で、制御装置1305は、回復処理の完了した記憶媒体パリテイグル−プ1600を、R/W装置パリグル−プ900から回復中スロットパリティグル−プ識別子100に対応するスロットパリティグル−プ1000に戻す。

0067

図12は、第2の実施形態を表す。第2の実施形態では、制御装置1305が回復処理専用のR/W装置パリティグル−プ900である回復用R/W装置パリティグル−プ200を持つ点である。本実施形態では、回復用R/W装置パリティグル−プ200が1組の場合について説明するが、本発明は、回復用R/W装置パリティグル−プ200が複数組の場合についても有効である。

0068

本実施形態では、回復処理は、回復用R/W装置パリティグル−プ200を用いるため、処理装置1300からのリ−ド/ライト要求と回復処理との間でリソ−ス競合が発生するのは、回復処理中の記憶媒体パリティグル−プ1610に処理装置1300からリ−ド/ライト要求を受け付けた時だけである。また、この時には、制御装置1305は、処理装置1300から指示された論理R/W装置901に対応するR/W装置パリティグル−プ900を使用せず、回復用R/W装置パリティグル−プ200を用いる。

0069

第2の実施形態に関する情報として、制御装置1305は、制御装置バッファ1310、ディレクトリ1309、不揮発性メモリ管理情報1401などに、回復中スロットパリティグル−プ識別子100、回復中フラグ101、R/W処理並列フラグ105を含む。いずれの情報も第1の実施形態に含まれる情報であり、意味も同様である。さらに、本実施形態では、仮想R/W装置アドレス201を設ける。上記に説明したように、本実施形態では、回復処理中の記憶媒体パリティグル−プ1610に処理装置1300からリ−ド/ライト要求を受け付けた時には、処理装置1300から指示された論理R/W装置901に対応するR/W装置パリティグル−プ900を使用せず、回復用R/W装置パリティグル−プ200を用いる。この際には、回復用R/W装置パリティグル−プ200が見掛け上は、処理装置1300が指定した論理R/W装置901に相当することになる。仮想R/W装置アドレス201には、この論理R/W装置901に相当するアドレスを設定する。

0070

制御装置1305主な機能は、マウント処理実行部B210、R/W処理実行部B211、デマウント処理実行部B212、回復処理マウント部B213、回復処理R/W部B214、回復処理デマウント部B215である。それぞれが、第1の実施形態におけるマウント処理実行部A110、R/W処理実行部A111、デマウント処理実行部A112、回復処理マウント部A113、回復処理R/W部A114、回復処理デマウントA部115に対応する機能である。以下、それぞれについて説明する。

0071

マウント処理実行部B210について説明する。まず、ステップ220で、制御装置1305は、回復中フラグ101を参照する。回復中でなければ、ステップ221で、通常のマウント処理を実行する。回復中であれば、ステップ222で、制御装置1305は、回復中スロットパリティグル−プ識別子100を参照して、マウントを要求されたスロットパリティグル−プ1000が、回復中スロットパリティグル−プ識別子100であるかを参照する。そうであれば、ステップ223では、制御装置1305は、R/W処理並列フラグ105をオンにして、さらに、処理装置1300から指定された論理R/W装置901を、仮想R/W装置アドレス201に設定する。この後、ステップ224で、処理装置1300への完了報告を実行する。

0072

R/W処理実行部B211の処理を説明する。まず、ステップ230で、制御装置1305は、R/W処理並列フラグ105がオンかをチェックする。オンでなれば、さらに、処理装置1300から指定された論理R/W装置901を、仮想R/W装置アドレス201に等しいかをチェックする。両方の条件が成立すれば、ステップ231で、制御装置1305は、回復用R/W装置パリティグル−プ200を用いて、指定されたリ−ド/ライト処理を実行する。どちらか1つでも条件が成立しない場合、ステップ232で、制御装置1305は回復処理の切れ目をまつ。この後、ステップ231に戻り、回復用R/W装置パリティグル−プ200を用いて、指定されたリ−ド/ライト処理を実行する。

0073

デマウント処理実行部B212について説明する。まず、制御装置1305は、ステップ240で、R/W処理並列フラグ105がオンかをチェックする。オンでなれば、ステップ241で、通常のデマウント処理を実行する。この後、ステップ244にジャンプする。オンであれば、ステップ242で、制御装置1305は、処理装置1300から指定された論理R/W装置901を、仮想R/W装置アドレス201に等しいかをチェックする。等しくなければ、ステップ241へジャンプし、通常のデマウント処理を実行する。等しければ、ステップ243で、制御装置1305は、R/W処理並列フラグ105をオフする。この後、ステップ244で、処理装置1300に完了報告を行なう。

0074

回復処理マウント部B213について説明する。ステップ250で、制御装置1305は、回復処理の対象となる記憶媒体パリティグル−プ1610をR/W装置パリティグル−プ900に装填する。ステップ251では、制御装置1305は、回復処理の対象となる記憶媒体パリティグル−プ1610に対応するスロットパリティグル−プ1000の識別子を回復中スロットパリティグル−プ識別子100に設定する。さらに、回復中フラグ101をオンにする。ステップ252では、制御装置1305は、回復ポインタ104で示す領域から、回復処理の実行を要求する。すなわち、回復処理R/W部B214の実行を要求する。

0075

回復処理R/W部B214は、回復処理R/W部A114の処理と同じであるため、説明を省略する。

0076

同様に、回復処理デマウント部B215の処理も、回復処理デマウント部A115と同じであるため、説明を省略する。

0077

図13は、第3の実施形態を表す。第3の実施形態では、制御装置1305が回復処理を行なう際に、回復処理用にR/W装置パリティグル−プ900を割り当てる。特に、何もしないと処理装置1300が、この回復処理用に割り当てたR/W装置パリティグル−プ900に記憶媒体パリティグル−プ1610を装填することを要求してくる。第1の実施形態では、この際、回復処理を中断した。第1の実施形態は、制御装置1304には、1つのR/W装置パリティグル−プ900、すなわち、m+n台のR/W装置1304が接続されている構成で説明した。しかし、この回復処理用に割り当てたR/W装置パリティグル−プ900に記憶媒体パリティグル−プ1610を装填することを要求してきた時、回復処理を中断することは、制御装置1305が複数組のR/W装置パリティグル−プ900を含む場合も適用できる。すなわち、第1の実施形態で示した内容は、制御装置1305が複数組のR/W装置パリティグル−プ900を含む場合も有効である。一方、第3の実施形態では、処理装置1300には、回復処理用に割り当てたR/W装置パリティグル−プ900に対応する論理R/W装置901に障害が発生したとように見せる。こうすることにより、処理装置1300が、回復処理用に割り当てたR/W装置パリティグル−プ900に記憶媒体パリティグル−プ1610を装填することを要求してくることを防ぐことができる。

0078

第3の実施形態に関する情報として、制御装置1305は、制御装置バッファ1310、ディレクトリ1309、不揮発性メモリ管理情報1401などに、回復中スロットパリティグル−プ識別子100、回復中フラグ101、R/W処理並列フラグ105、仮想R/W装置アドレス201を含む。いずれの情報も第2の実施形態に含まれる情報であり、意味も同様である。

0079

制御装置1305内のディレクタ1312の主な機能は、マウント処理実行部B210、R/W処理実行部B211、デマウント処理実行部B212、回復処理マウント部B213、回復処理R/W部B214、回復処理デマウント部C315である。回復処理デマウント部C315以外は、いずれの情報も第2の実施形態に含まれる機能であるため、説明を省略する。さらに、第3の実施形態では、仮障害報告部310を含む。以下、第2実施形態とはことなる2つの機能のそれぞれについて説明する。

0080

まず、仮障害報告部310の処理について説明する。ステップ320で、制御装置1305は、回復処理用に割り当てるR/W装置パリティグル−プ900を決定する。ステップ321では、制御装置1305は、このR/W装置パリティグル−プ900に対応する論理的R/W901に障害が発生したということを処理装置1300に報告する。最後に322で、回復処理マウント部B210を起動する。

0081

回復処理デマウント部C315では、最後にステップ330で、制御装置1305が、処理装置1300に回復用に割り当てていた、R/W装置パリティグル−プ900の障害が回復したことを報告する。

0082

図14は、第4の実施形態を表す。第4の実施形態でも、制御装置1305が回復処理を行なう際に、回復処理用にR/W装置パリティグル−プ900を割り当てる。第3の実施形態でも述べたように、何もしないと処理装置1300が、この回復処理用に割り当てたR/W装置パリティグル−プ900に記憶媒体パリティグル−プ1610を装填することを要求してくる。本実施形態では、制御装置1305が、論理R/W装置900とR/W装置パリティグル−プ900の対応関係を動的に切り換える。すなわち、回復処理用に割り当てたR/W装置パリティグル−プ900に論理R/W装置900を割り当てないようにする。ただし、処理装置1300に見せている論理的R/W装置900の数より、処理装置1300からのリ−ド/ライト処理用にR/W装置パリティグル−プ900の数が少ない場合、対応するR/W装置パリティグル−プ900が空くまでマウント要求がまたされることになる。

0083

第4の実施形態に関する情報として、制御装置1305は、制御装置バッファ1310、ディレクトリ1309、不揮発性メモリ管理情報1401などに、回復中スロットパリティグル−プ識別子100、回復中フラグ101、R/W処理並列フラグ105、仮想R/W装置アドレス201を含む。いずれの情報も第2の実施形態に含まれる情報であり、意味も同様である。さらに、第4の実施形態では、さらに、対応R/W装置パリティグル−プ350、R/W装置パリティグル−プ状態351、回復用R/W装置パリティグル−プ352を含む。

0084

対応R/W装置パリティグル−プ350は、論理R/W装置901ごとの情報である。本情報は、論理R/W装置901が、どのR/W装置パリティグル−プ900に対応するかを表す。R/W装置パリティグル−プ状態351は、R/W装置パリティグル−プ900ごとの情報である。R/W装置パリティグル−プ状態351は、対応するR/W装置パリティグル−プ900が使用中であるか、空いているかを表す。回復用R/W装置パリティグル−プ352は、回復処理用に割り当てたR/W装置パリティグル−プ900の識別子である。本実施形態は、回復用R/W装置パリティグル−プ352が1つ、すなわち、回復処理用に割り当てるR/W装置パリティグル−プ900が1つの場合について説明する。もちろん、本発明は、回復処理用に割り当てるR/W装置パリティグル−プ900が2以上ある場合も有効である。

0085

制御装置1305の主な機能は、マウント処理実行部C360、R/W処理実行部C361、デマウント処理実行部C362、回復処理マウント部C363、回復処理R/W部C364、回復処理デマウント部D365である。以下、各機能ついて説明する。

0086

マウント処理実行部C360について説明する。まず、ステップ370で、制御装置1305は、R/W装置パリティグル−プ状態351を参照して、空いているものがないかを調べる。空いていなければ、ステップ371では、制御装置1305は、当該マウント要求を待たせ、一度処理を終了する。この時、指定された論理R/W装置900の対応R/W装置パリティグル−プ350に、待ち情報を設定する。空いているR/W装置パリティグル−プ900を見つけられたら、ステップ372で、制御装置1305は、指定された論理R/W装置900の対応R/W装置パリティグル−プ350に、見つけたR/W装置パリティグル−プ900の識別子を設定する。制御装置1305は、ステップ373で、回復処理中の記憶媒体パリティグル−プにマウント要求を受け付けたかをチェックし、そうであれば、ステップ374で、指定された論理R/W装置900の対応R/W装置パリティグル−プ350に、回復処理用のR/W装置パリティグル−プ900の識別子を設定し直す。この後、マウント処理実行部B210と同様の処理を実行する。

0087

R/W処理実行部C361の説明を行なう。まず、ステップ380で、制御装置1305は、指定された論理R/W装置900の対応R/W装置パリティグル−プ350を参照し、当該要求がどのR/W装置パリティグル−プ900に対する要求かを認識する。以降は、R/W処理実行部B211の処理を実行する。

0088

デマウント処理実行部C362の説明を行う。まず、制御装置1305は、ステップ390で、指定された論理R/W装置900の対応R/W装置パリティグル−プ350を参照し、当該要求がどのR/W装置パリティグル−プ900に対する要求かを認識する。さらに、ステップ391では、制御装置1305は、R/W処理並列フラグ105を参照し、オンかをチェックする。オンでない時、ステップ392で、対応するR/W装置パリティグル−プ状態351を空き状態にする。オンでない場合、さらに、対応R/W装置パリティグル−プ350を参照し、待ち状態にあるマウント要求があるかをチェックし、あれば、これを記憶しておく。次に、デマウント処理実行部B212の処理を実行する。

0089

最後に、制御装置1305は、ステップ393で、起動しようと記憶していた待ち状態にあるマウント要求があれば、マウント処理を実行するために、マウント処理実行部C360を起動する。

0090

回復処理マウント部C363について説明する。ステップ410で、制御装置1305は、R/W装置パリティグル−プ状態351を参照して、空いているものがないかを調べる。空いていなければ、一度処理を終了する。空いているR/W装置パリティグル−プ900を見つけられたら、ステップ411で、制御装置1305は、回復用R/W装置パリティグル−プ352に、見つけたR/W装置パリティグル−プ900の識別子を設定する。以降の処理は、回復処理マウント部B213と同様である。

0091

回復処理R/W部C364は、回復処理R/W部B214と同じであるため、説明を省略する。

0092

回復処理デマウント部D365の説明を行う。まず、制御装置1305は、ステップ420で、R/W処理並列フラグ105を参照し、オンかをチェックする。オンでない時、ステップ421で、制御装置1305は、回復用R/W装置パリティグル−プ352に対応するR/W装置パリティグル−プ状態351を空き状態にする。さらに、オンでない場合、ステップ422で、制御装置1305は、対応R/W装置パリティグル−プ350を参照し、待ち状態にあるマウント要求があるかをチェックし、あれば、これを記憶しておく。次に、回復処理デマウント部B215と同じ処理を実行する。

0093

この後、制御装置1305は、ステップ423で、回復用R/W装置パリティグル−プ352をクリアする。さらに、制御装置1305は、ステップ424で、記憶していた待ち状態にあるマウント要求があれば、マウント処理の実行を要求する。すなわち、マウント処理実行部C360の実行を要求する。

発明の効果

0094

本発明は、可搬媒体をベ−スとした記憶装置システムにおいて、冗長性を記憶媒体に障害が発生した場合、障害を起こした記憶媒体に格納されていたデ−タを回復処理を、処理装置からのリ−ド/ライト要求を受付ながら実行することに可能にする。このため、記憶装置システムは、処理装置とは独立に、回復処理にR/W装置を割り当てる機能をもつ。

図面の簡単な説明

0095

図1本発明の概要図。
図2本発明の対象となる計算機システムの構成図。
図3本発明の対象となる別の計算機システムの構成図。
図4論理記憶媒体400の構成図。
図5論理レコ−ド、物理レコ−ドの関係図。
図6記憶装置パリティグル−プ、レコ−ドパリティグル−プの構成図。
図7ディレクタが複数存在する場合の構成図。
図8論理記憶装置と記憶装置パリティグル−プの関係図。
図9R/W装置パリティグル−プと論理R/W装置の構成図。
図10収納倉庫の構成図。
図11スロットパリティグル−プと論理スロットの構成図。
図12第2の実施例の概要図。
図13第3の実施例の概要図。
図14第4の実施例の概要図。

--

0096

100:回復中スロットパリティグル−プ識別子、101:回復中フラグ、102:中断要求フラグ、103:中断フラグ、104:回復ポインタ、105:R/W処理並列フラグ、110:マウント処理実行部A、111:R/W処理実行部A、112:デマウント処理実行部A、113:回復処理マウント部A、114:回復処理R/W部A、115:回復処理デマウント部A、201:仮想R/W装置アドレス、210:マウント処理実行部B、211:R/W処理実行部B、212:デマウント処理実行部B、213:回復処理マウント部B、214:回復処理R/W部B、215:回復処理デマウント部B、315:回復処理デマウント部C、310:仮障害報告部、350:対応R/W装置パリティグル−プ、351:R/W装置パリティグル−プ状態、352回復用R/W装置パリティグル−プ、360:マウント処理実行部C、361:R/W処理実行部C、362:デマウント処理実行部C、363:回復処理マウント部C、364:回復処理R/W部C、365:回復処理デマウント部D

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