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技術 缶容器保持具及び缶容器保持具における缶容器の保持方法

出願人 モロフジ株式会社
発明者 諸藤計四郎
出願日 1997年6月5日 (23年5ヶ月経過) 出願番号 1997-165092
公開日 1998年9月8日 (22年2ヶ月経過) 公開番号 1998-236522
状態 拒絶査定
技術分野 包装体
主要キーワード 案内角度 補強突条 点支持構造 係合口 所要距離 縦断面視 キャップ体 四角錐台
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1998年9月8日)のものです。
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図面 (13)

課題

缶容器を嵌着部に嵌め込んだり取り外すときにそれほどの力を必要とせず、缶容器の嵌め込み及び取り外し作業がスムーズにできる缶容器保持具及び缶容器保持具における缶容器の保持方法を提供する。

解決手段

缶容器保持具Cはキャップ体1と提手2とを備えている。キャップ体1には六箇所に嵌着部10を設けている。嵌着部10の周りにはガイド部11が設けてある。嵌着部10の内周面には係合突起12が全周にわたり設けてある。係合突起12は内方へ向けて等間隔で18箇所に設けてあり、四角錐状の突出部の頂部を切り落として角部を設けた四角錐台状である。嵌着部10の上面には嵌合台部13が設けてある。キャップ体1の中央部分には提手2を取付けるための提手係合口14が二箇所に設けてある。嵌着部10間には剛性を向上させるための補強突条部15が設けてある。

概要

背景

従来から缶ビール缶ジュース等の缶容器複数本(通常、六本)まとめて提携するために、例えば、図11に示すような缶容器保持具が使用されている。この缶容器保持具は、合成樹脂製のキャップ体4と、このキャップ体4を手で提げられるようにした提手5とを備えている。なお、図12は図11に示す従来の缶容器保持具の要部断面図である。

キャップ体4には缶容器6の口縁部を保持する複数の嵌着部40が設けてある。これら嵌着部40の内周面には、口縁部の段部に係合して、嵌着後の缶容器6が落下しないように保持する係合部41が、通気部42を除いて、内方へ向けほぼ全周にわたり連続的に設けてある。また、嵌着部40の下部周縁には、缶容器6の上部側を被覆するカバー部43が外方に湾曲して形成してある。

概要

缶容器を嵌着部に嵌め込んだり取り外すときにそれほどの力を必要とせず、缶容器の嵌め込み及び取り外し作業がスムーズにできる缶容器保持具及び缶容器保持具における缶容器の保持方法を提供する。

缶容器保持具Cはキャップ体1と提手2とを備えている。キャップ体1には六箇所に嵌着部10を設けている。嵌着部10の周りにはガイド部11が設けてある。嵌着部10の内周面には係合突起12が全周にわたり設けてある。係合突起12は内方へ向けて等間隔で18箇所に設けてあり、四角錐状の突出部の頂部を切り落として角部を設けた四角錐台状である。嵌着部10の上面には嵌合台部13が設けてある。キャップ体1の中央部分には提手2を取付けるための提手係合口14が二箇所に設けてある。嵌着部10間には剛性を向上させるための補強突条部15が設けてある。

目的

本発明の目的は、上記課題を解決するもので、缶容器を嵌着部に嵌め込んだり取り外すときにそれほどの力を必要とせず、缶容器の嵌め込み及び取り外し作業がスムーズにできる缶容器保持具及び缶容器保持具における缶容器の保持方法を提供することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

缶容器保持具であって、剛性または準剛性を有する合成樹脂シート成形されており、缶容器の口縁部を係合保持する嵌着部が複数形成されているキャップ体と、当該キャップ体に設けられた提手と、を備えており、上記嵌着部には、缶容器の口縁部の段部に係合する係合突起所要間隔内方へ向けて設けてあることを特徴とする、缶容器保持具。

請求項2

係合突起の下部側には、缶容器の口縁部を上記嵌着部に案内するガイド部が形成してあることを特徴とする、請求項1記載の缶容器保持具。

請求項3

上記ガイド部は、嵌着部の内方へ向けて上がり傾斜を有し、縦断面視において直線状または実質的に直線状または内方へ折曲した直線状または内方へ湾曲した曲線状になるように形成してあることを特徴とする、請求項2記載の缶容器保持具。

請求項4

上記提手を持って提げたときに、上記キャップ体のうちの荷重がかかる部分の近傍に設けてある係合突部の間隔は、他の部分の係合突部の間隔より間隔を狭めて形成してあることを特徴とする、請求項1、2または3記載の缶容器保持具。

請求項5

缶容器保持具における缶容器の保持方法であって、缶容器の口縁部を保持する嵌着部に所要間隔で内方へ向けて設けてある係合突起を缶容器の口縁部の段部に係合させて保持することを特徴とする、缶容器保持具における缶容器の保持方法。

技術分野

0001

本発明は、缶ビール缶ジュース等の缶容器複数本まとめて持ち運んだり、積み重ね陳列できるようにした缶容器保持具及び缶容器保持具における缶容器の保持方法に関する。更に詳しくは、缶容器の口縁部の嵌め込み及び取り外しが容易にできる缶容器保持具及び缶容器保持具における缶容器の保持方法に関するものである。

背景技術

0002

従来から缶ビールや缶ジュース等の缶容器を複数本(通常、六本)まとめて提携するために、例えば、図11に示すような缶容器保持具が使用されている。この缶容器保持具は、合成樹脂製のキャップ体4と、このキャップ体4を手で提げられるようにした提手5とを備えている。なお、図12図11に示す従来の缶容器保持具の要部断面図である。

0003

キャップ体4には缶容器6の口縁部を保持する複数の嵌着部40が設けてある。これら嵌着部40の内周面には、口縁部の段部に係合して、嵌着後の缶容器6が落下しないように保持する係合部41が、通気部42を除いて、内方へ向けほぼ全周にわたり連続的に設けてある。また、嵌着部40の下部周縁には、缶容器6の上部側を被覆するカバー部43が外方に湾曲して形成してある。

発明が解決しようとする課題

0004

しかし、上記した従来の缶容器保持具には次のような課題があった。即ち、係合部41が、嵌着部40の内方へ向けほぼ全周にわたり連続的に、いわば口縁部を環状にほぼ閉塞した面で支持するように設けてあるので、缶容器6の嵌着時において嵌着部40の係合部41における口径は、殆ど拡ることができない。つまり、缶容器6の嵌着は、キャップ体4の係合部41が持つ可撓性や弾性による着脱方向への変形のみを利用することにより行われるので、抵抗が大きくスムーズに嵌め込むことができなかった。特に、缶容器6を取り外すときには相当な力を必要とし、缶容器保持具からむしり取るようにしなければならなかった。

0005

本発明の目的は、上記課題を解決するもので、缶容器を嵌着部に嵌め込んだり取り外すときにそれほどの力を必要とせず、缶容器の嵌め込み及び取り外し作業がスムーズにできる缶容器保持具及び缶容器保持具における缶容器の保持方法を提供することにある。

課題を解決するための手段

0006

上記目的を達成するために講じた本発明の手段は次のとおりである。第1の発明にあっては、缶容器保持具であって、剛性または準剛性を有する合成樹脂シート成形されており、缶容器の口縁部を係合保持する嵌着部が複数形成されているキャップ体と、当該キャップ体に設けられた提手と、を備えており、上記嵌着部には、缶容器の口縁部の段部に係合する係合突起所要間隔で内方へ向けて設けてあることを特徴とする、缶容器保持具である。

0007

第2の発明にあっては、係合突起の下部側には、缶容器の口縁部を上記嵌着部に案内するガイド部が形成してあることを特徴とする、第1の発明に係る缶容器保持具である。

0008

第3の発明にあっては、上記ガイド部は、嵌着部の内方へ向けて上がり傾斜を有し、縦断面視において直線状または実質的に直線状または内方へ折曲した直線状または内方へ湾曲した曲線状になるように形成してあることを特徴とする、第2の発明に係る缶容器保持具である。

0009

第4の発明にあっては、上記提手を持って提げたときに、上記キャップ体のうちの荷重がかかる部分の近傍に設けてある係合突部の間隔は、他の部分の係合突部の間隔より間隔を狭めて形成してあることを特徴とする、第1、第2または第3の発明に係る缶容器保持具である。

0010

第5の発明にあっては、缶容器保持具における缶容器の保持方法であって、缶容器の口縁部を保持する嵌着部に所要間隔で内方へ向けて設けてある係合突起を缶容器の口縁部の段部に係合させて保持することを特徴とする、缶容器保持具における缶容器の保持方法である。

0011

本発明にいう「剛性または準剛性」とは、缶容器を係合保持した状態で運搬できる強度を表すもので、合成樹脂シートが有する可撓性や弾性をも含む概念である。キャップ体の材料としては、例えばポリプロピレンポリエチレンテレフタレート等であるが、これらに限定はされない。係合突起は嵌着部の内周面に所要間隔で全周にわたり設けてもよいし、断続的に設けてもよい。また、係合突起の先端部の形状は缶容器の口縁部の段部に確実に係合して缶容器を保持できるものであれば特に限定せず、例えば各種錐体の頂部を切り落として角部を設けた構造のもの、各種錐体の頂部そのままの構造のもの、各種柱体状のもの、半球状のもの等が挙げられる。

0012

本発明にいう「傾斜」とは、直線状のものに限定するものではなく、曲線状のものも含む概念である。

0013

(作 用)本発明に係る缶容器保持具に缶容器を保持させるときには、例えば立てた缶容器の上部にキャップ体の嵌着部を被せて、上から押圧し缶容器の口縁部の段部とキャップ体の嵌着部の係合突起とを係合させるようにする。本発明に係る缶容器保持具の係合突起は、所要間隔で設けてあるので、いわば係合部が多数に分割されている点支持構造のようであるために独立しており、それぞれが互いに干渉することは少ない。そのため個々の変形が容易である。また、缶容器の着脱時の嵌着部内への空気の流通は係合突起の間からスムーズに行われ、空気の正、負圧により着脱を妨げる作用は起こりにくい。従って、缶容器の口縁部の外径部がキャップ体の係合突起を通るときの抵抗は、係合部が嵌着部のほぼ全周にわたり設けてある従来の缶容器保持具を構成するキャップ体と比較して小さくなり、缶容器の口縁部の嵌め込み及び取り外しがスムーズにできる。

0014

また、係合突起の間隔を小さくして数を多くすれば、缶容器の着脱時の抵抗が大きくなる反面、保持力を強くすることができる。逆に係合突起の間隔を大きくして数を少なくすれば、缶容器の着脱時の抵抗が小さくなる反面、保持力が弱くなる。更に、係合突起を嵌着部の内周面に全周にわたっては設けないで、一部に係合突起を設けない部分をつくるようなこともできる。特に、この場合にあっては、それと反対側を支点にして缶容器を回動させれば、着脱がよりスムーズにできるようになる。このように、係合突起の数及び位置を調整することによって、缶容器の着脱の容易性を調整することが可能となる。

0015

係合突起の下部側に缶容器の口縁部を嵌着部に案内するガイド部が形成してあるものにあっては、ガイド部が、缶容器の口縁部を嵌着部に嵌着し易くするように案内するので、それほどの力を必要とせずスムーズに缶容器を嵌着部に嵌め込むことができる。

0016

ガイド部が、縦断面視において直線状または実質的に直線状または内方へ折曲した直線状または内方へ湾曲した曲線状になるように形成してあるものにあっては、缶容器の口縁部を上記ガイド部に沿わせながら嵌着部に案内するとき、ガイド部の案内角度は、変化しないか、または缶容器の口縁部の押圧により嵌着部の口径が実質的に外方に拡っただけしか変化しない。そのため、嵌着時における嵌着抵抗の変化が少なく、それほどの力を必要とせずスムーズに缶容器の口縁部を嵌着部に嵌め込むことができる。

0017

提手を持って提げたときに、キャップ体のうちの荷重がかかる部分の近傍に設けてある係合突部の間隔が、他の部分の係合突部の間隔より間隔を狭めて形成してあるものにあっては、前記間隔を狭めて形成してある部分における缶容器の保持力が他の部分より強くなっている。従って、提手を持って提げたときに荷重がかかる部分が、缶容器の荷重によりやや変形したような場合でも、缶容器は容易には外れ落ち難く、提手を持って提げた状態における缶容器の脱落を防止する信頼性を高めることができる。

発明を実施するための最良の形態

0018

本発明の実施の形態を図面に基づき更に詳細に説明する。図1は本発明に係る缶容器保持具の第1の実施の形態を示す平面図、図2図1に示す缶容器保持具の側面図、図3図2におけるA−A断面図である。符号C1は缶容器保持具を示している。この缶容器保持具C1は、キャップ体1と、このキャップ体1を手で提げられるようにした提手2とを備えている。キャップ体1はポリプロピレンで形成されており、缶容器を保持したときの重量による変形量を抑えることができる適度な剛性または準剛性を有している。なお、キャップ体1の材料の厚みは通常0.4〜0.8mm位の厚さに設定されるのが望ましい。本例では、0.6〜0.63mmのものを使用している。

0019

キャップ体1は、六本の缶容器3(後述、図4に図示)の上部をまとめて囲むことができる平面視が実質的に長方形状のものである。キャップ体1には、六箇所に上方に一段突出した平面視円形状の嵌着部10が設けてある。嵌着部10の下部周縁には、缶容器3の上部側を被覆する外方に湾曲したカバー部11が設けてある(図3参照)。この嵌着部10は、六本の缶容器3を提携するのに十分な強度を備えている。

0020

各嵌着部10の内周面には係合突起12が全周にわたり設けてある。係合突起12は内方へ向けて等間隔で18箇所に設けてあり、四角錐状の突出部の頂部を切り落として角部を設けた形状(四角錐台状)である(図3参照)。係合突起12の先端部は四角形状に形成されており、その寸法は本例では縦0.7mm、横1.0mmである。なお、係合突起12の底面は上記カバー部11と連続するように設けてある。各嵌着部10の上面には上方に更に一段突出して嵌着部10より径小で平面視が実質的に円形状の嵌合台部13が設けてある。各嵌合台部13は、上部に載置される缶容器3の底面の凹部に嵌合する形状に形成してある。

0021

キャップ体1の中央部分には提手2を取付けるための長円形状の提手係合口14が所要距離を隔てて二箇所に設けてある。また、各嵌着部10の間には、キャップ体1の剛性を向上させるための補強突条部15が3〜4条ずつ設けてある。提手2は、ほぼU字状に形成してあり、握り部20は持ちやすいようにやや幅広く形成してある。提手2の両側の基端部には、提手係合片21が提手軸と傾斜して取付けてある(図3参照)。

0022

この提手2は、提手係合片21を提手係合口14に挿入し、提手係合片21と提手係合口14の縁部とを係合させて、キャップ体1下方へ出し入れ自由に取付けてある。また、提手2の大きさは、引き出して握り部20を横に倒したときに、中央部の一方側の嵌合台部13に載置嵌合される缶容器3の外側に回せるように設定してある。なお、上記したように、提手2は両側の基端部には提手係合片21が提手軸と傾斜して取付けてあるので、引き出した状態にあっては斜めに倒れるようにしてある。

0023

(作 用)図4図1に示す缶容器保持具の使用状態を示す斜視図、図5は缶容器保持具の係合突起と缶容器の口縁部との係合状態を示す要部断面図である。図1ないし図5を参照して第1の実施の形態で示す缶容器保持具の作用を説明する。缶容器保持具C1に缶容器3を保持させるときには、例えば缶容器3を立てて缶容器保持具C1の嵌着部10を被せ、上から押して缶容器3の口縁部の段部30と缶容器保持具C1の嵌着部10の係合突起12を係合させるようにする。

0024

このときの缶容器3の口縁部の外径部が缶容器保持具C1の係合突起12を通るときの抵抗は、従来の缶容器保持具のように嵌着部の全周にわたり連続して設けてある係合部と比較して小さくなる。また、係合突起12が所要間隔で設けられている構造は、係合部がいわば多数に分割されている点支持構造であるために、それぞれが互いに干渉することはなく個々の変形が容易にできる。更に、缶容器3の着脱時の嵌着部10内への空気の流通は係合突起12の間からスムーズに行われ、空気の正、負圧により着脱を妨げる作用は起こりにくい。従って、缶容器3の口縁部の嵌め込み及び取り外しがスムーズにできる。

0025

また、本例においては係合突起12の数は18個であるが、係合突起12の間隔を小さくして数を多くすれば、缶容器3の着脱時の抵抗が大きくなる反面、保持力が強くなり、逆に係合突起12の間隔を大きくして数を少なくすれば、缶容器3の着脱時の抵抗が小さくなる反面、保持力が弱くなる。更に、係合突起12を嵌着部10の内周面に全周にわたっては設けないで、一部に係合突起12を設けない部分をつくるようなこともできる。特に、この場合にあっては、それと反対側を支点にして缶容器3を回動させれば、着脱がよりスムーズにできるようになる。このように、係合突起12の数及び位置を調整することによって、缶容器3の着脱の容易性を調整することが可能となる。

0026

缶容器3が保持された缶容器保持具C1を持ち運ぶ際には、引き出した状態で斜めに倒れている提手2を起こし、これを手にもって提携する。缶容器保持具C1に保持された缶容器3を積み重ねる際には、提手2は嵌合台部13に載置される缶容器3の外側に回すことができるので邪魔にならない。また、提手2はキャップ体1の下方へ押し込んで握り部20を嵌着部10の間に収容することができ、これによっても提手2が邪魔にならないようにすることができる。嵌着部10の上面に形成されている嵌合台部13は上部に載置される缶容器3の底部を嵌合することができるので、嵌合台部13に缶容器3を積み重ねたときにずれ落ちたりしにくく、缶容器3は安定した状態を保つことができる。

0027

図6は本発明に係る缶容器保持具の第2の実施の形態を示す斜視図、図7図6に示す缶容器保持具の底面図、図8図7におけるB−B断面図、図9は係合突起及びガイド部を示す要部拡大端面図、図10は係合突起及びガイド部を嵌着部の内方から見た要部拡大説明図である。なお、図6及び図10において、上記図1及び図5に示すものと同一または同等の箇所には、同一の符号を付して示している。また、上記第1の実施の形態で説明してある箇所については、大体において説明を省略している。

0028

符号C2は缶容器保持具を示している。この缶容器保持具C2は、キャップ体1aと、このキャップ体1aを手で提げられるようにした提手2とを備えている。キャップ体1aには、六箇所に上方に一段突出した平面視円形状の嵌着部10aが設けてある。各嵌着部10aの周面には、縦方向にかかる力に対して強度を有するような方向に凹ませて形成してある補強リブ16と、この補強リブ16より更に内側へ凹ませてあり、缶容器3の口縁部が保持できるように形成してある係合突起17とが設けてある。補強リブ16と係合突起17は、嵌着部10aの周面上に混在し全周にわたって隣接する部材間との間隔を同じにして設けてある。

0029

係合突起17は嵌着部10aの周面上の所要の6箇所に設けてある。係合突起17の設けてある間隔は等間隔でなく、提手係合口14の近傍に設けてある係合突部17の間隔の方が、その他の部分の係合突部17の間隔より間隔を狭めて形成してある。具体的には、提手係合口14の近傍に設けてある係合突部17の間には、補強リブ16が1箇所しか設けられていないが、その他の部分の係合突部17の間には、補強リブ16が2箇所に設けられている。なお、本例では図7において、右側の上下部及び左側の上下部で示す嵌着部10aの提手係合口14の近傍と対向する箇所における係合突部17の間隔も、成形上の理由により狭められている。

0030

係合突部17の下部側には、缶容器3の口縁部を案内し嵌着部10aに嵌入し易くするガイド部18が形成してある。ガイド部18は、縦断面視において実質的に直線状をなし、内方へ向けて上がり傾斜するように形成してある(図9参照)。係合突起17の缶容器3の口縁部の段部30を保持する先端部の幅は、本例では3.0mmである。

0031

本例においてガイド部18の案内角度αは、垂直方向を基準として20°の角度をなすように形成してある(図9参照)。しかし、ガイド機能を有し強度的にも問題がなければ、これに限定するものではない。なお、案内角度αを大きくしすぎると、ガイドとして機能しにくくなり、また、缶容器3を保持した場合における下向きの力を支持する部分の強度が弱くなることがある。

0032

(作 用)図6ないし図10を参照して第2の実施の形態で示す缶容器保持具の作用を説明する。係合突起17の下部側にガイド部18が形成してあるので、このガイド部18により缶容器3の口縁部を嵌着部10aに嵌着し易くするように案内することができる。従って、それほどの力を必要とせずスムーズに缶容器3を嵌着部10aに嵌め込むことができる。

0033

しかも上記ガイド部18が、縦断面視において実質的に直線状になるように形成してあるので、缶容器3の口縁部を上記ガイド部18に沿わせながら嵌着部10aに案内するとき、ガイド部18の案内角度αは、変化しないか、または缶容器3の口縁部の押圧により嵌着部10aの口径が実質的に外方に拡っただけしか変化しない。そのため、嵌着時における嵌着抵抗の変化が少なく、嵌着作業がスムーズにできる。

0034

提手係合口14の近傍に設けてある係合突部17の間隔が、その他の部分の係合突部17の間隔より間隔を狭めて形成してあるので、前記間隔を狭めて形成してある部分における缶容器3の保持力は他の部分より強くなっている。これにより、提手2を持って提げたときに提手係合口14及びその近傍が缶容器3の荷重によりやや変形したような場合でも、缶容器3は容易には外れ落ち難い。これにより提手2を持って提げた状態における缶容器3の脱落を防止する信頼性を高めることができる。

0035

各嵌着部10aの周面には、全周にわたって補強リブ16が縦方向にかかる力に対して強度を有するような方向に凹ませて形成してあるので、例えば、缶容器3が嵌着された缶容器保持具C2を複数段積み重ねるような場合にあっても、缶容器保持具C2は潰れ難い。

0036

なお、本明細書で使用している用語と表現はあくまで説明上のものであって、限定的なものではなく、上記用語、表現と等価の用語、表現を除外するものではない。また、本発明は図示の実施の形態に限定されるものではなく、技術思想の範囲内において種々の変形が可能である。

発明の効果

0037

本発明は上記構成を備え、次の効果を有する。
(a) 本発明に係る缶容器保持具に缶容器を保持させるときには、例えば立てた缶容器の上部にキャップ体の嵌着部を被せて、上から押圧し缶容器の口縁部の段部とキャップ体の嵌着部の係合突起とを係合させるようにする。本発明に係る缶容器保持具の係合突起は、所要間隔で設けてあるので、いわば係合部が多数に分割されている点支持構造のようであるために独立しており、それぞれが互いに干渉することは少ない。そのため個々の変形が容易である。また、缶容器の着脱時の嵌着部内への空気の流通は係合突起の間からスムーズに行われ、空気の正、負圧により着脱を妨げる作用は起こりにくい。従って、缶容器の口縁部の外径部がキャップ体の係合突起を通るときの抵抗は、係合部が嵌着部のほぼ全周にわたり設けてある従来の缶容器保持具を構成するキャップ体と比較して小さくなり、缶容器の口縁部の嵌め込み及び取り外しがスムーズにできる。

0038

(b)係合突起の間隔を小さくして数を多くすれば、缶容器の着脱時の抵抗が大きくなる反面、保持力を強くすることができる。逆に係合突起の間隔を大きくして数を少なくすれば、缶容器の着脱時の抵抗が小さくなる反面、保持力が弱くなる。更に、係合突起を嵌着部の内周面に全周にわたっては設けないで、一部に係合突起を設けない部分をつくるようなこともできる。特に、この場合にあっては、それと反対側を支点にして缶容器を回動させれば、着脱がよりスムーズにできるようになる。このように、係合突起の数及び位置を調整することによって、缶容器の着脱の容易性を調整することが可能となる。

0039

(c)係合突起の下部側に缶容器の口縁部を嵌着部に案内するガイド部が形成してあるものにあっては、ガイド部が、缶容器の口縁部を嵌着部に嵌着し易くするように案内するので、それほどの力を必要とせずスムーズに缶容器を嵌着部に嵌め込むことができる。

0040

(d)ガイド部が、縦断面視において直線状または実質的に直線状または内方へ折曲した直線状または内方へ湾曲した曲線状になるように形成してあるものにあっては、缶容器の口縁部を上記ガイド部に沿わせながら嵌着部に案内するとき、ガイド部の案内角度は、変化しないか、または缶容器の口縁部の押圧により嵌着部の口径が実質的に外方に拡っただけしか変化しない。そのため、嵌着時における嵌着抵抗の変化が少なく、それほどの力を必要とせずスムーズに缶容器の口縁部を嵌着部に嵌め込むことができる。

0041

(e)提手を持って提げたときに、キャップ体のうちの荷重がかかる部分の近傍に設けてある係合突部の間隔が、他の部分の係合突部の間隔より間隔を狭めて形成してあるものにあっては、前記間隔を狭めて形成してある部分における缶容器の保持力が他の部分より強くなっている。従って、提手を持って提げたときに荷重がかかる部分が、缶容器の荷重によりやや変形したような場合でも、缶容器は容易には外れ落ち難く、提手を持って提げた状態における缶容器の脱落を防止する信頼性を高めることができる。

図面の簡単な説明

0042

図1本発明に係る缶容器保持具の第1の実施の形態を示す平面図。
図2図1に示す缶容器保持具の側面図。
図3図2におけるA−A断面図。
図4図1に示す缶容器保持具の使用状態を示す斜視図。
図5缶容器保持具の係合突起と缶容器の口縁部との係合状態を示す要部断面図。
図6本発明に係る缶容器保持具の第2の実施の形態を示す斜視図。
図7図6に示す缶容器保持具の底面図。
図8図6におけるB−B断面図。
図9図6に示す缶容器保持具の係合突起を示す要部拡大端面図。
図10係合突起及びガイド部を嵌着部の内方から見た要部拡大説明図である。
図11従来の缶容器保持具を示す斜視図。
図12図11に示す缶容器保持具の要部断面図。

--

0043

C1 C2缶容器保持具
1キャップ体
10,10a 嵌着部
11ガイド部
12係合突起
13 嵌合台部
14提手係合口
15補強突条部
16補強リブ
17 係合突起
18 ガイド部
2 提手
20握り部
21 提手係合片
3 缶容器
30 段部

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  • シャープ株式会社の「 保冷用具」が 公開されました。( 2020/09/24)

    【課題】保存容器内の飲料を適切な温度に管理する。【解決手段】本発明の保冷用具1は、瓶5内の飲料の温度を管理する保冷用具1であって、予め定められた温度で相変化する蓄熱材が充填され、前記蓄熱材が前記飲料と... 詳細

  • FDK株式会社の「 梱包箱」が 公開されました。( 2020/09/24)

    【課題】吊着部を備えた複数の商品パッケージを容易にフックに吊り下げることができる梱包箱を提供する。【解決手段】吊り下げて陳列するための吊着部23が形成されている商品パッケージ20を収納するための梱包箱... 詳細

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