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技術 データの提示を制御するデータ提示制御装置、データの提示を制御するために用いる情報を送信するデータ送信装置及びデータの提示を制御するために用いる情報を編集するためのデータ提示制御情報編集装置

出願人 パナソニック株式会社
発明者 渡邉茂晃角谷和俊山中貴代和南方郁夫楠見雄規大蘆雅弘下地達也小塚雅之三村義祐宮部義幸岡村和男垣内隆志平位純一高尾直弥森俊也
出願日 1997年9月11日 (23年2ヶ月経過) 出願番号 1997-246312
公開日 1998年6月19日 (22年5ヶ月経過) 公開番号 1998-164530
状態 特許登録済
技術分野 計算機におけるファイル管理 テレビジョン方式 検索装置
主要キーワード 動作制御機構 時間的要因 バイトコード列 計時機構 提示制御情報 対応情報テーブル プログラムエレメント 提示制御装置
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重要な関連分野

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図面 (20)

課題

時間的要素盛り込んだ番組制御機構を実現するための受信装置側であるデータ提示制御装置を提供する。

解決手段

データ提示制御装置は、デジタル放送を受信し、放送番組を構成するマルチメディアデータの提示を制御するためのナビゲーション情報の中に設けたTime_Event_Partに指定された日時と、現在日時を比較して、指定された日時を経過したらマルチメディアデータの提示を制御するための命令を実行する。

概要

背景

概要

時間的要素盛り込んだ番組制御機構を実現するための受信装置側であるデータ提示制御装置を提供する。

データ提示制御装置は、デジタル放送を受信し、放送番組を構成するマルチメディアデータの提示を制御するためのナビゲーション情報の中に設けたTime_Event_Partに指定された日時と、現在日時を比較して、指定された日時を経過したらマルチメディアデータの提示を制御するための命令を実行する。

目的

そこで、本発明は、かかる観点からなされたものであり、時間的要素を盛り込んだ番組の制御機構を実現するための受信装置側であるデータ提示制御装置を提供することを第1の目的とする。かかるデータ提示制御装置は、データ送信装置から送られるデータを受信し利用者の操作に応じて表示、再生する装置である。また、本発明は、時間的要素を盛り込んだ番組の制御機構を実現するための送信装置側であるデータ送信装置を提供することを第2の目的とする。

また、本発明は、時間的要素を盛り込んだ番組の制御機構を実現するための制御データを編集するためのデータ提示制御情報編集装置を提供することを第3の目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
4件
牽制数
1件

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請求項1

番組の構成要素である複数のコンテンツを構成する複数のマルチメディアデータと、マルチメディアデータの提示を制御するための時間的情報である制御用時間情報とを受信してマルチメディアデータの提示を制御するデータ提示制御装置であって、データ記憶手段と、前記マルチメディアデータと前記制御用時間情報とを前記番組の送信装置から受信し前記データ記憶手段に格納するものであり、前記受信は、送信されたデータ中から所望のデータを分離抽出することによって行う受信手段と、現在における経時的情報を取得する経時的情報取得手段と、前記経時的情報と前記制御用時間情報とを比較して前記マルチメディアデータの提示に係る制御の可否の判断をする時間情報比較判断手段と、前記時間情報比較判断手段の判断結果に基づいて前記マルチメディアデータの提示を制御する提示制御手段とを備えることを特徴とするデータ提示制御装置。

請求項2

前記制御用時間情報は、前記番組の送信装置から繰り返し送信されたものであることを特徴とする請求項1記載のデータ提示制御装置。

請求項3

前記データ提示制御装置はさらに、利用者の操作による他のコンテンツの提示指示受け付けリンク指示受付手段と、前記リンク指示受付手段が受け付けた提示指定に従ってコンテンツを提示するリンク実行手段とを備えることを特徴とする請求項1記載のデータ提示制御装置。

請求項4

前記受信手段はさらに、前記経時的情報を送信されたデータから分離抽出し、前記経時的情報取得手段は、前記経時的情報を前記受信手段から取得することを特徴とする請求項1記載のデータ提示制御装置。

請求項5

前記データ記憶手段は、前記経時的情報と前記制御用時間情報との基準時刻の差である時差値を記憶し、前記時間情報比較判断手段は、前記時差値を参照し時差を補正して前記比較を行うことを特徴とする請求項1記載のデータ提示制御装置。

請求項6

前記受信手段はさらに、前記時差値と前記経時的情報とを送信されたデータから分離抽出し、前記時差値を前記データ記憶手段に格納し、前記経時的情報取得手段は、前記経時的情報を前記受信手段から取得することを特徴とする請求項5記載のデータ提示制御装置。

請求項7

番組の構成要素である複数のコンテンツを構成する複数のマルチメディアデータを受信してマルチメディアデータの提示を制御するデータ提示制御装置であって、データ記憶手段と、前記マルチメディアデータと所定の動作を実行するための命令と前記命令の実行を制御するための時間的情報である制御用時間情報とを前記番組の送信装置から受信し前記データ記憶手段に格納するものであり、前記受信は、送信されたデータ中から所望のデータを分離抽出することによって行う受信手段と、現在における経時的情報を取得する経時的情報取得手段と、前記経時的情報と前記制御用時間情報とを比較して前記所定の動作の実行の可否の判断をする時間情報比較判断手段と、前記時間情報比較判断手段の判断結果に基づいて前記判断の対象となった前記制御用時間情報に対応する命令を実行する提示制御手段と、利用者の操作による他のコンテンツの提示指示を受け付けるリンク指示受付手段と、前記リンク指示受付手段が受け付けた提示指定に従ってコンテンツを提示するリンク実行手段とを備えることを特徴とするデータ提示制御装置。

請求項8

前記命令はマルチメディアデータの提示に関する制御を行う命令であることを特徴とする請求項7記載のデータ提示制御装置。

請求項9

番組の構成要素である複数のコンテンツを構成する複数のマルチメディアデータと、それぞれのマルチメディアデータに対応し当該マルチメディアデータの提示を制御するための時間的情報である制御用時間情報とを受信してマルチメディアデータの提示を制御するデータ提示制御装置であって、データ記憶手段と、前記制御用時間情報と前記マルチメディアデータとを前記番組の送信装置から受信し前記データ記憶手段に格納するものであり、前記受信は、送信されたデータ中から所望のデータを分離抽出することによって行う受信手段と、現在における経時的情報を取得する経時的情報取得手段と、前記経時的情報と前記制御用時間情報とを比較して前記マルチメディアデータの提示に係る制御の可否の判断をする時間情報比較判断手段と、前記時間情報比較判断手段の判断結果に基づいて前記判断の対象となった前記制御用時間情報に対応するマルチメディアデータの提示を制御する提示制御手段と、利用者の操作による他のコンテンツの提示指示を受け付けるリンク指示受付手段と、前記リンク指示受付手段が受け付けた提示指定に従ってコンテンツを提示するリンク実行手段とを備えることを特徴とするデータ提示制御装置。

請求項10

番組の構成要素である複数のコンテンツを構成する複数のマルチメディアデータと、それぞれのコンテンツに対応し当該コンテンツの提示を制御するための時間的情報である制御用時間情報とを受信してコンテンツの提示を制御するデータ提示制御装置であって、データ記憶手段と、前記マルチメディアデータと前記制御用時間情報とを前記番組の送信装置から受信し前記データ記憶手段に格納するものであり、前記受信は、送信されたデータ中から所望のデータを分離抽出することによって行う受信手段と、現在における経時的情報を取得する経時的情報取得手段と、利用者の操作による他のコンテンツの提示指示を受け付けるリンク指示受付手段と、前記リンク指示受付手段が受け付けた提示指定に従ってコンテンツを提示するリンク実行手段と、前記リンク実行手段によるコンテンツの提示に際して前記経時的情報と前記制御用時間情報とを比較して前記コンテンツの提示に係る制御の可否の判断をする時間情報比較判断手段と、前記時間情報比較判断手段の判断結果に基づいて前記判断の対象となった前記制御用時間情報に対応するコンテンツの提示を制御する提示制御手段とを備えることを特徴とするデータ提示制御装置。

請求項11

番組の構成要素である複数のコンテンツを構成する複数のマルチメディアデータと、マルチメディアデータの提示を制御する命令と、当該命令の実行を制御するための時間的情報である制御用時間情報とを受信してマルチメディアデータの提示を制御するデータ提示制御装置であって、データ記憶手段と、前記マルチメディアデータと前記命令と前記制御用時間情報とを前記番組の送信装置から受信し前記データ記憶手段に格納するものであり、前記受信は、送信されたデータ中から所望のデータを分離抽出することによって行う受信手段と、現在における経時的情報を取得する経時的情報取得手段と、前記経時的情報と前記制御用時間情報とを比較して前記命令の実行の可否の判断をする時間情報比較判断手段と、前記時間情報比較判断手段の判断結果に基づいて前記判断の対象となった前記制御用時間情報に対応する命令を実行する提示制御手段と、利用者の操作による他のコンテンツの提示指示を受け付けるリンク指示受付手段と、前記リンク指示受付手段が受け付けた提示指定に従ってコンテンツを提示するリンク実行手段とを備えることを特徴とするデータ提示制御装置。

請求項12

前記制御用時間情報は、さらにコンテンツと関連付けられており、前記提示制御手段は提示の制御を、前記判断の対象となった前記制御用時間情報に対応するコンテンツが提示されているときに行うことを特徴とする請求項11記載のデータ提示制御装置。

請求項13

前記制御用時間情報は日時を示す制御用日時であり、前記経時的情報は現在日時であり、前記時間情報比較判断手段は、制御用日時が現在日時以前を示す場合に制御可と判断することを特徴とする請求項11記載のデータ提示制御装置。

請求項14

前記制御用時間情報はコンテンツの表示からの経過時間を示す制御用経過時間であり、前記経時的情報はコンテンツの表示からの現在の経過時間であり、前記時間情報比較判断手段は、前記現在の経過時間が制御用経過時間以上を示す場合に制御可と判断することを特徴とする請求項11記載のデータ提示制御装置。

請求項15

番組の構成要素である複数のコンテンツを構成する複数のマルチメディアデータと、マルチメディアデータの提示を制御する命令と、当該命令の実行を制御するための時間的情報でありかつ一群のマルチメディアデータと関連づけられている制御用時間情報とを受信してマルチメディアデータの提示を制御するデータ提示制御装置であって、データ記憶手段と、前記マルチメディアデータと前記命令と前記制御用時間情報と前記一群のマルチメディアデータを識別するための対象識別情報とを前記番組の送信装置から受信し前記データ記憶手段に格納するものであり、前記受信は、送信されたデータ中から所望のデータを分離抽出することによって行う受信手段と、現在における経時的情報を取得する経時的情報取得手段と、前記経時的情報と前記制御用時間情報とを比較して前記命令の実行の可否の判断をする時間情報比較判断手段と、前記時間情報比較判断手段の判断結果が実行可である場合に、前記対象識別情報を参照して前記一群のマルチメディアデータが提示されていれば前記判断の対象となった前記制御用時間情報に対応する命令を実行する提示制御手段と、利用者の操作による他のコンテンツの提示指示を受け付けるリンク指示受付手段と、前記リンク指示受付手段が受け付けた提示指定に従ってコンテンツを提示するリンク実行手段とを備えることを特徴とするデータ提示制御装置。

請求項16

番組の構成要素である複数のコンテンツを構成する複数のマルチメディアデータと、マルチメディアデータの提示を制御する命令と、当該命令の実行を制御するための時間的情報である制御用時間情報とを受信し、利用者の操作指示を受け付けてマルチメディアデータの提示を制御するデータ提示制御装置であって、データ記憶手段と、前記マルチメディアデータと前記命令と前記制御用時間情報とを前記番組の送信装置から受信し前記データ記憶手段に格納するものであり、前記受信は、送信されたデータ中から所望のデータを分離抽出することによって行う受信手段と、現在における経時的情報を取得する経時的情報取得手段と、利用者の操作による動作指示を受け付ける動作指示受付手段と、前記動作指示受付手段が動作指示を受け付けたときに前記経時的情報と前記制御用時間情報とを比較して前記命令の実行の可否の判断をする時間情報比較判断手段と、前記時間情報比較判断手段の判断結果に基づいて前記判断の対象となった前記制御用時間情報に対応する命令を実行する提示制御手段とを備えることを特徴とするデータ提示制御装置。

請求項17

番組の構成要素である複数のコンテンツを構成する複数のマルチメディアデータを送信するデータ送信装置であって、複数のマルチメディアデータと、マルチメディアデータの提示を制御するための時間的情報である制御用時間情報とを記憶する送信データ記憶手段と、前記マルチメディアデータと前記制御用時間情報とを送信する送信手段とを備えることを特徴とするデータ送信装置。

請求項18

前記送信手段は、前記制御用時間情報を繰り返し送信することを特徴とする請求項17記載のデータ送信装置。

請求項19

前記送信データ記憶手段はさらに、前記の複数のコンテンツを相互に関連づける情報であるリンク情報を記憶し、前記送信手段はさらに、前記リンク情報を送信することを特徴とする請求項17記載のデータ送信装置。

請求項20

前記データ送信装置はさらに、現在日時を計時する計時手段を備え、前記送信手段はさらに、前記現在日時を示す経時的情報を送信することを特徴とする請求項17記載のデータ送信装置。

請求項21

前記送信データ記憶手段は、現在日時と前記制御用時間情報である制御用日時との基準時刻の差である時差値を記憶し、前記送信手段はさらに、前記時差値を送信することを特徴とする請求項17記載のデータ送信装置。

請求項22

番組の構成要素である複数のコンテンツを構成する複数のマルチメディアデータを送信するデータ送信装置であって、複数のマルチメディアデータと、所定の動作を実行するための命令と前記命令の実行を制御するための時間的情報である制御用時間情報と、複数のコンテンツを相互に関連づける情報であるリンク情報とを記憶する送信データ記憶手段と、前記マルチメディアデータと前記リンク情報と前記命令と前記制御用時間情報とを送信する送信手段とを備えることを特徴とするデータ送信装置。

請求項23

前記命令はマルチメディアデータの提示に関する制御を行う命令であることを特徴とする請求項22記載のデータ送信装置。

請求項24

番組の構成要素である複数のコンテンツを構成する複数のマルチメディアデータを送信するデータ送信装置であって、複数のマルチメディアデータと、それぞれのマルチメディアデータに対応し当該マルチメディアデータの提示を制御するための時間的情報である制御用時間情報と、複数のコンテンツを相互に関連づける情報であるリンク情報とを記憶する送信データ記憶手段と、前記マルチメディアデータと前記リンク情報と前記制御用時間情報とを送信する送信手段とを備えることを特徴とするデータ送信装置。

請求項25

番組の構成要素である複数のコンテンツを構成する複数のマルチメディアデータを送信するデータ送信装置であって、複数のマルチメディアデータと、それぞれのコンテンツに対応し当該コンテンツの提示を制御するための時間的情報である制御用時間情報と、複数のコンテンツを相互に関連づける情報であるリンク情報とを記憶する送信データ記憶手段と、前記マルチメディアデータと前記リンク情報と前記制御用時間情報とを送信する送信手段とを備えることを特徴とするデータ送信装置。

請求項26

番組の構成要素である複数のコンテンツを構成する複数のマルチメディアデータを送信するデータ送信装置であって、複数のマルチメディアデータと、マルチメディアデータの提示を制御する命令と、当該命令の実行を自動的に開始するための時間的情報である制御用時間情報と、複数のコンテンツを相互に関連づける情報であるリンク情報とを記憶する送信データ記憶手段と、前記マルチメディアデータと前記リンク情報と前記命令と前記制御用時間情報とを送信する送信手段とを備えることを特徴とするデータ送信装置。

請求項27

前記制御用時間情報は日時を示す制御用日時であることを特徴とする請求項26記載のデータ送信装置。

請求項28

前記制御用時間情報は所定のコンテンツの表示からの経過時間を示す制御用経過時間であることを特徴とする請求項26記載のデータ送信装置。

請求項29

番組の構成要素である複数のコンテンツを構成する複数のマルチメディアデータを送信するデータ送信装置であって、複数のマルチメディアデータと、マルチメディアデータの提示を制御する命令と、当該命令の実行を自動的に開始するための時間的情報でありかつ一群のマルチメディアデータと関連づけられている制御用時間情報と、複数のコンテンツを相互に関連づける情報であるリンク情報とを記憶する送信データ記憶手段と、前記マルチメディアデータと前記リンク情報と前記命令と前記制御用時間情報とを送信する送信手段とを備えることを特徴とするデータ送信装置。

請求項30

番組の構成要素である複数のコンテンツを構成する複数のマルチメディアデータを送信するデータ送信装置であって、複数のマルチメディアデータと、マルチメディアデータの提示を制御する命令と、送信データを受信する受信装置において当該命令の実行要求がなされた際に実行を抑止するか否かの判断基準となる時間的情報である制御用時間情報と、複数のコンテンツを相互に関連づける情報であるリンク情報とを記憶する送信データ記憶手段と、前記マルチメディアデータと前記リンク情報と前記命令と前記制御用時間情報とを送信する送信手段とを備えることを特徴とするデータ送信装置。

請求項31

複数のコンテンツの相関関係表示画面に表現しコンテンツの関係を制御するための日時に関する情報を利用者の操作に応じて編集するデータ提示制御情報編集装置であって、第1のコンテンツから第2のコンテンツへの提示の変更の経路を示すリンク情報と当該リンク情報の有効期間に関する有効期間情報との組を複数個と、コンテンツの表示及び処理の実行を制御するためのコンテンツ制御情報とを記憶するデータ記憶手段と、利用者の操作による日時の指定を受け付ける日時指定受付手段と、前記有効期間情報を参照して利用者によって指定された日時において有効なリンク情報に着目することにより当該日時における前記コンテンツの相関関係を表示画面に表現するコンテンツ相関関係表示手段とを備えることを特徴とするデータ提示制御情報編集装置。

請求項32

前記データ提示制御情報編集装置はさらに、利用者の操作によるコンテンツの指定を受け付けるコンテンツ指定受付手段と、利用者の操作により指定されたコンテンツへの提示の変更の経路を示すリンク情報について利用者によって指定された日時には無効となるように当該リンク情報に対応する有効期間情報を更新するリンク情報更新手段とを備えることを特徴とする請求項31記載のデータ提示制御情報編集装置。

請求項33

前記リンク情報及び前記有効期間情報は、デジタル放送の送信装置からコンテンツの提示を行うデータ提示制御装置に送信するものであることを特徴とする請求項32記載のデータ提示制御情報編集装置。

請求項34

番組の構成要素である複数のコンテンツを構成する複数のマルチメディアデータと、マルチメディアデータの提示を制御するための時間的情報である制御用時間情報とを受信するデータ提示制御装置にマルチメディアデータの提示をさせるための制御をするデータ提示制御プログラムを記載した記録媒体であって、前記データ提示制御プログラムは、現在における経時的情報を取得する経時的情報取得ステップと、前記経時的情報と前記制御用時間情報とを比較して前記データ提示制御装置にマルチメディアデータの提示をさせるための制御の可否の判断をする時間情報比較判断ステップと、前記時間情報比較判断ステップでの判断結果に基づいて前記データ提示制御装置にマルチメディアデータの提示をさせるための制御をする提示制御ステップとを含むことを特徴とするデータ提示制御プログラムを記載した記録媒体。

請求項35

番組の構成要素である複数のコンテンツを構成する複数のマルチメディアデータと、マルチメディアデータの提示を制御する命令と、当該命令の実行を制御するための時間的情報である制御用時間情報とを受信するデータ提示制御装置にマルチメディアデータの提示をさせるための制御をするデータ提示制御プログラムを記載した記録媒体であって、前記データ提示制御プログラムは、現在における経時的情報を取得する経時的情報取得ステップと、所定時間間隔毎に前記経時的情報と前記制御用時間情報とを比較して前記データ提示制御装置に前記命令を実行させるか否かの判断をする時間情報比較判断ステップと、前記時間情報比較判断ステップでの判断結果に基づいて前記データ提示制御装置に前記制御用時間情報に対応する命令を実行させる提示制御ステップとを含むことを特徴とするデータ提示制御プログラムを記載した記録媒体。

請求項36

複数のコンテンツの相関関係を表示画面に表現しコンテンツの関係を制御するための日時に関する情報を利用者の操作に応じて編集するデータ提示制御情報編集装置を制御するためのデータ提示制御情報編集プログラムを記載した記録媒体であって、前記データ提示制御情報編集プログラムは、データ提示制御情報編集装置に利用者の操作による日時の指定を受け付けさせる日時指定受付ステップと、コンテンツの表示及び所定処理の実行を制御するためのコンテンツ制御情報と第1のコンテンツから第2のコンテンツへの提示の変更の経路を示すリンク情報の有効期間情報とを参照して、利用者によって指定された日時において有効なリンク情報に着目することによりデータ提示制御情報編集装置に当該日時における前記コンテンツの相関関係を表示画面に表現させるコンテンツ相関関係表示ステップとを含むことを特徴とするデータ提示制御情報編集プログラムを記載した記録媒体。

技術分野

0001

本発明は、データ提示制御装置データ送信装置及びデータ提示制御情報編集装置であって、特に相互に関連付けられた複数のマルチメディアデータの提示を制御するデータ提示制御装置、マルチメディアデータの提示を制御するために用いる情報を送信するデータ送信装置及びマルチメディアデータの提示を制御するために用いる情報を編集するためのデータ提示制御情報編集装置に関する。

0002

最近、衛星デジタル放送が開始され、多チャネルを用いて多数の番組が提供されている。衛星デジタル放送における多チャンネル化は、1つの帯域複数チャネル多重化することにより実現されている。この多重化は、MPEG2(Moving Picture Experts Group2)規格におけるトランスポートストリームという技術が用いられている。具体的には、ISO/IEC標準13818−1(MPEG2システム規格書に記載されている。

0003

ところで、デジタル放送システムとして、送信局から一方向で映像情報等を送信し、受信側端末では利用者が送信される映像情報の内容に応じて、自らその映像情報を対話的に操作することができるようなシステムを考えることができる。かかるデジタル放送システムについては別途出願中の特許出願「デジタル放送システム、デジタル放送装置及びデジタル放送における受信装置」(日本特許出願番号:9−62216)に記載されている。

0004

このデジタル放送システムの特徴は、一方向の伝送系のみで多彩インタラクティブサービスを提供することができる点にある。以下、かかるデジタル放送システムについて説明する。図33は、本発明の前提として考えたデジタル放送システムの構成図である。このデジタル放送システムは、データ送信装置101と複数のデータ受信装置121とからなる。

0005

<データ送信装置>データ送信装置101は、相互にハイパーリンクの張られた複数のコンテンツのデータを、MPEG2トランスポートストリーム中に多重して繰り返し送信するよう構成され、送信データ記憶部102と、データ多重化部103と、多重情報記憶部104と、システム情報テーブル生成部105と、送信部106とを備えている。ここで、コンテンツとは、利用者が対話的に操作する情報の単位をいう。

0006

送信データ記憶部102は、磁気ディスク等の記憶媒体からなり、1つの対話的番組を構成する複数のコンテンツのデータと構造情報とを記憶しており、プレゼンテーション情報記憶部107と、ナビゲーション情報記憶部108と、構造情報記憶部109とを含む。なお、ここで対話的番組は、送信データとしてMPEG2トランスポートストリーム中に含まれる状態では「イベント」又は「プログラム」と称している。

0007

プレゼンテーション情報記憶部107は、コンテンツの構成要素である画像データや音声データ等のプレゼンテーションデータを記憶し、ナビゲーション情報記憶部108は、別のコンテンツへのリンクを示すハイパーリンク情報画面切り換え等のためのスクリプト等の動作制御情報表示画面上にメニュー等を表示するための補助画面情報等からなるナビゲーション情報を記憶し、構造情報記憶部109は、画像データとナビゲーション情報との対応関係構造情報テーブルとして記憶している。

0008

多重情報記憶部104は、送信データ記憶部102に記憶されている送信データをMPEG2トランスポートストリーム中に多重化するための識別子や帯域等の資源割当情報を多重情報テーブルとして記憶している。かかる多重情報テーブルには、送信データ記憶部102に記憶されているデータをMPEG2トランスポートストリーム中にイベントとして多重する際に、そのイベントを構成する各コンポーネント割り当てるパケット識別子(PID)の値が含まれる。

0009

ここでコンポーネントは、ISO/IEC13818−1(以下、「MPEG2システム規格」という。)における、1つのPIDで識別されるストリームプログラムエレメント)であり、動画コンポーネント、音声コンポーネント、ナビゲーション情報を多重するコンポーネント、後述するストリーム対応情報を多重するコンポーネント等がある。

0010

データ多重化部103は、CPUとメモリとからなる多重制御部110と、ストリーム対応情報テーブル生成部111と、識別情報付加部112と、ナビゲーション情報テーブル生成部113と、多重化部114とを含む。多重制御部110は、送信部106に起動され、先ず、構造情報記憶部109と多重情報記憶部104とに記憶されている構造情報テーブルと多重情報テーブルとを参照し、コンテンツ番号ごとにデジタル放送中で各コンテンツを一意に識別する識別子を割り当て、コンテンツ識別子割当テーブルを作成し、次に、画像データごとに「PID」、「component_tag」、「stream_id」の各値を割り当てた表示画像情報識別子割当テーブルを作成し、ストリーム対応情報テーブル生成部111にストリーム対応テーブルを生成するよう指示し、識別子情報付加部112に画像データのプライベート領域に、画像データ(ビデオエレメントVE)の識別子であるVE_idを付加するよう指示し、ナビゲーション情報テーブル生成部113にナビゲーション情報テーブル(ナビゲーションエレメント、NE)を生成するよう指示する。

0011

識別子情報付加部112は、多重制御部110から識別子情報の付加の指示を受けると、プレゼンテーション情報記憶部107に記憶されている画像データを読み出す。読み出し画像データビットストリーム中のプライベート領域に画像データ識別子VE_idを書き込む。なお、VE_idは多重制御部110において作成された表示画像情報識別子割当テーブルを参照して取得する。VE_idを書き込んだ画像データビットストリームにファイル名を付して記憶領域(図示せず)に記憶する。全ての画像データに識別子情報を付加すると、付加終了を多重制御部110に通知する。

0012

ナビゲーション情報テーブル生成部113は、多重制御部110からナビゲーション情報テーブルの生成の指示を受けると、ナビゲーション情報記憶部108に記憶されているナビゲーション情報を読み出す。読み出したナビゲーション情報がハイパーリンク情報を含むときに、コンテンツ番号で表記されたリンク先の情報をコンテンツ識別子割当テーブルを参照し、各識別子の表記に変換してナビゲーション情報テーブルを生成する。ハイパーリンク情報を含まないときは、元のナビゲーション情報のまま、ファイル名だけを変更してナビゲーション情報テーブルを生成する。生成したナビゲーション情報テーブルを記憶領域(図示せず)に記憶する。以下、この生成したナビゲーション情報テーブルを中身に着目してナビゲーション情報ともいう。

0013

ナビゲーション情報テーブル生成部113は、ナビゲーション情報テーブルの生成を終了すると、生成終了を多重制御部110に通知する。ストリーム対応情報テーブル生成部111は、多重制御部110からストリーム対応テーブルの生成の指示を受けると、表示画像情報識別子割当テーブルを参照して、各画像データごとにストリーム対応テーブルを生成する。このストリーム対応テーブルは、データ送信装置101からデータ受信装置121に送信されるストリーム中からデータ受信装置側で1つの画像データを取り出すために用いられる。以下、このストリーム対応テーブルを中身に着目してストリーム対応情報ともいう。

0014

ストリーム対応情報テーブル生成部111は、ストリーム対応テーブルの生成を終了すると、生成終了を多重制御部110に通知する。多重制御部110は、識別子情報付加部112、ナビゲーション情報テーブル生成部113、ストリーム対応情報テーブル生成部111からそれぞれの処理を終了した旨の通知を受けると、繰り返し単位コンテンツ数の決定をする。

0015

多重化部114は、送信データをMPEG2トランスポートストリーム中に多重する。システム情報テーブル生成部105は、データ受信装置121で番組選択のために用いるプログラム仕様情報であるNIT(Network Information Table)、EIT(Event Information Table)、SDT(Service Description Table)、PAT(Program Association Table)、及びPMT(Program Map Table)を多重情報記憶部104等を参照して生成する。以下、NIT、EIT等のシステム情報テーブル生成部105で生成されたテーブルをシステム情報という。

0016

システム情報テーブル生成部105は、多重制御部110から通知を受けると、まず多重情報記憶部104を参照し、送信データ記憶部102が記憶するデータを多重するイベントをデータ受信装置121が選択するために必要な情報を含んだNIT、EIT、SDT及びPATを、DVB−SI規格、MPEG2システム規格の規定に従って生成する。

0017

ここで、NITは、特定のネットワークで識別されるネットワークから送信される各トランスポートストリームについて、伝送路に関する物理的な情報等を記録しており、EITは、特定のサービスに含まれる各イベントについて、イベント名や、開始時刻終了時刻などに関する情報を記録しており、SDTは、特定のトランスポートストリームに含まれる各サービスについて、サービス名等の情報を記録している。

0018

また、PATは、特定のトランスポートストリームに含まれる各プログラムについて、PMTのPIDの情報を記録している。次にシステム情報テーブル生成部105は、多重情報テーブルを参照してPMTを生成する。PMTは、このプログラムを構成する各コンポーネントを識別するPIDと、各コンポーネントで伝送されるデータの種類と、各コンポーネントに対応付けられたデスクリプタの情報とを含む。

0019

送信部106は、スケジューラを有し、イベントの送信開始時刻よりも所定時刻、例えば5分前になれば、多重制御部110を起動する。また、イベント送信開始時刻になると、多重化部112が出力するトランスポートストリームに、システム情報テーブル生成部105が生成したNIT、PAT、PMT、SDT、EIT等のシステム情報テーブルを、DVB−SI規格、MPEG2システム規格の規定に従って、定められたPIDを用いて定められた間隔で繰り返し多重し、変調等の処理を行って、データ受信装置121等に送信する。

0020

以上説明したように、データ送信装置101は、それぞれのコンテンツを構成する画像データ、およびナビゲーション情報テーブルを、識別子を割り当ててトランスポートストリーム中に多重し、繰り返し送信する。ナビゲーション情報にはハイパーリンクされたコンテンツの画像データの識別子とナビゲーション情報の識別子、メニュー等を表示するための補助画面情報と、画面切り換え等のためのスクリプトが含まれる。よって、受信装置121は、ナビゲーション情報に従って、トランスポートストリームから識別子を指定して任意のコンテンツを取り出して再生することができ、一方向の通信路対話性を実現することができる。

0021

<データ受信装置>データ受信装置121は、データ送信装置101から送信されるMPEG2トランスポートストリームの中からユーザ操作に従って対話的にコンテンツを取り出して再生するよう構成され、受信部122と、TSデコーダ部123と、AVデコーダ部124と、受信データ記憶部125と、受信制御部126と、信号受信部127と、再生部128と、表示部129と、音声出力部130とを備えている。

0022

受信部122は、受信制御部126により指定されたトランスポートストリームの識別子に対応するMPEG2トランスポートストリームを受信し、TSデコーダ部123に出力する。TSデコーダ部(トランスポートデコーダ部)123は、受信制御部126によって設定されるフィルタ条件を記憶するフィルタ条件記憶部131を有し、このフィルタ条件に従って、受信部122から出力されるトランスポートストリーム中から、指定された識別子を有する画像データ、あるいは音声データのみを分離し、AVデコーダ部124に出力する。

0023

また、MPEG2規格のテーブルデータとして多重化されているストリーム対応テーブル、ナビゲーション情報テーブル、システム情報テーブルをフィルタ条件記憶部131に指定された識別子に基づいて分離し、識別子に応じて受信データ記憶部125中に確保された領域に出力する。また指定された識別子のPCR基準クロック情報)を分離し、AVデコーダ部124に出力する。なお、フィルタ条件記憶部131には、複数のフィルタ条件を同時に記憶することができ、TSデコーダ部123は複数の分離処理並行して行うことができる。

0024

AVデコーダ部124は、クロック部(図示せず)を有する。このクロック部は、TSデコーダ部123から出力されるPCRの値によって正しい基準時刻に設定され、画像データ、音声データを正しく同期をとりながら復号するための基準となる時刻カウントする。またAVデコーダ部124は、TSデコーダ部123から出力された画像データ、または音声データまたは、その両方を受け取ると、まず受信制御部126の指示に従って、プライベート領域に書き込まれた画像データ、音声データの識別子を読み出して受信制御部126に通知する。次に、受信制御部126の指示に従って、画像データ、音声データを復号単位ごとに復号し、クロック部によって同期をとりながら再生部128に出力するとともに、受信制御部126に復号の完了を通知する。

0025

受信データ記憶部125は、例えばRAMなどで構成され、ストリーム対応情報テーブル記憶部132と、ナビゲーション情報テーブル記憶部133と、システム情報テーブル記憶部134とを備える。ストリーム対応情報テーブル記憶部132は、TSデコーダ部123で分離されたストリーム対応テーブルを記憶している。ナビゲーション情報テーブル記憶部133は、TSデコーダ部123で分離されたナビゲーション情報テーブルを記憶している。システム情報テーブル記憶部134は、TSデコーダ部123で分離されたNIT、SDT、EIT、PAT、PMT等のシステム情報テーブルを記憶している。

0026

信号受信部127は、ユーザのリモコン操作等などの信号を受信し、受信制御部126に通知する。再生部128は、受信制御部126からの指示にしたがって、AVデコーダ部124で復号された画像データに、受信制御部126から出力されるナビゲーション情報テーブルに含まれるグラフィックス情報とを重ねあわせ、表示部129に出力し、AVデコーダ部124で復号された音声データを音声出力部130に出力する。

0027

表示部129は、CRT液晶ディスプレイ等で実現され、再生部128から出力される画像を表示する。音声出力部130は、スピーカなどで実現され、再生部128から出力される音声を出力する。受信制御部126は、CPUとこれを制御するプログラムとにより構成され、受信部122を制御して所望のトランスポートストリームを受信させる。また、利用者の操作信号を信号受信部127を介して受けると、現在ナビゲーション情報テーブル記憶部133に記憶しているナビゲーション情報テーブルを参照し、次に分離すべきナビゲーション情報テーブルのフィルタ条件と、画像データを取得するためのストリーム対応テーブルのフィルタ条件とをTSデコーダ部123のフィルタ条件記憶部131に設定する。TSデコーダ部123で分離され、ストリーム対応情報テーブル記憶部132に記憶されたストリーム対応テーブルを参照して、画像データのフィルタ条件をフィルタ条件記憶部131に設定する。

0028

また、受信制御部126は、TSデコーダ部123によって分離された画像データが適切な画像データであるか否かを画像データのプライベート領域に書き込まれた画像データ識別子を参照して判断する。適切な画像データのときは、AVデコーダ部124でデコードして再生部128に出力する。適切な画像データでないときは、フィルタ条件記憶部131の条件を変更し、再びストリーム対応テーブルの分離を指示する。

0029

また、TSデコーダ部123によって分離されたナビゲーション情報テーブルの補助画面情報に含まれるグラフィックスデータを読み出し、再生部128に通知し、画像データに重ねて表示させる。以上説明したように、データ受信装置121は、特定のコンテンツの再生に必要なプレゼンテーション情報とナビゲーション情報とを必要な時に、トランスポートストリームから抽出することができる。これにより、ユーザの操作に応じて、リンク先のコンテンツ等を適宜、再生することができ、データ送信装置側からの一方向の通信路を用いるにもかかわらず、ユーザ操作に応じた対話性のある番組を提供することが可能になる。

0030

<動作>以下、上述のデジタル放送システムにおけるデータ受信装置121のコンテンツ表示の動作及びコンテンツを構成するデータについて図を用いて説明する。図34は、上述のデジタル放送システムにおけるデータ受信装置が表示した画面の例を示す図である。

0031

同図では、通信販売番組に関しての画面を示す。通信販売のメニューを示すコンテンツ210とビデオ製品紹介を示すコンテンツ220とステレオ製品紹介を示すコンテンツ230とを示す。これら複数のコンテンツ210、220、230は、利用者の操作によって、矢符240、241、242、243で示す様にその表示は切り換えられる。

0032

今、表示画面に通信販売のメニューを示すコンテンツ210が表示されているときに、利用者が「ビデオ」ボタン211を選択・決定操作すると、矢符240で示す様に、表示画面は、コンテンツ210からビデオ製品紹介を示すコンテンツ220の表示に切り換えられる。次に、利用者が「メニュー」ボタン221を決定操作すると、矢符241で示す様に、表示画面は、コンテンツ220からコンテンツ210の表示に切り換えられる。

0033

同様に、コンテンツ210の表示画面の「ステレオ」ボタン212を利用者が選択・決定操作すると、矢符243で示す様に、表示画面は、コンテンツ210からコンテンツ230の表示に切り換えられる。更に、この状態で、利用者が「メニュー」ボタン231を決定操作すると、矢符242に示す様に、表示画面はコンテンツ230からコンテンツ210の表示状態に切り換えられる。このような利用者の対話的操作に対応して表示を切り換えるために、コンテンツ210、220、230はボタン211、212、221、231を有している。

0034

以上の様な対話的操作による表示切り換えを実現すべく、データ送信装置101からは、各コンテンツを構成するデータを送信している。図35は、データ送信装置側から送信されるデータを簡略化して模式的に示した図である。送信されるデータ201は、複数のコンテンツを示すデータからなり、全体が一定期間繰り返し送信される。なお、繰り返し送信されるのは、利用者が任意の時間にリンク先の指定等の操作によって任意のコンテンツを表示しようとするときに、その該当するコンテンツのデータを取得可能にするためである。また、このようにコンテンツのデータが繰り返し送信されるので、利用者が番組の途中からその番組の視聴を開始しようとした場合であっても、必要なコンテンツのデータを随時得ることができることは言うまでもない。

0035

送信されるデータ201は、複数の画像データ215、225、235とそれぞれに対応するナビゲーション情報216、226、236とからなる。各画像データ215、225、235はそれぞれデータ受信装置の表示画面に表示される前述の各コンテンツ210、220、230の背景画像となるものである。

0036

各ナビゲーション情報216、226、236は、各画像データ215、225、235に重畳表示されるオンスクリーンディスプレイグラフィックスである例えばボタンを示すビットマップ(Bitmap)データと、利用者の操作に対応する動作処理記述したスクリプト(Script)と、コンテンツの表示切り換えをするためにリンク先のコンテンツを示すハイパーリンク(Hyperlink)の情報とを含む。このハイパーリンクの情報は、リンク先のコンテンツを構成する画像等のデータの識別子やナビゲーション情報の識別子からなる。

0037

図34に示したコンテンツ210は、画像データ215とナビゲーション情報216とで表現されている。同様に、コンテンツ220は画像データ225とナビゲーション情報226とで表現され、コンテンツ230は画像データ235とナビゲーション情報236とで表現されている。図36は、データ送信装置側から送信されるデータの様子を模式的に示した図である。

0038

送信装置側では、データ201を一定時間毎に繰り返し送信している。なお、本図では、画像データ、ナビゲーション情報ともフレーム構造で示しているが、実際には、デジタル化され、かつ画像データと対応するナビゲーション情報とを多重化し、データ201をMPEG2トランスポートストリームとして送信する。

0039

以下、データ送信装置101から多重化されて送信されるデータについて詳細に説明する。図37は、データ送信装置側から送信されるデータの多重化の様子を示した図である。同図に例示するように送信されてくるデータは、画像データVE(N)、ナビゲーション情報テーブルNE(N)、ストリーム対応テーブルVET(N)、PCR、並びにPAT及びPMT等のシステム情報が多重されている。

0040

ここで、図中の矢符202は図36に示す繰り返し送信されるデータ201に対応する範囲を示している。同図に示す例は63個のコンテンツが多重されており、画像データVE(0)〜VE(62)には、PIDとして「0x0084」が与えられており、stream_idとして「0xe0」〜「0xef」が循環的に与えられて多重されている。

0041

また、ストリーム対応情報VET(N)には、PIDとして「0×0083」が与えられており、table_id_extensionとして画像データ識別子であるVE_idと同一の値が与えられている。ストリーム対応情報VET(N)は、画像データVE(N)ごとに1回多重されている。また、63個のナビゲーション情報NE(0)〜NE(62)は、PIDとして「0x0082」が与えられており、table_id_extensionとしてナビゲーションエレメントの識別子であるNE_idの値が与えられて多重されている。また、PCR、PAT、PMTも所定のPIDを与えられ多重されている。

0042

ここで、table_id_extension及びstream_idはPIDと組み合わることによりそれぞれのデータを識別するための識別子である。これにより、データ受信装置121では、受信したデータからこれらの識別子をフィルタ条件記憶部131に設定することにより、送信されたトランスポートストリームから所望のデータをTSデコーダ部123で分離抽出することが可能となる。

0043

従って、利用者の操作等に応じてハイパーリンクをなすために、表示しているコンテンツに対応するナビゲーション情報中のハイパーリンクの情報として、例えば画像データの識別子であるVE_idとナビゲーション情報の識別子であるNE_idとが記されているため、この情報を基に新たに表示すべきコンテンツを構成するデータを分離抽出してコンテンツを表示することができる。

0044

この手順を以下に説明する。まず、データ受信装置121は、現在受信しているトランスポンダ衛星中継器)のPATを取得する。なお、利用者により選択された番組が他のトランスポンダである場合には、データ受信装置121は、NITを取得し参照することにより受信部122を制御し受信するトランスポンダを変更するのであるが、これについては説明を省略する。

0045

PATは、PIDが予め0と定められているため、データ受信装置121は、PID=0をフィルタ条件記憶部131に設定することにより分離抽出でき、PATにはPMTのPIDが記されているため、利用する番組に対応するPMTのPIDを取得して、フィルタ条件記憶部131に設定することによりPMTを分離抽出することができる。

0046

PMTにはコンポーネントに対してのPIDが記されているため、データ受信装置121は、ストリーム対応テーブルVETのPIDを取得し、また、ハイパーリンクの情報から得たVE_idをtable_id_extensionと合わせてフィルタ条件記憶部131に設定することにより、目的の画像データに対応するVETを分離抽出することができる。

0047

VETにはcomponent_tagとstream_idが記されているが、データ受信装置121は、component_tagに基づいてPMTを参照して当該コンポーネントに対するPIDを得て、PIDとstream_idをフィルタ条件記憶部131に設定することにより、目的の画像データを表示することができる。

0048

また、データ受信装置121は、ナビゲーション情報が多重化されているコンポーネントのPIDをPMTを参照することにより得て、ハイパーリンクの情報から得たNE_idをtable_id_extensionと合わせてフィルタ条件記憶部131に設定することにより、目的のナビゲーション情報を分離抽出することができる。

0049

こうして、データ受信装置121は、新たなコンテンツを構成する画像データとナビゲーション情報とを得ることができる。ここで、図35に簡略化して示したナビゲーション情報216を例にしてナビゲーション情報のデータ構造について詳細に説明する。図38は、ナビゲーション情報216のデータ構造を示した図である。

0050

ナビゲーション情報216は、Bytecode_Part301とHandler_Part302とGraphics_Property_Part303とBitmap_Information_Part304とHyperlink_Information_Part305とを含む。Bytecode_Part301は、図35でScriptと簡略化して示した部分に相当し、いわゆるスクリプトの一種であるバイトコードが記述される部分である。バイトコードは条件分岐整数演算定数変数へのアクセスなど基本的なプログラミングを可能とする命令セットに加えて、画像、音声データの制御に関する各種命令セット等を備える。

0051

図38の例では、0番のバイトコードはPushL0、GotoPageと記述されている。PushL0とは、0という値をスタックに格納する意味の命令であり、GotoPageとはスタックに格納されている値が示すリンク番号のコンテンツに表示を切り換える旨を示す命令である。ここで、リンク番号とは、Hyperlink_Information_Partに記述されているもので、切り替え対象となるコンテンツを識別するための識別子である。

0052

従って、0番目のバイトコードはリンク番号0のリンク先であるコンテンツに表示を切り換える動作を記述したものである。同様に、1番目のバイトコードはリンク番号1のリンク先であるコンテンツに表示を切り換える動作を記述したものである。Handler_Part302は、ハンドラ番号とバイトコードの番号の対応付けを記述した部分である。図38の例では、ハンドラ番号0、1にバイトコード番号0、1がそれぞれ対応付けられている。なお実際はハンドラに対してバイトコードだけが対応するのではなく、変数領域等のハンドラの処理を実行するための環境を定義する情報も対応する。

0053

Bitmap_Information_Part304は、グラフィックス番号に対応してボタンに表示するビットマップの内容を記述する部分である。図38の例では、0番のグラフィックスには「ビデオ」が描かれたビットマップ、1番のグラフィックスには「ステレオ」が描かれたビットマップが対応付けられている。

0054

Graphics_Property_Part303は、表示画面に画像データと重畳表示するオンスクリーンディスプレイグラフィックスを構成する情報であり、グラフィックスを識別するためのグラフィックス番号と、グラフィックスのタイプと表示すべき座標と、グラフィックスに対応したハンドラの番号と、コンテンツ表示時の初期状態を示す値とを含む。図38の例では、グラフィックスのタイプはボタンであり、グラフィックス番号は0、1の値であり前述のBitmap_Information_Part304に含まれるグラフィックスの番号と対応する。以下、グラフィックス番号がnのボタンを「ボタンn」又は「n番のボタン」という。ボタン0、ボタン1のそれぞれを表示するx座標、y座標の組は、(20,20)、(20,60)である。また、0番と1番のボタンを選択確定されたときに起動するハンドラの番号はそれぞれ0、1である。また、コンテンツが表示された初期状態における0番と1番のボタンの初期状態は可視である。

0055

Hyperlink_Information_Part305は、リンク先のコンテンツを構成する素材のIDが記述される部分である。当該ナビゲーション情報を要素とするコンテンツからの切り替え先の全てのコンテンツを示す情報としての素材のIDが記述される。切り替え先となるコンテンツ毎をひとまとめとして識別するための識別子として、リンク番号が付加される。図38の例では、0番のリンク先としてNE_id=1、VE_id=1と記述されており、NEのIDが1番のものと、VEのIDが1番のものとの情報に基づいて構成される1つのコンテンツがリンク先であることを示す。また、1番のリンク先はNEのIDが2番のものとビデオエレメントのIDが2番のものとの情報に基づいて構成されるコンテンツである。

0056

なお、図38の上部にNE_idが0であることを示しているのは、ここに説明したナビゲーション情報は0番のIDをもつナビゲーションエレメントであることを意味する。従って、データ受信装置121は、受信制御部126によって、これらのデータ構造からなるナビゲーション情報を参照して、図34に示すコンテンツ210の「ビデオ」と描かれたボタン及び「ステレオ」と描かれたボタンを表示し、利用者にボタンが選択された場合に、別のコンテンツへの切り換えの制御を行うことになる。

0057

つまり、コンテンツの表示に際しては、受信制御部126は、Graphics_Property_Partを参照して、グラフィックス番号が0番のグラフィックスから順に所定の座標に所定の表示状態で表示し、利用者によるボタンの選択確定の操作に応じてはGraphics_Property_Partに記述されたハンドラ番号に対応するハンドラ処理を実行する。ハンドラ処理はHandler_Partを参照してハンドラ番号に対応づけられBytecode_Partに記述されたバイトコードを実行することによって行う。なお、バイトコードの実行については、受信制御部126中のバイトコードインタプリタ(図示せず)によって1命令ずつ解釈実行される。

0058

以上説明したようにこのデジタル放送システムは、コンテンツを表示するために必要なデータである画像データやナビゲーション情報等が、データ送信装置側から多重化され繰り返し送信されており、これを受信するデータ受信装置では、利用者の選択操作に対応して必要な情報を送信されるデータから分離抽出することによりコンテンツ表示を行うことができる。即ち、一方向の放送系によって、インタラクティブサービスを実現することができる。

発明が解決しようとする課題

0059

ところで、現実放送において、同じ内容の番組を後日再放送する場合があるが、省力化を図るために、一度制作した番組を構成する各種データをそっくりそのまま再利用したいという要求がある。この要求を満たす上で考慮すべき点は、例えば「1996年9月10日迄はキャンペーン期間中」等と描かれた画像データが含まれるコンテンツを放送する場合に、1996年9月10日迄に放送する場合はそのまま表示できるが、1996年9月11日以後に再放送する場合にはそのまま表示するのは不適切となるように、再放送時には表示すべきではないデータが存在する場合があり得る点であり、この要求を満たすためには再放送時に当該データへのリンクを禁止するための放送日時に応じてリンク先を制御する機構が必要となる。

0060

また、実際の放送においては時間毎に異なる複数の番組を放送するのが通常であり、この場合に、各番組間にリンクを張るために番組放送時間の相違によるリンクの動的な整合を図るべき要求がある。この要求を満たすためにも、リンク先となる番組の終了日時に合わせてリンク先を制御する機構が必要となる。さらに、多様な番組内容を放送するという観点から、利用者の操作等から一定時間経過した場合に表示する内容を変更したり、利用者が操作できる機能を制限したりする機構も必要とされる。

0061

即ち、デジタル放送システムにおいて、時間的要素盛り込んだ番組の制御機構が必要であり、これにより番組の制作者側は、効率的に多様な番組を制作し放送することができ、放送の受信者は、インタラクティブ性のある多様な番組を享受することができる。このような番組のサービスの必要性を満足するために、前記関連技術において、これらの時間的要素を盛り込んだ番組制御を行うことが求められる。

0062

そこで、本発明は、かかる観点からなされたものであり、時間的要素を盛り込んだ番組の制御機構を実現するための受信装置側であるデータ提示制御装置を提供することを第1の目的とする。かかるデータ提示制御装置は、データ送信装置から送られるデータを受信し利用者の操作に応じて表示、再生する装置である。また、本発明は、時間的要素を盛り込んだ番組の制御機構を実現するための送信装置側であるデータ送信装置を提供することを第2の目的とする。

0063

また、本発明は、時間的要素を盛り込んだ番組の制御機構を実現するための制御データを編集するためのデータ提示制御情報編集装置を提供することを第3の目的とする。

課題を解決するための手段

0064

上記の第1の目的を達成するために、本発明に係るデータ提示制御装置は、番組の構成要素である複数のコンテンツを構成する複数のマルチメディアデータと、マルチメディアデータの提示を制御するための時間的情報である制御用時間情報とを受信してマルチメディアデータの提示を制御するデータ提示制御装置であって、データ記憶手段と、前記マルチメディアデータと前記制御用時間情報とを前記番組の送信装置から受信し前記データ記憶手段に格納するものであり、前記受信は、送信されたデータ中から所望のデータを分離抽出することによって行う受信手段と、現在における経時的情報を取得する経時的情報取得手段と、前記経時的情報と前記制御用時間情報とを比較して前記マルチメディアデータの提示に係る制御の可否の判断をする時間情報比較判断手段と、前記時間情報比較判断手段の判断結果に基づいて前記マルチメディアデータの提示を制御する提示制御手段とを備えることを特徴とする。

0065

上記構成により、制御に用いる時間情報と現在の時間に関する情報との比較によって、マルチメディアデータの提示を実行するかどうかを制御することができるので、時間を条件としてデータの提示を実行するデータ提示制御装置が実現される。上記の第2の目的を達成するために、本発明に係るデータ送信装置は、番組の構成要素である複数のコンテンツを構成する複数のマルチメディアデータを送信するデータ送信装置であって、複数のマルチメディアデータと、マルチメディアデータの提示を制御するための時間的情報である制御用時間情報とを記憶する送信データ記憶手段と、前記マルチメディアデータと前記制御用時間情報とを送信する送信手段とを備えることを特徴とする。

0066

上記構成により、一方向の送信系でもって対話的操作を可能とする番組を提供するにあたり当該番組を構成する要素となるマルチメディアデータの提示タイミングを指定する情報をデータ提示制御装置に送信することができるデータ送信装置が実現される。上記の第3の目的を達成するために、本発明に係るデータ提示制御情報編集装置は、複数のコンテンツの相関関係を表示画面に表現しコンテンツの関係を制御するための日時に関する情報を利用者の操作に応じて編集するデータ提示制御情報編集装置であって、第1のコンテンツから第2のコンテンツへの提示の変更の経路を示すリンク情報と当該リンク情報の有効期間に関する有効期間情報との組を複数個と、コンテンツの表示及び処理の実行を制御するためのコンテンツ制御情報とを記憶するデータ記憶手段と、利用者の操作による日時の指定を受け付け日時指定受付手段と、前記有効期間情報を参照して利用者によって指定された日時において有効なリンク情報に着目することにより当該日時における前記コンテンツの相関関係を表示画面に表現するコンテンツ相関関係表示手段とを備えることを特徴とする。

0067

<実施形態1>実施形態1では、特定日時に特定の動作を実行する番組を放送するための本発明に係るデータ送信装置、及び送信されたデータを受信して指定された日時に特定の動作を実行する本発明に係るデータ提示制御装置について説明する。

0068

以下、本発明の実施形態1について図を用いて詳細に説明する。本発明の実施形態1におけるデータ提示制御装置は、デジタル放送の送信装置から送信されるMPEG2トランスポートストリームを受信し、当該MPEG2トランスポートストリームの中から利用者の操作に従って対話的にコンテンツを取り出して再生する装置である。

0069

ここでコンテンツとは、利用者が対話的に操作する情報の単位をいう。各コンテンツに含まれる画像データや音声データ等のプレゼンテーション情報と、各種画像データに重ね合わせて表示されるオンスクリーンディスプレイグラフィックスを構成するボタン等のビットマップ(Bitmap)データと利用者の操作に対する動作処理を記述したスクリプト(Script)情報と利用者の操作によるコンテンツの表示切り換えをすることができるリンク先のコンテンツを示すハイパーリンク(Hyperlink)情報とを含むナビゲーション情報とが多重化された送信データは、本発明の実施形態1におけるデータ送信装置からMPEG2(Moving Picture Experts Group2)規格に定められたMPEG2トランスポートストリームとして送信されてくる。

0070

なお、本実施形態1におけるデータ送信装置は一般的な衛星デジタル放送システムと同様に、1つの衛星(ネットワーク)から、1以上のMPEG2トランスポトストリームをそれぞれ別の帯域の搬送波を用いて送信し、各放送番組は、いずれかのMPEG2トランスポートストリーム中に多重されている。
<データ提示制御装置の構成>以下に、本発明の実施形態1におけるデータ提示制御装置の構成について説明する。

0071

図1は、本発明の実施形態1におけるデータ提示制御装置の構成を示すブロック図である。同図に示す様に、このデータ提示制御装置1000は、受信部1010とTSデコーダ部1020とAVデコーダ部1030と受信データ記憶部1040と受信制御部1050と再生部1060と表示部1070と音声出力部1080と信号受信部1100とを備えている。

0072

受信部1010は、MPEG2トランスポートストリームを受信し、TSデコーダ部1020に出力する。なお、受信すべきMPEG2トランスポートストリームの指定は受信制御部1050により識別子を用いた制御がなされる。TSデコーダ部1020は、受信制御部1050によって設定されるフィルタ条件を記憶するフィルタ条件記憶部1021を有し、このフィルタ条件に従って、受信部1010から出力されるトランスポートストリーム中から、受信制御部1050の識別子を用いた指示に基づいて画像データ、あるいは音声データのみを分離抽出し、AVデコーダ部1030に出力する。また受信制御部1050からの識別子を用いた指示に応じたテーブルデータを分離抽出し、受信データ記憶部1040に出力する。またPCR(基準クロック情報)を分離抽出し、AVデコーダ部1030に出力する。

0073

フィルタ条件記憶部1021には、複数のフィルタ条件を同時に記憶することができ、TSデコーダ部1020は前記フィルタ条件に応じた複数の分離処理を並行して実行することができる。フィルタ条件とは、トランスポートストリームから、画像データ、音声データ、ナビゲーション情報、PCRその他の制御情報を分離抽出するためのストリームID及びテーブルIDや抽出したデータの出力先等の指示情報や分離抽出を開始するか停止するかの制御情報をいう。

0074

AVデコーダ部1030は、クロック部1031及び内部バッファを有し、TSデコーダ部1020から出力された画像データ、または音声データまたは、その両方を受け取ると内部バッファに取り込み、まず受信制御部1050の指示に従って、画像データ、音声データを復号単位ごとに復号し、クロック部1031を用いて同期をとりながら再生部1060に出力する。

0075

クロック部1031は、TSデコーダ部1020から出力されるPCRの値によって正しい基準時刻に設定され、画像データ、音声データを正しく同期をとりながら復号するための基準となる時刻をカウントする。受信データ記憶部1040は、例えばRAMなどで構成され、ストリーム対応情報記憶部1041とナビゲーション情報記憶部1042とシステム情報記憶部1043と時刻情報記憶部1044とを備える。なお、ストリーム対応情報記憶部1041は関連技術の説明において示したストリーム対応情報テーブル記憶部132と、ナビゲーション情報記憶部1042はナビゲーション情報テーブル記憶部133と、システム情報記憶部1043はシステム情報テーブル記憶部134と、それぞれ同様である。

0076

ストリーム対応情報記憶部1041は、コンテンツを構成する画像や音声についてのストリーム中での多重位置を示す情報を記憶する領域であり、ここには、画像データを示す情報の1単位であるビデオエレメント(VE)の識別子であるVE_idと、ストリーム中でのVEの多重位置との関係を記述した情報であるストリーム対応情報VET等が記憶される。従って、VE_idによって、表示すべき画像データは特定できることになる。

0077

また、ナビゲーション情報記憶部1042はナビゲーション情報を、システム情報記憶部1043はPAT、PMT等のシステム情報を、時刻情報記憶部はTDT及びTOTを、それぞれ記憶する領域である。ここで、PAT(Program Association Table)はMPEG2システム規格で定められた複数の放送番組を管理する情報であり、各放送番組のPMTを分離抽出するための識別子であるPIDを含み、PAT自体はPIDが0と予め定められている。

0078

従って、データ提示制御装置はPIDが0というフィルタ条件をフィルタ条件記憶部1021に設定することによりPATを送信されたデータから分離抽出してシステム情報記憶部1043に格納することになる。また、PMT(Program Map Table)は、1つの放送番組単位で放送番組に必要な各種情報を管理するための情報としてMPEG2システム規格で規定されているものであり、この情報にはPCRや画像データやナビゲーション情報をそれぞれ分離抽出するための識別子であるPIDの情報や、この放送番組が選択された際に一番最初に表示するコンテンツを構成する画像データやナビゲーション情報の識別子の情報が含まれる。

0079

従って、データ提示制御装置の利用者が1つの番組を選択した場合には、その番組に対応するPMTのPIDがPATを参照することにより得られるので、このPIDをフィルタ条件記憶部1021に設定することにより必要なPMTを取得しシステム情報記憶部1043に格納することになる。また、TDT(Time and Data Table)は現在日時を単一標準時刻で示す情報であり、TOT(Time Offset Table)は各国別の時差を示す情報である。このTDT及びTOTについての詳細は後述する。

0080

信号受信部1100は、利用者のリモコン操作等により送られる信号を受信し、受信制御部1050に通知する。再生部1060は、受信制御部1050からの指示にしたがって、AVデコーダ部1030で復号された画像データに、受信制御部1050から出力されるオンスクリーンディスプレイグラフィックス情報とを重ねあわせ、表示部1070に出力し、AVデコーダ部1030で復号された音声データを音声出力部1080に出力する。

0081

表示部1070は、CRTや液晶ディスプレイ等で実現され、再生部1060から出力される画像を表示する。音声出力部1080は、スピーカ等で実現され、再生部1060から出力される音声を出力する。受信制御部1050は、バイトコードインタプリタ1051を有し、受信部1010とTSデコーダ部1020とAVデコーダ部1030と再生部1060とを制御して所望のトランスポートストリームを受信させたり、所望の情報を取得すべくフィルタ条件記憶部1021の更新をしたり、画像の表示や音声の再生をさせたりする。また、利用者の操作に対応した各種動作を実現する。

0082

利用者の操作に対応して動作を行うために受信制御部1050は、ナビゲーション情報記憶部1042に記憶しているナビゲーション情報を参照し、画像に重ねて表示するオンスクリーンディスプレイグラフィックスを再生部1060に出力し、また利用者のボタン操作に対応するハンドラ処理を行う。ボタンはオンスクリーンディスプレイグラフィックスによって表示面に描かれるものでありナビゲーション情報中のビットマップ情報等に基づき表示される。ここでハンドラ処理とは、各種イベントの発生に対応して実行する動作処理であり、ナビゲーション情報中に記述されたスクリプトに基づいて実行される。

0083

バイトコードインタプリタ1051はナビゲーション情報中に記述されたスクリプトを逐次解釈して実行する。
<表示画面とコンテンツを構成するデータ>以上の構成を備えるデータ提示制御装置1000がコンテンツを表示した画面について、及びコンテンツを構成するデータについて図2図3図4及び図5を用いて説明する。

0084

図2は、本発明の実施形態1におけるデータ提示制御装置1000が表示した画面の例を示す図である。同図は関連技術の説明に用いた図34に対応するものであり、通信販売番組に関しての画面を示す。通信販売のメニューを示すコンテンツ2100とビデオ製品紹介を示すコンテンツ2200とステレオ製品紹介を示すコンテンツ2300とを示す。これら複数のコンテンツ2100、2200、2300は、利用者の操作によって、矢符2400、2410、2420、2430で示す様にその表示は切り換えられる。図34との相違点であるコンテンツ2130は、コンテンツ2100と同一のコンテンツであるが日時が経過したことにより表示内容が変化したものである。

0085

今、表示画面に通信販売のメニューを示すコンテンツ2100が表示されているときに、利用者が「ビデオ」ボタン2110を選択・決定操作すると、矢符2400で示す様に、表示画面は、コンテンツ2100からビデオ製品紹介を示すコンテンツ2200の表示に切り換えられる。次に、利用者が「メニュー」ボタン2210を決定操作すると、矢符2410で示す様に、表示画面は、コンテンツ2200からコンテンツ2100の表示に切り換えられる。

0086

同様に、コンテンツ2100の表示画面の「ステレオ」ボタン2120を利用者が選択・決定操作すると、矢符2430で示す様に、表示画面は、コンテンツ2100からコンテンツ2300の表示に切り換えられる。更に、この状態で、利用者が「メニュー」ボタン2310を決定操作すると、矢符2420に示す様に、表示画面はコンテンツ2300からコンテンツ2100の表示状態に切り換えられる。このような利用者の対話的操作に対応して表示を切り換えるために、コンテンツ2100、2200、2300はボタン2110、2120、2210、2310を有している。

0087

また、日時が1996年9月9日15時0分0秒に至るとコンテンツ2130に示すようにコンテンツ2100の表示は変化し「受け付けは締め切りました」と描かれたボタン2131を表示したものとなるが、このボタン2131もコンテンツ2100に予め含まれたデータによって表示されるものである。
<データ送信装置>以上の様な対話的操作による表示切り換えを実現すべく、実施形態1における本発明に係るデジタル放送のデータ送信装置からは、以下に説明する様に各コンテンツを構成するデータを送信している。

0088

なお、実施形態1における本発明に係るデータ送信装置は、前述の関連技術の説明において示したデータ送信装置101と構成において同一である(図33参照)。但し、送信するナビゲーション情報の内容は後述するように、関連技術の説明におけるナビゲーション情報とは異なり時間的要素による制御を可能とする情報が含まれたものとなる。

0089

図3は、データ送信装置側から送信されるデータを簡略化して模式的に示した図である。この図3は関連技術の説明に用いた図35に対応するものであり、送信されるデータ2010は、図35で示したデータ201に対応し、画像データ2150、2250、2350は図35で示したデータ215、225、235に対応し、また、ナビゲーション情報2160、2260、2360は図35で示したデータ216、226、236に対応する。

0090

各画像データ2150、2250、2350はそれぞれデータ提示制御装置1000の表示画面に表示される前述の各コンテンツ2100、2200、2300の背景画像となるものである。但し、図35と相違して各ナビゲーション情報にはTime_Eventなる日時による制御情報が付加されている。なお、図35と相違して図3で追加しているナビゲーション情報2160中の「受け付けは締め切りました」と描かれたビットマップは、初期状態では非表示という属性を持っている。

0091

図2に示したコンテンツ2100は、画像データ2150とナビゲーション情報2160とで表現されている。同様に、コンテンツ2200は画像データ2250とナビゲーション情報2260とで表現され、コンテンツ2300は画像データ2350とナビゲーション情報2360とで表現されている。また、データ送信装置側では、データ2010を一定時間毎に繰り返し送信しており、この送信の様子は、関連技術の説明の図36で示したのと同様であり、図36の送信データ、画像データ、ナビゲーション情報をそれぞれ図3に示した内容に置き換えたものとなる。

0092

以下、データ送信装置側から多重化されて送信されるデータについて詳細に説明する。図4は、データ送信装置側から送信されるデータの多重化の様子を模式的に示した図である。同図は、図37に対応するものであり、送信されてくるデータは、画像データVE(N)、ナビゲーション情報NE(N)、ストリーム対応情報VET(N)、PCR、並びにPAT及びPMT等のシステム情報が多重されている。なお、システム情報には所定のPIDが付与されたTDT及びTOTが含まれている。

0093

このように実施形態1における本発明に係るデータ送信装置がデータを送信するため、データ提示制御装置1000では、受信したデータからTDT及びTOTについて定められたPIDをフィルタ条件記憶部1021に設定することにより、送信されたトランスポートストリームからTDT及びTOTをTSデコーダ部1020によって分離抽出することが可能となる。

0094

<ナビゲーション情報の詳細説明>以下、図3に簡略化して示したナビゲーション情報について図5図7を用いて詳細に説明する。図5は、ナビゲーション情報2160のデータ構造を示した図である。ナビゲーション情報2160は、Time_Event_Part2161とBytecode_Part2162とHandler_Part2163とGraphics_Property_Part2164とBitmap_Information_Part2165とHyperlink_Information_Part2166とを含む。

0095

この図5は関連技術の説明に用いた図37に対応するものであり、関連技術に対して本発明の特徴となるTime_Event_Part2161が付加されている点が異なる。Time_Event_Part2161は、図3でTime_Eventと表した部分に相当し、指定日時に特定のハンドラを起動するための記述がなされる部分であり、図5の例では、1996年9月9日15時0分0秒に2番のハンドラが起動されることになる。なお、1つのハンドラに対して、起動日時は複数個記述してもよい。また、日時は、西、月、日、時、分、秒で記述する。

0096

Bytecode_Part2162は、図3でScriptと表した部分に相当し、いわゆるスクリプトの一種であるバイトコードが記述される部分である。バイトコードは条件分岐、整数演算、定数変数へのアクセスなど基本的なプログラミングを可能とする命令セットに加えて、画像、音声データの制御に関する各種命令セット等を備える。

0097

図5の例では、0番のバイトコードはPushL0、GotoPageと記述されている。PushL0とは、0という値をスタックに格納する意味の命令であり、GotoPageとはスタックに格納されている値が示すリンク番号のコンテンツに表示を切り換える旨を示す命令である。ここで、リンク番号とは、Hyperlink_Information_Partに記述されているもので、切り替え対象となるコンテンツを識別するための識別子である。

0098

また、2番のバイトコードにはSetGraphicVisibilityという記述があるが、これはスタックに格納されている値が1か0かによって可視か不可視かを切り換える命令であり、可視・不可視を定める値より前のスタックに格納されている値が可視・不可視の切り換えの対象となるボタンを示すことになる。

0099

従って、0番目のバイトコードはリンク番号0のリンク先であるコンテンツに表示を切り換える動作を、1番目のバイトコードはリンク番号1のリンク先であるコンテンツに表示を切り換える動作を、2番目のバイトコードはグラフィックス番号が2のボタンを可視にして、グラフィックス番号が0のボタンとグラフィックス番号が1のボタンとを不可視にする動作をそれぞれ記述したものである。なお、グラフィックス番号については後述のGraphics_Property_Partに記述されている。

0100

Handler_Part2163は、ハンドラ番号とバイトコードの番号の対応付けを記述した部分である。図5の例では、ハンドラ番号0、1、2にバイトコード番号0、1、2がそれぞれ対応付けられている。なお実際はハンドラに対してバイトコードだけが対応するのではなく、変数領域等のハンドラの処理を実行するための環境を定義する情報も対応するが、本発明の特徴を示すものではないため図示していない。

0101

Bitmap_Information_Part2165は、グラフィックス番号に対応してボタンに表示するビットマップの内容を記述する部分である。図5の例では、0番のグラフィックスには「ビデオ」が描かれたビットマップ、1番のグラフィックスには「ステレオ」が描かれたビットマップ、2番のグラフィックスには「受け付けは締め切りました」が描かれたビットマップが対応付けられている。

0102

Graphics_Property_Part2164は、オンスクリーンディスプレイグラフィックスを構成する情報であり、グラフィックスを識別するためのグラフィックス番号と、グラフィックスのタイプと表示すべき座標と、グラフィックスに対応したハンドラの番号と、コンテンツ表示時の初期状態を示す値とを含む。図5の例では、グラフィックスのタイプはボタンであり、グラフィックス番号は0、1、2の値であり前述のBitmap_Information_Partに含まれるグラフィックスの番号と対応する。ボタン0、ボタン1、ボタン2のそれぞれを表示するx座標、y座標の組は、(20,20)、(20,60)、(0,20)である。また、0番と1番のボタンを選択確定されたときに起動するハンドラの番号はそれぞれ0、1であり、2番のボタンに対応付けられたハンドラはない。コンテンツが表示された初期状態における0番と1番のボタンの初期状態は可視であり、2番のボタンの初期状態は不可視である。

0103

Hyperlink_Information_Part2166は、リンク先のコンテンツを構成する素材のIDが記述される部分である。当該ナビゲーション情報を要素とするコンテンツからの切り替え先の全てのコンテンツを示す情報としての素材のIDが記述される。切り替え先となるコンテンツ毎をひとまとめとして識別するための識別子として、リンク番号が付加される。図5の例では、0番のリンク先としてNE_id=1、VE_id=1と記述されており、NEのIDが1番のものと、VEのIDが1番のものとの情報に基づいて構成される1つのコンテンツがリンク先であることを示す。また、1番のリンク先はNEのIDが2番のものとビデオエレメントのIDが2番のものとの情報に基づいて構成されるコンテンツである。

0104

なお、図5の上部にNE_idが0であることを示しているのは、ここに説明したナビゲーション情報は0番のIDをもつナビゲーションエレメントであることを意味する。図6は、ナビゲーション情報2260のデータ構造を示した図である。ナビゲーション情報2260はNEのIDが1番であり、データ構造は前述のナビゲーション情報2160と同様である。以下、図6の例に即して具体的内容を説明する。

0105

Time_Event_Part2261は、記述されていない。Bytecode_Part2262には、0番のバイトコードとしてPushL0、GotoPageが記述されており、0番のリンク先のコンテンツを表示する命令列となる。Handler_Part2263では、ハンドラ番号0にバイトコード番号0が対応付けられている。

0106

Bitmap_Information_Part2265では、0番に「メニュー」が描かれたビットマップが割り当てられている。Graphics_Property_Part2264の記述内容は、グラフィックスのタイプはボタンであり、グラフィックス番号は0である。また、ボタン0を表示するx座標、y座標の組は、(20,60)である。また、0番のボタンが選択確定されたときに起動するハンドラの番号は0であり、コンテンツが表示された初期状態における0番のボタンの初期状態は可視である。

0107

Hyperlink_Information_Part2266には、0番のリンク先としてNE_id=0、VE_id=0と記述されており、NEのIDが0番のものと、VEのIDが0番のものとの情報に基づいて構成される1つのコンテンツがリンク先であることを示す。図7は、ナビゲーション情報2360のデータ構造を示した図である。

0108

ナビゲーション情報2360はNEのIDが2番であり、データ構造は前述のナビゲーション情報2160と同様である。以下、図7の例に即して具体的内容を説明する。Time_Event_Part2361は、記述されていない。Bytecode_Part2362には、0番のバイトコードとしてPushL0、GotoPageが記述されており、0番のリンク先のコンテンツを表示する命令列となる。

0109

Handler_Part2363では、ハンドラ番号0にバイトコード番号0が対応付けられている。Bitmap_Information_Part2365では、0番に「メニュー」が描かれたビットマップが割り当てられている。Graphics_Property_Part2364の記述内容は、グラフィックスのタイプはボタンであり、グラフィックス番号は0である。また、ボタン0を表示するx座標、y座標の組は、(20,60)である。また、0番のボタンが選択確定されたときに起動するハンドラの番号は0であり、コンテンツが表示された初期状態における0番のボタンの初期状態は可視である。

0110

Hyperlink_Information_Part2366には、0番のリンク先としてNE_id=0、VE_id=0と記述されており、NEのIDが0番のものと、VEのIDが0番のものとの情報に基づいて構成される1つのコンテンツがリンク先であることを示す。以上に説明したナビゲーション情報に加えてVEで指し示される画像データに基づきコンテンツは構成され、表示画面に表示されることになる。

0111

なお、VE_id=0に対応する画像データは画像データ2150であり、VE_id=1には画像データ2250が対応し、VE_id=2には画像データ2350が対応する(図3参照)。これらのデータにより、データ提示制御装置1000は表示されたコンテンツに対して利用者によるボタンの選択等がなされた場合に別のコンテンツを画面に表示し、また、Time_Event_Partに記述された日時になれば特定の動作を実行するといった制御を実現することができる。

0112

<データ提示制御装置の動作>以下、データ提示制御装置1000における受信制御部1050の動作について、上述のデータ構造に基づいて図面を用いて説明する。図8は、コンテンツの切り換え動作及びハンドラの起動動作を示すフローチャートであり、図9は、表示画面の遷移を示す図である。

0113

受信制御部1050はCPUとプログラムによって構成され、コンテンツの切り換え動作及びハンドラの起動動作の処理を行う。この処理制御は、番組受信開始時に最初に表示されるべきコンテンツを指定する初期処理S3010と、判断処理S3020によってコンテンツが切り換えられたと判断されたときにのみ動作する処理群S3030、S3040、S3050、S3060と、判断処理S3070によって日時指定により起動すべきハンドラが存在すると判断されたときに動作する処理群S3080、S3090、S3100と、利用者の入力に対応する処理群S3110、S3120と、ハンドラ起動を実行する処理S3130から実現される。

0114

最初のコンテンツについての情報は、システム情報記憶部1043に格納されるPMTにVE_idとNE_idとの組として規定されている。ここでは、PMTにVE_id=0、NE_id=0と記述されていたとして以後の動作について説明する。また、現在日時は1996年9月9日14時57分0秒であるとして説明を始める。

0115

まず、通信販売に関する番組において最初に表示されるコンテンツの情報としてPMTからVE_id=0、NE_id=0を取得する(ステップS3010)。最初のコンテンツなので、切り換えられたものとして扱い(ステップS3020)、当該コンテンツを表示する(ステップS3030)。

0116

コンテンツの表示はVE_id=0で示される画像データ2150を背景として表示しNE_id=0のナビゲーションエレメントの内容に従ってオンスクリーンディスプレイグラフィックスを表示する。図5に示すNEのGraphics_Property_Part2164とBitmap_Information_Part2165に記述された内容に従い、「ビデオ」と描かれたボタンを座標(20,20)に可視状態で表示し、「ステレオ」と描かれたボタンを座標(20,60)に可視状態で表示する。

0117

従って、画面遷移3210に示す様な表示画面が表示される。コンテンツを表示した後にNEのTime_Event_Partに日時指定でハンドラを起動する記述がなされている場合は(ステップS3040)、日時によるハンドラ起動処理を行うために日時指定フラグを1にし(ステップS3050)、日時指定の記述がなければ日時指定フラグを0にする(ステップS3060)。図5に示すNEのTime_Event_Partには、2番のハンドラを1996年9月9日15時0分0秒に起動する記述がなされているため、この場合、日時指定フラグは1にする(ステップS3050)。

0118

日時指定フラグが1である場合は(ステップS3070)、現在日時を取得し(ステップS3080)、現在日時をデータ提示制御装置1000が設置されている国における日時に時差補正する(ステップS3090)。なお、現在日時の取得と時差補正の詳細については後述する。但し、この例における説明では時差はないものとする。

0119

現在日時がNEのTime_Event_Part2161で指定された日時になった場合かどうか判断し(ステップS3100)、指定日時になっていなければ、利用者の入力に応じて選択ポインタを移動する処理に移り(ステップS3110)、何らかのボタンが選択された場合には(ステップS3120)、ハンドラの起動を行う(ステップS3130)。ここで選択ポインタとは、表示画面上におけるマークであり、利用者の操作に応じて表示画面上を移動するものである。従って、利用者は選択ポインタをリモコン等の上、下、左、右等のキーを押下することにより目的のボタンの位置に移動させ、「確定」のキーを押下することによりボタンを選択する。

0120

この時、利用者は「ビデオ」と描かれたボタンを選択したとすると、Graphics_Property_Part2164が参照され0番のハンドラが起動されることになる。0番のハンドラ処理は0番のバイトコードによって構成されており、0番のバイトコードの内容はPushL0、GotoPageであるため、Hyperlink_Information_Part2166に記述された0番のリンク先であるNE_id=1とVE_id=1で示されるコンテンツに切り換えられることになる。なお、バイトコードについては受信制御部1050はバイトコードインタプリタ1051を用いて実行する。

0121

バイトコードインタプリタ1051は、変数を格納するスタック領域を有しており、この場合は、まずPushL0を解釈して、スタック領域に0を格納する。次に、GotoPageを解釈して、スタック領域に格納された値が示すリンク番号に対応するコンテンツに切り換える処理を行う。ハンドラの起動(ステップS3130)の後にはコンテンツが切り換えられたかの判断処理(ステップS3020)に戻り、切り換えられたので、新たなコンテンツを表示する(ステップS3030)。

0122

新たなコンテンツの表示はVE_id=1で示される画像データ2250を背景として表示しNE_id=1のナビゲーションエレメントの内容に従ってオンスクリーンディスプレイグラフィックスを表示する。図6に示すNEのGraphics_Property_Part2264とBitmap_Information_Part2265に記述された内容に従い、「メニュー」と描かれたボタンを座標(20,60)に可視状態で表示する。

0123

従って、新たなコンテンツを表示した時を1996年9月9日14時58分0秒とすると、画面遷移3220に示す様な表示画面が表示される。コンテンツの表示処理(ステップS3030)の後、NEのTime_Event_Partに日時指定があるか判断し(ステップS3040)、図6に示すNEのTime_Event_Part2261には何等記述がないため、日時指定フラグを0にする(ステップS3060)。

0124

日時指定フラグが0であるため(ステップS3070)、現在日時の比較判断処理(ステップS3080、S3090、S3100)をスキップし、利用者の入力に応じた処理(ステップS3110、S3120)を行い、ボタンが選択された場合にはハンドラ処理を起動する(ステップS3130)。この時、利用者は「メニュー」と描かれたボタンを選択したとすると、Graphics_Property_Part2264が参照され0番のハンドラが起動されることになる。0番のハンドラ処理は0番のバイトコードによって構成されており、0番のバイトコードの内容はPushL0、GotoPageであるため、Hyperlink_Information_Part2266に記述された0番のリンク先であるNE_id=0とVE_id=0で示されるコンテンツに切り換えられることになる。

0125

ハンドラの起動(ステップS3130)の後にはコンテンツが切り換えられたかの判断処理(ステップS3020)に戻り、切り換えられたので、次のコンテンツを表示する(ステップS3030)。ここで次のコンテンツは最初に表示したコンテンツと同様であるが、VE_id=0で示される画像データ2150を背景として表示しNE_id=0のナビゲーションエレメントの内容に従ってオンスクリーンディスプレイグラフィックスを表示する。

0126

従って、新たなコンテンツを表示した時を1996年9月9日14時59分0秒とすると、画面遷移3230に示す様な表示画面が表示される。コンテンツを表示した後に図5に示すNEのTime_Event_Part2161には、2番のハンドラを1996年9月9日15時0分0秒に起動する記述がなされているため、この場合、日時指定フラグは1にする(ステップS3050)。

0127

日時指定フラグが1である場合は(ステップS3070)、現在日時を取得し(ステップS3080)、現在日時をデータ提示制御装置1000が設置されている国における日時に時差補正する(ステップS3090)。現在日時がNEのTime_Event_Part2161で指定された日時になった場合かどうか判断する(ステップS3100)。

0128

今、1996年9月9日15時0分0秒になったとすると、2番のハンドラを起動する。即ち、受信制御部1050によって図5に示すNEのHandler_Part2163とBytecode_Part2162とが参照され、PushL2、PushL1、SetGraphicVisibility、PushL0、PushL0、SetGraphicVisibility、PushL1、PushL0、SetGraphicVisibilityというバイトコード列がバイトコードインタプリタ1051により実行される。

0129

バイトコードインタプリタ1051は、まずPushL2を解釈しスタックに2を格納し、PushL1を解釈しスタックに1を格納する。次にSetGraphicVisibilityを解釈しこの命令はスタックから可視・不可視の別の指示である第1変数と可視制御対象のグラフィックス番号である第2変数とを取り出してグラフィックスの可視制御をする命令であるため、第1変数としてスタックから可視の旨を示す1を取り出し、第2変数としてスタックからグラフィックス番号である2を取り出して、2番のグラフィックスを可視状態にする。

0130

以後、同様に、PushL0、PushL0、SetGraphicVisibilityと順次解釈して実行することにより0番のグラフィックスを不可視状態にし、PushL1、PushL0、SetGraphicVisibilityと順次解釈して実行することにより1番のグラフィックスを不可視状態にする。

0131

従って、受信制御部1050はバイトコードインタプリタ1051を介して「受け付けは締め切りました」と描かれたボタンを可視状態にし、「ビデオ」と描かれたボタンと「ステレオ」と描かれたボタンとを不可視状態にすることになり、この結果として、画面遷移3240に示す様な表示画面が表示される。このようにして、データ提示制御装置1000は指定日時に特定ハンドラの処理を実行する。

0132

<現在日時の取得と時差補正>以下、データ提示制御装置1000における現在日時の取得及び時差補正について詳しく説明する。現在日時は時刻情報記憶部に記憶しているTDTから取得し、時差はTOTから取得する。図10(a)及び図10(b)は、それぞれTDT、TOTのデータ構造を示す図である。

0133

同図では、括弧内に内容の例を示している。TDTは、現在日時のデータを保持するテーブルで、図10(a)に示すように、現在日時を西暦年、月、日、時、分、秒というフォーマットで保持している。この例では、TDTには1996年9月9日14時57分0秒と記載されており、このTDTが送信された時刻がこの時刻であることを示している。なお、実際のデータはBCDコードにより格納されている。

0134

また、TOTは現在日時と、国別コード及び時差の組を複数記述したものである。ここで、国別コードは国によって予め定められているコードである。国別コードは、データ提示制御装置1000内部にも固定的に記憶されている。また、時差は+か−の別と時、分、秒で表される。この例では、英国の時差は0であり、日本の時差は+9時間であることを示している。従って、データ提示制御装置1000内部に記憶されている国別コードと一致する国別コードに対応する時差の値を取得して、時差補正に用いることができる。

0135

これらのTDT及びTOTは、PIDが予め規定されており、時間の進行とともに逐次データ送信装置側から送られてくるものである。従って、データ提示制御装置1000は現在日時を必要とする場合にフィルタ条件記憶部1021に予め定められたPIDを設定することにより受信部1010とTSデコーダ部1020を介して受信データ記憶部1040内部の時刻情報記憶部1044に記憶し、これを利用することができる。

0136

受信制御部1050は前述のステップS3080でTDTとTOTを取得して、ステップS3090で予めデータ提示制御装置1000内部に固定的に記憶されている国別コードを参照して当該データ提示制御装置が設置された国における現在時刻に変換する。受信制御部1050は前述のステップS3100では、NEのTime_Event_Partで指定された日時と現在時刻を比較する。本実施形態1では、Time_Event_Partに記述されている日時は、当該データ提示制御装置が設置された国における時刻を基準として定められているものとしている。なお、どのように基準時を定めていようと、基準時と現在時刻との比較をする場合に時差補正を行うことにより正しく所定の日時にハンドラ起動を行うことができる。ここで、時差補正における時差とは、現在日時とTime_Event_Partに記述されている日時とがそれぞれ基準としている基準時刻の差をいう。

0137

このように本発明に係るデータ提示制御装置によれば、日時を指定してハンドラを起動することができ、ハンドラは多様な動作を実行する命令セットからなるバイトコードの列により実現されるため、指定日時にコンテンツを切り換えたり、ボタンの表示状態を変更したり、その他の動作を行わせることが可能となる。
<実施形態2>以下、本発明の実施形態2として、デジタル放送を受信するデータ提示制御装置であって、利用者の操作に対応する動作を日時により変更する機構を備えたデータ提示制御装置について説明する。

0138

なお、実施形態2におけるデジタル放送を送信するデータ送信装置については、送信するナビゲーション情報の内容のみが実施形態1と異なるものであるため、説明を省略する。かかるナビゲーション情報の内容については、以下、データ提示制御装置を説明する際に説明する。この実施形態2における本発明に係るデータ提示制御装置は、ハンドラに有効期間を定めることにより、利用者の操作に基づくハンドラの起動に関して、操作された日時に応じて最適なハンドラを起動する特徴を有し、実施形態1におけるデータ提示制御装置の機能を拡張したものである。

0139

<構成>実施形態2におけるデータ提示制御装置は、実施形態1におけるデータ提示制御装置と全体的な構成は同様であり(図1参照)、データ提示制御装置1000は、受信部1010とTSデコーダ部1020とAVデコーダ部1030と受信データ記憶部1040と受信制御部1050と再生部1060と表示部1070と音声出力部1080と信号受信部1100とを備えている。但し、受信制御部1050の動作のみが異なり、実施形態1より拡張した動作をする。この動作については後述する。

0140

<データ構造>実施形態2のデータ提示制御装置が扱うデータについて実施形態1と異なるのは、ナビゲーション情報の内容のみであり、他のデータの構造については実施形態1と同様である。図11は、ナビゲーション情報2170のデータ構造を示した図である。

0141

ナビゲーション情報2170は実施形態1におけるナビゲーション情報2160を拡張したものであり、Time_Event_Part2171とBytecode_Part2172とHandler_Part2173とGraphics_Property_Part2174とBitmap_Information_Part2175とHyperlink_Information_Part2176とを含む。

0142

Time_Event_Part2171は実施形態1のTime_Event_Part2161と、Bytecode_Part2172は実施形態1のBytecode_Part2162と、Graphics_Property_Part2174は実施形態1のGraphics_Property_Part2164と、Bitmap_Information_Part2175は実施形態1のBitmap_Information_Part2165と、Hyperlink_Information_Part2176は実施形態1のHyperlink_Information_Part2166とデータ構造においては同一であり、説明のための値のみを一部変えてある(図5参照)。

0143

唯一データ構造が実施形態1と異なるのはHandler_Part2173であり、ハンドラ番号毎に有効日時を設定する構造となっている。図11の例に基づいて説明すると、Handler_Partのハンドラ番号0に対して1996年9月9日14時59分59秒迄は有効なサブハンドラ番号0が、1996年9月9日15時0分0秒から有効なサブハンドラ番号2が対応付けられており、ハンドラ番号1に対しては1996年9月9日14時59分59秒迄は有効なサブハンドラ番号1が、1996年9月9日15時0分0秒から有効なサブハンドラ番号2が対応付けられている。またサブハンドラ番号0にはバイトコード番号0が、サブハンドラ番号1にはバイトコード番号1が、サブハンドラ番号2にはバイトコード番号2がそれぞれ対応付けられている。

0144

なお、有効期間の指定は、開始日時と終了日時で指定するが、どちらか一方のみの指定も可能であり、両方とも指定がなければ、常に有効とみなす図12は、ナビゲーション情報2270のデータ構造を示した図であり、図13は、ナビゲーション情報2370のデータ構造を示した図である。ナビゲーション情報2270、2370の構造は上述のナビゲーション情報2170と同様である。

0145

<受信制御部1050の動作>以下、上述の構成を備えるデータ提示制御装置1000における受信制御部1050の動作について図面を用いて説明する。なお、実施形態2も実施形態1と同様に図2図3に示すコンテンツ2100、2200、2300に基づいて説明する。但し、図3におけるナビゲーション情報2160、2260、2360をそれぞれナビゲーション情報2170、2270、2370に置き換えるものとし、このため図2におけるコンテンツ間の遷移は若干異なったものとなる。

0146

受信制御部1050はCPUとプログラムによって構成され、コンテンツの切り換え動作及びハンドラの起動動作の処理を行う。基本的動作は実施形態1と同様であり(図8参照)、相違するのはハンドラの起動処理(S3130)のみであるので、ハンドラの起動処理について以下に詳細を説明する。図14は、実施形態2におけるハンドラの起動処理の動作を示すフローチャートである。

0147

ハンドラの起動処理は、現在の日時を取得する処理群S3131、S3132と、起動するハンドラについての有効期間を持つ単位であるサブハンドラ毎の有効性判断と実行とをする処理群S3133、S3134、S3135、S3136、S3137とから構成される。現在、西暦1996年9月9日14時58分0秒であり、コンテンツ2100が表示されている状態で利用者に「ビデオ」と描かれたボタンを選択したとして説明する。

0148

ハンドラの起動処理は、まず現在日時の取得から始まる(ステップS3131)。受信制御部1050は、時刻情報記憶部1044からTDT、TOTを取得して現在の標準日時を取得してデータ提示制御装置1000が設置されている国の時差を補正する(ステップS3132)。この現在日時取得及び時差補正の処理については実施形態1において説明したものと同様である。これにより西暦1996年9月9日14時58分0秒が取得される。

0149

現在日時取得及び時差補正の後に、受信制御部1050は、指定されたハンドラの1つのサブハンドラに着目して(ステップS3133)、現在日時は有効期間内かどうかを判断する(ステップS3134)。ここで指定されたハンドラとは、利用者によるボタンの選択操作に基づいて定まる1つのハンドラ、又は実施形態1において説明した日時指定により起動する特定のハンドラをいう。

0150

図11の例では、「ビデオ」と描かれたボタンが選択されたことにより0番のハンドラが起動されることになり、Handler_Part2173に示す0番のハンドラについて0番のサブハンドラに着目し(ステップS3133)、有効期間が1996年9月9日14時59分59秒迄なので有効であるので(ステップS3134)、当該サブハンドラに対応するバイトコードを実行する(ステップS3135)。従って、0番のサブハンドラに対応する0番のバイトコードを実行することになる。

0151

Bytecode_Part2172に示す様に0番のバイトコードはPushL0、GotoPageと記述してあるため、Hyperlink_Information_Part2176に記述してあるNE_id=1、VE_id=1のコンテンツを表示する。0番のサブハンドラの処理を終えた後に、受信制御部1050は次のサブハンドラはあるか判断し(ステップS3136)、2番のサブハンドラがあるので、この2番のサブハンドラに着目して(ステップS3137)、現在日時は有効期間内か判断するが(ステップS3134)、有効期間外であるため実行はスキップし、もう次のサブハンドラはないためハンドラの起動の処理は終了する。

0152

この画面遷移の状態を図15を用いて説明する。図15は、実施形態2における表示画面の遷移を示す図である。画面遷移3310は西暦1996年9月9日14時58分0秒における画面の遷移を示した図である。コンテンツ2100から利用者による「ビデオ」ボタンの選択によってコンテンツ2200に表示が切り換わった様子を示す。

0153

その後、利用者によってコンテンツ2200の「メニュー」と描かれたボタンが選択された場合においては、コンテンツ2200に対応するナビゲーション情報2270のHandler_Partの0番のハンドラについては有効期間の制限がない0番のサブハンドラが対応しており、0番のサブハンドラには0番のバイトコードが対応しているため、0番のバイトコードが実行され、結果としてコンテンツ2100が表示される。

0154

その後時間が経過して、西暦1996年9月9日15時1分0秒になっているとする。この状態で利用者から「ビデオ」と描かれたボタンが選択された場合についての、ハンドラの起動処理は以下の様になる。まず受信制御部1050は現在日時を取得し(ステップS3131)、時差を補正する(ステップS3132)。これにより西暦1996年9月9日15時1分0秒が取得される。

0155

現在日時取得及び時差補正の後に、受信制御部1050は、指定されたハンドラの1つのサブハンドラに着目して(ステップS3133)、現在日時は有効期間内かどうかを判断する(ステップS3134)。図11の例では、「ビデオ」と描かれたボタンが選択されたことにより0番のハンドラが起動されることになり、Handler_Part2173に示す0番のハンドラについて0番のサブハンドラに着目し(ステップS3133)、有効期間が1996年9月9日14時59分59秒迄なので無効であるので(ステップS3134)、実行をスキップし、次の2番のサブハンドラに着目し(ステップS3136、S3137)、有効期間が1996年9月9日15時0分0秒からなので有効であるので(ステップS3134)、この2番のサブハンドラに対応するバイトコードを実行する(ステップS3135)。

0156

Bytecode_Part2172に示す様に2番のバイトコードはPushL2、PushL1、SetGraphicVisibility、PushL0、PushL0、SetGraphicVisibility、PushL1、PushL0、SetGraphicVisibilityと記述してあるため、実施形態1と同様に、「受け付けは締め切りました」と描かれたボタンを可視状態にし、「ビデオ」と描かれたボタンと「ステレオ」と描かれたボタンとを不可視状態にする。

0157

バイトコードの実行後、もう次のサブハンドラはないので(ステップS3136)、ハンドラの起動処理は終了する。従って、図15の画面遷移3320に示す様にコンテンツ2100から利用者による「ビデオ」ボタンの選択によってコンテンツ2400に表示が切り換わる。

0158

このように、実施形態2における本発明に係るデータ提示制御装置1000は、ハンドラに有効期間の情報を付加したデータ構造をもつナビゲーション情報を扱うことによって日時に応じて異なる動作をすることができる。
<実施形態3>以下、本発明の実施形態3として、デジタル放送を受信するデータ提示制御装置であって、特定の日時に予め指定されたグラフィックスが表示されている場合に限り特定の動作を行う機構を備えたデータ提示制御装置について説明する。

0159

なお、実施形態3におけるデジタル放送を送信するデータ送信装置については、送信するナビゲーション情報の内容のみが実施形態1と異なるものであるため、説明を省略する。かかるナビゲーション情報の内容については、以下、データ提示制御装置を説明する際に説明する。この実施形態3における本発明に係るデータ提示制御装置は、実施形態1におけるデータ提示制御装置が備える特定日時に特定動作を行う機能に対して動作条件加重したものであり、特定のグラフィックスを表示中の場合に限り特定動作を行う機能を備えるものである。

0160

<構成>実施形態3におけるデータ提示制御装置は、実施形態1におけるデータ提示制御装置と全体的な構成は同様であり(図1参照)、データ提示制御装置1000は、受信部1010とTSデコーダ部1020とAVデコーダ部1030と受信データ記憶部1040と受信制御部1050と再生部1060と表示部1070と音声出力部1080と信号受信部1100とを備えている。但し、受信制御部1050の動作のみが異なり、実施形態1より拡張した動作をする。この動作については後述する。

0161

<データ構造>実施形態3のデータ提示制御装置が扱うデータについて実施形態1と異なるのは、ナビゲーション情報の内容のみであり、他のデータの構造については実施形態1と同様である。図16は、ナビゲーション情報2180のデータ構造を示した図である。

0162

ナビゲーション情報2180は実施形態1におけるナビゲーション情報2160を拡張したものであり、Time_Event_Part2181とBytecode_Part2182とHandler_Part2183とGraphics_Property_Part2184とBitmap_Information_Part2185とHyperlink_Information_Part2186とを含む。

0163

Bytecode_Part2182は実施形態1のBytecode_Part2162と、Graphics_Property_Part2184は実施形態1のGraphics_Property_Part2164と、Handler_Part2183は実施形態1のHandler_Part2163と、Bitmap_Information_Part2185は実施形態1のBitmap_Information_Part2165と、Hyperlink_Information_Part2186は実施形態1のHyperlink_Information_Part2166とデータ構造においては同一である(図5参照)。

0164

唯一データ構造が実施形態1と異なるのはTime_Event_Part2181であり、実施形態1の起動日時及びハンドラ番号を含むTime_Event_Part2161に加えて対象グラフィック番号を設けた点である。図16の例に基づいて説明すると、このTime_Event_Part2181は、1996年9月9日15時0分0秒に至った場合でありかつグラフィックス番号0及び1のグラフィックスが可視状態で表示されている場合であれば、ハンドラ番号2の処理を起動するという意味を示す。

0165

動作制御機構>以下、受信制御部1050の動作について説明する。図17は、実施形態3におけるコンテンツの切り換え動作及びハンドラの起動動作を示すフローチャートである。図17は、上記のナビゲーション情報のTime_Event_Part2181に対応してステップS5101が設けられている点を除けば、実施形態1の受信制御部1050の動作を示すフローチャートである図8と同一である。従って、ステップS5101以外については説明を省略する。

0166

ステップS5101は、Time_Event_Part2181に示す起動日時である1996年9月9日15時0分0秒に至ったときステップS5100から分岐する処理であり、Time_Event_Part2181に記述されている対象グラフィックス番号が0番と1番であるため、0番のグラフィックスと1番のグラフィックスとが表示されているかを判断して、表示されていればハンドラの起動の処理(ステップS5130)を実行し、表示していなければ利用者の入力に応じて選択ポインタを移動する処理(ステップS5110)を実行する。

0167

従って、0番のグラフィックスと1番のグラフィックスとを表示している状態で1996年9月9日15時0分0秒に至った場合には、受信制御部1050は2番のハンドラを起動する。このような、ナビゲーション情報と、当該ナビゲーション情報を参照してデータの提示を制御する受信制御部とによって、表示されているグラフィックスに応じて日時による動作の制御が可能となるため、番組の制作者にとっては、利用者の操作に応じてグラフィックス表示状況が替わるような番組において、よりきめ細かな表示制御を実現することが可能となる。
<実施形態4>以下、本発明の実施形態4として、デジタル放送を受信するデータ提示制御装置であって、グラフィックス毎に特定の日時に表示するか表示しないかといった制御を行う機構を備えたデータ提示制御装置について説明する。

0168

なお、実施形態4におけるデジタル放送を送信するデータ送信装置については、送信するナビゲーション情報の内容のみが実施形態1と異なるものであるため、説明を省略する。かかるナビゲーション情報の内容については、以下、データ提示制御装置を説明する際に説明する。
<構成>実施形態4におけるデータ提示制御装置は、実施形態1におけるデータ提示制御装置と全体的な構成は同様であり(図1参照)、データ提示制御装置1000は、受信部1010とTSデコーダ部1020とAVデコーダ部1030と受信データ記憶部1040と受信制御部1050と再生部1060と表示部1070と音声出力部1080と信号受信部1100とを備えている。但し、受信制御部1050の動作のみが実施形態1と異なる。この動作については後述する。

0169

<データ構造>実施形態4のデータ提示制御装置が扱うデータについて実施形態1と異なるのは、ナビゲーション情報の内容のみであり、他のデータの構造については実施形態1と同様である。図18は、ナビゲーション情報6160のデータ構造を示した図である。

0170

ナビゲーション情報6160は実施形態1におけるナビゲーション情報2160に対応するものであり、Bytecode_Part6162とHandler_Part6163とGraphics_Property_Part6164とBitmap_Information_Part6165とHyperlink_Information_Part6166とを含む。

0171

Bytecode_Part6162は実施形態1のBytecode_Part2162と、Graphics_Handler_Part6163は実施形態1のHandler_Part2163と、Bitmap_Information_Part6165は実施形態1のBitmap_Information_Part2165と、Hyperlink_Information_Part6166は実施形態1のHyperlink_Information_Part2166とデータ構造においては同一である(図5参照)。

0172

データ構造が実施形態1と異なるのは、Time_Event_Partが本実施形態においてはない点と、Graphics_Property_Partの構造が異なる点である。Graphics_Property_Part6164は、実施形態1のグラフィックス番号とグラフィックスのタイプと座標とハンドラ番号と初期状態とを含むGraphics_Property_Part2164に、日時と表示状態との組の情報を追加したものである。なお、この日時と表示状態との組は複数指定することが可能である。

0173

図18の例に基づいて説明すると、このGraphics_Property_Time_Event_Part6164は、グラフィックス番号0、1、2のグラフィックスについてそれぞれ日時と表示状態の組が指定されており、グラフィックス番号0のボタンとグラフィックス番号1番のボタンとは1996年9月9日15時0分0秒に不可視状態に変更され、グラフィックス番号2のボタンは1996年9月9日15時0分0秒に可視状態に変更されるという意味を示す。

0174

<動作制御機構>以下、図18のデータ例に基づいて受信制御部1050の動作について説明する。なお、実施形態1において説明した動作と同様の動作については説明は省略する。図19は、実施形態4におけるコンテンツの切り換え動作及びハンドラの起動動作を示すフローチャートであり、図20は、実施形態4における表示画面の遷移を示す図である。

0175

受信制御部1050は、まずシステム情報記憶部1043に格納されるPMTにVE_idとNE_idとの組として規定されている情報から最初のコンテンツを表示する(ステップS6510)。ここでは、PMTにVE_id=0、NE_id=0と記述されていたとして以後の動作について説明する。また、現在日時は1996年9月9日14時59分0秒であるとして説明を始める。

0176

受信制御部1050は、現在日時を取得し時差を補正する(ステップS6520、S6530)。ここで、Graphics_Property_Part6164に示すようにグラフィックス番号0の「ビデオ」と描かれたグラフィックスは、初期状態は可視であり、1996年9月9日15時0分0秒以後は不可視状態となるべきであるため、受信制御部1050は現在日時である1996年9月9日14時59分0秒においては、可視にすべきと判断し(ステップS6540、S6550)、グラフィックスを可視にする(ステップS6560)。次にグラフィックス番号1の「ステレオ」と描かれたグラフィックスに着目し(ステップS6580、S6540)、同様に可視にすべきと判断し(ステップS6550)、グラフィックスを可視にする(ステップS5660)。さらにグラフィックス番号2の「受け付けは締め切りました」と描かれたグラフィックスに着目し(ステップS6580、S6540)、このグラフィックスは、初期状態は不可視であり、1996年9月9日15時0分0秒以後は可視状態となるべきであるため、受信制御部1050は現在日時である1996年9月9日14時59分0秒においては、不可視にすべきと判断し(ステップS6550)、グラフィックスを不可視にする(ステップS6570)。

0177

この状態は、図20に示す画面遷移6810のようになる。グラフィックスの表示処理を終えた後、受信制御部1050は、利用者の入力に応じて選択ポインタを移動し(ステップS6590)、利用者によってボタンが選択確定された場合には(ステップS6600)、選択されたボタンに対応するハンドラの起動を行う(ステップS6610)。

0178

時間が経過して1996年9月9日15時0分0秒になったとする。受信制御部1050は、現在日時を取得し時差を補正する(ステップS6520、S6530)。ここで、Graphics_Property_Part6164に示すようにグラフィックス番号0の「ビデオ」と描かれたグラフィックスは、初期状態は可視であり、1996年9月9日15時0分0秒以後は不可視状態となるべきであるため、受信制御部1050は現在日時である1996年9月9日15時0分0秒においては、不可視にすべきと判断し(ステップS6540、S6550)、グラフィックスを不可視にする(ステップS6570)。次にグラフィックス番号1の「ステレオ」と描かれたグラフィックスに着目し(ステップS6580、S6540)、同様に不可視にすべきと判断し(ステップS6550)、グラフィックスを不可視にする(ステップS5670)。さらにグラフィックス番号2の「受け付けは締め切りました」と描かれたグラフィックスに着目し(ステップS6580、S6540)、このグラフィックスは、初期状態は不可視であり、1996年9月9日15時0分0秒以後は可視状態となるべきであるため、受信制御部1050は現在日時である1996年9月9日15時0分0秒においては、可視にすべきと判断し(ステップS6550)、グラフィックスを可視にする(ステップS6560)。

0179

この状態は、図20に示す画面遷移6820のようになる。以上のように実施形態におけるデータ提示制御装置は、グラフィックス毎に特定の日時に表示するか表示しないかといった制御を行うことができる。
<実施形態5>以下、本発明の実施形態5として、デジタル放送を受信するデータ提示制御装置であって、利用者に選択された番組の開始日時を調整し、特定の日時に至ってから番組を開始するような制御を行う機構を備えたデータ提示制御装置について説明する。

0180

なお、実施形態5におけるデジタル放送を送信するデータ送信装置については、送信するナビゲーション情報の内容のみが実施形態1と異なるものであるため、説明を省略する。かかるナビゲーション情報の内容については、以下、データ提示制御装置を説明する際に説明する。
<構成>実施形態5におけるデータ提示制御装置は、実施形態1におけるデータ提示制御装置と全体的な構成は同様であり(図1参照)、データ提示制御装置1000は、受信部1010とTSデコーダ部1020とAVデコーダ部1030と受信データ記憶部1040と受信制御部1050と再生部1060と表示部1070と音声出力部1080と信号受信部1100とを備えている。但し、受信制御部1050の動作のみが実施形態1と異なる。この動作については後述する。

0181

<データ構造>実施形態5のデータ提示制御装置が扱うデータについて実施形態1と異なるのは、ナビゲーション情報の内容のみであり、他のデータの構造については実施形態1と同様である。図21は、ナビゲーション情報7160のデータ構造を示した図である。

0182

ナビゲーション情報7160は実施形態1におけるナビゲーション情報2160に対応するものであり、Time_Event_Part7161とBytecode_Part7162とHandler_Part7163とGraphics_Property_Part7164とBitmap_Information_Part7165とHyperlink_Information_Part7166とを含む。

0183

Time_Event_Part7161は実施形態1のTime_Event_Part2161と、Bytecode_Part7162は実施形態1のBytecode_Part2162と、Graphics_Handler_Part7163は実施形態1のHandler_Part2163と、Graphics_Property_Part7164は実施形態1のGraphics_Property_Part2164と、Bitmap_Information_Part7165は実施形態1のBitmap_Information_Part2165と、Hyperlink_Information_Part7166は実施形態1のHyperlink_Information_Part2166とデータ構造においては同一である(図5参照)。

0184

データ構造が実施形態1と異なるのは、ナビゲーションエレメントにNE_id以外にNE開始日時が付加されている点である。図21の例に基づいて説明すると、このNE開始日時は、1996年9月9日14時0分0秒以後に実行されるという意味を示し、利用者の操作等により1996年9月9日14時0分0秒より前にこのNE_idが0のナビゲーションエレメントと対応するコンテンツが表示されるべく選択された場合であっても、データ提示制御装置は1996年9月9日14時0分0秒になるまで待機して当該日時に至ってからNE_idが0のこのナビゲーションエレメントを参照して表示の制御等を行う。

0185

<動作制御機構>以下、図21のデータ例に基づいて受信制御部1050の動作について説明する。なお、実施形態1において説明した動作と同様の動作については説明は省略する。図22は、実施形態5におけるコンテンツの切り換え動作及びハンドラの起動動作を示すフローチャートである。

0186

また、現在日時は1996年9月9日13時59分0秒であるとし、利用者によるボタンの選択確定の操作によって、あるコンテンツからNE_id=0とVE_id=0とのコンテンツに制御が切り替えられた状態から説明を始める。受信制御部1050は、コンテンツが切り替えられたと判断すると(ステップS7510)、現在日時を取得し時差を補正する(ステップS7520、S7530)。

0187

次に受信制御部1050はNE_idが0のナビゲーションエレメントを参照するとNE開始日時が1996年9月9日14時0分0秒と記されているので、再度、現在日時を取得し時差を補正する処理に戻る(ステップS7540、S7520、S7530)。時間が経過して1996年9月9日14時0分0秒に至るまで、上記ステップS7540、S7520、S7530の繰り返しを行い、1996年9月9日14時0分0秒に至った場合(ステップS7540)、コンテンツを表示する(ステップS7550)。

0188

以後の処理(ステップS7560〜S7650)は、実施形態1におけるステップS3040〜S3130と同じであるため、ここでは説明を省略する。このようにして、受信制御部1050は、コンテンツを所定の日時に至ったときから提示することができ、このことにより、インタラクティブ性を維持しつつある程度番組の進行の時間の制御を行えるデジタル放送システムが実現される。
<実施形態6>以下、本発明の実施形態6として、デジタル放送を受信するデータ提示制御装置であって、一のコンテンツの提示開始から所定時間を経過した場合に特定の動作を実行するような制御を行う機構を備えたデータ提示制御装置について説明する。

0189

なお、実施形態6におけるデジタル放送を送信するデータ送信装置については、送信するナビゲーション情報の内容のみが実施形態1と異なるものであるため、説明を省略する。かかるナビゲーション情報の内容については、以下、データ提示制御装置を説明する際に説明する。
<構成>実施形態6におけるデータ提示制御装置は、実施形態1におけるデータ提示制御装置と全体的な構成は同様であり(図1参照)、データ提示制御装置1000は、受信部1010とTSデコーダ部1020とAVデコーダ部1030と受信データ記憶部1040と受信制御部1050と再生部1060と表示部1070と音声出力部1080と信号受信部1100とを備えている。

0190

但し、受信データ記憶部1040中の時刻情報記憶部1044については、データ提示制御装置中に備える計時部(図示せず)によって計時された現在時刻が格納されるものとする。この計時部によって計時された現在時刻は時、分、秒、フレームの単位からなり例えば、11時20分30秒15フレームという時刻を表す。ここで時刻についていう1フレームとは、30分の1秒を示す。但し1フレームは25分の1秒等と定めることも可能であり、フレームはこのように予め定めた単位でもって時間を表す値となる。

0191

また、受信制御部1050の動作は実施形態1と異なるが、この動作については後述する。
<表示画面とコンテンツを構成するデータ>以上の構成を備えるデータ提示制御装置1000がコンテンツを表示した画面について、及びコンテンツを構成するデータについて図23図24図25を用いて説明する。

0192

図23は、本発明の実施形態6におけるデータ提示制御装置1000が表示した画面の例を示す図である。同図は、クイズ番組に関しての画面を示す。クイズを示すコンテンツ8100と正解であることを示すコンテンツ8200と不正解であることを示すコンテンツ8300と時間切れであることを示すコンテンツ8400とを示す。

0193

今、表示画面に「赤い果物は?」というクイズを示すコンテンツ8100が表示されているときに、利用者が「りんご」ボタン8110を選択・決定操作すると、矢符8010で示す様に、表示画面は、コンテンツ8100から正解であることを示すコンテンツ8200の表示に切り換えられる。同様に、表示画面にコンテンツ8100が表示されているときに、利用者が「みかん」ボタン8120を選択・決定操作すると、矢符8020で示す様に、表示画面は、コンテンツ8100から不正解であることを示すコンテンツ8300の表示に切り換えられる。

0194

また、コンテンツ8100を提示してから10秒が経過した場合には時間切れであることを示すコンテンツ8400の表示に切り換えられる。
<データ送信装置>以上の様な対話的操作による表示切り換えを実現すべく、実施形態6における本発明に係るデジタル放送のデータ送信装置からは、以下に説明する様に各コンテンツを構成するデータを送信している。

0195

なお、実施形態6における本発明に係るデータ送信装置は、前述の関連技術の説明において示したデータ送信装置101と構成において同一である。但し、送信するナビゲーション情報の内容は後述するように、関連技術の説明におけるナビゲーション情報とは異なり時間的要素による制御を可能とする情報が含まれたものとなる。

0196

図24は、データ送信装置側から送信されるデータを簡略化して模式的に示した図である。この図24は、図23に示したコンテンツを構成するデータを示すものであり、データ送信装置から一定時間毎に繰り返しデータ8000が送信される。送信されるデータ8000は、画像データ8150、8250、8350、8450と、ナビゲーション情報8160、8260、8360、8460からなる。

0197

各画像データ8150、8250、8350、8450はそれぞれデータ提示制御装置1000の表示画面に表示される前述の各コンテンツ8100、8200、8300、8400の背景画像となるものである。また、データ送信装置が、データ8000を多重化して一定時間毎に繰り返し送信しているが、この送信の様子は、関連技術の説明の図36で示したのと同様であり、図36の送信データ、画像データ、ナビゲーション情報をそれぞれ図24に示した内容に置き換えたものとなり、多重化の様子は、関連技術の説明の図37で示したのと同様である。

0198

<ナビゲーション情報の詳細説明>以下、図24に簡略化して示したナビゲーション情報について図25を用いて詳細に説明する。図25は、ナビゲーション情報8160のデータ構造を示した図である。ナビゲーション情報8160は、Time_Event_Part8161とBytecode_Part8162とHandler_Part8163とGraphics_Property_Part8164とBitmap_Information_Part8165とHyperlink_Information_Part8166とを含む。

0199

このナビゲーション情報8160のデータ構造は、実施形態1におけるナビゲーション情報2160のデータ構造とほとんど同様であるが、Time_Event_Part8161のみが異なる。Time_Event_Part8161は、図24でTime_Eventと表した部分に相当し、コンテンツの提示開始の時刻から指定した時間を経過した時に特定のハンドラを起動するための記述がなされる部分であり、図25の例では、コンテンツの提示開始から10秒経過した時に2番のハンドラが起動されることになる。なお、1つのハンドラに対して、起動までの経過時間は複数個記述してもよい。また、時間の指定は、時、分、秒、フレームで記述する。

0200

Bytecode_Part8162は、バイトコードが記述される部分であり、図25の例では、0番のバイトコードはPushL0、GotoPageと記述されており、リンク番号が0番のコンテンツに表示を切り換える旨を示し、1番のバイトコードはPushL1、GotoPageと記述されており、リンク番号が1番のコンテンツに表示を切り換える旨を示し、2番のバイトコードはPushL2、GotoPageと記述されており、リンク番号が2番のコンテンツに表示を切り換える旨を示す。

0201

Bitmap_Information_Part8165は、グラフィックス番号に対応してボタンに表示するビットマップの内容を記述する部分であり、図25の例では、0番のグラフィックスには「りんご」と描かれたビットマップ、1番のグラフィックスには「みかん」と描かれたビットマップが対応付けられている。

0202

Graphics_Property_Part8164は、オンスクリーンディスプレイグラフィックスを構成する情報であり、図25の例では、グラフィックスのタイプはボタンであり、グラフィックス番号は0、1の値であり前述のBitmap_Information_Partに含まれるグラフィックスの番号と対応し、ボタン0、ボタン1のそれぞれを表示するx座標、y座標の組は、(20,20)、(20,60)であり、また、0番と1番のボタンを選択確定されたときに起動するハンドラの番号はそれぞれ0、1であり、コンテンツが表示された初期状態における0番と1番のボタンの初期状態は可視である。

0203

Hyperlink_Information_Part8166は、リンク先のコンテンツを構成する素材のIDが記述される部分であり、コンテンツ毎をひとまとめとして識別するための識別子として、リンク番号が付加される。図25の例では、0番のリンク先としてVE_id=1と記述されており、VE_idが1番の画像データから構成される1つのコンテンツがリンク先であることを示し、また、1番のリンク先はVE_idが2番の画像データから構成されるコンテンツであり、2番のリンク先はVE_idが3番の画像データから構成されるコンテンツであることを示す。

0204

なお、図25の上部にNE_idが0であることを示しているのは、ここに説明したナビゲーション情報は0番のIDをもつナビゲーションエレメントであることを意味する。このNE_idが0のナビゲーション情報はVE_idが0のクイズを表示した画像データと共に1つのコンテンツを構成する。

0205

これらのデータにより、データ提示制御装置1000は表示されたコンテンツに対して利用者によるボタンの選択等がなされた場合に別のコンテンツを画面に表示し、また、コンテンツの表示の開始からTime_Event_Partに記述された時間を経過すれば特定の動作を実行するといった制御を実現することができる。

0206

<データ提示制御装置の動作>以下、データ提示制御装置1000における受信制御部1050の動作について、上述のデータ構造に基づいて図面を用いて説明する。図26は、コンテンツの切り換え動作及びハンドラの起動動作を示すフローチャートであり、図27(a)及び図27(b)は、それぞれクイズに対して利用者が時間内に解答した場合と利用者が時間内に解答できなかった場合との表示画面の遷移を示す図である。

0207

受信制御部1050の処理制御は、番組受信開始時に最初に表示されるべきコンテンツを指定する初期処理S8510と、判断処理S8520によってコンテンツが切り換えられたと判断されたときにのみ動作する処理群S8530、S8540、S8550、S8560と、判断処理S8570によって日時指定により起動すべきハンドラが存在すると判断されたときに動作する処理群S8580、S8590と、利用者の入力に対応する処理群S8600、S8610と、ハンドラ起動を実行する処理S8620から実現される。

0208

最初のコンテンツについての情報は、システム情報記憶部1043に格納されるPMTにVE_idとNE_idとの組として規定されている。ここでは、PMTにVE_id=0、NE_id=0と記述されていたとして以後の動作について説明する。まず、クイズ番組において最初に表示されるコンテンツの情報としてPMTからVE_id=0、NE_id=0を取得する(ステップS8510)。

0209

最初のコンテンツなので、切り換えられたものとして扱い(ステップS8520)、当該コンテンツを表示する(ステップS8530)。コンテンツの表示はVE_id=0で示される画像データ8150を背景として表示しNE_id=0のナビゲーションエレメントの内容に従ってオンスクリーンディスプレイグラフィックスを表示する。図25に示すNEのGraphics_Property_Part8164とBitmap_Information_Part8165に記述された内容に従い、「りんご」と描かれたボタンを座標(20,20)に可視状態で表示し、「みかん」と描かれたボタンを座標(20,60)に可視状態で表示する。

0210

従って、画面遷移8910に示す様な表示画面が表示される。コンテンツを表示した後にNEのTime_Event_Partにコンテンツの表示の開始からの経過時間指定でハンドラを起動する記述がなされている場合は(ステップS8540)、当該経過時間によるハンドラ起動処理を行うために時間指定フラグを1にし(ステップS8550)、当該経過時間指定の記述がなければ時間指定フラグを0にする(ステップS8560)。図25に示すNEのTime_Event_Partには、2番のハンドラをコンテンツの表示の開始から10秒経過した場合に起動する記述がなされているため、この場合、時間指定フラグは1にする(ステップS8550)。

0211

時間指定フラグが1である場合は(ステップS8570)、コンテンツの表示の開始からの経過時間をカウントし(ステップS8580)、経過時間がNEのTime_Event_Part8161で指定された時間になった場合かどうか判断し(ステップS8590)、指定された時間になっていなければ、利用者の入力に応じて選択ポインタを移動する処理に移り(ステップS8600)、何らかのボタンが選択された場合には(ステップS8610)、ハンドラの起動を行う(ステップS8620)。

0212

ここで、まず、利用者がクイズを表示したコンテンツの表示の開始から5秒で解答した場合を例として説明する。まだ10秒を経過していないため(ステップS8580、S8590)、利用者の入力に応じて選択ポインタを移動する処理に移り(ステップS8600)、コンテンツの表示の開始から5秒経過した時に、利用者が「りんご」と描かれたボタンを選択したとすると(ステップS8610)、Graphics_Property_Part8164が参照され0番のハンドラが起動されることになる(ステップS8620)。0番のハンドラ処理は0番のバイトコードによって構成されており、0番のバイトコードの内容はPushL0、GotoPageであるため、Hyperlink_Information_Part8166に記述された0番のリンク先であるVE_id=1で示されるコンテンツに切り換えられることになる。なお、バイトコードについては受信制御部1050はバイトコードインタプリタ1051を用いて実行する。

0213

ハンドラの起動(ステップS8620)の後にはコンテンツが切り換えられたかの判断処理(ステップS8520)に戻り、切り換えられたので、新たなコンテンツを表示する(ステップS8530)。この時の表示画面は、画面遷移8920に示すように正解であることを示す画像となる。

0214

次に、利用者がクイズを表示したコンテンツの表示の開始から10秒経過しても解答できなかった場合を例として説明する。なお、最初は画面遷移8930に示す画面が表示されているとする。コンテンツの表示の開始から10秒を経過した時に(ステップS8580、S8590)、2番のハンドらが起動される(ステップS8620)。2番のハンドラ処理は2番のバイトコードによって構成されており、2番のバイトコードの内容はPushL2、GotoPageであるため、Hyperlink_Information_Part8166に記述された2番のリンク先であるVE_id=3で示されるコンテンツに切り換えられることになる。

0215

ハンドラの起動(ステップS8620)の後にはコンテンツが切り換えられたかの判断処理(ステップS8520)に戻り、切り換えられたので、新たなコンテンツを表示する(ステップS8530)。こうして画面遷移8940に示すように時間切れであることを示す画像が表示される。

0216

このようにして、データ提示制御装置1000はコンテンツの表示の開始から所定時間経過した場合に特定のハンドラの処理を実行する。
<実施形態7>以下、実施形態7について図を用いて詳細に説明する。実施形態7における本発明に係るデータ提示制御情報編集装置は、利用者の指定した日時におけるコンテンツ間の相関関係を表示する装置である。

0217

<構成>図28は、本発明の実施形態7におけるデータ提示制御情報編集装置の構成を示すブロック図である。データ提示制御情報編集装置10000は、日時入力受付部10010とデータ記憶部10020とコンテンツ相関関係判断部10030とコンテンツ相関関係表示部10040とを備えている。

0218

日時入力受付部10010は、コンテンツ間の相関関係の表示のための基準日時の利用者による入力を受け付ける。利用者によって直接数値入力された日時は、内部のレジスタに記憶する。データ記憶部10020は、ナビゲーション情報を記憶する。かかるナビゲーション情報のデータ構造は、実施形態2におけるデータ構造と同様である(図11参照)。

0219

コンテンツ相関関係判断部10030は、データ記憶部10020に記憶するナビゲーション情報の内のHandler_Part、Bytecode_Part及びHyperlink_Information_Partを参照して、日時入力受付部10010により取得した指定日時において有効であるサブハンドラに対応するバイトコードの内容を調査することにより、当該日時に有効なサブハンドラによりリンク先となるコンテンツについてのNE_idとVE_idとをデータ提示制御情報編集装置内部のレジスタに出力する。

0220

コンテンツ相関関係表示部10040は、コンテンツを表す図形と、コンテンツ間のリンク関係を表す線分とで表示画面に表示する。
<動作>以下、上述の構成を備えるデータ提示制御情報編集装置10000について、実施形態2で示したナビゲーション情報の例(図11図12図13)に基づいて具体的動作を説明する。

0221

図29は、データ提示制御情報編集装置10000の動作を示すフローチャートである。まず、コンテンツ相関関係表示部10040は、データ記憶部10020に記憶するナビゲーション情報の内のHandler_Part、Bytecode_Part及びHyperlink_Information_Partを参照して、全てのサブハンドラに対応するバイトコードの内容を調査しGotoPageを検出することにより、全てのリンク先となり得るコンテンツについてのNE_idとVE_idとを取得して(ステップS10110、S10120、S10130)、コンテンツ間のリンク関係を、コンテンツを表す図形と、コンテンツ間にリンクが張られていることを表す線分とで表示する(ステップS10140、S10150)。但し、コンテンツ間の線分はリンクの無効を表す破線で表示する。また、コンテンツを表わす図形には、一般的によく知られているアイコンを用い、アイコンには、コンテンツを構成する要素のIDであるNE_id、VE_idも付記する。

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