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技術 燃焼装置の燃焼排気排出装置

出願人 株式会社ノーリツ
発明者 森垣貴夫
出願日 1996年12月27日 (23年10ヶ月経過) 出願番号 1996-358034
公開日 1998年7月31日 (22年3ヶ月経過) 公開番号 1998-197415
状態 拒絶査定
技術分野 サンプリング、試料調製 電気的手段による材料の調査、分析
主要キーワード 旋回流発生部材 センサ室内 検出行 燃焼排気流 一次排気 取り込み状態 排気室内 緩衝室
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1998年7月31日)のものです。
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図面 (8)

課題

製造コスト等の上昇を伴わず、燃焼排気中の一酸化炭素濃度を的確かつ安定して検知できる燃焼装置の燃焼排気排出装置を提供する。

解決手段

燃焼室に連続して設けられる一次排気室2内に旋回流発生部材6を設けるとともに、これに連続して設けられる二次排気室3内を仕切壁81で排気通路Aとセンサ室9とに仕切る。この仕切壁81には、センサ室9へ燃焼排気を取り込むための排気取入口81a〜81cと、この排気取入口81a〜81cから取り込んだ燃焼排気を排気通路に排出するための排出口81dが設けられる。そのため、旋回流となって上昇する燃焼排気は、旋回流の作用により仕切壁81を切欠折曲してなる排気取入口81a〜81cからセンサ室9内に取り込まれ、センサ室9内を一巡する過程減速されつつ混合・攪拌され、その状態で一酸化炭素濃度が検出された後、排出口81dから排気通路Aに排出される。

概要

背景

一般に、燃焼装置燃焼排気排出装置は、燃焼装置から排出される燃焼排気中に含まれる一酸化炭素の濃度を検出する検出手段を備えており、その検出結果に基づいて燃焼装置の燃焼状態が判断されている。

ところで、当初の燃焼排気排出装置においては、燃焼装置の燃焼室に連通する排気通路内一酸化炭素濃度センサを突出させて設け、排気通路内を流れる燃焼排気を直接一酸化炭素濃度センサを当てて排気中に含まれる一酸化炭素の濃度の検出を行っていたが、このような方法では排気通路内の流動抵抗が大きくなり、排気効率が低下するとともに、排気流流速の影響を受けて一酸化炭素濃度センサの出力値が変化し易いという問題があった。

このような問題を解消するために、例えば実開平6−22747号公報に開示される技術が提案されていた。これは、燃焼装置の排気通路屈曲させて形成し、この屈曲部に排気通路に開口する緩衝室を設け、該緩衝室内に一酸化炭素濃度センサを設けることによって、排気通路内の流動抵抗を低減するとともに、排気流の流速の影響を受けずに一酸化炭素の濃度を検出するというものである。しかし、この種の燃焼装置においても、例えばバーナ燃焼本数切替えによって一部の燃焼管だけが燃焼している場合等、排気通路内の一酸化炭素濃度分布が一様でない場合には、正確な燃焼排気全体の一酸化炭素濃度を検出することができない等の種々の問題を含んでいた。

そこで、本願出願人は、これらの問題を解消するために、特開平8−121756号公報に開示される技術を提案している。すなわち、そこでは排気通路中を流れる燃焼排気に旋回流を生じさせる旋回流発生機構が設けられ、この旋回流によって排気通路中の一酸化炭素を攪拌するとともに、その一部を排気通路中に突出状に設けられた一本の管状の捕集管aを使ってセンサ室b内に導入し、該センサ室b内で一酸化炭素濃度の検出を行なうことを発明した(図7参照)。

概要

製造コスト等の上昇を伴わず、燃焼排気中の一酸化炭素濃度を的確かつ安定して検知できる燃焼装置の燃焼排気排出装置を提供する。

燃焼室に連続して設けられる一次排気室2内に旋回流発生部材6を設けるとともに、これに連続して設けられる二次排気室3内を仕切壁81で排気通路Aとセンサ室9とに仕切る。この仕切壁81には、センサ室9へ燃焼排気を取り込むための排気取入口81a〜81cと、この排気取入口81a〜81cから取り込んだ燃焼排気を排気通路に排出するための排出口81dが設けられる。そのため、旋回流となって上昇する燃焼排気は、旋回流の作用により仕切壁81を切欠折曲してなる排気取入口81a〜81cからセンサ室9内に取り込まれ、センサ室9内を一巡する過程減速されつつ混合・攪拌され、その状態で一酸化炭素濃度が検出された後、排出口81dから排気通路Aに排出される。

目的

本発明はかかる従来の問題点に鑑みてなされたもので、製造コスト等の上昇を伴わず、燃焼排気中の一酸化炭素濃度を的確かつ安定して検知できる燃焼装置の燃焼排気排出装置を提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

燃焼装置燃焼室で生じた燃焼排気装置外へ排出する排気通路内に、該燃焼排気に旋回流を起こさせる旋回流発生機構を設け、前記排気通路内周面に、前記旋回流発生機構により旋回流とされた燃焼排気の旋回方向に対向して排気取入口が設けられるとともに、この排気取入口に連続して一酸化炭素濃度センサを設置したセンサ室が設けられ、このセンサ室に取り込まれた燃焼排気が前記センサ室内一巡して該センサ室から前記排気通路に排出できるように、排出口が前記センサ室内に生じる燃焼排気流下流側端部に前記排気通路に臨んで前記旋回流の旋回方向に沿って設けられていることを特徴とする燃焼装置の燃焼排気排出装置

請求項2

前記センサ室が、前記排気通路の外周部に設けられるとともに、前記排気取入口および排出口が前記排気通路内に起立状に設けられている請求項1に記載の燃焼装置の燃焼排気排出装置。

請求項3

前記一酸化炭素濃度センサが、前記センサ室における燃焼排気流の下流側端部付近に設けられている請求項1または2に記載の燃焼装置の燃焼排気排出装置。

請求項4

燃焼装置の燃焼室に連続して設けられる一次排気室と、該一次排気室に連続して設けられる二次排気室と、該二次排気室に連続して設けられる排気筒で構成され、前記一次排気室内に旋回流発生機構が配設されるとともに、二次排気室内にセンサ室が設けられてなる請求項1に記載の燃焼装置の燃焼排気排出装置であって、前記二次排気室内に排気通路とセンサ室とを仕切仕切壁が配設されるとともに、この仕切壁の一部を切欠折曲して前記排気取入口と排出口とが形成されていることを特徴とする燃焼装置の燃焼排気排出装置。

技術分野

0001

本発明は燃焼装置燃焼排気排出装置に関し、より詳細には、燃焼排気中に含まれる一酸化炭素の濃度を検出する検出手段を備えた燃焼排気排出装置に関する。

背景技術

0002

一般に、燃焼装置の燃焼排気排出装置は、燃焼装置から排出される燃焼排気中に含まれる一酸化炭素の濃度を検出する検出手段を備えており、その検出結果に基づいて燃焼装置の燃焼状態が判断されている。

0003

ところで、当初の燃焼排気排出装置においては、燃焼装置の燃焼室に連通する排気通路内一酸化炭素濃度センサを突出させて設け、排気通路内を流れる燃焼排気を直接一酸化炭素濃度センサを当てて排気中に含まれる一酸化炭素の濃度の検出を行っていたが、このような方法では排気通路内の流動抵抗が大きくなり、排気効率が低下するとともに、排気流流速の影響を受けて一酸化炭素濃度センサの出力値が変化し易いという問題があった。

0004

このような問題を解消するために、例えば実開平6−22747号公報に開示される技術が提案されていた。これは、燃焼装置の排気通路屈曲させて形成し、この屈曲部に排気通路に開口する緩衝室を設け、該緩衝室内に一酸化炭素濃度センサを設けることによって、排気通路内の流動抵抗を低減するとともに、排気流の流速の影響を受けずに一酸化炭素の濃度を検出するというものである。しかし、この種の燃焼装置においても、例えばバーナ燃焼本数切替えによって一部の燃焼管だけが燃焼している場合等、排気通路内の一酸化炭素濃度分布が一様でない場合には、正確な燃焼排気全体の一酸化炭素濃度を検出することができない等の種々の問題を含んでいた。

0005

そこで、本願出願人は、これらの問題を解消するために、特開平8−121756号公報に開示される技術を提案している。すなわち、そこでは排気通路中を流れる燃焼排気に旋回流を生じさせる旋回流発生機構が設けられ、この旋回流によって排気通路中の一酸化炭素を攪拌するとともに、その一部を排気通路中に突出状に設けられた一本の管状の捕集管aを使ってセンサ室b内に導入し、該センサ室b内で一酸化炭素濃度の検出を行なうことを発明した(図7参照)。

発明が解決しようとする課題

0006

しかしながら、このように旋回流をもって排気通路中の一酸化炭素を攪拌する方法をもってしても、旋回による攪拌が十分に行いきれていない段階で燃焼排気がセンサ室内に導入されることがあり、燃焼排気全体に含まれる一酸化炭素濃度の的確かつ安定した検出を行うには不十分な場合があった。

0007

しかも、この場合においては、捕集管がセンサ室内に突出して設けられることから、排気通路内の流動抵抗の問題がある他、捕集管の取り付け位置(初期段階での排気通路内への突出長さの設定や、事後の位置のずれ等)の問題から製造・メンテナンス上のコストの問題を生じていた。このことは、特に例えば図6に示すように、捕集管aを燃焼排気をセンサ室bに導入する導入用a1 と排出用a2の2本とした場合には顕著であった。

0008

本発明はかかる従来の問題点に鑑みてなされたもので、製造コスト等の上昇を伴わず、燃焼排気中の一酸化炭素濃度を的確かつ安定して検知できる燃焼装置の燃焼排気排出装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0009

上記目的を達成するために、本発明に係る燃焼装置の燃焼排気排出装置は、燃焼装置の燃焼室で生じた燃焼排気を装置外へ排出する排気通路内に、該燃焼排気に旋回流を起こさせる旋回流発生機構を設け、上記排気通路の内周面に、上記旋回流発生機構により旋回流とされた燃焼排気の旋回方向に対向して排気取入口が設けられるとともに、この排気取入口に連続して一酸化炭素濃度センサを設置したセンサ室が設けられ、このセンサ室に取り込まれた燃焼排気が上記センサ室内を一巡して該センサ室から上記排気通路に排出できるように、排出口が上記センサ室内に生じる燃焼排気流下流側端部に上記排気通路に臨んで上記旋回流の旋回方向に沿って設けられていることを特徴とする。

0010

このため、本発明の燃焼排気排出装置によれば、燃焼室からの燃焼排気は、旋回流発生機構による旋回流によってまず排気通路内で攪拌される。そして、次にこの燃焼排気は、旋回流の旋回方向に対向して設けられた排気取入口から旋回にともなって自然にセンサ室内に取り込まれる。センサ室に取り込まれた燃焼排気は、センサ室の形状に沿って、すなわちセンサ室の外壁に案内されてセンサ室内を一巡する。その際、燃焼排気はセンサ室内を一巡する過程で速度を落としつつ均一に混合・攪拌され、その状態でセンサ室内に設けられた一酸化炭素濃度センサによって一酸化炭素濃度が検出される。そして、一酸化炭素濃度が検出された後の燃焼排気は、センサ室内を流れ(燃焼排気流)により、該燃焼排気流の下流側に設けられた排出口から再び排気通路内に送り出される。

0011

つまり、本発明の燃焼排気排出装置による場合、排気取入口および排出口を排気通路中にあまり突出させることなく一酸化炭素濃度の検出が行えるため、排気通路内の流動抵抗を最小限に抑えることができるだけでなく、一酸化炭素濃度の検出が行われた後の燃焼排気はセンサ室内の燃焼排気流にのって排出口から排出されることから、センサ室内で燃焼排気が滞ることがなく、常に排気通路内の一酸化炭素濃度の変化に追随した検出が行え、さらに、センサ室内では燃焼排気が均一に混合されしかも減速されていることから、燃焼排気の流速による影響を受けずに常に的確でかつ安定した一酸化炭素濃度の検出が行われる。

0012

なお、本発明の燃焼排気排出装置におけるセンサ室は、排気通路の外周部に設けられていることが好ましく、その際上記排気取入口および排出口が排気通路内に起立状に設けられることが好ましい。これによって、コンパクトな構成で上記のような作用・効果を得ることが可能となる。また、排気取入口および排出口の起立状態を調節することで、排気通路内の流動抵抗を大きくすることなく、燃焼排気の取り込みが可能となる。

0013

また、上記一酸化炭素濃度センサは、センサ室の上記燃焼排気流の下流側端部付近に設けられていることが好ましく、これにより、センサ室内を一巡する過程で混合・攪拌される燃焼排気は、最もよく混合・攪拌された状態で一酸化炭素濃度が検出されることとなる。

0014

さらに、本発明に係る燃焼装置の燃焼排気排出装置は、燃焼装置の燃焼室に連続して設けられる一次排気室と、該一次排気室に連続して設けられる二次排気室と、該二次排気室に連続して設けられる排気筒で構成され、上記一次排気室内に旋回流発生機構が配設されるとともに、二次排気室内にセンサ室が設けられ、上記二次排気室内に排気通路とセンサ室とを仕切仕切壁が配設されるとともに、この仕切壁の一部を切欠折曲して上記排気取入口と排出口とが形成されていることが好ましい。

0015

すなわち、本発明では、このように二次排気室内を仕切壁で仕切ってセンサ室を設けるとともに、この仕切壁を切欠き折曲して排気取入口と排出口とを設けているため、仕切壁を製作する際に排気取入口および排出口を簡単に形成することができ、しかも、センサ室は仕切壁を二次排気室内に取り付けることにより容易に形成できる。

発明を実施するための最良の形態

0016

以下、本発明に係る燃焼装置の燃焼排気排出装置の一実施形態を図面に基づいて具体的に説明する。

0017

実施形態1:図1に本発明の燃焼排気排出装置1の分解斜視図を示し、該燃焼排気排出装置1は、図示しない燃焼装置の燃焼室に連続して設けられるものであって、燃焼室からの燃焼排気を装置外部に排出するためのものであって、燃焼室からの燃焼排気に旋回流を起こさせる一次排気室(旋回流発生機構)2と、該一次排気室2により旋回流とされた燃焼排気の一部を取り込んで一酸化炭素濃度を検出するとともに燃焼排気を排出する二次排気室3と、該二次排気室3から排出される燃焼排気を装置外部に排出する排気筒4とを主要部として備えてなる。

0018

一次排気室2は、一次排気室本体5と旋回流発生部材6とで構成され、上記燃焼装置の燃焼室に連続して設けられる。一次排気室本体5は、図1に示すように、下面全体および上面の一部が開口された矩形偏平の金属製の箱状体とされ、下面開口部5aには、上記図外の燃焼室と接続するための水平方向に延設されたフランジ51が設けられている。また、上面開口部5bは一次排気室本体5の上面ほぼ中央を矩形状に切り欠いて形成され、上記下面開口部5aとともに燃焼排気の排気通路Aの一部を構成する。

0019

上記旋回流発生部材6は、上記一次排気室本体5の内部に装着されて一次排気室本体5とともに燃焼室からの燃焼排気に旋回流を起こさせるもので、上記一次排気室本体5の下面開口部5aと上面開口部5bとの間に形成された排気通路A上に、該排気通路Aを遮るように配置される。具体的には、この旋回流発生部材6は、断面略コ字状に折曲された金属片で構成され、その底面6aに、略台形をした開口部61が該底面6aの対角線上に一対形成されるとともに、この開口部61に隣接する側壁6bにそれぞれ側面開口部62が形成されている。つまり、この側面開口部62は、上記開口部61に隣接して設けられることによって、側壁6bの一側(本実施形態では右側端部)に設けられている。また、上記開口部61には、その傾斜する一辺にそれぞれ上方に起立して設けられた旋回フィン63が配設されている。そして、この旋回流発生部材6の側壁6aの上端には、上記一次排気室本体5の内側に装着するための取付フランジ64がそれぞれ水平方向に延設されている。

0020

そのため、上記燃焼室から排出され、上記下面開口部5aから一次排気室2内に導かれた燃焼排気は、この旋回流発生部材6の底面6aに当たってその直進が遮られ、上記開口部61および側面開口部62から上面開口部5bに導かれる。その際、これらの開口部61,62内に流入する燃焼排気は、これらの開口部61,62が対角線上に設けられていること、および上記旋回フィン63のによって流入する流れが方向付けられることから、該旋回流発生部材6で囲まれた空間(旋回室)内に流入する際に旋回動作が与えられ、旋回流(本実施形態では上方からみて反時計回りの旋回流)となって上面開口部5bから、後述する次段の二次排気室3内に送り込まれる。

0021

また、二次排気室3は、二次排気室本体7と該二次排気室本体7の内部を仕切る仕切部材8とで構成され、上記一次排気室2の上部に設けられて一次排気室2から流れ込む燃焼排気を取り込み可能に構成されている。二次排気室本体7は、上記一次排気室本体5同様に、下面全体および上面の一部が開口された矩形偏平の金属製の箱状体とされ、その下面開口部7aには、上記一次排気室本体5と接続するための水平方向に延設されたフランジ71が設けられている。また、上面開口部7bは、二次排気室本体7の上面ほぼ中央を円形に切り欠いて形成され、上記下面開口部7aとともに燃焼排気の排気通路Aの一部を構成する。なお、この二次排気室本体7は、上記一次排気室2上に載置可能なように、該一次排気室2よりも一回り小さく製作されている。また、図に示す72は後述する一酸化炭素濃度センサ91を取り付けるための取付穴である。

0022

上記仕切部材8は、上記二次排気室本体7の内部に装着されるもので、この仕切部材8によって二次排気室本体7内にセンサ室9が仕切られる。すなわち、この仕切部材8は、上記二次排気室本体7の内径より縮径された仕切壁81(本実施形態では仕切壁81は略矩形に形成される)と、該仕切壁81の上端に装着された天板82とで構成され、該仕切壁81で仕切られる排気通路Aの外周部、つまり仕切壁81と上記二次排気室本体7の内面との間に形成される空間をセンサ室9として仕切るものである。

0023

そして、仕切壁81は、図1および図3に示すように、該仕切壁81の一部を切り欠いて内向きに折曲してなる排気取入口81a〜81cと排出口81dとを備えている。より具体的には、上記排気取入口81a〜81cおよび排出口81dは、略矩形に形成された仕切壁81の各辺をそれぞれ一か所ずつ切り欠き折曲して形成され、排気取入口とされる81a〜81c と排出口とされる81dとでは開口される向きが反対とされる。すなわち、排気取入口81a〜81c は、上記一次排気室2の上面開口部5bから旋回流となって立ち上がってくる燃焼排気の一部を該仕切壁81の外側に設けられるセンサ室9内に取り込むために、燃焼排気の旋回方向に対向して折曲部分が起立状に設けられるのに対し、排出口81dは、センサ室9に取り込まれた燃焼排気を排気通路Aに排出可能なように、燃焼排気の旋回方向に開口部分が沿うように、つまり換言すれば、排気口81dは排気通路Aに臨むように折曲部分を起立させて設けられている。

0024

そして、上記天板82の中央には、上記二次排気室本体7の上面開口部7bに連通する中央開口部82aが形成されるとともに、該天板82の外周部82bは仕切部材8を上記二次排気室本体7の内側に取りつけるための取付フランジとされる。なお、上記中央開口部82aは、上記仕切壁82よりも縮径された矩形の開口部とされ、この中央開口部82aは上記二次排気室本体7の上面開口部7bとともに排気通路Aの一部を構成する。

0025

また、上記仕切壁82の外側に設けられるセンサ室9は、その内部に上記排気取入口81a〜81cから取り込まれた燃焼排気中に含まれる一酸化炭素濃度を検出するための公知の一酸化炭素濃度センサ91を備えている。なお、この一酸化炭素濃度センサ91は、上記二次排気室本体7に穿設された取付穴72から該二次排気室本体7内に突出するように配設される。

0026

より詳細には、図3に示すように、仕切壁81で囲まれた排気通路A内を旋回しながら立ち昇る燃焼排気の一部は、上記排気取入口81a〜81cから矢符で示すようにセンサ室9内に取り込まれ、該センサ室9内を一巡するような燃焼排気の流れ(燃焼排気流)を形成する。この過程で、燃焼排気は当初の旋回流の流速から順次速度を落としつつ、該センサ室9内で混合・攪拌されて一酸化炭素濃度がほぼ均一な状態となる。そのため、センサ室9内に設けられる上記一酸化炭素濃度センサ91は、この燃焼排気流の下流側端部付近、つまり上記排気口81dの手前に好適に設けられる。なお、図に示す83は、上記仕切壁81から延設され、上記燃焼排気流の流れを閉塞する規制壁であり、この規制壁83により燃焼排気流が規制されることによって一酸化炭素濃度検出後の燃焼排気が排気口81dから効率よく排出可能となる。

0027

そして、排気筒4は、上記二次排気室3から立ち昇る燃焼排気を装置外部に排出するためのもので、上記二次排気室3の上部に設置されて、該二次排気室3の上面開口部7bと連通する筒状の金属部材で構成される。なお、この排気筒4には、図示しないが装置外部から燃焼排気装置1内に雨水やゴミ等が入り込まないような構造を備えることが好ましい。

0028

しかして、このように構成されてなる本発明の燃焼装置の燃焼排気排出装置1においては、図外の燃焼装置の燃焼室で発生した燃焼排気は、排気通路Aに沿ってまずこの燃焼室に連続して設けられた一次排気室2に導かれる。一次排気室2に導かれた燃焼排気は、上記一次排気室本体5の内部に装着された上記旋回流発生部材6によってその流れが一旦遮られるとともに、旋回流発生部材5に設けられた開口部61および側面開口部62を通過して次段の二次排気室3へと導かれる(図2矢符(a) 参照)。その際、燃焼排気はこれらの開口部61,62および旋回フィン63によって上記旋回室内で流れが方向付けられて旋回流となる。そのため、燃焼室で発生した燃焼排気は、まずこの一次排気室2内で旋回流の作用により攪拌されてから次段の二次排気室3へと導かれる。

0029

そして、二次排気室3に導かれた燃焼排気は、仕切壁81によって囲まれた排気通路Aを旋回しつつ上昇する際に、その一部が該仕切壁81に設けられた排気取入口81a〜81cからセンサ室9内へと取り込まれる(図2矢符(b) 参照)。センサ室9では、該センサ室9内に取り込まれた燃焼排気がセンサ室9の形状にそって燃焼排気流となって流れ、一酸化炭素濃度センサ91で一酸化炭素濃度が検出された後に、この流れの下流側に設けられた排出口81dから再び排気通路A内に排出される。このようにして排気通路A内に再び排出された燃焼排気は、一次排気室3から立ち昇ってくる燃焼排気とともに排気筒4から装置外へ排出されることとなる。

0030

実施形態2:次に、本発明の他の実施形態を図4示す。この図4に示す燃焼排気排出装置1′は、上記実施形態1に示す燃焼排気排出装置1における二次排気室3の構造の改変例であり、一次排気室2および排気筒4の構成は上記実施形態1と同様である。したがって、上記実施形態1と構成が共通する部分については、以下の説明においても実施形態1と同じ符号を使用する。

0031

ここで図4(a) は第2の実施形態における二次排気室3′および排気筒4を示し、この二次排気室3′は仕切壁81′で仕切られるセンサ室9が排気通路Aの一側面にのみ形成されている。すなわち、本実施形態における仕切壁81′は、図4(b) に示すように、二次排気室本体7′を左右2室に仕切るように構成されるとともに、該仕切壁81′に排気取入口81aと排出口81dとがそれぞれ一か所ずつ設けられなる。そして、排気通路Aを旋回流となって立ち昇る燃焼排気は、排気取入口81aから矢符に示すようにセンサ室9内に取り込まれるとともに、排出口81dから排出される。

0032

しかして、この実施形態2における二次排気室3′においても、排気取入口81aからセンサ室9内に取り込まれた燃焼排気は、該センサ室9内を排出口81dに向かって流れる燃焼排気流を形成することとなり、この過程で燃焼排気は当初の旋回流の流速から減速されてセンサ室9内で混合・攪拌される点は上記実施形態1と同様である。したがって、この実施形態2によれば、仕切壁81′の構造が上記実施形態1の仕切壁81に比べて簡単で、しかも上記二次排気室本体7′の内壁が規制壁83を兼用することができるので、上記実施形態1のものより低コストで燃焼排気排出装置1′を提供することが可能となる。

0033

なお、上述した実施形態はあくまでも本発明の好適な実施態様を示すものであって、本発明はこれに限定されることなくその範囲内で種々の設計変更が可能である。

0034

例えば、上記仕切壁81の構成は上述した形態に限られず、図5(a) 〜(d) に示すように排気通路Aの外側に配設されるのであれば、適宜その形状を変更可能である。すなわち、図5(a) に示す場合はセンサ室9がL字状に形成され、これにともなって仕切壁81の形状もL字状とされる。また、図5(b) に示す場合は仕切壁81を多角形状に構成したもので、図5(c) の場合は仕切壁81を円形に構成したものである。図5(d) は図5(c) の仕切壁81に排気取入口を複数箇所設けた場合を示している。なお、これらの場合、一酸化炭素濃度センサ91は、いずれもセンサ室9における上記燃焼排気流の下流側端部付近に設けられることが好ましく、またそうすることによってセンサ室9内で十分に混合・攪拌された燃焼排気から一酸化炭素濃度の検出行なうことが可能となる。

0035

また、上記実施形態における一次排気室2の旋回流発生部材6(旋回流発生機構)の形態は特に上記実施形態における形状に限定されるものではなく、適宜設計変更可能である。したがって、上記開口部61,側面開口部62や旋回フィン63の形状・配置は種々変更可能であり、一次排気室2から二次排気室3へ送り込まれる燃焼排気が旋回流状態となるものであればよい。

0036

また、上記仕切壁81を切り欠き折曲して構成される排気取入口81a〜81cおよび排出口81dは、図示されるような形状・角度に限定されず、旋回流となって立ち昇る燃焼排気の流速や流量、さらには排気通路の大きさ等によって適宜調節・設計変更可能であり、その数も少なくと排気取入口と排出口の双方が1以上とされる範囲で、仕切壁81の形状・構造に応じて適宜変更可能である。

0037

さらに、上記実施形態においては、一次排気室2および二次排気室3に設けられる上面開口部5b,7bは、矩形または円形の開口部とされるが、これらの形状は特に限定されるものではなく、上記燃焼排気の旋回流が通過し易い形状であればどのような形状を採用しても差し支えない。

発明の効果

0038

以上詳述したように、本発明の燃焼装置の燃焼排気排出装置は、排気通路内に燃焼排気に旋回流を起こさせる旋回流発生機構と、該排気通路の内周面に旋回流発生機構により旋回流とされた燃焼排気の旋回方向に対向して設けられた排気取入口と、この排気取入口に連続して一酸化炭素濃度センサを設置したセンサ室とが設けられるとともに、該センサ室内を一巡した燃焼排気を排気通路に排出できるよう排気通路に臨む排出口が前記旋回流の旋回方向に沿って設けられていることから、以下のような種々の効果が得られる。

0039

すなわち、本発明によれば、燃焼室からの燃焼排気が旋回流発生機構により旋回流とされる際にまず混合・攪拌されるとともに、センサ室内を一巡する際にも混合・攪拌されることから、該センサ室内で一酸化炭素濃度を検出することで、燃焼排気全体に含まれる一酸化炭素濃度を従来より的確かつ安定して検出することができる。

0040

また、上記排気取入口および排出口を排気通路内に起立状に設けることにより、センサ室内への燃焼排気の取り込みが、排気通路の内周面に燃焼排気の旋回方向に対向して起立状に設けられた排気取入口から行なわれることになり、この排気取入口の起立状態を調節することで、排気通路内の流動抵抗を大きくすることなく、燃焼排気の取り込みが可能となる。

0041

しかも、本発明に係る燃焼装置の燃焼排気排出装置を、燃焼装置の燃焼室に連続して設けられる一次排気室と、該一次排気室に連続して設けられる二次排気室と、該二次排気室に連続して設けられる排気筒で構成し、上記一次排気室内に旋回流発生機構を配設するとともに、二次排気室内に排気通路とセンサ室とを仕切る仕切壁を設け、この仕切壁の一部を切欠き折曲して上記排気取入口と排出口とを形成することにより、排気取入口および排出口を容易に形成・位置決めすることができ、しかも、センサ室は仕切壁を二次排気室内に取り付けることにより容易に形成できるので、装置製作が容易に行なえ、しかもこれまでのような捕集管の取り付け位置の設定・修正等の問題を生じないので、装置の製造およびメンテナンスにかかるコストを小さくすることができる。

図面の簡単な説明

0042

図1本発明の一実施形態に係る燃焼装置の燃焼排気排出装置の全体構成を示す分解斜視図である。
図2同燃焼排気排出装置の内部構造を示す断面図である。
図3図2のIII-III 線に沿った断面図である。
図4本発明の他の実施形態に係る燃焼排気排出装置を示し、図4(a) は同燃焼排気排出装置の二次排気室の内部構造を示す斜視図であり、図4(b) は同二次排気室における燃焼排気の流れを示す説明断面図である。
図5本発明の燃焼排気排出装置における二次排気室の改変例を示す説明断面図である。
図6従来の燃焼排気排出装置における燃焼排気のセンサ室への取り込み状態を説明する断面図である。
図7従来の燃焼排気排出装置における燃焼排気のセンサ室への取り込み状態を説明する断面図である。

--

0043

A排気通路
1,1′燃焼排気排出装置
2一次排気室
3,3′ 二次排気室
4排気筒
5 一次排気室本体
6旋回流発生部材(旋回流発生機構)
7,7′ 二次排気室本体
8仕切部材
81,81′仕切壁
81a〜81c排気取入口
81d 排出口
83規制壁
9センサ室
91 一酸化炭素濃度センサ

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