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技術 感光体ドラムの装着機構

出願人 京セラドキュメントソリューションズ株式会社
発明者 石田英樹
出願日 1997年1月24日 (22年10ヶ月経過) 出願番号 1997-024536
公開日 1998年8月7日 (21年4ヶ月経過) 公開番号 1998-207294
状態 特許登録済
技術分野 電子写真における除電・感光体形状 電子写真装置一般及び筐体、要素 電子写真一般。全体構成、要素
主要キーワード 切欠きの幅 焼結金属部材 圧入幅 静電式プリンタ 塗装領域 ベアリングケース 軸状部材 被駆動歯車
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図面 (10)

課題

感光体ドラム偏心を防止すると共に側壁に対する装着を容易かつ確実に遂行できるようにすること。

解決手段

ドラム本体4及びその軸方向両端部の内周面圧入されたフランジ部材6及び8を含む感光体ドラム4を、側壁22及び他の側壁に回転自在に装着するための感光体ドラムの装着機構。ドラム本体4の両端部の外周面にはベアリング10及び12が装着されている。上記各側壁は、開放された上端からドラム本体4の直径より大きな幅で下方に延びかつ下端半円状の閉塞部24aをなす切欠き24と、各閉塞部24aの外側に形成されそれらよりも大きな半径を有しかつ半円以上の長さを有する環状の凹部26とを備えている。各凹部26には対応する上記ベアリングの外輪のための支持孔36を備えた軸受部材30が離脱自在に装着される。

概要

背景

静電式複写機静電式プリンタあるいは静電式ファクシミリ等の画像形成装置においては、外周面感光体を配設した感光体ドラムが使用されている。感光体ドラムは、相互に間隔を置いて配設された画像形成装置の側壁、あるいは画像形成装置本体に装着される作像ユニットの両側壁、に回転自在に支持される。感光体ドラムは上記側壁に装着された状態において、可能な限り偏心することなく(ブレを生ずることなく)円滑に回転することが要求される。特に、相互に色の異なったトナーを有する4つの作像ユニットを備えた周知のカラー画像形成装置においては、各感光体ドラムの偏心は色ずれの大きな要因となり、感光体ドラムの偏心に対しては格別の高い精度が要求されるものである。

他方、感光体ドラムは、感光体が汚染されたときの清掃、あるいは感光体が劣化したときの感光体ドラムの交換等のために、側壁に対して容易かつ確実に離脱自在に装着できることが重要である。

従来の感光体ドラムの装着機構の典型例としては、感光体ドラムに配設された軸の両端にベアリングを装着し、ベアリングケースを介して側壁に回転自在に支持する機構を挙げることができる(例えば特開平4−67191号公報参照)。感光体ドラムは、外周面に感光体が配設されている中空円筒状のドラム本体及びドラム本体の軸方向両端部の内周面にそれぞれ圧入されたフランジ部材を含んでいる。上記軸はフランジ部材の各々を貫通して延在し、軸の両端にベアリングが装着される。そして感光体ドラムは、ベアリングの各々をベアリングケースを介して対応する側壁に回転自在に装着することにより、側壁に回転自在に支持される。

概要

感光体ドラムの偏心を防止すると共に側壁に対する装着を容易かつ確実に遂行できるようにすること。

ドラム本体4及びその軸方向両端部の内周面に圧入されたフランジ部材6及び8を含む感光体ドラム4を、側壁22及び他の側壁に回転自在に装着するための感光体ドラムの装着機構。ドラム本体4の両端部の外周面にはベアリング10及び12が装着されている。上記各側壁は、開放された上端からドラム本体4の直径より大きな幅で下方に延びかつ下端半円状の閉塞部24aをなす切欠き24と、各閉塞部24aの外側に形成されそれらよりも大きな半径を有しかつ半円以上の長さを有する環状の凹部26とを備えている。各凹部26には対応する上記ベアリングの外輪のための支持孔36を備えた軸受部材30が離脱自在に装着される。

目的

本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、その主目的は、感光体ドラムの偏心を確実に防止することができると共に、側壁に対する装着を容易かつ確実に遂行することができる、新規かつ改良された感光体ドラムの装着機構を提供することである。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
1件

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請求項1

外周面感光体が配設されている中空円筒状のドラム本体及び該ドラム本体の軸方向両端部の内周面にそれぞれ圧入されたフランジ部材を含む感光体ドラムを、間隔を置いて対向する一対の側壁間に回転自在に装着するための、画像形成装置における感光体ドラムの装着機構において、該ドラム本体の該両端部の、該フランジ部材が圧入された部位の外周面には、内輪外輪を備えたベアリングが、該内輪が該外周面に圧入されることにより装着され、該フランジ部材の各々の対応する該内輪の軸方向外側には該内輪の内径より大きな大径部が設けられ、該側壁の各々は、開放された上端から該ドラム本体の直径より大きな幅で下方に延びると共に下端半円状の閉塞部をなす切欠きと、該閉塞部の各々の外側に形成され該閉塞部の各々と共通の軸心を有すると共に該閉塞部の各々よりも大きな半径を有しかつ少なくとも半円の長さを有する環状の凹部とを備え、該閉塞部の各々の内径は該ベアリングの各々の該外輪の外径より小さく規定され、該側壁の各々には該凹部の各々に嵌合しかつ対応する該ベアリングの外輪のための支持孔を備えた軸受部材離脱自在に装着され、該ドラム本体の両端部が該切欠きの各々に挿入され該閉塞部と同一軸心上に位置付けられた状態で、該ベアリングの各々は該閉塞部の外側に位置付けられかつ該外輪の各々は対応する該軸受部材の該支持孔に嵌合されることにより、該感光体ドラムは該側壁の各々に離脱自在にかつ回転自在に支持される、ことを特徴とする感光体ドラムの装着機構。

請求項2

該環状の凹部は、半円以上の長さを有すると共にそれ自体の直径より小さな幅でありかつ該切欠きの幅より大きな幅をもって規定された上端を有している、請求項1記載の感光体ドラムの装着機構。

請求項3

該フランジ部材の各々に設けられた該大径部の少なくとも一方は該フランジ部材と一体に形成されている、請求項1記載の感光体ドラムの装着機構。

技術分野

0001

本発明は、静電式複写機静電式プリンタあるいは静電式ファクシミリ等の画像形成装置に使用される感光体ドラム装着機構に関する。

背景技術

0002

静電式複写機、静電式プリンタあるいは静電式ファクシミリ等の画像形成装置においては、外周面感光体を配設した感光体ドラムが使用されている。感光体ドラムは、相互に間隔を置いて配設された画像形成装置の側壁、あるいは画像形成装置本体に装着される作像ユニットの両側壁、に回転自在に支持される。感光体ドラムは上記側壁に装着された状態において、可能な限り偏心することなく(ブレを生ずることなく)円滑に回転することが要求される。特に、相互に色の異なったトナーを有する4つの作像ユニットを備えた周知のカラー画像形成装置においては、各感光体ドラムの偏心は色ずれの大きな要因となり、感光体ドラムの偏心に対しては格別の高い精度が要求されるものである。

0003

他方、感光体ドラムは、感光体が汚染されたときの清掃、あるいは感光体が劣化したときの感光体ドラムの交換等のために、側壁に対して容易かつ確実に離脱自在に装着できることが重要である。

0004

従来の感光体ドラムの装着機構の典型例としては、感光体ドラムに配設された軸の両端にベアリングを装着し、ベアリングケースを介して側壁に回転自在に支持する機構を挙げることができる(例えば特開平4−67191号公報参照)。感光体ドラムは、外周面に感光体が配設されている中空円筒状のドラム本体及びドラム本体の軸方向両端部の内周面にそれぞれ圧入されたフランジ部材を含んでいる。上記軸はフランジ部材の各々を貫通して延在し、軸の両端にベアリングが装着される。そして感光体ドラムは、ベアリングの各々をベアリングケースを介して対応する側壁に回転自在に装着することにより、側壁に回転自在に支持される。

発明が解決しようとする課題

0005

而して、上記従来の感光体ドラムの装着機構においては、ドラム本体の軸方向両端部の内周面とフランジ部材の各々の外周面との間、フランジ部材の各々の内周面と軸の外周面との間、軸の外周面とベアリングの各々の内輪との間、ベアリングの各々の外輪とベアリングケースの内周面との間、のそれぞれがすきまばめとなっている。このようにすきまばめの部分が多いことに起因してガタを発生し易い箇所が多くなり、側壁に装着された状態で感光体ドラムが回転駆動させられた場合、ブレすなわち偏心が多くなる、との問題点を有している。その結果、偏心に対する精度が特に厳しく要求される上記形態のカラー画像形成装置に適用されることは困難であるといえる。また、軸方向の嵌合作業により感光体ドラムを対応する側壁に装着しなければならず、装着作業が困難である。更には部品点数が多く、構成が複雑となる、との問題点も有している。

0006

本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、その主目的は、感光体ドラムの偏心を確実に防止することができると共に、側壁に対する装着を容易かつ確実に遂行することができる、新規かつ改良された感光体ドラムの装着機構を提供することである。

課題を解決するための手段

0007

本発明によれば、外周面に感光体が配設されている中空円筒状のドラム本体及び該ドラム本体の軸方向両端部の内周面にそれぞれ圧入されたフランジ部材を含む感光体ドラムを、間隔を置いて対向する一対の側壁間に回転自在に装着するための、画像形成装置における感光体ドラムの装着機構において、該ドラム本体の該両端部の、該フランジ部材が圧入された部位の外周面には、内輪と外輪を備えたベアリングが、該内輪が該外周面に圧入されることにより装着され、該フランジ部材の各々の対応する該内輪の軸方向外側には該内輪の内径より大きな大径部が設けられ、該側壁の各々は、開放された上端から該ドラム本体の直径より大きな幅で下方に延びると共に下端半円状の閉塞部をなす切欠きと、該閉塞部の各々の外側に形成され該閉塞部の各々と共通の軸心を有すると共に該閉塞部の各々よりも大きな半径を有しかつ少なくとも半円の長さを有する環状の凹部とを備え、該閉塞部の各々の内径は該ベアリングの各々の該外輪の外径より小さく規定され、該側壁の各々には該凹部の各々に嵌合しかつ対応する該ベアリングの外輪のための支持孔を備えた軸受部材が離脱自在に装着され、該ドラム本体の両端部が該切欠きの各々に挿入され該閉塞部と同一軸心上に位置付けられた状態で、該ベアリングの各々は該閉塞部の外側に位置付けられかつ該外輪の各々は対応する該軸受部材の該支持孔に嵌合されることにより、該感光体ドラムは該側壁の各々に離脱自在にかつ回転自在に支持される、ことを特徴とする感光体ドラムの装着機構、が提供される。

0008

上記発明においては、ドラム本体の両端部に直接ベアリングを装着し、ベアリングの各々を軸受部材を介して対応する側壁に装着するよう構成されているので、ベアリングの各々と対応する側壁との間に軸受部材が介在されたとしても、上記従来の感光体ドラムの装着機構に比較して、すきまばめの部分が最小限に抑えられ、このことに起因してガタを発生し易い箇所が最小限となり、感光体ドラムの回転時のブレすなわち偏心が確実に防止される。その結果、本発明に係る感光体ドラムの装着機構は、偏心に対する精度が特に厳しく要求される上記形態のカラー画像形成装置にも好適に使用されるものである。

0009

また全体として部品点数が少なく、構成が著しく簡略化されるので比較的低コストで製造することができる。

0010

上記発明においては、また、感光体ドラムを、側壁の各々に形成された切欠きを介して上方から装着位置に位置付け、次いで軸受部材の各々を、それぞれの支持孔を対応するベアリングの外輪に嵌合しながら対応する側壁の凹部に装着することによって、感光体ドラムを側壁の各々に回転自在に支持することができる。したがって、感光体ドラムの、側壁に対する装着は容易かつ確実に遂行される。また感光体ドラムを、側壁に対する所定の位置に容易かつ正確に装着することができるので、感光体ドラムの偏心が確実に防止される。

0011

上記発明においては、更に、フランジ部材の各々の対応する内輪の軸方向外側には内輪の内径より大きな大径部が設けられ、側壁の各々の切欠きの閉塞部の各々の内径はベアリングの各々の対応する外輪の外径より小さく規定されているので、ベアリングの各々の軸方向の内側への移動(抜け)は、対応する上記閉塞部によって確実に防止され、また軸方向の外側への移動(抜け)は、対応する上記大径部によって確実に防止される。したがってベアリングの各々は、側壁の各々に対して両軸方向への移動が阻止され、しっかりと装着される。

0012

本発明によれば、更に、該環状の凹部は、半円以上の長さを有すると共にそれ自体の直径より小さな幅でありかつ該切欠きの幅より大きな幅をもって規定された上端を有している、感光体ドラムの装着機構が提供される。

0013

上記発明においては、凹部の各々に嵌合された軸受部材の各々の、上方への移動を含む全方位への移動が確実に防止され、したがって感光体ドラムを、側壁に対する所定の位置に容易かつ正確に位置付けることが可能となると共に上記偏心も防止される。

0014

本発明によれば、更に、該フランジ部材の各々に設けられた該大径部の少なくとも一方は該フランジ部材と一体に形成されている、感光体ドラムの装着機構が提供される。

0015

上記発明においては、対応するベアリングの軸方向外方への移動を防止する大径部がフランジ部材と一体に形成されているので、別部材を使用する必要がなく、移動防止機能が向上し、しかもコストダウンを図ることができる。

発明を実施するための最良の形態

0016

以下、本発明に従って構成された感光体ドラムの装着機構の好適実施形態を添付図面を参照して、詳細に説明する。

0017

先ず図3を参照して、感光体ドラム2について説明する。感光体ドラム2は、例えばアルミ合金等から形成することができる中空円筒状のドラム本体4と、ドラム本体4の軸方向両端部の内周面にそれぞれ圧入されたフランジ部材6及び8と、ドラム本体4の軸方向両端部の外周面にそれぞれ圧入された、それ自体は周知のボールベアリング10及び12とを備えている。ドラム本体4の外周面には感光体が配設されているが、この実施形態においては、ドラム本体4の両端部の外周面には感光体が配設されていない領域が設けられている(図示せず)。フランジ部材6は例えばPOM樹脂等の合成樹脂から一体に成形された実軸状部材からなり、円状の外周面を有する圧入部6aと、軸方向の一端に形成された傾斜面6bと、軸方向の他端に形成された大径部6cとを備えている。大径部6cの直径は圧入部6aの直径より大きく形成されている。フランジ部材6の圧入部6aがドラム本体4の一端部の内周面に圧入されることにより、フランジ部材6はドラム本体4の一端部に装着されている。

0018

ドラム本体4の一端部の、フランジ部材6が圧入された部位の外周面には、ベアリング10が装着されている。ベアリング10は内輪10aと外輪10bを備えている。ベアリング10は、その内輪10aがドラム本体4の該外周面であって、上記した感光体が配設されていない領域に圧入されることによりドラム本体4に装着されている。フランジ部材6の大径部6cは、ベアリング10の内輪10aの外側(ドラム本体4の一端部の軸方向外側)に実質上当接した状態で位置付けられると共にその直径は内輪10aの内径より大きく形成されている。これによりベアリング10のドラム本体4に対する軸方向外方(図3右方)への移動が阻止される。

0019

フランジ部材8はPOM樹脂等の合成樹脂から一体に成形された実軸状部材からなり、円状の外周面を有する圧入部8aと、軸方向の一端に形成された傾斜面8bと、軸方向の他端に形成された被駆動歯車8cと、圧入部8aと被駆動歯車8cとの間に形成された環状の溝8dとを備えている。フランジ部材8の圧入部8aがドラム本体4の他端部の内周面に圧入されることにより、フランジ部材8はドラム本体4の他端部に装着されている。なおフランジ部材6及び8は焼結金属部材切削加工を施すことにより形成することも可能である。

0020

ドラム本体4の他端部の、フランジ部材8が圧入された部位の外周面には、ベアリング12が装着されている。ベアリング12は内輪12aと外輪12bを備えている。ベアリング12は、その内輪12aがフランジ部材8の該外周面であって、上記した感光体が配設されていない領域に圧入されることによりドラム本体4に装着されている。フランジ部材8の溝8dは、ベアリング12の内輪12aの外側(ドラム本体4の他端部の軸方向外側)に実質上当接した状態で位置付けられ、溝8d内には、ストップリング14が離脱自在に装着されている。これによりベアリング12のドラム本体4に対する軸方向外方(図3の左方)への移動が阻止される。ストップリング14はフランジ部材8の大径部を構成する。なおフランジ部材8の溝8d及びストップリング14に代えて、フランジ部材6の大径部6cと同様な大径部を一体に成形する実施形態も考えられる。

0021

フランジ部材6の、ドラム本体4の内周面に対する軸方向の圧入幅(圧入部6aの軸方向長さ)を6L、ドラム本体4の外周面に圧入されたベアリング10の内輪10aの軸方向長さを10Lとしたとき、6L≧10Lの関係に規定されている。図示の実施形態では6L=10Lに規定されている。なお、ベアリング10の内輪10aと外輪10bの軸方向長さはいずれも等しく規定されている。

0022

同様に、フランジ部材8の、ドラム本体4の内周面に対する軸方向の圧入幅(圧入部8aの軸方向長さ)を8L、ドラム本体4の外周面に圧入されたベアリング12の内輪12aの軸方向長さを12Lとしたとき、8L≧12Lの関係に規定されている。図示の実施形態では、8L=12Lに規定されている。なお、ベアリング12の内輪12aと外輪12bの軸方向長さはいずれも等しく規定されている。

0023

図4図6を参照して、番号20は上方が開放された作像ユニットハウジングの一部を示すもので、側壁22及び側壁22と間隔を置いて配設された他の側壁(図示せず)を備えている。作像ユニットハウジング20は、例えばABS樹脂等の合成樹脂から一体に形成することができる。側壁22と他の側壁間は適宜の枠体22a、22b、22c等により一体に連結されている。ハウジング20には、本発明に係る上記感光体ドラム2の他に、作像に必要な周知の装置、例えば、帯電装置現像装置クリーニング装置除電装置等が装着される。そして本発明に係る側壁22と他の側壁の構成を除き、その他のハウジング20自体の構成は、本発明の新規な特徴をなすものではなく、説明は省略する。なおハウジング20は図示しない画像形成装置の本体に離脱自在に装着される。

0024

側壁22及び他の側壁において、本発明に係る部分の構成は実質上同一であり、したがって、ここでは側壁22に関して説明し、他の側壁についての説明は必要な部分を除き省略する。実質上鉛直に延在する側壁22には、切欠き24が形成されている。切欠き24は、開放された上端からドラム本体4の直径より大きな幅で鉛直下方に平行に延びると共に下端が半円状の閉塞部24aをなすよう形成されている。閉塞部24aの内径はベアリング10の外輪10bの外径より小さく規定されている。閉塞部24aの外側には環状の凹部(側壁22の外側面に対し内側方向に低くなるように形成された凹部)26及び28が形成されている。環状の凹部26は、閉塞部24aと共通の軸心を有しかつ閉塞部24aよりも大きな半径を有すると共に半円以上の大きさを有し、しかも凹部26それ自体の直径より小さな幅でありかつ切欠き24の幅より大きな幅をもって規定された上端26a及び26bを有するよう形成されている。

0025

凹部26は、更に切欠き24の両側に沿って上方に実質上対称的に延在する他の凹部27に連続している。側壁22の外側面からの深さが凹部26と同一である他の凹部27は、切欠き24の両側に沿って上方に延びる凹部と、凹部26の上端から切欠き24を挟んで相互に離れる横方向に張り出した凹部とからなる。横方向に張り出した凹部には、後述する軸受部材30を取り付けるためのねじ孔部29がそれぞれ配設されている。ねじ孔部29の各々はねじ孔が形成された金属製のリング部材を対応する取り付け孔に圧入することにより容易に配設することができる。環状の凹部28は、閉塞部24aと共通の軸心を有しかつ閉塞部24aよりも大きく環状の凹部26よりも小さな半径を有するよう形成されている。そして環状の凹部28の半径は、ベアリング10の内輪10aの外径より大きく形成されている。環状の凹部28の上端は切欠き24の鉛直下方に平行に延びる部分により規定されている。凹部28は、後述するように感光体ドラム4が側壁22に装着された状態で、ベアリング10の内輪10aの側面に対する当接を防ぐために形成されているものである。上記各凹部26及び28の底面は、それぞれ鉛直な平坦面をなしている。

0026

図7図9を参照して、側壁22の上記凹部26には軸受部材30が離脱自在に装着される。全体として略板状の部材からなる軸受部材30は、例えばPC樹脂等の合成樹脂から一体に成形され、上記凹部26に嵌合しうる形状をなしている。すなわち軸受部材30は、半円よりやや大きな環状部分32と、環状部分32の上方にある装着部34とからなる。環状部分32には貫通孔である支持孔36が形成されている。支持孔36は、ベアリング10の外輪10bに圧入しうる直径を有している。装着部34は、環状部分32及び支持孔36の上端部から上方に延在する部分と、上方に延在する部分から相互に離れる横方向に張り出した部分とからなる。装着部34の上方に延在する部分には、上記切欠き24よりも小さな幅を有した板厚部が形成されている。環状部分32は上記環状の凹部26に整合し、装着部34は側壁22の上記他の凹部27に整合するよう形成されている。横方向に張り出した部分の各々には取り付け用の孔38が形成されている。これらの孔38は側壁22の上記ねじ孔部29の各々に整合する。

0027

次に図1及び図2を参照して、感光体ドラム2の一端部の、側壁22に対する装着について説明する。感光体ドラム2のドラム本体4を、側壁22の切欠き24に上方から挿入し、閉塞部24aと同一軸心上に位置付ける。この状態で、ベアリング10は閉塞部24aの軸方向外側に位置付けられる。次いで軸受部材30の支持孔36をベアリング10の外輪10bに圧入しながら軸受部材30を側壁22の環状の凹部26及び他の凹部27に嵌合するように位置付け、軸受部材30をビス40により側壁22に装着する。軸受部材30の環状部分32の外径部は上記環状の凹部26の内径部に密着する形状であることが好ましい。この構成によりベアリング10の側壁22に対する装着位置が正確に規定され、したがって感光体ドラム4の軸心が所定の位置に正確に位置付けられる。またベアリング10の側壁22に対する全方位の移動もしっかりと阻止される。ベアリング10の内輪10aの軸方向外方への移動はフランジ部材6の大径部6cによって阻止され、外輪10bの軸方向内方への移動は側壁22の凹部26の底面によって阻止される。以上の構成により感光体ドラム4の偏心は確実に防止される。感光体ドラム2の他端部の、他の側壁に対する装着も同様にして遂行される。このようにして感光体ドラム2は側壁22及び他の側壁に離脱自在にかつ回転自在に支持される。

0028

上述した実施形態においては、フランジ部材6及び8の、ドラム本体4の内周面に対する軸方向の圧入幅6L及び8Lは、ドラム本体4に圧入されたベアリング10及び12の内輪10a及び12aの軸方向長さ10L及び12L以上に規定されているので、ベアリング10及び12の内輪10a及び12aの内周面の全域で等しくドラム本体4の外周面を受けることができるので、均圧支持が達成される。その結果、ベアリング10及び12の軸心とドラム本体4の軸心を確実に一致させることができ、ドラム本体4したがって感光体ドラム2の偏心を確実に防止することができる。これにより、本発明に係る感光体ドラムの装着機構は、偏心に対する精度が特に厳しく要求される上記形態のカラー画像形成装置にも好適に使用されるものである。

0029

上述した実施形態においてはまた、ドラム本体4の両端部の外周面には感光体が配設(塗装)されていない領域が設けられ、該未塗装領域にベアリング10及び12の内輪10a及び12aが圧入されているので、内輪10a及び12aが感光体の層によって押し広げられることが防止される。その結果、ドラム本体4したがって感光体ドラム2の偏心を確実に防止することができると共に、ベアリング10及び12の円滑な回転作動が確実に保証される。

0030

以上、添付図面を参照して本発明に従って構成された感光体ドラムの装着機構の好適実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形乃至修正が可能であることが理解されるべきである。例えば、上記実施形態において、感光体ドラム2は、作像ユニットハウジングの側壁22及び他の側壁間に支持されているが、画像形成装置本体の側壁間に支持される実施形態もあることはいうまでもない。また上記好適実施形態において、環状の凹部26を半円以上の大きさを有するよう形成し、軸受部材30の環状部分32の上方への移動を阻止するよう構成しているが、これに代えて他の凹部27で軸受部材30の上方への移動を阻止する構成もありうる。またビスのみにより軸受部材30の、上方を含む全方位の移動を阻止する構成もありうる。環状の凹部26は少なくとも半円の長さを有する形状であればよい。

発明の効果

0031

本発明の感光体ドラムの装着機構によれば、感光体ドラムの偏心を確実に防止することができると共に、側壁に対する装着を容易かつ確実に遂行することができる。したがって本発明の感光体ドラムの装着機構は、偏心に対する精度が特に厳しく要求される上記形態のカラー画像形成装置にも好適に使用されるものである。

図面の簡単な説明

0032

図1本発明に従って構成された感光体ドラムの装着機構の好適実施形態を示す側面図。
図2図1のA−A矢視断面拡大図。
図3本発明に含まれる感光体ドラムの一部を破断して示す平面概略図。
図4上記感光体ドラムが支持される作像ユニットハウジングの側面概略図
図5図4の一部を示す平面概略図。
図6図4のB−B矢視断面図。
図7本発明に含まれる軸受部材の正面図。
図8図7の平面図。
図9図7のC−C矢視断面図。

--

0033

2感光体ドラム
4ドラム本体
6、8フランジ部材
6c 大径部
6L、8L圧入幅
10、12ベアリング
10a、12a内輪
10b、12b外輪
22側壁
24切欠き
24a閉塞部
26 環状の凹部
30軸受部材
36 支持孔

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