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技術 ガス放電パネルの電極形成方法、平行線材群、平行線材群の形成方法、平行線材群の捻じれ緩和方法、ガス放電パネルの電極接続用器具およびガス放電パネルの電極接続方法

出願人 沖電気工業株式会社
発明者 藤井浩三金原隆雄小谷恭子
出願日 1997年1月23日 (23年11ヶ月経過) 出願番号 1997-009873
公開日 1998年8月7日 (22年4ヶ月経過) 公開番号 1998-208632
状態 未査定
技術分野 電子管及び放電灯用電極の製造 ガス放電表示管
主要キーワード 棒状固定具 各平行線 具どうし ボビン群 嵌め込み用 線材保持具 だ円形 込部分
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1998年8月7日)のものです。
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図面 (9)

課題

ガス放電パネル金属ワイヤを用いた電極の容易な形成方法の提供。

解決手段

金属ワイヤで以ってガス放電パネルの電極を形成するにあたり、平行線材群10を用いる。この平行線材群10は、互いに1m程度離間して並んだ2つの線材保持器具12と、これらの線材保持器具12にそれぞれ固定され、かつ、これらの線材保持器具12の間で、0.7mmの一定間隔で互いに平行に並んだ複数の金属ワイヤ14とから構成されている。そして、ガス放電パネルの背面基板側隔壁に設けられたワイヤ嵌め込み用の溝に、各金属ワイヤ14をこの平行線材群10ごと一度に嵌め込む。

概要

背景

従来は、ガス放電パネル電極陽極陰極)を、主に、厚膜印刷技術や、蒸着およびエッチング等を用いた薄膜プロセス技術を用いて形成していた。さらに、これらの厚膜印刷技術等で形成された電極よりも寿命が長い電極として、メタルシートをエッチングして形成した電極が提案されている。例えば、文献1:「『メタルシートを用いたカラーDP』、信学技法EID93−122(1994−01)」には、42−6合金(42wt%Ni−6wt%Cr−52wt%Fe)シートエッチング加工して、ガス放電パネルの陰極を形成する技術が開示されている。

ところで、ガス放電パネルの高精細化および大型化に伴って、ガス放電パネルの電極は細く、長くなり、かつ、電極の間隔は狭くなってきた。その結果、従来の厚膜印刷技術等やエッチング技術を用いて電極を形成していたのでは、製造過程で電極が断線したり、隣接する電極どうしショートする恐れが高くなってきた。

一方、従来から、メタルシートを用いた電極と同様に寿命が長く、かつ、メタルシートを用いた電極よりも断線やショートの恐れが少ない電極として、金属ワイヤを用いた電極が知られている。例えば、文献2:「特公昭49−17059」には、前述の文献1に記載のガス放電パネルにおいてメタルシートを用いて形成した電極を金属ワイヤの電極に置き換えた構造に相当する構造が開示されている。その上、電極に金属ワイヤを用いれば、メタルシートや厚膜印刷技術を用いて電極を形成する場合に比べて、電極の材料コストを格段に安くすることができる。

概要

ガス放電パネルの金属ワイヤを用いた電極の容易な形成方法の提供。

金属ワイヤで以ってガス放電パネルの電極を形成するにあたり、平行線材群10を用いる。この平行線材群10は、互いに1m程度離間して並んだ2つの線材保持器具12と、これらの線材保持器具12にそれぞれ固定され、かつ、これらの線材保持器具12の間で、0.7mmの一定間隔で互いに平行に並んだ複数の金属ワイヤ14とから構成されている。そして、ガス放電パネルの背面基板側隔壁に設けられたワイヤ嵌め込み用の溝に、各金属ワイヤ14をこの平行線材群10ごと一度に嵌め込む。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
0件

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請求項1

金属ワイヤガス放電パネル電極を形成するにあたり、互いに離間して並んだ2つの線材保持器具にそれぞれ固定され、かつ、2つの前記線材保持器具の間で一定間隔で互いに平行に並んだ複数の金属ワイヤを、ガス放電パネルの前面基板側および背面基板側の少なくとも一方に設けられた複数の溝に一度にそれぞれ嵌め込む工程と、前記溝に嵌め込まれていない部分で各前記金属ワイヤを切断することにより、前記線材保持器具を切り離す工程とを含むことを特徴とするガス放電パネルの電極形成方法

請求項2

互いに離間して並んだ2つの線材保持器具と、2つの前記線材保持器具にそれぞれ固定され、かつ、2つの前記線材保持器具の間で一定間隔で互いに平行に並んだ複数の、ガス放電パネル電極用の金属ワイヤとを具えてなることを特徴とする平行線材群。

請求項3

請求項2に記載の平行線材群において、前記線材保持器具は、各前記金属ワイヤを横切る方向に延在する線材保持ステージであって、全ての前記金属ワイヤを横切る長さを有する溝が設けられた当該線材保持ステージと、前記溝に前記金属ワイヤと共に押し込まれることによって前記金属ワイヤを前記線材保持ステージに固定する棒状固定具とを具えてなることを特徴とする平行線材群。

請求項4

請求項2に記載の平行線材群において、前記線材保持器具を導電性材料で形成してあり、各前記金属ワイヤと前記線材保持ステージとが電気的に接続されてなることを特徴とする平行線材群。

請求項5

請求項2に記載の平行線材群において、前記線材保持器具に、前記金属ワイヤが並んだ面に垂直な方向に沿った貫通孔が設けてあることを特徴とする平行線材群。

請求項6

(a)一定間隔で互いに平行な複数の金属ワイヤからなる金属ワイヤ群を形成して繰り出す工程と、(b)繰り出された前記金属ワイヤ群を、各前記金属ワイヤが互いに平行な状態で、前記金属ワイヤを横切る方向に延在し、全ての前記金属ワイヤを横切る長さを有する、前記金属ワイヤに沿った方向に互いに離間して並んだ一対の線材保持器具にそれぞれ固定する工程と、(c)前記金属ワイヤ群をさらに繰り出す工程と、(d)繰り出された前記金属ワイヤ群に、一対の線材保持器具を、対を構成する線材保持器具どうし以外で隣り合う線材保持器具との間が一定間隔となるように、それぞれ固定し、(e)前記(a)〜(d)の工程を繰返す工程と、(f)一対の前記線材保持器具間で各前記金属ワイヤを切断する工程とを含むことを特徴とする平行線材群の形成方法

請求項7

請求項6に記載の平行線材群の形成方法において、複数の金属ワイヤを筬(オサ)に通すことによって、一定間隔で互いに平行な複数の金属ワイヤからなる前記金属ワイヤ群を形成することを特徴とする平行線材群の形成方法。

請求項8

請求項2に記載の平行線材群を構成する各前記金属ワイヤのじれを緩和するにあたり、2つの前記線材保持器具を互いに反対の方向にそれぞれ引っ張ることにより、各前記ワイヤ降伏点以上の張力をかけることを特徴とする平行線材群の捻じれ緩和方法

請求項9

ガス放電パネルの金属ワイヤの電極を外部回路へ接続するための電極接続用器具であって、端部に、2段の切込部分からなる複数の切込部を一定間隔で設けた接続板を具え、1段目の切込部分は、前記金属ワイヤの直径よりも広い幅を有し、前記1段目の切込部分の一部分がさらに切込まれた2段目の切込部分は、前記金属ワイヤの直径よりも狭い幅を有し、少なくとも前記2段目の切込部分の一部分の壁面に、接続電極を具え、各前記接続電極に、前記外部回路へ接続される配線を接続してなることを特徴とするガス放電パネルの電極接続用器具。

請求項10

請求項9に記載の電極接続用器具にガス放電パネルの金属ワイヤの電極を接続するにあたり、前記2段目の切込部分に前記電極を押し込むことにより、押し込まれた電極部分の断面形状を変形させた状態で、前記電極を前記接続電極に接続することを特徴とするガス放電パネルの電極接続方法

技術分野

0001

この発明は、電極金属ワイヤを用いたガス放電パネルに関する。

背景技術

0002

従来は、ガス放電パネルの電極(陽極陰極)を、主に、厚膜印刷技術や、蒸着およびエッチング等を用いた薄膜プロセス技術を用いて形成していた。さらに、これらの厚膜印刷技術等で形成された電極よりも寿命が長い電極として、メタルシートをエッチングして形成した電極が提案されている。例えば、文献1:「『メタルシートを用いたカラーDP』、信学技法EID93−122(1994−01)」には、42−6合金(42wt%Ni−6wt%Cr−52wt%Fe)シートエッチング加工して、ガス放電パネルの陰極を形成する技術が開示されている。

0003

ところで、ガス放電パネルの高精細化および大型化に伴って、ガス放電パネルの電極は細く、長くなり、かつ、電極の間隔は狭くなってきた。その結果、従来の厚膜印刷技術等やエッチング技術を用いて電極を形成していたのでは、製造過程で電極が断線したり、隣接する電極どうしショートする恐れが高くなってきた。

0004

一方、従来から、メタルシートを用いた電極と同様に寿命が長く、かつ、メタルシートを用いた電極よりも断線やショートの恐れが少ない電極として、金属ワイヤを用いた電極が知られている。例えば、文献2:「特公昭49−17059」には、前述の文献1に記載のガス放電パネルにおいてメタルシートを用いて形成した電極を金属ワイヤの電極に置き換えた構造に相当する構造が開示されている。その上、電極に金属ワイヤを用いれば、メタルシートや厚膜印刷技術を用いて電極を形成する場合に比べて、電極の材料コストを格段に安くすることができる。

発明が解決しようとする課題

0005

しかしながら、金属ワイヤは、メタルシートを用いた電極に比べて、一本一本を直線状に保持することが困難である。このため、電極に金属ワイヤを用いたガス放電パネルは、電極にメタルシートを用いたガス放電パネルに比べて、量産性が悪く、このため、製造コストが高くなってしまうという問題点があった。

0006

また、金属ワイヤを用いて形成された電極は、厚膜印刷された電極のように、ガス放電パネルの表示部の外側で電極の間隔を容易に広げることができない。このため、金属ワイヤの各電極を、外部回路電気的に接続することが容易でないという問題点があった。

0007

このため、ガス放電パネルの、金属ワイヤを用いた電極の容易な形成方法、その形成方法に用いて好適な平行線材群、その平行線材群の形成方法、その平行線材群のじれ緩和方法、ガス放電パネルの金属ワイヤの電極と外部回路との接続に用いて好適な電極接続用器具およびその電極接続用器具を用いた電極接続方法それぞれの実現が望まれていた。

0008

(第1の発明)この出願に係る第1の発明のガス放電パネルの電極形成方法によれば、金属ワイヤでガス放電パネルの電極を形成するにあたり、互いに離間して並んだ2つの線材保持器具にそれぞれ固定され、かつ、2つの線材保持器具の間で一定間隔で互いに平行に並んだ複数の金属ワイヤを、ガス放電パネルの前面基板側および背面基板側の少なくとも一方に設けられた複数の溝に一度にそれぞれ嵌め込む工程と、溝に嵌め込まれていない部分で各金属ワイヤを切断することにより、線材保持器具を切り離す工程とを含むことを特徴とする。

0009

このように、第1の発明のガス放電パネルの電極形成方法によれば、金属ワイヤを一定間隔で平行に並べた状態で線材保持器具に固定した平行線材群を用いることによって、各金属ワイヤを直線状でかつ一定間隔で互いに平行に並んだ状態で保持することができる。そして、ガス放電パネルに設けられた溝に、これらの各金属ワイヤを平行線材群ごと嵌め込むことにより、この平行線材群を構成する各金属ワイヤを、一回の操作で一度に、ガス放電パネルに容易に組み込むことができる。そして、組み込まれた平行線材群の線材保持器具を切り離すことによってガス放電パネルの電極を形成することができる。従って、金属ワイヤの電極を容易に形成することができるので、金属ワイヤの電極の量産性が向上し、金属ワイヤを用いたガス放電パネルの電極の製造コストの低減を図ることができる。

0010

尚、この出願に係る各発明において、ワイヤ母材の表面に電気メッキをはじめとする表面処理により皮膜が形成されたものも金属ワイヤに含まれる。

0011

(第2の発明)また、この出願に係る第2の発明の平行線材群によれば、互いに離間して並んだ2つの線材保持器具と、2つの線材保持器具にそれぞれ固定され、かつ、2つの線材保持器具の間で一定間隔で互いに平行に並んだ複数の、ガス放電パネル電極用の金属ワイヤとを具えてなることを特徴とする。

0012

このように、第2の発明の平行線材群によれば、金属ワイヤを一定間隔で互いに平行に並べた状態で線材固定器具に固定することによって、各金属ワイヤを、直線状でかつ一定間隔で互いに平行に並んだ状態で保持することができる。そして、ガス放電パネルの電極嵌め込み用の溝に、これらの各金属ワイヤを平行線材群ごと嵌め込むことにより、この平行線材群を構成する各金属ワイヤを、一回の操作で一度に、ガス放電パネルに容易に組み込むことができる。このため、金属ワイヤの電極を容易に形成することができる。その結果、金属ワイヤの電極の量産性が向上し、金属ワイヤを用いたガス放電パネルの電極の製造コストの低減を図ることができる。

0013

また、第2の発明の平行線材群の形成方法において、好ましくは、線材保持器具は、各金属ワイヤを横切る方向に延在する線材保持ステージであって、全ての金属ワイヤを横切る長さを有する溝が設けられた当該線材保持ステージと、溝に金属ワイヤと共に押し込まれることによって金属ワイヤを線材保持ステージに固定する棒状固定具とを具えると良い。

0014

このように、線材保持器具を、溝を設けた線材保持ステージと棒状固定具とを以って構成すれば、複数の金属ワイヤを一定間隔で互いに平行な状態で容易に固定することができる。

0015

また、第2の発明の平行線材群の形成方法において、好ましくは、線材保持器具を導電性材料で形成してあり、各金属ワイヤと線材保持ステージとが電気的に接続してあると良い。

0016

このように、線材保持器具と各金属ワイヤとを電気的に導通させれば、線材保持器具間の金属ワイヤをメッキ液に浸漬しておいて、線材保持器具に電気メッキ用の電極を接続して通電することにより、各金属ワイヤに対する電気メッキ(電解メッキ)を容易に行うことができる。

0017

また、第2の発明の平行線材群の形成方法において、好ましくは、線材保持器具に、金属ワイヤが並んだ面に垂直な方向に沿った貫通孔を設けると良い。

0018

このように、線材保持器具に貫通孔を設ければ、この貫通孔に棒状の支持具挿通することにより、平行線材群を容易に取り扱うことができる。さらに、複数の平行線材群を重ねておいて、各平行線材群の線材保持器具の貫通孔に、棒状の支持具を挿通すれば、一度に複数の平行線材群を容易に取り扱うことができる。このため、一度に複数の平行線材群に、金属ワイヤの捻じれ緩和の処理または電気メッキの処理を施すことができる。

0019

(第3の発明)また、この出願に係る第3の発明の平行線材群の形成方法によれば、(a)一定間隔で互いに平行な複数の金属ワイヤからなる金属ワイヤ群を形成して繰り出す工程と、(b)繰り出された金属ワイヤ群を、各金属ワイヤが互いに平行な状態で、金属ワイヤを横切る方向に延在し、全ての金属ワイヤを横切る長さを有する、金属ワイヤに沿った方向に互いに離間して並んだ前段の一対の線材保持器具にそれぞれ固定する工程と、(c)金属ワイヤ群をさらに繰り出す工程と、(d)繰り出された金属ワイヤ群に、一対の線材保持器具を、対を構成する線材保持器具どうし以外で隣り合う線材保持器具との間が一定間隔となるように、それぞれ固定し、(e)(a)〜(d)の工程を繰返す工程と、(f)一対の線材保持器具間で各金属ワイヤを切断する工程とを含むことを特徴とする。

0020

このように、第3の発明の平行線材群の形成方法によれば、互いに平行な状態で繰り出された金属ワイヤを線材保持器具で順次に固定するので、平行線材群を容易に形成することができる。

0021

尚、(f)の工程は、(e)の工程の後だけに限定されるものではなく、(a)〜(d)のいずれの工程の後に実施しても良い。

0022

また、第3の発明の平行線材群の形成方法において、好ましくは、複数の金属ワイヤを筬(オサ)に通すことによって、一定間隔で互いに平行な複数の金属ワイヤからなる金属ワイヤ群を形成すると良い。

0023

このように、筬を用いれば、一定間隔で互いに平行に並んだ金属ワイヤ群を容易に形成することができる。

0024

(第4の発明)また、この出願に係る第4の発明の平行線材群の捻じれ緩和方法によれば、第2の発明の平行線材群を構成する各金属ワイヤの捻じれを緩和するにあたり、2つの線材保持器具を互いに反対の方向にそれぞれ引っ張ることにより、各金属ワイヤに降伏点以上の張力をかけることを特徴とする。

0025

このように、第4の発明の平行線材群の捻じれ緩和方法によれば、線材保持器具を引っ張ることにより各金属ワイヤに張力をかけるので、各金属ワイヤに降伏点以上の張力をそれぞれかけることができる。このため、平行線材群を構成する各金属ワイヤの捻じれを一回の操作で一度に緩和することができる。

0026

(第5の発明)また、この出願に係る第5の発明のガス放電パネルの電極接続用器具によれば、ガス放電パネルの金属ワイヤの電極を外部回路へ接続するための電極接続用器具であって、端部に、2段の切込部分からなる複数の切込部を一定間隔で設けた接続板を具え、1段目の切込部分は、金属ワイヤの太さよりも広い幅を有し、1段目の切込部分の一部分がさらに切込まれた2段目の切込部分は、金属ワイヤの太さよりも狭い幅を有し、少なくとも2段目の切込部分の一部分の壁面に、接続電極を具え、各接続電極に、外部回路へ接続される配線を接続してなることを特徴とする。

0027

このように、第5の発明のガス放電パネルの電極接続用器具によれば、1段目の切込部分の幅を金属ワイヤの太さよりも広くしてあるので、各金属ワイヤをそれぞれ切込部に誘導し易い。そして、2段目の切込部分の幅を金属ワイヤの太さよりも狭くしてあるので、この2段目の切込部分に金属ワイヤを押し込むことにより、押し込まれた電極部分の断面形状を変形させて、金属ワイヤを切込部に容易に確実に固定することができる。そして、2段目の切込部分の内側に設けられた接続電極に接続された配線を介して、各金属ワイヤを外部回路に容易に接続することができる。

0028

(第6の発明)また、この出願に係る第6の発明のガス放電パネルの電極接続方法によれば、第5の発明の電極接続用器具にガス放電パネルの金属ワイヤの電極を接続するにあたり、2段目の切込部分に電極を押し込むことにより、押し込まれた電極部分の断面形状を変形させた状態で、電極を接続電極に接続することを特徴とする。

0029

このように、第6の発明のガス放電パネルの電極接続方法によれば、2段目の切込部分に金属ワイヤを押し込むことにより、押し込まれた電極部分の断面形状を変形させて、金属ワイヤを切込部に容易に確実に固定することができる。そして、2段目の切込部分の内側に設けられた接続電極に接続された配線を介して、各金属ワイヤを外部回路に容易に接続することができる。

発明を実施するための最良の形態

0030

以下、図を参照して、この出願に係る各発明の実施の形態について説明する。尚、参照する図は、これらの発明が理解できる程度に各構成成分の大きさ、形状および配置関係を概略的に示してあるに過ぎない。従って、これらの発明は図示例にのみ限定されるものではない。

0031

(第1の実施の形態)第1の実施の形態においては、図1図3を参照して、第1の発明のガス放電パネルの電極の形成方法および第2の発明の平行線材群の一例について説明する。

0032

第1の実施の形態のガス放電パネルの電極形成方法によれば、金属ワイヤで以ってガス放電パネルの電極を形成するにあたり、平行線材群を用いる。

0033

先ず、図1を参照して、平行線材群の構成について説明する。図1には、第1の実施の形態に用いる平行線材群の構成を示す。この平行線材群10は、互いに1m程度離間して並んだ2つの線材保持器具12と、これらの線材保持器具12にそれぞれ固定され、かつ、2つの前記線材保持器具12の間で、0.7mmの一定間隔で互いに平行に並んだ複数の金属ワイヤ14からなる金属ワイヤ群14とを具えている。

0034

この平行線材群10は、別の見方をすれば、0.7mmの一定間隔で互いに平行に並んだ複数の金属ワイヤ14と、各金属ワイヤ14がそれぞれ固定された2つの線材保持器具12とを具えている。そして、これらの線材保持器具12は、それぞれ各金属ワイヤ14を横切る方向に延在し、それぞれ全ての金属ワイヤ14を横切る長さを有し、かつ、金属ワイヤ14に沿った方向に互いに約1m離間してそれぞれ設けてある。

0035

尚、ここでは、金属ワイヤ20として、直径100μmの42−6合金(42wt%Ni、6wt%Cr、52wt%Fe)のワイヤを用いる。そして、これらの金属ワイヤ14どうしの間隔は、ガス放電パネルに形成されたワイヤ嵌め込み用の溝の間隔と同じにしてある。また、金属ワイヤ14の本数は、ガス放電パネルの表示セルの列の数だけあれば良い。また、ガス放電パネルの表示セルの列の数の二分の一の本数の金属ワイヤ14を有する2つの平行線材群を並べて用いることもできる。

0036

また、この線材保持器具12は、金属製の線材保持ステージ12aおよび棒状固定具12bとからなる。そして、この線材保持ステージ12aには、各金属ワイヤ14を横切る方向に延在し、全ての金属ワイヤ14を横切る長さを有する溝12cが設けられている。ここでは、溝12cの幅を3.5mmおよび深さを3.5mmとする。

0037

そして、この溝12cと、この溝12cに押し込まれた棒状固定具12bとによって各金属ワイヤ14を挟むことによって、金属ワイヤ群14aを固定する。溝12cに押し込まれた棒状固定具12bは、その断面形状が変形して、押し潰された状態となる。ここでは、棒状固定具12bとして、直径3.4mmのアルミニウム製の筒を用いる。また、棒状固定具12bとしては、アルミニウムの他に種々の金属材料からなる固定金具を用いても良い。また、棒状固定具12bの形状は、筒状に限定されるものではなく、例えば円柱状や角柱状でも良い。

0038

また、この線材保持ステージ12aには、金属ワイヤ14が並んだ面に垂直な方向に沿った貫通孔16を設けてある。この貫通孔16に支持具の棒状部材を挿通することにより、平行線材群10を容易に取り扱うことができる。さらに、複数の平行線材群10を重ねておいて、各平行線材群10の線材保持器具12の貫通孔16に、支持具の棒状部材を挿通すれば、一度に複数の平行線材群10を容易に取り扱うことができる。

0039

次に、図2を参照して、この平行線材群10を用いたガス放電パネルの電極の形成方法について説明する。図2には、ガス放電パネルのパネル化の重ね合わせ工程の説明に供する概略図を示す。図2では、重ね合わせステージ20の上に載置した背面基板側パネル22の上側に、平行線材群10および前面基板24を、重ね合わせる順序で互いに離間させて示す。

0040

重ね合わせステージ20は、この重ね合わせステージ20の主表面上に載置された背面基板側パネル22を、重ね合わせステージ20の主表面に沿った面内およびこの主表面に垂直な方向に任意に移動させることができる。

0041

また、背面基板側パネル22は、背面基板の他に、陽極や隔壁を以って構成されている。この隔壁には、複数の陰極の電極を嵌め込むための複数のワイヤ嵌め込み用の溝が形成してある。但し、図2においては、背面基板側パネル22の構成部品の図示を省略してある。

0042

また、この平行線材群10の線材保持器具12は、それぞれ引張り金具26に係止してあり、これらの引張り金具26を互いに反対方向に引っ張ることにより、平行線材群10の各金属ワイヤ14をそれぞれ張った状態にしている。これらの引張り金具26は、金属ワイヤ14が並んだ面に沿って微動させることができる。

0043

そして、この平行線材群10を、ガス放電パネルの背面基板側の隔壁に設けられた複数の溝に一度にそれぞれ嵌め込む。その結果、陰極となる複数の金属ワイヤをそれぞれ容易に、溝に嵌め込むことができる。

0044

次に、溝に嵌め込まれていない部分で、図2にcで示す破線に沿って、各金属ワイヤ14を切断することにより、線材保持器具12を切り離す。

0045

このようにして、金属ワイヤ14の電極を容易に形成することができる。その結果、金属ワイヤの電極の量産性が向上し、金属ワイヤを用いたガス放電パネルの電極の製造コストの低減を図ることができる。

0046

また、この実施の形態における電極形成方法は、引張り金具26を追加するだけで、従来のガス放電パネルの重ね合わせの工程に容易に適応させることができる。

0047

尚、パネルの重ね合わせの工程以降の各工程(例えば、シール材塗布工程、高温真空排気工程、ガス導入工程)は、従来のガス放電パネルの製造方法と同様に行うことができる。

0048

このように、第1の実施の形態においては、パネルの重ね合わせの工程の際に、金属ワイヤからなる陰極の電極を容易に形成することができる。

0049

次に、図3に、このようにして形成されたガス放電パネルの構成の一部分の一部切欠斜視図を示す。尚、図3においては、図の理解を容易にするために、前面基板を上方へ離間させて示す。また、図3においては、切欠部分の断面にのみハッチングを付してある。

0050

このガス放電パネル100は、ガラス製の互いに対向する背面基板28および前面基板24を具えている。背面基板28の上面28aには、表示陽極30および補助陽極32を複数の行としてストライプ状に設けてある。背面基板28と前面基板30との間隔は、背面基板28の上面28aに設けられた隔壁42により一定に保たれている。また、隣り合う表示電極30どうしの間の背面基板28上および隣り合う表示電極30と補助陽極32との間の背面基板28上には、それぞれ誘電体層34を設けてある。また、表示電極30上には、陽極オーバーコート36を設けてある。

0051

また、この隔壁42は、背面基板28側の第1の隔壁部分42aとこの隔壁部分42aの上に設けられた、前面基板24側の第2の隔壁部分42bとから構成されている。そして、第1の隔壁部分42aの前面基板24側には、陰極としての金属ワイヤ14を一定の間隔で保持するためのワイヤ嵌め込み用の溝38およびワイヤ嵌め込み用の溝38よりも幅の広いプライミングパス用の溝40がそれぞれ形成されている。

0052

そして、ワイヤ嵌め込み用の溝38には、金属ワイヤ14がそれぞれ陰極として嵌め込まれている。

0053

また、表示陽極30と金属ワイヤ14とが立体交差する位置にそれぞれ表示セルが構成される。また、補助陽極32と金属ワイヤ14とが立体交差する位置にそれぞれ補助セルが構成される。

0054

また、隣接する表示セルどうしの間、および、隣接する表示セルと補助セルとの間を区分けするために、隔壁42は、格子状に設けてある。

0055

また、隔壁42によって仕切られた各表示セルには、中央に開口部を有する蛍光体44が設けてある。そして、この開口部から陽極オーバーコート36が露出している。

0056

また、前面基板24の、背面基板28側の下面には、隔壁42および補助セルに沿って遮光マスクブラックマトリクス)46が設けてある。また、この下面には、表示セルに対応する部分に色フィルタ48が設けてある。

0057

(第2の実施の形態)第2の実施の形態においては、図4図6を参照して、この出願に係る第3の発明の平行線材群の形成方法の一例について説明する。図4の(A)および(B)は、第2の実施の形態の平行線材群の形成方法の説明に供する図である。

0058

(a)先ず、一定間隔で互いに平行な複数の金属ワイヤ14からなる金属ワイヤ群14aを形成して繰り出す(図4の(A))。

0059

第2の実施の形態においては、金属ワイヤ14がそれぞれ巻つけられた複数のボビン50からなるボビン群50aの各ボビン(糸巻き)50からそれぞれ引き出した複数の金属ワイヤ14を筬(オサ)にそれぞれ通す。尚、図4の(A)では、この筬が1つまたは2つ以上重ねられて納められた線材ピッチ変換器52を示す。

0060

この筬は、図5に示すように、従来から織機において用いられている筬と同様な形状を有している。この実施の形態で用いる筬58は、0.7mm間隔で隙間58aが形成された金属製の歯形状の部材58bを矩形の枠58cにはめ込んだ構造を有する。

0061

各金属ワイヤ14は、この筬が納められた線材ピッチ変換器52を通されることにより、一定間隔で互いに平行な状態となって、線材等ピッチ変換器52から繰り出される。このように、筬を用いれば、一定間隔で互いに平行に並んだ金属ワイヤ群を容易14aに形成することができる。

0062

尚、線材等ピッチ変換器52においては、筬として、一定間隔で一列に並んだ孔を設けた板を用いても良い。また、筬の代わりに、例えば、等間隔でローラ付きの溝を設け、これらの各溝に金属ワイヤを通して平行な金属ワイヤ群を形成しても良い。

0063

(b)次に、繰り出された金属ワイヤ群14aを、各金属ワイヤ14が互いに平行な状態で、一対の線材保持器具12にそれぞれ固定する。この一対の線材保持器具12は、金属ワイヤ14を横切る方向に延在し、全ての金属ワイヤ14を横切る長さを有する。

0064

線材等ピッチ変換器52から繰り出された直後の部分の金属ワイヤは互いに平行となっているが、線材等ピッチ変換器52から何メートルも離れた部分では金属ワイヤ14は、そのままでは平行な状態を保つことが困難である。そこで、この実施の形態においては、金属ワイヤ14が平行な状態を保持できる距離である、線材ピッチ変換器52から例えば10cm程度離れた位置で金属ワイヤ群14aを固定する(図4の(A))。

0065

ここで、図6の(A)および(B)を参照して、この実施の形態における線材保持器具12への金属ワイヤ14の固定方法について説明する。図6の(A)は、固定前の状態を示し、図6の(B)は、固定後の状態を示す。

0066

先ず、図6の(A)に示すように、金属ワイヤ群14の板側に、線材保持器具12を構成する金属製の線材保持ステージ12aの溝12cが位置するように、線材保持ステージ12aを配置する。そして、金属ワイヤ群14の上側から、棒状固定具12bを溝12cへ押し込む。

0067

その結果、溝12c上を横断していた金属ワイヤ群14a部分も、棒状固定具12bによって、溝12cへ押し込まれる。そして、金属ワイヤ群14は、棒状固定具12bと溝12cの内壁および底面とに挟まれた状態で、線材保持器具12に固定される(図6の(B))。

0068

(c)次に、金属ワイヤ群14aをさらに繰り出す。この繰り出しによって、金属ワイヤ群14aを固定した線材保持器具12も、図4の(A)に示した線材等ピッチ変換器52から遠ざかる。金属ワイヤ14は、線材等ピッチ変換器52から離れても、線材保持器具12に固定されているため、平行な状態を保持することができる(図4の(B))。 尚、図4の(B)の金属ワイヤ群14aの図の左側の延長上には、図4の(A)に示した線材等ピッチ変換器52が配置してある。

0069

(d)次に、繰り出された金属ワイヤ14群を、一対の線材保持器具を、対を構成する線材保持どうし以外で隣り合う線材保持具との間が一定間隔L(例えばL=1m)となるように、それぞれ固定する(図4の(B))。

0070

(e)次に、上述の(a)〜(d)の工程を所望の回数繰返す。このように、互いに平行な状態で繰り出された金属ワイヤを線材保持器具で順次に固定するので、平行線材群を次々に容易に形成することができる。

0071

また、この実施の形態では、一対の線材保持器具12で次々に固定された金属ワイヤ群14aを、収納ボックス(図示せず)に一旦収納する。この収納ボックスは、図4の(B)の金属ワイヤ群14aの図の右側の延長上に配置してある。

0072

ここで、図7の(B)に、収納ボックスに収納された状態の金属ワイヤ群14aの側面図を示す。この金属ワイヤ群の収納にあたっては、各線材保持ステージ12aに設けた貫通孔16に、それぞれ、支持具54の棒状部材56を挿通して、この支持具54によって、一対の線材保持ステージ12aを一つおきに吊り下げている。また、吊り下げられた状態で、下側となった線材保持ステージ12aの貫通孔16にも、支持具54の棒状部材56が挿通してある。

0073

ここで、図7の(A)に、支持具54の斜視図を示す。この支持具54は、板状部材54aの両面に、棒状部材56を突出させた構造を有している。この棒状部材56の間隔は、線材保持ステージ12aの貫通孔16の間隔と一致している。また、この棒状部材56の太さは、貫通孔16に挿通するため、貫通孔16の直径よりも細くなっている。

0074

そして、図7の(B)に示した状態で、後述の第3および第4の実施の形態でそれぞれ説明するように、捻じれ緩和の処理や電気メッキの処理を行う。

0075

(f)次に、一対の線材保持器具間12で各金属ワイヤ14を切断する。ここでは、図4の(B)および図6の(B)において、破線cで示す位置で金属ワイヤ14を任意好適な方法で切断する。

0076

尚、この実施の形態においては、(e)の工程後で一括して一対の線材保持器具12間の金属ワイヤ14を切断したが、例えば、上述した(d)の工程の後で、逐次に一対の線材保持器具12間の金属ワイヤ14を切断しても良い。

0077

(第3の実施の形態)第3の実施の形態に置いては、この出願に係る第4の発明の平行線材群の金属ワイヤの捻じれ緩和方法の例について説明する。

0078

ボビンに巻つけてあった金属ワイヤを引き出して形成した平行線材群の金属ワイヤは、通常、捻じれを伴っている。また、金属ワイヤの製造工程でダイスから金属ワイヤを引き抜く際に、金属ワイヤに捻じれが生じる場合がある。平行線材群を構成する金属ワイヤの捻じれは、金属ワイヤの歪みの原因となる。このため、この捻じれは、金属ワイヤを溝に嵌め込んで電極を形成する際に、金属ワイヤの位置精度を保つ上で好ましくない。

0079

そこで、第3の実施の形態においては、平行線材群の金属ワイヤの捻じれ緩和の処理を行う。平行線材群を構成する各金属ワイヤの捻じれを緩和するにあたり、2つの線材保持器具を互いに反対の方向にそれぞれ引っ張ることにより、各金属ワイヤに降伏点以上の張力(例えば、0.5kgf/本(=4.9N/本))をかける。

0080

例えば、上述の第1の実施の形態において図1に示した平行線材群10の場合は、2つの線材保持器具12互いに反対方向に引っ張ることによって、各金属ワイヤ14に降伏点以上の張力をかける。

0081

また、例えば、上述の第2の実施の形態において図7の(B)に示した収納された状態の各平行線材群10の場合は、図7の(B)の図上側の支持具54と、下側の支持具54とを上下方向でかつ互いに反対向きに引っ張ることによって、線材保持器具12をそれぞれ引張って各金属ワイヤ14に降伏点以上の張力をかける。

0082

このように、第3の実施の形態の捻じれ緩和方法によれば、線材保持器具を引っ張ることにより各金属ワイヤに張力をかけるので、各金属ワイヤに降伏点以上の張力をかけることができる。このため、平行線材群を構成する各金属ワイヤの捻じれを一回の操作で一度に緩和することができる。

0083

(第4の実施の形態)ガス放電パネルの電極に金属ワイヤを用いる際には、一般に、金属ワイヤとして、ワイヤの母材の表面に電気メッキ等により表面処理を施したものが用いられる。

0084

そこで、第4の実施の形態においては、第1の実施の形態、もしくは、第2の実施の形態において説明した平行線材群10の金属ワイヤ14の電気メッキの処理について説明する。

0085

各金属ワイヤ14は、金属製の線材保持ステージ12aと棒状固定具12bとによって固定されているので、線材保持ステージ12aと各金属ワイヤ14とは確実に導通している。従って、電気メッキを行う際に、メッキ液に平行線材群10の線材保持器具12間の金属ワイヤ群14a部分を浸漬した状態で、一方の線材保持ステージ12aに電気メッキの電極を接続して通電することにより、各金属ワイヤ14にそれぞれ電気メッキ処理を施すことができる。

0086

また、各金属ワイヤ14は、線材保持ステージ12aに固定されているため、メッキ液の攪拌の際に、隣り合った金属ワイヤ14どうしが接触してショートする恐れが少ない。

0087

また、この電気メッキの処理の際にも、線材保持ステージ12の貫通孔16に支持具54の棒状部材56を挿通して、この支持具54で平行線材群10を保持すれば、平行線材群10の取扱いが容易となって好適である。

0088

(第5の実施の形態)第5の実施の形態においては、図8を参照して、この出願に係る第5の発明のガス放電パネルの電極接続用器具および第6の発明のガス放電パネルの電極接続方法の一例について併せて説明する。図8は、第5の実施の形態のガス放電パネルの電極接続用器具の説明に供する斜視図である。

0089

この電極接続用器具は、ガス放電パネルの金属ワイヤの電極を外部回路へ接続するための電極接続用器具であって、端部60aに、それぞれ2段の切込部分からなる複数の切込部62を一定間隔で設けた接続板60を具えている。

0090

1段目の切込部分64は、前記金属ワイヤの太さよりも広い幅W1(例えばW1=0.2mm)を有する。また、この1段目の切込部分64の一部分がさらに切込まれた2段目の切込部分66は、金属ワイヤの太さ(例えば直径0.1mm)よりも狭い幅W2(例えばW2=0.05mm)を有する。

0091

また、2段目の切込部分66の一部分の壁面には、接続電極68を具えている。

0092

また、各接続電極68には、接続板60の表面に張りつけられたFPC(フレキシブルプリント回路ケーブ72の配線70が接続してある。この配線70は、FPCケーブル72の誘電体膜74上に印刷して形成してある。そして、この配線70を介して、切込部62に嵌め込まれた金属ワイヤ14を外部回路に容易に接続することができる。

0093

このように、第5実施の形態の電極接続用器具によれば、1段目の切込部分64の幅W1を金属ワイヤの太さよりも広くしてあるので、各金属ワイヤをそれぞれ切込部に誘導し易い。そして、2段目の切込部分66の幅W2を金属ワイヤの太さよりも狭くしてあるので、この2段目の切込部分66に金属ワイヤを押し込むことにより、押し込まれた電極部分の断面形状を変形させて、金属ワイヤを切込部に容易に確実に固定することができる。図8の電極接続用器具の図右端の切込部62に、説明のため、金属ワイヤ14を押し込んで接続した様子を示す。尚、通常は、各切込部62に一度に、金属ワイヤ14が押し込まれる。

0094

また、切込部62の数は、金属ワイヤの電極の本数と必ずしも一致しなくとも良い。例えば、電極の二分の一の数の切込部62を有する電極接続用器具を2つ用意して、それぞれ電極に接続しても良い。

0095

上述した各実施の形態では、これらの発明を特定の材料を用い、特定の条件で構成した例についてのみ説明したが、これらの発明は多くの変更および変形を行うことができる。例えば、上述した実施の形態においては、金属ワイヤの直径を100μmとし、金属ワイヤの間隔を0.7mmとしたが、金属ワイヤの直径および金属ワイヤの間隔はこれに限定する必要はなく、ガス放電パネルの電極の設計に合わせて任意好適な値とすることができる。

0096

また、例えば、上述した実施の形態では、断面形状が円形の金属ワイヤを用いたが、これらの発明では、金属ワイヤの断面形状は円形に限定されるものではなく、例えば、だ円形台形若しくは多角形でも良い。

0097

また、上述した第1実施の形態においては、金属ワイヤを用いてガス放電パネルの陰極のみを形成したが、これらの発明においては、金属ワイヤを用いて陽極のみ、あるいは、陽極および陰極の両方の電極を形成しても良い。

0098

また、上述の各実施の形態においては、溝を有する線材保持ステージと棒状固定具とを以って線材保持器具を構成したが、これらの発明では、線材保持器具の構成は、これに限定されるものではない。

0099

また、上述の各実施の形態においては、線材保持器具と支持具との接続部分の構成として貫通孔を設けたが、これらの発明では接続部分の構造は貫通孔に限定されるものではない。例えば、接続部分の構造として、突起形状や、フック形状としての貫通していない穴を設けても良い。また、線材保持器具は、接続部分としての構造を特に設けなくとも良い。

0100

(第1の発明)第1の発明のガス放電パネルの電極形成方法によれば、金属ワイヤを一定間隔で互いに平行に並べた状態で線材保持器具に固定した平行線材群を用いることによって、各金属ワイヤを直線状でかつ互いに平行に並んだ状態で保持することができる。そして、ガス放電パネルに設けられた電極嵌め込み用の溝に、これらの金属ワイヤを平行線材群ごと嵌め込むことにより、この平行線材群を構成する各金属ワイヤを、一回の操作で一度に、ガス放電パネルに容易に組み込むことができる。そして、組み込まれた平行線材群緒線材保持器具を切り離すことによって、ガス放電パネルの電極を形成することができる。従って、金属ワイヤの電極を容易に形成することができるので、金属ワイヤの電極の量産性が向上し、金属ワイヤを用いたガス放電パネルの電極の製造コストの低減を図ることができる。

0101

(第2の発明)また、第2の発明の平行線材群によれば、金属ワイヤを一定間隔で互いに平行に並べた状態で線材保持器具に固定することにより、各金属ワイヤを直線状でかつ一定間隔で互いに平行に並んだ状態で保持することができる。そして、ガス放電パネルに設けられた電極嵌め込み用の溝に、これらの金属ワイヤを平行線材群ごと嵌め込むことにより、この平行線材群を構成する各金属ワイヤを、一回の操作で一度に、ガス放電パネルに容易に組み込むことができる。従って、金属ワイヤの電極を容易に形成することができる。その結果、金属ワイヤの電極の量産性が向上し、金属ワイヤを用いたガス放電パネルの電極の製造コストの低減を図ることができる。

0102

また、第2の発明の平行線材群において、線材保持器具を溝を設けた線材保持ステージと棒状固定具とを以って構成すれば、複数の金属ワイヤを一定間隔で互いに平行な状態で容易に固定することができる。

0103

また、第2の発明の平行線材群において、線材保持器具と各金属ワイヤとの導通を図れば、線材保持器具間の金属ワイヤ群をメッキ液に浸漬しておき、線材保持器具に電気メッキ用の電極を接続して通電することにより、各金属ワイヤに対する電気メッキ(電解メッキ)を容易に行うことができる。

0104

また、第2の発明の平行線材群において、線材保持器具に貫通孔を設ければ、この貫通孔に棒状の支持具を挿通することにより、平行線材群を容易に取り扱うことができる。さらに、複数の平行線材群を重ねておいて、各平行線材群の線材保持器具の貫通孔に、支持具の棒状部材を挿通すれば、一度に複数の平行線材群を容易に取り扱うことができる。このため、一度に複数の平行線材群に、金属ワイヤの捻じれ緩和の処理または電気メッキの処理を施すことができる。

0105

(第3の発明)また、第3の発明の平行線材群の形成方法によれば、互いに平行な状態で繰り出された金属ワイヤを線材保持器具で順次に固定するので、平行線材群を容易に形成することができる。

0106

また、第3の発明の平行線材群の形成方法において、筬を用いれば、一定間隔で互いに平行に並んだ金属ワイヤ群を容易に形成することができる。

0107

また、第3の発明の平行線材群の形成方法において、筬を用いれば、一定間隔で互いに平行に並んだ金属ワイヤ群を容易に形成することができる。

0108

(第4の発明)また、第4の発明の平行線材群の捻じれ緩和方法によれば、線材保持器具を引っ張ることにより各金属ワイヤに張力をかけるので、各金属ワイヤにそれぞれ降伏点以上の張力をかけることができる。このため、平行線材群を構成する各金属ワイヤの捻じれを一回の操作で一度に緩和することができる。

0109

(第5の発明)また、第5の発明のガス放電パネルの電極接続用器具によれば、1段目の切込部分の幅を金属ワイヤの太さよりも広くしてあるので、各金属ワイヤをそれぞれ切込部に誘導し易い。そして、2段目の切込部分の幅を金属ワイヤの太さよりも狭くしてあるので、この2段目の切込部分に金属ワイヤを押し込むことにより、押し込まれた電極部分の断面形状を変形させて、金属ワイヤを切込部に容易に確実に固定することができる。そして、2段目の切込部分の内側に設けられた接続電極に接続された配線を介して、各金属ワイヤを外部回路に容易に接続することができる。

0110

(第6の発明)また、第6の発明のガス放電パネルの電極接続方法によれば、2段目の切込部分に金属ワイヤを押し込むことにより、押し込まれた電極部分の断面形状を変形させて、金属ワイヤを切込部に容易に確実に固定することができる。そして、2段目の切込部分の壁面に設けられた接続電極に接続された配線を介して、各金属ワイヤを外部回路に容易に接続することができる。

図面の簡単な説明

0111

図1第1の実施の形態で用いた平行線材群の構成の説明に供する図である。
図2第1の実施の形態のガス放電パネルの電極の形成方法の説明に供する斜視図である。
図3第1の実施の形態において形成されたガス放電パネルの構成の一部分の一部切欠斜視図である。
図4第2の実施の形態の平行線材群の形成方法の説明に供する図である。
図5筬(オサ)の構造の説明に供する斜視図である。
図6(A)および(B)は、線材保持器具への金属ワイヤの固定方法の説明に供する斜視図である。
図7(A)は、支持具の斜視図であり、(B)は、収納ボックスに収納された状態の平行線材群の側面図である。
図8第5の実施の形態のガス放電パネルの電極接続用器具の説明に供する斜視図である。

--

0112

10:平行線材群 12:線材保持器具
12a:線材保持ステージ12b:棒状固定具
12c:溝 14:金属ワイヤ
14a:金属ワイヤ群16:貫通孔
20:重ね合わせステージ22:背面基板側パネル
24:前面基板26:引張り金具
28:背面基板28a:上面
30:表示陽極32:補助陽極
34:誘電体層
36:陽極オーバーコート
38:ワイヤ嵌め込み用の溝
40:プライミングパス用の溝
42:隔壁42a:第1の隔壁部分
42b:第2の隔壁部分 44:蛍光体
46:遮光マスク(ブラックマトリクス)
48:色フィルタ50:ボビン(糸巻き)
50a:ボビン群
52:線材等ピッチ変換器54:支持具
54a:板状部材56:棒状部材
58:筬 58a:隙間
58b:櫛の歯形状の部材 58c:枠
60:接続板62:切込部
64:1段目の切込部分66:2段目の切込部分
68:接続電極70:配線
72:FPCケーブル74:誘電体膜
100:ガス放電パネル

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