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技術 土壌構成物、その製造方法及び使用方法

出願人 梅原二郎
発明者 梅原二郎
出願日 1996年11月18日 (24年3ヶ月経過) 出願番号 1996-306187
公開日 1998年6月2日 (22年8ヶ月経過) 公開番号 1998-147780
状態 拒絶査定
技術分野 農薬・動植物の保存 土壌改良剤および土壌安定剤 肥料
主要キーワード 次堆積物 害虫忌避作用 キトサン液 芝マット 多孔質内 多孔質体内 タール状 農薬散布
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重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1998年6月2日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (7)

課題

植物を育成する土壌において、簡単な作業で優れた効果を得る。

解決手段

土壌構成物1は、シラスと、シラス内に含まれた、肥料農薬天然エキスのうちいずれか1つとを備えている。

概要

背景

概要

植物を育成する土壌において、簡単な作業で優れた効果を得る。

土壌構成物1は、シラスと、シラス内に含まれた、肥料農薬天然エキスのうちいずれか1つとを備えている。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
2件

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請求項1

多孔質体と、前記多孔質体内に含まれた、肥料農薬天然エキスのうち少なくともいずれか1つと、を備えた土壌構成物

請求項2

前記多孔質体は天然岩石からなる、請求項1に記載の土壌構成物。

請求項3

前記多孔質体はシラスである、請求項2に記載の土壌構成物。

請求項4

前記天然エキスは植物から抽出している、請求項1〜3のいずれかに記載の土壌構成物。

請求項5

多孔質体を用意する準備工程と、前記多孔質体に肥料、農薬、天然エキスのうち少なくともいずれか1つを加圧条件注入する工程と、を含む土壌構成物製造方法。

請求項6

請求項1〜4のいずれかに記載の前記土壌構成物を多数用いて植物が成育する土壌全体を構成する、土壌構成物使用方法

請求項7

請求項1〜4のいずれかに記載の前記土壌構成物を、植物の種蒔きまたは植付け以前に植物育成地に供給する、土壌構成物使用方法。

技術分野

0001

本発明は、土壌構成物、その製造方法及び使用方法に関する。

0002

たとえばベントのような植物は、土壌菌に対して大変弱く育成が難しい。そのため、ゴルフ場においては、ベント芝に病害を発生させないために多数回の農薬散布を行う。この場合には、作業量が増え、環境に悪影響を与える。例えば、ゴルフ場に散布された薬剤流れ出し、付近田畑等を汚染する可能性がある。

0003

植物によっては、長期間にわたって肥料を必要とするものがある。そのような植物を成育させるためには、肥料を長期間にわたって何度も供給する必要がある。そのため、農作業が増えコストが高くなる。本発明の目的は、植物を育成する土壌において、簡単な作業で優れた効果を得ることにある。

課題を解決するための手段

0004

請求項1に記載の土壌構成物は、多孔質体と、多孔質内に含まれた、肥料、農薬天然エキスのうちいずれか1つとを備えている。この土壌構成物を植物が成育する土壌に供給すると、時間が経過すると肥料、農薬、天然エキスのうち少なくともいずれか1つが多孔質体から流れ出て、所望の効果をもたらす。ここでは、肥料、農薬、天然エキスのうち少なくともいずれか1つが多孔質体から徐々に土壌に供給されるため、長い期間にわたってそれらを確実に供給できる。ここでは、予めこの土壌構成物を用いるだけで、後からの肥料、農薬、または天然エキスの供給が不要になる。すなわち、簡単な作業で優れた効果が得られる。

0005

請求項2では、請求項1において、多孔質体は天然岩石からなる。そのため、製造コストが低くなる。請求項3に記載の土壌構成物において、請求項2において、多孔質体はシラスである。請求項4に記載の土壌構成物では、請求項1〜3のいずれかにおいて、天然エキスは植物から抽出している。そのため、周囲の環境に悪影響を与えにくい。

0006

請求項5に記載の土壌構成物製造方法は、準備工程注入工程とを含んでいる。準備工程は多孔質体を用意する。注入工程では、多孔質体に肥料、農薬、天然エキスのうち少なくともいずれか1つを加圧条件注入する。加圧条件で注入するため、多孔質体内に含まれる材料の量が増加する。請求項6に記載の土壌構成物使用方法では、請求項1〜4のいずれかに記載の土壌構成物を多数用いて植物が成育する土壌全体を構成する。たとえばこの土壌構成物を用いて建物の屋上に庭園または等を作ることができる。

0007

請求項7に記載の土壌構成物使用方法では、請求項1〜4のいずれかに記載の土壌構成物を、植物の種蒔きまたは植え付け以前に植物育成地に供給する。たとえば植物の種蒔きまたは植え付け以後に供給しにくいまたは不可能な肥料、農薬、天然エキスを予め植物育成地に供給し、徐々に効果を発生することができる。

発明を実施するための最良の形態

0008

図1に示すのは、1個の土壌構成物1である。土壌構成物1は、シラスに木酢含浸させてなる。シラスとは、九州に分布する灰白色、粗しょう軽石等の火山放出物の2次堆積物で、ガラス質である。鹿児島湾周辺広大大地を作り、厚さ数m〜数十mに及び、粘度を殆ど含まない。木酢は、以下のようにして得られる。木材の炭化過程で発生する煙を冷やす気体液体に分かれ、液体を容器にとりそのまま放置しておくと3つの層に分かれる。上層には精油黒色の油状の成分が浮き、下層はねっとりとしたタール状の成分が沈殿する。中間の黄赤褐色の透明感のある液が木酢液である。

0009

木酢液をシラス内に含ませる方法としては、たとえば木酢液内にシラスを長時間漬けておく。あるいは、加圧条件でシラス内に木酢液を注入する。加圧条件で注入を行うと、短期間で大量の木酢液がシラス内に注入される。このような土壌構成物1を、たとえば図2に示すように、ゴルフ場のグリーン3の土台として形成し、その上に芝マット4を貼る。すなわち、土壌構成物1を用いて芝の育成地そのものを構成したことになる。ここでは、木酢液の作用により、以下の効果が発生する。第1に病虫害の発生が抑制される。これは、木酢液が抗菌作用及び害虫忌避作用を有しているからである。この結果、このグリーン3において芝生4は土壌菌による病害を受けにくい。特に、シラス内に含まれた木酢液は、雨が降る毎にシラス内から流出し、徐々に芝生4の根に供給される。木酢液以外の植物エキスとしては、トウガラシニンニク熊笹、蓬、ドクダミセリハコベ、クローバー海草カラシナの子、アケビの実、の実、種抽出エキス籾殻、竹、笹等を用いてもよい。また、キトサン液等を用いてもよい。

0010

木酢液は天然の植物エキスであるため、たとえ長雨や大雨等により大量に流出したとしても、周りの環境に悪影響を与えない。さらに、シラス以外に他の多孔質物質を用いてもよい。その場合は天然の岩石からなる方が安価であるため好ましい。たとえば、鹿沼土ボラ等がある。
〔他の実施形態〕図2に示すゴルフ場のグリーン3において、土壌構成物1のシラス内に植物エキスの代わりに農薬や肥料を入れておいてもよい。農薬や肥料は、予めシラス内に含まれているため、芝生の育成にしたがって緩やかに効果をもたらす。また、肥料の一種として、微量要素マンガン、銅、ほう素、亜鉛モリブデン、鉄等)やホルモン剤をシラス内に入れておいてもよい。多孔質体にしみ込ませる液体として天然の肥料や農薬または天然エキスを用いると、それらが流れ出しても周囲の環境に悪影響を与えない。

0011

この土壌構成物1を用いて建物の屋上に庭園または畑等を作ることができる。その場合には、前記効果が得られる上に、シラスが軽量であるため普通の土壌に比べて建物に対する負担が小さい。図3に示すように、畑6の一部に穴を掘って多数の土壌構成物1を埋めてもよいし、畑の一部に置いていてもよい。

0012

図4に示すように、たとえばトマト8のような作物7の一部を土壌構成物1で形成してもよい。土壌構成物1が作物の植えられた部分を覆っていると、土壌の跳ね返りを防止でき、ベト病などの土壌菌からの病害を防止できる。図5に示すように、樹木11を植える土壌10内に土壌構成物1をき込んでもよい。この場合は、土壌構成物1が土壌改良材としても機能する。多孔質体であるシラスは、土壌全体の水はけを良くするとともに一定の水分を保持する機能をもたらす。

0013

図6に示すように、樹木13を植えるとき土壌12の中に土壌構成物1からなる層を設けてもよい。

発明の効果

0014

本発明に係る土壌構成物では、肥料、農薬、天然エキスのうち少なくともいずれか1つが多孔質体から徐々に土壌に供給されるため、長い期間にわたってそれらを確実に供給できる。ここでは、予めこの土壌構成物を用いるだけで、後からの肥料等の供給が不要になる。すなわち、簡単な作業で優れた効果が得られる。

図面の簡単な説明

0015

図1土壌構成物の斜視図。
図2土壌構成物が用いられたゴルフ場のグリーンの一部断面図。
図3土壌構成物が用いられた畑の断面図。
図4土壌構成物が用いられた畑の断面図。
図5土壌構成物が用いられた樹木育成地の断面図。
図6土壌構成物が用いられた樹木育成地の断面図。

--

0016

1土壌構成物
3ゴルフ場のグリーン
4 芝生

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