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課題

凝縮水振り掛け方式により凝縮水を処理するものであって、室外側熱交換器腐食させることなく蒸発性能を発揮することができると同時に、組立て面やコスト面でもきわめて有利な「空気調和装置」を提供する。

解決手段

空気調和装置の凝縮水蒸発手段24は、前記室外側ユニット5内に設けられる室外側熱交換器7の伝熱用フィンの一端から空気通過下流側に伸延して一体的に形成されドレンホース4からの凝縮水が流下される突出部50aを有する。この突出部50aは、その上面が空気通過下流側に向けて低くなるように傾斜して構成される。

概要

背景

一般に、空気調和装置から発生する凝縮水は、空気調和装置を設置する場所によっては、空気調和装置自体がこれを蒸発処理しなければならないことがある。例えば、高層階マンションベランダ等に空気調和装置が設置されている場合には、凝縮水をたれ流すと、下層階住人に迷惑が掛かる虞れがあることから、空気調和装置自体が凝縮水を蒸発処理する必要がある。

従来から行なわれている凝縮水を蒸発処理する手段としては、例えば、超音波振動子を利用して凝縮水を霧状とし、これをファンにより外部に放散させるようにしたもの(特開平6−331,161号公報、特開平1−260,254号公報等参照)、回転する帯状吸水性フィルターにより吸い上げた凝縮水を熱交換器からの熱風を利用して蒸発させるようにしたもの(特開平2−259,341号公報等参照)、凝縮水を室外側熱交換器振り掛け、その熱を利用して蒸発させるようにしたもの(特開昭49−43,429号公報、特開昭49−45,548号公報等参照)等がある。

このような凝縮水の蒸発処理手段の内、超音波振動子や吸水性フィルターを利用するものは、装置が高価なものとなるのみでなく、空気調和装置の冷房性能を低下させる虞れもあり、実用性に乏しいという不具合がある。

一方、凝縮水振り掛け方式は、前2者に比し、コスト的に有利で、実用的にも優れたものである。図8は、従来の凝縮水振り掛け方式の空気調和装置の一例を示している。この空気調和装置は、室内側ユニット1に設けられた室内側熱交換器2から滴下された凝縮水を室内側ドレンパン3により受け、該室内側ドレンパン3内の凝縮水をドレンホース4により室外側ユニット5に設けた滴下ノズル11に導く。そして、この凝縮水を、滴下ノズル11から、室外側ユニット5内に設けた室外側熱交換器7の上部に滴下させ、室外側熱交換器7の熱により凝縮水を蒸発させ、室外側ファン8により外部に放散させるようにしている。

概要

凝縮水振り掛け方式により凝縮水を処理するものであって、室外側熱交換器を腐食させることなく蒸発性能を発揮することができると同時に、組立て面やコスト面でもきわめて有利な「空気調和装置」を提供する。

空気調和装置の凝縮水蒸発手段24は、前記室外側ユニット5内に設けられる室外側熱交換器7の伝熱用フィンの一端から空気通過下流側に伸延して一体的に形成されドレンホース4からの凝縮水が流下される突出部50aを有する。この突出部50aは、その上面が空気通過下流側に向けて低くなるように傾斜して構成される。

目的

本発明は、このような従来技術の課題に鑑みてなされたものであり、凝縮水振り掛け方式により凝縮水を処理するものであって、室外側熱交換器を腐食させることなく蒸発性能を発揮することができると同時に、組立て面やコスト面でもきわめて有利な空気調和装置を提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
2件

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請求項1

室内側ユニット(1) に設けられた室内側熱交換器(2) からの凝縮水を室内側ドレンパン(3) により受け、該室内側ドレンパン(3) 内の凝縮水をドレンホース(4) により室外側ユニット(5) に導き、該室外側ユニット(5) に設けられた凝縮水蒸発手段(24)により前記凝縮水を蒸発させるようにした空気調和装置において、前記凝縮水蒸発手段(24)は、前記室外側ユニット(5) 内に設けられる室外側熱交換器(7) の伝熱用フィン(50)の一端から空気通過下流側に伸延して形成され前記ドレンホース(4) からの凝縮水が流下される突出部(50a) を有すること特徴とする空気調和装置。

請求項2

前記突出部(50a) は、その上面が空気通過下流側に向けて低くなるように傾斜していること特徴とする請求項1記載の空気調和装置。

請求項3

前記凝縮水蒸発手段(24)は、前記室外側熱交換器(7) の上方に配置され前記ドレンホース(4) からの凝縮水を貯溜する室外側上部ドレンパン(35)と、前記突出部により蒸発されずに流下した凝縮水を集める室外側下部ドレンパン(36)とを有すること特徴とする請求項1記載の空気調和装置。

請求項4

前記凝縮水蒸発手段(24)は、前記室外側下部ドレンパン(36)内の凝縮水を直接あるいは一旦ドレンタンク(37)に貯溜し、ポンプ(P) により前記室外側上部ドレンパン(35)に戻すようにしたこと特徴とする請求項3記載の空気調和装置。

技術分野

0001

本発明は、凝縮水蒸発させて処理するいわゆるノンドレン機構を備えた空気調和装置に関する。

背景技術

0002

一般に、空気調和装置から発生する凝縮水は、空気調和装置を設置する場所によっては、空気調和装置自体がこれを蒸発処理しなければならないことがある。例えば、高層階マンションベランダ等に空気調和装置が設置されている場合には、凝縮水をたれ流すと、下層階住人に迷惑が掛かる虞れがあることから、空気調和装置自体が凝縮水を蒸発処理する必要がある。

0003

従来から行なわれている凝縮水を蒸発処理する手段としては、例えば、超音波振動子を利用して凝縮水を霧状とし、これをファンにより外部に放散させるようにしたもの(特開平6−331,161号公報、特開平1−260,254号公報等参照)、回転する帯状吸水性フィルターにより吸い上げた凝縮水を熱交換器からの熱風を利用して蒸発させるようにしたもの(特開平2−259,341号公報等参照)、凝縮水を室外側熱交換器振り掛け、その熱を利用して蒸発させるようにしたもの(特開昭49−43,429号公報、特開昭49−45,548号公報等参照)等がある。

0004

このような凝縮水の蒸発処理手段の内、超音波振動子や吸水性フィルターを利用するものは、装置が高価なものとなるのみでなく、空気調和装置の冷房性能を低下させる虞れもあり、実用性に乏しいという不具合がある。

0005

一方、凝縮水振り掛け方式は、前2者に比し、コスト的に有利で、実用的にも優れたものである。図8は、従来の凝縮水振り掛け方式の空気調和装置の一例を示している。この空気調和装置は、室内側ユニット1に設けられた室内側熱交換器2から滴下された凝縮水を室内側ドレンパン3により受け、該室内側ドレンパン3内の凝縮水をドレンホース4により室外側ユニット5に設けた滴下ノズル11に導く。そして、この凝縮水を、滴下ノズル11から、室外側ユニット5内に設けた室外側熱交換器7の上部に滴下させ、室外側熱交換器7の熱により凝縮水を蒸発させ、室外側ファン8により外部に放散させるようにしている。

発明が解決しようとする課題

0006

ところが、上記従来の凝縮水振り掛け方式の空気調和装置にあっては、室外側熱交換器7は、冷媒が流れる冷媒管伝熱を良くするための伝熱用フィンとを有しており、このようなものに直接凝縮水を振り掛けると、凝縮水中に含まれる成分によっては、熱交換器自体腐食する虞れがある。特に冷媒管が腐食すると冷媒が抜ける虞れがあるため好ましくないという問題があった。

0007

これに対し、本出願人は先に、多数のプレート分岐プレートとからなる乾燥用の凝縮水蒸発手段を室外側熱交換器の空気吹出し側に隣接して設け、これに凝縮水を振り掛けて蒸発処理するようにした技術を提案している(特開平7−234,055号参照)。このようにすれば、室外側熱交換器が腐食することなく、長期にわたり安定的に凝縮水を蒸発させることができる。

0008

しかしながら、乾燥用の前記凝縮水蒸発手段は、室外側熱交換器を通過する空気と凝縮水との間のいわば熱交換器となるものであって、当然ながら空気と接触する表面積を広く確保することができる構造を採る必要があり、このようなものを室外側熱交換器とは別に新たに設けることは、コスト高を招くとともに、組立作業工数が増加するという欠点をも有していた。

0009

本発明は、このような従来技術の課題に鑑みてなされたものであり、凝縮水振り掛け方式により凝縮水を処理するものであって、室外側熱交換器を腐食させることなく蒸発性能を発揮することができると同時に、組立て面やコスト面でもきわめて有利な空気調和装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0010

上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、室内側ユニットに設けられた室内側熱交換器からの凝縮水を室内側ドレンパンにより受け、該室内側ドレンパン内の凝縮水をドレンホースにより室外側ユニットに導き、該室外側ユニットに設けられた凝縮水蒸発手段により前記凝縮水を蒸発させるようにした空気調和装置において、前記凝縮水蒸発手段は、前記室外側ユニット内に設けられる室外側熱交換器の伝熱用フィンの一端から空気通過下流側に伸延して形成され前記ドレンホースからの凝縮水が流下される突出部を有すること特徴とする。この発明にあっては、ドレンホースからの凝縮水は、室外側熱交換器の伝熱用フィンの一端から伸延して形成される突出部の上に流下する。伝熱用フィンの突出部に導かれた凝縮水は、この突出部が室外側熱交換器の空気通過下流側に位置していることも手伝って、室外側熱交換器の方に流れることなく突出部の表面のみを伝わって順次略下方に流れる。室外側熱交換器の表面は比較的高温になっているので、この熱によって凝縮水は、流下する途中で加熱されて蒸発する。

0011

請求項2に記載の発明は、上記請求項1に記載の空気調和装置において、前記突出部は、その上面が空気通過下流側に向けて低くなるように傾斜していること特徴とする。この発明にあっては、突出部の上に流下した凝縮水が室外側熱交換器の方へはねかかったり流れたりすることが確実に防止される。

0012

請求項3に記載の発明は、上記請求項1に記載の空気調和装置において、前記凝縮水蒸発手段は、前記室外側熱交換器の上方に配置され前記ドレンホースからの凝縮水を貯溜する室外側上部ドレンパンと、前記突出部により蒸発されずに流下した凝縮水を集める室外側下部ドレンパンとを有すること特徴とする。この発明にあっては、室外側上部ドレンパン内の凝縮水を伝熱用フィンの突出部に分流して流すことが可能となるので蒸発箇所が増え、より蒸発性能が高められる。また、突出部を流下した凝縮水が、完全に蒸発されない場合であっても、これを室外側下部ドレンパンが貯溜するようにしているので、凝縮水が不必要に外部に漏れることがない。

0013

請求項4に記載の発明は、上記請求項3に記載の空気調和装置において、前記凝縮水蒸発手段は、前記室外側下部ドレンパン内の凝縮水を直接あるいは一旦ドレンタンクに貯溜し、ポンプにより前記室外側上部ドレンパンに戻すようにしたこと特徴とする。この発明にあっては、室外側下部ドレンパン内に溜まった凝縮水は、ポンプにより室外側上部ドレンパンに戻され、凝縮水蒸発手段を循環して流れることになり、凝縮水の蒸発性能がさらに高められることになる。

発明を実施するための最良の形態

0014

以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施の形態に係る空気調和装置を示す外観図図2は、同実施の形態の内部構成を示す概略構成図、図3は、図2のA−A線に沿う概略断面図、図4は同実施の形態の凝縮水蒸発手段を室外側熱交換器と共に示す概略斜視図、図5図4左手前から見た側面図である。なお、以下の説明に当たっては、図8に示す部材と共通する部材には同一符号を使用することがある。

0015

本実施の形態の空気調和装置20は、図1に示すように、室内Rに設けられた室内側ユニット1と、屋外に設けられた室外側ユニット5とを有している。この空気調和装置20は、窓のに取り付けた取付装置10の支持台に室外側ユニット5を設置するようにした窓掛け方式と称されるものである。窓掛け方式は、省スペース化を図ることができること、および使用者自ら据付可能なこと等の特徴を備え、室外側ユニット5をこの形態で据え付ける場合には、凝縮水を下方にたれ流すことはできず、いわゆるノンドレン機構を室外側ユニット5に備える必要がある。

0016

図2に示すように、室内側ユニット1は、発泡スチロールなどからなる断熱材が内周面に張られたケーシング21内に、室内側熱交換器2と、室内側フアンクロスフローファン)22と、室内側熱交換器2から滴下された凝縮水を受ける室内側ドレンパン3が設けられている。

0017

室外側ユニット5は、ケーシング23内に、コンプレッサ6と、室外側熱交換器7と、室外側ファン(クロスフローファン)8と、ファン駆動用モータ9の他に、凝縮水蒸発手段24が設けられている。

0018

ケーシング23内は、室外側熱交換器7および室外側ファン8を配置する上部室25と、コンプレッサ6およびファン駆動用モータ9を配置する下部室26との上下2室に区画されている。室外側熱交換器7との間で熱交換する冷却風通路を形成するため、上部室25内には上部スクロール27と、下部スクロール28とが設けられている。下部スクロール28によって、ケーシング23内が上部室25と下部室26とに区画されている。下部室26はコンプレッサ6やモータ9が配置されて比較的高温になるが、ケーシング23の適宜箇所グリル29を設け、ファンの負圧によって風を吸い込みコンプレッサ6等を冷却する。

0019

図3にも示すように、ケーシング23の前面には空気流入口30が上部室25内に臨むように開口され、この空気流入口30に近接して室外側熱交換器7が配置されている。室外側ファン8の回転に伴って空気流入口30から上部室25内に取り込まれた空気は、室外側熱交換器7内を流れる冷媒との間で熱交換を行った後に、ケーシング23の一側面に開口した空気流出口31から外部に放出される。

0020

上部スクロール27の上面側には、前記室内側ドレンパン3からドレンホース4を通って導かれた凝縮水を貯溜する室外側上部ドレンパン35が一体的に設けられている。また、下部スクロール28の上面側には、蒸発されずに落下した凝縮水を集めると共に空気流入口30や空気流出口31を通って侵入した雨水などを捕捉する室外側下部ドレンパン36が一体的に設けられている。さらに、下部室26には、グリル29を通って侵入した雨水などを捕捉するドレンタンク37が設けられている。そして、室外側下部ドレンパン36は、ドレンタンク37とパイプ40により連通され、該ドレンタンク37内に貯溜された凝縮水や雨水は、ポンプPによりパイプ41を通って室外側上部ドレンパン35に戻されるようになっている。

0021

図示する実施の形態における凝縮水蒸発手段24は、室外側熱交換器7の伝熱用フィン50の一端から空気通過下流側に伸延して形成された突出部50aを有している。室外側上部ドレンパン35の底部には、突出部50aの直上方に位置する流出孔46が開設されており、したがって、室外側上部ドレンパン35内の凝縮水は突出部50aの上に流下される。流出孔46は少なくとも1つ以上設けられており、室外側上部ドレンパン35内の凝縮水を伝熱用フィン50の突出部50aに分流して流すことが可能となるので蒸発箇所が増え、より蒸発性能が高められる。また、突出部50aを流下した凝縮水が、完全に蒸発されない場合であっても、これを室外側下部ドレンパン36が貯溜するようにしているので、凝縮水が不必要に外部に漏れることがない。なお、この流出孔46からの凝縮水を突出部50aに確実に導くガイドを設けるようにしてもよい。

0022

室外側熱交換器7は、図4および図5に示すように、冷媒が流れる複数本チューブ49と、各チューブ49の間に配置される複数の伝熱用フィン50とを備える。なお、これらチューブおよび伝熱用フィンは、図中その設置数や大きさ等に関し簡略図示している。

0023

本実施の形態の室外側熱交換器7は、いわゆるコルゲートフィン型の熱交換器である。すなわち、チューブ49にはアルミニウム材料押し出し成形による多孔チューブ、伝熱用フィン50にはアルミニウム材料からなるコルゲート状フィンが使用されており、ロー付けにより接合されている。

0024

一方、各チューブ49の上下端は、それぞれ上タンク51、下タンク52に連結されている。循環する冷媒は、上タンク51に流入した後各チューブ49を通って下タンク52に向けて送られ、下タンク52から流出する。

0025

また、伝熱用フィン50の一端から伸延して一体的に形成された突出部50aの上面は、空気通過下流側に向けて低くなるように傾斜している。このようにして、突出部50aの上に流下される凝縮水が、途中で室外側熱交換器7のチューブ49の方に流れることなく、確実に突出部50aの表面のみを伝わるように構成されている。

0026

次に、作用を説明する。エアコンスイッチオンし、コンプレッサ6を駆動すると、図2において、コンプレッサ6から吐出された高温高圧の冷媒は、まず室外側熱交換器7に導かれ、ここにおいて室外空気と熱交換されて冷却される。そして、この室外側熱交換器7により液化された冷媒は、図外の膨張弁により低温低圧状態とされた後に、室内側熱交換器2に導かれ、ここで室内空気と熱交換され、室内空気を冷却する。この結果、室内側熱交換器2においては、室内空気中に含まれている水分が該熱交換器の表面に凝縮され、室内側ドレンパン3に滴下する。

0027

この凝縮水は、室内側ドレンパン3からドレンホース4により室外側上部ドレンパン35に導かれ、凝縮水蒸発手段24により蒸発される。つまり、室外側上部ドレンパン35に導かれた凝縮水は、この室外側上部ドレンパン35の流出孔46から室外側熱交換器7の空気通過下流側に位置する伝熱用フィン50の突出部50aの上に流下する。伝熱用フィン50の突出部50aに導かれた凝縮水は、図4中矢印で示すように突出部50aの表面を伝わって順次略下方に流れる。室外側熱交換器7の表面は比較的高温になっているので、この熱によって凝縮水は、流下する途中で加熱されて蒸発する。

0028

また、室外側ファン8は、クロスフローファンにより構成されているために、室外側熱交換器7から吐出される高温空気は、風量の割りには風速が低くなる。したがって、伝熱用フィン50の突出部50aに付着した凝縮水が室外側下部ドレンパン36に飛散する量は少なく、多量に蒸発されることになる。

0029

この凝縮水蒸発手段24によって蒸発されない凝縮水は、室外側下部ドレンパン36よりパイプ40を通ってドレンタンク37に導かれ、ポンプPによりパイプ41を通って室外側上部ドレンパン35に戻され、再度伝熱用フィン50の突出部50aに流下されることよって蒸発される。

0030

このように本実施の形態によれば、伝熱用フィン50の突出部50aが室外側熱交換器7の空気通過下流側に位置していることも手伝って、突出部50aの上に流下した凝縮水は、チューブ49の方に流れることなく突出部50aの表面のみを伝わって流れる。したがって、凝縮水がチューブ49やこれとの接合部近傍の伝熱用フィン50に振り掛かって熱交換器自体が腐食する虞れを防止しつつ、凝縮水の蒸発性能を発揮させることができる。

0031

しかも、突出部50aの上面を空気通過下流側に向けて低くなるように傾斜させたので、突出部50aの上に流下した凝縮水がチューブ49の方へはねかかったり流れたりすることを確実に防止することができる。

0032

さらに、室外側熱交換器とは別個の新たな熱交換器とも言うべき凝縮水蒸発手段を設ける必要がないため、きわめて低コストであり、従来と同じように室外側熱交換器を組み付ける作業だけでよいので組立作業工数も増加しないという利点を有している。

0033

図6は別の実施の形態の凝縮水蒸発手段を室外側熱交換器と共に示す部分斜視図である。この実施の形態の室外側熱交換器7は、いわゆるフィン&チューブ型の熱交換器である点で図4に示すものと相違している。すなわち、チューブ49には一般に銅管、伝熱用フィン50にはアルミニウム材料からなるプレート状のフィンが使用されており、フィンにチューブを挿入した後にチューブを拡管し、機械的に接合されている。

0034

図示のように、伝熱用フィン50の一端から伸延して一体的に形成された突出部50aは、水平に配置されるチューブ49の挿入孔近傍のプレート状のフィンに対し、折曲線50bから空気通過下流側に向けて低くなるように折り曲げられている。したがって結果的には、突出部50aの上面は空気通過下流側に向けて低くなるように傾斜する。但し、図4に示した場合と同様に、突出部50aを含め伝熱用フィン50の全体を傾斜させるように構成してもよい。なお、室外側熱交換器7の通気抵抗を極力低下させないようにするためには、基本的に伝熱用フィン50の面は水平にし、折曲線50bで折り曲げて突出部50aの部分のみ傾斜させる方が好ましいが、突出部50aの傾斜は凝縮水のチューブ49近傍への流れ込みを防止するために必要最小限で済むことを考えれば、上記いずれの構成を採用することも可能である。

0035

この本実施の形態によっても、伝熱用フィン50の突出部50aの上に流下した凝縮水は、チューブ49の方に流れることなく図中矢印で示す方向に突出部50aの表面のみを伝わって流れ、前述した実施の形態と同様な効果を得ることができる。

0036

図7はさらに別の実施の形態の凝縮水蒸発手段を室外側熱交換器と共に示す部分斜視図である。この実施の形態の室外側熱交換器7は、図6に示したものと同じタイプのいわゆるフィン&チューブ型の熱交換器であるが、冷媒の流れが水平方向である点で図6に示すものと相違している。

0037

プレート状のフィン50は、その平担面が鉛直面をなすように配置されている。この場合には、伝熱用フィン50の突出部50aの上方先端部のかどを図示のように切り欠くことによって、突出部50aの上面を空気通過下流側に向けて低くなるように傾斜させる構成を採ることができる。プレート状の各フィンの間の隙間は実際上ごく僅かであり、室外側上部ドレンパン35の流出孔46から流下する凝縮水は、伝熱用フィン50の突出部50aに良好に捕捉されると共に、蒸発処理されなかった場合であっても、ポンプPにより室外側上部ドレンパン35に戻され、再度伝熱用フィン50の突出部50aに向けて流下される。この本実施の形態によっても、伝熱用フィン50の突出部50aの上に流下した凝縮水は、チューブ49の方に流れることなく図中矢印で示す方向に突出部50aの表面のみを伝わって流れ、上記実施の形態と同様な効果を得ることができる。

0038

本発明は、上述した発明の形態のみに限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲内において種々改変することができる。例えば、上述した実施の形態では、図4および図5に示すコルゲート・フィン型の室外側熱交換器7として、冷媒が上タンク51から多数の独立したチューブを通って下タンク52に流れるいわゆるマルチフロータイプのものについて説明したが、チューブを蛇行状に曲げてその間にフィンを挿入して接合したいわゆるサーペンタインタイプのものにも適用することができる。

発明の効果

0039

以上述べたように、請求項1に記載の発明によれば、突出部の上に流下した凝縮水は、室外側熱交換器の方に流れることなく突出部の表面のみを伝わって流れるので、凝縮水が室外側熱交換器の配管やこれとの接合部近傍の伝熱用フィンに振り掛かって熱交換器自体が腐食する虞れを防止しつつ、凝縮水の蒸発性能を発揮させることができる。また、室外側熱交換器とは別個の新たな熱交換器とも言うべき凝縮水蒸発手段を設ける必要がないためきわめて低コストであり、しかも従来と同じように室外側熱交換器を組み付ける作業だけでよいので組立作業工数も増加しないという利点がある。また、請求項2に記載の発明によれば、突出部の上面を空気通過下流側に向けて低くなるように傾斜させたので、突出部の上に流下した凝縮水が室外側熱交換器の方へはねかかったり流れたりすることを確実に防止でき、したがって、凝縮水が振り掛かって熱交換器自体が腐食する事態をより確実に防止することができる。また、請求項3に記載の発明によれば、凝縮水を伝熱用フィンの突出部に分流して流すことが可能となるので蒸発箇所が増え、蒸発性能が高められる。また、凝縮水が不必要に外部に漏れることを防止できる。また、請求項4に記載の発明によれば、凝縮水を室外側上部ドレンパンに戻すようにしたので、より高蒸発性能となる。

図面の簡単な説明

0040

図1本発明に係る空気調和装置の実施の形態を示す外観図である。
図2同実施の形態の内部構成を示す概略構成図である。
図3図2のA−A線に沿う概略断面図である。
図4同実施の形態の凝縮水蒸発手段を室外側熱交換器と共に示す概略斜視図である。
図5図4の左手前から見た側面図である。
図6別の実施の形態の凝縮水蒸発手段を室外側熱交換器と共に示す部分斜視図である。
図7さらに別の実施の形態の凝縮水蒸発手段を室外側熱交換器と共に示す部分斜視図である。
図8従来の空気調和装置の内部構成を示す概略説明図である。

--

0041

1…室内側ユニット、
2…室内側熱交換器、
3…室内側ドレンパン、
4…ドレンホース、
5…室外側ユニット、
7…室外側熱交換器、
24…凝縮水蒸発手段、
35…室外側上部ドレンパン、
36…室外側下部ドレンパン、
37…ドレンタンク、
50…伝熱用フィン、
50a…突出部、
P…ポンプ。

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