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図面 (14)

課題

コンバインにおける油圧式操向装置操向バルブ装置と油圧式昇降装置昇降バルブ装置のメンテナンスを容易に行えるようにする。

解決手段

油圧式昇降装置により昇降自在な刈取装置の後方に、左右一対走行装置に対する油圧式操向装置を備えたミッションケースを配置してあるコンバインにおいて、このミッションケース1の前壁面に、該ミッションケース1内の油を前記油圧式昇降装置へ供給自在な昇降バルブ装置39と、前記油圧式操向装置へ供給自在な操向バルブ装置40とを配設した。

概要

背景

従来から、左右走行装置に対する伝動機構を収容したミッションケース内潤滑油作動油として利用し、この作動油を油圧ポンプ吸入して吐出した圧油操向バルブ装置と昇降バルブ装置に送油して、該操向バルブを操向レバー切り換え操向クラッチブレーキを作動して機体操向を行い、昇降バルブを昇降レバーで切り換えて、油圧シリンダーに送油して作業機昇降できるようにしていた。そして、この操向バルブ装置と昇降バルブ装置をミッションケースに貼設した技術は公知とされているのである。例えば、同一出願人の特開平6−147313号公報に記載の技術の如くである。

概要

コンバインにおける油圧式操向装置の操向バルブ装置と油圧式昇降装置の昇降バルブ装置のメンテナンスを容易に行えるようにする。

油圧式昇降装置により昇降自在な刈取装置の後方に、左右一対走行装置に対する油圧式操向装置を備えたミッションケースを配置してあるコンバインにおいて、このミッションケース1の前壁面に、該ミッションケース1内の油を前記油圧式昇降装置へ供給自在な昇降バルブ装置39と、前記油圧式操向装置へ供給自在な操向バルブ装置40とを配設した。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
6件

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請求項1

油圧式昇降装置により昇降自在な刈取装置の後方に、左右一対走行装置に対する油圧式操向装置を備えたミッションケースを配置してあるコンバインにおいて、このミッションケースの前壁面に、該ミッションケース内の油を前記油圧式昇降装置へ供給自在な昇降バルブ装置と、前記油圧式操向装置へ供給自在な操向バルブ装置とを配設したことを特徴とするコンバインの油圧供給装置

請求項2

前記操向バルブ装置を、前記油圧式操向装置に備わる左右アクチュエーターを択一的に駆動自在な方向切換弁と、該油圧アクチュエーター駆動油圧を任意に調節可能な圧力調整弁とを備えたものに構成する一方、この圧力調整弁を前記昇降バルブ装置のバルブケース内に組み込んである請求項1記載のコンバインの油圧供給装置。

請求項3

前記ミッションケースの前記前壁面に共通のプレート部材を貼設すると共に、該プレート部材に前記昇降バルブ装置と、前記操向バルブ装置とを設置する一方、ミッションケース内の油溜りから汲み上げられた油を前記昇降バルブ装置方向と前記操向バルブ装置方向とに振り分け分流弁を前記バルブケース内に組み込み、この分流弁の第一分流ポートと前記昇降バルブ装置に備わる方向切換弁の入口ポートとを前記操向バルブケース内に設けた油路を通じて接続し、分流弁の第二分流ポートと前記操向バルブ装置の入口ポートとを前記プレート部材に設けた油路を通じて接続してある請求項2記載のコンバインの油圧供給装置。

技術分野

0001

本発明は、走行伝動装置ミッションケース外壁面油圧式操向装置操向バルブ装置と油圧式昇降装置昇降バルブ装置を配置した構成に関する。

背景技術

0002

従来から、左右走行装置に対する伝動機構を収容したミッションケース内潤滑油作動油として利用し、この作動油を油圧ポンプ吸入して吐出した圧油を操向バルブ装置と昇降バルブ装置に送油して、該操向バルブを操向レバー切り換え操向クラッチブレーキを作動して機体操向を行い、昇降バルブを昇降レバーで切り換えて、油圧シリンダーに送油して作業機昇降できるようにしていた。そして、この操向バルブ装置と昇降バルブ装置をミッションケースに貼設した技術は公知とされているのである。例えば、同一出願人の特開平6−147313号公報に記載の技術の如くである。

発明が解決しようとする課題

0003

しかし、従来の操向バルブ装置を構成する手動式方向切換弁油圧制御装置がミッションケースの前壁面に、また、その電磁式方向切換弁がその上壁面に取り付けられ、一方、昇降バルブ装置はその後壁面に取り付けられていたので、バルブ装置が前後に振り分けられて、バルブ装置やその操作リンク機構組立配管が複雑で、組立が面倒となり、特に、ミッションケース後面に配置された昇降バルブ装置は本体に取付後はミッションケースによって隠れてしまうのでメンテナンスがとてもやり難くなっていたのである。

課題を解決するための手段

0004

本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次に該課題を解決する為の手段を説明する。即ち、油圧式昇降装置により昇降自在な刈取装置の後方に、左右一対走行装置に対する油圧式操向装置を備えたミッションケースを配置してあるコンバインにおいて、このミッションケースの前壁面に、該ミッションケース内の油を前記油圧式昇降装置へ供給自在な昇降バルブ装置と、前記油圧式操向装置へ供給自在な操向バルブ装置とを配設したものである。

0005

また、前記操向バルブ装置を、前記油圧式操向装置に備わる左右アクチュエーターを択一的に駆動自在な方向切換弁と、該油圧アクチュエーター駆動油圧を任意に調節可能な圧力調整弁とを備えたものに構成する一方、この圧力調整弁を前記昇降バルブ装置のバルブケース内に組み込んだものである。

0006

また、前記ミッションケースの前記前壁面に共通のプレート部材を貼設すると共に、該プレート部材に前記昇降バルブ装置と、前記操向バルブ装置とを設置する一方、ミッションケース内の油溜りから汲み上げられた油を前記昇降バルブ装置方向と前記操向バルブ装置方向とに振り分ける分流弁を前記バルブケース内に組み込み、この分流弁の第一分流ポートと前記昇降バルブ装置に備わる方向切換弁の入口ポートとを前記操向バルブケース内に設けた油路を通じて接続し、分流弁の第二分流ポートと前記操向バルブ装置の入口ポートとを前記プレート部材に設けた油路を通じて接続したものである。

0007

次に、本発明の実施の態様を、図面に基づいて説明する。図1はコンバインの前部側面図、図2はコンバインの走行動力伝動装置スケルトン図、図3トランスミッションの後面断面図、図4は同じく上部拡大展開断面図、図5は同じく上部平面断面図、図6はトランスミッションの左側面図、図7は同じく右側面図、図8油圧回路図、図9はバルブケースの正面断面図、図10図9におけるX−X矢視断面図、図11図9におけるY−Y矢視断面図、図12は昇降バルブ装置と操向バルブ装置をプレート部材から外した状態の斜視図、図13はミッションケースからプレート部材を外した状態の斜視図である。

0008

図1において、コンバインはクローラー式走行装置90上に機体フレーム91が配置され、該機体フレーム91前部上にミッションケース1やエンジン穀稈処理装置等を配置して、エンジンからの動力をトランスミッションで変速して走行駆動軸19L・19Rより駆動スプロケット48L・48Rを回動してクローラー式走行装置90を駆動できるようにし、後述する油圧式操向装置によって駆動力を断接して操向できるようにしている。また、機体前方には刈取装置Aが突出され、その側部に運転部Bが配設され、前記刈取装置Aは機体に対して刈取フレーム92が水平軸心まわりで回転自在に枢支されて、該刈取フレーム92と機体フレーム91の間に油圧シリンダー54が介装され、後述する油圧式昇降装置によって油圧シリンダー54を伸縮させて刈取装置Aを昇降可能としている。前記運転部Bには前記油圧シリンダー54の伸縮操作するための刈取昇降レバー93や操向操作レバー94や主変速レバー作業クラッチレバー座席等が配設されている。

0009

次に本発明のミッションケース1内の構成を図2図7より説明する。ミッションケース1上にHST式変速装置2が配置され、該HST式変速装置2はHSTケース5内に油圧ポンプPと油圧モータMを前後方向に水平方向に並設し、HSTケース5の左右両側面がサイドケース10・43と支持プレート49によって強固に固定されている。該HSTケース5より動力入力軸となるポンプ軸3を一側(本実施例では左側)に突出して入力プーリー4を固設し、図示しないエンジンからの駆動力をVベルト9を介して入力プーリー4に伝えている。

0010

該入力プーリー4が回動されることによってHSTケース5内に収容した可変容積型の油圧ポンプPが駆動され、該油圧ポンプPからの圧油が油圧モータMに送油される。このとき油圧ポンプPの変速アームを運転部Bの主変速レバーによって操作すると、油圧ポンプPの容積が変更されて、吐出量と吐出方向が変更される。この圧油によって油圧モータMの出力軸となるモーター軸6が無段に変速されて駆動される。該モーター軸6上に出力歯車7が固設され、該出力歯車7は後述するミッションケース1上部側面に設けたサイドケース10内の中間軸11上に遊嵌された歯車12と噛合し、該歯車12は入力軸13上に固設した入力歯車14と噛合して、HST式変速装置2によって変速した動力をミッションケース1内の車軸への伝動機構に伝えている。

0011

前記ミッションケース1は左右半割ケース1L・1Rに構成されて、該ミッションケース1に入力軸13と副変速軸15と操向軸16とカウンター軸17とPTO軸18が回転自在に平行に横架され、ミッションケース1内の前記入力軸13上には歯車20・21が固設され、歯車28が遊嵌され、該歯車28の歯部28aに対して係脱自在なクラッチ摺動体8が摺動自在にスプライン嵌合されている。前記歯車20には副変速軸15上に遊嵌した歯車22と、カウンター軸17上に固設した歯車24とが常時噛合し、前記歯車21は副変速軸15上に遊嵌した歯車23と噛合している。前記カウンター軸17上には更に歯車25が固設され、該歯車25はPTO軸18上に一方向クラッチ29を介して外嵌した歯車26と噛合している。該PTO軸18のミッションケース1外にはPTOプーリー27が固設され、HST式変速装置2の前進回転時に同期した回転動力を取り出し、刈取装置Aを駆動できるようにしている。

0012

前記副変速軸15上の歯車22と歯車23の間にはクラッチ摺動体30が左右軸方向摺動自在にスプライン嵌合され、また、前記歯車22と歯車23の内側面側にはそれぞれ歯部22a・23aが形成され、クラッチ摺動体30を歯部22a・23aの何れか一方に係合自在に構成している。また、歯車23に隣接して幅広の歯車31が刻設され、前記歯車28に常時噛合している。前記摺動体8及び摺動体30は副変速シフター(図示せず)により同時に摺動操作して、摺動体30と歯部22a・歯部23a、及び摺動体8と歯部28aの何れか一組を噛合することにより、3段の副変速回転が得られる構成としている。このようにして、入力軸13から副変速軸15に動力が伝えられる。該副変速軸15のミッションケース1外に延出している部分にはブレーキドラム32が固設されて、ブレーキアーム33を回動することによって駐車ブレーキ制動させる構成としている。

0013

前記操向軸16の中央部には駆動ギア34が遊嵌支持され、該駆動ギア34は前記副変速軸15上の歯車31と噛合して動力を伝え、該駆動ギア34の両側面の回転軸心周囲には内歯34L・34Rが形成されている。一方、操向軸16上の駆動ギア34両側には中空円筒体35L・35Rが回転自在に外嵌され、該中空円筒体35L・35Rの外周面スプライン状に歯部が形成されて、一端(駆動ギア側)外周上にクラッチギア35aが形成されて、前記駆動ギア34の内歯34L(または34R)と係脱自在に噛合できるようにしてサイドクラッチを構成している。

0014

前記中空円筒体35L・35Rの歯部の中央部はサイドギアとして減速歯車36L・36Rと常時噛合し、該減速歯車36L・36Rはミッションケース1下部に支持した走行駆動軸19L・19Rの内端部に固設され、該走行駆動軸19L・19Rは軸受を介してミッションケース1及びアクスルケース47L・47Rに支持され、該走行駆動軸19L・19Rの外側他端に駆動スプロケット48L・48Rが固設されて、クローラーを駆動する構成としている。

0015

前記中空円筒体35L・35Rの他側(外側)の歯部上には多板式サイドブレーキ用の回転側摩擦板37・37・・・が相対回転不能に係止されている。該摩擦板37・37・・・の間には固定側の摩擦板38・38・・・が配置されており、前記操向軸16の両外側端部を支持する軸受ケース42が装着されるミッションケース1の部分から、ケース内方に向けて凹入形成した中空の筒状部1aの内周に前記摩擦板38・38・・・が回転不能に係止されて、この摩擦板37・38・・・によってサイド(操向)ブレーキが構成されている。前記中空円筒体35L・35Rの他端(外側端部)には押動部を設けており、前記軸受ケース42に形成したシリンダー部に収容したピストン部材41を前記摩擦板37・38・・・に対向するように軸受ケース42内に配設して、操向操作レバー94の回動で後述する操向バルブ装置を切り換えて圧油を軸受ケース42に形成したシリンダー室へ送油して、前記ピストン部材41をミッションケース内方へ前進させることにより、サイドクラッチ及びサイドブレーキを作動させてこれにより駆動スプロケット48L・48Rに相対回転差が生じて機体を旋回できるようにしている。

0016

次に、前記刈取装置Aを昇降させる油圧シリンダー54を伸縮駆動するための油圧回路、及び、前記サイドクラッチ・サイドブレーキを作動させるピストン部材41を前進駆動するための油圧回路、及び、油圧バルブ配置構成について図8図13より説明する。図12図13に示すように、ミッションケース1の半割ケース1Lの前壁面にはプレート部材77が装着され、該プレート部材77は前後二枚の長板部材を合わせて構成されており、更に該プレート部材77の前面に昇降バルブ装置39のバルブケース74と操向バルブ装置40の方向切換弁50がボルトによって上下に固設されている。バルブケース74には、油圧シリンダー54を伸縮駆動させるための方向切換弁59、リリーフ弁61、ロードチェック弁60、チェック弁97、絞り88が収容される他に、後述の油圧ポンプP0の吐出油を油圧シリンダー54とピストン部材41の両方に作用させるための分流弁57、及び操向バルブ装置の一要素である圧力調整弁58をその方向切換弁50から分離させて、夫々内装してある。そして、図8に示すように、エンジンEの出力軸に油圧ポンプP0の入力軸を固設している。該油圧ポンプP0の駆動によって、ミッションケース1内の潤滑油がストレーナ67を介して吸入される。

0017

前記油圧ポンプP0からの吐出油は、配管を介してミッションケース1の前壁面に固設したバルブケース74の前面のポンプポート75に送油され、該ポンプポート75からフィルター56を介して分流弁57の入口ポート57aへ送油される。該分流弁57の一方の分流ポート57bは、出口ポート76から前記プレート部材77の合わせ面内に形成した上下方向の油路78を介して、操向バルブ装置40の方向切換弁50のポンプポート79に送油される。80aはドレンポートであり、プレート部材77の油孔80bを介して、半割ケース1Lの前壁面に開口したドレン孔80cよりミッションケース1内に通じている。方向切換弁50は前記操向操作レバー94の回動によって、図外のスイッチがONしてソレノイド50a(または50b)が作動して切え換られる電磁切換式に構成され、方向切換弁50の出力ポート81a・82aから吐出される油はプレート部材77の油孔81b・82b、半割ケース1Lの前壁面に開口して油孔81c・82c、左右半割ケース1L・1Rの前壁肉厚部に形成した油路100・101及び側板43L・43R内の油路102L・102Rを介して前記ピストン部材41・41を収容したシリンダー室に送油して、油圧式操向装置を作動可能としている。

0018

該シリンダー室は前記軸受ケース42内に形成されて、ピストン部材41・41のサイドクラッチ切りストロークに相当する位置に設けた左右のドレン油路83L・83Rが側板43L・43R内の油路105L・105R、左右半割ケース1L・1Rの前壁肉厚部に形成した油路103・104を経て、プレート部材77と半割ケース1Lとの合わせ面に形成した油路83cに合流し、該油路83cは上方に長く延びて、プレート部材77の油孔83bからバルブケース74の入口ポート83を経て、圧力調整弁58と接続され、圧力調整弁58の二次側は油路86、ドレンポート86a、プレート部材77の油通路86b、半割ケース1L前壁面に開口したドレン孔86cを介して、ミッションケース1内にドレンするようにしている。前記圧力調整弁58は図10図11に示すように、弁体58aとスプリング受け58bをバルブケース74内に同芯上に配置し相互摺動自在に収容し、該弁体58aとスプリング受け58bの間にバネ58cを介装して、弁体58aを該バネ58cによってバルブシート58d側に付勢し、スプリング受け58bの背面は球面形状としカム84に当接させている。該カム84は、バルブケース74の側部に枢支された回動軸85aに固定され、回動軸85aの外端サイドブレーキレバー85を固着して前記操向操作レバー94とリンク等で接続している。

0019

この操向操作レバー94をサイドクラッチ切り位置まで回動して、操向バルブ装置40の方向切換弁50のソレノイド50a・50bの一方を励磁して、中立位置から左右いずれかの作用位置に切り換えられた状態では、ピストン部材41が進出してストローク中途部のシリンダー室に設けたドレン油路83に到達するとシリンダー室内に入った油は圧力調整弁58に送油され、この圧油で弁体58aが開けられて、ドレンポート86aを介してドレンされるため、ピストン部材41はシリンダー室内でそれ以上前進せず、一方のサイドクラッチを切り状態に作動させて機体が緩旋回状態となる。そして、更に操向操作レバー94をサイドブレーキ入り位置まで回動すると、サイドブレーキレバー85が回動操作されて、カム84が図示位置から回動軸85aまわりに回動され、スプリング受け58bが下向きに押されてバネ58cの付勢力を高めて弁体58aを閉じ、ドレンポート86aからの油排出を遮断することになるのでピストン部材41をシリンダー室内で更に前進させることができ、サイドブレーキをバネ58cの付勢力相当の押圧力に作動させ、急旋回が得られる。

0020

前記分流弁57の他方の分流ポート57cは、図8図9に示すようにバルブケース74の油路87に接続され、該油路87には方向切換弁59の入口ポート59aとリリーフ弁61が接続されている。該リリーフ弁61は油圧シリンダー54の作動圧に設定しており、バルブケース74より下方へ突出したネジ61aを回すことにより設定圧を調整できるようにしている。前記方向切換弁59の一端はバルブケース74より外側へ突出して、リンク等を介して前記刈取昇降レバー93と接続してバルブケース74内で押し引き自在としている。スプールの他端には中立戻しバネ59bが設けられて方向切換弁59の中立位置を保持するようにしている。スプールの中途部は括れ部59cとして、図10に示すように、昇降バルブ59の入口ポート59aに臨むロードチェック弁60の弁体60aの先端を当接させている。そして、ロードチェック弁60の二次側にはチェックバルブ97と絞り88を並列に接続し、更に、フィルター89を内蔵したシリンダーポート95から配管を介して油圧シリンダー54と接続している。

0021

そして、前記昇降バルブ装置39のタンクポート96は方向切換弁59のドレンポート59d及び方向切換弁59のバネ室リリーフ弁61のばね室に通じ、タンクポート96に流れる油は配管62を介してオイルクーラ63に送油される。該オイルクーラ63はエンジンEのラジエータ65近傍に配置され、該オイルクーラ63内を通る戻り油はエンジンEの冷却ファン66によって強制的に冷却される。該オイルクーラ63から出た冷却後の油は配管64を介してHSTケース5内に戻される。

0022

このような構成において、刈取昇降レバー93を中立位置から上昇位置に操作して方向切換弁59を切り換えると、分流弁57の分流ポート57cからの圧油が油路87を経て昇降バルブ59の入口ポート59aに至り、油圧的にロードチェック弁60を開き、チェックバルブ97、フィルター89を介して油圧シリンダー54に送油され、油圧シリンダー54を伸長させて刈取装置Aを上昇させる。刈取昇降レバー93を下降位置に操作すると、方向切換弁59の入口ポート59aがドレンポート59bに連通されるとともに、方向切換弁59の括れ部59cがロードチェック弁60の弁体60aを持ち上げ、ロードチェック弁60が機械的に開放された状態となり、油圧シリンダー54内の作動油は絞り88によって排出流量が制限されて、ドレンポート59dからタンクポート96へ流れ刈取装置Aはゆっくり下降する。

0023

前記タンクポート96、配管62からオイルクーラ63、配管64を経てHSTケース5に戻された油圧シリンダー54の戻り油は、HSTケース5内の油圧ポンプPと油圧モータMの冷却を行い、図3に示すように、HSTケース5の蓋体72に開口したオーバーフロー孔72aから、ミッションケース1側面に付設したサイドケース10の一部を構成する前記側板43Rに開口した油孔43aを経て、サイドケース10内に形成した収容室R1内に入るようにしている。更に、側板43Rのオーバーフロー孔43bからミッションケース1の側壁に開口した油孔1bを経てミッションケース1内に戻るようにしている。また、サイドケース10内に形成された油溜まり内にPTO軸18の一側が臨み、その端面から軸心方向穿設した潤滑油路18aを介して油溜りの油がPTO軸18に外嵌した一方向クラッチ29を潤滑するようにしている。

発明の効果

0024

本発明は以上の如く構成したので、次のような効果を奏するのである。即ち、請求項1の如く、ミッションケースの前壁面に、該ミッションケース内の油を油圧式昇降装置へ供給自在な昇降バルブ装置と、油圧式操向装置へ供給自在な操向バルブ装置とを配設したので、昇降バルブ装置と操向バルブ装置、及び、その各々に接続される操作リンク機構の保守点検が機体前方からできるようになり、機体の内側に隠れたバルブ手さぐりで外すようなことがなく、容易に、かつ、両バルブを一挙にメンテナンスできるようになった。

0025

また請求項2の如く、操向バルブ装置を、油圧式操向装置に備わる左右アクチュエーターを択一的に駆動自在な方向切換弁と、該油圧アクチュエーターの駆動油圧を任意に調節可能な圧力調整弁とを備えたものに構成し、この圧力調整弁を前記昇降バルブ装置のバルブケース内に組み込んだ構成としたので、圧力調整装置が別配置となることで操向バルブ装置の方向切換弁は市販のものが採用可能となり、新たに専用のバルブを設計する必要がなくなり、コストを低く抑えることができる。

0026

また請求項3の如く記ミッションケースの前記前壁面に共通のプレート部材を貼設すると共に、該プレート部材に前記昇降バルブ装置と、前記操向バルブ装置とを設置する一方、ミッションケース内の油溜りから汲み上げられた油を前記昇降バルブ装置方向と前記操向バルブ装置方向とに振り分ける分流弁を前記バルブケース内に組み込み、この分流弁の第一分流ポートと前記昇降バルブ装置に備わる方向切換弁の入口ポートとを前記操向バルブケース内に設けた油路を通じて接続し、分流弁の第二分流ポートと前記操向バルブ装置の入口ポートとを前記プレート部材に設けた油路を通じて接続したので、油圧式昇降装置と油圧式操向装置との油圧源を共通にして構成の簡素化、及び低コスト化を図りつつ、油圧源に対する昇降バルブ装置と操向バルブ装置との接続が容易にできるようになり、その接続距離も短くでき、組立性も向上できた。また、ミッションケースの前壁面に対する油路加工を少なくすることができ、ミッションケースを簡単な構成にできる。

図面の簡単な説明

0027

図1コンバインの前部側面図である。
図2コンバインの走行動力伝動装置のスケルトン図である。
図3トランスミッションの後面断面図である。
図4同じく上部拡大展開断面図である。
図5同じく上部平面断面図である。
図6トランスミッションの左側面図である。
図7同じく右側面図である。
図8油圧回路図である。
図9バルブケースの正面断面図である。
図10図9におけるX−X矢視断面図である。
図11図9におけるY−Y矢視断面図である。
図12昇降バルブ装置と操向バルブ装置をプレート部材から外した状態の斜視図である。
図13ミッションケースからプレート部材を外した状態の斜視図である。

--

0028

1ミッションケース
39昇降バルブ装置
40操向バルブ装置
50 方向切換弁
59 方向切換弁
74バルブケース
41ピストン部材
58圧力調整弁
57分流弁
77 プレート部材

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