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技術 単語修正装置、単語修正方法および単語修正用プログラ ムを記録した記録媒体

出願人 日本電気株式会社
発明者 藤島勇造
出願日 1996年12月25日 (23年10ヶ月経過) 出願番号 1996-345489
公開日 1998年7月21日 (22年4ヶ月経過) 公開番号 1998-187710
状態 特許登録済
技術分野 文書処理装置 文書処理装置
主要キーワード 予測表 自動置換 出現頻度表 単語置換 修正履歴 誤り表示 利用者インタフェース 修正候補
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1998年7月21日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (7)

課題

誤った単語に対する正しい単語の候補が複数存在する場合に、それらに適切な優先度を付与し、候補の選択に要する労力を軽減する。

解決手段

利用者が実際に行った修正および入力した単語に基づいて、誤った単語に対する正しい単語の候補を選出し優先度を計算する。修正前の単語と修正後の単語の対とその対の出現頻度、それらの単語の差分とその差分の出現頻度、各単語の出現頻度を調べ、記録する。単語を修正する場合、その単語を修正した例を記録の中で検索して、成功したらその例に従って候補を選出し優先度を計算する。失敗したら、記録されている差分をその単語に適用することにより、候補を選出し優先度を計算する。優先度の高い順に選択しやすいように候補を表示する。または、最高の優先度を持つ候補を用いて自動的に修正する。

概要

背景

誤った単語を正しい単語に修正する装置は、利用者命令文書を単語で入力するシステムにおいて、正しい単語を入力するのに要する労力を軽減するために使用されている。その一例が特開平4−329455号公報に記載されている。この公報に記載された情報処理システムは、利用者が入力した命令単語に誤りがある場合、それを誤入力パターンと比較することによって、利用者が入力しようとしていた命令の候補を探索し、個々の命令の使用頻度などを参照してそれらの候補の優先度を計算し、優先度の高い順に番号を付けて出力する。利用者は番号を指定することによって、正しい命令を入力しなおすことができる。

誤った単語とそれを修正するために入力された正しい単語の対を記録し、またそれらの単語の差分を計算して記録し、その記録を利用者に提示することによって、犯しやすい誤りを利用者に理解させる装置は、利用者が命令や文書を単語で入力するシステムにおいて、利用者の入力技術の向上を助けるために使用されている。その一例が特開昭62−197862号公報に記載されている。この公報に記載された英文文書処理装置における綴り誤り表示方法は、利用者が入力した単語を修正した時に、誤った単語と正しい単語の対を、その出現頻度と共に記録する。利用者からの要求があると、それらの組を出現頻度の順に、誤った単語と正しい単語の差分も含めて表示する。利用者はその表示を見ることにより、自分が犯しやすい誤りを把握することができる。

概要

誤った単語に対する正しい単語の候補が複数存在する場合に、それらに適切な優先度を付与し、候補の選択に要する労力を軽減する。

利用者が実際に行った修正および入力した単語に基づいて、誤った単語に対する正しい単語の候補を選出し優先度を計算する。修正前の単語と修正後の単語の対とその対の出現頻度、それらの単語の差分とその差分の出現頻度、各単語の出現頻度を調べ、記録する。単語を修正する場合、その単語を修正した例を記録の中で検索して、成功したらその例に従って候補を選出し優先度を計算する。失敗したら、記録されている差分をその単語に適用することにより、候補を選出し優先度を計算する。優先度の高い順に選択しやすいように候補を表示する。または、最高の優先度を持つ候補を用いて自動的に修正する。

目的

本発明の目的は、誤った単語に対する修正候補を効率よく作成することができる単語修正装置、単語修正方法および単語修正用プログラムを記録した記録媒体を提供することにある。

本発明の他の目的は、誤った単語に対する複数の修正候補のそれぞれに適切な優先度を与えることができる単語修正装置、単語修正方法および単語修正用プログラムを記録した記録媒体を提供することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
3件

この技術が所属する分野

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請求項1

単語の修正が行われるごとに、修正前の単語と、修正後の単語との対応を記憶していく第1のテーブルと、単語の修正が行われるごとに、修正前の単語と修正後の単語とで異なる部分の修正前後の状態の変化を記憶していく第2のテーブルと、修正しようとする単語が前記第1のテーブルに修正前の単語として記憶されている場合には、該修正しようとする単語に対応する少なくとも1つの修正後の単語を修正候補とし、一方、修正しようとする単語が前記第1のテーブルに修正前の単語として記憶されていない場合には、該修正しようとする単語に前記第2のテーブルに記憶された状態の変化を加えて得られた少なくとも1つの単語を修正候補とする修正候補予測手段とを備えたことを特徴とする単語修正装置

請求項2

単語の修正が行われるごとに、修正前の単語と、修正後の単語と、前記修正前の単語から前記修正後の単語への修正の頻度との対応を記憶していく第1のテーブルと、単語の修正が行われるごとに、修正前の単語と修正後の単語とで異なる部分の修正前後の状態の変化と、この状態の変化を生じさせる修正の頻度との対応を記憶していく第2のテーブルと、修正しようとする単語が前記第1のテーブルに修正前の単語として記憶されている場合には、該修正しようとする単語に対応する少なくとも1つの修正後の単語を修正候補とするとともに、該修正候補の優先度を、該修正しようとする単語から該修正候補への修正の頻度をもとに決定し、一方、修正しようとする単語が前記第1のテーブルに修正前の単語として記憶されていない場合には、該修正しようとする単語に前記第2のテーブルに記憶された状態の変化を加えて得られた少なくとも1つの単語を修正候補とするとともに、該修正候補の優先度を、該状態の変化を生じさせる修正の頻度と該修正しようとする単語の出現頻度とをもとに決定する修正候補予測手段とを備えたことを特徴とする単語修正装置。

請求項3

意味をなす全ての単語を記憶している正当単語辞書を備え、前記修正候補予測手段は、前記修正しようとする単語に前記第2のテーブルに記憶された状態の変化を加えて得られた少なくとも1つの単語のうち、前記正当単語辞書に記憶されている単語のみを修正候補とすることを特徴とする請求項2に記載の単語修正装置。

請求項4

前記修正候補予測手段が決定した少なくとも1つの修正候補の中から、前記修正候補予測手段が決定した優先度が最高である修正候補を選択する修正候補選択手段と、前記修正しようとする単語を、前記修正候補選択手段が選択した修正候補によって置換する単語置換手段とを備えたことを特徴とする請求項3に記載の単語修正装置。

請求項5

前記修正候補予測手段が決定した少なくとも1つの修正候補を、前記修正候補予測手段が決定した優先度の高い順に表示する修正候補選択手段と、前記修正しようとする単語を、前記修正候補選択手段が表示した少なくとも1つの修正候補の中から利用者が選択した修正候補によって置換する単語置換手段とを備えたことを特徴とする請求項3に記載の単語修正装置。

請求項6

単語の修正が行われるごとに記憶された修正前の単語と修正後の単語との対応に、修正しようとする単語が修正前の単語として記憶されている場合には、該修正しようとする単語に対応する少なくとも1つの修正後の単語を修正候補とし、一方、単語の修正が行われるごとに記憶された修正前の単語と修正後の単語との対応に、修正しようとする単語が修正前の単語として記憶されていない場合には、単語の修正が行われるごとに記憶された修正前の単語と修正後の単語とで異なる部分の修正前後の状態の変化を、該修正しようとする単語に加えて得られた少なくとも1つの単語を修正候補とすることを特徴とする単語修正方法

請求項7

単語の修正が行われるごとに記憶された修正前の単語と修正後の単語との対応に、修正しようとする単語が修正前の単語として記憶されている場合には、該修正しようとする単語に対応する少なくとも1つの修正後の単語を修正候補とするとともに、該修正候補の優先度を、該修正しようとする単語から該修正候補への修正の頻度をもとに決定し、一方、単語の修正が行われるごとに記憶された修正前の単語と修正後の単語との対応に、修正しようとする単語が修正前の単語として記憶されていない場合には、単語の修正が行われるごとに記憶された修正前の単語と修正後の単語とで異なる部分の修正前後の状態の変化を、該修正しようとする単語に加えて得られた少なくとも1つの単語を修正候補とするとともに、該修正候補の優先度を、該状態の変化を生じさせる修正の頻度と該修正しようとする単語の出現頻度とをもとに決定することを特徴とする単語修正方法。

請求項8

単語の修正が行われるごとに記憶された修正前の単語と修正後の単語とで異なる部分の修正前後の状態の変化を前記修正しようとする単語に加えて得られた少なくとも1つの単語のうち、意味をなす単語のみを修正候補とすることを特徴とする請求項7に記載の単語修正方法。

請求項9

さらに、前記少なくとも1つの修正候補の中から、前記優先度が最高である修正候補を選択し、前記修正しようとする単語を、該選択された修正候補によって置換することを特徴とする請求項8に記載の単語修正方法。

請求項10

さらに、前記少なくとも1つの修正候補を、前記優先度の高い順に表示し、前記修正しようとする単語を、前記表示された少なくとも1つの修正候補の中から利用者が選択した修正候補によって置換することを特徴とする請求項8に記載の単語修正方法。

請求項11

単語の修正が行われるごとに記憶された修正前の単語と修正後の単語との対応に、修正しようとする単語が修正前の単語として記憶されている場合には、該修正しようとする単語に対応する少なくとも1つの修正後の単語を修正候補とし、一方、単語の修正が行われるごとに記憶された修正前の単語と修正後の単語との対応に、修正しようとする単語が修正前の単語として記憶されていない場合には、単語の修正が行われるごとに記憶された修正前の単語と修正後の単語とで異なる部分の修正前後の状態の変化を、該修正しようとする単語に加えて得られた少なくとも1つの単語を修正候補とする処理をコンピュータに実行させるプログラムを記録したことを特徴とする記録媒体

請求項12

単語の修正が行われるごとに記憶された修正前の単語と修正後の単語との対応に、修正しようとする単語が修正前の単語として記憶されている場合には、該修正しようとする単語に対応する少なくとも1つの修正後の単語を修正候補とするとともに、該修正候補の優先度を、該修正しようとする単語から該修正候補への修正の頻度をもとに決定し、一方、単語の修正が行われるごとに記憶された修正前の単語と修正後の単語との対応に、修正しようとする単語が修正前の単語として記憶されていない場合には、単語の修正が行われるごとに記憶された修正前の単語と修正後の単語とで異なる部分の修正前後の状態の変化を、該修正しようとする単語に加えて得られた少なくとも1つの単語を修正候補とするとともに、該修正候補の優先度を、該状態の変化を生じさせる修正の頻度と該修正しようとする単語の出現頻度とをもとに決定する処理をコンピュータに実行させるプログラムを記録したことを特徴とする記録媒体。

請求項13

単語の修正が行われるごとに記憶された修正前の単語と修正後の単語とで異なる部分の修正前後の状態の変化を前記修正しようとする単語に加えて得られた少なくとも1つの単語のうち、意味をなす単語のみを修正候補とする処理をコンピュータに実行させるプログラムを記録したことを特徴とする請求項12に記載の記録媒体。

請求項14

さらに、前記少なくとも1つの修正候補の中から、前記優先度が最高である修正候補を選択し、前記修正しようとする単語を、該選択された修正候補によって置換する処理をコンピュータに実行させるプログラムを記録したことを特徴とする請求項13に記載の記録媒体。

請求項15

さらに、前記少なくとも1つの修正候補を、前記優先度の高い順に表示し、前記修正しようとする単語を、前記表示された少なくとも1つの修正候補の中から利用者が選択した修正候補によって置換する処理をコンピュータに実行させるプログラムを記録したことを特徴とする請求項13に記載の記録媒体。

技術分野

0001

本発明は、コンピュータ・システム利用者インタフェースにおいて、過去の単語の修正履歴に基づいて単語の修正候補の表示および自動置換等を行う単語修正装置、単語修正方法および単語修正用プログラムを記録した記録媒体に関する。

背景技術

0002

誤った単語を正しい単語に修正する装置は、利用者命令文書を単語で入力するシステムにおいて、正しい単語を入力するのに要する労力を軽減するために使用されている。その一例が特開平4−329455号公報に記載されている。この公報に記載された情報処理システムは、利用者が入力した命令単語に誤りがある場合、それを誤入力パターンと比較することによって、利用者が入力しようとしていた命令の候補を探索し、個々の命令の使用頻度などを参照してそれらの候補の優先度を計算し、優先度の高い順に番号を付けて出力する。利用者は番号を指定することによって、正しい命令を入力しなおすことができる。

0003

誤った単語とそれを修正するために入力された正しい単語の対を記録し、またそれらの単語の差分を計算して記録し、その記録を利用者に提示することによって、犯しやすい誤りを利用者に理解させる装置は、利用者が命令や文書を単語で入力するシステムにおいて、利用者の入力技術の向上を助けるために使用されている。その一例が特開昭62−197862号公報に記載されている。この公報に記載された英文文書処理装置における綴り誤り表示方法は、利用者が入力した単語を修正した時に、誤った単語と正しい単語の対を、その出現頻度と共に記録する。利用者からの要求があると、それらの組を出現頻度の順に、誤った単語と正しい単語の差分も含めて表示する。利用者はその表示を見ることにより、自分が犯しやすい誤りを把握することができる。

発明が解決しようとする課題

0004

しかしながら、上記従来の技術においては、誤った単語に対して正しい単語の候補が複数存在する場合に、その中から正しい候補を正確に選択することができないという問題点があった。

0005

つまり、従来の技術では、候補の優先度を計算して、それが高いものほど選択しやすいように表示方法などを工夫しているものの、その優先度の計算においては、犯しやすい誤りは利用者毎に異なりうるということが全く考慮されていなかった。そのため、計算された優先度と、利用者にとっての優先度が異なってしまい、選択しやすくするべき候補を選択しやすくできないこともあった。

0006

例えば、上記特開平4−329455号公報に記載の情報処理システムにおいては、正しい単語の候補が複数存在する場合には、使用頻度に基づいて優先度を計算している。しかし、この方法は正確ではない。例えば、頻繁に入力するが誤る確率は低い単語と、頻繁には入力しないが誤る確率が高い単語が候補となった場合には、どちらの候補に高い優先度を与えるべきかは状況に応じて異なるが、この方法では常に前者に高い優先度が与えられてしまう。

0007

また、特開昭62−197862号公報に記載されている英文文書処理装置における綴り誤り表示方法では、犯した間違いをすべてまとめて表示されるだけであり、ある誤った単語に対する正しい単語の候補の表示や、正しい単語による誤った単語の置換などは行われない。

0008

本発明の目的は、誤った単語に対する修正候補を効率よく作成することができる単語修正装置、単語修正方法および単語修正用プログラムを記録した記録媒体を提供することにある。

0009

本発明の他の目的は、誤った単語に対する複数の修正候補のそれぞれに適切な優先度を与えることができる単語修正装置、単語修正方法および単語修正用プログラムを記録した記録媒体を提供することにある。

課題を解決するための手段

0010

本発明の第1の単語修正装置は、単語の修正が行われるごとに、修正前の単語と、修正後の単語との対応を記憶していく第1のテーブルと、単語の修正が行われるごとに、修正前の単語と修正後の単語とで異なる部分の修正前後の状態の変化を記憶していく第2のテーブルと、修正しようとする単語が前記第1のテーブルに修正前の単語として記憶されている場合には、該修正しようとする単語に対応する少なくとも1つの修正後の単語を修正候補とし、一方、修正しようとする単語が前記第1のテーブルに修正前の単語として記憶されていない場合には、該修正しようとする単語に前記第2のテーブルに記憶された状態の変化を加えて得られた少なくとも1つの単語を修正候補とする修正候補予測手段とを備えている。

0011

本発明の第2の単語修正装置は、単語の修正が行われるごとに、修正前の単語と、修正後の単語と、前記修正前の単語から前記修正後の単語への修正の頻度との対応を記憶していく第1のテーブルと、単語の修正が行われるごとに、修正前の単語と修正後の単語とで異なる部分の修正前後の状態の変化と、この状態の変化を生じさせる修正の頻度との対応を記憶していく第2のテーブルと、修正しようとする単語が前記第1のテーブルに修正前の単語として記憶されている場合には、該修正しようとする単語に対応する少なくとも1つの修正後の単語を修正候補とするとともに、該修正候補の優先度を、該修正しようとする単語から該修正候補への修正の頻度をもとに決定し、一方、修正しようとする単語が前記第1のテーブルに修正前の単語として記憶されていない場合には、該修正しようとする単語に前記第2のテーブルに記憶された状態の変化を加えて得られた少なくとも1つの単語を修正候補とするとともに、該修正候補の優先度を、該状態の変化を生じさせる修正の頻度と該修正しようとする単語の出現頻度とをもとに決定する修正候補予測手段とを備えている。

0012

本発明の第3の単語修正装置は、上記第2の単語修正装置において、意味をなす全ての単語を記憶している正当単語辞書を備え、前記修正候補予測手段は、前記修正しようとする単語に前記第2のテーブルに記憶された状態の変化を加えて得られた少なくとも1つの単語のうち、前記正当単語辞書に記憶されている単語のみを修正候補とすることを特徴とする。

0013

本発明の第4の単語修正装置は、上記第3の単語修正装置において、前記修正候補予測手段が決定した少なくとも1つの修正候補の中から、前記修正候補予測手段が決定した優先度が最高である修正候補を選択する修正候補選択手段と、前記修正しようとする単語を、前記修正候補選択手段が選択した修正候補によって置換する単語置換手段とを備えている。

0014

本発明の第5の単語修正装置は、上記第3の単語修正装置において、前記修正候補予測手段が決定した少なくとも1つの修正候補を、前記修正候補予測手段が決定した優先度の高い順に表示する修正候補選択手段と、前記修正しようとする単語を、前記修正候補選択手段が表示した少なくとも1つの修正候補の中から利用者が選択した修正候補によって置換する単語置換手段とを備えている。

0015

本発明の第1の単語修正方法は、単語の修正が行われるごとに記憶された修正前の単語と修正後の単語との対応に、修正しようとする単語が修正前の単語として記憶されている場合には、該修正しようとする単語に対応する少なくとも1つの修正後の単語を修正候補とし、一方、単語の修正が行われるごとに記憶された修正前の単語と修正後の単語との対応に、修正しようとする単語が修正前の単語として記憶されていない場合には、単語の修正が行われるごとに記憶された修正前の単語と修正後の単語とで異なる部分の修正前後の状態の変化を、該修正しようとする単語に加えて得られた少なくとも1つの単語を修正候補とすることを特徴とする。

0016

本発明の第2の単語修正方法は、単語の修正が行われるごとに記憶された修正前の単語と修正後の単語との対応に、修正しようとする単語が修正前の単語として記憶されている場合には、該修正しようとする単語に対応する少なくとも1つの修正後の単語を修正候補とするとともに、該修正候補の優先度を、該修正しようとする単語から該修正候補への修正の頻度をもとに決定し、一方、単語の修正が行われるごとに記憶された修正前の単語と修正後の単語との対応に、修正しようとする単語が修正前の単語として記憶されていない場合には、単語の修正が行われるごとに記憶された修正前の単語と修正後の単語とで異なる部分の修正前後の状態の変化を、該修正しようとする単語に加えて得られた少なくとも1つの単語を修正候補とするとともに、該修正候補の優先度を、該状態の変化を生じさせる修正の頻度と該修正しようとする単語の出現頻度とをもとに決定することを特徴とする。

0017

本発明の第3の単語修正方法は、上記第2の単語修正方法において、単語の修正が行われるごとに記憶された修正前の単語と修正後の単語とで異なる部分の修正前後の状態の変化を前記修正しようとする単語に加えて得られた少なくとも1つの単語のうち、意味をなす単語のみを修正候補とすることを特徴とする。

0018

本発明の第4の単語修正方法は、上記第3の単語修正方法において、さらに、前記少なくとも1つの修正候補の中から、前記優先度が最高である修正候補を選択し、前記修正しようとする単語を、該選択された修正候補によって置換することを特徴とする。

0019

本発明の第5の単語修正方法は、上記第3の単語修正方法において、さらに、前記少なくとも1つの修正候補を、前記優先度の高い順に表示し、前記修正しようとする単語を、前記表示された少なくとも1つの修正候補の中から利用者が選択した修正候補によって置換することを特徴とする。

0020

本発明の第1の記録媒体は、単語の修正が行われるごとに記憶された修正前の単語と修正後の単語との対応に、修正しようとする単語が修正前の単語として記憶されている場合には、該修正しようとする単語に対応する少なくとも1つの修正後の単語を修正候補とし、一方、単語の修正が行われるごとに記憶された修正前の単語と修正後の単語との対応に、修正しようとする単語が修正前の単語として記憶されていない場合には、単語の修正が行われるごとに記憶された修正前の単語と修正後の単語とで異なる部分の修正前後の状態の変化を、該修正しようとする単語に加えて得られた少なくとも1つの単語を修正候補とする処理をコンピュータに実行させるプログラムを記録している。

0021

本発明の第2の記録媒体は、単語の修正が行われるごとに記憶された修正前の単語と修正後の単語との対応に、修正しようとする単語が修正前の単語として記憶されている場合には、該修正しようとする単語に対応する少なくとも1つの修正後の単語を修正候補とするとともに、該修正候補の優先度を、該修正しようとする単語から該修正候補への修正の頻度をもとに決定し、一方、単語の修正が行われるごとに記憶された修正前の単語と修正後の単語との対応に、修正しようとする単語が修正前の単語として記憶されていない場合には、単語の修正が行われるごとに記憶された修正前の単語と修正後の単語とで異なる部分の修正前後の状態の変化を、該修正しようとする単語に加えて得られた少なくとも1つの単語を修正候補とするとともに、該修正候補の優先度を、該状態の変化を生じさせる修正の頻度と該修正しようとする単語の出現頻度とをもとに決定する処理をコンピュータに実行させるプログラムを記録している。

0022

本発明の第3の記録媒体は、上記第2の記録媒体において、単語の修正が行われるごとに記憶された修正前の単語と修正後の単語とで異なる部分の修正前後の状態の変化を前記修正しようとする単語に加えて得られた少なくとも1つの単語のうち、意味をなす単語のみを修正候補とする処理をコンピュータに実行させるプログラムを記録している。

0023

本発明の第4の記録媒体は、上記第3の記録媒体において、さらに、前記少なくとも1つの修正候補の中から、前記優先度が最高である修正候補を選択し、前記修正しようとする単語を、該選択された修正候補によって置換する処理をコンピュータに実行させるプログラムを記憶している。

0024

本発明の第5の記録媒体は、上記第3の記録媒体において、さらに、前記少なくとも1つの修正候補を、前記優先度の高い順に表示し、前記修正しようとする単語を、前記表示された少なくとも1つの修正候補の中から利用者が選択した修正候補によって置換する処理をコンピュータに実行させるプログラムを記憶している。

発明を実施するための最良の形態

0025

本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。

0026

図1を参照すると、本発明の実施の形態は、修正前後単語対得手段1と、差分抽出手段2と、単語出現頻度計測手段3と、修正前後単語対出現頻度表4と、差分出現頻度表5と、単語出現頻度表6と、修正前単語取得手段7と、正当単語辞書8と、修正候補予測手段9と、修正候補予測表10と、修正候補選択手段11と、単語置換手段12とを含む。

0027

修正前後単語対取得手段1は、単語の修正が行われた際に、修正前の単語と修正後の単語を取得して、修正前後単語対出現頻度表4を更新するとともに、それらの単語を差分抽出手段2に送る。

0028

差分抽出手段2は、送られた修正前の単語と修正後の単語を比較して、両者の異なる部分すなわち差分を計算し、差分出現頻度表5を更新する。

0029

単語出現頻度計測手段3は、作業対象文書に含まれる単語を調べるなどして、単語の出現頻度を計算し、それを単語出現頻度表6に記録する。

0030

修正前後単語対出現頻度表4は、修正前の単語と修正後の単語の対と、その修正が行われた頻度を保持する。

0031

差分出現頻度表5は、修正前の単語と修正後の単語の差分と、そのような差分が出現した頻度を保持する。

0032

単語出現頻度表6は、各単語の出現頻度を保持する。

0033

修正前単語取得手段7は、修正の対象となる単語を取得し、修正候補予測手段9に送る。

0034

正当単語辞書8は、正しい単語のリストを保持する。

0035

修正候補予測手段9は、送られた修正前の単語に対する修正候補を、修正前後単語対出現頻度表4、差分出現頻度表5、単語出現頻度表6および正当単語辞書8を参照して検索し、その候補の優先度を計算して、修正候補予測表10に記入する。

0036

修正候補予測表10は、修正候補とその優先度の対を保持する。

0037

修正候補選択手段11は、自動的に修正を行うように設定されている場合には、修正候補予測表10の中から最高の優先度を持つ修正候補を選択し、それを単語置換手段12に送る。そうでない場合には、修正候補を優先度の順に表示し、それを利用者に選択させ、選択された修正候補を単語置換手段12に送る。

0038

単語置換手段12は、修正前の単語を修正候補で置換する。

0039

なお、上記の手段はすべて、CPUと該CPUの動作を制御するプログラムとにより実現される。このプログラムは、半導体メモリ磁気ディスク等の記録媒体に記録されて提供される。

0040

次に、図1および図2を参照して、本発明の実施の形態の動作について説明する。

0041

図2を参照すると、まず、修正前単語取得手段7が、修正前の単語を取得する(ステップ201)。

0042

次に、修正候補予測手段9は、その単語が修正前後単語対出現頻度表4に含まれているかどうかを検索する(ステップ202)。ここで、検索が成功した場合には(ステップ203でYES)、表中でその修正前単語に対応している修正後単語を修正候補として修正候補予測表10に記入するとともに、その対の出現頻度に基づいて優先度を計算する。例えば、その出現頻度そのものを優先度として修正候補予測表10に記入する(ステップ207)。また、検索が失敗した場合には(ステップ203でNO)、差分出現頻度表5に記憶された差分を修正前単語に適用して修正後単語の候補を生成し、生成された候補が正当単語辞書8中に存在するかどうかを検索する(ステップ204)。ここで、検索が成功した場合には(ステップ205でYES)、その修正後単語を修正候補として修正候補予測表10に記入する。また、その差分の出現頻度とその修正後単語の出現頻度に基づいて、優先度を計算する。例えば、差分の出現頻度とその修正後の単語の出現頻度の積を優先度として修正候補予測表10に記入する(ステップ208)。

0043

なお、差分の適用と検索は、出現頻度が高い順に、差分出現頻度表5に含まれる差分の数だけ繰り返す。ただし、最大の優先度を持つ候補を検索する場合などのように、優先度がある基準値以上の候補のみを検索する場合には、途中で検索を打ち切ることができることがある。差分の出現頻度が徐々に減少していくように検索が行われるので、例えば差分の出現頻度と単語の出現頻度の積を優先度とする場合には、その時点での差分の出現頻度と、単語の出現頻度の最大値との積が、基準値を下回った時点で、それ以上検索を続けても条件を満たす候補は発見されないことがわかるからである。検索が一度も成功しなかった場合には、従来の技術を使用して修正を行い(ステップ206)、処理を終了する。

0044

修正候補予測表10に修正候補が記入された場合には、それを使用して修正を行う。自動的に修正を行う設定になっている場合には(ステップ209でYES)、修正候補選択手段11は、修正候補予測表10の中から最高の優先度を持つ修正候補を選択する(ステップ210)。自動的に修正を行う設定になっていない場合には(ステップ209でNO)、修正候補選択手段11は、修正候補予測表10に含まれる候補を、優先度の高いものほど選択しやすくなるように表示し(ステップ211)、利用者に選択させる(ステップ212)。

0045

最後に、単語置換手段12が、選択された候補によって修正前単語を置換する(ステップ213)。

0046

以上で、本実施の形態の動作が終了する。

0047

本実施の形態は、修正前単語と修正後単語との対応に加え、修正前単語と修正後単語とで異なる部分の修正前後の状態変化を記憶して修正しようとする単語にこの状態変化を加えて修正後の単語を作成するようにしたことにより、誤った単語に対する修正候補を効率よく作成することができるという効果を有している。

0048

また、修正前単語と修正後単語に対応付けて記憶された修正の頻度と、修正前単語と修正後単語とで異なる部分の修正前後の状態変化に対応付けて記憶されたこの状態変化を生じさせる修正の頻度とをもとに、修正候補の優先度を決定するようにしたことにより、誤った単語に対する複数の修正候補のそれぞれに適切な優先度を与えることができるという効果を有している。

0049

次に、本発明の実施の形態の一実施例の動作を詳細に説明する。

0050

一例として本発明をワードプロセッサエディタなどの文書編集装置に適用した場合について説明する。

0051

以前に行われた修正を観察した結果、図3に示すような修正前後単語対出現頻度表4、図4に示すような差分出現頻度表5が得られているとする。また、以前に入力された単語を観察した結果、図5に示すような単語出現頻度表6が得られているとする。

0052

今、paileという単語を修正するとする。paileを修正前後単語対出現頻度表4中で検索すると、二つの対すなわちpaileとpail、paileとpaleが発見される。paileとpailの出現頻度は20、paileとpaleの出現頻度は1である。それらの二つの対は、それぞれ修正候補として修正候補予測表10に優先度と共に記入される。pailの対の優先度は20、paleの対の優先度は1である。自動的に修正を行う設定になっている場合には、より高い優先度を持つpailが修正候補として選択される。そうでない場合には、pailの方がより選択しやすくなるように両修正候補を表示し、利用者に選択させる。表示の例を図6に示す。その結果、pailが選択されたとすると、paileをpailによって置換することにより修正が終了する。この場合、単語の出現頻度にのみ着目する従来の装置では、単語出現頻度表6より、より出現頻度の高いpaleが修正候補として優先されてしまう。つまり、利用者がpaleをpaileと誤ることよりもpailをpaileと誤ることが多いという観測事実に反して優先度を与えてしまうことになる。

0053

次に、maetという単語を修正するとする。maetは修正前後単語対出現頻度表4中には発見されないので、差分出現頻度表5を参照して、修正後単語を予測する。aeをeaに修正するという差分を適用すると、meatが得られる。meatは正当単語辞書8中に含まれているので、修正候補となる。差分の出現頻度と単語の出現頻度の積を優先度とすることにすると、その優先度は、差分の出現頻度30とmeatの出現頻度50の積の1500となる。leをlに修正するという差分、teをtに修正する差分、aiをaに修正するという差分は、maetに対しては適用できない。aeをaiに修正するという差分を適用すると、maitが得られるが、それは正当単語辞書8に含まれていないので修正候補とはならない。etをteに修正するという差分を適用すると、mateが得られる。mateは正当単語辞書8中に含まれているので、修正候補となる。その優先度は、差分の頻度5とmateの出現頻度200の積の1000となる。従って、meatの方が高い優先度を持つことになる。以降の処理は、paileの例と同様である。

発明の効果

0054

以上説明したように、本発明には、誤った単語に対する修正候補を効率よく作成することができるという効果がある。

0055

また、本発明には、誤った単語に対する複数の修正候補のそれぞれに適切な優先度を与えることができるという効果がある。

図面の簡単な説明

0056

図1図1は本発明の実施の形態の全体構成を示すブロック図である。
図2図2は本発明の実施の形態の動作を示す流れ図である。
図3図3は本発明の実施の形態における修正前後単語対出現頻度表4の内容を示す図である。
図4図4は本発明の実施の形態における差分出現頻度表5の内容を示す図である。
図5図5は本発明の実施の形態における単語出現頻度表6の内容を示す図である。
図6図6は本発明の一実施例における修正候補の表示例を示す図である。

--

0057

1修正前後単語対取得手段
2差分抽出手段
3単語出現頻度計測手段
4 修正前後単語対出現頻度表
5 差分出現頻度表
6 単語出現頻度表
7 修正前単語取得手段
8正当単語辞書
9修正候補予測手段
10 修正候補予測表
11 修正候補選択手段
12単語置換手段

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