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技術 ISDN通信万能制御方法及びISDN通信万能ボード

出願人 日本電信電話株式会社水口みか
発明者 池田茂星野肇夫中岡聡逸見彰一郎水口和美柴田哲好
出願日 1996年10月9日 (24年2ヶ月経過) 出願番号 1996-268856
公開日 1998年5月6日 (22年7ヶ月経過) 公開番号 1998-117221
状態 特許登録済
技術分野 計算機・データ通信 通信制御 電話通信サービス 他装置と結合した電話通信
主要キーワード 接続相 インタフェース制御用 方式設計 インターフェース変換 速度変換機 同期通信方式 バスインターフェース回路 COMポート
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1998年5月6日)のものです。
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図面 (3)

課題

コンピュータのOSの構成に依存せずに通信を行うことの可能な、汎用性に優れたISDN通信万能制御方法及びISDN通信万能ボードを提供する。

解決手段

コンピュータ上で作動するOS15にISDN回線3をCOMポートとして認識させるUARTエミュレータ14と、このUARTエミュレータ14の認識に基づき、OS15上で作動する通信ソフトウェア16から発行される一連ATコマンドを個々に機能させるATコマンドエミュレータ13と、このATコマンドエミュレータ13の機能に基づき、ISDN回線3で用いるべき通信プロトコルを選択的に決定する通信プロトコル制御手段12とを有する。

概要

背景

従来、ISDNを通じてコンピュータ相互間でデジタル通信を行おうとする場合、一般に、ISDNの回線終端装置であるDSU(Digital Service Unit)にTA(Terminal Adapter)を接続し、このTAにおいて、ISDNインタフェースをRS232CやRS422などのシリアルインタフェースに変換して、これをコンピュータのシリアルポートに接続する方法が採用されている。しかし、この方法では、TAにおける上述のインタフェース変換が必須であるため、その変換操作に際し、自ずと時間的なロスを生じてしまい、結果的に、データの転送効率を低下させてしまうという問題がある。

このため、近年では、上述のTAによる問題を避けるため、ISDNインタフェースを直接的にバスインタフェースに変換する機能をもつISDN通信ボードが提案され、利用され始めている。

この種のISDN通信ボードは、目的のインタフェース変換を行うために特定の仕様で設計され、これが専用のソフトウェア(一般に「ドライバ」と称される。以下、この語を用いる)により制御されるようになっている。また、その使用に際しては、コンピュータのバス直結されるようになっており、ISDNインタフェースからバスインタフェースへの変換は、コンピュータ側で行われる方式となっている。

概要

コンピュータのOSの構成に依存せずに通信を行うことの可能な、汎用性に優れたISDN通信万能制御方法及びISDN通信万能ボードを提供する。

コンピュータ上で作動するOS15にISDN回線3をCOMポートとして認識させるUARTエミュレータ14と、このUARTエミュレータ14の認識に基づき、OS15上で作動する通信ソフトウェア16から発行される一連ATコマンドを個々に機能させるATコマンドエミュレータ13と、このATコマンドエミュレータ13の機能に基づき、ISDN回線3で用いるべき通信プロトコルを選択的に決定する通信プロトコル制御手段12とを有する。

目的

ここにおいて、本発明の解決すべき主要な目的は次のとおりである。即ち、本発明の第1の目的は、使用するコンピュータのOSの構成に依存せずに通信を行うことの可能な、汎用性に優れたISDN通信万能制御方法及びISDN通信万能ボードを提供することにある。

本発明の第2の目的は、相手方がTAを使用している場合でも通信を行うことの可能なISDN通信万能制御方法及びISDN通信万能ボードを提供することにある。

本発明の第3の目的は、インターネットにおける回線プロバイダ側装置通信方式に制限されることなく、PPPによるダイアルアップ接続随意に行うことの可能なISDN通信万能制御方法及びISDN通信万能ボードを提供することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
2件
牽制数
0件

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請求項1

DSUを介して接続されたISDN回線と、通信に使用される任意のコンピュータバスとの間でエミュレーションにより万能整合処理するインタフェース変換を行って直接接続通信する、ことを特徴とするISDN通信万能制御方法

請求項2

前記万能整合処理するインターフェース変換は、マイクロプロセッサエミュレートマイクロプログラム変換である、ことを特徴とする請求項1に記載のISDN通信万能制御方法。

請求項3

前記万能整合処理するインターフェース変換は、前記任意のコンピュータ上で作動する任意のOSが前記ISDN回線を前記コンピュータのCOMポートとして認識するよう、UARTの機能をマイクロプロセッサの制御ルーチン中でエミュレートし、前記任意のOS上で作動する任意の通信ソフトウェアから発行される一連ATコマンドを、前記マイクロプロセッサの制御ルーチン中で個々にエミュレートする、ことを特徴とする請求項1又は2に記載のISDN通信万能制御方法。

請求項4

前記マイクロプロセッサの制御ルーチン中でエミュレートされる一連のATコマンドは、V.110プロトコルの機能をエミュレートする特定のATコマンドを含む、ことを特徴とする請求項3に記載のISDN通信万能制御方法。

請求項5

前記マイクロプロセッサの制御ルーチン中でエミュレートされる一連のATコマンドは、PPP通信プロトコルの同期・非同期換機能をエミュレートする特定のATコマンドを含む、ことを特徴とする請求項3に記載のISDN通信万能制御方法。

請求項6

DSUを介して接続されたISDN回線と、通信に使用される任意のコンピュータのバスとの間に接続されるISDN通信万能ボード上に、パルストランスとIインターフェース用ICとRAM及びROMを付帯するCPUとUART制御回路バスインターフェース回路とを順次直列実装した万能整合インターフェース回路を搭載する、ことを特徴とするISDN通信万能ボード。

請求項7

前記Iインターフェース用ICは、ISDNの物理層(第1レイヤ)、データリンク層(第2レイヤ)、及びネットワーク層(第3レイヤ)から成り、前記ISDNのDチャンネル呼制御については当該ネットワーク層まで処理し、Bチャンネル回線交換側では前記物理層まで処理する、ことを特徴とする請求項6に記載のISDN通信万能ボード。

請求項8

前記ROMは、前記CPUの制御ルーチンを予め格納する、ことを特徴とする請求項6又は7に記載のISDN通信万能ボード。

請求項9

前記RAMは、演算やデータのバッファとして機能する、ことを特徴とする請求項6、7又は8に記載のISDN通信万能ボード。

請求項10

前記UART制御回路は、前記CPUの制御により模擬的に達成するための回路で、UARTに用いられる通信用IC機能を有する、ことを特徴とする請求項6、7、8又は9に記載のISDN通信万能ボード。

請求項11

前記ISDN通信万能ボードは、PC−AT互換機ISAバス用、PCIバス用、PCMCIA用、Cバス用、Nuバス用のいずれかに変更可能である、ことを特徴とする請求項6、7、8、9又は10に記載のISDN通信万能ボード。

請求項12

前記マイクロプロセッサの制御ルーチンは、前記コンピュータ上で作動する任意のOSに前記ISDN回線をCOMポートとして認識させるUARTエミュレータと、このUARTエミュレータの認識に基づき、前記任意のOS上で作動する任意の通信ソフトウェアから発行される一連のATコマンドを個々に機能させるATコマンドエミュレータと、このATコマンドエミュレータの機能に基づき、前記ISDN回線で用いるべき通信プロトコルを選択的に決定する通信プロトコル制御手段と、を実行自在に保有する、ことを特徴とする請求項8に記載のISDN通信万能ボード。

請求項13

前記通信プロトコル制御手段は、V.110プロトコルエミュレータである、ことを特徴とする請求項12に記載のISDN通信万能ボード。

請求項14

前記通信プロトコル制御手段は、PPP同期・非同期コンバータである、ことを特徴とする請求項12に記載のISDN通信万能ボード。

請求項15

前記PPP同期・非同期コンバータは、ISDN回線を通じて接続した相手先コンピュータがPPPを使用しており、かつ、そのPPPが同期通信方式である場合には同期モードとして、また、非同期通信方式である場合には非同期モードとして作動するエミュレータ型コンバータである、ことを特徴とする請求項14に記載のISDN通信万能ボード。

請求項16

前記ISDN通信万能ボードは、制御論理構成において、最下位にIインターフェースを、かつ、その上の左右一側に通信プロトコル制御手段を、かつ、他側にATコマンドエミュレータを、かつ、この左右に亙る上位にUARTエミュレータを、かつ、さらにその上にOSを、かつ最上位に通信ソフトウェアをそれぞれ段積した階層構造として表現される、ことを特徴とする請求項6に記載のISDN通信万能ボード。

技術分野

0001

本発明は、パーソナルコンピュータ等のコンピュータを利用して、サービス総合デジタル網(Integrated Services Digital Network .以下「ISDN」と称する)を通じ双方向のデジタル通信を行う際に、ISDN回線とコンピュータとの間のインタフェース変換を行うためのISDN通信万能制御方法、及びその実施時に当該コンピュータのバスに接続して使用されるISDN通信万能ボードに関する。

背景技術

0002

従来、ISDNを通じてコンピュータ相互間でデジタル通信を行おうとする場合、一般に、ISDNの回線終端装置であるDSU(Digital Service Unit)にTA(Terminal Adapter)を接続し、このTAにおいて、ISDNインタフェースをRS232CやRS422などのシリアルインタフェースに変換して、これをコンピュータのシリアルポートに接続する方法が採用されている。しかし、この方法では、TAにおける上述のインタフェース変換が必須であるため、その変換操作に際し、自ずと時間的なロスを生じてしまい、結果的に、データの転送効率を低下させてしまうという問題がある。

0003

このため、近年では、上述のTAによる問題を避けるため、ISDNインタフェースを直接的にバスインタフェースに変換する機能をもつISDN通信ボードが提案され、利用され始めている。

0004

この種のISDN通信ボードは、目的のインタフェース変換を行うために特定の仕様で設計され、これが専用のソフトウェア(一般に「ドライバ」と称される。以下、この語を用いる)により制御されるようになっている。また、その使用に際しては、コンピュータのバスに直結されるようになっており、ISDNインタフェースからバスインタフェースへの変換は、コンピュータ側で行われる方式となっている。

発明が解決しようとする課題

0005

以上のことから、従来のISDN通信ボードを用いてデジタル通信を行おうとする際、通信相手自己のISDN通信ボードと同種の通信ボードを用いている場合には何ら問題は生じないが、異種の通信ボードを用いている場合には通信できないという致命的な問題が生じる。

0006

この問題は、通信ボードを制御するドライバの構成が、コンピュータのOS(Operating System)のそれに依存しているため、ある特定のOS向けに設計されたドライバは、必然的に他のOSに対しては適用することができず、種類の異なるOSごとに別々にドライバを開発しなければならないことに起因している。

0007

一方、通信相手がISDN通信ボードを使用しておらず、従前のTAを使用している場合の通信を考えたとき、TAは、通常、回線交換で用いられるのが殆どで、ITU−T(国際電気通信連合勧告する通信規格)のプロトコルV.110による速度変換機能を有しているため、ISDN通信ボードの側でも、当然、このV.110プロトコルによる速度変換機能を装備しておく必要がある。しかし、従来のISDN通信ボードは、他の同種のISDN通信ボードとの通信のみが考慮された設計で、既存のTAとの通信については何ら考慮されておらず、そのV.110プロトコルを採用していないため、通常のTAを用いる相手方とは全く通信できない。

0008

さらに、昨今のインターネットの普及に伴い、PPP(Point to Point Protocol )を用いたダイヤルアップ方式により、回線プロバイダネット接続することが広く行われるようになったが、その接続の窓口となるプロバイダ側の装置の仕様については、同期通信方式である場合、或いは非同期通信方式である場合と、個々のプロバイダによりまちまちである。勿論、ISDN通信ボード自体は何れの方式設計も可能だが、使用するISDN通信ボードの通信方式とプロバイダ側のそれとが一致しなければ、無論、ダイヤルアップ接続は不可能となる。

0009

以上のように、従来のISDN通信ボードは、その適用に際しての汎用性が、全くといっていいほど考慮されていないのが現状である。

0010

ここにおいて、本発明の解決すべき主要な目的は次のとおりである。即ち、本発明の第1の目的は、使用するコンピュータのOSの構成に依存せずに通信を行うことの可能な、汎用性に優れたISDN通信万能制御方法及びISDN通信万能ボードを提供することにある。

0011

本発明の第2の目的は、相手方がTAを使用している場合でも通信を行うことの可能なISDN通信万能制御方法及びISDN通信万能ボードを提供することにある。

0012

本発明の第3の目的は、インターネットにおける回線プロバイダ側装置の通信方式に制限されることなく、PPPによるダイアルアップ接続随意に行うことの可能なISDN通信万能制御方法及びISDN通信万能ボードを提供することにある。

0013

本発明の他の目的は、明細書、図面、特に特許請求の範囲の各請求項の記載から自ずと明らかとなろう。

課題を解決するための手段

0014

本発明は、上記課題の解決にあたり、ISDN通信万能ボードに、UARTエミュレータATコマンドエミュレータと通信プロトコル制御手段とを具備させ、これにより、あらゆるISDN通信媒体接続相互間でエミュレーションにより万能整合処理するインターフェース変換を実行してコンピュータのOSがISDN回線を単にCOMポートとして認識できるようにしたという特徴を有する。

0015

ここで、上述のUART(Universal Asynchronous Receiver / Transmitter)とは、多くのパーソナルコンピュータで採用されている通信ポート制御方式であり、コンピュータのCPU(中央処理装置)から、BIOS(Basic Input/Output System )を使用せずに、直接、UART用のIC、例えば、8351Aや16550Aなどといったデバイスを制御して送受信を行うものである。本発明では、ISDN通信万能ボードに搭載されたCPU(「マイクロプロセッサ」と等価)が、エミュレートマイクロプログラム変換を実行するその制御ルーチン中に、UARTの機能をもつUARTエミュレータを有している。

0016

また、ATコマンドとは、米国Hayes社で考案されたモデム制御用コマンドであり、現在、市場流通している通信ソフトウェアは、その多くが、このATコマンド対応型のソフトウェアによって占められている。本発明では、ISDN通信万能ボードに搭載されたCPUが、その制御ルーチン中に、ATコマンドに対応して機能するATコマンドエミュレータを有している。

0017

また、通信プロトコル制御手段としては、V.110プロトコルエミュレータやPPP同期・非同期コンバータなどがある。

0018

ここで、V.110プロトコルにつき付言すれば、これは、ITU−TがISDN回線にデータ端末DTE)を接続するときの規格として勧告したもので、ビットマッピング方式により速度変換を行うもので、TAのほぼ標準的なインタフェースとなっている。本発明では、ISDN通信万能ボードに搭載されたCPUが、その制御ルーチン中に、V.110プロトコルに対応した機能のV.110プロトコルエミュレータを有している。

0019

一方、PPP同期・非同期コンバータは、ダイヤルアップ方式により回線プロバイダにネット接続する際のPPP通信プロトコルを、データ送受信の双方向について変換するものである。

0020

なお、COMポートとは、コンピュータのOSが通信制御の対象として認識する通信ポートであり、例えば、PC−AT互換機では、通常、COM1〜4までの4つのポート割込み制御で選択的に使用する構造を成し、通信ソフトウェアは、このCOMポートに対して通信を行うようになっている。

0021

さらに具体的詳細に述べると、当該課題の解決では、本発明が次に列挙するそれぞれの新規特徴的構成手法又は手段を採用することにより、前記目的を達成するように為される。

0022

即ち、本発明方法の第1の特徴は、DSUを介して接続されたISDN回線と、通信に使用される任意のコンピュータのバスとの間でエミュレーションにより万能整合処理するインタフェース変換を行って直接接続通信してなるISDN通信万能制御方法の構成採用にある。

0023

本発明方法の第2の特徴は、前記本発明方法の第1における前記万能整合処理するインターフェース変換が、マイクロプロセッサのエミュレートマイクロプログラム変換であるISDN通信万能制御方法の構成採用にある。

0024

本発明方法の第3の特徴は、前記本発明方法の第1又は第2の特徴における前記万能整合処理するインターフェース変換が、前記任意のコンピュータ上で作動する任意のOSが前記ISDN回線を前記コンピュータのCOMポートとして認識するよう、UARTの機能をマイクロプロセッサの制御ルーチン中でエミュレートし、前記任意のOS上で作動する任意の通信ソフトウェアから発行される一連のATコマンドを、前記マイクロプロセッサの制御ルーチン中で個々にエミュレートしてなるISDN通信万能制御方法の構成採用にある。

0025

本発明方法の第4の特徴は、前記本発明方法の第3の特徴における前記マイクロプロセッサの制御ルーチン中でエミュレートされる一連のATコマンドが、V.110プロトコルの機能をエミュレートする特定のATコマンドを含んでなるISDN通信万能制御方法の構成採用にある。

0026

本発明方法の第5の特徴は、前記本発明方法の第3の特徴における前記マイクロプロセッサの制御ルーチン中でエミュレートされる一連のATコマンドが、PPP通信プロトコルの同期・非同期切換機能をエミュレートする特定のATコマンドを含んでなるISDN通信万能制御方法の構成採用にある。

0027

一方、本発明装置の第1の特徴は、DSUを介して接続されたISDN回線と、通信に使用される任意のコンピュータのバスとの間に接続されるISDN通信万能ボード上に、パルストランスとIインターフェース用ICとRAM及びROMを付帯するCPUとUART制御回路バスインターフェース回路とを順次直列実装した万能整合インターフェース回路を搭載してなるISDN通信万能ボードの構成採用にある。

0028

本発明装置の第2の特徴は、前記本発明装置の第1の特徴における前記Iインターフェース用ICが、ISDNの物理層(第1レイヤ)、データリンク層(第2レイヤ)、及びネットワーク層(第3レイヤ)から成り、前記ISDNのDチャンネル呼制御については当該ネットワーク層まで処理し、Bチャンネル回線交換側では前記物理層まで処理してなるISDN通信万能ボードの構成採用にある。

0029

本発明装置の第3の特徴は、前記本発明装置の第1又は第2の特徴における前記ROMが、前記CPUの制御ルーチンを予め格納してなるISDN通信万能ボードの構成採用にある。

0030

本発明装置の第4の特徴は、前記本発明装置の第1、第2又は第3の特徴における前記RAMが、演算やデータのバッファとして機能してなるISDN通信万能ボードの構成採用にある。

0031

本発明装置の第5の特徴は、前記本発明装置の第1、第2、第3又は第4の特徴における前記UART制御回路が、前記CPUの制御により模擬的に達成するための回路で、UARTに用いられる通信用IC機能を有してなるISDN通信万能ボードの構成採用にある。

0032

本発明装置の第6の特徴は、前記本発明装置の第1、第2、第3、第4又は第5の特徴における前記ISDN通信万能ボードが、PC−AT互換機のISAバス用、PCIバス用、PCMCIA用、Cバス用、Nuバス用のいずれかに変更可能であるISDN通信万能ボードの構成採用にある。

0033

本発明装置の第7の特徴は、前記本発明装置の第3の特徴における前記マイクロプロセッサの制御ルーチンが、前記コンピュータ上で作動する任意のOSに前記ISDN回線をCOMポートとして認識させるUARTエミュレータと、このUARTエミュレータの認識に基づき、前記任意のOS上で作動する任意の通信ソフトウェアから発行される一連のATコマンドを個々に機能させるATコマンドエミュレータと、このATコマンドエミュレータの機能に基づき、前記ISDN回線で用いるべき通信プロトコルを選択的に決定する通信プロトコル制御手段と、を実行自在に保有してなるISDN通信万能ボードの構成採用にある。

0034

本発明装置の第8の特徴は、前記本発明装置の第7の特徴における前記通信プロトコル制御手段が、V.110プロトコルエミュレータであるISDN通信万能ボードの構成採用にある。

0035

本発明装置の第9の特徴は、前記本発明装置の第8の特徴における前記通信プロトコル制御手段が、PPP同期・非同期コンバータであるISDN通信万能ボードの構成採用にある。

0036

本発明装置の第10の特徴は、前記本発明装置の第9の特徴における前記PPP同期・非同期コンバータが、ISDN回線を通じて接続した相手先コンピュータがPPPを使用しており、かつ、そのPPPが同期通信方式である場合には同期モードとして、また、非同期通信方式である場合には非同期モードとして作動するエミュレータ型コンバータであるISDN通信万能ボードの構成採用にある。

0037

本発明装置の第11の特徴は、前記本発明装置の第1の特徴における前記ISDN通信万能ボードが、制御論理構成において、最下位にIインターフェースを、かつ、その上の左右一側に通信プロトコル制御手段を、かつ、他側にATコマンドエミュレータを、かつ、この左右に亙る上位にUARTエミュレータを、かつ、さらにその上にOSを、かつ最上位に通信ソフトウェアをそれぞれ段積した階層構造として表現されてなるISDN通信万能ボードの構成採用にある。

発明を実施するための最良の形態

0038

以下、添付図面を参照しながら、本発明の装置例及び方法例を順に説明する。
(装置例)図1は、本発明の一実施形態に係るISDN通信万能ボードのブロック図である。なお、ここで説明するISDN通信万能ボードは、一般にPC−AT互換機といわれるパーソナルコンピュータの標準的バスシステムであるISAバス用としたものである。

0039

同図に示すように、このISDN通信万能ボード1は、一端側では回線終端装置であるDSU2を介してISDN回線3に接続されるとともに、他端側は使用されるコンピュータ(図示せず)のバス(符号は付さず)に直結されるようになっている(この点につき、「従来の技術」で説明したTAの接続形態(コンピュータのシリアルポートに接続)とは大きく異なっている)。

0040

ISDN通信万能ボード1の内部は、Iインタフェース制御用IC4、CPU5及びUART制御回路6を中心に万能整合インターフェース回路αが構成されており、このうち、Iインタフェース制御用IC4は、ISDNの物理層(第1レイヤ)、データリンク層(第2レイヤ)及びネットワーク層(第3レイヤ)から成る、いわゆるIインタフェースを制御するICである。ISDN回線3との接続は、パルストランス7を介して行われ、このIインタフェース用IC4において、ISDNのDチャネルの呼制御についてはレイヤ3まで処理し、Bチャネル回線交換側はレイヤ1までの制御を処理して、データをCPU5に受け渡すようになっている。

0041

CPU5には、ROM(読み出し専用メモリ)8及びRAM(読み書き自在メモリ)9が接続されており、このうちのROM8には、CPU5のエミュレートマイクロプログラム変換処理を実行する制御ルーチンが予め格納され、RAM9は、演算やデータのバッファとして機能するようになっている。特に、ROM8に格納されたCPU5の制御ルーチンは、後述するUARTエミュレータ、ATコマンドエミュレータ、V.110プロトコルエミュレータ、及びPPP同期・非同期コンバータのそれぞれの機能を実行するための中心的な役割を果たすものである。

0042

UART制御回路6は、UARTに用いられる通信用ICの機能を、CPU5の制御により、模擬的に達成するための回路であり、ここでは、一般に最も広く用いられている16550Aの機能をエミュレートするようになっている。勿論これ以外にも、例えば、8250、8251A、16450などといった通信用ICの機能をエミュレートするようにしてもよい。そして、UART制御回路6に接続されるバスインタフェース回路10は、前述のコンピュータのバスに直結されるようになっている。

0043

なお、このISDN通信万能ボード1は、PC−AT互換機のISAバス用としているが、この他にも、例えば、PCIバス用、PCMCIA用、Cバス用、Nuバス用などに、随意、変更することも可能である。

0044

次に、図2は、図1に示した一実施形態に係るISDN通信万能ボード1をその制御構成によって示す図である。同図に示すように、このISDN通信万能ボードの制御論理構成は、下位レベルから順に、Iインタフェース11、通信プロトコル制御手段12、ATコマンドエミュレータ13、UARTエミュレータ14となっており、その上位に、OS15と通信ソフトウェアとが位置するかたちとなっている。なお、図において、途中で二分された部分の左側は、ISDNのBチャネル回線交換に係る機能を示し、右側は、そのDチャネル呼制御に係る機能を示している。

0045

ここで、Iインタフェース11は、ISDNの下位レイヤであって、ITU−T勧告のI.430,I.431(以上、第1レイヤ),Q.920,Q.921(以上、第2レイヤ),Q.930,Q.931(以上、第3レイヤ)の各プロトコルを処理するようになっている。

0046

また、通信プロトコル制御手段12は、後述するATコマンドエミュレータ13の機能に基づき、ISDN回線3で用いるべき通信プロトコルを選択的に決定するようになっている。なお、この通信プロトコル制御手段12は、V.110プロトコルエミュレータ12aと、PPP同期・非同期コンバータ12bとから成っており、その全体(双方)が、図1で説明したROM8に格納された所要処理ルーチンと、これを機能させるためのCPU5、UART制御回路6及びRAM9の相互機能とによって、エミュレートされるようになっている。

0047

なお、上述のPPP同期・非同期コンバータ12bとは、ISDN回線3を通じて接続した相手先がPPPを使用しており、かつ、そのPPPが同期通信方式である場合には同期モードとして、また、非同期通信方式である場合には非同期モードとして作動する、エミュレータ型のコンバータである。

0048

さらに、ATコマンドエミュレータ13は、後述するUARTエミュレータ14の認識に基づき、OS15上で作動する通信ソフトウェア16から発行される一連のATコマンドを個々に機能させるようになっており、さらに、UARTエミュレータ14は、コンピュータ上で作動するOS15にISDN回線3をCOMポートとして認識させ、そのOS15との間で送受信の通信を行なって、これを通信ソフトウェアに引き渡すようになっている。なお、これらエミュレータ13、14についても、ROM8に格納された所要の処理ルーチンと、これを機能させるためのCPU5、UART制御回路6及びRAM9の相互機能とにより、エミュレートされるようになっている。

0049

(方法例)以上の装置構成において、このISDN通信万能ボード1をDSU2とコンピュータのバスとの間に介接した場合、本方法例では、まず、UARTの機能がCPU5のエミュレートマイクロプログラム変換処理を実行する制御ルーチン中でエミュレートされ(UARTエミュレータ14の機能)、コンピュータ上で作動するOS15がISDN回線3をコンピュータのCOMポートとして認識する。このとき、モデム等の通常の通信機器と全く同様にして、コンピュータのCOMポートの設定(COM1〜4)をすれば、そのままISDN回線3に接続される。

0050

次に、この接続を経た状態で、OS15で作動する通信ソフトウェア16から発行される一連のATコマンドが、ROM8に格納されたCPU5の制御ルーチン中で個々にエミュレートされるわけだが(ATコマンドエミュレータ13の機能)、ここで、特定のATコマンドを入力すれば、模擬再生されたATコマンドが、接続状態にあるISDN回線3に送出されることになる。勿論、そのATコマンドのなかには、V.110プロトコルの機能をエミュレートするATコマンドや、PPP通信プロトコルの同期・非同期切換機能をエミュレートする特定のATコマンドを含んでいる。

0051

即ち、コンピュータから入力すべきATコマンドとして、通信プロトコル制御手段12に搭載された何れの機能を使用するかを規定すれば、各機能を選択的に使用することができる。例えば、「AT$M0」ならば、通信ソフトウェア16で設定された通信速度に自動的に合わせるモード、「AT$M1」ならば、V.110プロトコルの38.4kbps非同期通信、「AT$M2」ならば、V.110プロトコルの19.2kbps非同期通信、「AT$M3」ならば、V.110プロトコルの9.6kbps非同期通信、「AT$M4」ならば、48kbps非同期通信、「AT$M5」ならば、64kbps同期通信、「AT$M6」ならば、64kbps同期通信でPPP同期・非同期コンバータ12bを駆動させる等といった具合である。

0052

以上、本発明の実施の形態を、代表的な装置例及び方法例につき説明したが、本発明は、必ずしも上述の手法にのみ限定されるものではなく、本発明にいう目的を達成し、後述する効果を有する範囲内において、適宜、変更実施することが可能なものである。

発明の効果

0053

以上説明したように、本発明によれば、通常、広く使用されている一般的なコンピュータで、ISDN回線を単にCOMポートとして認識できるので、今までモデムを使用していた環境で簡単にISDN通信ができるという絶大な効果があり、さらに、コンピュータのOSの違いによってわざわざ幾つものドライバソフトウェアを開発する必要が全くないという効果がある。

0054

また、通信機器やソフトウェアで広く使用されているATコマンドによる制御が可能となるため、操作が簡単で扱いやすいという効果があり、加えて、広く普及しているV.110プロトコルのTAと自由に通信できるという実用上の大きな効果がある。

0055

さらに、インターネットプロバイダ、即ち接続先がPPPを使用している場合であっても、データの同期・非同期の形態が、PPP同期・非同期コンバータによって送受信の双方向に対して変換されるので、その同期・非同期を意識せずに通信を行なうことができるという効果がある。

図面の簡単な説明

0056

図1本発明の一実施形態に係るISDN通信ボードのブロック図である。
図2図1に示した一実施形態に係るISDN通信ボードをその制御構成によって示す図である。

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0057

α…万能整合インターフェース回路
1…ISDN通信万能ボード
2…ISDN回線
3…DSU(Digital Service Unit)
4…Iインタフェース制御用IC
5…CPU(マイクロプロセッサ)
6…UART制御回路
7…パルストランス
8…ROM(読み出し専用メモリ)
9…RAM(読み書き自在メモリ)
10…バスインタフェース回路
11…Iインタフェース
12…通信プロトコル制御手段
12a…V.110プロトコルエミュレータ
12b…PPP同期・非同期コンバータ
13…ATコマンドエミュレータ
14…UARTエミュレータ
15…OS(Operating System)
16…通信ソフトウェア

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