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課題

記憶情報に応じて制御対象を制御する複数の制御手段A,B,Cが、装置本体に対して制御手段毎に着脱可能に配設された制御装置において、制御手段A,B,Cを交換した場合に、古い制御手段から新しい制御手段に確実に情報を継承することができる制御装置を提供することを目的とする。

解決手段

電源投入期間中に、各制御手段の記憶情報と同一の情報を記憶するバックアップ記憶手段11と、電源投入時に、交換された制御手段を特定する特定手段(10)と、特定された制御手段にバックアップ記憶手段の記憶情報を記憶させる復旧手段(10)とを設けた制御装置である。

概要

背景

従来、複数の制御手段を有する制御装置としては、複写機などの画像形成装置に利用された制御装置がある。複写機に利用された制御装置を例に説明すると、原稿の画像を読み取る画像読取部を制御する読取系制御手段と、この読取画像を所定の出力画像に変換する画像処理部を制御する画像処理系制御手段と、この出力画像に基づいて用紙などのシート上に画像を形成する画像出力部を制御する出力系制御手段と、ユーザの設定に応じた設定信号を出力するユーザインターフェイス部を制御するUI系制御手段と、この設定信号に応じて読取系制御手段、画像処理系制御手段及び出力系制御手段を適宜動作させる主制御部を制御する主制御手段とを有し、ユーザの設定に応じて原稿を読み取らせ、その複写画像を用紙上に形成させるものがある。

また、このような制御装置における制御手段としては、制御情報などを記憶する記憶素子と、その記憶部材記憶情報に応じて制御対象を制御する制御素子とを有し、これにより記憶情報に応じて制御対象を制御するように構成したものが一般的である。

ところで、このような複写機などの画像形成装置においては近年カラー化多機能化が進んだため、各制御手段は、制御情報に基づいて制御対象を制御するだけでなく、例えば上記UI系制御手段などにおいては頻繁に使用する設定情報などを記憶して、複雑な設定を一々することなく簡易な操作で直ぐに使用できるようになってきている。また、コピーサービスを行うような所で画像形成装置が使用された場合には、所定の制御手段の記憶素子に複写枚数情報や課金情報などの情報を適宜更新しつつ記憶させるようになってきている。

他方、このような画像形成装置などに利用された制御装置では、1の制御手段に不具合が生じた場合に容易に且つ簡便に復旧させ易いように、また、制御装置の機能拡張などがやり易いように、制御手段が制御手段毎に装置本体から着脱できるように構成するようになってきている。

従って、記憶情報に応じて制御対象を制御する制御手段を複数有し、且つ、各制御手段が装置本体に対して制御手段ごとに着脱可能に配設された制御装置においては、不具合などが生じて交換された新しい制御手段に、設定情報や課金情報などを継承させることが、ユーザの利便性を高める上で重要となってきた。

そして、従来、このような画像形成装置における情報継承技術が特開平2−238470号、特開平2−223963号や実開平2−18155号に提案されている。これらに開示された情報継承技術では、交換される古い制御手段と新しい制御手段とを結ぶ通信機能を制御装置に持たせ、交換時にこれらの制御手段間で通信をさせることで古い制御手段から新しい制御手段に情報を継承させている。

概要

記憶情報に応じて制御対象を制御する複数の制御手段A,B,Cが、装置本体に対して制御手段毎に着脱可能に配設された制御装置において、制御手段A,B,Cを交換した場合に、古い制御手段から新しい制御手段に確実に情報を継承することができる制御装置を提供することを目的とする。

電源投入期間中に、各制御手段の記憶情報と同一の情報を記憶するバックアップ記憶手段11と、電源投入時に、交換された制御手段を特定する特定手段(10)と、特定された制御手段にバックアップ記憶手段の記憶情報を記憶させる復旧手段(10)とを設けた制御装置である。

目的

そこで、本発明は、制御手段を交換した場合に、古い制御手段から新しい制御手段に確実に情報を継承することができる制御装置を提供するものである。

効果

実績

技術文献被引用数
4件
牽制数
9件

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請求項1

記憶情報に応じて制御対象を制御する複数の制御手段が、装置本体に対して制御手段毎に着脱可能に配設された制御装置において、電源投入期間中に、各制御手段の記憶情報と同一の情報を記憶するバックアップ記憶手段と、電源投入時に、交換された制御手段を特定する特定手段と、特定された制御手段にバックアップ記憶手段の記憶情報を記憶させる復旧手段とを設けたことを特徴とする制御装置。

請求項2

特定手段は、複数の制御手段に共通して記憶された情報を比較し、多数の制御手段において一致した情報以外の情報が記憶された制御手段を交換されたものと特定することを特徴とする請求項1記載の制御装置。

請求項3

特定手段は、電源投入期間中に1の制御手段に所定の情報を記憶させ、電源投入時には当該所定の情報が記憶された制御手段の共通情報と一致しない共通情報を有する制御手段を交換されたものと特定することを特徴とする請求項1記載の制御装置。

請求項4

特定手段は、電源投入期間中に各制御手段に特有の情報を記憶し、電源投入時には当該記憶した特有の情報と制御手段の特有の情報とが一致しない制御手段を交換されたものと特定することを特徴とする請求項1記載の制御装置。

請求項5

特定手段は、電源遮断期間中に各制御手段の交換を検知することを特徴とする請求項1記載の制御装置。

請求項6

特定手段は、バックアップ記憶手段の記憶情報と各制御手段の記憶情報とを比較し、これらの情報が異なるときに当該制御基板を交換されたものと特定することを特徴とする請求項1記載の制御装置。

請求項7

バックアップ記憶手段の記憶領域が、制御手段のプログラム実行メモリ補助電源部材を接続することで構成されていることを特徴とする請求項1記載の制御装置。

技術分野

0001

本発明は、複写機プリンターなどの画像形成装置に利用することができる制御装置係り、詳しくは、記憶情報に応じて制御対象を制御する制御手段を複数有し、しかも、各制御手段が装置本体に対して制御手段ごとに着脱可能に配設された制御装置の改良に関する。

背景技術

0002

従来、複数の制御手段を有する制御装置としては、複写機などの画像形成装置に利用された制御装置がある。複写機に利用された制御装置を例に説明すると、原稿の画像を読み取る画像読取部を制御する読取系制御手段と、この読取画像を所定の出力画像に変換する画像処理部を制御する画像処理系制御手段と、この出力画像に基づいて用紙などのシート上に画像を形成する画像出力部を制御する出力系制御手段と、ユーザの設定に応じた設定信号を出力するユーザインターフェイス部を制御するUI系制御手段と、この設定信号に応じて読取系制御手段、画像処理系制御手段及び出力系制御手段を適宜動作させる主制御部を制御する主制御手段とを有し、ユーザの設定に応じて原稿を読み取らせ、その複写画像を用紙上に形成させるものがある。

0003

また、このような制御装置における制御手段としては、制御情報などを記憶する記憶素子と、その記憶部材の記憶情報に応じて制御対象を制御する制御素子とを有し、これにより記憶情報に応じて制御対象を制御するように構成したものが一般的である。

0004

ところで、このような複写機などの画像形成装置においては近年カラー化多機能化が進んだため、各制御手段は、制御情報に基づいて制御対象を制御するだけでなく、例えば上記UI系制御手段などにおいては頻繁に使用する設定情報などを記憶して、複雑な設定を一々することなく簡易な操作で直ぐに使用できるようになってきている。また、コピーサービスを行うような所で画像形成装置が使用された場合には、所定の制御手段の記憶素子に複写枚数情報や課金情報などの情報を適宜更新しつつ記憶させるようになってきている。

0005

他方、このような画像形成装置などに利用された制御装置では、1の制御手段に不具合が生じた場合に容易に且つ簡便に復旧させ易いように、また、制御装置の機能拡張などがやり易いように、制御手段が制御手段毎に装置本体から着脱できるように構成するようになってきている。

0006

従って、記憶情報に応じて制御対象を制御する制御手段を複数有し、且つ、各制御手段が装置本体に対して制御手段ごとに着脱可能に配設された制御装置においては、不具合などが生じて交換された新しい制御手段に、設定情報や課金情報などを継承させることが、ユーザの利便性を高める上で重要となってきた。

0007

そして、従来、このような画像形成装置における情報継承技術が特開平2−238470号、特開平2−223963号や実開平2−18155号に提案されている。これらに開示された情報継承技術では、交換される古い制御手段と新しい制御手段とを結ぶ通信機能を制御装置に持たせ、交換時にこれらの制御手段間で通信をさせることで古い制御手段から新しい制御手段に情報を継承させている。

発明が解決しようとする課題

0008

しかしながら、これら従来の情報継承技術では、制御手段の交換時に、交換作業者が情報を継承させるための特別な操作をし忘れてしまうと、情報が継承されない。このため、情報が確実に継承されるとは言えなかった。

0009

また、特開平6−261593号には、電動機用の制御装置として、制御手段とは別体にバックアップ用不揮発性メモリを設け、電源投入時に当該制御手段の制御情報を不揮発性メモリの制御情報と一致させることで、制御手段を交換した場合であっても交換直後の電源投入時に新しい制御手段に適当な制御情報を設定できるようにした情報継承技術が開示されている。しかしながら、このような電動機制御装置用の情報継承技術を複雑な設定の下で動作する画像形成装置の制御装置に適用した場合には、情報は常にバックアップ用不揮発性メモリから制御手段へ転送されるものであるため、ユーザが制御装置に記憶させた設定情報や複写機の複写枚数などの情報をこのバックアップ用不揮発性メモリによりバックアップさせることはできない。また、バックアップ用の不揮発性メモリを交換する場合には、古い不揮発性メモリと新しい不揮発性メモリとの間において情報を継承させることができず、その結果、制御手段の情報も変更されてしまうことになる。

0010

そこで、本発明は、制御手段を交換した場合に、古い制御手段から新しい制御手段に確実に情報を継承することができる制御装置を提供するものである。

課題を解決するための手段

0011

本発明は、上記課題を解決するために、記憶情報に応じて制御対象を制御する複数の制御手段が、装置本体に対して制御手段毎に着脱可能に配設された制御装置において、電源投入期間中に、各制御手段の記憶情報と同一の情報を記憶するバックアップ記憶手段と、電源投入時に、交換された制御手段を特定する特定手段と、特定された制御手段にバックアップ記憶手段の記憶情報を記憶させる復旧手段とを設けたものである。

0012

本発明において、上記制御手段は、記憶情報に応じて制御対象を制御するものであればよく、例えば、制御情報などを記憶する記憶素子と、その記憶部材の記憶情報に応じて制御対象を制御する制御素子とを有するものがある。そして、この制御手段を装置本体に対して制御手段毎に着脱可能に配設する構成としては例えば、複数のプリント基板上に上記制御手段毎の記憶素子及び制御素子を配置し、各プリント基板を装置本体に対して着脱可能に配設すればよい。

0013

上記バックアップ記憶手段は、電源投入期間中に各制御手段の記憶素子の記憶情報の全部または一部を記憶するものであればよく、例えば、不揮発性メモリを用いて構成することができる。そして、この不揮発性メモリは、上記制御手段用のプリント基板上に配設されていても、そのプリント基板とは別体として設けられていてもよいが、当該プリント基板上に設ける場合には、当該プリント基板上に配置された制御手段以外の制御手段の情報を記憶させるように構成する必要がある。また、バックアップ記憶手段に複写枚数や課金情報などの少ない情報量を記憶させる場合には、バックアップ記憶手段専用の不揮発性メモリを設けたり、あるいは制御手段の記憶素子と兼用させればよいが、各制御手段の動作プログラムや複雑な設定情報などの多量の情報量を記憶させる場合には、他の制御手段のプログラム実行メモリワークエリアとなるメモリ)にバッテリーなどの補助電源手段を接続して、電源遮断時にこのプログラム実行メモリに情報を記憶させるようにするとよい。これにより、バックアップ記憶手段のためにメモリを増設したりすることなく、多量の情報量を記憶することが可能となる。

0014

上記特定手段は、電源投入時に、交換された制御手段を特定するものであれはよく、また、上記復旧手段は、特定された制御手段にバックアップ記憶手段の記憶情報を記憶させるものであればよく、例えば、これらの手段は、制御装置のセットアップシーケンスにおいて実行されるプログラムとして実現することができる。そして、この制御プログラムは、上記制御手段の記憶素子に記憶されていても、他の記憶素子(例えば、交換対象となっていない制御手段の記憶素子)に記憶されていてもよい。また、この制御プログラムは、1つの制御素子で実行されているように構成されていても、複数の制御素子にて実行されるように構成されてていても、結果的に、交換された制御手段を特定し、その制御手段にバックアップ記憶手段の記憶情報を記憶させるものであればよい。一例として、複数の制御素子にて実行する場合には例えば、各制御手段が自分が交換されたものであるか否かを判断し、交換されたものである場合にはバックアップ記憶手段から正しい情報を受信するような制御プログラムが考えられる。

0015

本発明の制御装置では、バックアップ記憶手段が電源投入期間中に各制御手段の記憶素子の記憶情報を記憶し、復旧手段が電源投入時に制御手段の記憶素子に対してバックアップ記憶手段の記憶情報を記憶させる。従って、制御手段を交換する際にユーザあるいはサービスマンが情報を継承させるための作業をすることなく、新しい制御手段に情報を継承させることができる。また、バックアップ記憶手段は、電源投入期間中に各制御手段の記憶素子の記憶情報を記憶しているので、ユーザが制御装置に記憶させた設定情報や複写機の複写枚数などの情報を継承させることもできる。

0016

また、この制御装置では、電源投入時に交換された制御手段を特定する特定手段を設け、これにより特定された制御手段に対してバックアップ記憶手段の記憶情報を記憶させるようにしたので、制御手段の交換作業者が電源投入して情報を継承させる作業を行ったとしても、その作業時間は必要最小限に抑えられ、作業効率の向上にもつながる。

0017

ところで、上記特定手段による交換された制御手段の特定の仕方としては、様々なものが考えられるが、例えば、バックアップ記憶手段の記憶情報(の全部または一部)と各制御手段の記憶情報(の全部または一部)とを直接比較し、これらの情報が異なるときに当該制御手段を交換されたものと特定するやり方や、複数の制御手段に共通に記憶された情報(例えば、制御装置の製造番号など)を比較し、その比較結果を所定の条件で判断して交換された制御手段を特定するやり方が考えられる。

0018

特に、複数の制御手段に共通に記憶された情報の比較結果の判断条件としても様々なものが考えられるが、最も基本的なものとしては、多数の制御手段において一致した情報以外の情報が記憶された制御手段を交換されたものと特定するやり方であろう。しかしながら、このように多数決により交換された制御手段を特定するやり方では、交換された制御手段の数が交換されなかった制御手段の数と同数あるいは上回った場合、全ての制御手段の情報が互いに異なる場合、交換された制御手段の情報と交換されなかった制御手段の情報とが一致する場合、比較情報として制御装置の製造番号などの制御装置固有の情報をしようしている時に交換した制御手段を再度入れなおした場合などにおいて、交換された制御手段に対して情報の継承が行われなくなってしまう。特に、交換された制御手段の数が交換されなかった制御手段の数と同数あるいは上回った場合には、交換されなかった制御手段に対して情報の継承動作が行われてしまう誤動作の原因となる。そこで、共通情報に基づく特定のやり方であっても例えば、電源投入期間中に1の制御手段に所定の情報を記憶させ、電源投入時にはその所定の情報が記憶された制御手段の共通情報と一致しない共通情報を有する制御手段を交換されたものと特定すればよい。

0019

また、上記特定手段による交換された制御手段の特定の仕方としては他にも、電源投入期間中に製造番号などの各制御手段の固有の情報を記憶し、電源投入時には当該記憶した情報と制御手段の特有の情報とが一致しない制御手段を交換されたものと特定するやり方や、電源遮断期間中に各制御手段の交換を検知し、当該制御手段を交換されたものと特定するやり方もある。この場合にも上記多数決により交換された制御手段を特定するやり方における問題点を解決することができる。

0020

更に、上記特定手段による交換された制御手段の特定の仕方としては、上述した各種の特定のやり方を組み合わせたものであってもよいことはいうまでもない。特に、電源遮断期間中に各制御手段の交換を検知すると共に、当該交換された制御手段以外の制御手段において共通情報の多数決を行って、多数の制御手段において一致した情報以外の情報が記憶された制御手段、及び上記交換された制御手段を交換されたものと特定するやり方では、単に、電源投入期間中に各制御手段毎に特有の情報を記憶し、電源投入時には当該記憶した情報と制御手段の特有の情報とが一致しない制御手段を交換されたものと特定するように構成した場合に問題となる比較情報のノイズ転びよる誤判断や、多数決時に同数の多数が2以上存在した場合の誤判断などを防止することができる。

0021

以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を説明する。

0022

実施形態1
図1に本発明の制御装置を適用した複写機を示す。同図において、1は原稿の画像を読み取る画像読取部、2はこの読取画像を所定の出力画像に変換する画像処理部、3はこの出力画像に基づいて用紙などのシートP上に画像を形成する画像出力部、4はユーザの設定に応じた設定信号を出力するユーザインターフェイス部、5はこれら各部の動作を制御する制御装置である。

0023

この制御装置5は、上記各部をそれぞれ制御する4つの制御手段5a,5b,5c,5dと、この4つの制御手段の動作を制御する主制御手段5eとからなる。また、各制御手段は、図2に示すように、動作プログラムなどを記憶するリードオンリーメモリ(ROM)、この動作プログラムを実行して制御対称を動作させる演算素子(CPU)10、このCPU10が動作する際に使用するワークエリア用のランダムアクセスメモリ(RAM)、動作プログラムの動作条件を記憶する不揮発性メモリ(NVM)11、他の基板などと通信する入出力インターフェイスコネクタ(IF/C)、これらの素子が配置されたプリント基板(PWB)などからなり、上記コネクタ(IF/C)を複写機の筐体6に設けられたコネクタに対して脱着することで、制御手段毎に着脱可能に配設されている。

0024

画像読取部1は、原稿が載置されるプラテンガラス1aと、その下を移動可能に配設された光源1bと、受光した光を1画素毎にサンプリングするCCDセンサ1cと、原稿による反射光をCCDセンサ1cに入射させるミラーなどの光学素子1dなどを有する。そして、この画像読取部1の動作を制御する読取系制御手段(IIT制御手段)5aの制御に従って、プラテンガラス1aに載置された原稿を光源1bで走査しつつ、その反射光をサンプリングして原稿の画像情報を読取画像として画像処理部2に出力する。

0025

画像処理部2は、画像情報を記憶するメモリを有し、画像処理部の動作を制御する画像処理系制御手段(IPS制御手段)5bの制御に従って、読取画像情報に対してガンマ補正などを行って所定の出力画像情報を生成し、画像出力部3に出力する。

0026

画像出力部3は、一様帯電された感光体ドラム3aを出力画像情報に応じて露光し、更に露光後の感光体ドラム3aにトナーを供給することで感光体ドラム3a上にトナー像を形成した後、このトナー像を用紙などの転写材P上に転写定着することで画像を形成するものであり、これらの部材は画像出力部の動作を制御する出力系制御手段(IOT制御手段)5cの制御に従って動作する。

0027

ユーザインターフェイス部4は、液晶タッチパネル4a、入力キー4b、スタートキー4cなどを有し、ユーザインターフェイス部の動作を制御するUI系制御手段(UI制御手段)5dの制御に従って液晶画面4aに所定の設定画面を表示したり、スタートキー4cの押圧タイミングにおける設定情報を主制御手段5eに出力したりする。

0028

そして、本実施形態では、この制御装置5の3つの制御基板A,B,Cの間で、基板を交換した場合には自動的に制御情報などをバックアップできるように構成した。具体的には、図3に示すように上記3つの制御基板ぞれぞれに2つのシリアル通信インターフェイス(SCI)12を設け、各制御基板がその他の2つの制御基板と直接シリアル通信してお互いの情報を交換できるように構成すると共に、各制御基板A,B,Cがそれぞれ電源投入時に図4に示す制御フロチャート(制御プログラム)を実行するように構成した。従って、このような構成の場合には、本発明で言うところの制御装置の装置本体は、図2に示された5つの制御基板の内の交換対象でない残りの2つの制御基板により構成されることになる。

0029

この制御フロチャートでは、先ず、3つの制御基板の不揮発性メモリ(NVM)11内に共通に記憶された課金情報を比較し(S1)、それが全て一致している場合には終了する(S2)。全てが一致しない場合には、3つの課金情報の多数決を行い(S3)、自分がその多数派である場合には終了する(S4)。他方、自分が少数派の場合には、他のいずれかの制御手段から課金情報を受信して自分の課金情報を更新する(S5)。

0030

そして、このような複写機において、電源を遮断して上記3つの制御手段A,B,Cのうち1つの制御手段を新しい制御手段に交換し、その後電源を投入してみたところ、この新たな制御手段の課金情報はその他の制御手段と同一の正しい課金情報に更新されていた。

0031

このように本実施形態では、3つの制御手段A,B,C同士を相互に直接通信できるように構成し、各制御手段がそれぞれ自分が交換されたものであるか否かを判断し、交換されたものであると判断したときには他の制御手段から共通情報を送信してもらって自分の共通情報を更新するようにしているので、基板を交換した者が特に操作することなく自動的に新しい制御手段に正しい共通情報を継承させることができ、確実に情報を継承させることができる。

0032

また、この制御装置では、共通情報のみを比較すると共に、各制御基板A,B,Cがそれぞれ独自に判断することで交換された制御手段を特定しているので、交換作業者が制御基板交換の際に電源を投入してこの共通情報を継承させる作業を行ったとしても、その作業時間を必要最小限に抑えることができ、作業効率の向上にもつながる。

0033

実施形態2
図5に示すように、1の制御基板Aとその他の2つの制御基板B,Cとをシリアル通信で接続すると共に、当該1の制御基板Aが、電源投入時に制御フロチャートを実行して、共通情報(課金情報)の多数決を行って交換された制御基板を特定し、その特定された制御基板の共通情報を更新する以外は実施形態1と同様である。

0034

本実施形態の制御フロチャートでは、図6に示すように、3つの制御基板A,B,Cの共通情報を比較して(S11)、少数となった制御基板を交換された制御基板と特定し(S12,S13,S14)、当該特定された基板の共通情報に対して他の制御基板の共通情報を送信して更新させるものである(S15)。

0035

従って、本実施形態の制御装置は、実施形態1と同様に、新しい制御基板の共通情報を自動的に更新することができるので、基板を交換した者が特に操作することなく自動的に新しい制御基板に情報を継承させることができ、確実に情報を継承することができる。また、この制御装置では、共通情報のみを比較しているので、制御基板の交換作業者が基板交換の際に電源を投入してこの共通情報を継承させる作業を行ったとしても、その作業時間は必要最小限に抑えられ、作業効率の向上にもつながる。

0036

実施形態3
図7に示すように、交換対象の1の制御基板Aが、コピー動作終了後の電源遮断以前に、3つの制御基板A,B,Cの不揮発性メモリ(NVM)に優先順位情報を記憶させると共に、電源投入時に、この優先順位情報に従って交換された制御基板を特定し、当該特定された基板の共通情報に対して他の制御基板の共通情報を送信して更新する以外は、実施形態1と同様である。

0037

上記優先順位情報は、具体的には、3つの内の1つの制御基板(本実施形態では”A”のプリント基板)に「マスター」を書き込むと共に残りの2つの制御基板B,Cに「スレーブ」と書き込むものであり、この書き込みが行われていない制御基板には「NEW」が書き込まれている。

0038

他方、電源投入時の制御フロチャートは、図8に示すように、制御基板Aに「マスタ」と書き込まれているか否かを判断し(S21,S22)、「マスタ」基板があれば、これに基づいて「NEW」と書き込まれた制御基板の共通情報を更新する(S23,S24,S25)。他方、「マスタ」基板がない場合には、「スレーブ」と書き込まれた制御基板の共通情報で「NEW」と書き込まれた制御基板の共通情報を更新する(S26,S27,S28)。更に、「マスタ」基板も「スレーブ」基板も見つからないときには、ユーザインターフェイス画面に少なくとも1の古い制御基板を取り付け直すように警告し(S29)、更にコピー禁止して終了する(S30)。

0039

従って、本実施形態では、1つの制御基板を交換する場合だけでなく、2つの制御基板を同時に交換しても、優先順位情報に基づいて交換された基板及び正しい共通情報を特定することができる。

0040

なお、「マスタ」の制御基板が無く、且つ「スレーブ」と書かれる基板が多数存在する場合の判断は、多数決により正しい共通情報を特定するようにしてもよいが、上記判断の方が、交換された制御基板の数が交換されなかった制御基板の数と同数あるいは上回った場合、全ての制御基板の情報が互いに異なる場合、交換された制御基板の情報と交換されなかった制御基板の情報とが一致する場合などにおいても、交換された制御基板に対して情報の継承を行うことができるなどのメリットがある。

0041

実施形態4
図9に示すように、制御基板以外に複写機の製造番号(固有情報)が記憶された不揮発性メモリ7を設ける共に、交換対象の1の制御基板Aが、コピー動作終了後の電源遮断以前に、3つの制御基板A,B,Cの不揮発性メモリ(NVM)11内に当該複写機の製造番号を書き込む一方で、電源投入時に、図10に示すように、各制御基板に書き込まれた複写機の製造番号と上記不揮発性メモリ7の製造番号とを比較して(S31)、不一致となった制御基板の共通情報を一致した制御基板の共通情報で更新する(S32,S33,S34)ように構成した以外は実施形態1と同様である。

0042

従って、本実施形態では、複数の制御基板を同時に新しい制御基板に交換しても、複写機の固有情報に基づいて交換された基板及び正しい共通情報を特定することができ、しかも、他の複写機に使用されていた制御基板を新たに取り付けたとしてもその制御基板の共通情報を当該複写機における共通情報に更新することができる。また、交換された制御基板の数が交換されなかった制御基板の数と同数あるいは上回った場合、全ての制御基板の情報が互いに異なる場合、交換された制御基板の情報と交換されなかった制御基板の情報とが一致する場合などにおいても、交換された制御基板に対して情報の継承を行うことができる。

0043

なお、上記複写機の製造番号が書き込まれる不揮発性メモリを交換した場合には、ユーザインターフェイスから正しい製造番号を入力させるようにすればよい。また、交換対象である各制御基板がそれぞれ自分で複写機の製造番号を比較し、自分が交換されたものであると判断した場合に自分の共通情報を更新するようにしてもよいことは言うまでもない。

0044

実施形態5
図11に示すように、交換対象外の制御基板Dが、その不揮発性メモリ(NVM)11内に、3つの制御基板A,B,Cの製造番号を記憶する一方で、電源投入時には、記憶した製造番号と各制御基板A,B,Cの番号とを比較して、不一致となった制御基板の共通情報を一致した制御基板の共通情報に基づいて更新するように構成した。なお、一致する基板が1つもない場合には(つまり全ての基板が交換された場合には)、少なくとも1の制御基板を古いものに1の制御基板を取り付け直すように警告を表示させるようにした(図12参照)。

0045

従って、本実施形態では、複数の制御基板を同時に新しい制御基板に交換しても、交換された基板及び正しい共通情報を特定することができだけでなく、他の複写機に使用されていた制御基板を新たに取り付けたとしてもその制御基板の共通情報を当該複写機における共通情報に更新して使用することができる。また、交換された制御基板の数が交換されなかった制御基板の数と同数あるいは上回った場合、全ての制御基板の情報が互いに異なる場合、交換された制御基板の情報と交換されなかった制御基板の情報とが一致する場合などにおいても、交換された制御基板に対して情報の継承を行うことができる。

0046

実施形態6
図13に示すように、交換対象の3つの制御基板A,B,Cの交換を検知する交換検知基板8を設け、図示外の交換対象外の制御基板Dが、この基板8により交換が検知された基板以外の基板において多数決を行って正しい共通情報を特定すると共に、交換が検知された基板及び多数決において少数派となった基板の共通情報を上記多数の共通情報で更新するように構成した以外は実施形態1と同様である。

0047

上記交換検知基板8は、制御基板A,B,Cへの電力が遮断されたとしても電力が供給されるように構成されると共に、制御基板A,B,C上に設けられた短絡用配線9の両端に接続される3組の検知回路、及び各検知回路の検知信号が入力される監視用演算素子8cとを有する。この検知回路は、一端が接地されると共に他端が上記制御基板の短絡用配線の一端に接続される接地用配線8aと、一端が所定の電位に接続されると共に他端が上記制御基板の短絡用配線の他端に接続される抵抗8bとを有し、この抵抗8bの他端の電位を上記監視用演算素子8cに出力するものである。従って、制御基板が装着された状態にあっては短絡用配線9により抵抗8bの他端はグランド電位となっているが、制御基板が取り外されると接地用配線8aと抵抗8bの他端との間の配線断線して当該抵抗の他端は上記所定の電位となり、この変化を上記監視用演算素子8cにより検知することで交換された基板を特定することができる。

0048

従って、本実施形態では、制御基板の交換自体を検出し、更に交換されていない制御基板の間で共通情報の多数決を行って交換された基板を特定しているので、比較情報のノイズ転びよる誤判断や、多数決時に同数の多数が2以上存在してしまった場合の誤判断を格段に防止することができる。また、交換された制御基板の数が交換されなかった制御基板の数と同数あるいは上回った場合、全ての制御基板の情報が互いに異なる場合、交換された制御基板の情報と交換されなかった制御基板の情報とが一致する場合などにおいても、制御基板を再度入れなおした場合などであっても、交換された制御基板に対して情報の継承を行うことができる。

0049

実施形態7
3つの制御基板A,B,Cのワークエリア用メモリ(RAM)13の記憶情報を電源遮断期間にはバッテリーでバックアップすると共に、図15に示すように、交換対象の各制御基板A,B,Cが、電源遮断時に(S71)、各制御基板A,B,Cのワークエリア用メモリ(RAM)13に他の制御基板の設定情報を記憶させる(S72)一方で、図16に示すように、電源投入時に、自分の設定情報が他の制御基板に記憶されたバックアップ情報と一致せず且つワークエリア用メモリ13のバックアップ情報が他の制御基板の設定情報と一致しない制御基板を交換された制御基板と特定して(S73,S74,S75)、それにより特定された制御基板の設定情報を対応するバックアップ情報で更新する(S76)ように構成した以外は実施形態1と同様である(図16を参照)。なお、本実施形態では、交換対象の基板が3枚なので、複数の制御基板を同時に交換して電源が投入された場合には、1枚ずつ交換して電源を投入する動作を繰り返すようにユーザインターフェイスにメッセージを出すと共に、当該メッセージ直後の電源遮断時にはバックアップ動作をしないように構成した。

0050

従って、本実施形態では、多量のバックアップ情報用の専用メモリを増設することなく多量の設定情報をバックアップして新しい制御基板に情報を更新させることができる。

0051

なお、本実施形態では、各制御基板が他の1の制御基板の設定情報を互いにバックアップしているが、各制御基板が他の複数の制御基板の設定情報をバックアップするようにしてもよく、これにより複数の制御基板を同時に交換することも可能となる。

発明の効果

0052

以上詳細に説明したように、本発明の制御装置では、バックアップ記憶手段が電源投入期間中に各制御手段の憶情報を記憶し、特定手段が電源投入時に交換された制御手段を特定し、復旧手段が電源投入時に特定された制御手段に対してバックアップ記憶手段の記憶情報を記憶させるので、自動的に新しい制御手段に必要な情報を継承させることができ、制御手段を交換しても確実に情報を継承させることができる。

図面の簡単な説明

0053

図1本発明を適用した画像形成装置の構成概念図。
図2制御手段の構成図。
図3実施形態1における制御基板の接続概念図。
図4実施形態1における電源立ち上げ時の制御フロチャート。
図5実施形態2における制御基板の接続概念図。
図6実施形態2における電源立ち上げ時の制御フロチャート。
図7実施形態3における制御基板の接続概念図。
図8実施形態3における電源立ち上げ時の制御フロチャート。
図9実施形態4における制御基板の接続概念図。
図10実施形態4における電源立ち上げ時の制御フロチャート。
図11実施形態5における制御基板の接続概念図。
図12実施形態5における電源立ち上げ時の制御フロチャート。
図13実施形態6に用いられた交換検知用基板の接続説明図。
図14実施形態7における制御基板の接続概念図。
図15実施形態7における電源遮断時の制御フロチャート。
図16実施形態7における電源立ち上げ時の制御フロチャート。

--

0054

5a,5b,5c,5d,5e:制御手段、A,B,C,D:制御基板、10:制御素子、11:不揮発性メモリ。

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